JP2021003058A - 移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 たまねぎ苗移植機などのような従来の移植機は、十分に正確な薬剤撒布を必ずしも行うことができない。【解決手段】 たまねぎ苗を植付ける植付けホッパー141を有する植付け機構140と、薬剤を撒布する薬剤撒布機構160と、たまねぎ苗カップ周回経路に沿って周回させられる、植付けられるたまねぎ苗をそれぞれ受容れるための複数個のたまねぎ苗カップ170と、を備え、植付けられるたまねぎ苗は、たまねぎ苗カップ170から植付けホッパー141へ落下し、薬剤撒布機構160は、たまねぎ苗カップ周回経路の内側に配置されているたまねぎ苗移植機である。【選択図】 図1

Description

本発明は、たまねぎ苗移植機などのような移植機に関する。
植付け機構と、薬剤撒布機構と、複数個のたまねぎ苗カップと、を有するたまねぎ苗移植機が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
植付け機構は、たまねぎ苗を植付ける植付けホッパーを有する機構である。薬剤撒布機構は、薬剤を撒布する機構である。複数個のたまねぎ苗カップは、たまねぎ苗カップ周回経路に沿って周回させられる、植付けられるたまねぎ苗をそれぞれ受容れるためのカップである。
植付けられるたまねぎ苗は、たまねぎ苗カップから植付けホッパーへ落下する。
特開2015−136316号公報
しかしながら、上述されたたまねぎ苗移植機などのような従来の移植機は、十分に正確な薬剤撒布を必ずしも行うことができない。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、正確な薬剤撒布を行うことができる移植機を提供することを目的とする。
第1の本発明は、移植物を植付ける移植物植付け具(141)を有する移植物植付け機構(140)と、
薬剤を撒布する薬剤撒布機構(160)と、
移植物カップ周回経路に沿って周回させられる、前記植付けられる移植物をそれぞれ受容れるための複数個の移植物カップ(170)と、
を備え、
前記植付けられる移植物は、前記移植物カップ(170)から前記移植物植付け具(141)へ落下し、
前記薬剤撒布機構(160)は、前記移植物カップ周回経路の内側に配置されていることを特徴とする移植機である。
第2の本発明は、前記薬剤撒布機構(160)は、前記移植物が前記移植物カップ(170)から前記移植物植付け具(141)へ落下するたびに、所定の薬剤撒布量の前記薬剤を撒布することを特徴とする第1の本発明の移植機である。
第3の本発明は、前記複数個の移植物カップ(170)は、駆動される無端チェーン(190)を利用して前記移植物カップ周回経路に沿って周回させられ、
前記薬剤撒布機構(160)は、動力を前記駆動される無端チェーン(190)から取出すギヤ部材(164)と、前記ギヤ部材(164)により取出された動力を利用して回転させられる、前記所定の薬剤撒布量の前記薬剤を撒布するための繰出しロール部材(165)と、を有することを特徴とする第2の本発明の移植機である。
第4の本発明は、前記薬剤撒布機構(160)は、前記所定の薬剤撒布量の前記薬剤を撒布するための繰出しシャッター部材(168)と、前記繰出しシャッター部材(168)の開閉を調節する開閉調節部材(169)と、を有することを特徴とする第2の本発明の移植機である。
第5の本発明は、前記薬剤撒布機構(160)は、前記薬剤を貯留する薬剤貯留部材(161)を有し、
前記複数個の移植物カップ(170)は、前記移植物カップ周回経路に沿って周回させられながら、前記薬剤貯留部材(161)を振動させるように前記薬剤撒布機構(160)と接触することを特徴とする第1の本発明の移植機である。
第6の本発明は、移植物を植付ける移植物植付け具(241)を有する移植物植付け機構(240)と、
薬剤を撒布する薬剤撒布機構(260)と、
前記植付けられる移植物をそれぞれ収納するための複数個の移植物セル(271)が設けられている移植物箱(270)を載置する移植物箱載置機構(280)と、
前記植付けられる移植物を前記移植物セル(271)から取出す移植物取出し機構(290)と、
を備え、
前記植付けられる移植物は、前記移植物セル(271)から前記移植物取出し機構(290)により取出されて前記移植物植付け具(241)へ落下させられ、
前記薬剤撒布機構(260)は、前記移植物植付け具(241)の上方に配置されていることを特徴とする移植機である。
第7の本発明は、前記薬剤撒布機構(160)は、前記薬剤を貯留する薬剤貯留部材(161)を有し、
前記薬剤貯留部材(161)は、左側ヒンジ(163L)の周りに上方へ向かって回動されて開けられる左側蓋プレート(162L)と、右側ヒンジ(163R)の周りに上方へ向かって回動されて開けられる右側蓋プレート(162R)と、を有することを特徴とする第1または第6の本発明の移植機である。
第1の本発明により、正確な薬剤撒布を行うことが可能である。
第2の本発明により、第1の本発明の効果に加えて、精密な薬剤撒布を行うことが可能である。
第3の本発明により、第2の本発明の効果に加えて、より精密な薬剤撒布を行うことが可能である。
第4の本発明により、第2の本発明の効果に加えて、より精密な薬剤撒布を行うことが可能である。
第5の本発明により、第1の本発明の効果に加えて、より正確な薬剤撒布を行うことが可能である。
第6の本発明により、正確な薬剤撒布を行うことが可能である。
第7の本発明により、第1または第6の本発明の効果に加えて、利便性を向上することが可能である。
本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機の平面図 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回テーブル近傍の部分左側面図 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回テーブル近傍の部分平面図 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回テーブル近傍の部分正面図 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機の薬剤撒布機構近傍の模式的な部分正面図 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回駆動チェーン近傍の部分斜視図(その一) 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回駆動チェーン近傍の部分斜視図(その二) 本発明における実施の形態1の変形例のたまねぎ苗移植機の薬剤撒布機構近傍の模式的な部分正面図 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップの平面図 本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップの斜視図 本発明における実施の形態2のたまねぎ苗移植機の左側面図 本発明における実施の形態2のたまねぎ苗移植機の薬剤撒布機構近傍の模式的な部分正面図 本発明に関連する発明における実施の形態3の馬鈴薯種いも移植機の左側面図 本発明に関連する発明における実施の形態3の馬鈴薯種いも移植機の馬鈴薯種いもカップ投入機構近傍の模式的な部分平面図
以下、図面を参照しながら、本発明、および本発明に関連する発明における実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
はじめに、図1を主として参照しながら、本実施の形態のたまねぎ苗移植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は、本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機の平面図である。
以下同様であるが、薬剤撒布機構160などは図面において示されていないこともあるし透視的にまたは省略的に示されていることもある。
本実施の形態のたまねぎ苗移植機は本発明における移植機の例であり、本実施の形態のたまねぎ苗は本発明における移植物の例であり、本実施の形態のたまねぎ苗カップ周回経路は本発明における移植物カップ周回経路の例である。
植付け機構140は本発明における移植物植付け機構の例であり、植付けホッパー141は本発明における移植物植付け具の例である。
たまねぎ苗カップ170は、本発明における移植物カップの例である。
たまねぎ苗カップ周回駆動チェーン190は、本発明における無端チェーンの例である。
まず説明されるのは、本実施の形態のたまねぎ苗移植機の基本的な構成および動作である。したがって、薬剤撒布機構160に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
図1においては2条植えのたまねぎ苗移植機が示されており、植付け機構140は、昇降されてたまねぎ苗を植付ける、2本の植付け条にそれぞれ対応する2個の植付けホッパー141を有する。
もちろん、本実施の形態のたまねぎ苗移植機は、2条植えのたまねぎ苗移植機に限らず、たとえば、1条植えのたまねぎ苗移植機であってもよい。
本実施の形態のたまねぎ苗移植機は、歩行作業者のためのハンドル113のみならず、搭乗作業者のための座席114および左右一対のフロア115も有する、いわゆる半自動式乗用移植機である。
車体110の前部には、エンジン120などが左右一対の従動前輪111とともに配置されている。エンジン120によって発生された駆動力は、左右一対の走行チェーンケース121を介して左右一対の駆動後輪112などへ伝達される。
操作ユニット130は、歩行作業者が車体110の後方を歩きながら車体走行操作を行うためのユニットである。
植付け機構140は、たまねぎ苗を植付ける植付けホッパー141を有する機構である。
複数個のたまねぎ苗カップ170は、たまねぎ苗カップ周回経路に沿って周回させられる、植付けられるたまねぎ苗をそれぞれ受容れるためのカップである。
植付けられるたまねぎ苗は、たまねぎ苗カップ170から植付けホッパー141へ落下する。
車体110の後部には、たまねぎ苗を植付ける植付け機構140、および植付けられたたまねぎ苗の周辺の土壌に鎮圧荷重を負荷する鎮圧機構150などが駆動後輪112とともに配置されている。
図2から4を主として参照しながら、薬剤撒布機構160などについて具体的に説明する。
ここに、図2は本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回テーブル180近傍の部分左側面図であり、図3は本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回テーブル180近傍の部分平面図であり、図4は本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回テーブル180近傍の部分正面図である。
薬剤撒布機構160は、薬剤を撒布する機構である。
薬剤は、除草剤のような病害虫被害を抑制するための固体または液体の薬剤であってもよいし、しばしば肥料と呼ばれる、たまねぎ苗生育養分を補給するための固体または液体の薬剤であってもよい。
薬剤撒布機構160は、たまねぎ苗カップ周回経路の内側に配置されている。
搭乗作業者により投入されたたまねぎ苗を収容するためのたまねぎ苗カップ170がループ状に連結されて周回させられる、たまねぎ苗カップ周回テーブル180のたまねぎ苗カップ周回経路で囲まれた平坦スペースを利用することにより、薬剤供給位置を植付け機構140へ接近させることができる。したがって、薬剤撒布機構160の装着姿勢は安定的であり、車体振動などに起因する動作不良は発生しにくいので、薬剤撒布機構160の耐久性が向上する。
薬剤撒布機構160は植付け機構140から大きく離れていないので、繰出し漏斗166から落下する薬剤が通る繰出しホース167の長さは大きくならず、繰出しホース167をホース曲げ加工などにより大きく曲げる必要もない。したがって、繰出しホース167は下方へ向かってほぼ真っすぐに突出させられるので、薬剤は繰出しホース167において詰まりにくく、薬剤が繰出しホース167を通って圃場に到達するのに要求される時間は大きくならないので、薬剤供給が正確な薬剤供給量および薬剤供給位置で行われるのみならず、無駄な薬剤消費も抑制される。
繰出しホース167の配索は、昇降されてたまねぎ苗を植付ける植付けホッパー141と接触しないように行われてもよいし、植付けホッパー141の内壁面に沿って行われてもよいし、植付けホッパー141の外壁面に沿って行われてもよい。薬剤が病害虫被害を抑制するための薬剤である場合には、薬剤は繰出しホース167から植付けホッパー141の内に落下することが望ましい。薬剤がたまねぎ苗生育養分を補給するための薬剤である場合には、薬剤は繰出しホース167から植付けホッパー141の外に落下することが望ましい。繰出しホース167は、植付けホッパー昇降軌跡に沿って植付けホッパー141の動きに容易に追随することができる蛇腹ホースであってもよいし、平滑表面ホースであってもよい。
薬剤撒布機構160は、たまねぎ苗がたまねぎ苗カップ170から植付けホッパー141へ落下するたびに、所定の薬剤撒布量の薬剤を撒布する。
図5から7を主として参照しながら、薬剤撒布機構160などについてより具体的に説明する。
ここに、図5は本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機の薬剤撒布機構160近傍の模式的な部分正面図であり、図6および7は本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ周回駆動チェーン190近傍の部分斜視図(その一および二)である。
図5においては、閉じられた左側蓋プレート162Lおよび右側蓋プレート162Rが実線で示されており、開けられた左側蓋プレート162Lおよび右側蓋プレート162Rが一点鎖線で示されている。
複数個のたまねぎ苗カップ170は、駆動されるたまねぎ苗カップ周回駆動チェーン190を利用してたまねぎ苗カップ周回経路に沿って周回させられる。
薬剤撒布機構160は、動力を駆動されるたまねぎ苗カップ周回駆動チェーン190から取出すギヤ部材164と、ギヤ部材164により取出された動力を利用して回転させられる、所定の薬剤撒布量の薬剤を撒布するための繰出しロール部材165と、を有する。
回転させられる繰出しロール部材165のロール外周面には、貯留されている薬剤を受けて落下させるための複数個の凹部が設けられている。
植付け伝動ケースの駆動軸と連結された駆動スプロケット部材191により駆動されるたまねぎ苗カップ周回駆動チェーン190は、左右一対の従動スプロケット部材192にのみならず、2個のテンションスプロケット部材193にも巻回されている。
動力がベベルギア機構であるギヤ部材164により植付け機構140から取出されるので、設定された薬剤撒布量の薬剤は植付け条数に対応する距離のたまねぎ苗カップ170の周回動作と連動するように確実に撒布される。より具体的には、2条植えに対応する2ピッチのたまねぎ苗カップ周回送り動作にともない、1ピッチの繰出しロール部材回転動作が行われるので、付加的な変速機構の挿入などがなければ、薬剤撒布タイミングは植付け間隔の調節に応じて自動的に調節される。したがって、薬剤供給が正確な薬剤供給量および薬剤供給位置で行われるのみならず、無駄な薬剤消費も抑制される。
動力は植付け機構140から薬剤撒布機構160へ取出されるので、薬剤撒布機構160のためのモーターのような専用動力源は不要であり、部品点数が削減される。そして、薬剤撒布機構160は植付け機構140から大きく離れていないので、このような動力取出し伝動構成は複雑化しない。
図8に示されているように、薬剤撒布機構160は、所定の薬剤撒布量の薬剤を撒布するための繰出しシャッター部材168と、繰出しシャッター部材168の開閉を調節する開閉調節部材169と、を有してもよい。
ここに、図8は、本発明における実施の形態1の変形例のたまねぎ苗移植機の薬剤撒布機構160近傍の模式的な部分正面図である。
図8においては、閉じられた左側蓋プレート162Lおよび右側蓋プレート162Rが実線で示されており、開けられた左側蓋プレート162Lおよび右側蓋プレート162Rが一点鎖線で示されている。
手動調節式ダイヤルまたは、たまねぎ苗の種類および茎丈または茎径のような長さに関する生育状態の画像判定結果のみならず圃場マップの圃場土質データなども利用する、自動調節式ダイヤルのような開閉調節部材169は、電磁シャッターのような繰出しシャッター部材168の開閉量または開閉時間などを設定することにより、所定の薬剤撒布量を繰出しロール部材165よりも精密に調節するための部材である。
図5から10を主として参照しながら、薬剤撒布機構160などについてさらにより具体的に説明する。
ここに、図9は本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ170の平面図であり、図10は本発明における実施の形態1のたまねぎ苗移植機のたまねぎ苗カップ170の斜視図である。
薬剤撒布機構160は、薬剤を貯留する薬剤貯留部材161を有する。
薬剤貯留部材161は、たとえば、車体左右方向の回転軸により回転される繰出しロール部材165、または繰出しロール部材165と同様に機能する繰出しシャッター部材168などが下部に設けられている樹脂製の薬剤貯留ホッパーである。車体左右方向の中央には、薬剤が2本の植付け条にそれぞれ対応する2本の繰出しホース167へ割振られるように、車体前後方向の突条部が設けられている。
複数個のたまねぎ苗カップ170は、たまねぎ苗カップ周回経路に沿って周回させられながら、薬剤貯留部材161を振動させるように薬剤撒布機構160と接触する。
内側ガイドレール182および外側ガイドレール183により案内されて従動スプロケット部材192との定期的な係合により周回させられるたまねぎ苗カップ170は、供給カップ部172、供給カップ部172へ取付けられたガイドカップ部173、および前に隣接するたまねぎ苗カップ170との連結のためのカップ連結具176を有する。
底蓋部174は、底蓋付勢スプリング部175により開くように常時付勢されているが、閉じガイドレール184および前側プレート185により下方から押さえられている。したがって、たまねぎ苗カップ170は、植付けられるたまねぎ苗を受容れてたまねぎ苗カップ周回経路に沿って周回させられる。
底蓋付勢スプリング部175により開くように付勢されている底蓋部174が底蓋突起の向きに応じて2個の植付けホッパー141の内の一方の上方で開き、植付けられるたまねぎ苗がたまねぎ苗カップ170から植付けホッパー141へ落下するように、たまねぎ苗落下調節プレート186は切欠かれている。
たまねぎ苗が落下した後、底蓋部174は底蓋復帰プレート187により案内されながらスムーズに閉じられる。
たまねぎ苗カップ170は、接触凸部171を有する。接触凸部171の内側突出量のサイズは、薬剤貯留部材161が傷つかないように、接触凸部171が車体振動などにより薬剤貯留部材161と間欠的に接触して薬剤貯留部材161を振動させるためのサイズである。したがって、薬剤は、顆粒薬剤などであっても、固まりにくい。
接触凸部171は目立ちやすい形状を有するので、たまねぎ苗カップ170をループ状に連結するための組立て作業においては、たまねぎ苗カップ170の向きを組立て作業者に教える目印としても機能する。
内側ガイドレール182の受け部などが、接触凸部171の代わりに、薬剤貯留部材161を振動させるように薬剤撒布機構160と接触してもよい。
たまねぎ苗カップ170と接触して薬剤貯留部材161を振動させる、車体左右方向の突条部または複数個の凸部が、接触凸部171に加えて、または接触凸部171の代わりに、薬剤貯留部材161の後側外壁面などに設けられていてもよい。薬剤貯留部材161を薬剤が固まりにくいように振動させるために、突条部の高さおよび幅、または複数個の凸部の高さ、幅および周期などを設定することが望ましい。
落下する薬剤が、たまねぎ苗カップ周回駆動チェーン190の内側および、たまねぎ苗カップ周回経路の内側に配置された平坦部である、たまねぎ苗カップ周回テーブル180の下側プレート181を通ってほぼ真っすぐに案内されるように、繰出しホース167は薬剤貯留部材161の下部に設けられた薬剤放出口を形成する繰出し漏斗166に接続されている。したがって、繰出しホース167を配索のために大きく曲げる必要はなく、繰出しホース167に対する大きい変形力は発生しないので、繰出しホース167の強度が保証され、圃場からの土壌が繰出しホース167へ侵入しにくい。
薬剤貯留部材161は、左側ヒンジ163Lの周りに上方へ向かって回動されて開けられる左側蓋プレート162Lと、右側ヒンジ163Rの周りに上方へ向かって回動されて開けられる右側蓋プレート162Rと、を有する。
薬剤貯留部材上部に設けられている、左側蓋プレート162Lおよび右側蓋プレート162Rの蓋プレート上面は平坦であり、たまねぎ苗を補充するための予備たまねぎ苗箱、または薬剤を補充するための薬剤袋などを蓋プレート上面へ安定的に載置することができる。搭乗作業者は予備たまねぎ苗箱をたまねぎ苗カップ周回テーブル180へ載置することができるので、たまねぎ苗カップ投入作業は容易であり、欠株が発生しにくい。
左側蓋プレート162Lおよび右側蓋プレート162Rには、予備たまねぎ苗箱または薬剤袋などの車体振動および車体傾斜などに起因する滑落ちを抑制するための蓋プレート上面突起などが設けられていてもよい。
車体外側の回動支点である左側ヒンジ163Lおよび右側ヒンジ163Rの各々は独立的に設けられており、左側蓋プレート162Lおよび右側蓋プレート162Rの各々は車体外側へ向かって独立的に回動可能である。作業者は、たとえば、左側蓋プレート162Lを閉じて右側蓋プレート162Rを開けた後、閉じられた左側蓋プレート162Lへ重い薬剤袋を載置することにより、開けられた右側蓋プレート162Rからの薬剤貯留ホッパー投入作業を容易に行うことができる。したがって、右側蓋プレート162Rは風除けとしても機能し、左側蓋プレート162Lへ載置された薬剤袋からの薬剤零れが薬剤貯留ホッパー投入作業時に発生しにくいので、利便性が向上する。
(実施の形態2)
つぎに、図11を主として参照しながら、本実施の形態のたまねぎ苗移植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図11は、本発明における実施の形態2のたまねぎ苗移植機の左側面図である。
以下同様であるが、薬剤撒布機構260などは図面において示されていないこともあるし透視的にまたは省略的に示されていることもある。
本実施の形態のたまねぎ苗移植機は本発明における移植機の例であり、本実施の形態のたまねぎ苗は本発明における移植物の例である。
植付け機構240は本発明における移植物植付け機構の例であり、植付けホッパー241は本発明における移植物植付け具の例である。
たまねぎ苗箱270は本発明における移植物箱の例であり、たまねぎ苗セル271は本発明における移植物セルの例である。
たまねぎ苗箱載置機構280は、本発明における移植物箱載置機構の例である。
たまねぎ苗取出し機構290は、本発明における移植物取出し機構の例である。
まず説明されるのは、本実施の形態のたまねぎ苗移植機の基本的な構成および動作である。したがって、薬剤撒布機構260に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
図11においては1条植えのたまねぎ苗移植機が示されており、植付け機構240は、昇降されてたまねぎ苗を植付ける、1本の植付け条に対応する1個の植付けホッパー241を有する。
もちろん、本実施の形態のたまねぎ苗移植機は、1条植えのたまねぎ苗移植機に限らず、たとえば、2条植えのたまねぎ苗移植機であってもよい。
本実施の形態のたまねぎ苗移植機は、歩行作業者のためのハンドル213を有する、いわゆる全自動式歩行用移植機である。
車体210の前部には、エンジン220などが左右一対の従動前輪211とともに配置されている。エンジン220によって発生された駆動力は、左右一対の走行チェーンケース221を介して左右一対の駆動後輪212などへ伝達される。
操作ユニット230は、歩行作業者が車体210の後方を歩きながら車体走行操作を行うためのユニットである。
植付け機構240は、たまねぎ苗を植付ける植付けホッパー241を有する機構である。
たまねぎ苗箱載置機構280は、植付けられるたまねぎ苗をそれぞれ収納するための複数個のたまねぎ苗セル271が設けられているたまねぎ苗箱270を載置する機構である。
たまねぎ苗取出し機構290は、植付けられるたまねぎ苗をたまねぎ苗セル271から取出す機構である。
植付けられるたまねぎ苗は、たまねぎ苗セル271からたまねぎ苗取出し機構290により取出されて植付けホッパー241へ落下させられる。
車体210の後部には、たまねぎ苗を植付ける植付け機構240、および植付けられたたまねぎ苗の周辺の土壌に鎮圧荷重を負荷する鎮圧機構250などが駆動後輪212とともに配置されている。
図11および12を参照しながら、薬剤撒布機構260などについて具体的に説明する。
ここに、図12は、本発明における実施の形態2のたまねぎ苗移植機の薬剤撒布機構260近傍の模式的な部分正面図である。
図12においては、閉じられた左側蓋プレート262Lおよび右側蓋プレート262Rが実線で示されており、開けられた左側蓋プレート262Lおよび右側蓋プレート262Rが一点鎖線で示されている。
薬剤撒布機構260は、薬剤を撒布する機構である。
薬剤は、除草剤のような病害虫被害を抑制するための固体または液体の薬剤であってもよいし、しばしば肥料と呼ばれる、たまねぎ苗生育養分を補給するための固体または液体の薬剤であってもよい。
薬剤撒布機構260は、植付けホッパー241の上方に配置されている。
たまねぎ苗箱載置機構280の箱送り機能により移動するたまねぎ苗箱270のたまねぎ苗セル271からたまねぎ苗を取出す、たまねぎ苗取出し機構290のカバーの上方の開放スペースを利用することにより、薬剤供給位置を植付け機構240へ接近させることができる。したがって、薬剤撒布機構260の装着姿勢は安定的であり、車体振動などに起因する動作不良は発生しにくいので、薬剤撒布機構260の耐久性が向上する。
薬剤撒布機構260は植付け機構240から大きく離れていないので、繰出し漏斗266から落下する薬剤が通る繰出しホース267の長さは大きくならず、繰出しホース267をホース曲げ加工などにより大きく曲げる必要もない。したがって、繰出しホース267は下方へ向かってほぼ真っすぐに突出させられるので、薬剤は繰出しホース267において詰まりにくく、薬剤が繰出しホース267を通って圃場に到達するのに要求される時間は大きくならないので、薬剤供給が正確な薬剤供給量および薬剤供給位置で行われるのみならず、無駄な薬剤消費も抑制される。
繰出しホース267の配索は、昇降されてたまねぎ苗を植付ける植付けホッパー241と接触しないように行われてもよいし、植付けホッパー241の内壁面に沿って行われてもよいし、植付けホッパー241の外壁面に沿って行われてもよい。薬剤が病害虫被害を抑制するための薬剤である場合には、薬剤は繰出しホース267から植付けホッパー241の内に落下することが望ましい。薬剤がたまねぎ苗生育養分を補給するための薬剤である場合には、薬剤は繰出しホース267から植付けホッパー241の外に落下することが望ましい。繰出しホース267は、植付けホッパー昇降軌跡に沿って植付けホッパー241の動きに容易に追随することができる蛇腹ホースであってもよいし、平滑表面ホースであってもよい。
薬剤撒布機構260は、たまねぎ苗がたまねぎ苗セル271からたまねぎ苗取出し機構290により取出されて植付けホッパー241へ落下させられるたびに、所定の薬剤撒布量の薬剤を撒布する。
たまねぎ苗取出し機構290のたまねぎ苗取出し爪は、たまねぎ苗をたまねぎ苗セル271から取出すためのたまねぎ苗抜取り動作を行う。
薬剤撒布機構260は、動力を駆動されるたまねぎ苗取出し機構290のプーリー部材291から取出すベルト部材264と、ベルト部材264により取出された動力を利用して回転させられる、所定の薬剤撒布量の薬剤を撒布するための繰出しロール部材265と、を有する。
回転させられる繰出しロール部材265のロール外周面には、貯留されている薬剤を受けて落下させるための複数個の凹部が設けられている。
植付け伝動ケースの駆動軸と連結されたプーリー部材291により駆動されるベルト部材264は、繰出しロール部材265に巻回されている。
動力がベルト部材264によりたまねぎ苗取出し機構290から取出されるので、設定された薬剤撒布量の薬剤はたまねぎ苗取出し機構290のたまねぎ苗取出し爪によるたまねぎ苗抜取り動作と連動するように確実に撒布される。より具体的には、1ピッチのたまねぎ苗抜取り動作にともない、1ピッチの繰出しロール部材回転動作が行われるので、付加的な変速機構の挿入などがなければ、薬剤撒布タイミングは植付け間隔の調節に応じて自動的に調節される。したがって、薬剤供給が正確な薬剤供給量および薬剤供給位置で行われるのみならず、無駄な薬剤消費も抑制される。
動力はたまねぎ苗取出し機構290から薬剤撒布機構260へ取出されるので、薬剤撒布機構260のためのモーターのような専用動力源は不要であり、部品点数が削減される。そして、薬剤撒布機構260はたまねぎ苗取出し機構290から大きく離れていないので、このような動力取出し伝動構成は複雑化しない。
実施の形態2の変形例のたまねぎ苗移植機においては、薬剤撒布機構260は、所定の薬剤撒布量の薬剤を撒布するための繰出しシャッター部材と、繰出しシャッター部材の開閉を調節する開閉調節部材と、を有してもよい。
手動調節式ダイヤルまたは、たまねぎ苗の種類および茎丈または茎径のような長さに関する生育状態の画像判定結果のみならず圃場マップの圃場土質データなども利用する、自動調節式ダイヤルのような開閉調節部材は、電磁シャッターのような繰出しシャッター部材の開閉量または開閉時間などを設定することにより、所定の薬剤撒布量を繰出しロール部材265よりも精密に調節するための部材である。
図11および12を参照しながら、薬剤撒布機構260などについてより具体的に説明する。
薬剤撒布機構260は、薬剤を貯留する薬剤貯留部材261を有する。
薬剤貯留部材261は、たとえば、車体左右方向の回転軸により回転される繰出しロール部材265、または繰出しロール部材265と同様に機能する繰出しシャッター部材などが下部に設けられている樹脂製の薬剤貯留ホッパーである。
薬剤貯留部材261は、左側ヒンジ263Lの周りに上方へ向かって回動されて開けられる左側蓋プレート262Lと、右側ヒンジ263Rの周りに上方へ向かって回動されて開けられる右側蓋プレート262Rと、を有する。
薬剤貯留部材上部に設けられている、左側蓋プレート262Lおよび右側蓋プレート262Rの蓋プレート上面は平坦であり、たまねぎ苗を補充するための予備たまねぎ苗箱、または薬剤を補充するための薬剤袋などを蓋プレート上面へ安定的に載置することができる。
左側蓋プレート262Lおよび右側蓋プレート262Rには、予備たまねぎ苗箱または薬剤袋などの車体振動および車体傾斜などに起因する滑落ちを抑制するための蓋プレート上面突起などが設けられていてもよい。
車体外側の回動支点である左側ヒンジ263Lおよび右側ヒンジ263Rの各々は独立的に設けられており、左側蓋プレート262Lおよび右側蓋プレート262Rの各々は車体外側へ向かって独立的に回動可能である。作業者は、たとえば、左側蓋プレート262Lを閉じて右側蓋プレート262Rを開けた後、閉じられた左側蓋プレート262Lへ重い薬剤袋を載置することにより、開けられた右側蓋プレート262Rからの薬剤貯留ホッパー投入作業を容易に行うことができる。したがって、右側蓋プレート262Rは風除けとしても機能し、左側蓋プレート262Lへ載置された薬剤袋からの薬剤零れが薬剤貯留ホッパー投入作業時に発生しにくいので、利便性が向上する。
(実施の形態3)
つぎに、図13を主として参照しながら、本実施の形態の馬鈴薯種いも移植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図13は、本発明に関連する発明における実施の形態3の馬鈴薯種いも移植機の左側面図である。
以下同様であるが、馬鈴薯種いもカップ投入機構390などは図面において示されていないこともあるし透視的にまたは省略的に示されていることもある。
まず説明されるのは、本実施の形態の馬鈴薯種いも移植機の基本的な構成および動作である。したがって、馬鈴薯種いもカップ投入機構390に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
図13においては1条植えの馬鈴薯種いも移植機が示されており、植付け機構340は、昇降されて馬鈴薯種いもを植付ける、1本の植付け条に対応する1個の植付けホッパー341を有する。
もちろん、本実施の形態の馬鈴薯種いも移植機は、1条植えの馬鈴薯種いも移植機に限らず、たとえば、2条植えの馬鈴薯種いも移植機であってもよい。
本実施の形態の馬鈴薯種いも移植機は、歩行作業者のためのハンドル313を有する、いわゆる半自動式歩行用移植機である。
車体310の前部には、エンジン320などが左右一対の従動前輪311とともに配置されている。エンジン320によって発生された駆動力は、左右一対の走行チェーンケース321を介して左右一対の駆動後輪312などへ伝達される。
操作ユニット330は、歩行作業者が車体310の後方を歩きながら車体走行操作を行うためのユニットである。
植付け機構340は、馬鈴薯種いもを植付ける植付けホッパー341を有する機構である。
馬鈴薯種いも載置機構360は、植付けられる馬鈴薯種いもを載置する機構である。
馬鈴薯種いもカップ投入機構390は、植付けられる馬鈴薯種いもを馬鈴薯種いもカップ370へ投入する機構である。
植付けられる馬鈴薯種いもは、歩行作業者により馬鈴薯種いも載置機構360から馬鈴薯種いもカップ投入機構390へ移動させられ、馬鈴薯種いもカップ投入機構390により馬鈴薯種いもカップ370へ落下させられる。
複数個の馬鈴薯種いもカップ370は、馬鈴薯種いもカップ周回経路に沿って周回させられる、植付けられる馬鈴薯種いもをそれぞれ受容れるためのカップである。
植付けられる馬鈴薯種いもは、馬鈴薯種いもカップ370から植付けホッパー341へ落下する。
車体310の後部には、馬鈴薯種いもを植付ける植付け機構340、および植付けられた馬鈴薯種いもの周辺の土壌に鎮圧荷重を負荷する鎮圧機構350などが駆動後輪312とともに配置されている。
図13および14を参照しながら、馬鈴薯種いもカップ投入機構390などについて具体的に説明する。
ここに、図14は、本発明に関連する発明における実施の形態3の馬鈴薯種いも移植機の馬鈴薯種いもカップ投入機構390近傍の模式的な部分平面図である。
円形回転テーブルである馬鈴薯種いもカップ周回テーブル380の平面視における中央の上方には、電動式回転ベルト装置である馬鈴薯種いもカップ投入機構390が配置されている。
馬鈴薯種いもカップ投入機構390のベルト外周面は傾斜しており、車体110の前部に配置された作業台である馬鈴薯種いも載置機構360に近い前側が高く、馬鈴薯種いもカップ周回テーブル380に近い後側が低い。
馬鈴薯種いもは、馬鈴薯種いも載置機構360から馬鈴薯種いもカップ投入機構390へ転がされ、馬鈴薯種いもカップ投入機構390により馬鈴薯種いもカップ370へ落下させられる。したがって、歩行作業者が面倒な馬鈴薯種いもカップ投入作業を手で行う必要はなく、作業効率が向上する。
馬鈴薯種いもカップ投入機構390のベルト外周面には、馬鈴薯種いも載置機構360から転がされた馬鈴薯種いもをそれぞれ収納するための複数個の馬鈴薯種いもセル391が格子状に設けられている。
馬鈴薯種いもセル391の縦ピッチおよび横ピッチは、馬鈴薯種いもカップ370のカップサイズのみならず、馬鈴薯種いもカップ370のカップ周回速度および馬鈴薯種いもカップ投入機構390のベルト回転数なども考慮し、1個の馬鈴薯種いもセル391が1個の馬鈴薯種いもを確実に収納するように設定されている。
馬鈴薯種いもカップ周回テーブル380のカップ周回送り速度を検出するカップ周回送り速度センサー381などを利用することにより、馬鈴薯種いもカップ370のカップ周回速度が間接的に検出され、馬鈴薯種いもカップ投入機構390のベルト回転数がカップ周回送り速度センサー381の検出結果などに基づいて調節されることが望ましい。
馬鈴薯種いもカップ370のカップ周回速度を直接的に検出するカップ周回速度センサーなどが、カップ周回送り速度センサー381の代わりに利用されてもよい。
本発明における移植機は、正確な薬剤撒布を行うことができ、たまねぎ苗移植機などのような移植機に利用する目的に有用である。
110 車体
111 従動前輪
112 駆動後輪
113 ハンドル
114 座席
115 フロア
120 エンジン
121 走行チェーンケース
130 操作ユニット
140 植付け機構
141 植付けホッパー
150 鎮圧機構
160 薬剤撒布機構
161 薬剤貯留部材
162L 左側蓋プレート
162R 右側蓋プレート
163L 左側ヒンジ
163R 右側ヒンジ
164 ギヤ部材
165 繰出しロール部材
166 繰出し漏斗
167 繰出しホース
168 繰出しシャッター部材
169 開閉調節部材
170 たまねぎ苗カップ
171 接触凸部
172 供給カップ部
173 ガイドカップ部
174 底蓋部
175 底蓋付勢スプリング部
176 カップ連結具
180 たまねぎ苗カップ周回テーブル
181 下側プレート
182 内側ガイドレール
183 外側ガイドレール
184 閉じガイドレール
185 前側プレート
186 たまねぎ苗落下調節プレート
187 底蓋復帰プレート
190 たまねぎ苗カップ周回駆動チェーン
191 駆動スプロケット部材
192 従動スプロケット部材
193 テンションスプロケット部材
210 車体
211 従動前輪
212 駆動後輪
213 ハンドル
220 エンジン
221 走行チェーンケース
230 操作ユニット
240 植付け機構
241 植付けホッパー
250 鎮圧機構
260 薬剤撒布機構
261 薬剤貯留部材
262L 左側蓋プレート
262R 右側蓋プレート
263L 左側ヒンジ
263R 右側ヒンジ
264 ベルト部材
265 繰出しロール部材
266 繰出し漏斗
267 繰出しホース
270 たまねぎ苗箱
271 たまねぎ苗セル
280 たまねぎ苗箱載置機構
290 たまねぎ苗取出し機構
291 プーリー部材
310 車体
311 従動前輪
312 駆動後輪
313 ハンドル
320 エンジン
321 走行チェーンケース
330 操作ユニット
340 植付け機構
341 植付けホッパー
350 鎮圧機構
360 馬鈴薯種いも載置機構
370 馬鈴薯種いもカップ
380 馬鈴薯種いもカップ周回テーブル
381 カップ周回送り速度センサー
390 馬鈴薯種いもカップ投入機構
391 馬鈴薯種いもセル

Claims (7)

  1. 移植物を植付ける移植物植付け具(141)を有する移植物植付け機構(140)と、
    薬剤を撒布する薬剤撒布機構(160)と、
    移植物カップ周回経路に沿って周回させられる、前記植付けられる移植物をそれぞれ受容れるための複数個の移植物カップ(170)と、
    を備え、
    前記植付けられる移植物は、前記移植物カップ(170)から前記移植物植付け具(141)へ落下し、
    前記薬剤撒布機構(160)は、前記移植物カップ周回経路の内側に配置されていることを特徴とする移植機。
  2. 前記薬剤撒布機構(160)は、前記移植物が前記移植物カップ(170)から前記移植物植付け具(141)へ落下するたびに、所定の薬剤撒布量の前記薬剤を撒布することを特徴とする請求項1に記載の移植機。
  3. 前記複数個の移植物カップ(170)は、駆動される無端チェーン(190)を利用して前記移植物カップ周回経路に沿って周回させられ、
    前記薬剤撒布機構(160)は、動力を前記駆動される無端チェーン(190)から取出すギヤ部材(164)と、前記ギヤ部材(164)により取出された動力を利用して回転させられる、前記所定の薬剤撒布量の前記薬剤を撒布するための繰出しロール部材(165)と、を有することを特徴とする請求項2に記載の移植機。
  4. 前記薬剤撒布機構(160)は、前記所定の薬剤撒布量の前記薬剤を撒布するための繰出しシャッター部材(168)と、前記繰出しシャッター部材(168)の開閉を調節する開閉調節部材(169)と、を有することを特徴とする請求項2に記載の移植機。
  5. 前記薬剤撒布機構(160)は、前記薬剤を貯留する薬剤貯留部材(161)を有し、
    前記複数個の移植物カップ(170)は、前記移植物カップ周回経路に沿って周回させられながら、前記薬剤貯留部材(161)を振動させるように前記薬剤撒布機構(160)と接触することを特徴とする請求項1に記載の移植機。
  6. 移植物を植付ける移植物植付け具(241)を有する移植物植付け機構(240)と、
    薬剤を撒布する薬剤撒布機構(260)と、
    前記植付けられる移植物をそれぞれ収納するための複数個の移植物セル(271)が設けられている移植物箱(270)を載置する移植物箱載置機構(280)と、
    前記植付けられる移植物を前記移植物セル(271)から取出す移植物取出し機構(290)と、
    を備え、
    前記植付けられる移植物は、前記移植物セル(271)から前記移植物取出し機構(290)により取出されて前記移植物植付け具(241)へ落下させられ、
    前記薬剤撒布機構(260)は、前記移植物植付け具(241)の上方に配置されていることを特徴とする移植機。
  7. 前記薬剤撒布機構(160)は、前記薬剤を貯留する薬剤貯留部材(161)を有し、
    前記薬剤貯留部材(161)は、左側ヒンジ(163L)の周りに上方へ向かって回動されて開けられる左側蓋プレート(162L)と、右側ヒンジ(163R)の周りに上方へ向かって回動されて開けられる右側蓋プレート(162R)と、を有することを特徴とする請求項1または6に記載の移植機。
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