JP2021011637A - 冷間加工工具鋼 - Google Patents

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Abstract

【課題】改善された冷間加工工具鋼を提供する。【解決手段】この鋼は、重量%で次の主要成分を含む:C 2.2〜2.4、Si 0.1〜0.55、Mn 0.2〜0.8、Cr 4.4〜5.1、Mo 3.3〜3.9、V 7.6〜8.4、残部 任意選択元素、鉄および不純物。【選択図】なし

Description

技術分野
本発明は、冷間加工工具鋼に関する。
発明の背景
バナジウム合金化粉末冶金(PM)工具鋼は、優れた寸法安定性と高い耐摩耗性を併せ持つという事実のために、また、良好な靭性を持っているので、何十年も市場に出回っており、かなりの関心を得ている。これらの鋼は、刃物、パンチ、またはブランキング、ピアシングおよび冷間押出のための型などの広い用途を持っている。これらの鋼は粉末冶金により製造される。基本的な鋼組成物は、まずアトマイズされ、その後、粉末はカプセルに充填され、等方性の鋼を製造するために熱間静水圧プレス(HIP)に供される。鋼の性能は、バナジウムの含有量の増加に伴って増加する傾向にある。このようにして製造された高性能鋼はCPM(登録商標)10Vである。それは、US4249945に記載されているように、炭素およびバナジウムの含有量が高い。この種の他の鋼はEP1382704A1に開示されている。
前記既知の(PM)鋼は、従来製造されてきた工具鋼よりも高い靭性を有するが、チッピングや破損(fracture)などの工具破損のリスクを低減するために、また、被削性をさらに向上させるために、更なる改善に対するニーズがある。現在までのところ、チッピングに対する標準的な対抗手段は、工具の硬さを低減することである。
発明の開示
本発明の目的は、工具の寿命増加をもたらす改善された特性プロファイル(property profile)を有する、粉末冶金(PM)で製造された冷間工具鋼を提供することにある。
本発明の他の目的は、依然として良好な耐摩耗性を維持すると同時に、被削性を改善しながら、特性を最適化することである。
特別な目的は、冷間加工のために改良された特性プロファイルを有する、マルテンサイト系冷間加工工具鋼合金を提供することである。
前述の目的、ならびにさらなる利点は、合金の請求項に記載されるような組成を有する冷間工具鋼を提供することにより、著しい程度に達成される。
本発明は、特許請求の範囲に定義されている。
[1]
重量%で、
C 2.2〜2.4
Si 0.1〜0.55
Mn 0.2〜0.8
Cr 4.4〜5.1
Mo 3.3〜3.9
V 7.6〜8.4
任意選択で
N 0.02〜0.15
P ≦0.03
S ≦0.5
Cu ≦3
Co ≦1
Ni ≦1
W ≦0.3
Nb ≦0.5
Al ≦0.06
Ti ≦0.1
Zr ≦0.1
Ta ≦0.1
B ≦0.01
Be ≦0.2
Bi ≦0.2
Se ≦0.3
Ca 0.0003〜0.009
O 0.003〜0.01
Mg ≦0.01
REM ≦0.2
のうちの1つ以上、
残部 Fe及び不可避不純物
からなる冷間加工用の粉末冶金工具鋼。
[2]
次の要件
C 2.25〜2.35
Si 0.2〜0.5
Mn 0.2〜0.6
Cr 4.5〜5.0
Mo 3.5〜3.7
V 7.7〜8.3
N 0.02〜0.08
P ≦0.03
S ≦0.03
Cu 0.02〜2
Co ≦1
Ni ≦1
W ≦0.3
Nb ≦0.5
Al ≦0.06
Ti ≦0.01
Zr ≦0.01
Ta ≦0.01
B ≦0.01
Be ≦0.02
Se ≦0.03
Mg ≦0.001
のうちの少なくとも一つを満たす、[1]に記載の鋼。
[3]
次の要件
C 2.26〜2.34
Si 0.22〜0.52
Mn 0.22〜0.52
Cr 4.58〜4.98
Mo 3.51〜3.69
V 7.75〜8.25
Cu ≦0.5
Ni ≦0.3
のうちの少なくとも一つを満たす、[1]または[2]に記載の鋼。
[4]
C 2.2〜2.4
Si 0.1〜0.55
Mn 0.2〜0.8
Cr 4.4〜5.1
Mo 3.3〜3.9
V 7.6〜8.4
N 0.02〜0.08
残部 Fe及び不可避不純物
を含む、[1]に記載の鋼。
[5]
次の要件
C 2.26〜2.34
Si 0.22〜0.52
Mn 0.22〜0.52
Cr 4.58〜4.98
Mo 3.51〜3.69
V 7.75〜8.25
N 0.03〜0.06
のうちの少なくとも一つを満たす、[1]〜[4]のいずれかに記載の鋼。
[6]
次の要件
C 2.26〜2.34
Si 0.22〜0.52
Mn 0.22〜0.52
Cr 4.58〜4.98
Mo 3.51〜3.69
V 7.75〜8.25
のすべてを満たす、[1]〜[5]のいずれかに記載の鋼。
[7]
MoおよびVの含有量が次の要件
Mo/V 0.4〜0.5
を満たすように調整された、[1]〜[6]のいずれかに記載の鋼。
[8]
焼入れ焼戻し状態で硬度60HRCにおいて25℃でLT方向のノッチなし衝撃靱性が30〜80Jである、[1]〜[7]のいずれかに記載の鋼。
[9]
60HRCで少なくとも2400MPaの圧縮降伏強度を有する、[1]〜[8]のいずれかに記載の鋼。
[10]
MoおよびVの含有量が次の要件
Mo/V 0.42〜0.48
を満たすように調整された、[7]に記載の鋼。
[11]
焼入れ焼戻し状態で硬度60HRCにおいて25℃でLT方向のノッチなし衝撃靭性が35〜55Jである、[8]に記載の鋼。
詳細な説明
以下に、特許請求された合金の化学成分の制限についてだけでなく、個々の元素とそれらの相互作用の重要性について、簡単に説明する。鋼の化学組成についての全ての百分率は、明細書全体にわたって重量%(wt%)で示す。
炭素(2.2〜2.4%)
炭素は、2.2%の最小含有量で、好ましくは少なくとも2.25%、存在すべきである。炭素の上限は2.4%または2.35%に設定することができる。好ましい範囲は2.25〜2.35%および2.26〜2.34%である。いずれの場合でも、炭素の量は、鋼中のM23およびM型の炭化物の量が5容量%未満に制限されるように制御されるべきであり、好ましくは鋼は前記炭化物を含まない。
クロム(4.1〜5.1%)
クロムは、熱処理中に、より大きな断面において良好な焼入性を提供するために、少なくとも4.1%の含有量で存在すべきである。クロムの含有量が高すぎる場合、これは、熱間加工性を低下させる高温フェライトの形成をもたらし得る。クロム含有量は、したがって、好ましくは4.5〜5.0%である。下限は4.2%、4.3%、4.4%または4.5%であってもよい。上限は5.1%、5.0%、4.9%または4.8%とすることができる。
モリブデン(3.1〜4.5%)
Moは焼入れ性に非常に有利な効果を有することが知られている。モリブデンは、良好な二次硬化応答を達成するために重要である。最小含有量は、3.1%であり、また3.2%、3.3%、3.4%または3.5%に設定することもできる。モリブデンは強力な炭化物形成元素でありまた強力なフェライト形成剤である。モリブデンの最大含有量は、したがって、4.5%である。好ましくは、Moは4.2%、3.9%、さらには3.7%に制限される。
タングステン(≦2%)
原則として、モリブデンは、二倍量のタングステンで置き換えることができる。しかし、タングステンは高価であり、それはまた、スクラップ金属の取り扱いを複雑にする。最大量は、従って、2%、好ましくは1%、より好ましくは0.3%に制限され、最も好ましくは意図的な添加は行われない。
バナジウム(7.2〜8.5%)
バナジウムは、鋼のマトリックス中に、均等に分布したM(C、N)型の一次析出炭化物及び炭窒化物を形成する。本発明の鋼では、Mは主にバナジウムであるが、かなりの量のCr及びMoが存在してもよい。バナジウムはしたがって、7.2〜8.5の量で存在するだろう。上限は8.4%、8.3%、または8.25%に設定することができる。下限は7.3%、7.4%、7.5%、7.6%、7.7%、7.75%、7.8%であってもよい。上限および下限は、請求項1に定める限度内で自由に組み合わせることができる。好ましい範囲は7.7〜8.3%を含む、
窒素(0.02〜0.15%)
窒素は、任意選択で、0.02〜0.15%、好ましくは0.02〜0.08%または0.03〜0.06%の量で、鋼中に導入することができる。バナジウム炭窒化物の熱安定性はバナジウム炭化物のそれよりも優れているので、窒素はM(C、N)を安定化するのに役立つ。
ニオブ(≦2%)
ニオブは、M(C、N)型の炭窒化物を形成するという点でバナジウムに似ており、原理的にはバナジウムの代わりに使用することができるが、バナジウムと比較して二倍量のニオブが必要となる。したがって、Nbの最大添加量は2.0%である。これらを組み合わせた量(V+Nb/2)は7.2〜8.5%であるべきである。しかし、Nbは、より角張った形状のM(C、N)をもたらす。好ましい最大量は、したがって、0.5%である。好ましくは、ニオブは添加されない。
ケイ素(0.1〜0.55%)
ケイ素は、脱酸のために使用される。Siは、固溶した形で鋼中に存在する。Siは、炭素活量(activity)を増大させ、被削性に有益である。Siはしたがって0.1〜0.55%の量で、存在する。良い脱酸のためには、Si含有量を少なくとも0.2%に調整することが好ましい。Siは強力なフェライト形成剤であり、好ましくは≦0.5%に制限されるべきである。
マンガン(0.2〜0.8%)
マンガンは、鋼の焼入れ性の向上に寄与し、またマンガンは硫黄とともにマンガン硫化物を形成することにより被削性改善に寄与する。したがってマンガンは、0.2%の最小含有量で、好ましくは少なくとも0.22%、存在するだろう。高い硫黄含有量において、マンガンは、鋼中で赤熱脆性を防止する。鋼は、最大0.8%、好ましくは最大0.6%を含むだろう。好ましい範囲は0.22〜0.52%、0.3〜0.4、0.30〜0.45%である。
ニッケル(≦3.0%)
ニッケルは任意選択であり、最大3%の量で存在することができる。これは、鋼に良好な焼入れ性と靭性を与える。費用がかかるため、鋼のニッケル含有量はできるだけ制限されるべきである。したがって、Ni含有量は1%、好ましくは0.3%に制限される。最も好ましくは、ニッケルは全く添加されない。
銅(≦3.0%)
Cuは任意選択の元素であり、鋼の硬度と耐食性を増加させることに寄与することがある。使用する場合、好ましい範囲は0.02〜2%であり、最も好ましい範囲は0.04〜1.6%である。ただし、いったん銅が添加されると、鋼から銅を抽出することはできない。これは大幅にスクラップ処理を難しくする。このため、銅は通常、意図的には添加されない。
コバルト(≦5%)
Coは任意選択元素である。これは、マルテンサイトの硬度を増加させることに寄与する。最大量は5%であり、添加される場合、有効量は、約4〜5%である。しかしながら、スクラップ処理などの実際的な理由のために、Coは意図的には添加されない。好ましい最大含有量は1%である。
硫黄(≦0.5%)
Sは、鋼の被削性向上に寄与する。高い硫黄含有量では、赤熱脆性のリスクがある。また、高硫黄含有量は、鋼の疲労特性に負の効果を有することがある。鋼は、したがって、
≦0.5%、好ましくは≦0.03%を含むだろう。
リン(≦0.05%)
Pは、焼戻し脆化を引き起こす可能性のある、不純物元素である。したがって、≦0.05%に制限される。
Be、Bi、Se、Ca、Mg、OおよびREM(希土類金属)
これらの元素は、更に被削性、熱間加工性および/または溶接性を改善するために、特許請求された量で鋼に添加することができる。
ホウ素(≦0.6%)
かなりの量のホウ素を、任意選択で、硬質相MXの形成を補助するために使用することができる。より少量のBを、鋼の硬さを増加させるために使用することができる。そのときその量は0.01%に制限され、好ましくは≦0.004%である。一般的に、ホウ素添加は行われない。
Ti、Zr、AlおよびTa
これらの元素は、炭化物形成剤であり、硬質相の組成を変化させるために、特許請求された範囲で合金中に存在することができる。しかし、通常これらの元素はいずれも添加されない。
鋼生産
特許請求された化学組成を有する工具鋼は、従来のガスアトマイズによって製造することができる。通常、使用前に、鋼に焼入れおよび焼戻しを施す。
オーステナイト化は、950〜1200℃、典型的には1000〜1100℃の範囲のオーステナイト化温度(T)で行うことができる。典型的な処理は、1020℃で30分間の焼入れ、ガスクエンチ、および2×2時間、550℃での焼戻しである。これは、59〜61HRCの硬度をもたらす。

この例では、本発明の鋼が、既知の鋼「CPM(登録商標)10V」と比較される。両方の鋼は粉末冶金により製造された。
基本となる鋼組成物を溶融し、ガスアトマイズに供した。
このようにして得られた鋼は(重量%で)以下の組成を有していた:
本発明鋼 CPM(登録商標)10V
C 2.3 2.4
Si 0.37 0.89
Mn 0.37 0.45
Cr 4.78 5.25
Mo 3.6 1.26
V 8.0 9.85
Mo/V 0.45 0.13
残部は、鉄および不純物である。
鋼は、1100℃で30分間オーステナイト化し、ガスクエンチにより焼入れし、540℃で2時間の焼き戻しを2回行い(2×2h)、その後空冷した。これは、両方の材料について63HRCの硬度をもたらす。
3つの異なるオーステナイト化温度におけるマトリックス組成および一次MX量を、Thermo−Calcシミュレーション(ソフトウェアバージョン:S−build−2532)で計算した。結果を表1に示す。
Figure 2021011637
表1から、本発明の鋼中の硬質相の量は、比較鋼中の量よりも、わずか約1.5%だけ低いことがわかる。またシミュレーションは、マトリックスが比較鋼に比べてかなり高い含有量で炭素とモリブデンを含んでいたことを示している。したがって、改善された焼戻し応答性、ならびにより高い硬度が、このシミュレーションから予想される。これはまた、本発明の鋼についてより高い硬度を示した計算値によっても確認された。さらに、本発明の鋼は、高温における硬度低下に鈍感であり、硬度を損なうことなく、残留オーステナイトを除去するために、より高い焼戻し温度を採用することができる。
驚くべきことに、本発明の鋼はまた、はるかに良い靭性を有していることがわかった。横(transverse)方向のノッチ無し衝撃エネルギーは41Jであり、比較鋼については11Jであった。この改善の理由は完全には明らかにされていないが、高Mo含有量と組み合わせた低Si含有量が、結晶粒界の強度を向上させるようである。したがって、本発明の鋼の改善された靭性によって、チッピングの問題無しに高い硬度を維持することができ、したがって冷間加工工具の耐久性及び寿命を改善することができる。
被削性試験
被削性は複雑なトピックであり、様々な特性について多くの様々なテストによって評価され得る。主な特性は:工具寿命、材料除去の制限率(limiting rate)、切削力、切削面とチップブレーキング(chip breaking)である。このケースでは、熱間加工工具鋼の被削性は、ドリル加工によって調べた。
旋削加工性試験を、NC旋盤Oerlikon Noehringer VDF 180Cで行った。ワークピースの寸法はΦ115×600mmであった。
鋼の被削性を比較するために、V30値を使用した。V30値は、30分旋削後に0.3mmの逃げ面摩耗を与える切削速度として指定される。V30は、1977年からISO 3685に記載の標準試験法である。0.3mmの逃げ面摩耗に達するまで、三つの異なる切削速度で旋削操作が行われた。逃げ面摩耗は、光学顕微鏡を用いて測定した。0.3mm逃げ面摩耗に達するまでの時間を記録した。切削速度の値と、対応する旋削時間を使用して、Taylor両対数グラフ−時間対切削速度VxTα=定数をプロットした。このプロットから、30分の必要な工具寿命のための切削速度を見積もることが可能であった。旋削加工性試験は、Coromant S4 SPGN 120304硬質金属インサートを用い、0.126mm/回転の送りと、1.0mmの切込み深さを用いて、冷却無しで行った。
51m/分のV30値を有した本発明鋼は、わずか39m/分のV30値を有していた比較鋼よりも良好に機能することが見出された。
産業上の利用可能性
本発明の冷間工具鋼は、高耐チッピング性と組み合わせて、良好な耐摩耗性を必要とする用途において、特に有用である。

Claims (11)

  1. 重量%で、
    C 2.2〜2.4
    Si 0.1〜0.55
    Mn 0.2〜0.8
    Cr 4.4〜5.1
    Mo 3.3〜3.9
    V 7.6〜8.4
    任意選択で
    N 0.02〜0.15
    P ≦0.03
    S ≦0.5
    Cu ≦3
    Co ≦1
    Ni ≦1
    W ≦0.3
    Nb ≦0.5
    Al ≦0.06
    Ti ≦0.1
    Zr ≦0.1
    Ta ≦0.1
    B ≦0.01
    Be ≦0.2
    Bi ≦0.2
    Se ≦0.3
    Ca 0.0003〜0.009
    O 0.003〜0.01
    Mg ≦0.01
    REM ≦0.2
    のうちの1つ以上、
    残部 Fe及び不可避不純物
    からなる冷間加工用の粉末冶金工具鋼。
  2. 次の要件
    C 2.25〜2.35
    Si 0.2〜0.5
    Mn 0.2〜0.6
    Cr 4.5〜5.0
    Mo 3.5〜3.7
    V 7.7〜8.3
    N 0.02〜0.08
    P ≦0.03
    S ≦0.03
    Cu 0.02〜2
    Co ≦1
    Ni ≦1
    W ≦0.3
    Nb ≦0.5
    Al ≦0.06
    Ti ≦0.01
    Zr ≦0.01
    Ta ≦0.01
    B ≦0.01
    Be ≦0.02
    Se ≦0.03
    Mg ≦0.001
    のうちの少なくとも一つを満たす、請求項1に記載の鋼。
  3. 次の要件
    C 2.26〜2.34
    Si 0.22〜0.52
    Mn 0.22〜0.52
    Cr 4.58〜4.98
    Mo 3.51〜3.69
    V 7.75〜8.25
    Cu ≦0.5
    Ni ≦0.3
    のうちの少なくとも一つを満たす、請求項1または2に記載の鋼。
  4. C 2.2〜2.4
    Si 0.1〜0.55
    Mn 0.2〜0.8
    Cr 4.4〜5.1
    Mo 3.3〜3.9
    V 7.6〜8.4
    N 0.02〜0.08
    残部 Fe及び不可避不純物
    を含む、請求項1に記載の鋼。
  5. 次の要件
    C 2.26〜2.34
    Si 0.22〜0.52
    Mn 0.22〜0.52
    Cr 4.58〜4.98
    Mo 3.51〜3.69
    V 7.75〜8.25
    N 0.03〜0.06
    のうちの少なくとも一つを満たす、請求項1〜4のいずれかに記載の鋼。
  6. 次の要件
    C 2.26〜2.34
    Si 0.22〜0.52
    Mn 0.22〜0.52
    Cr 4.58〜4.98
    Mo 3.51〜3.69
    V 7.75〜8.25
    のすべてを満たす、請求項1〜5のいずれかに記載の鋼。
  7. MoおよびVの含有量が次の要件
    Mo/V 0.4〜0.5
    を満たすように調整された、請求項1〜6のいずれかに記載の鋼。
  8. 焼入れ焼戻し状態で硬度60HRCにおいて25℃でLT方向のノッチなし衝撃靱性が
    30〜80Jである、請求項1〜7のいずれかに記載の鋼。
  9. 60HRCで少なくとも2400MPaの圧縮降伏強度を有する、請求項1〜8のいず
    れかに記載の鋼。
  10. MoおよびVの含有量が次の要件
    Mo/V 0.42〜0.48
    を満たすように調整された、請求項7に記載の鋼。
  11. 焼入れ焼戻し状態で硬度60HRCにおいて25℃でLT方向のノッチなし衝撃靭性が
    35〜55Jである、請求項8に記載の鋼。
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