JP2020502436A - 車両用のジョイント及びこのようなジョイントを製造するための方法 - Google Patents

車両用のジョイント及びこのようなジョイントを製造するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、アウタスリーブ(5)と、運動可能に支承されたジョイント内側部品(8,40)を収容するためのジョイントシェル(7)と、ジョイントシェル(7)とアウタスリーブ(5)の間に少なくとも部分的に配置されたインナスリーブ(6)を有し、インナスリーブ(6)が、インナスリーブ(6)の外周において軸方向に互いに離間した半径方向外側に突出する2つの環状のリムシリンダ(24,25)を有し、両リムシリンダ(24,25)が、インナスリーブ(6)の外周の環状の凹部(23)を決定する車両用のジョイント(1,39)に関する。ジョイント(1,39)は、インナスリーブ(6)と一体的に形成されたプレスばめ装置(32)が、インナスリーブ(6)の少なくとも一方のリムシリンダ(24)の領域でこのリムシリンダ(24)の外形から半径方向外側に延在すること、を特徴とする。

Description

本発明は、アウタスリーブと、運動可能に支承されたジョイント内側部品を収容するためのジョイントシェルと、ジョイントシェルとアウタスリーブの間に少なくとも部分的に配置されたインナスリーブを有し、インナスリーブが、インナスリーブの外周において軸方向に互いに離間した半径方向外側に突出する2つの環状のリムシリンダを備え、両リムシリンダが、インナスリーブの外周の環状の凹部を決定する車両用のジョイントに関する。更に、本発明は、アウタスリーブ内へインナスリーブが導入され、ジョイントシェルがインナスリーブ内に配置され、ジョイントシェル内にジョイント内側部品が運動可能に支承され、アウタスリーブを少なくとも部分的に拡張するために、アウタスリーブに閉鎖リングが圧入される、ジョイントを製造するための方法に関する。
このようなジョイントもしくはこのような方法は、独国特許出願公開第10 2012 207 527号明細書から知られている。これによれば、ジョィントは、軸方向に延在する1つのアウタスリーブと、アウタスリーブ内に配置された2つの閉鎖リングを備えるスリーブジョイントとして形成されている。アウタスリーブ内で、軸方向で両閉鎖リングの間に、インナスリーブが配置され、このインナスリーブ内に、ボールシェルが、ボールシェル内に運動可能に支承されるボールスリーブを収容するために存在する。インナスリーブは、リムシリンダの形態の半径方向外側に突出する2つのエッジを備え、これにより、インナスリーブとアウタスリースリーブの間に、凹部又は溝の形態の環状の自由空間が生じる。
ジョイント、特に圧入ジョイント、スリーブジョイント及び/又はピボットジョイントは、種々の実施形態で、車両部品と組み合わせること及び/又は車両部品に圧入することができる。しかしながら、ジョイントもしくはアウタスリーブの支持アイへの圧入に基づいて、目的の対立が生じ得る。一方で、圧入力は、支持アイ内でのジョイントの十分な固着を保証するために、最小値を達成する必要がある。特に、圧入力は、支持アイ直径に対するアウタスリーブ直径の圧入程度と摩擦係数から生じる。固着は、通常、固定の最小押付け力又は動的な負荷によって設定される。しかしながら、圧入程度に基づいて、ジョイントの運動抵抗モーメントが上昇するように、アウタスリーブ直径が縮小される危険がある。支持アイへのジョイントの圧入に基づく運動抵抗モーメントの変化は、しばしば望ましくなく、シャーシのチューニングを侵害することがある。
公知の従来技術によれば、この目的の対立は、適切に形成されたインナスリーブによって解決することができる。この場合、インナスリーブによって、ジョイントシェルは、少なくとも所定の周方向領域内でアウタスリーブの直径縮小の影響から保護することができる。特に、ジョイントシェルは、インナスリーブを介装させてアウタスリーブ内に存在する。インナスリーブにより、ジョイントシェルに作用する半径方向の応力を変化させる又は著しく変化させることなく、ジョイントが車両部品の支持アイに圧入されることが実現可能である。ジョイントの製造時に予定されるもしくはその製造時に設定される摩擦モーメントは、不変のままであるか、僅か又は無視可能にしか影響を受けない。
公知の従来技術の場合、両リムシリンダの領域での両閉鎖リングの圧入によって、空隙がインナスリーブとアウタスリーブの間に生じる。車両部品の支持アイへのジョイントの圧入に基づいて、この空隙このエア間隙が消費される。独国特許出願公開第10 2012 207 527号明細書による実施形態は、軸方向軸に対して直角に配置された対称軸に対して対称的に形成されたスリーブジョイントに限定されている。特に、2つの閉鎖リングが、アウタスリーブの軸方向に互いに離間した終端領域に圧入されている。通常、そのようなジョイントは、軸方向に優先方向を有しない。従って、そのようなジョイントは、通常は半径方向にのみ負荷可能である。特に、閉鎖リングへの動的負荷が回避される。何故なら、さもなければジョイントの磨耗及び/又は非封止性が生じ得るからである。
しかしながら高い軸方向荷重をジョイントによって受け止めるべき場合には、ジョイントの軸方向軸に対して直角に、非対称的に形成された実施形態を使用することができる。しかしながら、この場合は、2つ以上の閉鎖リングを使用することができず、これにより、空隙もしくはインナスリーブの全長にわたって延在する自由空間を、支持アイへのジョイントの圧入を顧慮して提供することができないことが欠点である。
独国特許出願公開第10 2012 207 527号明細書
本発明の根底にある課題は、支持アイへのジョイントの圧入が、ジョイントの運動抵抗モーメントに対して全く又は僅かにしか作用しないように、冒頭で述べた形式のジョイント及び方法を発展させることである。好ましくは、ジョイントは、軸方向荷重を受け止めるための軸方向の優先方向を有する。特に、選択的な実施形態が提供されるべきである。
本発明の根底にある課題は、請求項1に記載のジョイントによって及び請求項10に記載の方法によって解決される。本発明の好ましい発展形態は、従属請求項及び以下の説明からわかる。
従って、車両用のジョイントは、アウタスリーブと、運動可能に支承されたジョイント内側部品を収容するためのジョイントシェルと、ジョイントシェルとアウタスリーブの間に少なくとも部分的に配置されたインナスリーブを備える。インナスリーブは、インナスリーブの外周において軸方向に互いに離間した半径方向外側に延在するもしくは半径方向外側に突出する2つの環状のリムシリンダを有し、リムシリンダは、インナスリーブの外周の環状の凹部、特に溝を構成もしくは決定する。更に、インナスリーブと一体的に形成されたプレスばめ装置が、インナスリーブの少なくとも一方のリムシリンダの領域でこのリムシリンダの外径から半径方向外側に延在する。
この場合、インナスリーブと一体的、特に一体構造に形成されたプレスばめ装置が、特に別の又は第2の閉鎖リングの機能を担い得ることが有利である。従って、一体的なプレスばめ装置を有するインナスリーブのリムシリンダの領域では、別個の閉鎖リング又は閉鎖カバーを省略することができる。好ましくは、ジョイントは、別個の部品として形成された1個の閉鎖リング又は閉鎖カバーを備えるに過ぎない。これにより、可能な構成の多様性が拡大される。特に、高い軸方向荷重を受け止めるための軸方向の優先方向を有するジョイント又は圧入ジョイントが実現可能である。
好ましくは、ジョイントは、ジョイント軸及び/又は軸方向軸−この軸を中心として、ジョイント、アウタスリーブ及び/又は内側ジョイント内側部品が運動可能である−を備える。好ましくは、ジョイント軸は、アウタスリーブの軸方向に延在する。ジョイント軸とアウタスリーブの軸方向軸は一致してもよい。特に、アウタスリーブ及び/又はインナスリーブは、ジョイントの軸方向及び/又はジョイント軸の軸方向に延在する。好ましくは、ジョイント軸は、ジョイントの縦方向中心軸である。特に、ジョイントは、ジョイント軸、軸方向軸及び/又は縦方向中心軸に関して、回転対称又は実質的に回転対称に形成されている。ジョイント軸、軸線及び/又はジョイントの縦方向中心軸は、特にボール状のジョイント内側部品の中心を経て延在し得る。
本願の範囲内で、用語「半径方向」は、ジョイントの軸方向、ジョイント軸、軸方向軸及び/又は縦方向中心軸に対して垂直に延在する1つの方向又は全て方向を示し得る。アウタスリーブ、インナスリーブ及び/又はジョイントシェルは、ジョイントハウジングを構成し得る又はジョイントハウジングの構成要素であり得る。特に、ジョイント内側部品は、回転可能及び/又は傾動可能にジョイントシェルに支承されている。好ましくは、リムシリンダとは、インナスリーブの半径方向外側に突出するエッジであると理解すべきである。特に、両リムシリンダは、インナスリーブの軸方向に互いに離間した両端を規定及び/又は決定する。リムシリンダは、リング式及び/又はリング状に形成することができる。
別の実施形態によれば、プレスばめ装置が、インナスリーブのリムシリンダ、特にリムシリンダの外周面から始まって半径方向外側に延在する。インナスリーブがアウタスリーブに圧入されている場合、プレスばめ装置が、アウタスリーブに当接する。プレスばめ装置は、リムシリンダの外周及び/又は外周面から始まって半径方向外側にアウタスリーブの内側の方向に延在し得る。特に、インナスリーブは、プレスばめ装置の領域にその最大の外径を備える。好ましくは、インナスリーブの外径は、特にアウタスリーブ内へインナスリーブが取り付けられていない状態で、アウタスリーブの内径よりも大きい。これにより、アウタスリーブ内でのインナスリーブのプレスばめが実現可能である。
特に、インナスリーブとアウタスリーブの間に、少なくとも1つの環状の自由空間、好ましくは2つの環状の自由空間が形成可能である。プレスばめ装置に基づく例外を除いて、この自由空間又はこれら自由空間は、実質的にインナスリーブの長さにわたって、特にその全長にわたって延在することができる。好ましくは、この自由空間、特に両自由空間は、ジョイントの組み立てられた状態及びシャーシ部品に対して取り付けられていない状態で生じる。特に、少なくとも2つの自由空間及び/又は間隙がプレスばめ装置によって互いに分離されている。インナスリーブの長さは、好ましくは軸方向のその長さである。少なくとも1つの自由空間及び/又は間隙に基づいて、インナスリーブは、特に半径方向に、プレスばめ装置を除いてアウタスリーブと接触していない。従って、インナスリーブは、プレス装置だけがアウタスリーブの内側に当接するように、アウタスリーブ内に配置することができる。これにより、ジョイントは、アウタスリーブの直径を縮小させつつ自動車部品の支持アイに圧入可能であり、この直径縮小が、ジョイントシェル及び/又は支承部に何らかの又は著しい影響を与えることはない。好ましくは、アウタスリーブの直径は、特に支持アイへのジョイントの圧入時に、自由空間の半径方向の寸法を減少させつつ縮小可能であり、特にジョイントシェルが影響を受けることはない。これは、アウタスリーブが、特にリムシリンダの領域でインナスリーブに当接するまで、自由空間及び/又は間隙が縮小されるまで行うことができる。次いで初めて、アウタスリーブの更なる直径縮小が、インナスリーブの直径縮小を生じさせ、これによりジョイントシェルに影響を与えることができる。好ましくは、少なくとも1つの自由空間は、間隙として形成されている。
発展形態によれば、アウタスリーブ内に、閉鎖リング又は閉鎖カバーが配置されている。この場合、プレスばめ装置は、閉鎖リング又は閉鎖カバーとは反対の側のリムシリンダに付設することができる。これにより、プレスばめ装置は、付加的な又は第2の閉鎖リング又は閉鎖カバーの機能を担うことができる。好ましくは、プレスばめ装置はリング状に形成されている。
閉鎖リング、閉鎖カバー及び/又はプレスばめ装置は、アウタスリーブの半径方向にアウタスリーブに及び/又は半径方向にアウタスリーブに対して張力を付与することができる。特に、閉鎖リング、閉鎖カバー及び/又はプレスばめ装置は、アウタスリーブに圧入されている。アウタスリーブ力の直径縮小時に生じる力の少なくとも一部は、閉鎖リング、閉鎖カバー及び/又はプレスばめ装置に導入することができる。閉鎖リング、閉鎖カバー、プレスばめ装置、インナスリーブ及び/又はアウタスリーブは、金属、特に鋼から成ることができる。閉鎖リング、閉鎖カバー及びプレスばめ装置は、同じ外径を備えることができる。インナスリーブの閉鎖リング及び/又は閉鎖リング又は閉鎖カバーとは反対の側の終端に、それぞれ1つのシールベローズが支承されていてもよい。シールベローズは、ジョイント内側部品まで延在し、封止するようにこのジョイント内側部品に当接してもよい。
別の実施形態によれば、プレスばめ装置が、半径方向外側に突出するエッジ、特に少なくとも一方のリムシリンダのエッジとして形成されている。特に、プレスばめ装置は、半径方向外側に突出するウェブとして形成されている。従って、プレスばめ装置は、リムシリンダと比べて比較的狭く及び/又は繊細に形成することができる。好ましくは、ジョイントの軸方向及び/又はインナスリーブの縦方向の、エッジ及び/又はウェブとして設計されたプレスばめ装置の幅は、リムシリンダの幅よりも小さい又は狭い。プレスばめ装置は、インナスリーブ及び/又はリムシリンダの外周をリング式に包囲し得る。プレスばめ装置は、保持ノーズの機能を実現すること及び/又は特にリング状の保持ノーズとして形成することができる。好ましくは、プレスばめ装置は、支持アイへのジョイントの圧入時にプレスばめ装置が無視可能であるように形成されている。支持アイ、特に車両部品の支持アイへのジョイントの圧入に基づいて、プレスばめ装置は、アウタスリーブによって平らに押し付けること及び/又はアウタスリーブに圧入することができる。
発展形態によれば、プレスばめ装置が、特にジョイントの組み立てられたもしくは取り付けられた状態及びシャーシ部品及び/又は支持アイに対して取り付けられていない状態で、アウタスリーブとプレスばめ装置に付設された少なくとも一方のリムシリンダとの間に間隙を構成する。
好ましくは、プレスばめ装置は、カエシの機能を実現するために形成されている。特に、プレスばめ装置は、シャーシ部品へのジョイントの取付け前にアウタスリーブ内にインナスリーブを保持するために形成されている。従って、プレスばめ装置によって、アウタスリーブ内でのインナスリーブのプレスばめを実現することができる。特に、アウタスリーブ内でのインナスリーブの固着は、ジョイントのシャーシ部品及び/又は支持アイに取り付けられた状態で、ジョイント、特にジョイントの半径方向弾性の十分に正確で再現可能な測定を可能にする。更に、不所望の騒音発生−特にインナスリーブのがたつきに基づく−も、アウタスリーブ内でのインナスリーブのプレスばめに基づいて回避することができる。
好ましくは、閉鎖リング又は閉鎖カバーは、軸方向にインナスリーブ及び/又はジョイントシェルに支持されている及び/又は軸方向にインナスリーブ及び/又はジョイントシェル上に当接する。好ましくは、インナスリーブは、特に閉鎖リング又は閉鎖カバーとは反対の側の当接面でもってアウタスリーブに当接する。従って、アウタスリーブへの閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入時に、アウタスリーブに対するインナスリーブ及び/又はジョイントシェルの軸方向のプリロードを実現することができる。従って、インナスリーブは、特に1個の閉鎖リング又は閉鎖カバーによって、アウタスリーブ内で軸方向に固定することができる。
別の実施形態によれば、インナスリーブが、プレスばめ装置の領域及び/又はプレスばめ装置を有するリムシリンダの領域に、プレスばめ装置とは反対の側のリムシリンダに比べて半径方向内側に向いた材料肥大部及び/又は材料増強部を備える。特に、材料の肥大部及び/又は材料増強部は、好ましくはジョイントの軸方向の優先方向の高い軸方向力の受止め及び/又は導入を可能にする。材料肥大部及び/又は材料増強部は、インナスリーブの閉鎖リング又は閉鎖カバーとは反対の側の領域に配置されている。インナスリーブの内側に、材料肥大部及び/又は材料増強部は、ボール状、ボールセグメント状及び/又は凹状の形成を備えることができる。特に、ジョイントシェルは、インナスリーブの内側に対応して形成された外側でもってインナスリーブの内側に当接する。特に、材料肥大部及び/又は材料増強部は、支持アイへのジョイントの圧入に基づくプレスばめ装置の変形が障害及び/又は妨害とならないように中実に形成されている。
発展形態によれば、閉鎖リング又は閉鎖カバー及び一体的なプレスばめ装置を有するインナスリーブが、アウタスリーブに圧入されている。これにより、特に半径方向及び/又は軸方向のアウタスリーブ内でのインナスリーブの保持が保証されている。
好ましくは、ジョイントがシャーシ部品用に形成され、このシャーシ部品は、自動車のシャーシに取り付けるために設けられている。特に、ジョイントは、ボールスリーブジョイントとして形成され、ジョイント内側部品をボールスリーブとして形成し、ジョイントシェルをボールシェルとして形成してもよい。選択的に、ジョイントは、ジョイント内側部品してボールスタッドを有するボールスタッドジョイントとして形成されていてもよい。この場合、ボールスタッドは、ジョイントボールと、このジョイントボールと結合されたスタッド部分を備えることができる。特に、ジョイントは、圧入ジョイントとして形成されている。スタッド部分は、例えばシリンダ状又はコーン状に形成することができる。シャーシ部品は、リンク、スプリングリンク、ホイールキャリア及び/又はサスペンションストラットであり得る。
特に本発明によるジョイントを製造するための本発明による方法によれば、アウタスリーブ内にインナスリーブが導入及び/又は圧入される。ジョイントシェルがインナスリーブ内に配置され、ジョイントシェル内にジョイント内側部品が運動可能に支承され得る。アウタスリーブを少なくとも部分的に半径方向に拡張するために、好ましくは1個の閉鎖リング又は閉鎖カバーを圧入することができる。これにより、ジョイントの取り付けられていない状態で、特に支持アイ及び/又はシャーシ部品に関して、少なくとも閉鎖リング又は閉鎖カバーの領域のインナスリーブとアウタスリーブの間に間隙及び/又は自由空間を発生させることができる。特に、アウタスリーブへの閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入は、特にプレスばめ装置とは反対の側のリムシリンダの領域に、間隙及び/又は自由空間の発生を生じさせる。更に、アウタスリーブを少なくとも部分的に半径方向に拡張するために、アウタスリーブ内に配置されたプレスばめ装置が、インナスリーブの一体的な構成要素としてアウタスリーブに圧入される。これにより、閉鎖リング又は閉鎖カバーとは反対の側の及び/又はプレスばめ装置に付設されたリムシリンダの領域のインナスリーブとアウタスリーブの間に間隙及び/又は自由空間を発生させることができる。
特に、本発明による方法によって製造されたジョイントは、前記本発明によるジョイントである。好ましくは、この方法は、ここで説明される本発明によるジョイントと関連して説明される全ての実施形態によって発展させられている。更に、ここで説明されるジョイントは、方法と関連して説明される全ての実施形態によって発展させることができる。
一方では一体的に配置されたプレスばめ装置を有するインナスリーブの圧入に基づいて、他方では閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入に基づいて、特に両リムシリンダの領域のインナスリーブとアウタスリーブの間に、少なくとも1つの環状の自由空間及び/又はリング状の間隙が提供又は拡大される。
別の実施形態によれば、インナスリーブの一方のリムシリンダの領域、特に閉鎖リング又は閉鎖カバーとは反対の側のリムシリンダの領域に、半径方向でアウタスリーブの方向に延在するプレスばめ装置が配置されている。特に、プレスばめ装置に付設されたリムシリンダの領域で、プレスばめ装置だけが、アウタスリーブへのインナスリーブの圧入時に、アウタスリーブの内側と接触させられる。従って、インナスリーブは、プレスばめ状態にあるプレスばめ装置によってアウタスリーブ内に固定することができる。好ましくは、プレスばめ装置と、プレスばめ装置とは反対の側のリムシリンダは、アウタスリーブへのインナスリーブの圧入時にアウタスリーブの内側と接触させられる。特に、アウタスリーブへのインナスリーブの圧入時のプレスばめ装置の領域のインナスリーブの外径は、アウタスリーブの内径よりも大きい。更に、アウタスリーブへの圧入時のリムシリンダの領域のインナスリーブの外径は、アウタスリーブの内径よりも大きくてもよい。
プレスばめ装置に基づいて、プレスプレスばめ装置に付設されたリムシリンダのアウタスリーブの内側へのプレスばめ又は当接が回避される。アウタスリーブへのインナスリーブの圧入時、プレスばめ装置とは反対の側のリムシリンダは、アウタスリーブの内側に位置するようになり得る。アウタスリーブへの閉鎖リング又は閉鎖カバーのその後の圧入に基づいて、プレスばめ装置とは反対の側のリムシリンダの、インナスリーブとアウタスリーブの内側との間のプレスばめ及び/又は当接を解離することができる。このため、閉鎖リング又は閉鎖カバーは、アウタスリーブへの圧入時に、リムシリンダの領域のインナスリーブの外径よりも大きい外径を備える。特に、閉鎖リング又は閉鎖カバーの外径は、アウタスリーブの内径より大きい。好ましくは、プレスばめ装置の領域の閉鎖リング又は閉鎖カバーの外径とインナスリーブの外径は同一である。好ましくは、閉鎖リング又は閉鎖カバーは、プレスばめ装置とは反対の側のリムシリンダに隣接して配置される。
発展形態によれば、まずプレスばめ装置を有するインナスリーブが、それに続いて閉鎖リング又は閉鎖カバーが、アウタリーブに圧入される。好ましくは、閉鎖リングは、軸方向にインナスリーブに当接するまで、アウトスリーブに、特に軸方向に圧入される。特に、閉鎖リング又は閉鎖カバーは、軸方向に、プレスばめ装置とは反対の側でインナスリーブに当接する。
好ましくは、インナスリーブと閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入に基づいて、それぞれ1つの間隙が、インナスリーブの軸方向に離間したリムシリンダとアウタスリーブの間に構成される。従って、第1のリムシリンダの領域に第1の間隙が実現され、第2のリムシリンダの領域に第2の間隙が実現され得る。
インナスリーブの圧入と閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入との間に、ジョイントシェルをインナスリーブに挿入することが、特に圧入することができる。これに続いて、特に閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入前に、ジョイント内側部品をジョイントシェルに支承もしくは配置することができる。従って、好ましくは、ジョイント内側部品は、ジョイントシェルをインナスリーブに挿入及び/又は押圧する前にジョイントシェル内に支承される。
アウタスリーブへのインナスリーブ及び/又は閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入後、アウタスリーブのそれぞれ付設された軸方向の終端が、半径方向内側に変形、特に曲折もしくは巻回することができる。特に、アウタスリーブの半径方向の終端は、その変形後、閉鎖リング又は閉鎖カバーもしくはインナスリーブ、特にインナスリーブの当接面用の軸方向ストッパを構成する。
好ましくは、ジョイントは、特にアウタスリーブへの閉鎖リング又は閉鎖カバーの圧入後及び/又は軸方向の終端の変形後に、アウタスリーブの直径を減少させつつシャーシ部品の支持アイに圧入される。この場合、特に、好ましくはリムシリンダの領域の少なくとも1つの自由空間及び/又は間隙の半径方向の寸法は、減少及び/又は消費される。例えば、支持アイへのアウタスリーブの圧入によって、アウタスリーブの直径は、特にリムシリンダの領域のインナスリーブと接触するまで縮小される。この場合、プレスばめ装置は、インナスリーブとアウタスリーブとの間で少なくとも部分的に変形もしくは平坦化すること及び/又はアウタスリーブの内側に圧入することができる。
ジョイントがシャーシ部品の支持アイに圧入されると、アウタスリーブの直径縮小は、ジョイント内側部品の支承部の半径方向のプリロードに全く又は僅かにしか作用を与えない。これは、アウタスリーブの更なる直径縮小がインナスリーブに対して寸法的な影響を与えるまで与えられている。しかしながら、この影響が生じるまで、圧入力は、実質的に閉鎖リングとプレスばめ装置によって受け止められる。
更に、インナスリーブの外周面の軸方向中央領域、特に両リムシリンダの間に、凹部及び/又は自由空間が存在してもよい。この場合、凹部及び/又は自由空間は、環状、溝状、シリンダ状及び/又はリング状に形成することができる。これにより、既存の寸法的重複がジョイント内側部品の支承部にそれほど強く作用させないようにする更なる可能性を付与することができる。それにもかかわらず、インナスリーブの直径縮小が得られるか、直径縮小が、ジョイントへの高い負荷のために必要である場合は、力は、実質的に軸方向外側の領域に、特にリムシリンダを介してジョイントシェルに伝達される。
インナスリーブと一体的にもしくは一体構造に形成されたプレスばめ装置は、特に付加的な又は第2の閉鎖リングの機能を担うこともしくは付加的な又は第2の閉鎖リングを置換することができる。この場合、プレスばめ装置は、二重の機能を果たすことができる。 一方で、インナスリーブは、プレスばめ装置によって、アウタスリーブ内に半径方向及び/又は軸方向に固定可能である。これにより、ジョイントの再現可能な測定を容易化することができる。他方で、プレスばめ装置によって、インナスリーブ、特にインナスリーブのプレスばめ装置に付設されたリムシリンダの一方と、アウタスリーブの内側との間の自由空間及び/又は間隙が、支持アイへのジョイントの圧入時のアウタスリーブの直径縮小を補償するために実現可能である。
以下で、本発明を、図によって詳細に説明する。
第1の本発明によるジョイントの部分断面図 互いに取り付ける前のアウタスリーブとインナスリーブの断面図 インナスリーブを取り付けたアウタスリーブの断面図 閉鎖リングを取り付ける前の図3によるインナスリーブを取り付けたアウタスリーブの断面図 閉鎖リングを取り付けた図3によるインナスリーブを取り付けたアウタリングの断面図 支持アイへの圧入後の図1による本発明によるジョイントの部分断面図 本発明による方法の概略フローチャート 別の本発明によるジョイントの部分断面図
図1は、第1の本発明によるジョイント1の部分断面図を示す。この実施例の場合、ジョイント1は、スリーブジョイント、即ちボールスリーブジョイントとして形成されている。ジョイント1は、ジョイント軸もしくは縦方向中心軸2に対して回転対称に形成されている。ジョイント軸もしくは縦方向中心軸2は、矢印3によるジョイント1の軸方向に延在する。この図によれば、縦方向中心軸2の左側に、ジョイント1は、平面図で図示され、これに対して、縦方向中心軸2の右側に、ジョイント1を経る縦断面図が示されている。横方向中心軸4は、縦方向中心軸2に対して直角に配置され、縦方向中心軸2と横方向中心軸4は、ジョイント1の中心点で交差する。
アウタスリーブ5内に、インナスリーブ6が導入されている。インナスリーブ6内に、ジョイントシェル7が配置されている。ジョイントシェル7に、ジョイント内側部品8が運動可能に支承されている。この実施例の場合、ジョイントシェル7がボールシェルとして形成され、ジョイント内側部品8がボールスリーブとして形成されている。ジョイント内側部品8は、ジョイントボール9を有し、このジョイントボール9は、ジョイントシェル7に対して回転可能及び/又は旋回可能に支承されている。ジョイント内側部品8を経て、軸方向8に貫通穴10が延在する。貫通穴10は、ここでは模範的にシリンダ状に形成されている。アウタスリーブ5に、閉鎖リング11が圧入されている。閉鎖リング11は、軸方向にジョイントシェル7とインナスリーブ6に当接する。インナスリーブ6の閉鎖リング11とは反対の側の領域にもしくは閉鎖リング11とは反対の側の終端に、インナスリーブ6は、半径方向内側に延在する材料肥大部もしくは材料増強部12を備える。この場合、「半径方向」とは、矢印3による軸方向もしくは縦方向中心軸2に対して直角な配向であると理解する。材料増強部12の領域で閉鎖リング11とは反対の側に、インナスリーブ6は、当接面13を有する。当接面13は、軸方向にアウタスリーブ5の内側に当接する。この実施例の場合、アウタスリーブ5は、材料増強部12の領域でインナスリーブ6を把持する。
ジョイント内側部品8は、軸方向両側でアウタスリーブ5外へ延在し、この場合はまた、軸方向に閉鎖リング11及びインナスリーブ6を経て延在する。ジョイント内側部品8のアウタスリーブ5外に配置された軸方向終端14及び15に、それぞれ1つのシールベローズ16もしくは17が固定されている。シールベローズ16は、軸方向終端14から閉鎖リング11まで延在し、閉鎖リングに固定されている。シールベローズ17は、軸方向終端15からインナスリーブ6まで延在し、インナスリーブに固定されている。更に、アウタスリーブ5の軸方向終端18、19は、それぞれ半径方向内側に曲げられているので、終端18は、軸方向に閉鎖リング11に当接し、終端19は、軸方向に当接面13に当接する。従って、軸方向終端18、19、閉鎖リング11とインナスリーブ6を、噛合い係合式にアウタスリーブ5内に固着させ得る。
図2は、互いに取り付ける前のアウタスリーブ5とインナスリーブ6の断面図を示す。インナスリーブ6は、材料増強部12の領域に、凹状及び/又はボールセグメント状に形成された内側領域20を備える。当接面13とは反対の側の領域に、アウタスリーブ5の内側領域20は、リング状及び/又はシリンダ状の内側領域21に移行する。インナスリーブ6の外周面22の軸方向中央領域に、同軸で環状の凹部23が形成されており、この凹部は、軸方向両側を限定されている。この実施例の場合、凹部23は、溝状に形成されている。インナスリーブ6の軸方向に互いに離間した周縁は、この実施例の場合はリムシリンダ24、25として形成されている。リムシリンダ24、25は、半径方向外側に凹部23から突出する。従って、インナスリーブ6は、両リムシリンダ24,25の領域に、凹部23の領域よりも大きな外径を備える。
更に、リムシリンダ24,25の領域のインナスリーブ6の外径は、アウタスリーブ5の内径よりも大きい。図2及び以下で更に詳細に説明される図3〜5によれば、ジョイント1を製造するための異なるステップが図示される。図2によれば、アウタスリーブ5は、取付工具26上に取り付けられる。次いで、インナスリーブ6が、矢印3の方向にアウタスリーブ5に圧入される。圧入のために必要な力が、矢印27で示されている。アウタスリーブ5へのインナスリーブ6の圧入前に、少なくともリムシリンダ24、25の領域のインナスリーブ6の外径は、アウタスリーブ5の内径よりも大きい。
図3は、インナスリーブ6を取り付けたアウタスリーブ5の断面図を示す。この場合、インナスリーブ6は、プレスばめでアウタスリーブ5内に配置されている。アウタスリーブ5へのインナスリーブ6の圧入中、インナスリーブ6の直径は縮小し、アウタスリーブ5の直径が拡大される。これら直径変化は、それぞれ矢印28もしくは29によって示されている。加えて、アウタスリーブ5の軸方向終端19が半径方向内側に変形されており、これにより、軸方向終端19がインナスリーブ6の当接面13に当接することが認められる。この実施例の場合、アウタスリーブ5の半径方向終端19は、縦方向中心軸12に対して直角に延在する。これに対応して、当接面13は、半径方向、すなわちこの実施例の場合は縦方向中心軸2に対して直角に延在する。
図4は、閉鎖リング11を取り付ける前の図3によるインナスリーブを取り付けたアウタスリーブ5の断面図を示す。インナスリーブ6を圧入したアウタスリーブ5は、取付工具26から取り外されるが、これは、次いで閉鎖リング11を矢印3の方向にアウタスリーブ5に圧入するために、閉鎖リング11が軸方向にインナスリーブ6に当接するまで行なわれる。図4から、閉鎖リング11を圧入する前の状態がわかるが、圧入のために必要な力が矢印30で示されている。閉鎖リング11は、軸方向終端18の材料増強部12又は軸方向終端19とは反対の側の領域で、アウタスリーブ5に圧入される。
図4によれば、ジョイントシェル7及びジョイント内側部品8は、良好な明瞭さのために詳細には図示されていない。閉鎖リング11の圧入前に、通常はまずインナスリーブ6内へのジョイントシェル7及びジョイント内側部品8の配置が行なわれる。次いで初めて、閉鎖リング11がアウタスリーブ5に圧入される。この場合、ジョイントシェル7は、閉鎖リング11によって軸方向にインナスリーブ6の材料増強部12の方向にプリロードを付与される。
図5は、閉鎖リング11を取り付けた図3によるインナスリーブ6を取り付けたアウタスリーブ5の断面図を示す。更に、2つの部分A及びBを示す。これによれば、閉鎖リング11の圧入された状態がわかるが、閉鎖リング11の圧入に基づいて、閉鎖リングは、その外径が縮小され、アウタスリーブ5は、少なくとも閉鎖リング11及びリムシリンダ25の領域でその直径が拡大されている。閉鎖リング11の圧入に基づいて生じるアウタスリーブ5の直径拡大は、また、半径方向の拡張と呼ぶこともできる。この半径方向の拡張は、リムシリンダ25の領域のインナスリーブ6のプレスばめが解除されるほど大きい。
従って、部分Aによれば、従って、閉鎖リング11の圧入に基づいて、リムシリンダ25の領域のインナスリーブ6の外周面とアウタスリーブ5の内側との間に自由空間又は間隙31が生じる。
閉鎖リング11の圧入に続いて、アウタスリーブ5の軸方向終端18が半径方向内側に変形される。これにより、閉鎖リング11は、矢印3による軸方向に、軸方向終端18とインナスリーブ6の間に固着させ得る。
部分Bは、プレスばめ装置32を示す。プレスばめ装置32は、インナスリーブ6の一体的もしくは一体構造の構成要素として形成されている。この実施例の場合、プレスばめ装置32は、インナスリーブ6の外周を取り巻くリング状のウェブとして形成されている。プレスばめ装置32は、半径方向外側に延在する。プレスばめ装置32の外径は、リムシリンダ24の領域のインナスリーブ6の外径よりも大きく、これにより、プレスばめ装置は、半径方向外側にリムシリンダ24、25から突出する。更に、プレスばめ装置32は、この実施例の場合、リムシリンダ25のエッジの領域に配置されている。更に、プレスばめ装置32は、この例によれば、リムシリンダ24の軸方向内側に向いたエッジの領域に配置されている。
プレスばめ装置32により、インナスリーブ6は、リムシリンダ24の領域で特に半径方向に位置不動にアウタスリーブ5圧入されている。リムシリンダ24と比較して、プレスばめ装置32は、比較的狭く形成されている。プレスばめ装置32にもとづいて、リムシリンダ24の領域のインナスリーブ6の外周面とアウタスリーブ5の内側との間に自由空間又は間隙33が構成されている。
この実施例の場合、プレスばめ装置32は、カエシ輪郭を備える。これにより、軸方向のインナスリーブ6の不所望の解離の危険が更に低減可能である。
間隙31,33及び凹部23は、インナスリーブ6とアウタスリーブ5の間にリング状の自由空間を構成する。この実施例の場合、閉鎖リング11及びプレスばめ装置32は、間隙31,33の幅が同一又は少なくとも実質的に等しい大きさであるように、互いに調整されている。
図6は、支持アイ34への圧入後の図1による本発明によるジョイント1の部分断面図を示す。良好な明瞭さのために、ジョイントシェル7及びジョイント内側部品8の図示が省略されている。更に、2つの部分C及びDが示されている。支持アイ34はシャーシ部品35の構成要素である。この実施例の場合、シャーシ部品35はリンクとして形成されている。縦方向中心軸2の左側に、シャーシ部品35の一部が平面図で図示されており、縦方向中心軸2の右側に、シャーシ部品35の一部が断面図で示されている。
この実施例の場合、支持アイ34は、シャーシ部品35内に配置されたシリンダ状の貫通穴として形成されている。アウタスリーブ5による支持アイ34へのジョイント1の圧入に基づいて、アウタスリーブ5、閉鎖リング11及びインナスリーブ6は、その直径が縮小された。更に、圧入に基づいて、支持アイ34の直径が拡大された。それぞれの直径拡大もしくは直径縮小が、矢印36,37及び38によって示されている。
部分C及びDによれば、アウタスリーブ5の直径縮小に基づいて、間隙31及び間隙33が消滅しているもしくは付属する自由空間が消費されている。ただし、両リムシリンダ24,25の間の凹部23は依然として存在する。従って、アウタスリーブ5からインナスリーブ6に導入される力は、実質的にリムシリンダ24,25によって受け止めること及び/又は伝送することができる。インナスリーブ6の直径縮小は、結果として、ジョイントシェル7の半径方向のプリロードの増加を伴い、軸方向3で見て、ジョイントシェル7からジョイントボール9に加えられる半径方向力が、特にリムシリンダ24,25の高さのところで最大になる。更に、ジョイント1は、材料増強部12に基づいて、軸方向の優先方向の高い荷重もしくは力を受け止めることができる。この実施例の場合、軸方向の荷重もしくは力を受け止めるための軸方向の優先方向は、矢印3による軸方向の反対に設定されている。
支持アイ34へのジョイント1の圧入時、アウタスリーブ5の直径縮小に基づいて、プレスばめ装置32は、アウタスリーブ5がプレスばめ装置32もしくはリムシリンダ24の領域でインナスリーブ6の外周面に沿って位置するように、変形及び/又は消費される。この場合、プレスばめ装置32の材料は、アウタスリーブ5内に及び/又は凹部23の方向に押し付けること及び/又は変形させることができる。この場合、材料増強部12は、支持アイ34へのジョイント1もしくはアウタスリーブ5の圧入時のプレスばめ装置32の変形のための一種の支持装置として働く。
図7は、本発明による方法のための概略フローチャートを示す。ステップS10による本発明による方法の開始後、ステップS11により、アウタスリーブ5が準備される。このため、アウタスリーブ5が、取付工具26内に導入される。次に、ステップS12により、アウタスリーブ5へのインナスリーブ6の圧入が行なわれる。この場合、インナスリーブ6は、インナスリーブ6と一体的又は一体構造に形成されたプレスばめ装置32を備える。アウタスリーブ5へのインナスリーブ6の圧入前に、インナスリーブ6は、リムシリンダ24,25及びプレスばめ装置32の領域に、アウタスリーブ5の内径よりも大きい外径を備える。この場合、プレスばめ装置32の外径は、両リムシリンダ24,25の外径よりも大きい。従って、インナスリーブ6の圧入によって、アウタスリーブ5内でのインナスリーブ6のプレスばめが形成される。このプレスばめ状態で、プレスばめ装置32と、プレスばめ装置32から離間したリムシリンダ25が、アウタスリーブ5の内側に当接する。
これに続いて、ステップS13により、アウタスリーブ5への閉鎖リング11の圧入が行なわれる。この場合、閉鎖リング11の圧入は、リムシリンダ25に直接的に隣接して行なわれる。閉鎖リング11の圧入前に、閉鎖リングは、アウタスリーブ5の内径よりも大きい外径を有する。これにより、アウタスリーブ5への閉鎖リング11の圧入時に、リムシリンダ25のプレスばめが解離される。従って、閉鎖リング11によって、リムシリンダ25の領域に間隙31が構成され、プレスばめ装置32によって、リムシリンダ24の領域に間隙33が構成される。以下で説明する図8により示されるように、ジョイントがボールスリーブジョイントとしてではなくボールスタッドジョイントとして形成されている場合には、選択的に及び閉鎖リング11の代わりに、閉鎖カバーを使用することができる。
これに続いて、ステップS14により、支持アイ34へのジョイント1の圧入が行なわれる。この圧入過程に基づいて、アウタスリーブ5の直径が縮小され、間隙31,33に基づいた自由空間が消費される。従って、支持アイ34へのジョイント1の圧入後のリムシリンダ24,25の外周面が、アウタスリーブ5の内側に当接する。次に、本発明による方法は、ステップS15により終了される。
選択的な実施形態では、ジョイント1を製造するための本発明による方法は、ステップS13の終了後に既に終了させることができる。別の選択的な実施形態では、アウタスリーブ5の軸方向周縁19は、ステップS12の実施後でステップS13を実施前に半径方向内側に変形される。更に、アウタスリーブ5の軸方向終端18は、ステップS13による閉鎖リング11の圧入後で、ステップS14又は方法の終了前に、半径方向内側に変形させることができる。軸方向終端18,19の変形に基づいて、インナスリーブ6及び/又はジョイントシェル7は、軸方向に固定及び/又はプリロードを付与される。
図8は、別の本発明によるジョイント39の部分断面図を示す。前と機能的に同じものは、図1から図6と同じ符号を有する。この実施例の場合、ジョイント39はピボットジョイント、即ちボールスタッドジョイントとして形成されている。ジョイント39は、ジョイント軸もしくは縦方向中心軸2に対して回転対称に形成されている。ジョイント軸もしくは縦方向中心軸2は、矢印3によるジョイント39の軸方向に延在する。この図によれば、縦方向中心軸2の左側に、ジョイント39が平面図で図示され、これに対して、縦方向中心軸2の右側に、ジョイント39を経る縦断面図が示されている。横方向中心軸4は、縦方向中心軸2に対して直角に配置され、縦方向中心軸2と横方向中心軸4は、ジョイント1の中心点で交差する。
アウタスリーブ5に、インナスリーブ6が導入されている。インナスリーブ6内に、ジョイントシェル7が配置されている。ジョイントシェル7内に、ジョイント内側部品40が運動可能に支承されている。この実施例の場合、ジョイントシェル7がボールシェルとして形成され、ジョイント内側部品40がボールスタッドとして形成されている。ジョイント内側部品40は、ジョイントボール42を有し、このジョイントボールは、ジョイントシェル7に対して回転可能及び/又は旋回可能に支承されている。
アウタスリーブ5に、閉鎖カバー41が圧入されている。閉鎖カバー41は、軸方向にジョイントシェル7及びインナスリーブ6に当接する。この実施例の場合、閉鎖カバー41は、半径方向外側に湾曲して形成されている。閉鎖カバー41とは反対の側の領域に、ジョイント内側部品40がスタッド部分43を備える。スタッド部分43は、ジョイントボール42と結合されている。この実施例の場合、スタッド部分43は、実質的にシリンダ状に形成されている。選択的に、スタッド部分43は、例えばコーン状に形成することができる。更に、スタッド部分43は、この模範的な構成によれば環状の溝44を備える。
閉鎖カバー41とは反対の側の領域又はインナスリーブ6の閉鎖カバー41とは反対の側の終端端部に、インナスリーブ6は、半径方向内側に延在する材料肥大部もしくは材料増強部12を備える。材料増強部12の領域で、閉鎖カバー41とは反対の側に、インナスリーブ6は、当接面13を有する。当接面13は、軸方向にアウタスリーブ5の内側に当接する。この実施例の場合、アウタスリーブ5は、材料増強部12の領域でインナスリーブ6を把持する。
ジョイント内側部品40は、スタッド部分43によって、閉鎖カバー41側とは反対の側のインナスリーブ6を経て軸方向にアウタスリーブ5外へ延在する。アウタスリーブ5の閉鎖カバー41とは反対の側の軸方向終端45に、シールベローズ46が固定されている。シールベローズ46は、スタッド部分43の外周からインナスリーブ6まで延在し、インナスリーブに固定されている。
更に、アウタスリーブ5の軸方向終端18,19は、それぞれ半径方向内側に曲げられているので、終端18が、軸方向に閉鎖カバー41に当接し、終端19が、軸方向に当接面13に当接する。従って、軸方向終端18,19が、閉鎖カバー41及びインナスリーブ6を、噛合い係合式にアウタスリーブ5内に固着させ得る。
ジョイント39の製造もしくは取付け、図2〜図7によるジョイント1に対する説明と同様に行なわれる。従って、ジョイント39も、プレスばめ装置32を備える。その点で、前述の説明の参照を指摘するが、ジョイント39の場合には、閉鎖リング11の代わりに閉鎖カバー41が使用される。
1 ジョイント
2 縦方向中心軸
3 矢印、軸方向
4 横方向中心軸
5 アウタスリーブ
6 インナスリーブ
7 ジョイントシェル
8 ジョイント内側部品
9 ジョイントボール
10 貫通穴
11 閉鎖リング
12 材料増強部
13 当接面
14 ジョイント内側部品の終端
15 ジョイント内側部品の終端
16 シールベローズ
17 シールベローズ
18 アウタスリーブの終端
19 アウタスリーブの終端
20 内側領域
21 内側領域
22 外周面
23 凹部
24 リムシリンダ
25 リムシリンダ
26 取付工具
27 矢印、力
28 矢印、直径縮小
29 矢印、直径拡大
30 矢印、力
31 間隙
32 プレスばめ装置
33 間隙
34 支持アイ
35 シャーシ部品
36 矢印、直径縮小
37 矢印、直径縮小
38 矢印、直径拡大
39 ジョイント
40 ジョイント内側部品
41 閉鎖カバー
42 ジョイントボール
43 スタッド部分
44 溝
45 終端
46 シールベローズ
A 部分
B 部分
C 部分
D 部分

Claims (14)

  1. アウタスリーブ(5)と、運動可能に支承されたジョイント内側部品(8,40)を収容するためのジョイントシェル(7)と、ジョイントシェル(7)とアウタスリーブ(5)の間に少なくとも部分的に配置されたインナスリーブ(6)を有し、インナスリーブ(6)が、インナスリーブ(6)の外周において軸方向に互いに離間した半径方向外側に突出する2つの環状のリムシリンダ(24,25)を備え、両リムシリンダ(24,25)が、インナスリーブ(6)の外周の環状の凹部(23)を決定する車両用のジョイントにおいて、
    インナスリーブ(6)と一体的に形成されたプレスばめ装置(32)が、インナスリーブ(6)の少なくとも一方のリムシリンダ(24)の領域でこのリムシリンダ(24)の外形から半径方向外側に延在すること、を特徴とするジョイント。
  2. プレスばめ装置(32)が、インナスリーブ(6)のリムシリンダ(24)、特にリムシリンダ(24)の外周から始まって半径方向外側に延在し、アウタスリーブ(5)に当接すること、を特徴とする請求項1に記載のジョイント。
  3. アウタスリーブ(5)内に、閉鎖リング(11)又は閉鎖カバー(41)が配置され、プレスばめ装置(32)が、閉鎖リング(11)又は閉鎖カバー(41)とは反対の側のリムシリンダ(24)に付設されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載のジョイント。
  4. プレスばめ装置(32)が、半径方向外側に突出するエッジ、特にリムシリンダ(24)のエッジとして形成されていること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のジョイント。
  5. プレスばめ装置(32)が、特にジョイント(1,39)の取り付けられた状態及びシャーシ部品(35)に対して取り付けられていない状態で、アウタスリーブ(5)とプレスばめ装置(32)に付設されたリムシリンダ(24)との間に間隙(33)を構成すること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のジョイント。
  6. プレスばめ装置(32)が、カエシの機能を実現するため及び/又はシャーシ部品(35)へのジョイント(1,39)の取付け前にアウタスリーブ(5)内にインナスリーブ(6)を保持するために形成されていること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のジョイント。
  7. インナスリーブ(6)が、プレスばめ装置(32)の領域及び/又はプレスばめ装置(32)を有するリムシリンダ(24)の領域に、プレスばめ装置(32)とは反対の側のリムシリンダ(25)に比べて半径方向内側に向いた材料肥大部及び/又は材料増強部(12)を備えること、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のジョイント。
  8. 閉鎖リング(11)又は閉鎖カバー(41)及び一体的なプレスばめ装置(32)を有するインナスリーブ(6)が、アウタスリーブ(5)に圧入されていること、を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 自動車のシャーシに取り付けるためのシャーシ部品(35)用に、特にジョイント内側部品(8,40)としてボールスタッド又はボールスリーブを有し、ジョイントシェル(9)としてボールシェルを有するボールスタッドジョイント又はボールスリーブジョイントとして形成されていること、を特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のジョイント。
  10. アウタスリーブ(5)内へインナスリーブ(6)が導入され、ジョイントシェル(7)がインナスリーブ(6)内に配置され、ジョイントシェル(7)内にジョイント内側部品(8,40)が運動可能に支承される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のジョイント(1,39)を製造するための方法において、
    アウタスリーブ(5)を少なくとも部分的に半径方向に拡張するために、アウタスリーブ(5)内に配置されたプレスばめ装置(32)が、インナスリーブ(6)の一体的な構成要素としてアウタスリーブ(5)に圧入されること、を特徴とする方法。
  11. 半径方向でアウタスリーブ(5)の方向に延在するプレスばめ装置(32)が、インナスリーブ(6)の一方のリムシリンダの領域(24)の領域に配置され、このリムシリンダ(24)の領域で、プレスばめ装置(32)だけが、アウタスリーブ(5)へのインナスリーブ(6)の圧入時にアウタスリーブ(5)の内側と接触させられること、を特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. まずプレスばめ装置(32)を有するインナスリーブ(6)が、それに続いて閉鎖リング(11)又は閉鎖カバー(41)が、アウタリーブ(5)に圧入され、アウタスリーブ(5)が、閉鎖リング(11)又は閉鎖カバー(41)によって少なくとも部分的に半径方向に拡張されること、を特徴とする請求項10又は11に記載の方法。
  13. インナスリーブ(6)と閉鎖リング(11)又は閉鎖カバー(41)の圧入に基づいて、それぞれ1つの間隙(31,33)が、インナスリーブ(6)の軸方向に離間したリムシリンダ(24,25)とアウタスリーブ(5)の間に構成されること、を特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. インナスリーブと、特に閉鎖リング(11)又は閉鎖カバー(41)の圧入後、アウタスリーブ(5)が、シャーシ部品(35)の支持アイ(34)に圧入され、インナスリーブ(6)のリムシリンダ(24,25)がアウタスリーブ(5)の内面に当接及び/又は押圧されること、を特徴とする請求項13に記載の方法。
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