JP5687748B2 - 検査装置 - Google Patents

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本発明は、検査対象物に光を照射し透過光を撮像する検査装置に関する。
照明手段から照射され容器を透過した透過光を撮像し、互いに光の照射方向が異なる複数の検査ユニットが、容器の搬送方向に沿って設けられた容器の検査装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−275618号
特許文献1の検査装置は、一方の検査ユニットの照明光が他方の検査ユニットに近づく方向に照明手段が配置されている。このため、一方の検査ユニットの照明光が他方の検査ユニットに入射するなどの悪影響が生じるおそれがある。このような悪影響を低減するために検査ユニット間の距離を拡大すると、検査装置が大型化してしまう。
そこで、本発明は、2つの検査ユニットの間で、一方の検査ユニットの照明光が他方の検査ユニットに入射するなどの悪影響を抑制できる検査装置を提供することを目的とする。
本発明の検査装置は、搬送経路に沿って一方向に搬送される検査対象物(2)を検査し、かつ前記検査対象物の搬送方向に沿って配置された2つの検査ユニット(56)を備えた検査装置(1)において、前記搬送経路を横断する方向の一方の側及び他方の側にそれぞれ配置され、前記検査対象物に向けて光を照射し、かつ照射方向が互いに異なる2つの透過光照明手段(10a、10b、10c、10d)と、前記2つの透過光照明手段から照射され前記検査対象物を透過した透過光をそれぞれ撮像する2つの撮像手段(11a、11b、11c、11d)と、が前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれており、前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる前記2つの透過光照明手段は、いずれも相手方の検査ユニットから遠ざかる方向に光を照射するように配置されているものである。
この検査装置によれば、2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる透過光照明手段の光の照射方向が相手方の検査ユニットから遠ざかる方向にあるので、一方の検査ユニットの照明光が他方の検査ユニットに悪影響を与えることを抑制できる。そのため、こうした悪影響を抑制しつつ検査ユニット間の距離を短縮できるので、検査装置を小型化することができる。
本発明の検査装置の一態様において、前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる前記2つの透過光照明手段は、前記一方の側及び前記他方の側のそれぞれの側で、相手方の検査ユニットに含まれる前記2つの透過光照明手段と隣接するように配置されていてもよい。この態様によれば、各検査ユニットに含まれる合計4つの透過光照明手段が集約されて、検査ユニット間の距離が小さくなるため、検査装置を小型化することができる。
本発明の検査装置の一態様において、前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる前記2つの透過光照明手段は、前記検査対象物に対して光を照射する照射位置が前記搬送方向に関して互いにずれており、前記照射位置のずれ量が前記検査対象物の前記搬送方向に関する幅以下となるように設定されていてもよい。この態様によれば、各透過光照明手段が光を照射する照射位置が互いにずれることにより、同一の検査ユニット内で、共通の検査対象物に対して光を照射して透過光を撮像するタイミングが、一方の透過光照明手段及び撮像手段と他方の透過光照明手段及び撮像手段との間でずれる。これにより、同一の検査ユニット内での照明光の相互干渉を抑制できる。また、照射位置のずれ量が検査対象物の搬送方向に関する幅以下に設定されているため、各透過光照明手段の搬送方向に関する調整範囲の拡大を抑えることができる。これにより、検査装置の大型化を抑制することができる。
本発明の検査装置の一態様において、前記透過光照明手段は、照射する光の広がりを制限するライトコントロールフィルム(22)を備えていてもよい。この態様によれば、透過光照明手段が照射する光の広がりが制限されるため、隣接する2つの検査ユニットの間で、一方の検査ユニットの照明光が他方の検査ユニットに悪影響を与えることを更に抑制できる。また、1つの検査ユニット内での照明光の相互干渉を抑制できる。
本発明の検査装置の一態様において、前記2つの検査ユニットのそれぞれは、前記検査対象物に向けて光を照射する反射光照明手段(12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13d)を更に有し、前記撮像手段が前記反射光照明手段から照射され前記検査対象物を反射した反射光を撮像できるように配置されていてもよい。この態様によれば、検査対象物を透過した透過光のみならず、検査対象物を反射した反射光でも検査対象物を検査することができる。
本発明の検査装置の一態様において、前記透過光照明手段が照射する検査範囲外の光のうち少なくとも一部の光の進行を妨げる外乱防止部材(50)を備えてもよい。透過光照明手段が照射する検査範囲外の光が外乱防止部材によって妨げられるため、その光が外乱光となって撮像手段に入射して悪影響を与えることを抑制できる。
なお、以上の説明では、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明の検査装置によれば、2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる透過光照明手段の光の照射方向が相手方の検査ユニットから遠ざかる方向にあるので、一方の検査ユニットの照明光が他方の検査ユニットに悪影響を与えることを抑制できる。そのため、こうした悪影響を抑制しつつ検査ユニット間の距離を短縮できるので、検査装置を小型化することができる。
本発明の一形態に係る検査装置における透過光照明器、反射光照明器及びカメラなどの配置を示した上面視の図。 本発明の一形態に係る検査装置における透過光照明器、反射光照明器及びカメラなどの配置を示した側面視の図。 本発明の他の形態に係る検査装置における透過光照明器、反射光照明器及びカメラなどの配置を示した上面視の図。 本発明の他の形態に係る検査装置における透過光照明器、反射光照明器及びカメラなどの配置を示した側面視の図。 本発明の他の形態の作用を説明する説明図。
図1及び図2に示した検査装置1は、ペットボトルやガラス製の壜など光を透過する容器2の外周に貼られたラベル3の破れ、穴あき、位置ずれなどの外観異常の検査に用いられる。搬送コンベヤ4は図1の左側から右側の方向へ容器2を搬送する。搬送コンベヤ4が容器2を搬送する方向に沿って、2つの検査ユニット5及び検査ユニット6が互いに隣接して設けられている。
図1に示すように、検査ユニット5は、透過光照明手段としての透過光照明器10a、10bを、撮像手段としてのカメラ11a、11bを、反射光照明手段としての反射光照明器12a、13a、12b、13bをそれぞれ備えている。
透過光照明器10a、10bは、搬送コンベヤ4を挟んで互いに反対側に設けられている。カメラ11aは、搬送コンベヤ4を挟んで透過光照明器10aに対向する位置に設けられている。カメラ11bは、搬送コンベヤ4を挟んで透過光照明器10bに対向する位置に設けられている。容器2が予め定めた所定位置Aに搬送されてきた時に透過光照明器10aが光を容器2に向けて照射することにより、容器2を透過した透過光をカメラ11aが撮像することができる。また、容器2が予め定めた所定位置Bに搬送されてきた時に透過光照明器10bが光を容器2に向けて照射することにより、容器2を透過した透過光をカメラ11bが撮像することができる。
所定位置A及び所定位置Bを一致させず、透過光照明器10aが光を照射しカメラ11aが撮像するタイミングと透過光照明器10bが光を照射しカメラ11bが撮像するタイミングとをずらすことによって、容器2を反射した透過光照明器10aの反射光をカメラ11bが撮像したり、容器2を反射した透過光照明器10bの反射光をカメラ11aが撮像することを防ぐことができる。所定位置Aと所定位置Bとの間の距離は、搬送方向に関する容器2の幅以下であり、本形態では横幅の半分程度に設定されている。透過光照明器10bは、透過光照明器10aからこの距離と同じだけ搬送方向にずれた位置に配置されている。このような配置により各透過光照明器10a、10bの光の照射位置が搬送方向に関して互いにずれる。所定位置Aと所定位置Bとの間の距離が容器2の横幅の半分程度に設定されているため、各透過光照明器10a、10bの調整範囲の拡大を抑えることができる。これにより、透過光照明器10a及び透過光照明器10bの間の位置ずれを低減できるため、検査装置1の大型化を抑制することができる。
カメラ11aの付近には、反射光照明器12a、13aが設けられている。容器2が所定位置Aに搬送されてきた時に反射光照明器12a、13aが容器2に向けて光を照射することによって、容器2を反射した反射光をカメラ11aが撮像することができる。カメラ11bの付近には、反射光照明器12b、13bが設けられている。容器2が所定位置Bに搬送されてきた時に反射光照明器12b、13bが容器2に向けて光を照射することによって、容器2を反射した反射光をカメラ11bが撮像することができる。
検査ユニット6は、透過光照明手段としての透過光照明器10c、10dを、撮像手段としてのカメラ11c、11dを、反射光照明手段としての反射光照明器12c、13c、12d、13dを備えている。
透過光照明器10c、10dは、搬送コンベヤ4を挟んで互いに反対側に設けられている。カメラ11cは、搬送コンベヤ4を挟んで透過光照明器10cに対向する位置に設けられている。カメラ11dは、搬送コンベヤ4を挟んで透過光照明器10dに対向する位置に設けられている。容器2が予め定めた所定位置Cに搬送されてきた時に透過光照明器10cが光を容器2に向けて照射することにより、容器2を透過した透過光をカメラ11cが撮像することができる。また、容器2が予め定めた所定位置Dに搬送されてきた時に透過光照明器10dが光を容器2に向けて照射することにより、容器2を透過した透過光をカメラ11dが撮像することができる。
所定位置C及び所定位置Dを一致させず、透過光照明器10cが光を照射しカメラ11cが撮像するタイミングと透過光照明器10dが光を照射しカメラ11dが撮像するタイミングとをずらすことによって、容器2を反射した透過光照明器10cの反射光をカメラ11dが撮像したり、容器2を反射した透過光照明器10dの反射光をカメラ11cが撮像することを防ぐことができる。検査ユニット6においても、容器2の横幅の半分程度に各透過光照明器10c、10dの照射位置がずれているため、検査ユニット5と同様に検査装置1の大型化を抑制できる。
カメラ11cの付近には、反射光照明器12c、13cが設けられている。容器2が所定位置Cに搬送されてきた時に反射光照明器12c、13cが容器2に向けて光を照射することによって、容器2を反射した反射光をカメラ11cが撮像することができる。カメラ11dの付近には、反射光照明器12d、13dが設けられている。容器2が所定位置Dに搬送されてきた時に反射光照明器12d、13dが容器2に向けて光を照射することによって、容器2を反射した反射光をカメラ11dが撮像することができる。
図2は、図1の矢印Eの方向から見た場合の、透過光照明器10c、カメラ11c、反射光照明器12c及び搬送コンベヤ4の配置を示した図である。透過光照明器10a、10b、10c、10dは、いずれもLED光源20、拡散板21及びライトコントロールフィルム22を備え、発光面23から光を照射する。LED光源20が発した光は、拡散板21の拡散機能により照明ムラが解消される。ライトコントロールフィルム22は、照射する光の広がりを制限する機能を有する。発光面23の横幅は容器2の横幅よりも広いため、透過光照明器10a、10b、10c、10dは、容器2の横幅全体に光を照射することができる。
図1に示すように、検査ユニット5の透過光照明器10a、10bは、いずれも発光面23が搬送コンベヤ4の搬送方向に対して45度の角度になるように設置され、隣接する検査ユニット6から遠ざかる方向に光を照射する。また、検査ユニット6の透過光照明器10c、10dは、いずれも発光面23が搬送コンベヤ4の搬送方向に対して45度の角度になるように設置され、隣接する検査ユニット5から遠ざかる方向に光を照射する。そして、透過光照明器10a、10b、10c、10dに対向する位置にそれぞれ設けられたカメラ11a、11b、11c、11dによって、4方向から容器2の全周を撮像することができる。
このように、検査ユニット5の透過光照明器10a、10bは、いずれも検査ユニット5に隣接する検査ユニット6から遠ざかる方向に光を照射している。そのため、透過光照明器10a、10bが照射した光が検査ユニット6に入射するなどの悪影響を検査ユニット6に与えることを抑制できる。
同様に、検査ユニット6の透過光照明器10c、10dは、いずれも検査ユニット6に隣接する検査ユニット5から遠ざかる方向に光を照射している。そのため、透過光照明器10c、10dが照射した光が検査ユニット5に入射するなどの悪影響を検査ユニット5に与えることを抑制できる。
また、透過光照明器10aの発光面23と透過光照明器10bの発光面23との間の角度が90度で、かつ、各透過光照明器10a、10bにライトコントロールフィルム22が設けられているため、透過光照明器10aが照射した光は透過光照明器10bやカメラ11bには向かわず、透過光照明器10bが照射した光は透過光照明器10aやカメラ11aには向かわない。これにより、透過光照明器10aが照射した光が、直接カメラ11bに入射したり、透過光照明器10bの拡散板21を反射してカメラ11bに入射するなどの悪影響を与えることを抑制できる。また、透過光照明器10bが照射した光が、直接カメラ11aに入射したり、透過光照明器10aの拡散板21を反射してカメラ11aに入射するなどの悪影響を与えることを抑制できる。
同様に、透過光照明器10cの発光面23と透過光照明器10dの発光面23との間の角度が90度で、かつ、各透過光照明器10c、10dにライトコントロールフィルム22が設けられているため、透過光照明器10cが照射した光は透過光照明器10dやカメラ11dには向かわず、透過光照明器10dが照射した光は透過光照明器10cやカメラ11cには向かわない。これにより、透過光照明器10cが照射した光が、直接カメラ11dに入射したり、透過光照明器10dの拡散板21を反射してカメラ11dに入射するなどの悪影響を与えることを抑制できる。また、透過光照明器10dが照射した光が、直接カメラ11cに入射したり、透過光照明器10cの拡散板21を反射してカメラ11cに入射するなどの悪影響を与えることを抑制できる。
また、透過光照明器10a及び透過光照明器10cが互いに隣接して配置され、透過光照明器10b及び透過光照明器10dが互いに隣接して配置されている。そのため、4つの透過光照明器10a、10b、10c、10dが集約されて、検査ユニット5及び検査ユニット6の間の距離が小さくなるので、検査装置1を小型化することができる。
カメラ11a、11b、11c、11dは、いずれもCCDイメージセンサ等の撮像素子を備えており、撮像した画像は撮像素子にて電気信号に変換される。
以上の構成により、本形態の検査装置1では、検査対象となる容器2に応じて、透過光のみ照射、反射光のみ照射、又は透過光及び反射光の両方の照射の3種類の照射方法を選択することができる。
透過光のみ照射する場合、容器2が搬送コンベヤ4によって搬送されて所定位置Aに達すると、透過光照明器10aが容器2に光を照射し、容器2を透過した透過光をカメラ11aが撮像する。同様に、容器2が所定位置Bに位置する時に透過光照明器10bが容器2に光を照射し容器2を透過した透過光をカメラ11bが撮像し、容器2が所定位置Cに位置する時に透過光照明器10cが容器2に光を照射し容器2を透過した透過光をカメラ11cが撮像し、容器2が所定位置Dに位置する時に透過光照明器10dが容器2に光を照射し容器2を透過した透過光をカメラ11dが撮像する。これら撮像された4つの画像は、4つのカメラ11a、11b、11c、11dから電気信号として画像処理装置30に入力される。入力された画像は、画像処理装置30によって画像処理され、その画像処理の結果に基づいて、ラベル3(図2参照)に外観異常がないか公知の手法により判定される。
反射光のみ照射する場合又は透過光及び反射光の両方を照射する場合も上記と同様に、照明を使い分けて得られた画像を画像処理することによってラベル3の外観異常がないか判定される。
(他の形態)
次に、図3〜図5を参照しながら本発明の他の形態を説明する。なお、以下において、図1及図2の形態と同一の構成には同一の参照符号を図3〜図5に付して説明を省略する。図3に示すように、本形態では、透過光照明手段としての透過光照明器10a〜10dのそれぞれの側部に、外乱防止部材としての外乱防止遮光板50が設けられている。外乱防止遮光板50は、透過光照明器10a〜10dが照射する光の進行を妨げるように遮光できる。外乱防止遮光板50は、透過光照明器10a〜10dが照射する光のうち検査範囲外の光の一部の進行を妨げる。図3に示したように、各外乱防止遮光板50は透過光照明器10a〜10dの光の発行面23に対して斜め方向に延びている。図4に示したように各外乱防止遮光板50の高さは、検査対象である容器2の高さよりも若干高く設定されている。各外乱防止遮光板50は、各カメラ11a〜11dの視野、換言すれば容器2の検査範囲を遮らないように配置されている。そのため、外乱防止遮光板50の設置によって容器2の検査に悪影響を及ぼすことがない。
図5に示すように、外乱防止遮光板50によって、透過光照明器10dが照射する光のうち、破線の矢印F2で示した光の進行が妨げられる。仮に、外乱防止遮光板50がないと、破線の矢印F2で示した光が、検査対象の容器2の隣の容器2′に反射し、かつその反射光が検査対象の容器2に再び反射し、その光が外乱光としてカメラ11dに入射して検査結果に悪影響を与える。本形態は、外乱防止遮光板50によってそのような外乱光の発生が未然に防止できるため、外乱光による悪影響を排除できる。つまり、外乱防止遮光板50は、各透過光照明器10a〜10dが光を照射すべき容器2に隣接する容器2′へ入射する光の進行を妨げる機能を有する。したがって、各透過光照明器10a〜10dが照射する検査範囲外の光のうち少なくとも一部の光には、各透過光照明器10a〜10dが光を照射すべき容器2に隣接する容器2′へ入射する光が含まれる。
なお、外乱防止遮光板50は透過光照明器10a〜10dに対して着脱自在に設けられている。そのため、検査対象物の大きさが変更され、図5に示すような外乱光の発生が生じないような条件の場合には、透過光照明器10a〜10dの仕様変更を行わずに外乱防止遮光板50を取り外せば足りる。
本発明は上記各形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において、種々の形態にて実施できる。上記各形態は、容器の外周に貼られたラベルの外観異常を検出する検査装置であるが、容器の傷や容器内部の異物混入などを検出する検査装置であっても本発明を適用できる。また、検査対象物は容器に限らず、光を透過する物であれば、例えば容器のキャップなども検査対象物とすることもできる。
また、透過光照明器や反射光照明器が照射する光の波長について制限はなく、可視光線に限らず、例えば赤外線でもよい。また、透過光照明器の光源はLEDに限らず、例えば白熱電球などでもよい。また、上記各形態では、各検査ユニットが反射光照明器を4個ずつ備えているが、反射光照明器の有無や個数を問わず、本発明を適用できる。更に、透過光照明器がライトコントロールフィルムを備えていない形態で、本発明を実施することもできる。
また、図3〜図5に示した形態の外乱防止遮光板50は、光を完全に遮る機能を有することによって外乱光の発生を防止するが、完全に光を遮ることは必須ではない。したがって、外乱防止遮光板50を、光をある程度透過するものに変更することも可能である。この場合でも、光の進行を妨げることによって外乱光の強度を無視できる程度に弱めることができれば、その外乱光が撮像手段に入射して悪影響を与えることを抑制できる。また、外乱防止部材が板状であることは必須ではなく、例えばブロック状の部材でもよい。要するに、光の進行を妨げることができれば、外乱防止部材の形状は問わない。
また、図3〜図5に示した形態のように、外乱防止遮光板50が各透過光照明器10a〜10dに取り付けられることは一例にすぎない。例えば、透過光照明手段が照射する検査範囲外の光のうち少なくとも一部の光の進行を妨げることができる限り、外乱防止部材が透過光照明手段に固定されずに離れて設けられる形態で本発明を実施することも可能である。また、図3〜図5に示した形態のように、透過光照明手段が照射する検査範囲外の光のうちの一部の光の進行を外乱防止部材で妨げることは一例であり、透過光照明手段が照射する検査範囲外の光の全部の光の進行を妨げるように本発明を実施することもできる。
1 検査装置
2 容器(検査対象物)
5,6 検査ユニット
10a、10b、10c、10d 透過光照明器(透過光照明手段)
11a、11b、11c、11d カメラ(撮像手段)
12a、12b、12c、12d、13a、13b、13c、13d 反射光照明器(反射光照明手段)
22 ライトコントロールフィルム
50 外乱防止遮光板(外乱防止部材)

Claims (6)

  1. 搬送経路に沿って一方向に搬送される検査対象物を検査し、かつ前記検査対象物の搬送方向に沿って配置された2つの検査ユニットを備えた検査装置において、
    記搬送経路を横断する方向の一方の側及び他方の側にそれぞれ配置され、前記検査対象物に向けて光を照射し、かつ照射方向が互いに異なる2つの透過光照明手段と、
    前記2つの透過光照明手段から照射され前記検査対象物を透過した透過光をそれぞれ撮像する2つの撮像手段と、
    が前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれており、
    前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる前記2つの透過光照明手段は、いずれも相手方の検査ユニットから遠ざかる方向に光を照射するように配置されていることを特徴とする検査装置。
  2. 前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる前記2つの透過光照明手段は、前記一方の側及び前記他方の側のそれぞれの側で、相手方の検査ユニットに含まれる前記2つの透過光照明手段と隣接するように配置されている請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記2つの検査ユニットのそれぞれに含まれる前記2つの透過光照明手段は、前記検査対象物に対して光を照射する照射位置が前記搬送方向に関して互いにずれており、
    前記照射位置のずれ量が前記検査対象物の前記搬送方向に関する幅以下となるように設定されている請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 前記透過光照明手段は、照射する光の広がりを制限するライトコントロールフィルムを備えている請求項1〜3のいずれか一項に記載の検査装置。
  5. 前記2つの検査ユニットのそれぞれは、前記検査対象物に向けて光を照射する反射光照明手段を更に有し、前記撮像手段が前記反射光照明手段から照射され前記検査対象物を反射した反射光を撮像できるように配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の検査装置。
  6. 前記透過光照明手段が照射する検査範囲外の光のうち少なくとも一部の光の進行を妨げる外乱防止部材を備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の検査装置。
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