JP7005205B2 - 液体循環装置、液体吐出装置及び液体吐出方法 - Google Patents

液体循環装置、液体吐出装置及び液体吐出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7005205B2
JP7005205B2 JP2017143838A JP2017143838A JP7005205B2 JP 7005205 B2 JP7005205 B2 JP 7005205B2 JP 2017143838 A JP2017143838 A JP 2017143838A JP 2017143838 A JP2017143838 A JP 2017143838A JP 7005205 B2 JP7005205 B2 JP 7005205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
tank
liquid
liquid discharge
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017143838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018043518A (ja
Inventor
千弘 原
和彦 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to US15/682,936 priority Critical patent/US10272692B2/en
Priority to EP17190477.4A priority patent/EP3293004A1/en
Publication of JP2018043518A publication Critical patent/JP2018043518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7005205B2 publication Critical patent/JP7005205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/18Ink recirculation systems

Description

本発明の実施形態は、液体循環装置、液体吐出装置及び液体吐出方法に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドを含む循環路において液体を循環させる液体循環装置と、を備える液体吐出装置が知られている。このような液体吐出装置は、循環路に設けられた複数のタンク内の圧力をポンプで調整することで液体吐出ヘッドのノズルの液体圧力を調整している。しかし、ポンプの能力が経時的に変化する場合、液体圧力の調整が困難になる。
特開2009-196207号公報
本発明が解決しようとする課題は、ノズルの液体圧力を適正に保つことが可能な液体循環装置、液体吐出装置及び液体吐出方法を提供することである。
実施形態に係る液体循環装置は、調整タンクと、第1ポンプと、第2ポンプと、圧力調整手段と、を備える。調整タンクは、液体を吐出する液体吐出ヘッドを通る循環路に配され、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する。第1ポンプは、前記循環路において、前記液体吐出ヘッドの一次側と前記調整タンクとの間に設けられ、液体を前記液体吐出ヘッドに向けて送る。第2ポンプは、前記循環路において、前記液体吐出ヘッドの二次側と前記調整タンクとの間に設けられ、液体を前記調整タンクに向けて送る。圧力調整手段は、前記循環路における前記液体吐出ヘッドの一次側及び二次側の圧力に基づき、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの送液能力を調整する圧力調整を行う前記調整タンクは、内部に形成される空気室が大気開放可能に構成される。前記第1ポンプ及び前記第2ポンプは圧電ポンプである。前記圧力調整手段は、前記圧力調整の際、前記調整タンクを大気開放させるとともに、前記圧電ポンプの圧電体に印加する電圧を変化させることにより前記送液能力を制御し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲内である場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより加圧し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲を超える場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより加圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲内である場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより減圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲を超える場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより減圧する。
一実施形態にかかるインクジェット記録装置の構成を示す側面図。 同実施形態にかかる液体吐出装置の構成を示す説明図。 同液体吐出装置の液体吐出ヘッドの構成を示す説明図。 同液体吐出装置の圧電ポンプの構成を示す説明図。 同液体吐出装置の制御部の構成を示すブロック図。 同液体吐出装置の制御方法を示すフローチャート。 他の実施形態にかかる液体吐出装置の構成を示す説明図。 他の実施形態にかかる液体吐出装置の構成を示す説明図。
以下、一実施形態にかかる液体吐出装置10及び液体吐出装置10を備えるインクジェット記録装置1について、図1乃至図6を参照して説明する。各図において説明のため、適宜構成を拡大、縮小または省略して示している。図1はインクジェット記録装置1の構成を示す側面図である。図2は液体吐出装置10の構成を示す説明図である。図3は液体吐出ヘッド20の構成を示す説明図である。図4は第1循環ポンプ33,第2循環ポンプ36及び補給ポンプ53の構成を示す説明図である。図5は液体吐出装置10のモジュール制御部38を示すブロック図である。図6は液体吐出装置10の制御方法を示すフローチャートである。
図1に示すインクジェット記録装置1は、複数の液体吐出装置10と、液体吐出装置10を移動可能に支持するヘッド支持機構11と、記録媒体Sを移動可能に支持する媒体支持機構12と、ホスト制御装置13と、を備える。
図1に示すように、複数の液体吐出装置10が、所定の方向に並列して配置されヘッド支持機構11に支持される。液体吐出装置10は、液体吐出ヘッド20及び循環装置30を一体に備える。液体吐出装置10は、液体として例えばインクIを液体吐出ヘッド20から吐出することで、対向して配される記録媒体Sに所望の画像を形成する。
複数の液体吐出装置10は、複数の色、例えばシアンインク、マゼンタインク、イエロインク、ブラックインク、ホワイトインクを、それぞれ吐出するが、使用するインクIの色あるいは特性は限定されない。たとえばホワイトインクに換えて、透明光沢インク、赤外線または紫外線を照射したときに発色する特殊インク等を吐出可能である。複数の液体吐出装置10は、それぞれ使用するインクが異なるものの同じ構成である。
図3に示される液体吐出ヘッド20は、インクジェットヘッドであり、複数のノズル孔21aを有するノズルプレート21と、基板22と、基板22に接合されたマニフォルド23と、を備える。基板22は、ノズルプレート21に対向して接合され、ノズルプレート21との間に複数のインク圧力室25を含む所定のインク流路28を形成する所定形状に構成されている。基板22の、各インク圧力室25に面する部位には、アクチュエータ24が設けられている。基板22は、同じ列の複数のインク圧力室25の間に配される隔壁を備える。アクチュエータ24は、ノズル孔21aに対向配置されており、アクチュエータ24とノズル孔21aとの間にインク圧力室25が形成される。
液体吐出ヘッド20は、ノズルプレート21と、基板22と、マニフォルド23とによって、内部にインク圧力室25を有する所定の流路28を構成する。基板22の、各インク圧力室25に面する部位には、電極24a,24bを備えるアクチュエータ24が設けられている。アクチュエータ24は駆動回路に接続される。液体吐出ヘッド20は、モジュール制御部38の制御によりアクチュエータ24が電圧に応じて変形することで、対向配置されたノズル孔21aから液体を吐出させる。
図2に示すように、循環装置30は、金属製の連結部品により液体吐出ヘッド20の上部に一体に連結されている。循環装置30は、液体吐出ヘッド20を通り液体が循環可能に構成された所定の循環路31と、この循環路31に順に設けられた調整タンクである中間タンク32、第1循環ポンプ33、第1タンクである上流タンク34、第2タンクである下流タンク35、及び第2循環ポンプ36と、複数の開閉バルブ37a,37bと、液体吐出動作を制御するモジュール制御部38と、を備える。
また、循環装置30は、循環路31の外部に設けられる補給タンクとしてのカートリッジ51と、供給路52と、補給ポンプ53と、を備える。カートリッジ51は、中間タンク32に供給されるインクを保有可能に構成され、内部の空気室は大気開放されている。供給路52は中間タンク32とカートリッジ51とを接続する流路である。補給ポンプ53は、供給路52に設けられ、カートリッジ51内のインクを中間タンク32へ送液する。
循環路31を構成する第1流路31a~第4流路31d及び、供給路52は、金属または樹脂材料で構成されるパイプと、パイプの外面を覆うチューブ、例えばPTFEチューブと、を備える。循環路31は、中間タンク32と上流タンク34を接続する第1流路31aと、上流タンク34と液体吐出ヘッド20の供給口20aとを接続する第2流路31bと、液体吐出ヘッド20の回収口20bと下流タンク35とを接続する第3流路31cと、下流タンク35と中間タンク32とを接続する第4流路31dと、を備える。
循環路31は、中間タンク32から第1流路31a、第2流路31bを通って液体吐出ヘッド20の供給口20aに至り、液体吐出ヘッド20の回収口20bから第3流路31c及び第4流路31dを通って中間タンク32に至る。
中間タンク32は、循環路31によって液体吐出ヘッド20に接続され、液体を貯留可能に構成されている。中間タンク32内の液面には、気泡の混入を防止するために例えばポリイミドまたはPTFEで構成される隔膜32aが形成されている。中間タンク32には中間タンク32内の空気室を大気開放可能に構成された開閉バルブ37aが設けられている。また中間タンク32の液面には、液位センサ54が設けられている。
上流タンク34は、液体吐出ヘッド20の上流側に配され、液体を貯留可能に構成されている。上流タンク34内の液体の表面には、気泡の混入を防止するために例えばポリイミドまたはPTFEで構成される隔膜34aが形成されている。上流タンク34には第1の圧力検出部である第1圧力センサ39aが設けられている。
下流タンク35は、液体吐出ヘッド20の下流側に配され、液体を貯留可能に構成されている。下流タンク35内の液体の表面には、気泡の混入を防止するために例えばポリイミドまたはPTFEで構成される隔膜35aが形成されている。下流タンク35には第2の圧力検出部である第2圧力センサ39bが設けられている。
第1圧力センサ39aは、上流タンク34内の空気室の圧力を検出し、検出データをモジュール制御部38へ送る。
第2圧力センサ39bは、下流タンク35内の空気室の圧力を検出し、検出データをモジュール制御部38へ送る。
第1圧力センサ39a及び第2圧力センサ39bは、例えば半導体ピエゾ抵抗圧力センサを利用して圧力を電気信号として出力する。半導体ピエゾ抵抗圧力センサは、外部からの圧力を受けるダイヤフラムと、このダイヤフラムの表面に形成された半導体歪ゲージとを備える。半導体ピエゾ抵抗圧力センサは、外部からの圧力によるダイヤフラムの変形に伴い歪ゲージに生じるピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化を電気信号に変換して圧力を検出する。
液位センサ54は、液面に浮かび上下動するフロート55と、上下2カ所の所定位置に設けられたホールIC56a、56bと、を備えて構成されている。液位センサ54は、ホールIC56a,56bによって、フロート55が上限位置及び下限位置に至ることを検出することで、中間タンク32内のインク量を検出し、検出したデータをモジュール制御部38へ送る。
開閉バルブ37a,37bは、中間タンク32及び下流タンク35にそれぞれ設けられている。開閉バルブ37a,37bは例えば電源が入った時に開き、電源が切れたら閉じる、ノーマルクローズのソレノイド開閉バルブである。開閉バルブ37a,37bはモジュール制御部38の制御により開閉されることで、中間タンク32及び下流タンク35の空気室をそれぞれ大気に対して開閉可能に構成される。
第1循環ポンプ33は、循環路31の第1流路31aに設けられている。第1循環ポンプ33は、液体吐出ヘッド20の一次側と中間タンク32との間であって、上流タンク34の上流側に配され、下流に配される液体吐出ヘッド20に向けて液体を送る。
第2循環ポンプ36は、循環路31の第4流路31dに設けられている。第2循環ポンプ36は、液体吐出ヘッド20の二次側と中間タンク32との間であって下流タンク35の下流側に配され、下流に配される中間タンク32に向けて液体を送る。
補給ポンプ53は、供給路52に設けられている。補給ポンプ53は、カートリッジ51内に保有されたインクIを、中間タンク32に向けて送る。
第1循環ポンプ33、第2循環ポンプ36、及び補給ポンプ53は、例えば図4に示されるように圧電ポンプ60で構成されている。圧電ポンプ60は、ポンプ室58と、ポンプ室58に設けられ電圧により振動する圧電アクチュエータ59と、ポンプ室58の入口及び出口に配された逆止弁61,62と、を備える。圧電アクチュエータ59は、例えば約50Hzから200Hzの周波数で振動可能に構成される。第1循環ポンプ33、第2循環ポンプ36、及び補給ポンプ53は、配線により駆動回路に接続されモジュール制御部38の制御によって制御可能に構成されている。圧電ポンプ60は、交流電圧が印加され、圧電アクチュエータ59が動作させられると、ポンプ室58の容積が変化する。圧電ポンプ60は、印加する電圧が変化すると圧電アクチュエータ59の最大変化量が変化し、ポンプ室58の容積変化量が変化する。そして、ポンプ室58の容積が大きくなる方向へ変形すると、ポンプ室58の入口の逆止弁61が開き、インクがポンプ室58に流入する。一方ポンプ室58の容積が小さくなる方向へ変化すると、ポンプ室58の出口の逆止弁62が開きインクがポンプ室58から流出する。圧電ポンプ60は、ポンプ室58の拡張と収縮を繰り返してインクIを下流に送液する。したがって、圧電アクチュエータ59に印加する電圧が大きいと送液能力が強く、電圧が小さいと送液能力が弱くなる。例えば本実施形態においては圧電アクチュエータ59に印加する電圧を50Vから150Vの間で変化させている。
図5に示すように、モジュール制御部38は、循環装置30に一体に搭載された制御基板上に、CPU71と、各要素を駆動する駆動回路と各種データを記憶する記憶部72と、外部に設けられるホスト制御装置13との通信用の通信インターフェース73と、を備える。記憶部72は例えばプログラムメモリ及びRAMを備えて構成される。
モジュール制御部38は、通信インターフェース73によってホスト制御装置(ホストコンピュータ)13と接続された状態で、ホスト制御装置13と通信することにより、動作条件等の各種情報を受信する。
ユーザの入力操作やインクジェット記録装置1のホスト制御装置13からの指示は、通信インターフェース73によって、モジュール制御部38のCPU71に送信される。また、モジュール制御部38が取得する各種情報は、通信インターフェース73経由でPCアプリケーションまたはインクジェット記録装置1のホスト制御装置13に送られる。
CPU71は、モジュール制御部38の中枢部分に相当する。CPU71は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、液体吐出装置の各種の機能を実現するべく、各部を制御する。
CPU71には、循環装置30の各種ポンプ33,36,53の駆動回路75a,75b,75cや各種センサ39a,39b,54が接続されている。
例えばCPU71は、循環ポンプ33,36の動作を制御することで、インクを循環させる循環手段としての機能を有する。
また、CPU71は、液位センサ54や圧力センサ39a,39bによって検知した情報に基づき、補給ポンプ53の動作を制御することで、カートリッジ51からインクを循環路31に補給する補給手段としての機能を有する。
さらにCPU71は、第1圧力センサ39a、第2圧力センサ39b、及び液位センサ54にて検知した情報に基づき、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36の送液能力を制御することで、ノズル孔21aのインク圧力を調整する圧力調整手段としての機能を有する。
記憶部72は、例えばプログラムメモリやRAMを備える。記憶部72には、アプリケーションプログラムや各種の設定値が記憶されている。記憶部72には、例えば圧力制御に用いられる制御データとして、ノズル孔21aのインク圧力を算出する算出式や、目標圧力範囲、各ポンプの調整最大値などの各種設定値が記憶されている。
以下本実施形態にかかる液体吐出装置10における液体吐出方法及び液体吐出装置10の制御方法について、図6のフローチャートを参照して説明する。
CPUは、Act1において、循環開始の指示を待機する。例えばホスト制御装置13からの指令により循環開始の指示を検知すると、Act2の処理に進む。なお、印字動作として、ホスト制御装置13は、記録媒体Sの搬送方向に対して直交する方向に液体吐出装置10を往復移動させながら、インク吐出動作を行うことにより記録媒体Sに画像を形成する。具体的には、CPU71は、ヘッド支持機構11に設けられたキャリッジ11aを記録媒体Sの方向に搬送し、矢印A方向に往復移動する。また、CPU71は、画像データに応じた画像信号を液体吐出ヘッド20の駆動回路75eに送り、液体吐出ヘッド20のアクチュエータ24を選択的に駆動して、ノズル孔21aから記録媒体Sにインク滴を吐出する。
Act2において、CPU71は、第1の循環ポンプ33及び第2の循環ポンプ36を駆動し、インク循環動作を開始する。インクIは、中間タンク32から、上流タンク34、液体吐出ヘッド20に至り、下流タンク35を経て再び中間タンク32に流入するように循環する。この循環動作によりインクIに含まれる不純物は循環路31に設けられたフィルタによって除去される。
Act3において、CPU71は、中間タンク32の開閉バルブ37aを開け、大気開放する。中間タンク32は大気開放され、常に一定圧力となるため、液体吐出ヘッド20のインク消費による循環経路内の圧力低下が防止される。ここで、開閉バルブ37aを長時間開くことで開閉バルブ37aの温度上昇が懸念される場合は、定期的に短時間開閉バルブ37aを開くのみでも良い。循環経路が過度に圧力低下しなければ、開閉バルブ37aを閉じていてもノズルのインク圧力を一定に保つことが可能である。なお、ソレノイド式の開閉バルブ37aはノーマルクローズである。このため、開閉バルブ37aは、停電などにより急に装置への給電が停止しても、瞬時に閉じることで中間タンク32を大気圧から遮断し、循環路31を密閉することができる。したがって、液体吐出ヘッド20のノズル孔21aからインクIが垂れることを抑制できる。
Act4において、CPU71は、第1圧力センサ39a及び第2圧力センサ39bから送信される上流側及び下流側の圧力データを検出する。また、CPU71は、液位センサ54から送信されるデータに基づいて、中間タンク32の液位を検出する。
Act5において、CPU71は、液面調整を開始する。具体的には、CPU71は、液位センサ54の検知結果に基づき、補給ポンプ53を駆動することで、カートリッジ51からのインク補給を行い、液面位置を適正範囲に調整する。例えばプリント時にノズル孔21aからインク滴IDを吐出し、中間タンク32のインク量が瞬間的に減少し、液面が下がると、インク補給を行う。再びインク量が増加し、液位センサ54の出力が反転したら、CPU71は補給ポンプ53を停止する。
Act6において、CPU71は、圧力データからノズルのインク圧力を検出する。具体的には、圧力センサから送信される上流側及び下流側の圧力データに基づいて、所定の演算式を用いて、ノズル孔21aのインク圧力を算出する。
例えば、上流タンク34の空気室の圧力値Phと下流タンク35の空気室の圧力値Plの平均値に、上流タンク34および下流タンク35内の液面高さとノズル面高さの水頭差によって発生する圧力ρghを足すことでノズルのインク圧力Pnを得ることができる。ここで、ρ:インクの密度、g:重力加速度、h:上流タンク34および下流タンク35内の液面とノズル面の高さ方向の距離、とする。上流タンク34および下流タンク35内の液面高さは隔膜34aおよび隔膜35aに一致し、隔膜34aと隔膜35aは同じ高さに設定されている。
また、CPU71は、圧力調整処理として、圧力データから算出されるノズルのインク圧力Pnに基づき、駆動電圧を算出する。そして、CPU71はノズルのインク圧力Pnを適正値になるように、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36を駆動することで、液体吐出ヘッド20のノズル孔21aからインクIが漏れず、且つノズル孔から気泡を吸引しない程度の負圧を維持し、メニスカスMeを維持する。ここでは一例として目標値の上限をP1H、下限をP1Lとする。
CPU71はAct7において、ノズルのインク圧力Pnが適正範囲内であるか、すなわちP1L≦Pn≦P1Hであるか、を判定する。適正範囲外である場合に(Act7のNo)、CPU71はAct8として、ノズルのインク圧力Pnが目標値上限P1Hを上回るか否かを判定する。
なお、液体吐出ヘッド20のノズルのインク圧力は、第1循環ポンプ33の駆動が相対的に強い場合には加圧され、第2循環ポンプ36の駆動が相対的に強い場合に減圧される。
CPU71は、さらに、駆動電圧が各ポンプ33,36の調整範囲内であるか否かについて判定し(Act9,Act12)、駆動電圧がポンプ33,36の調整最大値Vmaxを超える場合には他のポンプ36,33を用いて加圧及び減圧する。
具体的には、ノズルのインク圧力Pnが適正範囲外であり(Act7のNo)、かつノズルのインク圧力Pnが目標値上限P1Hを上回らない場合(Act8のNo)、すなわちノズルのインク圧力Pnが目標下限P1Lを下回る場合には、CPU71は、Act9として加圧側の第1循環ポンプ33の駆動電圧V+が調整最大値Vmax以上である、すなわち第1循環ポンプ33の調整可能範囲を超えるか否か、判断する。CPU71は、加圧側の第1循環ポンプ33の駆動電圧V+が調整最大値Vmax以上である場合(Act9のYes)、Act10として、第2循環ポンプの電圧を下げることで、加圧する。一方CPU71は、加圧側の第1循環ポンプの駆動電圧V+が調整最大値Vmax未満であり、調整可能範囲内であれば(Act9のNo)、Act11として、第1循環ポンプ33の駆動電圧を上げることで、加圧する。
Act8において、ノズルのインク圧力Pnが目標値上限P1Hを上回る場合(Act8のyes)には、CPU71は、Act12として減圧側の第2循環ポンプ36の駆動電圧V-が調整最大値Vmax以上であるか、すなわち第2循環ポンプ36の調整範囲を超えるか否かを判断する。CPU71は、減圧側の第2循環ポンプ36の駆動電圧V-が調整最大値Vmax以上である場合(Act12のYes)、Act13として、第1循環ポンプ33の電圧を下げることで、減圧する。一方CPU71は、減圧側の第2循環ポンプ36の駆動電圧V-が調整最大値Vmax未満であり、調整可能範囲内にあれば(Act12のNo)、Act14として、第2循環ポンプ36の駆動電圧を上げることで、減圧する。
以降、CPU71は、Act15において循環終了指令を検出するまで、Act4~Act14のフィードバック制御を行う。そして、CPU71は、例えばホスト制御装置13からの指令により循環終了の指示を検出すると、(Act15のYes)、中間タンク32の開閉バルブ37aを閉じ、中間タンク32を密閉する(Act16)。さらにCPU71は、第1循環ポンプ33及び第2循環ポンプ36を停止し、循環処理を終了する(Act17)。
以上の様に構成された液体吐出装置10は、液体吐出ヘッド20の上流側と下流側の双方にて圧力を検出し、加圧する第1循環ポンプ33と第2循環ポンプ36により圧力をフィードバック制御することにより、ノズルのインク圧力を適正に維持することが可能となる。このため、例えば経時的にポンプ性能が変化した場合であっても適正な圧力制御を実現することができる。
また、液体吐出装置10において、循環ポンプ33,36として圧電ポンプ60を用いるため、構成が単純であるとともに、材料選定が容易である。すなわち、圧電ポンプ60はモータやソレノイド等の大きな駆動源が不要であり、一般的なダイヤフラムポンプ、ピストンポンプ、チューブポンプよりも小型にすることができる。また、例えば、チューブポンプを用いればチューブとインクが接触する可能性が有るため、チューブまたはインクの劣化が生じないような材料選定をする必要がある。一方、圧電ポンプ60としたことで、材料選定が容易である。例えば本実施形態においては圧電ポンプ60の接液部品を耐薬品性に優れるSUS316L、PPS,PPA、ポリイミドで構成することが可能である。
また、上記実施形態においては、電圧を上げると加圧でき、電圧を下げると減圧ができる上流側の第1循環ポンプ33と、電圧を上げることで減圧、電圧を下げることで加圧できる下流側の第2循環ポンプ36を用いたことで、駆動電圧が調整可能範囲を超える場合に、他のポンプを用いることができるため、高精度の制御が実現できる。また、循環装置30に、第1の循環ポンプ33、第2の循環ポンプ36、補給ポンプ53、圧力センサ39a,39b、液位センサ54、制御基板70、その他のインク供給、循環、圧力調整の制御に必要な機能が集約している。このため、大型の据え置き型の循環装置に比べ、インクジェット記録装置1の本体とキャリッジ11aとの間の流路の接続や電気的接続が簡略化できる。この結果、インクジェット記録装置1の小型化、軽量化及び低コスト化が可能である。
また、液体吐出装置10において制御基板70上にフィードバック制御に必要な部品が一体に搭載されていることから、通信インターフェース73にはそれほど高速な応答を要求されない動作指示や状態連絡等の情報データしか流れないため、通信インターフェース73のデータ転送速度の要求を緩和できるという効果も得られる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態にかかる液体吐出装置10Aについて、図7を参照して説明する。図7は液体吐出装置10Aの構成を示す説明図である。なお、第2実施形態に係る液体吐出装置10Aは、中間タンク32としてカートリッジ51を用いたことを除いては、上記第1実施形態にかかる液体吐出装置10と同様であるため共通する説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態にかかる液体吐出装置10Aでは、中間タンク32として、上流タンク34と下流タンク35との間の循環路31に大気開放可能な中間タンク32を配した。すなわち液体吐出装置10におけるカートリッジ51を中間タンク32として用いる。なお、中間タンク32は常時大気開放してもよい。本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果が得られる。また、カートリッジ51を中間タンク32として用いることで、構成を省略することができる。
なお、以上説明した実施形態の液体循環装置の構成は限定されない。例えば液体吐出装置10,10Aは、インク以外の液体を吐出することもできる。インク以外を吐出する液体吐出装置としては、例えばプリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する装置等であっても良い。
液体吐出ヘッド20は、上記の他、例えば静電気で振動板を変形してインク滴を吐出する構造、あるいはヒータ等の熱エネルギーを利用してノズルからインク滴を吐出する構造等でもよい。
また、上記実施形態においては液体吐出装置はインクジェット記録装置1に用いられる例を示したが、これに限られるものではなく、例えば3Dプリンタ、産業用の製造機械、医療用途にも用いることが可能であり、小型軽量化及び低コスト化が可能である。
なお、第1循環ポンプ33、第2循環ポンプ36、及び補給ポンプ53として、圧電ポンプ60に代えて例えばチューブポンプ、ダイヤフラムポンプ、或いはピストンポンプ等を利用しても良い。
また、第1実施形態においては各タンク32,34,35の液面に隔膜32a,34a,35aを備える例を示したが、これに限られるものではなく、隔膜32a,34a,35aは適宜省略してもよい。例えば他の実施形態として図8に示す様に、中間タンク32の液面に隔膜がなく、中間タンク32内において液面が空気室に触れる構成とすることも可能である。この場合、中間タンク32の液面から気泡が除去されやすくなる。
また、上記第1実施形態においては中間タンク32に開閉バルブ37a及び下流タンク35に開閉バルブ37bを備える例を示したが、これに限られるものではない。例えば他の実施形態として、図8に示す様に、モジュール制御部38の制御により開閉される開閉バルブ37cが上流タンク34にも設けられる構成としてもよい。
この発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
液体を吐出する液体吐出ヘッドを通る循環路に配され、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する調整タンクと、
前記循環路において、前記液体吐出ヘッドの一次側と前記調整タンクとの間に設けられ、液体を前記液体吐出ヘッドに向けて送る第1ポンプと、
前記循環路において、前記液体吐出ヘッドの二次側と前記調整タンクとの間に設けられ、液体を前記調整タンクに向けて送る第2ポンプと、
前記循環路における前記液体吐出ヘッドの一次側及び二次側の圧力に基づき、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの送液能力を調整する圧力調整手段と、を備える液体循環装置。
(2)
(1)記載の液体循環装置と、
液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記循環路において前記第1ポンプと前記液体吐出ヘッドとの間に配され、液体を貯留する上流タンクと、
前記循環路において前記第2ポンプと前記液体吐出ヘッドとの間に配され、液体を貯留する下流タンクと、
前記上流タンク内の圧力を検出する第1の圧力検出部と、
前記下流タンク内の圧力を検出する第2の圧力検出部と、を備え、
前記調整タンクは、前記循環路の前記下流タンクと前記上流タンクとの間に配され、
前記圧力調整手段は、前記上流タンク内の圧力及び前記下流タンク内の圧力に基づき、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの送液能力を制御する、液体吐出装置。
(3)
前記循環路は、前記液体吐出ヘッドの一次側と前記上流タンクとを接続する第1流路と、前記液体吐出ヘッドの二次側と前記下流タンクとを接続する第2流路と、前記調整タンクと前記上流タンクとの間を接続する第3流路と、前記下流タンクと前記調整タンクとの間を接続する第4流路と、を備え、
前記調整タンクは、内部に形成される空気室が大気開放可能に構成され、
前記第1ポンプ及び前記第2ポンプは圧電ポンプであり、
前記圧力調整手段は、前記圧力調整の際に前記調整タンクを大気開放させるとともに、前記圧力調整の際、前記圧電ポンプの圧電体に印加する電圧を変化させることにより前記送液能力を制御し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲内である場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより加圧し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲を超える場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより加圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲内である場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより減圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲を超える場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより減圧する、(2)記載の液体吐出装置。
(4)
前記調整タンクに接続され液体を貯留可能な補給タンクを備え、
前記圧力調整手段は、前記補給タンクから前記調整タンクへの液体の供給動作を制御する、(2)または(3)記載の液体吐出装置。
(5)
液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する調整タンクと、を通る循環路において、前記液体吐出ヘッドの一次側及び二次側の圧力をそれぞれ検出し、
前記一次側及び二次側の圧力値に基づいて、前記循環路の前記液体吐出ヘッドの一次側に設けられる第1ポンプ、及び前記循環路の前記液体吐出ヘッドの二次側に設けられる第2ポンプの送液能力を調整する、液体吐出方法。
1…インクジェット記録装置、10…液体吐出装置、10A…液体吐出装置、11…ヘッド支持機構11a…キャリッジ、12…媒体支持機構、13…ホスト制御装置、20…液体吐出ヘッド、21…ノズルプレート、21a…ノズル孔、22…基板、23…マニフォルド、24…アクチュエータ、25…インク圧力室、28…流路、30…循環装置、31…循環路、31a…第1流路、31b…第2流路、31c…第3流路、31d…第4流路、32…中間タンク(調整タンク)、33…第1循環ポンプ(第1ポンプ)、34…上流タンク(第1タンク)、35…下流タンク(第2タンク)、36…第2循環ポンプ(第2ポンプ)、37a,37b,37c…開閉バルブ、38…モジュール制御部、39a,39b…圧力センサ、51…カートリッジ、52…供給路、53…補給ポンプ、54…液位センサ、60…圧電ポンプ、70…制御基板、71…CPU、72…記憶部、73…通信インターフェース。

Claims (5)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドを通る循環路に配され、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する調整タンクと、
    前記循環路において、前記液体吐出ヘッドの一次側と前記調整タンクとの間に設けられ、液体を前記液体吐出ヘッドに向けて送る第1ポンプと、
    前記循環路において、前記液体吐出ヘッドの二次側と前記調整タンクとの間に設けられ、液体を前記調整タンクに向けて送る第2ポンプと、
    前記循環路における前記液体吐出ヘッドの一次側及び二次側の圧力に基づき、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの送液能力を調整する圧力調整を行う圧力調整手段と、を備え
    前記調整タンクは、内部に形成される空気室が大気開放可能に構成され、
    前記第1ポンプ及び前記第2ポンプは圧電ポンプであり、
    前記圧力調整手段は、前記圧力調整の際、前記調整タンクを大気開放させるとともに、前記圧電ポンプの圧電体に印加する電圧を変化させることにより前記送液能力を制御し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲内である場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより加圧し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲を超える場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより加圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲内である場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより減圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲を超える場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより減圧する液体循環装置。
  2. 請求項1記載の液体循環装置と、
    液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記循環路において前記第1ポンプと前記液体吐出ヘッドとの間に配され、液体を貯留する上流タンクと、
    前記循環路において前記第2ポンプと前記液体吐出ヘッドとの間に配され、液体を貯留する下流タンクと、
    前記上流タンク内の圧力を検出する第1の圧力検出部と、
    前記下流タンク内の圧力を検出する第2の圧力検出部と、を備え、
    前記調整タンクは、前記循環路の前記下流タンクと前記上流タンクとの間に配され、
    前記圧力調整手段は、前記上流タンク内の圧力及び前記下流タンク内の圧力に基づき、前記第1ポンプ及び前記第2ポンプの送液能力を制御する、液体吐出装置。
  3. 前記循環路は、前記液体吐出ヘッドの一次側と前記上流タンクとを接続する第1流路と、前記液体吐出ヘッドの二次側と前記下流タンクとを接続する第2流路と、前記調整タンクと前記上流タンクとの間を接続する第3流路と、前記下流タンクと前記調整タンクとの間を接続する第4流路と、を備える、請求項2記載の液体吐出装置。
  4. 前記調整タンクに接続され液体を貯留可能な補給タンクを備え、
    前記圧力調整手段は、前記補給タンクから前記調整タンクへの液体の供給動作を制御する、請求項2または3記載の液体吐出装置。
  5. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を貯留する調整タンクと、を通る循環路において、前記液体吐出ヘッドの一次側及び二次側の圧力をそれぞれ検出し、
    前記一次側及び二次側の圧力値に基づいて、前記循環路の前記液体吐出ヘッドの一次側に設けられる圧電ポンプである第1ポンプ、及び前記循環路の前記液体吐出ヘッドの二次側に設けられる圧電ポンプである第2ポンプの送液能力を調整する圧力調整を行うとともに、
    前記調整タンクは内部に形成される空気室が大気開放可能に構成され、
    前記圧力調整の際、前記調整タンクを大気開放させるとともに、前記圧電ポンプの圧電体に印加する電圧を変化させることにより前記送液能力を制御し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲内である場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより加圧し、駆動電圧が前記第1ポンプの調整範囲を超える場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより加圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲内である場合には前記第2ポンプの圧電体へ印加する電圧を上昇させることにより減圧し、駆動電圧が前記第2ポンプの調整範囲を超える場合には前記第1ポンプの圧電体へ印加する電圧を低下させることにより減圧する
    液体吐出方法。
JP2017143838A 2016-09-13 2017-07-25 液体循環装置、液体吐出装置及び液体吐出方法 Active JP7005205B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/682,936 US10272692B2 (en) 2016-09-13 2017-08-22 Liquid circulation device, liquid ejection apparatus, and liquid ejection method
EP17190477.4A EP3293004A1 (en) 2016-09-13 2017-09-11 Liquid circulation device, liquid ejection apparatus, and liquid ejection method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016178773 2016-09-13
JP2016178773 2016-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018043518A JP2018043518A (ja) 2018-03-22
JP7005205B2 true JP7005205B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=61601532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017143838A Active JP7005205B2 (ja) 2016-09-13 2017-07-25 液体循環装置、液体吐出装置及び液体吐出方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7005205B2 (ja)
CN (1) CN107813606B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019051613A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置および液体吐出装置の制御方法
JP7073893B2 (ja) * 2018-05-08 2022-05-24 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、液体充填方法及び気泡排出方法
JP7251939B2 (ja) * 2018-09-21 2023-04-04 株式会社Screenホールディングス 印刷装置、印刷システム、印刷方法
JP7198622B2 (ja) * 2018-09-27 2023-01-04 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置
KR101989375B1 (ko) * 2018-11-16 2019-06-14 주식회사 고산테크 잉크젯 헤드의 잉크 순환 공급 시스템 및 방법
KR102194622B1 (ko) 2020-03-13 2020-12-24 주식회사 고산테크 잉크젯 헤드의 잉크 순환 공급 시스템 및 방법
CN112721457B (zh) * 2020-12-23 2022-04-22 惠州市迪日科技发展有限公司 循环供墨系统、喷墨打印装置以及喷墨打印设备
KR102301582B1 (ko) * 2021-02-18 2021-09-16 주식회사 고산테크 잉크 순환에 의한 교반이 가능한 잉크젯 프린터의 잉크 저장부

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101516A (ja) 2007-10-19 2009-05-14 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及び記録方法
JP2010082988A (ja) 2008-09-30 2010-04-15 Fujifilm Corp 液滴吐出装置
US20110279495A1 (en) 2010-05-11 2011-11-17 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
JP2012016904A (ja) 2010-07-08 2012-01-26 Fuji Xerox Co Ltd 液体供給制御装置、液滴吐出装置及び液体供給制御プログラム
JP2016050546A (ja) 2014-09-01 2016-04-11 東芝テック株式会社 液体循環装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5121767B2 (ja) * 2009-03-27 2013-01-16 富士フイルム株式会社 液滴吐出装置
US8235494B2 (en) * 2010-02-18 2012-08-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and ejection liquid circulating method
JP5776226B2 (ja) * 2011-03-04 2015-09-09 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置およびその制御方法
JP5712158B2 (ja) * 2012-04-03 2015-05-07 東芝テック株式会社 インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置
JP6422367B2 (ja) * 2014-04-30 2018-11-14 キヤノン株式会社 液体供給装置、液体吐出装置、および液体供給方法
JP2016049738A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 東芝テック株式会社 インク循環装置
JP6385209B2 (ja) * 2014-09-03 2018-09-05 東芝テック株式会社 液体循環装置、液体吐出装置、および液体吐出方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101516A (ja) 2007-10-19 2009-05-14 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及び記録方法
JP2010082988A (ja) 2008-09-30 2010-04-15 Fujifilm Corp 液滴吐出装置
US20110279495A1 (en) 2010-05-11 2011-11-17 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
JP2012016904A (ja) 2010-07-08 2012-01-26 Fuji Xerox Co Ltd 液体供給制御装置、液滴吐出装置及び液体供給制御プログラム
JP2016050546A (ja) 2014-09-01 2016-04-11 東芝テック株式会社 液体循環装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107813606B (zh) 2020-04-28
JP2018043518A (ja) 2018-03-22
CN107813606A (zh) 2018-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7103770B2 (ja) 液体循環装置、及び液体吐出装置
JP7005205B2 (ja) 液体循環装置、液体吐出装置及び液体吐出方法
JP7157215B2 (ja) 液体循環装置、液体吐出装置
JP6971568B2 (ja) 液体循環モジュール及び液体吐出装置
US10272692B2 (en) Liquid circulation device, liquid ejection apparatus, and liquid ejection method
JP6978338B2 (ja) 液体循環装置、及び液体吐出装置
JP6421072B2 (ja) 液体循環装置、及び液体吐出装置
US20160368273A1 (en) Liquid droplet ejecting apparatus that reduces fluctuation of liquid pressure during liquid ejection
JP6385209B2 (ja) 液体循環装置、液体吐出装置、および液体吐出方法
US10377143B2 (en) Circulator and liquid ejector
JP2018103380A (ja) 液体循環モジュール、液体吐出装置、及び液体吐出方法
JP2019001000A (ja) 液体循環装置、液体を吐出する装置
JP2017159668A (ja) 液体循環装置、および液体吐出記録装置
JP7055659B2 (ja) 液体循環装置、及び液体吐出装置
JP7242810B2 (ja) 液体循環装置、及び液体吐出装置
JP2023109066A (ja) 液体循環装置及び液体吐出装置
JP2019196015A (ja) 液体循環装置、および液体吐出記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7005205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150