JP2020535207A5 - - Google Patents

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JP2020535207A5
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  1. 一般式:
    1MgR1 1-n(OR3n・LiOR2・(1−n)LiOR3・aDonor
    (式中、R1イソプロピル(i−Pr)、n−ブチル(n−Bu)、sec−ブチル(s−Bu)、tert−ブチル(t−Bu)およびn−ヘキシル(n−Hex)からなる群から選択され、OR2及びOR3それぞれ独立に:
    e)tert−アルコキシ、
    f)sec−アルコキシ、
    g)3〜12個のC原子からなる一級アルコキシOCH 2 CHR 4 5 (式中の前記アルコキシ残基は前記O官能基に対して2位に分岐を有し、R 4 とR 5 は独立に1〜8個の炭素原子を有するアルキルラジカルを表す)、
    h)別のアルコキシ官能基を含む一般式O(CHR 6 b OR 7 のアルコキシ(式中、R 6 はHであるか1〜6個の炭素原子を有するアルキルラジカルであり、前記アルキルラジカルは直鎖であるか、前記O官能基に対して3位以上の位置に分岐を有し、R 7 は2〜12個の炭素原子を有する直鎖または分岐のアルキルラジカルであり、bは1〜4の整数である)、
    からなる群から選択され、2及び/またはR3はその一部にアルコキシ置換基OR4を含むことができ;aは0〜2の値が想定されており、nは0〜1の任意の値が想定されており、Donorは少なくとも2つの窒素原子を含む有機分子である)
    の炭化水素可溶性試薬。
  2. 記Donorがジアミンまたはトリアミンであり、aが好ましくは0.5〜1.5の値を表し、nが好ましくは0または1の値を表すことを特徴とする、請求項1に記載の交換試薬。
  3. 炭化水素または炭化水素混合物中のMgに関して少なくとも0.5mol/kgの濃度を有する溶液として存在し、前記溶液が1重量%以下のエーテル系溶媒を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の交換試薬。
  4. 前記炭化水素が芳香族及び脂肪族からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の交換試薬。
  5. ジアルコキシマグネシウム化合物R2O−Mg−OR3を、炭化水素含有溶媒または溶媒混合物中で(n+1)当量のアルキルリチウム化合物R1Liと反応させることを特徴とする請求項1〜に記載の炭化水素可溶性交換試薬の調製方法であって、
    1が好ましくはイソプロピル(i−Pr)、n−ブチル(n−Bu)、sec−ブチル(s−Bu)、tert−ブチル(t−Bu)およびn−ヘキシル(n−Hex)からなる群から選択され
    nは好ましくは1または0の値が想定されており、
    OR2とOR3 それぞれ独立に:
    )tert−アルコキシ、
    )sec−アルコキシ、
    )3〜12個のC原子からなる一級アルコキシOCH2CHR45(式中の前記アルコキシ残基は前記O官能基に対して2位に分岐を有し、R4 5 は独立に1〜8個のC原子を有するアルキルラジカルを表す)、
    )別のアルコキシ官能基を含む一般式O(CHR6bOR7のアルコキシ残基(式中、R6はHであるか1〜6個のC原子を有するアルキルラジカルであり、前記アルキルラジカルは直鎖であるか、前記O官能基に対して3位以上の位置に分岐を有し、R7は2〜12個のC原子を有する直鎖または分岐のアルキルラジカルであり、bは1〜4の整数である)、
    からなる群から選択される
    方法。
  6. 炭化水素可溶性溶媒または溶媒混合物中で、ジアルキルマグネシウム化合物R1−Mg−R9を、n=1については1当量のアルコールR3OH及び1当量のリチウムアルコキシド化合物R2OLiと反応させる、あるいはn=0については合計2当量のリチウムアルコキシド化合物R2OLi及び/またはR3OLiと反応させることを特徴とする請求項1〜に記載の炭化水素可溶性交換試薬の調製方法であって、
    1イソプロピル(i−Pr)、n−ブチル(n−Bu)、sec−ブチル(s−Bu)、tert−ブチル(t−Bu)およびn−ヘキシル(n−Hex)からなる群から選択され
    OR2とOR3が、それぞれ独立に:
    a)tert−アルコキシ、
    b)sec−アルコキシ、
    c)3〜12個のC原子からなる一級アルコキシOCH2CHR45(式中の前記アルコキシ残基は前記O官能基に対して2位に分岐を有し、R4とR5は独立に1〜8個のC原子を有するアルキルラジカルを表す)、
    d)別のアルコキシ官能基を含む一般式O(CHR6bOR7のアルコキシ残基(式中、R6はHであるか1〜6個のC原子を有するアルキルラジカルであり、前記アルキルラジカルは直鎖であるか、前記O官能基に対して3位以上の位置に分岐を有し、R7は2〜12個のC原子を有する直鎖または分岐のアルキルラジカルであり、bは1〜4の整数である)、
    からなる群から選択され
    9が1〜8個のC原子を有する任意のアルキルであり、R9はR1と同じであるか異なる、
    方法。
  7. 炭化水素含有溶媒または溶媒混合物中で、ジアルキルマグネシウム化合物R1−Mg−R9を1当量のジアルコキシマグネシウム化合物R5O−Mg−OR3と反応させ、この反応混合物に0.5〜1.5当量のアルキルリチウム化合物R2OLiを添加することを特徴とする、一般式R1MgOR3・LiOR2・aDonorの請求項1〜に記載の炭化水素可溶性交換試薬の調製方法であって、
    1イソプロピル(i−Pr)、n−ブチル(n−Bu)、sec−ブチル(s−Bu)、tert−ブチル(t−Bu)およびn−ヘキシル(n−Hex)からなる群から選択され
    OR2とOR3が、それぞれ独立に:
    a)tert−アルコキシ、
    b)sec−アルコキシ、
    c)3〜12個のC原子からなる一級アルコキシOCH2CHR45(式中の前記アルコキシ残基は前記O官能基に対して2位に分岐を有し、R4とR5は独立に1〜8個のC原子を有するアルキルラジカルを表す)、
    d)別のアルコキシ官能基を含む一般式O(CHR6bOR7のアルコキシ残基(式中、R6はHであるか1〜6個のC原子を有するアルキルラジカルであり、前記アルキルラジカルは直鎖であるか、前記O官能基に対して3位以上の位置に分岐を有し、R7は2〜12個のC原子を有する直鎖または分岐のアルキルラジカルであり、bは1〜4の整数である)、からなる群から選択される
    方法。
  8. 合成aからの前記反応混合物に、Mgに対してa当量のDonorを添加することを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の方法であって、前記Donorがジアミンまたはトリアミンであり、aが好ましくは0.5〜1.5の値を有する、方法。
  9. 炭化水素系溶媒のみが使用されることを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の方法。
  10. 一般式Hal−Ar、Hal−HetAr、R9S−Ar、またはR9S−HetAr(R9=アルキルまたはアリール)のハロゲン化またはチオレート官能化芳香族またはヘテロ芳香族との交換反応のための、請求項1〜のいずれか1項に記載されているか請求項のいずれか1項により得られる一般式R1MgR1 1-n(OR3n・LiOR2・(1−n)LiOR3・aDonorの炭化水素可溶性のハロゲンまたはチオレート/マグネシウム交換試薬の使用、並びに
    CCまたはCNカップリング反応またはこれらを求電子剤と反応させることによる付加反応のための、メタル化中間体であるAr−Mg−OR3・LiOR2・aDonor、HetAr−Mg−OR3・LiOR2・aDonor、Ar2Mg・LiOR2・LiOR3・aDonor、及びHetAr2Mg・LiOR2・LiOR3・aDonorの使用。
  11. それぞれ一般式Hal−ArもしくはHal−HetArのハロゲン化もしくはチオレート官能化芳香族もしくはヘテロ芳香族、またはそれぞれ一般式R8S−ArもしくはR8S−HetArのチオレート官能化芳香族もしくはヘテロ芳香族との交換反応のための、請求項10に記載の一般式R1MgR1 1-n(OR3n・LiOR2・(1−n)LiOR3
    ・aDonorの炭化水素可溶性のハロゲンまたはチオレート/マグネシウム交換試薬の使用であって、前記ハロゲン化もしくはチオレート官能化芳香族もしくはヘテロ芳香族が、F、Cl、Br、CN、CO2R、OR、OH、NR2、NHR、NH2、PR2、P(O)R2、CONR2、CONHR、SR、SH、CF3、NO2からなる群から選択される1つ以上の官能基を有する、使用。
  12. 電子豊富な芳香族との交換反応のための、請求項11に記載の一般式R1MgR1 1-n(OR3n・LiOR2・(1−n)LiOR3・aDonorの炭化水素可溶性のハロゲンまたはチオレート/マグネシウム交換試薬の使用。
  13. ピロール、フラン、チオフェン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ベンゾイミダゾール、トリアゾール、インダゾール、インドールからなる群から選択される電子豊富なヘテロ芳香族との交換反応のための、請求項11に記載の一般式R1MgR1 1-n(OR3n・LiOR2・(1−n)LiOR3・aDonorの炭化水素可溶性のハロゲンまたはチオレート/マグネシウム交換試薬の使用。
  14. それぞれ一般式Hal−ArまたはHal−HetArのハロゲン化芳香族またはヘテロ芳香族との交換反応のための、請求項12に記載の一般式R1MgR1 1-n(OR3n・LiOR2・(1−n)LiOR3・aDonorの炭化水素可溶性のハロゲンまたはチオレート/マグネシウム交換試薬の使用であって、前記ハロゲン化芳香族またはヘテロ芳香族が、ブロモベンゼン、ブロモトルエン、ブロモアニソール、ブロモ−N,N−ジメチルアニリン、1−ブロモ−3,5−ジメトキシベンゼン、ブロモナフタレン、ブロモフェナントレン、ブロモチオフェン、ブロモピリジン、ブロモベンゾチオフェン、ブロモベンゾフラン、1,2−ジブロモシクロペンタ−1−エン、tert−ブチル2−(メチルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート、tert−ブチル2−(フェニルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート、tert−ブチル4−メチル−2−(フェニルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート、tert−ブチル2−(2−((4−メトキシフェニル)チオ)ピペリジン−1−カルボキシレート、tert−ブチル2−((4−フルオロフェニル)チオ)ピペリジン−1−カルボキシレート、tert−ブチル2−(フェニルチオ)ピロリジン−1−カルボキシレート、2−(フェニルチオ)ピリジンからなる群から選択される、使用。
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