JPH07197886A - 油冷式空気圧縮機 - Google Patents

油冷式空気圧縮機

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JPH07197886A
JPH07197886A JP35464693A JP35464693A JPH07197886A JP H07197886 A JPH07197886 A JP H07197886A JP 35464693 A JP35464693 A JP 35464693A JP 35464693 A JP35464693 A JP 35464693A JP H07197886 A JPH07197886 A JP H07197886A
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JP
Japan
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oil
drain
filter
compressed air
liquid
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Application number
JP35464693A
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English (en)
Inventor
Koji Maeba
浩司 前場
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07197886A publication Critical patent/JPH07197886A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出配管の先端側から油分を含まない清浄な
圧縮空気を吐出し、油液が無駄に消費されるのを防止す
る。 【構成】 吐出配管10の途中に第1の油分離フィルタ
8で除去しきれなかった油分を油液Yとして除去する第
2の油分離フィルタ35を設け、油分離フィルタ35に
はこの油液Yをドレン分離器33に連通したドレン排出
管15に導く油配管45を接続する。油タンク6内の油
分離フィルタ8の濾過粒度を粗くしても、吐出配管10
の途中に設けた油分離フィルタ35によって圧縮空気中
に残留した油分を除去することができるから、油分離フ
ィルタ8が目詰まりするのを長期に亘り防止して、メン
テナンスの手間を大幅に削減できる。また、油分離フィ
ルタ35で除去した油液Yを油配管35、ドレン分離器
33、戻し配管34およびオイルクーラ32を介して圧
縮機本体1側に回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油冷式のスクロ
ール圧縮機、ベーン圧縮機、スクリュウ圧縮機等として
好適に用いられる油冷式空気圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油液の供給を受けつつ流体を圧
縮する圧縮機本体と、該圧縮機本体から圧縮流体と共に
吐出される油液を貯える油タンクと、該油タンクに接続
して設けられ、該油タンク内で発生するドレンを油液か
ら分離させるドレン分離器と、該ドレン分離器で油液か
ら分離されたドレンを外部に排出させるドレン排出弁と
からなる油冷式空気圧縮機は、例えば実公昭62−45
107号公報等によって知られている。
【0003】そこで、図3および図4にこの種の従来技
術による油冷式空気圧縮機として油冷式スクロール空気
圧縮機を例に挙げて示す。
【0004】図において、1はスクロール式の圧縮機本
体を示し、該圧縮機本体1は、筒状のケーシング本体2
Aおよび該ケーシング本体2Aの軸方向一側に固着され
た固定スクロール2Bからなるケーシング2と、前記ケ
ーシング本体2Aの軸方向他側に軸受等を介して回転可
能に取付られ、該ケーシング2内の先端側がクランクに
なった駆動軸3と、該駆動軸3のクランクに回転自在に
支持され、前記固定スクロール2Bとの間に複数の密閉
空間としての圧縮室を形成すると共に、ケーシング本体
2A内に背圧室を画成する旋回スクロール(図示せず)
と、ケーシング2の外周側に設けられ、図示しない吸込
弁等を介して流体としての空気を吸込む吸込口4と、固
定スクロール2Bの一側面に設けられ、高圧側の圧縮室
と連通する吐出部5とから構成されている。
【0005】そして、該圧縮機本体1は吸込口4から吸
込んだ空気を前記各圧縮室内で圧縮し、圧縮空気を吐出
部5から後述の油タンク6内に吐出させる。また、該圧
縮機本体1は旋回スクロールが後述の電動モータ11に
より駆動軸3を介して起動されるときに、前記背圧室内
の背圧を吸込口4側に導くことによって起動負荷の軽減
を図るようになっている。
【0006】6は圧縮機本体1のケーシング2を部分的
に囲繞するように該圧縮機本体1に設けられた油タンク
を示し、該油タンク6は、吐出側に空気排出口7Aを有
し、下面側にドレン排出口7Bを有する有底筒状の油タ
ンク本体7と、空気排出口7Aを覆うように該油タンク
本体7の一端側に設けられた第1フィルタとしての油分
離フィルタ8と、空気排出口7Aを覆うように設けられ
た吐出側カバー9とから構成されている。そして、該油
タンク6の吐出側カバー9には油タンク6内の圧縮空気
を外部に流出させる流出穴9Aが設けられ、該流出穴9
Aは外部の空気タンク(図示せず)に吐出配管10を介
して接続されている。
【0007】ここで、該油タンク6は油タンク本体7内
に貯えた油液Yを圧縮機本体1のケーシング2内に油通
路(図示せず)を介して供給させ、圧縮機本体1内の潤
滑、冷却、シールを行うと共に、吐出部5から吐出され
る圧縮空気中に含まれた油液Yを油分離フィルタ8によ
って除去し、清浄化した圧縮空気を流出穴9Aおよび吐
出配管10を介して空気タンク内に貯留させる。そし
て、このときに油分離フィルタ8により除去された油液
Yは油タンク本体7内に溜った油液Y中に滴下するよう
にして戻される。また、油タンク6外の吐出側カバー9
に吐出された油液Yは油流出穴9Bから流出され、後述
する戻し配管26の油液Yと共に圧縮機本体1内に供給
されるようになっている。
【0008】11は油タンク6上に搭載された駆動源と
なる電動モータを示し、該電動モータ11は起動スイッ
チ(図示せず)によって起動し、大,小のプーリ12
A,12Bおよび駆動ベルト13を介して駆動軸3を回
転駆動することにより、圧縮機本体1を圧縮運転させる
ようになっている。
【0009】14は圧縮機本体1の吸込口4に取付けら
れたエアフィルタを示し、該エアフィルタ14は吸込口
4から吸込まれる空気を清浄化し、吸込サイレンサとし
ても機能するようになっている。
【0010】ここで、前記油タンク6内には圧縮機本体
1から吐出されてくる圧縮空気中の水分が油タンク本体
7内で凝縮されることにより凝縮水(以下、「ドレン」
という)となって、油タンク本体7内の油液Y中に溜ま
るようになる。そして、このドレンが油液Y中に溜って
ゆくと、油液Yは早期に劣化し易くなる。そこで、油タ
ンク6内の油液Y中からこのドレンを分離するために後
述のドレン分離器18が設けられている。
【0011】15は油タンク6の下側に位置して油タン
ク本体7のドレン排出口7Bに接続されたドレン排出管
を示し、該ドレン排出管15の途中にはオイルフィルタ
16、常開弁としての流入側電磁弁17、ドレン分離器
18および常閉弁としての排出側電磁弁19が順次配設
され、該排出側電磁弁19はドレン排出弁を構成してい
る。ここで、前記オイルフィルタ16内には濾過粒度が
80〜120μm前,後となるフィルタエレメント(図
示せず)が設けられ、該フィルタエレメントによりドレ
ン排出管15内を流れる油液Yおよびドレン中に含まれ
る塵埃やダスト等を除去するようになっている。
【0012】さらに、前記ドレン分離器18は図4に示
すように、有底の容器からなり、内部がドレン排出管1
5と連通したフロート室20Aとなったハウジング20
と、該ハウジング20の底部に立設され、上端にストッ
パ21が設けられたガイドロッド22と、ドレンDと油
液Yの中間の比重を有し、該ガイドロッド22に摺動可
能に挿嵌されたフロート23と、前記ガイドロッド22
の上端側に設けられ、該フロート23に設けられた永久
磁石24が接近したときに作動するリードスイッチ25
とからなるフロートスイッチが構成されており、前記ハ
ウジング20のフロート室20Aにはドレン排出管15
より上方に位置して戻し配管26が接続され、分離した
油液Yを油タンク6内に戻すようになっている。そし
て、前記リードスイッチ25が作動すると、前記流入側
電磁弁17を閉弁し、排出側電磁弁19を開弁すること
によりドレンDを排出側電磁弁19から外部へと排出す
るようになっている。
【0013】従来技術による油冷式スクロール圧縮機は
上述の如き構成を有するもので、電動モータ11によっ
て駆動軸3を回転させ、固定スクロール2Bに対して旋
回スクロールを旋回運動させると、これにより吸込口4
側は大気圧以下となるからチェック弁が開弁し、外部の
空気がエアフィルタ14を介して吸込口4側に流入する
のを許すと共に、圧縮機本体1は吸込口4から吸込んだ
外部の空気を各圧縮室内で圧縮し、圧縮した空気を油液
Yと共に吐出口5から油タンク6内に吐出する。そし
て、この圧縮空気中に含まれた油液Yは油分離フィルタ
8によって除去され、清浄化された圧縮空気が吐出配管
10を介して空気タンクに供給される。
【0014】さらに、上述した圧縮運転中、ケーシング
2内の背圧室は、圧縮空気が吐出される油タンク6内の
圧力よりも低圧になっているから、油タンク6内の油液
Yを圧縮空気の一部と一緒に油通路を介して圧縮機本体
1内へ供給し、該背圧室内の背圧によって旋回スクロー
ルの浮上がり現象を防止する。また、このときに固定ス
クロール2Bと旋回スクロールとの間、駆動軸3等に供
給された油液Yは、これらの各部の潤滑、冷却、シール
を行った後、圧縮空気と共に再び油タンク6内に吐出さ
れる。
【0015】また、油冷式空気圧縮機にあっては、圧縮
される空気は外部の湿気を吸収しており、ドレンDが発
生する。そして、このドレンDは油タンク6内に徐々に
溜っていく。そして、このドレンDは油液Yの劣化を促
進すると共に、錆の発生原因となる。
【0016】そこで、油タンク6にはドレン排出管15
を設け、該ドレン排出管15の途中には流入側電磁弁1
7と排出側電磁弁19との間にドレン分離器18を設
け、該ドレン分離器18に内蔵したフロートスイッチに
より流入側電磁弁17、排出側電磁弁19の開,閉弁制
御を行うようにしている。
【0017】即ち、ドレン分離器18のフロート室20
AにドレンDが徐々に沈積し、ドレンDの液面が所定の
レベルに達すると、前記フロート23が上昇し、永久磁
石24がリードスイッチ25をONにする。これによ
り、流入側電磁弁17が自動閉弁し、排出側電磁弁19
が自動開弁してドレンDをドレン分離器18の外部に排
出し、油タンク6内のドレンDを除去する。
【0018】また、ドレン分離器18からドレンDを排
出した後は、前記フロート23がドレンDの液面と共に
下降し、永久磁石24がリードスイッチ25をOFFに
する。これにより、流入側電磁弁17を自動開弁し、排
出側電磁弁19を自動閉弁させ、ドレン分離器18内で
油液YからドレンDを分離させると共に、油タンク6内
の油液Yがドレン排出管15および排出側電磁弁19を
介して無駄に排出されるのを防止するようにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、圧縮機本体1の吐出部5から空気と共に油
液Yを油タンク6内に吐出させた後に、この油タンク6
の空気排出口7Aから圧縮空気を吐出配管10に向けて
吐出させるときに、この圧縮空気中に含まれた油液Yを
油分離フィルタ8によって除去し、油分が除去された圧
縮空気を吐出配管10内に流通させるようにしている。
【0020】しかし、この油分離フィルタ8によって圧
縮空気中の油分を完全に除去するには油分離フィルタ8
の濾過粒度を細かくしなければならない。そして、油分
離フィルタ8の濾過粒度を細かくした場合には、該油分
離フィルタ8に目詰まりが発生し易くなるばかりか、該
油分離フィルタ8は油タンク6内に吐出側カバー9等を
介して設けられているために、油分離フィルタ8の清掃
や交換等の作業に手間がかかり、メンテナンス性が非常
に悪いという問題がある。
【0021】一方、これを解消すべく油分離フィルタ8
の濾過粒度を粗くした場合には、油タンク6内の油液Y
の一部が油分離フィルタ8を通り抜けて吐出配管10内
へと流出するようになってしまい、清浄な圧縮空気を空
気タンク側に吐出できない上に、油液Yが無駄に消費さ
れてしまうという問題がある。
【0022】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は吐出配管の先端側から油分を含
まない清浄な圧縮空気を吐出でき、油液が無駄に消費さ
れるのを防止できると共に、フィルタの目詰まりを防止
してメンテナンス性を向上できるようにした油冷式空気
圧縮機を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、油液の供給を受けつつ空気を圧縮する
圧縮機本体と、該圧縮機本体から圧縮空気と共に吐出さ
れる油液を貯える油タンクと、該油タンクの吐出側に設
けられ、前記圧縮空気中の油分を除去しつつ、この圧縮
空気を吐出配管内に流出させる第1フィルタと、前記油
タンクにドレン排出管を介して接続され、前記油タンク
内で発生するドレンを油液から分離するドレン分離器
と、該ドレン分離器でドレンが分離された油液を前記圧
縮機本体側に戻す戻し配管と、前記吐出配管の途中に設
けられ、前記圧縮空気中に残留した油分を除去する第2
フィルタと、該第2フィルタで除去した油液を前記ドレ
ン分離器に向けて導く油配管とからなる構成を採用して
いる。
【0024】
【作用】上記構成により、第1フィルタが目詰まりする
のを防止できるように第1フィルタの濾過粒度を粗くし
ても、吐出配管の途中に設けた第2フィルタによって圧
縮空気中に残留した油分を除去することができる。
【0025】また、第2フィルタで除去した油液は油配
管、ドレン分離器および戻し配管を介して圧縮機本体側
に回収される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2に基
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0027】図中、31はパッケージ31A内に収容さ
れた本実施例による油冷式スクロール空気圧縮機を示
し、該パッケージ31Aは金属板等の薄板からプレス成
型等により箱状に形成されている。
【0028】32はオイルクーラを示し、該オイルクー
ラ32は圧縮機本体1から導出されてくる油液Yを冷却
した後に、この油液Yを再び圧縮機本体1に戻すように
なっている。そして、該オイルクーラ32は油液Yを空
気で冷却することによって、圧縮機本体1が過熱するの
を防止する。
【0029】33は本実施例で用いられるドレン分離器
を示し、該ドレン分離器33は従来技術で述べたドレン
分離器18とほぼ同様に構成され、ドレン排出管15の
途中に流入側電磁弁17と排出側電磁弁19との間に位
置して設けられている。そして、該ドレン分離器33は
油タンク6内で発生するドレンを油液Yから分離し、分
離したドレンを排出側電磁弁19から外部に排出させ
る。
【0030】34は一端側がドレン分離器33の上端側
に接続され、他端側がオイルクーラ32を介して圧縮機
本体1側に接続された戻し配管を示し、該戻し配管34
は前記ドレン分離器33によってドレンが分離された油
液Yをオイルクーラ32の配管内に戻し、該オイルクー
ラ32で冷却した後の油液Yを圧縮機本体1内に回収さ
せるものである。
【0031】35は吐出配管10の途中に設けられた第
2フィルタとしての油分離フィルタで、該油分離フィル
タ35は第1フィルタとなる油分離フィルタ8を通過し
て吐出配管10内に吐出された圧縮空気から、この圧縮
空気中に残留した油分を除去するものである。ここで、
該油分離フィルタ35は図2に示す如く、後述するフィ
ルタケース36、蓋体37およびフィルタエレメント3
8から大略構成されている。
【0032】36はフィルタケースを示し、該フィルタ
ケース36は中間に段部36Aを有して有底筒状に形成
され、該フィルタケース36の底部には後述の油配管4
5に連通する流出口36Bが形成されている。
【0033】37は有蓋筒状に形成された蓋体を示し、
該蓋体37の下端側には嵌合部37Aが形成され、該嵌
合部37Aはフィルタケース36の上端側開口部に嵌合
固着されている。また、該蓋体37には周壁に吐出配管
10の途中部分が接続される配管取付穴37B,37C
が互いに対向して形成されている。そして、蓋体37の
中央部には配管取付穴37Bに連通し、配管取付穴37
Cに対して遮断された短尺の筒状部37Dが形成され、
該筒状部37Dはフィルタケース36内に向けて軸方向
に突出している。
【0034】38はフィルタケース36の段部36Aと
蓋体37の筒状部37Dとの間に設けられたフィルタエ
レメントを示し、該フィルタエレメント38は多数の貫
通穴39A,39A,…が径方向に穿設された筒状の保
持筒39と、内周側が該保持筒39の上端側に固着さ
れ、上端側が前記蓋体37の筒状部37Dに係合する係
合部40Aとなった薄肉環状のエレメント押え40と、
内周側が前記保持筒39の下端側に固着された薄肉環状
の下側エレメント押え41と、前記保持筒39の外周側
に位置して該各エレメント押え40,41の間に保持さ
れたエレメント42とから構成されている。
【0035】43,44は油分離フィルタ35のフィル
タケース36内にフィルタエレメント38によって画成
された圧縮空気の流入室,流出室を示し、該流入室43
は蓋体37の配管取付穴37Bとフィルタエレメント3
8の内周側とを連通するように形成され、流出室44は
配管取付穴37Cとフィルタエレメント38の外周側と
を連通するように形成されている。
【0036】45は前記フィルタケース36の流出口3
6Bに逆止弁46を介して接続された油配管を示し、該
油配管45の先端側はオイルフィルタ16と流入側電磁
弁17との間に位置してドレン排出管15の途中部位に
接続されている。そして、油分離フィルタ35によって
吐出配管10内の圧縮空気中から分離された油液Yは該
油配管45を介してドレン排出管15内へと流入するよ
うになる。また、逆止弁46はドレンDおよび油液Yが
油分離フィルタ35から油配管45側へ流れるのを許
し、逆向きの流れを阻止するものである。
【0037】以上の如く構成される油分離フィルタ35
においては、吐出配管10を介して吐出されてくる圧縮
空気が矢示Aで示す如く流入室43内に流入すると、こ
の圧縮空気はフィルタエレメント38の保持筒39の各
貫通穴39Aおよびエレメント42を介して流出室44
に流出し、このとき圧縮空気中に含まれる油分をエレメ
ント42により除去し、清浄な圧縮空気を流出室44に
流通させる。そして、この流出室44内の清浄な圧縮空
気は蓋体37の配管取付穴37C側から図示しない空気
タンクに向けて吐出される。
【0038】このとき、フィルタエレメント38によっ
て除去された油分は油液Yとなってフィルタケース36
内を矢示B方向に滴下し、フィルタケース36の底部に
溜められる。ここで、油タンク6内の油分離フィルタ8
で除去しきれなかった水分はドレンDとなって油液Yの
下に溜められる。そして、この油液YおよびドレンDは
油配管45を通ってドレン排出管15内に流入し、ドレ
ン分離器18によってドレンDは排出され、油液Yは回
収されるようになっている。
【0039】本実施例による油冷式スクロール空気圧縮
機は以上の如き構成を有するもので、その基本的な動作
については従来技術によるものと格別差異はない。
【0040】然るに、本実施例によれば、油タンク6内
の油分離フィルタ8で除去しきれなかった油分を油液Y
として除去する他の油分離フィルタ35を吐出配管10
の途中に設け、該油分離フィルタ35には、この油液Y
をドレン分離器33に連通するドレン排出管15に接続
して導く油配管45を設けたから、油タンク6内の油分
離フィルタ8の濾過粒度を粗くしても、吐出配管10の
途中に設けた他の油分離フィルタ35によって、圧縮空
気中に残留した油分を確実に除去することができ、油タ
ンク6内の油分離フィルタ8が目詰まりするのを長期に
亘り防止して、メンテナンスの手間を大幅に低減でき
る。
【0041】この場合、油分離フィルタ35は吐出配管
10の途中に設けているから、油タンク6内の油分離フ
ィルタ8に比較して、フィルタエレメント38等の洗浄
や交換作業を容易に行なうことができ、濾過粒度を細か
くしてもメンテナンス性が特に悪くなることはない。そ
して、吐出配管10内の圧縮空気中に油分が含まれるよ
うな場合でも、この油分を油分離フィルタ35で確実に
除去でき、空気タンク側に向けて清浄な圧縮空気を供給
できる。
【0042】また、この油分離フィルタ35で除去した
油液Yは油配管45、ドレン分離器33、戻し配管34
およびオイルクーラ32の配管を介して圧縮機本体1側
に回収され、油液Yが無駄に消費されるのを防止でき経
済性を向上させることができる。
【0043】さらに、圧縮空気を油タンク6内の油分離
フィルタ8と他の油分離フィルタ35によって二重に濾
過する構成であるから、何らかの理由で油分離フィルタ
8が破損した場合でも、油分離フィルタ35によって圧
縮空気中の油分を除去でき、急激な油上りが発生するの
を防止することができる。
【0044】なお、前記各実施例では、圧縮機本体1を
スクロール式圧縮機として構成するものとして説明した
が、本発明はスクロール圧縮機に限るものではなく、例
えばベーン圧縮機またはスクリュウ圧縮機等を適用して
もよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、油液
の供給を受けつつ空気を圧縮する圧縮機本体と、該圧縮
機本体から圧縮空気と共に吐出される油液を貯える油タ
ンクと、該油タンクの吐出側に設けられ、前記圧縮空気
中の油分を除去しつつ、この圧縮空気を吐出配管内に流
出させる第1フィルタと、前記油タンクにドレン排出管
を介して接続され、前記油タンク内で発生するドレンを
油液から分離するドレン分離器と、該ドレン分離器でド
レンが分離された油液を前記圧縮機本体側に戻す戻し配
管と、前記吐出配管の途中に設けられ、前記圧縮空気中
に残留した油分を除去する第2フィルタと、該第2フィ
ルタで除去した油液を前記ドレン分離器に向けて導く油
配管とからなる構成を採用することにより、第1フィル
タが目詰まりするのを防止できるように第1フィルタの
濾過粒度を粗くしても、吐出配管の途中に設けた第2フ
ィルタによって圧縮空気中に残留した油分を除去するこ
とができ、第1フィルタが目詰まりするのを長期に亘り
防止して、メンテナンスの手間を大幅に削減できる。
【0046】また、第2フィルタで除去した油液は油配
管、ドレン分離器および戻し配管を介して圧縮機本体側
に回収することができ、油液が無駄に消費されるのを防
いで経済性を向上することができる。
【0047】さらに、圧縮空気を第1フィルタと第2フ
ィルタによって二重に濾過する構成であるから、何らか
の理由で第1フィルタが破損した場合でも、第2フィル
タによって急激な油上りが発生するのを防止することが
できる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油冷式空気圧縮機を示す
全体構成図である。
【図2】図1中の油分離フィルタを拡大して示す縦断面
図である。
【図3】従来技術による油冷式空気圧縮機を示す全体構
成図である。
【図4】図3中のドレン分離器の構成を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】 1 圧縮機本体 6 油タンク 8 油分離フィルタ(第1フィルタ) 10 吐出配管 33 ドレン分離器 34 戻し配管 35 油分離フィルタ(第2フィルタ) 45 油配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液の供給を受けつつ空気を圧縮する圧
    縮機本体と、該圧縮機本体から圧縮空気と共に吐出され
    る油液を貯える油タンクと、該油タンクの吐出側に設け
    られ、前記圧縮空気中の油分を除去しつつ、この圧縮空
    気を吐出配管内に流出させる第1フィルタと、前記油タ
    ンクにドレン排出管を介して接続され、前記油タンク内
    で発生するドレンを油液から分離するドレン分離器と、
    該ドレン分離器でドレンが分離された油液を前記圧縮機
    本体側に戻す戻し配管と、前記吐出配管の途中に設けら
    れ、前記圧縮空気中に残留した油分を除去する第2フィ
    ルタと、該第2フィルタで除去した油液を前記ドレン分
    離器に向けて導く油配管とから構成してなる油冷式空気
    圧縮機。
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