JP2020532560A - 鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む化粧料組成物 - Google Patents

鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む化粧料組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む化粧料組成物に関するものであり、具体的には、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、または皮膚保湿などの優れた皮膚改善効果を有する化粧料組成物に関する。また、本発明は鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む医薬部外品組成物及び食品組成物に関する。本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む化粧料組成物は、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、または皮膚保湿効果に優れている。具体的には、本発明の組成物はコラーゲン合成の促進効果、メラニン生成の阻害効果、抗炎症効果、及び保湿効果に優れて、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、または皮膚保湿用化粧料組成物としての活用度が高い。また、本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む組成物は、医薬部外品組成物及び食品組成物として用いられてもよい。

Description

本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobiumcandidum)花の抽出物を含む化粧料組成物に関するものであり、具体的には、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、または皮膚保湿などの優れた皮膚改善効果を有する化粧料組成物に関する。また、本発明は鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む医薬部外品組成物及び食品組成物に関する。
コラーゲンは、皮膚の繊維芽細胞(Fibroblast)で生成される主な基質タンパク質であって、細胞外間質に存在し、重要な機能としては皮膚の機械的堅固性、結合組織の抵抗力と組織の結合力、細胞接着の支え、細胞分割と分化(有機体の成長あるいは創傷治癒時)の誘導などが知られている。これらのコラーゲンは、年齢及び紫外線照射による光老化により減少し、コラーゲンを分解するコラゲナーゼ酵素活性でコラーゲンの減少が促進される。これは、皮膚のシワ形成と密接な連関があると知られている。
現在、皮膚の弾力増進及びシワ改善の化粧料には、レチノイド、アデノシン、動物胎盤由来タンパク質、クロレラ抽出物などが知られている。最もよく知られているレチノールはコラーゲンの合成を促進し、エラスターゼ酵素を阻害する物質であるが、皮膚に適用時の刺激、発赤などの安全性の問題で使用量に制限があり、クロレラ抽出物などは効果が微々で、実質的に皮膚の弾力増進及びシワの改善効果を期待することは難しいと知られている。
一般的に知られている美白成分として、コウジ酸(Kojic acid)またはアルブチン(Arbutin)などのチロシナーゼ酵素活性を阻害する物質、ハイドロキノン(Hydroquinone)、ビタミンC(L-Ascorbic acid)またはこれらの誘導体と各種植物の抽出物がある。これらは、メラニン色素の合成を阻害することにより、皮膚のトーンを明るくし、皮膚美白を実現するだけでなく、紫外線、ホルモンまたは遺伝に起因したシミやそばかすなどの皮膚過色素の沈着症の改善が可能である。しかし、皮膚に適用時、刺激と発赤などの安全性の問題で使用量に制限があったり、効果が微々で実質的な効果が期待できないという問題点がある。
化粧品は、皮膚を保護し、皮膚の美化及び清潔のために使用される製品であるが、その組成としては、皮膚保護の目的とは異なる成分が製品を形成するために必然的に含まれる。これらの成分としては、界面活性剤、防腐剤、香料、日焼け止め、色素だけでなく、その他の効能及び効果を付与するためのいくつかの成分がここに含まれる。これらの成分は、一般的に、皮膚に炎症や発疹、浮腫などの各種トラブルを発生させることが知られている(非特許文献1)。また、体内から排出される皮脂及び汗、化粧品成分中の脂肪酸、高級アルコール、タンパク質成分などが皮膚上に存在する皮膚常在菌によって毒性の強い物質に分解され、これらによって皮膚の炎症が誘発されることもあり、太陽からの紫外線によっても皮膚の炎症が誘発されるということは、よく知られた事実である。
炎症反応は、発赤(feeling of redness)、疼痛(pricking feeling)、熱感(burning hotness)、腫脹(swelling)、組織の変化のような5つの現象で現れるが、これは有害な周囲の環境、すなわち、細菌のような外部物質の侵入と機械的損傷から生体を保護しようとする生理的な反応である。これらの炎症現象は、いくつかの種類の多形核白血球(PMNs)と免疫物質の多くの増加をもたらし、このように増加された細胞は炎症性細胞の産物であるさまざまな種類のタンパク質分解酵素とサイトカインなどを分泌することにより、治療及び防御が可能になる。しかし、これらの作用は隣接している組織の細胞と非細胞成分に有害な損傷を起こすこともある。したがって、適切な条件下では、炎症の初期状態が経過した後に通常の機能を取り戻すが、炎症を刺激する刺激剤がなくならないか、継続して作られる場合には、結果的に慢性炎症が起きるようになり、より深刻な組織の損傷をもたらす。
一般的に、皮膚に使用される保湿用化粧料組成物は、ヒトの毛髪や皮膚などに水分を一定量保持することにより、柔らかく生き生きと見えるようにし、ひび割れ、乾燥などの損傷を防止する機能をする。つまり、皮膚保湿用化粧料組成物は、皮膚や毛髪に一定量以上の水分を供給したり、水分が維持されるようにすることにより、皮膚や毛髪を美化し、健康に維持することを目的として使用される。皮膚が水分調節に約65〜70%を担当するので、化粧品分野では水分の供給、維持、すなわち保湿に対する研究が活発であり、最近では天然物などから得られた生理活性物質を化粧料に導入して、皮膚自体の固有の防御機能を維持させることで保湿力を増加させる化粧品の開発が活発である。
例えば、特許文献1では、複合生薬の抽出物を含む皮膚保護用化粧料組成物を開示している。ただし、生薬抽出物単独それ自体の皮膚保護の効果については開示していない。
大韓民国公開特許第2002−0044266号
Maibach. H. I., Contact Dermatitis, 6. 369-404, 1980 Lotan R. et al, Cancer Res. 40:3345-3350, 1980
このような背景下で本発明者らは、天然に存在する天然資源からシワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、及び皮膚保湿効果に優れた物質に関する研究を行い、これに鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物が他の種類の石斛及び鉄皮石斛の他の部位の抽出物に比べて優れたコラーゲン合成の促進、メラニン生成の阻害、抗炎症効果、及び保湿効果を示すことを究明し、これを活用した化粧料組成物、医薬部外品組成物、及び食品組成物を完成した。
本発明の目的は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む化粧料組成物を提供することにある。
具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含むシワ改善用化粧料組成物を提供することにある。
具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む皮膚美白用化粧料組成物を提供することにある。
具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む皮膚トラブルの改善用化粧料組成物を提供することにある。
具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む皮膚保湿用化粧料組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む医薬部外品組成物を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む食品組成物を提供することにある。
発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む化粧料組成物は、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、または皮膚保湿効果に優れている。具体的には、本発明の組成物はコラーゲン合成促進効果、メラニン生成阻害効果、抗炎症効果、及び保湿効果に優れて、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、または皮膚保湿用化粧料組成物としての活用度が高い。また、本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む組成物は、医薬部外品組成物及び食品組成物として使用することができる。
前記目的を達成するための一つの様態として、本発明は鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む化粧料組成物を提供する。
本発明において、「鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobiumcandidum)」は、伝統的な医薬植物として広く知られているラン科(Orchidaceae)植物の1つである。中国の中南部地域に多く分布しており、昔から薬用として多く活用されてきた。円柱状で長さ15〜50cm、直径0.15〜0.3cm、節間が1〜4cmであり、外側面は黄色で,下の部分の一部には光沢があり縦しわがある。節の上には花序の跡及び残っている葉鞘があり、葉鞘の入り口は開いているようである。本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)は商業的に販売されているものを購入して用いたり、自然から採取または栽培されたものを用いてもよい。
本発明の一実施例では、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)、金釵石斛、環草石斛、馬鞭石斛及び黄草石斛の全草抽出物をそれぞれ製造し、製造した抽出物のシワ改善効果、皮膚美白効果、皮膚トラブルの改善効果、及び皮膚保湿効果をそれぞれ比較した。その結果、石斛(Dendrobii Caulis)類に属する他の植物に比べて、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)を使用する場合、前記皮膚改善効果が最も優れていることを確認した(表1〜表4)。
本発明において、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)は、植物体の部位の中でも、具体的には花の部位を選択して使用してもよい。
本発明の一実施例では、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の全草の抽出物、根の抽出物、茎の抽出物、葉の抽出物及び花の抽出物をそれぞれ製造し、製造した抽出物のシワ改善効果、皮膚美白効果、皮膚トラブルの改善効果、及び皮膚保湿効果をそれぞれ比較した。各実験の結果を介して、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の花の部位から由来した抽出物を使用するときに、他の部位の抽出を使用する時と比較して前記皮膚改善効果が最も優れて示されることを確認した(表1〜表4)。したがって、本発明は鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の中でも花部位の抽出物を使用することに特徴がある。
本発明において、「抽出物」は、前記鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の抽出処理によって得られる抽出液、前記抽出液の希釈液や濃縮液、前記抽出液を乾燥して得られる乾燥物、前記抽出液の粗精製物や精製物、またはこれらの混合物など、抽出液自体及び抽出液を利用して形成可能なすべての剤形の抽出物を含む。
本発明の前記抽出物は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の天然、雑種または変種植物から抽出されてもよく、植物組織培養物から抽出されてもよい。
本発明の前記鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の抽出において、前記抽出物を抽出する方法は、特に制限されず、当該技術分野で通常使用される方法により抽出できる。前記抽出方法の非限定的な例としては、熱水抽出法、超音波抽出法、ろ過法、還流抽出法などが挙げられ、これらは単独で行ったり、2種以上の方法を併用して行ってもよい。
本発明では、前記鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)を抽出するために使用される抽出溶媒の種類は、特に制限されず、当該技術分野で公知された任意の溶媒を使用してもよい。前記抽出溶媒の非限定的な例としては、水(または蒸留水);メタノール、エタノール、プロピルアルコール、ブチルアルコールなどのC1〜C4の低級アルコール;グリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコール;及びメチルアセテート、エチルアセテート、アセトン、ベンゼン、ヘキサン、ジエチルエーテル、ジクロロメタンなどの炭化水素系溶媒;またはこれらの混合物を使用してもよく、具体的には、水(または蒸留水)、低級アルコール、1,3−ブチレングリコール、酢酸エチルを単独で使用したり、または2種以上混合して使用してもよく、より具体的には、水(または蒸留水)を使用してもよい。
前記溶媒を使用して鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)を1回以上抽出して溶媒抽出物を製造してもよく、前記溶媒抽出物を減圧蒸留した後、凍結乾燥または噴霧乾燥して得られた乾燥抽出物を製造してもよい。
本発明の一実施例では、水(または蒸留水)を使用して鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の抽出物を製造した(製造例1〜9)。
本発明では、具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含むシワ改善用化粧料組成物を提供する。
本発明において、「シワ改善」とは、皮膚にシワが生成されることを抑制または阻害するか、すでに生成されたシワを緩和させることを意味する。
本発明の一実施例では、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物をヒト由来繊維芽細胞の培養液に添加して、細胞レベルで第1型コラーゲン合成率を測定した結果、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の他の部位の抽出物に比べてコラーゲン合成率が最も優れて示され、陽性対照群(TGF−β)より同等以上のコラーゲン合成効果があることを確認した(表1)。本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物は、コラーゲン合成を促進することにより、シワの改善用途に有用に使用することができる。
本発明では、具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む皮膚美白用化粧料組成物を提供する。
本発明において、「皮膚美白」とは、メラニン色素の合成を阻害することにより、皮膚のトーンを明るくするだけでなく、紫外線、ホルモンまたは遺伝に起因したシミやそばかすなどの皮膚過色素の沈着を改善することをいう。
本発明の一実施例では、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物をラットのメラノーマ細胞(B−16)培養液に添加してメラニン総量を測定した結果、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛の他の部位の抽出物に比べてメラニン生成阻害率が最も優れて示され、陽性対照群(Albutin)より同等以上のメラニン生成阻害効果があることを確認した(表2)。本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物は、メラニン生成を阻害することにより、皮膚美白用途に有用に使用することができる。
本発明では、具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む皮膚トラブルの改善用化粧料組成物を提供する。
本発明において、「皮膚トラブル」とは、マクロファージからの過剰な一酸化窒素の生成により誘発された炎症により発生しうる皮膚疾患を意味する。前記皮膚トラブルは、炎症に関連する皮膚疾患であれば、その種類にかかわらず、すべて含まれ、前記炎症に関連する皮膚疾患の非限定的な例としては、アトピー性皮膚炎、乾癬、放射線、化学物質、火傷などによって引き起こされる紅斑性疾患、酸火傷、水疱性皮膚病、苔癬形状種類の疾患、アレルギーによるかゆみ、脂漏性湿疹、薔薇 バラにきび、尋常性天疱瘡、多形滲出性紅斑、結節性紅斑、亀頭炎、陰門炎、円形脱毛症のような炎症性毛髪の損失、皮膚T−細胞リンパ腫などがあり、具体的には、皮膚発疹、にきび、発疹、酒さなどがあるが、これに制限されるものではない。また、本発明で使用される用語、「トラブルの改善」とは、皮膚にトラブルが発生することを抑制または阻害するか、すでに生成されたトラブルを緩和させることをいう。
本発明において、「抗炎症」とは、炎症を抑制することをいい、前記炎症は、ある刺激に対する生体組織の防御反応の一つで、組織変質、循環障害と滲出、組織増殖の3つを併発する複雑な病変を言う。より具体的には、炎症は先天性免疫の一部であり、他の動物のように人間の先天性免疫は病原体に特異的に存在する細胞表面のパターンを認識する。食細胞はそのような表面を有する細胞を非自己として認識し、病原体を攻撃する。もし病原菌が身体の物理的な障壁を破って入ってきた場合、炎症反応が起こる。炎症反応は、傷口に侵入した微生物に対する敵対環境を作る非特異的な防御作用である。炎症反応で、傷ができたり、外部感染体が体内に入ってきたとき、初期段階の免疫反応を担っている白血球が集まってサイトカインを発現する。したがって、細胞内サイトカインの発現量が炎症反応の活性化の指標となる。本発明の抗炎症は、皮膚で発病した炎症を抑えることであってもよい。
本発明の一実施例では、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物の一酸化窒素(nitric oxide;NO)阻害効果を測定した結果、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛の他の部位の抽出に比べて、NO生成阻害率が最も優れていて、陽性対照群(L−NMMA)より同等以上のNO生成阻害効果があることを確認した(表3)。本発明の鉄皮石斛花の抽出物は、NO生成を阻害することにより、皮膚トラブルの改善用途に有用に使用することができる。
本発明では、具体的には、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む皮膚保湿用化粧料組成物を提供する。
本発明において、「皮膚保湿」とは、皮膚に水分感を増加させ、しっとりとした状態を維持させることを意味する。皮膚保湿効果は、皮膚のシワ改善、弾力度増加に役立つ。
本発明の一実施例では、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物の保湿関連遺伝子発現の効果を測定した結果、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛の他の部位の抽出物に比べて、保湿遺伝子発現促進が最も向上されることを確認した(表4)。本発明の鉄皮石斛花の抽出物は、保湿遺伝子発現を促進することによって、皮膚保湿用途に有用に使用することができる。
総合すると、本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)は、他の種類の石斛と比較して、シワ改善効果、皮膚美白効果、皮膚トラブルの改善効果、及び皮膚保湿効果が最も優れることを確認した。
併せて、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)植物体の部位の中でも、特に花の部位を使用する場合、他の部位を使用したものと比較して前記シワ改善効果、皮膚美白効果、皮膚トラブルの改善効果、及び皮膚保湿効果が最も優れることを確認した。
本発明に係る化粧料組成物は、溶液、外用軟膏、クリーム、フォーム、栄養化粧水、柔軟化粧水、パック、柔軟水、乳液、メイクアップベース、エッセンス、石鹸、液体洗浄料、入浴剤、日焼け止めクリーム、サンオイル、懸濁液、乳濁液、ペースト、ゲル、ローション、パウダー、石鹸、界面活性剤含有クレンジング、オイル、粉末ファンデーション、乳濁液ファンデーション、ワックスファンデーション、パッチ及びスプレーで構成された群から選択される剤形で製造してもよいが、これらに制限されない。
また、本発明の化粧料組成物は、一般的な皮膚化粧料に配合される化粧品学的に許容可能な担体を1種以上さらに含んでもよく、通常の成分で、例えば油分、水、界面活性剤、保湿剤、低級アルコール、増粘剤、キレート剤、色素、防腐剤、香料などを適切に配合してもよいが、これに制限されない。
本発明の化粧料組成物に含まれる化粧品学的に許容可能な担体は、剤形に応じて様々である。
本発明の剤形が軟膏、ペースト、クリーム、またはゲルである場合には、担体成分として動物性油、植物性油、ワックス、パラフィン、デンプン、トラカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、シリカ、タルク、酸化亜鉛、またはこれらの混合物が使用されてもよい。
本発明の剤形がパウダーまたはスプレーである場合には、担体成分としてラクトース、タルク、シリカ、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ポリアミドパウダー、またはこれらの混合物が使用されてもよく、特にスプレーの場合には、さらにクロロフルオロヒドロカーボン、プロパン/ブタンまたはジメチルエーテルのような推進剤を含んでもよい。
本発明の剤形が溶液または乳濁液である場合には、担体成分として溶媒、溶解化剤または油濁化剤が使用され、例えば、水、エタノール、イソプロパノール、エチルカーボネート、エチルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾエート、プロピレングリコール、1,3−ブチルグリコールオイルが使用されされてもよく、特に、綿実油、ピーナッツ油、トウモロコシ胚種油、オリーブオイル、ヒマシ油、及びごま油、グリセロール脂肪族エステル、ポリエチレングリコール、またはソルビタンの脂肪酸エステルが使用されてもよい。
本発明の剤形が懸濁液である場合には、担体成分として、水、エタノールまたはプロピレングリコールのような液状の希釈剤、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールエステル及びポリオキシエチレンソルビタンエステルのような懸濁剤、微小結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、アガーまたはトラカントなどが使用されてもよい。
本発明の剤形が石鹸である場合には、担体成分として、脂肪酸のアルカリ金属塩、脂肪酸ヘミエステル塩、脂肪酸タンパク質加水分解物、イセチオネート、ラノリン誘導体、脂肪族アルコール、植物性油、グリセロール、糖などが使用されてもよい。
本発明の別の態様としては、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む医薬部外品組成物を提供する。
具体的には、本発明は鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含むシワ改善用、皮膚美白用、皮膚トラブルの改善用、または皮膚保湿用医薬部外品組成物を提供する。
本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿は、前記で説明した通りである。
本発明の医薬部外品組成物には、前記成分の他に必要に応じて薬学的に許容可能な担体、賦形剤または希釈剤をさらに含んでもよい。前記薬学的に許容可能な担体、賦形剤または希釈剤は、本発明の効果を害しない限り制限されず、例えば、充填剤、増量剤、結合剤、湿潤剤、崩解剤、界面活性剤、潤滑剤、甘味剤、芳香剤、保存剤などを含んでもよい。
本発明の薬学的に許容可能な担体、賦形剤または希釈剤の代表的な例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、マルチトール、デンプン、ゼラチン、グリセリン、アカシアゴム、アルギン酸塩、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、セルロース、メチルセルロース、微晶質セルロース、ポリビニルピロリドン、水、メチルヒドロキシベンゾエート、プロピルヒドロキシベンゾエート、タルク、ステアリン酸マグネシウム、鉱物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物性油、注射可能なエステル、ウイテプゾール、マクロゴール、ツイン61、カカオ脂、ラウリン脂などが挙げられる。
また、本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を医薬部外品として使用する場合、同一または類似の機能を示す有効成分をさらに1種以上含有してもよい。例えば、公知のシワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿の成分を含んでもよいだろう。追加のシワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿の成分を含むようにすると、本発明の組成物のシワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿効果はさらに増加することができるだろう。前記成分の追加時には、複合使用による皮膚安全性、剤形化の容易性、有効成分の安定性を考慮してもよい。
前記医薬部外品組成物は、当業界に公知された皮膚弾力、シワ改善または保湿成分として、レチノイン酸、TGF、動物胎盤由来のタンパク質、ベツリン酸及びクロレラ抽出物;当業界に公知された抗炎症成分として、非ステロイド系のフルフェナム酸、イブプロフェン、ベンジダミン、インドメタシン、プレドニゾロン、デキサメタゾン、アラントイン、アズレン、ヒドロコルチゾン;及びこれらの誘導体と各種植物抽出物から構成される群から選択される1種または2種以上の成分をさらに含んでもよい。追加の成分は、全体組成物の重量に対して0.0001重量%〜10重量%で含まれてもよく、前記含量の範囲は、皮膚安全性、本発明の鉄皮石斛花の抽出物の剤形化時の容易性などの要件に応じて調節されてもよい。
本発明の医薬部外品組成物は、消毒クリーナー、シャワーフォーム、軟膏液、ウェットティッシュ、コーティング剤などを例示してもよいが、これに制限されるものではなく、医薬部外品の製剤化方法、用量、利用方法、構成成分などは技術分野に公知された通常の技術から適宜選択されてもよい。
本発明の別の態様としては、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含む食品組成物を提供する。
具体的には、本発明は、鉄皮石斛花の抽出物を有効成分として含むシワ改善用、皮膚美白用、皮膚トラブルの改善用、または皮膚保湿用食品組成物を提供する。
本発明の鉄皮石斛花の抽出物、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿には、前記で説明した通りである。
本発明の食品組成物に含まれた鉄皮石斛花の抽出物は、本発明の鉄皮石斛花の抽出物を含む動植物、その抽出物、その分画物またはその加工物の形態で含まれてもよい。また、前記組成物は、有効成分に加えて、食品学的に許容可能な食品補助添加剤を含んでもよい。
本発明において、「食品補助添加剤」とは、食品に補助的に添加することができる構成要素を意味し、各剤形の健康機能食品を製造するのに添加されるものであって、当業者が適宜選択して使用してもよい。食品補助添加剤の例としては、色々な栄養剤、ビタミン、鉱物(電解質)、合成風味剤及び天然風味剤などの風味剤、着色剤及び充填剤、ペクチン酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護性コロイド増粘剤、pH調整剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使用される炭酸化剤などが含まれるが、前記例により本発明の食品補助添加剤の種類が制限されるものではない。
本発明の食品組成物には、健康機能食品が含まれてもよい。本発明において、「健康機能食品」とは、人体に有用な機能性を有する原料や成分を使用して錠剤、カプセル、粉末、顆粒、液体及び丸などの形態で製造及び加工した食品をいう。ここで「機能性」とは、人体の構造及び機能について栄養素を調整したり、生理学的作用などの保健用途に有用な効果を得ることを意味する。本発明の健康機能食品は、当業界で通常使用される方法によって製造可能であり、前記製造時には、当業界で通常的に添加する原料及び成分を添加して製造してもよい。また、前記健康機能食品の剤形も健康機能食品として認められる剤形であれば制限なく製造してもよい。本発明の食品組成物は、様々な形態の剤形で製造してもよく、一般的な医薬品とは異なり、食品を原料として薬品の長期服用時に発生しうる副作用などがない利点があり、携帯性に優れて、本発明の健康機能食品はシワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿の効果を促進させるための補助剤として摂取が可能である。
本発明の健康機能食品が取ることができる形態には制限がなく、通常の意味の食品をすべて含んでもよく、機能性食品などの当業界に知られている用語と混用可能である。なお、本発明の健康機能食品は、当業者の選択に応じて、食品に含まれうる適切なその他の補助成分と公知の添加剤を混合して製造してもよい。添加することができる食品の例としては、肉類、ソーセージ、パン、チョコレート、キャンディ類、スナック類、菓子類、ピザ、ラーメン、その他麺類、ガム類、アイスクリーム類を含む酪農製品、各種スープ、飲料、茶、ドリンク剤、アルコール飲料及びビタミン複合剤などがあり、本発明に係る化学式1で示される化合物を主成分として製造した、汁、茶、ゼリー及びジュースなどに添加して製造してもよい。また、動物のための飼料として利用される食品も含む。
また、本発明の鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物は、個体の皮膚に塗布する段階を含む、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、または皮膚保湿の方法に使用されてもよい。前記個体は、マウス、家畜、ヒトなどを含む哺乳動物を制限なく含む。
さらに、本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を個体の皮膚に塗布する段階を含む、シワ改善の方法、皮膚美白の方法、皮膚トラブルの改善方法または皮膚保湿の方法を提供する。
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿及び個体は前記で説明した通りである。
本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む化粧料組成物のシワ改善の用途、皮膚美白の用途、皮膚トラブルの改善用途または皮膚保湿の用途を提供する。
また、本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む医薬部外品組成物のシワ改善の用途、皮膚美白の用途、皮膚トラブルの改善用途または皮膚保湿の用途を提供する。
また、本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を含む食品組成物のシワ改善の用途、皮膚美白の用途、皮膚トラブルの改善用途または皮膚保湿の用途を提供する。
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善及び皮膚保湿は、前記で説明した通りである。
本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含むシワ改善用化粧料組成物、皮膚美白用化粧料組成物、皮膚トラブルの改善用化粧料組成物または皮膚保湿用化粧料組成物の製造方法を提供する。
また、本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含むシワ改善用医薬部外品組成物、皮膚美白用医薬部外品組成物、皮膚トラブルの改善用医薬部外品組成物または皮膚保湿用医薬部外品組成物の製造方法を提供する。
また、本発明は、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物を有効成分として含むシワ改善用食品組成物、皮膚美白用食品組成物、皮膚トラブルの改善用食品組成物または皮膚保湿用食品組成物の製造方法を提供する。
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物、シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善及び皮膚保湿は、前記で説明した通りである。
以下、実施例により、本発明をより詳細に説明する。これらの実施例は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるものではない。
製造例1〜5:石斛5種の全草抽出物の製造
<製造例1>鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の全草抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)の全草(花、葉、茎、根)を乾燥した後、乾燥重量100gに200gの蒸留水を加えて80℃で3時間抽出した。収得した抽出物を0.2μmの気孔サイズのフィルターでろ過して鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の全草抽出物を製造した。
<製造例2>金釵石斛の全草抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)を金釵石斛(Dendrobium nobile)に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
<製造例3>環草石斛の全草抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)を環草石斛(Dendrobium loddigesii)に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
<製造例4>馬鞭石斛の全草抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)を馬鞭石斛(Dendrobium fimbriatum)に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
<製造例5>黄草石斛の全草抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)を黄草石斛(Dendrobium chrysanthum)に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
製造例6〜9:鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の部位別抽出物の製造
<製造例6>鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の根の抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の全草を鉄皮石斛の根に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
<製造例7>鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の茎の抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の全草を鉄皮石斛の茎に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
<製造例8>鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の葉の抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の全草を鉄皮石斛の葉に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
<製造例9>鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の花の抽出物の製造
鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の全草を鉄皮石斛の花に置き換えたことを除いては、製造例1と同様に製造した。
実験例1:ヒト由来の繊維芽細胞における第1型コラーゲン(type I collagen)の合成促進効果の分析
製造例1〜9で製造されたそれぞれの抽出物の第1型コラーゲンの合成促進を介したシワ改善の効果を確認するために、製造例1〜9で収得した試料をヒト由来の繊維芽細胞の培養液に添加してコラーゲン合成率を測定した。合成されたコラーゲンの測定は、PICP EIAキット(Procollagen Type I C-Peptide Enzyme ImmunoAssay KIT)を用いて定量した。試料を最終濃度0.1%になるようにして繊維芽細胞の培養培地(DMEM培地)に添加して48時間培養した後、培養液をとり、PICP EIAキットで、各濃度で第1型コラーゲンの合成程度を分光光度計を用いて450nmで測定した。
効果の比較のために、試料を処理していない繊維芽細胞の培養培地(陰性対照群)とTGF−βを最終濃度10ng/mlになるように添加した試料(陽性対照群)に対して同じ方法でコラーゲン合成程度を測定した。
コラーゲン合成率(%)は、陰性対照群に対する相対的なコラーゲン生成量の割合で計算し、その結果を下記表1に示した。
Figure 2020532560
Figure 2020532560
前記表1に示すように、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)抽出物(製造例1)を処理した場合、金釵石斛、環草石斛、馬鞭石斛、または黄草石斛の抽出物(製造例2〜5)をそれぞれ処理した場合と比較して、コラーゲン合成率が最も優れてことを確認した。
また、鉄皮石斛の花に由来する抽出物(製造例9)を処理した場合、鉄皮石斛の根、茎または葉の抽出物(製造例6〜8)を処理することと比較して、コラーゲンの合成率が最も優れ、これは鉄皮石斛の全草抽出物(製造例1)の処理と比較してもより優れたものであることを確認した。
併せて、鉄皮石斛の花の抽出物(製造例9)は、一般的にコラーゲン合成を誘導することがよく知られているTGF−βを適用した場合(陽性対照群)よりも同等以上の優れたコラーゲン合成効果を示した。
したがって、鉄皮石斛の花の抽出物は、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛の他の部位の抽出物に比べて、コラーゲンの合成を効果的に促進させ、これを利用して皮膚のシワの改善用途として有用に適用されることが分かった。
実験例2:細胞レベルでのメラニン生成阻害効果の分析
製造例1〜9で製造されたそれぞれの抽出物のメラニン生成阻害を介した美白効果を確認するために、製造例1〜9で得られた試料をラットのメラノーマ細胞(B-16 mouse melanoma cell)の培養液に抽出物を添加してメラニン総量を測定した(非特許文献2)。メラニン総量の測定に先立ち、まず、ラットのメラノーマ細胞に対して毒性を評価し、毒性がない濃度で美白評価を行った。
製造例1〜9の試料を最終濃度0.1%になるように培地に添加し、試料無処理培地(陰性対照群)、及びアルブチン(albutin)100ppmになるように培地に添加(陽性対照群)して、それぞれB−16メラノーマ細胞を3日間培養した。
その後、細胞をトリプシン(trypsin)処理して培養容器から外して遠心分離した後、メラニンを抽出した。取り外した細胞は、水酸化ナトリウム溶液(1N濃度)1mlを加え、10分間沸騰させてメラニンを溶かし、分光光度計を用いて405nmで吸光度を測定し、生成されたメラニンの量を測定した。
前記メラニン量の単位細胞数当たり(1×10細胞)の吸光度で示す方法で測定し、メラニン生成阻害率(%)は、陰性対照群に対する相対的なメラニン総量で計算し、その結果を下記表2に示した。
Figure 2020532560
Figure 2020532560
前記表2に示すように、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の抽出物(製造例1)を処理した場合、金釵石斛、環草石斛、馬鞭石斛、または黄草石斛の抽出物(製造例2〜5)をそれぞれ処理した場合と比較して、メラニン生成阻害率が最も優れることを確認した。
また、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の花に由来する抽出物(製造例9)を処理した場合、鉄皮石斛の根、茎または葉の抽出物(製造例6〜8)を処理することと比較してメラニン生成阻害率が最も優れ、これは鉄皮石斛の全草の抽出物(製造例1)処理と比較しても、より優れたものであることを確認した。
併せて、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の花の抽出物(製造例9)は、一般的にメラニンの生成を阻害することで知られているアルブチン処理(陽性対照群)と比較しても、同等以上のメラニン阻害効果を示した。
したがって、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の花の抽出物は、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛の他の部位の抽出物に比べて、効果的にメラニンの生成を阻害し、これを利用して皮膚美白用途に有用に適用されうることが分かった。
実験例3:一酸化窒素(nitric oxide;NO)の生成阻害効果の分析
製造例1〜9で製造されたそれぞれの抽出物の抗炎症効果及び皮膚トラブルの改善効果を確認するために、RAW264.7細胞株(ATCC number:CRL-2278)を用いたGRIESS法でNO生成の抑制効果を測定した。
具体的には、マウスのマクロファージであるRAW264.7細胞を数回継代培養し、ウェル1つに3×10個ずつ入るように24ウェルプレートに入れた後、24時間培養した。続いて、最終濃度0.1%の濃度で試料を含有した細胞培地に交替し、陰性対照群として無処理培地、陽性対照群は、NO生成抑制物質であるL−NMMA(L-NG-Monomethylarginine)20ppmを処理した培地を用いた。刺激剤としてLPS(Lipopolysaccharide)を1ppmずつ処理し、24時間培養した。上澄み液を100μlずつ取って96ウェルプレートに移し、GRIESS溶液を100μlずつ加え、常温で10分間反応させ、540nmでの吸光度を測定してNO抑制効果を判断した。
NO生成阻害率(%)は、LPS単独処理群に比べて減少したNOの量を相対的な割合で計算して、その結果を下記表3に示した。
Figure 2020532560
Figure 2020532560
前記表3に示すように、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の抽出物(製造例1)を処理した場合、金釵石斛、環草石斛、馬鞭石斛、または黄草石斛の抽出物(製造例2〜5)をそれぞれ処理した場合と比較してNO生成阻害率が最も優れたことを確認した。
また、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の花に由来する抽出物(製造例9)を処理した場合、鉄皮石斛の根、茎または葉の抽出物(製造例6〜8)を処理することと比較して、NO生成阻害率が最も優れ、これは鉄皮石斛の全草抽出物(製造例1)の処理と比較しても、より優れたものであることを確認した。
併せて、鉄皮石斛の花の抽出物(製造例9)は、代表的な抗炎症成分であるL−NMMAを処理した場合と比較しても、同等以上のNO生成阻害効果があることを確認した。
したがって、鉄皮石斛の花の抽出物は、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛の他の部位の抽出に比べて効果的にNOの生成を阻害して抗炎症効果に優れ、これを利用して皮膚トラブルの改善用途に有用に適用されうることが分かった。
実験例4:保湿関連遺伝子発現の効果の分析
製造例1〜9で製造されたそれぞれの抽出物の皮膚保湿の効果を確認するために、次のように培養された細胞を用いて、保湿関連遺伝子発現を測定した。
ヒトの角質形成細胞(HaCaT)を6ウェル細胞培養プレートに、各2×10ずつ入れた後、牛胎児血清(Fetal bovine serum、FBS)と抗生剤が含まれたDMEM培地(Gibco社、Dulbecco's Modified Eagle's Medium;DMEM)を使用して24時間培養した。
細胞を培養した後、DMEM、High Glucose、no Glutamine、no calcium(Gibco、USA)に交替した後、製造例1〜9で収得した試料を0.1%の濃度で24時間処理した。細胞を回収してリン酸緩衝溶液(PBS)で洗浄した後、RNA抽出キット(RNeasy mini kit、Qiagen、Germany)を用いて全体RNAを抽出した。
RNA 2.5μgを定量してcDNA合成キット(PhileKorea、Korea)を用いて逆転写(reverse transcription)した。逆転写反応は、Veriti 96 well Thermal Cycler(Applied Biosystems、USA)を用いて行い、合成されたcDNAは反応あたり100ngを使用し、TaqMan(R)Universal Master Mix IIを使用した。 AQP3、FLG、HAS2、HAS3プライマー(TaqMan(R)Gene Expression Assays、Thermo Fisher、USA)は、StepOnePlus(R)Real−time PCR System(Applied Biosystems、USA)を用いてリアルタイムPCR(quantitative real time PCR;qRT−PCR)を行った。
qRT−PCRを用いて得られた実験結果は、ハウスキーピング遺伝子(housekeeping gene)であるグリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(Glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase、GAPDH)を基準にΔΔCt法(Livak KJ、Schmittgen TD:Analysis of relative gene expression data using real-time quantitative PCR and the 2(-Delta Delta C(T))Method、Methods、25、402-408(2001))で計算して示した。効果の比較のために試料を処理していない陰性対照群とEGF10ng/ml及びCa2+3mMをそれぞれ処理した陽性対照群に対して同様の方法で保湿遺伝子発現を測定した。
無処理群である陰性対照群のmRNA発現量を1.00と基準として、処理実験群のmRNA発現量を数値化した結果を表4に示した。
Figure 2020532560
前記表4に示すように、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の抽出物(製造例1)を処理した場合、金釵石斛、環草石斛、馬鞭石斛、または黄草石斛の抽出物(製造例2〜5)をそれぞれ処理した場合と比較して、実験に用いられたすべての皮膚保湿関連遺伝子の発現が最も優れて向上されることを確認した。
また、鉄皮石斛の花に由来する抽出物(製造例9)を処理した場合、鉄皮石斛の根、茎または葉の抽出物(製造例6〜8)を処理することと比較して、皮膚保湿関連遺伝子の発現が最も優れ、これは鉄皮石斛の全草抽出物(製造例1)の処理と比較しても、より優れたものであることを確認した。
したがって、鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)花の抽出物は、他の種類の石斛、及び鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の他の部位の抽出に比べて優れた皮膚保湿効果を示し、これを利用して、皮膚保湿の用途で有用に適用されることがわかった。
前記実験例1〜4の結果を介して、本発明に係る鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム)の抽出物は、金釵石斛、環草石斛、馬鞭石斛、及び黄草石斛の抽出物に比べて、皮膚改善の効果(シワ改善、皮膚美白、皮膚トラブルの改善、皮膚保湿)に優れ、また、鉄皮石斛の中でも、花の部分から得られた抽出物を用いたとき、その効果が最も優れることを確認した。
したがって、本発明の鉄皮石斛の花の抽出物は、シワ改善用、皮膚美白用、皮膚トラブルの改善用、または皮膚保湿用組成物に効果的に使用することができる。
以上の説明から、本発明が属する技術分野の当業者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施されうることを理解できるだろう。これに関連し、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないものと理解しなければならない。本発明の範囲は、前記詳細な説明より、後述する特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (10)

  1. 鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む化粧料組成物。
  2. 前記化粧料組成物が、シワ改善用である、請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. 前記化粧料組成物が、皮膚美白用である、請求項1に記載の化粧料組成物。
  4. 前記化粧料組成物が、皮膚トラブルの改善用である、請求項1に記載の化粧料組成物。
  5. 前記化粧料組成物が、皮膚保湿用である、請求項1に記載の化粧料組成物。
  6. 前記組成物が、コラーゲン合成の促進、メラニン生成の阻害、抗炎症効果、または保湿効果を有するものである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
  7. 鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む医薬部外品組成物。
  8. 前記医薬部外品組成物が、シワ改善用、皮膚美白用、皮膚トラブルの改善用、または皮膚保湿用である、請求項7に記載の医薬部外品組成物。
  9. 鉄皮石斛(デンドロビウム・カンディダム、Dendrobium candidum)花の抽出物を有効成分として含む食品組成物。
  10. 前記食品組成物が、シワ改善用、皮膚美白用、皮膚トラブルの改善用、または皮膚保湿用である、請求項9に記載の食品組成物。
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