JP2021016064A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取部本体に対するADFの取り付け高さの調整作業を不要にする。【解決手段】画像読取装置102は、原稿搬送装置201と、画像読取部本体202と、流し読みガラス303と、流し読みガラスの下方に位置することができ、原稿搬送装置によって流し読みガラスの上を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取部16と、画像読取部本体に対して原稿搬送装置を回動可能に支持するヒンジ205、206と、ヒンジのうちの少なくとも一つを支持する揺動台座306と、揺動台座を画像読取部本体に対して揺動可能に支持する揺動軸307と、ヒンジが取り付けられた原稿搬送装置の奥側と反対の前側に設けられ、原稿搬送装置が閉じられたときに流し読みガラスの接触面に接触可能な前側突き当て部309と、を備え、揺動軸の揺動中心307aは、流し読みガラスの接触面303aと同じ高さの位置に又は接触面よりも下方の位置に設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、原稿を搬送する原稿搬送装置を備え、原稿搬送装置によって搬送される原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に設けられる画像読取装置には、自動原稿給送装置(以下、ADFという)と呼ばれる原稿搬送装置を備えたものがある。ADFは、原稿束が載置される原稿トレイと、原稿を搬送する原稿搬送部と、原稿トレイの下方に設けられた原稿排出トレイと、を備える。画像読取装置は、原稿搬送方向において原稿トレイの下流に画像読取部本体を備える。画像読取部本体は、流し読みガラスを備える。ADFは、原稿トレイ上に載置された原稿束から自動的に原稿を一枚ずつ分離し、原稿搬送部によって原稿を画像読取部本体へ搬送する。画像読取部本体は、ADFによって流し読みガラス上を搬送される原稿の画像を読み取る。画像読取部本体によって原稿の画像が読み取られた後、原稿は、原稿排出トレイへ排出される。このように、ADFによって搬送される原稿の画像を画像読取部本体によって読み取る画像読取モードを、一般に流し読みモードという。
画像読取部本体は、原稿が載置される原稿台ガラスを備える。ADFは、原稿台ガラス上に載置された原稿を原稿台ガラスへ押圧する原稿圧板(以下、原稿カバーという)を備える。ADFは、ヒンジ装置によって画像読取部本体に取り付けられている。ADFは、ヒンジ装置によって開位置と閉位置との間を回動可能である。ユーザが原稿台ガラスへ原稿を載置することができるように、ADFを開位置へ回動して原稿台ガラスを開放する。ADFを閉位置へ回動することによって、原稿台ガラス上に載置された原稿を原稿カバーによって原稿台ガラスへ押圧する。画像読取部本体に設けられた画像読取部は、原稿台ガラス上に載置された原稿の下方を移動しながら、原稿の画像を読み取る。このように、ADFの原稿搬送機能を使用せずに原稿台ガラス上に載置された原稿の画像を画像読取部本体によって読み取る画像読取モードを、一般に固定読みモードという。
ところで、従来のヒンジ装置によってADFを画像読取部本体へ取り付ける場合、各種部品のバラつき等によるADF及び画像読取部本体のバラつきに従って、画像読取部本体に対するADFの取り付け高さを調整する必要がある。従来の技術においては、画像読取部本体に対するADFの取り付け高さは、自動的に調整されるものではないので、手作業によって調整される。画像読取部本体に対するADFの取り付け高さの調整作業は、画像形成装置の出荷時やADFの交換時に行う必要がある。画像読取部本体に対するADFの取り付け高さ(画像読取部本体とADFの間の距離)の調整作業は、ADFに設けられた前後の突き当て部が流し読みガラスに当接しているかを確認しながら、ヒンジ装置に設けられた調整機構を用いて行われる(特許文献1)。距離を計測しながら繰り返し行われる調整作業は、作業者の経験量などによって作業時間が変わり、経験の少ない作業者には時間がかかり、生産コストの増加につながる。
これに対して、特許文献2は、ADFに設けられたプラテンローラの表面上に、プラテンローラの表面と異なる輝度のマークを設けている。プラテンローラの表面とマークの読取結果に基づいて取得された走査線方向の輝度分布情報に基づいて、調整高さを算出し表示する。作業者は、表示された調整高さに基づいて画像読取部本体に対するADFの取り付け高さを調整する。これによって、作業者の作業時間を低減することができる。
特開2007−300247号公報 特開2013−98695号公報
しかし、特許文献2に記載された従来の技術においては、最終的に算出された調整高さに従って作業者がADFの取り付け高さを調整する工程が必要である。したがって、従来の技術においては、ADFの取り付け高さを調整する工程を実行するための作業時間が必要である。そして、その作業時間に相当する分だけ生産コストがかかるという問題がある。
そこで、本発明は、生産コストを低減することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一実施例による画像読取装置は、
原稿搬送装置と、
前記原稿搬送装置の下方に設けられた画像読取部本体と、
前記画像読取部本体の上部に設けられた流し読みガラスと、
前記画像読取部本体の内部に設けられ、前記流し読みガラスの下方に位置することができ、前記原稿搬送装置によって前記流し読みガラスの上を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部本体に対して前記原稿搬送装置を回動可能に支持する少なくとも一つのヒンジと、
前記少なくとも一つのヒンジのうちの少なくとも一つを支持する少なくとも一つの揺動台座と、
前記揺動台座を前記画像読取部本体に対して揺動可能に支持する揺動軸と、
前記揺動台座の揺動範囲を規制する規制部材と、
前記少なくとも一つのヒンジが取り付けられた前記原稿搬送装置の奥側と反対の前側に設けられ、前記原稿搬送装置が閉じられたときに前記流し読みガラスの接触面に接触可能な前側突き当て部と、
を備え、
前記揺動軸の揺動中心は、前記流し読みガラスの前記接触面と同じ高さの位置に又は前記接触面よりも下方の位置に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、生産コストが低減される。
画像読取装置を備えた画像形成装置を示す図。 画像読取装置の構成を示す断面図。 画像読取装置の斜視図。 画像読取装置の側面図。 別の実施例の画像読取装置の側面図。 第二の実施の形態の画像読取装置の部分断面側面図。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(画像形成装置)
以下、図1乃至図4を用いて、第一の実施の形態を説明する。まず、図1を用いて、画像形成装置101を説明する。図1は、画像読取装置102を備えた画像形成装置101を示す図である。画像形成装置101は、画像読取装置102と、画像形成部本体103と、給送カセット104と、を備える。画像読取装置102は、画像形成部本体103の上方に設けられている。画像読取装置102は、原稿の画像を読み取る原稿読取部16(図4(a))を含む。画像読取装置102は、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。
給送カセット104は、画像形成部本体103の下方に設けられている。給送カセット104には、記録媒体(以下、シートという)が積載される。画像形成装置101は、給送カセット104に積載されたシート束からシートを一枚ずつ画像形成部本体103へ搬送するシート搬送部(不図示)を有する。画像形成部本体103は、画像読取装置102によって生成された画像データに従ってシートに画像を形成する画像形成部(不図示)を含む。画像形成部(不図示)は、レーザ書き込み部(不図示)、電子写真プロセス部(不図示)及び定着部(不図示)を含む。画像形成部(不図示)は、電子写真方式によってシートに画像を形成する。画像読取装置102と画像形成部本体103との間の空間には、排出部105が設けられている。画像形成部本体103によって画像が形成されたシートは、排出部105へ排出される。
(画像読取装置)
次に、図2及び図3を用いて、画像読取装置102を説明する。
図2は、画像読取装置102の構成を示す断面図である。画像読取装置102は、原稿を搬送する原稿搬送装置としてのADF201と、画像読取部本体202と、を備える。画像読取部本体202は、ADF201の下方に設けられている。ADF201は、画像読取部本体202に対して開閉可能である。
ADF201の原稿トレイ203に積載された原稿Pは、ピックアップローラ3によって1枚ずつ給送され、その後、給紙ローラ4によって搬送される。給紙ローラ4と対向する位置には、給紙ローラ4に圧接する分離ローラ5が設けられている。分離ローラ5は、該分離ローラ5に所定のトルク以上の負荷トルクがかかると、回転する構成となっており、2枚重なった状態で給送された原稿を分離する機能を有する。
ピックアップローラ3と給紙ローラ4は揺動アーム12によって連結されている。揺動アーム12は、給紙ローラ4の回転軸を中心にして回動できるように給紙ローラ4の回転軸によって支持されている。
原稿Pは、給紙ローラ4等によって搬送されて、排紙ローラ11によって原稿排出トレイ204へ排紙される。
画像読取部本体202には、搬送される原稿Pの第1面の画像を読み取る原稿読取部16が設けられている。また、ADF201には、搬送される原稿Pの第2面の画像を読み取る原稿読取部17が設けられている。
また、原稿の読取モードとして、第1読取モードと第2読取モードがある。第1読取モードは、上述した方法で流し読みガラス303上を搬送される原稿の画像を読み取るモードである。第2読取モードは、画像読取部本体202の原稿台ガラス214上に載置された原稿の画像を、一定速度で移動する原稿読取部16によって読み取るモードである。通常、シート状の原稿の画像は第1読取モードで読み取られ、本や冊子等の綴じられた原稿の画像は第2読取モードで読み取られる。
図3は、画像読取装置102の斜視図である。図3(a)は、画像読取装置102を左前側から見た斜視図である。図3(b)は、画像読取装置102を左奥側から見た斜視図である。画像読取部本体202は、流し読みガラス303を備える。
図3(b)に示すように、ADF201は、少なくとも一つ以上のヒンジによって画像読取部本体202に対して回動可能に支持されている。ADF201は、原稿台ガラス214に載置された原稿を原稿台ガラス214に向けて押圧する第1の位置(閉じ位置)と、画像読取部本体202に対するADF201の角度が第1の位置における角度より大きい角度を有する第2の位置との間で回動可能である。画像読取部本体202は、少なくとも一つ以上のヒンジを支持する少なくとも一つ以上の揺動台座306を有する。本実施例において、ADF201は、左ヒンジ205及び右ヒンジ206によって画像読取部本体202に対して回動可能に支持されている。左ヒンジ205及び右ヒンジ206は、ADF201と、画像読取部本体202に揺動軸307を中心として揺動可能に支持された揺動台座306と、に取り付けられている。
次に、図4を用いて、画像読取部本体202に対するADF201の高さ調整が不要となる原理を説明する。図4は、画像読取装置102の側面図である。図4(a)は、ADF201が設計上の位置にあるときの画像読取装置102の側面図である。図4(a)に示すように、画像読取部本体202は、本体フレーム301を有する。本体フレーム301の内部には、原稿の画像を読み取る原稿読取部16が設けられている。原稿読取部16は、流し読みガラス303の下に位置することができる。原稿読取部16は、ADF201によって流し読みガラス303の上を搬送される原稿の画像を読み取る。原稿読取部16は、画像読取装置102の前奥方向FRに細長い形状を有する。流し読みガラス303は、原稿読取部16が前奥方向FRに原稿の画像を読み取ることが可能な画像読取領域304を含む長さを有する。
ADF201には、流し読みガラス303に対向する位置で且つ画像読取領域304の外側に、奥側突き当て部308及び前側突き当て部309が設けられている。奥側突き当て部308は、ADF201の奥側に設けられている。奥側突き当て部308は、前奥方向FRにおいて画像読取領域304より奥側に設けられており、ADF201が閉じ位置に位置するときに流し読みガラス303に接触する。前側突き当て部309は、ADF201の奥側と反対の前側に設けられている。前側突き当て部309は、前奥方向FRにおいて画像読取領域304より前側に設けられている。前側突き当て部309は、ADF201が十分に閉じられてADF201が閉じ位置に位置するときに流し読みガラス303に接触可能である。
奥側突き当て部308は、公差や組立のばらつきを考慮しても、ADF201が図4(a)に示す設計上の位置にあるときに奥側突き当て部308が必ず流し読みガラス303に突き当たるように、寸法形状が決められている。一方、前側突き当て部309は、公差や組立のばらつきを考慮しても、ADF201が図4(a)に示す設計上の位置にあるときに前側突き当て部309が流し読みガラス303に接しないように、寸法形状が決められている。ADF201が図4(a)に示す設計上の位置にあるときに、前側突き当て部309の下端部は、奥側突き当て部308の下端部より上下方向UDにおいて上方に位置する。
揺動軸307は、画像読取部本体202の本体フレーム301に保持されている。揺動台座306は、揺動軸307によって回動可能に保持されている。揺動台座306は、揺動軸307を中心にして画像読取部本体202の本体フレーム301に対して揺動可能である。揺動軸307は、上下方向UDにおいて、前側突き当て部309が接触する流し読みガラス303の接触面303aより低い位置に配置されている。ADF201が図4(a)に示す設計上の位置にあるときに、揺動軸307は、上下方向UDにおいて奥側突き当て部308の下方に配置されている。
図4(b)は、ADF201の奥側端部が揺動台座規制部材305に当接するときの画像読取装置102の側面図である。ADF201が開位置へ向かって開かれると、ADF201の奥側端部が揺動台座規制部材305に当接する。揺動台座規制部材305は、前奥方向FRにおいて画像読取装置102の奥側で本体フレーム301の上部に固定されている。ADF201が開かれるときに揺動台座306が揺動軸307を中心として反時計回りに必要以上に回転しないように、ADF201が揺動台座規制部材305に当接することによって揺動台座306の揺動範囲を規制する。ADF201は、左ヒンジ205及び右ヒンジ206によって画像読取部本体202に対して更に反時計回りに回動され、開位置へ達する。ADF201が開位置にあるとき、ユーザが原稿台ガラス214へ原稿を載置することができるように、ADF201は原稿台ガラス214を開放する。
図4(c)は、ADF201が閉位置にあるときの画像読取装置102の側面図である。ADF201は、左ヒンジ205及び右ヒンジ206によって画像読取部本体202に対して時計回りに回動され、閉位置に位置する。ADF201が開位置から左ヒンジ205及び右ヒンジ206によって時計回りに回動され、ADF201が図4(b)に示す位置を経由して更に回動されると、図4(a)に示すように奥側突き当て部308が流し読みガラス303に当接する。その後、揺動台座306は、ADF201の自重によってADF201と一体に揺動軸307を中心として時計回り方向に揺動し、前側突き当て部309が自動的に流し読みガラス303に当接する。
画像読取装置102を側面から見たときに、揺動軸307の揺動中心307aを通る上下方向UDの直線は、ADF201が図4(a)に示す設計上の位置にあるときに奥側突き当て部308の長手方向軸線に整列する。すなわち、前奥方向FRにおいて、奥側突き当て部308の位置は、揺動軸307の揺動中心307aと一致する。揺動台座306の揺動に応じた奥側突き当て部308の動きは、揺動軸307を中心とした円弧上軌跡になる。円弧の最も上の点における上下方向UDの移動量は無視できる大きさである。したがって、揺動台座306がADF201の自重によってADF201と共に揺動軸307を中心として時計回り方向に揺動するときの奥側突き当て部308の上下方向UDの移動量は無視できる。したがって、奥側突き当て部308と前側突き当て部309の両方が流し読みガラス303に当接して、画像読取部本体202に対するADF201の高さ調整が自動的に完了する。
揺動台座規制部材305は、ADF201が閉じる方向へ揺動されるときに揺動台座規制部材305が所定の揺動範囲を超えて時計回り方向に回動されることを規制するために揺動台座306に当接する。なお、ADF201が設計上の位置にあるときの揺動軸307の理想的な位置として、図4(a)に示すように上下方向UDにおいて揺動軸307が奥側突き当て部308の下方に位置することを示したが、本実施例はこれに限定されるものではない。
図5は、別の実施例の画像読取装置の側面図である。例えば、図5に示すように、揺動軸307の揺動中心307aは、奥側突き当て部308が接触する流し読みガラス303の接触面303aと同じ高さであってもよい。この場合もADF201が図5に示す設計上の位置にあるときに、画像読取装置102を側面から見たときに、揺動軸307の揺動中心307aを通る上下方向UDの直線は、奥側突き当て部308の長手方向軸線に整列する。前奥方向FRにおいて、奥側突き当て部308の位置は、揺動軸307の揺動中心307aと一致する。揺動軸307は、画像読取部本体202の本体フレーム301の外側に設けられていてもよいし、画像読取部本体202の一部に食い込むように設けられていてもよい。
更に別の実施例として、揺動軸307の揺動中心307aは、奥側突き当て部308が接触する流し読みガラス303の接触面303aより下方で、奥側突き当て部308の垂直真下の位置から前奥方向FRのどちらにずれていてもよい。前奥方向FRにおいて揺動中心307aが奥側にずれて配置されている場合は、揺動台座306の時計回り方向への揺動によって前側突き当て部309が上下方向UDの下方へ移動されると同時に、奥側突き当て部308が上下方向UDの下方へ移動される。この場合、奥側突き当て部308の下側への移動量が大きいので、奥側突き当て部308を弾性変形可能に構成し、及び/又は、ADF201を自重によって変形可能に構成するとよい。それによって、奥側突き当て部308と前側突き当て部309の両方が流し読みガラス303に当接して、画像読取部本体202に対するADFの高さ調整が自動的に完了する。
逆に、前奥方向FRにおいて揺動中心307aが前側にずれて配置されている場合は、揺動台座306の時計回り方向への揺動によって前側突き当て部309が上下方向UDの下方へ移動されると同時に奥側突き当て部308が上下方向UDの上方へ移動される。この場合、奥側突き当て部308が流し読みガラス303から離れる方向へ移動される。そこで、ADF201が図4(a)に示す設計上の位置にあるときに奥側突き当て部308がADF201の自重によって弾性変形して予め圧縮されるように寸法形状を決定する。揺動台座306の時計回り方向への揺動によって奥側突き当て部308が上下方向UDの上側へ移動されても、奥側突き当て部308が弾性的に元に戻るので、奥側突き当て部308が流し読みガラス303の接触面303aから離れないようにすることができる。
また、揺動軸307の揺動中心307aをより下方に配置すると、揺動台座306が一定の角度回転されたときの前側突き当て部309の下方への変位量はより小さくなる。以上の事実に基づき実験を行った結果、ADF201を側面側から見た際に奥側突き当て部308を基準として揺動軸307の揺動中心307aが以下に示す所定の範囲内にある場合に本実施例の効果が得られることがわかった。
・上下方向UDにおいて接触面303aから下側へ250mmの範囲内
・前奥方向FRにおいて奥側突き当て部308から前側へ20mmの範囲内
・前奥方向FRにおいて奥側突き当て部308から奥側へ40mmの範囲内
第一の実施の形態によれば、ADF201と画像読取部本体202との間の距離が自動的に調整される。したがって、画像読取装置102を組み立てる際に作業者がADF201と画像読取部本体202との間の距離を調整する必要がないので、作業時間が低減され、生産コストが低減される。第一の実施の形態によれば、生産コストが低減される。
次に、図6を用いて、第二の実施の形態を説明する。第一の実施の形態においては、左ヒンジ205及び右ヒンジ206のいずれも揺動台座306に設けられている。ADF201と画像読取部本体202の構成によっては、片方のヒンジのみを揺動台座306に設けてもよい。第二の実施の形態では、その一例として、左ヒンジ205のみを揺動台座306に設けた構成を示す。以下、第一の実施の形態と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略し、第一の実施の形態と異なる構造について主に説明する。図6は、第二の実施の形態の画像読取装置102の部分断面側面図である。揺動台座306は、左ヒンジ205にのみ設けられている。図6は、画像読取装置102を左側から見たときの揺動台座306と左ヒンジ205の付近を拡大して示している。
揺動軸307は、上下方向UDにおいて奥側突き当て部308の下方に且つ前奥方向FRにおいて奥側突き当て部308の奥側に配置されている。揺動台座306は、ADF201が開位置及び閉位置へ回動されるときに揺動台座規制部材305によって揺動範囲が規制される。ADF201が閉じられると、ADF201の自重によって揺動台座306が揺動軸307を中心に揺動し、前側突き当て部309(図6で不図示)が流し読みガラス303に接触する。この時、奥側突き当て部308の弾性変形及びADF201の自重による変形によって奥側突き当て部308も流し読みガラス303に接触する。
第二の実施の形態では、揺動台座306が左ヒンジ205にのみ設けられているので、揺動軸307を中心としてADF201の左側は揺動するが、右側は揺動しない。ADF201は剛体ではないため、全体がねじれた系となる。ADF201のねじれは微小であるため、このねじれは、ADF201の原稿搬送機能を阻害しない。
第二の実施の形態によれば、ADF201と画像読取部本体202との間の距離が自動的に調整される。したがって、画像読取装置102を組み立てる際に作業者がADF201と画像読取部本体202との間の距離を調整する必要がないので、作業時間が低減され、生産コストが低減される。第二の実施の形態によれば、生産コストが低減される。
なお、第一及び第二の実施の形態において、ADF201に奥側突き当て部308が設けられているが、奥側突き当て部308は必ずしも設けられている必要は無く、省略されていても同様の効果を奏することができる。第二の実施の形態において、揺動台座306は左ヒンジ205にのみ設けられていたが、揺動台座306は右ヒンジ206にのみ設けられていても同様の効果を奏することができる。あるいは、左ヒンジ205と右ヒンジ206にそれぞれ独立して揺動台座が設けられて、ADF201の左側と右側が独立して揺動するようにしてもよい。
16・・・原稿読取部
102・・・画像読取装置
201・・・ADF(原稿搬送装置)
202・・・画像読取部本体
205・・・左ヒンジ
206・・・右ヒンジ
303・・・流し読みガラス
303a・・・接触面
305・・・揺動台座規制部材
306・・・揺動台座
307・・・揺動軸
307a・・・揺動中心
308・・・奥側突き当て部
309・・・前側突き当て部

Claims (7)

  1. 原稿搬送装置と、
    前記原稿搬送装置の下方に設けられた画像読取部本体と、
    前記画像読取部本体の上部に設けられた流し読みガラスと、
    前記画像読取部本体の内部に設けられ、前記流し読みガラスの下方に位置することができ、前記原稿搬送装置によって前記流し読みガラスの上を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部本体に対して前記原稿搬送装置を回動可能に支持する少なくとも一つのヒンジと、
    前記少なくとも一つのヒンジのうちの少なくとも一つを支持する少なくとも一つの揺動台座と、
    前記揺動台座を前記画像読取部本体に対して揺動可能に支持する揺動軸と、
    前記揺動台座の揺動範囲を規制する規制部材と、
    前記少なくとも一つのヒンジが取り付けられた前記原稿搬送装置の奥側と反対の前側に設けられ、前記原稿搬送装置が閉じられたときに前記流し読みガラスの接触面に接触可能な前側突き当て部と、
    を備え、
    前記揺動軸の揺動中心は、前記流し読みガラスの前記接触面と同じ高さの位置に又は前記接触面よりも下方の位置に設けられることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿搬送装置の前記奥側に設けられ、前記原稿搬送装置が閉じられたときに前記流し読みガラスの前記接触面に接触可能な奥側突き当て部を更に備え、
    前奥方向および上下方向に対して垂直な方向に沿って見たときに、前記揺動軸の前記揺動中心は、前記前奥方向において前記奥側突き当て部の位置を含む所定の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記前奥方向および前記上下方向に対して垂直な前記方向に沿って見たときに、前記揺動軸の前記揺動中心は、前記前奥方向において前記奥側突き当て部の位置と一致する位置であって前記接触面よりも下方の位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記前奥方向および前記上下方向に対して垂直な前記方向に沿って見たときに、前記揺動軸の前記揺動中心は、前記前奥方向において前記奥側突き当て部の位置と一致する位置であって前記接触面と同じ高さの位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記前奥方向および前記上下方向に対して垂直な前記方向に沿って見たときに、前記揺動軸の前記揺動中心は、前記流し読みガラスの前記接触面から下側へ250mmの範囲内、前記前奥方向において前記奥側突き当て部から前記前側へ20mmの範囲内及び前記前奥方向において前記奥側突き当て部から前記奥側へ40mmの範囲内の位置に設けられることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記少なくとも一つのヒンジのすべてが一つの揺動台座に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記少なくとも一つのヒンジは、二つのヒンジであり、
    前記二つのヒンジのうちの一つのみが前記揺動台座に支持されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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