JP6115854B2 - ボールジョイントおよびボールジョイントの製造方法 - Google Patents
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Description
ボールジョイント100は、主として、ボールスタッド110、ハウジング120、ボールシート130、プラグ140およびダストカバー150によって構成されている。これらのうち、ボールスタッド110は、鉄鋼材により構成されており、軸状に形成されたスタッド部111の一方の端部側に括れ部112を介して略球状に形成されたボール部113を備えて構成されている。スタッド部111は、ボールジョイント100を図示しないステアリング機構における構成要素に連結するための部分であり、ボール部113とは反対側の端部に図示しない雄ネジが形成されて構成されている。一方、ボール部113は、ボールシート130内にて摺動する部分であり、ボールシート130に対して摺動する摺動面113aがボールシート130の内周面に対して円滑に摺動するように滑らかな球面状に形成されている。
このように構成されたボールジョイント100の製造について説明する。なお、このボールジョイント100の製造工程の説明においては、本発明に直接関わらない製造工程については適宜省略する。
次に、このように構成されたボールジョイント100の作動について説明する。本実施形態においては、ボールジョイント100を自動車などの車両のサスペンション機構(懸架装置)に組み込んだ例について説明する。ここで、サスペンション機構(懸架装置)とは、車両において路面からの振動を減衰するとともに車輪を確実に路面に接地させることにより、車両の走行安定性および操縦安定性を維持する装置である。そして、ボールジョイント100は、サスペンション機構においてボールスタッド110を一定の方向に回転または揺動させながら車両からの負荷を支える。
100…ボールジョイント、
110…ボールスタッド、111…スタッド部、112…括れ部、113…ボール部、113a…摺動面、
120…ハウジング、121…ソケット部、122…小形開口部、123…大形孔部、124…シート保持部、125…逃げ部、126…プラグ保持部、
130…ボールシート、131…スタッド貫通開口部、132…ボール挿入開口部、
140…プラグ、141…内側面、142…外側面、143…逃げ部、
150…ダストカバー、151…サークリップ。
Claims (8)
- 軸状のスタッド部の先端部に球状のボール部が形成されたボールスタッドと、
ストレート状の筒状体における一方の端部に前記ボール部より小径に形成されて前記スタッド部が貫通するスタッド貫通開口部が形成されるとともに他方の端部に前記ボール部を挿通可能なボール挿入開口部が形成されて前記ボール部を摺動可能に収容するベアリングシートと、
筒状体における一方の端部に前記ベアリングシートが挿通不能な小形開口部が形成されるとともに、他方の端部側に前記ベアリングシートにおける前記スタッド貫通開口部側が圧入される円筒状のシート保持部および同シート保持部よりも大きな内径に形成されて前記ボール挿入開口部側が挿入される円筒状のプラグ保持部をそれぞれ有して少なくとも前記ベアリングシートの組付け時に同ベアリングシートが挿通可能に開口する大形孔部が形成されて前記ベアリングシートを保持するハウジングと、
前記ハウジングにおける前記大形孔部側から嵌め込まれて前記ストレート状のベアリングシートにおける前記ボール挿入開口部側を前記ボール部に沿わせて変形させた状態で前記プラグ保持部に嵌合するプラグとを備えることを特徴とするボールジョイント。 - 請求項1に記載されたボールジョイントにおいて、
前記プラグは、
前記ベアリングシートにおける前記ボール挿入開口部側に接する内側面が曲面状または錐状に形成されていることを特徴とするボールジョイント。 - 請求項1または請求項2に記載したボールジョイントにおいて、
前記ベアリングシートは、
前記ボール部の赤道部およびその周辺を覆う長さに形成されており、
前記プラグは、
前記ベアリングシートを覆う部分が前記ボール部に対して前記ベアリングシートを介することなく直接対向する部分よりも厚く形成されていることを特徴とするボールジョイント。 - 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載したボールジョイントにおいて、
前記プラグは、
前記ベアリングシートにおける前記ボール挿入開口部側が挿入される開口部の内側縁部に外側に向かって凹状に凹む逃げ部が形成されていることを特徴とするボールジョイント。 - 軸状のスタッド部の先端部に球状のボール部が形成されたボールスタッドと、
ストレート状の筒状体における一方の端部に前記ボール部より小径に形成されて前記スタッド部が貫通するスタッド貫通開口部が形成されるとともに他方の端部に前記ボール部を挿通可能なボール挿入開口部が形成されて前記ボール部を摺動可能に収容するベアリングシートと、
筒状体における一方の端部に前記ベアリングシートが挿通不能な小形開口部が形成されるとともに、他方の端部側に前記ベアリングシートにおける前記スタッド貫通開口部側が圧入される円筒状のシート保持部および同シート保持部よりも大きな内径に形成されて前記ボール挿入開口部側が挿入される円筒状のプラグ保持部をそれぞれ有して少なくとも前記ベアリングシートの組付け時に同ベアリングシートが挿通可能に開口する大形孔部が形成されて前記ベアリングシートを保持するハウジングと、
前記ハウジングにおける前記大形孔部側から嵌め込まれて前記ストレート状のベアリングシートにおける前記ボール挿入開口部側を前記ボール部に沿わせて変形させた状態で前記プラグ保持部に嵌合するプラグとをそれぞれ用意しておき、
前記ベアリングシートにおけるボール挿入開口部側から前記スタッド部および前記ボール部をそれぞれ挿入するとともに前記スタッド部を前記スタッド貫通開口部から貫通させて前記ボール部を前記ベアリングシートの内周面に密着させる工程と、
前記ハウジングにおける前記大形孔部側から前記ベアリングシートを保持した前記ボールスタッドの前記スタッド部を挿入して前記小形開口部から前記スタッド部を貫通させて前記ベアリングシートを前記ハウジング内に圧入する工程と、
前記ハウジングにおける前記大形孔部側から前記プラグを挿入して前記ベアリングシートにおける前記ボール挿入開口部側の部分を前記ボール部側に変形させながら前記プラグ保持部内に挿入する工程とを含むことを特徴とするボールジョイントの製造方法。 - 請求項5に記載されたボールジョイントの製造方法において、
前記プラグは、
前記ベアリングシートにおける前記ボール挿入開口部側に接する内側面が曲面状または錐状に形成されていることを特徴とするボールジョイントの製造方法。 - 請求項5または請求項6に記載したボールジョイントの製造方法において、
前記ベアリングシートは、
前記ボール部の赤道部およびその周辺を覆う長さに形成されており、
前記プラグは、
前記ベアリングシートを覆う部分が前記ボール部に対して前記ベアリングシートを介することなく直接対向する部分よりも厚く形成されていることを特徴とするボールジョイントの製造方法。 - 請求項5ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載したボールジョイントの製造方法において、
前記プラグは、
前記ベアリングシートにおける前記ボール挿入開口部側が挿入される開口部の内側縁部に外側に向かって凹状に凹む逃げ部が形成されていることを特徴とするボールジョイントの製造方法。
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