発明の詳細な説明
様々な医薬品が経口投与および個々の体内での薬学上活性な組成物の放出のための錠剤の形態で包装されている。経口投与医薬錠剤は一般に、選択された量の1種類以上の薬学上活性な組成物を1種類以上の不活性賦形剤材料とともに含有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される経口投与医薬錠剤は、錠剤(table)製造工程中、有効医薬成分の粘着/付着を軽減することにより錠剤の製造性を改善する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される経口投与医薬錠剤は、粒間材料と粒外材料の流動、引張強度、硬度、崩壊および結合に関連する、改善された望ましい特性を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される経口投与医薬錠剤は、錠剤形成を改善するために打錠に使用される最終ブレンドに所望の特性を付与する。いくつかの実施形態では、経口投与医薬錠剤は、良好な流動を提供する所望の造粒サイズ、錠剤結合、および錠剤の望ましい崩壊特性を有する顆粒から調製される。いくつかの実施形態では、経口投与医薬錠剤は、望ましい崩壊特性を提供する粒間相成分と粒外相成分の分布を有する。
本明細書に記載の錠剤組成物はまた、癌治療のための改善された方法を提供するために使用することもできる。例えば、本明細書に記載の錠剤組成物は、他の医薬投与形に比べて、PKパラメーターに変動の低減をもたらし得る。
定義
用語「AUC」は、医薬組成物の投与後の時間/血漿濃度曲線下面積を指す。AUC0−Infinityは、0時点〜無限大の血漿濃度−時間曲線下面積を表し;AUC0−tは、0時点〜t時点の血漿濃度−時間曲線下面積を表す。
「結合剤」は、錠剤組成物などの組成物中に成分を一緒に保持するために使用される。いくつかの実施形態では、結合剤は、顆粒を形成するために使用される。好適な結合剤の例としては、限定されるものではないが、スクロースおよびラクトースなどの二糖類;デンプン、微晶質セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの多糖およびそれらの誘導体;キシリトール、ソルビトール、またはマルチトール、ゼラチン、ポリビニルピロリドン(ポリビドンまたはポビドン)、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、およびポリメタクリレートなどの糖アルコールが含まれる。いくつかの実施形態では、結合剤は、液体結合剤または溶液結合剤である。液体結合剤の例としては、限定されるものではないが、水、ゼラチン、セルロース、セルロース誘導体、ポビドン、デンプン、スクロースおよびポリエチレングリコールが含まれる。いくつかの実施形態では、ゼラチン、セルロース、セルロース誘導体、ポビドン、デンプン、スクロースまたはポリエチレングリコールは溶解させてよい。例えば、それらは水に溶解させてよい。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、ポビドン(PVP)である。いくつかの実施形態では、結合剤は、乾燥結合剤である。好適な乾燥結合剤の例としては、限定されるものではないが、セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシルプロピルセルロース、ポビドン、ポリエチレングリコールが含まれる。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)である。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、結合剤として融解液を使用する融解結合剤である。融解結合剤を用いれば、水性溶媒または有機溶媒の必要はなくなり得る。従って、乾燥工程の必要がなくなり、総処理時間が短縮され、運転コストが軽減され得る。さらに、感水性材料は、造粒のこの非水性法を用いて処理することができる。融解結合剤としては、親水性ポリエチレングリコール(PEG)およびポロキサマー、および疎水性脂肪酸、脂肪族アルコール、ワックス、水添植物油およびグリセリドを含み得る。
「血漿濃度」は、対象の血液の血漿成分中の本明細書で提供される化合物の濃度を指す。
用語「生物学的に同等」は、薬学的同等物または薬学的代替物中の有効成分または有効部分が適宜設計された試験で同等の条件下で同じモル用量で投与された場合に薬物作用部位において利用可能となる速度および程度に有意な差が無いことを意味する。実際に、2つの製品は、Cmax、AUC、または場合により、Tmaxの90%信頼区間が80.00%〜125.00%の範囲内であれば、生物学的に同等とみなされる。
「嵩密度」は、本明細書で使用する場合、粒子間空隙容積の関与を含め、非タップ粉体サンプルの質量とその体積の比を指す。嵩密度は、単位体積当たりに充填可能な粉体材料の質量を示す。例えば、医薬組成物中に存在する顆粒は、0.5g/cm3以上の嵩密度を有し得る。
用語「Cmax」は、医薬組成物の投与後の血中のニラパリブの最大濃度を指す。
用語「癌」には、固形腫瘍および血液系悪性腫瘍の両方が含まれる。癌には、限定されるものではないが、卵巣癌、乳癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、前立腺癌、精巣癌、膵臓癌、食道癌、頭頸部癌、胃癌、膀胱癌、肺癌(例えば、腺癌、NSCLCおよびSCLC)、骨癌(例えば、骨肉腫)、結腸癌、直腸癌、甲状腺癌、脳および中枢神経系癌、膠芽腫、神経芽腫、神経内分泌癌、ラブドイド癌、角化棘細胞腫、類表皮癌、精上皮腫、黒色腫、肉腫(例えば、脂肪肉腫)、膀胱癌、肝臓癌(例えば、肝細胞癌)、腎臓癌(例えば、腎細胞癌)、骨髄疾患(例えば、AML、CML、骨髄異形成症候群および前骨髄球性白血病)、およびリンパ系疾患(例えば、白血病、多発性骨髄腫、マントル細胞リンパ腫、ALL、CLL、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫)が含まれる。
用語「組成物」は、医薬組成物の場合と同様に、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩、エステル、溶媒和物、多形体、立体異性体またはそれらの混合物と他の不活性成分(薬学上許容可能な賦形剤)とを含んでなる医薬品を包含するものとする。このような医薬組成物は、特定の実施形態では、「処方物」および「投与形」と同義である。本発明の医薬組成物としては、限定されるものではないが、顆粒、錠剤(単層錠剤、多層錠剤、ミニ錠剤、生体付着性錠剤、カプレット剤、マトリックス錠、錠剤内錠剤、粘膜付着性錠剤、放出調節錠剤、経口崩壊錠剤、パルス放出錠剤、時限放出錠剤、遅延放出、放出制御、持続放出および徐放性錠剤)、カプセル剤(硬および軟または液体充填軟ゼラチンカプセル剤)、丸剤、トローチ剤、サシェ剤、散剤、マイクロカプセル、ミニ錠剤、カプセル中錠剤およびミクロスフェア、マトリックス組成物などが含まれる。いくつかの実施形態では、医薬組成物は錠剤を指す。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、最終投与形に加工する前の本明細書で提供される組成物の原薬ブレンドを包含する。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、処方物中のニラパリブを本明細書で提供される組成物の1種類以上の賦形剤とともに含んでなる中間ブレンドまたは組成物を包含する。
「即放」は、胃液と接触すると実質的にすぐに有効薬剤を放出し、約1時間以内に実質的に完全な溶解をもたらす投与形を指す。即放(IR)成分は、即時放出と呼ぶこともできる。
「D50」とは、粒子の50%が規定の測定値を下回り、粒子の50%が上回ることを意味する。D50は、種々のパラメーター(容量、長さ、数、面積など)を記述するために使用することができる。D50は、本明細書で使用する場合、例えば、レーザー/光散乱法または同等のもので測定した際の体積加重中央径を示し、粒子の50体積%がそれより小さい直径を有し、50体積%がそれより大きい直径を有する。体積加重D50もまた、ある特定のサイズより下の粒子の重量のパーセンテージに関する。例えば、500nmのD50は、粒子質量の50%が500nm未満の直径であり、粒子質量の50%が500nmより大きい直径であることを意味する。粒径は、当業者に周知の従来の粒径測定技術によって測定することができる。このような技術としては、例えば、沈降場流動分画、光子相関分光法、光散乱(例えば、Microtrac UPA 150を使用)、レーザー回折およびディスク遠心分離が含まれる。本明細書に記載の組成物、処方物および方法の目的では、有効粒径は、レーザー/光散乱装置および方法、例えば、Horiba LA−910、またはHoriba LA−950を用いて決定されるような体積中央径である。同様に、「D90」は、粒子の90体積%がそれより小さい直径を有し、10体積%がそれより大きい直径を有する場合の体積加重径であり、「D10」は、粒子の10体積%がそれより小さい直径を有し、90体積%がそれより大きい直径を有する場合の体積加重径である。室温(15℃〜30℃)で約40ワットの超音波力を用いて1分以内の音波処理後のD50値を表すのが有用である場合がある。このような低出力および短期間は、一般に対象において組成物のin vivo性能に悪影響を及ぼさない極めてルーズな凝集塊を崩壊することができる。
「希釈剤」は、圧縮を容易にするかまたは錠剤処方物用の均質なブレンドのために十分な嵩とするために組成物の嵩を増す。本明細書で使用する場合、希釈剤は、「増量剤」と同義である。このような化合物としては、例えば、ラクトース一水和物などのラクトース、デンプン、マンニトール、ソルビトール、デキストロース、アビセル(登録商標)などの微晶質セルロース;第二リン酸カルシウム、リン酸二カルシウム二水和物;リン酸三カルシウム、リン酸カルシウム;無水ラクトース、噴霧乾燥ラクトース;アルファー化デンプン、Di−Pac(登録商標)(Amstar)などの圧縮糖;マンニトール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸ステアリン酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、スクロース系希釈剤、粉砂糖;第一硫酸カルシウム一水和物、硫酸カルシウム二水和物;乳酸カルシウム三水和物、デキストレート;加水分解穀物固形物、アミロース;粉末セルロース、炭酸カルシウム;グリシン、カオリン;マンニトール、塩化ナトリウム;イノシトール、ベントナイトなどが含まれる。1種類以上の希釈剤の組合せも使用可能である。いくつかの実施形態では、希釈剤は、ラクトース一水和物である。いくつかの実施形態では、希釈剤は、無水ラクトースである。いくつかの実施形態では、希釈剤は、マンニトールである。いくつかの実施形態では、希釈剤は、第二リン酸カルシウムである。いくつかの実施形態では、希釈剤は、微晶質セルロースである。いくつかの実施形態では、1種類以上の希釈剤は、組成物の脆性に影響を与える。いくつかの実施形態では、1種類以上の希釈剤は、組成物の可塑性に寄与する。いくつかの実施形態では、第1の希釈剤は、組成物の脆性を調整するために使用され、第2の希釈剤は、組成物の可塑性を調整するために使用される。いくつかの実施形態では、第1の希釈剤は、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、または第二リン酸カルシウムである。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤は、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。
「崩壊剤」は、例えば消化管内で水分が固体投与形または錠剤を崩壊させる際に膨潤および溶解し、吸収のための有効成分を放出する。崩壊剤は、錠剤が水と接触した際に、錠剤が急速に分解して小断片となり、溶解を促進することを保証する。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンまたはクロスカルメロースである。
用語「有効量」または「治療上有効な量」は、本明細書で使用する場合、治療される疾患または病態の症状の1以上をある程度軽減することが期待される、投与されるニラパリブの十分な量を指す。例えば、本明細書に開示されるニラパリブの投与の結果は、癌の徴候、症状、または原因の軽減および/または緩和である。例えば、治療的使用のための「有効量」は、過度の有害副作用なく、疾患の症状に軽減または改善をもたらすのに必要な、本明細書に開示されるような処方物を含む、ニラパリブの量である。用語「治療上有効な量」には、例えば、予防上有効な量が含まれる。「有効量」または「治療上有効な量」は、いくつかの実施形態では、対象ごとに、投与される化合物の代謝の変動、対象の齢、体重、健康状態、治療される病態、治療される病態の重篤度、および処方する医師の判断によって変わると理解される。
用語「増強する」(“enhance” or “enhancing”)は、ニラパリブの効力もしくは所望の効果の持続期間の増大もしくは延長、または治療薬の投与の際の結果である任意の有害な症候の減少を指す。よって、本明細書に開示されるニラパリブの効果の増強に関して、用語「増強する」は、本明細書に開示されるニラパリブと併用される他の治療薬の効力または効果の持続期間を増大されるまたは延長する能力を指す。「増強有効量」は、本明細書で使用する場合、所望の系において他の治療薬またはニラパリブの効果を増強するために十分なニラパリブまたは他の治療薬の量を指す。患者において使用する場合、この使用のために有効な量は、疾患、障害または病態の重篤度および経過、過去の療法、患者の健康状態および薬物に対する応答、および治療する医師の判断によって異なる。
用語「賦形剤」は、希釈剤、滑沢剤、界面活性剤、担体などの薬理学的に不活性な成分を意味する。医薬組成物の調製に有用な賦形剤は一般に、安全、非毒性で、ヒト医薬使用に許容される。賦形剤という場合には、1種類および複数両方のこのような賦形剤を含む。同時に加工される賦形剤も本発明の範囲に包含される。
「増量剤(“Filling agents” or “fillers”)」としては、ラクトース、ラクトース一水和物、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、微晶質セルロース、セルロース粉末、デキストロース、デキストレート、デキストラン、デンプン、アルファー化デンプン、スクロース、キシリトール、ラクチトール、マンニトール、ソルビトール、塩化ナトリウム、ポリエチレングリコールなどの化合物が含まれる。
「破砕性」は、より小さな小片へ縮小される固体物質の能力である、砕けやすくなる条件を意味する。破砕性は、特定の固体投与形に関して、1)欧州薬局方(Ph.Eur.):追補6.6(公布2009年6月、公式2010年1月)、Friability of Uncoated Tablets(参照01/2010:20907);2)2008年11月5日にhttp://www.std.pmda.go.jp/jpPUB/Data/ENG/jpdata/H201105_jp15_errata.pdfでMHLWにより公開された正誤表により公式に更新されたJP第十五改正(2006年3月31日、The Ministry of Health, Labour and Welfare Ministerial Notification No. 285)に記載されている通りの日本薬局方(JP):The JP General Information 26. Tablet Friability Test;または3)5.2.3米国薬局方(USP):<1216>Tablet Friability、公式2009年5月1日、USP 32に従って評価され得る。以上の参照文献はそれぞれ参照により本明細書の一部とされる。破砕性はまた、適宜、上記に引用されているこれらの参照文献の更新版によって決定してもよい。
「造粒」は、本明細書で使用する場合、錠剤などの医薬投与形の生産を可能とする顆粒として知られるより大きな粒子を提供するために凝集を介して乾燥粉末組成物の粒子を結合させる工程を指す。造粒は、ほとんどの場合、工程に液体を必要とする湿式造粒と液体を必要としない乾式造粒の2つのタイプに分けられる。湿式造粒は、付着による湿潤塊の形成により凝集を促進するために造粒液(結合剤/溶媒)を使用し、乾式造粒は、凝集を促進するためにスラグ化、またはローラー圧縮などの圧縮といった機械的加圧を使用する。ローラー圧縮では、ローラーコンパクターロール間にブレンドを渡すことによってリボンが生産される。ロール圧およびギャップ距離(2つのロールの間で設定される)は、リボン厚に影響を及ぼす重要なパラメーターである。リボン厚は、リボンの粉砕効率に影響を与えるので、造粒の最終粒径の調整に重要である。リボン厚は工程中にカリパスで測定することができる。厚さを測定する1つの方法は、圧縮行程から少なくとも1インチ(2.54cm)のリボンの矩形サンプルを得ることである。寸法(長さ、幅、および厚さ)はカリパスまたは他の10分の1インチ〜100分の1インチを正確に測定するための他の装置を用いて測定される。測定可能な他のパラメーターはリボン密度であり、リボンサンプルの質量をおよその体積(長さ×幅×厚さ)で割ることにより計算される。
「粒間相」とは、打錠用に調製された顆粒を含んでなり、かつ、顆粒形成前の組成物中の成分または賦形剤を含んでなる、錠剤の粒間相を指す。「粒外相」とは、錠剤の粒外相を指し、顆粒形成後および打錠前に組成物に添加される賦形剤または成分を含んでなる。
「滑沢剤」および「流動化剤」は、材料の付着または摩擦を防止、軽減または阻害する化合物である。理論に縛られるものではないが、流動化剤は、ブレンド中の粉体の付着を防止、軽減または阻害する。例えば、流動化剤は、粒子間摩擦を防止、軽減または阻害することができ、粉体の静電帯電を防止、軽減または阻害することができる。滑沢剤は、粉体が接触する表面への粉体の付着を防止、軽減または阻害することができる。流動化剤および滑沢剤は所望の機能を提供するいずれの化合物であってもよいが、例示的滑沢剤および流動化剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、水酸化カルシウム、タルク、フマル酸ステアリルナトリウム、鉱油などの炭化水素、または水添大豆油(ステロテックス(登録商標))などの水添植物油、高級脂肪酸およびそれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩(例えば、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛)、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、グリセロール、タルク、ワックス、ステアロウェット(登録商標)、ホウ酸、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ロイシン、ポリエチレングリコール(例えば、PEG−4000)またはメトキシポリエチレングリコール(例えば、カロワックス(商標))、オレイン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ベヘン酸グリセリル、ポリエチレングリコール、マグネシウムまたはラウリル硫酸ナトリウム、コロイドシリカ(例えば、サイロイド(商標)、Cab−O−Sil(登録商標))、デンプン(例えば、コーンスターチ)、シリコーンオイル、界面活性剤などが含まれる。いくつかの実施形態では、流動化剤は、二酸化ケイ素である。いくつかの実施形態では、流動化剤は、中間メソポーラスシリカ賦形剤である。
本明細書で互換的に使用される場合、用語「患者」または「対象」は、提供される化合物または本明細書に記載の化合物が例えば、実験、診断、予防、および/または治療目的で本発明に従って投与されるいずれの生物も指す。典型的な対象として、動物が含まれる。用語「動物」は、動物界のいずれのメンバーも指す。いくつかの実施形態では、「動物」は、いずれの発達段階でもよいが、ヒトを指す。いくつかの実施形態では、「動物」は、いずれの発達段階でもよいが、非ヒト動物を指す。特定の実施形態では、非ヒト動物は、哺乳動物(例えば、齧歯類、マウス、ラット、ウサギ、サル、イヌ、ネコ、ヒツジ、ウシ、霊長類、および/またはブタ)である。いくつかの実施形態では、動物としては、限定されるものではないが、哺乳動物、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫、および/または蠕虫が含まれる。いくつかの実施形態では、動物は、トランスジェニック動物、遺伝子操作動物、および/またはクローンであり得る。複数の実施形態では、動物は、マウス、ラット、ウサギ、非ヒト霊長類、およびヒトなどの哺乳動物;昆虫;蠕虫などである。複数の実施形態では、対象はヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、疾患、障害、および/または病態(例えば、癌)に罹患している可能性があり、かつ/またはそれらに感受性があり得る。本明細書で使用する場合、「患者集団」または「対象の集団」は、複数の患者または対象を指す。
「薬力学」は、薬物の濃度に対して見られる生物応答を決定する因子を指す。
「薬物動態学」は、薬物の適当な濃度の到達および維持を決定する因子を指す。
「湿気活性化乾式造粒」(MADG)または「湿潤造粒」とは、水などの液体を使用して結合剤を活性化し、凝集を誘発する造粒のための工程を指す。この工程は粉体粒子の湿式凝集を含み、これは一定量の水などの液体の添加、および湿気吸着または分布によって促進される。湿気吸着または分布は、過剰な湿気の吸収を促進するための、凝集後の湿気吸着材料または吸着剤または吸収剤の添加を含んでなる。好適な湿気吸着材料または吸着剤または吸収剤の例としては、限定されるものではないが、微晶質セルロースまたは二酸化ケイ素が含まれる。いくつかの実施形態では、吸着剤または吸収剤は、大メソポーラスシリカ賦形剤、ベントナイト、タルク、微晶質セルロース、活性炭、フュームドシリカ、炭酸マグネシウム、または類似の賦形剤である。
「すぐに使える(Ready-to-use)」は、投与前に、例えば、希釈、再構成、滅菌などによって組成物または製品をさらに変化、修飾、または最適化する必要なく使用することができる医薬組成物または医薬品を指す。
「リボン」および「リボン厚」は、ロールまたはローラー圧縮を利用する乾式造粒の一種に関して言及される。ロールまたはローラー圧縮のいくつかの実施形態では、粉体は、重力によって、またはローラーによりかけられる圧縮圧力によって粒子を再配列し、ひいては、得られた材料の高密度化を誘導する2つの逆回転ローラーによるスクリューの手段によって供給される。得られるロールまたはローラー圧縮の材料は「リボン」として知られ、材料の均一かつ連続的な流動がフィーディングシステムにより提供され、所望の「リボン厚」の「リボン」が形成される。リボン厚は、当技術分野で使用される典型的な方法のいずれによって測定してもよい。
粒径分布に関する「安定」または「安定性」は、粒径分布、例えば、D50またはD90が、初期時間が定義された後(例えば、粉砕または硬化期間(1〜3週間)後)に実質的に(50%を超えて)変化しないことを意味する。例えば、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、室温(15℃〜25℃)で3、6、9、12、24または36か月の保存まで有効粒径に50%を超える増大を示さない。ニラパリブ分解に関して「安定」または「安定性」は、不純物または分解産物の数が、初期時間が定義された後に実質的に(50%を超えて)変化しないことを意味する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処方物は、室温(15℃〜25℃)で3、6、9、12、24または36か月の保存まで、初期時間指定時の不純物レベルに比べて、ほぼ0.1重量%を超える個々のレベルでニラパリブ分解不純物を生じない。
固体投与形を含む組成物に関する「保存」は、薬物を保持するまたは含有することが意図され、かつ、それと直接接触される、または接触され得る物品である、薬学的使用のためのいずれの容器システムまたはタイプでの保存も意味する。特定の保存条件において、容器は、その保存寿命にわたって投与形の品質に低下を生じ得る因子(例えば、温度、光)からの十分な保護を投与形に提供すべきである。保存は、ブリスター(例えば、その一層が個用量を含有するように成形された二層からなる多用量容器)、ボトル(例えば、多少とも顕著な頚と通常は平底を備えた容器)、単回用量容器(例えば、固体、半固体または液体調製物の単回用量用の容器)、ストリップ(例えば、通常ミシン目とともに提供される、固体または半固体調製物の単回用量を含有するのに好適な二層からなる多回用量容器)、バッグ(例えば、底部でおよび側面で封止により閉鎖され、意図される使用によって、上部は材料の融合により閉鎖されてもよい、可撓性材料からなる、平底を備えても備えなくともよい、表面からなる容器)、または蓋のないディッシュで行ってもよい。
用語「対象」は、動物、好ましくは、ヒトまたは非ヒトを含む哺乳動物を意味して使用される。患者および対象という用語は互換的に使用され得る。
「錠剤」は、本明細書で使用する場合、ニラパリブなどの原体または医薬、および本明細書に記載の賦形剤のいずれか1つといった特定の賦形剤の粒子が一緒に加圧された、圧縮された、または押し出された投与形を指す。錠剤は、円形、またはフラットオーバルもしくは円柱形などの細長い形状を含む、様々な形状で作製することができる。いくつかの実施形態では、錠剤は、好適な打錠機またはダイを用いた直接打錠から作製される。いくつかの実施形態では、錠剤は、圧縮装置に取り付けられた好適な鋳型を用いた注型またはまたは圧縮成形から作製される。いくつかの実施形態では、錠剤は、限定されるものではないが、流動床または高剪断造粒またはローラー圧縮などの造粒とその後の圧縮から作製される。いくつかの実施形態では、錠剤は、ペーストの鋳型への、またはある長さに切断される押出成形物への押出から作製される。いくつかの実施形態では、錠剤は、固体錠剤である。
「治療上有効な量」または「有効量」は、薬理学的効果を達成するための医薬の量である。用語「治療上有効な量」には、例えば、予防上有効な量を含が含まれる。ニラパリブの「有効量」は、過度の有害副作用なく所望の薬理学的効果または治療的改善を達成するために必要な量である。有効量のニラパリブは、特定の患者および疾患に応じて当業者により選択される。「有効量」または「治療上有効な量」は、ニラパリブの代謝の変動、対象の齢、体重、健康状態、治療される病態、治療される病態の重篤度、および処方する医師の判断によって変わり得ると理解される。本明細書で使用する場合、特定の化合物または医薬組成物の投与による特定の疾患、障害または病態の症状の改善または軽減とは、永続的であれ一過性であれ、持続性であれ一時的であれ、化合物または組成物の投与によるまたは投与に関連する重篤度の軽減、発症の遅延、進行の緩徐化、または持続期間の短縮を指す。
用語「tmax」は、医薬組成物の投与後にCmaxが達成された際の時間(時間)を指す。
用語「治療(“treat,” “treating” or “treatment”)」には、本明細書で使用する場合、疾患もしくは病態、例えば、癌の症状の緩和、減退もしくは改善、さらなる症状の予防、症状の基礎にある代謝的原因の改善もしくは予防、疾患もしくは病態の阻害、例えば、疾患もしくは病態の発症の阻止、疾患もしくは病態の軽減、疾患もしくは病態の退縮の誘導、疾患もしくは病態により引き起こされる状態の軽減、または予防的および/もしくは治療的いずれかの疾患もしくは病態の症状の停止が含まれる。
本明細書に記載の方法および組成物の他の目的、特徴、および利点は、下記の詳細な説明から明らかとなる。詳細な説明および具体例は、具体的な実施形態を示しつつ、単に例示として示されることが理解されるべきである。
ニラパリブ処方物
本発明は、望ましい崩壊プロファイル、薬物動態的特徴、流動特性、および/または良好な保存安定性を有するニラパリブの改善された投与形を提供する必要を認識する。加えて、このような改善された投与形は、治療方法(例えば、癌を治療する方法)において有用であり得る。
本発明は、ポリ(アデノシン二リン酸[ADP]−リボース)ポリメラーゼ(PARP)−1および−2阻害剤を含んでなる固体で経口投与可能な医薬組成物の調製方法、ならびに疾患の予防および/または治療のためのその使用に関する。本発明は、例えば、有利な保存安定性および崩壊特性を示す望ましい薬物動態的特徴を有するニラパリブおよびその薬学上許容可能な塩(例えば、トシル酸ニラパリブ一水和物)の固体投与形に関する。
ニラパリブは、下記の構造を有する。
ニラパリブは、経口利用可能な選択的ポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)1および2阻害剤である。トシル酸ニラパリブ一水和物の化学名は、2−{4−[(3S)−ピペリジン−3−イル]フェニル}−2H−インダゾール7−カルボキサミド4−メチルベンゼンスルホナート水和物(1:1:1)であり、それは下記の化学構造を有する。
ニラパリブの実験分子式はC26H30N4O5Sであり、その分子量は510.61である。トシル酸ニラパリブ一水和物原体は、白色〜灰白色の非吸湿性結晶性固体である。ニラパリブの溶解度は、pKa9.95未満でpH非依存性であり、生理学的pH範囲で水性遊離塩基溶解度は0.7mg/mL〜1.1mg/mLである。
ニラパリブは、in vitroおよびマウス異種移植モデルで腫瘍細胞を選択的に死滅させる選択的ポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)1および2阻害剤である。PARP阻害は、修復不能な二本鎖破断(DSB)、誤りがちな(error-prone)DNA修復経路の使用、結果としてのゲノムの不安定性、最終的には細胞死をもたらす。加えて、自己ポリADP−リボシル化(autoparylation)の抑制の結果として遺伝子傷害部に捕捉されたPARPは、細胞傷害に寄与し得る。
ニラパリブ、商標ZEJULA(登録商標)は、白金に基づく化学療法に対する完全または部分奏功の後に再発性上皮卵巣癌、卵管癌、または原発性腹膜癌を有する成人患者の維持または治療に適応となる。各ZEJULAカプセル剤は、100mgのニラパリブ(トシル酸塩一水和物として)を含有する。硬カプセル剤は、黒いインクで「100mg」と印刷された白いボディと白いインクで「ニラパリブ」と印刷された紫のキャップを備え得る。単剤療法としてのZEJULAの現行推奨用量は、1日1回経口服用される3個の100mgカプセル剤、総一日用量300mg相当である。
本明細書では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩を含有する経口組成物が提供される。いくつかの実施形態では、経口組成物は、癌などの障害または病態の治療のための約20wt%〜約80wt%のニラパリブと薬学上許容可能な担体を含み、ニラパリブは薬学上許容可能な担体中に分布している。いくつかの実施形態では、経口組成物は、癌などの障害または病態の治療のための約20wt%〜約60wt%のニラパリブと薬学上許容可能な担体を含み、ニラパリブは薬学上許容可能な担体中に実質的に均一に分布している。いくつかの実施形態では、経口組成物は、癌などの障害または病態の治療のための約35wt%〜約55wt%のニラパリブと薬学上許容可能な担体を含み、ニラパリブは薬学上許容可能な担体中に実質的に均一に分布している。
複数の実施形態では、経口組成物は、錠剤である。
いくつかの実施形態では、障害または病態は、癌、例えば、卵巣癌である。
いくつかの実施形態では、ニラパリブは、その薬学上許容可能な塩である。いくつかの実施形態では、薬学上許容可能な塩は、トシル酸ニラパリブ一水和物である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約10mg〜約2000mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約10mg〜約1000mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約10mg〜約525mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約425mg〜約525mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約50mg〜約300mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約50mg〜約525mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる。例えば、医薬組成物は、約100mg〜約200mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなり得る。例えば、医薬組成物は、約125mg〜約175mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなり得る。
処方物は、ニラパリブを含む1種類以上の成分を含んでなり得る。これらの成分は合わされて顆粒を形成することができ、次に、これらの顆粒が打錠される。
ニラパリブは、薬学上許容可能な塩として処方物中に存在し得る。例えば、ニラパリブは、トシル酸ニラパリブ一水和物であり得る。
例示的処方物には、本明細書に記載のものが含まれる。
一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための478.0mgのトシル酸ニラパリブ一水和物、203.5mgのラクトース一水和物、203.5mgの微晶質セルロース、40.0mgのクロスポビドン、および20.0mgのポビドンと、粒外相のための40.0mgのクロスポビドン、5.0mgの二酸化ケイ素、および10.0mgのステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための47.8重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物、20.4重量%のラクトース一水和物、20.4重量%の微晶質セルロース、4.0重量%のクロスポビドン、および2.0重量%のポビドンと、粒外相のための4.0重量%のクロスポビドン、0.5重量%の二酸化ケイ素、および1.0重量%のステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。
一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための478.0mgのトシル酸ニラパリブ一水和物、193.5mgのラクトース一水和物、193.5mgの微晶質セルロース、40.0mgのクロスカルメロース、および40.0mgのヒドロキシプロピルセルロースと、粒外相のための40.0mgのクロスカルメロースナトリウム、5.0mgの二酸化ケイ素、および10.0mgのステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための47.8重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物、19.4重量%のラクトース一水和物、19.4重量%の微晶質セルロース、4.0重量%のクロスカルメロース、および4.0重量%のヒドロキシプロピルセルロース相のための4.0重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.5重量%の二酸化ケイ素、および1.0重量%のステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。
一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための478.0mgのトシル酸ニラパリブ一水和物、178.5mgのラクトース一水和物、178.5mgの微晶質セルロース、40.0mgのクロスポビドン、40.0mgのポビドン、および25.0mgの二酸化ケイ素と、粒外相のための40.0mgのクロスポビドン、10.0mgの二酸化ケイ素、および10.0mgのステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための47.8重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物、17.9重量%のラクトース一水和物、17.9重量%の微晶質セルロース、4.0重量%のクロスポビドン、4.0重量%のポビドン、および2.5重量%の二酸化ケイ素と、粒外相のための4.0重量%のクロスポビドン、1.0重量%の二酸化ケイ素、および1.0重量%のステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。
一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための478.0mgのトシル酸ニラパリブ一水和物、201.0mgの微晶質セルロース、201.0mgの第二リン酸カルシウム、40.0mgのクロスポビドン、20.0mgのポビドン、および5.0mgのステアリン酸マグネシウムと、粒外相のための40.0mgのクロスポビドン、5.0mgの二酸化ケイ素、および10.0mgのステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための47.8重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物、20.1重量%の微晶質セルロース、20.1重量%の第二リン酸カルシウム、4.0重量%のクロスポビドン、2.0重量%のポビドン、および0.5重量%のステアリン酸マグネシウムと、粒外相のための4.0重量%のクロスポビドン、0.5重量%の二酸化ケイ素、および1.0重量%のステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。
一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための478.0mgのトシル酸ニラパリブ一水和物、201.0mgの微晶質セルロース、201.0mgのマンニトール、40.0mgのクロスカルメロースナトリウム、20.0mgのヒドロキシルプロピルセルロース、および5.0mgのステアリン酸マグネシウムと、粒外相のための40.0mgのクロスカルメロースナトリウム、5.0mgの二酸化ケイ素、および10.0mgのステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための47.8重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物、20.1重量%の微晶質セルロース、20.1重量%のマンニトール、4.0重量%のクロスカルメロースナトリウム、2.0重量%のヒドロキシルプロピルセルロース、および0.5重量%のステアリン酸マグネシウムと、粒外相のための4.0重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.5重量%の二酸化ケイ素、および1.0重量%のステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。
一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための478.0mgのトシル酸ニラパリブ一水和物、201.0mgの微晶質セルロース、201.0mgのマンニトール、40.0mgのクロスポビドン、20.0mgのポビドン、および5.0mgのステアリン酸マグネシウムと、粒外相のための40.0mgのクロスポビドン、5.0mgの二酸化ケイ素、および10.0mgのステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。一つの実施形態では、例示的ニラパリブ処方物は、粒間相のための47.8重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物、20.1重量%の微晶質セルロース、20.1重量%のマンニトール、4.0重量%のクロスポビドン、2.0重量%のポビドン、および0.5重量%のステアリン酸マグネシウムと、粒外相のための4.0重量%のクロスポビドン、0.5重量%の二酸化ケイ素、および1.0重量%のステアリン酸マグネシウムとを含んでなる。
ニラパリブ錠剤組成物
例示的賦形剤を含む例示的錠剤組成物が本明細書に記載される。
複数の実施形態では、本発明は、ニラパリブを、それを必要とする対象に投与された際にポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害する有効量のニラパリブで含んでなる錠剤組成物を特徴とし、ここで、錠剤は、粒間相と粒外相を含んでなり、かつ、(a)粒間相の少なくとも1つの成分は、希釈剤、結合剤、崩壊剤、流動化剤、または滑沢剤であり;かつ/または(b)粒外相の少なくとも1つの成分は、崩壊剤、流動化剤、または滑沢剤である。
別の側面において、ニラパリブを、それを必要とする対象に投与された際にポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害する有効量のニラパリブで含んでなる錠剤組成物が提供され、ここで、錠剤は、粒間相と粒外相を含んでなる。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、ニラパリブをニラパリブ遊離塩基を基準として約50mg〜約350mgの量で含んでなる。複数の実施形態では、錠剤組成物は、トシル酸ニラパリブ一水和物を約100mg〜約550mgの量でを含んでなる。複数の実施形態では、錠剤組成物は、トシル酸ニラパリブ一水和物を錠剤組成物の約40〜50重量%の量で含んでなる。
複数の実施形態では、粒間相は、希釈剤(例えば、第1の希釈剤)を錠剤組成物の約7.5〜15%、約8〜14%、または約9〜11重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒間相は、第2の希釈剤を錠剤組成物の約25〜40%、約30〜40%、または約30〜35重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒間相は、結合剤を錠剤組成物の約1〜3重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒間相は、崩壊剤を錠剤組成物の約0.1〜2%または約0.5重量%〜1.5重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒間相は、流動化剤、吸着剤、または吸収剤を錠剤組成物の約1〜5%または約2〜4重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒間相は、滑沢剤を錠剤組成物の約0.1〜2重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒外相は、崩壊剤(distintegrant)を錠剤組成物の約0.1〜2重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒外相は、流動化剤または吸着剤または吸収剤を錠剤組成物の約0.1〜2重量%の量で含んでなる。複数の実施形態では、粒外相は、滑沢剤を錠剤組成物の約0.1〜2重量%の量で含んでなる。
本明細書では、一つの側面において、a)それを必要とする対象に投与された際にポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害する有効量のニラパリブ;b)ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムから選択される第1の希釈剤;c)ステアリン酸マグネシウム;d)微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)から選択される第2の希釈剤;ならびにe)ポビドン(PVP)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)から選択される結合剤を含んでなる錠剤組成物が開示される。
本明細書では別の側面において、重量%で、下記成分:
(a)粒間部分に
(i)約40〜50%のトシル酸ニラパリブ一水和物;
(ii)約8〜14%の第1の希釈剤;
(iii)約30〜40%の第2の希釈剤;
(iv)約1〜3%の結合剤;
(v)約0.1〜2%の崩壊剤;
(vi)約2〜4%の流動化剤または吸着剤または吸収剤;および
(vii)約0.1〜2%の滑沢剤;
(b)粒外部分に
(i)約0.1〜2%の崩壊剤;
(ii)約0.1〜2%の流動化剤または吸着剤または吸収剤;および
(iii)約0.1〜2%の滑沢剤
を含んでなる錠剤組成物が開示される。
本明細書では別の側面において、重量%で、下記成分:
(a)粒間部分に
(i)約40〜50%のトシル酸ニラパリブ一水和物;
(ii)約9〜11%の第1の希釈剤;
(iii)約30〜40%の第2の希釈剤;
(iv)約1〜3%の結合剤;
(v)約0.1〜2%の崩壊剤;
(vi)約2〜4%の流動化剤または吸着剤または吸収剤;および
(vii)約0.1〜2%の滑沢剤;
(b)粒外部分に
(i)約0.1〜2%の崩壊剤;
(ii)約0.1〜2%の流動化剤または吸着剤または吸収剤;および
(iii)約0.1〜2%の滑沢剤
を含んでなる錠剤組成物が開示される。
本明細書では別の側面において、錠剤を含んでなる組成物であって、
錠剤が、重量%で、下記成分:
(a)粒間部分に
(i)約40〜50%のトシル酸ニラパリブ一水和物;
(ii)約9〜40%の希釈剤;
(iii)約1〜3%の結合剤;
(iv)約0.1〜2%の崩壊剤;
(v)約2〜4%の流動化剤または吸着剤または吸収剤;および
(vi)約0.1〜2%の滑沢剤;
(b)粒外部分に
(i)約0.1〜2%の崩壊剤;
(ii)約0.1〜2%の流動化剤または吸着剤または吸収剤;および
(iii)約0.1〜2%の滑沢剤
を含んでなる、組成物が提供される。
いくつかの実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
いくつかの実施形態では、希釈剤は、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。いくつかの実施形態では、ラクトースは、無水、一水和物、結晶性、または噴霧乾燥品である。いくつかの実施形態では、マンニトールは、噴霧乾燥されているか、または結晶性である。
いくつかの実施形態では、第1の希釈剤は、ラクトース一水和物である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、加工されている(例えば、噴霧乾燥ラクトース一水和物)。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、加工されていない(例えば、粉末ラクトース一水和物)。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、結晶性である。いくつかの実施形態では、第1の希釈剤は、マンニトールである。いくつかの実施形態では、マンニトールは、噴霧乾燥されているか、または結晶性である。いくつかの実施形態では、第1の希釈剤は、第二リン酸カルシウムである。
いくつかの実施形態では、第2の希釈剤は、微晶質セルロースである。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤は、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。
複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトースであり、第2の希釈剤は微晶質セルロースである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトースであり、第2の希釈剤はデンプンである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトースであり、第2の希釈剤はポリエチレンオキシドである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトースであり、第2の希釈剤はHPMCである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトースであり、第2の希釈剤はマンニトールである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトースであり、第2の希釈剤は第二リン酸カルシウムである。
複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトース一水和物であり、第2の希釈剤は微晶質セルロースである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトース一水和物であり、第2の希釈剤はデンプンである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトース一水和物であり、第2の希釈剤はポリエチレンオキシドである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトース一水和物であり、第2の希釈剤はHPMCである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトース一水和物であり、第2の希釈剤はマンニトールである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はラクトース一水和物であり、第2の希釈剤は第二リン酸カルシウムである。
複数の実施形態では、第1の希釈剤はマンニトールであり、第2の希釈剤はラクトース(例えば、ラクトース一水和物)である。複数の実施形態では、第1の希釈剤はマンニトールであり、第2の希釈剤は微晶質セルロースである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はマンニトールであり、第2の希釈剤はデンプンである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はマンニトールであり、第2の希釈剤はポリエチレンオキシドである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はマンニトールであり、第2の希釈剤はHPMCである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はマンニトールであり、第2の希釈剤は第二リン酸カルシウムである。
複数の実施形態では、第1の希釈剤は第二リン酸カルシウムであり、第2の希釈剤はマンニトールである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は第二リン酸カルシウムであり、第2の希釈剤はラクトース(例えば、ラクトース一水和物)である。複数の実施形態では、第1の希釈剤は第二リン酸カルシウムであり、第2の希釈剤は微晶質セルロースである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は第二リン酸カルシウムであり、第2の希釈剤はデンプンである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は第二リン酸カルシウムであり、第2の希釈剤はポリエチレンオキシドである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は第二リン酸カルシウムであり、第2の希釈剤はHPMCである。
複数の実施形態では、第1の希釈剤は微晶質セルロースであり、第2の希釈剤はラクトース(例えば、ラクトース一水和物)である。複数の実施形態では、第1の希釈剤は微晶質セルロースであり、第2の希釈剤はマンニトールである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は微晶質セルロースであり、第2の希釈剤はデンプンである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は微晶質セルロースであり、第2の希釈剤はポリエチレンオキシドである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は微晶質セルロースであり、第2の希釈剤はHPMCである。複数の実施形態では、第1の希釈剤は微晶質セルロースであり、第2の希釈剤は第二リン酸カルシウムである。
複数の実施形態では、第1の希釈剤はデンプンであり、第2の希釈剤はマンニトールである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はデンプンであり、第2の希釈剤はラクトース(例えば、ラクトース一水和物)である。複数の実施形態では、第1の希釈剤はデンプンであり、第2の希釈剤は微晶質セルロースである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はデンプンであり、第2の希釈剤はポリエチレンオキシドである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はデンプンであり、第2の希釈剤はHPMCである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はデンプンであり、第2の希釈剤は第二リン酸カルシウムである。
複数の実施形態では、第1の希釈剤はポリエチレンオキシドであり、第2の希釈剤はマンニトールである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はポリエチレンオキシドであり、第2の希釈剤はラクトース(例えば、ラクトース一水和物)である。複数の実施形態では、第1の希釈剤はポリエチレンオキシドであり、第2の希釈剤は微晶質セルロースである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はポリエチレンオキシドであり、第2の希釈剤はデンプンである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はポリエチレンオキシドであり、第2の希釈剤はHPMCである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はポリエチレンオキシドであり、第2の希釈剤は第二リン酸カルシウムである。
複数の実施形態では、第1の希釈剤はHPMCであり、第2の希釈剤はマンニトールである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はHPMCであり、第2の希釈剤はラクトース(例えば、ラクトース一水和物)である。複数の実施形態では、第1の希釈剤はHPMCであり、第2の希釈剤は微晶質セルロースである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はHPMCであり、第2の希釈剤はポリエチレンオキシドである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はデンプンであり、第2の希釈剤はデンプンである。複数の実施形態では、第1の希釈剤はHPMCであり、第2の希釈剤は第二リン酸カルシウムである。
いくつかの実施形態では、結合剤は、ポビドン(PVP)である。いくつかの実施形態では、結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)である。いくつかの実施形態では、結合剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。
いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンまたはクロスカルメロースである。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンである。いくつかの実施形態では、流動化剤は、二酸化ケイ素である。いくつかの実施形態では、流動化剤は、中間メソポーラスシリカである。いくつかの実施形態では、中間メソポーラスシリカは、サイロイドFP−244を含んでなる。
いくつかの実施形態では、組成物は、崩壊剤をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンまたはクロスカルメロースである。いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、クロスカルメロースナトリウムである。いくつかの実施形態では、組成物は、吸着剤として大メソポーラスシリカ賦形剤をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、大メソポーラスシリカ賦形剤は、水を吸収する。いくつかの実施形態では、組成物は、流動化剤として中間メソポーラスシリカ賦形剤をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、中間メソポーラスシリカは、サイロイドFP−244を含んでなる。いくつかの実施形態では、組成物は、吸着剤としてベントナイト、タルク、微晶質セルロース、木炭、フュームドシリカ、炭酸マグネシウム、または類似の賦形剤などの付加的賦形剤をさらに含んでなる。
いくつかの実施形態では、組成物は、二酸化ケイ素をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1重量%〜約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%の量で存在する。
複数の実施形態では、組成物は、ポビドン(PVP)である結合剤を含んでなる。複数の実施形態では、組成物は、崩壊剤(distintegrant)をさらに含んでなる。複数の実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンである。複数の実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロース(例えば、クロスカルメロースナトリウム)である。複数の実施形態では、組成物は、二酸化ケイ素をさらに含んでなる。複数の実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムを含まない。複数の実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムをさらに含んでなる。
複数の実施形態では、組成物は、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)である結合剤を含んでなる。複数の実施形態では、組成物は、崩壊剤(distintegrant)をさらに含んでなる。複数の実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンである。複数の実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロース(例えば、クロスカルメロースナトリウム)である。複数の実施形態では、組成物は、二酸化ケイ素をさらに含んでなる。複数の実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムを含まない。複数の実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムをさらに含んでなる。
複数の実施形態では、組成物は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である結合剤を含んでなる。複数の実施形態では、組成物は、崩壊剤(distintegrant)をさらに含んでなる。複数の実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンである。複数の実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロース(例えば、クロスカルメロースナトリウム)である。複数の実施形態では、組成物は、二酸化ケイ素をさらに含んでなる。複数の実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムを含まない。複数の実施形態では、組成物は、ステアリン酸マグネシウムをさらに含んでなる。
いくつかの実施形態では、組成物は、粒間相をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、二酸化ケイ素を含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%〜約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、粒間相は、ステアリン酸マグネシウムを含まない。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、ラクトース一水和物、微晶質セルロース、クロスポビドン、およびポビドンを含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、ラクトース一水和物、微晶質セルロース、クロスカルメロース、およびヒドロキシプロピルセルロース(HPC)を含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、ラクトース一水和物、微晶質セルロース、クロスカルメロース、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HMPC)を含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、ラクトース一水和物、微晶質セルロース、クロスポビドン、ポビドン、および吸着剤もしくは吸収剤としての大メソポーラスシリカ賦形剤または流動化剤としての中間メソポーラスシリカ賦形剤を含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、ラクトース一水和物、微晶質セルロース、クロスポビドン、ポビドン、および吸着剤または吸収剤としての大メソポーラスシリカ賦形剤を含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、ラクトース一水和物、微晶質セルロース、クロスポビドン、ポビドン、および流動化剤としての中間メソポーラスシリカ賦形剤を含んでなる。
いくつかの実施形態では、粒間相は、ステアリン酸マグネシウムを含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、微晶質セルロース、第二リン酸カルシウム、クロスポビドン、ポビドン、およびステアリン酸マグネシウムを含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、微晶質セルロース、マンニトール、クロスカルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、およびステアリン酸マグネシウムを含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、微晶質セルロース、マンニトール、クロスカルメロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、およびステアリン酸マグネシウムを含んでなる。いくつかの実施形態では、粒間相は、ニラパリブ、微晶質セルロース、マンニトール、クロスポビドン、ポビドン、およびステアリン酸マグネシウムを含んでなる。
いくつかの実施形態では、組成物は、粒外相をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、粒外相は、ステアリン酸マグネシウムを含んでなる。いくつかの実施形態では、粒外相は、クロスポビドンを含んでなる。いくつかの実施形態では、粒外相は、クロスカルメロースを含んでなる。
いくつかの実施形態では、粒外相は、二酸化ケイ素を含んでなる。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%〜約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%〜約2.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約20〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約20〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約20〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約20〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約20〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約20〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約20〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約30〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約30〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約30〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約30〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約30〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約30〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約40〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約40〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約40〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約40〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約40〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、ニラパリブの薬学上許容可能な塩である。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、トシル酸ニラパリブ一水和物である。
いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))は、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、微晶質セルロースは、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウムなどの第1の希釈剤は、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、無水、一水和物、結晶性、または噴霧乾燥品である。いくつかの実施形態では、マンニトールは、噴霧乾燥されているか、または結晶性である。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース、マンニトール、第二リン酸カルシウム、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などの希釈剤は、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトースは、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ポビドン、ヒドロキシルプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤は、約1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドン、ヒドロキシルプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤は、約1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドン、ヒドロキシルプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤は、約1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドン、ヒドロキシルプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤は、約1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドン、ヒドロキシルプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤は、約1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドン、ヒドロキシルプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤は、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜80重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜70重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜60重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜50重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約10〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ポビドンは、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、約40重量%、約41重量%、約42重量%、約43重量%、約44重量%、約45重量%、約46重量%、約47重量%、約48重量%、約49重量%、約50重量%、約51重量%、約52重量%、約53重量%、約54重量%、約55重量%、約56重量%、約57重量%、約58重量%、約59重量%、約60重量%、約61重量%、約62重量%、約63重量%、約64重量%、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、または約90重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、クロスポビドンまたはクロスカルメロースなどの崩壊剤は、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンまたはクロスカルメロースなどの崩壊剤は、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンおよびクロスカルメロースなどの崩壊剤は、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンまたはクロスカルメロースなどの崩壊剤は、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンおよびクロスカルメロースなどの崩壊剤は、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンまたはクロスカルメロースなどの崩壊剤は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、クロスポビドンは、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンは、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンは、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンは、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンは、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスポビドンは、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、クロスカルメロースは、クロスカルメロースナトリウムである。
いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素などの流動化剤は、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素などの流動化剤は、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素などの流動化剤は、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素などの流動化剤は、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素などの流動化剤は、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素などの流動化剤は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、粒間相または粒外相中のステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤は、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相または粒外相中のステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤は、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相または粒外相中のステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤は、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相または粒外相中のステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤は、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相または粒外相中のステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤は、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相または粒外相中のステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤は、約0.1〜2.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相または粒外相中のステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、粒間相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜2.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、粒外相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1〜2.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中のステアリン酸マグネシウムは、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
また、別の側面において、それを必要とする対象に投与された際にポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害する有効量のニラパリブと、b)二酸化ケイ素とを含んでなる錠剤組成物が提供され、ここで、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約50mg〜約350mgである。
いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約75mg〜約125mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約50mg、約100mg、または約150mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約100mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約175mg〜約225mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約150mg、約200mg、または約250mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約200mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約275mg〜約325mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約250mg、約300mg、または約350mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約300mgである。いくつかの実施形態では、ニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基またはその薬学上許容可能な塩を含んでなる。いくつかの実施形態では、ニラパリブの薬学上許容可能な塩は、トシル酸ニラパリブである。
いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、流動特性の改善をもたらす。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、引張強度、硬度、および/または粒間材料の結合を改善する。いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、組成物の付着または粘着を軽減するなどの、直接打錠されるニラパリブを含んでなる組成物の特性を改善する。
いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、粒間相中に存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜2.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒間相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、二酸化ケイ素は、粒外相中に存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜40重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜30重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜20重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1〜2.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、粒外相中の二酸化ケイ素は、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、約35重量%、約36重量%、約37重量%、約38重量%、約39重量%、または約40重量%の量で存在する。
粒間相/粒外相分布
いくつかの実施形態では、粒間相成分と粒外相成分の分布は、望ましい崩壊プロファイルを提供する。別の側面において、本明細書では、それを必要とする対象に投与された際にポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害する有効量のニラパリブを含んでなる錠剤組成物が提供され、ここで、錠剤は、粒間相と粒外相をさらに含んでなり;かつ、錠剤は、下記:a)粒間相を形成するために使用される成分の量が錠剤組成物の約50重量%〜約98重量%であること;およびb)粒外相を形成するために使用される成分の量が錠剤組成物の約2重量%〜約50重量%であることのうちの少なくとも1つを有する。
いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約50重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約55重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約60重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約65重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約70重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約75重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約80重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約85重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約90重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約92.5重量%〜約97.5重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約95重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約50重量%、約55重量%、約60重量%、約65重量%、約70重量%、約75重量%、約80重量%、約85重量%、約90重量%、約91重量%、約92重量%、約93重量%、約94重量%、約95重量%、約96重量%、約97重量%、または約98重量%である。
いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約50重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約45重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約40重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約35重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約30重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約25重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約20重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約15重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約10重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約5重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2.5重量%〜約7.5重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約5重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、約5重量%、約5.5重量%、約6.0重量%、約6.5重量%、約7.0重量%、約7.5重量%、約8.0重量%、約8.5重量%、約9.0重量%、約9.5重量%、約10.0重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%、約30重量%、約35重量%、約40重量%、約45重量%、または約50重量%である。
薬力学
ニラパリブは、in vitroにおいてPARP−1およびPARP−2酵素をそれぞれ3.8nM(0.82ng/mL)および2.1nM(0.67ng/mL)のIC50で阻害する。ニラパリブは、細胞内PARP活性を4nM(1.28mg/mL)のIC50および50nM(16ng/mL)のIC90で阻害する。腫瘍モデルにおける50mg/kgのニラパリブの単回用量は、>90%のPARP阻害をもたらし、毎日の投与で腫瘍退縮を生じた。50mg/kgの用量で、6時間で約4567ng/mLの腫瘍濃度が達成され、これはPARPのIC90を超え、腫瘍退縮を生じた。この同じモデルで、75mg/kg用量のニラパリブは腫瘍退縮を生じず、投与を50mg/kg用量のニラパリブに切り替えると腫瘍退縮が達成された。
本明細書で使用する場合、絶食ヒト薬物動態試験には、単回用量絶食ヒト薬物動態試験と多回用量絶食ヒト薬物動態試験の両方を含む。多回用量絶食ヒト薬物動態試験は、FDAガイダンス文書および/または類似のEMEAガイドラインに従って実施する。定常状態値の薬物動態パラメーターは、多回用量絶食ヒト薬物動態試験から直接決定されてもよいし、または好都合には標準法またはWinNonlinバージョン5.3以上などの業界標準ソフトウエアを用いた単回用量データの推定によって決定されてもよい。
いくつかの実施形態では、ヒト対象への本明細書に記載のニラパリブ組成物の1日1回経口投与は、600ng/mL〜1000ng/mLの平均最大血漿濃度(Cmax)をもたらす。例えば、ヒト対象への本明細書に記載のニラパリブ組成物の1日1回経口投与は、600ng/mL、625ng/mL、650ng/mL、675ng/mL、700ng/mL、725ng/mL、750ng/mL、775ng/mL、800ng/mL、825ng/mL、850ng/mL、875ng/mL、900ng/mL、925ng/mL、950ng/mL、975ng/mLまたは1000ng/mLの平均最大血漿濃度(Cmax)をもたらす。例えば、ヒト対象への本明細書に記載のニラパリブ組成物の1日1回経口投与は、804ng/mLの平均最大血漿濃度(Cmax)をもたらし得る。
いくつかの実施形態では、ヒト対象への本明細書に記載のニラパリブ組成物の1日1回経口投与は、0.5〜6時間で平均最大血漿濃度(Cmax)をもたらす。例えば、ヒト対象への本明細書に記載のニラパリブ組成物の1日1回経口投与は、約0.5、0.75、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、5.25、5.5、5.75、または6時間で平均最大血漿濃度(Cmax)をもたらし得る。
いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、等量のニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約50%〜約150%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約60%〜約140%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約70%〜約130%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約80%〜約120%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約80%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約105%、約110%、約115%、約120%、約125%、または約130%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、または約105%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のCmaxは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約85%、または約105%である。
いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、等量のニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−tの約50%〜約150%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−tの約60%〜約140%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−tの約70%〜約130%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−tの約80%〜約120%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−tの約80%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のCmaxの約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約105%、約110%、約115%、約120%、約125%、または約130%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−tの約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、または約105%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−tは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−tの約85%、または約105%である。
いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、等量のニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約50%〜約150%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約60%〜約140%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約70%〜約130%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約80%〜約120%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約80%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約105%、約110%、約115%、約120%、約125%、または約130%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、または約105%である。いくつかの実施形態では、ニラパリブを含んでなる錠剤のAUC0−Infinityは、ニラパリブを含んでなるカプセル剤のAUC0−Infinityの約85%、または約105%である。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの絶対バイオアベイラビリティは、約60〜90%である。例えば、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの絶対バイオアベイラビリティは、約60%、65%、70%、75%、80%、85%または90%であり得る。例えば、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの絶対バイオアベイラビリティは、約73%であり得る。
いくつかの実施形態では、高脂肪食の並行投与は、本明細書に記載の用量の投与後の本明細書に記載のニラパリブ組成物の薬物動態に有意な影響を及ぼさない。例えば、高脂肪食の並行投与は、50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mgまたは400mgの用量のニラパリブの投与後の本明細書に記載のニラパリブ組成物の薬物動態に有意な影響を及ぼし得ない。
いくつかの実施形態では、ニラパリブは、ヒト対象への投与後にヒト血漿に対するタンパク質結合が中等度である。例えば、ヒト対象への投与後に、ニラパリブの約60%、65%、70%、75%、80%、85%または90%がヒト血漿に対してタンパク質結合する。例えば、ヒト対象への投与後に、ニラパリブの約83%がヒト血漿に対してタンパク質結合する。
いくつかの実施形態では、ヒト対象への投与後のニラパリブの見かけの分布容積(Vd/F)は、約500L〜約2000Lである。例えば、投与ヒト対象への投与後のニラパリブの見かけの分布容積(Vd/F)は、約500L、550L、600L、650L、700L、750L、800L、850L、900L、950L、1000L、1100L、1200L、1300L、1350L、1400L、1450L、1500L、1600L、1700L、1800L、1900Lまたは2000Lである。例えば、投与ヒト対象への投与後のニラパリブの見かけの分布容積(Vd/F)は、約1220Lであり得る。例えば、癌を有するヒト対象への投与後のニラパリブの見かけの分布容積(Vd/F)は、約1074Lであり得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの投与後のニラパリブの平均終末半減期(t1/2)は、約40〜60時間である。例えば、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの投与後のニラパリブの平均終末半減期(t1/2)は、約40時間、42時間、44時間、46時間、48時間、50時間、52時間、54時間、56時間、58時間または60時間であり得る。例えば、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの投与後のニラパリブの平均終末半減期(t1/2)は、約48〜51時間であり得る。例えば、ニラパリブの投与後の本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの平均終末半減期(t1/2)は、約48時間、49時間、50時間または51時間であり得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの投与後のニラパリブの見かけの総クリアランス(CL/F)は、約10L/時〜約20L/時である。例えば、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの投与後のニラパリブの見かけの総クリアランス(CL/F)は、約10L/時、11L/時、12L/時、13L/時、14L/時、15L/時、16L/時、17L/時、18L/時、19L/時または20L/時であり得る。例えば、本明細書に記載の組成物において提供されるニラパリブの投与後のニラパリブの見かけの総クリアランス(CL/F)は、約16.2L/時であり得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される処方物は、1分以内、または5分以内、または10分以内、または15分以内、または30分以内、または60分以内、または90分以内に組成物からのニラパリブの放出をもたらす。他の実施形態では、治療上有効な量のニラパリブが組成物から1分以内、または5分以内、または10分以内、または15分以内、または30分以内、または60分以内、または90分以内に放出される。いくつかの実施形態では、組成物は、ニラパリブの即放をもたらすニラパリブ錠剤処方物を含んでなる。いくつかの実施形態では、組成物は、1分以内、または5分以内、または10分以内、または15分以内、または30分以内、または60分以内、または90分以内にニラパリブの即放をもたらすニラパリブ錠剤処方物を含んでなる。
本明細書に記載のニラパリブ処方物および投与形は、定常状態で約10ng/ml〜約100ng/mlのニラパリブ血漿レベルCminをもたらし得る薬物動態プロファイルを示す。一つの実施形態では、本明細書に記載のニラパリブ処方物は、定常状態で約25ng/ml〜約100ng/mlの次用量直前血漿レベル(Cmin)をもたらす。別の実施形態では、本明細書に記載のニラパリブ処方物は、定常状態で約40ng/ml〜約75ng/mlのCmin血漿レベルをもたらす。さらに別の実施形態では、本明細書に記載のニラパリブ処方物は、定常状態で約50ng/mlのCmin血漿レベルをもたらす。
本明細書に記載のニラパリブ処方物は、個々の患者の臨床病態、投与の部位および方法、投与計画、ならびに医師に知られている他の因子を考慮し、適正診療規範に従って投与(administered and dosed)される。ヒト療法において、本明細書に記載の投与形は、ニラパリブの血漿レベルCmaxの上昇に関連する副作用を軽減しつつ、定常状態で血漿中少なくとも10ng/mlまたは一般には少なくとも約100ng/mlという治療上有効な量のニラパリブを維持するニラパリブ処方物を送達する。
いくつかの実施形態では、投与されたニラパリブの約95重量%超;または約90重量%超;または約80重量%超;または約70重量%超が投与後約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、16、18、または24時間以内に血流中に吸収される。
ニラパリブ濃度/量
本明細書に記載の方法および組成物により、本明細書に記載の所望の崩壊の特徴および標的薬物動態プロファイルを達成する処方物が作製できる。例えば、これらの結果を達成することが本明細書に記載されている製造方法および組成物を用い、錠剤において、治療上有効な用量のニラパリブが1日1回、2回または3回投与することができる。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩は、約20〜80wt%、45〜70wt%、40〜50wt%、45〜55wt%、50〜60wt%、55〜65wt%、60〜70wt%、65〜75wt%、70〜80wt%、または40〜60wt%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩は、錠剤核の重量(例えば、粒間成分と粒外成分の重量を合わせたもの)の約40〜60wt%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩は、総錠剤重量(例えば、粒間成分と粒外成分とコーティングの重量を合わせたもの)の約40〜60wt%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩は、錠剤核(例えば、粒間成分と粒外成分の重量合わせたもの)の約40〜50wt%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩は、総錠剤重量(例えば、粒間成分と粒外成分とコーティングの重量を合わせたもの)の約40〜50wt%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%〜約70重量%、約5重量%〜約70重量%、約10重量%〜約70重量%、約15重量%〜約70重量%、約20重量%〜約70重量%、約25重量%〜約70重量%、約30重量%〜約70重量%、約35重量%〜約70重量%、約40重量%〜約70重量%、約45重量%〜約70重量%、約50重量%〜約70重量%、約55重量%〜約70重量%、約60重量%〜約70重量%、約65重量%〜約70重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%〜約65重量%、約5重量%〜約65重量%、約10重量%〜約65重量%、約15重量%〜約65重量%、約20重量%〜約65重量%、約25重量%〜約65重量%、約30重量%〜約65重量%、約35重量%〜約65重量%、約40重量%〜約65重量%、約45重量%〜約65重量%、約50重量%〜約65重量%、約55重量%〜約65重量%、または約60重量%〜約65重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約45重量%〜約60重量%、約50重量%〜約60重量%、または約1重量%〜約60重量%、約5重量%〜約60重量%、約10重量%〜約60重量%、約15重量%〜約60重量%、約20重量%〜約60重量%、約25重量%〜約60重量%、約30重量%〜約60重量%、約35重量%〜約60重量%、約40重量%〜約60重量%、約55重量%〜約60重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%〜約55重量%、約5重量%〜約55重量%、約10重量%〜約55重量%、約15重量%〜約55重量%、約20重量%〜約55重量%、約25重量%〜約55重量%、約30重量%〜約55重量%、約35重量%〜約55重量%、約40重量%〜約55重量%、約45重量%〜約55重量%、または約50重量%〜約55重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%〜約50重量%、約5重量%〜約50重量%、約10重量%〜約50重量%、約15重量%〜約50重量%、約20重量%〜約50重量%、約25重量%〜約50重量%、約30重量%〜約50重量%、約35重量%〜約50重量%、約40重量%〜約50重量%、または約45重量%〜約50重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%〜約45重量%、約5重量%〜約45重量%、約10重量%〜約45重量%、約15重量%〜約45重量%、約20重量%〜約45重量%、約25重量%〜約45重量%、約30重量%〜約45重量%、約35重量%〜約45重量%、または約40重量%〜約45重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%〜約40重量%、約5重量%〜約40重量%、約10重量%〜約40重量%、約15重量%〜約40重量%、約20重量%〜約40重量%、約25重量%〜約40重量%、約30重量%〜約40重量%、約35重量%〜約40重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%〜約35重量%、約5重量%〜約35重量%、約10重量%〜約35重量%、約15重量%〜約35重量%、約20重量%〜約35重量%、約25重量%〜約35重量%、または約30重量%〜約35重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約1重量%、5重量%、10重量%、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、35重量%、40重量%、45重量%、50重量%、55重量%、または60重量%のニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の濃度を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約19.16重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物の濃度を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約38.32重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物の濃度を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約47.8重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物の濃度を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約57.48重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物の濃度を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、組成物の約76.64重量%のトシル酸ニラパリブ一水和物の濃度を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、25mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgのニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の量を有する。例えば、本明細書に記載の組成物は、約1mg〜約2000mg、例えば、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、25mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgのトシル酸ニラパリブ一水和物の量を有し得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1650mg、1700mg、1750mg、1800mg、1850mg、1900mg、1950mg、または2000mgのニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の量を有する。例えば、本明細書に記載の組成物は、約1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1650mg、1700mg、1750mg、1800mg、1850mg、1900mg、1950mg、または2000mgのトシル酸ニラパリブ一水和物の量を有し得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約25mg、約50mg、約100mg、約150mg、約200mg、約250mg、約300mg、約350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、約1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mgのニラパリブまたはその薬学上許容可能なプロドラッグもしくは塩の量を有する。例えば、本明細書に記載の組成物は、約25mg、約50mg、約100mg、約150mg、約200mg、約250mg、約300mg、約350mg、約400mg、約450mg、約500mg、約550mg、約600mg、約650mg、約700mg、約750mg、約800mg、約850mg、約900mg、約950mg、約1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mgのトシル酸ニラパリブ一水和物の量を有し得る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約79.7mgのトシル酸ニラパリブ一水和物の量を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約159.4mgのトシル酸ニラパリブ一水和物の量を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約318.8mgのトシル酸ニラパリブ一水和物の量を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の組成物は、約478.0mgのトシル酸ニラパリブ一水和物の量を有する。
薬学上許容可能な塩
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物に使用されるニラパリブは、遊離塩基、薬学上許容可能な塩、プロドラッグ、類似体または複合体の形態である。いつくかの場合、ニラパリブは、薬学上許容可能な塩の形態を含んでなる。いくつかの実施形態では、組成物中のニラパリブに関して、薬学上許容可能な塩としては、限定されるものではないが、4−メチルベンゼンスルホン酸塩、硫酸塩、ベンゼン硫酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、およびその立体異性体または互変異性体が含まれる。いくつかの実施形態では、組成物中のニラパリブに関して、薬学上許容可能な塩としては、限定されるものではないが、トシル酸塩が含まれる。いくつかの実施形態では、組成物中のニラパリブに関して、薬学上許容可能な塩としては、限定されるものではないが、トシル酸一水和物塩が含まれる。
付加的な薬学上許容可能な賦形剤
いくつかの側面において、本明細書に開示される医薬組成物は、1種類以上の薬学上許容可能な賦形剤をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、1種類以上の薬学上許容可能な賦形剤は、約0.1〜99重量%の量で存在する。本明細書に開示される医薬組成物の目的で、例示的な薬学上許容可能な賦形剤としては、限定されるものではないが、結合剤、崩壊剤、超崩壊剤、滑沢剤、希釈剤、増量剤、香味剤、流動化剤、吸収剤、可溶化剤、キレート剤、乳化剤、増粘剤、分散剤、安定剤、沈殿防止剤、吸着剤、造粒剤、保存剤、バッファー、着色剤および甘味剤またはそれらの組合せが含まれる。結合剤の例としては、微晶質セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルポリピロリドン、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、イナゴマメ(ceratonia)、キトサン、綿実油、デキストレート、デキストリン、エチルセルロース、ゼラチン、グルコース、ベヘン酸グリセリル、ガラクトマンナン多糖、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、イヌリン、ラクトース、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポロキサマー、ポリカルボフィル、ポリデキストロース、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリメタクリレート、アルギン酸ナトリウム、ソルビトール、デンプン、スクロース、ヒマワリ油、植物油、トコフェルソラン、ゼイン、またはそれらの組合せが含まれる。崩壊剤の例としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)、クロスカルメロースナトリウム、グリコール酸ナトリウムデンプン、ラクトース、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、メチルセルロース、ポラクリリンカリウム、アルギン酸ナトリウム、デンプン、またはそれらの組合せが含まれる。滑沢剤としては、ステアリン酸、フマル酸ステアリルナトリウム、ベヘン酸グリセリル、ステアリン酸カルシウム、モノステアリン酸グリセリン、パルミトステアリン酸グリセリル、ラウリル硫酸マグネシウム、鉱油、パルミチン酸、ミリスチン酸、ポロキサマー、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸亜鉛、安息香酸カリウム、ステアリン酸マグネシウムまたはそれらの組合せが含まれる。希釈剤の例としては、タルク、アルギン酸アンモニウム、炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、セルロース、酢酸セルロース、コーンスターチ、デキストレート、デキストリン、デキストロース、エリトリトール、エチルセルロース、フルクトース、フマル酸、パルミトステアリン酸グリセリル、イソマルト、カオリン、ラクチトール、ラクトース、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、マルトデキストリン、マルトース、マンニトール、微晶質セルロース、ポリデキストロース、ポリメタクリレート、シメチコン、アルギン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ソルビトール、デンプン、スクロース、スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン、トラガカントガム、トレハロース、キシリトール、またはそれらの組合せが含まれる。いくつかの実施形態では、薬学上許容可能な賦形剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。いくつかの実施形態では、薬学上許容可能な賦形剤は、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)である。いくつかの実施形態では、薬学上許容可能な賦形剤は、ラクトースである。いくつかの実施形態では、薬学上許容可能な賦形剤は、ラクトース一水和物である。いくつかの実施形態では、薬学上許容可能な賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムである。いくつかの実施形態では、薬学上許容可能な賦形剤は、ラクトース一水和物およびステアリン酸マグネシウムである。
種々の有用な増量剤または希釈剤としては、限定されるものではないが、炭酸カルシウム(Barcroft(商標)、MagGran(商標)、Millicarb(商標)、Pharma−Carb(商標)、Precarb(商標)、Sturcal(商標)、Vivapres Ca(商標))、無水第二リン酸カルシウム(Emcompress Anhydrous(商標)、Fujicalin(商標))、第二リン酸カルシウム二水和物(Calstar(商標)、Di−Cafos(商標)、Emcompress(商標))、第三リン酸カルシウム(Tri−Cafos(商標)、TRI−TAB(商標))、硫酸カルシウム(Destab(商標)、Drierite(商標)、Snow White(商標)、Cal−Tab(商標)、Compactrol(商標))、セルロース粉末(Arbocel(商標)、Elcema(商標)、Sanacet(商標))、ケイ化微晶質セルロース、酢酸セルロース、圧縮糖(Di−Pac(商標))、粉砂糖、デキストレート(Candex(商標)、Emdex(商標))、デキストリン(Avedex(商標)、Caloreen(商標)、Primogran W(商標))、デキストロース(Caridex(商標)、Dextrofin(商標)、Tab fine D−IOO(商標))、フルクトース(Fructofin(商標)、Krystar(商標))、カオリン(Lion(商標)、Sim 90(商標))、ラクチトール(Finlac DC(商標)、Finlac MCX(商標))、ラクトース(Anhydrox(商標)、CapsuLac(商標)、Fast−Flo(商標)、FlowLac(商標)、GranuLac(商標)、InhaLac(商標)、Lactochem(商標)、Lactohaie(商標)、Lactopress(商標)、Microfme(商標)、Microtose(商標)、Pharmatose(商標)、Prisma Lac(商標)、Respitose(商標)、SacheLac(商標)、SorboLac(商標)、Super−Tab(商標)、Tablettose(商標)、Wyndale(商標)、Zeparox(商標))、ラクトース一水和物、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム(MagGran MO(商標))、マルトデキストリン(C*Dry MD(商標)、Lycatab DSH(商標)、Maldex(商標)、Maitagran(商標)、Maltrin(商標)、Maltrin QD(商標)、Paselli MD 10 PH(商標)、Star−Dri(商標))、マルトース(Advantose 100(商標))、マンニトール(Mannogem(商標)、Pearlitol(商標))、微晶質セルロース(Avicel PH(商標)、Celex(商標)、Celphere(商標)、Ceolus KG(商標)、Emcocel(商標)、Pharmacel(商標)、Tabulose(商標)、Vivapur(商標))、ポリデキストロース(Litesse(商標))、シメチコン(Dow Corning Q7−2243 LVA(商標)、Dow Corning Q7−2587(商標)、Sentry Simethicone(商標))、アルギン酸ナトリウム(Keltone(商標)、Protanal(商標))、塩化ナトリウム(Alberger(商標))、ソルビトール(Liponec 70−NC(商標)、Liponic 76−NCv、Meritol(商標)、Neosorb(商標)、Sorbitol Instant(商標)、Sorbogem(商標))、デンプン(Flufiex W(商標)、Instant Pure−Cote(商標)、Melojei(商標)、Meritena Paygel 55(商標)、Perfectamyl D6PH(商標)、Pure−Cote(商標)、Pure−Dent(商標)、Pure−Gel(商標)、Pure−Set(商標)、Purity 21(商標)、Purity 826(商標)、Tablet White(商標))、アルファー化デンプン、スクロース、トレハロースおよびキシリトール、またはそれらの混合物が含まれる。
様々な有用な崩壊剤としては、限定されるものではないが、アルギン酸(Protacid(商標)、Satialgine H8(商標))、第三リン酸カルシウム(TRI−TAB(商標))、カルボキシメチルセルロースカルシウム(ECG 505(商標))、カルボキシメチルセルロースナトリウム(Akucell(商標)、Finnfix(商標)、Nymcel Tylose CB(商標))、コロイド二酸化ケイ素(Aerosil(商標)、Cab−O−Sil(商標)、Wacker HDK(商標))、クロスカルメロースナトリウム(Ac−Di−Sol(商標)、Pharmacel XL(商標)、Primellose(商標)、Solutab(商標)、Vivasol(商標))、クロスポビドン(Collison CL(商標)、Collison CL−M(商標)、Polyplasdone XL(商標))、ドキュセートナトリウム、グアーガム(Meyprodor(商標)、Meyprofm(商標)、Meyproguar(商標))、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ケイ酸マグネシウムアルミニウム(Magnabite(商標)、Neusilin(商標)、Pharmsorb(商標)、Veegum(商標))、メチルセルロース(Methocel(商標)、Metolose(商標))、微晶質セルロース(Avicel PH(商標)、Ceoius KG(商標)、Emcoel(商標)、Ethispheres(商標)、Fibrocel(商標)、Pharmacel(商標)、Vivapur(商標))、ポビドン(Collison(商標)、Plasdone(商標)) アルギン酸ナトリウム(Kelcosol(商標)、Ketone(商標)、Protanal(商標))、グリコール酸ナトリウムデンプン、ポラクリリンカリウム(Amberlite IRP88(商標))、ケイ化微晶質セルロース(ProSotv(商標))、デンプン(Aytex P(商標)、Fluftex W(商標)、Melojel(商標)、Meritena(商標)、Paygel 55(商標)、Perfectamyl D6PH(商標)、Pure−Bind(商標)、Pure−Cote(商標)、Pure−Dent(商標)、Purity 21(商標)、Purity 826(商標)、Purity White(商標))またはα化デンプン(Lycatab PGS(商標)、Merigel(商標)、National 78−1551(商標)、Pharma−Gel(商標)、Prejel(商標)、Sepistab ST 200(商標)、Spress B820(商標)、Starch 1500 G(商標)、Tablitz(商標)、Unipure LD(商標))、またはそれらの混合物が含まれる。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、場合により、約0.1〜99重量%の量で使用される。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、場合により、約0.1〜50重量%の量で使用される。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、場合により、約0.1〜10重量%の量で使用される。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、約0.1mg〜0.5mg、0.5mg〜1mg、1mg〜2mg、2mg〜2.5mg、2.5mg〜5mg、5mg〜7.5mg、7mg〜9.5mg、9mg〜11.5mg、11mg〜13.5mg、13mg〜15.5mg、15mg〜17.5mg、17〜19.5mg、19mg〜21.5mg、21mg〜23.5mg、23mg〜25.5mg、25mg〜27.5mg、27mg〜30mg、29mg〜31.5mg、31mg〜33.5mg、33mg〜35.5mg、35mg〜37.5mg、37mg〜40mg、40mg〜45mg、45mg〜50mg、50mg〜55mg、55mg〜60mg、60mg〜65mg、65mg〜70mg、70mg〜75mg、75mg〜80mg、80mg〜85mg、85mg〜90mg、90mg〜95mg、または95mg〜100mgの量で存在する。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、約0.1mg、0.5mg、1mg、2mg、2.5mg、5mg、7mg、9mg、11mg、13mg、15mg、17mg、19mg、21mg、23mg、25mg、27.5mg、30mg、31.5mg、33.5mg、35.5mg、37.5mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、または100mgの量で存在する。
様々な有用な滑沢剤としては、限定されるものではないが、ステアリン酸カルシウム(HyQual(商標))、モノステアリン酸グリセリン(Imwitor(商標)191および900、Kessco GMS5(商標)、450および600、Myvaplex 600P(商標)、Myvatex(商標)、Rita GMS(商標)、Stepan GMS(商標)、Tegin(商標)、Tegin(商標)503および515、Tegin 4100(商標)、Tegin M(商標)、Unimate GMS(商標))、ベヘン酸グリセリル(Compritol 888 ATO(商標))、パルミトステアリン酸グリセリル(Precirol ATO 5(商標))、水添ヒマシ油(Castorwax MP 80(商標)、Croduret(商標)、Cutina HR(商標)、Fancol(商標)、Simulsol 1293(商標))、水添植物油0タイプI(Sterotex(商標)、Dynasan P60(商標)、Hydrocote(商標)、Lipovol HS−K(商標)、Sterotex HM(商標))、ラウリル硫酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、中鎖トリグリセリド(Captex 300(商標)、Labrafac CC(商標)、Miglyol 810(商標)、Neobee M5(商標)、Nesatol(商標)、Waglinol 3/9280(商標))、ポロキサマー(Pluronic(商標)、Synperonic(商標))、ポリエチレン5グリコール(Carbowax Sentry(商標)、Lipo(商標)、Lipoxol(商標)、Lutrol E(商標)、Pluriol E(商標))、安息香酸ナトリウム(Antimol(商標))、塩化ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム(Elfan 240(商標)、Texapon Kl 2P(商標))、フマル酸ステアリルナトリウム(Pruv(商標))、ステアリン酸(Hystrene(商標)、industrene(商標)、Kortacid 1895(商標)、Pristerene(商標))、タルク(Altaic(商標)、Luzenac(商標)、Luzenac Pharma(商標)、Magsil Osmanthus(商標)、0 Magsil Star(商標)、Superiore(商標))、ステアリン酸スクロース(Surfhope SE Pharma D−1803 F(商標))およびステアリン酸亜鉛(HyQual(商標))またはそれらの混合物が含まれる。好適な滑沢剤の例としては、限定されるものではないが、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、タルク、ベヘン酸グリセリル、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシドポリマー、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、オレイン酸ナトリウム、フマル酸ステアリルナトリウム、DL−ロイシン、コロイドシリカ、および当技術分野で公知のようなその他のものが含まれる。いくつかの実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
様々な有用な流動化剤としては、限定されるものではないが、第三リン酸カルシウム(TRI−TAB(商標))、ケイ酸カルシウム、粉末セルロース(Sanacel(商標)、Solka−Floe(商標))、コロイド二酸化ケイ素(Aerosil(商標)、Cab−O−Sil M−5P(商標)、Wacker HDK(商標))、ケイ酸マグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、デンプン(Melojel(商標)、Meritena(商標)、Paygel 55(商標)、Perfectamyl D6PH(商標)、Pure−Bind(商標)、Pure−Cote(商標)、Pure−Dent(商標)、Pure−Gel(商標)、Pure−Set(商標)、Purity 21(商標)、Purity 826(商標)、Tablet White(商標))およびタルク(Luzenac Pharma(商標)、Magsil Osmanthus(商標)、Magsil Star(商標)、Superiore(商標))、またはそれらの混合物が含まれる。いくつかの実施形態では、流動化剤は、場合により、約0〜15重量%の量で使用される。いくつかの実施形態では、流動化剤は、約0.1mg〜0.5mg、0.5mg〜1mg、1mg〜2mg、2mg〜2.5mg、2.5mg〜5mg、5mg〜7.5mg、7mg〜9.5mg、9mg〜11.5mg、11mg〜13.5mg、13mg〜15.5mg、15mg〜17.5mg、17〜19.5mg、19mg〜21.5mg、21mg〜23.5mg、23mg〜25.5mg、25mg〜27.5mg、27mg〜30mg、29mg〜31.5mg、31mg〜33.5mg、33mg〜35.5mg、35mg〜37.5mg、37mg〜40mg、40mg〜45mg、45mg〜50mg、50mg〜55mg、55mg〜60mg、60mg〜65mg、65mg〜70mg、70mg〜75mg、75mg〜80mg、80mg〜85mg、85mg〜90mg、90mg〜95mg、または95mg〜100mgの量で存在する。いくつかの実施形態では、流動化剤は、約0.1mg、0.5mg、1mg、2mg、2.5mg、5mg、7mg、9mg、11mg、13mg、15mg、17mg、19mg、21mg、23mg、25mg、27.5mg、30mg、31.5mg、33.5mg、35.5mg、37.5mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、または100mgの量で存在する。
薬学上許容可能な界面活性剤としては、限定されるものではないが、医薬投与形において使用するのに好適な非イオン性およびイオン性両方の界面活性剤が含まれる。イオン性界面活性剤は、陰イオン性、陽イオン性または両性イオン性界面活性剤の1以上を含み得る。様々な有用な界面活性剤としては、限定されるものではないが、ラウリル硫酸ナトリウム、モノオレイン酸ナトリウム、モノラウリン酸ナトリウム、モノパルミチン酸ナトリウム、モノステアリン酸ナトリウムまたはポリオキシエチレンソルビタンの他のエステル、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(DOSS)、レシチン、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、コレステロール、ポリオキシエチレンリシンオイル、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリド、ポロキサマー、またはSEPITRAP(登録商標)80またはSEPITRAP(登録商標)4000およびそれらの混合物のような任意の他の市販の同時加工界面活性剤が含まれる。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、場合により、約0〜5重量%の量で使用される。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、約0.1mg〜0.5mg、0.5mg〜1mg、1mg〜2mg、2mg〜2.5mg、2.5mg〜5mg、5mg〜7.5mg、7mg〜9.5mg、9mg〜11.5mg、11mg〜13.5mg、13mg〜15.5mg、15mg〜17.5mg、17〜19.5mg、19mg〜21.5mg、21mg〜23.5mg、23mg〜25.5mg、25mg〜27.5mg、27mg〜30mg、29mg〜31.5mg、31mg〜33.5mg、33mg〜35.5mg、35mg〜37.5mg、37mg〜40mg、40mg〜45mg、45mg〜50mg、50mg〜55mg、55mg〜60mg、60mg〜65mg、65mg〜70mg、70mg〜75mg、75mg〜80mg、80mg〜85mg、85mg〜90mg、90mg〜95mg、または95mg〜100mgの量で存在する。いくつかの実施形態では、界面活性剤は、約0.1mg、0.5mg、1mg、2mg、2.5mg、5mg、7mg、9mg、11mg、13mg、15mg、17mg、19mg、21mg、23mg、25mg、27.5mg、30mg、31.5mg、33.5mg、35.5mg、37.5mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、または100mgの量で存在する。
例示的錠剤組成物
例示的錠剤組成物としては、本明細書の実施例1および2に記載の処方物1〜6が含まれる。さらに他の例示的組成物として表1〜12に記載されるものを含むことができ、ここで、総錠剤核重量は、粒間成分と粒外成分の重量を合わせたものを含んでなる。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約478mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表1に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物7である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物8である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物9である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約478mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表2に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物10である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物11である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物12である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約478mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表3に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物13である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物14である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物15である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約478mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表4に記載のいずれかの処方物である。実施形態では、錠剤組成物は処方物16である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物17である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物18である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約318.7mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表5に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物19である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物20である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物21である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約318.7mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表6に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物22である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物23である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物24である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約318.7mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表7に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物25である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物26である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物27である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約318.7mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表8に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物28である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物29である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物30である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約159.3mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表9に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物31である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物32である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物33である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約159.3mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表10に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物34である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物35である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物36である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約159.3mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表11に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物37である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物38である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物39である。
複数の実施形態では、錠剤組成物は、約159.3mgのトシル酸ニラパリブ一水和物を含んでなる表12に記載のいずれかの処方物である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物40である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物41である。複数の実施形態では、錠剤組成物は処方物42である。
複数の実施形態では、本明細書に記載の処方物1〜42中のいずれの賦形剤も変更可能である。例えば、希釈剤2の量が変更可能である(例えば、約7.5〜15wt%または約9〜11wt%)。よって、処方物1a〜42aのそれぞれは希釈剤2を約7.5〜15wt%の量で含んでなるが、それ以外の点では各処方物1〜42と同一である。同様に、処方物1b〜42bのそれぞれは希釈剤2を約9〜11wt%の量で含んでなるが、それ以外の点では各処方物1〜42と同一である。
なおさらなる実施形態では、本明細書に記載のいずれかの錠剤組成物(例えば、処方物1〜42のいずれか)は、コーティング層(例えば、本明細書に記載のいずれかのコーティング)をさらに含んでなる。
崩壊
崩壊は、経口投与形、例えば、錠剤の品質の指標である。一般に、薬局方(例えば、米国薬局方、英国薬局方、インド薬局方)は、それら独自の標準セットを備え、崩壊試験を明示している。いくつかの国際事業体の薬局方は、医薬品規制調和国際会議(International conference on Harmonization)(ICH)によって調和が図られており、互換的である。崩壊試験は、固体経口投与形が完全に崩壊するのにかかる時間を見出すために実施される。崩壊時間は品質の指標となり得る。これは、例えば、崩壊事象が、錠剤によって運ばれる有効材料の放出の律速段階であるからである。崩壊時間が遅すぎれば、次に有効成分の放出が遅すぎることになり、従って、摂取された際に身体への活性の提供速度におそらく影響を及ぼし得ることを意味する。逆に、崩壊が早すぎれば、逆のことが言える。
崩壊試験は、崩壊装置を使用して実施される。薬局方が異なれば若干異なるが、この装置の基本構造および動作は一般に同じである。典型的な試験に従う。この装置は、透明なポリビニルまたは他のプラスチック物質から製造されたバスケットからなる。この装置は一般に、同じバスケット内に直径の等しい試験管セットを備え、均一なメッシュサイズのステンレス鋼製のワイヤメッシュがこれらの試験管のそれぞれに固定されている。投与形の完全な浸漬を可能とするために小さな金属ディスクを使用してもよい。バスケットラックアセンブリ全体が、バスケットラックアセンブリの頂点に固定された往復モーターによって動かせる。このアセンブリ全体を、崩壊試験を実施する媒体が入った容器に浸漬させる。容器には液体媒体の温度を所望の温度に調節するためのサーモスタットが設けられている。
各投与形の崩壊試験は薬局方に示されている。典型的なタイプの投与形にはいくつかの一般試験が存在する。投与形のタイプとそれらの崩壊試験のいくつかは次の通りである:(1)非コーティング錠剤−試験は媒体として蒸留水、37+/−2C、毎分29〜32サイクルを使用し得る;試験は15分後に完了する。サイクルの終了時に触知可能な核が無い場合(少なくとも5個の錠剤またはカプセル剤について)および浸漬ディスクに塊が粘着していない場合が許容される。(2)コーティング錠剤−同じ試験手順を採用し得るが、操作時間は30分である。(3)腸溶コーティング/胃耐性錠剤−試験をまず蒸留水中で行い(室温で5分間;USP(BPおよびIPについては蒸留水なし))、次に、0.1M HCL(最大2時間;BP)または人工胃液(Stimulated gastric fluid)(1時間;USP)、次いで、リン酸バッファー、pH6.8(1時間;BP)または酵素を含まない人工腸液(Stimulated intestinal fluid)(1時間;USP)中で試験する。(4)チュアブル錠−崩壊試験(BPおよびIP)、4時間(USP)を免除。実例として数例がある。
例示的崩壊試験は、標準的なUSP<701>試験装置を使用する。底にステンレス鋼メッシュを含む6つの崩壊テスタースロットに錠剤各1個を入れる。これらの錠剤の上に磁気センサーを置く。スロットを含むバスケットを、37Cの水の制御温浴に浸漬した。このバスケットはこの温浴中で毎分29〜32回上下に動く。錠剤が完全に崩壊すると、錠剤上のセンサーはメッシュと接触する。センサーは自動的に、錠剤が崩壊した時間を記録する。
いくつかの実施形態では、錠剤は、約30秒〜約300秒の崩壊時間を有する。いくつかの実施形態では、錠剤は、約30秒〜約200秒の崩壊時間を有する。いくつかの実施形態では、錠剤は、約30秒〜約150秒の崩壊時間を有する。いくつかの実施形態では、錠剤は、約30秒、約40秒、約50秒、約60秒、約70秒、約80秒、約90秒、約100秒、約110秒、約120秒、約130秒、約140秒、約150秒、約160秒、約170秒、約180秒、約190秒、約200秒、約210秒、約220秒、約230秒、約240秒、約250秒、約260秒、約270秒、約280秒、約290秒、または約300秒の崩壊時間を有する。
安定性
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物は、少なくとも約30日、60日、90日、6か月、1年、18か月、2年、3年、4年、または5年間、粒径分布に関して安定であり、例えば、医薬組成物の約80%〜100%、例えば、約80%、90%、95%、または100%が粒径分布に関して安定である。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、室温(約15℃〜約25℃)で約3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に50%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、室温(約15℃〜約25℃)で約3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に60%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、室温(約15℃〜約25℃)で約3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に70%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、室温(約15℃〜約25℃)で約3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に80%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、室温(約15℃〜約25℃)で約3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に90%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、室温(約15℃〜約25℃)で約3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に95%を超える増大を示さない。
いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、約15℃〜30℃、15℃〜40℃、または15℃〜50℃で3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に50%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、約15℃〜30℃、15℃〜40℃、または15℃〜50℃で3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に60%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、約15℃〜30℃、15℃〜40℃、または15℃〜50℃で3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に70%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、約15℃〜30℃、15℃〜40℃、または15℃〜50℃で3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に80%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、約15℃〜30℃、15℃〜40℃、または15℃〜50℃で3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に90%を超える増大を示さない。いくつかの実施形態では、固体経口投与形における本明細書に記載の安定なニラパリブ粒子は、約15℃〜30℃、15℃〜40℃、または15℃〜50℃で3、6、9、12、24または36か月の保存まで、有効粒径に95%を超える増大を示さない。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物は、少なくとも約30日、60日、90日、6か月、1年、18か月、2年、3年、4年、または5年間、化合物変性に関して安定であり、例えば、医薬組成物中の有効医薬の約80%〜100%、例えば、約80%、90%、95%、または100%が安定である。安定性は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定され得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物中のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩(例えば、トシル酸ニラパリブ一水和物)の約80%〜100%(例えば、約90%〜100%または95〜100%)が、少なくとも約30、60、90、180、360、540、または720日間、例えば、90日を超えて安定である。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩(例えば、トシル酸ニラパリブ一水和物)の約80%、85%、90%、95%、または100%(例えば、約95%)が、30日以上、化合物変性に関して安定である。各場合において、安定性は、HPLCまたは当技術分野で公知の他の方法によって測定され得る。固体投与形の化学的保存安定性を評価するための方法は、文献に記載されている。例えば、S. T. Colgan, T. J. Watson, R. D. Whipple, R. Nosal, J. V. Beaman, D. De Antonis, “The Application of Science and Risk Based Concepts to Drug Substance Stability Strategies” J. Pharm. Innov. 7:205-2013 (2012); Waterman KC, Carella AJ, Gumkowski MJ, et al. Improved protocol and data analysis for accelerated shelf-life estimation of solid dosage forms. Pharm Res 2007; 24(4):780-90;およびS. T. Colgan, R. J. Timpano, D. Diaz, M. Roberts, R. Weaver, K. Ryan, K. Fields, G. Scrivens, Opportunities for Lean Stability Strategies” J. Pharm. Innov. 9:259-271 (2014)参照。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の医薬品は、保存条件(例えば、室温)下で少なくとも約1日、少なくとも約2日、少なくとも約3日、少なくとも約4日、少なくとも約5日、少なくとも約6日、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約5週間、少なくとも約6週間、少なくとも約7週間、少なくとも約8週間、少なくとも約3か月、少なくとも約4か月、少なくとも約5か月、少なくとも約6か月、少なくとも約7か月、少なくとも約8か月、少なくとも約9か月、少なくとも約10か月、少なくとも約11か月、少なくとも約12か月、少なくとも約24か月、または少なくとも約36か月のいずれかの期間にわたって化合物分解に関して安定である(例えば、30%未満の分解、25%未満の分解、20%未満の分解、15%未満の分解、10%未満の分解、8%未満の分解、5%未満の分解、3%未満の分解、2%未満の分解、または5%未満の分解)。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処方物は、少なくとも約1週間の期間にわたって化合物分解に関して安定である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処方物は、少なくとも約1か月の期間にわたって化合物分解に関して安定である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処方物は、少なくとも約3か月の期間にわたって化合物分解に関して安定である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処方物は、少なくとも約6か月の期間にわたって化合物分解に関して安定である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処方物は、少なくとも約9か月の期間にわたって化合物分解に関して安定である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の処方物は、少なくとも約12か月の期間にわたって化合物分解に関して安定である。
加速経時条件下を含む保存中の固体投与形の化学安定性を評価するための方法は、文献に記載されている。例えば、S. T. Colgan, T. J. Watson, R. D. Whipple, R. Nosal, J. V. Beaman, D. De Antonis, “The Application of Science and Risk Based Concepts to Drug Substance Stability Strategies” J. Pharm. Innov. 7:205-2013 (2012); Waterman KC, Carella AJ, Gumkowski MJ, et al. Improved protocol and data analysis for accelerated shelf-life estimation of solid dosage forms. Pharm Res 2007; 24(4):780-90;およびS. T. Colgan, R. J. Timpano, D. Diaz, M. Roberts, R. Weaver, K. Ryan, K. Fields, G. Scrivens, Opportunities for Lean Stability Strategies” J. Pharm. Innov. 9:259-271 (2014)参照。保存中の固体投与形の化学安定性は、医薬品規制調和国際会議(International Council for Harmonization of Technical Requirements for Pharmaceuticals for Human Use)(ICH)または世界保健機関(WHO)によっても規定され得る。
医薬組成物を使用および/または保存することを意図する世界の地域によって、安定性試験は、その国の気候条件に応じて実施され得る。世界は一般に5つの異なる地帯に分けられる:温帯、地中海/亜熱帯、高温乾燥、高温湿潤/熱帯、および高温/高湿。当業者は特定の気候帯で試験するための適当な条件を決定することができる。
本明細書では、一つの側面において、錠剤を含んでなる組成物であって、錠剤が、それを必要とする対象に投与された際にポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害する有効量のニラパリブを含んでなる組成物が提供され;ここで、錠剤は、下記のうちの少なくとも1つを有する:a)錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物が0.2重量%未満であること;b)40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間の保存の後に錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物が0.2重量%未満であること;およびc)40℃および75%の相対湿度(RH)での2か月間の保存の後に錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物が0.2重量%未満であること。
いくつかの実施形態では、錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物は、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間の保存の後に錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物は、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での2か月間の保存の後に錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物は、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。
いくつかの実施形態では、錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物は、約0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間の保存の後に錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物は、約0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での2か月間の保存の後に錠剤に含まれる任意の単一のニラパリブ分解産物は、約0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%である。
いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、5℃での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の日に1種類以上の分解産物、例えば、1種類以上のニラパリブ分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、25℃および60%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に1種類以上の分解産物、例えば、1種類以上のニラパリブ分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、30℃および65%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に1種類以上の分解産物、例えば、1種類以上のニラパリブ分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後の1種類以上の分解産物、例えば、1種類以上のニラパリブ分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。
いくつかの実施形態では、ニラパリブの1種類以上のまたは全部の不純物または分解産物の量は、約0.01mg〜0.05mg、0.05mg〜0.1mg、0.1mg〜0.2mg、0.2mg〜0.25mg、0.25mg〜0.5mg、0.5mg〜0.75mg、0.7mg〜0.95mg、0.9mg〜1.15mg、1.1mg〜1.35mg、1.3mg〜1.5mg、1.5mg〜1.75mg、1.75〜1.95mg、1.9mg〜2.15mg、2.1mg〜2.35mg、2.3mg〜2.55mg、2.5mg〜2.75mg、2.7mg〜3.0mg、2.9mg〜3.15mg、3.1mg〜3.35mg、3.3mg〜3.5mg、3.5mg〜3.75mg、3.7mg〜4.0mg、4.0mg〜4.5mg、4.5mg〜5.0mg、5.0mg〜5.5mg、5.5mg〜6.0mg、6.0mg〜6.5mg、6.5mg〜7.0mg、7.0mg〜7.5mg、7.5mg〜8.0mg、8.0mg〜8.5mg、8.5mg〜9.0mg、9.0mg〜9.5mg、または9.5mg〜10.0mgである。いくつかの実施形態では、ニラパリブの1種類以上のまたは全部の不純物または分解産物の量は、約0.01mg、0.05mg、0.1mg、0.2mg、0.25mg、0.5mg、0.7mg、0.9mg、1.1mg、1.3mg、1.5mg、1.7mg、1.9mg、2.mg、2.3mg、2.5mg、2.75mg、3.0mg、3.1mg、3.3mg、3.5mg、3.7mg、4.0mg、4.5mg、5.0mg、5.5mg、6.0mg、6.5mg、7.0mg、7.5mg、8.0mg、8.5mg、9.0mg、9.5mg、もしくは10.0mgであるか、またはそれ未満である。
いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、5℃での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に1種類以上の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、25℃および60%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に1種類以上の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、30℃および65%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に1種類以上の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量未満%である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に1種類以上の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.09重量%、0.08重量%、0.07重量%、0.06重量%、0.05重量%、0.04重量%、0.03重量%、0.02重量%、0.01重量%、0.005重量%、または0.001重量%未満である。
いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、5℃での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に任意の単一の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、25℃および60%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に任意の単一の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、30℃および65%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に任意の単一の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後に任意の単一の分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。
いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、5℃での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後にニラパリブ分解産物を含む全分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、25℃および60%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後にニラパリブ分解産物を含む全分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、30℃および65%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後にニラパリブ分解産物を含む全分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。いくつかの実施形態では、本発明は、ニラパリブと薬学上許容可能な担体とを含んでなる経口投与形を提供し、ここで、この投与形は、40℃および70%の相対湿度(RH)での1か月間、3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月の保存の後にニラパリブ分解産物を含む全分解産物の形成が1.5重量%、1.4重量%、1.3重量%、1.2重量%、1.1重量%、1.0重量%、0.9重量%、0.8重量%、0.7重量%、0.6重量%、0.5重量%、0.4重量%、0.3重量%、0.2重量%、0.1重量%、0.05重量%、0.025重量%、または0.001重量%未満である。
いくつかの実施形態では、組成物に含まれる水は10重量%未満である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、10重量%未満である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での2か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、10重量%未満である。
いくつかの実施形態では、組成物に含まれる水は、30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、または0.1重量%未満である。いくつかの実施形態では、組成物に含まれる水は、約30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、または0.1重量%である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、または0.1重量%未満である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での1か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、約30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、または0.1重量%である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での2か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、0.1重量%未満である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での2か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、約30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、または0.1重量%である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、または0.1重量%未満である。いくつかの実施形態では、40℃および75%の相対湿度(RH)での3か月、6か月、9か月、12か月、24か月、または36か月間の保存の後に組成物に含まれる水は、約30重量%、25重量%、20重量%、15重量%、10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%、0.5重量%、または0.1重量%である。
錠剤
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、固体経口医薬投与形に処方される。固体経口医薬投与形としては、限定されるものではないが、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤およびサシェ剤が含まれる。例えば、固体経口医薬投与形は錠剤であり得る。
いくつかの実施形態では、固体投与形を介して対象に投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の治療上有効な量は、約1mg〜約2000mgの範囲である。いくつかの実施形態では、固体投与形を介して対象に投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の治療上有効な量は、約1mg〜約1000mgの範囲である。いくつかの実施形態では、固体投与形を介して対象に投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の治療上有効な量は、約50mg〜約300mgの範囲である。いくつかの実施形態では、ニラパリブ処方物は、約50mg〜約100mgの濃度で固体投与形として投与される。いくつかの実施形態では、ニラパリブ処方物は、約100mg〜約300mgの濃度で固体投与形として投与される。例えば、固体投与形を介して対象に投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の治療上有効な量は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、または950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgであり得る。例えば、固体投与形を介して対象に投与されるトシル酸ニラパリブ一水和物の治療上有効な量は、約1mg〜約2000mg、例えば、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgであり得る。いくつかの側面において、固体経口投与形は、1日1回(s.i.d.)、2回(b.i.d.)、または3回(t.i.d.)投与することができる。
例えば、固体投与形を介して対象に投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の治療上有効な量は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、25mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgであり得る。例えば、固体投与形を介して対象に投与されるトシル酸ニラパリブ一水和物の治療上有効な量は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、25mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgであり得る。いくつかの側面において、固体経口投与形は、1日1回(s.i.d.)、2回(b.i.d.)、または3回(t.i.d.)投与することができる。
例えば、固体投与形を介して対象に投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の治療上有効な量は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、25mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgであり得る。例えば、固体投与形を介して対象に投与されるトシル酸ニラパリブ一水和物の治療上有効な量は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgであり得る。いくつかの実施形態では、固体投与形を介して対象に投与されるトシル酸ニラパリブ一水和物の治療上有効な量は、約79.7mgである。いくつかの実施形態では、固体投与形を介して対象に投与されるトシル酸ニラパリブ一水和物の治療上有効な量は、約159.4mgである。いくつかの実施形態では、固体投与形を介して対象に投与されるトシル酸ニラパリブ一水和物の治療上有効な量は、約318.8mgである。いくつかの実施形態では、固体投与形を介して対象に投与されるトシル酸ニラパリブ一水和物の治療上有効な量は、約478.0mgである。いくつかの側面において、固体経口投与形は、1日1回(s.i.d.)、2回(b.i.d.)、または3回(t.i.d.)投与することができる。
企図される本発明の組成物は、例えば、所望により1日1回、1日2回、1日3回などの投与を可能とする、投与後約30分〜約8時間の間隔での治療上有効な量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩を提供する。
いくつかの実施形態では、錠剤は、限定されるものではないが、天然または合成ゼラチン、ペクチン、カゼイン、コラーゲン、タンパク質、加工デンプン、ポリビニルピロリドン、アクリルポリマー、セルロース誘導体、またはそれらの組合せを含む材料を用いて形成される。いくつかの実施形態では、錠剤は、保存剤、着色剤および乳白剤、香味剤および甘味剤、糖、胃耐性物質、またはそれらの組合せを用いて形成される。いくつかの実施形態では、錠剤は、コーティングされる。いくつかの実施形態では、錠剤を覆うコーティングとしては、限定されるものではないが、即放コーティング、保護コーティング、腸溶または遅延放出コーティング、徐放性コーティング、遮断コーティング、封止コーティング、またはそれらの組合せが含まれる。用語「コーティング」は、非コーティング種に優る特定の利益を付与するために投与形の表面にコーティング材料の外層が施されるプロセスを意味する。コーティングは、投与形に対する糖またはポリマーコートを含むコートの塗布を含む。錠剤コーティングの利点は、矯味、矯臭、物理的および化学的保護、胃内での薬物の保護、およびその放出プロファイルの制御である。コーティングは、粒子、粉末、顆粒、結晶、ペレットおよび錠剤などの広範な経口固体投与形に施すことができる。コーティング組成物がコーティングパン内で錠剤のバッチに施される場合、錠剤表面がポリマーフィルムで覆われる。
フィルムコーティング
いくつかの実施形態では、錠剤は、任意選択のフィルムコーティングをさらに含んでなってもよい。いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、水溶性ポリマーを含んでなり、組成物の即放または不正開封防止特性に影響を及ぼさない。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、ポリマー、色素、可塑剤、香味剤、界面活性剤、接着促進剤、ビヒクルおよびそれらの任意の組合せを含んでなる。いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、ポリマー、色素および可塑剤を含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、糖類、ポリデキストロース、マルトデキストリン、ラクトース、ワックス、セルロース誘導体、セルロースエーテル、アクリルポリマーおよびコポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロースおよびそれらの任意の組合せを含んでなる。いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールおよびそれらの任意の組合せを含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、マクロゴール)、有機エステル類(例えば、フタル酸エステル、セバシン酸ジブチル(dibutyl sebacetate)、クエン酸エステル、トリアセチン、オイル/グリセリド(例えば、ヒマシ油、アセチル化モノグリセリド、分留ココナッツオイルおよびそれらの任意の組合せを含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、ポリビニルアルコール、二酸化チタン、ポリエチレングリコール、タルク、四酸化三鉄およびそれらの任意の組合せを含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、ポリビニルアルコール、二酸化チタン、ポリエチレングリコール、タルク、FD&Cブルー#2/インジドカーミンアルミニウムレーキおよびそれらの任意の組合せを含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、ポリビニルアルコール、二酸化チタン、ポリエチレングリコール、タルク、FD&Cブルー#1/ブリリアントブルーFCFアルミニウムレーキおよびそれらの任意の組合せを含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、有機染料およびそれらのレーキ、無機色素、天然色素およびそれらの任意の組合せを含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、Opadry(登録商標)、Opadry(登録商標)II、Opadry(登録商標)QX、Opadry(登録商標)SGR、Opadry(登録商標)AMB、Opadry(登録商標)fx(商標)、Opadry(登録商標)ns−g、Opadry(登録商標)NS、Opadry(登録商標)(商標)、Opalux(登録商標)、Opadry(登録商標)EZおよびそれらの任意の組合せを含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、水、アルコール、ケトン、エステル、塩素化炭化水素およびそれらの任意の組合せなどの種々の溶媒を用いて調製された分散液を含んでなる。いくつかの実施形態では、分散液は、水およびアルコールを含んでなる。いくつかの実施形態では、分散液は、水を含んでなる。
いくつかの実施形態では、フィルムコーティングは、Opadry(登録商標)IIを含んでなる。いくつかの実施形態では、Opadry(登録商標)IIは、約0.1重量%〜約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、Opadry(登録商標)IIは、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、Opadry(登録商標)IIは、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約3重量%、約3.5重量%、約4重量%、約4.5重量%、または約5重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、柔らかい食品に粒子が振りかけられ、咀嚼せずに飲み込まれるように錠剤を崩壊させる。いくつかの実施形態では、錠剤の形状およびサイズも様々である。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物(例えば、錠剤)は、そのまま飲み込まれる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物は、フィルムではない。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物は、口内投与用ではない。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬組成物(例えば、錠剤)は、胃または腸で溶解する。
本明細書では、一つの側面において、錠剤を含んでなる組成物であって、錠剤が、それを必要とする対象に投与された際にポリアデノシン二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)を阻害する有効量のニラパリブを含んでなる組成物が提供され;ここで、錠剤は、下記:a)少なくとも200、500、または800mgの正味重量;b)少なくとも4.0mmの厚さ;およびc)2%未満の破砕性のうちの少なくとも1つを有し;有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約50mg〜約350mgである。
いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約75mg〜約125mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約50mg、約100mg、または約150mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約100mgである。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、少なくとも200mg、少なくとも210mg、少なくとも220mg、少なくとも230mg、少なくとも240mg、少なくとも250mg、少なくとも260mg、少なくとも270mg、少なくとも280mg、少なくとも290mg、少なくとも300mg、少なくとも310mg、少なくとも320mg、少なくとも330mg、少なくとも340mg、少なくとも350mg、少なくとも360mg、少なくとも370mg、少なくとも380mg、少なくとも390mg、少なくとも400mg、少なくとも410mg、少なくとも420mg、少なくとも430mg、少なくとも440mg、少なくとも450mg、少なくとも460mg、少なくとも470mg、少なくとも480mg、少なくとも490mg、または少なくとも500mgの正味重量を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、少なくとも300mgの正味重量を有する。
いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約175mg〜約225mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約150mg、約200mg、または約250mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約200mgである。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、少なくとも500mg、少なくとも510mg、少なくとも520mg、少なくとも530mg、少なくとも540mg、少なくとも550mg、少なくとも560mg、少なくとも570mg、少なくとも580mg、少なくとも590mg、少なくとも600mg、少なくとも610mg、少なくとも620mg、少なくとも630mg、少なくとも640mg、少なくとも650mg、少なくとも660mg、少なくとも670mg、少なくとも680mg、少なくとも690mg、少なくとも700mg、少なくとも710mg、少なくとも720mg、少なくとも730mg、少なくとも740mg、少なくとも750mg、少なくとも760mg、少なくとも770mg、少なくとも780mg、少なくとも790mg、または少なくとも800mgの正味重量を有する。いくつかの実施形態では、錠剤は、少なくとも600mgの正味重量を有する。
いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約275mg〜約325mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約250mg、約300mg、または約350mgである。いくつかの実施形態では、有効量のニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基を基準として約300mgである。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、少なくとも800mg、少なくとも810mg、少なくとも820mg、少なくとも830mg、少なくとも840mg、少なくとも850mg、少なくとも860mg、少なくとも870mg、少なくとも880mg、少なくとも890mg、少なくとも900mg、少なくとも910mg、少なくとも920mg、少なくとも930mg、少なくとも940mg、少なくとも950mg、少なくとも960mg、少なくとも970mg、少なくとも980mg、少なくとも990mg、少なくとも1000mg、少なくとも1010mg、少なくとも1020mg、少なくとも1030mg、少なくとも1040mg、少なくとも1050mg、少なくとも1060mg、少なくとも1070mg、少なくとも1080mg、少なくとも1090mg、少なくとも1100mg、少なくとも1110mg、少なくとも1120mg、少なくとも1130mg、少なくとも1140mg、少なくとも1150mg、少なくとも1160mg、少なくとも1170mg、少なくとも1180mg、少なくとも1190mg、または少なくとも1200mgの正味重量を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、約900mg、約910mg、約920mg、約930mg、約940mg、約950mg、約960mg、約970mg、約980mg、約990mg、約1000mg、約1010mg、約1020mg、約1030mg、約1040mg、約1050mg、約1060mg、約1070mg、約1080mg、約1090mg、約1100mg、約1110mg、約1120mg、約1130mg、約1140mg、約1150mg、約1160mg、約1170mg、約1180mg、約1190mg、または約1200mgの正味重量を有する。いくつかの実施形態では、錠剤は、少なくとも1000の正味重量を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、少なくとも4.0mm、少なくとも4.1mm、少なくとも4.2mm、少なくとも4.3mm、少なくとも4.4mm、少なくとも4.5mm、少なくとも4.6mm、少なくとも4.7mm、少なくとも4.8mm、少なくとも4.9mm、少なくとも5.0mm、少なくとも5.1mm、少なくとも5.2mm、少なくとも5.3mm、少なくとも5.4mm、少なくとも5.5mm、少なくとも5.6mm、少なくとも5.7mm、少なくとも5.8mm、少なくとも5.9mm、少なくとも6.0mm、少なくとも6.1mm、少なくとも6.2mm、少なくとも6.3mm、少なくとも6.4mm、少なくとも6.5mm、少なくとも6.6mm、少なくとも6.7mm、少なくとも6.8、少なくとも6.9mm、少なくとも7.0mm、少なくとも7.1mm、少なくとも7.2mm、少なくとも7.3mm、少なくとも7.4mm、少なくとも7.5mm、少なくとも7.6mm、少なくとも7.7mm、少なくとも7.8mm、少なくとも7.9mm、少なくとも8.0mm、少なくとも8.5mm、少なくとも9.0mm、少なくとも9.5mm、または少なくとも10mmの厚さを有する。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、約4.5mm、約4.6mm、約4.7mm、約4.8mm、約4.9mm、約5.0mm、約5.1mm、約5.2mm、約5.3mm、約5.4mm、約5.5mm、約5.6mm、約5.7mm、約5.8mm、約5.9mm、約6.0mm、約6.1mm、約6.2mm、約6.3mm、約6.4mm、約6.5mm、約6.6mm、約6.7mm、約6.8、約6.9mm、約7.0mm、約7.1mm、約7.2mm、約7.3mm、約7.4mm、約7.5mm、約7.6mm、約7.7mm、約7.8mm、約7.9mm、約8.0mm、約8.5mm、約9.0mm、約9.5mm、または約10mmの厚さを有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤の破砕性は、2%未満、1.9%未満、1.8%未満、1.7%未満、1.6%未満、1.5%未満、1.4%未満、1.3%未満、1.2%未満、1.1%未満、1.0%未満、0.9%未満、0.8%未満、0.7%未満、0.6%未満、0.5%未満、0.4%未満、0.3%未満、0.2%未満、または0.1%未満である。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgの範囲の正味重量を有する。例えば、本明細書に開示される錠剤は、約50mg〜150mg、約75mg〜約125mg、約90mg〜約110mg、約93mg〜約107mg、約94mg〜約106mg、または約95mg〜約105mgの範囲の正味重量を有し得る。他の場合では、本明細書に開示される錠剤は、約850mg〜900mg、約900mg〜約950mg、約950mg〜1000mg、約1000mg〜約1050mg、約1050mg〜約1100mg、約1100mg〜1150mg、約1150mg〜1200mg、約1200mg〜1250mg、約1250mg〜1300mg、約1300mg〜1350mg、約1350mg〜1400mg、約1400mg〜1450mg、約1450mg〜1500mg、約1500mg〜1550mg、約1550mg〜1600mg、約1600mg〜1650mg、約1650mg〜1700mg、約1700〜約1750mg、約1750mg〜1800mg、約1800mg〜約1850mg、約1850mg〜1900mg、約1900mg〜約1950mg、または約1950mg〜2000mgの範囲の正味重量を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される錠剤は、約1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1650mg、1700mg、1750mg、1800mg、1850mg、1900mg、1950mg、または2000mgの正味重量を有する。例えば、本明細書に開示される錠剤は、約100mg、約98mg、約96mg、約94mg、約92mg、約90mg、約80mg、約70mg、約60mg、または約50mgの正味重量を有し得る。他の場合では、本明細書に開示される錠剤は、約1050mg、1040mg、1030mg、1020mg、1010mg、約1000mg、約990mg、約980mg、約970mg、約960mg、約950mg、または約940mgの範囲の正味重量を有する。
いくつかの実施形態では、ニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基またはその薬学上許容可能な塩を含んでなる。いくつかの実施形態では、ニラパリブの薬学上許容可能な塩は、トシル酸ニラパリブである。
この方法は、1日1回、2回、または3回、1、2、3、または4錠での;例えば、1または2または3錠でのニラパリブ組成物の投与を含んでなり得る。
いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分(例えば、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、または第二リン酸カルシウム)の重量比は、それぞれ約1:10〜約10:1、例えば、約1:2、約1:3、約1:4、約1:5、約1:6、約1:7、約1:8、約1:9、約1:10、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、または約2:1である。いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))の重量比は、それぞれ約1:10〜約10:1、例えば、約1:2、約1:3、約1:4、約1:5、約1:6、約1:7、約1:8、約1:9、約1:10、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、または約2:1である。いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分(例えば、ポビドン、ヒドロキシルプロピルセルロース、またはヒドロキシプロピルメチルセルロース)の重量比は、それぞれ約10:1〜約100:1、例えば、約10:1、約20:1、約30:1、約40:1、約50:1、約60:1、約70:1、約80:1、または約90:1である。いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分(例えば、ステアリン酸マグネシウム)の重量比は、それぞれ約10:1〜約100:1、例えば、約10:1、約20:1、約30:1、約40:1、約50:1、約60:1、約70:1、約80:1、または約90:1である。いくつかの実施形態では、非有効医薬成分と有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)の重量比は、約3:2〜約11:1、約3:1〜約7:1、約1:1〜約5:1、約9:2〜約11:2、約4:2〜約6:2、約5:1、または約2.5:1である。いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分の重量比は、約1:1.6である。いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分の重量比は、約1:2である。いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分の重量比は、約1:1.1である。いくつかの実施形態では、有効医薬成分(例えば、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩)と非有効医薬成分の重量比は、約1:1である。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩とラクトース一水和物の重量比は、約48:20、例えば、47.8:20.4である。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩とラクトース一水和物の重量比は、約48:19、例えば、47.8:19.4である。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩とラクトース一水和物の重量比は、約48:18、例えば、47.8:17.9である。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはトシル酸ニラパリブ一水和物などのその薬学上許容可能な塩とステアリン酸マグネシウムの重量比は、約48:1、例えば、47.8:1である。
いくつかの実施形態では、第1の非有効医薬成分と第2の非有効医薬成分の重量比は、それぞれ約1:1〜約200:1、例えば、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約10:1、約15:1、約20:1、約25:1、約30:1、約40:1、約50:1、約60:1、約70:1、約75:1、約80:1、約90:1、約100:1、約110:1、約120:1、約130:1、約140:1、約150:1、約160:1、約170:1、約180:1、約190:1、または約200:1である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物とステアリン酸マグネシウムの重量比は、約120:1〜約125:1である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物とステアリン酸マグネシウムの重量比は、約122.36:1である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物とステアリン酸マグネシウムの重量比は、約20:1である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物とステアリン酸マグネシウムの重量比は、約10:1である。
処置に好適な適応症
乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、上皮性卵巣癌、卵管癌、原発性腹膜癌、子宮内膜癌、前立腺癌、精巣癌、膵臓癌、食道癌、頭頸部癌、胃癌、膀胱癌、肺癌(例えば、腺癌、NSCLCおよびSCLC)、骨癌(例えば、骨肉腫)、結腸癌、直腸癌、甲状腺癌、脳および中枢神経系癌、膠芽腫、神経芽腫、神経内分泌癌、ラブドイド癌、角化棘細胞腫、類表皮癌、精上皮腫、黒色腫、肉腫(例えば、脂肪肉腫)、膀胱癌、肝臓癌(例えば、肝細胞癌)、腎臓癌(例えば、腎細胞癌)、骨髄疾患(例えば、AML、CML、骨髄異形成症候群および前骨髄球性白血病)、およびリンパ系疾患(例えば、白血病、多発性骨髄腫、マントル細胞リンパ腫、ALL、CLL、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫)を含む癌を有するいずれの対象も本明細書に記載の化合物および方法で治療され得る。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、卵巣癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、上皮性卵巣癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、卵管癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、原発性腹膜癌を有する対象を治療する。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、再発性卵巣癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、再発性上皮性卵巣癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、再発性卵管癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、再発性原発性腹膜癌を有する対象を治療する。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、白金に基づく化学療法などの化学療法に対する完全奏効または部分奏功の後の再発性卵巣癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、白金に基づく化学療法などの化学療法に対する完全奏効または部分奏功の後の再発性上皮性卵巣癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、白金に基づく化学療法などの化学療法に対する完全奏効または部分奏功の後の再発性卵管癌を有する対象を治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、白金に基づく化学療法などの化学療法に対する完全奏効または部分奏功の後の再発性原発性腹膜癌を有する対象を治療する。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、白金に基づく化学療法に対する完全奏効または部分奏功の後の再発性卵巣癌、再発性上皮性卵巣癌、再発性卵管癌および/または再発性原発性腹膜癌を有する対象を治療し、ここで、対象は、最近の白金含有投与計画の8週間後までに治療を始める。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約7週間後にニラパリブで治療を始めることができる。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約6週間後にニラパリブで治療を始めることができる。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約6週間後にニラパリブで治療を始めることができる。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約5週間後にニラパリブで治療を始めることができる。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約4週間後にニラパリブで治療を始めることができる。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約3週間後にニラパリブで治療を始めることができる。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約2週間後にニラパリブで治療を始めることができる。例えば、対象は、最近の白金含有投与計画の約1週間後にニラパリブで治療を始めることができる。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、前立腺癌を有する対象を治療する。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、小児癌を有する対象を治療する。例示的小児癌としては、限定されるものではないが、副腎皮質癌、星状細胞腫、非定型奇形腫様横紋筋様腫瘍、脳腫瘍、軟骨芽細胞腫、脈絡膜叢腫瘍、頭蓋咽頭腫、類腱腫、胚芽異形成性神経上皮腫瘍(DNT)、脳室上衣細胞腫、線維肉腫、脳の胚細胞腫瘍、多形性膠芽腫、びまん性橋神経膠腫、低悪性度神経膠腫、大脳神経膠腫症、肝芽細胞腫、組織球増殖症、腎臓腫瘍、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、脂肪肉腫、肝臓癌、バーキットリンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、悪性線維性組織球腫、黒色腫、骨髄異形成症候群、腎芽細胞腫、神経芽腫、神経線維肉腫、骨肉腫、毛様細胞性星状細胞腫、網膜芽細胞腫、腎臓の横紋筋様腫瘍、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、軟組織肉腫、滑膜肉腫、脊髄腫瘍およびウィルムス腫瘍が含まれる。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、癌を有する対象を1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1650mg、1700mg、1750mg、1800mg、1850mg、1900mg、1950mg、または2000mgの用量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩で1日1回、1日2回、または1日3回処置する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、癌を有する対象を150mg〜175mg、170mg〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270〜295mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、または370mg〜400mgの用量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩で1日1回、1日2回、または1日3回処置する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、癌を有する対象を5mg、7.5mg、10mg、12.5mg、15mg、17.5mg、20mg、22.5mg、25mg、27.5mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、または100mgの用量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩で1日1回、1日2回、または1日3回処置する。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、癌を有する対象を約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜約1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgの用量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩で1日1回、1日2回、または1日3回治療する。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、癌を有する対象を約5mg〜7.5mg、7mg〜9.5mg、9mg〜11.5mg、11mg〜13.5mg、13mg〜15.5mg、15mg〜17.5mg、17〜19.5mg、19mg〜21.5mg、21mg〜23/5mg、23mg〜25.5mg、25mg〜27.5mg、27mg〜30mg、30mg〜35mg、35mg〜40mg、40mg〜45mg、45mg〜50mg、50mg〜55mg、55mg〜60mg、60〜65mg、65mg〜70mg、70mg〜75mg、75mg〜80mg、80mg〜85mg、85mg〜90mg、90mg〜95mg、または95mg〜100mgの用量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩で1日1回、1日2回、または1日3回処置する。
組成物の投与
本明細書に記載のニラパリブの推奨用量の1つ(例えば、単剤療法として)は、総一日用量300mgに相当する、1日1回経口服用される3回の100mg用量である。患者は、それらの用量を毎日およそ同じ時間に服用することが推奨される。就寝時投与は悪心を管理するためには可能性のある方法であり得る。
本明細書に記載されるように、対象の治療のために1〜2000mgの用量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩が投与されてよく、本明細書に記載の方法および組成物は、1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1650mg、1700mg、1750mg、1800mg、1850mg、1900mg、1950mg、または2000mgまでの用量の1日1回、1日2回、または1日3回投与を含んでなり得る。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の用量は、1日1回、1日2回、または1日3回、1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgである。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、癌を有する対象を1日1回、1日2回、または1日3回、1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1650mg、1700mg、1750mg、1800mg、1850mg、1900mg、1950mg、または2000mgの用量のニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩で処置する。
いくつかの実施形態では、1mg〜2000mgのニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量。いくつかの実施形態では、1mg〜1000mg、例えば、または50〜300mgのニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量が投与される。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、100mg/日を超える。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、200mg/日を超える。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、300mg/日を超える。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、400mg/日を超える。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、500mg/日を超える。
いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、500mg/日を超えない。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、300mg/日を超えない。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、100mg/日を超えない。いくつかの実施形態では、投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、50mg/日を超えない。いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、または950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgであり、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の総一日用量は、約1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mgである。
ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の治療上有効な用量は、約1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mg/日であり得る。いくつかの実施形態では、1日に投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の用量は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mg/日である。
いくつかの実施形態では、1日1回投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の量は、1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、または950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgである。いくつかの実施形態では、1日1回投与されるニラパリブ(naraparib)またはその薬学上許容可能な塩の量は、1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mgである。
いくつかの実施形態では、1日2回投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の量は、1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgである。いくつかの実施形態では、1日2回投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の量は、1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mgである。
いくつかの実施形態では、1日3回投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の量は、1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgである。いくつかの実施形態では、1日3回投与されるニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩の量は、1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mgである。
いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩は、限定されるものではないが、約1mg、5mg、10.0mg、10.5mg、11.0mg、11.5mg、12.0mg、12.5mg、13.0mg、13.5mg、14.0mg、14.5mg、15.0mg、15.5mg、16mg、16.5mg、17mg、17.5mg、18mg、18.5mg、19mg、19.5mg、20mg、20.5mg、21mg、21.5mg、22mg、22.5mg、23mg、23.5mg、24mg、24.5mg、25mg、25.5mg、26mg、26.5mg、27mg、27.5mg、28mg、28.5mg、29mg、29.5mg、30mg、30.5mg、31mg、31.5mg、32mg、32.5mg、33mg、33.5mg、34mg、34.5mg、35mg、35.5mg、36mg、36.5mg、37mg、37.5mg、38mg、38.5mg、39mg、39.5mg、40mg、40.5mg、41mg、41.5mg、42mg、42.5mg、43mg、43.5mg、44mg、44.5mg、45mg、45.5mg、46mg、46.5mg、47mg、47.5mg、48mg、48.5mg、49mg、49.5mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100、105mg、110mg、115mg、120mg、120.5mg、121mg、121.5mg、122mg、122.5mg、123mg、123.5mg、124mg、124.5mg、125mg、125.5mg、126mg、126.5mg、127mg、127.5mg、128mg、128.5mg、129mg、129.5mg、130mg、135mg、140mg、145mg、150mg、155mg、160mg、165mg、170mg、175mg、180mg、185mg、190mg、195mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、約1050mg、約1100mg、約1150mg、約1200mg、約1250mg、約1300mg、約1350mg、約1400mg、約1450mg、約1500mg、約1550mg、約1600mg、約1650mg、約1700mg、約1750mg、約1800mg、約1850mg、約1900mg、約1950mg、または約2000mgを含む、約1mg〜約2000mgの用量で存在する。
いくつかの実施形態では、ニラパリブまたはその薬学上許容可能な塩は、約1mg〜5mg、5mg〜10mg、10mg〜20mg、20mg〜25mg、25mg〜100mg、35mg〜140mg、70mg〜140mg、80mg〜135mg、10mg〜25mg、25mg〜50mg、50mg〜100mg、100mg〜150mg、150mg〜200mg、10mg〜35mg、35mg〜70mg、70mg〜105mg、105mg〜140mg、140mg〜175mg、または175mg〜200mg、35mg〜50mg、50mg〜75mg、70mg〜95mg、90mg〜115mg、110mg〜135mg、130mg〜155mg、150mg〜175mg、170〜195mg、190mg〜215mg、210mg〜235mg、230mg〜255mg、250mg〜275mg、270mg〜300mg、290mg〜315mg、310mg〜335mg、330mg〜355mg、350mg〜375mg、370mg〜400mg、400mg〜450mg、450mg〜500mg、500mg〜550mg、550mg〜600mg、600mg〜650mg、650mg〜700mg、700mg〜750mg、750mg〜800mg、800mg〜850mg、850mg〜900mg、900mg〜950mg、または950mg〜1000mg、1000mg〜1050mg、1050mg〜1100mg、1100mg〜1150mg、1150mg〜1200mg、1200mg〜1250mg、1250mg〜1300mg、1300mg〜1350mg、1350mg〜1400mg、1400mg〜1450mg、1450mg〜1500mg、1500mg〜1550mg、1550mg〜1600mg、1600mg〜1650mg、1650mg〜1700mg、1700mg〜1750mg、1750mg〜1800mg、1800mg〜1850mg、1850mg〜1900mg、1900mg〜1950mg、または1950mg〜2000mgの用量で存在する。
投与頻度
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、それを必要とする個体に1回投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、それを必要とする個体に2回以上投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物の第1の投与の後に本明細書に開示される組成物の第2の投与が行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物の第1の投与の後に本明細書に開示される組成物の第2および第3の投与が行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物の第1の投与の後に本明細書に開示される組成物の第2、第3および第4の投与が行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物の第1の投与の後に本明細書に開示される組成物の第2、第3、第4および第5の投与が行われる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物の第1の投与の後に休薬が行われる。
組成物がそれを必要とする個体に投与される回数は、医療専門家の判断、障害、障害の重篤度、および処方物に対する個体の応答によって異なる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、それを必要とする軽度急性病態を有する個体に1回投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、それを必要とする中等度または重度急性病態を有する個体に2回以上投与される。患者の病態が改善しない場合には、医師の判断で、ニラパリブを慢性的に、すなわち、患者の疾患または病態の症状を改善またはそうでなければ管理もしくは制限するために患者の生涯の間を含む長期間投与してもよい。
いくつかの実施形態では、組成物は、長期間、所定の時間間隔で投与される。いくつかの実施形態では、ニラパリブ組成物は、毎日1回投与される。いくつかの実施形態では、ニラパリブ組成物は、1日おきに投与される。いくつかの実施形態では、ニラパリブ組成物は、1週間、2週間、1か月、2か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年、6年、7年、8年、9年、10年、11年、または12〜15年間投与される。
いくつかの実施形態では、ニラパリブ組成物は、用量間のニラパリブ濃度変動が50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、10%未満、または5%未満の用量で投与される。
患者の状態が改善する場合には、医師の判断で、ニラパリブの投与は継続的に行ってもよいし、あるいは投与される薬物の用量を一時的低減するか、またはある期間、一時的に停止してもよい(すなわち、「休薬」)。休薬の長さは、2日〜1年の間で可変であり、単に例であるが、2日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、12日、15日、20日、28日、35日、50日、70日、100日、120日、150日、180日、200日、250日、280日、300日、320日、350日、および365日が含まれる。休薬中の第1または第2の用量減は10%〜100%であってよく、単に例であるが、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、および100%が含まれる。例えば、休薬中の第1または第2の用量減は、5mgから1mg、10mgから5mgへ、20mgから10mgへ、25mgから10mgへ、50mgから25mgへ、75mgから50mgへ、75mgから25mgへ、100mgから50mgへ、150mgから75mgへ、100mgから25mgへ、200mgから100mgへ、200から50mgへ、250mgから100mgへ、300mgから50mgへ、300mgから100mgへ、300mgから200mgへ、400mgから50mgへ、400mgから100mgへ、400mgから200mgへ、500mgから50mgへ、500mgから100mgへ、500mgから250mgへ、1000mgから50mgへ、1000mgから100mgへ、または1000mgから500mgへ、550mgから600mgへ、600mgから650mgへ、650mgから700mgへ、700mgから750mgへ、750mgから800mgへ、800mgから850mgへ、850mgから900mgへ、900mgから950mgへ、950mgから1000mgへ、1000mgから1050mgへ、1050mgから1100mgへ、1100mgから1150mgへ、1150mgから1200mgへ、1200mgから1250mgへ、1250mgから1300mgへ、1300mgから1350mgへ、1350mgから1400mgへ、1400mgから1450mgへ、1450mgから1500mgへ、1500mgから1550mgへ、1550mgから1600mgへ、1600mgから1650mgへ、1650mgから1700mgへ、1700mgから1750mgへ、1750mgから1800mgへ、1800mgから1850mgへ、1850mgから1900mgへ、1900mgから1950mgへ、または1950mgから2000mgへ低減される用量であり得る。例えば、休薬中の第1または第2の用量減は、1mg、5mg、10mg、20mg、25mg、35mg、50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg〜275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、400mg、425mg、450mg、475mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、750mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1650mg、1700mg、1750mg、1800mg、1850mg、1900mg、1950mg、または2000mgだけ低減される用量であり得る。
ひと度、患者の病態の改善が見られれば、必要に応じてニラパリブの維持用量が投与される。続いて、投与の用量もしくは頻度、またはその両方が、場合により、症状の関数として、疾患、障害または病態の改善が保持されるレベルまで低減されてよい。特定の実施形態では、患者は、症状の再発時には長期にわたって間欠的処置を必要とする。
併用療法
本明細書に記載のニラパリブ錠剤組成物は、単剤療法として、または1種類以上の付加的治療薬もしくは一連の療法の投与との併用療法で有用であり得る。
例えば、本明細書に記載の錠剤組成物は、手術、放射線療法、化学療法、免疫療法、抗血管新生薬、または抗炎症薬と併用投与することができる。
ニラパリブ錠剤組成物が1種類以上の異なる治療薬(例えば、本明細書に記載の)と併用投与される場合、ニラパリブ錠剤組成物の投与は、1種類以上の異なる治療薬の投与と連続して行うことができる。例えば、ニラパリブ錠剤組成物の投与を1種類以上の異なる治療薬の投与の前に行う。複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物の投与を1種類以上の異なる治療薬の投与の後に行う。他の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物の投与を1種類以上の異なる治療薬の投与と同時に行う。
複数の実施形態では、本明細書に記載の錠剤組成物は、1種類以上の免疫チェックポイント阻害剤と併用投与される。複数の実施形態では、チェックポイント阻害剤は、下記:PD−1(例えば、抗PD−1、抗PD−L1、または抗PD−L2療法を介した阻害)、CTLA−4、TIM−3、TIGIT、LAGs(例えば、LAG−3)、CEACAM(例えば、CEACAM−1、−3および/または−5)、VISTA、BTLA、LAIR1、CD160、2B4、CD80、CD86、B7−H3(CD276)、B7−H4(VTCN1)、HVEM(TNFRSF14またはCD270)、KIR、A2aR、MHCクラスI、MHCクラスII、GALS、アデノシン、TGFR(例えば、TGFRβ)、B7−H1、B7−H4(VTCN1)、OX−40、CD137、CD40、IDO、またはCSF−1Rのいずれかを阻害し得る薬剤である。複数の実施形態では、チェックポイント阻害剤は、小分子、核酸、ポリペプチド(例えば、抗体)、炭水化物、脂質、金属、または毒素である。複数の実施形態では、チェックポイント阻害剤は、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメントである。
複数の実施形態では、免疫チェックポイント阻害剤は、PD−1阻害剤である。複数の実施形態では、PD−1阻害剤は、小分子、核酸、ポリペプチド(例えば、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメント)、炭水化物、脂質、金属、または毒素である。複数の実施形態では、PD−1阻害剤は、PD−1結合剤(例えば、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメント)である。複数の実施形態では、PD−1結合剤は、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメントである。複数の実施形態では、PD−1結合剤は、TSR−042、ニボルマブ、ペンブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブ、アベルマブ、PDR−001、チスレリズマブ(BGB−A317)、セミプリマブ(REGN2810)、LY−3300054、JNJ−63723283、MGA012、BI−754091、IBI−308、カムレリズマブ(HR−301210)、BCD−100、JS−001、CX−072、BGB−A333、AMP−514(MEDI−0680)、AGEN−2034、CS1001、Sym−021、SHR−1316、PF−06801591、LZM009、KN−035、AB122、ゲノリムズマブ(CBT−501)、FAZ−053、CK−301、AK 104、またはGLS−010である。複数の実施形態では、PD−1阻害剤は、デュルバルマブ、アテゾリズマブ、アベルマブ、BGB−A333、SHR−1316、FAZ−053、CK−301、または、PD−L1ミラモレキュール、もしくその誘導体などのPD−L1またはPD−L2結合剤である。複数の実施形態では、抗PD−1剤(angent)は、ペンブロリズマブである。複数の実施形態では、抗PD−1剤は、ニボルマブである。いくつかの実施形態では、PD−1抗体剤は、国際特許出願公開第WO2014/179664号、同第WO2018/085468号、または同第WO2018/129559号に開示されている通りである。さらなる実施形態では、PD−1抗体剤は、国際特許出願公開第WO2014/179664号、同第WO2018/085468号、または同第WO2018/129559号に開示されている方法に従って投与される。複数の実施形態では、抗PD−1剤は、TSR−042である。
複数の実施形態では、免疫チェックポイント阻害剤は、TIM−3阻害剤である。複数の実施形態では、TIM−3阻害剤は、小分子、核酸、ポリペプチド(例えば、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメント)、炭水化物、脂質、金属、または毒素である。複数の実施形態では、TIM−3阻害剤は、TIM−3結合剤(例えば、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメント)である。複数の実施形態では、TIM−3結合剤は、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメントである。いくつかの実施形態では、TIM−3抗体剤は、MBG453、LY3321367、Sym023、TSR−022、またはそれらの誘導体である。いくつかの実施形態では、TIM−3抗体剤は、国際特許出願公開第WO2016/161270号、同第WO2018/085469号、または同第WO2018/129553号に開示されている通りである。いくつかの実施形態では、TIM−3抗体剤は、国際特許出願公開第WO2016/161270号、同第WO2018/085469号、または同第WO2018/129553号に開示されている通りに投与される。いくつかの実施形態では、TIM−3抗体剤は、TSR−022である。
複数の実施形態では、免疫チェックポイント阻害剤は、LAG−3阻害剤である。複数の実施形態では、抗LAG−3剤は、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメントである。複数の実施形態では、抗LAG−3剤は、小分子、核酸、ポリペプチド(例えば、抗体)、炭水化物、脂質、金属、または毒素である。複数の実施形態では、抗LAG−3剤は、小分子である。複数の実施形態では、抗LAG−3剤は、LAG−3結合剤である。複数の実施形態では、抗LAG−3剤は、抗体、抗体コンジュゲート、またはその抗原結合フラグメントである。複数の実施形態では、抗LAG−3剤は、IMP321、レラトリマブ(BMS−986016)、BI 754111、GSK2831781(IMP−731)、Novartis LAG525(IMP701)、REGN3767、MK−4280、MGD−013、GSK−2831781、FS−118、XmAb22841、INCAGN−2385、FS−18、ENUM−006、AVA−017、AM−0003、Avacta PD−L1/LAG−3二重特異性アファマー、iOnctura抗LAG−3抗体、Arcus抗LAG−3抗体、またはSym022、またはTSR−033である。いくつかの実施形態では、LAG−3抗体剤は、国際特許出願公開第WO2016/126858号または国際特許出願第PCT/US18/30027号に開示される通りである。いくつかの実施形態では、LAG−3抗体剤は、国際特許出願公開第WO2016/126858号または国際特許出願第PCT/US18/30027号に開示されているように投与される。複数の実施形態では、LAG−3抗体剤は、TSR−033である。
複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、PD−1阻害剤(例えば、TSR−042、ペンブロリズマブ、またはニボルマブ)と併用投与される。複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、TIM−3阻害剤(例えば、TSR−022)と併用投与される。複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、LAG−3阻害剤(例えば、TSR−033)と併用投与される。複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、PD−1阻害剤(例えば、TSR−042、ペンブロリズマブ、またはニボルマブ)およびTIM−3阻害剤(例えば、TSR−022)と併用投与される。複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、PD−1阻害剤(例えば、TSR−042、ペンブロリズマブ、またはニボルマブ)およびLAG−3阻害剤(例えば、TSR−033)と併用投与される。複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、TIM−3阻害剤(例えば、TSR−022)およびLAG−3阻害剤(例えば、TSR−033)と併用投与される。複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、PD−1阻害剤(例えば、TSR−042、ペンブロリズマブ、またはニボルマブ)、TIM−3阻害剤(例えば、TSR−022)、およびLAG−3阻害剤(例えば、TSR−033)と併用投与される。
複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、1種類以上の化学療法薬と併用投与される。
複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、白金に基づく化学療法薬(例えば、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ネダプラチン、四硝酸トリプラチン、フェナントリプラチン、ピコプラチン、およびサトラプラチンのうち1種類以上)と併用投与される。
複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、アミノグルテチミド、アムサクリン、アナストロゾール、アスパラギナーゼ、bcg、ビカルタミド、ブレオマイシン、ブセレリン、ブスルファン、カンプトテシン(campothecin)、カペシタビン、カルボプラチン、カルムスチン、クロラムブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロドロネート、コルヒチン、シクロホスファミド、シプロテロン、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ジエネストロール、ジエチルスチルベストロール、ドセタキセル、ドキソルビシン、エピルビシン、エストラジオール、エストラムスチン(estramnustine)、エトポシド、エキセメスタン、フィルグラスチム、フルダラビン、フルドロコルチゾン、フルオロウラシル、フルオキシメステロン、フルタミド、ゲムシタビン、ゲニステイン、ゴセレリン、ヒドロキシ尿素、イダルビシン、イフォスファミド、イマチニブ、インターフェロン、イリノテカン、イロノテカン(ironotecan)、レトロゾール、ロイコボリン、ロイプロリド、レバミゾール、ロムスチン、メクロレタミン、メドロキシプロゲステロン、メゲストロール、メルファラン、メルカプトプリン、メスナ、メトトレキサート、マイトマイシン、ミトタン、ミトキサントロン、ニルタミド、ノコダゾール、オクトレオチド、オキサリプラチン、パクリタキセル、パミドロン酸、ペントスタチン、プリカマイシン、ポルフィマー、プロカルバジン、ラルチトレキセド、リツキシマブ、ストレプトゾシン、スラミン、タモキシフェン、テモゾロミド、テニポシド、テストステロン、チオグアニン、チオテパ、二塩化チタノセン、トポテカン、トラスツズマブ、トレチノイン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、またはビノレルビンである化学療法薬と併用投与される。
複数の実施形態では、ニラパリブ錠剤組成物は、制御性T細胞(Treg)阻害剤、マクロファージ阻害剤、抗原特異的免疫応答増強剤、抗原特異的免疫応答増強剤、抗血管新生薬、化学療法薬またはそれらの組合せである第2の薬剤と併用投与される。複数の実施形態では、第2の薬剤は、参照によりその全内容が本明細書の一部とされる国際出願第PCT/US18/33437号に記載されているいずれかの第2の薬剤である。
複数の実施形態では、マクロファージ阻害剤は、マクロファージ動員阻害剤(例えば、抗CCL2/CCR2剤、抗IL6剤、抗M−CSFR剤、およびそれらの組合せ)、M2マクロファージ抗生存剤、M1マクロファージ増強剤、M2/M1分極化剤、マクロファージ活性阻害剤およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、マクロファージ動員阻害剤は、トラベクテジン、RS102895、PF−04136309、CNTO888、MLN1202、シルツキシマブ、JNJ−28312141、GW2580、IMC−CS4(LY3022855)、エマクツズマブ、AMG820、ペキシダルチニブ、リニファニブ、OSI−930、CEP−32496、PLX7846、BLZ945、ARRY−382、JNJ−40346527、MCS110、PLX3397、PLX6134、PD−0360324、FPA008、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、M2マクロファージ抗生存剤は、MMP阻害剤、クロドロネート、ゾレンドロン酸、ジクロロメチレンビスホスホネート、トラベクテジン、ダサチニブ、レチノイン酸、弱毒菌(例えば、フレクスナー赤痢菌(Shigella flexneri)、ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)、リステリア菌(Listeria monocytogens)、オウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、M1マクロファージ増強剤またはM2/M1分極化剤は、抗CD40剤、抗IL−10R剤、CD47拮抗剤(例えば、Hu5F9−G4、CC−90002、およびCD47−Fc融合タンパク質TTI−621)、ポリI:C、LPS、モノホスホリルA、イミキモド、R−848、CpG−ODN、IFN−α、IFN−β、IFN−γ、GM−CSF、IL−12、IL−2、IL−15、Tα1、イブルチニブ、EF−022およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、マクロファージ活性阻害剤は、STAT3阻害剤、STAT6阻害剤、または抗腫瘍薬からなる群から選択される(例えば、マクロファージ活性阻害剤は、WP1066、スニチニブ、ソラフェニブ、STA−21、IS3 295、S3I−M2001、AS1517499、レフルノミド、TMC−264、ヒスチジンリッチ糖タンパク質(HRG)、銅キレート剤(CuNG)、5,6−ジメチルキサンテノン−4−酢酸(MDXAA)、バジメザン(ASA404)、シスプラチン、シリビニン、プロトンポンプ阻害剤パントプラゾール(PPZ)、またはCNI−1493、またはそれらの組合せである)。複数の実施形態では、マクロファージ阻害剤は、抗IL−1α剤(例えば、キシロニクス)である。
複数の実施形態では、制御性T細胞(Treg)阻害剤は、Treg除去剤、Treg遊走阻害剤、Treg機能阻害剤、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、Treg除去剤は、シクロホスファミド、パクリタキセル、イマチニブ、スニチニブ、ソラフェニブ、ダサチニブ、テモゾロミド、ダクリズマブ、デニロイキンジフチトクス、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、Treg遊走阻害剤は、AMD3100、モガムリズマブ、カスアリニン、フコイダン、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、Treg機能阻害剤は、抗CTLA4剤(例えば、イピリムマブ、トレメリムマブ)、抗OX40剤、抗GITR剤、アデノシン受容体拮抗剤(例えば、カフェイン、テオフィリン、テオブロミン、および8−フェニルキサンチン)、P60、およびそれらの組合せからなる群から選択される。
複数の実施形態では、抗原特異的免疫応答増強剤は、抗PD−1剤、抗PD−L1剤、GITR(グルココルチコイド誘導TNFR関連タンパク質(glucocorticoid-induced TNFR-related protein))刺激剤、抗CTLA4剤、抗TIM−3剤、抗LAG−3剤、抗IDO剤、腫瘍抗原提示を増強する薬剤(例えば、個別化癌ワクチン、自己抗原提示細胞、自己樹状細胞、人工抗原提示細胞)、ケモカインシグナル伝達剤、抗VEGF剤、サイトカインシグナル刺激剤、およびそれらの組合せからなる群から選択される。
複数の実施形態では、GITR刺激剤は、DTA−1、mGITRL、pGITRL、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、抗CTLA4剤は、イピリムマブ、トレメリムマブ、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、ケモカインシグナル伝達剤は、CXCL16、CXCR6ケモカイン受容体(CD186)アゴニスト、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、抗VEGF剤は、ベバシズマブ、パゾパニブ、スニチニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、ポナチニブ、レゴラフェニブ、カボザンチニブ、バンデタニブ、ラムシルマブ、レンバチニブ、ziv−アフリバーセプト、およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、サイトカインシグナル刺激剤は、インターロイキンまたはインターフェロンである。複数の実施形態では、インターロイキンは、IL−2、IL−1、IL−7、IL−15、IL−12、IL−18およびそれらの組合せからなる群から選択される。複数の実施形態では、インターフェロンは、IFNαである。
複数の実施形態では、抗原特異的免疫応答増強剤は、フラボノイド(例えば、フラボノイド配糖体)、リドカイン、ラモトリジン、スルファメトキサゾール、フェニトイン、カルバマゼピン、スルファメトキサゾール、フェニトイン、アロプリノール、パラセタモール、メピバカイン、p−フェニレンジアミン、シプロフロキサシンおよびモキシフロキサシンからなる群から選択される。
複数の実施形態では、抗血管新生薬は、TNP−470、血小板因子4、トロンボスポンジン−1、メタロプロテアーゼの組織阻害剤(TIMP1およびTIMP2)、プロラクチン、アンギオスタチン、エンドスタチン、bFGF可溶性受容体、トランスフォーミング増殖因子β、インターフェロンα、可溶性KDRおよびFLT−1受容体、胎盤プロリフェリン関連タンパク質、およびそれらの組合せである。複数の実施形態では、抗血管新生薬は、血管新生促進因子の産生を低減し、血管新生促進因子と血管新生促進受容体の間の相互作用を阻害し、血管新生促進因子の機能を阻害し、血管新生促進因子受容体の機能を阻害し、血管の破壊により血流を低下させ、血管の出芽を阻害し、またはそれらのいずれかの組合せである。複数の実施形態では、抗血管新生薬は、有機または無機小分子;サッカリン;オリゴ糖;多糖;炭水化物;ペプチド;タンパク質;ペプチド類似体;ペプチド誘導体;脂質;抗体;抗体フラグメント、ペプチド模倣薬;核酸;核酸類似体;核酸誘導体;生物材料から作製された抽出物;天然または合成組成物;金属;毒素;またはそれらの任意の組合せである。複数の実施形態では、抗血管新生薬は、ベバシズマブ、イトラコナゾール、カルボキシアミドトリアゾール、TNP−470、フマギリン、CM101、IL−12、血小板因子−4、スラミン、SU5416、トロンボスポンジン、血管新生阻害性(angiostatic)ステロイド、ヘパリン、軟骨由来血管新生阻害因子、マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤、アンギオスタチン、エンドスタチン、2−メトキシエストラジオール、テコガラン、テトラチオモリブデン酸塩、トロンボスポンジン、サリドマイド、プロラクチン、αVβ3阻害剤、レナリドマイド、リノミド、ラムシルマブ、タスキニモド、ラニビズマブ、ソラフェニブ、スニチニブ、パゾパニブ、エベロリムス、メタロプロテアーゼの組織阻害剤(TIMP1およびTIMP2)、bFGF可溶性受容体、トランスフォーミング増殖因子β、インターフェロンα、可溶性KDRおよびFLT−1受容体、胎盤プロリフェリン関連タンパク質、パゾパニブ、スニチニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、ポナチニブ、カボザンチニブ、レゴラフェニブ、バンデタニブ、レンバチニブ、セマクサニブ、SU6668、バタラニブ、チボザニブ、セジラニブ、プロタミン、ヘパリン、ステロイド、アスコルビン酸エーテル、硫酸化多糖DS 4152、フマギリン、AGM 12470、ネオバスタット、RO4929097、MRK−003、MK−0752、PF03084014、MEDI0639、クルクミン、3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、レスベラトロール、3,5−ビス(2,4−ジフルオロベンジリデン)−4−ピペリドン(DiFiD)およびエピガロカテキン−3−ガレート(EGCG)、ホノキオール、OMP−21M18、ナビシキシズマブ(OMP−305B83)、Flt2−11、CBO−P11、Je−11、V1、およびそれらの任意の組合せからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、DLL4/Notchシグナル伝達経路を阻害する。
いくつかの実施形態では、DLL4/Notchシグナル伝達経路を阻害する血管新生阻害剤は、γ−セクレターゼ阻害剤(GSI)、siRNA、またはNotch受容体またはリガンドに対するモノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、RO4929097、MRK−003、MK−0752、PF03084014、MEDI0639、クルクミン、3,3’−ジインドリルメタン(DIM)、レスベラトロール、3,5−ビス(2,4−ジフルオロベンジリデン)−4−ピペリドン(DiFiD)およびエピガロカテキン−3−ガレート(EGCG)、ホノキオール、およびそれらの任意の組合せからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、血管内皮増殖因子(VEGF)/血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)経路を阻害する。いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、Akt阻害剤、カルシニュリン自己阻害ペプチド、ET−18−OCH3、Go 6983、NG−ニトロ−L−アルギニンメチルエステル、p21活性化キナーゼ阻害剤、cPLA2α阻害剤、PI−103、PP2、SB 203580、U0126、VEGFRチロシンキナーゼ阻害剤V、VEGFR2キナーゼ阻害剤VI、VEGFR2キナーゼ阻害剤III、ZM 336372、およびそれらの任意の組合せからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、VEGFファミリータンパク質および/またはVEGFRファミリータンパク質を阻害する。いくつかの実施形態では、VEGFファミリータンパク質は、VEGF−A、VEGF−B、VEGF−C、VEGF−D、PlGF(胎盤増殖因子)、VEGF−E(Orf−VEGF)、ハブ(Trimeresurus flavoviridis)svVEGF、またはそれらの任意の組合せを含んでなる。いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、ベバシズマブ、ラニビズマブ、OPT−302、ziv−アフリバーセプト、またはそれらの任意の組合せである。いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、Flt2−11、CBO−P11、Je−11、V1、またはそれらの任意の組合せである。いくつかの実施形態では、抗血管新生薬は、パゾパニブ、スニチニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、ポナチニブ、カボザンチニブ、レゴラフェニブ、バンデタニブ、レンバチニブ、セマクサニブ、SU6668、バタラニブ、チボザニブ、セジラニブ、またはそれらの任意の組合せである。
ニラパリブ処方物の作製方法
本明細書では、癌を治療するためのニラパリブ錠剤組成物を製造する方法が提供される。また、本明細書では、開示される方法によって形成されたトシル酸ニラパリブ一水和物と少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤を含有するニラパリブ錠剤処方物、およびこのような処方物の経口による治療的使用が記載される。いくつかの実施形態では、処方物は、ニラパリブ;ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムから選択される第1の希釈剤;微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)から選択される第2の希釈剤;ならびにポビドン、ヒドロキシプロピルセルロース、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースから選択される結合剤を含んでなる。いくつかの実施形態では、処方物は、有効トシル酸ニラパリブ(一水和物)を約35%w/w〜約60%w/wで含んでなる。いくつかの実施形態では、処方物は、有効トシル酸ニラパリブ(一水和物)を約40%w/w〜約55%w/wで含んでなる。いくつかの実施形態では、処方物は、有効トシル酸ニラパリブ(一水和物)を約45%w/w〜約50%w/wで含んでなる。いくつかの実施形態では、処方物は、有効トシル酸ニラパリブ(一水和物)を約46%w/w〜約48%w/wで含んでなる。
いくつかの実施形態では、本発明の医薬組成物は、ニラパリブと賦形剤をブレンドすることにより調製される。上記成分のブレンドは、好ましくは、ミキサー、例えば、タンブルブレンダーで行うことができる。嵩密度およびタップ密度は、USP 24、Test 616「嵩密度およびタップ密度」に従って決定することができる。
いくつかの実施形態では、本発明の固体投与形は、散剤(滅菌包装散剤、分配可能な散剤、もしくは発泡性散剤を含む)、カプセル剤(軟カプセル剤もしくは硬カプセル剤の両方、例えば、動物由来ゼラチンもしくは植物由来HPMC製のカプセル剤、または「スプリンクルカプセル剤」を含む)、または錠剤の形態であり得る。いくつかの実施形態では、医薬品は、散剤の形態である。加えて、本発明の医薬品は、単一カプセルまたは複数のカプセル投与形として投与され得る。いくつかの実施形態では、医薬品は、1個、または2個、または3個、または4個のカプセル剤で投与される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される固体投与形は、錠剤の形態である。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される医薬品は、単一錠剤または複数の錠剤投与形として投与される。いくつかの実施形態では、医薬品は、1個、または2個、または3個、または4個の錠剤で投与される。
いくつかの実施形態では、固体投与形は、ニラパリブ粒子を1種類以上の製薬賦形剤と混合して原薬ブレンド組成物を形成することにより調製される。これらの原薬ブレンド組成物を均質と言う場合には、組成物がカプセル剤または錠剤などの等しく有効な単位投与形に容易に分割され得るように、ニラパリブ粒子が組成物中に一様に分散されていることを意味する。個々の単投与形はまた、経口摂取時または希釈剤との接触時に崩壊するフィルムコーティングも含んでなり得る。
固体投与形の調製のための限定されない製薬技術には、例えば、(1)乾式混合、(2)直接打錠、(3)粉砕、(4)乾式または非水性造粒、(5)湿式または乾式造粒、または(6)融合といった方法の1つまたは組合せが含まれる。例えば、Lachman et al., The Theory and Practice of Industrial Pharmacy (1986)参照。他の方法としては、例えば、噴霧乾燥、パンコーティング、溶融造粒、造粒、流動床噴霧乾燥またはコーティング(例えば、ワースターコーティング)、接線コーティング、トップスプレー、打錠、押出などが含まれる。
本発明は、成分を合わせることに関してこれらの特定の条件に限定されると考えるべきではなく、本開示に基づき、成分がそれらの基本的特性を保持し、かつ、処方物のブレンドされる処方物成分の実質的均質性が有意な分離なくそれ以外の方法で達成される限り、他の条件でも有利な特性が達成できることが理解されるであろう。
ブレンドを調製するための一つの実施形態では、成分を秤量してブレンド容器に入れる。ブレンドは、好適な混合装置を用い、均質なブレンドを作製するために一定期間行われる。場合により、ブレンドは、ブレンドを砕塊するためにメッシュスクリーンに通す。スクリーンに通したブレンドをブレンド容器に戻し、さらなる時間ブレンドすればよい。次に、滑沢剤を加え、そのブレンドをさらなる時間混合すればよい。
製薬工業では、固体材料の粒径を縮小するために粉砕がよく用いられる。ピンミル、ハンマーミルおよびジェットミルを含む多くのタイプのミルが利用可能である。最も慣用されているタイプのミルの1つがハンマーミルである。ハンマーミルは、複数の固定ハンマーまたはスイングハンマーが取り付けられた高速ローターを使用する。これらのハンマーは、ナイフ面またはハンマー面のいずれかが材料と接触するように取り付けることができる。材料がミルに供給されると、それは回転しているハンマーに衝突し、崩壊してより小さな粒子となる。スクリーンがハンマーの下に存在し、より小さな粒子がそのスクリーンの開口部を通過する。より大きな粒子はミル内に保持され、粒子がスクリーンを通り抜けるに十分に微細となるまでハンマーにより崩壊され続ける。材料は場合によりスクリーンにかけてもよい。スクリーニングでは、所望の粒径を得るために材料を1つのメッシュススクリーンまたはメッシュスクリーン系に通す。
湿式造粒
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される処方物を調製するために湿式造粒を使用する。
本明細書では、一つの側面において、湿式造粒からニラパリブを含んでなる錠剤を含んでなる組成物を作製する方法であって、(a)粒間相を形成する工程であって、i)ニラパリブ、第1の希釈剤(例えば、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウム)、および第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))を合わせて、ニラパリブ、第1の希釈剤、および第2の希釈剤を含んでなる組成物を形成する工程;およびii)ニラパリブ、第1の希釈剤、および第2の希釈剤を含んでなる組成物を湿式造粒して顆粒を形成する工程を含んでなる工程;b)粒外相を形成する工程であって、iii)顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成する工程を含んでなる工程;ならびにc)工程iii)から得られた混合物を圧縮することにより錠剤を形成する工程を含んでなる方法が開示される。
また、本明細書では、湿式造粒からニラパリブを含んでなる錠剤を含んでなる組成物を作製する方法であって、a)粒間相を形成する工程であって、i)ニラパリブ、ラクトース一水和物、および微晶質セルロースを合わせて、ニラパリブ、ラクトース一水和物、および微晶質セルロースを含んでなる組成物を形成する工程;およびii)ニラパリブ、ラクトース一水和物、および微晶質セルロースを含んでなる組成物を湿式造粒して顆粒を形成する工程を含んでなる工程;b)粒外相を形成する工程であって、iii)顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成する工程を含んでなる工程;ならびにc)工程iii)から得られた混合物を圧縮することにより錠剤を形成する工程を含んでなる方法が開示される。
いくつかの実施形態では、工程ii)の湿式造粒は、結合剤を加えることをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、結合剤は、液体結合剤である。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、溶解ポビドンである。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、溶解デンプン、溶解ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、溶解ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、または液体ポリエチレングリコール(PEG)である。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、融解結合剤である。いくつかの実施形態では、融解結合剤は、親水性ポリエチレングリコール(PEG)、ポロキサマー、疎水性脂肪酸、脂肪族アルコール、ワックス、水添植物油、またはグリセリドである。いくつかの実施形態では、結合剤は、乾燥結合剤である。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)である。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤は、ポビドン(PVP)またはデンプンである。いくつかの実施形態では、工程ii)の湿式造粒は、湿式篩い分けをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、工程ii)の湿式造粒は、乾式および乾式篩い分けをさらに含んでなる。
湿気活性化乾式造粒
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される処方物を調製するために湿気活性化乾式造粒を使用する。
本明細書では別の側面において、湿気活性化乾式造粒からニラパリブを含んでなる錠剤を含んでなる組成物を作製する方法であって、(a)粒間相を形成する工程であって、i)ニラパリブ、第1の希釈剤(例えば、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウム)、および第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))を合わせて、ニラパリブ、第1の希釈剤、および第2の希釈剤を含んでなる組成物を形成する工程;ii)ニラパリブ、第1の希釈剤、および第2の希釈剤を含んでなる組成物を造粒して顆粒を形成する工程を含んでなる工程;ならびに(b)粒外相を形成する工程であって、iii)顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成する工程を含んでなる工程;ならびに(c)工程iii)から得られた混合物を圧縮することにより錠剤を形成する工程を含んでなる方法が提供される。本明細書で提供されるような方法では、合わせる工程i)は、吸着剤または吸収剤と合わせる工程をさらに含んでなる。
本明細書では別の側面において、湿気活性化乾式造粒からニラパリブを含んでなる錠剤を含んでなる組成物を作製する方法であって、(a)粒間相を形成する工程であって、i)ニラパリブ、ラクトース一水和物、および微晶質セルロースを合わせて、ニラパリブ、ラクトース一水和物、および微晶質セルロースを含んでなる組成物を形成する工程;ii)ニラパリブ、ラクトース一水和物、および微晶質セルロースを含んでなる組成物を造粒して顆粒を形成する工程を含んでなる工程;ならびに(b)粒外相を形成する工程であって、iii)顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成する工程を含んでなる工程;ならびに(c)工程iii)から得られた混合物を圧縮することにより錠剤を形成する工程を含んでなる方法が提供される。
いくつかの実施形態では、工程ii)の造粒は、結合剤を加えることをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、結合剤は、液体結合剤である。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、溶解ポビドンである。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、水、溶解デンプン、溶解ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、溶解ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、または液体ポリエチレングリコール(PEG)である。いくつかの実施形態では、組成物は、乾燥結合剤をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、水は、乾燥結合剤を含んでなる組成物に加えられる。いくつかの実施形態では、工程ii)の造粒は、乾燥および乾式篩い分けをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、乾燥は、流動化剤の添加を含んでなる。いくつかの実施形態では、流動化剤は、二酸化ケイ素である。いくつかの実施形態では、流動化剤は、二酸化ケイ素、第三リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、セルロース、ケイ酸マグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、デンプン、タルク、またはそれらの混合物である。
乾式造粒
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される処方物を調製するために乾式造粒を使用する。
別の側面において、乾式造粒からニラパリブを含んでなる錠剤を含んでなる組成物を作製する方法であって、a)粒間相を形成する工程であって、i)ニラパリブ、第1の希釈剤(例えば、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウム)、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC))、および滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)を合わせて、ニラパリブ、第1の希釈剤、第2の希釈剤、および滑沢剤を含んでなる組成物を形成する工程;およびii)ニラパリブ、第1の希釈剤、第2の希釈剤、および滑沢剤を含んでなる組成物を乾式造粒して顆粒を形成する工程を含んでなる工程;b)粒外相を形成する工程であって、iii)顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成する工程を含んでなる工程;ならびにc)工程iii)から得られた混合物を圧縮することにより錠剤を形成する工程を含んでなる方法が提供される。
いくつかの実施形態では、組成物は、乾燥結合剤をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤を含んでなる組成物に水が加えられる。いくつかの実施形態では、工程i)の、ニラパリブ、第1の希釈剤、第2の希釈剤、および滑沢剤を合わせて、ニラパリブ、第1の希釈剤、第2の希釈剤、および滑沢剤を含んでなる組成物を形成することが、ニラパリブ、第1の希釈剤、第2の希釈剤、および滑沢剤をブレンドすることさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、工程ii)の乾式造粒は、スラグ化および粉砕を含んでなる。いくつかの実施形態では、リボン厚は、約0.1mm〜約3.5mmである。いくつかの実施形態では、リボン厚は、約0.1mm、約0.2mm、約0.3mm、約0.4mm、約0.5mm、約0.6mm、約0.7mm、約0.8mm、約0.9mm、約1.0mm、約1.1mm、約1.2mm、約1.3、約1.4mm、約1.5mm、約1.6mm、約1.7mm、約1.8mm、約1.9mm、約2.0mm、約2.1mm、約2.2mm、約2.3mm、約2.4mm、約2.5mm、約2.6mm、約2.7mm、約2.8mm、約2.9mm、約3.0mm、約3.1mm、約3.2mm、約3.3mm、約3.4mm、または約3.5mmである。
別の側面において、乾式造粒からニラパリブを含んでなる錠剤を含んでなる組成物を作製する方法であって、a)粒間相を形成する工程であって、i)ニラパリブと、マンニトールおよび第二リン酸カルシウムから選択される希釈剤と、微晶質セルロースと、ステアリン酸マグネシウムとを合わせて、ニラパリブと、マンニトールおよび第二リン酸カルシウムから選択される希釈剤と、微晶質セルロースと、ステアリン酸マグネシウムとを含んでなる組成物を形成する工程;およびii)ニラパリブと、マンニトールおよび第二リン酸カルシウムから選択される希釈剤と、微晶質セルロースと、ステアリン酸マグネシウムとを含んでなる組成物を乾式造粒して顆粒を形成する工程を含んでなる工程;b)粒外相を形成する工程であって、iii)顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成する工程を含んでなる工程;ならびにc)工程iii)から得られた混合物を圧縮することにより錠剤を形成する工程を含んでなる方法が提供される。
いくつかの実施形態では、組成物は、乾燥結合剤をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤を含んでなる組成物に水が加えられる。いくつかの実施形態では、工程i)の、ニラパリブと、マンニトールおよび第二リン酸カルシウムから選択される希釈剤と、微晶質セルロースと、ステアリン酸マグネシウムとを合わせて、ニラパリブと、マンニトールおよび第二リン酸カルシウムから選択される希釈剤と、微晶質セルロースと、ステアリン酸マグネシウムとを含んでなる組成物を形成することが、ニラパリブと、マンニトールおよび第二リン酸カルシウムから選択される希釈剤と、微晶質セルロースと、ステアリン酸マグネシウムとブレンドすることをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、工程ii)の乾式造粒は、スラグ化および粉砕を含んでなる。いくつかの実施形態では、リボン厚は、約0.1mm〜約2mmである。
いくつかの実施形態では、工程i)の組成物は、流動化剤(例えば、二酸化ケイ素)をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成するための少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、流動化剤(例えば、二酸化ケイ素)である。いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成するための少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)である。いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成することが、顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤とブレンドすることを含んでなる。いくつかの実施形態では、工程i)の組成物は、ブレンド組成物である。
いくつかの実施形態では、工程i)の組成物は、二酸化ケイ素をさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成するための少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、二酸化ケイ素である。いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成するための少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムである。いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成することが、顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤とブレンドすることを含んでなる。いくつかの実施形態では、工程i)の組成物は、ブレンド組成物である。
いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約50重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約85重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約90重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約92.5重量%〜約97.5重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約95重量%である。
いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約50重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約15重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約10重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2.5重量%〜約7.5重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約5重量%である。
いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.99g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.90g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.80g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.70g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.60g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.50g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.40g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.30g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.20g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.99g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.90g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.80g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.70g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.60g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.50g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.40g/cm3の嵩密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.30g/cm3の嵩密度を有する。
いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10、約0.11、約0.12、約0.13、約0.14、約0.15、約0.16、約0.17、約0.18、約0.19、約0.20、約0.21、約0.22、約0.23、約0.24、約0.25、約0.26、約0.27、約0.28、約0.29、約0.30、約0.31、約0.32、約0.33、約0.34、約0.35、約0.36、約0.37、約0.38、約0.39、約0.40、約0.41、約0.42、約0.43、約0.44、約0.45、約0.46、約0.47、約0.48、約0.49、約0.50、約0.51、約0.52、約0.53、約0.54、約0.55、約0.56、約0.57、約0.58、約0.59、約0.60、約0.61、約0.62、約0.63、約0.64、約0.65、約0.66、約0.67、約0.68、約0.69、約0.70、約0.71、約0.72、約0.73、約0.74、約0.75、約0.76、約0.77、約0.78、約0.79、約0.80、約0.81、約0.82、約0.83、約0.84、約0.85、約0.86、約0.87、約0.88、約0.89、約0.90、約0.91、約0.92、約0.93、約0.94、約0.95、約0.96、約0.97、約0.98、または約0.99g/cm3の嵩密度を有する。
いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.99g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.90g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.80g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.70g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.60g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.50g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.40g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.30g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10〜約0.20g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.99g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.90g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.80g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.70g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.60g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.50g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.40g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.20〜約0.30g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.30〜約0.99g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.30〜約0.90g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.30〜約0.80g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.30〜約0.70g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.30〜約0.60g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.30〜約0.50g/cm3のタップ密度を有する。いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.30〜約0.40g/cm3のタップ密度を有する。
いくつかの実施形態では、顆粒は、約0.10、約0.11、約0.12、約0.13、約0.14、約0.15、約0.16、約0.17、約0.18、約0.19、約0.20、約0.21、約0.22、約0.23、約0.24、約0.25、約0.26、約0.27、約0.28、約0.29、約0.30、約0.31、約0.32、約0.33、約0.34、約0.35、約0.36、約0.37、約0.38、約0.39、約0.40、約0.41、約0.42、約0.43、約0.44、約0.45、約0.46、約0.47、約0.48、約0.49、約0.50、約0.51、約0.52、約0.53、約0.54、約0.55、約0.56、約0.57、約0.58、約0.59、約0.60、約0.61、約0.62、約0.63、約0.64、約0.65、約0.66、約0.67、約0.68、約0.69、約0.70、約0.71、約0.72、約0.73、約0.74、約0.75、約0.76、約0.77、約0.78、約0.79、約0.80、約0.81、約0.82、約0.83、約0.84、約0.85、約0.86、約0.87、約0.88、約0.89、約0.90、約0.91、約0.92、約0.93、約0.94、約0.95、約0.96、約0.97、約0.98、または約0.99g/cm3のタップ密度を有する。
粒間相/粒外相分布
別の側面において、本明細書では、粒間相および粒外相成分の特定の分布を有する処方物を調製する方法が提供される。一つの側面において、ニラパリブを含んでなる錠剤を含んでなる組成物を作製する方法であって、a)粒間相を形成する工程であって、i)ニラパリブおよび少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤を合わせて、ニラパリブおよび少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤を含んでなる組成物を形成する工程;およびii)ニラパリブおよび少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤を含んでなる組成物を造粒して顆粒を形成する工程を含んでなる工程;b)粒外相を形成する工程であって、iii)顆粒を少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤と合わせて混合物を形成する工程を含んでなる工程;ならびにc)工程iii)から得られた混合物を圧縮することにより錠剤を形成する工程を含んでなる方法が提供され、ここで、この錠剤は、下記のうちの少なくとも1つを有する:(1)粒間相を形成するために使用される成分の量が錠剤組成物の約50重量%〜約98重量%であること;および(2)粒外相を形成するために使用される成分の量が錠剤組成物の約2重量%〜約50重量%であること。
いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約50重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約85重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約90重量%〜約98重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約92.5重量%〜約97.5重量%である。いくつかの実施形態では、粒間相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約95重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約50重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約15重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2重量%〜約10重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約2.5重量%〜約7.5重量%である。いくつかの実施形態では、粒外相を形成するために使用される成分の量は、錠剤組成物の約5重量%である。
いくつかの実施形態では、工程i)の少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、第2の希釈剤(例えば、微晶質セルロース、デンプン、ポリエチレンオキシド、およびヒドロキシルプロピルメチルセルロース(HPMC)である。いくつかの実施形態では、工程i)の少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、第1の希釈剤(例えば、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、および第二リン酸カルシウム)である。いくつかの実施形態では、工程i)の少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)である。いくつかの実施形態では、少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、流動化剤(例えば、二酸化ケイ素)である。
いくつかの実施形態では、工程i)の少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、微晶質セルロースである。いくつかの実施形態では、工程i)の少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、ラクトース一水和物、無水ラクトース、マンニトール、または第二リン酸カルシウムである。いくつかの実施形態では、工程i)の少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムである。いくつかの実施形態では、工程i)の少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、二酸化ケイ素である。
いくつかの実施形態では、工程ii)の造粒は、湿式造粒である。いくつかの実施形態では、湿式造粒は、結合剤を加えることをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、結合剤は、液体結合剤である。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、溶解ポビドンである。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、溶解デンプン、溶解ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、溶解ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、または液体ポリエチレングリコール(PEG)である。いくつかの実施形態では、液体結合剤は、融解結合剤である。いくつかの実施形態では、融解結合剤は、親水性ポリエチレングリコール(PEG)、ポロキサマー、疎水性脂肪酸、脂肪族アルコール、ワックス、水添植物油、またはグリセリドである。いくつかの実施形態では、結合剤は、乾燥結合剤である。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)である。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。いくつかの実施形態では、乾燥結合剤は、ポビドン(PVP)またはデンプンである。いくつかの実施形態では、工程ii)の湿式造粒は、湿式篩い分けをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、工程ii)の湿式造粒は、乾燥および乾式篩い分けをさらに含んでなる。いくつかの実施形態では、乾燥は、流動化剤の添加を含んでなる。いくつかの実施形態では、流動化剤は、二酸化ケイ素である。
いくつかの実施形態では、工程ii)の造粒は、乾式造粒である。いくつかの実施形態では、乾式造粒は、スラグ化および粉砕を含んでなる。
いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒と少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤を混合して混合物を形成するための少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、二酸化ケイ素である。いくつかの実施形態では、工程iii)の顆粒と少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤を混合して混合物を形成するための少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
投与形のコーティング
用語「コーティング」は、非コーティング種に優る特定の利益を付与するために投与形の表面にコーティング材料の外層が施されるプロセスを意味する。コーティングは、投与形に対する糖またはポリマーコートを含むコートの塗布を含む。錠剤コーティングの利点は、矯味、矯臭、物理的および化学的保護、投与形の取り扱いの安全性の増進、化学的に過酷な環境(例えば、胃)での薬物の保護、およびその放出プロファイルの制御である。コーティングは、防湿、外観の向上、機械的強度の増強、嚥下性の改善、矯味、および/または矯臭を提供し得る。コーティングは、粒子、粉末、顆粒、結晶、ペレットおよび錠剤などの広範な経口固体投与形に施すことができる。コーティング組成物がコーティングパン内で錠剤のバッチに施される場合、錠剤表面がポリマーフィルムで覆われる。いくつかの実施形態では、固体投与形は、可塑剤としてポリエチレングリコール(PEG/Macrogol)を伴うポリビニルアルコール(PVA)のコーティング系を含んでなり得る。いくつかの実施形態では、コーティング系は、i)PVA、ii)可塑剤として三酢酸グリセロール(トリアセチン)を伴うHPMC、iii)可塑剤を伴うエチルセルロース、iv)可塑剤を伴うEudragit、およびv)アクリレートを含んでなり得る。市販のコーティング系もまた当技術分野で入手可能であり、本明細書に開示される固体投与形のいずれとも併用可能である。
用量間の均一性
いくつかの実施形態では、組成物の用量間のニラパリブ濃度の変動は50%未満である。いくつかの実施形態では、組成物の用量間のニラパリブ濃度の変動は40%未満である。いくつかの実施形態では、組成物の用量間のニラパリブ濃度の変動は30%未満である。いくつかの実施形態では、組成物の用量間のニラパリブ濃度の変動は20%未満である。いくつかの実施形態では、組成物の用量間のニラパリブ濃度の変動は10%未満である。いくつかの実施形態では、組成物の用量間のニラパリブ濃度の変動は5%未満である。用量の均一性の特定の規格は、1)Ph.Eur.2.9.40. Uniformity of Dosage Units、2)JP6.02製剤均一性、および3)USP general Chapter Uniformity of Dosage Unitsに見出すことができ、これらはそれぞれ参照により本明細書の一部とされる。
いくつかの実施形態では、用量間のニラパリブ濃度の変動は、10回の連続用量に基づく。いくつかの実施形態では、用量間のニラパリブ濃度の変動は、8回の連続用量に基づく。いくつかの実施形態では、用量間のニラパリブ濃度の変動は、5回の連続用量に基づく。いくつかの実施形態では、用量間のニラパリブ濃度の変動は、3回の連続用量に基づく。いくつかの実施形態では、用量間のニラパリブ濃度の変動は、2回の連続用量に基づく。
キット/製品
所望により、ニラパリブは、キットで提供され得る。これらのキットは、癌などの疾患および病態を治療するための治療上有効な用量のニラパリブを含む。投与形は、毎日の投与の利便性のためおよび付着を改善するためにブリスターカードに包装され得る。
本開示はまた、哺乳動物において疾患または障害の症状を予防、治療または改善するためのキットも提供する。このようなキットは一般に、本明細書に開示される1種類以上のニラパリブ組成物またはデバイス、およびキットの使用に関する説明書を含んでなる。本開示はまた、癌を有する、癌を有する疑いのある、または癌を発症するリスクのあるヒトなどの哺乳動物において疾患、機能不全、または障害の症状を治療、減退、軽減、または改善するための薬剤の製造における1種類以上のニラパリブ組成物の使用も企図する。
いくつかの実施形態では、キットは、それぞれ本明細書に記載の処方物の使用に関する商業的かつユーザーの観点から望ましい1種類以上の種々の材料(例えば、場合により濃縮形態の試薬、および/またはデバイス)が入った1以上の付加的容器を含む。このような材料の限定されない例としては、限定されるものではないが、バッファー、希釈剤、フィルター、針、シリンジ;運搬容器、包装、容器、含量を一覧化したバイアルおよび/もしくはチューブラベル、ならびに/または使用説明書および使用説明を含む添付文書を含む。場合により説明書セットを含んでもよい。さらなる実施形態では、ラベルは容器上にあるか、または容器に添付される。なおさらなる実施形態では、ラベルは、ラベルを構成する文字、数字または他の記号が容器自体に付着、型押しまたは食刻されている場合に容器上にあり;ラベルは、容器も保持している受け器または運搬容器に、例えば添付文書として存在する場合に、容器に添付されている。他の実施形態では、ラベルは、内容物が特定の治療適用のために使用されるべきであることを示すために使用される。さらに別の実施形態では、ラベルはまた、本明細書に記載の方法におけるものなど、内容物の使用に関する指示を示す。
特定の実施形態では、医薬組成物は、本明細書で提供される化合物を含有する1以上の単位投与形を含むパックまたはディスペンサーデバイスで提供される。別の実施形態では、パックは、例えば、ブリスターパックなどの金属ホイルまたはプラスチックホイルを含有する。さらなる実施形態では、パックまたはディスペンサーデバイスは、投与に関する説明書を伴う。なおさらなる実施形態では、パックまたはディスペンサーはまた、薬剤の製造、使用、または販売を規制する政府機関により規定された形態で容器に添付される注意書きも伴い、この注意書きは、ヒトまたは獣医学的投与のための薬物の形態に関して当局により承認されていることを示す。別の実施形態では、このような注意書きは、例えば、処方薬に関して米国医薬品食品局により承認されたという表示、または承認済みの医薬品添付文書である。さらに別の実施形態では、適合する医薬担体として処方された本明細書で提供される化合物を含有する組成物もまた調製され、適当な容器に入れられ、適応症とされた病態の治療に関して表示される。
本発明の好ましい実施形態が本明細書に示され、記載されているが、このような実施形態は単に例として示されることが当業者には明らかである。ここで、本発明から逸脱することなく、多くの変形、変化、および置換が当業者に想到するであろう。本発明を実施する上で本明細書に記載される発明の実施形態の様々な代替が使用され得ることが理解されるべきである。下記のクレームは本発明の範囲を定義すること、ならびにこれらのクレームおよびそれらの等価物の範囲内にある方法および構造はそれらに包含されることが意図される。
下記の実施例は、本発明のいくつかの実施形態および側面を示す。様々な改変、追加、置換などが本発明の趣旨または範囲を変更することなく実施でき、このような改変および変形は、下記の特許請求の範囲に定義される本発明に包含されることは当業者に自明であろう。本明細書に開示される発明を下記の実施例によりさらに説明するが、これらの実施例は何ら限定と解釈されるべきでない。
実施例1−湿式造粒から調製された錠剤処方物
表13〜14に示される下記の処方物を、図1に示されるように湿式造粒により調製した。
実施例2−湿気活性化乾式造粒から調製された錠剤処方物
表15に示される下記の処方物を、図2に示されるように湿気活性化乾式造粒により調製した。
実施例3−乾式造粒から調製された錠剤処方物
表16〜18に示される下記の処方物を、図3に示されるように乾式造粒により調製した。
実施例4−臨床試験
維持療法としてのニラパリブの安全性および有効性を、白金感受性再発性上皮卵巣癌、卵管癌、または原発性腹膜癌を有する患者における第3相無作為化二重盲検プラセボ対照試験(NOVA)で試験した。総ての患者が少なくとも2回の事前白金含有投与計画を受けており、最近の白金に基づく投与計画に奏効していた(完全または部分的)。
適格な患者を、生殖細胞系BRCA突然変異検査の結果に基づいて2つのコホートのうち1つに割り当てた。遺伝性生殖細胞系BRCA突然変異の保有者であった女性を生殖細胞系BRCA変異(gBRCAmut)コホート(n=203)に割り当て、遺伝性生殖細胞系BRCA突然変異を保有しなかった女性を非gBRCAmutコホート(n=350)に割り当てた。各コホート内で、患者を、ニラパリブ:プラセボを2:1の割り当てで無作為化した。無作為化は最近の白金含有投与計画の最後の投与の8週間以内に行った。
各コホート内の無作為化は、白金療法の最後から2番目の後、増悪時までの時間(6〜<12か月および≧12か月);最後から2番目または最後の白金投与計画と同時のベバシズマブの使用(有/無);および最近の白金投与計画中の最良の奏効(完全奏功および部分奏功)によって階層化した。
患者には、連続28日サイクルで1日1回(QD)投与される、サイクル1/1日目にニラパリブ300mgまたは対応するプラセボで処置を開始した。サイクル毎(4週間±3日)に臨床診療を行った。プラセボに無作為化した患者は、どんな場合でもニラパリブ処置と交差させなかった。
主要評価項目であるPFS(無増悪生存期間)は、RECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors、バージョン1.1)または臨床徴候および症状およびCA−125の増加に従った中央独立評価により決定した。NOVA試験で定義されるPFSは、無作為化時(最近の化学療法投与計画の完了後2か月までに行った)から増悪または死亡までを測定した。
試験の盲検解除の前に、非gBRCAmutコホートに無作為化した患者の腫瘍を、Myriad myChoice(登録商標)HRD試験を用い、相同組換え欠損(HRD)の存在に関して試験し、この試験は、腫瘍ゲノム不安定性の3つの独立したバイオマーカーである、異型接合性の欠損、テロメア対立遺伝子の不均衡(telomeric allelic imbalance)、および大規模転座状態(large-scale state transitions)を評価する。相同組換え欠損の腫瘍および体細胞BRCA突然変異を有する腫瘍は、HRD陽性(HRDpos)と定義された。
PFSの主要有効性分析を前向きに定義し、gBRCAmutコホートに関して評価した。PFSの主要有効性分析を前向きに定義し、階層的検査法で非gBRCAmutコホートに関して評価した。第1段階で、HRDpos腫瘍を有する患者の群でPFSを評価し、有意であれば、全非gBRCAmutコホートでPFSを評価した。
副次有効性評価項目は、無化学療法期間(chemotherapy-free interval)(CFI)、最初の後続療法までの期間(time to first subsequent therapy)(TFST)、最初の後続療法後のPFS(PFS after the first subsequent therapy)(PFS2)、2回目の後続療法までの期間(time to second subsequent therapy)(TSST)およびOS(overall survival)(全生存期間)を含んだ。
表19は、主要有効性集団(gBRCAmutコホート、全非gBRCAmutコホートおよび非gBRCAmutコホートのHRDpos群)のそれぞれのPFS主要評価項目の結果を示す。
PFSは、3種類総ての主要有効性集団に関して、プラセボを受容した患者に比べて、ニラパリブを受容した患者で有意に長かった。
gBRCAmutコホート内で、無作為化時からの中央PFSは、プラセボでの5.5か月に対して、ニラパリブでは21.0か月であった。
全非gBRCAmutコホートでは、無作為化時からの中央PFSは、プラセボでの3.9か月に対して、ニラパリブでは9.3か月であった。
PFSはまた、非gBRCAmutコホートのHRDpos群で、3.8か月に対して12.9か月と、プラセボよりもニラパリブで有意に長かった。
gBRCAmutコホートにおける2つの処置アームのカプラン・マイヤー曲線は、プラセボの曲線よりも一貫して上にニラパリブ曲線があるという早期の曲線相違を示し、観察期間中、これらの曲線の分離を持続した(図4)。
全非gBRCAmutコホートにおける2つの処置アームのカプラン・マイヤー曲線は、プラセボの曲線よりも一貫して上にニラパリブ曲線があるという早期の曲線相違を示し、観察期間中、これらの曲線の分離を持続した(図5)。
副次評価項目CFIおよびTFSTは、gBRCAmutコホートにおいてニラパリブ処置アームに有利な持続的治療効果を示し:中央CFIは、プラセボアームの9.4か月(95%CI:7.9、10.6)に比べて、ニラパリブアームでは22.8か月(95%CI:17.9、NE)であり、HRは0.26(95%CI:0.166、0.409)(p<0.0001)であった。中央TFSTは、プラセボアームの8.4か月(95%CI:6.6、10.6)に比べて、ニラパリブアームでは21.0か月(95%CI:17.5、NE)であり、HRは0.31(95%CI:0.205、0.481)(p<0.0001)であった。
非gBRCAmutコホートでは、中央CFIは、プラセボアームの8.6か月(95%CI:6.9、10.0)に比べて、ニラパリブアームでは12.7か月(95%CI:11.0、14.7)であり、HRは0.50(95%CI:0.370、0.666)(p<0.0001)であった。中央TFSTは、プラセボアームの7.2か月(95%CI:5.7、8.5)に比べて、ニラパリブアームでは11.8か月(95%CI:9.7、13.1)であり、HRは0.55(95%CI:0.412、0.721)(p<0.0001)であった。
分析の時点で、PFS2、OSおよびTSSTの副次評価項目結果は、評価に十分な期間でなかった。しかしながら、いずれの評価項目についても、データカットオフの時点で有害な影響は見られなかった。
実施例5−保存条件下での錠剤安定性
実施例1〜3に開示されたものなど、本明細書に開示された錠剤の安定性を、40℃および75%の相対湿度(RH)などの加速条件としての、HDPEボトル「オープンディッシュ」での保存下で評価する。安定性は、例えば、1、3、6、9、12、24または36か月間評価することができる。
処方物1〜6に相当する錠剤を、40℃および75%の相対湿度(RH)での0、1、および2か月間の保存の後の総不純物量に関して評価し、各錠剤に関して測定された総不純物は0.2%未満であった。
また、処方物1〜6に相当する錠剤を、40℃および75%の相対湿度(RH)での0、1、および2か月間の保存の後に水分含量に関しても評価し、結果を表20にまとめる。
実施例6−錠剤組成物の臨床試験
試験は、進行固形腫瘍を有する患者の多施設共同オープンラベル試験であり、カプセル剤処方物に対するニラパリブ錠剤処方物の相対的バイオアベイラビリティ(BA)および生体内利用率等価性(BE)を評価するための、2段階、無作為化順序、単一交差試験である。
ニラパリブは、ニラパリブ遊離塩基当量に関して指定された量で、トシル酸ニラパリブ一水和物として提供される。
第1相試験は、薬物動態(PK)試験である。PK相では、患者に単回用量の処方物(例えば、1個の300mg錠剤または3個の100mgカプセル剤)を与えた後、7日(+1日)の休薬/試験の第1段階のPK期および14日(+/−4日)の休薬/試験の第2段階のPK期、続いて絶食状態でも他方の処方物の投与、続いて7日の休薬/PK期とすることができる。第1処置期で錠剤を受容した患者は、第2処置期ではカプセル剤を受容し、またその逆とする。
評価されるPKパラメーターとしては、0時点から最後の定量可能な濃度までの血漿濃度−時間曲線下面積(AUC0−t)、推定0時点から無限大までの血漿濃度−時間曲線下面積(AUC0−∞)、見かけの全身クリアランス(CL/F)、Cmax、tmax、終末消失半減期(t1/2)、見かけの終末分布容積(Vz/F)、およびカプセル剤処方物に対する錠剤処方物のバイオアベイラビリティ/生体内利用率等価性を含む。
複数の実施形態では、錠剤組成物に関するPKパラメーターの幾何学的最小二乗法の比の90%信頼区間は、等価投与用量のニラパリブを提供するカプセル剤処方物に関する同じPKパラメーターの約80〜125%または約90〜110%である。
患者が試験のPK相を完了すると(PK第2期の開始から少なくとも7日)、それらの患者は延長相に組み入れる適格となり得、ニラパリブを受容し続ける。腫瘍評価は、延長相の初回投与の前(延長相前)に実施することができる。
延長相でのニラパリブの開始用量は、患者の基準時実体重または血小板総数に基づき得る。基準時実体重が≧77kgおよびスクリーニング血小板総数(延長相スクリーニングの一環として、PK相の完了後に取得)が≧150,000/μLの患者は、1個の300mg強度の錠剤または3個の100mgカプセル剤を各用量投与(QD)時に服用する。基準時実体重が<77kgかつ/またはスクリーニング血小板総数が<150,000/μLの患者は、1個の200mg強度の錠剤または2個の100mgカプセル剤を各用量投与(QD)時に服用する。初期開始用量が200mg QDである患者では、延長相療法の最初の2サイクルの間に処置の中断または休止が必要でなければ、2サイクルの療法の後に300mg QDへの増量が許容される。患者が延長相を100mgで始めた場合、延長相療法の最初の2サイクルの間に処置の中断または休止が必要でなければ、治験依頼者からの承認の後、2サイクルの後に200mgに増量する考慮を行ってもよい。患者は延長相の間、同じ処方物(錠剤かカプセル剤)に留まってもよい。
各処置サイクル(28±7日)の1日目に試験薬を投与し、安全性を評価するために患者を戻す。受診はおよそ4週間ごとに処置の休止まで継続する。ニラパリブUS PIに即して、用量の中断(28日を超えない)は有害事象(AE)に基づいて許容される。加えて、200mg QD、続いて100mg QDへの用量低減もAEに基づいて許容される。
例えば、表21は、非血液毒性に基づく例示的用量変更を示す。
実施例7−安定性データ
100および300mg錠剤中に提供される例示的ニラパリブ処方物の安定性データを表22および図6〜9にまとめる。これらのデータにより示されるように、本明細書に記載の処方物は、望ましい安定性を特徴とし得る。