JP2021017966A - ナットの緩み防止構造、及びその形成方法 - Google Patents

ナットの緩み防止構造、及びその形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】締結後でも取り外しや付け替えが容易で、既存のネジとナットの締結部分に対しても簡便かつ安価にナットの緩みを防止できるナットの緩み防止構造、及びその形成方法を提供することを目的とする。【解決手段】ネジ10と、ネジ10に締結されたナット20と、自己融着性シリコーンゴムテープ40とを備え、ネジ10における締結されたナット20よりも先端側部分3、及び、ネジ10にナット20が締結されている締結部分2の両方が自己融着性シリコーンゴムテープ40で被覆されている、ナットの緩み防止構造1。【選択図】図1

Description

本発明は、ナットの緩み防止構造、及びその形成方法に関する。
道路施設、鉄道施設、工場、ビル等の様々な分野において、複数の部材をネジとナットで締結することが行われている。ネジとナットによる締結部分では、道路施設、鉄道施設、工場、ビル等の振動によって締め込んだナットが緩み、ナットが脱落するおそれがある。そこで、緩み止めのための特殊な機構を備えたナットやワッシャーが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2016−145607号公報
しかし、従来の緩み止めナットは、構造が複雑で高価であるうえ、一旦締結すると簡単には取り外せないため、錆が生じた場合等に付け替えることが困難である。また、既存のネジとナットの締結部分の緩みは防止できない。
本発明は、締結後でも取り外しや付け替えが容易で、既存のネジとナットの締結部分に対しても簡便かつ安価にナットの緩みを防止できるナットの緩み防止構造、及びその形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]ネジと、前記ネジに締結されたナットと、自己融着性シリコーンゴムテープと、を備え、
前記ネジにおける締結された前記ナットよりも先端側部分、及び、前記ネジに前記ナットが締結されている締結部分のいずれか一方又は両方が前記自己融着性シリコーンゴムテープで被覆されている、ナットの緩み防止構造。
[2]前記自己融着性シリコーンゴムテープが透明である、[1]に記載のナットの緩み防止構造。
[3]前記自己融着性シリコーンゴムテープの幅方向の一部が重なった状態で、前記自己融着性シリコーンゴムテープが前記先端側部分及び前記締結部分のいずれか一方又は両方に巻回されている、[1]又は[2]に記載のナットの緩み防止構造。
[4][1]〜[3]のいずれかに記載のナットの緩み防止構造を形成する方法であって、
前記先端側部分及び前記締結部分のいずれか一方又は両方に自己融着性シリコーンゴムテープを巻回して被覆する際に、前記自己融着性シリコーンゴムテープの巻回前の幅に対する巻回後の幅の比率が30〜80%となるように前記自己融着性シリコーンゴムテープを巻回する、ナットの緩み防止構造の形成方法。
本発明によれば、締結後でも取り外しや付け替えが容易で、既存のネジとナットの締結部分に対しても簡便かつ安価にナットの緩みを防止できるナットの緩み防止構造、及びその形成方法を提供できる。
ナットの緩み防止構造の一例を示した正面図である。 図1のナットの緩み防止構造の自己融着性シリコーンゴムテープを巻回する前の状態を示した正面図である。 ナットの緩み防止構造の他の例を示した正面図である。
本発明のナットの緩み防止構造は、複数の部材を手活けするネジとナットの締結部分のナットの緩みを防止するための構造である。
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態のナットの緩み防止構造1(以下、単に「緩み防止構造1」と記す。)は、ネジ10と、ネジ10に締結されたナット20と、ワッシャー30,32と、自己融着性シリコーンゴムテープ40と、を備えている。
図1及び図2に示すように、ネジ10は、軸部12と、軸部12の後端に設けられた頭部14とを備えている。ネジ10の軸部12の外側面には、雄ネジの溝16が形成されている。ネジ10の軸部12の雄ネジにはナット20の内側面に形成された雌ネジが螺合するようになっている。ネジ10の軸部12にナット20を螺合して締め付けることで、ナット20がネジ10に締結される。
この例では、2枚の平板部材50,52に形成された開口部が重ねられ、それら開口部にネジ10の軸部12が挿通され、ナット20がネジ10に締め付けられることで平板部材50と平板部材52とが締結されている。
ネジ10及びナット20の形態及び材質は、特に限定されず、公知のネジ及びナットの形態及び材質を制限なく採用できる。取り外しや付け替えが容易な点では、緩み止め等の特殊な機構を有しないネジ及びナットであることが好ましい。
ネジ10及びナット20の寸法は、特に限定されず、用途に応じて適宜選択される。
本発明のナットの緩み防止構造におけるナットの数は、1つには限定されず、例えば、1つのネジに対して2つのナットを用いるダブルナットとしてもよい。
緩み防止構造1では、ネジ10の頭部14と平板部材52の間にはワッシャー30が挟み込まれ、ナット20と平板部材50の間にはワッシャー32が挟み込まれている。ワッシャー30,32を用いることで、ナット20の緩みを抑制しやすくなる。
ワッシャー30,32としては、特に限定されず、例えば、平ワッシャー、スプリングワッシャー等が挙げられる。
なお、本発明のナットの緩み防止構造は、ワッシャーを備えていなくてもよい。
第1実施形態では、ネジ10の軸部12におけるナット20が締結されている締結部分2と、ネジ10の軸部12における締結されたナット20よりも先端側部分3との両方に、自己融着性シリコーンゴムテープ40が巻回されている。これにより、ネジ10及びナット20の締結部分2及び先端側部分3が自己融着性シリコーンゴムテープ40で被覆されている。
緩み防止構造1では、締結部分2及び先端側部分3が自己融着性シリコーンゴムテープ40で被覆されていることで、ネジ10に締結されたナット20が回転することが抑制される。そのため、平板部材50,52からネジ10及びナット20に振動が伝わってきたとしても、ナット20が緩んでネジ10から脱落することが抑制される。
自己融着性シリコーンゴムテープ40は、その幅方向の一部が互いに重なった状態で締結部分2及び先端側部分3に巻回されていることが好ましい。例えば、自己融着性シリコーンゴムテープ40を幅方向の半分が重なるように巻回した態様では、締結部分2及び先端側部分3の軸方向において、自己融着性シリコーンゴムテープ40が全体的に二重巻きされた状態となる。このように全体的に均一に重なるように巻回された態様となることで、ナット20の緩み防止効果がより安定して得られる。
緩み防止構造1では、ネジ10及びナット20における平板部材50よりもナット20側の部分が全て自己融着性シリコーンゴムテープ40で被覆されている。このように、本発明では、ネジ及びナットにおける締結する部材よりもナット側の部分が全て自己融着性シリコーンゴムテープで被覆されていることが好ましい。これにより、緩み防止構造におけるネジ及びナットに錆が生じることを抑制できる。
自己融着性シリコーンゴムテープ40は、自己融着性シリコーンゴムからなるテープである。自己融着性シリコーンゴムは、使用時の硬化処理を必要とせず、予め硬化された状態で使用される。自己融着性シリコーンゴムとしては、例えば、特開2016−114180号公報に開示されている、下記の平均組成式(I)で示されるジオルガノポリシロキサンとホウ酸化合物とを含有するシリコーン組成物を硬化させた硬化物が挙げられる。
SiO(4−n) ・・・(I)
[式(I)中、Rは炭素数1〜10の炭化水素基を表し、nは1.98〜2.02の範囲の任意の数を表す。]
の炭化水素基の炭素数は、1〜10であり、1〜8が好ましい。
の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基等が挙げられる。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等が挙げられる。シクロアルキル基としては、例えば、シクロヘキシル基等が挙げられる。アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ヘキセニル基等が挙げられる。アリール基としては、例えば、フェニル基、トリル基等が挙げられる。
は、炭化水素基の水素原子の一部又は全部がハロゲン原子、シアノ基等で置換された基でもよい。
前記シリコーン組成物を硬化させる際には、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシエステル、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート等の有機過酸化物で硬化を促進させてもよい。この場合、Rとしては、アルケニル基又はアルケニル基の水素原子の一部又は全部がハロゲン原子、シアノ基で置換された基が好ましい。
式(I)におけるnは、自己融着性を充分に得る点から、1.98〜2.02が好ましい。
ジオルガノポリシロキサンの25℃における動粘度は、100〜100,000,000cStが好ましく、100,000〜10,000,000cStがより好ましい。ジオルガノポリシロキサンの25℃における動粘度が前記範囲内であれば、硬化後の機械的物性に優れる。
ホウ酸化合物としては、例えば、無水ホウ酸、ピロホウ酸、オルトホウ酸等のホウ酸類;ホウ酸トリメチル、ホウ酸トリエチル、トリメトキシボロキシン等の無水ホウ酸の誘導体等が挙げられる。また、ホウ酸化合物として、例えば、ジメチルジメトキシシラン又はジメチルジエトキシシラン等のオルガノアルコキシシランと無水ホウ酸とを縮合させて得たポリオルガノボロシロキサンを用いることもできる。
ホウ酸化合物は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
自己融着性シリコーンゴムテープにおけるホウ酸化合物の含有割合は、ジオルガノポリシロキサン100質量部に対して、0.1〜50質量部が好ましく、0.5〜30質量部がより好ましく、1〜5質量部がさらに好ましい。ホウ酸化合物の含有割合が前記下限値以上であれば、充分な自己融着性を確保しやすい。ホウ酸化合物の含有割合が前記上限値以下であれば、機械的物性の低下を抑制しやすい。
自己融着性シリコーンゴムテープの長手方向に沿う引張強さ(単位:N)は、30N以上が好ましく、50N以上がより好ましい。
自己融着性シリコーンゴムテープの長手方向に沿う引張伸び率は、500%以上が好ましく、600%以上がより好ましい。
前記の引張強さ及び引張伸び率が前記下限値以上であれば、充分に高い自己融着性を発揮でき、ネジやナットへの密着性に優れる。
なお、前記の引張強さ及び引張伸び率は、引張試験機を用い、自己融着性シリコーンゴムテープの長手方向に沿って、23℃、引張速度500mm/分の条件で測定した値である。
自己融着性シリコーンゴムテープの幅は、10〜100mmが好ましく、20〜50mmがより好ましい。幅が前記下限値内であれば、取り扱い時の作業性が良い。
自己融着性シリコーンゴムテープの厚さは、0.1〜2.0mmが好ましく、0.2〜1.0mmがより好ましい。厚さが前記下限値内であれば、引っ張った時の強度下で作業性が良い。
自己融着性シリコーンゴムテープは透明であることが好ましい。これにより、被覆された自己融着性シリコーンゴムテープを透視して、ネジや、ネジへのナットの締結部分の様子を観察できる。そのため、ナットの緩み防止構造を解除することなくネジやナットの腐食等の様子を観察できることで、メンテナンスの要否を容易に判断できる。
なお、「透明」であるとは、可視光の透過率が30%以上であることを意味する。
自己融着性シリコーンゴムテープは透明でなくてもよい。
(取付方法)
緩み防止構造1の形成方法としては、自己融着性シリコーンゴムテープ40の巻回前の幅に対する巻回後の幅の比率(以下、「比率P」と記す。)が30〜80%となるように自己融着性シリコーンゴムテープ40を締結部分2及び先端側部分3に巻回してそれらを被覆する方法が好ましい。
具体的には、ワッシャー30側からネジ10の軸部12の先端に向かって、自己融着性シリコーンゴムテープ40を比率Pが30〜80%となるように引き延ばしながら螺旋状に締結部分2及び先端側部分3に巻回することが好ましい。
自己融着性シリコーンゴムテープ40の巻回前の幅をD(mm)、巻回後の幅をD(mm)としたとき、比率P(%)は、P=D/D×100で表される式で算出される。
比率Pは、30〜80%が好ましく、50〜70%がより好ましい。比率Pが前記範囲内であれば、自己融着性シリコーンゴムテープ40がしっかりとネジ10及びナット20に密着しやすいため、ナット20の緩み防止効果が十分に得られやすい。
<第2実施形態>
図3に示すように、第2実施形態のナットの緩み防止構造4(以下、単に「緩み防止構造4」と記す。)は、先端側部分3のみが自己融着性シリコーンゴムテープ40で被覆され、締結部分2は自己融着性シリコーンゴムテープ40で被覆されずに露出している以外は、第1実施形態の緩み防止構造1と同様の態様である。
第2実施形態では、ネジ10の軸部12における締結されたナット20よりも先端側部分3に自己融着性シリコーンゴムテープ40が巻回されている。このように、ネジ10の先端側部分3の雄ネジが自己融着性シリコーンゴムテープ40で被覆されていることで、ネジ10に締結されたナット20が回転して先端側に移動することが抑制される。そのため、平板部材50,52からネジ10及びナット20に振動が伝わってきたとしても、ナット20が緩んでネジ10から脱落することが抑制される。
第2実施形態においても、自己融着性シリコーンゴムテープ40は、その幅方向の一部が互いに重なった状態で先端側部分3に巻回されていることが好ましい。これにより、先端側部分3において全体的に均一に自己融着性シリコーンゴムテープ40が重なるように巻回された態様となることで、ナット20の緩み防止効果がより安定して得られる。
(取付方法)
緩み防止構造4の形成方法としては、比率Pが30〜80%となるように自己融着性シリコーンゴムテープ40をネジ10の先端側部分3に巻回して被覆する方法が好ましい。具体的には、ネジ10に締結されたナット20側からネジ10の軸部12の先端に向かって、自己融着性シリコーンゴムテープ40を比率Pが30〜80%となるように引き延ばしながら螺旋状に先端側部分3に巻回することが好ましい。
第2実施形態における割合Pの好ましい範囲も第1実施形態の好ましい範囲と同様である。
以上説明したように、本発明においては、ネジにおける締結されたナットよりも先端側部分、及び、ネジにナットが締結されている締結部分のいずれか一方又は両方を自己融着性シリコーンゴムテープで被覆する。これにより、振動等でナットが回転して緩むことが抑制されるため、ナットが予期せず脱落することが抑制される。また、自己融着性シリコーンゴムテープで被覆するだけで、ネジやナットに緩み防止のための特殊な機構も必要ないため、簡便かつ安価である。
また、本発明では、ネジやナットを被覆した自己融着性シリコーンゴムテープは容易に引き裂いて取り除くことができるため、例えば錆が生じた場合等にネジに締結されたナットの取り外しや付け替えを行うことも容易である。さらにナットを付け替えた後に再度自己融着性シリコーンゴムテープを被覆してナットの緩みを防止することも容易である。
また、本発明は、既存のネジとナットの締結部分に対しても適用でき、簡便かつ安価にナットの緩みを防止できる。
なお、本発明は、前記した第1実施形態及び第2実施形態には限定されない。
例えば、本発明のナットの緩み防止構造は、ワッシャーを備えなくてもよい。また、本発明のナットの緩み防止構造におけるネジとナットは、平板部材同士を締結するものには限定されない。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[実施例1]
ナット(サイズ:M10)をネジ(サイズ:M10)に締結し、その締結部分とナットよりも先端側部分とに、自己融着性シリコーンゴムテープ(製品名「ポリママルチテープ」、信越ポリマー社製、幅25mm)を巻回して被覆し、ナットの緩み防止構造を形成した。自己融着性シリコーンゴムテープは、比率Pが50%となるように引き延ばしながら、幅方向の半分が互いに重なるように螺旋状に巻回した。
得られたナットの緩み防止構造について、NAS3350に準拠したネジ緩み試験を行った。
[実施例2]
ネジにおけるナットよりも先端側部分だけに自己融着性シリコーンゴムテープを巻回して被覆した以外は、実施例1と同様にしてナットの緩み防止構造を形成し、ネジ緩み試験を行った。
[実施例3、4]
比率Pを表1に示すとおりに変更した以外は、実施例1と同様にしてナットの緩み防止構造を形成し、ネジ緩み試験を行った。
[比較例1]
自己融着性シリコーンゴムテープを巻回しない以外は、実施例1と同様にしてネジとナットの締結体を形成し、ネジ緩み試験を行った。
[ネジ緩み試験]
ネジ緩み試験は、NAS3350に準拠して行った。試験条件及び評価基準は以下のとおりとした。
(試験条件)
振動数:30Hz
振動方向:ネジの軸方向
振動幅:11mm
衝撃幅:19mm
振動回数:30,000(約17分)
(評価基準)
〇:ナットが外れない。
×:ナットが外れた。
各例の評価結果を表1に示す。
Figure 2021017966
1,4…ナットの緩み防止構造、2…締結部分、3…先端側部分、10…ネジ、12…軸部、14…頭部、20…ナット、30,32…ワッシャー、40…自己融着性シリコーンゴムテープ、50,52…平板部材。

Claims (4)

  1. ネジと、前記ネジに締結されたナットと、自己融着性シリコーンゴムテープと、を備え、
    前記ネジにおける締結された前記ナットよりも先端側部分、及び、前記ネジに前記ナットが締結されている締結部分のいずれか一方又は両方が前記自己融着性シリコーンゴムテープで被覆されている、ナットの緩み防止構造。
  2. 前記自己融着性シリコーンゴムテープが透明である、請求項1に記載のナットの緩み防止構造。
  3. 前記自己融着性シリコーンゴムテープの幅方向の一部が重なった状態で、前記自己融着性シリコーンゴムテープが前記先端側部分及び前記締結部分のいずれか一方又は両方に巻回されている、請求項1又は2に記載のナットの緩み防止構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のナットの緩み防止構造を形成する方法であって、
    前記先端側部分及び前記締結部分のいずれか一方又は両方に自己融着性シリコーンゴムテープを巻回して被覆する際に、前記自己融着性シリコーンゴムテープの巻回前の幅に対する巻回後の幅の比率が30〜80%となるように前記自己融着性シリコーンゴムテープを巻回する、ナットの緩み防止構造の形成方法。
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