JP2021009172A - ホーン - Google Patents

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小林 義和
Yoshikazu Kobayashi
義和 小林
奥野 一樹
Kazuki Okuno
一樹 奥野
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Abstract

【課題】周波数や音圧が安定した音を発することができるホーンを実現する。【解決手段】ホーン1は、ケース10と、ケース10の開口部11を閉塞するダイヤフラム20と、シャフト51,ポール52及びコイル53を含み、シャフト51を軸方向に往復動させてダイヤフラム20を振動させる駆動機構50と、固定接点61aが設けられた第1給電部材61と、可動接点62aが設けられた第2給電部材62と、ダイヤフラム20に形成されたプレスライン25と、を有する。シャフト51は、ポール52に近づく方向に移動する際に、第2給電部材62に当接して当該第2給電部材62を撓ませて可動接点62aを固定接点61aから離間させる。プレスライン25は環状に形成され、シャフト51の第2給電部材62に対する当接位置は、ダイヤフラム20の径方向においてプレスライン25の内側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両に装着されるホーンに関するものである。
自動車等の車両に装着される保安用具の1つに警音器がある。警音器は、一般的に「クラクション」又は「ホーン」と呼ばれるが、本明細書では「ホーン」と呼ぶ。
ホーンは、コイル,ポール,シャフト,ダイヤフラム,スイッチ等を備えている。スイッチが閉じてコイルに電流が流れると、ポールが磁化され、シャフトがポールに引き寄せられる。ダイヤフラムはシャフトに連結されており、シャフトがポールに引き寄せられると、シャフトを元の位置に戻す力(バネ力)を発生する。その後、スイッチが開いてコイルへの通電が遮断されると、シャフトはダイヤフラムのバネ力によって元の位置に復帰する。よって、コイルへの通電とその遮断とが交互に繰り返されると、シャフトが往復動し、ダイヤフラムが振動する。そして、ダイヤフラムの振動に伴って空気が振動して音が発せられる。
コイルへの通電とその遮断とを実現するスイッチは、固定接点及び可動接点を備えており、可動接点は、通常は固定接点に接触している。つまり、通常、スイッチは閉じられている。車両のハンドル等に設けられているホーンボタンが押されると、固定接点及び可動接点を介してコイルに電流が流れる。コイルに電流が流れると、ポールが磁化され、シャフトが引き寄せられる。シャフトは、ポールに引き寄せられる途中でスイッチに当接し、可動接点を固定接点から離間させる。つまり、スイッチを開く。すると、コイルへの通電が遮断され、シャフトが元の位置に復帰する。同時に、シャフトとスイッチとの当接が解除され、可動接点が再び固定接点と接触する。
上記のように、ホーンが備えるスイッチは、往復動するシャフトによって開閉される。より具体的には、可動接点は、その一端(基端)が固定され、その他端(先端)がシャフトの下に差し入れられた給電部材上に設けられている。シャフトは、ポールに引き寄せられる際に給電部材の先端に当接して当該給電部材を撓ませ、可動接点を固定接点から離間させる。
特開平11−143475号公報
ダイヤフラムは金属製の円板であり、シャフトはダイヤフラムの中心に連結されている。一方、可動接点が設けられている給電部材は、ダイヤフラムの下方に配置されており、かつ、ダイヤフラムの径方向外側から内側に向かって延在している。そして、シャフトがポールに引き寄せられる際、当該シャフトが給電部材の先端に当接する。つまり、ダイヤフラムの下方において、当該ダイヤフラムの中心に連結されているシャフトに、弾性を有する給電部材が接触する。この結果、ダイヤフラムに偏荷重が加わる。以下、より具体的に説明する。
図6に、従来のホーンが備えるダイヤフラム120,シャフト151及び給電部材162を示す。説明の便宜上、図示されているダイヤフラム120を当該ダイヤフラム120の中心を通り、かつ、給電部材162の長手方向と平行な仮想直線X−XによってA領域とB領域とに二分する。給電部材162は、ダイヤフラム120のA領域の下方に位置している。また、ダイヤフラム120には円形のプレスライン125が形成されており、給電部材162はプレスライン125の径方向外側に位置している。
ダイヤフラム120の中心に連結され、ダイヤフラム120の中心軸方向に往復動するシャフト151は、当該ダイヤフラム120の下方において給電部材162に接触したときに当該給電部材162から反力を受ける。つまり、シャフト151の給電部材162に対する当接位置Pに、当該シャフト151の移動を阻害する力が加えられる。すると、シャフト151に引っ張られているダイヤフラム120に作用する荷重に偏りが生じる。具体的には、ダイヤフラム120の径方向において当接位置Pから相対的に遠いB領域内の各所に、同方向において当接位置Pから相対的に近いA領域内の各所に作用する荷重よりも大きな荷重が作用する。この結果、ダイヤフラム120の左右の変形量(A領域の変形量とB領域の変形量)の差が大きくなり、ホーンから発せられる音の周波数や音圧が不安定になる。
本発明の目的は、周波数や音圧が安定した音を発することができるホーンを実現することである。
本発明に係るホーンは、開口部を備えるケースと、前記ケースの前記開口部を閉塞する振動板と、前記振動板に設けられた取付け穴に連結された可動鉄心、前記可動鉄心と同軸の固定鉄心及び前記固定鉄心の周囲に設けられたソレノイドコイルを含み、前記可動鉄心を軸方向に往復動させて前記振動板を振動させる駆動機構と、固定接点が設けられた第1給電部材と、可動接点が設けられた第2給電部材と、前記振動板に形成され、当該振動板を補強するプレスラインと、を有する。前記可動鉄心は、前記固定鉄心に近づく方向に移動する際に、前記第2給電部材に当接して当該第2給電部材を撓ませて前記可動接点を前記固定接点から離間させる。前記プレスラインは、前記振動板の前記取付け穴を囲む環状に形成される。前記可動鉄心の前記第2給電部材に対する当接位置は、前記振動板の径方向において前記プレスラインの内側に位置する。
本発明の一態様では、前記振動板は、前記取付け穴の周囲に設けられた平坦な中央部と、前記中央部の周囲に設けられた傾斜した中間部と、前記中間部の周囲に設けられた平坦な周縁部と、を含み、前記プレスラインは、前記周縁部と前記中間部との境界に形成される。
本発明の他の一態様では、前記プレスラインは、前記振動板の平面視において楕円形である。
本発明の他の一態様では、前記プレスラインは、前記第2給電部材の長手方向を短軸方向とし、前記第2給電部材の長手方向と直交する方向を長軸方向とする楕円形である。
本発明の他の一態様では、前記可動鉄心には大径部が形成され、前記大径部の下面が前記第2給電部材の先端に当接して当該第2給電部材を撓ませることにより、前記可動接点が前記固定接点から離間される。
本発明によれば、周波数や音圧が安定した音を発することができるホーンが実現される。
実施形態1に係るホーンの全体構造を示す断面図である。 実施形態1に係るホーンの全体構造を示す他の断面図である。 実施形態1に係るホーンが備えるダイヤフラムを示す拡大図である。 実施形態1に係るホーン及び比較例としてのホーンから発せられる音の周波数の測定結果を示す図である。 実施形態1に係るホーン及び比較例としてのホーンから発せられる音の音圧の測定結果を示す図である。 従来のホーンが備えるダイヤフラムを示す拡大図である。
(実施形態1)
以下、本発明が適用されたホーンの一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係るホーンは、自動車に装着され、自動車のハンドルに設けられているホーンボタンが押されると音を発する。
図1に示されるように、本実施形態に係るホーン1は、開口部11を備えるケース10と、ケース10の開口部11を閉塞する振動板20と、振動板20を覆うカバー部材30と、カバー部材30を覆う共鳴管40と、振動板20を振動させる駆動機構50と、駆動機構50に対する電力供給をON/OFFするスイッチ60と、を有する。
振動板20(以下、「ダイヤフラム20」と呼ぶ。)とカバー部材30との間には空気室31が形成されている。また、カバー部材30には、空気室31と共鳴管40(以下、「カーリング40」と呼ぶ。)とを連通させる発音開口部32が設けられている。ダイヤフラム20が振動すると、空気室31の内部の空気が振動して音が発生する。カーリング40の内部には渦巻状の音道が形成されており、ダイヤフラム20の振動に伴って発生した音(空気の振動)を共鳴させて増幅させる。
ダイヤフラム20を振動させる駆動機構50は、可動鉄心51,固定鉄心52及びソレノイドコイル53を含み、可動鉄心51を軸方向(図1の紙面上下方向)に往復動させてダイヤフラム20を振動させる。以下の説明では、可動鉄心51を「シャフト51」、固定鉄心52を「ポール52」、ソレノイドコイル53を「コイル53」と呼ぶ。
シャフト51,ポール52及びコイル53は、同軸である。具体的には、ポール52の周囲にコイル53が設けられ、ポール52の上方にシャフト51が設けられており、ポール52の上端面とシャフト51の下端面とは対向している。
コイル53に電流が流れると、コイル53の内側に設けられているポール52が磁化され、シャフト51がポール52に引き寄せられる。言い換えれば、シャフト51がポール52に近接する方向に移動する。すると、シャフト51が連結されているダイヤフラム20の中央部分がポール52に近接する方向に引っ張られ、ダイヤフラム20が全体としてポール52側に撓む。ポール52側に撓んだダイヤフラム20は、シャフト51を元の位置に戻す力(バネ力)を発生する。言い換えれば、シャフト51をポール52から離間させる方向に作用する力を発生する。
その後、コイル53への通電が遮断され、ポール52の磁化が解かれると、シャフト51はダイヤフラム20のバネ力によって元の位置に復帰する。言い換えれば、シャフト51がポール52から離間する方向に移動する。同時に、ダイヤフラム20は元の形状に復帰する。よって、コイル53への通電とその遮断とが交互に繰り返されると、シャフト51がポール52に近接する方向とポール52から離間する方向とに往復動し、ダイヤフラム20が振動する。この結果、ダイヤフラム20とカバー部材30との間の空気室31内の空気が振動して音が発せられる。以下の説明では、ポール52が磁化されたときのシャフト51の移動方向を「下方」と定義し、ポール52の磁化が解かれたときのシャフト51の移動方向を「上方」と定義する。つまり、コイル53への通電とその遮断とが交互に繰り返されると、シャフト51は上下に往復動する。
コイル53への通電とその遮断とを実現するスイッチ60は、第1給電部材61及び第2給電部材62から構成されている。第1給電部材61の一端側はプラス端子63に接続されており、第1給電部材61の他端側には固定接点61aが設けられている。第2給電部材62の一端側はコイル53の始端に接続されており、第2給電部材62の他端側には可動接点62aが設けられている。第1給電部材61上の固定接点61aと第2給電部材62上の可動接点62aとは、上下方向において対向している。尚、コイル53の終端はマイナス端子64に接続されている。
可動接点62aが設けられている第2給電部材62は短冊状の板バネである。通常、可動接点62aは、第2給電部材62の弾性力によって固定接点61aに押し当てられている。つまり、通常、スイッチ60は閉じられている。よって、自動車のハンドルに設けられているホーンボタンが押されると、第1給電部材61(固定接点61a)及び第2給電部材62(可動接点62a)を介してコイル53に電流が流れる。既述のとおり、コイル53に電流が流れると、ポール52が磁化され、磁化されたポール52にシャフト51が引き寄せられる。つまり、シャフト51が下方に移動する。すると、図2に示されるように、ダイヤフラム20が全体として下向きに撓む。
図2に示されるように、シャフト51は、下方に向かって移動する際に、第2給電部材62の先端に当接し、第2給電部材62の先端を押し下げる。すると、第2給電部材62が基端を支点として撓み、可動接点62aが固定接点61aから離間する。この結果、コイル53への通電が遮断される。既述のとおり、コイル53への通電が遮断されると、ポール52の磁化が解かれる。すると、シャフト51はダイヤフラム20のバネ力によって上方に向かって移動する。同時に、下向きに撓んでいたダイヤフラム20が元の形状に復帰する。また、第2給電部材62は、自己の弾性力によって元の位置に復帰する。すると、可動接点62aが再び固定接点61aに接触し、コイル53に電流が流れる。このようにしてコイル53への通電とその遮断とが交互に繰り返されることにより、シャフト51が上下動し、ダイヤフラム20が振動する。
図1,図2に示されるダイヤフラム20は、直径70mmの金属製の円板であり、中央には直径5mmの取付け穴21が設けられている。一方、シャフト51は、軸部54と、軸部54の上に形成された大径部55と、大径部55の上に形成された挿入部56と、を有する。挿入部56は、大径部55の上面から上向きに突出しており、ダイヤフラム20の取付け穴21を貫通している。軸部54は大径部55の下面から下向き突出しており、軸部54の下面によってシャフト51の下端面が形成されている。
第2給電部材62は、シャフト51の大径部55よりも低い位置に配置されており、第2給電部材62の先端は、大径部55の下に差し入れられている。よって、図2に示されるように、シャフト51が下方に向かって移動すると、大径部55の下面が第2給電部材62の先端に当接する。この結果、第2給電部材62の先端が押し下げられ、第2給電部材62が撓む。
図3に示されるように、ダイヤフラム20の取付け穴21の周囲には平坦な中央部22が設けられ、中央部22の周囲には傾斜した中間部23が設けられ、中間部23の周囲には平坦な周縁部24が設けられている。言い換えれば、中央部22及び周縁部24は、ダイヤフラム20の中心軸に対して垂直である一方、中間部23は、ダイヤフラム20の中心軸に対して傾斜している。さらに、中間部23と周縁部24との境界には、ダイヤフラム20を補強するためのプレスライン25が形成されており、中間部23は、プレスライン25から中央部22に向かって上り勾配で傾斜している。ダイヤフラム20のプレスライン25よりも内側の領域(中央部22及び中間部23)の厚さは0.35mmであり、プレスライン25よりも外側の領域(周縁部24)の厚さは0.25mmである。
プレスライン25は、ダイヤフラム20の取付け穴21,中央部22及び中間部23を囲む環状に形成されている。また、プレスライン25は、ダイヤフラム20の平面視において楕円形に形成されている。より具体的には、プレスライン25は、ダイヤフラム20の平面視において、第2給電部材62の長手方向(図3の紙面左右方向)を短軸方向とし、第2給電部材62の長手方向と直交する方向を長軸方向とする楕円形に形成されている。尚、図示されているプレスライン25の短径は28mm、長径は36mmである。
図1,図2に示されているダイヤフラム20を上方から見たとき、第2給電部材62の先端は、ダイヤフラム20の径方向においてプレスライン25の内側に位置している。言い換えれば、第2給電部材62はダイヤフラム20の径方向外側から内側に向かって延在しており、その先端はプレスライン25を越えてプレスライン25の内側に至っている。もっとも、第2給電部材62はダイヤフラム20の下方(裏側)に配置されており、図1,図2に示されているダイヤフラム20の上方から第2給電部材62を目視することはできない。ここでの第2給電部材62の先端の位置は、図1,図2に示されているダイヤフラム20を通して第2給電部材62を透視したときの当該第2給電部材62の先端の位置である。
既述のとおり、シャフト51が下方に向かって移動すると、シャフト51の大径部55の下面が第2給電部材62の先端に当接する。つまり、第2給電部材62の先端は、当該第2給電部材62とシャフト51との接点でもある。よって、第2給電部材62の先端がプレスライン25の内側に位置していることは、図3に示されるように、シャフト51の第2給電部材62に対する当接位置Pがプレスライン25の内側に位置していることを意味する。言い換えれば、ダイヤフラム20を補強するプレスライン25が、シャフト51の第2給電部材62に対する当接位置Pに対応する位置よりも外側に形成されていることを意味する。
図3に示されているダイヤフラム20(シャフト51と第2給電部材62との接点(=当接位置P)に相当する位置よりも外側にプレスライン25が形成されている)は、図6に示されているダイヤフラム120(シャフト151と給電部材162との接点(=当接位置P)に対応する位置よりも内側にプレスライン125が形成されている)に比べて、プレスライン25による補強部位が径方向外側に拡張されている。このため、図3に示されているダイヤフラム20は、図6に示されているダイヤフラム120に比べて、シャフト51(シャフト151)と第2給電部材62(給電部材162)との接触に起因する偏荷重を受けたときの変形量のばらつきが小さい。
特に、図3に示されているダイヤフラム20に形成されているプレスライン25は、第2給電部材62の長手方向を短軸方向とし、第2給電部材62の長手方向と直交する方向を長軸方向とする楕円形に形成されている。よって、ダイヤフラム20は、プレスライン25の短軸方向(図3の紙面左右方向)における強度に比べて、プレスライン25の長軸方向(図3の紙面上下方向)における強度の方が高い。一方、第2給電部材62は、プレスライン25の長軸方向(図3の紙面上下方向)において、ダイヤフラム20の中心の一側に位置している。よって、ダイヤフラム20がシャフト51(図1,図2)と第2給電部材62との接触に起因する偏荷重を受けたとしても、当該ダイヤフラム20の中心の他側(第2給電部材62が位置している側とは反対側)の変形が抑制される。つまり、ダイヤフラム20の変形量のばらつきが抑制される。この結果、本実施形態に係るホーン1からは、周波数や音圧が安定した音が発せられる。
図4,図5は、本実施形態に係るホーン1及び比較例として用意したホーンを同一条件の下で作動させたときにそれぞれのホーンから発せられた音の基本周波数及び音圧(オーバーオール値)の測定結果を示す図である。本実施形態に係るホーン1と比較例として用意したホーンとの違いは、ダイヤフラムの構造のみである。具体的には、比較例として用意したホーンが備えるダイヤフラムに形成されているプレスライン(プレスライン25に相当)は円形であり、シャフト(シャフト51に相当)と第2給電部材(第2給電部材62に相当)との接点(当接位置Pに相当)は、ダイヤフラムの径方向においてプレスラインの外側に位置している。但し、比較例として用意したホーンが備えるダイヤフラムの材質,直径,厚さ等は、全て本実施形態に係るホーン1が備えるダイヤフラム20と同一である。
図4,図5に示されているように、本実施形態に係るホーン1から発せられた音は、比較例として用意したホーンから発せられた音と比較して、基本周波数及び音圧の両方においてばらつきが小さく、安定していた。
本発明は上記実施形態1に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ダイヤフラムに形成されるプレスラインの形状は楕円形に限られず、例えば円形であってもよい。
1 ホーン
10 ケース
11 開口部
20,120 ダイヤフラム
20 振動板
21 取付け穴
22 中央部
23 中間部
24 周縁部
25,125 プレスライン
30 カバー部材
31 空気室
32 発音開口部
40 共鳴管(カーリング)
50 駆動機構
51,151 可動鉄心(シャフト)
52 固定鉄心(ポール)
53 ソレノイドコイル(コイル)
54 軸部
55 大径部
56 挿入部
60 スイッチ
61 第1給電部材
61a 固定接点
62 第2給電部材
62a 可動接点
63 プラス端子
64 マイナス端子
162 給電部材
P 当接位置

Claims (5)

  1. 開口部を備えるケースと、
    前記ケースの前記開口部を閉塞する振動板と、
    前記振動板に設けられた取付け穴に連結された可動鉄心、前記可動鉄心と同軸の固定鉄心及び前記固定鉄心の周囲に設けられたソレノイドコイルを含み、前記可動鉄心を軸方向に往復動させて前記振動板を振動させる駆動機構と、
    固定接点が設けられた第1給電部材と、
    可動接点が設けられた第2給電部材と、
    前記振動板に形成され、当該振動板を補強するプレスラインと、を有し、
    前記可動鉄心は、前記固定鉄心に近づく方向に移動する際に、前記第2給電部材に当接して当該第2給電部材を撓ませて前記可動接点を前記固定接点から離間させ、
    前記プレスラインは、前記振動板の前記取付け穴を囲む環状に形成され、
    前記可動鉄心の前記第2給電部材に対する当接位置は、前記振動板の径方向において前記プレスラインの内側に位置している、ホーン。
  2. 前記振動板は、前記取付け穴の周囲に設けられた平坦な中央部と、前記中央部の周囲に設けられた傾斜した中間部と、前記中間部の周囲に設けられた平坦な周縁部と、を含み、
    前記プレスラインは、前記周縁部と前記中間部との境界に形成されている、
    請求項1に記載のホーン。
  3. 前記プレスラインが、前記振動板の平面視において楕円形である、請求項2に記載のホーン。
  4. 前記プレスラインが、前記第2給電部材の長手方向を短軸方向とし、前記第2給電部材の長手方向と直交する方向を長軸方向とする楕円形である、請求項3に記載のホーン。
  5. 前記可動鉄心には大径部が形成され、
    前記大径部の下面が前記第2給電部材の先端に当接して当該第2給電部材を撓ませることにより、前記可動接点が前記固定接点から離間される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のホーン。
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