JP2021001574A - 圧電ポンプ、及び、液体吐出装置 - Google Patents

圧電ポンプ、及び、液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッファ室内に気体を留めることができる圧電ポンプを提供すること。【解決手段】圧電ポンプは、ダイアフラムと、ポンプ本体と、第1逆止弁と、第2逆止弁と、バッファ室と、ポートと、壁部と、を備える。ポンプ本体は、前記ダイアフラムとともに圧力室を構成する凹部、前記凹部の前記ダイアフラムと対向する底部に設けられる流入口、及び、前記底部に設けられ、前記流入口と離間して設けられる排出口を有する。第1逆止弁は、前記ポンプ本体の前記流入口に設けられ、一次側から前記圧力室へ液体を流す。第2逆止弁は、前記ポンプ本体の前記排出口に設けられ、前記圧力室から二次側へ前記液体を流す。バッファ室は、前記流入口の一次側及び前記排出口の二次側の少なくとも一方に設けられる。ポートは、前記バッファ室に設けられる。壁部は、前記バッファ室内に設けられ、前記バッファ室に流入する前記液体中の気体を留める気体室を形成する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、圧電ポンプ、及び、液体吐出装置に関する。
例えば、インクジェットヘッドを用いたインク循環式の記録装置等に用いられる液体吐出装置に、圧電ポンプを用いる技術が知られている。圧電ポンプは、ダイアフラムを屈曲変位させることで、圧力室の容積を変化させ、流入口から液体を吸い込み、そして、排出口から液体を吐出する。
圧電ポンプは、圧力室の一次側及び二次側にバッファ室を有する構成も知られている。また、バッファ室に気体を留めることで、留めた気体をダンパとして機能させて、ダイアフラムの屈曲変化により発生する圧力変動を吸収・発散し、流量を増加させることも考えられる。
特開2015−117647号公報
本発明が解決しようとする課題は、バッファ室内に気体を留めることができる圧電ポンプ、及び、液体吐出装置を提供することにある。
実施形態の圧電ポンプは、ダイアフラムと、ポンプ本体と、第1逆止弁と、第2逆止弁と、バッファ室と、ポートと、壁部と、を備える。ポンプ本体は、前記ダイアフラムとともに圧力室を構成する凹部、前記凹部の前記ダイアフラムと対向する底部に設けられる流入口、及び、前記底部に設けられ、前記流入口と離間して設けられる排出口を有する。第1逆止弁は、前記ポンプ本体の前記流入口に設けられ、一次側から前記圧力室へ液体を流す。第2逆止弁は、前記ポンプ本体の前記排出口に設けられ、前記圧力室から二次側へ前記液体を流す。バッファ室は、前記流入口の一次側及び前記排出口の二次側の少なくとも一方に設けられる。ポートは、前記バッファ室に設けられる。壁部は、前記バッファ室内に設けられ、前記バッファ室に流入する前記液体中の気体を留める気体室を形成する。
一実施形態に係る圧電ポンプの構成を示す断面図。 同圧電ポンプの第1バッファ室及び第2バッファ室の構成を示す断面図。 同圧電ポンプの第1バッファ室及び第2バッファ室の構成を示す断面図。 同圧電ポンプのダイアフラム及び圧電素子の屈曲変位の例を示す断面図。 同圧電ポンプのダイアフラム及び圧電素子の屈曲変位の例を示す断面図。 同圧電ポンプの使用の一例を示す断面図。 一実施形態に係る記録装置の構成を示す側面図。 同記録装置に用いられる液体吐出装置の構成を示す説明図。 同記録装置に用いられるモジュール制御部の構成を示す説明図。 他の実施形態に係る圧電ポンプの第1バッファ室及び第2バッファ室の構成を示す断面図。 他の実施形態に係る圧電ポンプの第1バッファ室及び第2バッファ室の構成を示す断面図。 他の実施形態に係る圧電ポンプの構成を示す断面図。
以下、一実施形態に係る圧電ポンプ100及び圧電ポンプ100を用いた記録装置1について、図1乃至図9を用いて説明する。図1は、一実施形態に係る圧電ポンプ100の構成を示す断面図であり、図2及び図3は、圧電ポンプ100に用いられる第1バッファ室112及び第2バッファ室116の構成を異なる方向から示す断面図である。図4及び図5は、圧電ポンプ100の構成であって、ダイアフラム102及び圧電素子103の屈曲の例をそれぞれ示す断面図である。図6は、圧電ポンプ100の上下方向を図2の姿勢と逆にした場合の一例を示す断面図である。図7は、記録装置1の構成を示す側面図であり、図8は、記録装置1に用いられる液体吐出装置10の構成を示す説明図である。図9は、記録装置1に用いられるモジュール制御部38の構成を示す説明図である。各図において説明のため、適宜構成を拡大、縮小または省略して示している。
(圧電ポンプ100)
先ず、一実施形態に係る圧電ポンプ100について、図1乃至図6を用いて説明する。
圧電ポンプ100は、所謂ダイアフラムポンプである。圧電ポンプ100は、インク、医薬品、分析用試薬等の各種の液体を搬送する。本実施形態おいては、圧電ポンプ100は、液体としてインクを搬送する構成を説明する。また、圧電ポンプ100は、記録装置1として、液体吐出装置10を複数有する記録装置1に搭載される例を説明する。
図1に示すように、圧電ポンプ100は、ポンプ本体101と、ダイアフラム102と、圧電素子103と、第1逆止弁104と、第2逆止弁105と、を備える。圧電ポンプ100は、第1ポート111、第1バッファ室112、流入口113、圧力室114、排出口115、第2バッファ室116及び第2ポート117を含む。
第1ポート111は、圧電ポンプ100の一次側の液体を供給する配管等に接続される。第1ポート111は、第1バッファ室112に接続される。例えば、第1ポート111は、ポンプ本体101の一部により形成される。例えば、第1ポート111は、配管と接続可能な筒状に形成される。
図1乃至図6に示すように、第1バッファ室112は、第1ポート111の二次側であって、且つ、圧力室114の一次側に設けられる。第1バッファ室112は、所定の容積の空間を形成する。第1バッファ室112は、内部の空間を区画し、第1気体室112aを形成する第1壁部112bを有する。
圧電ポンプ100を記録装置1に設けた姿勢において、第1壁部112bは、重力方向で下方の端部が第1バッファ室112の内面と離間し、そして、下方の端部以外は、第1バッファ室112の内面と一体に形成される。
例えば、第1壁部112bは、第1バッファ室112の熱さ方向、換言すると、流入口113の軸方向で対向する第1バッファ室112の二つの内面と一体に形成される。また、例えば、第1壁部112bは、一方の端部が第1バッファ室112の内周面に一体に設けられ、そして、他方の端部が第1バッファ室112の内周面と離間して設けられる。
具体例として、第1壁部112bの一方の端部は、第1バッファ室112の第2バッファ室116側の内面に一体に設けられる。第1壁部112bの他方の端部は、第1ポート111と離間して対向する位置に設けられる。また、第1壁部112bは、流入口113を避けるように一方の端部から他方の端部に向かって、所定の曲率半径で湾曲する。
これにより、図2に示すように、第1壁部112bは、第1ポート111から第1バッファ室112に流入した液体の流れを乱し、液体中に含まれる気体190を気体室112aへ移動させる。また、第1壁部112bは、気体190を気体室112aへ留める。また、第1気体室112aは、圧電ポンプ100を記録装置1に設けた姿勢において、重力方向で少なくとも第1ポート111よりも第1バッファ室112の上方側に位置するとともに、上方が閉塞する。
流入口113は、第1バッファ室112及び圧力室114を連続する。流入口113は、ポンプ本体101の第1バッファ室112及び圧力室114を連続する孔である。例えば、流入口113は、複数の第1孔124により構成される。流入口113の圧力室114側には、第1逆止弁104が設けられる。これにより、流入口113は、第1バッファ室112から圧力室114へ液体を流すとともに、圧力室114から第1バッファ室112への液体の流れを規制する。
圧力室114は、ポンプ本体101、ダイアフラム102及び圧電素子103によって構成される。圧力室114は、所定の容積に形成される。また、圧力室114は、ダイアフラム102に設けられた圧電素子103が屈曲し、ダイアフラム102が変形することで容積が可変する。
具体例として、圧力室114は、ポンプ本体101に形成された有底円筒状の凹部121と、凹部121の開口端側に設けられたダイアフラム102と、ダイアフラム102の外面に設けられた圧電素子103と、により構成される。圧力室114は、ポンプ本体101の凹部121のダイアフラム102と対向する底部121bに流入口113及び排出口115が設けられる。圧力室114は、流入口113及び排出口115に設けられる第1逆止弁104及び第2逆止弁105によって、液体の流れ方向が規制される。具体例として、圧力室114は、流入口113から液体が流入し、そして、排出口115から液体が排出する。
排出口115は、圧力室114及び第2バッファ室116を連続する。排出口115は、ポンプ本体101の圧力室114及び第2バッファ室116を連続する孔である。例えば、排出口115は、複数の第2孔125により構成される。排出口115の第2バッファ室116側には、第2逆止弁105が設けられる。これにより、排出口115は、圧力室114から第2バッファ室116へ液体を流すとともに、第2バッファ室116から圧力室114への液体の流れを規制する。
第2バッファ室116は、圧力室114の二次側であって、且つ、第2ポート117の一次側に設けられる。第2バッファ室116は、所定の容積の空間を形成する。第2バッファ室116は、内部の空間を区画し、第2気体室116aを形成する第2壁部116bを有する。
圧電ポンプ100を記録装置1に設けた姿勢において、第2壁部116bは、重力方向で下方の端部が第2バッファ室116の内面と離間し、そして、下方の端部以外は、第2バッファ室116の内面と一体に形成される。
例えば、第2壁部116bは、第2バッファ室116の厚さ方向、換言すると、流入口113の軸方向で対向する第2バッファ室116の二つの内面と一体に形成される。また、例えば、第2壁部116bは、一方の端部が第2バッファ室116の内周面に一体に設けられ、そして、他方の端部が第2バッファ室116の内周面と離間して設けられる。
具体例として、第2壁部116bの一方の端部は、第2バッファ室116の第2ポート117に隣接する内面に一体に設けられる。第2壁部116bの他方の端部は、第2バッファ室116の第1バッファ室112側の内面と離間して対向する位置に設けられる。また、第2壁部116bは、一方の端部側が第2ポート117と対向し、且つ、排出口115を避けるように一方の端部から他方の端部に向かって、所定の曲率半径で湾曲する。
これにより、図2に示すように、第2壁部116bは、排出口115から第2バッファ室116に流入した液体を、第2壁部116bの他方の端部側を回って第2ポート117へ液体を移動させる。また、第2壁部116bは、液体中に含まれる気体190を、排出口115を含む空間である気体室116aに留める。また、第2気体室116aは、圧電ポンプ100を記録装置1に設けた姿勢において、重力方向で少なくとも第2ポート117よりも第2バッファ室116の上方側に位置するとともに、上方が閉塞する。
第2ポート117は、圧電ポンプ100の二次側の配管等に接続される。第2ポート117は、第2バッファ室116に接続される。例えば、第2ポート117は、ポンプ本体101の一部により形成される。例えば、第2ポート117は、配管と接続可能な筒状に形成される。また、第1ポート111及び第2ポート117は、例えば、同軸上に配置される。
ポンプ本体101は、第1ポート111、第1バッファ室112、流入口113、圧力室114の一部、排出口115、第2バッファ室116及び第2ポート117を構成する。
ポンプ本体101は、例えば、軸方向で一方の端部に、有底円筒状に形成された凹部121が形成される。ポンプ本体101は、例えば、軸方向で他方の端部側の外周面に、2つの円筒状の第1ポート111及び第2ポート117を有する。ポンプ本体101は、例えば、第1ポート111と流体的に連続する第1中空部122及び第2ポート117と流体的に連続する第2中空部123を内部に有する。また、ポンプ本体101は、例えば、凹部121及び第1中空部122を連続する複数の第1孔124と、凹部121及び第2中空部123を連続する複数の第2孔125と、を有する。
複数の第1孔124は、流入口113を構成する。複数の第2孔125は、排出口115を構成する。例えば、複数の第1孔124及び複数の第2孔125は、底部121bに設けられ、第1ポート111及び第2ポート117を結ぶ直線上に位置する。また、複数の第1孔124及び複数の第2孔125は、底部121bの略対称位置に設けられる。
凹部121は、ダイアフラム102とともに、圧力室114を構成する。第1中空部122は、第1バッファ室112を形成する。第2中空部123は、第2バッファ室116を構成する。例えば、第1バッファ室112及び第2バッファ室116は、略同じ容積に設定されていてもよく、例えば、第1バッファ室112の容積が第2バッファ室116の容積よりも小さく設定されていてもよい。例えば、図2及び図3においては、第1バッファ室112の容積が第2バッファ室116の容積よりも小さく設定される例を示す。このような構成においては、複数の第2孔125により構成される排出口115は、第2バッファ室116の中央位置に配置されることが好ましい。
図3に示すように、ポンプ本体101は、例えば、複数の部材が一体に組み合わされることで形成される。具体例として、ポンプ本体101は、例えば、図3に示すように、第1部材101A、第2部材101B及び第3部材101Cを有する。第1部材101A、第2部材101B及び第3部材101Cは、一体に組み立てられる。第1部材101Aは、例えば、凹部121の周壁部121aを構成する。第2部材101Bは、第1ポート111、凹部121のダイアフラム102と対向する底部121b、第1中空部122の周壁、第2中空部123の周壁、第1孔124、第2孔125及び第2ポート117を構成する。第3部材101Cは、第2部材101Bに設けられた第1中空部122の周壁及び第2中空部123の周壁を覆う。
ダイアフラム102は、例えば、円板状の金属板である。例えば、ダイアフラム102は、ステンレス材料で形成される。ダイアフラム102は、例えば、液体と直接接触することを防止するために、圧力室114側の面に樹脂材料の塗膜層を有する。ダイアフラム102は、例えば、配線106を介して交流電圧を供給する装置、例えば、記録装置1の後述するモジュール制御部38の循環ポンプ駆動回路74に接続される。なお、ダイアフラム102を形成する材料は、ステンレス材料に限定されず、例えば、ニッケル、真鍮、金、銀、銅等の材料を用いる構成であってもよい。
圧電素子103は、圧電セラミックである。圧電素子103は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)で形成される。圧電素子103は、例えば、ダイアフラム102の外径及び凹部121の周壁部121aの内径よりも外径が小さく形成された円板である。圧電素子103は、例えば、配線106を介して例えばモジュール制御部38の循環ポンプ駆動回路74に接続される。
圧電素子103は、ダイアフラム102の外面、即ち、圧力室114側の面と相対する面に接着剤等により固定される。圧電素子103は、厚さ方向で分極されており、厚さ方向に電界を印加すると面方向に伸縮する。
圧電素子103は、ダイアフラム102とともに、アクチュエータを構成する。圧電素子103は、厚さ方向に交流電圧が印加されることで面方向に伸縮し、圧電素子103の変形によってダイアフラム102を変形させて、圧力室114の容積を増減させる。なお、圧電素子103を形成する材料は、PZTに限定されず、他の材料を用いる構成であってもよい。
第1逆止弁104は、凹部121の底部121bに設けられ、流入口113を覆う。第1逆止弁104は、圧力室114から第1バッファ室112へ液体が逆流することを防止する。第1逆止弁104は、液体に耐性のある材料に構成される。本実施形態においては、第1逆止弁104は、例えば、ポリイミド材料により形成される。
これは、ポリイミド材料が、記録装置1で吐出させる液体である、水性インク、油性インク、揮発性溶剤のインク、またはUVインクなど各種インク材料に耐性があるためである。なお、第1逆止弁104は、ポリイミドに変えて、耐インク性の強い樹脂や金属、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、超高分子量PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、アルミニウム、ステンレス、ニッケル等の各種材料を用いることも可能である。なお、第1逆止弁104は、液体に耐性がある材料であれば、適宜設定可能である。
第2逆止弁105は、第2バッファ室116内に設けられ、排出口115を覆う。第2逆止弁105は、第2バッファ室116から圧力室114へ液体が逆流することを防止する。第2逆止弁105は、第1逆止弁104と同じ材料により形成される。
次に、このように構成された圧電ポンプ100の動作の一例について、図1乃至図5を用いて説明する。また、圧電ポンプ100は、図2及び図3に示すように、第1ポート111が下方に、第2ポート117が上方に位置し、第1ポート111及び第2ポート117を結ぶ直線が重力方向に沿った姿勢で用いられる。
先ず、図1に示すダイアフラム102及び圧電素子103に接続された配線106に、所定の波形の交流電圧が印加されると、圧電素子103は、図4に示すように、凹部121の底部121bから離間する方向に屈曲する。圧電素子103が屈曲することで、ダイアフラム102も凹部121の底部121bから離間するように屈曲し、圧力室114の容積が増加する。
圧力室114の容積の増加に伴い、圧力室114内が減圧されるため、第1バッファ室112内の圧力が圧力室114内の圧力よりも高くなり、第1逆止弁104が開く。よって、図4に矢印で示すように、第1バッファ室112内の気体室112a以外に存する液体が、流入口113を通って圧力室114内に移動する。また、第1バッファ室112内の液体が圧力室114内に移動すると、第1ポート111から第1バッファ室112内に液体が流入する。このとき、第1ポート111から流入した液体は、第1壁部112bの下端に位置する他方の端部で流れが乱され、液体中の気体の一部が第1壁部112bに沿って第1バッファ室112の第1壁部112bで区画される気体室112aに移動する。
次に、図4に示す状態において圧電素子103に印加される電圧とは逆の電圧が圧電素子103に印加されると、圧電素子103は、図5に示すように、凹部121の底部121bに近接する方向に屈曲する。圧電素子103が屈曲することで、ダイアフラム102も凹部121の底部121bに近接するように屈曲し、圧力室114の容積が減少する。
圧力室114の容積の減少に伴い、圧力室114が加圧されるため、圧力室114内の圧力が第2バッファ室116内の圧力よりも高くなり、第2逆止弁105が開く。また、このとき、圧力室114内の圧力が第1バッファ室112内の圧力よりも高くなることから、第1逆止弁104が閉じる。よって、図5に矢印で示すように、圧力室114内の液体が、排出口115を通って第2バッファ室116内に移動する。
また、第2バッファ室116に移動した液体中の空気は、その一部が第2壁部116bで区画され、排出口115が存する気体室116aに留まる。また、第2バッファ室116に移動した液体は、第2壁部116bの下端に存する他方の端部を通って、第2バッファ室116の内面及び第2壁部116bとの間を通って第2ポート117へ移動する。そして、第2ポート117から圧電ポンプ100の二次側へ移動する。
これらのように、交流電圧が継続的に圧電素子103に印加されると、圧電素子103が、図4に示す底部121bから離間する屈曲変位、及び、図5に示す底部121bに近接する屈曲変位が繰り返される。よって、第1ポート111から第1バッファ室112、流入口113、圧力室114、排出口115及び第2バッファ室116を通って、第2ポート117へ流れ、圧電ポンプ100の二次側へ液体が供給される。なお、圧電素子103に印加される交流電圧は、例えば、100V、100Hzの短形波の交流電圧である。
このように構成された圧電ポンプ100は、第1バッファ室112及び第2バッファ室116は、それぞれ、第1壁部112b及び第2壁部116bによって気体室112a、116aを含む。そして、この気体室112a、116aは、液体の移動時に、液体中の気体190を留める。よって、圧力室114においてダイアフラム102の屈曲変位が繰り返し行われ、圧力室114が液体の流入及び排出を繰り返したときに、第1バッファ室112の第1気体室112a及び第2バッファ室116の第2気体室116aの気体がダンパの機能を奏する。よって、ダイアフラム102の屈曲変化により発生する圧力変動を吸収及び発散し、流量を増加させることができる。
また、各壁部112b、116bは、圧電ポンプ100を記録装置1に設けた姿勢において、各バッファ室112、116の重力方向で上方に気体室112a、116aを構成する。また、各壁部112b、116bは、液体を各バッファ室112、116の重力方向で下方、より具体的には気体室112a、116aよりも下方を移動して、二次側へ移動させる。このため、気体室112a、116aに留まる気体が、液体の流れによって気体室112a、116aから二次側へ排出されることを抑制できる。
さらに言えば、第1ポート111を重力方向で下方に、第2ポート117を重力方向で上方に配置する姿勢で圧電ポンプ100を記録装置1に設けたとしても、図2に示すように、第1気体室112a及び第2気体室116aは、気体が二次側へ排出されることを抑制できる。
なお、図6に示すように、第1ポート111を重力方向で上方に、第2ポート117を重力方向で下方に配置する姿勢で圧電ポンプ100を記録装置1に設けてもよい。図6の姿勢で圧電ポンプ100を記録装置1に設けたとしても、第2バッファ室116の中央に排出口115を配置することで、気体190を各バッファ室112、116に留めることができる。
上述したように、本実施形態に係る圧電ポンプ100によれば、壁部112b、116bによってバッファ室112、116内に気体を留めることができる。
(記録装置1)
次に、圧電ポンプ100を備える記録装置1について、図7乃至図9を用いて説明する。
図7乃至図9に示すように、記録装置1は、複数の液体吐出装置10と、液体吐出装置10を移動可能に支持するヘッド支持機構11と、記録媒体Sを移動可能に支持する媒体支持機構12と、ホスト制御装置13と、を備える。
図7に示すように、複数の液体吐出装置10が、所定の方向に並列して配置されヘッド支持機構11に支持される。液体吐出装置10は、液体吐出ヘッド20及び循環装置30を一体に備える。液体吐出装置10は、液体として例えばインクIを液体吐出ヘッド20から吐出することで、対向して配される記録媒体Sに所望の画像を形成する。
複数の液体吐出装置10は、複数の色、例えばシアンインク、マゼンタインク、イエロインク、ブラックインク、ホワイトインクを、それぞれ吐出するが、使用するインクIの色あるいは特性は限定されない。たとえばホワイトインクに換えて、透明光沢インク、赤外線または紫外線を照射したときに発色する特殊インク等を吐出可能である。複数の液体吐出装置10は、同じ構成であるが、例えば、それぞれ使用するインクIが異なる。
液体吐出ヘッド20は、例えば、インクジェットヘッドである。液体吐出ヘッド20は、インクが流入する供給口20a、及び、インクIが流出する回収口20bを含む。液体吐出ヘッド20は、例えば、複数のノズル孔を有するノズルプレートと、ノズルプレートとの間に複数のインク圧力室を含む所定のインク流路を形成する基板と、基板に接合されたマニフォルドと、を備える。
次に循環装置30について説明する。循環装置30は、例えば、金属製の連結部品により液体吐出ヘッド20の上部に一体に連結されている。図8に示すように、循環装置30は、液体吐出ヘッド20を通り液体が循環可能に構成された所定の循環路31、第1循環ポンプ33、バイパス流路34、バッファタンク35、第2循環ポンプ36、開閉バルブ37、及び液体吐出動作を制御するモジュール制御部38を備える。
また、循環装置30は、循環路31の外部に設けられるインク補給タンク(液体補給タンク)としてのカートリッジ51を備える。
カートリッジ51は、インクIを保有可能に構成され、内部空間が大気開放されている。
循環路31は、第1流路31a、第2流路31b、第3流路31c及び第4流路31dを備える。第1流路31aは、カートリッジ51及び第1循環ポンプ33を接続する。第2流路31bは、第1循環ポンプ33及び液体吐出ヘッド20の供給口20aを接続する。第3流路31cは、液体吐出ヘッド20の回収口20b及び第2循環ポンプ36を接続する。第4流路31dは、第2循環ポンプ36及びカートリッジ51を接続する。第1流路31a及び第4流路31dは、金属または樹脂材料で構成されるパイプと、パイプの外面を覆うチューブとを備える。第1流路31a及び第4流路31dのパイプの外面を覆うチューブは、例えばPTFEチューブである。
循環路31を循環するインクIは、カートリッジ51から第1流路31a、第1循環ポンプ33、第2流路31b、及び液体吐出ヘッド20の供給口20aを通って液体吐出ヘッド20内に至る。また、循環路31を循環するインクIは、液体吐出ヘッド20から液体吐出ヘッド20の回収口20b、第3流路31c、第2循環ポンプ36、及び第4流路31dを通ってカートリッジ51に至る。
第1循環ポンプ33は、圧電ポンプ100である。第1循環ポンプ33は、第1ポート111が第1流路31aに接続され、第2ポート117が第2流路31bに接続される。第1循環ポンプ33は、第1流路31aから第2流路31bに向けて液体を送り出す。即ち、第1循環ポンプ33は、圧電素子103の動作により、圧力室114内の加圧及び減圧を繰り返し、カートリッジ51からインクIを吸い上げ、液体吐出ヘッド20にインクIを供給する。圧電ポンプ100は、例えば、第1ポート111が重力方向で下方に、第2ポート117が重力方向で上方に配置される姿勢で設けられる。
バイパス流路34は、第2流路31bと、第3流路31cとを接続する流路である。バイパス流路34は、循環路31における液体吐出ヘッド20の一次側である供給口20aと、液体吐出ヘッド20の二次側である回収口20bとを、液体吐出ヘッド20を通らずに短絡的に接続する。
バイパス流路34にはバッファタンク35が接続されている。具体的には、バイパス流路34は、バッファタンク35の一対の側壁の下部の所定箇所と第2流路31bとを接続する第1バイパス流路34aと、バッファタンク35の一対の側壁の下部の所定箇所と第3流路31cとを接続する第2バイパス流路34bとを備える。
例えば、第1バイパス流路34a及び第2バイパス流路34bは、同じ長さ及び同じ径を有し、いずれも循環路31よりも小径に構成されている。例えば、循環路31の直径は、第1バイパス流路34a及び第2バイパス流路34bの直径の2倍〜5倍程度に設定される。第1バイパス流路34a及び第2バイパス流路34bは、例えば、第2流路31b及び第1バイパス流路34aの接続位置と液体吐出ヘッド20の供給口20aとの距離と、第3流路31c及び第2バイパス流路34bの接続位置と液体吐出ヘッド20の回収口20bとの距離とが等しく設定される。
バッファタンク35は、バイパス流路34の流路断面積よりも大きい流路断面積を有する。バッファタンク35は、液体を貯留可能に形成される。バッファタンク35は、例えば上壁、下壁、後壁、前壁、及び左右一対の側壁を有し、内部に液体を貯留する収容室35aを形成する矩形の箱状に構成されている。
第1バイパス流路34aとバッファタンク35との接続位置と、第2バイパス流路34bとバッファタンク35との接続位置とは、同じ高さに設定される。バッファタンク35内の収容室35aの下部領域には、バイパス流路34を流れるインクIが配され、収容室35aの上部領域には空気室が形成される。すなわちバッファタンク35は、所定量の液体及び空気が貯留可能である。また、バッファタンク35には、バッファタンク35内の空気室を大気開放可能に構成された開閉バルブ37、及び圧力センサ39が設けられている。
第2循環ポンプ36は、圧電ポンプ100である。第2循環ポンプ36は、第1ポート111が第3流路31cに接続され、第2ポート117が第4流路31dに接続される。第2循環ポンプ36は、第3流路31cから第4流路31dに向けて液体を送り出す。即ち、第2循環ポンプ36は、液体吐出ヘッド20からインクIを回収し、回収したインクIをカートリッジ51に補給する。圧電ポンプ100は、例えば、第1ポート111が重力方向で下方に、第2ポート117が重力方向で上方に配置される姿勢で設けられる。
開閉バルブ37は、例えば電源が入った時に開き、電源が切れたら閉じる、ノーマルクローズのソレノイド開閉バルブである。開閉バルブ37は、モジュール制御部38の制御により開閉されることで、バッファタンク35の空気室を大気に対して開閉可能に構成される。
圧力センサ39は、バッファタンク35内の空気室の圧力を検出し、圧力の値を示す圧力データをモジュール制御部38へ送る。開閉バルブ37が開いており、バッファタンク35の空気室が大気に対して開放されている場合、圧力センサ39が検出する圧力データは、大気圧と等しい値になる。圧力センサ39は、開閉バルブ37が閉じており、バッファタンク35の空気室が大気に対して開放されていない場合のバッファタンク35の空気室の圧力を検出する。
圧力センサ39は、例えば半導体ピエゾ抵抗圧力センサを利用して圧力を電気信号として出力する。半導体ピエゾ抵抗圧力センサは、外部からの圧力を受けるダイアフラムと、このダイアフラムの表面に形成された半導体歪ゲージとを備える。半導体ピエゾ抵抗圧力センサは、外部からの圧力によるダイアフラムの変形に伴い歪ゲージに生じるピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化を電気信号に変換して圧力を検出する。
図9に示すように、モジュール制御部38は、液体吐出ヘッド20、第1循環ポンプ33、第2循環ポンプ36、及び開閉バルブ37の動作を制御する。モジュール制御部38は、プロセッサ71、メモリ72、通信インターフェース73、循環ポンプ駆動回路74、バルブ駆動回路76、及び液体吐出ヘッド駆動回路77を備える。
プロセッサ71は、演算処理を実行する演算素子、例えばCPU(Central Processing Unit)71である。CPU71は、メモリ72に記憶されているプログラムなどのデータに基づいて種々の処理を行う。CPU71は、メモリ72に格納されているプログラムを実行することにより、種々の制御を実行可能な制御回路として機能する。
メモリ72は、種々の情報を記憶する記憶装置である。メモリ72は、例えば、ROM(Read Only Memory)72a及びRAM(Random Access Memory)72bを含む。
ROM72aは、読み出し専用の不揮発性メモリである。ROM72aは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。例えば、ROM72aは、圧力制御に用いられる制御データとして、ノズル孔のインク圧力を算出する算出式や、目標圧力範囲、各ポンプの調整最大値などの各種設定値を記憶する。
RAM72bは、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM72bは、CPU71の処理中のデータなどを一時的に格納する。また、RAM72bは、CPU71が実行するプログラムを一時的に格納する。
通信インターフェース73は、他の機器と通信するインターフェースである。通信インターフェース73は、例えば、液体吐出装置10に印刷データを送信するホスト制御装置13との通信を中継する。
循環ポンプ駆動回路74は、CPU71の制御に基づき、圧電ポンプ100の圧電素子103に交流電圧を印加し、圧電ポンプ100を駆動し、循環路31内においてインクIを循環させる。循環ポンプ駆動回路74は、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36と同数設けられ、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36にそれぞれ接続される。第1循環ポンプ33に接続された循環ポンプ駆動回路74は、第1循環ポンプ33の圧電素子103に駆動電圧を印加する。第2循環ポンプ36に接続された循環ポンプ駆動回路74は、第2循環ポンプ36の圧電素子103に駆動電圧を印加する。
バルブ駆動回路76は、CPU71の制御に基づき、開閉バルブ37を駆動させ、バッファタンク35の空気室を大気開放させる。
液体吐出ヘッド駆動回路77は、CPU71の制御に基づき、液体吐出ヘッド20のアクチュエータに電圧を印加して液体吐出ヘッド20を駆動させ、液体吐出ヘッド20のノズル孔からインクIを吐出させる。
上記の構成において、CPU71は、通信インターフェース73によってホスト制御装置13と通信することにより、動作条件等の各種情報を受信する。また、CPU71が取得する各種情報は、通信インターフェース73経由で記録装置1のホスト制御装置13に送られる。
また、CPU71は、圧力センサ39から検知結果を取得し、取得した検知結果に基づいて、循環ポンプ駆動回路74、及びバルブ駆動回路76の動作を制御する。例えば、CPU71は、圧力センサ39の検知結果に基づき、循環ポンプ駆動回路74を制御することにより、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36の送液能力を制御する。これにより、CPU71は、ノズル孔のインク圧力を調整する。
また、CPU71は、バルブ駆動回路76を制御することにより、開閉バルブ37を開閉する。これにより、CPU71は、バッファタンク35の液位を調整する。
また、CPU71は、圧力センサ39から検知結果を取得し、取得した検知結果に基づいて、液体吐出ヘッド駆動回路77を制御することにより、液体吐出ヘッド20のノズル孔から記録媒体にインク滴を吐出する。具体的には、CPU71は、画像データに応じた画像信号を液体吐出ヘッド駆動回路77に入力する。液体吐出ヘッド駆動回路77は、画像信号に応じた液体吐出ヘッド20のアクチュエータを駆動する。液体吐出ヘッド駆動回路77が液体吐出ヘッド20のアクチュエータを駆動した場合、アクチュエータが変形し、アクチュエータと対向する位置のノズル孔のインク圧力(ノズル面圧)が変化する。ノズル面圧は、ノズル孔にインクIによって形成されたメニスカスに対して圧力室114のインクIが与える圧力である。ノズル面圧がノズル孔の形状及びインクIの特性などによって定まる所定の値を超えた場合、ノズル孔からインクIが吐出される。これにより、CPU71は、画像データに応じた画像を記録媒体に形成する。
このように構成された記録装置1は、液体吐出装置10の循環装置30に用いる第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36に、圧電ポンプ100を用いる構成である。この構成により、カートリッジ51は大気開放に設定され、循環路31内を循環するインクIは気体190を含む。そして、この気体190の一部が、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36にそれぞれ設けられたバッファ室112、116の気体室112a、116aに留まる。よって、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36の各ダイアフラム102の屈曲変化により発生する圧力変動を吸収及び発散し、流量を増加する。よって、記録装置1は、液体吐出ヘッド20へ所定の流量のインクIを供給することが可能となり、インク圧力の制御が安定して行える。
上述したように記録装置1は、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36に圧電ポンプ100を用いることで、バッファ室112、116内に気体を留めることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要
旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、上述した例では、圧電ポンプ100の第1バッファ室112に設けられる第1壁部112bの端部が第1ポート111と対向して配置される例を説明したがこれに限定されない。例えば、第1壁部112bは、図10に示す他の実施形態の圧電ポンプ100に示すように、第1壁部112bの端部(他方の端部)であって、第1ポート111と対向する部位に、爪部112cを有する構成としてもよい。爪部112cは、例えば、先鋭に形成される。具体例として、爪部112cは、平面視で三角形状に形成される。このような構成とすることで、爪部112cに第1ポート111から流入した液体が二方向に分留し、液体中に含まれる気体がより気体室112aに案内されることになる。よって、圧電ポンプ100は、好適に気体を気体室112aに留めることができる。
また、上述した例では、第1壁部112bは、端部(他方の端部)が第1ポート111と対向する例を説明したがこれに限定されない。即ち、第1壁部112bの一部が第1ポート111と対向して配置されることで、第1ポート111から第1バッファ室112に流入した液体に含まれる気体の一部が気体室112aに留まればよい。
このため、第1壁部112bは、他方の端部側が第1ポート111と対向する構成であってもよい。即ち、例えば、第1壁部112bは、図11に示す他の実施形態の圧電ポンプ100に示すように、第1壁部112bの一方の端部から第1ポート111を超えて第1壁部112bが延びるように、第1壁部112bの他方の端部が第1ポート111より超えた位置で、第1バッファ室112の内周面と離間して配置してもよい。また、この場合において、第1壁部112bの一方の端部に、先鋭の爪部112cを有する構成としてもよい。
また、上述した例では、圧電ポンプ100は、第1ポート111及び第2ポート117を重力方向に配置して記録装置1に設ける例を説明したがこれに限定されない。例えば、図12に示すように、第1ポート111及び第2ポート117を水平方向に配置する姿勢で圧電ポンプ100を記録装置1に設けてもよい。このような場合、気体室112a、116aがバッファ室112、116の重力方向で上方に位置するように、壁部112b、116bは、バッファ室112、116を重力方向で区画する構成とすればよい。
また、上述した例では、圧電ポンプ100は、第1バッファ室112及び第2バッファ室116を有し、そして、第1バッファ室112に第1壁部112bが、第2バッファ室116に第2壁部116bが設けられる構成を説明したがこれに限定されない。即ち、圧電ポンプ100は、第1バッファ室112及び第2バッファ室116のいずれか一方にのみ壁部112b、116bが設けられる構成であってもよい。また、圧電ポンプ100は、第1バッファ室112及び第2バッファ室116のいずれか一方のみを有し、有するバッファ室112、116に壁部112b、116bを有する構成であってもよい。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の圧電ポンプ及び記録装置によれば、壁部によってバッファ室内に気体を留めることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…記録装置、10…液体吐出装置、11…ヘッド支持機構、12…媒体支持機構、13…ホスト制御装置、20…液体吐出ヘッド、20a…供給口、20b…回収口、30…循環装置、31…循環路、31a…第1流路、31b…第2流路、31c…第3流路、31d…第4流路、33…第1循環ポンプ、34…バイパス流路、34a…第1バイパス流路、34b…第2バイパス流路、35…バッファタンク、35a…収容室、36…第2循環ポンプ、37…開閉バルブ、38…モジュール制御部、39…圧力センサ、51…カートリッジ、71…プロセッサ、72…メモリ、73…通信インターフェース、74…循環ポンプ駆動回路、76…バルブ駆動回路、77…液体吐出ヘッド駆動回路、100…圧電ポンプ、101…ポンプ本体、102…ダイアフラム、103…圧電素子、104…第1逆止弁、105…第2逆止弁、106…配線、111…第1ポート、112…第1バッファ室、112a…第1気体室、112b…第1壁部、112c…爪部、113…流入口、114…圧力室、115…排出口、116…第2バッファ室、116a…第2気体室、116b…第2壁部、117…第2ポート、121…凹部、121a…周壁部、121b…底部、122…第1中空部、123…第2中空部、124…第1孔、125…第2孔、190…気体、I…インク、S…記録媒体。

Claims (5)

  1. ダイアフラムと、
    前記ダイアフラムとともに圧力室を構成する凹部、前記凹部の前記ダイアフラムと対向する底部に設けられる流入口、及び、前記底部に設けられ、前記流入口と離間して設けられる排出口を有するポンプ本体と、
    前記ポンプ本体の前記流入口に設けられ、一次側から前記圧力室へ液体を流す第1逆止弁と、
    前記ポンプ本体の前記排出口に設けられ、前記圧力室から二次側へ前記液体を流す第2逆止弁と、
    前記流入口の一次側及び前記排出口の二次側の少なくとも一方に設けられるバッファ室と、
    前記バッファ室に設けられるポートと、
    前記バッファ室内に設けられ、前記バッファ室に流入する前記液体中の気体を留める気体室を形成する壁部と、
    を備える圧電ポンプ。
  2. 前記バッファ室は、前記流入口の一次側に設けられる流入側バッファ室及び前記排出口の二次側に設けられる排出側バッファ室を含み、
    前記ポートは、前記流入側バッファ室に接続される第1ポート及び前記排出側バッファ室に接続される第2ポートを含み、
    前記壁部は、前記流入側バッファ室及び前記排出口の少なくとも一方に設けられる、
    請求項1に記載の圧電ポンプ。
  3. 前記壁部は、前記流入側バッファ室に設けられる第1壁部及び前記排出側バッファ室に設けられる第2壁部を有し、
    前記第1壁部は、一端が前記第1ポートから流入する前記液体の流れ方向上で前記第1ポートと対向して配置される、
    請求項2に記載の圧電ポンプ。
  4. 前記第1壁部は、前記第1ポートと対向する端部に爪部を有する、
    請求項3に記載の圧電ポンプ。
  5. 液体タンクと、
    一次側及び二次側が前記液体タンクに接続された液体吐出ヘッドと、
    ダイアフラムと、前記ダイアフラムとともに圧力室を構成する凹部、前記凹部の前記ダイアフラムと対向する底部に設けられる流入口、及び、前記底部に設けられ、前記流入口と離間して設けられる排出口を有するポンプ本体と、前記ポンプ本体の前記流入口に設けられ、一次側から前記圧力室へ液体を流す第1逆止弁と、前記ポンプ本体の前記排出口に設けられ、前記圧力室から二次側へ前記液体を流す第2逆止弁と、前記流入口の一次側及び前記排出口の二次側の少なくとも一方に設けられるバッファ室と、前記バッファ室に設けられるポートと、前記バッファ室内に設けられ、前記バッファ室に流入する前記液体中の気体を留める気体室を形成する壁部と、を有する圧電ポンプと、
    前記液体タンク、前記液体吐出ヘッド及び前記圧電ポンプを接続する循環路と、
    を備える液体吐出装置。
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