JP2017009738A - 画像表示装置 - Google Patents

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酒井 重史
Shigefumi Sakai
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Abstract

【課題】 簡易な構成でありながら、遠近方向の異なる複数の位置に虚像を表示することができる画像表示装置を提供する。【解決手段】 第1の投影画像表示部17a及び第2の投影画像表示部17bは、光源11との間の光路長は同じである。一方、第1の投影画像表示部17aからウインドシールド3までの第1の光路の光路長は、第2の投影画像表示部17bからウインドシールド3までの第2の光路の光路長に比べて短い。第1の投影光17a1に応じた第1の虚像Maが運転者5から近い位置に表示され、第2の投影光17b1に応じた第2の虚像Mbが運転者5から遠い位置に表示される。【選択図】図6

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置等の画像表示装置に関するものである。
自動車用のヘッドアップディスプレイは、ダッシュボード側からフロントウィンドウのシールドガラスに向けて映像を投影し、運転者の視界の前方に虚像として各種の情報を表示させるものであり、近年、様々なタイプの製品が実用化されている。
一般的なヘッドアップディスプレイでは、ディフューザなどのスクリーンに結像された中間像を投影光学系(拡大ミラーなど)によってフロントウィンドウのガラス(ウインドシールド)に投影する。従って、投影光学系の位置が固定されている場合でも、中間像が結像されるスクリーンの位置を変えることによって、運転者に見える虚像の前後方向の位置を変えることができる。
下記の特許文献1に記載されるヘッドアップディスプレイ装置では、3つのスクリーン31〜33にそれぞれ映像が描画され、その映像がミラー4で反射されてウインドシールドに投影される(特許文献1の図3)。スクリーン31〜33は投影手段であるミラー4からの距離が異なるため、スクリーン31〜33の映像に対応する3つの虚像は、運転者から見て前後方向の位置が異なるように見える。
また、下記の特許文献2に記載されるヘッドアップディスプレイ装置では、2つのスクリーン14,16にそれぞれ映像が描画され、その映像が光学部18の凹面鏡において反射されてウインドシールドに投影される(特許文献2の図1,図6)。このヘッドアップディスプレイ装置においても、スクリーン14,16の映像に対応する2つの虚像は、運転者からみて前後方向の位置が異なるように見える。
特開2009−150947号公報 特開2015−34919号公報
光線の走査によってスクリーンに中間像を結像させる場合、ビーム径が小さいほど解像度が向上するため、通常は、スクリーンに入射する光線を光学系によって集束させる。光学系により光線を集束させるため、ビーム径は光学系からの距離に応じて異なる。スクリーンが1つであれば、そのスクリーンで焦点が合うように(ビーム径が最小となるように)光学系を構成することで、良好な解像度が得られる。ところが、スクリーンが複数の場合、何れか1つのスクリーンに光線の焦点を合わせると、他のスクリーンにおいてビーム径が大きくなる。そのため、上述した特許文献1に記載されるヘッドアップディスプレイ装置では、1つのスクリーンに光線の焦点を合わせた場合、他の2つのスクリーンにおいて解像度が低下する。光線を平行光へ近づけるように光学系を構成すれば、スクリーンの位置によるビーム径の違いは小さくなるが、この方法ではビーム径を十分に絞ることができないため、各スクリーンの解像度が低下する。
他方、上述した特許文献2に記載されるヘッドアップディスプレイ装置では、光線の走査を行う焦点変更部86として、凹面鏡88の曲率を変更可能なMEMSミラーが用いられており、2つのスクリーン14,16にそれぞれ焦点を合わせることができる(特許文献2の図6)。しかしながら、MEMSミラーによる凹面鏡の曲率の制御では、複雑な曲率の制御が必要になるため演算負荷が重くなるという問題や、スポット径の小さい光線の焦点を精度よくスクリーンに合わせることが困難であるという問題がある。
また、可変焦点レンズを使う方法も考えらえるが、高価であるとともに、焦点を調整するための特別な駆動回路を必要とするため、ヘッドアップディスプレイ自体のコストが悪くなってしまうという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成でありながら、遠近方向の異なる複数の位置に虚像を表示することができる画像表示装置を提供することにある。
上述した従来技術の問題を解決し上述した目的を達成するために本発明の画像表示装置は、投影画像を表示する投影画像表示部と、前記投影画像に応じた投影光を投影する投影部とを有し、前記投影画像表示部は、光源からの光路長が同じであり、当該光源からの光に応じた投影画像を表示する第1の投影画像表示部と第2の投影画像表示部とを有し、前記投影部は、前記第1の投影画像表示部からの第1の投影光が投影される第1の領域までの1の光路の光路長と、前記第2の投影画像表示部からの第2の投影光が投影される第2の領域までの第2の光路の光路長とが異なるように構成された光学系である。
この構成によれば、前記第1の投影画像生成部と前記第2の投影画像生成部とが共用する光源から同じ光路長の位置の設けられているため、1つの光源で2つの前記投影画像生成部に焦点を合わせて投影画像を結像できる。そのため、従来のように2つの光源を用いる場合に比べて、簡単かつ小規模な構成で2つの投影画像を形成できる。
また、この構成によれば、前記第1の投影画像部からの第1の投影光が投影される第1の領域までの第1の光路の光路長と、前記第2の投影画像部からの第2の投影光が投影される第2の領域までの第2の光路の光路長とが異なるため、第1の投影画像に応じた第1の虚像と、第2の投影画像に応じた第2の虚像とを、ユーザから見て遠近異なる位置に表示できる。
好適には本発明の画像表示装置は、前記第1の投影画像形成部と前記第2の投影画像形成部は一体的に、あるいは別体であって互いに接した位置に設けられている。
この構成によれば、前記第1の投影画像表示部と前記第2の投影画像表示部との位置決めが容易になり、製造コストを抑えることができる。
好適には本発明の画像表示装置の前記投影部は、前記第1の光路または前記第2の光路の少なくとも一方の光路に、他方の光路のとは光路長を異ならせる反射部が設けられている。
この構成によれば、第1の光路と第2の光路とに設計自由度を持たせることができる。
好適には本発明の画像表示装置の前記反射部は、前記第1の光路に設けられた第1の反射部と、前記第2の光路に設けられた第2の反射部とを有し、前記第1の反射部と前記第2の反射部は、前記第1の投影画像表示部から前記第1の反射部までの距離と、前記第2の投影画像表示部から前記第2の反射部までの距離とが異なるように配置されている。
この構成によれば、簡単な構成で、2つの光路の光路長を異ならせることができる。
好適には本発明の画像表示装置では、前記反射部は、前記第1の光路に設けられた第1の反射部と、前記第2の光路に設けられた第2の反射部とを有し、前記第1の反射部における前記第1の投影光の入射方向と反射方向は、それぞれ前記第2の反射部における前記第2の投影光の入射方向と反射方向とそれぞれ平行である。
この構成によれば、第1の光路と第2の光路を設計段階で容易に規定できる。
好適には本発明の画像表示装置の前記反射部は、前記第1の反射部の数と、前記第2の反射部の数とが異なるように構成されている。
この構成によれば、第1の光路と第2の光路との光路長差を反射部の数によって規定できる。
好適には本発明の画像表示装置は、前記第1の投影画像表示部と前記第2の投影画像表示部は離間して設けられている。
この構成によれば、前記第1の投影画像表示部と前記第2の投影画像表示部とを配置する位置の自由度を高めることができる。
好適には本発明の画像表示装置は、前記第1の投影画像表示部と前記第2の投影画像表示部は、前記光源からの光の入射面が互いに対向するように配置されており、前記光源から前記第1の投影画像表示部までの光路に配置された第3の反射部と、前記光源から前記第2の投影画像表示部までの光路に配置された第4の反射部とが、互いに前記光源からの光を非平行な向きに反射する。
この構成によれば、光源からの光を、離間した第3の反射部と第4の反射部とに分光できる。
好適には本発明の画像表示装置の前記投影画像表示部は液晶ディスプレイであり、前記光源は前記液晶ディスプレイと一体に設けられたバックライトである。
この構成によれば、バックライトと一体となった液晶表示ディスプレイを用いることで、DMD方式で光源からの光を投影画像表示部に集光させるために使用していたようなプロジェクションレンズが不要となり、また光源と投影画像表示部との相対的な位置調整が不要となるため、簡易な構成で遠近方向の異なる複数の位置に虚像を表示できる。
本発明によれば、簡易な構成でありながら、遠近方向の異なる複数の位置に虚像を表示することができる表示装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像表示装置が表示する虚像を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る画像表示装置が表示する虚像を説明するための図である。 図1に示す 表示装置の構成図である。 図3に示す投影画像表示部を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る縦配置の表示装置の構成と主光線を説明するための図である。 図5に示す投影部周辺の拡大図である。 図6に示す投影部周辺の領域内での光線を示す拡大図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係る縦配置の表示装置の構成と主光線を説明するための図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例に係る縦配置の表示装置の構成と主光線を説明するための図である。 図9に示す投影部周辺の拡大図である。 図10に示す拡大図において、領域内での光線を示す図である 本発明の第1実施形態に係る縦配置の表示装置の構成と主光線を説明するための図である。 図13A,図13B,図13Cは、図12に示す投影部周辺の拡大図である 図14A,図14Bは、図13Aに示す投影部周辺の領域内での光線を説明するための拡大図である。 図15Aは本発明の第3実施形態に係る画像示装置の投影部及び光源周辺の構成図、図15Bは図15Aに示す投影画像生成部付近の拡大図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像表示装置について説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、本発明の実施の形態の画像表示装置1はいわゆるヘッドアップディスプレイであり、自動車の車室内前方のダッシュボード2の内部に埋設されて使用される。
画像表示装置1からウインドシールド3に第1の投影光17a1と第2の投影光17b1とが照射され、ウインドシールド3において運転者5に向けて反射されると共に、図2に示すように、運転者5から見て、ウインドシールド3の前方の遠近異なる第1の領域6aに第1の虚像Maが表示され、第2の領域6bに第2の虚像Mbが表示される。
ウインドシールド3の前方の遠近異なる位置に表示された第1の虚像Ma及び第2の虚像Mbを目視することで、運転者5には、ステアリングホイール4の上方の前方の前後2か所に各種の情報が表示されているように見える。ここで、運転者5から見て、第1の虚像Maは近い位置に見え、第2の虚像Mbは遠い位置に見える。
図3は、図1に示す画像表示装置1の構成図である。
図3に示すように、画像表示装置1は、例えば、光源11、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー13、影画像形成部17及び投影部19を有する。
光源11は、例えば、虚像表示のためのレーザダイオード(LD)で構成されている。光源11は、レーザからの光をMEMSミラー13に照射する。
光源11としては、LED素子を用いてもよい。また、レーザおよびLED素子の数は特に限定されない。
MEMSミラー13は、光源11からのレーザ光に応じた投影画像を焦点を合わせて投影画像表示部17に結像させる。
投影画像形成部17は、MEMSミラー13から入射した投影画像を結像し、それに応じた光を光拡散するディフューザである。
投影画像形成部17は、図4に示すように、第1の虚像Maを表示するための第1の投影画像が結像する第1の投影画像形成部17aと、第2の虚像Mbを表示するための第2の投影画像が結像する第2の投影画像形成部17bとを有する。
第1の投影画像表示部17a及び第2の投影画像表示部17bは、光源11との間の光路長は同じである。
一方、第1の投影画像表示部17aからの第1の投影画像に応じた第1の投影光17a1の第1の光路の光路長、すなわち第1の投影画像表示部17aからウインドシールド3の第1の領域6aまでの第1の光路の光路長は、第2の投影画像表示部17bからの第2の投影画像に応じた第2の投影光17b1の第2の光路の光路長、すなわち第2の投影画像表示部17bからウインドシールド3の第2の領域6bまでの第2の光路の光路長に比べて短い。
図5は、本発明の第1実施形態に係る縦配置の画像表示装置1の構成と主光線を説明するための図である。図6は、図5に示す投影部19周辺の拡大図である。図7は、図6に示す投影部19周辺の領域内での光線を示す拡大図である。
投影部19は、投影画像表示部17からの光拡散された第1の投影光17a1及び第2の投影光17b1を拡大・歪補正を行ってウインドシールド3に投影する。ウインドシールド3は、運転者5の前方に設けられている。
図5及び図6に示すように、投影部19は、第1の反射部21a、第2の反射部21b及び投影ミラー23,25を有している。これらのミラーは、投影光17a1と投影光17b1とが異なる光路長となるように構成されている。
本実施形態では、投影画像表示部17に結像された投影画像が、投影部19を介してウインドシールド3に投影される。このとき、投影画像表示部17に結像された投影画像の一部である第1の投影画像が第1の虚像M1として視認され、他の一部である第2の投影画像が第2の虚像M2として視認される。
すなわち、一つの光源11からのレーザ光によって一つの投影画像表示部17に結像された投影画像によって、運転者5から近い第1の領域6aに第1の虚像Maを表示し、遠い第2の領域6bに第2の虚像Mbを表示する。
画像表示装置1では、図6に示すように、投影画像表示部17に結像される第1の投影画像の第1の投影光17a1が第1の反射部21aに入射して投影ミラー23に向けて反射される。
また、投影画像表示部17に結像される第2の投影画像の第2の投影光17b1が第2の反射部21bに入射して投影ミラー23に向けて反射される。
ここで、前述したように投影画像表示部17と投影ミラー23との間における、第1の投影光17a1の第1の光路長と第2の投影光17b1の光路長とが異なるように、投影画像表示部17、第1の反射部21a及び第2の反射部21bが配置されている。具体的には、前述したように、第1の投影光17a1の光路長が、第2の投影光17b1の光路長より短くなるように配置されている。
これにより、第1の投影光17a1に応じた第1の虚像Maが運転者5から近い位置に表示され、第2の投影光17b1に応じた第2の虚像Mbが運転者5から遠い位置に表示される。
投影ミラー23は、第1の反射部21aからの第1の投影光17a1と、第2の反射部21bからの第2の投影光17b1とを投影ミラー25に向けて反射する。
投影ミラー25は、第1の投影光17a1と第2の投影光17b1をウインドシールド3の異なる領域である第1の領域6aと第2の領域6bとにそれぞれに照射し、これに応じて第1の投影光17a1に応じた第1の虚像Maと、第2の投影光17b1に応じた第2の虚像Mbとが前方の遠近異なる位置に表示される。
以上説明したように、画像表示装置1によれば、投影画像表示部17を構成する第1の投影画像表示部17aと第2の投影画像表示部17bとが光源11から同じ光路長の位置の設けられているため、1つの光源11で2つの投影画像生成部に焦点を合わせて投影画像を結像できる。そのため、従来のようにそれぞれの投影画像表示部に対応する2つの光源を用いる場合に比べて、簡単かつ小規模な構成で2つの投影画像を形成できる。
また、画像表示装置1によれば、第1の投影画像表示部17aの第1の投影画像に応じた第1の投影光17a1の第1の光路の光路長と、第2の投影画像表示部17bの第2の投影画像に応じた第2の投影光17b1の第2の光路の光路長とが異なるため、図1および図2に示すように、第1の投影画像に応じた第1の虚像Maと、第2の投影画像に応じた第2の虚像Mbとを、運転者5から見て遠近異なる位置に表示できる。
また、画像表示装置1によれば、第1の投影画像表示部17aと第2の投影画像表示部17bとを一体あるいは別体であって互いに接した位置に設けることで、これらの位置決めが容易になり、製造コストを抑えることができる。
また、画像表示装置1によれば、図6に示すように、投影部19の第1の反射部21aと第2の反射部21bとを個別に異なる位置に設けている。そのため、第1の光路と第2の光路とに高い設計自由度を持たせることができる。
また、画像表示装置1によれば、第1の反射部21aの第1の投影光17a1の入射方向と反射方向は、第2の反射部21bの第2の投影光17b1の入射方向と反射方向とそれぞれ平行である。そのため、第1の光路と第2の光路を設計段階で容易に規定できる。
また、画像表示装置1によれば、MEMSミラー13と投影画像生成部17との間で光路差を設ける必要がないので、これらを近接あるいは別体で接して配置でき、組立が容易で、小規模化を図ることができる。
<第1実施形態の第1変形例>
図8は、本発明の第1実施形態の第1変形例に係る縦配置の画像表示装置の構成と主光線を説明するための図である。
図8に示すように、上述の第1実施形態の図3に示す光源11、MEMSミラー13およびディフューザ17をバックライトが一体に設けられた液晶表示ディスプレイに換えてもよい。
第1実施形態では、光源11、MEMSミラー13およびディフューザ17は所定の距離を設けて配置しなければならず、画像表示装置を小型化することが難しかった。本変形例では、これらに換えてバックライトが一体に設けられた液晶表示ディスプレイを用いることで、部品点数が少なくなり簡易な構成にすることができる。また、部品間の距離が短くなることから画像表示装置を小型化することもできる。
なお、本変形例においても、液晶表示ディスプレイの表示領域を、図4に示すように、第1の投影画像表示部17aと第2の投影画像表示部17bとに分けて表示し、第1の投影画像表示部17aからウィンドシールド3までの光路長と第2の投影画像表示部17bからウィンドシールド3までの光路長とを異ならせることで、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
すなわち、この構成によれば、バックライトと一体となった液晶表示ディスプレイを用いることで、DMD方式で光源からの光を投影画像表示部に集光させるために使用していたようなプロジェクションレンズが不要となり、また光源11と投影画像表示部17との相対的な位置調整が不要となるため、簡易な構成で遠近方向の異なる複数の位置に虚像を表示できる。
<第1実施形態の第2変形例>
図9は、本発明の第1実施形態の第2変形例に係る縦配置の画像表示装置の構成と主光線を説明するための図である。図10は、図9に示す投影部119周辺の拡大図である。図11は、図10に示す拡大図において、領域内での光線を示す図である。
前述した第1実施形態では、投影光をウインドシールド3に投影する場合を例示したが、本変形例では、投影光をコンバイナ43に投影する場合を例示する。
図9〜図11に示すように、本変形例の投影部119は、図6に示す投影ミラー23,25を用いずに、第1の反射部121a及び第2の反射部121bで反射された投影光117a及び投影光117bをそれぞれコンバイナ43に直接入射するように構成されている。コンバイナ43は、例えば、ウインドシールド3に設けられている。
本変形例においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第2実施形態>
上述した実施形態では、図5〜図7を用いて縦配置の画像表示装置1を例示したが、本実施形態では、横配置の画像表示装置について説明する。
図12は、本発明の第1実施形態に係る縦配置の画像表示装置201の構成と主光線を説明するための図である。図13A,図13B,図13Cは、図12に示す投影部219周辺の拡大図である。図14A,図14Bは、図13Aに示す投影部219周辺の領域内での光線を説明するための拡大図である。
画像表示装置201は、第1実施形態と同様に、図3に示す光源11、MEMSミラー13、集光レンズ15及び投影画像表示部17を有する。
画像表示装置201は、投影部219の構成が、第1実施形態の投影部19と異なる。
以下、投影部219について説明する。
図12、図13A,図13B,図13C及び図14A,図14Bに示すように、投影部219は、第2の反射部221b1,221b2、投影ミラー223,225を有する。
図4に示す投影画像表示部17の第1の投影画像表示部17aからの第1の投影光17a1は、投影ミラー223,225で順に反射して第1の光路でウインドシールド3に投影される。
一方、第2の投影画像表示部17bからの第2の投影光17b1は、第1の反射部221b1,221b2及び投影ミラー223,225で順に反射して第2の光路でウインドシールド3に投影される。すなわち、第2の光路上には、第1の光路上に比べて反射部の数が多く、光路長が長い。
そのため、画像表示装置201によっても、第1の投影光17a1に応じた第1の虚像Maが運転者5から近い位置に表示され、第2の投影光17b1に応じた第2の虚像Mbが運転者5から遠い位置に表示される。
画像表示装置201によっても、第1実施形態の画像表示装置1と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
上述した実施形態では、第1の投影画像形成部17aと第2の投影画像形成部17bとが一体的に形成された場合を例示したが、本実施形態では、第1の投影画像形成部317aと第2の投影画像形成部317bとが離間して設けられている場合を例示する。
図15Aは本発明の第3実施形態に係る画像表示装置の投影部319及び光源周辺の構成図、図15Bは図15Aに示す投影画像生成部付近の拡大図である。
図15A,図15Bに示すように、本実施形態の画像表示装置では、MEMSミラー13からの光を入射する第3の反射部361a及び第4の反射部361bと、第1の投影画像形成部317a、第2の投影画像形成部317b、投影ミラー323,325,327を有する。
第1の投影画像形成部317aと第2の投影画像形成部317bとは離間しており、互いの入射面が対向した姿勢で配置されている。
第3の反射部361aは、光源11から出射されMEMSミラー13で反射されたレーザ光を第1の投影画像形成部317aに向けて反射する。
第4の反射部361bは光源11から出射されMEMSミラー13で反射されたレーザ光を第2の投影画像形成部317bに向けて反射する。
ここで、光源11と第1の投影画像形成部317aとの間の光路長と、光源11と第2の投影画像形成部317bとの間の光路長は同じである。
第1の投影画像表示部317aは、第3の反射部361aから光を入射して第1の投影画像を結像し、その第1の投影光17a1を投影ミラー325に出射する。
一方、第2の投影画像表示部317bは、第4の反射部361bから光を入射して第2の投影画像を結像し、その第2の投影光17b1を投影ミラー323に出射する。
投影ミラー323は、第2の投影光17b1を投影ミラー325に向けて反射する。
投影ミラー325は、第2の投影光17b1を投影ミラー327に向けて反射する。
投影ミラー327は、第1の投影画像表示部317aから入射した第1の投影光17a1と、投影ミラー323から入射した第2の投影光17b1とを反射してウインドシールド3に向けて投影する。
本実施形態の画像表示装置では、第1の投影画像表示部317aと投影ミラー327との間の第1の光路長は、第2の投影画像表示部317bと投影ミラー327との間の第2の光路長に比べて短い。
これにより、第1の投影光17a1に応じた第1の虚像Maが運転者5から近い位置に表示され、第2の投影光17b1に応じた第2の虚像Mbが運転者5から遠い位置に表示される。
本実施形態の画像表示装置によっても、第1実施形態の画像表示装置1と同様の効果が得られる。
すなわち、本実施形態の画像表示装置によれば、第1の投影画像表示部317aと第2の投影画像表示部317bとが光源11から同じ光路長の位置の設けられているため、1つの光源11で2つの投影画像生成部に焦点を合わせて投影画像を結像できる。そのため、従来のように2つの光源を用いる場合に比べて、簡単かつ小規模な構成で2つの投影画像を形成できる。
また、本実施形態の画像表示装置によれば、第1の投影画像表示部317aの第1の投影画像に応じた第1の投影光17a1の第1の光路の光路長と、第2の投影画像表示部317bの第2の投影画像に応じた第2の投影光17b1の第2の光路の光路長とが異なるため、図1および図2に示すように、第1の投影画像に応じた第1の虚像Maと、第2の投影画像に応じた第2の虚像Mbとを、運転者5から見て遠近異なる位置に表示できる。
また、本実施形態の画像表示装置によれば、第1の投影画像表示部317aと第2の投影画像表示部317bとが離間しているため、これらを配置する設計上の自由度を高めることができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した投影部19,119,219等において、第1の光路と第2の光路とで光路長が異なれば、反射部の数や姿勢は任意である。
また、上述した実施形態では、一つの発光部11を用いた場合を例示したが、R、G、B等の複数の色の発光部11を設け、それぞれについて上述した構成を適用してもよい。
また、本発明は、ヘッドアップディスプレイ以外の画像表示装置にも適用可能である。
本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置等に適用可能である。
1, 101… 画像表示装置
3…ウインドシールド
5…運転者
11…光源
13…MEMSミラー
17…投影画像生成部
17a,317a…第1の投影画像表示部
17a1…第1の投影光
17b,317b…第2の投影画像表示部
17b1…第2の投影光
19,119,219,319…投影部
21a,121a,221a…第1の反射部
21b,121b,221b…第2の反射部
23,25,223,225,323,325,327…投影ミラー
361a…第3の反射部
361b…第4の反射部


Claims (9)

  1. 投影画像を表示する投影画像表示部と、
    前記投影画像に応じた投影光を投影する投影部と
    を有し、
    前記投影画像表示部は、
    光源からの光路長が同じであり、当該光源からの光に応じた投影画像を表示する第1の投影画像表示部と第2の投影画像表示部とを有し、
    前記投影部は、
    前記第1の投影画像表示部からの第1の投影光が投影される第1の領域までの1の光路の光路長と、前記第2の投影画像表示部からの第2の投影光が投影される第2の領域までの第2の光路の光路長とが異なるように構成された光学系である
    画像表示装置。
  2. 前記第1の投影画像形成部と前記第2の投影画像形成部は一体的に、あるいは別体であって互いに接した位置に設けられている
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記投影部は、
    前記第1の光路または前記第2の光路の少なくとも一方の光路に、他方の光路のとは光路長を異ならせる反射部が設けられている。
    請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記反射部は、前記第1の光路に設けられた第1の反射部と、前記第2の光路に設けられた第2の反射部とを有し、
    前記第1の反射部と前記第2の反射部は、前記第1の投影画像表示部から前記第1の反射部までの距離と、前記第2の投影画像表示部から前記第2の反射部までの距離とが異なるように配置されている請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記反射部は、前記第1の光路に設けられた第1の反射部と、前記第2の光路に設けられた第2の反射部とを有し、
    前記第1の反射部における前記第1の投影光の入射方向と反射方向は、それぞれ前記第2の反射部における前記第2の投影光の入射方向と反射方向とそれぞれ平行である
    請求項3に記載の画像表示装置。
  6. 前記反射部は、
    前記第1の反射部の数と、前記第2の反射部の数とが異なるように構成されている
    請求項4または請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1の投影画像形成部と前記第2の投影画像形成部は離間して設けられている
    請求項1に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1の投影画像表示部と前記第2の投影画像表示部は、前記光源からの光の入射面が互いに対向するように配置されており、前記光源から前記第1の投影画像表示部までの光路に配置された第3の反射部と、
    前記光源から前記第2の投影画像表示部までの光路に配置された第4の反射部とが、互いに前記光源からの光を非平行な向きに反射する
    請求項6に記載の画像表示装置。
  9. 前記投影画像表示部は液晶ディスプレイであり、前記光源は前記液晶ディスプレイと一体に設けられたバックライトである請求項1または2に記載の画像表示装置。

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