JP2021012063A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空港や、イベント会場や鉄道その他の大量輸送機関等での荷物の検査に適用可能であり、装置の小型化に際して、特定すべき物体の位置や大きさに関する検査精度を維持できる検査装置を提供する。【解決手段】荷物BAを搬送する搬送部であるコンベヤ20と、荷物BAに対して、上方向(−Z方向)からX線RL1を照射して検査する第1検査部10Aと、下方向(+Z方向)からX線RL2を照射して検査する第2検査部10Bとを備え、第1検査部10Aと第2検査部10Bとは、荷物BAに対する検査領域を互いに補完している。これにより、例えば検査装置100の小型化のために各検査部10A,10Bから検査対象たる荷物BAまでの距離が近くなるような場合であっても、これに伴う特定すべき物体の位置や大きさに関する検査精度の劣化を抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物を搬送しつつX線を使用して荷物の検査を行う検査装置に関する。
荷物の検査のためのX線異物検出装置として、複数のX線発生器を備えるものが知られている(特許文献1)。特許文献1に開示のX線異物検出装置では、各X線発生器からのX線を被検査物内で交差させるように曝射するものとなっている。
しかしながら、例えば、特許文献1では、複数のX線発生器を有していても、例えば、装置の小型化に伴ってX線発生器を被検査物に対して近づけることになる場合に、検査精度の維持が可能であるか否かは、不明である。
特開2002−168802号公報
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、空港や、イベント会場や鉄道その他の大量輸送機関等での荷物の検査に適用可能であり、装置の小型化に際して、特定すべき物体の位置や大きさに関する検査精度を維持できる検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための検査装置は、荷物を搬送する搬送部と、荷物に対して、上方向からX線を照射して検査する第1検査部と、下方向からX線を照射して検査する第2検査部とを備え、第1検査部と第2検査部とは、荷物に対する検査領域を互いに補完する。
上記検査装置では、第1検査部と第2検査部とが、荷物に対する検査領域を互いに補完することで、例えば装置の小型化のために各検査部から検査対象たる荷物までの距離が近くなるような場合であっても、これに伴う特定すべき物体の位置や大きさに関する検査精度の劣化を抑制できる。
本発明の具体的な側面では、第1検査部は、上方向からX線を照射する第1照射部と、第1照射部に対向して設けられる第1受光部とを有し、第2検査部は、下方向からX線を照射する第2照射部と、第2照射部に対向して設けられる第2受光部とを有する。この場合、各検査部において、照射部から受光部に向けて照射されたX線に基づき、所望のX線画像が取得できる。
本発明の別の側面では、第1照射部は、荷物に対して上方側から鉛直下向きにX線を照射し、第2照射部は、荷物に対して下方側から鉛直上向きにX線を照射する。この場合、上方側からの照射によるX線画像と下方側からの照射によるX線画像とに基づいて、検査領域を補完できる。
本発明のさらに別の側面では、第1照射部は、荷物に対して斜め上方側から斜め下向きにX線を照射し、第2照射部は、荷物に対して斜め下方側から斜め上向きにX線を照射する。この場合、荷物に対して斜め方向からの照射によるX線画像に基づいて、検査領域を補完できる。
本発明のさらに別の側面では、第1及び第2検査部において、同一の荷物に対してそれぞれ取得されるX線画像の比較に基づいて、荷物に特定対象物が含まれているか否かを推定する推定部を備える。この場合、推定部において、同一の荷物を異なる方向から撮像したX線画像の比較に基づくことで、装置を小型化した場合であっても、物体の位置や大きさに関する検査精度を高く維持した特定対象物に関する推定ができる。
本発明のさらに別の側面では、第1検査部における検査項目と、第2検査部における検査項目とは、異なっている。この場合、対象物について多面的な検査が可能になる。
本発明のさらに別の側面では、第1検査部による検査タイミングは、第2検査部による検査タイミングと異なっている。この場合、第1検査部による検査と第2検査部による検査とを個別に行うことができる。
第1実施形態に係る検査装置を概念的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、検査装置による検査態様の一例を示す概念図である。 (A)〜(D)は、各検査部における検査領域と検査領域の補完について説明するための概念図である。 (A)及び(B)は、検査領域の補完について一例を説明するための概念図である。 (A)及び(B)は、補完の対象となる領域の発生について説明するための概念図である。 (A)〜(C)は、各検査部における検査領域中の対象物の位置と誤差との関係及び誤差に対する対処方法について説明するための概念図である。 (A)〜(C)は、対象物の位置による誤差の発生について説明するための概念図である。 第2実施形態に係る検査装置について各検査部の配置の一例を示す概念図である。 (A)及び(B)は、第3実施形態に係る検査装置について各検査部の配置の一例を示す概念図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態である検査装置の詳細について説明する。
図1及び図2等に示す検査装置100は、例えばイベント会場の入場口等に設置されるものであり、X線検査装置10と、搬送部であるコンベヤ20と、制御装置50とを備える。
以上のような検査装置100において、コンベヤ20が、検査対象である荷物(入場しようとする対象者の手荷物)BAを受け取って直進するように搬送し、X線検査装置10が、コンベヤ20により搬送される荷物BAを経路上で検査する。すなわち、検査装置100は、X線検査装置10によって対象者の荷物BAについて内部を透視して特定対象物である危険物の有無等に関する情報の収集検査を行う。なお、以下、図示において、検査装置100による荷物BAの搬送方向D1をX方向とし、X方向に対して垂直な左右方向(水平方向)をY方向とし、X方向及びY方向に対して垂直な上下方向(垂直方向)をZ方向とする。
X線検査装置10は、第1検査部10Aと、第2検査部10Bとで構成される。これらのうち、まず、第1検査部10Aは、搬送方向D1に関して、第2検査部10Bよりも上流側(−X側)に位置する。第1検査部10Aは、第1照射部である第1のX線源11aと、第1受光部である第1のX線センサ部12aとを有する。第1のX線源11aは、検査対象である荷物BAに対して、上方向から、すなわち+Z側から−Z側に向けて、放射線である第1のX線RL1を照射する。第1のX線センサ部12aは、第1のX線源11aに対向して設けられ、第1のX線源11aからの第1のX線RL1のうち荷物BAを通過した成分を受けるラインセンサである。
次に、第2検査部10Bは、搬送方向D1に関して、第1検査部10Aよりも下流側(+X側)に位置する。第2検査部10Bは、第2照射部である第2のX線源11bと、第2受光部である第2のX線センサ部12bとを有する。第2のX線源11bは、検査対象である荷物BAに対して、下方向から、すなわち−Z側から+Z側に向けて、放射線である第2のX線RL2を照射する。第2のX線センサ部12bは、第2のX線源11bに対向して設けられ、第2のX線源11bからの第2のX線RL2のうち荷物BAを通過した成分を受けるラインセンサである。
X線検査装置10は、上記のほか、各X線源11a,11bと各X線センサ部12a,12bとを内部に収納する直方体状の遮蔽ボックス15を有する。
コンベヤ20は、遮蔽ボックス15に設けた入口ENから出口EXに向かってX方向に延び、第1検査部10Aにおいて、X線源11aとX線センサ部12aとの間を通り、さらに、第2検査部10Bにおいて、X線源11bとX線センサ部12bとの間を通る。これにより、コンベヤ20によって遮蔽ボックス15内で各X線源11a,11bと各X線センサ部12a,12bとの間において荷物BAを通過させつつ検査を行うことができる。
制御装置50は、X線検査装置10やコンベヤ20の各部と接続して、これらの動作制御を司るとともに、X線検査装置10における検査に際して取得される画像データを含む各種データを解析し、荷物BAの内部における危険物の有無を自動判定する。すなわち、人間の目視に依ることなく画像データ等の各種データ解析から自動的に危険物の有無を判定することで、荷物検査に際して、迅速かつ的確な判定処理を行う。特に、本実施形態では、第1検査部10Aと第2検査部10Bとにおいて、同一の荷物BAに対してそれぞれX線画像が取得される。制御装置50は、これら取得されるX線画像の比較に基づいて、荷物BAに特定対象物すなわち危険物が含まれているか否かを推定する推定部として機能する。制御装置50は、推定部として推定を行った結果に基づき、危険物の有無を判定する。
以下、画像データを取得するためのX線検査装置10やコンベヤ20の一構成例について詳細を説明する。
まず、X線検査装置10のうち、例えば第1検査部10Aにおいて、X線源11aは、X線RL1を射出する放射線源である。X線源11aは、搬送方向D1について遮蔽ボックス15の中央より手前側に配置されており、放射線であるX線RL1をX線センサ部12aに向けて照射する。X線センサ部12aは、X線RL1を受ける放射線センサ部である。X線センサ部12aは、コンベヤ20の搬送路を挟んでX線源11aに対向するように遮蔽ボックス15の下部側に配置されている。X線センサ部12aは、例えば受光素子を搬送方向D1(X方向)に対して垂直なY方向に延びるようにライン状に並べて配置することで、コンベヤ20による搬送と同期してライン型のスキャンを可能にしている。すなわち、荷物BAが遮蔽ボックス15の内部空間を通過する際に、荷物BAへのX線RL1の照射がなされ、X線センサ部12aが受けた結果に基づき荷物BA内部についてXY面に沿った2次元的な検査がなされる。
なお、X線検査装置10のうち、第2検査部10Bについては、第1検査部10Aの場合と比べて、遮蔽ボックス15の中央より奥側に配置されていることと、Z方向について反転させることとを除いて、同様であるので、説明を省略する。
遮蔽ボックス15は、入口ENや出口EXを構成する矩形状の開口部を有する直方体状の筐体である。なお、遮蔽ボックス15を構成する各壁部は、外部へのX線漏洩を抑制するために、鉛等のX線吸収部材で形成されている。遮蔽ボックス15の入口EN及び出口EXには、入口EN及び出口EX及びその周辺を覆って遮蔽ボックス15外へのX線の漏れを阻止する遮蔽カーテン(不図示)が設けられている。
なお、X線検査装置10における画像取得に際しては、種々の態様とすることが考えられ、例えば単独の高エネルギー照射によるX線画像データを取得可能とする態様のほか、デュアルエナジーセンサーによって高エネルギー画像データと低エネルギー画像データとの双方を取得してもよい。すなわち、荷物BAに対してエネルギーX線量の異なる照射をするようにしてもよい。この場合、例えばX線量の差異に基づく透過画像の差分を利用することで、画像データとして濃淡のある画像データ、つまり階調に関するデータを取得可能となる。
次に、コンベヤ20は、図示に例示するように、上面に荷物BAが載置されるベルト部5aや、ベルト部5aの両端の位置に回転可能に固定されベルト部5aが掛け渡される一対のローラー部5b、さらに、ベルト部5a及びベルト部5a上に載置された荷物BAを支えるベルト支持体5c等を有して、荷物BAをコンベヤ20の右端(−X端)からコンベヤ20の左端(+X端)まで所望の速度で移動させる。ベルト部5aは、X線検査装置10を通過し、X線に対する透過性を有する。遮蔽ボックス15の入口ENに対応する位置と、出口EXに対応する位置とにおいて、荷物BAまでの距離や移動を検出する荷物検知部22s,22pが設けられており、荷物検知部22s,22pは、ベルト部5aの入口及び出口において荷物BAが存在するか否かを検出する。制御装置50は、例えば荷物検知部22s,22pの出力や搬送状況等に基づいて、コンベヤ20の動作開始又は動作停止を制御する。
以上のような構成とすることで、X線照射に基づく荷物BAの画像データの取得が可能となる。本実施形態の場合、1つの荷物BAに対して、第1検査部10Aにより取得されるX線画像データと、第2検査部10Bにより取得されるX線画像データとが存在し、これらを、推定部PR等として機能する制御装置50において、比較照合等の種々の処理がなされる。
また、検査装置100は、制御装置50における安全性の判定結果を端的に示すためのランプLPを有している。ランプLPは、例えば赤、青、黄での灯色を可能としており、表示色によって赤(危険性:高)、青(危険性:無)、黄(危険性:中)危険度を端的に示すものとなっている。
以下、図2(A)及び図2(B)を参照して、上記第1及び第2検査部10A,10BでのX線照射やこれに伴う検査における検査領域についてさらに詳しく説明する。
まず、図2(A)に示すように、コンベヤ20に載置されて入口ENから進入した荷物BAに対して、第1検査部10Aは、矢印ID1に示す上方向から第1のX線RL1を、ラインスキャン型で照射する。その結果、図2(A)において状態α1として示すように、荷物BAに対しハッチングで示す第1検査領域DA1を対象とする検査がなされる。すなわち、第1検査領域DA1に存在する物体に応じた透過率でX線成分が、第1のX線センサ部12aにおいて検出される。
なお、図示の例では、第1照射部10Aは、荷物BAに対して上方側(+Z側)から鉛直下向きにX線RL1を照射している。すなわち、XY面に対して垂直なZ方向について負の向き(−Z方向)を基準の方向として、X線RL1が、Y方向についてほぼ均等な拡がり角で照射されている。
次に、図2(B)に示すように、第1検査部10Aを経た荷物BAに対して、第2検査部10Bは、矢印ID2に示す下方向から第2のX線RL2を、ラインスキャン型で照射する。その結果、図2(B)において状態α2として示すように、荷物BAに対しハッチングで示す第2検査領域DA2を対象とする検査がなされる。すなわち、第2検査領域DA2に存在する物体に応じた透過率でX線成分が、第2のX線センサ部12bにおいて検出される。
なお、図示の例では、第2照射部10Bは、荷物BAに対して下方側(−Z側)から鉛直上向きにX線RL2を照射している。すなわち、XY面に対して垂直なZ方向について正の向き(+Z方向)を基準の方向として、X線RL2が、Y方向についてほぼ均等な拡がり角で照射されている。
また、以上の場合、第1検査部10Aと第2検査部10Bとでは、照射タイミングが異なっている。すなわち、第1検査部10Aによる検査タイミングは、第2検査部10Bによる検査タイミングと異なっており、まず、第1検査部10Aによる検査がなされ、これが完了した後、第2検査部10Bによる検査がなされる。
また、ここで、第1検査部10Aにおける第1検査領域DA1と、第2検査部10Bにおける第2検査領域DA2とでは、荷物BAに対して同じ領域を重畳して検査する箇所もあるが、どちらか一方のみが検査する箇所も有して、検査領域を互いに補完するものとなっている。
以下、図3等を参照して、各検査領域DA1,DA2の関係等に関して説明する。図3(A)〜図3(D)は、各検査部10A,10Bにおける検査領域DA1,DA2と検査領域の補完について説明するための概念図である。より具体的には、図3(A)の概念図は、各検査部10A,10Bを構成する各X線源11a,11bと各X線センサ部12a,12bとについて、搬送方向(X方向)から見ることで、この方向について重畳させた状態として描いている。他の図3(B)〜図3(D)は、図3(A)の一部または全部について描いて、さらに、検査領域DA1等について、ハッチングした領域で示している。
なお、図示において、検査装置100における荷物BA(図1等参照)の通過可能範囲を通過領域PAとして破線で示している。ここでは、荷物BAに代えて、検査装置100における通過領域PAに対する各検査部10A,10Bの検査領域DA1,DA2を考察する。
まず、図3(B)に示すように、第1検査部10Aについて、X線源11aからX線センサ部12aへのX線RL1の照射における検査領域DA1は、X線センサ部12aに近い(X線源11aから遠い)−Z側においては、通過領域PAの全体を覆っており、X線源11aに近い+Z側の一部に非照射領域すなわち非検査領域を有した状態となっている。
同様に、図3(C)に示すように、第2検査部10Bについて、X線源11bからX線センサ部12bへのX線RL2の照射における検査領域DA2は、X線センサ部12bに近い(X線源11bから遠い)+Z側においては、通過領域PAの全体を覆っており、X線源11bに近い−Z側の一部に非照射領域すなわち非検査領域を有した状態となっている。
以上から、図3(D)に示すように、これらの検査領域DA1,DA2を合わせた検査領域DATは、通過領域PAのほぼ全体を覆った状態となっている。なお、図示の場合、通過領域PAのうち、わずかな領域について、非照射領域すなわち非検査領域となったままであるが、例えばこうした領域については、通過領域PAであっても荷物BA(図1等参照)がほとんど通過しない隅の範囲となるようにしておいたり、あるいは、検出すべき危険物として十分小さく無視できるような程度の範囲に抑えておいたりすることが考えられる。もちろん、これらのような領域が発生しないように、各X線源11a,11bや各X線センサ部12a,12bの配置、あるいは、X線RL1,RL2の照射範囲等を適宜調整してもよい。
ここで、図4を参照して、上記のような検査領域DA1,DA2の補完による効果について一例を説明する。例えば、図3(B)に対応する図である図4(A)に示すように、第1検査部10Aにおける検査領域DA1には含まれず、かつ、通過領域PAに存在する対象物OB1について考える。この場合、第1検査部10Aでは、対象物OB1が検出されないことになる。しかし、図3(C)に対応する図である図4(B)に示すように、このような位置にある対象物OB1は、第2検査部10Bにおいては、検査領域DA2に含まれ、検出される。
以下、図5(A)及び図5(B)を参照して、1つの検査部(例えば第1検査部10A)において、上記のような非検査領域が含まれることになる理由について説明する。まず、図5(A)は、一比較例として、1つの検査部(第1検査部10A)で、通過領域PAの全体を検査領域に含むようにした構成を示している。すなわち、図示の例では、X線源11aを離間させて、X線RL1による照射領域内に通過領域PAの全体が収まるようにしている。この場合、高さ方向すなわちZ方向についての通過領域PAからX線源11aまでのオフセット距離H1を大きくとる必要がある。これは、X線RL1についての拡がり角θに限界がある(例えば5°〜90°程度)ためである。しかしながら、図5(A)のような構成としてしまうと、既述のように、オフセット距離H1が大きくなり、装置が縦方向(高さ方向;Z方向)に大型化してしまう。これだけなく、さらに、距離H1の増大に対応して、X線センサ部12aも横方向(幅方向;Y方向)についても大きくしなくてはいけなくなる。すなわち、X線センサ部12aの横幅W1も大きくなる。この場合、X線センサ部12aの大型化に伴うコスト増大及びコンパクト化阻害の問題も発生する。そこで、本実施形態では、図5(B)に示すように、オフセット距離H2を短くして、X線源11aを通過領域PAに近づけ、装置の小型化、加えて、X線センサ部12aの小型化(X線センサ部12aの横幅W2の短小化)を図っている。ただし、この場合、図中ハッチングで示す領域DRのように、通過領域PAのうち、非検査領域となる箇所が発生する。裏を返せば、本実施形態では、この対応策として、上記のような検査領域の補完を行っている。
以下、図6等を参照して、検査領域中の対象物の位置と誤差との関係等について説明する。
本実施形態のように、例えば搬送方向D1(X方向)に対して垂直なY方向(水平方向)についてラインスキャンをして画像形成をする場合、高さ方向であるZ方向についての対象物の位置の違いによって、Y方向に関するサイズの誤差が生じる。詳しくは後述するが、このような現象も、装置の小型化に伴って大きくなりやすい。
具体的に説明すると、例えば、図6(A)に示すように、通過領域PAのうち、X線源11aから比較的遠い(X線源11bに比較的近い)位置に対象物OB1が存在する場合、例えば図6(B)に示すように、第1検査部10Aでは、X線源11aからのX線RL1の照射により、X線センサ部12aのうちY方向について、幅R1の範囲において、対象物OB1の存在に伴う透過率の差として検出される。この場合、点線で示す仮想の対象物IO1が存在する場合にも同様に、幅R1の範囲が検出される。すなわち、第1検査部10Aでの検査のみでは、X線源11aから比較的遠い位置にある程度の大きさを有する対象物OB1が存在するのか、X線源11aに比較的近い位置により小さい対象物IO1が存在するのかが分からない場合がある。これに対して、例えば図6(C)に示すように、第2検査部10Bにおいて、同一の対象である対象物OB1が、X線源11bからのX線RL2の照射により、X線センサ部12bのうちY方向について、幅R2の範囲に存在するものとして検出されることで、図6(B)の対象物IO1のようなものではないことを特定できる。
以下、図7(A)〜図7(C)に示す概念的な図を参照して、対象物の位置によるサイズや形状についての誤差の発生について説明する。ここでは、一例として、図7(A)に示すように、同一のサイズ及び形状を有する対象物OB1が、X線源11aに比較的近い位置P1にある場合と、X線源11aから比較的遠い位置P2にある場合とで比較して説明する。
例えば、図5(A)に対応する図7(B)に示す一比較例の場合のように、X線源11aが通過領域PAから離れている場合、X線源11aからのX線RL1の照射により、X線センサ部12aのうちY方向について、位置P1にある対象物OB1に対応する幅Y1と、位置P2にある対象物OB1に対応する幅Y2とにはそれほど値の差は生じない。これに対して、図7(C)に示す本実施形態の一例の場合、図7(B)の場合に比べて、X線源11aが通過領域PAにより近い位置にある。このため、図7(C)に示されるように、幅Y1と幅Y2との差が大きくなってしまう。すなわち、高さ方向であるZ方向についての対象物OB1が位置P1にあるか位置P2にあるかの違いによって、対象物OB1についてのY方向についてのサイズの差が大きく異なってしまう。すなわち、サイズあるいは形状についての誤差が大きくなってしまう。これに対して、本実施形態では、上記のように、第1検査部10Aと第2検査部10Bとの間で照射方向を異なるようにしている、特に、上方側(+Z側)と下方側(−Z側)とに配置していることで、かかる事態によるサイズや形状についての誤差発生の影響を抑制あるいは回避している。
また、以上の考察から、サイズの誤差をより少ない状態で検査を行うためには、対象物が、できるだけX線源11a,11bから離れた状態にあることが望ましい。これについて、例えば、図4(A)及び図4(B)に示した一例では、対象物OB1を捉えるX線源11bは、X線源11aよりも対象物OB1から離れた位置にあるものとなっている。
以上のように、本実施形態に係る検査装置100では、荷物BAを搬送する搬送部であるコンベヤ20と、荷物BAに対して、上方向(−Z方向)からX線RL1を照射して検査する第1検査部10Aと、下方向(+Z方向)からX線RL2を照射して検査する第2検査部10Bとを備え、第1検査部10Aと第2検査部10Bとは、荷物BAに対する検査領域DA1,DA2を互いに補完している。この場合、荷物BAに対する検査領域DA1,DA2を互いに補完することで、例えば検査装置100の小型化のために各検査部10A,10Bから検査対象たる荷物BAまでの距離が近くなるような場合であっても、これに伴う特定すべき物体の位置や大きさに関する検査精度の劣化を抑制できる。
なお、以上では、第1検査部10A及び第2検査部10B、さらには、これらを構成する各部について、対称的な構成として説明しており、例えば第1検査部10Aと第2検査部10Bとについて、全く同一の部材を採用し、配置を変えることで構成することも可能である。しかし、第1検査部10Aと第2検査部10Bとを対象とせず、一方をメイン、他方をサブとして、各部の性能やサイズ、照射範囲等を適宜変更してもよい。例えば、実際の検査においては、荷物BAは、コンベヤ20に載置されるため、通過領域PAのうち下方側すなわちコンベヤ20に近い側(−Z側)についての検査がより重要となる場合が多い。したがって、荷物BAから遠い側である第1検査部10Aについて、メインの検査部とする態様にすることが考えられる。
〔第2実施形態〕
以下、図8を参照して、第1実施形態を変形した第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る検査装置200は、第1実施形態に係る検査装置100の変形例であり、X線検査装置210を構成する第1検査部210A及び第2検査部210Bの配置を除いて第1実施形態の場合と同様であるので、全体構成についての図示や説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る検査装置200のうち、第1検査部210A及び第2検査部210Bの配置について一例を示す概念図であり、第1実施形態において参照した図3(A)に対応する図である。
本実施形態では、第1検査部210Aを構成する第1照射部である第1のX線源211aと、第2検査部210Bを構成する第2照射部である第2のX線源211bとが、図3(A)の場合よりも傾斜している点において、第1実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本実施形態では、第1のX線源211aが、荷物BAに対して斜め上方側(+Z側かつ+Y側)から斜め下向き(−Z方向かつ−Y方向)に第1のX線RL1を照射し、第2のX線源211bが、荷物BAに対して斜め下方側(−Z側かつ−Y側)から斜め上向き(+Z方向かつ+Y方向)に第2のX線RL2を照射している。
本実施形態に係る検査装置200においても、荷物BAに対する検査領域を互いに補完することで、例えば検査装置200の小型化のために各検査部210A,210Bから検査対象たる荷物BAまでの距離が近くなるような場合であっても、これに伴う特定すべき物体の位置や大きさに関する検査精度の劣化を抑制できる。また、本実施形態の場合、荷物BAに対して斜め方向からの照射によるX線画像に基づいて、検査領域を補完できる。
〔第3実施形態〕
以下、図9を参照して、第1実施形態等を変形した第3実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る検査装置300は、第1実施形態に係る検査装置100等の変形例であり、X線検査装置310を構成する第1検査部310A及び第2検査部310Bの配置及び構造を除いて第1実施形態の場合と同様であるので、全体構成についての図示や説明を省略する。
図9(A)は、本実施形態に係る検査装置300のうち、第1検査部310A及び第2検査部310Bの配置及び構成について一例を示す概念図であり、第1実施形態において参照した図3(A)及び図8に対応する図である。
本実施形態では、第1検査部310Aを構成する第1照射部である第1のX線源311aと、第2検査部310Bを構成する第2照射部である第2のX線源311bとが、図8の場合よりもさらに傾斜し、かつ、双方とも第1及び第2受光部である第1及び第2のX線センサ部312a,312bよりも−Y側の位置に配置されている。さらに、第1実施形態等の第1及び第2のX線センサ部12a,12bが直線状(ライン状)であった(図3等参照)のに対して、第1及び第2のX線センサ部312a,312bは、L字状となっている。以上の点において、本実施形態は、第1実施形態又は第2実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本実施形態では、第1のX線源311aが、荷物BAに対して斜め上方側(+Z側かつ−Y側)から斜め下向き(−Z方向かつ+Y方向)に第1のX線RL1を照射し、この際、L字状の第1のX線センサ部312aにおいて検出がなされ、第2のX線源311bが、荷物BAに対して斜め下方側(−Z側かつ−Y側)から斜め上向き(+Z方向かつ+Y方向)に第2のX線RL2を照射し、この際、L字状の第2のX線センサ部312bにおいて検出がなされている。
本実施形態に係る検査装置300においても、荷物BAに対する検査領域を互いに補完することで、例えば検査装置300の小型化のために各検査部310A,310Bから検査対象たる荷物BAまでの距離が近くなるような場合であっても、これに伴う特定すべき物体の位置や大きさに関する検査精度の劣化を抑制できる。また、本実施形態の場合、例えば図9(B)に示すように、荷物BAの所有者たる一般利用者PEが、荷物BAを載置させる際に、各X線源311a,311bを配置する側(−Y側)と反対側(+Y側)に位置するようにできる。すなわち、各X線源311a,311bを一般利用者PEから遠ざけることができる。この場合、例えば各X線源311a,311bを配置する側(−Y側)には、一般利用者PEを近づけず管理者のみ立ち入り可能としておくことで、各X線源311a,311bについて保守管理をしやすくできる。また、この場合、荷物BAは、第1実施形態の場合と同様、下方側(−Z側)での検査がより重要となり、かつ、一般利用者PEに近い側(+Y側)での検査がより重要となる。一般利用者PEは、自分に近い側に荷物BAを置きたがると考えられるからである。これに対して、図示の場合、X線源311aが、荷物BAを置きたがる箇所から最も遠い側(+Z側かつ−Y側)となる。したがって、例えば、X線源311aすなわち第1検査部310Aをメインの検査部とすることで、より確実な検査が可能となる。
なお、上記配置は、一例であり、例えば各X線源311a,311bを配置する側を−Y側に代えて、+Z側とするようなもの等も考えられる。
〔その他〕
この発明は、上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
上記各実施形態及び実施形態中の変形例について、必要に応じて適宜組み合わせた態様とすることができる。
上記実施形態では、判定対象たる危険物として、銃刀や爆発物、可燃性液体等とすることが考えられるが、これらに限らず、他のものを判定対象としてもよい。
また、必要とされる安全性の確保とスループットの要請等に応じて、検査項目や危険度の閾値設定を種々変更可能な態様としてもよい。また、例えばカッターナイフ等まで銃刀に含むかといったことについても、検出すべき対象のサイズ等を適宜設定すること等で対応可能である。また、例えば第1検査部10Aにおける検査項目と、第2検査部20Aにおける検査項目とが、異なっているものとしてもよい。
上記実施形態では、検査装置100により荷物BAを検査することについてのみ説明したが、例えば、検査装置100に加え、荷物BAの持ち主すなわち入場しようとする対象者についての身体監視装置を併存させる態様とすることも考えられる。
また、上記では、X線検査装置10から取得されるデータ以外のデータを取得するためのセンサとして、重量センサ等、検出対象についてのデータ取得のために、種々のセンサや装置を検査装置100に取り付けることが考えられる。
5a…ベルト部、5b…ローラー部、5c…ベルト支持体、10…X線検査装置、10A…第1検査部、10B…第2検査部、11a,11b…X線源、12a,12b…X線センサ部、15…遮蔽ボックス、20…コンベヤ、22s,22p…荷物検知部、50…制御装置、100…検査装置、200…検査装置、210…X線検査装置、210A…第1検査部、210B…第2検査部、211a,211b…X線源、300…検査装置、310…X線検査装置、310A…第1検査部、310B…第2検査部、311a,311b…X線源、312a,312b…X線センサ部、BA…荷物、D1…搬送方向、DA1,DA2,DAT…検査領域、DR…領域、EN…入口、EX…出口、H1,H2…オフセット距離、ID1,ID2…矢印、IO1…対象物、LP…ランプ、OB1…対象物、P1,P2…位置、PA…通過領域、PE…一般利用者、PR…推定部、R1,R2…幅、RL1,RL2…X線、W1,W2…横幅、Y1,Y2…幅、α1,α2…状態、θ…角

Claims (7)

  1. 荷物を搬送する搬送部と、
    前記荷物に対して、上方向からX線を照射して検査する第1検査部と、
    下方向からX線を照射して検査する第2検査部と
    を備え、
    前記第1検査部と前記第2検査部とは、前記荷物に対する検査領域を互いに補完する、検査装置。
  2. 前記第1検査部は、前記上方向からX線を照射する第1照射部と、前記第1照射部に対向して設けられる第1受光部とを有し、
    前記第2検査部は、前記下方向からX線を照射する第2照射部と、前記第2照射部に対向して設けられる第2受光部とを有する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記第1照射部は、前記荷物に対して上方側から鉛直下向きにX線を照射し、
    前記第2照射部は、前記荷物に対して下方側から鉛直上向きにX線を照射する、請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記第1照射部は、前記荷物に対して斜め上方側から斜め下向きにX線を照射し、
    前記第2照射部は、前記荷物に対して斜め下方側から斜め上向きにX線を照射する、請求項2に記載の検査装置。
  5. 前記第1及び第2検査部において、同一の前記荷物に対してそれぞれ取得されるX線画像の比較に基づいて、前記荷物に特定対象物が含まれているか否かを推定する推定部を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の検査装置。
  6. 前記第1検査部における検査項目と、前記第2検査部における検査項目とは、異なっている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の検査装置。
  7. 前記第1検査部による検査タイミングは、前記第2検査部による検査タイミングと異なっている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の検査装置。
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