JP2020527355A5

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Info

Publication number: JP2020527355A5
Application number: JP2020502992A
Authority: JP
Filing date: 2018-07-17
Publication date: 2021-08-26

Claims

抗原結合ドメインを有する細胞透過性抗ＤＮＡ結合タンパク質であって、前記抗原結合ドメインがＤＮＡに結合し、かつ
− 配列番号１に示されているとおりの相補性決定領域（ＣＤＲ）１、配列番号３に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号４に示されているとおりのＣＤＲ３を有する重鎖可変領域（Ｖ_Ｈ）、ならびに配列番号６に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号７に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号８に示されているとおりのＣＤＲ３を有する軽鎖可変領域（Ｖ_Ｌ）、
− 配列番号１に示されているとおりの相補性決定領域（ＣＤＲ）１、配列番号２に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号４に示されているとおりのＣＤＲ３を有する重鎖可変領域（Ｖ _Ｈ）、ならびに配列番号５に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号７に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号８に示されているとおりのＣＤＲ３を有する軽鎖可変領域（Ｖ _Ｌ）、
− 配列番号９に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１１に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号１２に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ _Ｈ、ならびに配列番号１５に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１５に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号１６に示されているとおりのＣＤＲ３を有する軽鎖可変領域（Ｖ _Ｌ）、あるいは
− 配列番号９に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１０に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号１２に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ _Ｈ、ならびに配列番号１３に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１５に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号１６に示されているとおりのＣＤＲ３を有する軽鎖可変領域（Ｖ _Ｌ）、
を含む、前記細胞透過性抗ＤＮＡ結合タンパク質。
配列番号１７〜２３のいずれか１つに示されているとおりの配列と少なくとも９５％同一な配列を含むＶ_Ｈ及び配列番号２４〜２９のいずれか１つに示されているとおりの配列と少なくとも９５％同一な配列を含むＶ_Ｌ
を含む、請求項１に記載の結合タンパク質。
前記Ｖ_Ｈ及びＶ_Ｌが、配列番号３０に示されている配列を含むリンカーによって分離されている、請求項１または２に記載の結合タンパク質。
前記Ｖ_Ｈ及びＶ_Ｌが単一のポリペプチド鎖中にある、請求項１〜３のいずれか１項に記載の結合タンパク質。
（ｉ）一本鎖Ｆｖ断片（ｓｃＦｖ）、
（ｉｉ）二量体ｓｃＦｖ（ジ−ｓｃＦｖ）、
（ｉｉｉ）三量体ｓｃＦｖ（トリ−ｓｃＦｖ）、
（ｉｖ）抗体の定常領域、Ｆｃまたは重鎖定常ドメインＣ_Ｈ２及び／またはＣ_Ｈ３に連結している（ｉ）、（ｉｉ）または（ｉｉｉ）のいずれか１つ
である、請求項４に記載の結合タンパク質。
ｓｃＦｖである、請求項５に記載の結合タンパク質。
ジ−ｓｃＦｖである、請求項５に記載の結合タンパク質。
前記ｓｃＦｖが、配列番号３１に示されている配列を含むリンカーによって分離されている、請求項７に記載の結合タンパク質。
前記Ｖ_Ｈ及びＶ_Ｌが別々のポリペプチド鎖中にある、請求項１または２に記載の結合タンパク質。
インタクトな抗体である、請求項９に記載の結合タンパク質。
請求項１または２に記載の結合タンパク質であって、前記結合タンパク質が、抗原結合ドメインを有する細胞透過性抗ＤＮＡＦｖ断片であり、前記抗原結合ドメインがＤＮＡに結合し、かつ
− 配列番号１に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号３に示されているとおりのＣＤＲ２、配列番号４に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ_Ｈ、ならびに配列番号６に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号７に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号８に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ_Ｌ、
− 配列番号１に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号２に示されているとおりのＣＤＲ２、配列番号４に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ _Ｈ、ならびに配列番号５に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号７に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号８に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ _Ｌ、
− 配列番号９に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１１に示されているとおりのＣＤＲ２、配列番号１２に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ_Ｈ、ならびに配列番号１５に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１５に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号１６に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ_Ｌ、あるいは
− 配列番号９に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１０に示されているとおりのＣＤＲ２、配列番号１２に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ _Ｈ、ならびに配列番号１３に示されているとおりのＣＤＲ１、配列番号１５に示されているとおりのＣＤＲ２及び配列番号１６に示されているとおりのＣＤＲ３を有するＶ _Ｌ、
− 配列番号１７〜２３のいずれか１つに示されているとおりの配列と少なくとも９５％同一な配列を含むＶ_Ｈ、及び配列番号２４〜２９のいずれか１つに示されているとおりの配列と少なくとも９５％同一な配列を含むＶ_Ｌ
のうちの少なくとも１つを含む、前記結合タンパク質。
ジ−ｓｃＦｖである、請求項１１に記載の細胞透過性抗ＤＮＡＦｖ断片。
配列番号３２〜４７のいずれか１つに示されているとおりのアミノ酸配列を含む、請求項１２に記載の細胞透過性抗ＤＮＡＦｖ断片。
別の化合物にコンジュゲートされている、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の結合タンパク質または請求項１１〜１３のいずれか１項に記載のＦｖ断片。
請求項１〜１４のいずれか１項に定義される結合タンパク質またはＦｖ断片をコードする核酸。
請求項１〜１４のいずれか１項に定義される結合タンパク質またはＦｖ断片と、薬学的に許容される担体とを含む組成物。
がんを処置するための医薬品の製造における、請求項１〜１４のいずれか１項に定義される結合タンパク質もしくはＦｖ断片または請求項１６に記載の組成物の使用。
がんの処置において使用するための、請求項１〜１４のいずれか１項に定義される結合タンパク質もしくはＦｖ断片または請求項１６に記載の組成物。
前記がんが、以下のうち１つ以上である：
−実質的にＨＤＲ欠損している、
−ＰＡＲＰ阻害に対して抵抗性を有する、
−実質的にＢＲＣＡ２欠損している、
−実質的にＰＴＥＮ欠損している、
請求項１７に記載の使用または請求項１８に記載の結合タンパク質。
前記がんが、結腸癌、脳癌、前立腺、卵巣、乳房、子宮内膜、黒色腫、または膵臓の癌である、請求項１７に記載の使用または請求項１８に記載の結合タンパク質。
前記がんが神経膠芽細胞腫または三重陰性乳癌である、請求項１７に記載の使用または請求項１８に記載の結合タンパク質。