JP2021193348A - ラベル検査装置 - Google Patents

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義和 大村
Yoshikazu Omura
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Abstract

【課題】ラベルの色と、容器の色または容器内の液体の色との多様な組み合わせにおいて、精度よくラベルの欠陥を検出することができるラベル検査装置を提供する。【解決手段】ラベル検査装置10は、液体5を変色させる可視光を、容器2およびラベル3に照射する照明装置12と、容器2およびラベル3の画像を生成するカメラ20と、画像に基づいてラベル3の欠陥を検出する画像処理部40とを備え、照明装置12は、可視光の色を変更可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、液体の入った容器に装着されたラベルの欠陥を検出するラベル検査装置に関する。
従来から、飲料が充填されたペットボトル等の容器に、各種の色が印刷されたラベルを装着することが行われており、ラベルに欠陥(ラベルの破れ、ラベルのめくれ、またはラベルの位置不良等)があるかを検査することが行われている。このようなラベルの欠陥を検出する装置として、容器およびラベルに白色光を照射し、容器およびラベルからの反射光を受けて画像を生成し、生成された画像に基づいてラベルの欠陥を検出するラベル検査装置がある(例えば特許文献1)。
特許文献1のラベル検査装置は、予め容器内の液体の色または容器の色を登録しておき、反射光を撮像して得られた画像中のラベルが存在する位置に、予め登録された色が検出されたとき、ラベルに欠陥があると判定する。
特開2005−119706号公報
しかしながら、上述の検査方法では、ラベルの色が容器の色または容器内の液体の色と同じ場合や、似ている場合に、ラベルの欠陥を検出することが難しく、ラベルの色と、容器の色または容器内の液体の色との多様な組み合わせに対応することができないという問題があった。
そこで本発明は、ラベルの色が容器の色または容器内の液体の色と同じ場合や、似ている場合であっても、ラベルの欠陥(ラベルの破れ、ラベルのめくれ、またはラベルの位置不良等)を精度よく検出することができ、ラベルの色と、容器の色または容器内の液体の色との多様な組み合わせにおいて、精度よくラベルの欠陥を検出することができるラベル検査装置を提供する。
一態様では、液体の入った容器に装着されたラベルの欠陥を検出するラベル検査装置であって、前記液体を変色させる可視光を、前記容器および前記ラベルに照射する第1照明装置と、前記容器および前記ラベルの画像を生成するカメラと、前記画像に基づいて前記ラベルの欠陥を検出する画像処理部とを備え、前記第1照明装置は、前記可視光の色を変更可能に構成されている、ラベル検査装置が提供される。
一態様では、前記第1照明装置は、前記容器を挟んで前記カメラの反対側に配置されている。
一態様では、前記カメラは、カラー画像を生成するカラーカメラである。
一態様では、前記画像処理部は、前記画像中の所定箇所の色が、予め登録された色と同じであることを検出したときに、前記ラベルに欠陥があることを決定するように構成されている。
一態様では、前記ラベル検査装置は、前記容器および前記ラベルに光を照射する第2照明装置をさらに備え、前記第2照明装置は、前記容器に対して前記カメラと同じ側に配置されている。
一態様では、前記ラベル検査装置は、前記容器を搬送する搬送装置をさらに備え、前記第1照明装置、前記カメラ、および前記第2照明装置は、それぞれ複数の第1照明装置、複数のカメラ、および複数の第2照明装置であり、前記複数の第1照明装置、前記複数のカメラ、および前記複数の第2照明装置によって複数の検査ユニットが構成されており、前記複数の検査ユニットは、互いに異なる方向から前記容器および前記ラベルを撮像可能に構成されている。
ラベル検査装置は、液体を変色させるため、ラベルの色と、ラベルの欠陥を通して見える容器の色または液体の色との差異を明確にすることができる。したがって、ラベルの色が容器の色または容器内の液体の色と同じ場合や、似ている場合であってもラベルの欠陥を精度よく検出することができる。また、第1照明装置は、可視光の色を任意の色に変更可能に構成されているため、ラベルの色と、容器の色または容器内の液体の色との多様な組み合わせにおいて、精度よくラベルの欠陥を検出することができる。
ラベル検査装置の一実施形態を示す模式図である。 図1の検査ユニットを横から見たときの模式図である。 ラベルの色と、容器の色または液体の色とが似ている検査対象物の一例を示す模式図である。 可視光が照射された検査対象物を示す模式図である。 カメラによって生成された画像に検査エリアを追加した画像を模式的に示す図である。 ラベルに記載された文字の色と、容器の色または液体の色が似ている検査対象物の一例を示す模式図である。 可視光が照射された検査対象物を示す模式図である。 カメラによって生成された画像に検査エリアを追加した画像を模式的に示す図である。 容器または液体が可視光を透過せず、かつラベルの色と、容器の色または液体の色とが異なる検査対象物の一例を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1はラベル検査装置の一実施形態を示す模式図であり、図2は、図1の検査ユニット10Aを横から見たときの模式図である。図1および図2に示すように、ラベル検査装置10は、検査ユニット10A,10B,10C,10Dと、検査対象物1を搬送する搬送装置30と、画像処理部40とを備えている。本実施形態では、搬送装置30はコンベアである。
検査対象物1は、ペットボトル等の容器2および容器2に装着されたラベル3を備えている。容器2の内部には飲料等の液体5が入っている。本実施形態では、ラベル3は容器2の胴部に巻き付けられている。ラベル3の一例としてシュリンクラベルが挙げられる。検査対象物1は、搬送装置30によって図1に示す矢印の方向に搬送される。
検査ユニット10A,10B,10C,10Dは、同一の構成を有しているが、互いに異なる方向を向いて配置されている。特に説明しない検査ユニット10B,10C,10Dの構成は、検査ユニット10Aと同じであるのでその重複する説明を省略し、以下、主に検査ユニット10Aについて説明する。
図2に示すように、検査ユニット10Aは、可視光を、容器2およびラベル3に照射する照明装置12(第1照明装置12)と、光を容器2およびラベル3に照射する照明装置17(第2照明装置17)と、容器2およびラベル3の画像を生成するカメラ20を備えている。本実施形態のカメラ20はカラー画像を生成するカラーカメラである。照明装置17が発する光の一例として白色光が挙げられる。
言い換えれば、複数の照明装置12、複数のカメラ20、および複数の照明装置17によって複数の検査ユニット10A,10B,10C,10Dが構成されている。複数の照明装置12のうちの1つ、複数のカメラ20のうちの1つ、および複数の照明装置17のうちの2つは、各検査ユニット10A,10B,10C,10Dを構成している。
図2に示すように、照明装置12、照明装置17、およびカメラ20は、それぞれ検査対象物1を向いて配置されている。照明装置12は、検査対象物1を挟んでカメラ20の反対側に配置されている。照明装置17は、検査対象物1に対してカメラ20と同じ側に配置されている。
容器2および液体5が可視光を透過させる物質で構成されている場合、照明装置12から発せられた可視光は、容器2および液体5を透過する。可視光を透過させる容器2の例として透明容器や有色半透明容器が挙げられ、可視光を透過させる液体5の例として、スポーツドリンクなどの白濁した液体や有色半透明な液体が挙げられる。
容器2および液体5を透過した光(透過光)は、カメラ20に受けられる。照明装置17から発せられた光は検査対象物1で反射し、検査対象物1で反射した反射光はカメラ20に受けられる。カメラ20は、上記透過光または上記反射光を受けて検査対象物1を撮像し、検査対象物1の画像を生成する。
各カメラ20は、画像処理部40に接続されている。カメラ20で生成された画像は、画像処理部40に送られる。画像処理部40は、カメラ20で生成された画像に基づいてラベル3の欠陥を検出する。
画像処理部40は、少なくとも1台のコンピュータから構成される。画像処理部40は、プログラムが格納された記憶装置40aと、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する演算装置40bを備えている。演算装置40bは、記憶装置40aに格納されているプログラムに含まれている命令に従って演算を行うCPU(中央処理装置)またはGPU(グラフィックプロセッシングユニット)などを含む。記憶装置40aは、演算装置40bがアクセス可能な主記憶装置(例えばランダムアクセスメモリ)と、データおよびプログラムを格納する補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブ)を備えている。
照明装置12は、発光する可視光の色を変更可能に構成されている。具体的には、照明装置12は、赤色の光を発する赤色光源12a、緑色の光を発する緑色光源12b,青色の光を発する青色光源12cを備えている。赤色光源12aの例として赤色LEDが挙げられ、緑色光源12bの例として緑色LEDが挙げられ、青色光源12cの例として青色LEDが挙げられる。一実施形態では、赤色光源12aは複数の赤色LEDを備え、緑色光源12bは複数の緑色LEDを備え、青色光源12cは、複数の青色LEDを備えている。
光源12a,12b,12cは、それぞれ独立して点灯および消灯可能に構成されている。さらに、光源12a,12b,12cは、独立して光源12a,12b,12cから発せられる光の光量(輝度)を調整可能に構成されている。照明装置12は、光源12a,12b,12cの輝度をそれぞれ調整することにより、所望の色の可視光を発することができる。このような照明装置12として市場で入手可能なRGB照明を用いることができる。一実施形態では、照明装置17として市場で入手可能な白色光源を用いることができる。
容器2および液体5の色が可視光を透過させる色で構成されている場合、照明装置12から発せられた可視光は容器2を透過し、液体5を拡散しながら透過する。したがって、照明装置12から発せられた可視光によって、液体5が変色する。液体5が変色することにより、容器2の色(容器2の液体5が入っている箇所を、容器2の外側から見たときの容器2の見た目の色)が変色する。言い換えれば、容器2を介して液体5を見たときの色が変色する。ラベル検査装置10は、照明装置12から発せられる可視光の色と、液体5の色および容器2の色との任意の組み合わせによって、液体5の色および容器2の色を所望の色に変色させることができる。
一実施形態では、照明装置12は、検査対象物1を挟んでカメラ20の反対側に配置されていなくてもよい。照明装置12からの可視光によって変色された検査対象物1をカメラ20で撮像することが可能であれば、照明装置12は、検査対象物1に対してカメラ20と同じ側に配置されていてもよく、カメラ20の上方に配置されていてもよい。この場合、カメラ20は、容器2および液体5を透過した光を直接受けずに、検査対象物1の画像を生成する。
図1に示すように、検査ユニット10Aの2つの照明装置17は、カメラ20の光軸に関して互いに反対側に配置されている。図2では、1つの照明装置17のみが図示されている。2つの照明装置17をカメラ20の光軸に関して互いに反対側に配置することにより、カメラ20で撮像可能な検査対象物1の面全体を照明することができる。カメラ20で撮像可能な検査対象物1の面全体を照明することができれば照明装置17の数は2つに限定されない。一実施形態では、各検査ユニット10A,10B,10C,10Dは1つの照明装置17を備えていてもよく、3つ以上の照明装置17を備えていてもよい。
検査ユニット10A,10B,10C,10Dは、互いに異なる方向を向いて配置されている。すなわち検査ユニット10A,10B,10C,10Dは、互いに異なる方向から容器2およびラベル3を撮像可能に構成されている。具体的には、図1に示すように、検査ユニット10Aと検査ユニット10Dとは、搬送装置30に関して対称に配置されており、検査ユニット10Bと検査ユニット10Cとは、搬送装置30に関して対称に配置されている。検査ユニット10Aと検査ユニット10Bとは、検査対象物1の搬送方向に垂直な直線Lに関して対称に配置されており、検査ユニット10Cと検査ユニット10Dとは、上記直線Lに関して対称に配置されている。検査ユニット10A,10B,10C,10Dをこのように配置することにより、容器2およびラベル3の全周を撮像することができる。
次に、容器2および液体5が可視光を透過させる物質で構成されている場合のラベル3の検査方法の一例について説明する。図3は、ラベル3の色と、容器2の色または液体5の色とが似ている検査対象物1の一例を示す模式図である。本方法では、ラベル3の色と、容器2の色または液体5の色とが似ている場合(または同じ場合)であって、ラベル3が検査対象物1に照射された可視光を透過させない場合(またはラベル3の可視光の透過率が、容器2および液体5の可視光の透過率よりも低い場合)における、ラベル3の欠陥の検出方法の一例について説明する。図3に示すラベル3は、複数の欠陥7(穴7)を有している。欠陥7が存在する部分は、ラベル3が存在しないため、欠陥7を通して容器2を視認することができるが、ラベル3の色と容器2の色または液体5の色が似ているため、この状態では、明確に欠陥7を認識することができない。
まず、予め任意の色を画像処理部40に登録する。そして、搬送装置30によって検査対象物1を図1に示す矢印の方向に搬送する。そして、各照明装置12から発せられる可視光の色を任意の色に調整し、各照明装置12から可視光を検査対象物1に照射する。一実施形態では、照明装置12から可視光を発した後、検査対象物1の搬送を開始してもよい。可視光は、容器2を透過し、液体5を変色させる。液体5が変色することで、容器2の色(容器2の液体5が入っている箇所を、容器2の外側から見たときの容器2の見た目の色)が変色する。このとき、各照明装置12から発せられる可視光の色は、画像処理部40に登録された任意の色に基づいて決定される。
具体的には、カメラ20によって生成される画像中の所定箇所における容器2の色が画像処理部40に登録された色と同じ色になるように上記可視光の色を決定する。また、画像処理部40に登録する色は、ラベル3の色と異なる色とする。すなわち、検査装置10は、容器2の色が、ラベル3の色と異なる色となるように、かつ予め画像処理部40に登録された任意の色と同じ色になるように、液体5を変色させる。ラベル3は、可視光を透過させない(または、ラベル3の可視光の透過率は、容器2および液体5の可視光の透過率よりも低い)ため、ラベル3の色は変色しない(または、容器2の色と同様の色には変色しない)。結果として、ラベル3の色と、欠陥7を通して見える容器2の色との差異が明確になる。可視光が照射された検査対象物1を図4に示す。図4に示すように、容器2および液体5をラベル3の色と異なる色に変色させたことによって、欠陥7を明確に認識することができる。
そして、各カメラ20によって検査対象物1を撮像し、検査対象物1の画像を生成する。カメラ20は生成した画像を画像処理部40に送信する。画像処理部40は、カメラ20によって生成された画像に基づいてラベル3の欠陥を検出する。画像処理部40は、上記画像中の所定箇所の色が、予め登録された色と同じであることを検出したときに、ラベル3に欠陥(ラベル3の破れ、ラベル3のめくれ、またはラベル3の位置不良等)があることを決定する。具体的には、画像処理装置40は、上記画像中の本来ラベル3が存在する位置に予め登録された色を検出したときに、ラベル3に欠陥があることを決定する。
上述のように、ラベル検査装置10は、液体5を変色させるため、ラベル3の色と、欠陥7を通して見える容器2の色または液体5の色との差異を明確にすることができる。したがって、ラベル3の色が、容器2の色または容器2内の液体5の色と同じ場合や、似ている場合であってもラベル3の欠陥(ラベル3の破れ、ラベル3のめくれ、またはラベル3の位置不良等)を精度よく検出することができる。また、照明装置12は、可視光の色を任意の色に変更可能に構成されているため、ラベル3の色と、容器2の色または容器2内の液体5の色との多様な組み合わせにおいて、精度よくラベル3の欠陥を検出することができる。
図5は、カメラ20によって生成された画像に検査エリア21を追加した画像を模式的に示す図である。一実施形態では、図5に示すように、画像処理部40は、上記画像中のラベル3の位置に検査エリア21を設定し、検査エリア21内に予め登録された色を検出したときに、ラベル3に欠陥があることを決定する。さらに一実施形態では、検査エリア21は、複数の検査エリア22a,22b,22c,22d,22e,22f,22g,22h,22iに(以下総称して単に検査エリア22と呼ぶことがある)区分けしてもよく、各検査エリア22毎に異なる色を登録してもよい。
検査対象物1全体に可視光を照射しても、光の当たり方や、場所による容器2の部分的な形状の違いにより、変色後の容器2の色または液体5の色が場所によって微妙に異なることある。このような場合でも、複数の検査エリア22毎に異なる色を登録することによって、より精度よくラベル3の欠陥を検出することができる。本実施形態では、9つの検査エリア22が設定されているが、一実施形態では、9つよりも多い検査エリア22、または9つよりも少ない検査エリア22を設定してもよい。
図6はラベル3に記載された文字8の色と、容器2の色または液体5の色が似ている検査対象物1の一例を示す模式図である。図6に示すラベル3は、複数の欠陥7を有している。この場合でも、図7に示すように、容器2の色または液体5の色が、文字8の色と異なる色となるように、液体5を変色させることによって、欠陥7を精度よく検出することができる。本実施形態においても、図8に示すように、図5を参照して説明した実施形態と同様に、各検査エリア22毎に異なる色を登録してもよい。
次に、容器2または液体5が可視光を透過しない場合であって、ラベル3の色と、容器2の色または液体5の色とが異なる場合のラベル3の検査方法の一例について説明する。図9は、容器2または液体5が可視光を透過せず、かつラベル3の色と、容器2の色または液体5の色とが異なる検査対象物1の一例を示す模式図である。図9に示すラベル3は、複数の欠陥7(穴7)を有している。
まず、予め任意の色を画像処理部40に登録する。このとき、画像処理部40に登録する色は、容器2の色または液体5の色である。そして、搬送装置30によって検査対象物1を図1に示す矢印の方向に搬送する。そして、各照明装置17から検査対象物1に光を照射する。一実施形態では、照明装置17から光を発した後、検査対象物1の搬送を開始してもよい。カメラ20は、検査対象物1からの反射光を受けて、検査対象物1を撮像し、検査対象物1の画像を生成する。
カメラ20は生成した画像を画像処理部40に送信する。画像処理部40は、カメラ20によって生成された画像に基づいてラベル3の欠陥を検出する。画像処理部40は、上記画像中の所定箇所の色が、予め登録された色と同じであることを検出したときに、ラベル3に欠陥(ラベル3の破れ、ラベル3のめくれ、またはラベル3の位置不良等)があることを決定する。具体的には、画像処理装置40は、上記画像中の本来ラベル3が存在する位置に予め登録された色を検出したときに、ラベル3に欠陥があることを決定する。本実施形態においても、図5を参照して説明した実施形態と同様に、検査エリア21(図5参照)を設定し、各検査エリア22(図5参照)毎に異なる色を登録してもよい。
容器2または液体5が可視光を透過しない場合であっても、上述のように、検査対象物1からの反射光を受けて検査対象物1を撮像し、検査対象物1の画像を生成することによって、精度よくラベル3の欠陥を検出することができる。
したがって、ラベル検査装置10は、容器2または液体5が可視光を透過させるか否かにかかわらず、容器2または液体5の状態に合わせて、適切な検査方法を選択することで、ラベル3の色と、容器2の色または容器2内の液体5の色とのより多様な組み合わせにおいて、精度よくラベル3の欠陥を検出することができる。
図1に示す実施形態では、ラベル検査装置10は、4つの検査ユニット10A,10B,10C,10Dを備えているが、本発明はこの実施形態に限定されず、1つの検査ユニットのみが設けられていてもよい。1つの検査ユニットのみが設けられる場合の、検査ユニットが配置される方向は、図1の実施形態に限定されない。1つの検査ユニットのみが設けられる場合でも上述の検査方法により、精度よくラベル3の欠陥を検出することができるが、複数の検査ユニットを設けることにより、互いに異なる方向から検査対象物1を撮像することができるため、より確実にラベル3の欠陥を検出することができる。
一実施形態では、容器2および液体5が可視光を透過させる物質で構成されている場合は、カメラ20として白黒画像を生成する白黒カメラを用いてもよい。白黒カメラを用いた場合でも上述した検査方法により、精度よくラベル3の欠陥を検出することができる。白黒カメラを用いることにより、画像を処理する時間が短縮され、コストを削減することができる。
一方、カメラ20としてカラーカメラを用いることにより、容器2または液体5が可視光を透過しない場合でも、ラベル3の色と容器2の色または液体5の色とが異なる場合は、上述の照明装置17を利用したラベル3の検査方法が可能となる。したがって、カラーカメラを用いることにより、ラベル3の色と、容器2の色または容器2内の液体5の色とのより多様な組み合わせに対応することができる。また、カラーカメラを用いる場合は、照明装置12から発する可視光の色がわかりやすくなるため、簡単にラベル3の検査を行うことができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 検査対象物
2 容器
3 ラベル
5 液体
7 欠陥
8 文字
10 ラベル検査装置
10A,10B,10C,10D 検査ユニット
12 照明装置
12a 赤色光源
12b 緑色光源
12c 青色光源
17 照明装置
20 カメラ
21 検査エリア
22 検査エリア
30 搬送装置
40 画像処理部

Claims (6)

  1. 液体の入った容器に装着されたラベルの欠陥を検出するラベル検査装置であって、
    前記液体を変色させる可視光を、前記容器および前記ラベルに照射する第1照明装置と、
    前記容器および前記ラベルの画像を生成するカメラと、
    前記画像に基づいて前記ラベルの欠陥を検出する画像処理部とを備え、
    前記第1照明装置は、前記可視光の色を変更可能に構成されている、ラベル検査装置。
  2. 前記第1照明装置は、前記容器を挟んで前記カメラの反対側に配置されている、請求項1に記載のラベル検査装置。
  3. 前記カメラは、カラー画像を生成するカラーカメラである、請求項1または2に記載のラベル検査装置。
  4. 前記画像処理部は、前記画像中の所定箇所の色が、予め登録された色と同じであることを検出したときに、前記ラベルに欠陥があることを決定するように構成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のラベル検査装置。
  5. 前記容器および前記ラベルに光を照射する第2照明装置をさらに備え、
    前記第2照明装置は、前記容器に対して前記カメラと同じ側に配置されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のラベル検査装置。
  6. 前記容器を搬送する搬送装置をさらに備え、
    前記第1照明装置、前記カメラ、および前記第2照明装置は、それぞれ複数の第1照明装置、複数のカメラ、および複数の第2照明装置であり、
    前記複数の第1照明装置、前記複数のカメラ、および前記複数の第2照明装置によって複数の検査ユニットが構成されており、
    前記複数の検査ユニットは、互いに異なる方向から前記容器および前記ラベルを撮像可能に構成されている、請求項5に記載のラベル検査装置。
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