JP2021017577A5 - - Google Patents

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本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムベールの100℃における複素粘性率([η]100℃)と60℃における複素粘性率([η]60℃)との比([η]100℃/[η]60℃)が、0.8以上であることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムベールのムーニー粘度(ML1+4,100℃)が、10〜150の範囲であることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、リン酸系乳化剤または硫酸系乳化剤を乳化剤として使用し乳化重合したものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、ラジカル発生剤と少なくとも2種の還元剤からなるレドックス触媒で重合したものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、乳化重合した重合液をアルカリ金属塩または周期表第2族金属塩を凝固剤として使用することにより凝固させ、乾燥したものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、凝固後に減圧下で乾燥されたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、凝固後に溶融混錬され乾燥されたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、前記溶融混錬が、実質的に水分を含まない状態で行われたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、前記乾燥が、スクリュー型押出機で行われたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、前記乾燥後に、50℃/hr以上の冷却速度で冷却されたものであることが好ましい。
本発明によれば、また、(メタ)アクリル酸エステルと反応性基含有単量体とを含む単量体成分を水と乳化剤とでエマルジョン化し重合触媒存在下に重合転化率が90重量%以上まで乳化重合し乳化重合液を得る乳化重合工程と、得られた乳化重合液と凝固液を接触させて含水クラムを生成する凝固工程と、生成した含水クラムを洗浄する洗浄工程と、洗浄した含水クラムを、スクリュー型押出機を用いて含水量1重量%未満まで乾燥して乾燥ゴムを押し出す乾燥工程と、押し出された乾燥ゴムを積層してベール化するベール化工程と、を含むアクリルゴムベールの製造方法が提供される。
本発明のアクリルゴムベールの製造方法において、上記のアクリルゴムベールを製造することが好ましい。
本発明によれば、また、前記アクリルゴムベールに、充填剤及び架橋剤を混合してなるゴム混合物が提供される。
本発明のゴム混合物において、充填剤が、補強性充填剤であることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、充填剤が、カーボンブラックであることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、充填剤が、シリカであることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、架橋剤が、多価アミン化合物、カルボン酸アンモニウム塩、ジチオカルバミン酸金属塩またはトリアジンチオール化合物であることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、老化防止剤を、さらに混合してなることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、老化防止剤が、アミン系老化防止剤であることが好ましい。
本発明によれば、また、上記のアクリルゴムベールと充填剤と必要に応じて老化防止剤を混合した後に架橋剤を混合するゴム混合物の製造方法が提供される。
本発明によれば、さらに、前記ゴム混合物を架橋してなるゴム架橋物が提供される。
本発明のゴム架橋物において、架橋が、一次架橋と二次架橋をするものであることが好ましい。
本発明によれば、さらに、上記のゴム混合物を一次架橋した後に二次架橋するゴム架橋物の製造方法が提供される。
本発明によれば、強度特性と保存安定性に優れるアクリルゴムベール、その製造方法、該アクリルゴムベールを混合してなるゴム混合物及びそれを架橋してなるゴム架橋物及びその製造方法が提供される。

Claims (30)

  1. 反応性基を有する重量平均分子量(Mw)が1,000,000〜5,000,000でz平均分子量(Mz)と重量平均分子量(Mw)との比(Mz/Mw)が1.3以上であるアクリルゴムからなり比重が0.8以上であるアクリルゴムベール。
  2. メチルエチルケトン不溶解分のゲル量が、20重量%以下である請求項1に記載のアクリルゴムベール。
  3. 灰分量が、0.5重量%以下である請求項1又は2に記載のアクリルゴムベール。
  4. 灰分中のナトリウム、イオウ、カルシウム、マグネシウム及びリンからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素の含有量が、70重量%以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  5. アクリルゴムベールの60℃における複素粘性率([η]60℃)が、15,000Pa・s以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  6. アクリルゴムベールの100℃における複素粘性率([η]100℃)と60℃における複素粘性率([η]60℃)との比([η]100℃/[η]60℃)が、0.8以上である請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  7. アクリルゴムベールのムーニー粘度(ML1+4,100℃)が、10〜150の範囲である請求項1〜6のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  8. アクリルゴムが、リン酸系乳化剤または硫酸系乳化剤を乳化剤として使用し乳化重合したものである請求項1〜7のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  9. アクリルゴムが、ラジカル発生剤と少なくとも2種の還元剤からなるレドックス触媒で重合したものである請求項1〜8のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  10. アクリルゴムが、乳化重合した重合液をアルカリ金属塩または周期表第2族金属塩を凝固剤として使用することにより凝固させ、乾燥したものである請求項1〜9のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  11. アクリルゴムが、凝固後に減圧下で乾燥されたものである請求項1〜10のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  12. アクリルゴムが、凝固後に溶融混錬され乾燥されたものである請求項1〜11のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  13. 前記溶融混錬が、実質的に水分を含まない状態で行われたものである請求項12に記載のアクリルゴムベール。
  14. 前記乾燥が、スクリュー型押出機で行われたものである請求項10〜13のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  15. 前記乾燥後に、50℃/hr以上の冷却速度で冷却されたものである請求項10〜14のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  16. (メタ)アクリル酸エステルと反応性基含有単量体とを含む単量体成分を水と乳化剤とでエマルジョン化し重合触媒存在下に重合転化率が90重量%以上まで乳化重合し乳化重合液を得る乳化重合工程と、
    得られた乳化重合液と凝固液を接触させて含水クラムを生成する凝固工程と、
    生成した含水クラムを洗浄する洗浄工程と、
    洗浄した含水クラムを、スクリュー型押出機を用いて含水量1重量%未満まで乾燥して乾燥ゴムを押し出す乾燥工程と、
    押し出された乾燥ゴムを積層してベール化するベール化工程と、
    を含むアクリルゴムベールの製造方法。
  17. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールを製造する請求項16に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  18. 押し出される乾燥ゴムがシート状乾燥ゴムであり、ベール化がシート状乾燥ゴムを積層するものである請求項16又は17に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  19. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールに、充填剤及び架橋剤を混合してなるゴム混合物。
  20. 充填剤が、補強性充填剤である請求項19に記載のゴム混合物。
  21. 充填剤が、カーボンブラックである請求項19に記載のゴム混合物。
  22. 充填剤が、シリカである請求項19に記載のゴム混合物。
  23. 架橋剤が、多価アミン化合物、カルボン酸アンモニウム塩、ジチオカルバミン酸金属塩またはトリアジンチオール化合物である請求項19〜22のいずれか1項に記載のゴム混合物。
  24. 老化防止剤を、さらに混合してなる請求項19〜23のいずれか1項に記載のゴム混合物。
  25. 老化防止剤が、アミン系老化防止剤である請求項24に記載のゴム混合物。
  26. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールに、充填剤、架橋剤及び必要に応じて老化防止剤を混合機を用いて混合することを特徴とするゴム混合物の製造方法。
  27. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールと充填剤と必要に応じて老化防止剤を混合した後に架橋剤を混合するゴム混合物の製造方法。
  28. 請求項19〜25のいずれか1項に記載のゴム混合物を架橋してなるゴム架橋物。
  29. 架橋が、一次架橋と二次架橋をするものである請求項28に記載のゴム架橋物。
  30. 請求項19〜25のいずれか1項に記載のゴム混合物を一次架橋した後に二次架橋するゴム架橋物の製造方法。
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