JP6339990B2 - 車両用ホーン - Google Patents

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本発明は自動車等の車両に警報器として装着される車両用ホーンに関する。
電磁石の作用でシャフトを鉄心に断続的に接離動させ、振動板を振動させることによって警報音を発生する車両用ホーンの構成は、例示するまでもなく広く知られている。一般に、車両用ホーンは、自車周辺の歩行者および他車の運転者に警報を発するものであるため、車両用ホーンは十分な音圧で警報音を発することが必要とされている。このためには車両用ホーンに強力な電磁石や大きな振動板を適用すればよいが、このような方法においては、車両重量の増加につながるため、強力な電磁石や大きな振動板は実質的には採用することができない。
近年においては、電磁石や振動板の大きさを変えることなく、必要にして十分な音圧を有する警報音を発することを可能にする車両用ホーンが特許文献1において提案されている。この車両用ホーンは、振動板が生じた警報音を積極的に警報器の前方に誘導させるため、ボディ(ハウジング)の外周縁部に一端が固定され振動板と共振板の外周を囲む筒状部材を備えている。
特開2013−25078号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている車両用ホーンの構成は、音の拡散を防ぐための筒状部材を有する点が特徴であり、その他の構成については従来の車両用ホーンの構成と同様の構成が採用されている。すなわち特許文献1で採用されている電磁石を構成するコイルは、強度を確保するために所定の厚さ寸法に形成された円筒状の胴部(ボビン)に巻装されているため、胴部の中心孔に挿入されている固定コアとコイルとの間には胴部の肉厚が存在することになる。このため、コイルと固定コアとは離反することになり、磁束密度が低下してしまう。このような磁束密度の低下を補うためには胴部へのコイルの巻き数を増加させなければならず、電磁石は重量増や製造コストが高くなるという課題がある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、コイルと固定コアとの距離を近づけることで電磁石の磁束密度を高め、低コストでの製造と音圧レベルを向上させることが可能な車両用ホーンを提供することにある。
上記課題を解決するため発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。
すなわち、本発明は、ボディと、前記ボディに固定された電磁石と、前記電磁石の固定コアと前記固定コアと対向配置された可動コアと共に前記ボディに取り付けられた振動板と、を有する車両用ホーンであって、前記電磁石は、コイルと、前記コイルが巻装される胴部および前記胴部の両端部に形成されたフランジを有するボビンと、前記胴部に形成された中心孔の一方側から挿入される前記固定コアと、を有し、前記フランジのうち少なくとも一方には、周方向においてフランジ欠損部が所要間隔をあけて形成されていると共に、前記胴部には前記固定コアが挿入される側における前記フランジ欠損部の位置に位置合わせして切欠部が形成され、前記固定コアの外周面には、前記切欠部に進入可能な周方向突部が形成されていることを特徴とする。
このように警報音を発生させる振動板の駆動源である電磁石の構成を小型化すると共に磁束密度を高めることができるので、従来技術と同程度の大きさに形成された電磁石であっても、警報音の音圧レベルを向上させることができる。
また、前記周方向突部は、前記胴部に前記固定コアが挿入されている状態で前記周方向突部の外周面高さと前記胴部の外周面との径方向における高さ位置が等しくなる寸法に形成されていることが好ましい。
これにより、固定コアとコイルとのギャップ(固定コアとコイルとの距離)がゼロになる部分を作り出すことができるため、磁束密度を向上させることができる。また、胴部にコイルを巻装する際に、胴部と固定コアの突部との密着性を高めることもできる。さらに、胴部を薄肉化しても必要にして十分な強度を持たせることができ、ギャップがゼロでない部分であってもギャップを小さくすることができるから、電磁石の出力向上および軽量化が可能になる。
また、前記切欠部と前記周方向突部とは、嵌合可能に形成されていることが好ましい。
これにより、胴部と固定コアの周方向突部との密着性を高めることができるため、胴部を薄肉化しても固定コアによる強度を胴部の強度として利用することができるから、電磁石の軽量化が可能になる。
また、前記フランジ欠損部は前記胴部の一方のフランジおよび他方のフランジにそれぞれ形成されていて、前記一方のフランジにおける前記フランジ欠損部の配設位置と、前記他方のフランジにおける前記フランジ欠損部の配設位置とは、前記胴部の周方向において互い違いの位置関係となるように形成されていることが好ましい。
これにより、電磁石のさらなる軽量化が可能になる。
本発明における車両用ホーンの構成を採用することにより、製造コストや質量および容積を増加させることなく、警報音の音圧レベルを向上させることが可能な車両用ホーンを提供することができる。
本実施形態における車両用ホーンの正面図である。 本実施形態における車両用ホーンの正面側からの斜視図である。 本実施形態における車両用ホーンの右側面図である。 図1内のA−A線における断面図である。 本実施形態におけるボビンと鉄芯の構成を示す斜視図である。 図5のボビンと鉄芯とを分離させた状態を示す斜視図である。 ボビンの巻線部における断面図である 鉄芯とシャフトとの当接面どうしの離間距離と互いの吸引力の強さの関係を示すグラフである。 図4内のB部分の拡大図である。 図4内のC部分の拡大図である。 折り曲げ部の変形例を示す説明図である。
以下、本発明における車両用ホーンの実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、本実施形態における車両用ホーン100は、一端が開口し、他端が有底に形成された有底筒体をなすボディ10と、ボディ10の底部側内部空間に収容された電磁石20と、ボディ10の開口部を覆って配設された振動板30と、振動板30の前方位置に配設された共振板40と、を有している。
車両用ホーン100はこれら以外にも各種の構成を具備しているが、本明細書において説明しない他の構成については、公知の車両用ホーンと同様の構成を採用することができるため、ここでの詳細な説明は省略している。
ボディ10は、車両用ホーン100の背面側となる底部に縮径された内底部12が設けられた変形有底筒体に形成されている。ボディ10の内底部12には貫通孔12Aが穿設されている。貫通孔12Aには後述する電磁石20の固定コアとしての鉄芯22を貫通させ、鉄芯22を内底部12にかしめることにより、電磁石20が内底部12に組み付けられている。貫通孔12Aより内底部12の背面側に露出する鉄芯22には、車両用ホーン100を図示しない車両に装着するためのブラケット60が取り付けられている。
ボディ10の内部空間には電磁石20が収容されている。本実施形態では一般的な電磁石20と同様に、固定コアとしての鉄芯22とボビン25に巻かれたコイル24(巻線)と可動コアとしてのシャフト26とを有している。電磁石20(コイル24)への通電によりシャフト26が鉄芯22に吸引され、シャフト26が接点板50を押すことにより接点板50と接点70との接続が解除され通電が停止し、シャフト26が鉄芯22から離れる。シャフト26が鉄芯22から離れると接点板50と接点70とによる通電が再開し、シャフト26が鉄芯22に再び吸引されることになる。この動作を繰り返すことによりシャフト26に取り付けられた振動板30と、振動板30に共振する共振板40が振動することで警報音(空気の振動)が生成される。
電磁石20の構成について図4〜図7を参照しながら説明を行う。図4に示すように、鉄芯22は大径部22Aと小径部22Bとを有し、大径部22Aの高さ方向における端部(鉄芯22の上端部)には円柱状の突部22Cが形成されている。また図6に示すように、大径部22Aの側周面には、周方向に沿って所要間隔をあけて周方向突部22Dが形成されている。周方向突部22Dは、大径部22Aの側周面から径外方向に突出する突部に形成されている。また、大径部22Aと小径部22Bとの間には中径部22Eが形成されている(図4参照)。
また、図6に示すように、コイル24が巻装されるボビン25は、コイル24が巻き付けられる胴部として円筒形に形成された巻線部25Aと、巻線部25Aの両端部に形成されたフランジ25Bとを有している。ここでは、巻線部25Aである円筒形部分の中心孔を固定コアとしての鉄芯22およびこれに対向配置されたシャフト26の挿入孔として用いている。また、フランジ25Bは、図5および図6に示すように、巻線部25Aの全周にわたっては配設されておらず、巻線部25Aの周方向に沿って所要間隔をあけてフランジ欠損部25Cが形成されている。
巻線部25Aの一方(鉄芯22の挿入側)の端部におけるフランジ欠損部25Cと巻線部25Aの他方(シャフト26の挿入側)の端部におけるフランジ欠損部25Cとの位置は、巻線部25Aの周方向において互い違いとなる配置(千鳥状配置)で設けられている。巻線部25Aの一方の端部においては、フランジ欠損部25Cの位置に合わせて切欠部25Dが形成されている。このように巻線部25Aおよびフランジ25Bの一部を切り欠くことにより、ボビン25を軽量化することが可能になる。
また、巻線部25Aに形成された切欠部25Dは、鉄芯22の周方向突部22Dの配設位置および配設範囲に対応している(図6参照)。鉄芯22の周方向突部22Dを切欠部25Dに進入させて凹凸嵌合させることにより、鉄芯22とボビン25とを一体に組み立てすることができる。また、巻線部25Aの肉厚寸法と、鉄芯22の周方向突部22Dの突出高さ寸法とを等しく形成すれば、図7に示すように巻線部25Aの外周面に鉄芯22の周方向突部22Dを径方向において同一の高さ位置となるように露出させることができる。
なお、図7は巻線部25Aの切欠部25Dが形成されている部分において、巻線部25Aの長手方向直交方向における断面図である。このような外周面の一部に鉄芯22を露出させた巻線部25Aにコイル24を巻装することにより、コイル24の一部を鉄芯22の周方向突部22Dに接触させることができ、電磁石20の磁束密度を高めることが可能になる。すなわち、ボビン25へのコイル24の巻き回数を削減することができるから、電磁石20の軽量化と製造コストの低減が可能になる。
また、ボビン25の強度は中央に挿通される鉄芯22により確保されることに加え、巻線部25Aにコイル24を巻き付け(巻装)することにより切欠部25Dを弾性変形させ、周方向突部22Dを切欠部25Dにより挟圧させることで、鉄芯22とボビン25とを略一体化する(固定する)ことができる。また、この状態(巻線部25Aにコイルが巻装された状態)において、巻線部25Aの外表面と周方向突部22Dの外表面の径方向高さ位置が同一高さ位置(同一周面)になるように周方向突部22Dの高さ寸法を調整しておけば好都合である。このようなボビン25によれば、胴部25Aの肉厚寸法を薄肉化することができ、コイル24全体と鉄芯22との距離を縮めることができる点においても、電磁石20の磁束密度向上が期待できる点において好都合である。
このようにして形成された電磁石20は、ボディ10の内底部12の貫通孔12Aに鉄芯22の小径部22Bおよび中径部22Eを挿通させた後、図示しないかしめ部材を用いて中径部22Eの部分でボディ10の内底部12に固定されることになる。小径部22Bの先端部分はボルト形状に形成されていて、ブラケット60を取り付けすることができる。
また、電磁石20の構成の一部である可動コアとしてのシャフト26は、図4および図9に示すように、鉄芯22との当接面が鉄芯22の大径部22Aの上端部(上端面)に形成された突部22Cと凹凸嵌合可能な凹部26Aに形成されている。
鉄芯22とシャフト26との当接面どうしの離間距離と互いの吸引力の強さとの間には、吸引力が離間距離の2乗に反比例することが知られている。図8は、鉄芯22とシャフト26との当接面どうしの離間距離(コアギャップ)と互いの吸引力の強さの関係を示したグラフである。破線であらわしたグラフが従来技術(鉄芯22とシャフト26の当接面が互いに平坦面である)におけるグラフである。したがって、車両用ホーン100を組み立てる際および/または組立後の接点板50の位置の調整を行う際においては、鉄芯22とシャフト26との当接面どうしの離間距離の調整を高い精度で行わなければならなかった。
この点、本実施形態における鉄芯22とシャフト26のように、互いの当接面(突部22Cと凹部26A)が凹凸嵌合する形状に形成されていることで、図9(A)および図9(B)に示すように鉄芯22およびシャフト26の当接面どうし(突部22Cと凹部26A)を接離動させた際に、接離動方向に直交する平面部分における離間距離d1と、接離動方向に平行な平面部分における離間距離d2とを異ならせることができる。これにより図8の実線であらわされているグラフのように、鉄芯22とシャフト26とを接離動させた際における互いの吸引力の急激な変化を大幅に軽減することができ、接点板50がオンになっている範囲の調整(チューニング)を容易に行うことができる点において好都合である。また、図8のグラフからも明らかであるとおり従来技術に比較して、接点板50がオンになっている際における吸引力を高めることもできる。
また、接離動方向に直交する平面部分における離間距離d1と、接離動方向に平行な平面部分における離間距離d2とを異ならせることができる範囲を広げることにより、接点板50のチューニングをより容易に行うことができる。本実施形態以外の形態例としては、鉄芯22とシャフト26の接離動方向に平行な平面部分における離間距離d2を構成する箇所を増加させる形態の他、鉄芯22の突部22Cの突出高さh1とシャフト26の凹部26Aの深さh2を可及的に増やす形態を採用することが好ましい。
このような電磁石20の動作により振動する振動板30は、シャフト26を挿通させることによりシャフト26を介してボディ10に取り付けられている。振動板30と共振する共振板40は、振動板30の径寸法(ボディ10の開口面の径寸法)よりも小径寸法に形成されていて、振動板30と同様にシャフト26を挿通させることにより保持されている。共振板40と振動板30との間にはスペーサ42が配設されており、共振板40は振動板30と所要間隔をあけた状態で振動板30よりも前方側位置でボディ10の開口部(振動板30の前方部分)を覆うようにしてボディ10に取り付けられている。
車両用ホーン100の警報音は、電磁石20の作用によりシャフト26を鉄芯22に接離動させ、振動板30を振動させると共に、共振板40を振動板30に共振させることで振動板30と共振板40との間の空気を振動させることにより生成されている。このようにして生成された警報音(振動させた空気)をいかに効率的に車両用ホーン100の前方に向けて放出させるかが重要になる。
この点、本実施形態においては、振動板30の外周縁の径方向における所要幅範囲を共振板40の外周縁よりも径方向外側部分でボディ10の形状に倣って曲折させた折り曲げ部32に形成している。そして振動板30は、図4および図10に示すように、折り曲げ部32が形成されている部分よりも径方向内側における平面部分である主平面33の位置がボディ10の開口端面位置よりもボディ10の内底部側の位置に位置した状態でボディ10の開口部を覆うように配設されている。
折り曲げ部32は、折り曲げ部32の曲折開始位置から共振板40の配設位置側(車両用ホーン100の前方側)に離反するに伴って径寸法が徐々に拡径する拡径形状に形成されている。折り曲げ部32の外周縁部分32Aは、ボディ10の外周縁部分14の外表面に沿ってボディ10の後方側に向かうように曲折されている。なお、ボディ10と振動板30とは互いに近接または密着してはいるものの一体化はされていない。
本実施形態で示すような振動板30の形状を採用することにより、振動板30と共振板40との間の空間(警報音生成空間)に車両用ホーン100の正面側に開口する隙間Sが形成されることになる。このようにボディ10と振動板30との間には音の進入部分を設けずに、振動板30と共振板40との間の警報音生成空間に、車両用ホーン100の正面側に開口する隙間Sを設けることで、振動板30と共振板40とにより生成された空気の振動波の全てを隙間Sから車両用ホーン100の前方に向けて警報音として放出させることができる。
このような振動板30の構成を採用することによって、電磁石20や振動板30を大型化させなくても必要にして十分な音圧を有する警報音を発することができるのである。出願人による実験の結果、本実施形態の車両用ホーン100の警報音は、出願人の従来製品における警報音に比較して同等以上音圧を有していることを確認することができた。
また、振動板30折り曲げ部32の外周縁部分32Aがボディ10(車両用ホーン100)の背面側に沿うように折り曲げられていることにより、ボディ10の開口部が振動板30により完全に覆われた状態にすることができる。これにより車両用ホーン100の正面側に放音用の隙間Sが形成されていても、車両用ホーン100の正面側から異物がボディ10の内部空間に侵入することを確実に防止することができる。また、異物が隙間Sから振動板30と共振板40との間の警報音生成空間に進入したとしても、重力の作用により隙間Sのいずれかの位置から異物を車両用ホーン100の外部に排出させることができる。
以上に実施形態に基づいて本発明における車両用ホーン100の形態について説明をしたが、本発明における技術的範囲は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、巻線部25Aにコイル24が巻装される前または巻装させた後の状態において、鉄芯22の周方向突部22Dの上端面高さ位置が巻線部25Aの外周面高さ位置と同じ高さになる形態について説明したが、周方向突部22Dの高さ位置は巻線部25Aの部材厚さ範囲内に位置していればよい。要は、鉄芯22の周方向突部22Dがボビン25の切欠部25Dに進入した状態が維持されればよいのである。
また、鉄芯22とシャフト26との当接面どうしが凹凸嵌合可能な形状に形成されている形態例に基づいて説明したが、鉄芯22とシャフト26の当接面を互いに平坦面に形成した形態とすることももちろん可能である。
また、振動板30の折り曲げ部32は、振動板30の外周端縁に接近するに伴って拡径形状に形成される形態について説明しているが、図11に示すように折り曲げ部32は振動板30に対して直角方向に曲折させるようにしてもよい。このように共振板40の外周端縁よりも外方位置に折り曲げ部32を形成することで、振動板30と共振板40との間の警報音生成空間内で生成された振動空気を車両用ホーン100の前方の所要範囲に向けて放出させるための隙間Sが形成されていることが好適である。振動板30において折り曲げ部32と主平面33とにより形成される角度αは90度〜135度程度であることが好ましい。
10 ボディ,12 内底部,12A 貫通孔,14 外周縁部分,
20 電磁石,22 鉄芯,22A 大径部,22B 小径部,22C 突部,
22D 周方向突部,22E 中径部,
24 コイル,25 ボビン,
25A 巻線部,25B フランジ,25C フランジ欠損部,25D 切欠部,
26 シャフト,26A 凹部,
30 振動板,32 折り曲げ部,32A 外周縁部分,33 主平面,
40 共振板,42 スペーサ,
50 接点板,60 ブラケット,70 接点,100 車両用ホーン,
d1 接離動方向に直交する平面部分における離間距離,
d2 接離動方向に平行な平面部分における離間距離,
S 隙間

Claims (4)

  1. ボディと、前記ボディに固定された電磁石と、前記電磁石の固定コアと前記固定コアと対向配置された可動コアと共に前記ボディに取り付けられた振動板と、を有する車両用ホーンであって、
    前記電磁石は、コイルと、前記コイルが巻装される胴部および前記胴部の両端部に形成されたフランジを有するボビンと、前記胴部に形成された中心孔の一方側から挿入される前記固定コアと、を有し、
    前記フランジのうち少なくとも一方には、周方向においてフランジ欠損部が所要間隔をあけて形成されていると共に、前記胴部には前記固定コアが挿入される側における前記フランジ欠損部の位置に位置合わせして切欠部が形成され、
    前記固定コアの外周面には、前記切欠部に進入可能な周方向突部が形成されていることを特徴とする車両用ホーン。
  2. 前記周方向突部は、
    前記胴部に前記固定コアが挿入されている状態で前記周方向突部の外周面高さと前記胴部の外周面との径方向における高さ位置が等しくなる寸法に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ホーン。
  3. 前記切欠部と前記周方向突部とは、嵌合可能に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用ホーン。
  4. 前記フランジ欠損部は前記胴部の一方のフランジおよび他方のフランジにそれぞれ形成されていて、
    前記一方のフランジにおける前記フランジ欠損部の配設位置と、前記他方のフランジにおける前記フランジ欠損部の配設位置とは、前記胴部の周方向において互い違いの位置関係となるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の車両用ホーン。
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