JP2020534483A - ローラを備えるエナジーチェーン - Google Patents

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Abstract

本発明は、上側ストランド(図1の3)の、かつ/または下側ストランド(図1の4)のいくつかのチェーンリンク上にローラ(20)を備えるエナジーチェーン(図1の1)を提案する。ローラ(20)は、エナジーチェーンが変位したときに回転動作を可能にするために、それぞれ対向するストランドの方向に、側方プレートの狭い側部を越えて、少なくともわずかな程度に突き出す。本発明は、プラスチックから作られ、かつハブ(21)、リム(22)、およびハブとリムとを接続する半径領域(23)を有するホイール本体を備えるローラ(20)を提供する。半径領域(23)の材厚(T2)は、リムと比較して、回転動作の過程における半径方向の衝撃が、ローラそれ自体の半径領域の弾性的な変形性により減衰され得るように低減される。こうすることは、互いに対向して位置するローラが互いに接触することにより生ずる雑音および振動の生成を大幅に低減する。本発明はまた、対応するローラ(20)を備える2つの対向する側方プレート(図10A〜図10Bの110、120)から作られるローラサブアセンブリ、および/またはチェーンリンクを提案し、かつさらなる態様として、ローラを、連続する側方プレート上に固定する特別の方法を提案する。

Description

本発明は、一般に、ローラを備えるエナジーチェーンに関する。エナジーチェーンは、ホース、ケーブル、または同様のものなどのラインを、能動的に、または動的にガイドするために使用され、また通常、互いに可撓性を有して接続され、かつ互いに平行な側方リンクプレートとこれらを接続するクロスウェブとが主である個々の構成要素から作られたいくつかのチェーンリンクを有する。エナジーチェーンは、上側ストランド、下側ストランド、および所定の曲率半径でこれらを接続する偏向領域を形成するように変位可能である。
特に本発明は、上側ストランドの、もしくは下側ストランドの、または両方の少なくともいくつかのチェーンリンク上にローラが設けられ、かつローラが、それぞれ対向するストランドの方向に、側方リンクプレートの狭い側部を少なくともわずかに越えて突き出すように構成されるエナジーチェーンに関する。したがって、上側ストランドが、下側ストランドそれ自体の上で、または例えば、ガイドトラフなどの支持構造の別のレイヤ上で支持されて前後に移動するとき、摺動するチェーンと比較して、回転動作により、エナジーチェーンが変位されたときの摩擦が低減され得る。
ローラを備えたこの種の汎用のエナジーチェーン(いわゆるローラチェーン)は、すでに知られている。本出願人の特許文献1、および特許文献2による十分に実証された構成が、図1で概略的に示されている。
ここで、知られた問題は、概して、ローラが、設計による縁部または障害物に遭遇したとき、振動および雑音を生成することである。これは、例えば、上側ストランド上のローラが、下側ストランド上の対応するローラに遭遇したときに特にそうである。このような障害物を克服することは、必要な引張力をさらに増加させ、特にローラそれ自体の摩耗を高める。
対向するローラ間の衝撃、また付随する雑音および振動の生成を回避するために、ローラが、ローラの走行面において互いに離れて配置された円周方向のガイド溝により形成されたガイド輪郭を有することが、例えば、特許文献1で提案されている。
こうすることは、互いの上を走行する、それぞれがローラを備える2つのチェーンリンクの摺動回転を可能にし、互いに遭遇するようにし、わずかな横方向オフセットにより実質的に接触することなく互いに通過する、または「互いにかみ合う」ようにすることができる。しかし、横方向オフセットを用いると、エナジーチェーンの構成における複雑さが全体的に増加する。
特許文献3および特許文献4による、横方向に後退させて延びるローラを備えた、これと比較してはるかに入念な代替設計の解決策は、明らかに、市場においてそれ自体を確立することができていない。
垂直方向に後退し、かつ延びるローラ、すなわち、狭い側部に対して後退され得るローラを用いる、技術的に複雑な、したがって、維持するのに手間がかかり、障害が起きやすい解決策が同様に知られている。
ローラが互いに遭遇するのを回避するために、特許文献5は、ローラが、側方リンクプレート上で、その中で変位可能に支持され、かつ重力によって垂直方向に調整されることを提案する。ローラを備えるチェーンリンクが、下側ストランドに位置する場合、ローラが、リンクプレートの狭い側部を越えて突き出すことはない。チェーン・リンクプレートが、上側ストランドにあるときに限って、ローラは、下側ストランドの方向に、リンクプレートの狭い側部を越えて突き出す。
特許文献6は、ばね荷重式の調整機構を用いた解決策を提案する。ローラが、上側ストランドに位置するとき、支持ホイールまたはローラは、調整ばねによって、チェーンリンク本体の内側の位置へと後退させることができる。ローラが、下側ストランドに位置するとき、ローラは、反対側の上側ストランドを搬送するために、ばね荷重に抗して狭い側部を越えて突き出す位置へと移動される。ここで、調整デバイスは、作動器によりローラを変位させ、作動器は、反対側の狭い側部上に突き出ており、ローラを他方の側に突き出せるようにするために、下側ストランドにおける重さの力により中に押される。
欧州特許第1076784号明細書 欧州特許第1359343号明細書 独国特許出願公開第102004038817号明細書 米国特許第6997412号明細書 独国特許出願公開第102010035352号明細書 欧州特許出願公開第2549144号明細書 欧州特許第2839183号明細書 国際公開第95/04231号
本発明の第1の目的は、したがって、回転する上側ストランドが、最小の雑音および振動生成、かつ低摩耗で移動可能であるエナジーチェーンを作ることであり、設計は、前述の従来技術と比較して、さらに簡単化されるべきである。
この第1の目的は、請求項1から20の一項に記載されたエナジーチェーン、およびそれに対するローラ組立体による第1の態様により達成される。
本発明の独立した第2の態様によれば、特許文献7から知られたローラチェーンのさらなる展開が提案される。これは、例えば、特許文献8から知られるものなど、リンクプレート・ストランドにおいて内側リンクプレートと外側リンクプレートを交互にするためのエナジーチェーンであり、この場合、少なくとも上側ストランドまたは下側ストランドは、エナジーチェーンの変位における回転動作を容易にするために、いくつかのローラを備える。
本発明の独立した第2の目的は、特許文献7によるエナジーチェーンを、高い引張力、またはさらに大きなチェーン長さの場合であっても、これが、増加した実用寿命を有する程度までさらに発展させることである。
この第2の目的は、請求項20から26の一項に記載されたエナジーチェーンおよびエナジーチェーンに対するローラ組立体により、第1の態様とは独立して、第2のそれ自体で発明性のある態様により達成される。
本発明の第1の態様
第1の態様によれば、請求項1のプリアンブルによるエナジーチェーンの場合、少なくとも主要な割合のローラの、好ましくはすべてのローラはそれぞれ、プラスチックから作られたホイール本体を有し、ホイール本体は、ハブ、リム、およびハブとリムを互いに支持するように接続する半径領域を備え、回転動作中の半径方向の衝撃が、半径領域の弾性的な変形性により減衰され得るように、その材厚が特にリムと比べて低減されることが本発明により提案される。この設計処置に起因して、ローラそれ自体は、半径方向に作用する力が生じたとき、特に縁部または対向するローラに遭遇したときは、弾性的に変形し、したがって、それ自体で、衝撃吸収作用を示すことができる。
第1の態様はまた、本発明により構成されたローラを備えた、請求項2のプリアンブルによるローラ組立体に関する。
ローラは、本明細書においては、エナジーチェーンの長手方向セクションの自重を支持し、かつ上側ストランドおよび/または下側ストランドに対する構成に関係なく、純粋に摺動して進むものと比較して、摩耗を低減するために使用されるローラ、特に非駆動のローラとして理解されたい。この場合、いわゆる半径領域は、ホイール本体の構造的な構成要素を備え、それは、ハブとリムの間で半径方向に配置され、これらの間で力を伝えるように働く。ハブは、ローラ本体の中心に配置され、軸受および軸構造に接続されるように働く。ハブは、ここで、軸受に対して、好ましくは、回転軸受に対して固定され、または取外し可能に接続され得る。その他の形で示されない限り、円筒形という用語は、本明細書で、円形の筒状のものの意味で使用されることに留意されたい。
従来設計と比べて材厚を低減することにより、弾性変形に対するローラの抵抗は、半径方向に作用する圧縮力の場合、同様にそれに対応して低減される。プラスチックの適切な選択と組み合わせると、雑音および振動の生成、および摩耗を知覚できるように低減するローラの適切な自己減衰が、このように、高い耐久性にかかわらずさらに達成され得る。
好ましい実施形態では、ハブ、リム、および半径領域を備えるホイール本体は、プラスチックから、特に射出成形による一様な材料から一体に製作される。このために適切なプラスチックは、例えば、熱可塑性エラストマーである。基材として熱可塑性ポリウレタン(TPU)のホイール本体を備えるローラは、この点における試行において、特に耐久性のあることを示した。エラストマーにおいて、特にTPU母材において、ある割合の強化ファイバを、例えば、重量で5〜20%の範囲の強化ファイバを使用することにより、耐久性は、弾性の何らかの破壊的な損失を受けることなく、さらに高めることができる。したがって、ポリアミドまたはナイロンから作られた耐衝撃性のローラに関する同様の耐久性にかかわらず、好ましい減衰作用を達成することができる。
リムそれ自体が、走行面上を回転するための外側回転面を有するとき、かつ/またはハブが、回転軸と同軸に軸受レセプタクルを有する、すなわち、好ましくは、例えば、ゴムタイヤまたはハブインサートなどの別の構成要素が使用されないとき、設計の簡単化が得られる。
半径領域において、材料の軟化、または低減させた材厚を達成するために、一方では、例えば、材料の軟化を、軸方向に円周全体にわたって分散させる、または他方で、例えば、壁厚をほぼ維持しながら、窪みもしくは開口部を、円周方向に、円周にわたって半径領域に分散させるなど、原理的に、いくつかの可能性が存在する。
好ましい実施形態では、半径領域は、両側において軸方向に少なくとも1つのテーパを有する。これは、特にホイール本体の中間面に対して対称的な2つの対向するテーパによって達成され得る。対応するテーパは、いずれの場合においても、少なくとも材厚を低減することに寄与する。この中間面は、本明細書では、ホイール本体を通る回転軸に対して直角な中心の長手方向セクションであることが理解される。このような実施形態では、半径領域は、具体的に、例として、中間面に対して実質的に対称的に延びるホイールディスクのように形成することができ、またはこの周りで曲線状に旋回する(非対称的に)ことができる。
軸方向にテーパを備える実施形態では、半径領域は、リムの対応する軸方向の厚さの33%から60%の範囲にある平均の軸方向厚さ、すなわち、軸方向に測定された壁厚を有するように提供され得る。特に、本明細書では、リムの軸方向の厚さの25%から40%の範囲の最小の軸方向厚さを提供することができる。
好ましくない材料の搭載を回避するために、特にホイールハブから開始して、半径が増加する場合、ホイール本体の半径領域は、最小へと連続的に減少する、かつ/または特に、リムに向けて、このような最小部に境界を接して、連続的に軸方向の壁厚を増加させる軸方向の壁厚を有するのが有利である。この設計の場合特に、半径領域は、所定の曲率半径によって凹形に湾曲した2つの面有することができる。ここで、軸方向に離れた面の曲率半径は、ローラの最大に提供される軸方向の厚さ(すなわち、軸方向の壁厚)よりも大きいことが好ましい。
特に、半径領域の湾曲した面の場合、連続的に湾曲された移行部が、半径領域の各面からリムの内側面へ、かつ/またはハブの外側面へと提供され得る。面がそれにより湾曲する曲率半径よりもはるかに小さい各場合において、このような移行部が移行半径を有する場合、好ましい搭載状態が得られる。
半径領域は、概して、適切な減衰作用を生成するために、ホイール本体の半径方向寸法の十分な割合を示すべきである。長期間の試験において、半径領域が、ホイール本体の少なくとも25%の部分にわたって半径方向に延びる構成が示されている。適切に低減された材厚と組み合わせると、リムにおける動作において生ずる、特に2つのローラが接触するときに生ずる典型的な衝撃状の半径力を吸収するための半径領域の一貫した適切な変形が、このことにより保証され得る。
上記の特徴を適用すると、半径領域は、円周方向において完全に連続的な、または妨害物のない回転対称のリングディスクとして、近似的に、完全なホイールディスクと同様に形成することができる。言い換えると、材厚の低減は、専ら半径方向における修正された壁厚により達成することができ、その場合、円周方向における各半径に対して、事前定義の一貫性のある壁厚を、回転対称に示すことができる。このような設計は、長期間の試験において、特に耐久性があることを示しており、また特に好ましい実施形態であると見なされる。
代替的に、またはこれに加えて、特に減衰作用を高めるために、半径領域は、ほぼホイールリムと同様に、円周方向に、回転対称に配置された、特に軸方向の開口部である、軸方向の窪みを有するように提供され得る。特に開口部であるこのような窪みは、半径領域にスポーク状の半径方向ウェブを形成することができ、それは、主として、リムとハブの間で力を伝達するように働く。スポーク状の半径方向ウェブの間の軟化された、または空いた領域は、一方で、ローラの重量を低減し、他方で、半径方向ウェブそれ自体を含めて、半径領域の変形性を高める。このような実施形態において、円周方向における壁厚は、したがって、回転軸周りの一定の半径で、変化することができる、または完全に妨げられる。
しかし、開口部のない完全なホイールディスクが好ましい。
半径領域において材厚を低減する両方の方法は、射出成形により、かつプラスチックの適切な選択と組み合わせて、比較的容易に、かつ好ましく生産することができ、良好な減衰特性を可能にすることができる。
半径領域に軸方向の開口部を備える実施形態では、これらは、異なる基本形を有することができ、それは、残っているスポーク状の半径方向ウェブそれ自体が、好ましい変形挙動を有するように選択されるべきである。この場合、開口部は、例えば、
− 特に調和した湾曲を備える、半径方向に対して弓形に湾曲して延びる半径方向ウェブを形成するために、三日月形状の基本形を有する、または
− 特に、交互に反対の湾曲を備える、半径方向に対して弓形に湾曲して延びる半径方向ウェブを形成するために、円周方向に交互に、凸形または凹形の2つの基本形態を有する、または
− 不等辺四辺形の半径方向の対称軸に対して半径方向に、または斜めに延びる半径方向ウェブを形成するために、内側に延びる脚、または内側および外側に交互に延びる脚を備えた、対称的な不等辺四辺形に特に対応する台形の基本形を有する
ことができる。
選択された基本形にかかわらず、開口部は、ローラの回転軸に関して回転対称に、半径領域の内側に分布する、または均等に分布する。材料における開口部または窪みの基本形は、特に、実質的に半径方向に延びる主要な延長部を有する、または半径方向に少なくとも支配的な構成要素を有することができる。
変形可能な半径領域を備えるローラの提案される設計は、ローラを、特に機械的に簡単な実証された方法で、チェーンリンク上に配置できるようにする、すなわち、回転軸が、側方リンクプレートに関して静止して保持され、その軸周りで、ローラは、各側方リンクプレート上で回転可能に支持される。従来技術で提案されるローラの側方または垂直の後退および延びに対する複雑かつ障害の起こりやすい調整機構は、したがって、必要ではない。
半径領域における材料の軟化の選択された方法にかかわらず、別の態様により、またはさらなる展開において、断面で、すなわち、回転軸を含む半径方向断面において、対応する面上でリムが回転する回転輪郭が、少なくとも1つの凹形の窪み、および/または少なくとも1つの凸形の隆起部を形成するように提供される。回転輪郭は、したがって、例えば、この横断面において、二重のS曲線の進行を、または同様の輪郭形状を有することができ、それは、2つのローラが接触したとき、さらにわずかな横方向オフセットを達成する、または知られた構造的なオフセットの場合、接触したときの傾斜を低減する。
上記の特徴と組み合わせて、またはそれとは独立して、交互に頂上およびトラフを備えた回転輪郭を、円周方向に波形にすることができる。ここで、トラフおよび頂上は、子午面に対して斜めに向けられていることが好ましい。さらに、ここで、2つの回転対称の輪郭半体が、好ましくは、子午面に対して非対称にオフセットされて提供され得ることが好ましい。
回転輪郭の適切な形状を用いて、特に射出成形により、2次元的に一致する、丸められた輪郭形状を達成することができ、それはさらに、特に上側および下側ストランドにおけるローラが、互いに遭遇したとき、衝撃に対する雑音を減衰する。実質的な雑音要因は、ローラを開く前、および後に、開始スロープまたは「傾斜」を提供できるかどうかにかかわらず、互いに対するローラの可能性のある複数の同時の衝撃により構成されることが示されている。円筒形の完全な輪郭で形成される従来のローラでは、ローラは、いわば、直線的に互いに遭遇し、これは、試験における高速記録によって示されるように、回転ローラのバウンド特性を生ずることになり得る。回転するストランドと、反対側の面との間、特に、反対側のストランドとの間の距離をさらに低減させることなく、「ジャンプさせる」、したがって、雑音および振動を生成させることが、適切な輪郭形状により、大きく低減され得る。
前述の実施形態のそれぞれにおいて、ローラは、ローラを側方リンクプレート上で回転可能に支持するために、ピボット軸受ユニットに対して、特に例えば、ボールベアリングなどの回転軸受に対して、トルクに耐えるようにハブのレセプタクルにより取り付けられることが好ましい。ハブは、ピボット軸受ユニットの外側面上に圧力嵌めおよび形状嵌め接続を行うために、またはトルクに耐えるように固定するために、特に突起および/または窪みを備えた、支配的な円筒形の内側面上に取付け輪郭を有することが好ましい。
ローラは、旋回ジョイント上に取り付けられたピボット軸受ユニットにより支持され得るが、それは、2つの隣接する側方リンクプレートによって形成され、かつこれらを、旋回可能に互いに可撓性を有するように接続する。ここで、側方リンクプレートは、ローラが、側方リンクプレートの重複する側壁領域の間に受け入れられる対応する窪みをそれぞれが有することが好ましい。したがって、ローラは、ピボット軸受ユニットと共に、保護された状態で、側方リンクプレートの側壁領域間に受け入れられ、狭い側部において外方向にわずかに突き出ているに過ぎない。
しかし、本発明によるローラは、特に上側ストランドが、下側ストランド上で意図されるように回転できるエナジーチェーンに対して適切なだけではない。この場合、ローラが回転する走行面は、反対側のストランドに面する側方リンクプレートの狭い側部により形成することができる。しかし、例えば、ガイドトラフの支持する走行面など別のタイプの支持構造上を回転するときであっても、本発明の第1の態様は、最初に引用した利点を提供する。
上記の本発明の第1の態様によるローラは、一般に、ローラを備える任意のエナジーチェーンで使用することができる。
第2の態様
独自の発明と見なされ、かつ独立して請求される第2の態様によれば、対向するリンクプレートに内側リンクプレートと外側リンクプレートを交互に備える請求項20のプリアンブルによるエナジーチェーンの場合、各ローラは、それぞれ、第1の外側リンクプレートおよび隣接する第2の外側リンクプレートを備える、互いに対して旋回可能な1対の2つの外側リンクプレート上に配置されること、また1対の外側リンクプレートの可撓性のある接続は、第1の外側リンクプレートと一体に成形される接合ピンと、第2の外側リンクプレートにより形成される対応する接合マウントとを備え、接合ピンは接合マウントに係合し、かつその中で旋回可能であることが、本発明により完全に提供される。
別個にねじ止めされたカバー(その図1cを参照)が接合ピンを形成する特許文献7による可撓性のある接続と比較して、エナジーチェーンの高い引張力、またはより大きい最大長さの場合、上記の第2の態様により、増加した実用寿命を実現することができる。
ここで、接合マウントは、特に1つのスリーブ状の環状突起部により形成することができ、それは、旋回軸と同軸であり、また引張りを強化したリンクプレートと一体に製作され、したがって、強固なものである。ローラは、この場合、旋回軸と同軸のその回転軸と回転可能に支持され、かつこの環状突起部に嵌合され得る。このために、ローラは、特にピボット軸受ユニットを用いて、環状突起部に回転可能に取り付けることができ、その場合、ローラは、トルクに耐えるようにピボット軸受ユニットの第1のリングに取り付けられ、ピボット軸受ユニットは、相対的に回転可能な第2のリングにより、トルクに耐えるように外側リンクプレートの環状突起部の外周に取り付けられる。後者は、特に圧入嵌め、または同様のものにより、ねじ接続を使用することなく達成することができる。
第2の態様の有利なさらなる展開において、エナジーチェーンは、すべてのチェーンリンクに対して一貫性のある間隔を有しており、ここにおいて、1対の外側リンクプレートの旋回軸の位置は、この間隔の長手方向に対応すること、および1対の外側リンクプレートの旋回軸は、リンクプレートの中心平面と比較して、それぞれ対向するストランドの方向に、リンクプレートの高さに関して、高さがさらにオフセットされていることが提供される。言い換えると、隣接する内側リンクプレートへの接続の旋回軸と比較して、ローラを備える1対の2つの外側リンクプレートは、ローラの適切な移行を容易にするために、リンクプレートの高さの方向にオフセットを有し、その回転軸は、高さがオフセットされた旋回軸と同軸である。
エナジーチェーンの長手方向に対して横断的な横方向の安定性を高めるために、さらなる展開は、ローラを有する1対の隣接する外側リンクプレートが、互いに二重の「溝形(tongue and groove)」に配置されることを提供する。このために、1対の隣接する外側リンクプレートの一方が、旋回面に対して平行に延びる第1のガイド溝を有すること、1対の他方の外側リンクプレートが、特に旋回角全体にわたって、旋回面に平行に延びる第1のガイド部分を有するガイド溝に係合すること、1対の他方の外側リンクプレートが、旋回面に平行に延びる第2のガイド溝を有すること、および1対の一方の外側リンクプレートが、特に旋回角全体にわたって、第2のガイド溝において旋回面に平行に延びる第2のガイド部分と係合することが提供されることが好ましい。2つのガイド部分を両方のガイド溝に係合させることにより、特許文献7と比較して、向上した横方向の安定性が、ローラを備える組立体において達成され得る。
組立を簡単化し、かつ係合作用を高めるために、1対の隣接する外側リンクプレートの一方は、別個に嵌合されるカバー部分を備えることが好ましく、カバー部分は、第1のガイド溝の側方限界を形成する。
最後に、第2の態様はまた、請求項26によるエナジーチェーンに対するローラ組立体に関する。これは、第1の外側リンクプレートおよび第2の外側リンクプレートの2つの対向する対をそれぞれ備え、それらは、クロスウェブによって平行に保持され、かつ互いの方向に旋回可能であり、また旋回軸と同軸のローラを有する。ローラ組立体は、両方の対向するリンクプレート・ストランドで使用され得る、ちょうど2つの異なって構成されたリンクプレート部分から構成され得る点を特徴とする。第1の2つの外側リンクプレート、および第2の2つの外側リンクプレートは、したがって、それぞれ同一に製作される。したがって、合計で4つのリンクプレート部分は、ローラを有する組立体を実現するためにもはや必要ではない。
本発明の第2の態様による相補的な外側リンクプレートの対は、交互に内側リンクプレートと外側リンクプレートを備えるエナジーチェーンの既存の、市場で得られる設計と互換性があるように構成される。言い換えると、ローラの回転軸から離れた外側リンクプレートの重複する領域は、特許文献7ですでに述べられた、知られた内側リンクプレートと互換性がある。
本発明の両方の態様に関して、各ローラ組立体は、同軸にまたは位置合せされた回転軸を備える正確に2つのローラを、すなわち、各ローラ組立体においてリンクプレート・ストランド側ごとに1つのローラを有することが好ましい。ローラの長さに関連する数は、ローラ組立体をモジュール式に使用することができ、かつ既存のエナジーチェーンと互換性があるので、特定の用途に対して任意選択で適合させることができる。
本発明の第2の態様の特徴は、第1の態様のものと組み合わせると有利であり得る。
本発明のさらなる細部、特徴、および利点は、添付図を参照する好ましい例示的な実施形態の以下の詳細な記述から得られる。
ローラを備える回転するエナジーチェーンの概略的な側面図である。 第1の態様による本発明のローラであり、第1の例示的な実施形態の側面図(図2(A))、断面線A−Aによる横断面図(図2(B))、横断面の拡大図(図2(C))、および長手方向断面図(図2(D))である。 第2の例示的な実施形態による本発明のローラの側面図である。 第3の例示的な実施形態による本発明のローラの部分的な側面図である。 第3の例示的な実施形態による本発明のローラを拡大した横断面図である。 第4の例示的な実施形態による本発明のローラの側面図である。 第5の例示的な実施形態による本発明のローラの側面図である。 別の例示的な実施形態による相互に作用する回転輪郭の横断面図である。 別の例示的な実施形態による回転輪郭の横断面図である。 別の例示的な実施形態による回転輪郭の正面図(図9(A))、正面図の拡大図(図9(B))、および部分的な側面図(図9(C))である。 第2の態様による2つの本発明の外側リンクプレートの、外側から見た斜視図である。 第2の態様による2つの本発明の外側リンクプレートの、内側から見た斜視図である。
図1は、いくつかのチェーンリンク2が互いに可撓性を有して接続された、ホース、ケーブル、または同様なもの(図示せず)など、ラインをガイドするためのエナジーチェーン1を示しており、そのそれぞれは、互いに平行な側方リンクプレート(図10A〜10Bを参照)と、知られた設計のこれらを接続するクロスウェブ(図示せず)とを備える。エナジーチェーンは、前後に変位可能であり、このプロセスにおいて、上側ストランド3、下側ストランド4、およびこれらを接続する偏向領域5を変化可能に形成する。図1の例では、ローラ20は、上側ストランド3および下側ストランド4の選択されたチェーンリンク2上で、規則的な間隔で設けられている。ローラ20は、それぞれ対向するストランド3または4の方向に、側方リンクプレートの狭い側部を越えて突き出すように構成される。エナジーチェーン1が変位したとき、ローラ20は、したがって、一方で、下側ストランド4上で、さらに、例えば、ガイドトラフなどの別の支持面6上で、上側ストランド3の回転動作を容易にする。以下でさらに詳細に説明されるローラ20の設計を除き、第1の態様によるエナジーチェーン1は、任意の知られた設計を有することができる。
図2は、本発明によるローラ20の第1の例示的な実施形態を示す。ローラ20は、一様な材料から、また例えば、射出成形により、プラスチックから一体に製作される。
回転軸受(図10A〜図10Bを参照)など、ここでは示されていない軸受ユニットに加えて、ローラ20は、ハブ21、リム22を備え、かつハブおよびリムを接続する半径領域23を備えるプラスチックから作られたホイール本体を有し、ここにおいて、ハブ21、リム22、および半径領域23は一体から製作される。図2(C)から最もよく分かるように、半径領域23の材厚、ここでは特に軸方向の壁厚は、リム22およびハブ21の軸方向寸法T1と比較して、知覚できる程度に低減される。ローラ20のホイール本体は、したがって、半径領域23の弾性的な変形性により半径方向の衝撃を減衰する、すなわち、ローラ20それ自体は、固有の衝撃吸収作用を有する。このために、中間面B−Bに対して対称的に両側において、軸方向のテーパ付け24が行われ、材厚を実質的に低減させる。半径領域23の壁厚を狭くすること、またはテーパを付けることは、半径R3によって形成され、そのために、R3>>T1、およびR3>>W1が適用され、W1は、ハブ21の内側面から、リム22の外側面までのホイール本体の半径方向の全体寸法である。半径領域の対向する面25は、したがって、曲率半径R3により凹形に湾曲する。半径方向に中央の領域では、半径領域23は、例えば、T2=T1の25〜35%である、T2<<T1の最小壁厚を有する。半径領域23の中心の軸方向厚さは、したがってまた、外側の軸方向寸法に対して大幅に低減される。図2(C)がさらに示すように、軸方向の壁厚は、最小値T2を備える領域から、半径方向内側および外側に、連続的に増加する。さらに、半径領域23の各面25から、リム22の内側面、およびハブ21の外側面へと、R2<<R3である、大幅に小さい移行半径R2に対応する連続的に湾曲した移行部が提供される。最後に、ハブ21およびリム22の反対側の面に向けて、R2と同様に寸法が付された半径R1に従って、逆の丸み付けが行われる。半径領域23、ハブ21、およびリム22の間で得られた鋭い縁の移行部の回避は、半径領域23の変形性に対して有利である。さらに、低減された壁厚を備える半径領域23が、半径方向寸法W1の少なくとも25%の半径方向セクションW2にわたり少なくとも延びる場合、有利である。
その耐久性のため特に好ましい図2による例示的な実施形態では、ローラ20は、図2(A)の側面図が示すように、円周方向に妨げるものがなく連続しており、回転軸Rに対して回転対称であるリングとして形成される、軸方向に狭くした半径領域23を備える。
しかし、図2による設計は、増加させた変形性または減衰作用が望ましい場合、図3〜図6による軸方向の開口部と組み合わせることができる。図3〜図6におけるハブおよびリムの設計は、図2によるものに対応することができるが、繰り返して述べることはない。
図3は、半径領域33に複数の軸方向の開口部37A、37Bを備えるローラ30の例示的な実施形態を示す。円周方向に交互にある開口部37A、37Bはそれぞれ、異なる基本形を有しており、開口部37Aに対しては、実質的に偏円の楕円形で凸形の基本形であり、開口部37Bに対しては、ほぼT字形に丸みを付けた凹形の基本形を有する。開口部37A、37Bの対になった基本形は、半径領域33において、弓の形状に湾曲した半径方向ウェブ38A、38Bを形成するように選択され、そのウェブは、対称的に延びるが、開口部37A、37Bの対称半径に関して反対に湾曲する。ここで、半径方向ウェブ38A、38Bは、事前に曲げられたホイール・スポークと同様に動作し、ホイール・スポークは弾性的に変形し、したがって、リムの外側に半径方向の力が生じた場合の減衰を向上させる。
図4は、同様のローラ30の例示的な実施形態を示しており、複数の軸方向の開口部47が、半径領域43において、円周方向にわたって一様に分散されている、ここで、例えば、約25〜30のいくつかの開口部47である。ここで、開口部は、中間面において、かつ側面図で、三日月形状の基本形を有しており、したがって、図3と同様の作用に一致するようにそれぞれ湾曲した半径方向ウェブ48を形成する。開口部47の形状は、半径方向ウェブ48が、円周方向に実質的に一貫した厚さを有し、かつ両端にあるリムおよびハブへと連続的に移行するように選択される。図4Bは、図2からの原理による半径領域のテーパ付けを開口部47と組み合わせたものを示している。図4Bは、リム上で外側に凸形に湾曲した回転面をさらに示している。
図5〜図6によるローラ50および60の変形形態は、同様に、各軸方向の開口部の形状によるものに限って異なる。図5では、外側および内側に交互に延びる台形の開口部57A、57Bが、基本形として、半径に対して対称的な2つの等しい辺を有する不等辺四辺形を備えて、円周方向に提供される。このため、半径方向ウェブ58は、半径に対してわずかに斜めの状態にあり、したがって、対で見たとき、互いの方向に、または外方向に離間するように延びる。図6では、開口部67はそれぞれ、内側方向に収束する同一の台形形状を有し、したがって、これにより、残っている半径方向ウェブ68は、技術的に半径方向に延びる。ローラ50およびローラ60、ならびにそれらのハブおよびリムの半径領域は、その他の点では、図2からの原理に従って同様に構成することができる。
図7〜図9は、リム72、82、および92を通して、回転走行面(回転輪郭)の異なる輪郭を横断面で示しており、その他のホイール本体の構成は、上記の例示的な実施形態の1つに対応することができる。
図7では、回転輪郭79は、中間面に対して中央に凹形の窪みを有し、かつ外側において、中間面に対称的に、凹形の窪みと対に、または一致するように形成された2つの凸型の隆起部を有する。図7で示されるように、互いに接触する2つのローラ70を横方向にオフセットすることにより、ストランド間の間隔における傾斜が低減される、または完全に回避され得る。ここで、回転輪郭79は、対応する横方向オフセットを自律的に引き起こすことができる。
図8は、回転輪郭89を示しており、その動作原理は同様であるが、端面上の2つのより強く目立つ凸形の隆起部により、向上させた減衰作用が達成され得る。
図9(A)〜図9(C)は、別の回転輪郭99を示す。この回転輪郭99は、頂上99Aおよびトラフ99Bを交互に備えた状態で、円周方向に波形になっている。この場合、図9(A)〜図9(B)が示すように、頂上99Aおよびトラフ99Bは、その側面が子午面に対して斜めの角度になるように向けられている。さらに、回転輪郭99は、それぞれ、円周方向に関して回転対称であるが、子午面に対して、波の長さの半分だけ非対称にオフセットされる2つの輪郭半体からなり、したがって、軸方向に、一方の輪郭半体の頂上99Aまたはトラフ99Bは、他方の輪郭半体のトラフまたは頂上の反対側にある(図9(C))。さらなる減衰作用は、この回転輪郭により達成される。
図2に戻ると、ローラ20のハブ21は、回転軸Rに関して実質的に円筒形のレセプタクル26を形成し、それを用いて、ハブ21は、トルクに耐えるようにピボット軸受ユニットに取り付けられる(図10A)。このために、ハブ21は、内側面に、ピボット軸受ユニットの外側面に圧力嵌めおよび形状嵌め接続を行うための、特に突起部26Bおよび/または窪みである取付け輪郭26Aを有する。
図10A〜図10Bは、本発明の独立した第2の態様を示し、ここにおいて、第1の態様によるローラ20を、任意選択で使用することができる。
図10A〜図10Bでは、1対の相互に作用する、隣接する外側リンクプレート110、120が示されており、互いに旋回可能に接続される。第1の外側リンクプレート110において、横方向に突き出した、実質的に円筒形の接合ピン111が、これと一体に形成される。これは、第2の外側リンクプレート120上の対応する接合マウント121と共に旋回ジョイントを形成するように働き、2つの側方リンクプレート110、120の間で旋回可能な、可撓性のある接続を形成する。第2の外側リンクプレート120のこの接合マウント121は、旋回軸と同軸のスリーブ状の環状突起部122により形成され、その突起部は、第2の外側リンクプレート120と一体に製作される。ここに図示されていない組み立てられた状態において、接合ピン111は、したがって、接合マウント121内に回転可能に支持され、したがって、外側リンクプレート110、120は、互いに対して旋回可能になる。旋回可能な可撓性のある接続をさらに補強するために、第2の外側リンクプレート120は、同軸の中心ピン123を有し、中心ピン123は、接合ピン111における円筒形の開口部113内に旋回可能に係合する。
ローラ20は、ここでは、ボールベアリングである軸受ユニット130により、第2の外側リンクプレート120の環状突起部122上の第1および第2の軸受リング131、132に対して、回転可能に取り付けられる。このために、ハブは、第1のリング131に、例えば、圧力嵌めまたは形状嵌めにより、トルクに耐えるように取り付けられ、また第2のリング132は、例えば、圧入嵌めまたは同様のものにより、環状突起部122上にトルクに耐えるように取り付けられる。
第1の外側リンクプレート110は、旋回面に対して平行に延びる第1のガイド溝141を有し、その溝の中で、1対の第2の外側リンクプレート120は、特に旋回角全体にわたって、旋回面に対して平行に延びる第1のガイド部分151と係合する。第2の外側リンクプレート120は、例えば、ねじ接続により、別個に取り付けられるカバー部分160によって、旋回面に対して平行に延びる第2のガイド溝142を形成する。第1の外側リンクプレート110は、旋回面に対して平行に延びる別の第2のガイド部分152を有し、その部分は、横方向の安定性を高めるために、特に旋回角全体にわたって、第2のガイド溝に係合する。
ここで、ローラ20および軸受ユニット130の回転軸Rは、両方の側方リンクプレート110、120に関して固定される、すなわち、これは接合ピン111、および接合マウント121などにより事前に画定された旋回軸と同軸である。
図1〜図2
1 エナジーチェーン
2 チェーンリンク
3、4 上側ストランドおよび下側ストランド
5 偏向領域
20 ローラ
21 ハブ
22 リム
23 半径領域
24 テーパ付けまたは狭くすること
25 面
26 レセプタクル(ピボット軸受ユニットに対して)
26A 取付け輪郭
26B 突起部/窪み
29 走行面
R 回転軸
R1、R2、R3 半径
T1、T2 軸方向の壁厚
図3〜図6
30、40、50、60 ローラ
33、43 半径領域
49 走行面
37A、37B、47、57A、57B、67 軸方向の開口部
38A、38B、48、58、68 半径方向ウェブ
図7〜図9
72、82、92 リム
79、89、99 走行面または回転輪郭
99A、99B 頂上およびトラフ
図10A〜図10B
110、120 外側リンクプレート
111 接合ピン
113 (中心)開口部
121 接合マウント
122 環状突起部
123 中心ピン
130 軸受ユニット(ボールベアリングを備える)
131、132 軸受リング
141 第1のガイド溝
142 第2のガイド溝
151 第1のガイド部分
152 第2のガイド部分
160 カバー部分(横断する固定部分として)
本発明は、一般に、ローラを備えるエナジーチェーンに関する。エナジーチェーンは、ホース、ケーブル、または同様のものなどのラインを、能動的に、または動的にガイドするために使用され、また通常、互いに可撓性を有して接続され、かつ互いに平行な側方リンクプレートとこれらを接続するクロスウェブとが主である個々の構成要素から作られたいくつかのチェーンリンクを有する。エナジーチェーンは、上側ストランド、下側ストランド、および所定の曲率半径でこれらを接続する偏向領域を形成するように変位可能である。
国際公開第2017/086134号パンフレットは、各第2のチェーンリンク上にガイドローラを備えるエナジーチェーンを開示しており、ガイドローラは、チェーンの長手方向に対して横断方向に突き出ており、ガイドレールのガイド溝内に受け入れられる。ローラは、チェーンをガイドするために使用される。
ローラを備えたこの種の汎用のエナジーチェーン(いわゆるローラチェーン)は、すでに知られている。本出願人の特許文献1、および特許文献2による十分に実証された構成が、図1で概略的に示されている。特許文献3において、ローラが、側方リンクプレートの狭い側部からわずかに突き出るさらなるローラチェーンが開示される。
特許文献および特許文献による、横方向に後退させて延びるローラを備えた、これと比較してはるかに入念な代替設計の解決策は、明らかに、市場においてそれ自体を確立することができていない。
ローラが互いに遭遇するのを回避するために、特許文献は、ローラが、側方リンクプレート上で、その中で変位可能に支持され、かつ重力によって垂直方向に調整されることを提案する。ローラを備えるチェーンリンクが、下側ストランドに位置する場合、ローラが、リンクプレートの狭い側部を越えて突き出すことはない。チェーン・リンクプレートが、上側ストランドにあるときに限って、ローラは、下側ストランドの方向に、リンクプレートの狭い側部を越えて突き出す。
特許文献は、ばね荷重式の調整機構を用いた解決策を提案する。ローラが、上側ストランドに位置するとき、支持ホイールまたはローラは、調整ばねによって、チェーンリンク本体の内側の位置へと後退させることができる。ローラが、下側ストランドに位置するとき、ローラは、反対側の上側ストランドを搬送するために、ばね荷重に抗して狭い側部を越えて突き出す位置へと移動される。ここで、調整デバイスは、作動器によりローラを変位させ、作動器は、反対側の狭い側部上に突き出ており、ローラを他方の側に突き出せるようにするために、下側ストランドにおける重さの力により中に押される。
欧州特許第1076784号明細書 欧州特許第1359343号明細書 独国実用新案第202012003908号明細書 独国特許出願公開第102004038817号明細書 米国特許第6997412号明細書 独国特許出願公開第102010035352号明細書 欧州特許出願公開第2549144号明細書 欧州特許第2839183号明細書 国際公開第95/04231号
本発明の独立した第2の態様によれば、特許文献から知られたローラチェーンのさらなる展開が提案される。これは、例えば、特許文献から知られるものなど、リンクプレート・ストランドにおいて内側リンクプレートと外側リンクプレートを交互にするためのエナジーチェーンであり、この場合、少なくとも上側ストランドまたは下側ストランドは、エナジーチェーンの変位における回転動作を容易にするために、いくつかのローラを備える。
本発明の独立した第2の目的は、特許文献によるエナジーチェーンを、高い引張力、またはさらに大きなチェーン長さの場合であっても、これが、増加した実用寿命を有する程度までさらに発展させることである。
別個にねじ止めされたカバー(その図1cを参照)が接合ピンを形成する特許文献による可撓性のある接続と比較して、エナジーチェーンの高い引張力、またはより大きい最大長さの場合、上記の第2の態様により、増加した実用寿命を実現することができる。
エナジーチェーンの長手方向に対して横断的な横方向の安定性を高めるために、さらなる展開は、ローラを有する1対の隣接する外側リンクプレートが、互いに二重の「溝形(tongue and groove)」に配置されることを提供する。このために、1対の隣接する外側リンクプレートの一方が、旋回面に対して平行に延びる第1のガイド溝を有すること、1対の他方の外側リンクプレートが、特に旋回角全体にわたって、旋回面に平行に延びる第1のガイド部分を有するガイド溝に係合すること、1対の他方の外側リンクプレートが、旋回面に平行に延びる第2のガイド溝を有すること、および1対の一方の外側リンクプレートが、特に旋回角全体にわたって、第2のガイド溝において旋回面に平行に延びる第2のガイド部分と係合することが提供されることが好ましい。2つのガイド部分を両方のガイド溝に係合させることにより、特許文献と比較して、向上した横方向の安定性が、ローラを備える組立体において達成され得る。
本発明の第2の態様による相補的な外側リンクプレートの対は、交互に内側リンクプレートと外側リンクプレートを備えるエナジーチェーンの既存の、市場で得られる設計と互換性があるように構成される。言い換えると、ローラの回転軸から離れた外側リンクプレートの重複する領域は、特許文献ですでに述べられた、知られた内側リンクプレートと互換性がある。

Claims (26)

  1. 互いに平行な側方リンクプレート、およびこれらを接続するクロスウェブをそれぞれが備え、互いに可撓性を有するように接続されるいくつかのチェーンリンク(2)を備えた、ホース、ケーブル、または同様のものなどのラインをガイドするためのエナジーチェーン(1)であって、前記エナジーチェーンは、上側ストランド(3)、下側ストランド(4)、およびこれらを接続する偏向領域(5)を形成するように変位可能であり、前記上側ストランド(3)および/または前記下側ストランド(4)の少なくともいくつかのチェーンリンク上にローラ(20)が設けられ、該ローラ(20)は、前記エナジーチェーン(1)が変位したとき、回転動作を容易にするために、それぞれ対向するストランドの方向に、前記側方リンクプレートの狭い側部を少なくともわずかに越えて突き出すように構成される、前記エナジーチェーン(1)は、
    前記ローラ(20)が、ハブ(21)、リム(22)、ならびにハブおよびリムを接続する半径領域(23)を備える、プラスチックから作られたホイール本体を備え、その領域の材厚(T2)は、前記回転動作中の半径方向の衝撃が、前記半径領域の弾性的な変形性によって減衰され得るように、前記リムと比較して低減される、エナジーチェーン(1)。
  2. 互いに対して可撓性を有するように接続され、それぞれが2つの狭い側部を備える1対の2つの側方リンクプレートと、エナジーチェーンが変位したとき、回転動作を容易にするために、前記側方リンクプレートの狭い側部を少なくともわずかに越えて突き出すように構成される、前記側方リンクプレートの対上に構成されるローラとを備える、エナジーチェーンのためのローラ組立体であって、前記ローラが、ハブ(21)、リム(22)、ならびにハブおよびリムを接続する半径領域(23)を備える、プラスチックから作られたホイール本体を備え、その領域の材厚(T2)が、前記回転動作中の半径方向の衝撃が、前記ローラの前記半径領域の弾性的な変形性によって減衰され得るように、前記リムと比較して低減される、ローラ組立体。
  3. ハブ、リム、および半径領域を備える前記ホイール本体は、プラスチックから、好ましくは、熱可塑性エラストマーから、かつ/または一様な材料から、射出成形により一体に製作される、請求項1または2に記載のデバイス。
  4. 前記リム(22)は、走行面上を回転するための外側回転面を備え、また前記ハブ(21)は、回転軸(R)と同軸の軸受レセプタクルを備える、請求項3に記載のデバイス。
  5. 前記半径領域(23)は、軸方向に両側にそれぞれ、少なくとも1つのテーパ付け(24)を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記半径領域は、前記リム(22)の軸方向厚さの33%から60%の範囲にある平均軸方向厚さ、特に、前記リム(22)の前記軸方向厚さの25%から40%の範囲の最小軸方向厚さを有する、請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記半径領域は、前記ホイール本体の半径を増加させるにつれて、連続的に最小値(T2)へと減少し、次いで連続的に増加する軸方向の壁厚を有する、請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記半径領域は、曲率半径(R3)に従って凹形に湾曲した面(25)を有し、前記曲率半径(R3)は、前記ローラの最大の軸方向厚さ(T1)よりも大きいことが好ましい、請求項7に記載のデバイス。
  9. 連続的に湾曲した移行部(R1)は、前記半径領域の各面(25)から、前記リム(22)の内側面へ、かつ/または前記ハブ(21)の外側面へと設けられ、前記移行部は、特に前記曲率半径よりも大幅に小さい移行半径(R1)を有する、請求項1から8のいずれか一項に、特に請求項7および8に記載のデバイス。
  10. 前記半径領域は、前記ホイール本体の半径方向寸法(W1)の少なくとも25%の割合(W2)にわたって半径方向に延びる、請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 前記半径領域(23)は、円周方向に連続する回転対称のリングディスクとして形成される、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. 前記半径領域は、ホイールリムと同様に、円周方向に回転対称に構成された軸方向の窪み、特に軸方向の開口部を備え、前記窪みは、前記半径領域にスポーク状の半径方向ウェブ(38A、38B、48、58、68)を形成する、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
  13. 前記ローラ(20)は、前記側方リンクプレートに対して静止して保持された回転軸(R)を用いて、各側方リンクプレート上で回転可能に支持される、請求項1から12のいずれか一項に記載のデバイス。
  14. 回転輪郭(79、89)は、横断面において、少なくとも1つの凹形の窪み、および/または少なくとも1つの凸形の隆起部を形成する、請求項1から13のいずれか一項に、特に請求項4に記載のデバイス。
  15. 前記回転輪郭(99)は、子午面に対して好ましくは斜めに方向付けられた交互の頂上(99A)およびトラフ(99B)を用いて、円周方向に波形になっており、2つの回転対称の輪郭半体が、前記子午面に対して非対称にオフセットされることが好ましい、請求項1から13のいずれか一項に、特に請求項4に記載のデバイス。
  16. 前記ホイール本体は、熱可塑性エラストマーから、特にTPUから、好ましくは、繊維強化TPUからの一様な材料で製作される、請求項1から15のいずれか一項に記載のデバイス。
  17. 前記ローラは、前記ハブの前記レセプタクル(26)により、トルクに耐えるようにピボット軸受ユニットに取り付けられ、これにより、前記ローラは、側方リンクプレート上で回転可能に支持され、前記ハブは、前記ピボット軸受ユニットの外側面に対して圧力嵌めおよび形状嵌め接続を行うために、特に突起部(26B)および/または窪みを備えた取付け輪郭(26A)を内側面上に備えることが好ましい、請求項1から16のいずれか一項に、特に請求項4に記載のデバイス。
  18. 前記ローラは、旋回ジョイント上に取り付けられたピボット軸受ユニットにより支持され、前記旋回ジョイントは、2つの隣接する側方リンクプレートによって形成され、かつこれらを、互いに旋回可能に可撓性を有するように接続し、前記側方リンクプレートはそれぞれ、前記ローラが、前記側方リンクプレートの重複する側壁領域の間に受け入れられる対応する窪みを有することが好ましい、請求項1から17のいずれか一項に記載のデバイス。
  19. 前記上側ストランド(3)は、前記下側ストランド(4)の上で回転することができ、また前記ローラ(20)に対する走行面は、対向するストランドに面する前記側方リンクプレートの狭い側部により形成される、請求項1から18のいずれか一項に記載のエナジーチェーン。
  20. 可撓性のある接続によって互いに旋回可能に接続された、内側リンクプレートおよび外側リンクプレートを交互に備える2つのリンクプレート・ストランドを備えた、ホース、ケーブル、または同様のものなど、ラインをガイドするためのエナジーチェーンであって、前記外側リンクプレートの少なくともいくつかは、前記外側リンクプレートを互いに平行にそれぞれ保持するクロスウェブを有し、また前記エナジーチェーンは、上側ストランド、下側ストランド、およびこれらを接続する偏向領域を形成するように変位可能であり、少なくとも前記上側ストランド、および/または前記下側ストランドは、前記エナジーチェーンが変位したとき、回転動作を容易にするために、それぞれ対向するストランドの方向に少なくともわずかに越えて突き出すように構成されるいくつかのローラを備える、前記エナジーチェーンは、
    各ローラが、第1の外側リンクプレート(110)および隣接する第2の外側リンクプレート(120)を備えた、互いに対して旋回可能な1対の2つの外側リンクプレート(110、120)上にそれぞれ配置され、また前記1対の外側リンクプレートの前記可撓性のある接続は、前記第1の外側リンクプレート(110)と一体に形成される接合ピン(111)、および前記第2の外側リンクプレート(120)により形成される対応する接合マウント(121)を備え、前記接合ピン(111)は、前記接合マウント(121)に係合し、かつその中で旋回可能である、エナジーチェーン。
  21. 前記第2の外側リンクプレートは、前記旋回軸と同軸のスリーブ状の環状突起部(122)を有し、その突起部は、前記接合マウント(121)を形成し、その上に、前記ローラが、前記旋回軸と同軸のその回転軸で回転可能に支持される、請求項20に記載のエナジーチェーン。
  22. 前記ローラは、特に圧入嵌めにより(ねじ接続を行わず)、ピボット軸受ユニットの第1のリング上にトルクに耐えるように取り付けられ、前記ピボット軸受ユニットは、前記外側リンクプレートの前記環状突起部の外周に、トルクに耐えるように相対的に回転可能な第2のリングにより取り付けられる、請求項21に記載のエナジーチェーン。
  23. 前記エナジーチェーンは一様な間隔を有し、また前記1対の外側リンクプレートの前記旋回軸の位置は、長手方向で、前記間隔に対応し、かつ前記それぞれ対向するストランドの方向に、中心面に対して前記リンクプレートの高さに関して、高さでオフセットされる、請求項20、21、または22に記載のエナジーチェーン。
  24. 前記1対の前記隣接する外側リンクプレートの一方は、前記旋回軸に平行に延びる第1のガイド溝を有し、前記1対の他方の外側リンクプレートは、特に旋回角全体にわたって、前記旋回軸に平行に延びる第1のガイド部分と前記ガイド溝にて係合し、前記1対の他方の外側リンクプレートは、前記旋回面に平行に延びる第2のガイド溝を有し、また前記1対の一方の外側リンクプレートは、前記第2のガイド溝で、特に前記旋回角全体にわたって、前記旋回面に平行に延びる第2のガイド部分と係合する、請求項21から23のいずれか一項に記載のエナジーチェーン。
  25. 前記1対の前記隣接する外側リンクプレートの一方は、別個に適用される、ガイド溝の側方限界を形成するカバー部分を備える、請求項21から24のいずれか一項に記載のエナジーチェーン。
  26. 互いに対して旋回可能であり、かつ前記旋回軸と同軸のローラを備える第1および第2の外側リンクプレートの、クロスウェブによって平行に保持される2つの対向する対をそれぞれ備え、前記2つの第1の外側リンクプレート、および前記2つの第2の外側リンクプレートが、それぞれ、同一に製作される、請求項21から24のいずれか一項に記載のエナジーチェーンに対するローラ組立体。
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