JP2021010462A - 眼科装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】眼科装置と被検眼とが過度に近づかないように測定系を設計可能な構造の提供。【解決手段】カメラを備えた端末に取り付けられる本体と、前記本体から前記カメラの被写体側に延びる円弧状の部位を備える支持部と、前記部位に取り付けられ、当該部位の円弧に沿ってスライド可能なスリット照明部と、を備える眼科装置を構成する。【選択図】図1
Description
本発明は、眼科装置に関する。
従来、スリット照明で被検眼を照明して検査する検査手法が知られている。また、当該検査を簡易な装置によって実現するための構成として特許文献1が知られている。具体的には、特許文献1には、情報端末に取り付けられる筐体から延びる基台に軸部材を設け、軸部材の軸を回転軸として細隙灯ユニットが回転する構成が開示されている。また、特許文献1に開示された細隙灯ユニットは、スリット照明を一定の方向に出力する構成である(スリット照明の出力方向が可変である細隙灯ユニットは開示されていない)。このような細隙灯ユニットにおいては、スリット照明の出力方向を細隙灯ユニットの回転中心に向けることにより、回転中心に存在する被検眼を複数の回転角度から照明することが可能である。
従来の技術において、細隙灯ユニットの回転中心は軸部材の軸と一致する。従って、細隙灯の出力方向を固定した状態で、かつ、被検眼と情報端末との相対位置を変化させずに、複数の角度から被検眼を照明するためには、被検眼を軸部材の軸上に配置する必要がある。被検眼を軸部材の軸上に配置する場合、被検眼と検眼システムとの距離が非常に近い状態になり、被験者の顔と検眼システムの一部とが接触し、検査が困難になる。また、従来の技術において軸部材は、筐体から延びる基台と一体化されているが、軸部材の軸の付近の空間には部材が多く配置されている。このため、従来の技術においては、被検眼を軸部材の軸上に配置した状態を維持しながら、細隙灯ユニットの角度を変化させる作業を行うのが困難であった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、眼科装置と被検眼とが過度に近づかないように測定系を設計可能な構造を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、眼科装置と被検眼とが過度に近づかないように測定系を設計可能な構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、眼科装置は、カメラを備えた端末に取り付けられる本体と、本体からカメラの被写体側に延びる円弧状の部位を備える支持部と、当該部位に取り付けられ、当該部位の円弧に沿ってスライド可能なスリット照明部と、を備える。
すなわち、スリット照明部は、支持部が備える円弧状の部位に沿って移動するため、スリット照明部からみた回転移動の曲率中心の位置は、支持部における円弧状の部位の曲率半径に依存する。従って、本体から被写体側に延びる円弧状の部位の曲率半径を調整することにより、曲率中心の位置を調整することができる。このため、被検眼が配置されるべき位置である曲率中心の位置と眼科装置との関係(距離)を調整することが可能であり、眼科装置と被検眼とが過度に近づかないように測定系を設計可能である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)眼科装置の構成:
(2)第2実施形態:
(3)他の実施形態:
(1)眼科装置の構成:
(2)第2実施形態:
(3)他の実施形態:
(1)眼科装置の構成:
図1Aは、本発明の一実施形態にかかる眼科装置10が端末1に取り付けられた状態を示す斜視図であり、図1Bは、眼科装置10で被検眼を検査する際に被験者が存在する位置(被写体側)から眼科装置10を眺めた状態を示す図である。なお、図1Aおよび図1Bにおいては、図面の上下左右を図示された眼科装置10における上下左右とよび、端末1側を前、眼科装置10側を後と呼ぶ。すなわち、後述する本体20の最も広い面が上下左右方向に平行であり、本体20の最も広い面に垂直な方向が前後であり、本体20からみて前側に端末1が配置される。なお、眼科装置10の回転等によって眼科装置10から見た上下左右前後は変化するが、本明細書によって方向を示す場合、図1A,図1Bにおける上下左右前後は、検者から見た方向であり固定されていると想定する。
図1Aは、本発明の一実施形態にかかる眼科装置10が端末1に取り付けられた状態を示す斜視図であり、図1Bは、眼科装置10で被検眼を検査する際に被験者が存在する位置(被写体側)から眼科装置10を眺めた状態を示す図である。なお、図1Aおよび図1Bにおいては、図面の上下左右を図示された眼科装置10における上下左右とよび、端末1側を前、眼科装置10側を後と呼ぶ。すなわち、後述する本体20の最も広い面が上下左右方向に平行であり、本体20の最も広い面に垂直な方向が前後であり、本体20からみて前側に端末1が配置される。なお、眼科装置10の回転等によって眼科装置10から見た上下左右前後は変化するが、本明細書によって方向を示す場合、図1A,図1Bにおける上下左右前後は、検者から見た方向であり固定されていると想定する。
本発明の一実施形態にかかる眼科装置10はカメラを備えた端末1に取り付けられて使用される。本実施形態において、端末1は、スマートフォンであるが、端末1はカメラを備えている。端末1はカメラで撮影を行うことができればよく、他の態様の端末、例えば、タブレット端末等であってもよい。
眼科装置10は、本体20と支持部30とスリット照明部40とを備えている。本体20は、図示しない取り付け機構によって端末1に取り付け可能である。端末1は、タッチパネルを備えたディスプレイによる表示面と、当該表示面に対向する裏面とを有する略直方体である。本実施形態において、カメラは端末1の裏面に設けられている。本体20は、端末1の裏面に接するようにして取り付けられる。
すなわち、本体20は、端末1の裏面より大きい平面を有し、当該平面が端末1の裏面に接するようにして取り付けられる。当該平面と逆側の面、すなわち、端末1が取り付けられる面と逆側の面において、本体20には各種の構造体が形成されている。すなわち、本体20が端末1に取り付けられた状態で、端末1が備える図示しないカメラに対応する位置には、レンズ20aが備えられている。なお、レンズ20aの光軸は端末1のカメラの光軸と一致しており、図面においては撮影光軸20a1として破線で示している。また、本体20には、スリット照明部40が備える後述する光源等に対して電力を供給するバッテリーを収容する収容部20bが備えられている。
さらに、本実施形態において、本体20においては、レンズ20aの下方において、上下方向の長さが一定であり左右方向に延びる切欠20cが設けられ、当該切欠20c
に支持部30が取り付けられている。支持部30は、本体20から見ると後方側、すなわち、被写体側に延びるように本体に対して取り付けられる。具体的には、支持部30は、切欠20cによって上下方向が挟まれており、右から左に向けて徐々に後方に突出していく。
に支持部30が取り付けられている。支持部30は、本体20から見ると後方側、すなわち、被写体側に延びるように本体に対して取り付けられる。具体的には、支持部30は、切欠20cによって上下方向が挟まれており、右から左に向けて徐々に後方に突出していく。
支持部30の後方および右側に露出した面の主要部は、円弧状の部位30aになっている。すなわち、支持部30は、円弧状の部位30aを有しており、その上下において、部位30aにおける円弧状の面から垂直な方向に突出する突出部30bが形成されている。突出部30bの先端の形状は、円弧状の部位30aと同様の円弧状である。突出部30bには、円弧状の部位30aの円弧に沿った溝が形成されている。
スリット照明部40は、支持部30の円弧状の部位30aと突出部30bとによって形成される凹部Caに嵌め込むことが可能なスライド部40aと、スライド部40aに取り付けられる照明部40bとを備えている。スライド部40aと支持部30とが接する部位は、支持部30の円弧状の部位30aと突出部30bとによって形成される凹部Caに対応した形状の凸部であり、凸部は凹部Caより僅かに小さい。従って、スライド部40aが支持部30に取り付けられた状態で、スリット照明部40は、円弧状の部位30aの円弧に沿ってスライド移動可能である。
スライド部40aは、図1Aに示す右後方に突出し、その端部において、照明部40bを支持する。本実施形態において照明部40bは筒状の筐体を有しており、当該筒の内部には、スリット照明光を生成するための光学系が設けられている。図2Aは、スリット照明の光学系を模式的に示す図である。
照明部40bの内部は空洞であり、内部においては下方の端部から上方に向けて光源40b1,レンズ40b2,フィルタ40b3,レンズ40b4が設けられている。本実施形態において、光源40b1は、スリット照明部40の下方から上方に向けて光を出力するデバイスであり、例えば、LED等によって構成可能である。
光源40b1の上方には、レンズ40b2(例えば、各種のコンデンサレンズ)が設けられており、光源40b1からの出力光を集光する。レンズ40b2の上方には光の形状を調整するフィルタ40b3が設けられている。すなわち、レンズ40b2によって集光された光は、フィルタ40b3によってスリット状になる。
なお、フィルタ40b3は複数個も受けられていてもよく、スリット照明の色が調整されてもよい。色を調整するのであれば、光源40b1は白色光であることが好ましい。さらに、フィルタ40b3は交換可能であってもよいし、複数個の中から光路上に配置されるフィルタが選択可能な構成が設けられていてもよい。
フィルタ40b3の上方には、レンズ40b4が設けられている。レンズ40b4は、フィルタ40b3から出力された光を、照明部40bの上端に取り付けられたプリズム40b5に投影する。すなわち、照明部40bの上端には開口部が設けられており、当該開口部にプリズム40b5が取り付けられている。プリズム40b5は、光の進行方向を変化させるための部材であり、レンズ40b4によって投影されたスリット状の光が、進行方向を90°変化させ、水平方向(上下方向に垂直な方向)に進行する。
本実施形態において、支持部30は、左右方向におけるレンズ20aの中心(撮影光軸)の位置よりも左側に存在する。すなわち、左右方向におけるレンズ20aの中心の位置(図1Bに示す位置Pa)から上下方向にのびる仮想的な線を延ばすと、支持部30の右端に一致する。従って、支持部30は、レンズ20aの中心よりも右側には存在せず、中心よりも左側に存在する。この結果、スリット照明部40の可動範囲は、レンズ20aの中心よりも左側に存在する。
照明部40bの上端に取り付けられたプリズム40b5の向きは、プリズム40b5が移動する際に通る円弧状の軌道における円の曲率中心Poを向いており、当該向きは固定されている。また、本実施形態において、当該曲率中心Poはレンズ20aの撮影光軸20a1上に存在する。図3Aは、図1A,図1Bのようにレンズ20aが右側、端末1が前側、本体20が後側に存在する姿勢に眼科装置10を向けた状態を上側から眺めた状態を示している。すなわち、図3Aは、眼科装置10を水平面に投影した状態を示している。この状態において、支持部30とスリット照明部40との接点は円弧状であり、スリット照明部40は、この円弧に沿って移動可能である。図3Aの状態であれば、破線の矢印方向に円弧状の軌跡で移動可能である。
図3Aに示されるように、プリズム40b5から出力されるスリット照明の光軸40b6は、円弧状の軌跡に対して垂直である。そして、プリズム40b5から出力されるスリット照明の光軸40b6は、スリット照明部40がどのように移動したとしても、一定の面内に存在し、レンズ20aの撮影光軸20a1も当該面内に存在する。また、プリズム40b5から出力されるスリット照明の光軸40b6の向きが常に撮影光軸20a1上の曲率中心Poを向くようにスリット照明部40に取り付けられている。従って、スリット照明部40が円弧状の部位30aの円弧に沿って円弧状の軌道で移動した場合に、スリット照明部40が任意の位置に存在する状態において、常に、スリット照明が撮影光軸20a1上の曲率中心Poを通る。
そこで、本実施形態において検者は、撮影光軸20a1上の曲率中心Poに被検眼を配置して検査を行う。すなわち、検査を開始する際に、検者は、端末1でカメラを起動し、カメラが撮影している画像をディスプレイで視認可能な状態にする。さらに、検者は、スリット照明部40の電源をオンにして、スリット照明部40からスリット照明が出力された状態とする。
この状態で、検者は、眼科装置10のディスプレイ上でカメラのプレビューを視認しながら、被検眼の検査対象部位(例えば、前眼部)がカメラの視野範囲に含まれるように眼科装置10の位置を調整する。さらに、検者は、スリット照明部40から出力されたスリット照明が、被検眼の検査対象部位に照射されている状態となるように眼科装置10の位置を調整する。当該調整の結果、被検眼の検査対象部位がカメラの視野中心に存在し、スリット照明が検査対象部位を照射されている状態になると、検査対象部位が撮影光軸20a1上の曲率中心Poに存在する状態となる。なお、図3Aは、検査対象部位が角膜頂点である状態である。
この状態において、検者が端末1に対する操作等によって撮影を行うと、検査対象部位がスリット照明によって照明された状態で、被検眼を撮影した画像が得られる。撮影された画像は、端末1または端末1と通信可能な他の装置に保存される。検者は、当該撮影された画像を視認して被検眼の検査を行うことができる。無論、端末1や他の装置において、当該画像に基づいて画像処理を行って被検眼の検査を支援する画像を生成したり、画像処理の結果に基づいて検査をしたりしてもよい。検査を行うための処理は、種々の処理を採用可能であり、予め決められた特徴量を画像から抽出し、特徴量と判定基準とに基づいて検査を行ってもよいし、画像と検査結果との対応関係を機械学習したモデルに基づいて検査を行ってもよい。
以上のような本実施形態において、スリット照明部40は、支持部30に設けられた円弧状の部位30aに沿って移動するため、図3Aのように上方から眺めた状態で考えると、スリット照明部40の任意の部分が移動する軌道円の曲率中心は共通の点であり、曲率中心Poである。
当該曲率中心Poの位置は、支持部30における円弧状の部位30aの曲率半径に依存する。従って、円弧状の部位30aの曲率半径の大きさを調整することにより、曲率中心Poの位置を調整することができる。例えば、図3Aに示す図よりも曲率半径を小さくすることによって曲率中心Poの位置を本体20側に移動させたり、図3Aに示す図よりも曲率半径を大きくすることによって曲率中心Poの位置を本体20からより遠ざけたりすることができる。このため、本実施形態によれば、被検眼が配置されるべき位置である曲率中心Poの位置と眼科装置10との関係(距離)を調整することが可能である。この結果、眼科装置10と被検眼とが過度に近づかないように測定系を設計可能である。
なお、本実施形態にかかる眼科装置10において、円弧状の部位30aの曲率中心Poは、図3Aに示されるように、被写体側(後側)における支持部30の端部Pe1およびスリット照明部40の端部Pe2よりも、さらに被写体側(後側)に存在する。被写体側における支持部30の端部Pe1およびスリット照明部40の端部Pe2は、本体20から被写体を見た場合において、最も被写体側にある支持部30の部位およびスリット照明部40の部位である。
そして、曲率中心Poは被検眼を配置すべき位置である。従って、被写体側における支持部30の端部Pe1およびスリット照明部40の端部Pe2よりも、さらに、被写体側に円弧の曲率中心Poを配置すれば、被検眼と支持部30およびスリット照明部40が干渉しないように被検眼を配置した状態で検査を行うことができる。
さらに、図3Aのように、レンズ20aが右側、端末1が前側、本体20が後側に存在する姿勢とされた場合、検査対象となる被検眼は左眼である。そして、本実施形態における支持部30およびスリット照明部40は、被検眼を片眼ずつ測定できるように、本体20に対して取り付けられる位置が調整されている。
具体的には、左眼の右側には被験者の鼻Nが存在し、左側には耳E(左耳)が存在する。鼻Nは被検眼よりもさらに前方に存在するが、耳Eは被検眼よりも後側に存在する。従って、被検眼の右側において鼻Nと干渉せずに眼科装置10の構成要素を配置できる空間は少ない。一方、被検眼の左側の空間には余裕がある。
そこで、支持部30においては、カメラの撮影光軸20a1が被検眼に向けられた場合に被験者の耳E側に存在する部位の円弧の長さが、被験者の鼻N側における当該部位の長さより大きいと好ましい。このような思想に基づいて、本実施形態において、支持部30は、レンズ20aの中心(撮影光軸20a1)の位置よりも耳側(左側)に存在するように構成されている。この構成により、本実施形態においては、被験者の顔と眼科装置10とを干渉させることなく容易に眼科装置10によって被検眼を測定することができる。
なお、本実施形態においては、レンズ20aの撮影光軸20a1を中心として、支持部30が存在する範囲が左右方向で非対称になるように構成されており、この構成により、被験者の顔と眼科装置10とを干渉させることなく左右眼ともに測定を行うことができる。具体的には、被検眼の左右を入れ替える場合、レンズ20aの撮影光軸20a1を回転軸として眼科装置10を180°回転させる。
図3Bは、眼科装置10を回転させた後の状態を示している。すなわち、被検眼が右眼である場合、レンズ20aが左側、端末1が前側、本体20が後側に存在する姿勢となるように、眼科装置10を回転させる。このような姿勢で被検眼である右眼の前方にレンズ20aを配置すると、鼻Nが存在する空間には本体20や支持部30(の可動範囲)が存在しない。耳Eは被検眼より後方に存在するため、支持部30やスリット照明部40と干渉しない。従って、鼻Nや耳Eを含む被験者の顔と眼科装置10とを干渉させることなく容易に眼科装置10によって被検眼を測定することができる。
さらに、眼科装置10の姿勢を変更しても、図3Bに示されるように、円弧状の部位30aの円弧の曲率中心Poは、被写体側(後側)における支持部30の端部Pe1およびスリット照明部40の端部Pe2よりも、さらに被写体側(後側)に存在する。従って、被検眼と支持部30およびスリット照明部40が干渉しないように被検眼を配置した状態で検査を行うことができる。
さらに、本実施形態における支持部30が備える円弧状の部位30aの長さは、当該部位30aに沿ったスリット照明部40の長さより長い。従って、スリット照明部40は、図3A,図3Bにおいて破線の矢印で示す範囲で移動することができる。この結果、眼科装置10においては、スリット照明が被検眼に当たる角度(撮影光軸20a1とスリット照明の光軸40b6とがなす角度)を異なる複数の角度に設定して測定を行うことができる。
スリット照明部40は、支持部30に対してスライド移動可能であるため、スリット照明の角度は、スリット照明部40の可動範囲内で任意に設定できる。しかし、測定を行う際には、特定の角度で照明された状態の被検眼を繰り返し撮影したい場合がある。そこで、本実施形態においてスリット照明部40は、スリット照明部40を円弧状の部位30aの円弧に沿った特定の位置に位置決めする位置決め部を備えている。
位置決めのために支持部30の円弧状の部位30aには、複数の位置に図1Aに示すような凹部30cが設けられている。複数の凹部30cは、同一の水平面上に複数個設けられている。図2Bは、凹部30cの高さ(上下方向の位置)において、支持部30およびスリット照明部40を切断した状態で示す断面図である。図2Cは、図2B内において破線で示す円形部分の拡大図である。
これらの断面図に示されるように、スリット照明部40にはボールプランジャ40cが設けられている。ボールプランジャ40cは、中空の部位を有する円筒部材を備えている。円筒部材の一方の端部は開口し、当該開口部にボール40c1が配置されている。円筒部材の逆側においては、円筒部材の軸方向の所定位置において部位40c2が設けられ、閉じられている。当該円筒部材の内部にはバネ等の弾性体が組み込まれており、弾性体の一方の端部がボール40c1に接し、他方の端部が部位40c2に接している。なお、円筒部材の開口径はボール40c1の直径よりも小さい。
従って、ボールプランジャ40cにおいては、弾性体の弾性力によってボール40c1が開口側に付勢されており、ボール40c1に対して弾性力に対する反力が作用するとボール40c1が円筒部材の内部側に移動するようになっている。ボールプランジャ40cは、ボール40c1が支持部30の凹部30cに対面するようにスリット照明部40に取り付けられている。
以上の構成により、スリット照明部40がスライド移動されている過程の大半においては、支持部30の円弧状の部位30aによってボール40c1が円筒部材の内側に押し込まれている。そして、ボール40c1が支持部30の凹部30cの位置となるようにスリット照明部40が移動されると、ボール40c1が凹部30c側に移動し、この位置にスリット照明部40を位置決めすることができる。
なお、本実施形態においては、支持部30の円弧状の部位30aにおいて、凹部30cが3カ所設けられており、図3Aのように上側から見た場合におけるレンズ20aの撮影光軸20a1と、スリット照明の光軸40b6との角度が3種類になるように位置決めすることが可能である。無論、角度の値は種々の値とすることができ、例えば、15°,,30°,45°などのように設定可能である。また、スリット照明部40の可動範囲も限定されず、例えば、0°〜60°から選択された範囲が可動範囲となってよい。
(2)第2実施形態:
眼科装置は端末に取り付けられて使用されればよく、取り付け態様や形状等は上述の実施形態に限定されない。図4Aおよび図4Bは、第2実施形態にかかる眼科装置100を示す斜視図である。これらの図においても、後述する本体201の最も広い面が上下左右方向に平行であり、本体201の最も広い面に垂直な方向が前後であり、本体201からみて前側に端末1が配置される。また、これらの図において、上述の第1実施形態と同様の構成は、同一の符号で示している。すなわち、第2実施形態において、支持部30およびスリット照明部40の構成は、第1実施形態と同様である。
眼科装置は端末に取り付けられて使用されればよく、取り付け態様や形状等は上述の実施形態に限定されない。図4Aおよび図4Bは、第2実施形態にかかる眼科装置100を示す斜視図である。これらの図においても、後述する本体201の最も広い面が上下左右方向に平行であり、本体201の最も広い面に垂直な方向が前後であり、本体201からみて前側に端末1が配置される。また、これらの図において、上述の第1実施形態と同様の構成は、同一の符号で示している。すなわち、第2実施形態において、支持部30およびスリット照明部40の構成は、第1実施形態と同様である。
一方、本体201は第1実施形態と異なっている。端末1が備えるタッチパネルと逆側の裏面に本体201を接触させて取り付ける点は同様であるが、第2実施形態に係る本体201ではバッテリーを収容する収容部は備えていない。第2実施形態においては、図示しない電源ケーブル(例えば、端末1に取り付けて端末1から電力供給可能なUSBケーブル)によってスリット照明部40に対して電力が供給される。また、本体201は、略直方体であり、端末1より僅かに大きい。
支持部30は、第1実施形態とほぼ同様であるが、第2実施形態においては、円弧状の部位30aの長さ方向における一方の端部から、円弧状の部位30aの長さ方向に垂直な方向に延びるアーム30dを有している。アーム30dは、円弧状の部位30aと逆側の端部にレンズ20a部分の外径よりも僅かに大きい内径を有する環状の部位30d1を有している。
すなわち、環状の部位30d1は、レンズ20a部分の外径の周りで摺動できるように嵌められている。従って、支持部30および支持部30に取り付けられたスリット照明部40は、カメラ(レンズ20a)の撮影光軸20a1を回転中心にして回転可能に本体201に取り付けられている。すなわち、第2実施形態においては、本体201と共に端末を回転させるのではなく、支持部30およびスリット照明部40を回転させることによって左右眼を撮影することが可能である。図4Aは、被検眼が左眼である場合の撮影姿勢を示し、図4Bは、被検眼が右眼である場合の撮影姿勢を示している。
本実施形態においては、支持部30およびスリット照明部40が、レンズ20aの撮影光軸20a1を中心に回転可能であることにより、支持部30がどのような回転角であったとしても撮影可能である。ただし、支持部30およびスリット照明部40が特定の位置で撮影可能であることが好ましいため、本実施形態においては、支持部30およびスリット照明部40の位置決めをするための機構が設けられている。
具体的には、本体201の上側に位置する側面には、当該側面に垂直な回転軸を中心に回転可能な部材20d1が取り付けられている。また、本体201の左側に位置する側面には、当該側面に垂直な回転軸を中心に回転可能な部材20d3が取り付けられている。さらに、本体201の後方の面の2カ所に突起20d2,20d4が設けられている。突起20d2,20d4は、アーム30dに接触してアーム30dの可動範囲を規制するように作用する。また、部材20d1,20d3は、アーム30dが突起20d2,20d4に接触した状態で支持部30の動きを止めるように作用する。
例えば、図4Bは、図4Aに示す状態からアーム30dを反時計回りに回転させてアーム30dが突起20d2に接触した状態を示している。この状態において、上側の側面の部材20d1を回転させると、突起20d2と部材20d1との間にアーム30dが存在する状態になる。部材20d1は、回転可能であるものの、その摩擦係数は比較的大きく、検者が部材20d1を回転させて手を離してもアーム30dは、突起20d2と部材20d1との間に挟まれた状態で保持される。
図4Aは、図4Bに示す状態からアーム30dを時計回りに回転させてアーム30dが突起20d4に接触した状態を示している。この状態において、左側の側面の部材20d3(図4B参照)を回転させると、突起20d4と部材20d3との間に支持部30が存在する状態になる。部材20d3においても、その摩擦係数は比較的大きく、検者が部材20d3を回転させて手を離しても支持部30は、突起20d4と部材20d3との間に挟まれた状態で保持される。以上のように、本実施形態においては、支持部30およびスリット照明部40を回転させ、左眼を撮影するための位置(図4A)および右眼を撮影するための位置(図4B)で支持部30およびスリット照明部40を位置決めすることができる。
以上のような第2実施形態においても、レンズ20a、支持部30、スリット照明部40の位置関係は第1実施形態と同一である。すなわち、スリット照明部40は、支持部30の円弧状の部位30aの円弧に沿って移動可能である。スリット照明部40が備えるプリズム40b5から出力されるスリット照明は、常に撮影光軸20a1上の曲率中心を向く。従って、被検眼をレンズ20aの撮影光軸20a1の曲率中心に配置すれば、被検眼をスリット照明で照明した状態で、端末1のカメラによって被検眼を撮影することができる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、本体から被写体側に延びる円弧状の部位に沿ってスリット照明部を移動させることによって特定位置の被検眼を複数の方向から照明する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、支持部30、スリット照明部40の少なくとも一方は、第1実施形態、第2実施形態における長さ、向き、大きさ、形状と異なっていてもよい。
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、本体から被写体側に延びる円弧状の部位に沿ってスリット照明部を移動させることによって特定位置の被検眼を複数の方向から照明する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、支持部30、スリット照明部40の少なくとも一方は、第1実施形態、第2実施形態における長さ、向き、大きさ、形状と異なっていてもよい。
本体は、カメラを備えた端末に取り付けられればよい。すなわち、眼科装置においては、スリット照明部によって照明した状態の被検眼を端末のカメラで撮影することが想定されている。端末はカメラを備えていればよく、無論、カメラによる撮影以外の機能を有していてもよいし、撮影された被検眼の画像に関する各種処理が端末によって実行可能であってもよい。
カメラは、被検眼を撮影することができればよい。従って、カメラによって被検眼を撮影可能な状態で本体が端末に取り付けられる。例えば、カメラの撮影光軸上に被検眼を配置すべき位置(スリット照明が当たる位置)が存在する様に、本体が端末に取り付け可能であれば良い。撮影光学系は、種々の態様であってよく、上述の実施形態のように本体が備えるレンズがカメラの撮影光軸上に配置されてもよいし、レンズが交換可能であってもよい。また、端末に備えられたカメラに対してレンズを追加することなく被検眼を撮影可能であれば、本体にレンズが設けられなくてもよい。
端末に対する本体の取り付け方法は、種々の方法が採用されてよい。例えば、本体に設けられた係合部が端末に係るように取り付けられてもよいし、クリップ等の把持部によって端末を把持することによって本体が端末に取り付けられてもよい。無論、ネジ等の締結部やゴム等の伸縮部によって本体が端末に取り付けられてもよい。さらに、本体は、端末に対して着脱可能であることが好ましく、端末は本体に対して位置決め可能に着脱可能であることが好ましい。
さらに、本体の形状は、上述の実施形態のような形状に限定されない。すなわち、本体の形状は、本体が端末の一面をカバーするような状態で端末に取り付けられる構成に限定されない。例えば、本体が端末の面の一部をカバーする状態で取り付けられてもよいし、本体が端末の複数の面をカバーする状態で取り付けられてもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
支持部は、本体からカメラの被写体側に延びる円弧状の部位を備える。支持部は、カメラの被写体側に延びるため、本体の一部分から本体と離れる方向に延び、当該方向が、本体を端末に取り付けた状態においてカメラの撮影光軸側を向いていれば良い。被写体側は、本体を端末に取り付けた状態で被検眼を撮影する際に、本体から見て被写体となる被検眼が存在する方向である。
支持部は、本体から延びる部分であり、少なくともスリット照明部を取り付け可能な円弧状の部位を有している。すなわち、支持部が被写体側に延びて円弧状の部位が形成されることによってスリット照明部の可動範囲が確保されればよい。支持部は円弧状の部位を有していればよく、支持部自体の形状や大きさは限定されない。ただし、支持部が有する円弧状の部位の曲率半径の大きさによって、円弧状の部位の曲率中心が決まり、曲率中心の位置によって、被検眼が配置されるべき位置が決まる。従って、被検眼が配置されるべき位置が所定の位置になるように支持部が有する円弧状の部位の曲率半径の大きさが設計されればよい。
スリット照明部は、円弧状の部位に取り付けられ、当該部位の円弧に沿ってスライド可能であればよい。なお、スリット照明部は、スリット照明を出力する部分である。従って、光源、光源から出力された光からスリット照明を生成するスリット照明部、スリット照明を特定の方向に出力させるための光学部品等を有する光学系等を備えていてよい。なお、スリット照明部から出力されるスリット照明は、スリット照明部から固定的な方向に出力される構成であることが好ましい。また、当該固定的な方向が、円弧状の部位によって形成されるスリット照明部の円軌道の曲率中心方向であることが好ましい。
スリット照明部を、円弧状の部位の円弧に沿ってスライド可能にするための構成は、種々の構成であってよい。従って、円弧状の部位が曲面によって形成され、当該曲面と同一の曲率の面がスリット照明部に形成され、両者を摺動させるような上述の実施形態に限定されない。例えば、円弧状の部位としての円弧状の溝が支持部に設けられ、当該溝に沿ってスリット照明部が移動可能であってもよく、種々の構成を採用可能である。
また、眼科装置は、支持部30の姿勢を検出する姿勢検出部をさらに備えていてもよい。姿勢検出部は、種々の態様で姿勢を検出してよい。例えば、端末1において端末の向きを検出するセンサが備えられている場合に、当該端末1による検出結果に基づいて支持部30の姿勢が検出されてもよい。この構成は、本体20に対して支持部30が回転しない第1実施形態のような態様で有効である。
また、例えば、支持部30に対してセンサが組み込まれていてもよいし、支持部30の姿勢を検出するセンサが本体等に組み込まれていてもよい。このような構成は、例えば、部材20d1,20d3の回転角を検出するセンサによって、アーム30dの回転角を特定する構成等であってもよい。このように、支持部30の姿勢を検出することができれば、支持部30の姿勢に基づいて、端末1で撮影した画像や保存する画像の被写体が左眼、右眼のいずれであるのかを特定可能である。
さらに、眼科装置は、支持部30の姿勢に基づいてカメラで撮影された被検眼が左眼と右眼とのいずれであるか判定し、撮影された被検眼が左眼と右眼とのいずれかを示す情報を対応づけた撮影データを生成する撮影データ生成部を備えていてもよい。撮影データ生成部は、例えば、端末1によって所定のプログラムを実行することにより、端末1を撮影データ生成部として機能させる構成によって実現可能である。
図5は、このような撮影を行う画像撮影処理のフローチャートである。画像撮影処理は、端末1において検者が撮影の開始指示を行うと実行される。画像撮影処理が開始されると、端末1は撮影指示が行われたか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、検者は、スリット照明部40を所望の位置に移動させ、スリット照明の出力を開始した状態で、タッチパネルに表示された被検眼の画像を視認しながら被検眼の検査対象部位を撮影視野の中心に配置させる。
この際、検者は、スリット照明によって被検眼の検査対象部位が照明されるように、端末1と被検眼の位置とを調整する。本実施形態において、タッチパネルのタッチや特定のボタンの押し下げ等の既定操作が撮影指示を行うための操作であることが予め決められており、端末1は、当該操作が行われた場合に撮影指示が行われたと判定する。撮影指示が行われたと判定されない場合、端末1は、ステップS100の処理を繰り返す。
ステップS100において、撮影指示が行われたと判定された場合、端末1は、カメラを制御して撮影を行う(ステップS110)。撮影が行われると、端末1は、撮影された被検眼を示す画像を、図示しないRAM等に保存する。
次に、端末1は、左右眼の判定を行う(ステップS120)。左右眼の判定は、上述のように、支持部30の姿勢に基づいて実施される。このため、端末1は、支持部30の姿勢を取得する。例えば、第1実施形態のように、本体20と支持部30とが相対的に回転しない構成であれば、端末1は、端末1自体の姿勢、すなわち、図3A,図3Bのいずれであるのかを、加速度センサやジャイロセンサ等の図示しないセンサで検出する。そして、端末1の姿勢が図3Aの姿勢であれば、被検眼が左眼であると判定し、端末1の姿勢が図3Bの姿勢であれば、被検眼が右眼であると判定する。
次に、端末1は、判定結果を対応づけて画像を保存する(ステップS130)。すなわち、端末1は、ステップS120における判定結果を示す情報(例えば、フラグ等)を生成し、ステップS110で撮影した画像に対応付けて所定の記録媒体(端末1内のメモリや外部の記憶装置等)に保存する。以上の構成によれば、検者や端末1は、保存された画像に対して何ら加工することなく、また、左右眼を区別するための作業(例えば、保存先の区別等)を行うことなく、画像の被写体が左右眼のいずれであるのかを特定することが可能になる。
さらに、本体から被写体側に延びる円弧状の部位に沿ってスリット照明部を移動させることによって特定位置の被検眼を複数の方向から照明する手法は、方法の発明としても適用可能である。また、以上のような眼科装置、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の機能を有する装置の一部として実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。
1…端末、10…眼科装置、20…本体、20a…レンズ、20a1…撮影光軸、20b…収容部、20c…切欠、20d1…部材、20d2…突起、20d3…部材、20d4…突起、30…支持部、30a…部位、30b…突出部、30c…凹部、30d…アーム、30d1…部位、40…スリット照明部、40a…スライド部、40b…照明部、40b1…光源、40b2…レンズ、40b3…フィルタ、40b4…レンズ、40b5…プリズム、40b6…光軸、40c…ボールプランジャ、40c1…ボール、40c2…所定部位、201…本体
Claims (7)
- カメラを備えた端末に取り付けられる本体と、
前記本体から前記カメラの被写体側に延びる円弧状の部位を備える支持部と、
前記部位に取り付けられ、当該部位の円弧に沿ってスライド可能なスリット照明部と、
を備える眼科装置。 - 前記部位の円弧の曲率中心は、
前記被写体側における前記支持部の端部および前記スリット照明部の端部よりも、さらに前記被写体側に存在する、
請求項1に記載の眼科装置。 - 前記支持部と前記スリット照明部との少なくとも一方は、
前記スリット照明部を前記部位の円弧に沿った特定の位置に位置決めする位置決め部をさらに備える、
請求項1または請求項2に記載の眼科装置。 - 前記カメラの撮影光軸が被検眼に向けられた場合に被験者の耳側に存在する前記部位の円弧の長さは、前記被験者の鼻側における前記部位の長さより大きい、
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の眼科装置。 - 前記支持部は、
前記カメラの撮影光軸を回転中心にして回転可能に前記本体に取り付けられている、
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の眼科装置。 - 前記支持部の姿勢を検出する姿勢検出部をさらに備える、
請求項1〜請求項5のいずれかに記載の眼科装置。 - 前記支持部の姿勢に基づいて前記カメラで撮影された被検眼が左眼と右眼とのいずれであるか判定し、撮影された被検眼が左眼と右眼とのいずれかを示す情報を対応づけた撮影データを生成する撮影データ生成部をさらに備える、
請求項6に記載の眼科装置。
Priority Applications (1)
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JP2019125196A JP2021010462A (ja) | 2019-07-04 | 2019-07-04 | 眼科装置 |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0553604U (ja) * | 1991-12-20 | 1993-07-20 | ユニオン光学株式会社 | 細隙灯顕微鏡 |
JP6118477B1 (ja) * | 2017-02-09 | 2017-04-19 | 直史 北 | 検眼システム |
US20190133435A1 (en) * | 2017-11-06 | 2019-05-09 | SA Photonics, Inc. | Mobile ophthalmic device |
-
2019
- 2019-07-04 JP JP2019125196A patent/JP2021010462A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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