JP2020528002A - 圧縮ガスから油を分離するためのフィルタアセンブリ及びこのようなフィルタアセンブリを備える圧縮機 - Google Patents

Abstract

本発明は、ハウジング（１５）とフィルタカートリッジ（１０）とを備えたフィルタアセンブリであって、ハウジング（１５）が、ハウジング入口（１６）とハウジング出口（１７）とを備え、フィルタカートリッジ（１０）は、ハウジング入口（１６）に流体接続されたフィルタ入口（１１）と、上部キャップ（１８）及び下部キャップ（１９）の間に設けられたフィルタエレメント（１２）とを備え、下部キャップ（１９）がフィルタ入口（１１）を含み、上部キャップ（１８）と下部キャップ（１９）が、円形又は主に円形の案内システムを生成し、下部キャップ（１９）が、フィルタエレメント（１２）を受ける第１の部分（１９ａ）と、ハウジング（５）の合わせ面（２０）に接続された第２の部分（１９ｂ）とを更に備える、フィルタアセンブリにおいて、第２の部分（１９ｂ）が第１の円形セクション（２１ａ）と第２のセクション（２１ｂ）とを備え、第１のセクションは、下部キャップ（１９）が合わせ面（２０）に対して回転できないように、第２のセクション（２１ｂ）と違う別の形状を有する、ことを特徴とする、フィルタアセンブリに関する。【選択図】図６

Description

本発明は、ハウジングと、圧縮ガスから液体を分離するためのフィルタカートリッジとを備えたフィルタアセンブリに関し、該フィルタカートリッジがハウジング内に設けられ、前記ハウジングは、圧縮ガス出口に流体接続するように構成されたハウジング入口と、精製されたガスがそこから回収されるハウジング出口とを備え、フィルタカートリッジは、ハウジング入口に流体接続されたフィルタ入口と、フィルタカートリッジの一部を形成することにもなる上部キャップ及び下部キャップの間に設けられたフィルタエレメントとを備え、上記下部キャップが上記フィルタ入口を含み、上部キャップと下部キャップがフィルタエレメントを装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、下部キャップが、フィルタエレメントを受ける第１の部分とハウジングの合わせ面に接続された第２の部分とを更に備える。

液体分離フィルタは、圧縮機又は真空ポンプ内で幅広く使用されている。液体分離フィルタが精製されたガスを環境に提供するか、又は外部ネットワークに提供するのに使用されるかにかかわらず、これらの液体分離フィルタは、厳しい環境規制を満たすため、或いは外部ネットワーク又はその製品に損傷を与えないようにするために、良好な稼働状態を維持する必要がある非常に重要な部品である。

こうした液体分離フィルタは、システム又は外部ネットワークの出口に存在する液体の量に障害が認められたときには直ちに変更する必要がある。

こうしたサービス手順は、液体分離フィルタ自体に関連するコストが追加されることを意味するだけでなく、手順中に圧縮機又は真空ポンプが停止するので、このようなシステムのユーザは、このような液体分離フィルタの交換に直面するようなことは滅多になく、システムの品質を損なうこともない。

既知の液体分離フィルタは、圧縮機又は真空ポンプの稼働中に液体分離フィルタとその合わせ面との間のシールが損傷し易いという単純な事実により、超長寿命を提供することができない。

通常は、このような既知の液体分離フィルタは、フィルタエレメントを間に有して上部キャップと下部キャップとを備え、該下部キャップは、液体を含むガスが通過する入口を備える。ガス源に接続されたハウジングの合わせ面への液体分離フィルタの接続は、円形接続部をシールする放射状シールによって行われる。

この放射状シールは、良好に機能する可能性があるが、液体分離フィルタに引き起こされる振動及び動きに起因して、非常に速く摩耗することが実験によって示されている。

液体分離フィルタは、圧縮機又は真空ポンプの稼働中にフィルタの軸線の周りを回転することになり、この動きは、このようなシールを損傷し易い。

このため、シールが作られている材料及びシールの形状を変更しなければならなくなり、或いは、かかるシールが静的シールとみなされていたものから、静的及び動的シールに変わり、半径方向及び軸方向の力に耐える必要があるので、こうしたシールは、頻繁な交換が必要となる。

しかしながら、シールの材料又はその形状が変更されたとしても、こうしたフィルタがその軸線の周りを回転するという問題は解決されず、単に、液体分離フィルタに関連する複雑さとコストが増加することになる。

上記の欠点を考慮して、本発明の目的は、その軸線の周りの回転運動を可能とすることなく、配置がより簡単で、製造コストの増加を招くことのない液体分離フィルタを提供することである。

更に、本発明は、サービス手順中に極めて耐久性があり装着が容易である液体分離フィルタを提供することを目的とする。

本発明は、ハウジングと、圧縮ガスから液体を分離するためのフィルタカートリッジとを備えたフィルタアセンブリであって、フィルタカートリッジがハウジング内に設けられ、ハウジングは、
圧縮ガス出口に流体接続されるように構成されたハウジング入口と、
精製されたガスがそこから回収されるハウジング出口と、
を備え、フィルタカートリッジは、ハウジング入口に流体接続されたフィルタ入口と、フィルタカートリッジの一部でもある上部キャップ及び下部キャップの間に設けられたフィルタエレメントと、を備え、下部キャップがフィルタ入口を含み、上部キャップと下部キャップが、フィルタエレメントを装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、下部キャップが、フィルタエレメントを受ける第１の部分と、ハウジングの合わせ面に接続された第２の部分とを更に備える、フィルタアセンブリにおいて、
第２の部分が、第１のセクションと第２のセクションとを備え、第１のセクションは、下部キャップが合わせ面に対して回転できないように、第２のセクションと違う別の形状を有する、ことを特徴とする、フィルタアセンブリを提供することにより、上記及び／又は他の問題の少なくとも１つを解決する。第２の部分は、ハウジングの合わせ面によって受けられる第２のセクションを備えるので、その軸線の周りのフィルタカートリッジの回転運動が阻止される。

更に、こうした第２のセクションに起因して、フィルタカートリッジのハウジングへの装着が非常に容易になり、フィルタカートリッジは、制御された位置で合わせ面に装着されることが可能となる。

こうした配置を採用することにより、実際に、製造コストが低く抑えられ、フィルタカートリッジとハウジングの間のシールに対する更なる摩耗を排除することによって、フィルタカートリッジの寿命が増大する。

前記液体は、必須ではないが、例えば油であってもよい。本発明はこれに限定されない。液体は水であってもよい。

好ましくは、シールが第２の部分に装着され、フィルタカートリッジが装着された状態にあるときに上記シールは、第２の部分と合わせ面との間にある。

回転運動が排除されることに起因して、フィルタカートリッジとハウジングとの間のシールは静的シールとして維持され、より耐久性があり高価なシールの必要性が排除される。

本発明は更に、液体をガスから分離するためのフィルタカートリッジを備えた液体分離容器であって、
ガス源に接続されるように構成された容器入口と、
精製されたガスがそこから回収される容器出口と、
を備え、フィルタカートリッジは、上記容器入口に流体接続されたフィルタ入口と、フィルタカートリッジの一部でもある上部キャップ及び下部キャップの間に設けられたフィルタエレメントと、を備え、下部キャップが上記フィルタ入口を含み、上部キャップと下部キャップが、フィルタエレメントを装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、下部キャップが、フィルタエレメントを受ける第１の部分と、液体分離容器の合わせ面に接続された第２の部分とを備える、液体分離容器において、第２の部分が、第１のセクションと第２のセクションとを備え、第１のセクションは、下部キャップが合わせ面に対して回転できないように、第２のセクションと違う別の形状を有する、ことを特徴とする液体分離容器に関する。

本発明は更に、ガス入口及び圧縮ガス出口を有する圧縮機要素と、圧縮ガス出口に設けられた液体分離容器とを備えた圧縮機であって、液体分離容器が、容器出口に流体接続された容器入口と、精製されたガスを供給する容器出口と、を有し、液体分離容器が、圧縮ガス出口に流体接続されたフィルタ入口を含むフィルタカートリッジを備え、フィルタカートリッジが、該フィルタカートリッジの一部でもある上部キャップ及び下部キャップの間に設けられたフィルタエレメントを備え、下部キャップがフィルタ入口を含み、上部キャップと下部キャップが、フィルタエレメントを装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、下部キャップが、フィルタエレメントを受ける第１の部分と液体分離容器の合わせ面に接続された第２の部分とを更に備える、圧縮機において、第２の部分が、第１のセクションと第２のセクションとを備え、第１のセクションは、下部キャップが合わせ面に対して回転できないように、第２のセクションと違う別の形状を有する、ことを特徴とする圧縮機に関する。

本発明はまた、真空入口と出口とを有する真空要素と、出口に設けられた液体分離容器とを備えた真空ポンプであって、液体分離容器が、出口に流体接続された容器入口と、精製されたガスを供給する容器出口とを有し、液体分離容器が、出口に流体接続されたフィルタ入口を含むフィルタカートリッジを備え、フィルタカートリッジが、該フィルタカートリッジの一部でもある上部キャップ及び下部キャップの間に設けられたフィルタエレメントを備え、下部キャップがフィルタ入口を含み、上部キャップと下部キャップが、フィルタエレメントを装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、下部キャップが、フィルタエレメントを受ける第１の部分と、液体分離容器の合わせ面に接続された第２の部分とを更に備える、真空ポンプにおいて、第２の部分が第１のセクションと第２のセクションとを備え、第１のセクションは、下部キャップが合わせ面に対して回転できないように、第２のセクションと違う別の形状を有する、ことを特徴とする、真空ポンプに関する。

本発明はまた、圧縮機又は真空ポンプ内の液体分離のため本発明によるフィルタアセンブリの使用に関する。

本発明はまた、ガス入口及び圧縮ガス出口を有する圧縮機要素と、圧縮ガス出口に設けられた液体分離容器とを備えた圧縮機であって、液体分離容器が、圧縮ガス出口に流体接続された容器入口と、精製されたガスを供給する容器出口とを有し、圧縮機が、容器出口に流体接続されたフィルタ入口を含むフィルタカートリッジを備え、フィルタカートリッジが、該フィルタカートリッジの一部でもある上部キャップ及び下部キャップの間に設けられたフィルタエレメントを備え、下部キャップがフィルタ入口を含み、上部キャップと下部キャップが、フィルタエレメントを装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、下部キャップが、フィルタエレメントを受ける第１の部分と、容器出口の又は容器出口と接続された導管の合わせ面に接続された第２の部分とを更に備える、圧縮機において、
第２の部分が、第１のセクションと第２のセクションとを備え、第１のセクションは、下部キャップが合わせ面に対して回転できないように、第２のセクションと違う別の形状を有する、ことを特徴とする、圧縮機に関する。

本発明の文脈において、フィルタアセンブリに関して上記で提示された利点は、液体分離容器、圧縮機、真空ポンプ及びフィルタアセンブリの使用にも有効であることを理解すべきである。

本発明の特徴をより良く示すことを意図し、本発明による幾つかの好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら、限定的性質を伴わずに単に例証として以下に説明する。

本発明の種々の実施形態による圧縮機の概略図である。 本発明の種々の実施形態による圧縮機の概略図である。 本発明の種々の実施形態による圧縮機の概略図である。 本発明の一実施形態によるフィルタアセンブリの断面の概略図である。 本発明の一実施形態による下部キャップを概略的に示す図であり、図５ａは、上面のわずかに傾斜した図を示し、図５ｂは、側面図を示す。 本発明の種々の実施形態による下部キャップの概略図である。 本発明の種々の実施形態による下部キャップの概略図である。 本発明の種々の実施形態による下部キャップの概略図である。 本発明の種々の実施形態による下部キャップの概略図である。 本発明の種々の実施形態による下部キャップの概略図である。 本発明の一実施形態による真空ポンプの概略図である。 対応する合わせ面を備えた、種々の実施形態による下部キャップの概略図である。

図１は、ガス入口３及び圧縮ガス出口４を有する圧縮機要素２を備える圧縮機１を示す。圧縮機要素２は、固定速度又は可変速度モータ５によって駆動される。

本発明の文脈において、圧縮機１は、圧縮機要素２、全ての典型的な接続パイプ及びバルブ、圧縮機１のハウジング、及び場合によっては圧縮機要素２を駆動するモータ５を含む、完全な圧縮機設備として理解されるべきである。

本発明の文脈において、圧縮機要素２は、圧縮プロセスがローター又は往復運動によって行われる圧縮機要素ケーシングとして理解されるべきである。

更に、上記の圧縮機要素２は、ねじ、歯、爪部、スクロール、回転ベーン、遠心分離機、ピストン、その他を含むグループから選択することができる。

ここで図１に戻ると、圧縮機１は、圧縮ガス出口４に設けられた分離容器６を更に備え、分離容器６は、このような圧縮ガスがユーザのネットワーク７に到達する前に圧縮ガスから液体を分離する。分離容器６は、圧縮ガス出口４に流体接続された容器入口８と、ユーザのネットワーク７に流体接続された容器出口９とを備える。

上述の液体は、圧縮機要素２内に注入されて冷却及び／又は潤滑特性用に使用される油又は他の何れかの液体である。

好ましい実施形態では、限定ではないが、圧縮機１は、油注入圧縮機である。

圧縮ガスから微細液体粒子を除去するために、圧縮機１は、容器出口９に装着されたフィルタカートリッジ１０を更に備えることができる。

こうした場合、容器出口９は、フィルタ入口１１に接続可能な導管を備える。

圧縮ガスは、通常、フィルタエレメント１２を通って流れ、清浄な濾過されたガスは更に、フィルタ出口１３を通って、更にユーザのネットワーク７又は外部ネットワークに配向される。

本発明による別の実施形態では、図２に示すように、フィルタカートリッジは、分離容器６内に装着することができる。このような場合、圧縮ガスは、容器入口８を通り、フィルタ入口１１を通って、更に上記の圧縮ガスがフィルタエレメント１２を通過した後、容器出口９を通って配向することができる。

本発明による更に別の実施形態では、限定ではないが、分離容器６は、そこに装着された複数のフィルタカートリッジ１０を備えることができる。

更に、本発明は、図４に示すように、ハウジング１５と、圧縮ガスから油を分離するためのフィルタカートリッジ１０とを備えるフィルタアセンブリ１４であって、フィルタカートリッジ１０がハウジング１５内に設けられている、フィルタアセンブリ１４を提供することを目的とする。

こうしたフィルタカートリッジ１０が容器出口９に設けられた場合、ハウジング１５は、フィルタカートリッジ１０が設けられたハウジングか、又は分離容器６内に設けられたチャンバーの何れかであって、こうしたチャンバーは、図２及び図３に示すように、１又は複数のフィルタカートリッジ１０を受ける。

ハウジングは、圧縮ガス出口４に流体接続されるように構成されたハウジング入口１６と、精製されたガスが回収されるハウジング出口１７とを更に備える。

こうしたハウジング出口１７は、図１のフィルタ出口１３に対応することができ、或いは、こうしたフィルタ出口１３に流体接続することができる。又は、こうしたハウジング出口１７は、図２及び図３の容器出口９に対応するか若しくは流体接続することができる。

更に、フィルタ入口１１は、上記のハウジング入口１６に流体接続される。

フィルタカートリッジは、フィルタエレメント１２を更に備え、上記のフィルタエレメント１２は、上部キャップ１８と、フィルタカートリッジ１０の一部でもある下部キャップ１９との間に設けられる。

上部キャップ１８及び下部キャップ１９は、上記のフィルタエレメント１２を装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成する。換言すると、上部キャップ１８及び下部キャップ１９は、フィルタエレメント１２を所望の位置に保つ。

このため、上部キャップ１８と下部キャップ１９との間で装着状態のフィルタエレメントは、円筒形又は主に円筒形の中空構造を生成する。

本発明は、フィルタの断面が円形又は主に円形に限定されるべきではないが、本発明の範囲から逸脱することなく、断面が三角形、六角形、楕円形、長方形又はその他の形状を含むグループから選択され、フィルタが好ましくはその中心に中空構造を生成するような、他の形状も同様に可能であることを理解されたい。

フィルタカートリッジ１０に戻ると、下部キャップ１９は、フィルタ入口１１を備え、圧縮ガスが円筒形又は主に円筒形の中空構造の中央部内に流入することを可能にする。圧縮ガスは、フィルタ出口１３に到達するためにフィルタエレメント１２を通過する。

圧縮ガスがフィルタエレメント１２を通過すると、圧縮ガスに潜在的に存在する液体粒子の大部分がフィルタエレメント１２内に捕捉され、清浄な又は比較的精製されたガスがフィルタ出口１３を通って流れる。

下部キャップ１９は、図５に示すように、フィルタエレメント１２を受けて所望の形状及び位置に維持する第１の部分１９ａと、上記のハウジング１５の合わせ面２０に接続された第２の部分１９ｂとを更に備える。

合わせ面２０は通常、該合わせ面が第２の部分１９ｂを所望の位置で通常受けることを可能にし、フィルタカートリッジ１０の正確な装着を確保するように、第２の部分１９ｂと相補的な形状のセクションを備える。

堅牢で耐久性のあるフィルタカートリッジ１０を実現するために、合わせ面２０は、完全な第２の部分１９ｂの相補的形状を備え、下部キャップ１９と上記の合わせ面２０の間の接触面を拡大する。

このような配置を採用することにより、稼働中又は装着手順中であっても上記のフィルタカートリッジの傾斜移動は許容されず、このため、圧縮ガスは第２の部分１９ｂと合わせ面２０の間で漏洩することが許容されず、フィルタエレメント１２によって濾過されないでフィルタ出口１３に到達するので、フィルタカートリッジ１０のシール特性も同様に強化される。上記の傾斜は、フィルタカートリッジ１０が装着状態にある間に所望の軸線ＡＡ’と、傾斜位置にある間のフィルタカートリッジの軸線との間で角度を形成し、上記角度は２つの軸線の交点で生じる。

通常、第２の部分１９ｂは、高さＨＣを有し、円形又は楕円形状であり、開口部の周りに生成された軸方向に突出するリム２２を備え、上記の開口部はフィルタ入口１１である。従って、合わせ面２０はまた、リム２２の高さＨＣ、形状及び直径に一致する、円形又は楕円形状のセクションも備える。

リム２２は、合わせ面２０を越えるか、又は合わせ面２０がリム２２を越える。

リム２２と合わせ面２０との間の接続は、例えば、限定ではないが、スライド、スナップ嵌め、ねじ締め又は他の技術など、あらゆる技術によって行われる。

好ましくは、第２の部分１９ｂは、合わせ面２０と取り外し可能に接続される。これは、第２の部分１９ｂにリム２２が設けられているかどうかという事実とは無関係である。

好ましくは、第２の部分１９ｂは、第１のセクション２１ａ及び第２のセクション２１ｂを備える。圧縮機要素２が作動している間にフィルタカートリッジの回転運動を制限するために、第２のセクション２１ｂは、第１のセクション２１ａとは異なる形状を有する。このため、下部キャップ１９は、合わせ面２０に対して回転できない。

この場合、必須ではないが、第１のセクション２１ａは円形であり、第２のセクション２１ｂは非円形である。

上記の第２のセクション２１ｂは、リム２２の一部、又は第２の部分１９ｂの表面の一部分である。

本発明による好ましい実施形態では、第２のセクション２１ｂは、第２の部分１９ｂの周囲と比較して、比較的小領域のものである。第２のセクション２１ｂは、第２の部分１９ｂの残りの部分とは異なる形状であるか、又はそこを通る断面を有する。

本発明の文脈において、円形とは、円又は円弧を定め、従って一定半径を有する断面を備えた面を指す。

リム２２は、内面と外面とを有する。合わせ面２０がリム２２を越える場合、外面は、非円形の第２のセクション２１ｂを含むことができる。

内面が第２のセクション２１ｂを備えることも可能である。更に、内面と外面が互いに平行であることが可能であり、このため、両方が第２のセクション２１ｂを備える。

合わせ面２０がリム２２を越える場合、合わせ面２０は、好ましくは、リム２２を含む第２の部分１９ｂを覆う。換言すると、合わせ面２０は、第２の部分１９ｂの形状と相補的な形状を有する。

このため、合わせ面２０はまた、フィルタカートリッジ１０が装着されたときに第２の部分１９ｂのセクション２１ｂと接触される第２のセクション２１ｂを備えることになる。

本発明による一実施形態では、リム２２は、シール２４を受けるためその周囲に沿って少なくとも１つのチャネル又は溝２３を備える。シール２４は、第２の部分１９ｂと合わせ面２０との間のガスの漏出が回避されることを保証する。

本発明による別の実施形態では、更に信頼性の高いシールのために、リム２２は、２又は３以上のチャネル又は溝２３を備え、上記のチャネル２３の各々は、シール２４を受ける。

シールは、例えば、限定ではないが、Ｏリング、Ｕカップシール、チャネル２３内で既に加硫処理されたシール、又は同様のものなどのあらゆるタイプのシールとすることができる。こうしたシールは、天然又は合成ゴム、あらゆるタイプのポリマー、プラスチック又はセラミック材料、若しくは他の何れかの材料を含むグループから選択されるような、あらゆる材料から生成することができる。

この合わせ面にチャネル又は１又は２以上の溝を設けることにより、合わせ面２０にシール２４を配置することも可能となる。好ましくは、限定ではないが、第１のセクション２１ａは、比較的円形又は楕円形の形状を有する。

更により好ましくは、第２のセクション２１ｂは、第１のセクション２１ａとは異なる半径を有することができ、又は上記の第２のセクション２１ｂは、非円形とすることができる。

こうした特徴は、フィルタ入口１１の典型的な形状が丸みがあるので、製造コストが低く抑えられる。

このため、第２の部分１９ｂ及び合わせ面２０に対して行われる変更は最小限であり、フィルタカートリッジの初期配置に大きな影響を与えることなく、圧縮機要素２が稼働しているときにフィルタカートリッジ１０がその軸線の周りを回転する問題を非常に費用効率の高い方法で解決する。

更に、リム２２の内面の流れセクションは、このような特性によって極めて制限された範囲だけ減少し、フィルタカートリッジのフィルタ入口１１における受容ガスの余分な圧力損失を極めて制限する。

図８に示されるように、第２の部分１９ｂは、フィルタ入口１１の周囲に楕円形又は主に楕円形状を定めることができる。このような場合、第２の部分１９ｂは、第２のセクション２１ｂを備えることができ、或いはこうした断面の一部が第２のセクション２１ｂとみなすことができる。

フィルタカートリッジを極めて迅速且つ簡単な方法で装着するために、下部キャップ１９は、自己位置合わせユニット２５を備える。

第２のセクション２１ｂが存在することに起因して、フィルタカートリッジ１０は、第２のセクション２１ｂが合わせ面２０上の相補的セクションに一致するように配向される必要がある。このため、自己位置合わせユニット２５は、フィルタカートリッジ１０の装着のための案内ユニットとしての役割を果たす。自己位置合わせユニット２５は、相補的な形状を有する合わせ面２０の溝に受けられる。

このような配置は、装着中に合わせ面とフィルタ入口１１が視覚的にアクセスできない場合でも、装着手順をより簡単にすることを可能にする。また、フィルタカートリッジ１０の誤った傾斜、又は合わせ面２０の相補的セクションの位置に対する第２のセクション２１ｂの誤った位置に起因して、フィルタカートリッジ１０が詰まるか、或いは損傷することが阻止される。

本発明による実施形態では、自己位置合わせユニット２５は、フィルタカートリッジ１０の軸線ＡＡ’に平行に生成することができる。

また、このような自己位置合わせユニット２５は、軸線Ａ−Ａ’に垂直又は比較的垂直な方向で、或いは軸線Ａ−Ａ’に対してある角度で生成することが可能である。

好ましくは、限定ではないが、自己位置合わせユニット２５は、第２の部分１９ｂに設けられる。

本発明による別の実施形態では、自己位置合わせユニット２５が合わせ面２０に設けられ、相補的形状を有する溝が第２の部分１９ｂに設けられる。

本発明による好ましい実施形態では、限定ではないが、自己位置合わせユニット２５は、下部キャップ１９の一体的部分を形成する。

このような場合、下部キャップ１９は、例えば、鋳造又は３Ｄプリンティングなどにより、自己位置合わせユニット２５を備えるように製造される。

このような技術は、フィルタカートリッジ１０に対してより高い構造強度を提供することができ、圧縮機１の稼働中のより高い圧力及び力に耐えることが可能となる。

しかしながら、このような自己位置合わせユニット２５は、プレス、接着、溶接、ねじ締め、ボルト締め又は他の何れかのプロセスを含むグループから選択されるような、何れかのプロセスによって下部キャップ１９に取り付けることができることを除外すべきではない。

更に、上部キャップ１８及び下部キャップ１９は、炭素繊維、あらゆるタイプの金属又はセラミック若しくは同様なようなものと組み合わされるか又は組み合わされていない、ガラス繊維などの強化繊維の有無にかかわらず、あらゆるタイプのプラスチックを含むグループから選択されるような、圧縮機１内で通常生じる圧力に耐えるあらゆるタイプの材料から製造することができる。

本発明による別の実施形態では、自己位置合わせユニット２５は、リム２２と下部キャップ１９の外側形状との間に位置決めされる。

しかしながら、本発明は、自己位置合わせユニット２５のこのような位置に限定されるべきではなく、自己位置合わせユニット２５は、例えば、第２のセクション２１ｂと下部キャップ１９の外側形状との間、下部キャップ１９の外側形状上、又は他の何れかの位置など、第２の部分１９ｂの表面上のあらゆる位置に位置決めすることができることを理解されたい。

自己位置合わせユニット２５が合わせ面２０に位置決めされた場合、自己位置合わせユニット２５を受ける溝は、当然ながら自己位置合わせユニット２５の位置に対応する、第２の部分１９ｂの表面上のあらゆる位置に位置決めすることができる。

本発明による好ましい実施形態では、限定ではないが、自己位置合わせユニット２５は、突出セグメント２６を備える。

好ましくは、限定ではないが、突出セグメント２６は、リム２２の高さＨＣよりも大きい高さＨＰを有し、リム２２が合わせ面２０に到達する前に第２のセクション２１ｂのより容易な配向を可能にする。

好ましくは、限定ではないが、突出セグメント２６は、第２の部分１９ｂ上、すなわち、リム２２と上記の第２の部分１９ｂの外側形状との間に位置決めされる。

上記の突出セグメント２６は、非円形部分２１と外側形状との間、又は第２の部分１９ｂの別の位置に位置決めされる。

好ましくは、図１２に示すように、合わせ面２０は、突出セグメント２６を受けるための後退セグメント２７を備える。

後退セグメント２７は、第２の部分１９ｂ又は合わせ面２０の何れかに形成された溝又はチャネルとみなすべきである。

突出セグメント２６は、合わせ面２０又は第２の部分１９ｂそれぞれから突き出る部分としてみなすべきである。

好ましくは、限定ではないが、突出セグメント２６は、装着中のフィルタカートリッジ１０の更に正確な位置決めを容易にするためのテーパ付き端部２８を備える。

本発明による別の実施形態では、後退セグメント２７は、受入セクション２９と固定セクション３０とを備え、受入セクション２９は、突出セグメント２６を固定セクション３０に向けて案内する。

好ましくは、受入セクション２９は、装着をより容易にするための角度自由空間を備え、固定セクション３０は、好ましくは、突出セグメント２６に対して相補的な形状であり、上記の突出セグメント２６を固定位置に至らせる。固定セクション３０は、好ましくは、角度自由空間を備えていない。このため、固定セクション３０は、そこに到達する突出セグメント２６の直径及び形状と一致する。

図１２では、後退セグメント２７の前述の可能な実施形態が示される。

図１２ａでは、後退セグメント２７は、受入セクション２９を備えておらず、固定セクション３０のみが提示される。

図１２ａ及び図１２ｂでは、後退セグメント２７は、フィルタカートリッジ１０が装着されるシートへの遮断なしに連続する。これは、合わせ面２０の深さ又は高さ全体にわたっていることを意味する。

その一方で、図１２ｃでは、後退セグメント２７は、合わせ面２０の深さ又は高さ全体にわたって連続してはおらず、上記のシートと固定セクション３０との間に最小の高さが存在する。図１２ｃには、後退セグメント２７が受入セクション２９を備えるにもかかわらず、これは必ずしも当てはまらない。後退セグメント２７の下方のテーパ付きセクションは、必ずしも何れかに存在しない。

図１２の前述の３つの例では、突出セクター２６は、テーパ付き端部２８を有することができる。本発明の別の実施形態では、第２の部分１９ｂの外側形状が円形でない場合、その実施例が図９に示されており、突出セグメント２６は、リム２２と第２の部分１９ｂの外側形状との間の何れかの位置に位置決めすることができる。

限定ではない本発明による別の実施形態では、図１０に示すように、第２のセクション２１ｂをリム２２に位置決めすることができる。この場合、第２のセクション２１ｂの形状は、好ましくは、リム２２の形状によって区切られた外周内で実現される。この場合、合わせ面２０は、リム２２及び第２のセクション２１ｂを受ける相補的表面を備える。第２のセクション２１ｂは、フィルタカートリッジ１０を所望の位置に整列させる。

本発明による別の実施形態では、第２の部分１９ｂは、ハウジング１５内に装着されて、圧縮機要素２の動作中にフィルタカートリッジ１０の堅牢性を向上させる２又は３以上の第２のセクション２１ｂを備える。

２又は３以上の第２のセクション２１ｂは、第２の部分１９ｂ上の何れかの位置に、又は互いに一定の間隔で位置決めされる。例えば、第２の部分１９ｂが２つの第２のセクション２１ｂを備える場合、これら２つの第２のセクション２１ｂは、図６及び図８に示すように、又は他の方法でフィルタ入口１１の対向する部分に位置決めすることができる。

本発明による更なる実施形態では、第２の部分は、２又は３以上の自己位置合わせユニットを備える。

上記の自己位置合わせユニット２５は、第２のセクション２１ｂに隣接して、又は第２の部分１９ｂ上の何れかの位置に位置決めされる。

本発明については、フィルタカートリッジ１０が圧縮機１内に装着される状況において説明してきたが、本発明は、このような状況に限定されるべきではなく、図１１に示すように、フィルタカートリッジを真空ポンプ内に装着してもよいことを理解されたい。このようなフィルタカートリッジ１１０は、圧縮機１内に装着されたフィルタカートリッジ１０と同じ方式で同じ特性、構造的特徴及び機能を有する点を理解すべきである。

このため、真空ポンプ１００は、真空入口１０３及び出口１０４を有する真空要素１０２を備え、固定速度で又は可変速度モータ１０５によって駆動される。真空入口１０３は、ユーザのネットワーク１０７に接続される。

真空出口１０４には、油分離容器１０６が設けられ、上記油分離容器１０６は、真空出口１０４に接続された容器入口１０８と、外部ネットワーク１３１又は大気に接続された容器出口１０９とを有する。

上記の油分離容器１０６内では、１又は２以上のフィルタカートリッジ１１０がハウジング１１５内に設けられ、上記フィルタカートリッジ１１０の各々は、容器出口１０９に流体接続されたフィルタ入口１１１及びフィルタ出口１１３を有する。フィルタカートリッジ１１０の各々は、上部キャップ１１８と下部キャップ１１９との間に設けられたフィルタエレメント１１２を備える。

下部キャップ１１９は、フィルタエレメント１１２を受ける第１の部分１１９ａと、オイル分離容器１０６の合わせ面１２０に接続された第２のセクション１１９ｂとを更に含む。

更に、圧縮機内に装着されたフィルタカートリッジ１０の場合と同様に、第２のセクション１１９ｂは、第２のセクション２１ｂを備える。

フィルタアセンブリ１４の設計に応じて、フィルタアセンブリ１４は、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の組み合わせで本明細書に提示される技術的特徴の一部又は全てを含むことができる。「技術的特徴」とは、少なくとも、フィルタカートリッジ１０の数、圧縮機１内のフィルタカートリッジ１０の位置、第２のセクション２１ｂ、リム２２、チャネル２３、シール２４、自己位置合わせユニット２５、突出セグメント２６、後退セグメント２７、テーパ付き端部２８、受入セクション２９及び固定セクション３０を意味する。

本発明は、実施例として記載され且つ図面に示された実施形態に限定されるものではなく、このようなフィルタカートリッジ１０は、本発明の範囲から逸脱することなく、あらゆるタイプの変形形態において実現することができる。

１９ 下部キャップ
２１ａ 第１のセクション
２１ｂ 第２のセクション
２３ チャネル又は溝
２５ 自己位置合わせユニット

Claims (22)

1. ハウジング（１５）と、圧縮ガスから液体を分離するためのフィルタカートリッジ（１０）とを備えたフィルタアセンブリであって、前記フィルタカートリッジ（１０）が前記ハウジング（１５）内に設けられ、
   前記ハウジング（１５）は、
   圧縮ガス出口（４）に流体接続されるように構成されたハウジング入口（１６）と、
   精製されたガスがそこから回収されるハウジング出口（１７）と、
   を備え、前記フィルタカートリッジ（１０）は、前記ハウジング入口（１６）に流体接続されたフィルタ入口（１１）と、前記フィルタカートリッジ（１０）の一部でもある上部キャップ（１８）及び下部キャップ（１９）の間に設けられたフィルタエレメント（１２）と、を備え、前記下部キャップ（１９）が前記フィルタ入口（１１）を含み、前記上部キャップ（１８）と前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメント（１２）を装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメント（１２）を受ける第１の部分（１９ａ）と、前記ハウジング（１５）の合わせ面（２０）に接続された第２の部分（１９ｂ）とを更に備える、フィルタアセンブリにおいて、
   前記第２の部分（１９ｂ）が、第１のセクション（２１ａ）と第２のセクション（２１ｂ）とを備え、前記第１のセクション（２１ａ）は、前記下部キャップ（１９）が前記合わせ面（２０）に対して回転できないように、前記第２のセクション（２１ｂ）と違う別の形状を有する、ことを特徴とする、フィルタアセンブリ。
2. 前記第２の部分（１９ｂ）が、前記第２のセクション（２１ｂ）を除いて、周囲の残りの部分で比較的円形又は楕円形である、ことを特徴とする、請求項１に記載のフィルタ一アセンブリ。
3. 前記第１のセクション（２１ａ）及び前記第２のセクション（２１ｂ）は、前記第２の部分（１９ｂ）に設けられたリム（２２）の一部分であり、前記合わせ面（２０）が、対応する形状を備える、ことを特徴とする、請求項１又は２に記載のフィルタアセンブリ。
4. 前記第１のセクション（２１ａ）及び／又は前記第２のセクション（２１ｂ）は、前記第２の部分（１９ｂ）の表面又は前記第２の部分（１９ｂ）の外側形状の一部分である、ことを特徴とする、請求項１又は２に記載のフィルタアセンブリ。
5. 前記第２の部分（１９ｂ）にリム（２２）が設けられ、該リム（２２）が、１又は２以上のシール（２４）を装着するため周囲に沿って１又は２以上の溝（２３）を備える、ことを特徴とする、請求項１〜４の何れか一項に記載のフィルタアセンブリ。
6. 前記下部キャップ（１９）が、自己位置合わせユニット（２５）を備える、ことを特徴とする、請求項１〜５のうちの１又は２以上に記載のフィルタアセンブリ。
7. 前記自己位置合わせユニット（２５）が、前記第２の部分（１９ｂ）に設けられている、ことを特徴とする、請求項６に記載のフィルタアセンブリ。
8. 前記自己位置合わせユニット（２５）が、前記下部キャップ（１９）の一体的部分を形成する、ことを特徴とする、請求項６又は７に記載のフィルタアセンブリ。
9. 前記自己位置合わせユニット（２５）が、前記第２の部分（１９ｂ）の一部分であるリム（２２）と前記下部キャップ（１９）の前記外側形状との間に位置決めされる、ことを特徴とする、請求項６〜８の何れかに記載のフィルタアセンブリ。
10. 前記自己位置合わせユニット（２５）が、突出セグメント（２６）を備える、ことを特徴とする、請求項６〜９の何れかに記載のフィルタアセンブリ。
11. 前記合わせ面（２０）が、前記突出セグメント（２６）を受けるための後退セグメント（２７）を備える、請求項１０に記載のフィルタアセンブリ。
12. 前記突出セグメント（２６）がテーパ付き端部（２８）を備える、ことを特徴とする、請求項１０又は１１に記載のフィルタアセンブリ。
13. 前記後退セグメント（２７）が、受入セクション（２９）と固定セクション（３０）とを備え、前記受入セクション（２９）は、前記突出セグメント（２６）を前記固定セクション（３０）に向けて案内する、ことを特徴とする、請求項１１に記載のフィルタアセンブリ。
14. 前記第２の部分（１９ｂ）が、２又は３以上の第２のセクション（２１ｂ）を備える、ことを特徴とする、請求項１〜１３のうちの１又は２以上に記載のフィルタアセンブリ。
15. 前記第２の部分（１９ｂ）が、２又は３以上の自己位置合わせユニット（２５）を備える、ことを特徴とする、請求項６〜１４の何れかに記載のフィルタアセンブリ。
16. 前記第２の部分（１９ｂ）が、前記合わせ面（２０）と取り外し可能に接続される、ことを特徴とする、請求項１〜１５のうちの１又は２以上に記載のフィルタアセンブリ。
17. 液体をガスから分離するためのフィルタカートリッジ（１０）を備えた液体分離容器（６）であって、
    ガス源に接続されるように構成された容器入口（８）と、
    精製されたガスがそこから回収される容器出口（９）と、
    を備え、前記フィルタカートリッジ（１０）は、前記容器入口（８）に流体接続されたフィルタ入口（１１）と、前記フィルタカートリッジ（１０）の一部でもある上部キャップ（１８）及び下部キャップ（１９）の間に設けられたフィルタエレメント（１２）と、を備え、前記下部キャップ（１９）が前記フィルタ入口（１１）を含み、前記上部キャップ（１８）と前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメント（１２）を装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメント（１２）を受ける第１の部分（１９ａ）と、前記液体分離容器（６）の合わせ面（２０）に接続された第２の部分（１９ｂ）とを更に備える、液体分離容器（６）において、
    前記第２の部分（１９ｂ）が、第１のセクション（２１ａ）と第２のセクション（２１ｂ）とを備え、前記第１のセクション（２１ａ）は、前記下部キャップ（１９）が前記合わせ面（２０）に対して回転できないように、前記第２のセクション（２１ｂ）と違う別の形状を有する、ことを特徴とする、液体分離容器。
18. 複数のフィルタカートリッジ（１０）を備える、ことを特徴とする、請求項１３に記載の液体分離容器。
19. ガス入口（３）及び圧縮ガス出口（４）を有する圧縮機要素（２）と、前記圧縮ガス出口（４）に設けられた液体分離容器（６）とを備えた圧縮機であって、前記液体分離容器（６）が、前記圧縮ガス出口（４）に流体接続された容器入口（８）と、精製されたガスを供給する容器出口（９）とを有し、前記液体分離容器（６）が、前記圧縮ガス出口（４）に流体接続されたフィルタ入口（１１）を含むフィルタカートリッジ（１０）を備え、前記フィルタカートリッジ（１０）が、該フィルタカートリッジ（１０）の一部でもある上部キャップ（１８）及び下部キャップ（１９）の間に設けられたフィルタエレメント（１２）を備え、前記下部キャップ（１９）が前記フィルタ入口（１１）を含み、前記上部キャップ（１８）と前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメント（１２）を装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメント（１２）を受ける第１の部分（１９ａ）と、前記液体分離容器（６）の合わせ面（２０）に接続された第２の部分（１９ｂ）とを更に備える、圧縮機において、
    前記第２の部分（１９ｂ）が、第１のセクション（２１ａ）と第２のセクション（２１ｂ）とを備え、前記第１のセクション（２１ａ）は、前記下部キャップ（１９）が前記合わせ面（２０）に対して回転できないように、前記第２のセクション（２１ｂ）と違う別の形状を有する、ことを特徴とする、圧縮機。
20. 真空入口（１０３）と出口（１０４）とを有する真空要素（１０２）と、前記出口（１０４）に設けられた液体分離容器（１０６）とを備えた真空ポンプであって、前記液体分離容器（１０６）が、前記出口（１０４）に流体接続された容器入口（１０８）と、精製されたガスを供給する容器出口（１０９）とを有し、前記液体分離容器（１０６）が、前記出口（１０４）に流体接続されたフィルタ入口（１１１）を含むフィルタカートリッジ（１１０）を備え、前記フィルタカートリッジ（１１０）が、該フィルタカートリッジ（１１０）の一部でもある上部キャップ（１１８）及び下部キャップ（１１９）の間に設けられたフィルタエレメント（１１２）を備え、前記下部キャップ（１１９）が前記フィルタ入口（１１１）を含み、前記上部キャップ（１１８）と前記下部キャップ（１１９）が、前記フィルタエレメント（１１２）を装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、前記下部キャップ（１１９）が、前記フィルタエレメント（１１２）を受ける第１の部分（１１９ａ）と、前記液体分離容器（１０６）の合わせ面（１２０）に接続された第２の部分（１１９ｂ）とを更に備える、真空ポンプにおいて、
    前記第２の部分（１１９ｂ）が、第１のセクション（１２１ａ）と第２のセクション（１２１ｂ）とを備え、前記第１のセクション（１２１ａ）は、前記下部キャップ（１１９）が前記合わせ面（１２０）に対して回転できないように、前記第２のセクション（１２１ｂ）と違う別の形状を有する、ことを特徴とする、真空ポンプ。
21. 圧縮機（１）又は真空ポンプ（１００）内の液体分離のため請求項１〜１６に記載のフィルタアセンブリの使用。
22. ガス入口（３）及び圧縮ガス出口（４）を有する圧縮機要素（２）と、前記圧縮ガス出口（４）に設けられた液体分離容器（６）とを備えた圧縮機であって、前記液体分離容器（６）が、前記圧縮ガス出口（４）に流体接続された容器入口（８）と、精製されたガスを供給する容器出口（９）とを有し、前記圧縮機（１）が、前記容器出口（９）に流体接続されたフィルタ入口（１１）を含むフィルタカートリッジ（１０）を備え、前記フィルタカートリッジ（１０）が、該フィルタカートリッジ（１０）の一部でもある上部キャップ（１８）及び下部キャップ（１９）の間に設けられたフィルタエレメント（１２）を備え、前記下部キャップ（１９）が前記フィルタ入口（１１）を含み、前記上部キャップ（１８）と前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメント（１２）を装着するための円形又は主に円形の案内システムを生成し、前記下部キャップ（１９）が、前記フィルタエレメントを受ける第１の部分（１９ａ）と、前記容器出口（９）の又は前記容器出口（９）と接続された導管の合わせ面（２０）に接続された第２の部分（１９ｂ）とを更に備える、圧縮機において、
    第２の部分（１９ｂ）が、第１のセクション（２１ａ）と第２のセクション（２１ｂ）とを備え、前記第１のセクション（２１ａ）は、前記下部キャップ（１９）が前記合わせ面（２０）に対して回転できないように、前記第２のセクション（２１ｂ）と違う別の形状を有する、ことを特徴とする、圧縮機。

Images