JP2017150992A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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和子 平本
英俊 大場
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英俊 大場
柳瀬 剛
Takeshi Yanase
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Abstract

【課題】貫通穴を有する検査対象の第1面及びこの第1面の裏面となる第2面を精度よく検査する装置を提供する。
【解決手段】第1面601を照射する第1照明11と、第1の偏光角を有し、第1照明が照射する光線を透過させる第1偏光板12と、第1面側に配置された第1撮像センサ13と、第1撮像センサに対向させて配置された第2偏光板14と、第2面602を照射する第2照明21と、第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有し、第2照明が照射する光線を透過させる第3偏光板22と、第2面側に配置された第2撮像センサ23と、第2撮像センサに対向させて配置された第4偏光板24と、を備える。第2偏光板は、第1偏光板を透過して第1面に反射した光線を透過させ、第3偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する。第4偏光板は、第3偏光板を透過して第2面に反射した光線を透過させ、第1偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置及び検査方法に関する。
従来、カメラ等の撮像機器によって製品の外観を撮像し、撮像された画像データに基づいてその外観検査を行うことがある。例えば、コンベア装置等の送り機構によって搬送される鉄骨部材の外観に傷等がないか否かを検査する際にも、画像データに基づく検査が行われることがある。また、他の製品においても、例えば、表面保護フィルムが積層された透明シートにおける異物混入等の欠陥の有無を検査すべく、透明シートの両面側からそれぞれ撮像した画像データを用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−311160号公報
ところで、送り機構に搭載されて搬送される検査対象の外観を検査する場合においても、検査の効率化を図るべく検査対象の第1面及びこの第1面の裏面となる第2面を同時に撮像することがある。検査対象の撮像には、照明による検査対象部分の光線の照射を伴い、第1面の撮像と第2面の撮像とを同時に行おうとすると、以下の不都合が生じることが考えられる。すなわち、検査対象には、第1面と第2面との間を貫通する貫通穴を備えることがあり、第1面を撮像するときに、貫通穴を通過した第2面を照射する照明の光線が、第1面における貫通穴の周辺の撮像画像に影響を及ぼすことがある。また、同様に、第2面を撮像するときに、貫通穴を通過した第1面を照射する照明の光線が、第2面における貫通穴の周辺の撮像画像に影響を及ぼすことがある。このように、一方側の面を撮像するための光線の影響が他方側の面の撮像に及ぶと、貫通穴の周辺の傷等が適切に撮像されず、検査の精度が保たれない。特許文献1は、検査対象の両面側から撮像するものであるが、検査対象が貫通穴を有することは想定しておらず、このような不都合を解消できるものではない。
1つの側面では、本明細書開示の検査装置及び検査方法は、貫通穴を有する検査対象の第1面及びこの第1面の裏面となる第2面を精度よく検査することを課題とする。
本明細書開示の検査装置は、第1面及び当該第1面の裏面となる第2面を備えるとともに、前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通穴を備え、送り機構によって搬送される検査対象を検査する検査装置であって、前記第1面を照射する第1照明と、第1の偏光角を有し、前記第1照明が照射する光線を透過させる第1偏光板と、前記第1面側に配置された第1撮像センサと、前記第1撮像センサに対向させて配置された第2偏光板と、前記第2面を照射する第2照明と、
前記第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有し、前記第2照明が照射する光線を透過させる第3偏光板と、前記第2面側に配置された第2撮像センサと、前記第2撮像センサに対向させて配置された第4偏光板と、前記第1撮像センサにより取得された情報から画像データを生成するとともに、前記第2撮像センサにより取得された情報から画像データを生成する撮像部と、前記撮像部によって生成された画像データに基づいて前記検査対象の不良を検出する検出部と、を備え、前記第2偏光板は、前記第1偏光板を透過して前記第1面に反射した光線を透過させるとともに、前記第3偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有し、前記第4偏光板は、前記第3偏光板を透過して前記第2面に反射した光線を透過させるとともに、前記第1偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する。
本明細書開示の検査方法は、第1面及び当該第1面の裏面となる第2面を備えるとともに、前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通穴を備え、送り機構によって搬送される検査対象を検査する検査方法であって、第1照明が発する光線を第1の偏光角を有する第1偏光板を透過させて前記第1面に照射し、前記第1面を撮像する第1撮像センサに対向させて配置した第2偏光板に前記第1面に反射した光線を透過させて、前記第1撮像センサにより前記第1面を撮像する工程と、第2照明が発する光線を前記第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有する第3偏光板を透過させて前記第2面に照射し、前記第2面を撮像する第2撮像センサに対向させて配置した第4偏光板に前記第2面に反射した光線を透過させて、前記第2撮像センサにより前記第2面を撮像する工程と、前記第1撮像センサにより取得された情報から画像データを生成するとともに、前記第2撮像センサにより取得された情報から画像データを生成し、当該生成された画像データに基づいて前記検査対象を検査する工程と、を含み、前記第2偏光板は、前記第1偏光板を透過して前記第1面に反射した光線を透過させるとともに、前記第3偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有し、前記第4偏光板は、前記第3偏光板を透過して前記第2面に反射した光線を透過させるとともに、前記第1偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する。
本明細書開示の検査装置及び検査方法は、貫通穴を有する検査対象の第1面及びこの第1面の裏面となる第2面を精度よく検査することができる。
図1は実施形態の検査装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 図2は実施形態の検査装置のブロック図である。 図3は表面撮像部により検査対象の表面を撮像しているときの光線を模式的に示す説明図である。 図4は表面撮像部により検査対象の貫通穴を撮像しているときの光線を模式的に示す説明図である。 図5は裏面撮像部により検査対象の裏面を撮像しているときの光線を模式的に示す説明図である。 図6は裏面撮像部により検査対象の貫通穴を撮像しているときの光線を模式的に示す説明図である。 図7(A)は表面撮像部により撮像された表面の画像を模式的に示す説明図であり、図7(B)は裏面撮像部により撮像された裏面の画像を模式的に示す説明図である。 図8は検査装置を用いて実施される検査方法の工程の一例を示すフローチャートである。 図9は比較例の検査装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 図10は比較例の検査装置が備える第1ラインセンサにより貫通穴を撮像しているときの光線を模式的に示す説明である。 図11は比較例の第1ラインセンサにより撮像された表面の画像を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(実施形態)
まず、図1、図2を参照しつつ、実施形態の検査装置の概略構成について説明する。図1は実施形態の検査装置100の概略構成を模式的に示す説明図である。図2は実施形態の検査装置100のブロック図である。
検査装置100は、送り機構に相当するコンベア装置50によって搬送される検査対象の外観検査を行う。コンベア装置50は、複数のコンベアが連続して配置されている。図1では、これらの複数のコンベアのうち、第1コンベア50aと第2コンベア50bとが描かれている。第1コンベア50aと第2コンベア50bとの間には、隙間51が形成されている。コンベア装置50は、1m/sの速度で検査対象を搬送することができる。コンベア装置50は、図1に示す矢印の如く、図1において右方向へ検査対象を搬送する。
本実施形態における検査対象は、鉄塔等の立体構造物に使用される鉄骨部材60である。鉄骨部材60は、表面601と、この表面601の反対側の面となる裏面602とを備える。表面601は第1面に相当し、裏面602は第2面に相当する。鉄骨部材60は、裏面602が第1コンベア50aや第2コンベア50bの上面に接するようにコンベア装置50に搭載されて搬送される。鉄骨部材60は、表面601と裏面602との間を貫通する貫通穴62を備える。貫通穴62には、鉄骨部材60が構造物に使用される際に、他の部材や締結用のボルト等が挿し込まれたりする。鉄骨部材60の表面601や裏面602等の外観面には、傷70が形成されている場合がある。鉄骨部材60の表面にこのような傷70が形成されていると、鉄骨部材60の耐久性が低下することがある。このため、検査装置100は、このような傷70の有無を検査する。検査結果は、鉄骨部材60が使用可能であるか否かの判断に利用される。検査装置100は、表面601と裏面602とを裏返すことなく検査することができる。
検査装置100は、検査対象の不良を検出する検出部として機能するCPU(central processing unit)1を備える。ここで、検査対象の不良とは、検査対象の外観に表れる傷70の存在や、貫通穴62の位置ずれ及び寸法違いである。CPU1には、記憶部2、通信制御部3及び画像処理部4が電気的に接続されている。画像処理部4には、撮像部5が電気的に接続されている。撮像部5には、ロータリーエンコーダ6が電気的に接続されている。記憶部2には、検査対象となる鉄骨部材60の寸法、形状に関するデータが格納されている。このデータには、鉄骨部材60に設けられているザグリ部61や貫通穴62の位置、寸法に関するデータが含まれる。CPU1は、これらのデータと、撮像部5によって生成され、画像処理部4によって画像処理された画像データとを比較することで、鉄骨部材60の外観を検査する。記憶部2には、鉄骨部材60の検査結果が格納される。
通信制御部3には、それぞれ後に詳説する第1照明11、第2照明21、第3照明31及び通過検出センサ40と電気的に接続されている。通信制御部3は、CPU1の指令に基づいて第1照明11、第2照明21の第3照明31のオン、オフ信号を発する。通過検出センサ40は、搬送方向下流側に位置する第2コンベア50bの上方に配置されており、コンベア装置50上を搬送される鉄骨部材60が通過検出センサ40の下方を通過している間、ON状態を継続する。従って、鉄骨部材60の前端縁60aが通過検出センサ40の下側に到達すると、ON状態となり、後端縁60bが通過検出センサ40の下側を通過するまでON状態が継続する。撮像部5は、後に説明する第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23により取得された情報から鉄骨部材60の表面601及び裏面602の画像データを生成する。
ここで、通過検出センサ40の位置と、後に詳述する第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23との位置がずれていることを考慮して第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23による撮像を開始する。具体的に、前端縁60aが通過検出センサ40を通過した時刻と、ロータリーエンコーダ6によって測定された鉄骨部材60の移動距離とに基づいて、鉄骨部材60が第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23の撮像開始時刻を求める。すなわち、前端縁60aが通過検出センサ40を通過した後、前端縁60aが通過検出センサ40の設置位置と第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23の設置位置との離間距離分、移動した時刻を撮像開始時刻とする。
同様に、後端縁60bが通過検出センサ40を通過した時刻と、ロータリーエンコーダ6によって測定された鉄骨部材60の移動距離とに基づいて、鉄骨部材60が第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23の撮像停止時刻を求める。すなわち、後端縁60bが通過検出センサ40を通過した後、後端縁60bが通過検出センサ40の設置位置と第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23の設置位置との離間距離分、移動した時刻を撮像停止時刻とする。
このようにして鉄骨部材60の全長分の撮像を行い、これらに基づいて画像を生成する。
検査装置100の主要な構成要素は、コンベア装置50の周囲に配置されている。検査装置100は、第1面となる表面601側を撮像するための表面撮像部10と、第2面となる裏面602側を撮像するための裏面撮像部20とを備える。また、検査装置100は、撮像された画像において貫通穴62の形状を判別し易くするための貫通穴照射部30を備える。
表面撮像部10は、第1コンベア50aや第2コンベア50bの上方に配置されている。表面撮像部10は、第1照明11を備える。第1照明11は、第1ハーフミラー15を介して表面601を照射する。第1ハーフミラー15は、第1照明11が照射した光線を屈折させ、垂直に表面601を照射するように配置されている。第1照明11は、撮像された画像において、表面601の様子がわかり易くなるように、着色光を発光することが望ましい。より具体的には、白色以外のRGB(Red, Green, Blue)色の中で検査対象である鉄骨部材60の色の対抗色が選定されることが望ましい。本実施形態の第1照明11は、このような観点から青色の光線を照射する。第1照明11は、他の色の光線を照射するものであってもよい。着色光を採用することで、撮像された画像において鉄骨部材60の外観形状をわかり易くすることができる。第1照明11は、通信制御部3を介してCPU1と電気的に接続されている。
第1照明11と第1ハーフミラー15との間には、第1偏光板に相当する第1表面側偏光板12が配置されている。第1表面側偏光板12は、第1照明11が照射する光線を透過させる。第1表面側偏光板12は、第1の偏光角を有する。
表面撮像部10は、表面601を撮像する第1ラインセンサ13を備える。第1ラインセンサ13は、第1撮像センサに相当する。第1ラインセンサ13は、光軸AXを有する。第1ラインセンサ13は、光軸AXが第1コンベア50aと第2コンベア50bとの間形成された隙間51を通過するように、また、光軸AXが鉄骨部材60に垂直となるように設置されている。第1ラインセンサ13は、撮像部5及び画像処理部4と電気的に接続されている。撮像部5は、第1ラインセンサ13により取得された情報に基づいて表面601全体の画像データを生成する。画像処理部4は、撮像部5で生成された画像データからノイズを除去する等の処理を行う。画像処理部4で画像処理が行われた画像データは、検出部として機能するCPU1によって実行される、表面601における不良の有無の判定に供される。
表面撮像部10は、第2偏光板に相当する第2表面側偏光板14を備える。第2表面側偏光板14は、第1ラインセンサ13に対向させて配置されており、第1表面側偏光板12を透過して表面601に反射した光線を透過させる。また、第2表面側偏光板14は、後に詳説する第1裏面側偏光板22を透過した光線を遮断する。本実施形態の第2表面側偏光板14は、第1表面側偏光板12の偏光角と同一の偏光角を有する。これにより、第1表面側偏光板12を透過して表面601に反射した光線を透過させることができる。また、第2表面側偏光板14は、第1裏面側偏光板22の偏光角と90°ずれた偏光角を有する。これにより、第1裏面側偏光板22を透過した光線を遮断することができる。
裏面撮像部20は、第1コンベア50aや第2コンベア50bの下方に配置されている。裏面撮像部20は、第2照明21を備える。第2照明21は、第2ハーフミラー25を介して裏面602を照射する。第2ハーフミラー25は、第2照明21が照射した光線を屈折させ、垂直に裏面602を照射するように配置されている。第2照明21は、撮像された画像において、裏面602の様子がわかり易くなるように、着色光を発光することが望ましく、本実施形態の第2照明21は、第1照明11と同様に青色の光線を照射する。第2照明21は、他の色の光線を照射するものであってもよい。着色光を採用することで、撮像された画像において鉄骨部材60の外観形状をわかり易くすることができる。第2照明21は、通信制御部3を介してCPU1と電気的に接続されている。
第2照明21と第2ハーフミラー25との間には、第3偏光板に相当する第1裏面側偏光板22が配置されている。第1裏面側偏光板22は、第2照明21が照射する光線を透過させる。第1裏面側偏光板22は、第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有する。本実施形態においては、第1の偏光角と第2の偏光角とは、90°ずれている。
裏面撮像部20は、裏面602を撮像する第2ラインセンサ23を備える。第2ラインセンサ23は、第2撮像センサに相当する。第2ラインセンサ23は、第1ラインセンサ13とともに上下同軸となるように、第1ラインセンサ13の光軸AXと共通する光軸AXを有する。すなわち、第2ラインセンサ23はコンベア装置50を隔てて、第1ラインセンサ13と対向配置されている。これにより、表面601の撮像と裏面602の撮像を同時に行うことができる。第2ラインセンサ23は、撮像部5及び画像処理部4と電気的に接続されている。撮像部5は、第2ラインセンサ23により取得された情報に基づいて裏面602全体の画像データを生成する。画像処理部4は、撮像部5で生成された画像データからノイズを除去する等の処理を行う。画像処理部4で画像処理が行われた画像データは、検出部として機能するCPU1によって実行される、裏面602における不良の有無の判定に供される。
裏面撮像部20は、第4偏光板に相当する第2裏面側偏光板24を備える。第2裏面側偏光板24は、第2ラインセンサ23に対向させて配置されており、第1裏面側偏光板22を透過して裏面602に反射した光線を透過させる。また、第2裏面側偏光板24は、第1表面側偏光板12を透過した光線を遮断する。本実施形態の第2裏面側偏光板24は、第1裏面側偏光板22の偏光角と同一の偏光角を有する。これにより、第1裏面側偏光板22を透過して裏面602に反射した光線を透過させることができる。また、第2裏面側偏光板24は、第1表面側偏光板12の偏光角と90°ずれた偏光角を有する。これにより、第1表面側偏光板12を透過した光線を遮断することができる。
このように、偏光角が異なる偏光板を適宜配置することで、一方側の面を撮像するための光線の影響が他方側の面の撮像に及ばないようにする。
貫通穴照射部30は、第1コンベア50aや第2コンベア50bの下方に配置されている。貫通穴照射部30は、鉄骨部材60の裏面602側から光線を照射する第3照明31を備える。第3照明31は、鉄骨部材60の表面601側及び裏面602側の少なくとも一方側から鉄骨部材60に光線を照射するものであればよく、本実施形態では、裏面602側から照射する態様が採用されている。貫通穴照射部30は、他方側、すなわち、表面601側に配置された第1ラインセンサ13に対向させて配置された第2表面側偏光板14と一致する偏光角を有する第3裏面側偏光板32を有する。第3裏面側偏光板32は、第5偏光板に相当する。
第3照明31は、第3ハーフミラー33を介して裏面602及び貫通穴62を照射する。第3ハーフミラー33は、第3照明31が照射した光線を屈折させ、垂直に裏面602を照射するように配置されている。第3裏面側偏光板32は、第2表面側偏光板14と一致する偏光角を有するため、第3照明31が照射し、第3裏面側偏光板32を透過した光線は、第2表面側偏光板14を透過することができ、第1ラインセンサ13によって撮像される。これにより、貫通穴62の形状が撮像される。一方、第3裏面側偏光板32は、第2裏面側偏光板24と異なる偏光角を有するため、第3照明31が照射し、第3裏面側偏光板32を透過した光線は、第2裏面側偏光板24を透過することができない。このため、第3照明31が照射し、第3裏面側偏光板32を透過した光線が、裏面602に反射しても、その反射した光線は、第2ラインセンサ23によって撮像されることはない。
なお、貫通穴照射部30を、第1コンベア50aや第2コンベア50bの上方に配置した形態を採用する場合には、第3裏面側偏光板32に代えて、第3表面側偏光板を装備する。この場合、第3表面側偏光板は、第2裏面側偏光板24と一致する偏光角を有するようにする。
第3照明31の光量は、第1照明11の光量及び第2照明21の光量よりも少なくなるように調整されている。これは、第3照明31が発する光線が表面601側の貫通穴62周辺へ回折することを回避するためである。また、第3照明31は、赤色の光線を照射する。これは、第3照明31に、第1照明11や第2照明が照射する光線と異なる色を照射させることで、貫通穴62の形状を判別し易くするためである。これにより、貫通穴62と、ザグリ部61や傷70との判別がし易くなる。
つぎに、図3及び図4を参照しつつ、鉄骨部材60の表面601に対する第1照明11による光線の照射についてより詳細に説明する。第1照明11が照射した第1光線BL11は、第1表面側偏光板12を透過し、第1ハーフミラー15で屈折する。図3に示すように、光軸AXが表面601と交差する状態となっているときは、第1ハーフミラー15で屈折した後の第2光線BL12が表面601に反射する。表面601に反射した後の第3光線BL13は、第2表面側偏光板14を透過し、第1ラインセンサ13に到達する。第3光線BL13は、第1表面側偏光板12を透過した第1光線BL11が屈曲し、反射した光線であるが、第1表面側偏光板12と第2表面側偏光板14とは、同一の偏光角を有するため、第1ラインセンサ13に到達することができる。なお、表面601に傷70が形成されており、第3光線BL13が傷70に反射した光線であるとすると、傷70の周囲で反射している第3光線BL13と強度が異なるため、撮像された画像データにおいて傷70を確認することができる。
一方、図4に示すように、光軸AXが貫通穴62内を通過する状態となっているときは、第1ハーフミラー15で屈折した後の第2光線BL12が貫通穴62を通過し、さらに、隙間51も通過する。このように、貫通穴62及び隙間51を通過した第2光線BL12は、裏面602側において、貫通穴62の周囲に回折する。しかしながら、図1に示すように裏面602を撮像する第2ラインセンサ23と裏面602との間には第2裏面側偏光板24が配置されている。第2裏面側偏光板24は第1表面側偏光板12と90°ずれた偏光角を有するため、貫通穴62を通過した第2光線BL12を透過させることがない。このため、第2光線BL12は、第2ラインセンサ23に到達することができず、第2ラインセンサ23は、第2光線BL12の影響を受けることなく裏面602を撮像することができる。
つぎに、図5及び図6を参照しつつ、鉄骨部材60の裏面602に対する第2照明21による光線の照射についてより詳細に説明する。第2照明21が照射した第1光線BL21は、第1裏面側偏光板22を透過し、第2ハーフミラー25で屈折する。図5に示すように、光軸AXが裏面602と交差する状態となっているときは、第2ハーフミラー25で屈折し、隙間51を通過した後の第2光線BL22が裏面602に反射する。裏面602に反射した後の第3光線BL23は、隙間51を通過するとともに、第2裏面側偏光板24を透過し、第2ラインセンサ23に到達する。第3光線BL23は、第1裏面側偏光板22を透過した第1光線BL21が屈曲し、反射した光線であるが、第1裏面側偏光板22と第2裏面側偏光板24とは、同一の偏光角を有するため、第2ラインセンサ23に到達することができる。なお、裏面602に傷70が形成されており、第3光線BL23が傷70に反射した光線であるとすると、傷70の周囲で反射している第3光線BL23と強度が異なるため、撮像された画像データにおいて傷70を確認することができる。
一方、図6に示すように、光軸AXが貫通穴62内を通過する状態となっているときは、第2ハーフミラー25で屈折した後の第2光線BL22が隙間51を通過するとともに、貫通穴62を通過する。このように、隙間51及び貫通穴62を通過した第2光線BL22は、表面601側において、貫通穴62の周囲に回折する。しかしながら、図1に示すように表面601を撮像する第1ラインセンサ13と表面601との間には第2表面側偏光板14が配置されている。第2表面側偏光板14は第1裏面側偏光板22と90°ずれた偏光角を有するため、貫通穴62を通過した第2光線BL22を透過させることがない。このため、第2光線BL22は、第1ラインセンサ13に到達することができず、第1ラインセンサ13は、第2光線BL22の影響を受けることなく表面601を撮像することができる。
ここで、図7(A)、図7(B)を参照しつつ、撮像された画像の一例について説明する。図7(A)は表面撮像部により撮像された表面の画像を模式的に示す説明図であり、図7(B)は裏面撮像部により撮像された裏面の画像を模式的に示す説明図である。
図7(A)を参照すると、表面601が撮像されるとともに、傷70及び貫通穴62が撮像されている。表面601の多くの部分は、第1照明11が照射する光線の色である青色に写し出されており、傷70は、周囲の青色の色彩とは異なる色彩で写し出されている。また、貫通穴62は、第3照明31が照射する光線の色である赤色に写し出されている。貫通穴62には、裏面602側から第2照明21が照射する光線が通過するが、この光線は、第1ラインセンサ13に対向させて配置されている第2表面側偏光板14を透過することができない。また、第3照明31が照射する光線は弱いため、貫通穴62の周囲の撮像に影響を及ぼさない。この結果、貫通穴62の周囲に形成されている傷70が鮮明に写し出されている。
図7(B)を参照すると、裏面602が撮像されるとともに、傷70及び貫通穴62が撮像されている。裏面602の多くの部分は、第2照明21が照射する光線の色である青色に写し出されており、傷70は、周囲の青色の色彩とは異なる色彩で写し出されている。また、貫通穴62は、表面601側の画像とは異なり、傷70と同様に、周囲の青色の色彩とは異なる色彩で写し出されている。貫通穴62には、表面601側から第1照明11が照射する光線が通過するが、この光線は、第2ラインセンサ23に対向させて配置されている第2裏面側偏光板24を透過することができない。この結果、貫通穴62の周囲に形成されている傷70が鮮明に写し出されている。
つぎに、図8を参照しつつ、検査装置100を用いた検査方法の一例について説明する。図8は検査装置100を用いて実施される検査方法の工程の一例を示すフローチャートである。
まず、コンベア装置50による鉄骨部材60の搬送を開始する。そして、ステップS1において、検査装置100を稼働させ、通過検出センサ40の読み込みを開始する。ステップS1に引き続き行われるステップS2では、通過検出センサ40がONとなったか否か、すなわち、通過検出センサ40が、その下側を鉄骨部材60の前端縁60aが通過したことを検出したか否かを判断する。ステップS2でNOと判断したときは、ステップS2でYESと判断するまで、ステップS2を繰り返し行う。ステップS2でYESと判断したときは、ステップS3へ進む。
ステップS3では、通信制御部3を介して第1照明11、第2照明21及び第3照明31をONとする。第1照明11がONとされると、第1照明11が発する光線は、第1表面側偏光板12を透過して表面601を照射する。第2照明21がONとされると、第2照明21が発する光線は、第1裏面側偏光板22を透過して裏面602を照射する。第3照明31がONとされると、第3照明31が発する光線は、第3裏面側偏光板32を透過して裏面602を照射する。
ステップS3に引き続いて行われるステップS4では、第1ラインセンサ13、第2ラインセンサ23による撮像が開始される。具体的に、前端縁60aが通過検出センサ40を通過した後、前端縁60aが通過検出センサ40の設置位置と第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23の設置位置との離間距離分、移動したタイミングで撮像を開始する。
第1ラインセンサ13による撮像が開始されると、第1ラインセンサ13は、表面601に反射し、第2表面側偏光板14を透過した光線により、表面601を撮像する。また、第1ラインセンサ13は、貫通穴62を通過した第3照明31が照射する光線により、貫通穴62の形状を撮像する。第2ラインセンサ23による撮像が開始されると、第2ラインセンサ23は、裏面602に反射し、第2裏面側偏光板24を透過した光線により、裏面602を撮像する。
ステップS4に引き続いて行われるステップS5では、通過検出センサ40がOFFとなったか否か、すなわち、通過検出センサ40が、その下側を鉄骨部材60の後端縁60bが通過したことを検出したか否かを判断する。ステップS5でNOと判断したときは、ステップS5でYESと判断するまで、ステップS5を繰り返し行う。ステップS5でYESと判断したときは、ステップS6へ進む。
ステップS6では、第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23による撮像を停止するとともに、通信制御部3を介して第1照明11、第2照明21及び第3照明31をOFFとする。第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23による撮像を停止は、具体的に、以下の如く行われる。すなわち、後端縁60bが通過検出センサ40を通過した後、後端縁60bが通過検出センサ40の設置位置と第1ラインセンサ13及び第2ラインセンサ23の設置位置との離間距離分、移動したタイミングで撮像を停止する。
ステップS6に引き続き行われるステップS7では、撮像データの保存を行う。ここで、撮像データには、表面601の撮像データと裏面602の撮像データとが含まれる。それぞれの撮像データは、撮像部5において、第1ラインセンサ13で取得された情報、第2ラインセンサ23で取得された情報を結合してそれぞれ一枚の撮像写真とされ、その後、画像処理部4において、ノイズ除去されて生成される。
ステップS8では、まず、ステップS7で保存された画像データのうち、表面601に関する画像データに基づいて、表面検査が行われる。すなわち、画像データに基づいて、傷70の有無を判断する。ステップS8に引き続いて行われるステップS9では、このような不良の検出があったか否かを判断する。ステップS9でYESと判断したときは、ステップS10へ進む。ステップS10では、傷70の位置や状態等、その不良の内容を記憶部2へ格納する。一方、ステップS9でNOと判断したときは、ステップS10をスキップする。
ステップS11では、ステップS7で保存された画像データのうち、表面601に関する画像データに基づいて、穴状態検査が行われる。すなわち、画像データに基づいて、貫通穴62の位置、寸法が適切であるか否かを判断する。ステップS11に引き続いて行われるステップS12では、このような不良の検出があったか否かを判断する。ステップS12でYESと判断したときは、ステップS13へ進む。ステップS13では、貫通穴62の位置や寸法等、その不良の内容を記憶部2へ格納する。一方、ステップS12でNOと判断したときは、ステップS13をスキップする。
ステップS14では、ステップS7で保存された画像データのうち、裏面602に関する画像データに基づいて、裏面検査が行われる。すなわち、画像データに基づいて、傷70の有無を判断する。ステップS14に引き続いて行われるステップS15では、このような不良の検出があったか否かを判断する。ステップS15でYESと判断したときは、ステップS16へ進む。ステップS16では、傷70の位置や状態等、その不良の内容を記憶部2へ格納する。一方、ステップS9でNOと判断したときは、ステップS16をスキップする。
ステップS16の処理が終了し、又は、ステップS16の処理がスキップされたことにより、一連の処理は終了となる(エンド)。
なお、本実施形態では、表面検査、穴状態検査及び裏面検査をこの順で順次行っているが、これらの検査を行う順番は、問わない。また、これらの検査を同時に進めるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の検査装置100によれば、一方側の面を撮像するための光線の影響が他方側の面の撮像に及ぶことがない。このため、双方の面において、貫通穴62の周辺の傷70等が適切に撮像され、検査の精度が保たれる。この点につき、図9乃至図11に示す比較例とともに説明する。
図9は比較例の検査装置200の概略構成を模式的に示す説明図である。図10は比較例の検査装置200が備える第1ラインセンサ213により貫通穴62を撮像しているときの光線を模式的に示す説明である。図11は比較例の第1ラインセンサ213により撮像された表面の画像を模式的に示す説明図である。
図9を参照すると、比較例の検査装置200は、実施形態の検査装置100と同様に、第1コンベア50a及び第2コンベア50bの上方に第1照明211、第1ハーフミラー215及び第1ラインセンサ213が配置されている。また、第1コンベア50a及び第2コンベア50bの下方に第2照明221、第2ハーフミラー225及び第2ラインセンサ223が配置されている。しかしながら、比較例の検査装置200は、実施例の検査装置と異なり、いずれの偏光板も備えていない。
このため、例えば、図10に示すように、第2照明221によって照射された第1光線BL31が第2ハーフミラー225で屈折し、その屈折した第2光線BL32が表面601を撮像する第1ラインセンサ213に到達する。このため、図11に示すように、貫通穴62の周辺領域SAに第2光線BL32の回折光が及ぶ。このため、周辺領域SA内に形成されている傷70は、第1ラインセンサ213によって撮像された画像において確認し難い状態となる。
本実施形態によれば、このような回折光の影響を受けることなく画像データを取得できるため、検査の精度を保つことができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1面及び当該第1面の裏面となる第2面を備えるとともに、前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通穴を備え、送り機構によって搬送される検査対象を検査する検査装置であって、
前記第1面を照射する第1照明と、
第1の偏光角を有し、前記第1照明が照射する光線を透過させる第1偏光板と、
前記第1面側に配置された第1撮像センサと、
前記第1撮像センサに対向させて配置された第2偏光板と、
前記第2面を照射する第2照明と、
前記第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有し、前記第2照明が照射する光線を透過させる第3偏光板と、
前記第2面側に配置された第2撮像センサと、
前記第2撮像センサに対向させて配置された第4偏光板と、
前記第1撮像センサにより取得された情報から画像データを生成するとともに、前記第2撮像センサにより取得された情報から画像データを生成する撮像部と、
前記撮像部によって生成された画像データに基づいて前記検査対象の不良を検出する検出部と、を備え、
前記第2偏光板は、前記第1偏光板を透過して前記第1面に反射した光線を透過させるとともに、前記第3偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有し、前記第4偏光板は、前記第3偏光板を透過して前記第2面に反射した光線を透過させるとともに、前記第1偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する検査装置。
(付記2)
前記第1照明及び前記第2照明は、着色光を照射する照明である付記1に記載の検査装置。
(付記3)
前記第1面側及び前記第2面側の少なくとも一方側から前記検査対象に光線を照射する第3照明と、
前記第3照明が光線を照射した側と異なる側に配置された撮像センサに対向させて配置された偏光板の偏光角と一致する偏光角を有し、前記第3照明が照射する光線を透過させる第5偏光板と、
を、さらに備える付記1又は2に記載の検査装置。
(付記4)
前記第3照明の光量は、前記第1照明の光量及び前記第2照明の光量よりも少ない付記3に記載の検査装置。
(付記5)
前記第3照明は、前記第1照明と前記第2照明と異なる着色光を照射する付記3又は4に記載の検査装置。
(付記6)
前記第2の偏光角は、前記第1の偏光角と比較して90°ずれている付記1乃至5のいずれか1項に記載の検査装置。
(付記7)
第1面及び当該第1面の裏面となる第2面を備えるとともに、前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通穴を備え、送り機構によって搬送される検査対象を検査する検査方法であって、
第1照明が発する光線を第1の偏光角を有する第1偏光板を透過させて前記第1面に照射し、前記第1面を撮像する第1撮像センサに対向させて配置した第2偏光板に前記第1面に反射した光線を透過させて、前記第1撮像センサにより前記第1面を撮像する工程と、
第2照明が発する光線を前記第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有する第3偏光板を透過させて前記第2面に照射し、前記第2面を撮像する第2撮像センサに対向させて配置した第4偏光板に前記第2面に反射した光線を透過させて、前記第2撮像センサにより前記第2面を撮像する工程と、
前記第1撮像センサにより取得された情報から画像データを生成するとともに、前記第2撮像センサにより取得された情報から画像データを生成し、当該生成された画像データに基づいて前記検査対象を検査する工程と、
を含み、
前記第2偏光板は、前記第1偏光板を透過して前記第1面に反射した光線を透過させるとともに、前記第3偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有し、前記第4偏光板は、前記第3偏光板を透過して前記第2面に反射した光線を透過させるとともに、前記第1偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する検査方法。
(付記8)
前記第1照明及び前記第2照明は、着色光を照射する付記7に記載の検査方法。
(付記9)
前記第1照明による光線の照射及び前記第2照明による光線の照射とともに、第3照明による光線の照射を行い、
前記第3照明による光線の照射は、前記第1面側及び前記第2面側の少なくとも一方側から行い、
前記第3照明が照射した光線は、前記第1面側及び前記第2面側の他方側に配置された撮像センサに対向させて配置された偏光板の偏光角と一致する偏光角を有する第5偏光板を透過した後に、前記貫通穴を通過する付記7又は8に記載の検査方法。
(付記10)
前記第3照明の光量は、前記第1照明の光量及び前記第2照明の光量よりも少なくした付記9に記載の検査方法。
(付記11)
前記第3照明は、前記第1照明と前記第2照明と異なる着色光を照射する付記9又は10に記載の検査方法。
(付記12)
前記第2の偏光角は、前記第1の偏光角と比較して90°ずれている付記7乃至11のいずれか1項に記載の検査方法。
1 CPU
2 記憶部
3 通信制御部
4 画像処理部
5 撮像部
10 表面撮像部
11、211 第1照明
12 第1表面側偏光板
13、213 第1ラインセンサ
14 第2表面側偏光板
20 裏面撮像部
21、221 第2照明
22 第1裏面側偏光板
23、223 第2ラインセンサ
24 第2裏面側偏光板
30 貫通穴照射部
31 第3照明
32 第3裏面側偏光板
40 通過検出センサ
50 コンベア装置
51 隙間
60 鉄骨部材
62 貫通穴
601 表面
602 裏面
100 検査装置

Claims (7)

  1. 第1面及び当該第1面の裏面となる第2面を備えるとともに、前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通穴を備え、送り機構によって搬送される検査対象を検査する検査装置であって、
    前記第1面を照射する第1照明と、
    第1の偏光角を有し、前記第1照明が照射する光線を透過させる第1偏光板と、
    前記第1面側に配置された第1撮像センサと、
    前記第1撮像センサに対向させて配置された第2偏光板と、
    前記第2面を照射する第2照明と、
    前記第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有し、前記第2照明が照射する光線を透過させる第3偏光板と、
    前記第2面側に配置された第2撮像センサと、
    前記第2撮像センサに対向させて配置された第4偏光板と、
    前記第1撮像センサにより取得された情報から画像データを生成するとともに、前記第2撮像センサにより取得された情報から画像データを生成する撮像部と、
    前記撮像部によって生成された画像データに基づいて前記検査対象の不良を検出する検出部と、を備え、
    前記第2偏光板は、前記第1偏光板を透過して前記第1面に反射した光線を透過させるとともに、前記第3偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有し、前記第4偏光板は、前記第3偏光板を透過して前記第2面に反射した光線を透過させるとともに、前記第1偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する検査装置。
  2. 前記第1照明及び前記第2照明は、着色光を照射する照明である請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記第1面側及び前記第2面側の少なくとも一方側から前記検査対象に光線を照射する第3照明と、
    前記第3照明が光線を照射した側と異なる側に配置された撮像センサに対向させて配置された偏光板の偏光角と一致する偏光角を有し、前記第3照明が照射する光線を透過させる第5偏光板と、
    を、さらに備える請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 前記第3照明の光量は、前記第1照明の光量及び前記第2照明の光量よりも少ない請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記第3照明は、前記第1照明と前記第2照明と異なる着色光を照射する請求項3又は4に記載の検査装置。
  6. 前記第2の偏光角は、前記第1の偏光角と比較して90°ずれている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 第1面及び当該第1面の裏面となる第2面を備えるとともに、前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通穴を備え、送り機構によって搬送される検査対象を検査する検査方法であって、
    第1照明が発する光線を第1の偏光角を有する第1偏光板を透過させて前記第1面に照射し、前記第1面を撮像する第1撮像センサに対向させて配置した第2偏光板に前記第1面に反射した光線を透過させて、前記第1撮像センサにより前記第1面を撮像する工程と、
    第2照明が発する光線を前記第1の偏光角と異なる第2の偏光角を有する第3偏光板を透過させて前記第2面に照射し、前記第2面を撮像する第2撮像センサに対向させて配置した第4偏光板に前記第2面に反射した光線を透過させて、前記第2撮像センサにより前記第2面を撮像する工程と、
    前記第1撮像センサにより取得された情報から画像データを生成するとともに、前記第2撮像センサにより取得された情報から画像データを生成し、当該生成された画像データに基づいて前記検査対象を検査する工程と、
    を含み、
    前記第2偏光板は、前記第1偏光板を透過して前記第1面に反射した光線を透過させるとともに、前記第3偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有し、前記第4偏光板は、前記第3偏光板を透過して前記第2面に反射した光線を透過させるとともに、前記第1偏光板を透過した光線を遮断する偏光角を有する検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022164993A (ja) * 2021-04-19 2022-10-31 株式会社ジーテクト 外観検査装置およびパレタイズシステム

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