JP2020523163A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 眼内レンズ（ＩＯＬ）を支持するレンズ支持構造物において、前記レンズ支持構造物は、人間の眼の水晶体に固定的に移植され、前記ＩＯＬを複数の位置のうちの１つに保持するように構成されるとともに動作可能であり、前記レンズ支持構造物は、リモートエネルギーソースにより遠隔作動し、前記ＩＯＬを、前記ＩＯＬの光軸に沿って、または前記ＩＯＬの光軸を中心にして、軸方向および角度方向のうち少なくとも１つに独立して制御可能にそれぞれ変位させるように構成されるとともに動作可能であり、それにより前記ＩＯＬが複数の位置間を動くことが可能になる再配置アセンブリを具えることを特徴とするレンズ支持構造物。
2. 請求項１に記載のレンズ支持構造物において、前記再配置アセンブリは、前記複数の位置のうち少なくとも一部の間で前記ＩＯＬの漸進的な移行をもたらすように構成されることを特徴とするレンズ支持構造物。
3. 請求項１または２に記載のレンズ支持構造物において、前記再配置アセンブリは、少なくとも１つのアクチュエータおよびそれぞれの歯列を具え、前記アクチュエータおよび歯列のうち一方が前記ＩＯＬと固定的な空間関係を有し、前記アクチュエータは、前記歯列と選択的に係合する、および係合を外すように構成されるとともに動作可能であり、係合したときに、前記アクチュエータと前記歯列との間で相対的な漸進移動が生じ、前記複数の位置のうちの２つの隣接する位置間の前記ＩＯＬの前記制御可能な変位をもたらすことを特徴とする、レンズ支持構造物。
4. 請求項３に記載のレンズ支持構造物において、前記アクチュエータおよび／またはそれぞれの歯列は、前記相対的な漸進移動が、前記ＩＯＬの光軸に沿って、および前記ＩＯＬの光軸を中心にして、前記複数の方向のうち少なくとも１つのそれぞれにおいて、一方向のみに生じるように、ラチェット機構を規定することを特徴とする、レンズ支持構造物。
5. 請求項３または４に記載のレンズ支持構造物において、前記アクチュエータは、第１および第２の空間構成間を可逆的にシフト可能であり、それによって前記歯列との係合および解放をそれぞれもたらすことを特徴とする、レンズ支持構造物。
6. 請求項３乃至５のいずれか一項に記載のレンズ支持構造物において、前記アクチュエータは、前記再配置アセンブリが前記リモートエネルギーソースにより遠隔作動したときに、前記アクチュエータの少なくとも前記第１の空間構成をもたらすように構成されるとともに動作可能な形状記憶材料で形成された変更可能要素を具えることを特徴とする、レンズ支持構造物。
7. 請求項６に記載のレンズ支持構造物において、前記アクチュエータは、前記変更可能要素に結合されるとともに、前記再配置アセンブリが前記リモートエネルギーソースにより作動しない場合、前記アクチュエータの少なくとも前記第２の空間構成をもたらすように構成されるとともに動作可能であるバネ状要素を具えることを特徴とする、レンズ支持構造物。
8. 請求項６または７に記載のレンズ支持構造物において、前記変更可能要素はニチノールを含むことを特徴とする、レンズ支持構造物。
9. 請求項１乃至８のいずれか一項に記載のレンズ支持構造物において、前記リモートエネルギーソースは、前記再配置アセンブリの少なくとも一部に熱を供給するように構成されるとともに動作可能であることを特徴とする、レンズ支持構造物。
10. 請求項１乃至９のいずれか一項に記載のレンズ支持構造物において、前記リモートエネルギーソースは放射素子またはレーザ源のうちの少なくとも一方を具えることを特徴とする、レンズ支持構造物。
11. 請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のレンズ支持構造物において、前記リモートエネルギーソースが電磁放射送信機を具え、前記再配置アセンブリは電磁放射受信機を具えることを特徴とする、レンズ支持構造物。
12. 請求項３に記載のレンズ支持構造物において、前記再配置アセンブリは少なくとも一対の前記アクチュエータを具え、それぞれのアクチュエータは、前記ＩＯＬの光軸周りの互いに反対の方向のうちの一方、または前記ＩＯＬの光軸に沿った互いに反対の方向のうちの一方に、前記ＩＯＬを制御可能に変位させるように構成されるとともに動作可能であることを特徴とする、レンズ支持構造物。
13. 請求項１２に記載のレンズ支持構造物において、
    ａ）前記再配置アセンブリは一対の前記歯列を具え、それぞれの歯列は、前記一対のアクチュエータの１つと相互作用し、それによって、前記ＩＯＬの光軸周りの互いに反対の方向に前記ＩＯＬを変位させることが可能になるか、または、
    ｂ）前記再配置アセンブリは前記一対のアクチュエータと相互作用する１つの歯列を具え、それによって、前記ＩＯＬの光軸に沿った互いに反対の方向に前記ＩＯＬを変位させることが可能になることを特徴とする、レンズ支持構造物。
14. 請求項１乃至１３のいずれか一項に記載のレンズ支持構造物において、前記再配置アセンブリのユーザ検査および作動を可能にしながら、前記再配置アセンブリを密閉し、前記再配置アセンブリへの組織侵入を防ぐように構成されるとともに動作可能な繊維プロテクタを更に具えることを特徴とする、レンズ支持構造物。
15. 眼内レンズ（ＩＯＬ）の位置を制御するレンズ制御システムであって、請求項１乃至１４のいずれか一項に記載のレンズ支持構造物と、前記レンズ支持構造物の再配置アセンブリを遠隔作動させるように構成されるとともに動作可能なリモートエネルギーソースとを具え、前記リモートエネルギーソースが、熱発生器、レーザビーム発生器、および電磁放射送受信機のうち少なくとも１つを具えることを特徴とする、レンズ制御システム。
16. 請求項１乃至１４のいずれか一項に記載のレンズ支持構造物と、前記レンズ支持構造物に一体的に装着された眼内レンズ（ＩＯＬ）とを具えることを特徴とする、眼内レンズ（ＩＯＬ）システム。