JP2020533501A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

ロック装置、特にロックシリンダであって、コア収容部を有するベース本体と、回転軸を中心に回転可能にベース本体のコア収容部に受け入れられ、ロック装置に関連付けられたキーのためのキー溝を有するシリンダコアと、キー溝内に部分的に突出し、特に関連付けられたキーによって、シリンダコアを解放する構成に配置されていない場合、シリンダコアの通常位置にあるシリンダコアを、通常位置から外れる回転に抗してブロックするように構成されている、複数のタンブラー(21)と、を有する。シリンダコアは、移動可能に支持され、回転軸に対して径方向外向きに予荷重を加えられており、関連付けられたキーによって、予荷重に抗して中立位置に保持されるように構成されている、ブロッキング要素を有する。コア収容部の内側表面には当接部が形成され、当接部により、通常位置とは異なるシリンダコアの限界位置が規定され、限界位置まで、シリンダコアは、タンブラーの解放構成において、通常位置から開始して自由に回転可能であり、限界位置において、ブロッキング要素は、中立位置にない場合、当接部に当接して、限界位置を超えるシリンダコアの回転をブロックする。【選択図】図1a

Description

本発明は、コア収容部を有するベース本体と、回転軸を中心に回転可能にベース本体のコア収容部に収容され、ロック装置に関連付けられたキーのためのキー溝を有するシリンダコアと、キー溝内に部分的に突出し、特に関連付けられたキーによってシリンダコアを解放する構成に配置されていない場合、シリンダコアの通常位置にあるシリンダコアを通常位置から外れる回転に抗してブロックするように構成されている、複数のタンブラーと、を有するロック装置に関する。
かかるロック装置は、特に、例えばドアで使用するためのロックシリンダとして構成することができ、その場合、ベース本体は、シリンダコアのためのシリンダハウジングとなり得る。しかしながら、ベース本体は、例えば、南京錠などの携帯用ロックのロック本体によって形成することもできる。一般に、ロック装置は、異なる方法でも構成することもできるが、いずれの場合にも、シリンダコアの回転は、正しいキーを用いて同じ原理に従ってのみ可能であり、そうでなければタンブラーによってブロックされる。
シリンダコアは、必ずしも正確な円筒形状を有する必要はない。しかしながら、有利には、少なくとも実質的に円筒形であり、ベース本体内にそのために設けられたコア収容部は、対応する形状を有し、したがって、シリンダコアは、コア収容部内に確実に回転可能に支持される。その場合、回転可能性を有する回転軸は、特に、シリンダコア又はコア収容部の円筒軸及び/又は対称軸に同時に対応することができる。有利には、キー溝は、回転軸と平行に延在し、特に回転軸は、キー溝を通って延在し、したがって、関連付けられたキーは、キー溝に挿入される場合、それ自身の軸を中心として、シリンダコアと一緒に回転することができる。
ロック装置のシリンダコアの通常位置は、タンブラーによって回転に抗してシリンダコアをブロックすることができる回転位置であり、つまり、特に、関連付けられたキーがキー溝にあるときである。一般に、複数のかかる回転位置が存在し得る。シリンダコアは、特に、通常位置から開始して、回転軸を中心とする完全な回転の後、かかる回転位置を再び採用することができるが、この回転位置は、さらなる通常位置としてみなされず、同じ通常位置としてみなされる。ロック装置のロック状態は、シリンダコアの1回以上の完全な回転によって変化し得るため、その結果、通常位置は、特定のロック状態に固定されない。ロック装置が設けられているそれぞれの物品、例えばドアは、最初に、例えば、シリンダコアの通常位置においてロック装置によってロックされ、次いで、1回以上のシリンダコアの完全な回転後に再び採用される通常位置でロック解除される。したがって、通常位置とロック装置のロック状態との間には必ずしも不明確な関係はない。
シリンダコアは、明らかに、一般的にベース本体に対して回転可能である。しかしながら、この回転可能性は、最初に、通常位置においてタンブラーによって阻止され得る。タンブラーは、例えば、ピンタンブラー又はディスクタンブラーとして構成することができ、ベース本体とシリンダコアの間の境界面を超えて延在する位置において便宜上、予荷重が加えられており、それによってシリンダコアをベース本体に対する回転に抗してブロックする。
このブロックを解除するためには、シリンダコアを解放する構成にタンブラーを配置する必要があり、つまり、複数のタンブラーの各々は、それぞれ、ベース本体に対してシリンダコアをブロックしない位置に正確に移動され、この位置は、タンブラーごとに異なり得る。したがって、ブロックを解除するためには、解放構成を知る、つまりどのタンブラーをどのように配置する必要があるかを知る必要がある。この情報は、キーがシリンダコアのキー溝に正しく挿入されている場合に、キー、特にキーのキーシャンクに設けられたプロファイルが、タンブラーをそれぞれの解放位置に、任意選択的に予荷重に抗して、付勢する程度まで、ロック装置に関連付けられたキーにエンコードされる。
したがって、それぞれのロック装置の安全性は、とりわけ、ロック装置に関連付けられたキーとは異なる方法で、例えば、ロックピッキングツールを用いた、又は複製キーを用いた、いわゆるタンブラーの設定によって、タンブラーをどれだけ容易に解放構成に移動させることができるかによって決まる。したがって、シリンダコアのかかる不正なブロック解除を防ぐために、可能であれば、ロック装置の作動をより複雑にしない追加の安全機構を提供することが有利である。
本発明の目的は、最初に挙げられた種類のロック装置、かかるロック装置のためのキー、かかるロック装置及びかかるキーを含むロックシステム、又はかかるキーを製造するためのキーブランクを提供することであり、それはすべて、不正なブロック解除に対する改善された保護を提供し、そうすることで、容易かつ快適な作動を可能にする。
この目的は、請求項1に記載の特徴を有するロック装置によって、請求項14に記載の特徴を有するキーによって、請求項19に記載の特徴を有するロックシステムによって、及び請求項19に記載の特徴を有するキーブランクによって満たされる。本発明の有利な実施形態は、従属請求項から、説明から、及び図面から生じる。
本発明によるロック装置では、シリンダコアは、移動可能に支持され、回転軸に対して径方向外向きに予荷重を加えられ、関連付けられたキーによって、この予荷重に抗して中立位置に保持されるように構成されているブロッキング要素を有する。ブロッキング要素及びそれが支持されているシリンダコアは、特に、ブロッキング要素がシリンダコアなしで回転することができず、シリンダコアがブロッキング要素なしで回転することができないように、回転軸を中心とする共通回転のために互いに接続することができる。したがって、シリンダコアの回転時にブロッキング要素が通る移動経路がブロックされるため、シリンダコアは、回転に抗してブロックされ得る。ブロッキング要素は、シリンダコアに移動可能に支持されているため、通過するそれぞれの移動経路はブロッキング要素のそれぞれの位置に依存し、したがって、シリンダコアの回転は、ブロッキング要素の位置に応じてブロックされ得る。
ブロッキング要素は、径方向外向きに予荷重が加えられており、つまり、回転軸から径方向に離れたその可動性内において現在それぞれ可能な限り遠くに延在する位置にある。ここで、ブロッキング要素は、好ましくは、シリンダコアにおいて少なくとも実質的に直線的に変位可能に支持され、特に可動方向は、回転軸に対して少なくとも実質的に径方向に位置合わせされ、すなわち回転軸と交差する。しかしながら、ブロッキング要素は、一般にこれとは異なるように位置合わせされてもよく、及び/又はシリンダコアにおいて異なる方法で移動可能、例えば枢動可能又は回転可能に支持されてもよく、その場合、ブロッキング要素は、回転軸から最も径方向に離れているブロッキング要素の箇所が、回転軸から可能な限り遠くに離れている位置の方向に予荷重を加えられる程度まで、径方向外向きに予荷重が加えられている。
ブロッキング要素は、この予荷重に抗して中立位置に保持され得る。したがって、中立位置では、ブロッキング要素は、ブロッキング要素がそれに対して予荷重が加えられていて、したがってブロッキング要素が中立位置に保持されていない場合、すなわち、特に、シリンダコアがキーなしで、又は不正なキーで作動される場合に採用する位置と同じほど、回転軸に対して径方向外向きに遠くに延在しない。
ブロッキング要素は、特に、径方向にシリンダコアを超えて突出せず、むしろシリンダコアのジャケット表面と同一平面で終わるように、中立位置に配置することができる。ブロッキング要素は、この中立位置に保持されていない場合、予荷重の結果として、シリンダを超えて突出する位置に移動される。ここでの中立位置は、ブロッキング要素の単一の径方向位置を必ずしも指定する必要はなく、むしろ、ブロッキング要素が特定の限界位置まで、例えば、シリンダコアのジャケット表面と面一で終端する位置までよりもさらに径方向外向きに配置されていない、ブロッキング要素のすべての位置を含むこともできる。
ブロッキング要素は、具体的には、関連付けられたキーによってこの中立位置に保持されるように特に構成されている。キーとブロッキング要素との間の相互作用によって保持が達成されることは、一般に、異なる方法で、例えば機械的又は好ましくは磁気的に(以下でさらに説明されるように)行われ得る。関連付けられたキーとは異なる方法で、予荷重に抗してブロッキング要素を中立位置に保持することはまた、可能であれば、達成することができないか、又は可能な限り大きな努力を払うことによってのみ達成することができる、及び同様に、キーの複製を、可能であれば、行うことができないか、又はこの機能に関して可能な限り大きな努力を払うことによってのみ行うことができる、相互作用が好ましい。シリンダコアの不正な回転に対する追加の安全性は、タンブラーによるシリンダコアのブロッキングに加えて、ブロッキング要素によってこのように実装することができ、それにより、ロック装置の安全性が向上する。タンブラーを解放構成に配置するのと、ブロッキング要素を中立位置に保持するのに、同じキーを使用することができるため、有利には、追加の安全性にもかかわらず、ロック装置の作動時にロック装置のユーザに追加の手間がかからない。
ブロッキング要素によるシリンダコアの追加のブロッキングは、ブロッキング要素と、コア収容部の内側ジャケット表面に形成された当接部との相互作用において行われ、実際には、ブロッキング要素が中立位置に保持されているか、又は予荷重の結果として、中立位置を超えて径方向外向きに移動されるかに依存して、行われる。コア収容部の内側ジャケット表面は、特に、コア収容部の内壁、好ましくはシリンダジャケット形態の内壁により形成することができ、シリンダコアの外側ジャケット表面がそれに接触するか、又は回転時にそれに沿って摺動する。当接部は、例えば、ジャケット表面の半径が急激に変化するジャケット表面の段差によって形成することができる。ジャケット表面は、例えば、周方向の少なくとも一方側におけるかかる段差と境界を接する凹部を有することができる。
ここで、シリンダコアの限界位置は、当接部により規定され、その限界位置まで、シリンダコアは、タンブラーの解放構成にいて通常位置から開始して自由に回転可能であり、その限界位置において、ブロッキング要素は、中立位置になく、むしろ中立位置を超えて径方向外向きに突出している場合、当接部に当接して、限界位置を超えるシリンダコアの回転をブロックする。したがって、限界位置は、通常位置とは異なるシリンダコアのさらなる回転位置である。限界位置は、通常位置から開始して、例えば、回転軸を中心とする少なくとも約5°、好ましくは少なくとも約10°、特に少なくとも約20°のシリンダコアの回転によって採用することができる。
シリンダコアは、タンブラーの解放構成において、通常位置から限界位置まで自由に回転可能である。言い換えれば、タンブラーが解放構成に配置されていることが、シリンダコアの通常位置から外れる回転の要件であることは明らかであるが、しかし、この場合には、シリンダコアは、限界位置まで及び限界位置への少なくとも1つの回転方向に回転することができ、実際にはブロッキング要素が中立位置に保持されているか否かに関係なく、回転することができる。しかしながら、ブロッキング要素が当接部を通過し、したがってシリンダコアが限界位置を超えて回転することができるかどうか、又はブロッキング要素が当接部に当接し、それによってシリンダコアが限界位置を超えて回転しないようにするかは、限界位置における、ブロッキング要素の位置によって決まる。ブロッキング要素が予荷重にもかかわらず中立位置にある場合にのみ、当接部を通過することができる。そうでない場合、つまり、中立位置を超えて径方向外向きに延在する場合、ブロッキング要素は、当接部に当接する。
したがって、誰かがタンブラーを解放構成に配置しようとする場合、シリンダコアはまた、少なくとも、限界位置を超える回転に抗して固定される。しかしながら、この点において、シリンダコアは、開始位置、つまり通常位置ではブロッキング要素によってブロックされず、むしろ限界位置まで自由に回転可能である。これは、例えば、タンブラーを解放構成に移動するのに適したプロファイルを明らかに有する複製キーが、このように認識され得るが、ロック装置に関連付けられた元のキーとは異なり、ブロッキング要素を中立位置に保持するために必要な所要の特徴を有していないという利点を有する。正しいキーを使用してシリンダコアを限界位置を超えて回転させることができ、キーなしで、又はまったく不正なキーを使用して通常位置から外れて回転させることはまったくできないが、通常位置から外れる回転は、かかる複製キーを用いて、限界位置までではあるが明らかに可能である。
好ましい実施形態によると、ブロッキング要素は、関連付けられたキーによる磁力によって中立位置に保持されるように構成されている。ブロッキング要素、又は少なくともその一部は、キーにおける適切な箇所、特にキーのキーシャンクに設けられた永久磁石によって引き付けられ得る軟磁性材料を特に含むことができる。その場合、キーがキー溝に挿入されている限り、ブロッキング要素を、この磁気相互作用によって中立位置に保持することができる。しかしながら、それ以外の場合、ブロッキング要素は、中立位置に保持されないため、限界位置において当接部を通過することができない。
したがって、かかる実施形態では、ブロッキング要素に作用し、位置及び方向に関して定義される磁力が、シリンダコアを限界位置を超えて回転させることができるための要件である。ブロッキング要素のかかる磁力は、ロックピッキングツールを用いて容易にシミュレートすることはできない。また、原則として、キーを複製するために使用されるキーブランクは、定義された磁力を生成するための磁気要素を有していない。一般に、複製キーもまた、明らかに永久磁石を備えることができる。しかしながら、複製品の製造のための労力は、それによって大幅に増加する。したがって、本実施形態によって、不正な作動に対する本発明によるロック装置の安全性をさらに高めることができる。
さらなる有利な実施形態によると、シリンダコアの通常位置において、ロック要素を、ロック要素に作用する予荷重に抗して中立位置に保持する保持部が、コア収容部の内側ジャケット表面に形成されている。したがって、かかる実施形態では、ロック装置は、ロック装置に関連付けられたキーが、キー溝に挿入され、特に磁力によってロック要素を中立位置に保持する場合、中立位置にあるだけでなく、むしろいずれの場合にも、シリンダコアが通常位置にあり、ブロッキング要素がコア収容部の保持部によって中立位置に保持される場合、キーとは無関係に、中立位置にある。
これは、関連付けられたキーのキー溝への挿入時には、ブロッキング要素は、すでに中立位置にあり、したがって、例えばまず、キーによって、中立位置に移動され、その後、挿入されたキーによって中立位置に保持される必要がないという利点を有する。特に、ブロッキング要素が、関連付けられたキーによる磁力によって中立位置に保持されるように構成されている場合、この目的のためにキーに設けられた永久磁石は、ブロッキング要素を、回転軸から径方向にさらに離れた位置からそれ自体のより近くに特定の距離にわたって引き付けることができるほど強力である必要はない。永久磁石が、既に中立位置にあるブロッキング要素を中立位置に保持できるほど強力であれば、十分である。ブロッキング要素は、好ましくは、キー溝に挿入されたキーに少なくとも実質的に直接隣接するように配置され、したがって、そこに設けられた永久磁石は、ブロッキング要素と確実に磁気的に相互作用することができるように比較的短い距離を有すればよい。
上記実施形態の有利な実施形態によると、コア収容部の半径が、回転軸に対して、保持部から始まり、当接部に隣接する凹部まで大きさがそれに沿って増加する移行部が、当接部と保持部との間のコア収容部の内側ジャケット表面に形成されている。ブロッキング要素が関連付けられたキーによって中立位置に保持されていない場合、ブロッキング要素は、通常位置においてその予荷重によって保持部に付勢され、シリンダコアの、通常位置から外れる限界位置の方向の回転時に移行部に沿って誘導される。ここで、ブロッキング要素は、予荷重の結果として、それぞれの回転位置において移行部の対応する箇所と接触する、その径方向位置をそれぞれ採用する。
ここで、周方向に沿った移行部の径方向の範囲の経路は、通常位置から限界位置への、又は逆に限界位置から通常位置への途中のシリンダコアのそれぞれの回転位置に応じて、ブロッキング要素の径方向位置を規定する。ブロッキング要素は、ここでは、通常位置において、保持部によって中立位置に保持されるが、ブロッキング要素は、限界位置において、保持部と比較してより大きい半径を有する当接部に隣接する凹部に接触し、したがって、ブロッキング要素は、シリンダコアの限界位置において、中立位置を超えて径方向外向きに突出する。コア収容部の半径、つまり移行部の径方向の範囲の経路は、保持部と凹部の間で、好ましくは連続的に変化する、つまり、急激な移行を有しないため、ブロッキング要素は、支障なく移行部の全範囲に沿って誘導され得る。ここで、半径は、必ずしも厳密には単調ではないが、単調に、保持部から凹部まで増加することが好ましく、この増加は必ずしも均一である必要はないが、むしろ、例えば湾曲した範囲も可能である。
かかる移行部は、一種の傾斜路として機能することができ、それにより、シリンダコアが限界位置から外れて通常位置に回転するときに、ブロッキング要素がその予荷重に抗して自動的に中立位置に付勢される。これには、ブロッキング要素を中立位置に保持するのに適さないキー又はツールを用いたシリンダコアの作動時に、シリンダコアは、それにもかかわらず、限界位置から外れて通常位置に回転して戻ることができるという利点があるが、これさえも、保持部のため、ブロッキング要素が中立位置にあることが必要である。一方、当接部に隣接する凹部と保持部との間にかかる移行部が設けられておらず、むしろ段差がある場合、ブロッキング要素は、この段差を通過することができず、したがって、シリンダコアは、限界位置において、又はそれに隣接する回転角度の範囲内において捕捉される。かかる場合は、ロック装置の不正な作動時に発生するだけでなく、例えばロック装置に関連付けられたキーの磁化が低下する場合にも発生し得るため、記載された構成方法では、実際に再び解放することはできない、通常位置とは異なる回転位置におけるシリンダコアのブロッキングを防止することは好都合である。
さらなる有利な実施形態によると、さらなる当接部がコア収容部の内側ジャケット表面に形成されており、さらなる当接部は、当接部と比較して、シリンダコアの通常位置から始まる回転の反対方向に配置され、通常位置とは異なるシリンダコアのさらなる限界位置が、さらなる当接部によって規定され、そのさらなる限界位置まで、シリンダコアは、タンブラーの解放構成において、通常位置から開始して回転の反対方向に自由に回転可能であり、そのさらなる限界位置において、ブロッキング要素は、中立部分になく、むしろ中立位置を超えて径方向外向きに突出する場合、さらなる当接部に当接して、さらなる限界位置を超えるシリンダコアの回転の反対方向への回転をブロックする。他方の当接部に関して挙げられた機能及び利点は、かかるさらなる当接部によって、通常位置から開始する回転の一方向において達成することができるだけでなく、回転の反対方向において対応する方法でも達成することができる。
この点において、コア収容部の内側ジャケット表面は、−ブロッキング要素が配置される、回転軸に対する少なくとも軸方向断面において−ブロッキング要素がシリンダコアの通常位置において対向する箇所から始まり、一方では、少なくとも当接部まで、他方ではさらなる当接部まで、回転の方向に対称的に形成され得る。ロック装置の作動は、いずれの場合も、回転の方向に関係なくこのように同じである。その箇所は、それに対してコア収容部の内側ジャケット表面が回転の方向に対称的に形成され、特に、周方向における保持部の中心と一致し得る。
さらなる有利な実施形態によると、ロック装置は、コア収容部の内側ジャケット表面に設けられたベース本体の切り欠きに挿入されており、かつ当接部を有するガイド要素を含む。さらなる当接部、保持部、及び/又は移行部が設けられる場合、ガイド要素はまた、好ましくは、これらの要素のうちの1つ以上を有する。言い換えれば、本実施形態の当接部は、ベース本体に直接形成されておらず、むしろ、それとは別体に形成されているが、ベース本体に固定されているガイド要素に形成されている。したがって、ガイド要素の対応する配置により、少なくとも部分的にそれ自体がコア収容部の内側ジャケット表面の一部を形成することができる。かかる実施形態は、例えば、ブロッキング要素と相互作用するガイド要素が、ベース本体とは異なる材料、特にガイド要素の機能に特に適し得る材料から形成することができるという利点を有する。したがって、従来のロック装置のベース本体は、対応する切り欠きを導入し、ガイド要素を切り欠きに挿入することにより、本発明による方法で後付けすることができる。
かかる実施形態では、切り欠きは、回転軸の接線方向に連続的に均一な断面を有する、すなわち、断面が接線方向から見て少なくとも実質的に一定であることがさらに好ましい。切り欠きは、特に、回転軸の接線方向にベース本体の外側からベース本体内に延在することができ、したがって、有利には対応する断面を有するガイド要素をこの範囲に沿って切り欠きに挿入することができる。その場合、切り欠きは、ベース本体の外側から少なくともコア収容部の内側ジャケット表面まで、又はそれに沿って延在し、したがって、挿入されたガイド要素がコア収容部に挿入されたシリンダコアのブロッキング要素と相互作用することができる。切り欠きは、好ましくは、ベース本体を完全に貫通して延在し、したがって、ガイド要素は、切り欠きの2つの対向する端部のうちの一方において、ベース本体の外側から切り欠きに選択的に挿入され得る。
このようにして、切り欠きは、ベース本体の外側からのリーミング手順によってベース本体に導入することができるため、連続的に均一な断面を有する接線方向の切り欠きを設けることは、ロック装置の組み立てだけでなく、ベース本体の製造においても利点を有する。しかしながら、一般に、また代替的にも、切り欠きの異なる種類の形成も考慮することができる。例えば、切り欠きは、例えば、ポケットミリングとして、コア収容部内からベース本体に導入することもできる。
さらなる有利な実施形態によると、ブロッキング要素は、回転軸に対して径方向に位置合わせされたピン軸に沿って延在するピン形状を有し、ピン形状は、特にピン軸に対称的に構成することができる。ピン軸は、有利には、回転軸に対して径方向に位置合わせされ、その結果、回転軸と交差する。ブロッキング要素は、そのピン軸に沿って直線的に移動可能にシリンダコアに支持されることがさらに好ましい。
本実施形態の有利なさらなる発展によると、ブロッキング要素は、端面に対して、特にピン軸に関して反対側にある2つの端面に対して凹んだ拡径部分を有する。それぞれの端面は、特に、ピン軸に垂直に位置合わせされている。拡径部分は、好ましくは、ブロッキング要素の隣接部に対して段階的に拡大する直径を有し、したがって、それにより、肩部、特に周方向肩部が生成される。回転軸を向く、拡径部分の側において、かかる肩部は、中立位置から外れて径方向外向きにブロッキング要素に予荷重を加える予荷重装置、例えば、らせんばねのための係合箇所として機能することができる。回転軸とは反対側を向く、拡径部分の側において、かかる肩部は、シリンダコアが限界位置に回転し、ブロッキング要素が中立位置に保持されていない場合、肩部の凹端が当接部の凸端に嵌入するように、当接部と相互作用することができる。それにより、ブロッキング要素と当接部との特に安定した相互作用を達成することができる。
さらなる有利な実施形態によると、ブロッキング要素及びタンブラーは、互いに対してある角度で、特に垂直に移動可能であるように配置されている。この点において、一方ではタンブラーの移動の方向、他方ではブロッキング要素の移動の方向は、好ましくは少なくとも30°、好ましくは少なくとも45°、特に好ましくは約90°の角度を有する。かかる角度のある、特に垂直な配置は、ブロッキング要素とタンブラーが異なる方向に作動される必要があるため、ロックピッキングツールを用いたロック装置のピッキングをより困難にする。
さらなる有利な実施形態によると、キー溝は、実質的に、互いに対向し、かつ回転軸と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、かつ回転軸と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有し、ブロッキング要素は、狭い側面に垂直に移動可能である。ここで、狭い側面は、広い側面よりも小さい幅を有することが理解される。ブロッキング要素のかかる配置では、特に、関連付けられたキーの対応する平行6面体のキーシャンクの対応する狭い側面と相互作用することができる。
ここで、ブロッキング要素は、中立位置において、キー溝の狭い側面のうちの1つに隣接していることがさらに好ましい。ブロッキング要素の端面、特に上記の端面のうちの1つは、例えば、中立位置において実質的に面一に狭い側面に隣接することができる。ブロッキング要素が、中立位置において、可能であれば直接的にキー溝に隣接し、したがってキー溝に挿入されたキーに隣接することができる場合、一般的に有利であり、したがって、ブロッキング要素を中立位置に保持する、関連付けられたキーとブロッキング要素との相互作用がそれによって簡素化される。ブロッキング要素は、特に、この目的のために特に強力な永久磁石をキーに設ける必要はなく、キーによる確実な方法でかかる短距離にわたり磁力を用いて中立位置に保持され得る。磁化の劣化はまた、短距離において問題になり得ることは少ない。
本発明によるキーは、本発明によるロック装置、特に上記の実施形態のうちの1つによるロック装置と共に使用するように構成されており、ロック装置のシリンダコアのキー溝に挿入されている場合、一方では、シリンダコアを通常位置から外して回転させるために解放する構成にタンブラーを配置し、他方ではブロッキング要素をその予荷重に対して中立位置に保持するようにさらに構成されている。
有利な実施形態によると、キーは、キー挿入方向に沿って延在し、かつロック装置のシリンダコアのブロッキング要素を磁力によって中立位置に保持するための永久磁石を有するキーシャンクを有する。キーは、特に、径方向に互いに対向して配置された2つの永久磁石を有することができ、したがって、キーは、回転軸を中心に互いに180°異なる2つの回転の方向に、リバーシブルーとしてキー溝に挿入することができ、シリンダコアのブロッキング要素と協働することができる。キーはまた、キー挿入方向に沿った異なる箇所に永久磁石を有することができ、特にロック装置が複数のブロッキング要素を有する場合、それぞれ2つの永久磁石は、好ましくは、対応する箇所で正反対に配置される。
本実施形態の有利なさらなる発展によると、キーシャンクは、実質的に、互いに対向し、キー挿入方向と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、キー挿入方向と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有し、永久磁石は、狭い側面のうちの1つに配置される。2つ以上の永久磁石の場合、それらは各々、好ましくは、一方の狭い側面及び他方の狭い側面に対に配置される。
さらなる有利な実施形態によると、キーは、キー挿入方向に沿って延在し、実質的に、互いに対向し、かつキー挿入方向と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、かつキー挿入方向と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有するキーシャンクを有し、キーシャンクは、その広い側面のうちの少なくとも1つにおいてプロファイルを有し、プロファイルはタンブラーと相互作用し、それによってタンブラーが解放構成に配置される。キーシャンクは、例えば、タンブラーと相互作用するプロファイルとして、切り込み、くぼみ、又は波形を有することができ、その異なる深さは、タンブラーの解放構成に対応するため、タンブラーをこの構成に設定し、その後、キーがシリンダコアのキー溝に挿入されると、タンブラーをその構成に保持する。
本発明によるロックシステムは、本発明によるロック装置、特に上記の実施形態のうちの1つによるロック装置、及び本発明によるキー、特に上記の実施形態のうちの1つによるキーを含み、キーは、ロック装置がキーを用いて常に作動され得るように、ロック装置に関連付けられている。
本発明によるキーブランクは、本発明によるキー、特に上記の実施形態のうちの1つによるキーの製造のために構成され、実質的に、互いに対向し、かつキー挿入方向と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、かつキー挿入方向と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有し、好ましくは、本発明によるロック装置のタンブラーとの相互作用のためのプロファイルを機械加工により設けられるように構成されていて、永久磁石が、狭い側面のうちの少なくとも1つに挿入されている、キーシャンクを有する。
本発明は、図面を参照して例としてのみ以下でさらに説明される。
シリンダコアの2つの異なる回転位置における、本発明によるロック装置、及び本発明によるキーを含む本発明によるロックシステムの一実施形態を斜視断面図で示す。 シリンダコアの2つの異なる回転位置における、本発明によるロック装置、及び本発明によるキーを含む本発明によるロックシステムの一実施形態を斜視断面図で示す。 本発明によるキーの一実施形態を斜視図で示す。 図1に示す本発明によるロックシステムの実施形態の一部を斜視断面図で示す。 本発明によるロック装置の別の実施形態の一部を斜視断面図で示す。 本発明によるロック装置の別の実施形態の一部を斜視断面図で示す。 図4a及び図4bに示す実施形態のベース本体を上から見た図を示す。 図4a及び図4bに示す実施形態のガイド要素の斜視図を示す。
図1a、図1b、図2、及び図3にそれぞれ少なくとも部分的に示す本発明によるロック装置11の実施形態は、ロックシリンダ、すなわちプロファイルシリンダとして構成されている。このロックシリンダのシリンダハウジングは、実質的に中空円筒部、及びその円筒軸に対してそこから径方向に離れて(図1a及び図1bでは下方に)延在するウェブ部を含むロック装置11のベース本体13を形成する。
中空円筒部の内部空間は、実質的に円筒状のシリンダコア17が収容されるコア収容部15を形成する。この点において、シリンダコア17の外側ジャケット表面は、コア収容部15の内側ジャケット表面と面一に接触し、ここでは、コア収容部15において、ベース本体13の中空円筒部の円筒軸及びコア収容部15の円筒軸と一致するそれ自体の円筒軸を中心に回転可能である。したがって、円筒軸は、シリンダコア17の回転可能性を有する回転軸Rを形成する。
キー溝19は、シリンダコア17内に形成され、実質的に、互いに対向し、かつ回転軸Rと平行な2つの広い側面(図1a及び図1bにおいてそれぞれ上方及び下方に向く)、及び互いに対向し、かつ回転軸Rと平行な2つの狭い側面(図1a及び図1bにおいてそれぞれ左及び右に向く)を有する平坦な平行6面体の形状を有する。キー溝19は、狭い側面のうちの一方が、他方よりも回転軸Rからさらに離れ、一方、2つの広い側面は、好ましくは、回転軸Rから等しく遠く離れている程度に、回転軸Rに対して偏心するように配置されている。狭い側面のうちの1つは、特に、示される実施形態のように、シリンダコア17の外側ジャケット表面に隣接し得る。
ロック装置11は、複数のタンブラー21を含み、そのうちの1つのみが、図1a及び図1bの断面図に見られる。タンブラー21は、シリンダコア17に部分的に収容され、ベース本体13のウェブ部に部分的に収容され、回転軸Rに対して径方向に移動可能であり、コアピン23及びハウジングピン25を含む。タンブラー21の図示された位置では、コアピン23は、完全にシリンダコア17内にあり、ハウジングピン25は、完全にベース本体13内にあり、したがって、コアピン23とハウジングピン25との間の境界面は、シリンダコア17の外側ジャケット面とコア収容部15の内側ジャケット表面との間の境界面と一致し、したがって、シリンダコア17が通常位置に対して限界位置に回転する図1bとの比較も示すように、シリンダコア17は、図1aに示されるシリンダコア17の通常位置から外れる回転を、タンブラー21によって妨げられない。
この点で、図1aに示すタンブラー21の位置は、回転のためにシリンダコア17を解放する位置を表す。この点において、タンブラー21の解放位置は、異なるタンブラー21ごとに異なり得るコアピン23の長さにそれぞれ依存する。ロック装置11のすべてのタンブラー21がそれぞれの解放位置にある場合、タンブラー21の解放構成が存在する。この場合は、シリンダコア17は、通常位置から外れたときのみ回転することができ、通常位置では、回転に抗してブロックされる。
タンブラー21は、キー27によって解放構成に移動されることができ、キー27は、ロック装置11に関連付けられ、図2に別個に示され、キー挿入方向に沿って延在する実質的と平行6面体のキーシャンク29を有する。キーシャンクは、キー挿入方向と平行な平行6面体の広い側面にプロファイル30を有し、それは、キー27がキー溝19に完全に挿入されると、タンブラー21をそれぞれのタンブラースプリング31に対してそれぞれの解放位置に付勢する(図1a参照)。このようにして、挿入されたキー27により、図1aに示す限界位置から外れて図1bに示す限界位置へのシリンダコアの回転が可能である。
ピン状のブロッキング要素33は、シリンダコア17に移動可能に支持され、そのピン軸は、回転軸Rに対して径方向に位置合わせされ、ピン軸に沿って回転軸Rに対して径方向に移動することができる。この点において、ブロッキング要素33は、らせんばねとして形成された予荷重装置35を用いて径方向外向きに予荷重が加えられている。特に図3の拡大図で認識することができるように、ブロッキング要素は、ブロッキング要素33の径方向に対向する端面に対して凹んだ拡径部分37を有し、したがって、2つの肩部39、39’が形成される。予荷重装置35は、径方向内側肩部39において係合する。
ブロッキング要素33は、スリーブ41によって取り囲まれており、スリーブ41は、少なくとも実質的に中空の円筒形状であり、ブロッキング要素33と同様に、回転軸Rに対して径方向に位置合わせされている。スリーブ41は、その径方向内側端部において、縮小内径43を有し、それにより、さらなる肩部45が形成され(図3参照)、そこで、予荷重装置35は、ブロッキング要素33に径方向外向きに予荷重を加えるように支持されている。ブロッキング要素33は、シリンダコア17の外側ジャケット表面からキー溝19の狭い側面まで径方向に延在する、シリンダコア17内の穴47に、スリーブ41と共に挿入される。予荷重装置35のための肩部45が形成されるスリーブ41により、穴47は、予荷重装置35を支持する肩部を有する必要はないため、一定の断面、特に円形の断面を有することができ、したがって、技術的製造の観点から特に容易にシリンダコア17に設けることができる。
それぞれの永久磁石49は、それぞれの狭い側面の磁石受容部に挿入され、キー挿入方向と平行であり、かつ互いに対向するキーシャンク29の2つの狭い側面に設けられており、したがって、永久磁石は、狭い側面と同一平面で終了する。永久磁石49及び磁石受容部は、各々、互いに対応する形状であり、好ましくは、図2において2つの永久磁石49のうちの1つについて示すように、図示されるように、平坦な半円筒として形成され得る半円形状を有する。
永久磁石49は、キー27のキーシャンク29がキー溝19に挿入されたときに回転軸Rに対してブロッキング要素33のレベルで軸方向に配置されるように、キー挿入方向に沿って配置される(図1a、図1b、及び図3参照)。このようにして、2つの永久磁石49のうちの1つは、キー27がキー溝19に挿入される2つの可能な回転方向のどちらかによるが、ブロッキング要素33を磁力によって引きつける程度にブロッキング要素33と相互作用することができ、それにより、図1a及び図3に示すブロッキング要素の中立位置において、その予荷重に抗してそれを保持する。
一方、キーが挿入されていない場合、又は特に、必要箇所に永久磁石49を有しない不正なキーが、キー溝19に挿入されている場合、ブロッキング要素33は、その予荷重によりその中立位置に対して径方向外向きに、シリンダコア17の外側ジャケット表面上に突出する位置に移動することができる。この位置において、ブロッキング要素33は、シリンダコア17が通常位置から外れて回転するとき、コア収容部15の内側ジャケット表面に形成された当接部51に周方向に当接する(図1b参照)。この点で、図1bに示すシリンダコア17の限界位置は、当接部51によって規定され、シリンダコア17は、ブロッキング要素33がその中立位置に保持されておらず、それにより当接部51を通過することができる限りにおいて、通常位置から開始して、第1の回転方向(示された例では時計回り)に、限界位置を超えて回転することができない。
ブロッキング要素33が当接部51に当接すると、拡径部分37により形成された肩部39、39’のうちの径方向側のものは、コア収容部15の内側ジャケット表面にちょうど接触する。これにより、ブロッキング要素33は、当接部51で特に確実に支持され、したがって、限界位置を超えるシリンダコア17のブロッキングを乗り越えることはできない。
さらなる当接部51’は、コア収容部15の内側ジャケット表面に形成されており、当接部51に対応する方法で、シリンダコア17のさらなる限界位置を規定し、シリンダコアは、ブロッキング要素33が中立位置に保持されておらず、それにより当接部51’を通過することができる限りにおいて、通常位置から開始し、第1の回転方向と反対の第2の回転方向(示された例では反時計回り)に、限界位置を超えて回転することができない。当接部51、51’は、互いに、少なくとも実質的に対称的に形成されている。
関連付けられたキー27のキーシャンク29に設けられた永久磁石49は、ブロッキング要素33を、中立位置に対して径方向外向きに設定されたその位置から外れて中立位置に引きつけるのに十分に強力であり得る。しかしながら、これは、キー27をキーシャンク29に挿入することができる図1aに示すシリンダコア17の通常位置では、ブロッキング要素は、いずれにしても、コア収容部15の内側ジャケット表面に形成された保持部53によって中立位置に保持されているため、有利には必ずしも必要ではない。2つの当接部51、51’は、各々、ここでは、保持部53から周方向に等しく遠く離れて配置され、したがって、2つの限界位置は、シリンダコア17の通常位置に対して反対の回転方向ではあるが、同じ回転角度を有する。
さらなる当接部51’と保持部53との間と同様に、コア収容部15の半径が、回転軸Rに対して、保持部53から始まり、それぞれの当接部55、55’に隣接するそれぞれの凹部57、57’まで増加する、それぞれの移行部55、55’は、当接部51と保持部53との間に形成されている。それによって、連続しているが、必ずしも均一ではない、図示の例のように、例えば、湾曲した移行が、保持部53の半径と、それと比較して大きいそれぞれの凹部57、57’の半径との間に生じる。この点において、移行部55、55’は、予荷重によってブロッキング要素33の径方向外側端面がそれに沿って摺動する傾斜路として機能し、したがって、ブロッキング要素33は、シリンダコア17の回転時に、2つの限界位置のうちの1つから外れて通常位置にその中立位置へ戻るよう付勢される。したがって、例えば、それぞれの凹部57、57’と保持部53との間に段差が形成された場合のように、シリンダコア17のその限界位置から外れて通常位置への回転は特にブロックされない。
保持部53、移行部55、55’、凹部57、57’、及び当接部51、51’は、各々、ベース本体13に直接形成されておらず、むしろガイド要素59に形成されており、それは、ベース本体とは別体であり、コア収容部15の内側ジャケット表面に設けられたベース本体13の切り欠き61に挿入されている。図1a及び図1bに示す実施形態では、切り欠き61は、ポケットミリングとしてベース本体13に導入された。図4a、図4b、図5、及び図6は、切り欠き61’がリーミング手順によってベース本体13の外側からベース本体13に導入された、それに代わる実施形態を示す。
特に図5で認識することができるように、この実施形態の切り欠き61’は、切り欠き61’が長手方向軸に対して一定の断面を有し、回転軸Rに接する長手方向軸の配置においてベース本体13から取り去られる幾何学的本体と考えることができるため、連続的に均一な断面を有する。このようにして、有利には、対応する断面を有するガイド要素59’(図6参照)を、コア収容部15からではなく、単にベース本体13の外側から切り欠き61’に押し込むことができる。
切り欠き61’は、例えば、少なくとも実質的に等脚台形の形状を有する図5に示す断面を有することができる。ここでは、長方形が台形のより短い基部側に隣接しているため、切り欠き61’は、ベース本体13の外側に向かって連続的に開口している。しかしながら、切り欠き61’はまた、一般に、その長手方向の範囲の2つの端部、又は1つの端部でのみベース本体13の外側に向かってだけ開口するよう、通路のように閉じることもできる。一方、切り欠き61’は、コア収容部51に向かって少なくともそのように開口しているので、ガイド要素59’は、切り欠き61’内に位置づけることができ、それにより、少なくとも当接部51、及び任意選択にまたさらなる当接部51’、保持部54、移行部55、55’及び/又は凹部57、57’は、シリンダコア17のブロッキング要素33と相互作用することができるように、コア収容部15の内側ジャケット表面に配置される。
11 ロック装置
13 ベース本体
15 コア収容部
17 シリンダコア
19 キー溝
21 タンブラー
23 コアピン
25 ハウジングピン
27 キー
29 キーシャンク
30 プロファイル
31 タンブラースプリング
33 ブロッキング要素
35 予荷重装置
37 拡径部
39、39’ 肩部
41 スリーブ
43 縮小内径部
45 肩部
47 穴
49 永久磁石
51、51’ 当接部
53 保持部
55、55’ 移行部
57、57’ 凹部
59、59’ ガイド要素
61、61’ 切り欠き
R 回転軸

Claims (19)

  1. ロック装置(11)、特にロックシリンダであって、コア収容部(15)を有するベース本体(13)と、回転軸(R)を中心に回転可能に前記ベース本体(13)の前記コア収容部(15)に受け入れられ、前記ロック装置(11)に関連付けられたキー(27)のためのキー溝(19)を有するシリンダコア(17)と、前記キー溝(19)内に部分的に突出し、特に前記関連付けられたキー(27)によって、前記シリンダコア(17)を解放する構成に配置されていない場合、前記シリンダコア(17)の通常位置にある前記シリンダコア(17)を、前記通常位置から外れる回転に抗してブロックするように構成されている、複数のタンブラー(21)と、を有し、
    前記シリンダコア(17)は、移動可能に支持され、前記回転軸(R)に対して径方向外向きに予荷重を加えられており、前記関連付けられたキー(27)によって、前記予荷重に抗して中立位置に保持されるように構成されている、ブロッキング要素(33)を有し、
    当接部(51)が、前記コア収容部(15)の内側ジャケット表面に形成され、前記当接部(51)により、前記通常位置とは異なる前記シリンダコア(17)の限界位置が規定され、前記限界位置まで、前記シリンダコア(17)は、前記タンブラー(21)の前記解放構成において、前記通常位置から開始して自由に回転可能であり、前記限界位置において、前記ブロッキング要素(33)は、前記中立位置にない場合、前記当接部(51)に当接して、前記限界位置を超える前記シリンダコア(17)の回転をブロックする、ロック装置(11)。
  2. 前記ブロッキング要素(33)は、前記関連付けられたキー(27)による磁力によって前記中立位置に保持されるように構成されている、請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記シリンダコア(17)の前記通常位置において、前記ブロッキング要素(33)を前記予荷重に抗して前記中立位置に保持する保持部(53)が、前記コア収容部(15)の前記内側ジャケット表面に形成されている、請求項1又は2に記載のロック装置。
  4. 移行部(55)が、前記当接部(51)と前記保持部(53)との間の前記コア収容部(15)の前記内側ジャケット表面に形成され、前記コア収容部(15)の半径は、回転軸(R)に対して、前記保持部(53)から始まり前記当接部(51)に隣接する凹部(57)まで前記移行部(55)に沿って増加する、請求項3に記載のロック装置。
  5. さらなる当接部(51’)が、前記コア収容部(15)の前記内側ジャケット表面に形成されており、前記さらなる当接部(51’)は、前記当接部(51)と比較して、前記シリンダコア(17)の前記通常位置から始まる回転の反対方向に配置され、前記通常位置とは異なる前記シリンダコア(17)のさらなる限界位置が、前記さらなる当接部(51’)によって規定され、前記さらなる限界位置まで、前記シリンダコア(17)は、前記タンブラー(21)の前記解放構成において、前記通常位置から開始して前記回転の反対方向に自由に回転可能であり、前記限界位置において、前記ブロッキング要素(33)は、前記中立部分にない場合、前記さらなる当接部(51’)に当接して、前記さらなる限界位置を超える前記回転の反対方向の前記シリンダコア(17)の回転をブロックする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロック装置。
  6. 前記コア収容部(15)の前記内側ジャケット表面は、ブロッキング要素(33)が配置される、回転軸(R)に対する少なくとも軸方向断面において、前記ブロッキング要素(33)が前記シリンダコア(17)の前記通常位置において対向する箇所から始まり、一方では、少なくとも前記当接部(51)まで、他方では前記さらなる当接部(51’)までの回転の方向に対称的に形成されている、請求項5に記載のロック装置。
  7. 前記ロック装置は、前記コア収容部(15)の前記内側ジャケット表面に設けられた切り欠き(61)に挿入されており、かつ前記当接部(51)を有するガイド要素(59)を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロック装置。
  8. 前記切り欠き(61)は、前記回転軸(R)の接線方向に連続的に均一な断面を有する、請求項7に記載のロック装置。
  9. ロック要素(33)は、前記回転軸(R)に対して径方向に位置合わせされたピン軸に沿って延在するピン形状を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のロック装置。
  10. 前記ブロッキング要素(33)は、端面に対して、特に前記ピン軸に関して反対側にある2つの端面に対して凹んだ拡径部分(37)を有する、請求項9に記載のロック装置。
  11. 前記ブロッキング要素(33)及び前記タンブラー(21)は、互いに対してある角度で、特に垂直に移動可能であるように配置されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載のロック装置。
  12. 前記キー溝(19)は、実質的に、互いに対向し、かつ前記回転軸(R)と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、かつ前記回転軸(R)と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有し、
    前記ブロッキング要素(33)は、前記狭い側面に垂直に移動可能である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のロック装置。
  13. ブロッキング要素(33)は、前記中立位置において、前記キー溝(19)の前記狭い側面のうちの1つに隣接している、請求項12に記載のロック装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のロック装置と共に使用するためのキー(27)であって、
    前記キー(27)は、前記ロック装置(11)の前記シリンダコア(17)の前記キー溝(19)に挿入されている場合、前記タンブラー(21)を、前記シリンダコア(17)を前記通常位置から外れる回転のために解放する構成に配置し、前記ブロッキング要素(33)をその予荷重に抗してその中立位置に保持するように構成されている、キー(27)。
  15. 前記キー(27)は、キー挿入方向に沿って延在し、前記ロック装置(11)の前記シリンダコア(17)の前記ブロッキング要素(33)を磁力によって前記中立位置に保持するための永久磁石(49)、特に径方向に対向して配置された2つの永久磁石(49)を有するキーシャンク(29)を有する、請求項14に記載のキー。
  16. 前記キーシャンク(29)は、実質的に、互いに対向し、かつ前記キー挿入方向と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、かつ前記キー挿入方向と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有し、
    前記永久磁石(49)は、前記狭い側面のうちの1つに配置されている、請求項15に記載のキー。
  17. 前記キー(27)は、キー挿入方向に沿って延在し、実質的に、互いに対向し、かつ前記キー挿入方向と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、かつ前記キー挿入方向と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有するキーシャンク(29)を有し、
    前記キーシャンク(29)は、その広い側面のうちの少なくとも1つにおいて前記タンブラー(21)と相互作用し、それによって前記タンブラー(21)が前記解放構成に配置されるプロファイル(30)を有する、請求項14〜16のいずれか1項に記載のキー。
  18. 請求項1〜13の少なくとも1項に記載のロック装置(11)と、請求項14〜17のいずれか1項に記載のキー(27)と、を含む、ロックシステム。
  19. 請求項14〜17のいずれか1項に記載のキー(27)の製造のためのキーブランクであって、
    実質的に、互いに対向し、かつ前記キー挿入方向と平行な2つの広い側面、及び互いに対向し、かつ前記キー挿入方向と平行な2つの狭い側面を有する平坦な平行6面体の形状を有し、請求項1〜13のいずれか1項に記載のロック装置(11)の前記タンブラー(21)との相互作用のためのプロファイル(30)を機械加工により設けられるように構成されている、キーシャンク(29)を有し、
    永久磁石(49)が、前記狭い側面のうちの少なくとも1つに挿入されている、キーブランク。
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