JP2009162728A - 透明体検査装置、透明体検査方法、および透明体検査システム - Google Patents

透明体検査装置、透明体検査方法、および透明体検査システム Download PDF

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辰美 前田
Norihiro Hayashi
伯大 林
Maroki Kobayashi
真良喜 小林
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Abstract

【課題】透明体の不良について、より明瞭に検査できる透明体検査装置、透明体検査方法、および透明体検査システムを提供する。
【解決手段】普通人が視認すると透明に見える透明体を検査する透明体検査装置に、前記透明体に含有されている蛍光成分を発光させる所定波長の照明光を照射する照明手段と、該照射を受けて発光している前記透明体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、該撮影画像に基づいて前記透明体に不良がないか判定する判定手段とを備えた。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば普通人が視認すると透明に見える透明体を検査するような透明体検査装置、透明体検査方法、および透明体検査システムに関する。
従来、例えば飲料品は、ペットボトルや缶、瓶といった容器に収納して販売されている。このような容器は、ラベルが装着され、装飾性が高められている。この飲料品の製造過程では、ラベルの不良がないか検査されており、このラベルの不良検査には、デジタルカメラを用いた2値化処理による画像検査が用いられている。
ここで、ラベルは、デザイン性を高める、あるいは内容物の視認性を高めた上で外装を保護するといったことから、透明にすることが好ましい場合がある。このような場合、上述した画像検査では、不良検査が困難である。すなわち、可視光を用いた画像検査は、ラベルが透明に見えるため、ラベルの有無や破れ、ズレを認識することが非常に困難である。
一方、透明体を検査する方法として、いくつかの先行技術が提案されている。
例えば、紫外光を通しにくい反射防止機能をもたせた反射防止透明フィルムを用い、紫外光を照射してUV用CCDカメラで撮影し、光学欠損を検出する反射防止透明フィルムの検査方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、紫外線と可視光を用いて透明ラベルも検査判別可能とするビン、ボトルの外観検査方法が提案されている(特許文献2参照)。
また、透明なパッケージであっても、ちらつきや乱反射を抑えて検査できる品質検査方法が提案されている(特許文献3参照)。
しかし、これらの方法は、いずれも透明体の検査方法として十分とは言えなかった。すなわち、透明体は、光を透過してしまうため、欠損部分と正常部分の階調差が有色体の場合に比べて少ない。このため、欠損部分と正常部分の検知のためには、誤差として許容できる範囲が非常に狭くなる。このように誤差許容範囲が狭くなると、内容物の気泡などを誤検知してしまう。
特許文献1は、反射防止機能をもたせることでこの問題に対応しようとしているが、それでも十分とはいえなかった。すなわち、紫外光を通しにくい反射防止透明フィルムを用いても、透過する光が存在する。このため、欠損部分と正常部分の階調差は、特許文献2,3より多くできても、やはり有色体の場合に比べてまだ少ない。従って、誤差として許容できる範囲が非常に狭くなり、誤検知の可能性が残っていた。
特開2006−38728号公報 特開2005−91338号公報 特開2003−254914号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、透明体の不良について、より明瞭に検査できる透明体検査装置、透明体検査方法、および透明体検査システムを提供することを目的とする。
この発明は、普通人が視認すると透明に見える透明体を検査する透明体検査装置、透明体検査方法、または透明体検査システムであって、前記透明体に含有されている蛍光成分を発光させる所定波長の照明光を照射する照明手段と、該照射を受けて発光している前記透明体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、該撮影画像に基づいて前記透明体に不良がないか判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
前記照明手段は、紫外光(紫外線)を照射する紫外光照明手段、あるいは赤外光(赤外線)を照射する赤外光照明手段など、蛍光成分を発光させる波長の光を照射できる手段で構成することができる。
前記撮影手段は、CCDカメラ、あるいはCMOSカメラなど、撮影画像を取得できる手段で構成することができる。
前記判定手段は、CPUやMPUなど、画像の比較によって判定を行える制御手段で構成することができる。なお、判定手段の一部として、比較対象となる基準画像情報および判定の閾値となる閾値情報を記憶する記憶手段を備えても良い。
前記透明体は、無色透明または有色透明(半透明)とすることができる。
この発明により、透明体の不良について、より明瞭に検査できる透明体検査装置および透明体検査方法を提供することができる。
この発明の態様として、前記撮影手段の正面位置に、該撮影手段を前記照明手段の照明光から保護する保護シートを設けることができる。
前記保護シートは、例えば前記照明手段が紫外光照明手段である場合に該紫外光を遮断する紫外光遮断シートなど、撮影手段を保護するシートで構成することができる。
この態様により、撮影手段の劣化を防止することができ、装置の寿命を長くすることができる。
またこの発明の態様として、前記照明手段を、瞬間発光するストロボ照明装置で構成することができる。
これにより、照明手段の寿命を長くすることができる。また、照明手段が紫外光照明手段で構成されているような場合に、周囲の装置等が紫外光によって劣化することを極力防止することができる。
この発明により、透明体の不良について、より明瞭に検査できる透明体検査装置、透明体検査方法、および透明体検査システムを提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、透明体検査システム1を平面視した構成図であり、図2および図3は、カメラ12〜14,およびカメラ22〜24によるボトルBの撮影範囲を平面視した説明図であり、図4は、カメラ32によるボトルBの撮影範囲を正面視した説明図である。
透明体検査システム1は、透明体検査装置2と、該透明体検査装置2の搬送路6で搬送されるボトルBとで構成されている。
透明体検査装置2は、搬送路6に沿って、上流から順にピッチ出し機5、表側破れ検査部10、裏側破れ検査部20、ズレ検査部30、および排出機47が設けられると共に、これらを制御する主制御部3が設けられている。また、主制御部3には、タッチパネルとディスプレイで構成される入力表示機40等も接続されている。
ピッチ出し機5は、透明体検査システム1のさらに上流から搬送路6で搬送されてくるボトルBを、予め定められた連続間隔(ピッチ)に並べて下流へ送り出す。これにより、ボトルBは、これ以降等間隔で搬送路6により搬送される。なお、この実施例で検査対象としているボトルBは、500ml、1リットル、1.5リットル、2リットルといったペットボトルである。
ピッチ出し機5の下流(後段)には、トリガセンサ7、および異種ボトルセンサ8が設けられている。トリガセンサは、以降の処理を開始するトリガとなるトリガ信号を、ボトルBの通過検出時に主制御部3へ送信する。異種ボトルセンサ8は、高さの異なる異種ボトルが混入していないか検出し、検出信号を主制御部3へ送信する。
搬送路6は、例えばベルトコンベアなど、ボトルBを搬送可能な装置によって構成されている。この搬送路6は、ボトルBを一定速度で上流から下流へ搬送する。
表側破れ検査部10は、第1カメラ制御部11と、該第1カメラ制御部11に接続されたカメラ12,13,14、照明機16,17、およびトリガセンサ18で構成されている。この表側破れ検査部10は、ボトルBの一方面である表面に、透明体の破れがないか検査する。
第1カメラ制御部11は、ボトルBが通過した際にトリガセンサ18からトリガ信号を受け取り、照明機16,17に紫外光瞬間照射を実行させると共に、カメラ12,13,14に撮影を実行させる。また、第1カメラ制御部11は、カメラ12,13,14から取得した撮影画像データを主制御部3へ送信する。
カメラ12,13,14は、いずれもCCDカメラで構成されており、第1カメラ制御部11から受信するシャッタ信号に従って撮影を実行する。カメラ12,13,14は、撮影により取得した撮影画像データを第1カメラ制御部11へ送信する。
ここで、カメラ12は、図2に示すように、ボトルBの表面上流側の撮影範囲R12を撮影し、表面上流側の撮影画像を取得する。
カメラ13は、ボトルBの表面の撮影範囲R13を撮影し、表面の撮影画像を取得する。
カメラ14は、ボトルBの表面下流側の撮影範囲R14を撮影し、表面下流側の撮影画像を取得する。
図1に示す照明機16,17は、いずれも375nmの紫外光を照射するLEDブラックライトなどの紫外光照射装置で構成されており、第1カメラ制御部11から受信する照射信号に従って紫外光の閃光を発する。これにより、ボトルBに対して瞬間的に紫外光を照射する。
トリガセンサ18は、ボトルBの通過を検知した際に第1カメラ制御部11へトリガ信号を送信する。これにより、ボトルBの表面を最適なタイミングで照明し撮影することを可能にしている。
裏側破れ検査部20は、第2カメラ制御部21と、該第2カメラ制御部21に接続されたカメラ22,23,24、照明機26,27、およびトリガセンサ28で構成されている。この裏側破れ検査部20は、ボトルBの他方面である裏面に、透明体の破れがないか検査する。
第2カメラ制御部21は、ボトルBが通過した際にトリガセンサ28からトリガ信号を受け取り、照明機26,27に紫外光瞬間照射を実行させると共に、カメラ22,23,24に撮影を実行させる。また、第2カメラ制御部21は、カメラ22,23,24から取得した撮影画像データを主制御部3へ送信する。
カメラ22,23,24は、いずれもCCDカメラで構成されており、第2カメラ制御部21から受信するシャッタ信号に従って撮影を実行する。カメラ22,23,24は、撮影により取得した撮影画像データを第2カメラ制御部21へ送信する。
ここで、カメラ22は、図3に示すように、ボトルBの裏面下流側の撮影範囲R22を撮影し、裏面下流側の撮影画像を取得する。
カメラ23は、ボトルBの裏面の撮影範囲R23を撮影し、裏面の撮影画像を取得する。
カメラ24は、ボトルBの裏面上流側の撮影範囲R24を撮影し、裏面上流側の撮影画像を取得する。
図1に示す照明機26,27は、いずれも375nmの紫外光を照射するLEDブラックライトなどの紫外光照射装置で構成されており、第2カメラ制御部21から受信する照射信号に従って紫外光の閃光を発する。これにより、ボトルBに対して瞬間的に紫外光を照射する。
トリガセンサ28は、ボトルBの通過を検知した際に第2カメラ制御部21へトリガ信号を送信する。これにより、ボトルBの裏面を最適なタイミングで照明し撮影することを可能にしている。
ズレ検査部30は、第3カメラ制御部31、カメラ32、照明機36,37、およびトリガセンサ38で構成されている。このズレ検査部30は、ボトルBに装着された透明体に位置ズレや角度ズレがないか検査する。
第3カメラ制御部31は、は、ボトルBが通過した際にトリガセンサ38からトリガ信号を受け取り、照明機36,37に紫外光瞬間照射を実行させると共に、カメラ32に撮影を実行させる。また、第3カメラ制御部31は、カメラ32から取得した撮影画像データを主制御部3へ送信する。
カメラ32は、CCDカメラで構成されており、第3カメラ制御部31から受信するシャッタ信号に従って撮影を実行する。カメラ32は、撮影により取得した撮影画像データを第3カメラ制御部31へ送信する。
ここで、カメラ32は、図4に示すように、ボトルBの表面全体を撮影し、全体の撮影画像を取得する。これにより、透明ラベルLの縦ズレおよび斜めズレを検知可能に構成している。なお、透明ラベルLは、蛍光増白剤が含有されている無色透明のラベルであり、この実施形態ではシュリンクラベルで構成されている。
照明機36,37は、いずれも375nmの紫外光を照射するLEDブラックライトなどの紫外光照射装置で構成されており、第3カメラ制御部31から受信する照射信号に従って紫外光の閃光を発する。これにより、ボトルBに対して瞬間的に紫外光を照射する。
トリガセンサ38は、ボトルBの通過を検知した際に第3カメラ制御部31へトリガ信号を送信する。これにより、ボトルBの表面を最適なタイミングで照明し撮影することを可能にしている。
入力表示機40は、主制御部3の制御に従って検査画面を表示し、タッチ入力された入力信号を主制御部3に送信する。
ズレ検査部30の下流には、排出機47より上流位置に、排出確認センサ45が設けられている。この排出確認センサ45は、ボトルBがきちんと排出されていることを検出し、検出信号を主制御部3へ送信する。
排出機47は、主制御部3の制御に従って、不良と判定されたボトルBをリジェクト部6bへ排出する。この排出機47で排出されなかったボトルBは、良品として良品搬送部6aで下流へ搬送される。
図5は、各カメラ(12〜14,22〜24,32)の周辺構成を側面視して示す構成図である。この図では、カメラ14の例で説明している。
カメラ14は、搬送路6で搬送されるボトルBをほぼ水平に撮影できる高さに設置されている。このカメラ14のレンズ部分14aは、紫外光を遮断する紫外光遮断シート51により周囲が覆われている。つまり、紫外光遮断シート51により、照明機17(17a,17b)から照射される紫外光が、カメラ14のボディーなどを照射しないように構成されている。また、カメラ14のレンズ部分14aの正面には、透明板52が設けられている。この透明板52は、例えばガラス板など、透光性を有する適宜の素材により構成すること好ましい。これにより、レンズ部分14aにほこりが入ることを防止し、清掃作業を容易化することができる。
カメラ14の上方には、紫外光の照射方向を斜め下方へ向けた照明機17aが設けられている。また、カメラ14の下方には、紫外光の照射方向を斜め上方へ向けた照明機17bが設けられている。
この構成により、照明機17a,17bは、ボトルBを正面だけでなく斜め上方および斜め下方から照明でき、紫外光を満遍なく照射することができる。そして、カメラ14は、紫外光遮断シート51により保護されているため、紫外光を受けて劣化することを防止できる。特に、カメラ14の本体が樹脂で形成されているような場合も、紫外光を極力照射しないことで、カメラ14の寿命を長寿命化することができる。
図6は、入力表示機40に表示する検査画面41の説明図である。
この検査画面41には、3つのカメラ12,13,14で撮影して取得した撮影画像G0〜G2を並べて表示する。ここで、左上の撮影画像G1は、中央のカメラ13で撮影したものであり、右上の撮影画像G0は、上流側のカメラ12で撮影したものであり、左下の撮影画像G2は、下流側のカメラ14で撮影したものである。
各撮影画像G(G0〜G2)には、ボトルBの透明ラベルL部分が大きく、かつ透明ラベルL部分全体が入るように写っている。この各撮影画像Gを用いて、主制御部3は、次のように不良か否か判定する。
まず、中央のカメラ13で撮影した撮影画像G1について、検査ウィンドウ42aで2値欠陥検査を実施する。この2値欠陥検査は、定められた領域内(ここでは検査ウィンドウ42a内)の画像を予め定められた所定の閾値により2値化し、2値化後の白画素または黒画素の画素数が所定画素数以上か否かにより欠陥の有無を検査するものである。
ここで、撮影画像G(G0〜G2)は、透明ラベルLの蛍光増白剤が照明機16,17からの紫外光照射によって発光した可視状態で撮影されているから、透明ラベルL部分が白画素となって写っている。透明ラベルLの存在しない部分は、発光していないから黒画素となって写っている。従って、検査ウィンドウ42aに白画素が所定画素数以上存在すればラベル有りと判定できる。
透明ラベルLが存在すると判定できれば、次に、各撮影画像G0〜G2について、ラベリング検査によってラベルの破れの有無を検査する。ここでラベリング検査とは、各検査ウィンドウ42(42a〜42d)内で白画素が連続した塊をラベル個数と判定する検査方法である。この方法により、ミシン目等の点在する白画素を無視することができ、良好な判定結果を得ることができる。
検査ウィンドウ42b〜42dは、上部検査ウィンドウ42b、中央検査ウィンドウ42c、下部検査ウィンドウ42dと分割して構成されている。これらの各検査ウィンドウ42b〜42dは、オーバーラップして構成されている。また、上部検査ウィンドウ42bと下部検査ウィンドウ42dは、2値化レベルが同一に設定されており、中央検査ウィンドウ42cは、これらと異なる2値化レベルに設定されている。
図7は、3つのカメラ22,23,24で撮影して取得した撮影画像G0〜G2を並べて表示する検査画面41の説明図である。この検査画面41は、撮影に用いたカメラが異なる点を除けば、図6で説明した検査画面41と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
図8は、入力表示機40に表示する検査画面41の説明図である。
この検査画面41には、1つのカメラ32で撮影して取得した撮影画像G3を全面に表示する。
撮影画像G3には、ボトルB全体が写っており、透明ラベルL部分、およびキャップC部分も写っている。この撮影画像G3を用いて、主制御部3は、次のように不良か否か判定する。
まず、撮影画像G3から、キャップモデル43a、左ラベルモデル43b、右ラベルモデル43cを取得する。そして、キャップモデル43aと左ラベルモデル43bの相対距離が、予め設定された基準値からどれくらい差があるかにより、ラベル縦ズレの有無を判定する。また、左ラベルモデル43bと右ラベルモデル43cの相対距離が、予め設定された基準値からどれくらい差があるかにより、ラベル斜めズレの有無を判定する。
図9は、透明体検査装置2の主制御部3が表側破れ検査部10により実行する検査動作のフローチャートである。
主制御部3は、まず、ボトルBを検出したトリガセンサ18からトリガ信号を受けた後の所定のタイミングで、照明機16,17による紫外光の瞬間照射と、この照射されたボトルBのカメラ12,13,14による撮影を実行する(ステップS1)。
この所定のタイミングは、中央のカメラ13の真正面にボトルBが位置するタイミングが好ましい。この撮影の際、ボトルBに装着されている透明ラベルLは、含有されている蛍光増白剤が発光する。このため、透明ラベルLは、撮影画像に白画素として明瞭に写る。
主制御部3は、第1カメラ制御部11からカメラ13の撮影画像G1を受け取り(ステップS2)、この撮影画像G1により透明ラベルLの正面に対して次のステップS3〜S7の破れ検査処理を実行する。
破れ検査処理を実行する主制御部3は、まずエッジ位置を修正し(ステップS3)、2値欠陥がないか検査してラベル有無を検査する(ステップS4)。このラベル有無検査は、図6に示した撮影画像G1の検査ウィンドウ42aについて実行する。
主制御部3は、条件分岐を行い(ステップS5)、図6に示した撮影画像G1の中央検査ウィンドウ42cについて破れがないかラベリング検査を実行する(ステップS6)。また主制御部3は、上部検査ウィンドウ42bおよび下部検査ウィンドウ42dについて破れがないかラベリング検査を実行する(ステップS7)。
主制御部3は、検査する撮影画像をカメラ12の撮影画像G0に切り替え、検査範囲を透明ラベルLの正面上流側に切り替える(ステップS8)。そして、主制御部3は、エッジ位置修正(ステップS9)、中央検査ウィンドウ42cのラベリング検査(ステップS10)、上部検査ウィンドウ42bおよび下部検査ウィンドウ42dのラベリング検査(ステップS11)を実行する。このステップS9、S10,S11は、上述したステップS3,S6,S7と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
主制御部3は、検査する撮影画像をカメラ14の撮影画像G2に切り替え、検査範囲を透明ラベルLの正面下流側に切り替える(ステップS12)。そして、主制御部3は、エッジ位置修正(ステップS13)、中央検査ウィンドウ42cのラベリング検査(ステップS14)、上部検査ウィンドウ42bおよび下部検査ウィンドウ42dのラベリング検査(ステップS15)を実行する。このステップS13、S14,S15は、上述したステップS3,S6,S7と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
主制御部3は、DO一括出力を実行し、全ての検査結果を入力表示機40に出力する(ステップS16)。なお、このDO一括出力は、入力表示機40だけでなく、主制御部3に接続された図示省略する記憶部(シーケンサなど)にも出力して記憶する構成にすると良い。
なお、裏側破れ検査部20による検査処理、およびズレ検査部30による検査処理は、上述した表側破れ検査部10と同様の処理を行うため、その詳細な説明を省略する。
以上の構成および動作により、透明ラベルLについて不良の有無を明瞭に検査することができる。特に、紫外光を照射していない状態の透明ラベルLは、普通人によると透明で向こうが透けて見え、可視光で撮影するカメラ12〜14、22〜24、32にも殆ど写らない。これに対し、透明ラベルLは、紫外光を照射することで蛍光増白剤が発光し、可視光で撮影するカメラ12〜14、22〜24、32にも写るようになる。このため、透明性の確保と不良検査時の可視化という相反する課題を両立させ、非常に高い検査精度を得ることができる。
また、各カメラ12〜14、22〜24、32は、紫外光遮断シート51により保護されているため、紫外光による劣化を防止することができる。特に、カメラ12〜14、22〜24、32に用いられている樹脂部材の劣化を防止し、長期間良好な状態で使用することができる。
また、照明機16,17,26,27,36,37は、瞬間発光するストロボ形式の照明であるため、寿命を長くすることができる。また、このように瞬間照明とすることで、カメラ12〜14、22〜24、32などの周囲の装置が紫外光で劣化することを防止することができる。
また、破れ有無の判定をする部位によって2値化レベルを異ならせているため、検査対象となるボトルBの形状等に合わせて精度の良い検査結果を得ることができる。
また、カメラ12〜14、22〜24により、検査対象であるボトルBの全周を検査することができ、検査漏れを防止することができる。
なお、以上の実施形態では、検査対象(透明ラベルL)をシュリンクラベルとしたが、これに限らず、蛍光増白剤を含有させた貼付シールタイプの透明ラベルとする、あるいは蛍光増白剤を含有させた印刷インクとしてペットボトルなどの本体に直接印刷することもできる。
また、照明機16,17,26,27,36,37は、LEDブラックライトとしたが、これに限らず、ピーク波長を352nmとする300〜400nmの近紫外光を照射するブラックライトとする、あるいは赤外光を照射する照明装置とするなど、適宜の照明装置で構成することができる。
また、上述した実施形態では検査対象をペットボトルであるボトルBとしたが、これに限らず缶や瓶など、適宜の物品を検査対象とすることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の判定手段は、実施形態のステップS4,S6,S7,S10,S11,S14,S15を実行する主制御部3に対応し、
以下同様に、
撮影手段は、カメラ12〜14、22〜24、32に対応し、
照明手段およびストロボ照明装置は、照明機16,17,26,27,36,37に対応し、
保護シートは、紫外光遮断シート51に対応し、
透明体は、透明ラベルLに対応し、
蛍光成分は、蛍光増白剤に対応し、
所定波長の照明光は、375nmの近紫外線に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
透明体検査システムを平面視した構成図。 カメラによるボトルの撮影範囲を平面視した説明図。 カメラによるボトルの撮影範囲を平面視した説明図。 カメラによるボトルの撮影範囲を正面視した説明図。 各カメラの周辺構成を側面視して示す構成図。 入力表示機に表示する検査画面の説明図。 入力表示機に表示する検査画面の説明図。 入力表示機に表示する検査画面の説明図。 主制御部が表側破れ検査部により実行する検査動作のフローチャート。
符号の説明
1…透明体検査システム、2…透明体検査装置、3…主制御部、12〜14,22〜24,32…カメラ、16,17,26,27,36,37…照明機、51…紫外光遮断シート、G0〜G3…撮影画像、L…透明ラベル

Claims (5)

  1. 普通人が視認すると透明に見える透明体を検査する透明体検査装置であって、
    前記透明体に含有されている蛍光成分を発光させる所定波長の照明光を照射する照明手段と、
    該照射を受けて発光している前記透明体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、
    該撮影画像に基づいて前記透明体に不良がないか判定する判定手段とを備えた
    透明体検査装置。
  2. 前記撮影手段の正面位置に、該撮影手段を前記照明手段の照明光から保護する保護シートを設けた
    請求項1記載の透明体検査装置。
  3. 前記照明手段を、瞬間発光するストロボ照明装置で構成した
    請求項1または2記載の透明体検査装置。
  4. 普通人が視認すると透明に見える透明体を検査する透明体検査方法であって、
    前記透明体を、所定波長の照明光の照射を受けると発光する蛍光成分を含有させた蛍光性透明素材で形成しておき、
    前記所定波長の照明光を照明手段により前記透明体に照射し、
    該照射を受けて発光している前記透明体を撮影手段で撮影して撮影画像を取得し、
    該撮影画像に基づいて前記透明体に不良がないか検査する
    透明体検査方法。
  5. 普通人が視認すると透明に見える透明体を透明体検査装置により検査する透明体検査システムであって、
    前記透明体は、所定波長の照明光の照射を受けると発光する蛍光成分を含有させた蛍光性透明素材で形成され、
    前記透明体検査装置は、
    前記透明体に含有されている蛍光成分を発光させる所定波長の照明光を照射する照明手段と、
    該照射を受けて発光している前記透明体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、
    該撮影画像に基づいて前記透明体に不良がないか判定する判定手段とで構成された
    透明体検査システム。
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