JP2011002585A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、観察面に対して開口部を当接させる調整作業が行い易い撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置10は、先端開口部6aが端部に形成されたカメラ筐体8と、カメラ筐体8内に配設され、先端開口部6aを経た光を集光して像を結像する対物レンズ3、結像レンズ4と、対物レンズ3、結像レンズ4により結像された像を撮像するための撮像素子5と、カメラ筐体8に対して外部に延びて取り付けられた手持ちハンドル2とを備えて構成され、先端開口部6aを観察対象物が存在する観察面Bに当接させるとともに、観察面Bに対してカメラ筐体8を所定角度に保持して、先端開口部6aが当接した観察面Bの像を対物レンズ3、結像レンズ4により撮像素子5の撮像面に結像させて撮像する撮像装置であって、カメラ筐体8と手持ちハンドル2とが、カメラ筐体8と手持ちハンドル2とを揺動自在に連結する揺動連結機構を介して連結される。
【選択図】図3

Description

本発明は、観察面の像を撮像する撮像装置に関する。
従来、観察面の微細な形状を観察するために、携帯型の顕微鏡が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。本出願人は、携帯型の顕微鏡に撮像素子を搭載することにより、観察面の像を撮像できるように構成された撮像装置を開発している。この撮像装置を用いて観察面の像を撮像する場合、観察者はカメラ筐体を握り、観察面に対してカメラ筐体の先端部を当接させる。このとき、カメラ筐体に組み込まれた撮像光学系の光軸が観察面と正しく(垂直に)当接するように、カメラ筐体の向き、すなわち角度位置を調整する必要がある。この調整は、カメラ筐体を握った手を動かすことにより、観察面に対するカメラ筐体の角度を変化させて、観察面と撮像光学系が組み込まれたカメラ筐体の開口部とを正しく当接させる(観察面に対して光軸を垂直に位置させる)ことにより行われる。このように正しく当接させた状態で撮像することにより、ピントずれのない鮮明な観察面の像が撮像できる。
特開2001−208980号公報
ところで、上記撮像装置を用いて、例えば自動車ボディの裏面等の直接目視することが困難で、且つ観察スペースが限られた観察面を観察したい場合がある。この場合、直接目視できない箇所に位置する観察面に対して、カメラ筐体の先端の開口部の全面を、正しい角度で当接させる作業を手探りで行うこととなる。しかし、直接目視をすることができない部分は、使用者の手に届きにくかったり、使用者の手や腕の関節を無理に曲げないと、観察面が撮像光学系の光軸に垂直にならなかったりする。そのため、その作業が難しいという問題がある。例えばカメラ筐体の角度を変化させるように、狭い観察スペース内において、カメラ筐体を握る手を無理に動かす必要となることもある。また、観察面の傾斜角度によっては、開口部と観察面とが正しく当接するように、狭い観察スペース内においてカメラ筐体を握る腕を大きく曲げる必要となることもある。そのため、開口部と観察面とを手探りで正しい角度で当接させる調整作業が難しいという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でありながら、観察面に対して開口部を正しい角度で当接させる調整作業が行い易い撮像装置を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る撮像装置は、観察用開口が端部に形成された筐体と、前記筐体内に配設され、前記観察用開口の開口端に対して所定距離離れて配置され、前記観察用開口の開口端の内周側に位置する観察対象物から前記観察用開口を経た光を集光し、前記観察対象物の像を結像する撮像光学系と、前記撮像光学系による前記観察対象物の像を撮像するための撮像素子と、前記筐体に対して外部に延びて取り付けられた取っ手部とを備えて構成され、前記観察用開口を観察対象物が存在する表面に当接させるとともに、前記表面に対して前記筐体を所定角度に保持して、前記観察用開口が当接した前記表面の像を前記撮像光学系により前記撮像素子の撮像面に結像させて撮像するように構成されており、前記筐体と前記取っ手部とが、前記筐体と前記取っ手部とを揺動自在に連結する揺動連結機構を介して連結されている。
なお、上記撮像装置において、前記筐体の端部の所定位置に、端部が前記撮像光学系の光軸に対して略垂直になる同一面内に位置する少なくとも3つの突起部が前記観察用開口を囲むように固定されており、前記観察用開口に設けられた前記筐体の先端部が、前記突起部の突出方向に移動自在となるように前記筐体の本体部に取り付けられて前記筐体が構成され、前記先端部は、前記突出方向に付勢されて前記突起部より外方に突出する位置に保持されており、前記突起部を観察対象物が存在する表面に押し付けることにより、前記表面に対して前記筐体を前記所定角度に保持するとともに、前記先端部が押し込まれて前記表面に当接するように構成されたことが好ましい。
また、上記撮像装置において、前記揺動連結機構が、前記撮像光学系の光軸とは異なる方向に設定された揺動軸を中心に、前記取っ手部に対して前記筐体を揺動自在に支持する揺動支持機構と、前記揺動軸に対して交差する回転軸を中心に、前記取っ手部に対して前記筐体を回転自在に支持する回転支持機構とを備えた構成であることが好ましい。
さらに、上記撮像装置において、前記揺動連結機構は、前記取っ手部に対して前記筐体を所定揺動角度位置に保持する角度位置保持手段を備えており、前記角度位置保持手段は、前記取っ手部に対して前記筐体が揺動して揺動角度位置が変位したときに、前記筐体を前記所定揺動角度位置に戻すように付勢する構成であることが好ましい。
上記撮像装置において、前記筐体の内部に、前記観察用開口に向けて照明光を照射する光源を備えた構成であることが好ましい。
上記撮像装置において、前記撮像光学系が観察対象物が存在する表面の像を拡大して前記撮像素子の撮像面に結像させる構成であること、すなわち前記撮像装置が顕微鏡撮像装置であることが好ましい。
本発明によれば、簡易な構成でありながら、観察面に対して開口部を正しく当接させる調整作業が行い易い撮像装置を提供できる。
本発明の実施例1に係る撮像装置の外観斜視図である。 上記撮像装置の側面図(一部断面図)である。 上記撮像装置の側面図(一部断面図)である。 本発明の実施例2に係る撮像装置の側面図(一部断面図)である。 上記撮像装置の側面図(一部断面図)である。 上記撮像装置の側面図(一部断面図)である。 本発明の実施例3に係る撮像装置の側面図(一部断面図)である。
以下、本発明の好ましい実施形態である実施例1〜3について、図面を参照しながら説
明する。
図1〜3を参照しながら、実施例1に係る撮像装置10の構成について説明する。撮像装置10は、図1に示すように、手持ちハンドル2およびカメラ筐体8を備えて構成され、カメラ筐体8の先端側に位置し、先端開口部6aを有した当接部材6およびこれに一体に結合された本体部7から構成される。撮像装置10を構成するカメラ筐体8の内部には、当接部材6の先端に形成された先端開口部6aに向けて照明光を照射する光源(図示せず)、および本体部7の内部に電源(図示せず)を備えて構成される。この電源により、上記光源を点灯させたり、後述する撮像素子3を駆動させるようになっている。
カメラ筐体8の内部にはさらに、図2に示すように、先端開口部6aに近い方から順に、対物レンズ3、結像レンズ4および撮像素子5が光軸Kに沿って並んだ状態で収容保持されている。なお、対物レンズ3および結像レンズ4が特許請求の範囲の撮像光学系に該当し、この撮像光学系は観察対象物から先端開口部6aの内側を通過した光を集光し、観察対象物の像を形成する。この像は、撮像素子5の撮像面に結像されるように構成されている。なお、撮像装置10は顕微鏡タイプの撮像装置が好ましいが、これに限られるものではなく、拡大率は適宜設定可能である。当接部材6は、例えば透明なアクリル樹脂からなる。そのため、外部の光を先端開口部6aの内周側に導入可能である。また、当接部材6は、外形が略半球状で内部が中空に形成されるとともに、先端に円形開口を有した先端開口部6aが形成されている。この開口形状は円形に限られず矩形状であっても良い。
先端開口部6aは、図3に示すように、撮像を行う観察面Bに対してこの先端開口部6aの外側の全面を当接させることにより観察面Bと光軸Kとがほぼ直交するように、当接部材6の先端に形成されている。また、先端開口部6aの位置は、対物レンズ3および結像レンズ4からなる撮像光学系において、撮像素子5と共役な位置となるように設定されている。このように、観察面Bに先端開口部6aの全面を当接させたときの観察面Bに対するカメラ筐体8の向きが、特許請求の範囲に規定する所定角度を意味する。上述のように当接部材6は、透明なアクリル樹脂を用いて形成されているため、外部の光により観察面Bを照明することが可能である。このため、外部が明るい状態で撮像装置10を用いて観察面Bの撮像観察を行うときには、光源による照明を行わずに観察可能となる。
この構成より、図3に示すように、観察面Bからの光は、先端開口部6a、対物レンズ3および結像レンズ4を通って撮像素子5の撮像面に導かれ、撮像素子5において観察面B(先端開口部6aの開口に対向する部分)の像(拡大像)が結像されるようになっている。このとき、先端開口部6aの全体が観察面Bに正しく当接して光軸Kが観察面Bと直角になる状態では、観察面Bの像が、撮像素子5の撮像面全域にわたってボケの少ない状態で結像される。
撮像素子5で撮像され、図示しない画像処理回路で画像処理された画像信号は、撮像装置10の外部に設けられたディスプレイ(図示せず)へ出力可能となっている。それゆえ、撮像素子5において撮像された像がディスプレイに出力されて表示される。なお、撮像素子5で撮像され、図示しない画像処理回路で画像処理された画像信号を、撮像装置10に対して着脱自在に搭載された記憶用メモリ(図示せず)に記憶させる構成でも良い。この構成の場合、撮像された像を観察するときには、撮像装置10から記憶用メモリを取り外して、パソコン等に読み込ませてディスプレイに表示させて観察する。
手持ちハンドル(取っ手部)2は、図1に示すように、上ハンドル部2aおよび下ハンドル部2bから構成される。下ハンドル部2bには、観察者が把持しやすいようにグリップ部2dが形成されている。上ハンドル部2aと下ハンドル部2bとは、回転支持機構(図示せず)により連結されており、上ハンドル部2a(カメラ筐体8)に対して下ハンドル部2bが両者の中心を通って延びる回転軸Hを中心に回転自在となっている。上ハンドル部2aは、光軸Kに対して交差する向きにカメラ筐体8に取り付けられた枢結ピン2cを介して、カメラ筐体8に枢結されており、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8は枢結ピン2cを中心に揺動自在となっている。なお、手持ちハンドル2は撮像スイッチ(図示せず)を備えており、この撮像スイッチを押すことにより、先端開口部6aの内周にある物体の像が撮像される。本実施例1においては、枢結ピン2cが、光軸Kに対して直交する向きにカメラ筐体8に枢結された構成を例示しているが、これに限られるものではない。
また、手持ちハンドル2には回転位置保持ばね(図示せず)が内蔵されている。この回転位置保持ばねにより、上ハンドル部2aに対して下ハンドル部2bが回転されたとき、この回転方向が左右いずれであっても下ハンドル部2bを初期回転位置(例えば図1に示すように、グリップ部2dが当接部材6の方向に向いた回転位置)に戻すように付勢力が付与される。また、同様に手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が揺動されたとき、カメラ筐体8を初期揺動位置(例えば図2に示すように、光軸Kと回転軸Hとが直交する揺動位置)に戻すように揺動位置保持ばね(図示せず)が設けられている。
以上ここまで、撮像装置10の構成について説明した。以下において、撮像装置10を用いて観察面Bの像を撮像する撮像方法について、図2および図3を参照しながら説明する。この撮像装置10による撮像は、観察者(撮像操作を行う操作者)が手持ちハンドル2のグリップ部2dを握って撮像装置10を手で持ち、当接部材6の先端部を観察面Bに当接させて行う。このとき、前述したように、カメラ筐体8内に配設された撮像光学系の光軸Kが観察面Bと直角となって(このときカメラ筐体8が観察面Bに対して請求の範囲に規定する所定角度を向く状態となる)、図3に示すように先端開口部6aの全体が観察面Bと正しく当接したときに観察面Bの像が合焦状態(ピントが合った状態)で撮像素子5の撮像面に結像されるようになっている。このため、例えば、図2に示すように、光軸Kが観察面Bに対して傾いて(カメラ筐体8が所定角度を外れた傾きとなって)先端開口部6aの一端が当接する状態のときには、観察面Bは先端開口部6aから離れた状態となり、撮像素子5の撮像面に観察面Bの像を結像できないもしくはピンぼけ状態で結像されることとなる。
このため、観察者は手で持った撮像装置10の先端部6を観察面Bに当接させたときに、図2のように光軸Kが直角から外れて傾いた状態で先端開口部6aを当接する状態となったときには、カメラ筐体8の傾きを調整して、図3に示すように光軸Kが観察面Bと直交して(カメラ筐体8が観察面Bに対して所定角度を向く状態として)先端開口部6aを観察面Bに正しく当接させる必要がある。このように、カメラ筐体8の向きを調整するときに、撮像装置10においては、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が揺動自在であり、且つ手持ちハンドル2を構成する上ハンドル部2a(カメラ筐体8に枢結された部分)に対して下ハンドル部2b(グリップ部2dを有する部分)が回転自在であるため、使用者は腕や手の関節を無理に曲げなくとも、これら揺動および回転を利用してカメラ筐体8の向きの調整を簡単に行うことができる。
また、撮像装置10においては、上述のように、当接部材6を観察面Bから離すと(フリーな状態にすると)、回転位置保持ばねおよび揺動位置保持ばねの付勢力により手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が、上記所定の初期回転位置および所定の初期揺動位置に自動的に戻るように構成されている。そのため、観察開始前には常に、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が所定の向きになっているので、使い勝手が良い。
この撮像装置10を用いて、例えば自動車ボディの裏面に取り付けられた部品の拡大像を得るような場合に、観察者が手持ちハンドル2(グリップ部2d)を握り、入り組んだ部品の合間を縫うようにして撮像装置10を導く必要があって、直接目視での観察が困難で、且つ手持ちハンドル2(グリップ部2d)を握る手の向き変化させにくい狭い場所に、撮像対象である部品の取り付けられた観察面Bが位置していることがある。この場合、観察面Bの像をピントが合った状態で撮像素子5の撮像面に結像させるために、観察面Bに対して先端開口部6aの全面を正しく当接させる調整作業を手探りで行う必要がある。このように手探りで調整作業を行う場合、撮像装置10は上述のように、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が揺動自在であり、且つ上ハンドル部2aに対して下ハンドル部2bが回転自在であるため、手探りの状態でありながら観察面Bを当接部材6の先端に当接させて、撮像装置10の姿勢が安定した状態になれば、観察面Bが光軸Kと所定の角度関係になっていることが分かるので、カメラ筐体8の向きの調整を簡単に行うことができる。
すなわち従来の構成においては、カメラ筐体に対して手持ちハンドルが固定されていたため、手持ちハンドルを把持する手(腕)を傾けた方向にしか観察面Bに対してカメラ筐体を揺動させることができず、カメラ筐体の向きの調整作業が困難であった。これに対して、本発明を適用した撮像装置10は上述のように、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が揺動自在であり、且つ上ハンドル部2aに対して下ハンドル部2bが回転自在であるため、手持ちハンドル2を把持する手(腕)を傾けた方向以外の方向にもカメラ筐体8を揺動させることが可能である。そのため、従来の構成と比較して、カメラ筐体8の向きを調整して先端開口部6aの全体に観察面Bを正しく当接させる作業を、格段に容易且つ短時間のうちに行うことができ、自動車ボディの裏面のような直接目視での観察が困難で、且つ手持ちハンドル2(グリップ部2d)を握る手の向き変化させにくい狭い場所に位置した観察面Bを観察する場合でも、手探りでカメラ筐体8の向きの調整を簡単に行うことができる。
図4〜6を参照しながら、実施例2に係る撮像装置20の構成について説明する。なお、上述の実施例1に係る撮像装置10と同一部材には同一番号を付し、以下においては、実施例1に係る撮像装置10とは異なる構成を中心に説明する。撮像装置20は、図4に示すように、手持ちハンドル2およびカメラ筐体28を備えて構成され、カメラ筐体28が先端側に位置する当接部材26およびこれとは別体の本体部27から構成される。ここでは、当接部材26が特許請求の範囲における先端部に該当し、当接部材26と本体部27とから特許請求の範囲における筐体が構成される。本体部27の先端部には、3つの支持突起22が設けられている。また、上述の実施例1に係る撮像装置10と同様に、撮像装置20は、図示しない電源および光源を備えている。
3つの支持突起22は、本体部27の端部に固定されて、光軸K方向に延びている。
支持突起22の長さは、3つの支持突起22に当接する位置にある物体の像が、対物レンズ3、結像レンズ4からなる撮像光学系により撮像素子5に結像されるように設定されている。そして、3つの支持突起22の全てを含む面は、対物レンズ3、結像レンズ4からなる撮像光学系の光軸Kに対して垂直となっている。この支持突起22の先端部は略半球状に形成されており、観察面Bの撮像観察を行うときには、この先端部が観察面Bが存在する面に対して点接触するようになっている。また、支持突起22は、先端側から見て、当接部材26の先端に形成された先端開口部26aを囲むように、先端開口部26aに対して光軸Kから離れた外側に位置している。なお、図4〜6には、便宜上2つの支持突起22を図示しているが、実際には上述のように3つの支持突起22が等角度間隔で設けられている。この支持突起22の数は3つ以上であれば良いが、支持安定性から見て3つが適切である。
当接部材26は、例えば透明なアクリル樹脂を用いて、略半球状で内部が中空に形成されており、先端に先端開口部26aが形成されている。また、当接部材26は、本体部27に対して光軸K方向に移動自在に取り付けられて押圧ばね21により先端側方向に押圧付勢されている。そして、当接部材26がフリーな状態のときには、図4に示すように、押圧ばね21の付勢により先端開口部26aが支持突起22の先端部よりも先端側へ突出した状態となっている。当接部材26には、3つの支持突起22に対応させて突起用開口部26bが形成されており、当接部材26が本体部27側へ押圧されて押圧ばね21の付勢に抗して移動したときに、当接部材26と支持突起22とが干渉することなく、当接部材26の移動を許容する構成となっている。
後述するように、この撮像装置20を用いて観察面Bの撮像を行うとき、観察面Bの存在する面に対して当接部材26を押し当てて当接部材26を本体部27側へ移動させて、観察面Bと3つの支持突起22の先端部の各々とを当接させた状態で撮像を行う。このように3つの支持突起22の全ての先端が観察面Bの存在する面と当接させる状態にするときに、当接部材26の先端開口部26aが観察面Bと当接して押圧ばね21の付勢に抗して押し込まれ、3つの支持突起22の全ての先端が観察面Bの存在する面と当接するとともに先端開口部26aも観察面Bと当接する状態となる(図5および図6参照)。この状態において、先端開口部26aの全体が観察面Bと当接して光軸Kが観察面Bと直角になるように構成されている。さらにこの状態で、先端開口部26aを通して見た観察面Bの像が、対物レンズ3および結像レンズ4により撮像素子5の撮像面にジャストピント状態で結像されるように構成されている。このように、観察面Bの存在する面に対して当接部材26を当ててから、さらに押し込んで3つの支持突起22が観察面Bの存在する面に当接させる動作を観察者に行わせるようにしている。これにより、観察者は、観察面Bを直接目視できない位置から撮像装置20を当接させる動作を行う場合において、観察面Bの存在する面に対して撮像装置20が正しい角度に設定されたことを、より明確に知覚できる。なお、カメラ筐体28に取り付けられた手持ちハンドル(取っ手部)2は、上述の実施例1と同一であるのでその説明は省略する。
以上、撮像装置20の構成について説明した。以下において、撮像装置20を用いて観察面Bの像を撮像する撮像方法について、図4〜6を参照しながら説明する。この撮像装置20は、図6に示すように、観察面Bに対して3つの支持突起22の先端部を当接させて行われ、これにより上述したように先端開口部26aの全体が観察面Bと当接して光軸Kが観察面Bと直角となって(カメラ筐体28が所定角度となって)、観察面Bの像がピントの合った状態で撮像素子5の撮像面に結像される。
このように、実施例2の撮像装置20の場合には、観察面Bに対して3つの支持突起22を点接触させれば先端開口部26aが観察面Bに正しく当接して撮像を行うことができる構成であり、実施例1におけるように先端開口部26aを面接触させる場合と比較して、観察面Bに起伏(凹凸)がある場合においてもこの起伏に邪魔されることが少なくなり、精度良くカメラ筐体28を所定角度に位置させることができる。また、3つの支持突起22が先端開口部26aの外側に位置しているので、例えば実施例1におけるように、当接部材26が本体部27に固定されて、先端開口部26aの全体を観察面Bに当接させてカメラ筐体28を所定角度に位置させる構成と比較して、カメラ筐体28が所定角度に位置した状態を安定して保持できる。
この撮像装置20では、例えば、観察面Bに対して当接部材26の一部のみが当接してカメラ筐体28が所定角度を外れた傾きとなる状態においては、実施例1の場合と同様に、撮像素子5の撮像面に観察面Bの像を結像できないもしくはピンぼけ状態で結像されることとなる。このため、観察者は観察面Bに対して3つの支持突起22を当接させるように傾き調整を行い、カメラ筐体28の傾きを調整して、図5に示すように光軸Kが観察面Bに対して直交するように位置させ、この状態でカメラ筐体28を観察面Bに押し付けて、図6に示すように観察面Bに対して3つの支持突起22を当接させる必要がある。このようにカメラ筐体28の向きを調整するとき、撮像装置20においても、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体28が揺動自在であり、且つ上ハンドル部2aに対して下ハンドル部2bが回転自在であるため、これら揺動および回転を利用してカメラ筐体28の向きの調整を簡単に行うことができる。
図7を参照しながら、実施例3に係る撮像装置30の構成について説明する。撮像装置30は、手持ちハンドル2およびカメラ筐体38を備えて構成され、カメラ筐体38が先端側に位置する当接部材36およびこれに一体に結合された本体部37から構成される。上記本体部37の内部に、光源31および照明用レンズ32が配設されている。なお、上述の実施例1に係る撮像装置10と同一部材には同一番号を付し、以下においては、実施例1に係る撮像装置10とは異なる構成を中心に説明する。
光源31は、複数のLED31aをリング状に並べて構成されており、当接部材36に向けて照明光を照射可能に本体部7の内部に配置されている。照明用レンズ32はリング状に形成されており、光源31に隣接するように本体部7の内部に配置されている。この構成より、照明用レンズ32は、光源31からの照明光を入射させて後述する先端開口部36aに向けて照射する。
当接部材36は、例えばアクリル樹脂を用いて略円筒状に形成されるとともに、先端に先端開口部36aが形成されている。この当接部材36の色は、透明でも着色されていても良く、特に限定されないが、透明であれば上述したように外部の光を内部に導入して光源31からの照明を不要とすることができる。撮像装置30においても、上述の実施例1と同様に、対物レンズ3および結像レンズ4に対する先端開口部36aおよび撮像素子5の位置は、先端開口部36aの全体に当接した観察面Bからの光が、対物レンズ3および結像レンズ4を透過して撮像素子5の撮像面に導かれて、撮像素子5の撮像面においてピントずれのない鮮明な観察面Bの像が結像されるように設定されている(図7参照)。
この撮像装置30を用いて観察面Bを撮像する場合、上述の撮像装置10と同様に、観察面Bに対して光軸Kが直角から外れて傾いた状態で先端開口部36aを当接させたときには、カメラ筐体8の傾きを調整して、図7に示すように光軸Kが観察面Bと直交して先端開口部36aを観察面Bに正しく当接させる必要がある。上記のカメラ筐体8の向きを調整するとき、この撮像装置30においても、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が揺動自在であり、且つ上ハンドル部2aに対して下ハンドル部2bが回転自在であるため、これら揺動および回転を利用してカメラ筐体8の向きの調整を簡単に行うことができる。
撮像装置30において、複数のLED31aの全てを同時に点灯させて、先端開口部36aに当接した観察面Bを明るく照明した状態で観察面Bの像を撮像する方法に代えて、複数のLED31aのうち、例えば観察面Bの状態に応じて一部のLED31aのみを部分的に点灯させる方法も可能である。このように、LED31aの点灯制御を行うことにより、観察面Bに陰影を発生させてコントラストが一層鮮明になった像を撮像素子5の撮像面に結像させることができる。
上述の実施形態において、本体部7,27,37の内部に手持ちハンドル2の上部(上ハンドル部2a)が挿入された構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、上ハンドル部2aを二股状に形成し、この二股状の上ハンドル部2aにより本体部7挟む構成でも良い。このように構成すると、本体部7を光軸K方向にコンパクトに構成可能となる。
上述の実施形態において、手持ちハンドル2に対してカメラ筐体8が、回転軸Hを中心に回転自在且つ枢結ピン2cを中心に揺動自在となった構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、カメラ筐体8と手持ちハンドル2とを、例えば、ボールジョイントのようなユニバーサルジョイントにより連結した構成でも良い。
上述の実施形態において、撮像光学系として対物レンズ3および結像レンズ4の複数(2つ)のレンズを用いた構成を例示したが、この構成に限定されない。複数のレンズを用いることなく例えば単レンズにより、観察面Bからの光を撮像素子5上に導いて、撮像素子5の撮像面に観察面Bの像を結像させる構成でも良い。
B 観察面(撮像対象物、観察対象物が存在する表面)
H 回転軸
K 光軸
2 手持ちハンドル(取っ手部)
2c 枢結ピン(揺動軸)
3 対物レンズ(撮像光学系)
4 結像レンズ(撮像光学系)
5 撮像素子
6a 先端開口部(観察用開口)
8 カメラ筐体(筐体)
10 撮像装置
22 支持突起(突起部)
26 当接部材(先端部)
31 光源

Claims (6)

  1. 観察用開口が端部に形成された筐体と、
    前記筐体内に配設され、前記観察用開口の開口端に対して所定距離離れて配置され、前記観察用開口の開口端の内周側に位置する観察対象物から前記観察用開口を経た光を集光し、前記観察対象物の像を結像する撮像光学系と、
    前記撮像光学系による前記観察対象物の像を撮像するための撮像素子と、
    前記筐体に対して外部に延びて取り付けられた取っ手部とを備えて構成され、
    前記観察用開口を観察対象物が存在する表面に当接させるとともに、前記表面に対して前記筐体を所定角度に保持して、前記観察用開口が当接した前記表面の像を前記撮像光学系により前記撮像素子の撮像面に結像させて撮像する撮像装置であって、
    前記筐体と前記取っ手部とが、前記筐体と前記取っ手部とを揺動自在に連結する揺動連結機構を介して連結されたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記筐体の端部の所定位置に、端部が前記撮像光学系の光軸に対して略垂直になる同一面内に位置する少なくとも3つの突起部が前記観察用開口を囲むように固定されており、
    前記観察用開口に設けられた前記筐体の先端部が、前記突起部の突出方向に移動自在となるように前記筐体の本体部に取り付けられて前記筐体が構成され、
    前記先端部は、前記突出方向に付勢されて前記突起部より外方に突出する位置に保持されており、
    前記突起部を観察対象物が存在する表面に押し付けることにより、前記表面に対して前記筐体を前記所定角度に保持するとともに、前記先端部が押し込まれて前記表面に当接するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記揺動連結機構が、
    前記撮像光学系の光軸とは異なる方向に設定された揺動軸を中心に、前記取っ手部に対して前記筐体を揺動自在に支持する揺動支持機構と、
    前記揺動軸に対して交差する回転軸を中心に、前記取っ手部に対して前記筐体を回転自在に支持する回転支持機構とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記揺動連結機構は、前記取っ手部に対して前記筐体を所定揺動角度位置に保持する角度位置保持手段を備えており、
    前記角度位置保持手段は、前記取っ手部に対して前記筐体が揺動して揺動角度位置が変位したときに、前記筐体を前記所定揺動角度位置に戻すように付勢する構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記筐体の内部に、前記観察用開口に向けて照明光を照射する光源を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記撮像光学系が観察対象物が存在する表面の像を拡大して前記撮像素子の撮像面に結像させる構成であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160147668A (ko) 2015-06-15 2016-12-23 주라론 고교 가부시키가이샤 렌즈 어태치먼트
CN111965190A (zh) * 2020-08-26 2020-11-20 深圳市壹倍科技有限公司 一种柔性膜材表面缺陷检测装置及系统

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