JP2021014772A - セーフティツール及び遮蔽装置 - Google Patents

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達也 江上
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Abstract

【課題】操作コードの操作性が低減することを抑制することができるセーフティツールを提供することを目的としている。【解決手段】建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下される操作コードに付設されるセーフティツールであって、被支持部を備え、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、前記被支持部が前記被取付体から取り外された状態において、前記被支持部は、前記操作コードに支持され、前記被支持部が前記被取付体に取り付けられた状態において、前記操作コードは、前記被支持部から露出して操作可能となっている、セーフティツールが提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、セーフティツール及び遮蔽装置に関する。
ブラインド等の遮蔽装置には、遮蔽装置の遮蔽材を動作させる操作コードが設けられているものがある。操作コードはループ状に構成されているものがあり、操作コードのループ部(ループ下端)が人体に引っ掛かってしまう場合がある。そこで、ブラインド等の遮蔽装置の操作コードのループ部が引っ掛かってしまうことを防止するセーフティツールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のセーフティツールは、ヘッドボックスから垂下する操作コードの下部側を収容する収容部材と、収容部材の下端に連結され且つ操作コードのループ部に配置される転向部とを備えている。
特開2015−163758号公報
特許文献1の遮蔽装置において、転向部が遮蔽材の前方に近接配置されるので、ユーザーが操作コードを操作しているときに、操作コードがバタつき、操作コードが遮蔽材に干渉してしまう場合がある。操作コードが遮蔽材に干渉すると、ユーザーが操作コードを操作するときに煩わしく感じる場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、操作コードの操作性が低減することを抑制することができるセーフティツールを提供することを目的としている。
本発明によれば、建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下される操作コードに付設されるセーフティツールであって、被支持部を備え、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、前記被支持部が前記被取付体から取り外された状態において、前記被支持部は、前記操作コードに支持され、前記被支持部が前記被取付体に取り付けられた状態において、前記操作コードは、前記被支持部から露出して操作可能となっている、セーフティツールが提供される。
本発明によれば、被支持部は、建築物に配置される被取付体、取り付け及び取り外し自在に構成されている。このため、ユーザーは、操作コードを遮蔽材からよけるように、被支持部を被取付体に取り付けることができる。なお、被取付体には、建築物自体を構成する構造体(例えば側壁、窓、窓枠、天井部)、建築物に配置される家具、及び遮蔽装置本体等も含まれる。被支持部を被取付体に取り付けた状態では、ユーザーが操作コードを操作して、操作コードがバタついても、操作コードが遮蔽材からよけられているので、操作コードが遮蔽材に干渉しにくくなる。したがって、本発明によれば、操作コードの操作性が低減することを抑制することができる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、取付体を更に備え、前記被支持部は、被支持部本体を有し、前記取付体は、前記被取付体に固定され、前記被支持部本体には、前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部本体は、前記取付体に取り付け及び取り外し自在に構成されている、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記被支持部本体が前記取付体に取り付けられている状態において、前記被支持部本体は前記被取付体に対して相対回転可能である、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記被支持部は、引掛部を有し、前記引掛部は、前記被支持部本体に設けられ、且つ、前記引掛部を、前記操作コードに引っ掛け可能に構成されている、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記被支持部は、前記建築物を構成する構造体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、前記構造体は、前記遮蔽装置本体が配置される空間に臨む側面部又は天井部を構成している、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記被支持部が前記操作コードのループ部に設けられている状態において、前記操作コードの前部と前記操作コードの後部との間の前後方向の間隔は、前記操作コードのループ部側から前記遮蔽装置本体側にかけて同じである、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記被支持部は、前記操作コードに沿って移動可能なように前記操作コードが通される、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記被支持部は、前記操作コードが通され、且つ、前記操作コードに沿う方向の移動が規制されるように構成されている、セーフティツールが提供される。
本発明の実施形態の別の観点によれば、建築物に据付される遮蔽装置本体と、前記遮蔽装置本体から垂下される操作コードと、前記操作コードに付設されるセーフティツールと、を備え、前記セーフティツールは、被支持部を備え、前記被支持部には、前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、第1及び第2状態を切替可能に構成され、第1状態において、前記被支持部は、前記操作コードに支持され、第2状態において、前記被支持部は、第1状態のときの位置よりも上に配置され、且つ、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に取り付けられ、且つ、前記操作コードは、前記被支持部から露出して操作可能となっている、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記被支持部には、前記操作コードに沿って移動可能なように前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、前記操作コードに沿うように移動することで第1及び第2状態を切替可能に構成され、第1状態において、前記被支持部は、前記操作コードのループ部に設けられている、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記被支持部は、前記操作コードが通され、且つ、前記操作コードに沿う方向の移動が規制されるように構成されている、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、第2状態において、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に取り付けられ、且つ、前記被支持部は、前記操作コードが前記遮蔽装置本体の遮蔽材をよけるように、前記遮蔽材の側方側に配置される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、第2状態において、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に取り付けられ、且つ、前記被支持部は、前記建築物の開口部をよけるように配置されている、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、第2状態において、前記被支持部は、前記遮蔽装置本体の前端よりも前側に配置される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、第2状態において、前記被支持部は、前記遮蔽装置本体の後端よりも後側に配置される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、第1状態において、前記操作コードの前部と前記操作コードの後部との間の前後方向の間隔は、前記操作コードのループ部側から前記遮蔽装置本体側にかけて同じである、遮蔽装置が提供される。
本発明の実施形態の別の観点によれば、建築物に据付される遮蔽装置本体と、前記遮蔽装置本体から垂下される操作コードと、前記操作コードに付設されるセーフティツールと、を備え、前記セーフティツールは、被支持部を備え、前記被支持部は、被支持部本体と、引掛部とを有し、前記被支持部本体は、前記建築物に配置される被取付体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、前記引掛部は、前記被支持部本体に設けられ、且つ、前記引掛部は、前記被支持部本体が前記被取付体に取り付けられている状態において、前記操作コードを束ねるように前記操作コードを引っ掛け可能となっている、遮蔽装置が提供される。
本発明の実施形態の別の観点によれば、建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下される操作コードに付設されるセーフティツールであって、被支持部を備え、前記操作コードは、非環状の状態から環状の状態となるように連結可能に構成され、前記被支持部には、前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、前記操作コードのうち連結されている部分が通過可能となっている、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記操作コードは、前記操作コードに閾値を超える操作力が生じた際に、環状の状態から非環状の状態になるように構成されている、セーフティツールが提供される。
本発明の実施形態の別の観点によれば、建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下される操作コードに付設されるセーフティツールであって、被支持部を備え、前記操作コードは規制部材を有し、前記規制部材は、前記操作コードが操作されることで上昇して前記遮蔽装置本体のプーリーに干渉したとき、前記操作コードの前記操作を規制するように構成され、前記被支持部には、前記操作コードに沿って移動可能なように前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、前記規制部材が通過可能となっている、セーフティツールが提供される。
本発明の実施形態の別の観点によれば、建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下されるコード状の操作部材に付設されるセーフティツールであって、被支持部を備え、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体又は前記遮蔽装置本体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、前記被支持部が前記被取付体又は前記遮蔽装置本体から取り外された状態において、前記被支持部は、前記操作部材の最下部よりも上側の位置において前記操作部材に支持され、前記被支持部が前記被取付体又は前記遮蔽装置本体に取り付けられた状態において、前記操作コードは、前記被支持部から露出して操作可能となっている、セーフティツールが提供される。
好ましくは、前記被支持部は、第1及び第2部材を有し、前記操作部材は、第1及び第2操作コードを有し、第1操作コードは、ループ状に構成され、且つ、前記遮蔽装置本体から垂下され、第1部材は、第1操作コードのループ下端に保持されるように構成され、第2操作コードは、ループ状に構成され、且つ、第2部材から垂下され、前記操作コードの前記最下部は、第2操作コードのループ下端に対応し、前記被支持部は、第2操作コードに閾値を超える操作力が生じた際に、第1部材から第2部材が分離するように構成される、セーフティツールが提供される。
第1実施形態に係るセーフティツール1が設けられた遮蔽装置10の斜視図である。 図2Aは、第1実施形態に係るセーフティツール1が設けられた遮蔽装置10の右側面図であり、図2Bは、セーフティツール1がボールチェーン15のループ部に儲けられていない状態のボールチェーン15の右側面図である。 第1実施形態に係る、第1状態の被支持部3が設けられた遮蔽装置10の正面図であって、取付体2が被取付体W(側壁)に固定された状態を示す正面図である。 第1実施形態に係る、第2状態の被支持部3が設けられた遮蔽装置10の正面図であって、被支持部3が取付体2に取り付けられた状態を示す正面図である。 図4に示す被支持部3及びその周辺の拡大図である。 被支持部3が取付体2に取り付けられた状態を示す正面図であり、ボールチェーン15が引掛部3Bに束ねられている状態を示している。 第1実施形態に係るセーフティツール1の斜視図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の分解斜視図である。 垂直断面視した被支持部3と、被支持部本体3Aに取り付けられた取付体2とを示す斜視図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の左側面側を示す斜視図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の右側面側を示す斜視図である。 図11に示す領域Aの拡大図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の左側面図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の右側面図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の正面図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の上面図である。 図16に示すA−A断面図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の取付体2の斜視図である。 第1実施形態に係るセーフティツール1の取付体2の右側面図である。 変形例1に係るセーフティツール1の右側面図である。 変形例2に係るセーフティツール1の右側面図である。 図22Aは変形例3に係るセーフティツール1の被支持部3を取付体2に取り付ける前の状態を示し、図22Bは変形例3に係るセーフティツール1の被支持部3を取付体2に取り付けた状態を示している。 変形例4に係る、第2状態の被支持部3が設けられた遮蔽装置10の正面図であって、被支持部3が取付体2に取り付けられた状態を示す正面図である。 変形例4に係る取付体2の斜視図である。 変形例4に係る取付体2に被支持部3が取り付けられた状態を示している。 変形例1に係る遮蔽装置10の斜視図である。 変形例2に係る遮蔽装置10の斜視図である。 変形例3に係る遮蔽装置10の斜視図である。 変形例4に係る遮蔽装置10の斜視図である。 変形例5に係る遮蔽装置10の斜視図である。 分離部15cの分解説明図である。 分離部15cの分解斜視図である。 第2実施形態に係るセーフティツール1の斜視図である。 第2実施形態に係るセーフティツール1の分解斜視図である。 第3実施形態に係るセーフティツール1の正面側斜視図である。 第3実施形態に係るセーフティツール1の背面側斜視図である。 第3実施形態に係るセーフティツール1の右側面図である。 第3実施形態に係るセーフティツール1の取付体2(斜視図)と、この取付体2に取り付けられている被支持部3(断面図)とを示している。 第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の右側面図である。 第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3の上面図である。 図40に示すA−A断面図である。 第3実施形態に係るセーフティツール1の取付体2の正面側斜視図である。 図43Aは、第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3を第1方向z1に回動した状態を示し、図43Bは、第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3を第1方向z1とは反対の方向z2に回動した状態を示している。 図44Aは、第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3を第2方向x1に回動した状態を示し、図44Bは、第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3を第2方向x1とは反対の方向x2に回動した状態を示している。 図45Aは、第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3を第3方向y1に回動した状態を示し、図45Bは、第3実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3を第3方向y1とは反対の方向y2に回動した状態を示している。 図40に示すB−B断面図であって、ボールチェーン15が被支持部3に通されている状態を示している。 図46に示す被支持部3の上部3A3の近傍を示している。 規制部材15dがヘッドボックス11のプーリー11Bと干渉し、ボールチェーン15が矢印A方向に操作されることが規制される様子を模式的に示している。 規制部材15dがプーリー11Bと干渉したときに規制部材15dがコード部から外れにくくなることを示す説明図である。 図50Aは規制部材15dの斜視図であり、図50Bは規制部材15dの上面図である。 被支持部本体3Aの第2構成体3Atが、被支持部本体3Aの第1構成体3Asに対して相対回転可能に連結されている様子を示す説明図である。 図52Aは遮蔽装置10に複数の取付体2を設けた様子を示し、図52Bは図52Aに示す領域Aの拡大図である。 図53Aは被支持部3を取付体2に取り付けた状態(第2状態)における、遮蔽装置10等の正面図であり、図53Bは被支持部3を取付体2に取り付けた状態(第2状態)における、遮蔽装置10等の上面図である。 図26に示す形態の遮蔽装置10のボールチェーン15に設けられた被支持部3を、取付体2に取り付けた状態(第2状態)における、遮蔽装置10等の上面図である。 図55Aは、第4実施形態に係るセーフティツール1が設けられた遮蔽装置10の正面図である。図55Aでは、第1状態のセーフティツール1及びボールチェーン15を破線で示し、第2状態のセーフティツール1及びボールチェーン15を実線で示している。図55Bは、第4実施形態の変形例に係るセーフティツール1及びボールチェーン15の正面図である。図55Cは、図55Bに示す取付体2及びボールチェーン15の側面図である。 図56Aは、図55Aに示すセーフティツール1の被支持部3の斜視図である。図56Bは、図56Aに示す被支持部3の分解斜視図である。図56Cは、図56Aに示す被支持部3が取付体2の取付部2Bに引っ掛け可能であることを示す説明図である。図56Dは、被支持部3が取付体2の取付部2Bに引っ掛けられた状態を示す断面図である。 図57Aは、第5実施形態に係るセーフティツール1が設けられた遮蔽装置10の正面図である。図57Bは、図57Aに示すセーフティツール1を右側方から見た図である。図57Bにおいて、ヘッドボックス11や遮蔽材12は、被取付体Wによって隠れている。 図58Aは、第1部材3suと第2部材3slとが連結している状態を示している。図58Bは、第1部材3suから第2部材3slが分離した状態を示している。図58Cは、第5実施形態の変形例に係る被支持部3の正面図である。図58Dは、図58Dに示す第1部材3suと第2部材3slとを分解した状態を示す右側面図である。図58Eは、図58Cに示す第1部材3suから第2部材3slを取り外した状態を示す正面図である。図58Fは、第1部材3suから第2部材3slが分離するとともに、第1分割部3s21から第2分割部3s22が分離し、第2ボールチェーンが被支持部3から脱落する様子を示す説明図である。図58Fは、図58Cに示す線F−Fで、被支持部本体3A及び伝達機構3stを切断した説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
1−1.全体構成
図1に示すように、遮蔽装置10には、建築物等に据付される遮蔽装置本体から垂下されるループ状の操作コードに付設されるセーフティツール1が設けられている。遮蔽装置本体は、例えばヘッドボックスやヘッドレール等に対応する構成である。第1実施形態において、遮蔽装置10はプリーツスクリーンである。また、第1実施形態において、遮蔽装置本体はプリーツスクリーンのヘッドボックス11に対応し、操作コードはボールチェーン15に対応している。
図1〜図3に示すように、遮蔽装置10はプリーツ生地等から構成される遮蔽材12を備えている。遮蔽装置10は、セーフティツール1と、ヘッドボックス11と、遮蔽材12と、昇降コード13と、ボトムレール14と、ボールチェーン15とを備えている。セーフティツール1は取付体2及び被支持部3を備えている。図3に示すように取付体2は建築物の被取付体Wに固定されており、また、図1に示す状態において被支持部3はボールチェーン15のループ部(ループ下端)に引っ掛けられている。
図3に示す被取付体Wは、例えば、建築物を構成する各種の構造体、建築物に配置されるタンス等の家具、及び、遮蔽装置10のヘッドボックス11(遮蔽装置本体)に対応する。建築物を構成する各種の構造体は、例えば、ヘッドボックス11(遮蔽装置本体)が配置される空間(居室空間)に臨む側面部又は天井部を構成する。この側面部は、例えば、側壁、窓、窓枠、及び柱の周壁等であり、この天井部は、例えば、天井壁、及び梁等である。第1実施形態では、被取付体Wは建築物の構造体の側壁である。
ヘッドボックス11はブラケット11A及びプーリー11B等を備えている。ブラケット11Aは、窓の上枠等といった被取付体に固定される。これにより、遮蔽装置10は被取付体に固定される。ヘッドボックス11内には、ボールチェーン15が掛装されたプーリー11Bが設けられている。ヘッドボックス11内には図示省略の巻取軸等の回転機構が設けられている。遮蔽材12は、ヘッドボックス11に吊下支持されている。遮蔽材12の下端部にはボトムレール14が取り付けられている。昇降コード13の一端側はヘッドボックス11内の巻取軸等の回転機構に取り付けられ、昇降コード13が当該回転機構に巻き取り及び巻き戻し可能になっており、また、昇降コード13の他端側はボトムレール14に取り付けられている。
ボールチェーン15が操作されてプーリー11Bが回転すると、ヘッドボックス11内の回転機構が駆動し、昇降コード13が巻取軸に巻き取られる又は巻取軸から巻き戻される。ボールチェーン15は前部15A及び後部15Bを有する。前部15Aはボールチェーン15のうち、後部15Bよりも前に位置する部分である。前部15Aと後部15Bとはループ下端を介して繋がっている。昇降コード13がヘッドボックス11の巻取軸に巻き取られると、ボトムレール14が上昇し、その結果、遮蔽材12は畳み込まれながら上方に引き上げられる。また、昇降コード13がヘッドボックス11の巻取軸から巻き戻されると、ボトムレール14が下降し、その結果、遮蔽材12は畳み込まれた状態が伸ばされながら下方に引き下げられる。
1−2.セーフティツール1
図7及び図8に示すように、セーフティツール1は取付体2と被支持部3とを備えている。
1−2−1.取付体2
図3、図18及び図19に示すように、取付体2は、固定部2Aと取付部2Bとを有する。取付体2は建築物に配置される被取付体Wに固定される。
<固定部2A>
図3、図18及び図19に示すように、固定部2Aは被取付体Wに取付けられ、固定部2Aは例えば板状に構成される。固定部2Aはおもて面2A1及び裏面2A2を有する。おもて面2A1には取付部2Bが接続される。また、裏面2A2は被取付体Wに固定される。裏面2A2と被取付体Wとの固定手段は、特に限定されるものではない。例えば、粘着層(例えば、粘着シールや接着剤)が裏面2A2に形成されていてもよいし、固定部2Aがネジで被取付体Wに締結されてもよい。また、固定部2A自体が磁性を帯びた素材で構成され、固定部2Aが被取付体Wに磁力によって固定されてもよい。また、固定部2Aとは別部材の磁石が固定部2Aの裏面2A2に設けられていてもよい。更に、固定部2Aと被取付体Wとが面ファスナーで固定されていてもよい。つまり、固定部2A及び被取付体Wのうちの一方がフック部を備え、他方がループ部を備えていてもよい。
<取付部2B>
取付部2Bは被支持部3を支持する機能を有する。取付部2Bはおもて面2A1に接続され、取付部2Bは裏面2A2側からおもて面2A1側へ向かう方向に突出している。取付部2Bは軸部2B1と拡大部2B2とを有する。取付体2が軸部2B1を有し、且つ、被支持部3が係合孔部3A1を有するので、被支持部3(後述する被支持部本体3A)は、被取付体Wや取付体2に対して相対回転可能である。軸部2B1はおもて面2A1に接続されている。図9に示すように、被支持部3が取付体2に取り付けられている状態において、被支持部3は軸部2B1を介して取付体2に支持される。具体的には、第1実施形態では、被支持部3が軸部2B1に引っ掛けられることで被支持部3と軸部2B1とが係合する。その結果、被支持部3が軸部2B1を介して取付部2Bに支持される。被支持部3が取付体2に取付けられている状態において、拡大部2B2は被支持部本体3A内に配置されている。
軸部2B1の径は拡大部2B2の径よりも小さい。また、軸部2B1の径は、後述する係合孔部3A1の第2孔部3a2よりも小さく、拡大部2B2の径は、係合孔部3A1の第2孔部3a2よりも大きい。このため、軸部2B1が係合孔部3A1の第2孔部3a2に挿入されている状態において、ユーザーがユーザー側に取付体2を引っ張っても、被支持部本体3Aが取付体2から外れてしまうことがない。図7及び図8に示すように、固定部2Aには孔部2aが形成されている。孔部2aには、固定部2Aを被取付体Wに固定するための固定部材(例えば、ネジ)が挿入される。孔部2aの形成位置は、軸部2B1の形成位置に対応している。このため、孔部2a及び固定部材が、軸部2B1及び拡大部2B2によって隠れ、セーフティツール1の意匠性が向上する。
1−2−2.被支持部3
図10〜図17に示すように、被支持部3は、被支持部本体3Aと、引掛部3Bと、転向部3Cとを備えている。
被支持部3は、第1及び第2状態を切替可能に構成されている。図3に示すように、第1状態において、被支持部3はボールチェーン15のループ部に設けられている。図4及び図5に示すように、第2状態において、被支持部3は、第1状態のときの位置よりも上に配置され、且つ、ボールチェーン15のループ部は、被支持部3から露出している。
また、被支持部3は取付部2Bの軸部2B1が挿入可能な係合孔部3A1を有するので、被支持部3が被取付体W(取付体2)に取り付けられた状態(第2状態)において、被支持部3は、被取付体Wに対して相対回転可能である。
また、図4に示すように、第2状態において、被支持部3は、ボールチェーン15がヘッドボックス11の遮蔽材12に対して前後方向に対向しないように、遮蔽材12の側方側に配置される。換言すると、第2状態において、ボールチェーン15がヘッドボックス11の遮蔽材12に対してよけられている。
<被支持部本体3A>
被支持部本体3Aは各種部材が設けられている筐体である。図3〜図5に示すように、被支持部本体3Aは、ボールチェーン15に沿って移動可能に構成されている。また、被支持部本体3Aにはボールチェーン15が通されている。ここで、被支持部3が被取付体Wに取り付けられた状態において、ボールチェーン15が操作可能となるようにボールチェーン15が被支持部本体3Aに対して移動自在に設けられている。
図9、図11及び図12に示すように、被支持部本体3Aは、係合孔部3A1と、曲面部3A2とを有する。係合孔部3A1は被支持部本体3Aに形成されている。係合孔部3A1には取付体2の取付部2Bが挿入される。係合孔部3A1は第1孔部3a1及び第2孔部3a2を有する。第1孔部3a1は略円形の孔部であり、第1孔部3a1は第2孔部3a2の下側に配置されている。第1孔部3a1は第2孔部3a2に接続されている。第2孔部3a2の径は第1孔部3a1の径よりも小さい。
ユーザーが被支持部3を取付体2に取り付ける場合には、ユーザーは、被支持部3の第1孔部3a1が取付体2の軸部2B1の位置(つまり、取付体2の基端部の位置)に至るように、被支持部3の第1孔部3a1を取付体2の軸部2B1へ挿入する。その後、ユーザーは被支持部3を引き下げて、軸部2B1の位置を第1孔部3a1から第2孔部3a2へ相対移動させる。これにより、被支持部3と軸部2B1とが係合する。被支持部3と軸部2B1とが係合した状態において、被支持部3は軸部2B1を軸として回動可能である。つまり、ユーザーは、被支持部3の角度を、好みの角度に調整することができる。このため、ボールチェーン15の操作性が向上する。
また、図12に示すように、係合孔部3A1には幅狭部3a3が形成されている。幅狭部3a3の幅は軸部2B1の径よりも小さくなっている。このため、第2孔部3a2に係合している軸部2B1が、第1孔部3a1へ簡単には移動しなくなっている。
図17に示すように、被支持部本体3A内には収容空間Spが形成されている。収容空間Spにはボールチェーン15が移動自在に配置されており、また、被支持部3が取付体2に取り付けられている状態において収容空間Spには拡大部2B2が配置されている。
図10及び図11に示すように、被支持部本体3Aの上部には、長尺状の開口部Op1が形成されている。開口部Op1が被支持部本体3Aに形成されていることで、ユーザーは被支持部本体3Aをボールチェーン15に沿う方向に移動させることができる。図17に示すように、被支持部本体3Aには曲面部3A2が形成されている。曲面部3A2は、開口部Op1の形成位置に設けられる内側縁部に設けられている。被支持部本体3Aには一対の曲面部3A2が形成されており、一対の曲面部3A2は向かい合っている。一対の曲面部3A2の間隔は上側から下側に向かうに従って狭くなる。曲面部3A2が形成されていることで、ユーザーがボールチェーン15を操作したときにおいて、ボールチェーン15が曲面部3A2に沿って滑らかに移動する。このため、ボールチェーン15と被支持部本体3Aとの干渉が抑制され、ボールチェーン15の操作性が向上する。また、ユーザーがボールチェーン15の前部15Aを引き下げたときにおいて、後部15Bは引き上げられる。ここで、曲面部3A2が形成されていることで、後部15Bが被支持部本体3Aの開口部Op1の縁に引っかかりにくくなる。このため、ユーザーがボールチェーン15の前部15Aを引き下げたときにおいて、後部15Bとともに被支持部本体3Aが引き上げられてしまうことが抑制される。
図9及び図17に示すように、被支持部本体3A内には、一対の挿入部Op2が形成されている。一方(前側)の挿入部Op2にはボールチェーン15の前部15Aが挿入され、他方(後側)の挿入部Op2にはボールチェーン15の後部15Bが挿入される。また、図15、16に示すように、被支持部本体3Aの下部には、開放部Op3が形成されている。開放部Op3が被支持部本体3Aに形成されていることで、ユーザーが図1に示す状態(第1状態)の被支持部本体3Aを上側に移動させたときに、被支持部本体3Aの下部がボールチェーン15のループ部に干渉しない。つまり、開放部Op3が被支持部本体3Aに形成されていることで、ユーザーは被支持部本体3Aをボールチェーン15に沿う方向に移動させることができる。このように、被支持部3には開口部Op1、挿入部Op2及び開放部Op3が形成されているので、被支持部本体3A(被支持部3)はボールチェーン15に対して移動自在に設けられている。
<引掛部3B>
図9、図10及び図15に示すように、引掛部3Bは被支持部本体3Aの左側面に設けられている。引掛部3Bはボールチェーン15に被支持部3を引っ掛ける機能を有する。引掛部3Bが被支持部3に設けられていることにより、ユーザーは、ボールチェーン15のうちの被支持部3に挿入されている部分よりも上部に、引掛部3Bを引っ掛けることができる。これにより、ボールチェーン15のループ部の位置及び被支持部3の位置が上側に移動する。その結果、ボールチェーン15や被支持部3が、人体に引っ掛かることがより確実に回避される。例えば、図6に示すように、第2状態において、被支持部3は、ボールチェーン15を束ねるようにボールチェーン15を引掛部3Bに引っ掛けることもできる。
図9、図10及び図15に示すように、引掛部3Bは、腕部3B1を有する。腕部3B1は被支持部本体3Aの上側から被支持部本体3Aの下側に延びている。腕部3B1の下端部には突出部3B2が形成されている。また、被支持部本体3Aの左側面には、突出部3B3が形成されている。突出部3B2は突出部3B3と向かい合っている。腕部3B1と被支持部本体3Aの左側面との間には隙間3B4が形成されている。隙間3B4はボールチェーン15が挿入可能となっている。つまり、ユーザーが引掛部3Bをボールチェーン15に引っ掛ける場合には、ユーザーは、ボールチェーン15を突出部3B2と突出部3B3との間に押し込み、ボールチェーン15を隙間3B4に差し込む。
<転向部3C>
図9、図15及び図17に示すように、転向部3Cは被支持部本体3A内に配置されている。転向部3Cは被支持部本体3Aの下部側に配置されている。被支持部3が図1に示す状態(第1状態)のときにおいて、転向部3Cはボールチェーン15のループ部に支持されている。転向部3Cが被支持部本体3Aに設けられていることにより、被支持部本体3Aがボールチェーン15から脱落することが回避されている。転向部3Cには当接面3C1が形成されている。当接面3C1は下に凸となる曲面を有する。このため、当接面3C1の形状はボールチェーン15のループ部に沿うような形状となっており、ボールチェーン15の操作性が向上する。なお、転向部3Cの構成はこれに限定されるものではなく、例えば、被支持部本体3Aに回転自在に設けられたプーリーで構成することもできる。
1−2−3.分離部15c(連結部)について
図2Aに示すように、ボールチェーン15は、複数のボール部18と複数のコード部19とに加えて、分離部15cを備えている。コード部19には、2つのボール部18を連結するコード部と、ボール部18と分離部15cとを連結するコード部とを有する。分離部15cは連結部に対応している。
分離部15cは、ボールチェーン15に閾値を超える操作力が生じた際に、ボールチェーン15を環状の状態から非環状の状態とするように構成される。つまり、分離部15cは、ボールチェーン15に閾値を超える操作力が生じた際に、複数の部品に分離する機能を有する。なお、操作力は、ユーザーがボールチェーン15を直に把持したときにボールチェーン15に働く力であってもよいし、ユーザーが被支持部本体3Aを把持したときにボールチェーン15に働く力であってもよい。
ボールチェーン15がユーザーに操作されてボールチェーン15が移動したときに、分離部15cが被支持部本体3Aを通過可能となっている。つまり、被支持部本体3Aは、分離部15cが開口部Op1、挿入部Op2及び開放部Op3を通過することができるように、構成されている。
図31及び図32を参照して分離部15cの構成の一例を説明する。分離部15cは一対の第1嵌合部43と、第2嵌合部42とを備えている。分離部15cは、第1嵌合部43と第2嵌合部42とが分離しても、再度、嵌合可能な構成である。
第1嵌合部43の先端部には、断面俵形の嵌合突部45が形成され、嵌合突部45の先端部には、俵形の長軸方向に膨径された膨径部46が形成されている。膨径部46の長軸方向の両側部の外周面には凹部47が形成されている。膨径部46の先端角部には面取り49が形成されている。面取り49が第1嵌合部43に形成されていることで、ユーザーは第1嵌合部43を第2嵌合部42に挿入しやすくなる。更に、嵌合突部45の基端部には、嵌合突部45の径方向に突出する回動規制部48が形成されている。
第2嵌合部42は筒状部材である。第2嵌合部42の先端部には嵌合孔49aが形成されている。嵌合孔49aは嵌合突部45の膨径部46を挿入可能とする俵形に開口されている。嵌合孔49aの奥部は嵌合孔49a内で嵌合突部45を回動可能とする径で円形に形成されている。嵌合孔49aには膨径部46に係合する係止部49bが形成されている。係止部49bの開口縁は、嵌合突部45の基端部を回動可能とするように、円弧状に抉られている。第2嵌合部42の上面側と下面側とには、それぞれ、係止部49bが形成されている。第2嵌合部42の上面側の係止部49bの配置位置と、第2嵌合部42の仮面側の係止部49bの配置位置とは、90度の角度をなしている。
ユーザーが第1嵌合部43の膨径部46及び回動規制部48を嵌合孔49aに挿入し、ユーザーが第1嵌合部43を90度回動させると、第2嵌合部42の凸部(図示省略)が第1嵌合部43の凹部47に嵌まる。これにより、第1嵌合部43と第2嵌合部42とが嵌合する。なお、ユーザーが第1嵌合部43を更に回動させようとすると、回動規制部48が第2嵌合部42に干渉する。このため、第1嵌合部43の回動が規制される。
なお、分離部(連結部)のサイズが、ボールチェーンの隣接する2つのボールにかけて設けられる場合もある。このような大型の分離部は、被支持部3と干渉し、挿入部Op2を通過できなくなる、又は、通過しづらくなる。この大型の分離部を有するボールチェーンに対し、被支持部3が取り付けられると、ボールチェーンの操作性が損なわれる。そこで、次に説明する手順により、ボールチェーンを交換するとよい。まず、作業者は、ボールチェーンを切断し、ボールチェーンをプーリー11Bから外す。次に、作業者は、上述した分離部15cを有するボールチェーン15を準備する(図31及び図32参照)。ここで、このボールチェーン15は非環状の状態である。作業者は、このボールチェーン15の端部をプーリー11Bに挿入してプーリー11Bに掛装する。そして、作業者は、分離部15cを連結し、ボールチェーン15を環状とする。作業者は、このような作業を実施することで、大型の分離部を有するボールチェーンから、被支持部3に適した分離部15cを有するボールチェーン15へ交換することができる。
1−3.動作説明
1−3−1.第1状態における操作
図3に示すように、被支持部3が第1状態にあるときにおいて、ユーザーがボールチェーン15の露出部分15aを把持し、ユーザーがボールチェーン15に対して引き下げ動作をすることで、プーリー11Bが回転し、遮蔽材12が昇降する。第1状態において、被支持部3は、ボールチェーン15のループ部に設けられている。そして、被支持部3が第1状態にあるときにおいて、ボールチェーン15のループ部は被支持部3によって隠れている。このため、被支持部3が第1状態にあるときにおいて、垂れ下がったボールチェーン15のループ部が人体に引っ掛かることが回避される。
また、被支持部3が第1状態にあるときにおいて、ボールチェーン15の下部側は、被支持部3内に収められている。仮に、ボールチェーン15の下部側が被支持部3内に収められていないと、前部15Aの下部側と、後部15Bの下部側との間の前後方向の間隔が広がりやすくなり、遮蔽装置10の意匠性が低下する(図2B参照)。しかし、第1実施形態において、被支持部3が第1状態にあるときにおいて、ボールチェーン15の下部側は被支持部3内に収められているので、前部15Aの下部側の位置及び後部15Bの下部側の位置が、被支持部3によって規定される。その結果、図2Aに示すように、前部15Aと後部15Bとの間の前後方向の間隔Wtは、ボールチェーン15のループ部側からヘッドボックス11のプーリー11B側にかけて同じとなる。このため、第1実施形態に係るセーフティツール1は、遮蔽装置10の意匠性を向上させることができる。
1−3−2.第2状態における操作
図46に示すように、被支持部3が第2状態にあるときにおいても、ユーザーがボールチェーン15の露出部分15aを把持し、ユーザーがボールチェーン15に対して引き下げ動作をすることで、プーリー11Bが回転し、遮蔽材12が昇降する。第2状態において、被支持部3は、第1状態のときの位置よりも上に配置されている。そして、ユーザーがボールチェーン15に対して引き下げ動作をしたとしても、被支持部3が取付体2に取付けられているので、被支持部3が脱落することがない。また、被支持部3が第2状態にあるときにおいて、ボールチェーン15が遮蔽材12からよけられている。このため、ユーザーがボールチェーン15を操作したときにボールチェーン15が遮蔽材12に干渉しにくい。したがって、第1実施形態のセーフティツール1は、ボールチェーン15の操作性の低減を抑制することができる。
更に、図4及び図5に示すように、被支持部3が第2状態にあるときにおいても、ボールチェーン15の露出部分は露出部分15aだけでなく、露出部分15bをも含む。このため、ユーザーはボールチェーン15の露出部分15bを把持し、ユーザーがボールチェーン15に対して引き下げ動作をすることで、プーリー11Bが回転し、遮蔽材12が昇降する。
また、図4及び図5に示すように、被支持部3が第2状態にあるときにおいて、ボールチェーン15のループ部は被支持部3から露出している。しかし、被支持部3が取付体2に取付けられることで、被支持部3の高さ位置が第1状態における被支持部3の高さ位置よりも高くなる。その結果、ボールチェーン15のループ部の高さ位置が第1状態における被支持部3の高さ位置よりも高くなる。このため、被支持部3が第2状態にあるときにおいても、垂れ下がったボールチェーン15のループ部が人体に引っ掛かることが回避される。
1−3−3.被支持部3の取り付け操作及び取り外し操作
ユーザーは第1状態にある被支持部3を把持し、被支持部3をボールチェーン15に沿って上側に移動させる。これにより、被支持部3の状態は第1状態から第2状態へと切り替わる(動作1)。そして、ユーザーは、ボールチェーン15及び被支持部3を遮蔽材12側から取付体2側(右側)へ移動させ、被支持部3を取付体2に近づける(動作2)。なお、動作1及び動作2は、順番が逆でもよいし、並行して行われてもよい。
その後に、ユーザーは、取付体2の取付部2Bが被支持部3に形成された係合孔部3A1の第1孔部3a1に挿入されるように、被支持部3を取付体2に対向配置する(動作3)。更に、ユーザーは動作3が完了した状態の被支持部3を引き下げる(動作4)。これにより、係合孔部3A1の第2孔部3a2が取付部2Bと係合する。ユーザーが動作4を完了することで、被支持部3は取付体2に取付けられる。
動作4が完了した状態において、被支持部3は取付体2に係合しているので、被支持部3が取付体2から脱落することはない。また、取付体2は遮蔽装置10の側方側(右側)に配置されている。つまり、取付体2は遮蔽材から離れた位置に配置されているので、被支持部3が取付体2に取付けられることで、ボールチェーン15が遮蔽材12から逃げるように配置されることになる。このため、ユーザーがボールチェーン15の露出部分15a又は露出部分15bを把持してボールチェーン15を操作し、ボールチェーン15がバタついたとしても、ボールチェーン15が遮蔽材12と干渉してしまうことが回避される。その結果、セーフティツール1はボールチェーン15の操作性が低減することを抑制することができる。
ユーザーが被支持部3を取付体2から取り外す場合には、上述した動作1〜動作4を逆に行う。つまり、ユーザーは被支持部3を引き上げる(動作5)。これにより、係合孔部3A1の第2孔部3a2と取付部2Bとの係合は解除される。次に、ユーザーは、取付体2の取付部2Bが被支持部3に形成された係合孔部3A1の第1孔部3a1から引き抜かれるように、被支持部3を取付体2から離間させる(動作6)。その後、ユーザーは、ボールチェーン15及び被支持部3を取付体2側から遮蔽材12側(左側)へ移動させる(動作7)。ユーザーは被支持部3をボールチェーン15に沿って下側へ移動させ、被支持部3をボールチェーン15のループ部に移動させる(動作8)。
1−4.第1実施形態の効果
従来のセーフティツールは転向部が遮蔽材の前方に近接配置されるので、ユーザーがボールチェーンを操作しているときに、ボールチェーンがバタつき、ボールチェーンが遮蔽材に干渉してしまう場合がある。これにより、操作コードが遮蔽材に干渉すると、ユーザーが操作コードを操作するときに煩わしく感じる場合がある。第1実施形態に係るセーフティツール1の被支持部3は、建築物に配置される被取付体Wに、取り付け及び取り外し自在に構成されている。このため、ユーザーは、ボールチェーン15を遮蔽材12や開口部からよけるように、被支持部3を被取付体Wに取り付けることができる。なお、開口部とは、例えば、建築物の窓枠、室内の部屋と室内の部屋とを連通する部分、室内の部屋と室外とを連通する部分等である。被支持部3が被取付体Wに取り付けられた状態では、ユーザーがボールチェーン15を操作して、ボールチェーン15がバタついても、ボールチェーン15が遮蔽材12からよけられているので、ボールチェーン15が遮蔽材12に干渉しにくくなる。したがって、第1実施形態に係るセーフティツール1は、ボールチェーン15の操作性が低減することを抑制することができる。なお、被支持部3が被取付体Wに取り付けられた状態において、ボールチェーン15のうち被支持部3よりも上側の部分(露出部分15a)や被支持部3よりも下側の部分(露出部分15b)は、被支持部3から露出して操作可能である。
1−5.変形例
1−5−1.セーフティツール1の変形例
第1実施形態は、被支持部3が取付体2に軸部2B1によって支持される、形態であったが、この形態に限定されない。
被支持部3は磁力によって取付体2に取付けられてもよい。つまり、図20に示すように、被支持部3及び取付体2のそれぞれに磁石mgを設け、これらの磁力によって、被支持部3が取付体2に取付けられていてもよい。
図21に示すように、被支持部3は面ファスナーFによって取付体2に取付けられてもよい。つまり、面ファスナーFのフック部が被支持部3及び取付体2のうちの一方に設けられ、面ファスナーFのループ部が被支持部3及び取付体2のうちの他方に設けられていてもよい。
図22A及び図22Bに示すように、取付体2は上下方向に被支持部3をスライド可能な枠体(ホルダー)で構成してもよい。つまり、第1実施形態の支持形態は、軸部2B1は被支持部3を軸支する構成であったが、軸支に限定されない。取付体2は被支持部3を収容する枠体で構成されていてもよい。図22Aの破線は取付体2の内側部を示している。図22Bの破線は被支持部3のうち取付体2に隠れる部分を示している。取付体2の内側下部には、被支持部3を取付体2にスライドさせながら被支持部3を下側に移動させたとき、被支持部3の下部と引っ掛かる引掛部2cが形成されている。本変形例3の形態は、被支持部3の周面が取付体2によって支持されることになる。このため、ユーザーがボールチェーン15を操作したときに、被支持部3にかかる負荷が効果的に分散される。
図23〜図25に示すように、取付体2が、延出部2Eを備えていてもよい。この変形例の取付体2の被支持部3の取付角度は、図23に示すように、実施形態で説明した取付体2の被支持部3の取付角度に対して90度回転している。図24に示すように、延出部2Eの基端部は固定部2Aに接続され、延出部2Eの先端部は軸部2B1に接続される。延出部2Eと軸部2B1とは直交するように接続され、軸部2B1の軸は左右方向に平行である。また、軸部2B1には拡大部2B2が接続されている。なお、軸部2B1及び拡大部2B2の機能は実施形態と同様である。被支持部3が取付体2に取り付けられている状態において、拡大部2B2は被支持部3の係合孔部3A1(図11参照)に挿入される。また、取付体2が軸部2B1を有するので、図25に示すように、被支持部3は被取付体Wや取付体2に対して相対回転可能である。図24に示すように、固定部2Aには孔部2aが形成されている。孔部2aには、固定部2Aを被取付体に固定するための固定部材(例えば、ネジ)が挿入される。
セーフティツール1の形態は、その他に次のような形態であってもよい。
・セーフティツール1の形態は、被支持部3及び取付体2が凹凸係合する形態であってもよい。つまり、被支持部3及び取付体2のうちの一方が凸部を有し、被支持部3及び取付体2のうちの他方が当該凸部に係合する凹部を有していてもよい。
・セーフティツール1の形態は、被支持部3及び取付体2がピン部材(棒状部材)によって固定される形態であってもよい。つまり、被支持部3及び取付体2には、それぞれピン部材が挿入される孔部が形成されている。そして、ユーザーは、被支持部3の孔部及び取付体2の孔部を重ねた状態で、これらの孔部に締結部材を挿入する。この形態であっても、被支持部3を取付体2に容易に取り付けることができるとともに、被支持部3を取付体2から容易に取り外すことができる。
・セーフティツール1の形態は、取付体2が弾性を有する帯状部材(例えば、ゴムバンド)を有する形態であってもよい。ユーザーは、被支持部3を取付体2に設けられたバンドで挟み込むことで、被支持部3を取付体2に取り付けることができる。
1−5−2.遮蔽装置の変形例
セーフティツール1の適用対象は、第1実施形態で説明したプリーツスクリーンに限定されない。
図26に示すように、セーフティツール1は、例えば、ローマンシェードに適用することもできる。ローマンシェードは、遮蔽材12が蛇腹状に折り畳み可能に構成されている、遮蔽装置である。
図27に示すように、セーフティツール1は、例えば、ロールスクリーンに適用することもできる。ロールスクリーンは、遮蔽材12が図示省略の巻取軸に巻き取り及び巻き戻し可能に構成された、遮蔽装置である。
図28に示すように、セーフティツール1は、例えば、縦型ブラインドに適用することもできる。縦型ブラインドは、鉛直方向延びる板状の複数の遮蔽材12が、鉛直方向に平行な軸周りに回転可能に構成された、遮蔽装置である。
図29に示すように、セーフティツール1は、例えば、横型ブラインドに適用することもできる。横型ブラインドは、左右方向延びる板状の複数の遮蔽材12が、回動可能に構成された、遮蔽装置である。
図30に示すように、セーフティツール1は、例えば、カーテンレールに適用することもできる。カーテンレールは、図示省略のカーテン(遮蔽材)を支持可能に構成された複数の部品30が、左右方向に延びるレールに設けられた、遮蔽装置である。
2.第2実施形態
以下、第2実施形態では、第1実施形態との差異点を中心に説明する。第2実施形態は、取付体2と被支持部3とが独立して構成されている形態である。第2実施形態は、取付体2と被支持部3とが独立しておらず、取付体2と被支持部3とが連結されている形態である。
第2実施形態において、セーフティツール1は、被支持部3を備える。図33、図34に示すように、被支持部3は、被支持部本体3Aと、取付体2とを有する。そして、取付体2は、被支持部本体3Aに連結されている。また、取付体2は、被取付体Wに取り付け及び取り外し自在に構成されている。
取付体2は吸盤部2Cと連結部2Dとを有する。吸盤部2Cは吸盤としての機能を有する。つまり、ユーザーが吸盤部2Cを被取付体Wに押し付けることで、吸盤部2Cと被取付体Wとの間の空気が流出するとともに吸盤部2Cの形状が復元する。これにより、吸盤部2Cと被取付体Wとの間の空間の内圧が大気圧よりも小さくなり、その結果、吸盤部2Cが被取付体Wに取り付けられる。吸盤部2Cは弾性に富む素材、例えばゴム等の素材で構成することが好ましい。連結部2Dは軸部2B1に対応する機能を有する。つまり、ユーザーが連結部2Dを係合孔部3A1の第1孔部3a1へ挿入した後に、連結部2Dを引き上げる。これにより、ユーザーは連結部2Dを係合孔部3A1の第1孔部3a1に連結することができる。また、連結部2Dは第1実施形態の軸部2B1と同様の機能を有する。つまり、被支持部本体3Aは連結部2D(取付体2)に対して相対回転可能である。
第2実施形態も、第1実施形態と同様の作用効果を有する。
3.第3実施形態
以下、第3実施形態では、第1及び第2実施形態との差異点を中心に説明する。第3実施形態の被支持部3は、交差防止部3D(図38及び図41参照)と、軸受部3E(図36、図37及び図38〜図40参照)とを備え、第3実施形態の取付体2は球状部2B3(図38及び図42参照)を備えている。また、図47に示すように、被支持部本体3Aの上部3A3は、ボールチェーン15のボール部が引っかかりにくくなるように構成されている。更に、図46、図48〜図50Bに示すように、ボールチェーン15が規制部材15dを備えている。
3−1.取付体2
<球状部2B3>
図38及び図44に示すように、球状部2B3は球状に形成され、且つ、軸部2B1に接続されている。球状部2B3が軸受部3Eに挿入されることで、被支持部3は取付体2に取り付けられる。
3−2.被支持部3
<交差防止部3D>
ボールチェーン15の前部15Aとボールチェーン15の後部15Bとが交差すると、ボールチェーン15の操作が妨げられる。このため、第3実施形態の被支持部3は、図38、図40、図41及び図46に示すように、交差防止部3Dを備えている。なお、前部15Aは第1及び第2部分のうちの一方に対応し、後部15Bは第1及び第2部分のうちの他方に対応する。前部15A及び後部15Bは、互いに対向し、且つ、被支持部3に通されている。
交差防止部3Dは、図46に示すように、収容空間Spに形成されている。具体的には、交差防止部3Dは、収容空間Spのうちの開口部Op1側に形成されている。交差防止部3Dは、被支持部3にボールチェーン15(操作コード)が通された状態において、ボールチェーン15の前部15Aとボールチェーン15の後部15Bとが交差しないように構成されている。換言すると、交差防止部3Dは、被支持部3にボールチェーン15が通された状態において、収容空間Spを、前部15Aが位置する側と後部15Bが位置する側とに隔てるように設けられている。
図41に示すように、交差防止部3Dは、互いに対向する一対の内面3b1,3b2のうちの一方から他方へ向かって突出するように形成されている。より詳しくは、交差防止部3Dは、内面3b2から内面3b1へ向かって突出するように形成されている。これにより、取付体2がプーリー11B(図1参照)よりも正面側に突き出した位置に配置されている場合において、ボールチェーン15が交差防止部3Dのより基部側の位置(より深い位置)に配置されることになり、ボールチェーン15が後述する隙間Op4から抜けてしまうことがより確実に回避される。また、図46に示すように、交差防止部3Dの上面及び交差防止部3Dの下面には曲面3D1が形成されている。これにより、ボールチェーン15が交差防止部3Dに引っかかることが抑制され、ボールチェーン15の操作を円滑化することができる。
図41に示すように、交差防止部3Dの端面と内面3b1との間には、隙間Op4が形成されている。隙間Op4の大きさは、ボールチェーン15のコード部(隣接するボールの間の部分)が隙間Op4を通過可能であるが、ボールチェーン15のボールが隙間Op4を通過できないように構成されているとよい。例えば、隙間Op4の大きさは、コード部の径と同程度であり、ボールの径よりも小さいことが好ましい。
また、図46に示すように、交差防止部3Dの上下方向の幅は、ボールチェーン15のコード部の長さよりも長いことが好ましい。これにより、コード部が隙間Op4(図43参照)に入り込もうとしたとしても、ボールが交差防止部3Dに干渉し、前部15A及び後部15Bが隙間Op4を通過することをより確実に回避することができる。
また、図46に示すように、交差防止部3Dの前後方向(前部15Aから後部15Bに向かう方向)の幅は、ボールチェーン15のコード部の長さよりも短いことが好ましい。これにより、ユーザーは、ボールチェーン15を被支持部3に取り付け可能になる。つまり、ユーザーは、被支持部本体3Aと転向部3Cとを分離させた状態で被支持部本体3Aの隙間Op4からボールチェーン15のコード部を通す。そして、ユーザーはボールチェーン15のループ下端を被支持部本体3Aの下側から引き出す。更に、ユーザーはこのループ下端に転向部3Cを掛装させた状態で被支持部本体3Aと転向部3Cとを連結する。これらの作業によって、ユーザーはボールチェーン15を被支持部3に取り付けることができる。
<軸受部3E>
図36及び図37に示すように、軸受部3Eは被支持部本体3Aの背面に形成されている。軸受部3Eは複数(第3実施形態では4つ)の湾曲した片部から構成されている。軸受部3Eは、球状部2B3が挿入されることで、球状部2B3と連結するように構成されている。図38に示すように、軸受部3Eは、球状部2B3の球面に沿うように形成されている。第3実施形態に係るセーフティツール1が軸受部3E及び球状部2B3を有することで、次に述べるように、被支持部3は様々な方向に回動可能である。
図43Aに示すように、被支持部3は後側に傾く方向(第1方向z1)に回動可能であり、図43Bに示すように、被支持部3は前側に傾く方向(第1方向z1とは反対の方向z2)に回動可能である。
また、図44Aに示すように、被支持部3は正面側から見たときに時計回りの方向(第2方向x1)に回動可能であり、図44Bに示すように、被支持部3は正面側から見たときに反時計回りの方向(第2方向x1とは反対の方向x22)に回動可能である。
また、図45Aに示すように、被支持部3は左側方向(第3方向y1)に回動可能であり、図45Bに示すように、被支持部3は右側方向(第3方向y1とは反対の方向y22)に回動可能である。
<上部3A3>
図46に示すように、上部3A3は開口部Op1を取り囲むように形成されている。上部3A3は被支持部本体3Aの最上部に形成されている。図47に示すように、上部3A3は、頂部3A30と、外側部分3A31と、内側部分3A32とを有する。上部3A3は、頂部3A30から外側部分3A31にかけてなだらかに傾斜している。同様に、上部3A3は、頂部3A30から内側部分3A32にかけてなだらかに傾斜している。このため、上部3A3の頂部3A30は、平坦面、又は、上に凸となる緩やかな湾曲面となっている。第3実施形態では、頂部3A30は上に凸となる緩やかな湾曲面である。また、上部3A3の幅Wtは、ボールチェーン15の隣接するボール部の間隔と同程度となっている。
頂部3A30が、平坦面、又は、上に凸となる緩やかな湾曲面となっており、且つ、上部3A3の幅Wtが、隣接するボール部の間隔と同程度であるので、ボール部が上部3A3に引っかかりにくくなっている。なお、ボール部が上部3A3に引っかかったとしても、外側部分3A31及び内側部分3A32が湾曲しているので、ボール部は滑らかに移動する。
3−3.規制部材15d
図46及び図48〜図50Bに示すように、ボールチェーン15は規制部材15dを備えている。規制部材15dは、ボールチェーン15の操作可能範囲を規制する機能を有する。規制部材15dは、挿入部15d1と、爪部15d2と、凹状部15d3とを有する。規制部材15dの挿入部15d1は、隣接する2つのボールの間のコード部に取り付けられている。例えば、図48に示すように、ユーザーが後部15Bを引き下げるようにボールチェーン15を操作すると、前部15A及び規制部材15dが矢印Aに示すように上昇し、規制部材15dがプーリー11Bに干渉する。その結果、ユーザーがボールチェーン15の後部15Bを引き下げる操作が規制される。逆に、ユーザーがボールチェーン15の前部15Aを引き下げ続けた場合も同様である。このように、規制部材15dは、ボールチェーン15が操作されることで上昇してプーリー11Bに干渉したとき、ボールチェーン15の操作を規制するように構成されている。また、規制部材15dは爪部15d2を有することで、規制部材15dとボールチェーン15のコード部との係合がより確実になる。つまり、規制部材15dがプーリー11Bに干渉した状態で後部15Bが強く引き下げられても、規制部材15dがボールチェーン15のコード部から外れてしまいにくくなる。
ここで、図46に示すように、挿入部Op2はボールチェーン15が通る部分であるが、挿入部Op2は収容空間Spと比較すると狭くなっている。第3実施形態において、規制部材15dは被支持部3を通過可能に構成されている。つまり、規制部材15dはボールチェーン15の隣接する2つのボール部の間に設けられる程度のサイズであるので、規制部材15dは挿入部Op2を通過可能である。このため、セーフティツール1が、規制部材15dを有するボールチェーン15に適用されたとしても、セーフティツール1がボールチェーン15の操作を妨げてしまうことが回避される。
図48に示すように、凹状部15d3にはボールチェーン15のボール部の一部が配置されている。これにより、規制部材15dとボールチェーン15のボール部との係合がより確実になり、規制部材15dがボールチェーン15のコード部からより外れにくくなる。ここで、図50Aに示すように、凹状部15d3は、規制部材15dの下部のみに形成されており、規制部材15dの上部には形成されていない。これにより、図48に示すボールチェーン15の後部15Bが下側に移動するように強く操作され、ボールチェーン15が図49に示す状態になったときにおいて、規制部材15dがプーリー11Bから受ける力Fの方向は、鉛直方向から大きく離れる。このため、規制部材15dがコード部から外れにくくなる。仮に、凹状部15d3が規制部材15dの上部には形成されていると、規制部材15dがプーリー11Bから受ける力の方向は、図49に示す力Fの方向よりも更に鉛直方向に近づき、規制部材15dがコード部から外れる可能性が高まる。
つまり、第3実施形態では、凹状部15d3が規制部材15dの下部のみに形成されていることで、規制部材15dがプーリー11Bと干渉したときに、規制部材15dがコード部から外れにくくなっている。
なお、第3実施形態で説明した交差防止部3Dは、第1及び第2実施形態で説明した被支持部本体3Aにも適用可能である。同様に、第3実施形態で説明した規制部材15dは、第1及び第2実施形態にも適用可能である。
4.第1〜第3実施形態のその他の形態
被支持部3が、少なくとも2つの分割可能な構成体から構成されていてもよい。具体的には、図51に示すように、被支持部3の被支持部本体3Aは、第1構成体3As及び第2構成体3Atから構成されていてもよい。第1構成体3Asは、取付体2に取り付け及び取り外し自在に構成されている。つまり、第1構成体3Asは、係合孔部3A1(図12参照)を有する。また、第2構成体3Atは、第1構成体3Asに対して相対回転可能に連結されている。これにより、被支持部3の下部から引き出されるボールチェーン15の角度を調整することができる。つまり、被支持部3の第1構成体3As(被支持部3の一部)が被取付体W(取付体2)に取り付けられた状態において、第2構成体3At(被支持部3の他部)は、被取付体Wに対して相対回転可能である。図51に示す例では、第1構成体3Asと第2構成体3AtとはヒンジHdを介して回転自在に連結している。なお、第1構成体3Asと第2構成体3Atとを回転自在に連結する手段はヒンジに限定されるものではない。例えば、第1構成体3Asと第2構成体3Atとの接続部分を薄肉に形成し、第1構成体3Asと第2構成体3Atとを回転自在に連結してもよい。図51では、第1実施形態に係るセーフティツール1を例に説明したが、第2及び第3実施形態にも適用可能である。
図52A及び図52Bに示すように、セーフティツール1は取付体2を複数有していてもよい。図52Bに示すように、新たに設けた取付体2(以下、ここでは一方の取付体2と称する)は、被支持部3が第1状態において被支持部3が取り付け可能な位置に、設けられている。具体的には、一方の取付体2及び他方の取付体2は、共に、被取付体W(壁)に固定され、また、一方の取付体2の配置と他方の取付体2の配置とは90度の角度をなしている。本実施形態では、ボールチェーン15の最上部はプーリー11Bに引っ掛けられ、ボールチェーン15の最下部は転向部3Cに引っ掛けられ、その結果、ボールチェーン15が弛んだり、揺動したりすることが抑制される。これにより、ボールチェーン15の操作性が向上する。図52A及び図52Bでは、第1実施形態に係るセーフティツール1を例に説明したが、第2及び第3実施形態にも適用可能である。
図53A及び図53Bに示すように、第2状態において、被支持部3は、ボールチェーン15が遮蔽材12の横端部12Aから離れる位置に配置されていてもよい。つまり、第2状態において、被支持部3は、遮蔽材12の側方側(図53A参照)であり、且つ、ヘッドボックス11の前端よりも前側(図53B参照)に、配置されていてもよい。この配置状態では、被支持部3が、ヘッドボックス11の前端位置Lよりも、前に突き出した位置に配置されることとなる。その結果、ボールチェーン15と遮蔽材12との間隔が拡大しながら、ボールチェーン15はプーリー11Bの位置から斜め下方に垂下する。このため、ユーザーがボールチェーン15を操作したときにボールチェーン15が遮蔽材12の横端部12Aにより干渉しにくくなる。
遮蔽装置10が図26に示す形態である場合には、上述した図53A及び図53Bで示した被支持部3の配置とは異なる。図54に示すように、この形態の遮蔽装置10が窓W2に対向するように配置されている。なお、窓W2は窓枠W1に設けられている。第2状態において、被支持部3は、遮蔽材12の側方側であり、且つ、ヘッドボックス11の後端よりも後側に、配置されているとよい。この配置状態では、被支持部3が、ヘッドボックス11の後端位置Lbよりも、奥に配置されることとなる。その結果、ボールチェーン15と遮蔽材12との間隔が拡大しながら、ボールチェーン15はプーリー11Bの位置から斜め下方に垂下する。このため、ユーザーがボールチェーン15を操作したときにボールチェーン15が遮蔽材12の横端部12Aにより干渉しにくくなる。
5.第4実施形態
以下、第4実施形態では、第1〜第3実施形態との差異点を中心に説明する。
第4実施形態の被支持部3の機能は、ボールチェーン15によって支持される点で、第1〜第3実施形態の被支持部3の機能と共通している。
第1〜第3実施形態のセーフティツール1は、ボールチェーン15に沿って移動可能な被支持部3を備える。一方、第4実施形態のセーフティツール1は、ボールチェーン15に沿う方向の移動が規制されている被支持部3を備える。
また、第1〜第3実施形態のセーフティツール1は、被支持部3が取付体2から取り外されている状態において、被支持部3がボールチェーン15のループ部で支持される。一方、図55A及び図56Cに示すように、第4実施形態の被支持部3は、被支持部3が取付体2から取り外されている状態において、ボールチェーン15のループ部よりも上側の位置においてボールチェーン15(前部15A及び後部15B)に支持される。
5−1.取付体2
第4実施形態において、取付部2Bは、ビスで構成されている。取付体2は、固定部2Aと、取付部2Bとを備えており、固定部2Aはビスの挿入部に対応し、固定部2Aが被取付体Wに挿入されることで、取付部2Bが被取付体Wに固定される。固定部2Aには例えば螺旋状の雄ねじ部が形成されていてもよい。取付部2Bはビスの頭部に対応し、被支持部3を引掛可能に構成されている(図56D参照)。
5−2.被支持部3
被支持部3は、被支持部本体3Aと、引掛部3Bと、プーリー3Fとを備えている。
被支持部3は、被取付体Wから取り外された状態において、ボールチェーン15に支持されている。被支持部3がボールチェーン15に支持される部分は、第1〜第3実施形態において被支持部3がボールチェーン15に支持される部分(ループ部)よりも上側である。なお、被支持部3は、ボールチェーン15のループ部に取り付けることもできるが、被支持部3の引掛部3Bはボールチェーン15の下部を引っ掛け可能になっているので、被支持部3はループ部よりも上側に取り付けられることが好ましい。
<被支持部本体3A>
図56A及び図56Bに示すように、被支持部本体3Aは、第1部材3t1と、第2部材3t2とを備えている。第1部材3t1は、突出筒3t3と、一対の壁部3t4とを有する。また、第2部材3t2は、突出軸3t5と、一対の壁部3t6とを有する。
第1部材3t1と第2部材3t2とは、互いに間隔をあけた状態で対向するように設けられている。突出筒3t3は筒状に形成され、突出筒3t3の外周面にはプーリー3Fが回転自在に設けられている。また、突出筒3t3には挿入孔が形成され、当該挿入孔には突出軸3t5が挿入される。これにより、第1部材3t1と第2部材3t2とが連結する。
壁部3t4及び壁部3t6は上下方向に延びる突出部である。壁部3t4と壁部3t6とは、互いに間隔をあけた状態で対向するように設けられ、ユーザーは、壁部3t4と壁部3t6との間の隙間からボールチェーン15を挿入可能となっている。
<引掛部3B>
第4実施形態において、引掛部3Bは、第1部材3t1に連結している。図56Dに示すように、ユーザーは、引掛部3Bと第1部材3t1との間の隙間Sprにボールチェーン15の下部を差し込むことで、ボールチェーン15を被支持部3に引っ掛け可能である。
引掛部3Bには、係合孔部3A1が形成されている。第4実施形態における係合孔部3A1の形状は、第1実施形態で説明した係合孔部3A1の形状と同様である。図56Cに示すように、係合孔部3A1には取付体2の取付部2B(ビスの頭部)が挿入される。これにより、被支持部3が取付体2の取付部2Bに引っ掛けられる。なお、ユーザーが被支持部3を取付体2に取り付ける場合には、ユーザーは、被支持部3の第1孔部3a1(図56A参照)が取付体2の取付部2Bの位置に至るように、被支持部3の第1孔部3a1を取付部2Bへ挿入する。その後、ユーザーは被支持部3を引き下げることで、被支持部3と取付部2Bとが係合する。被支持部3と取付部2Bとが係合した状態において、被支持部3は取付部2Bを軸として回動可能である。
<プーリー3F>
第1部材3t1と第2部材3t2との間には、プーリー3Fが回転自在に配置されている。また、第1部材3t1と第2部材3t2との間には、ボールチェーン15が通過する空間Sptが形成されている。ここで、被支持部3は、プーリー3Fが回転していないと、ボールチェーン15がこの空間Sptを通過できないように構成されている。ユーザーが被支持部3をボールチェーン15に沿って移動させようとすると、プーリー3Fが回転せず、ボールチェーン15がプーリー3Fや壁部3t4に干渉してボールチェーン15が空間Sptから抜け出せなくなる。このため、第4実施形態において、被支持部3は、ボールチェーン15に沿って移動できないように構成されている。
図55Aに示すように、第4実施形態に係るセーフティツール1において、被支持部3は、ボールチェーン15のループ部で支持される必要はなく、ボールチェーン15のループ部よりも上側でボールチェーン15によって支持され得る。このため、ユーザーは、被支持部3を被取付体Wに取り付けるときに、被支持部3を下から上に持ち上げる必要がない。つまり、ユーザーは、屈んだり、手を下に伸ばしたりしなくても、被支持部3を把持することが可能なので、第4実施形態に係るセーフティツール1は、被支持部3を取付体2へ取り付けるときの負担を抑制可能である。
第4実施形態に係るセーフティツール1において、被支持部3は、ボールチェーン15に沿って移動しないように構成されている。このため、ユーザーが被取付体Wから被支持部3を取り外したとき、被支持部3がボールチェーン15に沿って急落下しない。仮に被支持部3が急落下すると、被支持部3がボールチェーン15のループ部に到達したときに、ボールチェーン15が暴れ、被支持部3が、例えば壁やユーザーにぶつかる可能性がある。つまり、第4実施形態に係るセーフティツール1は、上述のように被支持部3が急落下しないので、取付体2から被支持部3を取り外すときの負担も抑制可能である。
第4実施形態において、被支持部3は、ボールチェーン15に沿って移動可能できない形態であるとして説明したが、この形態に限定されるものではない。遮蔽装置100は、ボールチェーン15の代わりに、ボール部を有さない操作コードを備え、また、プーリー3Fの代わりに、この操作コードを被支持部本体3Aに押し付ける押付部材を備える形態であってもよい。この形態の場合、被支持部3には操作コードが押し付けられるので被支持部3と操作コードとの間に摩擦力が発生し、被支持部3がボールチェーン15のループ部よりも上側の部分で操作コードに支持される。なお、ユーザーが所定以上の力を被支持部3又は操作コードにかけると、操作コードが被支持部3から引き出され、ユーザーは操作コードに沿って被支持部3を移動可能である。つまり、この形態のセーフティツール1の被支持部3は、通常時においてボールチェーン15に沿う方向の移動が規制されているが、ボールチェーン15に沿って移動可能である。
第4実施形態は、被支持部3が取付体2の取付部2Bに直接的に引っ掛けられることで、被支持部3が被取付体Wに取り付け及び取り外し自在に構成されている、形態である。ここで、セーフティツール1の形態は、この形態に限定されるものではない。被支持部3が取付体2の取付部2Bに間接的に引っ掛けられることで、被支持部3が被取付体Wに取り付け及び取り外し自在に構成されていてもよい。
具体的には、図55Bに示すように、ボールチェーン15がビスで構成された一対の取付体2に引っ掛けられることで、被支持部3がボールチェーン15を介して被取付体Wに取り付けられる。
図55Cに示すように、各取付体2の固定部2Aは、被取付体Wに挿入されることで、取付部2Bが被取付体Wに固定される。また、各取付体2の取付部2Bは、ボールチェーン15を引っ掛け可能となっている。図55Cに示すように、取付部2Bには隙間部2B4が形成されている。隙間部2B4にはボールチェーン15が配置され、隙間部2B4の間隔はボールチェーン15よりも大きくなっている。これにより、ボールチェーン15が取付部2Bに引っ掛けられた状態において、ユーザーがボールチェーン15を操作することができる。図55B及び図55Cに示す第4実施形態の変形例も、第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
6.第5実施形態
以下、第5実施形態では、第1〜第4実施形態との差異点を中心に説明する。
第5実施形態の被支持部3の機能は、ボールチェーン15によって支持される点で、第1〜第4実施形態の被支持部3の機能と共通している。
また、第1〜第3実施形態のセーフティツール1は、ボールチェーン15に沿って移動可能な被支持部3を備える。一方、第5実施形態の被支持部3は、第4実施形態の被支持部3と同様に、ボールチェーン15に沿う方向の移動が規制されている。
また、第1〜第4実施形態において、遮蔽装置10は、ボールチェーン15を1つ有する形態であったが、第5実施形態において、遮蔽装置10は、ボールチェーンを2つ(第1及び第2ボールチェーン151,152)有する形態である。
6−1.取付体2
取付体2は、図57Bに示すように、被取付体Wに取り付けられている。第5実施形態の取付体2は、上述した第1〜第4実施形態や、第1〜第3実施形態のその他形態の構成を採用することができる。なお、第5実施形態では、取付体2の構成が第1実施形態の取付体2の構成と同様であるものとして説明する。
6−2.被支持部3
図57Aに示すように、被支持部3は、被支持部本体3Aと、第1及び第2プーリー3s1,3s2とを備えている。また、被支持部3は伝達機構3stを備えており、伝達機構3stは、第2プーリー3s2の回転を第1プーリー3s1に伝達し、第1プーリー3s1を回転させる機能を有する。伝達機構3stは、例えばギア等から構成することができる。
図58Aに示すように、被支持部本体3Aは、第1及び第2部材3su,3slを有する。
<第1部材3su>
第1部材3suは、第1プーリー3s1を介して第1ボールチェーン151のループ下端に保持されるように構成されている。ここで、第1ボールチェーン151は、ループ状に構成され、且つ、ヘッドボックス11から垂下されている。
第1部材3suには、図57Bに示す取付体2の軸部2B1(第1実施形態の図8参照)が挿入されている。これにより、ユーザーは被支持部3を壁等の被取付体Wに取り付けることが可能になっている。
<第2部材3sl>
第2部材3slには、第2ボールチェーン152のループ上端が設けられている。具体的には、第2ボールチェーン152は、第2プーリー3s2を介して第2部材3slに保持されている。第2ボールチェーン152は、ループ状に構成され、且つ、第2部材3slから垂下されている。
図58Bに示すように、第1部材3suには連結部3su1が形成され、第2部材3slには連結部3sl1が形成されている。第1部材3suと第2部材3slとは、連結部3su1,3sl1を介して連結している。つまり、図58Aに示すように、第2部材3slは、通常時において第1部材3suから落下しないように、第1部材3suに連結している。図58A及び図58Bに示すように、第1部材3suと第2部材3slとを連結する連結部3su1,3sl1は、予め定められた荷重が第2ボールチェーン152に加わると、第1部材3suから第2部材3slを分離するように構成されている。連結部3su1,3sl1の構成は、特に限定されるものではなく、例えば凹凸係合や爪構造等のような各種構成を採用可能である。
なお、第5実施形態においてボールチェーン15の最下部は、第2ボールチェーン152のループ下端に対応する。
<第1及び第2プーリー3s1,3s2>
図58Aに示すように、第1プーリー3s1は、第1部材3suに回転自在に設けられている。また、第2プーリー3s2は、第2部材3slに回転自在に設けられている。図57Aに示すように、ユーザーが第2ボールチェーン152を操作することで、第2プーリー3s2が回転する。これにより、伝達機構3stが駆動し、第1プーリー3s1が回転する。第1プーリー3s1が回転することで、第1ボールチェーン151が動作し、その結果、プーリー11Bが回転する。
第5実施形態に係るセーフティツール1も、第4実施形態に係るセーフティツール1と同様の効果を有する。つまり、第5実施形態の被支持部3は、ボールチェーン15に沿って移動しないように構成されているため、ユーザーは、被支持部3を被取付体Wに取り付けるときに、被支持部3を下から上に持ち上げる必要がない。つまり、ユーザーは、屈んだり、手を下に伸ばしたりしなくても、被支持部3を把持することが可能なので、第5実施形態に係るセーフティツール1は、被支持部3を取付体へ取り付けるときの負担を抑制可能である。
また、ユーザーが被取付体Wから被支持部3を取り外したとき、被支持部3がボールチェーン15に沿って急落下しない。仮に被支持部3が急落下すると、被支持部3がボールチェーン15のループ部に到達したときに、ボールチェーン15が暴れ、被支持部3が、例えば壁やユーザーにぶつかる可能性がある。つまり、第5実施形態に係るセーフティツール1は、被支持部3が急落下しないので、取付体から被支持部3を取り外すときの負担も抑制可能である。
また、第5実施形態に係るセーフティツール1は、第2ボールチェーン152に予め定められた荷重がかかると、第1部材3suから第2部材3slが分離するように構成されている。このため、ユーザーが高いテンションがかけられた状態の第2ボールチェーン152に引っ掛り続けてしまうことを回避することができる。
第5実施形態は、第2プーリー3s2の全体が第1部材3suから分離する形態であったが、この形態に限定されるものではない。次に説明するように、第2プーリー3s2の一部が第1部材3suから分離する形態であってもよい。
図58Fに示すように、第1部材3su内には、伝達機構3stが設けられている。伝達機構3stは、例えば、第1プーリー3s1とともに回転する上段ギアg1と、第2プーリー3s2とともに回転する下段ギアg2と、上段ギアg1と下段ギアg2との間に介在する中段ギアg3と、を備える。第2ボールチェーン152が操作されると、下段ギアg2が回転する。そして、下段ギアg2の回転は、中段ギアg3を介して上段ギアg1に伝達され、第1ボールチェーン151が動作する。
図58Dに示すように、第1部材3suには、凸状の連結部3su1が形成され、第2部材3slには、凹状の連結部3sl1が形成されている。連結部3su1,3sl1の構成は、特に限定されるものではなく、例えば凹凸以外にも、爪構造等のような各種構成を採用可能である。連結部3su1と連結部3sl1とが係合することで、第2部材3slが第1部材3suに取り付けられている。第2部材3slが第1部材3suから取り外されると、図58Eに示すように、第2プーリー3s2が露出する。
図58Fに示すように、第2プーリー3s2は、第1及び第2分割部3s21,3s22を備えている。第1分割部3s21は、第1部材3suに一体的に設けられており、第1部材3suから分離しない。一方、第2分割部3s22は、第1分割部3s21と係合しており、第1分割部3s21から分離可能となっている。
図58Fに示すように、第1分割部3s21には爪状の連結部3s21aが形成され、図58Eに示すように、第2分割部3s22には連結部3s21aが挿入可能な連結部3s22aが形成されている。連結部3s22aは、連結部3s21aが挿入される孔部である。連結部3s21a,3s22aの構成は、特に限定されるものではなく、例えば爪構造以外にも、凹凸構造のような各種構成を採用可能である。
予め定められた荷重が第2ボールチェーン152に加わると、連結部3su1と連結部3sl1とが分離するとともに、連結部3s21aと連結部3s22aとが分離する。これにより、図58Fに示すように、第2部材3sl及び第2分割部3s22が第1部材3suから分離し、第2ボールチェーン152がセーフティツール1から外れる。このため、ユーザーが、高いテンションがかけられた状態の第2ボールチェーン152に引っ掛り続けてしまうことを回避することができる。図58C〜図58Fに示す第5実施形態の変形例も、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 :セーフティツール
2 :取付体
2A :固定部
2a :孔部
2A1 :おもて面
2A2 :裏面
2B :取付部
2B1 :軸部
2B2 :拡大部
2B3 :球状部
2B4 :隙間部
2C :吸盤部
2D :連結部
2E :延出部
2c :引掛部
3 :被支持部
3su :第1部材
3su1:連結部
3sl :第2部材
3sl2:連結部
3s1 :第1プーリー
3s2 :第2プーリー
3s21:第1分割部
3s21a:連結部
3s22:第2分割部
3s22a:連結部
3st :伝達機構
3t1 :第1部材
3t2 :第2部材
3t3 :突出筒
3t4 :壁部
3t5 :突出軸
3t6 :筒状部
3A :被支持部本体
3A1 :係合孔部
3A2 :曲面部
3A3 :上部
3At :第1構成体
3As :第2構成体
3B :引掛部
3B1 :腕部
3B2 :突出部
3B3 :突出部
3B4 :隙間
3C :転向部
3C1 :当接面
3a1 :第1孔部
3a2 :第2孔部
3a3 :幅狭部
3b1 :内面
3b2 :内面
3D :交差防止部
3D1 :曲面部
3E :軸受部
3F :プーリー
10 :遮蔽装置
11 :ヘッドボックス
11A :ブラケット
11B :プーリー
12 :遮蔽材
12A :横端部
13 :昇降コード
14 :ボトムレール
15 :ボールチェーン
151 :第1ボールチェーン
152 :第2ボールチェーン
15A :前部
15B :後部
15a :露出部分
15b :露出部分
15c :分離部
15d :規制部材
15d1 :挿入部
15d2 :爪部
15d3 :凹状部
18 :ボール部
19 :コード部
30 :部品
42 :第2嵌合部
43 :第1嵌合部
45 :嵌合突部
46 :膨径部
47 :凹部
48 :回動規制部
49 :面取り
49a :嵌合孔
49b :係止部
F :面ファスナー
Op1 :開口部
Op2 :挿入部
Op3 :開放部
Op4 :隙間
Sp :収容空間
Spr :隙間
Spt :空間
W :被取付体
mg :磁石

Claims (20)

  1. 建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下される操作コードに付設されるセーフティツールであって、
    被支持部を備え、
    前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、
    前記被支持部が前記被取付体から取り外された状態において、前記被支持部は、前記操作コードに支持され、
    前記被支持部が前記被取付体に取り付けられた状態において、前記操作コードは、前記被支持部から露出して操作可能となっている、セーフティツール。
  2. 請求項1に記載のセーフティツールであって、
    取付体を更に備え、
    前記被支持部は、被支持部本体を有し、
    前記取付体は、前記被取付体に固定され、
    前記被支持部本体には、前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部本体は、前記取付体に取り付け及び取り外し自在に構成されている、セーフティツール。
  3. 請求項2に記載のセーフティツールであって、
    前記被支持部本体が前記取付体に取り付けられている状態において、前記被支持部本体は前記被取付体に対して相対回転可能である、セーフティツール。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のセーフティツールであって、
    前記被支持部は、引掛部を有し、
    前記引掛部は、前記被支持部本体に設けられ、且つ、前記引掛部を、前記操作コードに引っ掛け可能に構成されている、セーフティツール。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1つに記載のセーフティツールであって、
    前記被支持部は、前記建築物を構成する構造体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、
    前記構造体は、前記遮蔽装置本体が配置される空間に臨む側面部又は天井部を構成している、セーフティツール。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1つに記載のセーフティツールであって、
    前記被支持部が前記操作コードのループ部に設けられている状態において、前記操作コードの前部と前記操作コードの後部との間の前後方向の間隔は、前記操作コードのループ部側から前記遮蔽装置本体側にかけて同じである、セーフティツール。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1つに記載のセーフティツールであって、
    前記被支持部は、前記操作コードに沿って移動可能なように前記操作コードが通される、セーフティツール。
  8. 請求項1〜請求項6の何れか1つに記載のセーフティツールであって、
    前記被支持部は、前記操作コードが通され、且つ、前記操作コードに沿う方向の移動が規制されるように構成されている、セーフティツール。
  9. 建築物に据付される遮蔽装置本体と、
    前記遮蔽装置本体から垂下される操作コードと、
    前記操作コードに付設されるセーフティツールと、を備え、
    前記セーフティツールは、被支持部を備え、
    前記被支持部には、前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、第1及び第2状態を切替可能に構成され、
    第1状態において、前記被支持部は、前記操作コードに支持され、
    第2状態において、前記被支持部は、第1状態のときの位置よりも上に配置され、且つ、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に取り付けられ、且つ、前記操作コードは、前記被支持部から露出して操作可能となっている、遮蔽装置。
  10. 請求項9に記載の遮蔽装置であって、
    前記被支持部には、前記操作コードに沿って移動可能なように前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、前記操作コードに沿うように移動することで第1及び第2状態を切替可能に構成され、
    第1状態において、前記被支持部は、前記操作コードのループ部に設けられている、遮蔽装置。
  11. 請求項9に記載の遮蔽装置であって、
    前記被支持部は、前記操作コードが通され、且つ、前記操作コードに沿う方向の移動が規制されるように構成されている、遮蔽装置。
  12. 請求項9〜請求項11の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
    第2状態において、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に取り付けられ、且つ、前記被支持部は、前記操作コードが前記遮蔽装置本体の遮蔽材をよけるように、前記遮蔽材の側方側に配置される、遮蔽装置。
  13. 請求項9〜請求項11の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
    第2状態において、前記被支持部は、前記建築物に配置される被取付体に取り付けられ、且つ、前記被支持部は、前記建築物の開口部をよけるように配置されている、遮蔽装置。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の遮蔽装置であって、
    第2状態において、前記被支持部は、前記遮蔽装置本体の前端よりも前側に配置される、遮蔽装置。
  15. 請求項12又は請求項13に記載の遮蔽装置であって、
    第2状態において、前記被支持部は、前記遮蔽装置本体の後端よりも後側に配置される、遮蔽装置。
  16. 請求項9〜請求項15の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
    第1状態において、前記操作コードの前部と前記操作コードの後部との間の前後方向の間隔は、前記操作コードのループ部側から前記遮蔽装置本体側にかけて同じである、遮蔽装置。
  17. 建築物に据付される遮蔽装置本体と、
    前記遮蔽装置本体から垂下される操作コードと、
    前記操作コードに付設されるセーフティツールと、を備え、
    前記セーフティツールは、被支持部を備え、
    前記被支持部は、被支持部本体と、引掛部とを有し、
    前記被支持部本体は、前記建築物に配置される被取付体に、取り付け及び取り外し自在に構成され、
    前記引掛部は、前記被支持部本体に設けられ、且つ、前記引掛部は、前記被支持部本体が前記被取付体に取り付けられている状態において、前記操作コードを束ねるように前記操作コードを引っ掛け可能となっている、遮蔽装置。
  18. 建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下される操作コードに付設されるセーフティツールであって、
    被支持部を備え、
    前記操作コードは、非環状の状態から環状の状態となるように連結可能に構成され、
    前記被支持部には、前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、前記操作コードのうち連結されている部分が通過可能となっている、セーフティツール。
  19. 請求項1〜請求項8及び請求項18の何れか1つに記載のセーフティツールであって、
    前記操作コードは、前記操作コードに閾値を超える操作力が生じた際に、環状の状態から非環状の状態になるように構成されている、セーフティツール。
  20. 建築物に据付される遮蔽装置本体から垂下される操作コードに付設されるセーフティツールであって、
    被支持部を備え、
    前記操作コードは規制部材を有し、
    前記規制部材は、前記操作コードが操作されることで上昇して前記遮蔽装置本体のプーリーに干渉したとき、前記操作コードの前記操作を規制するように構成され、
    前記被支持部には、前記操作コードに沿って移動可能なように前記操作コードが通されており、且つ、前記被支持部は、前記規制部材が通過可能となっている、セーフティツール。
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