JP2021004556A - インジェクタ駆動回路 - Google Patents

インジェクタ駆動回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2021004556A
JP2021004556A JP2019117283A JP2019117283A JP2021004556A JP 2021004556 A JP2021004556 A JP 2021004556A JP 2019117283 A JP2019117283 A JP 2019117283A JP 2019117283 A JP2019117283 A JP 2019117283A JP 2021004556 A JP2021004556 A JP 2021004556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
injector
charge extraction
injectors
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019117283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7207196B2 (ja
Inventor
雄介 中川
Yusuke Nakagawa
雄介 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2019117283A priority Critical patent/JP7207196B2/ja
Publication of JP2021004556A publication Critical patent/JP2021004556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7207196B2 publication Critical patent/JP7207196B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】インジェクタの正極端子の電位をすみやかに低下させることができるようにしたインジェクタ駆動回路を提供する。【解決手段】インジェクタ1、2に対して、放電MOS5または定電流MOS7から選択MOS3、4を介して通電する構成で、インジェクタ駆動回路20は、制御回路21、過電流検出回路27および電荷引抜回路35等を備える。インジェクタ1または2がショート故障すると、過電流検出回路27により検出され、選択MOS3、4がオフされる。インジェクタ1、2のフライバック電圧が発生しないので、定電流MOS7がオフになった後も正極端子INJ+の電位が下がらないが、駆動信号がオフになると電荷引抜回路35が動作してコンデンサ11の電荷を引き抜くので迅速に低下させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、インジェクタ駆動回路に関する。
インジェクタ駆動回路は、マイコンから駆動信号が与えられると、複数のインジェクタに対して、気筒選択用のトランジスタにより対応するインジェクタを選択して所定開度で指定された時間噴射を実施するように駆動制御を行う。具体的には、インジェクタ駆動回路は、最初に高圧電源から放電用のトランジスタにより通電して所定の開度まで駆動し、この後、定電流用のトランジスタにより開度を維持するように定電流で通電する。
この場合、いずれかのインジェクタがコイルショートの故障となったときに、インジェクタ駆動回路は、マイコンから駆動信号を受信して故障状態のインジェクタに通電を開始したときに、過電流が流れることで過電流検出回路により過電流状態が検出されるので、これに応じてすぐに気筒選択用のトランジスタをオフ動作させる。
このとき、駆動信号がハイレベルの状態が続く限りは定電流用のトランジスタのオン状態が継続されるので、故障状態のインジェクタの正極端子であるINJ+ノードの電位は電源電圧に固定された状態となる。この後、駆動信号がローレベルになると、定電流用のトランジスタがオフし、INJ+ノードの電位が低下していく。
しかし、故障したインジェクタにおいては、通常時と違いコイル成分に起因したフライバックつまり還流電流の発生がないので、INJ+ノードの電位は、INJ+ノードに接続された抵抗成分と容量成分による時定数に従って緩やかに低下していく。
一方、インジェクタ駆動回路においては、インジェクタへの通電を停止した後、所定のマスク時間およびフィルタ時間が経過した後に、電源ショートなどの検出動作をするためにINJ+ノードの電位を定常電圧(例えば2.5V)に設定している。しかし、上記したようにINJ+ノードの電位低下が遅いと、定められたマスク時間,フィルタ時間内に電位が定常電圧に落ち着かない場合がある。
このため、インジェクタ駆動回路は、マスク時間およびフィルタ時間の経過後に、INJ+ノードの電位が低下していないことで、電源ショート状態を誤検出してしまうことがある。しかし、電源ショート検出はコモンの故障として扱われるため、実際には1気筒のインジェクタのみがコイルショートしているのに、共通回路で駆動している他の気筒のインジェクタについても故障と判定してしまう不具合がある。このため、故障していない他のインジェクタも使えなくなることになる。
しかし、これを回避するため、例えばマスク時間およびフィルタ時間を長く設定することで、INJ+ノードの電位が下がった状態で電源ショート検出を行うようにすることが考えられる。ところが、この場合には、インターバルが長くなることで多段・近接噴射を実施することができなくなる。
また、INJ+ノードの電位収束を早くさせるために、INJ+ノードに接続されている抵抗成分や容量成分を小さくすることが考えられるが、これらの抵抗成分および容量成分については、噴射特性、熱、あるいは通電継続時間などの特性に関して大きく制約を与えることとなり、トレードオフの関係が厳しく、有効な策にならない。
特許第3825235号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、インジェクタの正極端子の電位をすみやかに低下させることができるようにしたインジェクタ駆動回路を提供することにある。
請求項1に記載のインジェクタ駆動回路は、複数のインジェクタを選択スイッチにより選択し、通電スイッチにより通電して駆動制御するインジェクタ駆動回路であって、前記選択スイッチおよび前記通電スイッチを駆動制御する制御回路(21)と、前記複数のインジェクタの通電したものに過電流が流れると検出信号を出力する過電流検出回路(27)と、前記複数のインジェクタにつながる端子のうちのいずれかに接続され、接続された端子から電荷を引き抜く電荷引抜回路(35、40、50、60、70、80、90)とを備えている。
上記構成を採用することにより、制御回路は、駆動信号が与えられると、複数のインジェクタの中から指示されたインジェクタを駆動すべく、選択スイッチおよび通電スイッチをオン駆動して通電を行う。これにより、インジェクタに所定の電流が流れ、通常の動作が行われる。
そして、複数のインジェクタの中から短絡故障したインジェクタが発生すると、制御回路は、駆動信号が与えられて短絡故障したインジェクタに通電をすると、過電流検出回路により検出信号が出力される。これにより、制御回路は選択スイッチをオフさせて短絡故障したインジェクタへの通電を停止させる。
この場合に、制御回路は、駆動信号が与えられている状態では、通電スイッチをオンさせた状態に保持しているので、インジェクタの正極端子には電圧が印加された状態となっている。この後、駆動信号がオフになると、制御回路は通電スイッチをオフさせるが、選択スイッチは先にオフされているので、インジェクタの正極端子は、回路に設けられた容量成分により電圧が印加された状態が継続している。
このとき、制御回路は、通電スイッチをオフした時点で、電荷引抜回路を駆動させてインジェクタの正極端子の電荷を引き抜いて速やかにオフ状態のレベルに戻すようになる。この結果、インジェクタが短絡故障した場合に故障したインジェクタのみを正確に検出することができるとともに、対応するインジェクタを停止させることで、その気筒のみを停止可能とすることができる。
第1実施形態を示す電気的構成図 タイムチャートその1 タイムチャートその2 第2実施形態を示す電気的構成図 第3実施形態を示す電気的構成図 第4実施形態を示す電気的構成図 第5実施形態を示す電気的構成図 第6実施形態を示す電気的構成図 論理回路の電気的構成図 第7実施形態を示す電気的構成図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、この実施形態においては、エンジンの各気筒に対応して設けられた複数のインジェクタが設けられている。それら複数のインジェクタのうち、2個のインジェクタ1、2を図示して説明するが、さらに多くのインジェクタを接続する構成においても適用できるものである。
全体の電気的構成を示す図1において、2個のインジェクタ1および2は、誘導性のもので、それぞれが燃料噴射弁を駆動してエンジンの各気筒内に燃料を噴射するものである。インジェクタ1および2は、通電回路により通電され、通電回路はインジェクタ駆動回路20により駆動制御される。
インジェクタ1および2の正極端子INJ+は、共通にして通電スイッチとしての放電MOSトランジスタ(以下単に放電MOSと称する)5を介して高圧電源VHに接続される。インジェクタ1の負極端子INJ−は選択スイッチとしての気筒選択MOSトランジスタ(以下単に選択MOSと称する)3および電流検出抵抗6を介してグランドに接続される。インジェクタ2の負極端子INJ−は選択MOSトランジスタ4および電流検出抵抗6を介してグランドに接続される。
また、正極端子INJ+は、逆流防止用ダイオード8を逆方向に介し、通電スイッチとしての定電流MOSトランジスタ(以下単に定電流MOSと称する)7を介して直流電源VDに接続される。正極端子INJ+には、グランドから還流用ダイオード9が順方向に接続される。還流用ダイオード9に並列に抵抗10およびコンデンサ11が接続されている。
インジェクタ駆動回路20は、端子A〜Iを備え、制御回路21を主体として次のように構成される。ドライバ22および23は、それぞれ端子A、Bを介して選択MOS3、4のゲートに接続され、制御回路21から気筒選択信号Ss1、Ss2が対応するものに与えられてゲート駆動信号を出力する。
ドライバ24は、出力端子が端子Cを介して放電MOS5のゲートに接続され、正負の電源端子がそれぞれ端子D、Eに接続される。端子D−E間には、外付けでブートストラップ用のコンデンサ12が接続される。端子Eは、放電MOS5のドレインにも接続され、インジェクタ1および2の正極端子INJ+の電圧をVinjとして取り込む。ドライバ24は、制御回路21から駆動信号が与えられると、放電MOS5にゲート駆動電圧を与える。
ドライバ25は、出力端子が端子Fを介して定電流MOS7のゲートに接続され、正負の電源端子がそれぞれ端子G、Hに接続される。端子G−H間には、外付けでブートストラップ用のコンデンサ13が接続される。端子Hは、定電流MOS7のドレインにも接続される。ドライバ25は、制御回路21から駆動信号が与えられると、放電MOS5にゲート駆動電圧を与える。
電流検出回路26および過電流検出回路27は、共に非反転入力端子側が端子I、J間に接続され、端子I、J間に接続されている電流検出抵抗6の端子電圧を取り込む。電流検出回路26の反転入力端子には参照電圧Vref1が入力される。参照電圧Vref1は、制御回路21により電圧を変更設定することができ、電流検出レベルを変更することができる。また、過電流検出回路27の反転入力端子には参照電圧Verf2が入力される。参照電圧Vref2は、過電流検出レベルに設定されている。
電流検出回路26および過電流検出回路27は、それぞれ、電流検出抵抗6に流れる電流Iinj1、Iinj2による電圧降下が、参照電圧Vref1あるいはVref2を超えると、ハイレベルの検出信号を制御回路21に出力する。制御回路21は、電流検出回路26からのハイレベルの検出信号により、インジェクタ1または2の通電されているものに所定レベル以上の電流が流れていることを判定する。また、制御回路21は、過電流検出回路27からのハイレベルの検出信号により、インジェクタ1または2の通電されているものに過電流が流れていることを判定する。
端子Eは、インジェクタ1および2の非通電時に、ダイアグ用の所定電位を与えて正極端子INJ+の電位を検出する回路に接続される。Pチャンネル型のMOSトランジスタ28、ダイオード29および抵抗30、31の直列回路が直流電源VBとグランドとの間に接続される。ダイオード29と抵抗30との共通接続点が端子Eに接続される。差動アンプ32は、反転入力端子に抵抗30と31との共通接続点が接続され、非反転入力端子に参照電圧Vref3が入力される。
差動アンプ32は、MOSトランジスタ28を駆動して、端子Eすなわちインジェクタ1および2の正極端子INJ+に通電していない状態で、一定電圧を印加するように制御している。インジェクタ1および2は、動作しない程度の低い電圧が設定されており、この電圧が検出されれば正極端子INJ+が正常状態である。
インジェクタ1および2の正極端子INJ+の電圧から電源ショートを検出する電源ショート検出用のコンパレータ33は、反転入力端子に抵抗30と31との共通接続点が接続され、非反転入力端子に電源ショート検出用の参照電圧Vref4が入力される。また、インジェクタ1および2の正極端子INJ+の電圧からグランドショートを検出するグランドショート検出用のコンパレータ34は、反転入力端子に抵抗30と31との共通接続点が接続され、非反転入力端子にグランドショート検出用の参照電圧Vref5が入力される。
前述のように、MOSトランジスタ28により、端子Eに一定電圧を印加している状態で、端子Eの電圧が異常に高くなったり、ゼロになったりする場合には、コンパレータ33あるいは34によりこの状態が検出され、制御回路21に検出信号が入力され、異常状態が判定される。
また、インジェクタ1および2の正極端子INJ+には、故障時に電荷を引き抜くための電荷引抜回路35が接続されている。電荷引抜回路35は、スイッチ37および定電流源38の直列回路が正極端子INJ+とグランドとの間に接続された構成である。スイッチ37は、例えばMOSトランジスタなどを用いて構成され、アンド回路36からハイレベルの信号が与えられるとオンするように設けられる。
アンド回路36の一方の入力端子は過電流検出回路27の出力端子に接続され、他方の入力端子は駆動信号Sdが反転して入力される。したがって、アンド回路36は、駆動信号Sdがローレベルのオフ状態で且つ過電流検出信号がハイレベルのときにスイッチ37をオンさせる。
次に、上記構成の作用について、図2および図3も参照して説明する。図2は、インジェクタ1あるいは2のショート故障が発生しない通常の動作に対応するタイミングチャートであり、図3はショート故障が発生した場合のタイミングチャートである。
まず、通常の通電動作について説明する。インジェクタ駆動回路20の制御回路21は、インジェクタ1または2に対して通電を実施していない状態では、差動アンプ32により、MOSトランジスタ28が駆動されてインジェクタ1および2の正極端子INJ+に、インジェクタとしての動作をしない程度でダイアグ用の所定電圧を印加している。この状態で、電源ショートもしくはグランドショートなどの異常が発生している場合には、コンパレータ33または34によりこれが検出される。
制御回路21は、時刻t0で、図示しないマイコンから駆動信号Sdが与えられると、例えば通電するインジェクタ1に対応して選択信号Ss1をドライバ22に出力し、ドライバ22により選択MOS3にゲート電圧Vgsを与える。また、このとき制御回路21は、放電MOS5を駆動すべくドライバ24に駆動信号を出力する。
これにより、放電MOS5がオン駆動され、インジェクタ1の正極端子INJ+に高電圧VHが印加され、インジェクタ電流Iinjが流れ始める。インジェクタ1は、所定の開度に弁を駆動し、気筒内への燃料噴射が開始される。制御回路21は、放電MOS5への通電を所定時間実施した後にオフ駆動する。このとき、インジェクタ1は、高電圧VHからの通電が遮断されたことでフライバック電圧が発生し、インジェクタ電流Iinjがすぐにゼロになることはなく、グランドから還流ダイオード9を介して電流が継続的にながれ、徐々に低下していく。
続いて、制御回路21は、ドライバ25に駆動信号を出力して定電流MOS7を間欠的にオンオフ駆動して直流電圧VDをインジェクタ1に印加する。このとき、インジェクタ1は、定電流MOS7のオフ時に前述同様にフライバック電圧が発生することで還流電流が流れること徐々に低下するので、間欠的な通電によって平均して電流Ihが流れるように保持される。これにより、インジェクタ1は、弁の開度が保持された状態となる。
この後、時刻t1で駆動信号Sdがオフになると、制御回路21は、選択MOS3をオフさせ、次の駆動信号Sdが与えられるまで待機する状態となる。また、インジェクタ1は、通電が遮断されると同様にフライバック電圧が発生して還流電流が流れるので、インジェクタ電流Iinjは徐々に低下する。
また、インジェクタ1の正極端子INJ+の電位は、フライバック電圧により急激に負側に変化する。この後、インジェクタ1による還流電流がなくなると、差動アンプ32によるMOSトランジスタ28の駆動で、正極端子INJ+にダイアグ用の所定電圧が印加された状態に移行する。
図2では、正極端子電圧Vinjのうち、時刻t1の前の定電流MOS7への通電を行う時点taから時刻t1を経過し、正極端子INJ+の電圧Vinjが所定電圧に達するまでの時点tbの間の推移について、下部に別のタイムチャートで詳細に示している。
定電流MOS7による最後の通電が終了すると、電圧Vinjはフライバック電圧の作用によって急激にゼロレベルに低下し、この後、MOSトランジスタ28による通電で、時刻t1からt2にかけて徐々に所定電圧まで上昇している。この場合、所定電圧は例えば2.5V程度の低いレベルの電圧に設定されている。
時刻t1からt2までの期間を電圧が落ち着くまでのマスク時間Tmとして設定しており、時刻t2から一定時間が経過した時刻t3までをフィルタ時間Tfとして設定している。なお、マスク時間Tmおよびフィルタ時間Tfを合わせてマスク時間とすることもできる。そして、これらのマスク時間Tmおよびフィルタ時間Tfが経過すると、正極端子INJ+の電圧が安定するので、これ以降のタイミングで電源ショートあるいはグランドショートのダイアグ検出動作が行われる。
次に、図3を参照し、インジェクタ1および2のいずれかがショート状態となっている場合に制御回路21に駆動信号Sdが入力されたときの動作について説明する。ここでは、例えばインジェクタ1がショート状態となった場合を想定する。すなわち、インジェクタ1は、抵抗がゼロで且つインダクタもゼロとなった状態である。
この状況では、制御回路21は、時刻t10で駆動信号Sdが与えられると、前述同様にして選択MOS3をオン駆動するとともに、放電MOS5をオン駆動する。これにより、インジェクタ1の正極端子INJ+に高電圧VHが印加され、インジェクタ電流Iinjが流れ始める。
しかし、この場合には、インジェクタ1がショート故障をしているため、インジェクタ電流Iinjは所定電流Imを超えて急激に流れるようになる。時刻t11で放電MOS5をオフ駆動した後に定電流MOS7をオン駆動した状態においても、インジェクタ電流Iinjは増加する。そして、時刻t12で、インジェクタ電流Iinjが過電流を判定するためのしきい値電流Ithを超えると、過電流検出回路27によりこれが検出され、過電流検出信号Sxが制御回路21に出力される。
制御回路21は、過電流検出信号Sxが入力されると、インジェクタ1がショート状態であることを判定し、時刻t13で選択MOS3をオフさせる。また、制御回路21は、選択MOS3はオフ駆動するが、定電流MOS7は駆動信号Sdが与えられている状態ではオンオフの通電制御状態を保持しているので、正極端子INJ+は直流電圧VDが間欠的に印加された状態となっている。
これにより、インジェクタ電流Iinjは通電経路がなくなってゼロになるが、インジェクタ1がショート故障していることで、フライバック電圧が発生しないので、正極端子INJ+の電圧Vinjは負に反転することがなく、直流電圧VDが印加される状態が継続している。
この結果、正極端子INJ+は、コンデンサ11に充電された電荷が蓄積された状態となるので、直流電圧VDが保持された状態となる。ここで、コンデンサ11の電荷は抵抗10を介して徐々に放電されるが、直流電圧VDが間欠的に印加される状態では、充電も行われる。このため、コンデンサ11の端子電圧は、ほとんど低下することなく電圧VDが保持される。
この後、時刻t14になって駆動信号Sdがオフになると、制御回路21により定電流MOS7をオフ駆動するので、この後、正極端子INJ+の電位は、コンデンサ11の電荷が抵抗10を介して放電されることで徐々に低下することになる。
ここで、抵抗10およびコンデンサ11による放電の時定数は、一般的にインジェクタ1、2の通電に必要となる設計データに基づいて比較的大きい値に設定されているので、コンデンサ11の端子電圧が低下するのに所定時間を要することになる。この時間が長くなる場合には、例えば図3の正極電位INJ+の電圧Vinjの図中破線で比較例として示しているように、前述した駆動信号Sdのオフ後のマスク時間Tmおよびフィルタ時間Tfが経過しても正極端子INJ+の電位が所定レベル以下とならない場合がある。
本実施形態においては、このような事態に対応して、制御回路21は、過電流検出信号Sxが入力されると、電荷引抜回路37を駆動させてコンデンサ11の電荷を引き抜くことができるように構成されている。
すなわち、電荷引抜回路37は、過電流検出回路27がハイレベルの検出信号Sxを出力すると、アンド回路36において、駆動信号Sdがローレベルになったことで、ハイレベルの信号を出力し、これによってスイッチ37がオン駆動される。スイッチ37のオンにより、コンデンサ11の電荷は、正極端子INJ+から端子Eを介して定電流回路38により定電流で電荷が引き抜かれ、迅速にレベルが低下していく。
この結果、正極端子INJ+の電圧Vinjは、マスク時間Tmが経過する時刻t15までに所定レベルであるVth以下に達し、最終的に時刻t16ではゼロボルトまで低下させることができるようになる。この状態で他の故障状態の検出や、ショート状態となっていないインジェクタ2の駆動を、次のインジェクタ駆動をする時刻t17で確実に実施できるようになる。
なお、上記の説明ではインジェクタ1がショート状態になった場合で説明したが、インジェクタ2がショート状態になった場合についても、上記と同様に動作させることができる。
このような第1実施形態によれば、インジェクタ1あるいは2のショート故障時に対応して、電荷引抜回路35を設けたので、制御回路21が駆動信号Sdを受けてインジェクタ1または2に通電をしたときに、ショート故障をしている場合には、通電オフ後に正極端子INJ+の電圧Vinjを電荷引抜回路35により迅速に電荷を引き抜いて低電位にすることができる。
これにより、正極端子INJ+に接続される抵抗10やコンデンサ11の時定数にかかわらず、マスク時間Tmおよびフィルタ時間Tfが経過した時点で、検出動作を誤検出することなく確実に実施でき、且つ、次のインジェクタの駆動までの時間を長くするといった制約を受けることなく使用することができる。
換言すれば、正極端子INJ+の電位低下を促進させることで、インジェクタ1あるいは2のショート時の時間を長く取る必要がなく、ダイアグのためのマスク時間Tmやフィルタ時間Tfを短く設定することができる。この結果、さらに近接噴射を行う場合でも故障気筒を正確に判別することができる。
なお、上記実施形態においては、過電流検出回路27により過電流を検出し検出信号Sxを制御回路21に入力する構成としているが、電流検出抵抗6の両端の電圧を制御回路21内に取り込み、制御回路21の内部でデジタル値に変換して内部的に電流値を検出し、過電流を検出するようにしても良い。
(第2実施形態)
図4は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、インジェクタ駆動回路20aは、電荷引抜回路35に代えて、電荷引抜回路40を設ける構成としている。図4において、電荷引抜回路40は、定電流回路38に代えて抵抗41を設けた構成としている。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様に、インジェクタ1あるいは2のショート故障時に対応して、電荷引抜回路40により、定電流MOS7による通電オフ後に正極端子INJ+の電圧Vinjをスイッチ37および抵抗41を介して迅速に電荷を引き抜いて低電位にすることができる。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、インジェクタ駆動回路20bは、電荷引抜回路35に代えて、電荷引抜回路50を設ける構成としている。図5において、電荷引抜回路50は、スイッチ37および定電流回路38に代えて差動アンプ51および参照電源52を設けた構成としている。
このような第3実施形態によっても、第1実施形態と同様に、インジェクタ1あるいは2のショート故障時に対応して、電荷引抜回路50により、定電流MOS7による通電オフ後に正極端子INJ+の電圧Vinjを、差動アンプ51の動作により定電圧で迅速に電荷を引き抜いて低電位にすることができる。
(第4実施形態)
図6は第4実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、インジェクタ駆動回路20cは、電荷引抜回路35に代えて、電荷引抜回路60を設けると共に、コンパレータ39を新たに設ける構成としている。
図6において、電荷引抜回路60は、アンド回路36に代えて3入力のアンド回路61を設ける構成としている。アンド回路36には、過電流検出信号Sxおよび駆動信号Sdに加えて、電荷引抜の停止信号Syが入力される構成である。
インジェクタ1および2の正極端子INJ+の電圧が電荷引抜停止のレベルまで下がったことを検出する電荷引抜停止用のコンパレータ39は、非反転入力端子に抵抗30と31との共通接続点が接続され、反転入力端子に電荷引抜停止検出用の参照電圧Vref6が入力される。正極端子INJ+の電位が高い状態ではコンパレータ39はハイレベルとなっており、正極端子INJ+の電位が参照電圧Vref6よりも低くなると、コンパレータ39はローレベルの電荷引抜の停止信号Syを出力する。
上記のように構成することで、電荷引抜回路60は、過電流検出回路27がハイレベルの検出信号Sxを出力し、コンパレータ39からハイレベルの信号が出力された状態では、アンド回路61において、駆動信号Sdがローレベルになったことで、ハイレベルの信号を出力し、これによってスイッチ37がオン駆動される。スイッチ37のオンにより、コンデンサ11の電荷は、正極端子INJ+から端子Eを介して定電流回路38により定電流で電荷が引き抜かれ、迅速にレベルが低下していく。
そして、電荷引抜が進んで正極端子INJ+の電位が下がりコンパレータ39がローレベルの電荷引抜の停止信号Syを出力すると、アンド回路61は出力をローレベルに反転させてスイッチ37をオフさせる。これにより、電荷引抜の動作は停止される。
このような第4実施形態によれば、第1実施形態の作用効果に加えて、参照電圧Vref6をゼロボルト近傍に設定しておくことで、電荷引抜回路60による動作を停止させることができるので、消費電力の低減を図ることができる。
(第5実施形態)
図7は第5実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、インジェクタ駆動回路20dは、電荷引抜回路35に代えて、電荷引抜回路70を設ける構成としている。
図7において、電荷引抜回路70は、インジェクタ1および2の正極端子INJ+側から電荷を引き抜くのではなく、グランドショート状態のインジェクタ1または2を通じてそれぞれの負極端子INJ−1あるいはINJ−2の側から電荷を引き抜く構成である。
すなわち、インジェクタ1の負極端子INJ−1から電荷を引き抜く回路およびインジェクタ2の負極端子INJ−2から電荷を引き抜く回路は、電荷引抜回路35と同様に構成されている。具体的には、アンド回路71、スイッチ72、定電流回路73を備えると共に、アンド回路74、スイッチ75、定電流回路76を備える。
また、アンド回路71および74は、それぞれ一方の入力端子に過電流検出信号Sxが入力される構成である。また、アンド回路71および74の他方の入力端子は、それぞれインジェクタ1の駆動信号Sd1、インジェクタ2の駆動信号Sd2が反転入力される構成である。
上記構成において、例えばインジェクタ1がグランドショート状態である場合を想定し、インジェクタ1に対する駆動信号Sd1が制御回路21により出力された場合で説明する。制御回路21は、インジェクタ1を駆動すべく、選択信号Ss1を与えて選択MOS3を駆動し、駆動信号Sd1を与えて放電MOS5をオン駆動する。
これにより、インジェクタ1の正極端子INJ+に高電圧VHが印加されると、インジェクタ1がショート故障をしているため、インジェクタ電流Iinjは過電流レベルまで増加し、過電流検出回路27から過電流検出信号Sxが制御回路21に出力される。制御回路21は、過電流検出信号Sxの入力に応じて選択MOS3をオフさせる。
また、電荷引抜回路70は、過電流検出回路27がハイレベルの検出信号Sxを出力すると、アンド回路71において、駆動信号Sd1がローレベルになったことで、スイッチ72がオン駆動される。スイッチ72のオンにより、コンデンサ11の電荷は、インジェクタ1の負極端子INJ−1から端子Kを介して定電流回路73により定電流で電荷が引き抜かれ、迅速にゼロボルト近傍まで低下させることができるようになる。
なお、上記の説明ではインジェクタ1がショート状態になった場合で説明したが、インジェクタ2がショート状態になった場合についても、上記と同様に、検出信号Sxおよび駆動信号Sd2によりアンド回路74が動作させ、定電流回路76によりインジェクタ2の負極端子INJ−2側から電荷を引き抜くことができる。
したがって、このような第5実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
図8および図9は第6実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、インジェクタ駆動回路20eは、電荷引抜回路35に代えて、電荷引抜回路80を設ける構成としている。
図8において、電荷引抜回路80は、アンド回路36に代えて論理回路81を設けるとともに、論理回路81においては、各インジェクタ1、2の駆動信号Sd1、Sd2が入力されるとともに、検出信号Sxに代えて選択信号Ss1、Ss2が入力されるように構成されている。
電荷引抜回路80の論理回路81は、図9に示すように、インジェクタ1に対応してアンド回路81a、ディレイバッファ81b、Dフリップフロップ81c、排他的論理和81dからなる回路が設けられる。また、同様にインジェクタ2に対応してアンド回路81e、ディレイバッファ81f、Dフリップフロップ81g、排他的論理和81hからなる回路が設けられる。2つの回路の出力はオア回路81iに入力され、出力端子Soからスイッチ37に電荷引抜の指示信号を出力する。
この実施形態においては、過電流検出回路27により出力される過電流の検出信号Sxを用いていないが、制御回路21は、検出信号Sxが入力されると、ただちに対応するインジェクタ1または2への通電を停止すべく、選択MOS3または4をオフさせるローレベルの選択信号Ss1またはSs2を出力する。したがって、電荷引抜回路80においては、ローレベルの選択信号Ss1あるいはSs2が実質的に検出信号Sxと同等の条件で出力される信号として用いることができる。
上記構成において、例えばインジェクタ1グランドショート状態を想定し、制御回路21によりインジェクタ1を駆動すると、インジェクタ電流Iinjが過電流レベルまで増大する。過電流検出回路27から過電流検出信号Sx出力されると、制御回路21は過電流検出信号Sxの入力に応じて選択MOS3をオフさせるためのローレベルの選択信号Ss1を出力する。
これにより、電荷引抜回路80は、ローレベルの選択信号Ss1が論理回路81に入力されるとスイッチ37をオン駆動する信号を出力する。スイッチ37のオンにより、コンデンサ11の電荷は、正極端子INJ+から定電流回路38により定電流で電荷が引き抜かれ、迅速にゼロボルト近傍まで低下させることができるようになる。
なお、上記の説明ではインジェクタ1がショート状態になった場合で説明したが、インジェクタ2がショート状態になった場合についても、上記と同様に、ローレベルの選択信号Ss2および駆動信号Sd2により論理回路81からスイッチ37をオン駆動する信号が出力されるので、定電流回路38により正極端子INJ+から電荷を引き抜くことができる。
したがって、このような第6実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態によれば、過電流検出回路27の検出信号以外の信号として選択信号Ss1、Ss2を用いて電荷引き抜きのトリガとすることができる。つまり、制御回路21により、検出信号Sxに基づいて選択信号Ss1、Ss2を出力する構成を利用して過電流検出回路27の検出信号Sxを用いない構成とすることもできる。
(第7実施形態)
図10は第7実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、インジェクタ駆動回路20fは、電荷引抜回路35に代えて、電荷引抜回路90を設ける構成としている。図10において、電荷引抜回路90は、スイッチ37および定電流回路38に代えてnチャンネル型のMOSトランジスタ91を設けた構成としている。
このような第7実施形態によっても、第1実施形態と同様に、インジェクタ1あるいは2のショート故障時に対応して、電荷引抜回路90により、定電流MOS7による通電オフ後に正極端子INJ+の電圧Vinjを、MOSトランジスタ91を介して迅速に電荷を引き抜いて低電位にすることができる。
なお、この場合には、MOSトランジスタ91のオン抵抗だけを通じて電荷を引き抜くので、第1実施形態あるいは第2実施形態と比較して、さらに迅速に正極端子INJ+の電位を低下させることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
第4実施形態は、第1実施形態の電荷引抜回路35の構成を利用した電荷引抜回路60および電荷引抜停止回路39を設ける場合を示したが、他の実施形態にも適用することができる。
第5実施形態は、第1実施形態の電荷引抜回路35の構成を電荷引抜回路70として設ける場合を示したが、他の実施形態で示した電荷引抜回路40、50、60、80、90を適用することもできる。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1、2はインジェクタ、3、4は選択MOSトランジスタ(選択スイッチ)、5は放電MOSトランジスタ(通電スイッチ)、6は電流検出抵抗、7は定電流MOSトランジスタ(通電スイッチ)、9は還流ダイオード、10は抵抗、11はコンデンサ、20、20a、20b、20c、20d、20e、20fはインジェクタ駆動回路、21は制御回路、26は電流検出回路、27は過電流検出回路、33、34、39はコンパレータ、35、40、50、60、70、80、90は電荷引抜回路、36、61はアンド回路、37はスイッチ、38は定電流回路、41は抵抗、51は差動アンプである。

Claims (9)

  1. 複数のインジェクタを選択スイッチにより選択し、通電スイッチにより通電して駆動制御するインジェクタ駆動回路であって、
    前記選択スイッチおよび前記通電スイッチを駆動制御する制御回路(21)と、
    前記複数のインジェクタの通電したものに過電流が流れると検出信号を出力する過電流検出回路(27)と、
    前記複数のインジェクタにつながる端子のうちのいずれかに接続され、接続された端子から電荷を引き抜く電荷引抜回路(35、40、50、60、70、80、90)とを備えたインジェクタ駆動回路。
  2. 前記電荷引抜回路は、前記電流検出回路の検出電流から前記複数のインジェクタのいずれかの短絡故障を検出したときに、短絡故障をしたインジェクタの一方の端子側から電荷を引き抜く請求項1に記載のインジェクタ駆動回路。
  3. 前記電荷引抜回路による電荷引抜動作時の停止電圧を検出する停止検出回路(39)を備え、
    前記電荷引抜回路(60)は、前記停止検出回路が停止電圧を検出すると、電荷引抜動作を停止する請求項1または2に記載のインジェクタ駆動回路。
  4. 前記電荷引抜回路(35、40、50、60、80、90)は、前記複数のインジェクタの共通の正極端子に接続される請求項1から3のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動回路。
  5. 前記電荷引抜回路(70)は、前記複数のインジェクタの負極端子に接続される請求項1から3のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動回路。
  6. 前記電荷引抜回路(80)は、前記制御回路により前記通電スイッチをオンする信号と前記選択スイッチをオフする信号とに基づいて電荷引き抜きを実施する請求項1から5のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動回路。
  7. 前記電荷引抜回路(35、60、70、80)は、定電流で電荷引き抜きを実施する請求項1から6のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動回路。
  8. 前記電荷引抜回路(40)は、抵抗を介して電荷引き抜きを実施する請求項1から6のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動回路。
  9. 前記電荷引抜回路(50)は、定電圧で電荷引き抜きを実施する請求項1から6のいずれか一項に記載のインジェクタ駆動回路。
JP2019117283A 2019-06-25 2019-06-25 インジェクタ駆動回路 Active JP7207196B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117283A JP7207196B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 インジェクタ駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117283A JP7207196B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 インジェクタ駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021004556A true JP2021004556A (ja) 2021-01-14
JP7207196B2 JP7207196B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=74098105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019117283A Active JP7207196B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 インジェクタ駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7207196B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09151767A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Denso Corp 電磁弁駆動装置
JP2002303185A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Denso Corp 電磁負荷の制御装置
JP3825235B2 (ja) * 2000-08-22 2006-09-27 株式会社日立製作所 インジェクタ駆動回路
JP2014240648A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 インジェクタ制御装置
JP2019085925A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 株式会社デンソー 噴射制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09151767A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Denso Corp 電磁弁駆動装置
JP3825235B2 (ja) * 2000-08-22 2006-09-27 株式会社日立製作所 インジェクタ駆動回路
JP2002303185A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Denso Corp 電磁負荷の制御装置
JP2014240648A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 インジェクタ制御装置
JP2019085925A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 株式会社デンソー 噴射制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7207196B2 (ja) 2023-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7107404B2 (ja) 給電制御装置
KR101229652B1 (ko) 온도 검출 회로
JP2007201723A (ja) 電力供給制御装置
EP3038223A1 (en) Load driving circuit
US10411638B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US11708801B2 (en) Load drive device, engine system
CN107040253B (zh) 具有短路保护的栅极驱动器
CN111630763B (zh) 升压型开关电源电路
JP4229804B2 (ja) 半導体出力回路
JP5180714B2 (ja) 負荷短絡保護回路
US9998113B2 (en) Control device for controlling switching power supply
JP7207196B2 (ja) インジェクタ駆動回路
JP5870876B2 (ja) スイッチング素子の駆動装置
US10277221B2 (en) Protection circuit
JP2015089268A (ja) 駆動回路
JP2016031260A (ja) 負荷駆動回路の異常情報通知装置及び異常診断装置
JP7251276B2 (ja) 駆動回路
JP5994756B2 (ja) インジェクタ駆動装置
US10720917B2 (en) Semiconductor device and method of generating power-on reset signal
JP5762358B2 (ja) 直流電源装置
JP7119654B2 (ja) 負荷駆動装置
JP5708334B2 (ja) マイコン搭載装置
JP7124486B2 (ja) 負荷駆動装置
JP2010081020A (ja) スイッチング制御回路
JP2018084567A (ja) 電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210825

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221219

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7207196

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151