JP2021017572A5 - - Google Patents

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本発明のアクリルゴムベールにおいて、ゲル量が、50重量%以下であることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、pHが、6以下であることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、リン酸系乳化剤を乳化剤として使用し乳化重合したものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、ラジカル発生剤と還元状態にある金属イオン化合物と金属イオン以外の還元剤とからなるレドックス触媒で重合したものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムは、重合転化率が80重量%以上で重合したものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、乳化重合した重合液を、金属塩を凝固剤として使用することにより凝固させ、乾燥したものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、凝固後に減圧下で乾燥されたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、アクリルゴムが、凝固後に溶融混錬され乾燥されたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、前記溶融混錬が、実質的に水分を含まない状態で行われたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、前記乾燥が、スクリュー型押出機で行われたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、前記乾燥後に、50℃/hr以上の冷却速度で冷却されたものであることが好ましい。
本発明のアクリルゴムベールにおいて、前記乾燥後に、空冷方式により50℃/hr以上の冷却速度で冷却されたものであることが好ましい。
本発明によれば、また、(メタ)アクリル酸エステル及び反応性基含有単量体を含む単量体成分を水とリン酸系乳化剤とでエマルジョン化し、重合触媒存在下に前記単量体成分を乳化重合し乳化重合液を得る乳化重合工程と、得られた乳化重合液を凝固剤としての凝固液(凝固剤含有水溶液)と接触させて含水クラムを生成する凝固工程と、生成した含水クラムを脱水スリットを有する脱水バレルと減圧下で乾燥する乾燥バレルと先端部にダイとを有するスクリュー型押出機を用いて、含水クラムを前記脱水バレルで含水量1〜40重量%まで脱水後、前記乾燥バレルで含水量1重量%未満まで乾燥し、前記ダイからシート状乾燥ゴムを押し出す脱水・乾燥・成形工程と、押し出されたシート状乾燥ゴムを積層してベール化するベール化工程と、を含むアクリルゴムベールの製造方法が提供される。
本発明のアクリルゴムベールの製造方法において、上記のアクリルゴムベールを製造することが好ましい。
本発明によれば、また、上記アクリルゴムベールに充填剤及び架橋剤を混合してなるゴム混合物が提供される。
本発明のゴム混合物において、充填剤が、補強性充填剤であることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、充填剤が、カーボンブラックであることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、充填剤が、シリカであることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、架橋剤が、多価アミン化合物、カルボン酸アンモニウム塩、ジチオカルバミン酸金属塩またはトリアジンチオール化合物であることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、老化防止剤を、さらに混合してなることが好ましい。
本発明のゴム混合物において、老化防止剤が、アミン系老化防止剤であることが好ましい。
本発明によれば、また、上記アクリルゴムベールに、充填剤架橋剤及び必要に応じて老化防止剤を混合機により混合することを特徴とするゴム混合物の製造方法が提供される。
本発明によれば、また、上記アクリルゴムベールに、充填剤及び必要に応じて老化防止剤を混合した後に架橋剤を混合することを特徴とするゴム混合物の製造方法が提供される。
本発明によれば、更に、上記ゴム混合物を架橋してなるゴム架橋物が提供される。
本発明のゴム架橋物において、架橋が、一次架橋と二次架橋をするものであることが好ましい。
本発明によれば、更に、上記のゴム混合物を一次架橋した後に二次架橋するゴム架橋物の製造方法が提供される。

Claims (43)

  1. 反応性基を有するアクリルゴムからなり、灰分量が0.8重量%以下、前記灰分中のリンの割合で20重量%以上、比重が0.9以上であるアクリルゴムベール。
  2. アクリルゴムが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル及び(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルからなる群から選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリル酸エステルを有するものである請求項1記載のアクリルゴムベール。
  3. 反応性基が、カルボキシル基、エポキシ基及びハロゲン基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基である請求項1又は2に記載のアクリルゴムベール。
  4. 反応性基含有量が、0.001〜5重量%の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  5. 60℃における複素粘性率([η]60℃)が、15,000Pa・s以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  6. 100℃における複素粘性率([η]100℃)と60℃における複素粘性率([η]60℃)との比([η]100℃/[η]60℃)が、0.5以上である請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  7. 灰分中の周期律表第2族金属とリンとの合計量が、全灰分量に対する割合で30重量%以上である請求項1〜6のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  8. 灰分中の周期律表第2族金属とリンとの比([周期律表第2族金属]/[P])が、モル比で0.6〜2.5の範囲である請求項1〜7のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  9. 灰分中のマグネシウムとリンの合計量が、全灰分量に対する割合で30重量%以上である請求項1〜8のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  10. 灰分中のマグネシウムとリンの比([Mg]/[P])が、重量比で、0.4〜2.5の範囲である請求項1〜9のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  11. ゲル量が、50重量%以下である請求項1〜10のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  12. pHが、6以下である請求項1〜11のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  13. アクリルゴムが、リン酸系乳化剤を乳化剤として使用し乳化重合したものである請求項1〜12のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  14. アクリルゴムが、ラジカル発生剤と還元状態にある金属イオン化合物と金属イオン以外の還元剤とからなるレドックス触媒で重合したものである請求項1〜13のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  15. アクリルゴムは、重合転化率が80重量%以上で重合したものである請求項1〜14のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール
  16. アクリルゴムが、乳化重合した重合液を、金属塩を凝固剤として使用することにより凝固させ、乾燥したものである請求項1〜15のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  17. アクリルゴムが、凝固後に減圧下で乾燥されたものである請求項1〜16のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  18. アクリルゴムが、凝固後に溶融混錬され乾燥されたものである請求項1〜17のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  19. 前記溶融混錬が、実質的に水分を含まない状態で行われたものである請求項18に記載のアクリルゴムベール。
  20. 前記乾燥が、スクリュー型押出機で行われたものである請求項16〜19のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  21. 前記乾燥後に、50℃/hr以上の冷却速度で冷却されたものである請求項16〜20のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  22. 前記乾燥後に、空冷方式により50℃/hr以上の冷却速度で冷却されたものである請求項16〜21のいずれか1項に記載のアクリルゴムベール。
  23. (メタ)アクリル酸エステル及び反応性基含有単量体を含む単量体成分を水とリン酸系乳化剤とでエマルジョン化し、重合触媒存在下に前記単量体成分を乳化重合し乳化重合液を得る乳化重合工程と、
    得られた乳化重合液を凝固剤としての凝固液(凝固剤含有水溶液)と接触させて含水クラムを生成する凝固工程と、
    生成した含水クラムを脱水スリットを有する脱水バレルと減圧下で乾燥する乾燥バレルと先端部にダイとを有するスクリュー型押出機を用いて、含水クラムを前記脱水バレルで含水量1〜40重量%まで脱水後、前記乾燥バレルで含水量1重量%未満まで乾燥し、前記ダイからシート状乾燥ゴムを押し出す脱水・乾燥・成形工程と、
    押し出されたシート状乾燥ゴムを積層してベール化するベール化工程と、
    を含むアクリルゴムベールの製造方法。
  24. 請求項1〜22のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールを製造する請求項23に記載のアクリルゴムベールの製造方法
  25. 乳化重合液と凝固液との接触が、撹拌されている凝固液に乳化重合液を添加して行われるものである請求項23又は24に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  26. 撹拌されている凝固液の回転数が、100rpm以上である請求項25に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  27. 撹拌されている凝固液の周速が、0.5m/s以上である請求項25又は26に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  28. 凝固液の凝固剤濃度が、0.5重量%以上である請求項23〜27のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  29. 凝固剤が、周期律表第2族金属塩である請求項23〜28のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  30. 凝固剤が、マグネシウム塩である請求項23〜29のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールの製造方法
  31. 含水クラムの洗浄を、温水で行うものである請求項23〜30のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールの製造方法。
  32. 請求項1〜22のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールに充填剤及び架橋剤を混合してなるゴム混合物。
  33. 充填剤が、補強性充填剤である請求項32に記載のゴム混合物。
  34. 充填剤が、カーボンブラックである請求項32に記載のゴム混合物。
  35. 充填剤が、シリカである請求項32に記載のゴム混合物。
  36. 架橋剤が、多価アミン化合物、カルボン酸アンモニウム塩、ジチオカルバミン酸金属塩またはトリアジンチオール化合物である請求項32〜35のいずれか1項に記載のゴム混合物。
  37. 老化防止剤を、さらに混合してなる請求項32〜36のいずれか1項に記載のゴム混合物。
  38. 老化防止剤が、アミン系老化防止剤である請求項37に記載のゴム混合物。
  39. 請求項1〜22のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールに、充填剤架橋剤及び必要に応じて老化防止剤を混合機により混合することを特徴とするゴム混合物の製造方法。
  40. 請求項1〜22のいずれか1項に記載のアクリルゴムベールに、充填剤及び必要に応じて老化防止剤を混合した後に架橋剤を混合することを特徴とするゴム混合物の製造方法。
  41. 請求項32〜38のいずれか1項に記載のゴム混合物を架橋してなるゴム架橋物。
  42. 架橋が、一次架橋と二次架橋をするものである請求項41に記載のゴム架橋物。
  43. 請求項32〜38のいずれか1項に記載のゴム混合物を一次架橋した後に二次架橋するゴム架橋物の製造方法。
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