JP2020503976A - 注入デバイスならびに関連する使用および組立方法 - Google Patents

注入デバイスならびに関連する使用および組立方法 Download PDF

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Abstract

薬物送達用の注入デバイスならびに関連する使用および製造方法を開示する。注入デバイスは、外側ケーシングと、外側ケーシング内に配置された容器と、注入駆動機構と、外側ケーシングの外面に配置された指示マーカとを含むことができる。容器は、薬物を保管する内部チャンバと、皮下送達部材と、内部チャンバ内に移動可能に配置されたストッパとを含むことができる。注入駆動機構は、作動時、皮下送達部材の遠位端の開口部を通して薬物を排出するようにストッパを移動させるように構成することができる。指示マーカは、組織が皮下送達部材の遠位端の開口部を閉塞させるのを阻止するように、皮下送達部材が患者の体内に挿入されるときに注入デバイスを傾ける傾斜方向を示すことができる。

Description

関連出願の相互参照
2017年1月17日に出願された米国仮特許出願第62/447,174号明細書の優先権の利益を主張し、その内容全体が、参照により本明細書に明示的に援用される。
本開示は、概して、注入デバイスおよび関連方法に関する。より詳細には、本開示は、針またはカニューレ等の送達部材を介して患者に薬物を自動的にまたは半自動的に皮下送達する注入デバイスおよび方法に関する。
自己注射器および装着型注射器(on−body injector)を含む、薬物送達用の自動注入デバイスは、たとえば、従来のシリンジを使用する薬物送達の伝統的な方法と比較していくつかの利点を提供する。これらの利点のうちの1つは、それらの使用が単純かつ容易であることであり、それにより、患者は、医療専門家からの補助がほとんどまたはまったくなしに薬物を自己投与することができる。
多くの注入デバイスは、コイルまたは他のばね構造を使用して、一次容器から薬物を排出するようにプランジャを駆動するためのエネルギーを提供する。ばねは、通常、力と変位との間の逆の関係を示す。したがって、プランジャストロークの端部において注入デバイスのばねアクチュエータによって提供される力は、ストロークの開始時より実質的に小さい可能性がある。場合により、これによって適切な投与完了が妨げられる可能性がある。生物製剤等の高粘性薬物は、針またはカニューレの小さい通路を押し通されることに対して抵抗があるため、この問題を悪化させる傾向がある。
注入デバイスにより強力なばね(すなわち、より高いばね定数を有するばね)を装填することにより、不完全な投薬の可能性を低減させることができるが、この手法は望ましくない結果を招く可能性がある。運動エネルギーは速度の2乗に比例し、したがって、ばね定数まで徐々に増大することにより、薬物および/または一次容器に加えられる運動エネルギーが大きく変化することになる可能性がある。患者は、ばね駆動プランジャが一次容器のストッパにぶつかる際に打ち付けまたは同様の物理的衝突の形態でこの過剰なエネルギーを感じるかまたは耳にする可能性がある。こうした機械的衝突は、患者の気を散らすかまたはさらには患者の気に障る可能性がある。過剰なエネルギーによって発生する打ち付けまたは衝突が、一次容器の破損および/またはせん断負荷による薬物製品自体への損傷等、深刻な結果をもたらす可能性がある。
本開示は、既存の注入デバイスおよび方法に対する有利な代替案を具体化する注入デバイスおよび方法を示し、本開示は、上述した難題または必要のうちの1つまたは複数に対処するとともに、他の利益および利点を提供することができる。
本開示の一態様は、外側ケーシングと、外側ケーシング内に配置された容器と、注入駆動機構と、指示マーカとを含む、薬物送達用の注入デバイスを提供する。容器は、薬物を保管する内部チャンバと、皮下送達部材と、内部チャンバ内に移動可能に配置されたストッパとを含むことができる。注入駆動機構は、作動時に、皮下送達部材の遠位端の開口部を通して薬物を排出するように、ストッパを移動させるように構成することができる。指示マーカは、組織が皮下送達部材の遠位端の前記開口部を閉塞させるのを阻止するように、皮下送達部材が患者の体内に挿入されるときに注入デバイスを傾ける傾斜方向を示すことができる。
本開示の別の態様は、薬物送達用の注入デバイスを組み立てる方法を提供する。本方法は、(a)外側ケーシング内に容器を配置するステップであって、容器が、薬物を保管する内部チャンバと、皮下送達部材と、送達部材の遠位端に形成されたベベルによって画定される開口部を通して薬物を排出するように、内部チャンバ内に移動可能に配置されたストッパとを含む、ステップと、(b)皮下送達部材のベベルと外側ケーシングの目標部分とを回転方向に位置合せするステップと、(c)外側ケーシングの外面に指示マーカを付与するステップとを含むことができ、指示マーカは、組織が皮下送達部材の遠位端の開口部を閉塞させるのを阻止するように、皮下送達部材が患者の体内に挿入されるときに注入デバイスを傾ける傾斜方向を示す。
本開示のさらに別の態様は、薬物送達用の注入デバイスを使用する方法を提供する。本方法は、(a)外側ケーシングと、外側ケーシング内に配置され、かつ薬物を保管する内部チャンバを含む容器と、皮下送達部材と、内部チャンバに移動可能に配置されたストッパと、作動時に、皮下送達部材の遠位端の開口部を通して薬物を排出するように、ストッパを移動させるように構成された注入駆動機構とを含む注入デバイスを提供するステップと、(b)皮下送達部材が患者の注入部位に対して第1向きを有するように、皮下送達部材の遠位端を患者の体内に挿入するステップと、(c)皮下送達部材が患者の注入部位に対して第2向きを有するように、注入デバイスを第1向きに傾けるステップと、(d)第2向きで皮下送達部材を維持しながら、患者に薬物を皮下送達するように注入駆動機構を作動させるステップとを含むことができる。
本開示は、添付図面とともに以下の説明からより完全に理解されると考えられる。図面のうちのいくつかは、他の要素をより明確に示す目的で、選択された要素の省略によって簡略化されている場合がある。いくつかの図面におけるこうした要素の省略は、対応する文書による説明において明示的に描写されている場合を除き、例示的な実施形態のうちの任意のものにおける特定の要素の存在または不在を必ずしも示すものではない。また、図面のいずれも正確な縮尺ではない。
本開示の原理による注入デバイスの実施形態の斜視図を示す。 図1に示す注入デバイスの断面図を示す。 本開示の一実施形態による、図1の注入デバイスを使用して患者に薬物を皮下送達する一連のステップを示す。 本開示の一実施形態による、図1の注入デバイスを使用して患者に薬物を皮下送達する一連のステップを示す。 本開示の一実施形態による、図1の注入デバイスを使用して患者に薬物を皮下送達する一連のステップを示す。 本開示の一実施形態による、図1の注入デバイスを使用して患者に薬物を皮下送達する一連のステップを示す。 本開示の一実施形態による、図1の注入デバイスを使用して患者に薬物を皮下送達する一連のステップを示す。 本開示の一実施形態による、図1の注入デバイスを使用して患者に薬物を皮下送達する一連のステップを示す。 本開示の一実施形態による、図1の注入デバイスを使用して患者に薬物を皮下送達する一連のステップを示す。 図1に示す注入デバイスの皮下送達部材の遠位端の拡大斜視図である。 図1に示す注入デバイスの皮下送達部材の遠位端の拡大側面図である。 本開示の原理による皮下送達部材の遠位端の別の実施形態の側面図である。
概して、本開示は、薬物の皮下送達中に針または他の送達部材が受ける注入抵抗(たとえば、背圧)を低減させるデバイスおよび方法を提供する。皮下送達は、概して、送達部材の遠位端により患者の皮膚を突き刺すことと、その後、送達部材の遠位端の開口部を通して薬物を排出することとを含む。場合により、患者の組織は、送達部材の挿入に続き、送達部材の開口部を部分的にまたは完全に閉塞させる可能性がある。その結果、患者の組織は、開口部を通る薬物の流れに抵抗する可能性があり、それにより、1回分の薬物の送達を完了するために注入デバイスの駆動機構が克服しなければならない注入抵抗がもたらされる。
本発明者は、注入抵抗の量が薬物送達中の送達部材の向きに相関することが分かった。より詳細には、患者に対して送達部材を傾けることにより、注入抵抗が低減することが分かった。たとえば、基準点に対して垂直向きで患者の体内に送達部材を挿入した後、前記基準点に対して非垂直向きを有するように送達部材を傾けることにより、注入抵抗を低減させることができる。この手法は、送達部材が、薬物を排出する開口部を有する送達部材の側面から離れる方向に傾けられる場合、注入抵抗を低減させるのに特に有効である。たとえば、送達部材の遠位端がベベルを有し、そこを通して開口部が延在する場合、挿入に続き、ベベルを含む送達部材の側面から離れる方向に送達部材を傾けることにより、患者の組織が、薬物送達部材の開口部を閉塞させる(たとえば、遮断する)のを阻止または防止することができる。
注入抵抗が低下することにより、不完全な投与量の送達のリスクが低減し、これは、生物製剤等の高粘性薬物の場合に特に有益である。さらに、注入抵抗が低下すると、デバイスから薬物を排出するためにそれほど強力ではない駆動機構を使用することを可能にすることができる。さらに、駆動機構が最初に過剰な量のエネルギーを放出する場合に受けることが多い、上述した打ち付けまたは同様の物理的衝突を、開示する傾斜手順により、回避するかまたは少なくとも減少させることができる。さらに、薬物保管容器の破損および/または過剰なせん断負荷による薬物自体に対する損傷の可能性が低くなる。
多くの注入デバイスが、使用前には見えない針または他の送達部材を所有する。したがって、使用者(たとえば、患者、介護者、医療提供者等)は、送達部材の開口部および/またはベベルを有する側を特定することができない可能性がある。したがって、使用者は、注入抵抗を低減させるように送達部材を傾ける方向を確定することが困難であるかまたはさらには不可能である可能性がある。本明細書で開示する注射デバイスおよび方法は、使用者が、注入抵抗を低減させようとして、注入デバイスを傾ける適切な方向とともに、傾斜の最適な量を確定するのに有利に役立つ。
図1は、本開示による注入デバイス10の一実施形態の斜視図である。注入デバイス10は、単回使用の使い捨て注射器または多回使用の再使用可能注射器として構成することができる。注入デバイス10は、生物学的薬剤等、高粘度を有するものを含む、任意の好適な薬剤または薬物を送達するように構成することができる。さらに、注入デバイス10は、自己投与用の自己注射器として構成することができるが、介護者または正式に訓練された医療提供者が注入薬を投与するためにも使用することができる。注入デバイス10が自己注射器として構成される実施形態では、注入デバイス10は、薬物送達の時間にわたり使用者の手の中に保持することができる。薬物送達が徐放性であるかまたは数分間もしくは数時間かかる可能性がある他の実施形態では、注入デバイス10は、たとえば接着テープを介して患者の皮膚に解除可能に取り付けられる装着型注射器として構成することができる。
さらに図1を参照すると、注入デバイス10は、細長い、ハウジングまたは外側ケーシング12を含むことができる。外側ケーシング12は、単一の一体部品であるか、または多部品アセンブリであり得る。外側ケーシング12の遠位端11に、キャップ14を取外し可能に取り付けることができる。使用の前に、使用者は、外側ケーシング12からキャップ14を取り外し、皮下送達部材42へのアクセスを提供する開口部を露出させることができる。注入デバイス10はまた、外側ケーシング12の近位端13から外向きに突出するトリガまたはボタン部材16も含むことができる。より詳細に後述するように、使用者は、ボタン部材16を手動で押下して注入駆動機構を作動させることができる。
さらに図1を参照すると、外側ケーシング12の外面15に、指示マーカ20を配置することができる。概して、指示マーカ20は、薬物送達中に、患者の組織が皮下送達部材42の1つまたは複数の開口部を閉塞させるのを阻止または防止するために、注入デバイス10を傾ける方向を示すことができる。指示マーカ20は、傾斜方向を示すことに加えて、注入抵抗を低減させるために最適である傾斜の量(たとえば、度数)を示すことができる。指示マーカ20は、図示するように、単独でまたは傾斜補助部材24と組み合わせて、文字、グラフィックス、記号、線、絵もしくはそれらの任意の好適な組合せ、および/または使用者に意味を伝える他の任意のマーカから構成することができる。図示する実施形態では、指示マーカ20の一部は、傾斜方向に向いている矢印と、矢印の方向に注入デバイス10を「傾ける(TILT)」ように使用者に指示する文字との両方を含む。指示マーカ20のこの部分は、外側ケーシング12の外面15に直接印刷されるか、または外側ケーシング12の外面15に接着されたステッカとして形成されることを含む、任意の好適な方法で、外側ケーシング12に施すことができる。さらに、いくつかの実施形態では、指示マーカ20は、注入デバイス10の作動に応じて、LED表示パネルまたは個々の照明等、電子ディスプレイを含むことができる。さらに他の実施形態では、指示マーカ20は、気泡を収容する流体チャンバ(または、気泡を収容する流体チャンバの模擬)を含むことができる。そのように構成される場合、気泡(または模擬気泡)が流体チャンバ(または模擬流体チャンバ)の上に配置された一対の目標線の間に位置合せされるまで、注入デバイス10を傾けるように、使用者に指示することができる。
さらに図1を参照すると、いくつかのバージョンでは、指示マーカ20はまた、外側ケーシング12の遠位端11から半径方向外向きに突出することができる傾斜補助部材24も含む。傾斜補助部材24は、使用者が注入デバイス10を適切な向きにかつ/または適切な角度に傾けるのに役立つ構造を提供することができる。いくつかのバージョンでは、傾斜補助部材24は、外側ケーシング12と同じ材料または同様の材料から構成することができ、たとえば、図1に示す位置に概して固く固定することができる。他のバージョンでは、傾斜補助部材24は、傾斜補助部材24が外側ケーシング12の上に折り返されるのを可能にする蝶番を介して、外側ケーシング12に結合することができ、これにより、より小型の包装および/または保管を容易にすることができる。さらに他のバージョンでは、傾斜補助部材24は、小型の保管および/または包装を容易にするために外側ケーシング12に対してかつ/または部分的にその周囲で折り畳むかまたは圧縮することができる、プラスチックもしくは厚紙フィンまたはアコーディオン構成等、より可撓性のある構造を含むことができる。これらの非剛性または蝶番式バージョンでは、注入デバイス10の使用者は、薬物送達中に注入デバイス10を傾ける前に、外側ケーシング12に対して折り曲げる、枢動させる、引っ張る等により、傾斜補助部材24を適切に位置決めしなければならない。さらに他の形態では、傾斜補助部材24は、たとえば、フォームまたは気泡ゴム等の弾性材料から構成することができる。こうしたバージョンでは、フォーム材料は、適切な傾斜を示すために十分なフィードバックを使用者に提供することができる。さらに、傾斜補助部材24の弾性バージョンは、最初に、小型の保管および/または包装のために一片のテープまたはラベルを用いて、外側ケーシング12に対して圧縮状態で保管することができる。したがって、使用の前、使用者は、ラベルまたはテープを単に剥離し、傾斜補助部材24は、たとえば、ばねのように図1に示すようなまたは他の形状である有効位置になる。当然ながら、他のバージョンおよび構成が可能である。
図1に示すように、傾斜補助部材24は、概して、外側ケーシング12の遠位端11に向かって下向きに傾斜するランプの形状をとることができる。ランプの傾斜面は、注入部位係合面26を画定することができる。注入に対して適切な角度を達成するために、注入部位係合面26が注入部位92において患者の皮膚90と接触しかつ/または患者の皮膚90と同一平面になるまで、注入デバイス10を傾けることができる。注入部位係合面26の近位側に指把持面28を配置することができ、いくつかの注入手順では、指把持面28は、使用者によって押されて、注入デバイス10を傾けるのに役立つことができる。傾斜補助部材24の表面26および28の向きおよび使用の詳細な説明については後述する。
図2を参照すると、注入デバイス10は、薬物保管容器30、注入駆動機構32、駆動トリガ機構34、ガード機構36のうちの1つまたは複数を含むことができ、それらの各々を外側ケーシング12内に封入することができる。いくつかの実施形態では、薬物保管容器30は、従来のガラスまたはプラスチックシリンジまたはカートリッジを含むことができる。
外側ケーシング12は内面38を有することができ、内面38は、薬物保管容器30を外側ケーシング12に対して固定して保持するために内面38に固定して配置された1つまたは複数の支持部材40を含むことができる。いくつかの実施形態では、支持部材40のうちの1つまたは複数は、連続した環状の棚状突起または棚を含むことができる。他の実施形態では、支持部材40のうちの1つまたは複数は、2つ以上の同一平面上の棚状突起または棚セグメントとして形成することができる。
さらに、いくつかの実施形態では、支持部材40のうちの1つまたは複数は、薬物保管容器30用のキャリアとして構成することができる。キャリアは、注入デバイス10が選択された注入部位において身体の上に適切に位置決めされた後、薬物保管容器30に関連する皮下送達部材42を患者の体内に挿入するように、薬物保管容器30を軸方向に移動させかつ/または薬物保管容器30が外側ケーシング12に対して移動するのを可能にするように構成し適合させることができる。
さらに図2を参照すると、薬物保管容器30は、皮下送達部材42を支持する遠位端44と、ストッパ48を支持する近位端46とを含むことができる。皮下送達部材42は、剛性注射針、可撓性カニューレ、または患者の体内に薬物を注入するのに好適な他の任意の流体分配要素であり得る。内部チャンバ50が、薬物保管容器30の遠位端44と近位端46との間に延在することができ、薬物52を保管するように構成することができる。いくつかの実施形態では、薬物保管容器30の内部チャンバ50に、1回分または複数回分の薬物52を事前充填することができる。皮下送達部材42を通して薬物52を排出するために、ストッパ48が、薬物保管容器30の残りの部分に対して遠位方向において軸方向に移動可能であるように、内部チャンバ50内にストッパ48を配置することができる。ストッパ48は、薬物がストッパ48を通過して漏れるのが防止または阻止されるように、内部チャンバ50を画定する壁と封止係合することができる。薬物保管容器30の近位端46は、注入機構32のプランジャ54が薬物保管容器30内に延在して、ストッパ48を遠位方向に押すのを可能にするように、開放しているものとすることができる。
皮下送達部材42は、皮下送達部材42の近位端47と遠位端49との間で長手方向軸A1に沿って直線状に延在することができる。皮下送達部材42の近位端47は、薬物保管容器30の遠位端44において、内部チャンバ50と流体連通するように接続することができる。いくつかの実施形態では、皮下送達部材42が、薬物保管容器30の残りの部分に対して回転しかつ/または軸方向に並進するのが防止されるように、皮下送達部材42と薬物保管容器30の残りの部分との間に固定された接続を形成することができる。他の実施形態では、皮下送達部材42は、薬物保管容器30の残りの部分に対して軸方向に移動することはできるが、薬物保管容器30の残りの部分に対して回転することはできない。皮下送達部材42は、駆動機構32の作動時に薬物52が皮下送達部材42を通って流れるのを可能にするように、近位端47と遠位端49との間に延在する中空内部通路を含むことができる。内部チャンバ50から放出される薬物52が患者に皮下送達されるのを可能にするために、皮下送達部材42の遠位端49に開口部53または複数の開口部を形成することができる。
図4Aおよび図4Bを簡単に参照すると、いくつかの実施形態では、皮下送達部材42の遠位端49は、テーパ状領域51を含むことができ、そこでは、皮下送達部材42の幅は、患者の皮膚を突き刺すのに十分鋭利である先端部まで徐々に低減する。図4Aおよび図4Bに示す実施形態では、テーパ状領域51は、皮下送達部材42の遠位端49の第1側面59に形成されたベベル57によって画定されている。したがって、ベベル57は、長手方向軸Aに沿った第1軸方向位置において皮下送達部材42の第1側面59と交差し、第2軸方向位置において皮下送達部材42の第2側面61と交差する平面または切れ目によって画定され、第1軸方向位置は、長手方向軸Aに沿って第2軸方向位置に対して遠位側である。より詳細に後述するように、皮下送達部材42の第2側面61(すなわち、皮下送達部材42の開口部53およびベベル57を含む側)から離れる方向に皮下送達部材42を傾けることにより、注入抵抗を低減させることができる。
図4Aおよび図4Bに示す実施形態では、開口部53は、テーパ状領域51に含まれ、ベベル57を通って延在する。他の実施形態では、皮下送達部材42は、別法としてまたはさらに、テーパ状領域51に対して近位側に位置する開口部を含むことができる。さらに、図4Aおよび図4Bに示すベベル57は、長手方向軸A1に対して一定の角度をなして画定されているが、他の実施形態では、ベベル57は、長手方向軸A1に対して異なる角度で各々画定された複数の部分を有することができる。
図5は、皮下送達部材142の遠位端149の代替実施形態を示す。皮下送達部材42と同様である皮下送達部材142の要素は、100だけ増分する同じ参照数字によって示されている。これらの要素の多くの説明は、簡潔にするために簡略化するかまたはさらには省く。皮下送達部材142のテーパ状領域151は、ベベル157および円錐形部分165の両方を含み、円錐形部分165はベベル157の近位側に配置されている。この構成により、いくつかの状況では、患者の皮膚または組織の突き刺しを容易にすることができる。
皮下送達部材の構成は、図4A、図4Bおよび図5に関連して記載したものに限定されない。他の実施形態では、皮下送達部材は、すべての目的で参照により全体が本明細書に援用される米国特許出願公開第2015/0290390号明細書に記載されているものと同じ方法または同様の方法で構成することができる。
再び図2を参照すると、薬物保管容器30の近位端46は、薬物保管容器30の外面から半径方向外向きに突出する1つまたは複数のフランジ55を含むことができる。さらにまたは別法として、薬物保管容器30の遠位端44は、1つまたは複数の半径方向外向きに突出するフランジ57を含むことができる。いくつかの実施形態では、フランジ55および/または57は、外側ケーシング12の内面38から突出する支持部材40のそれぞれと係合するように構成することができる。支持部材40が外側ケーシング12に対して固定される実施形態では、支持部材40は、フランジ55および/または57のそれぞれと係合することにより、薬物保管容器30の遠位側の前進を防止することができる。さらに、いくつかの実施形態では、フランジ55および/または57を省略することができる。
いくつかの実施形態では、支持部材40は、外側ケーシング12に対して薬物保管容器30を回転しないように固定するかまたは係止するように構成することができ、その結果、皮下送達部材42もまた、外側ケーシング12に対して回転しないように固定されるかまたは係止される。したがって、皮下送達部材42は、外側ケーシング12に対して特定の回転方向位置に設置されると、たとえば、保管および/または輸送中に注入デバイス10が受ける振動および/または急な動きにより、その回転方向位置から外れて回転するのを阻止または防止することができる。いくつかの実施形態では、回転しないように固定することは、図2に示すように支持部材40から突出する1つまたは複数の軸方向に延在する係合構造体58によって達成することができる。係合構造体58は、薬物保管容器30から突出しているフランジ55に形成された対応する孔または凹部60に受け入れられるか、または他の方法でそうした孔または凹部60と協働することができる。他の実施形態では、係合構造体58は、フランジ55のうちの1つまたは複数から突出することができ、支持部材40のうちの1つまたは複数に、対応する孔または凹部60を形成することができる。さらに、係合構造体58は、支持部材40またはフランジ55の一部として一体的に形成される代わりに、いくつかの実施形態では、支持部材40およびフランジ55に形成されたオーバーラップする孔を通って延在するピンまたはねじ等の別個の構造体であり得る。さらなる代替実施形態では、係合構造体58は、薬物保管容器30の一部(たとえば、フランジ55のうちの1つまたは複数の平坦面)を把握するかまたは他の方法で拘束するように構成されたクランプを含むことができ、クランプは、外側ケーシング12に対する薬物保管容器30の回転を防止または阻止するように摩擦上の摩擦を採用する。
続けて図2を参照すると、注入デバイス10の使用の前に無菌状態を維持するために、皮下送達部材42の上に、取外し可能なシールド71(たとえば、剛性針シールド)を設置することができる。支持部材40が外側ケーシング12に対して固定される実施形態では、皮下送達部材42は、外側ケーシング12の遠位端11の開口部を通って延在することができる。
ガード機構36は、注入デバイス10が注入薬を投与するために使用されていないときに、使用者もしくは患者が皮下送達部材42と接触するか、または皮下送達部材42が使用者もしくは患者を突き刺すのを防止することができる。図2に示すように、ガード機構36は、外側ケーシング12の遠位端11に移動可能に配置されたガード部材62を含むことができる。ガード機構36は付勢部材64をさらに含むことができ、付勢部材64は、注入デバイス10が使用されていないときにガード部材62を伸長位置で保持し、注入デバイス10が注入部位90において患者の皮膚90に対して押圧されるときに、ガード部材62が外側ケーシング12に対して近位方向に後退するのを可能にする。ガード部材62は、注入デバイス10が注入薬を投与するために使用されていないときに、付勢部材64を介して外側ケーシング12に対して伸長位置にあり続け、それにより、皮下送達部材42を包囲するかまたは覆う。ガード部材62は、注入デバイス10が注入部位90において患者の皮膚90に対して押圧されるとき、外側ケーシング12に向かって後退して、皮下送達部材42が患者の身体を貫通するのを可能にする(図3Bを参照)。ガード部材62は、ガード部材62が伸長位置にあるとき、使用者または患者が皮下送達部材42と接触するのを防止することができる、管状構成または他の任意の好適な構成を有することができる。付勢部材64は、コイルばねまたは他の任意の好適な機構を含むことができ、それは、ガード部材62を伸長位置で保持することができ、注入デバイス10が注入部位において患者の身体に向かって押圧されるとき、ガード部材62が外側ケーシング12に向かって後退するのを可能にする。ガード機構36は、ガード部材62が、ガード部材62の後退中に外側ケーシング12の遠位端11内にまたはその上で摺動するように構成することができる(図3Bを参照)。付勢部材64は、ガード部材62の近位端と外側ケーシング12の一部(たとえば、外側ケーシング12の内面38に固定して配置された支持部材40のうちの1つまたは複数)との間に配置することができる。
さらに図2を参照すると、注入駆動機構32は、プランジャ54およびエネルギー源66を含むことができ、エネルギー源66は、皮下送達部材42を介して薬物52を排出するように、プランジャ54を薬物保管容器30の内部チャンバ50内に押し込む。薬物保管容器30が外側ケーシング12に対して軸方向に移動するように適合される実施形態では、エネルギー源66は、プランジャ54および薬物保管容器30の両方を外側ケーシング12に対して遠位軸方向に駆動するように構成することができる。プランジャ54は、遠位端70および近位端72それぞれを有するロッド部材68を含むことができる。遠位端70は、ばね座部を画定する外向きに延在する環状フランジ74を含むことができる。
エネルギー源66は、1つまたは複数のばね要素を含むことができる。図2に示すように、1つまたは複数のばね要素は、コイルばね76を含むことができる。プランジャ54のロッド部材68は、ばね76の一端が環状フランジ74と係合するようにコイルばね76を通って延在することができる。ばね76の他端は、外側ケーシング12の近位端13から軸方向に延在する管状突起78と係合することができる。注入デバイス10の動作の前に、プランジャ54の環状フランジ74と管状突起78との間でコイルばね76を圧縮し、それにより、環状フランジ74および管状突起78に対するばね付勢力を発生させることができる。後にさらに詳細に説明するように、駆動トリガ機構34により注入デバイス10が作動すると、コイルばね76は、遠位方向に伸張し、それにより、薬物保管容器30内にプランジャ54を押し進め、皮下送達部材42を介して薬物52を排出するように内部チャンバ44をストッパ48に押し通す。
他の実施形態では、エネルギー源66は、別法としてまたはさらに、ガス圧またはガス放出アセンブリを含むことができる。こうしたガス圧またはガス放出アセンブリによって提供されるエネルギーは、プランジャ54に対して作用して、プランジャを薬物保管容器30内に押し進め、それにより、皮下送達部材42を通して薬物52を排出するように内部チャンバ44にストッパ48を押し通すことができる。
さらに図2を参照すると、駆動トリガ機構34は、ボタン部材16、プランジャ解除部材81およびトリガ付勢部材83を含むことができる。ボタン部材16は、薬物52の注入薬を投与するように駆動トリガ機構34を作動させることができる。ボタン部材16は、周縁部分79によって包囲されたヘッド部分75を含むことができる。ヘッド部分75は、周縁部分79が外側ケーシング12の内面38と接触したときに、外側ケーシング12に形成されたボタンアパーチャを通して突出することができるように、周縁部分79の上方に延在して、使用者によるボタン部材16の作動を可能にすることができる。プランジャ解除部材81は、ボタン部材16の内面から突出することができる。いくつかの実施形態では、プランジャ解除部材81は、ロッド部材68および管状突起78の周囲に部分的に延在するC字形状を有するアーム部分77を含むことができる。ラッチまたは戻り止め部材80が、プランジャ解除部材81から内向きに延在することができ、ロッド部材68の外面に形成された凹部82に受け入れられるかまたはそうした凹部82と他の方法で協働することができる。
トリガ付勢部材83は、ボタン部材16が使用者によって押されない(すなわち、駆動されない)ときに戻り止め部材80がロッド部材68の凹部82内に固定して位置決めされるように、アーム部分77の外縁に対して付勢力をかけることができる。これにより、図2に示すように、コイルばね76が伸張するのを防止することにより、外側ケーシング12に対して最近位軸方向位置にロッド部材68を保持することができる。これは、注入デバイス10の作動可能(armed)または使用準備済みモードと呼ぶことができる。トリガ付勢部材83は、コイルばねまたは他の任意の好適なエネルギー源を含むことができる。
皮下送達部材42を体内に挿入した後、使用者は、トリガ付勢部材83の付勢力に抗して外側ケーシング12内にボタン部材16を押し込んで、注入薬を投与するように注入駆動機構32を作動させることができる(図3Dを参照)。その結果、プランジャ解除部材81は、外側ケーシング12内を横方向に移動し、それにより、戻り止め部材80を係合解除する。これにより、プランジャ54が解除され、エネルギー源66は、プランジャ54を薬物保管容器30内に押し進めて、皮下送達部材42を通して薬物52を排出するようにストッパ48を内部チャンバ50に押し通すことができる。
ここで、図2および図3Cを参照して、傾斜補助部材24および皮下送達部材42のさまざまな面の向きについて説明する。図2に示すように、傾斜補助部材24の指把持面28は、皮下送達部材42の長手方向軸A1に対して第1角度α1で配置することができ、注入部位係合面26は、指把持面28に対して第2角度α2で配置することができる。いくつかの実施形態では、第1角度α1は、皮下送達部材42の長手方向軸A1と傾斜補助部材24の指把持面28と接触するかまたは一致する仮想面との間の交差部分によって形成された角度に対応することができる。いくつかの実施形態では、第1角度α1は、約(たとえば、±10%)90°に等しく、または、約(たとえば、±10%)45〜90度の範囲内であり、または、約(たとえば、±10%)75〜90度の範囲内であり得る。いくつかの実施形態では、第2角度α2は、90度未満であり、または、約(たとえば、±10%)30〜120度の範囲内であり、または、約(たとえば、±10%)25〜65度の範囲内であり得る。指把持面28は、第1角度α1を有するものとして記載しているが、これは、指把持面28全体が第1角度α1で配置されることを必ずしも意味するものではない。むしろ、それは単に、指把持面28の一部が、皮下送達部材42の長手方向軸A1に対して第1角度α1で配置されることを意味する。同じことが、注入部位係合面26およびその指把持面28に対する角度α2に適用される。
図3Cを参照すると、少なくとも、傾斜補助部材24の注入部位係合面26が注入部位92の周縁部93aにおいて患者の皮膚90と接触しかつ/または同一平面にあるように、注入デバイス10が傾けられると、皮下送達部材42の長手方向軸A1は、傾斜補助部材24の注入部位係合面26に対して第3角度α3で配置することができる。第3角度α3は、組織が皮下送達部材42の遠位端44の開口部53を閉塞させるのを防止または阻止するために最適な角度に対応することができる。いくつかの実施形態では、第3角度α3は、皮下送達部材42の長手方向軸A1と、傾斜補助部材24の注入部位係合面26と接触するかまたは一致する仮想面との間の交差部分によって形成された角度に対応することができる。いくつかの実施形態では、第3角度α3は90度未満、または約(たとえば、±10%)85度以下、または約(たとえば、±10%)80度以下、または約(たとえば、±10%)75度以下、または約(たとえば、±10%)70度以下、または約(たとえば、±10%)65度以下、または約(たとえば、±10%)60度以下、または約(たとえば、±10%)5〜85度の範囲内、または約(たとえば、±10%)35〜85度の範囲内、または約(たとえば、±10%)45〜85度の範囲内、または約(たとえば、±10%)55〜85度の範囲内、または約(たとえば、±10%)60〜85度の範囲内、または約(たとえば、±10%)5〜80度の範囲内、または約(たとえば、±10%)35〜80度の範囲内、または約(たとえば、±10%)45〜80度の範囲内、または約(たとえば、±10%)55〜80度の範囲内、または約(たとえば、±10%)60〜80度の範囲内、または約(たとえば、±10%)40〜75度の範囲内、または約(たとえば、±10%)45〜75度の範囲内、または約(たとえば、±10%)50〜75度の範囲内であり得る。さらに、いくつかの実施形態では、第1角度α1、第2角度α2および第3角度α3の合計は、180度に等しいかまたは実質的に等しいものとすることができる。
皮下送達部材42の長手方向軸A1が、外側ケーシング12の遠位端11において外側ケーシング12の外面15と平行であるかまたは実質的に平行である実施形態では、第3角度α3は、傾斜補助部材24の注入部位係合面26が外側ケーシング12の遠位端11において外側ケーシング12の外面15と交差する角度に等しいか、または実質的に等しいものとすることができる。
ここで、図3A〜図3Gを参照して、注入デバイス10を使用して、本開示の一実施形態により患者に1回分の薬物52を皮下送達する方法について説明する。予備ステップとして、場合により患者であり得る使用者は、外側ケーシング12の遠位端11からキャップ14を取り外して、ガード部材62を露出させることができる。いくつかの実施形態では、キャップ14を取り外すことにより、キャップ14の内部構造によって摩擦的にまたは機械的に把持することができるシールド71も取り外すことができる。そして、図3Aに示すように、使用者は、ガード部材62を、注入部位92において患者の皮膚90と接触するように移動させることができる。プロセスのこの段階において、皮下送達部材42の長手方向軸A1は、注入部位92の周縁部分93bおよび注入部位92の中心部分93aに対して垂直にまたは実質的に垂直に向けることができる。これは、注入部位92に対する皮下送達部材42の第1向きと呼ぶことができる。次に、使用者は、外側ケーシング12の近位端13を一方の手で把持する間、注入部位に向かって遠位方向に注入デバイス10を押すことができる。この動きにより、ガード部材62は、外側ケーシング12内に後退することができ、これにより、図3Bに示すように、位置が外側ケーシング12に対して固定されている皮下送達部材42の遠位端49が患者の皮膚90を突き刺す。挿入プロセス中、および少なくともその直後、注入部位92に対する皮下送達部材42の第1向きを使用者が維持することができる。
その後、指示マーカ20を考慮した(たとえば、読んだ)後、使用者は、指示マーカ20によって示される傾斜方向に注入デバイス10を傾けることができる(図3Cを参照)。図示する実施形態では、注入デバイス10を傾けることは、経皮送達部材42の第2側面61から離れる方向に(すなわち、図3Cを含むシートの右端に向かう方向に)経皮送達部材42を傾けることを含み、その結果、開口部53は、遠位方向に(すなわち、注入部位92における患者の皮膚90の表面から離れる方向に)さらに向けられる。いくつかの実施形態では、この傾ける動きは、皮下送達部材42の遠位端49によって、または遠位端ガード部材62によって画定された仮想点を中心に注入デバイス10を回転させることを含むことができる。皮下送達部材42の遠位端49によって画定された仮想点を中心に注入デバイス10を回転させることにより、皮下送達部材42の遠位端49が患者の組織内に挿入された深さを維持するのを可能にすることができる。さらに、皮下送達部材42の遠位端49によって画定された仮想点を中心に注入デバイス10を回転させることにより、注入部位92の中心部分93bに対して皮下送達部材42の長手方向軸A1の一定のもしくは実質的に一定の角度または向きを維持するのを可能にすることができる。たとえば、皮下送達部材42の長手方向軸A1は、傾ける前(図3Bを参照)および傾けた後(図3Cを参照)の両方において、注入部位92の中心部分93bに対して垂直なまたは実質的に垂直な角度で配置することができる。いくつかの実施形態では、皮下送達部材42の遠位端49によって画定される仮想点を中心に注入デバイス10を回転させることは、患者が、ガード部材92および/または外側ケーシング12の遠位端11により注入部位92において中心部分93bに対して下向きの力をかけ、それにより、図3Cに示すように、注入部位92において患者の皮膚90に一時的な凹みを形成することを含むことができる。
いくつかの実施形態では、使用者は、注入デバイス10を傾け、片手で患者の皮膚90に対して注入デバイス10を保持することができる。他の実施形態では、使用者は、一方の手で外側ケーシング12の近位端13を把持して、患者の皮膚90に対して注入デバイス10を保持し、同時に、使用者の他方の手で傾斜補助部材24の指把持面28を押下して注入デバイス10を傾けることができる。このように、傾斜補助部材24は、使用者にてこを提供することができ、それにより、使用者は制御された方法で注入デバイス10を着実に傾けることができる。使用者は、傾斜補助部材24の注入部位係合面26が、図3Cに示すように、注入部位92の周縁部分93aにおいて患者の皮膚90と接触しかつ/または同一平面になるまで、注入デバイス10を傾け続けることができる。傾斜補助部材24の注入部位係合面26が、注入部位92の周縁部分93aにおいて患者の皮膚90と接触しかつ/または同一平面になると、皮下送達部材42の長手方向軸A1は、注入抵抗を低減させるために最適であるように患者の組織に対して向けることができる。患者または使用者は、傾斜補助部材24の注入部位係合面26が、注入部位92の周縁部分93aにおいて患者の皮膚90と接触しかつ/または同一平面になることにより、この最適な向きに達することができることを知ることになる。患者の皮膚90と接触しかつ/または同一平面で係合するために注入部位係合面26に対して必要な傾斜の量は、第3角度α3によって決まる。いくつかの実施形態では、傾けるのが完了すると、皮下送達部材42の長手方向軸A1は、第3角度α3に等しいかまたは実質的に等しい注入部位92の周縁部分93aに対する注入角度に配置することができる。したがって、注入角度は、第3角度α3に対して上述した値または範囲のうちの任意のもの、または、注入抵抗を低減させる他の任意の好適な角度に等しいものとすることができる。図3Cに示す構成では、第1角度α1、第2角度αおよび注入角度の合計は、180度に等しいかまたは実質的に等しいものとすることができる。経皮送達部材42は、傾けられると、注入部位92に対して第2向きを有すると言われる。第2向きでは、皮下送達部阿合42の長手方向軸A1は、いくつかの実施形態では、図3Cに示すように、注入部位92の中心部分93bに対して垂直にまたは実質的に垂直に、ただし注入部位92の周縁部分93aに対して非垂直に配置することができる。
次に、図3Dに示すように、使用者は、トリガ付勢部材83の付勢力に打ち勝つようにボタン部材16を押下することができる。その結果、戻り止め部材80をプランジャ54から係合解除することができ、それにより、エネルギー源66は、プランジャ54を薬物保管容器30内に押し進め、最初にストッパ48に衝撃を与えることができる。1つの連続した動きにおいて、プランジャ54は、その後、ストッパ48を、遠位方向において内部チャンバ50に押し通して、薬物を皮下送達部材42内に押し進め、患者に対して皮下的に開口部53を通して押し出すことができる。薬物送達は、図3Eに示すように、プランジャ54がそのストロークの終わりに達すると完了することができる。図3C〜図3Eにおいて、注入部位92において注入デバイス10によって患者の皮膚90に形成されたさまざまな輪郭は、比較的鋭利な角で交差するものとして示されているが、少なくともいくつかの実施形態では、注入部位92において患者の皮膚90に形成されたさまざまな輪郭の間の遷移は、よりゆるやかであり、かつ/またはそれらに対して少なくとも幾分かの湾曲を有することができる。
その後、図3Fに示すように、使用者は、図3Bに示す第1向きに戻すように注入デバイス10を傾けることができ、その結果、皮下送達部材42の長手方向軸A1は、再度、注入部位92において患者の皮膚に対して垂直にまたは実質的に垂直に向けられる。最後に、図3Gに示すように、使用者は、患者から離れるように注入デバイス10を持ち上げて、患者の体内から皮下送達部材42を取り除くことができる。その結果、付勢部材64は、ガード部材62を、皮下送達部材42の遠位端49を覆うその伸長位置まで移動させることができる。いくつかの実施形態では、使用者は、注入デバイス10を第1向きに戻るように傾けることができ、代わりに、皮下送達部材42の第2向き(すなわち、傾けられた向き)を維持しながら、患者の体内から皮下送達部材42を取り除くことができる。
指示マーカ20が適切な傾斜方向を示すことを確実にするために、外側ケーシング12に対して事前定義された位置において皮下送達部材42を設置することが重要であり得る。皮下送達部材42および指示マーカ20の適切な位置合せを容易にする注入デバイス10を組み立てる(たとえば、製造する)方法について以下に説明する。
予備ステップとして、皮下送達部材42の遠位端49における開口部53(または複数の開口部)および/またはベベル57(または複数のベベル)の位置を特定することができる。いくつかの実施形態では、このステップは、皮下送達部材42の長手方向軸A1を中心とするこれらの特徴のうちの1つまたは複数の周方向位置を特定することを含むことができる。これは、人による視覚的観察により、かつ/または撮像デバイスを用いて自動的に行うことができる。針シールド71が、皮下送達部材42を覆い、したがって見えなくする実施形態を含む、いくつかの実施形態では、撮像デバイスはX線を発生させることができ、X線は、針シールド71および皮下送達部材42の遠位端49を透過し、その後、分析のために検出器によって受光される。薬物保管容器30がプレフィルドシリンジである実施形態では、プレフィルドシリンジの製造業者は、プレフィルドシリンジの本体の外面に、開口部53(または複数の開口部)および/またはベベル57(または複数のベベル)の周方向位置と位置合せされかつ/またはそうした位置を示すマーカを印刷し、または他の方法で配置することができる。
次に、外側ケーシング12に指示マーカ20を配置することができる。しかしながら、このステップは、最後または最初を含む、組立プロセスの任意の段階で行うことができる。指示マーカ20は、外側ケーシング12の外面15に直接印刷されるか、または外側ケーシング12の外面15に接着されたステッカとして形成されることを含む、任意の好適な方法で、外側ケーシング12に施すことができる。さらに、いくつかの実施形態では、LED表示パネルまたは個々の照明等、電子ディスプレイとして、または気泡を収容する流体チャンバとして、外側ケーシング12に指示マーカ20を設置することができる。
そして、外側ケーシング12内に、薬物保管容器30を配置することができる。同時にまたはその後、薬物保管容器30を外側ケーシング12の目標位置に回転方向に位置合せすることができる。いくつかの実施形態では、このステップは、開口部53(または複数の開口部)および/またはベベル57(または複数のベベル)と外側ケーシング12の目標部分とを、経皮送達部材42の長手方向軸A1を中心とする開口部53(または複数の開口部)および/またはベベル57(または複数のベベル)の事前に特定された周方向位置に基づいて、回転方向に位置合せすることを含むことができる。このステップは、外側ケーシング12に薬物保管容器30を配置した後、または場合により配置する前に、外側ケーシング12に対して薬物保管容器30を回転させることを含むことができる。このステップが完了すると、指示マーカ20と、外側ケーシング12の目標部分と、開口部53(または複数の開口部)および/またはベベル57(または複数のベベル)との相対的な位置決めにより、指示マーカ20が、注入抵抗を低減させる最適な傾斜方向(すなわち、薬物送達中に患者の組織が皮下送達部材42の遠位端49の開口部53(または複数の開口部)を閉塞させるのを阻止または防止する傾斜方向)を示すのを確実にすることができる。
外側ケーシング12に対する薬物保管容器30の回転方向の位置合せに続く任意選択的なステップとして、薬物保管容器30が外側ケーシング12に対して回転するのを阻止または防止されるように、外側ケーシング12に対して薬物保管容器30を回転しないように固定することができる。上述したように、薬物保管容器30は、たとえば、係合構造体58により、外側ケーシング12に対して回転しないように固定することができる。
さらに、薬物保管容器30が、皮下送達部材42を覆いかつその無菌状態を維持するシールド(たとえば、剛性針シールド)を有するプレフィルドシリンジである実施形態では、上述した組立ステップのうちの任意の1つもしくは組合せ、またはそのすべてを、非無菌環境で行うことができる。他の実施形態では、上述した組立ステップのすべてを無菌環境で行うことができる。
上述したことから、本開示が、注入デバイス、すなわち、その注入デバイスによる薬物の皮下送達中に受ける注入抵抗を低減させるデバイスとともに、こうしたデバイスを使用し組み立てる方法を提供することが分かる。注入抵抗の軽減により、患者に対してより迅速な、より快適な、かつより安全である可能性がある注入をもたらすことができる。さらに、注入抵抗の低減により、注入デバイスを、それほど強力ではない注入駆動機構を備えるように構成することができる。これにより、薬物保管容器および/または薬物に対する損傷の可能性を低減させ、駆動機構の動作によってもたらされる騒音および/または振動を低減させ、より小型の設計を容易にし、かつ/またはコストを削減することができる。
薬物情報
上述したように、薬物保管容器に薬物を充填することができる。この薬物は、いかに列挙する薬物のうちの任意の1つまたは組合せとすることができ、ただし、以下のリストは、すべてを包含するようにも限定するようにもみなされるべきではない。
たとえば、シリンジに、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)等のコロニー刺激因子を充填することができる。こうしたG−CSF剤としては、限定されないが、Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム)およびNeulasta(登録商標)(ペグフィルグラスチム)が挙げられる。さまざまな他の実施形態において、シリンジは、液体または凍結乾燥形態であり得る赤血球造血刺激因子製剤(ESA)等のさまざまな医薬製品と使用することができる。ESAは、Epogen(登録商標)(エポエチンα)、Aranesp(登録商標)(ダルベポエチンα)、Dynepo(登録商標)(エポエチンδ)、Mircera(登録商標)(メチオキシポリエチレングリコール−エポエチンβ)、Hematide(登録商標)、MRK−2578、INS−22、Retacrit(登録商標)(エポエチンζ)、Neorecormon(登録商標)(エポエチンβ)、Silapo(登録商標)(エポエチンζ)、Binocrit(登録商標)(エポエチンα)、エポエチンαHexal、Abseamed(登録商標)(エポエチンα)、Ratioepo(登録商標)(エポエチンθ)、Eporatio(登録商標)(エポエチンθ)、Biopoin(登録商標)(エポエチンθ)、エポエチンα、エポエチンβ、エポエチンζ、エポエチンθ、およびエポエチンδ、ならびに、各々が全体として参照により本明細書に援用される以下の特許または特許出願:米国特許第4,703,008号明細書、同第5,441,868号明細書、同第5,547,933号明細書、同第5,618,698号明細書、同第5,621,080号明細書、同第5,756,349号明細書、同第5,767,078号明細書、同第5,773,569号明細書、同第5,955,422号明細書、同第5,986,047号明細書、同第6,583,272号明細書、同第7,084,245号明細書、および同第7,271,689号明細書、ならびに国際公開第91/05867号パンフレット、同第95/05465号パンフレット、同第96/40772号パンフレット、同第00/24893号パンフレット、同第01/81405号パンフレットおよび同第WO2007/136752号パンフレットに開示されているような、分子またはその変異体もしくは類似体等、赤血球造血を促進する任意の分子である。
ESAは、赤血球造血刺激タンパク質であり得る。本明細書において「赤血球造血刺激タンパク質」は、たとえば、エリスロポエチン受容体に結合し、それの二量化を引き起こすことによってエリスロポエチン受容体の活性化を直接または間接的に引き起こす任意のタンパク質を意味する。赤血球造血刺激タンパク質としては、エリスロポエチンおよびエリスロポエチン受容体に結合しそれを活性化させるその変異体、類似体もしくは誘導体;エリスロポエチン受容体に結合し、この受容体を活性化させる抗体;またはエリスロポエチン受容体に結合しそれを活性化させるペプチドが挙げられる。赤血球造血刺激タンパク質としては、限定されないが、エポエチンα、エポエチンβ、エポエチンδ、エポエチンオメガ、エポエチンイオタ、エポエチンζ、およびこれらの類似体、ペグ化エリスロポエチン、カルバミル化エリスロポエチン、(EMP1/ヘマタイドを含む)模倣ペプチド、ならびに模倣抗体が挙げられる。例示的な赤血球造血刺激タンパク質としては、エリスロポエチン、ダルベポエチン、エリスロポエチンアゴニスト変異体、およびエリスロポエチン受容体に結合し、それを活性化させるペプチドまたは抗体(ならびに各々の開示内容が全体として参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2003/0215444号明細書および同第2006/0040858号明細書において報告されている化合物を含む)と、各々が全体として参照により本明細書に援用される以下の特許または特許出願:米国特許第4,703,008号明細書、同第5,441,868号明細書、同第5,547,933号明細書、同第5,618,698号明細書、同第5,621,080号明細書、同第5,756,349号明細書、同第5,767,078号明細書、同第5,773,569号明細書、同第5,955,422号明細書、同第5,830,851号明細書、同第5,856,298号明細書、同第5,986,047号明細書、同第6,030,086号明細書、同第6,310,078号明細書、同第6,391,633号明細書、同第6,583,272号明細書、同第6,586,398号明細書、同第6,900,292号明細書、同第6,750,369号明細書、同第7,030,226号明細書、同第7,084,245号明細書および同第7,217,689号明細書、米国特許出願公開第2002/0155998号明細書、同第2003/0077753号明細書、同第2003/0082749号明細書、同第2003/0143202号明細書、同第2004/0009902号明細書、同第2004/0071694号明細書、同第2004/0091961号明細書、同第2004/0143857号明細書、同第2004/0157293号明細書、同第2004/0175379号明細書、同第2004/0175824号明細書、同第2004/0229318号明細書、同第2004/0248815号明細書、同第2004/0266690号明細書、同第2005/0019914号明細書、同第2005/0026834号明細書、同第2005/0096461号明細書、同第2005/0107297号明細書、同第2005/0107591号明細書、同第2005/0124045号明細書、同第2005/0124564号明細書、同第2005/0137329号明細書、同第2005/0142642号明細書、同第2005/0143292号明細書、同第2005/0153879号明細書、同第2005/0158822号明細書、同第2005/0158832号明細書、同第2005/0170457号明細書、同第2005/0181359号明細書、同第2005/0181482号明細書、同第2005/0192211号明細書、同第2005/0202538号明細書、同第2005/0227289号明細書、同第2005/0244409号明細書、同第2006/0088906号明細書および同第2006/0111279号明細書、ならびに国際公開第91/05867号パンフレット、同第95/05465号パンフレット、同第99/66054号パンフレット、同第00/24893号パンフレット、同第01/81405号パンフレット、同第00/61637号パンフレット、同第01/36489号パンフレット、同第02/014356号パンフレット、同第02/19963号パンフレット、同第02/20034号パンフレット、同第02/49673号パンフレット、同第02/085940号パンフレット、同第03/029291号パンフレット、同第2003/055526号パンフレット、同第2003/084477号パンフレット、同第2003/094858号パンフレット、同第2004/002417号パンフレット、同第2004/002424号パンフレット、同第2004/009627号パンフレット、同第2004/024761号パンフレット、同第2004/033651号パンフレット、同第2004/035603号パンフレット、同第2004/043382号パンフレット、同第2004/101600号パンフレット、同第2004/101606号パンフレット、同第2004/101611号パンフレット、同第2004/106373号パンフレット、同第2004/018667号パンフレット、同第2005/001025号パンフレット、同第2005/001136号パンフレット、同第2005/021579号パンフレット、同第2005/025606号パンフレット、同第2005/032460号パンフレット、同第2005/051327号パンフレット、同第2005/063808号パンフレット、同第2005/063809号パンフレット、同第2005/070451号パンフレット、同第2005/081687号パンフレット、同第2005/084711号パンフレット、同第2005/103076号パンフレット、同第2005/100403号パンフレット、同第2005/092369号パンフレット、同第2006/50959号パンフレット、同第2006/02646号パンフレットおよび同第2006/29094号パンフレットに開示されているような、エリスロポエチン分子またはその変異体もしくは類似体とが挙げられる。
本デバイスと使用される他の医薬製品の例としては、限定されないが、Vectibix(登録商標)(パニツムマブ)、Xgeva(商標)(デノスマブ)、およびProlia(商標)(デノサマブ)等の抗体;Enbrel(登録商標)(エタネルセプト、TNF受容体/Fc融合タンパク質、TNF阻害薬)、Neulasta(登録商標)(ペグフィルグラスチム、ペグ化フィルガストリム、ペグ化G−CSF、ペグ化hu−Met−G−CSF)、Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム、G−CSF、hu−MetG−CSF)およびNplate(登録商標)(ロミプロスチム)等の他の生物学的製剤;Sensipar(登録商標)(シナカルセト)等の小分子薬物が挙げられる。本デバイスはまた、治療用抗体、ポリペプチド、タンパク質、または、鉄、たとえば、フェルモキシトール、鉄デキストラン、グルコン酸第二鉄および鉄スクロース等の他の化学物質とも使用することができる。医薬製品は、液体形態であり得るか、または凍結乾燥の形態から戻され得る。
特定の例示的なタンパク質の中には、以下に示す特異タンパク質(その融合物、断片、類似体、変異体または誘導体を含む)がある。
OPGL特異抗体、ペプチボディ、および関連タンパク質等(RANKL特異抗体、ペプチボディ等とも呼ぶ)であって、限定されないが、OPGL特異抗体および抗体関連タンパク質に関して全体として参照により本明細書に援用される国際公開第03/002713号パンフレットに記載されている抗体、特に、そこに示されている配列を有するもの、特に、限定されないが、その図2に示されているような配列番号2の軽鎖および/またはその図4に示されているような配列番号4の重鎖のいずれかを有するOPGL特異抗体等を含む、そこに示されているもの:9H7、18B2、2D8、2E11、16E1および22B3を含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される)、完全ヒト化およびヒトOPGL特異抗体、特に、完全ヒト化モノクローナル抗体を含む;
ミオスタチン結合タンパク質、ペプチボディ、および関連タンパク質等であって、ミオスタチン特異的ペプチボディ、特に、限定されないが、TN8−19−1〜TN8−19−40、TN8−19con1およびTN8−19con2を含む、配列番号305〜351のものを含む、mTN8−19ファミリのペプチボディ、配列番号357〜383のmL2ファミリ、配列番号384〜409のmL15ファミリ、配列番号410〜438のmL17ファミリ、配列番号439〜446のmL20ファミリ、配列番号447〜452のmL21ファミリ、配列番号453〜454のmL24ファミリのペプチボディ、ならびに配列番号615〜631のものを含む、全体として特にミオスタチン特異的ペプチボディに関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2004/0181033号明細書および国際公開第2004/058988号パンフレットに記載されているものを含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される);
IL−4受容体特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等、特にIL−4および/またはIL−13を受容体に結合することにより媒介される活動を抑制するものであって、全体として特にIL−4受容体特異抗体に関する部分において参照により本明細書に援用される国際公開第2005/047331号パンフレットまたはPCT出願PCT/US2004/37242号明細書および米国特許出願公開第2005/112694号に記載されているもの、特にそこに記載されるそのような抗体、特に、限定なしに、そこに明示されているもの:L1H1、L1H2、L1H3、L1H4、L1H5、L1H6、L1H7、L1H8、L1H9、L1H10、L1H11、L2H1、L2H2、L2H3、L2H4、L2H5、L2H6、L2H7、L2H8、L2H9、L2H10、L2H11、L2H12、L2H13、L2H14、L3H1、L4H1、L5H1、L6H1を含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される);
インターロイキン1−受容体1(「IL1−R1」)特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、限定されないが、全体として特にIL1−R1特異結合タンパク質、モノクローナル抗体に関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2004/097712号明細書に記載されているもの、特に、限定なしに、そこに明示されているもの:15CA、26F5、27F2、24E12および10H7を含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される);
Ang2特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、限定されないが、各々が全体として特にAng2特異抗体およびペプチボディ等に関する部分において参照により本明細書に援用される国際公開第03/057134号パンフレットおよび米国特許出願公開第2003/0229023号明細書に記載されているもの、特にそこに記載されているものを含み、限定されないが:L1(N)、L1(N)WT、L1(N)1K WT、2xL1(N)、2xL1(N)WT、Con4(N)、Con4(N)1K WT、2xCon4(N)1K、L1C、L1C 1K、2xL1C、Con4C、Con4C 1K、2xCon4C 1K、Con4−L1(N)、Con4−L1C、TN−12−9(N)、C17(N)、TN8−8(N)、TN8−14(N)、Con1(N)を含み、同じものに関して全体として参照により本明細書に援用される国際公開第2003/030833号パンフレットに記載されているもの等の抗Ang2抗体および製剤、特に、そこに記載されているようにそれらのさまざまな順列におけるAb526、Ab528、Ab531、Ab533、Ab535、Ab536、Ab537、Ab540、Ab543、Ab544、Ab545、Ab546、A551、Ab553、Ab555、Ab558、Ab559、Ab565、AbF1AbFD、AbFE、AbFJ、AbFK、AbG1D4、AbGC1E8、AbH1C12、AblA1、AblF、AblK、AblPおよびAblPもまた含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される);
NGF特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、特に、限定されないが、特にこの点でNGF−特異抗体および関連タンパク質に関して全体として参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2005/0074821号明細書および米国特許第6,919,426号明細書に記載されているもの、特に、限定されないが、そこに明示されているNGF−特異抗体、4D4、4G6、6H9、7H2、14D10および14D11を含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される);
CD22特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、CD22特異抗体および関連タンパク質に関して全体として参照により本明細書に援用される米国特許第5,789,554号明細書に記載されているもの、特に、限定されないが、たとえば、エプラツズマブ(CAS登録番号501423−23−0)におけるヒトCD22特異完全ヒト化抗体を含むヒト−マウスモノクローナルhLL2κ鎖にジスルフィド結合されたヒト−マウスモノクローナルhLL2γ鎖二硫化物の二量体等、限定されないがヒトCD22特異IgG抗体を含む、限定されないがヒト化および完全ヒトモノクローナル抗体を含む、限定されないがヒト化および完全ヒト抗体等のヒトCD22特異抗体等;
IGF−1受容体特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、IGF−1受容体特異抗体および関連タンパク質に関して全体として参照により本明細書に援用される国際公開第06/069202号パンフレットに記載されているもの、限定されないが、そこに明示されているIGF−1特異抗体、L1H1、L2H2、L3H3、L4H4、L5H5、L6H6、L7H7、L8H8、L9H9、L10H10、L11H11、L12H12、L13H13、L14H14、L15H15、L16H16、L17H17、L18H18、L19H19、L20H20、L21H21、L22H22、L23H23、L24H24、L25H25、L26H26、L27H27、L28H28、L29H29、L30H30、L31H31、L32H32、L33H33、L34H34、L35H35、L36H36、L37H37、L38H38、L39H39、L40H40、L41H41、L42H42、L43H43、L44H44、L45H45、L46H46、L47H47、L48H48、L49H49、L50H50、L51H51、L52H52、およびIGF−1R−結合断片およびその誘導体を含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される);
また、本開示の方法および構成において使用される抗IGF−1R抗体の非限定的例の中には、以下に記載するものの各々およびすべてがある:
(i)米国特許出願公開第2006/0040358号明細書(2006年2月23日公開)、同第2005/0008642号明細書(2005年1月13日公開)、同第2004/0228859号明細書(2004年11月18日公開)、限定されないが、そこに記載されているように、たとえば、抗体1A(DSMZ受託番号DSM ACC 2586)、抗体8(DSMZ受託番号DSM ACC 2589)、抗体23(DSMZ受託番号DSM ACC 2588)および抗体18を含む;
(ii)国際公開第06/138729号パンフレット(2006年12月28日公開)および同第05/016970号パンフレット(2005年2月24日公開)、ならびにLu et al.(2004),J.Biol.Chem.279:2856−2865、限定されないが、そこに記載されているように、抗体2F8、A12およびIMC−A12を含む;
(iii)国際公開第07/012614号パンフレット(2007年2月1日公開)、同第07/000328号パンフレット(2007年1月4日公開)、同第06/013472号パンフレット(2006年2月9日公開)、同第05/058967号(2005年6月30日公開)および同第03/059951号(2003年7月24日公開);
(iv)米国特許出願公開第2005/0084906号明細書(2005年4月21日公開)、限定されないが、そこに記載されているように、抗体7C10、キメラ抗体C7C10、抗体h7C10、抗体7H2M、キメラ抗体*7C10、抗体GM607、ヒト化抗体7C10バージョン1、ヒト化抗体7C10バージョン2、ヒト化抗体7C10バージョン3および抗体7H2HMを含む;
(v)米国特許出願公開第2005/0249728号明細書(2005年11月10日公開)、同第2005/0186203号明細書(2005年8月25日公開)、同第2004/0265307号明細書(2004年12月30日公開)、および同第2003/0235582号明細書(2003年12月25日公開)、ならびにMaloney et al.(2003),Cancer Res.63:5073−5083、限定されないが、そこに記載されているように、抗体EM164、表面再構成EM164、ヒト化EM164、huEM164 v1.0、huEM164 v1.1、huEM164 v1.2およびhuEM164 v1.3を含む;
(vi)米国特許第7,037,498号明細書(2006年5月2日発行)、米国特許出願公開第2005/0244408号明細書(2005年11月30日公開)および同第2004/0086503号明細書(2004年5月6日公開)、ならびにCohen,et al.(2005),Clinical Cancer Res.11:2063−2073、たとえば、抗体CP−751、871、限定されないが、そこに記載されているように、ATCCアクセッション番号PTA−2792、PTA−2788、PTA−2790、PTA−2791、PTA−2789、PTA−2793を有するハイブリドーマによって産生された抗体の各々、および抗体2.12.1、2.13.2、2.14.3、3.1.1、4.9.2、および4.17.3を含む;
(vii)米国特許出願公開第2005/0136063号明細書(2005年6月23日公開)および同第2004/0018191号明細書(2004年1月29日公開)、限定されないが、そこに記載されているように、抗体19D12、ならびに番号PTA−5214でATCCに寄託された、プラスミド15H12/19D12HCA(γ4)におけるポリヌクレオチドによってコードされる重鎖、および番号PTA−5220でATCCに寄託された、プラスミド15H12/19D12LCF(κ)におけるポリヌクレオチドによってコードされる軽鎖を含む抗体を含む;
(viii)米国特許出願公開第2004/0202655号明細書(2004年10月14日公開)、限定されないが、そこに記載されているように、抗体PINT−6A1、PINT−7A2、PINT−7A4、PINT−7A5、PINT−7A6、PINT−8A1、PINT−9A2、PINT−11A1、PINT−11A2、PINT−11A3、PINT−11A4、PINT−11A5、PINT−11A7、PINT−11A12、PINT−12A1、PINT−12A2、PINT−12A3、PINT−12A4およびPINT−12A5を含む(これらの各々およびすべては、特にIGF−1受容体を標的にする上述した抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等に関して、全体として参照により本明細書に援用される);
B−7関連タンパク質1特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質等(「B7RP−1」、文献ではB7H2、ICOSL、B7hおよびCD275とも呼ばれる)、特にB7RP特異完全ヒトモノクローナルIgG2抗体、特にB7RP−1の第1免疫グロブリン様ドメインにおけるエピトープと結合する完全ヒトIgG2モノクローナル抗体、特にB7RP−1と特に活性化T細胞におけるその天然受容体であるICOSとの相互作用を抑制するもの、特に、上述した点のすべてにおいて、そうした抗体および関連タンパク質に関して全体として参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2008/0166352号明細書および国際公開第07/011941号パンフレットに開示されているもの、限定されないが、以下のようにそこに明示されている抗体を含む:16H(それぞれ配列番号1および配列番号7の軽鎖可変領域配列および重鎖可変領域配列を内部に有する);5D(それぞれ配列番号2および配列番号9の軽鎖可変領域配列および重鎖可変領域配列を内部に有する);2H(それぞれ配列番号3および配列番号10の軽鎖可変領域配列および重鎖可変領域配列を内部に有する);43H(それぞれ配列番号6および配列番号14の軽鎖可変領域配列および重鎖可変領域配列を内部に有する);41H(それぞれ配列番号5および配列番号13の軽鎖可変領域配列および重鎖可変領域配列を内部に有する);ならびに15H(それぞれ配列番号4および配列番号12の軽鎖可変領域配列および重鎖可変領域配列を内部に有する)を含む(それらの各々が、上述した刊行物に開示されているように完全に全体として参照により本明細書に個々にかつ具体的に援用される);
特にヒト化モノクローナル抗体等のIL−15特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等、特に、たとえば、限定されないが、たとえば146B7等のHuMax IL−15抗体および関連タンパク質を含む、ペプチボディを含む、IL−15特異抗体および関連タンパク質に関して各々が全体として参照により本明細書に援用される、米国特許出願公開第2003/0138421号明細書、同第2003/023586号明細書および同第2004/0071702号明細書、ならびに米国特許第7,153,507号明細書に開示されるもの等の抗体;
IFN γ特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等、特にヒトIFNγ特異抗体、特に、たとえば、IFNγ特異抗体に関して全体として参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2005/0004353号明細書に記載されているもの、特に、たとえば、そこで1118、1118、1119、1121、および1121と示されている抗体等の完全ヒト抗IFNγ抗体。これらの抗体の各々の重鎖および軽鎖の配列全体と、これらの重鎖および軽鎖の可変領域ならびに相補性決定領域の配列は各々、上記刊行物およびThakur et al.(1999),Mol.Immunol.36:1107−1115に開示されているように、全体として参照により完全に本明細書に個々にかつ具体的に援用される。さらに、上記刊行物において提供されるこれらの抗体の特性の説明もまた、全体として参照により本明細書に援用される。特異抗体としては、上述した刊行物に開示されているように、配列番号17の重鎖および配列番号18の軽鎖を有するもの、配列番号6の重鎖可変領域および配列番号8の軽鎖可変領域を有するもの、配列番号19の重鎖および配列番号20の軽鎖を有するもの、配列番号10の重鎖可変領域および配列番号12の軽鎖可変領域を有するもの、配列番号32の重鎖および配列番号20の軽鎖を有するもの、配列番号30の重鎖可変領域および配列番号12の軽鎖可変領域を有するもの、配列番号21の重鎖配列および配列番号22の軽鎖配列を有するもの、配列番号14の重鎖可変領域および配列番号16の軽鎖可変領域を有するもの、配列番号21の重鎖および配列番号33の軽鎖を有するもの、ならびに配列番号14の重鎖可変領域および配列番号31の軽鎖可変領域を有するものが挙げられる。企図される特異抗体は、上記米国特許出願公開に開示されているような抗体1119であり、この抗体は、そこに開示されているような配列番号17の完全重鎖を有し、かつそこに開示されているような配列番号18の完全軽鎖を有する;
TALL−1特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等、ならびに米国特許出願公開第2003/0195156号明細書および同第2006/0135431号明細書に記載されているもの等の他のTALL特異結合タンパク質、これら明細書の各々は、TALL−1結合タンパク質、特に表4および表5Bの分子に関して、全体として参照により本明細書に援用され、これらの分子の各々は、上記刊行物において開示されているように、全体として参照により完全に本明細書に援用される;
副甲状腺ホルモン(「PTH」)特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、全体として特にPTHと結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許第6,756,480号明細書に記載されているもの等;
トロンボポチエン受容体(「TPO−R」)特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、全体として特にTPO−Rと結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許第6,835,809号明細書に記載されているもの等;
肝細胞増殖因子(「HGF」)特異抗体、ペプチボディおよび関連タンパク質等であって、米国特許出願公開第2005/0118643号明細書および国際公開第2005/017107号パンフレットに記載されている肝細胞増殖因子/分散(HGF/SF)を中和する完全ヒトモノクローナル抗体、米国特許第7,220,410号明細書に記載されているhuL2G7、ならびに米国特許第5,686,292号明細書および同第6,468,529号明細書にかつ国際公開第96/38557号パンフレットに記載されているOA−5d5等(これらの各々は、全体として特にHGFに結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される)、HGF/SF:cMet軸(HGF/SF:c−Met)を標的とするものを含む;
TRAIL−R2特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質等であって、全体として特にTRAIL−R2と結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許第7,521,048号明細書に記載されているもの等;
アクチビンA特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質等であって、限定されないが、全体として特にアクチビンAと結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2009/0234106号明細書に記載されているものを含む;
TGF−β特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質等であって、限定されないが、全体として特にTGF−βと結合するタンパク質に関する部分において各々が参照により本明細書に援用される米国特許第6,803,453号明細書および米国特許出願公開第2007/0110747号明細書に記載されているものを含む;
アミロイドβタンパク質特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質等であって、限定されないが、全体として特にアミロイドβタンパク質と結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される国際公開第2006/081171号パンフレットに記載されているものを含む。企図される1つの抗体は、上記刊行物に開示されているように、配列番号8を含む重鎖可変領域および配列番号6を有する軽鎖可変領域を有する抗体である;
c−Kit特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質等であって、限定されないが全体として特にc−Kitおよび/または他の幹細胞因子受容体と結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2007/0253951号明細書に記載されているものを含む;
OX40L特異抗体、ペプチボディ、関連タンパク質等であって、限定されないが、全体として特にOX40Lおよび/またはOX40受容体の他のリガンドと結合するタンパク質に関する部分において参照により本明細書に援用される米国特許出願公開第2006/0002929号明細書に記載されているものを含む;ならびに
他の例示的なタンパク質であって、Activase(登録商標)(アルテプラーゼ、tPA);Aranesp(登録商標)(ダルベポエチンα);Epogen(登録商標)(エポエチンα、またはエリスロポエチン);GLP−1、Avonex(登録商標)(インターフェロンβ−1a);Bexxar(登録商標)(トシツモマブ、抗CD22モノクローナル抗体);Betaseron(登録商標)(インターフェロン−β);Campath(登録商標)(アレムツズマブ、抗CD52モノクローナル抗体);Dynepo(登録商標)(エポエチンδ);Velcade(登録商標)(ボルテゾミブ);MLN0002(抗α4β7 mAb);MLN1202(抗CCR2ケモカイン受容体mAb);Enbrel(登録商標)(エタネルセプト、TNF受容体/Fc融合タンパク質、TNF阻害薬);Eprex(登録商標)(エポエチンα);Erbitux(登録商標)(セツキシマブ、抗EGFR/HER1/c−ErbB−1);Genotropin(登録商標)(ソマトロピン、ヒト成長ホルモン);Herceptin(登録商標)(トラスツズマブ、抗HER2/neu(erbB2)受容体mAb);Humatrope(登録商標)(ソマトロピン、ヒト成長ホルモン);Humira(登録商標)(アダリムマブ);インスリン溶液;Infergen(登録商標)(インターフェロンアルファコン−1);Natrecor(登録商標)(ネシリチド;遺伝子組換えヒトB型ナトリウム利尿ペプチド(hBNP);Kineret(登録商標)(アナキンラ);Leukine(登録商標)(サルグラモスチム、rhuGM−CSF);LymphoCide(登録商標)(エプラツズマブ、抗CD22 mAb);Benlysta(商標)(リンフォスタットB、ベリムマブ、抗BlyS mAb);Metalyse(登録商標)(テネクテプラーゼ、t−PA類似体);Mircera(登録商標)(メトキシポリエチレングリコール−エポエチンβ);Mylotarg(登録商標)(ゲムツズマブオゾガマイシン);Raptiva(登録商標)(エファリズマブ);Cimzia(登録商標)(セルトリズマブペゴル、CDP870);Soliris(商標)(エクリズマブ);ペキセリズマブ(抗C5補体);Numax(登録商標)(MEDI−524);Lucentis(登録商標)(ラニビズマブ);Panorex(登録商標)(17−1A、エドレコロマブ);Trabio(登録商標)(レルデリムマブ);TheraCim hR3(ニモツズマブ);Omnitarg(ペルツズマブ、2C4);Osidem(登録商標)(IDM−1);OvaRex(登録商標)(B43.13);Nuvion(登録商標)(ビジリズマブ);カンツズマブメルタンシン(huC242−DM1);NeoRecormon(登録商標)(エポエチンβ);Neumega(登録商標)(オプレルベキン、ヒトインターロイキン−11);Neulasta(登録商標)(ペグ化フィルガストリム、ペグ化G−CSF、ペグ化hu−Met−G−CSF);Neupogen(登録商標)(フィルグラスチム、G−CSF、hu−MetG−CSF);Orthoclone OKT3(登録商標)(ムロモナブ−CD3、抗CD3モノクローナル抗体);Procrit(登録商標)(エポエチンα);Remicade(登録商標)(インフリキシマブ、抗TNFαモノクローナル抗体);Reopro(登録商標)(アブシキシマブ、抗GP lIb/Ilia受容体モノクローナル抗体);Actemra(登録商標)(抗IL6受容体mAb);Avastin(登録商標)(ベバシズマブ)、HuMax−CD4(ザノリムマブ);Rituxan(登録商標)(リツキシマブ、抗CD20 mAb);Tarceva(登録商標)(エルロチニブ);Roferon−A(登録商標)−(インターフェロンα−2a);Simulect(登録商標)(バシリキシマブ);Prexige(登録商標)(ルミラコキシブ);Synagis(登録商標)(パリビズマブ);146B7−CHO(抗IL15抗体、米国特許第7,153,507号明細書を参照);Tysabri(登録商標)(ナタリズマブ、抗α4インテグリンmAb);Valortim(登録商標)(MDX−1303、抗炭疽菌防御抗原mAb);ABthrax(商標);Vectibix(登録商標)(パニツムマブ);Xolair(登録商標)(オマリズマブ);ETI211(抗MRSA mAb);IL−1 trap(ヒトIgG1のFc部分および両IL−1受容体成分(I型受容体および受容体アクセサリータンパク質)の細胞外ドメイン);VEGF trap(IgG1 Fcに融合したVEGFR1のドメイン);Zenapax(登録商標)(ダクリズマブ);Zenapax(登録商標)(ダクリズマブ、抗IL−2Rα mAb);Zevalin(登録商標)(イブリツモマブチウキセタン);Zetia(登録商標)(エゼチミブ);Orencia(登録商標)(アタシセプト、TACI−Ig);抗CD80モノクローナル抗体(ガリキシマブ);抗CD23 mAb(ルミリキシマブ);BR2−Fc(huBR3/huFc融合タンパク質、可溶性BAFF拮抗薬);CNTO148(ゴリムマブ、抗TNFα mAb);HGS−ETR1(マパツズマブ;ヒト抗TRAIL受容体−1 mAb);HuMax−CD20(オクレリズマブ、抗CD20ヒトmAb);HuMax−EGFR(ザルツムマブ);M200(ボロシキシマブ、抗α5β1インテグリンmAb);MDX−010(イピリムマブ、抗CTLA−4 mAbおよびVEGFR−1(IMC−18F1);抗BR3 mAb;抗クロストリジウム・ディフィシル毒素Aならびに毒素B C mAbs MDX−066(CDA−1)およびMDX−1388);抗CD22 dsFv−PE38 抱合体(CAT−3888およびCAT−8015);抗CD25 mAb(HuMax−TAC);抗CD3 mAb(NI−0401);アデカツムマブ;抗CD30 mAb(MDX−060);MDX−1333(抗IFNAR);抗CD38 mAb(HuMax CD38);抗CD40L mAb;抗Cripto mAb;抗CTGF特発性肺線維症第1期フィブロゲン(FG−3019);抗CTLA4 mAb;抗エオタキシン1 mAb(CAT−213);抗FGF8 mAb;抗ガングリオシドGD2 mAb;抗ガングリオシドGM2 mAb;抗GDF−8ヒトmAb(MYO−029);抗GM−CSF受容体mAb(CAM−3001);抗HepC mAb(HuMax HepC);抗IFNα mAb(MEDI−545、MDX−1103);抗IGF1R mAb;抗IGF−1R mAb(HuMax−Inflam);抗IL12 mAb(ABT−874);抗IL12/IL23 mAb(CNTO1275);抗IL13 mAb(CAT−354);抗IL2Ra mAb(HuMax−TAC);抗IL5受容体mAb;抗インテグリン受容体mAb(MDX−018、CNTO95);抗IP10潰瘍性大腸炎mAb(MDX−1100);抗LLY抗体;BMS−66513;抗マンノース受容体/hCGβ mAb(MDX−1307);抗メソテリンdsFv−PE38抱合体(CAT−5001);抗PD1mAb(MDX−1106(ONO−4538));抗PDGFRα抗体(IMC−3G3);抗TGFβ mAb(GC−1008);抗TRAIL受容体−2ヒトmAb(HGS−ETR2);抗TWEAK mAb;抗VEGFR/Flt−1 mAb;抗ZP3 mAb(HuMax−ZP3);NVS抗体1番;ならびにNVS抗体2番を含む。
限定されないがロモソズマブ、ブロソズマブ、またはBPS804(Novartis)等のスクレロスチン抗体もまた含めることができる。リロツムマブ、ビキサロマー、トレバナニブ、ガニツマブ、コナツムマブ、モテサニブ二リン酸、ブロダルマブ、ビスピプラント、パニツムマブ、デノスマブ、NPLATE、PROLIA、VECTIBIXまたはXGEVA等の治療薬をさらに含めることができる。さらに、ヒトプロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)に結合するモノクローナル抗体(IgG)も、本デバイスに含めることができる。こうしたPCSK9特異抗体には、各々がすべての目的で全体として参照により本明細書に援用される以下の特許または特許出願に開示されているように、限定されないが、Repatha(登録商標)(エボロクマブ)およびPraluent(登録商標)(アリロクマブ)、ならびにそれらの分子、変異体、類似体または誘導体が含まれる:米国特許第8,030,547号明細書、米国特許第8,563,698号明細書、米国特許第8,829,165号明細書、米国特許第8,859,741号明細書、米国特許第8,871,913号明細書、米国特許第8,871,914号明細書、米国特許第8,883,983号明細書、米国特許第8,889,834号明細書、米国特許第8,981,064号明細書、米国特許第9,056,915号明細書、米国特許第8,168,762号明細書、米国特許第9,045,547号明細書、米国特許第8,030,457号明細書、米国特許第8,030,457号明細書、米国特許第8,829,165号明細書、米国特許第8,981,064号明細書、米国特許第8,030,457号明細書、米国特許出願公開第2013/0064825号明細書、米国特許出願公開第2012/0093818号明細書、米国特許出願公開第2013/0079502号明細書、米国特許出願公開第2014/0357850号明細書、米国特許出願公開第2011/0027287号明細書、米国特許出願公開第2014/0357851号明細書、米国特許出願公開第2014/0357854号明細書、米国特許出願公開第2015/0031870号明細書、米国特許出願公開第2013/0085265号明細書、米国特許出願公開第2013/0079501号明細書、米国特許出願公開第2012/0213797号明細書、米国特許出願公開第2012/0251544号明細書、米国特許出願公開第2013/0072665号明細書、米国特許出願公開第2013/0058944号明細書、米国特許出願公開第2013/0052201号明細書、米国特許出願公開第2012/0027765号明細書、米国特許出願公開第2015/0087819号明細書、米国特許出願公開第2011/0117011号明細書、米国特許出願公開第2015/0004174号明細書、米国仮特許出願第60/957,668号明細書、米国仮特許出願第61/008,965号明細書、米国仮特許出願第61/010,630号明細書、米国仮特許出願第61/086,133号明細書、米国仮特許出願第61/125,304号明細書、米国仮特許出願第61/798,970号明細書、米国仮特許出願第61/841,039号明細書、米国仮特許出願第62/002,623号明細書、米国仮特許出願第62/024,399号明細書、米国仮特許出願第62/019,729号明細書、米国仮特許出願第62/067,637号明細書、米国特許出願第14/777,371号明細書、国際特許出願PCT/US2013/048714号明細書、国際特許出願PCT/US2015/040211号明細書、国際特許出願PCT/US2015/056972号明細書、国際公開第2008/057457号パンフレット、国際公開第2008/057458号パンフレット、国際公開第2008/057459号パンフレット、国際公開第2008/063382号パンフレット、国際公開第2008/133647号パンフレット、国際公開第2009/100297号パンフレット、国際公開第2009/100318号パンフレット、国際公開第2011/037791号パンフレット、国際公開第2011/053759号パンフレット、国際公開第2011/053783号パンフレット、国際公開第2008/125623号パンフレット、国際公開第2011/072263号パンフレット、国際公開第2009/055783号パンフレット、国際公開第2012/0544438号パンフレット、国際公開第2010/029513号パンフレット、国際公開第2011/111007号パンフレット、国際公開第2010/077854号パンフレット、国際公開第2012/088313号パンフレット、国際公開第2012/101251号パンフレット、国際公開第2012/101252号パンフレット、国際公開第2012/101253号パンフレット、国際公開第2012/109530号パンフレット、および国際公開第2001/031007号パンフレット、国際公開第2009/026558号パンフレット、国際公開第2009/131740号パンフレット、国際公開第2013/166448号パンフレットおよび国際公開第2014/150983号パンフレット。
黒色腫または他の癌の治療のためのタリモジーン・ラハーパレプベックまたは別の腫瘍溶解性HSVもまた、含めることができる。腫瘍溶解性HSVの例としては、限定されないが、タリモジーン・ラハーパレプベック(米国特許第7,223,593号明細書および同第7,537,924号明細書)、OncoVEXGALV/CD(米国特許第7,981,669号明細書)、OrienX010(Leietal.(2013)、World J.Gastroenterol.,19:5138−5143);G207、1716;NV1020;NV12023;NV1034およびNV1042(Vargehes et al.(2002),Cancer Gene Ther.,9(12):967−978)が挙げられる。
TIMPもまた含まれる。TIMPは、メタロプロテイナーゼの内因性の組織阻害剤(TIMP)であり、多くの自然過程において重要である。TIMP−3は、さまざまな細胞によって発現され、またはかつ細胞外マトリックス内に存在し、すべての主な軟骨分解メタロプロテアーゼを抑制し、リウマチ性関節炎および骨関節症を含む結合組織の多くの分解疾患における役割において、ならびに癌および心臓血管疾患において役割を担うことができる。TIMP−3のアミノ酸配列、およびTIMP−3をコードするDNAの核酸配列は、2003年5月13日に発行された米国特許第6,562,596号明細書に開示されており、この開示は、参照により本明細書に援用される。TIMP変異について説明は、米国特許出願公開第2014/0274874号明細書および国際公開第2014/152012号パンフレットに見出すことができる。
ヒトカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体に対する拮抗的抗体、ならびにCGRP受容体および他の頭痛の原因となる標的物を標的にする二重特異性抗体分子もまた含まれる。これらの分子に関するさらなる情報は、国際公開第2010/075238号パンフレットに見出すことができる。
さらに、本デバイスにおいて、二重特異性T細胞誘導抗体(BiTe)、たとえば、ブリノツモマブを使用することができる。別法として、本デバイスにおいて、APJ巨大分子作動薬、たとえば、アペリンまたはその類似体を含めることができる。こうした分子に関連する情報は、国際公開第2014/099984号パンフレットに見出すことができる。
いくつかの実施形態において、薬物は、治療的有効量の抗胸腺間質性リンパ球新生因子(TSLP)またはTSLP受容体抗体を含む。こうした実施形態において使用することができる抗TSLP抗体の例としては、限定されないが、米国特許第7,982,016号明細書および同第8,232,372号明細書、ならびに米国特許出願公開第2009/0186022号明細書に記載されているものが挙げられる。抗TSLP受容体抗体の例としては、限定されないが、米国特許第8,101,182号明細書に記載されているものが挙げられる。特に好ましい実施形態では、薬物は、米国特許第7,982,016号明細書内でA5として示されている治療的有効量の抗TSLP抗体を含む。
さまざまな実施形態に関連して本開示について説明したが、本開示はさらなる変更が可能であることが理解されよう。本開示は、概して、本開示の原理に従い、本開示が属する技術分野内の既知のかつ慣習的な実施の範囲内にある、本開示からの逸脱を含む、開示した主題の任意の変形、使用または適合を包含するように意図されている。
さまざまな例示的な実施形態に示すような注入デバイスの構造および構成は、単に例示的なものであることに留意されたい。本開示では、論点である主体のごくわずかな実施形態について詳細に記載しているが、本開示を検討する当業者であれば、本明細書に開示する主題の新規な教示および利点から実質的に逸脱することなく、多くの変更(たとえば、さまざまな要素のサイズ、寸法、構造、形状および割合、パラメータの値、取付構成、材料の使用、色、向き等の変形)が可能であることが容易に理解されよう。たとえば、一体的に形成されるものとして示される要素は、複数の部品または要素から構成することができ、その逆も可能である。また、要素の位置を反転させるかまたは他の方法で変更することができ、別個の要素または位置の性質または数を部分的に変更するかまたは変更することができる。したがって、こうした変更のすべてが、添付の特許請求において規定されるように本開示の範囲内に含まれるように意図されている。さらに、任意のプロセスまたは方法ステップの順序またはシーケンスは、代替実施形態にしたがって変更するかまたは並べ替えることができる。本開示の範囲から逸脱することなく、さまざまな例示的な実施形態の設計、動作条件および配置において、他の置換、変更、変化および省略を行うことができる。

Claims (27)

  1. 薬物送達用の注入デバイスであって、
    外側ケーシングと、
    前記外側ケーシング内に配置され、
    薬物を保管する内部チャンバと、
    皮下送達部材と、
    前記内部チャンバ内に移動可能に配置されたストッパと、
    を含む容器と、
    作動時に、前記皮下送達部材の遠位端の開口部を通して前記薬物を排出するように、前記ストッパを移動させるように構成された注入駆動機構と、
    前記外側ケーシングの外面に配置され、かつ、組織が前記皮下送達部材の前記遠位端の前記開口部を閉塞させるのを阻止するように、前記皮下送達部材が患者の体内に挿入されるときに前記注入デバイスを傾ける傾斜方向を示す指示マーカと、
    を備える注入デバイス。
  2. 前記開口部が、前記皮下送達部材の前記遠位端に形成されたベベルによって画定されている、請求項1に記載の注入デバイス。
  3. 前記指示マーカが、前記ベベルを含む前記皮下送達部材の側面から離れる方向に前記皮下送達部材を傾けることを示す、請求項2に記載の注入デバイス。
  4. 前記指示マーカが、前記外側ケーシングの前記外面に印刷され、接着され、または前記外面に隣接して設置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の注入デバイス。
  5. 前記指示マーカが、電子ディスプレイによって生成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の注入デバイス。
  6. 前記指示マーカが、前記外側ケーシングの遠位端から半径方向外向きに突出する傾斜補助部材を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の注入デバイス。
  7. 前記傾斜補助部材が、前記皮下送達部材の長手方向軸に対して第1角度で配置された指把持面と、前記指把持面に対して第2角度で配置された注入部位係合面とを含む、請求項6に記載の注入デバイス。
  8. 前記傾斜補助部材の前記注入部位係合面が、前記皮下送達部材の前記長手方向軸に対して第3角度で配置され、前記第1角度、前記第2角度および前記第3角度の合計が実質的に180度に等しい、請求項7に記載の注入デバイス。
  9. 前記皮下送達部材が剛性針である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の注入デバイス。
  10. 使用の前に前記皮下送達部材の前記遠位端を覆いかつその無菌状態を維持する取外し可能な針シールドを備える、請求項9に記載の注入デバイス。
  11. 薬物送達用の注入デバイスを組み立てる方法であって、
    外側ケーシング内に容器を配置するステップであって、前記容器が、
    薬物を保管する内部チャンバと、
    皮下送達部材と、
    前記送達部材の遠位端に形成されたベベルによって画定される開口部を通して前記薬物を排出するように、前記内部チャンバ内に移動可能に配置されたストッパと、
    を含む、ステップと、
    前記外側ケーシングの目標部分に対して前記皮下送達部材の前記ベベルを回転方向に位置合せするステップと、
    を含み、
    組織が前記皮下送達部材の前記遠位端の前記開口部を閉塞させるのを阻止するように、前記目標部分が、前記皮下送達部材が患者の体内に挿入されるときに前記注入デバイスを傾ける傾斜方向に関連付けられる、方法。
  12. 前記外側ケーシングの前記目標部分に対して前記ベベルを回転方向に位置合せした後、外側ケーシングに対して前記皮下送達部材の回転を阻止するように、前記外側ケーシングに対して前記皮下送達部材を回転しないように固定するステップを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記外側ケーシング内に注入駆動機構を配置するステップであって、前記注入駆動機構が、作動時に前記皮下送達部材の遠位端の開口部を通して前記薬物を排出するように前記ストッパを移動させるように構成される、ステップを含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記外側ケーシングの前記目標部分に対して前記皮下送達部材の前記ベベルを回転方向に位置合せするステップが、前記外側ケーシング内に前記容器を配置した後に実施される、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記容器の前記内部チャンバが前記薬物で事前充填される、請求項11〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記外側ケーシング内に前記容器を配置するステップが非無菌環境で実施される、請求項11〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記外側ケーシングの前記目標部分に対して前記ベベルを回転方向に位置合せする前に、撮像デバイスを使用して、前記皮下送達部材における前記ベベルの位置を特定するステップを含む、請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記撮像デバイスがX線発生器を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 組織が前記皮下送達部材の前記遠位端の前記開口部を閉塞させるのを阻止するように、前記皮下送達部材が前記患者の体内に挿入されるときに前記注入デバイスを傾ける前記傾斜方向を示す指示マーカを、前記外側ケーシングの外面に付与するステップを含む、請求項11〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記指示マーカが、前記ベベルを含む前記皮下送達部材の側面から離れる方向に前記皮下送達部材を傾けることを示す、請求項19に記載の方法。
  21. 患者に薬物を送達する方法であって、
    注入デバイスを提供するステップであって、前記注入デバイスが、
    外側ケーシングと、
    前記外側ケーシング内に配置され、かつ前記薬物を保管する内部チャンバを含む容器と、
    皮下送達部材と、
    前記内部チャンバに移動可能に配置されたストッパと、
    作動時に、前記皮下送達部材の遠位端の開口部を通して前記薬物を排出するように、前記ストッパを移動させるように構成された注入駆動機構と、
    を含む、ステップと、
    前記皮下送達部材が前記患者の注入部位に対して第1向きを有するように、前記皮下送達部材の前記遠位端を前記患者の体内に挿入するステップと、
    前記皮下送達部材が前記患者の前記注入部位に対して第2向きを有するように、前記注入デバイスを第1向きに傾けるステップと、
    前記患者の前記注入部位に対して前記第2向きで前記皮下送達部材を維持しながら、前記患者に前記薬物を皮下送達するように前記注入駆動機構を作動させるステップと、
    を含む方法。
  22. 前記皮下送達部材が前記患者の前記注入部位に対して第2向きを有するように、前記注入デバイスを前記第1向きに傾けるステップが、前記皮下送達部材の長手方向軸と前記患者の前記注入部位の周縁部分との間に85度以下である角度を形成することを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 薬物送達の完了時に、前記皮下送達部材を前記患者の前記注入部位に対する前記第1向きに戻すように、前記第1向きとは反対の第2向きに前記注入デバイスを傾けるステップを含む、請求項21または22に記載の方法。
  24. 前記患者の前記注入部位に対する前記第1向きで前記皮下送達部材を維持しながら、前記患者の体内から前記皮下送達部材を取り除くステップを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記注入デバイスの前記外側ケーシングが、前記注入デバイスを傾ける前記第1方向を示す指示マーカを含む、請求項21または24に記載の方法。
  26. 前記第1方向に前記注入デバイスを傾けることが、前記患者の前記注入部位を、前記外側ケーシングの遠位端から半径方向外向きに突出する傾斜補助部材と係合させることを含む、請求項21または25に記載の方法。
  27. 前記皮下送達部材が前記患者の前記注入部位に対して前記第2向きを有するように、前記注入デバイスを前記第1向きに傾けるステップが、一方の手で前記外側ケーシングを保持し、別の手で前記傾斜補助部材に対して前記患者の方向に力をかけることを含む、請求項26に記載の方法。
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