JP2020502176A - 過酸化水素、過酸化塩、重炭酸塩、および少なくとも1種のポリリン誘導体を含む、毛髪淡色化組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(a)1種または複数の化学的酸化剤(好ましくは過酸化水素および/または1種または複数の過酸化水素生成系から選択されるが、過酸化塩(d)以外のもの)、
(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、
(c)1種または複数のポリリン誘導体(好ましくは、少なくとも1個の酸素原子および/または少なくとも1個の炭素原子、好ましくは少なくとも1個の酸素原子を含む少なくとも1種のリンカーLを介して共有結合で共に結合された少なくとも2個のリン原子を含む直鎖状もしくは環状の化合物から選択され、前記ポリリン誘導体は、その組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上の合計含量で存在している)、
(d)1種または複数の過酸化塩;
この組成物のpHは、好ましくは11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下である。
本発明における淡色化組成物には、過酸化水素、および/または1種または複数の過酸化水素生成系から選択される、本発明における過酸化塩以外の、1種または複数の化学的酸化剤が含まれる。
a)過酸化尿素;
b)過酸化水素を放出することが可能なポリマー錯体、たとえば、特に粉体の形態にあるポリビニルピロリドン/H2O2、ならびに米国特許第5 008 093号明細書;米国特許第3 376 110号明細書;米国特許第5 183 901号明細書に記載されているような、その他のポリマー錯体;
c)適切な物質の存在下で過酸化水素を発生するオキシダーゼ(たとえば、グルコースオキシダーゼの場合のグルコース、または尿酸とウリカーゼ);
d)または、それらの混合物。
本発明による淡色化システムには、1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系(炭酸水素塩とも呼ばれる)が含まれる。
a)次式のもの:
−− R’+,HCO3 −、ここで、R’は、水素原子、アルカリ金属、またはホスホニウム基R”4P+−(ここでR”は、同一であっても異なっていてもよいが、水素原子、任意選択により置換されていてもよい(C1〜C6)アルキル基たとえばヒドロキシエチルを表す)を表し、R’が水素原子を表している場合には、その炭酸水素塩は、炭酸二水素塩(CO2,H2O)と呼ばれる;および
−− Met’2+(HCO3 −)2、ここでMet’はアルカリ土類金属を表している。
特に、本発明における淡色化組成物には、c)1種または複数のポリリン誘導体が、その組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上の合計含量で含まれる。
・ Mは、カチオン性対イオンを表し、好ましくはアルカリ金属およびアルカリ土類金属から選択され、
・ Rは、ヒドロキシル基、基−O−M(ここで、Mは、カチオン性対イオンを表し、好ましくはアルカリ金属およびアルカリ土類金属から選択される)、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、シクロアルキルオキシ、または(ヘテロ)アリールオキシ基を表し、かつ
・ >は、リン原子に結合され、環の一部を形成する2つの結合を表す。
− 以下のものから選択される無機のポリリン誘導体:
o ピロリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえば、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはピロリン酸ナトリウム十水和物;
o ヘキサメタリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえばヘキサメタリン酸ナトリウム;
o トリポリリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえばトリポリリン酸ナトリウム;
o トリメタリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえばトリメタリン酸ナトリウム;
o およびそれらの混合物;
− ならびに、好ましくは以下のものから選択される有機のポリリン誘導体:
o 有機ポリリン酸誘導体、たとえばポリリン酸、たとえばフィチン酸(別名:myo−イノシトールヘキサリン酸);
o 有機ポリホスホン酸誘導体、たとえばポリホスホン酸、たとえば、EDTMP、DETMP、ATMP、HEDP、DTPMP、およびそれらの混合物;
− ならびにそれらの混合物。
− 以下のものから選択される無機ポリリン酸塩誘導体:水和もしくは非水和のアルカリ金属のピロリン酸塩、たとえば、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム十水和物;およびポリリン酸塩、たとえば、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム;およびそれらの混合物;
− および以下のものから選択される有機のポリリン誘導体:有機ポリリン酸誘導体、たとえば、ポリリン酸、たとえばフィチン酸(別名:myo−イノシトールヘキサリン酸)、有機ポリホスホン酸誘導体、たとえば、ポリホスホン酸、たとえば、EDTMP、DETMP、ATMP、HEDP、DTPMP、およびそれらの混合物;
− ならびにそれらの混合物。
− nは、2〜10、好ましくは2〜6、さらにより好ましくは2〜3の範囲であり;
− mは、2〜10、好ましくは2〜6の範囲であり;
Yは、少なくとも1個のリン原子を含み、かつ任意選択により1個または複数のリンではないヘテロ原子を含んでいてもよいアルキル鎖、または任意選択により1個または複数のヘテロ原子を含んでいてもよい環状の炭素ベースの基を表すが、前記炭化水素ベースの基は、1個または複数のリン原子を含む1個または複数の基で置換されており;
− MまたはM’は、水素原子、アルカリ金属、またはアルカリ土類金属を表し;
− 「----」は、MまたはM’がHの場合には単結合を表し、そうでない場合にはイオン結合を表す]
・ ポリリン酸塩および/またはそれらの水和物;およびそれらの混合物、好ましくはナトリウムおよび/またはカリウム塩、たとえばヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP)、
次式を有するピロリン酸ナトリウム十水和物:
− イミノジ(メチルホスホン)酸(例L)またはその塩、およびそれらの混合物;
本発明における組成物には、d)1種または複数の過酸化塩が含まれる。好ましくは、その過酸塩が、ポリリン化合物ではない。
本発明における淡色化組成物には、先に述べた過酸化塩とは別で、過酸化水素または過酸化水素生成系とも別の、1種または複数の追加の酸化剤をさらに含んでいてもよい。
その追加の塩基性化剤は、無機物であっても、有機物であってもよい。それは、以下のものから選択することができる:i)アルカノールアミン、たとえばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、およびそれらの誘導体、ii)オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化エチレンジアミン、iii)無機または有機の水酸化物、iv)アルカリ金属のケイ酸塩、たとえばメタケイ酸ナトリウム、v)アミノ酸、好ましくは塩基性アミノ酸、たとえばアルギニン、リシン、オルニチン、シトルリンおよびヒスチジン、ならびにvi)次式(II)の化合物:
− Wは、二価の(C1〜C8)アルキレン基、好ましくはプロピレン基であるが、任意選択により特にヒドロキシル基またはC1〜C4アルキル基で置換されていてもよく;
− Ra、Rb、Rc、およびRdは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、またはC1〜C4アルキル、またはC1〜C4ヒドロキシアルキル基を表す];
vii)およびそれらの混合物。
本発明における淡色化組成物は、11以下、好ましくは、10以下、好ましくは9.7以下のpHを有している。
1つの実施形態においては、本発明における組成物には、1種または複数の脂肪性物質を含んでいてよい。
(i)3〜7個、好ましくは4〜5個のケイ素原子を含む環状ポリジアルキルシロキサン。それらは、たとえば、オクタメチルシクロテトラシロキサン(特に、Volatile Silicone(登録商標)7207(Union Carbide製)またはSilbione(登録商標)70045 V2(Rhodia製)の商品名で販売されている)、デカメチルシクロペンタシロキサン(Volatile Silicone(登録商標)7158(Union Carbide製)、およびSilbione(登録商標)70045 V5(Rhodia製)の商品名で販売されている)、およびそれらの混合物である。
(ii)2〜9個のケイ素原子を含み、25℃で5×10−6m2/s以下の粘度を有する、直鎖状の揮発性ポリジアルキルシロキサン。一例は、デカメチルテトラシロキサンであって、特にToray Silicone社から名称SH 200として販売されている。このカテゴリーに属するシリコーンについてはさらに、Cosmetics and Toiletries,Vol.91,Jan.,76,pp.27〜32,Todd & Byers,”Volatile Silicone Fluids for Cosmetics”に公表された記事にも記載がある。
− Silbione(登録商標)オイルの47および70 047シリーズ、またはMirasil(登録商標)オイル(Rhodia販売)、たとえばオイル70 047 V500 000;
− Mirasil(登録商標)シリーズのオイル(Rhodia販売);
− Dow Corning社からの200シリーズのオイル、たとえば60 000mm2/sの粘度を有するDC200;
− Viscasil(登録商標)オイル(General Electric製)、およびSFシリーズのある種のオイル(SF 96、SF 18)(General Electric製)。
− 鉱物由来または合成由来の、ハロゲン化もしくは非ハロゲン化の、直鎖状もしくは分岐状の炭化水素で、16個未満の炭素原子を含む、特には6個〜15個の間の炭素原子を含む、たとえばヘキサン、シクロヘキサン、ウンデカン、ドデカン、イソドデカン、イソヘキサデカンもしくはトリデカン、または16個を超える炭素原子を含む、たとえば液状石油ゼリー、流動パラフィン、式C10nH[(20n)+2]のポリデセン(式中、nは、3〜9、好ましくは3〜7の範囲である)、ポリブテン、水素化ポリブテン、ポリイソブテン、水素化ポリイソブテン、たとえばParleam(登録商標)、およびそれらの混合物;
− 6〜30個の炭素原子を含む、不飽和または分岐状の液状の脂肪族アルコール、たとえば、CnH2n+1OH(式中、ここでnは、6〜20の間(両端を含む)の整数である)のもの。特には、以下のものを挙げることができる:オレイルアルコール、リノレニルアルコール、リノレイルアルコール、リシノレイルアルコール、ウンデシレニルアルコール、イソステアリルアルコール、およびオクチルドデカノール;
− 植物または合成由来のトリグリセリドオイル、6〜30個の炭素原子を含む液状脂肪酸トリグリセリド、たとえば、ヘプタン酸またはオクタン酸のトリグリセリド、またはそれらに代わるものとして、たとえば、ヒマワリ油、トウモロコシ油、ダイズ油、インゲンマメ油、グレープシード油、ゴマ油、ハシバミ油、アンズ油、マカダミア油、アララ油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド、たとえばStearineries Dubois社により販売されているもの、またはDynamit Nobel社によりMiglyol(登録商標)810、812、および818の名称で販売されているもの、ホホバ油、およびシアバター油;ならびに
− トリグリセリド以外の液状エステル。
− 直鎖状、分岐状、任意選択により環状の、C6〜C16アルカン、たとえばヘキサン、ドデカン、イソパラフィンたとえばイソヘキサデカン、イソデカン、およびそれらの混合物;
− 16個を超える炭素原子を有する炭化水素、好ましくは、流動パラフィン、石油ゼリー、液状石油ゼリー、ポリデセン、および水素化ポリイソブテンたとえばParleam(登録商標)、ならびにそれらの混合物;
− 脂肪族アルコール、たとえばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、およびベヘニルアルコール、ならびにそれらの混合物;
− ならびにそれらの混合物。
本発明における組成物には、1種または複数の界面活性剤を含んでいてよい。それらの界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、両性(amphoteric)または双性(zwitterionic)界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、およびカチオン性界面活性剤から選択することができる。
ポリオキシアルキル化アルキルエーテルカルボン酸;
ポリオキシアルキル化アルキルアリールエーテルカルボン酸;
ポリオキシアルキル化アルキルアミドエーテルカルボン酸、特に2〜50個のエチレンオキシド基を含むもの;
アルキル−D−ガラクトシドウロン酸;
アシルサルコシネート、アシルグルタメート;ならびに
アルキルポリグリコシドカルボン酸エステル。
Ra−CONHCH2CH2−N+(Rb)(Rc)(CH2COO−) (A1)
[式中、
Raは、酸のRa−COOHから誘導され、好ましくは加水分解されたヤシ油の中に存在するC10〜C30アルキルもしくはアルケニル基、またはヘプチル基、ノニル基、またはウンデシル基を表し、
Rbは、β−ヒドロキシエチル基を表し、かつ
Rcは、カルボキシメチル基を表す]、
および
R’a−CONHCH2CH2−N(B)(B’) (A2)
[式中、
Bは、−CH2CH2OX’を表し、
B’は、−(CH2)z−Y’(ここでz=1または2)を表し、
X’は、−CH2−COOH、CH2−COOZ’、−CH2CH2−COOH、もしくは−CH2CH2−COOZ’の基、または、水素原子を表し、
Y’は、−COOH、−COOZ’、またはCH2−CHOH−SO3Hもしくは−CH2−CHOH−SO3Z’の基を表し、
Z’は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、たとえばナトリウムから誘導されたイオン、アンモニウムイオン、または有機アミンから誘導されたイオンを表し、
R’aは、好ましくは加水分解されたアマニ油またはヤシ油の中に存在する酸R’a−COOHのC10〜C30アルキル基またはアルケニル基、アルキル基、特にC17アルキル基およびそのイソ形、または不飽和のC17基を表す]
Ra”−NHCH(Y”)−(CH2)nCONH(CH2)n’−N(Rd)(Re) (A3)
[式中、
Y”は、基−COOH、−COOZ”もしくは−CH2−CH(OH)SO3H、または基−CH2CH(OH)SO3−Z”であり;
RdおよびReは、互いに独立して、C1〜C4アルキルまたはヒドロキシアルキル基を表し;
Z”は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属たとえばナトリウムから誘導されたカチオン性の対イオン、アンモニウムイオン、または有機アミンから誘導されたイオンを表し;
Ra”は、好ましくは加水分解されたアマニ油またはヤシ油の中に存在する酸Ra”−COOHのC10〜C30のアルキル基またはアルケニル基を表し;
nおよびn’は、互いに独立して、1〜3の範囲の整数を表す]
− 下記の一般式(X)に相当するもの:
− イミダゾリンの四級アンモニウム塩、たとえば下記の式(XI)のもの:
R12は、たとえば獣脂の脂肪酸から誘導された8〜30個の炭素原子を含むアルケニルもしくはアルキル基を表し;
R13は、水素原子、C1〜C4アルキル基、または8〜30個の炭素原子を含むアルケニル基もしくはアルキル基を表し;
R14は、C1〜C4アルキル基を表し;
R15は、水素原子、C1〜C4アルキル基を表し;
X−は、ハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、(C1〜C4)アルキルスルフェート、および(C1〜C4)アルキルスルホネートもしくは(C1〜C4)アルキルアリールスルホネートの群から選択されるアニオンである]
− 四級のジアンモニウムまたはトリアンモニウム塩、特には下記の式(XII):
R17は、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、または基−(CH2)3−N+(R16a)(R17a)(R18a)から選択され、
R16a、R17a、R18a、R18、R19、R20、およびR21は、同一であっても、異なっていてもよく、水素、または1〜4個の炭素原子を有するアルキル基から選択され、そして
X−は、ハライド、アセテート、ホスフェート、ナイトレート、(C1〜C4)アルキルスルフェート、(C1〜C4)アルキル−もしくは(C1〜C4)アルキルアリール−スルホネート、特にはメチルスルフェート、およびエチルスルフェートの群から選択されるアニオンである]
− 下記の式(XIII)のものなどの、1個または複数のエステル官能基を含む四級アンモニウム塩:
R22は、C1〜C6アルキル基、およびC1〜C6のヒドロキシアルキル基またはジヒドロキシアルキル基から選択され、
R23は、以下のものから選択され:
− 基
− 水素原子、
R25は、以下のものから選択され:
− 基
− 水素原子、
R24、R26、およびR28は、同一であっても、異なっていてもよく、飽和もしくは不飽和で直鎖状もしくは分岐状のC7〜C21炭化水素ベースの基から選択され;
r、s、およびtは、同一であっても、異なっていてもよく、2〜6の範囲の整数であり、
r1およびt1は、同一であっても異なっていてもよいが、0または1に等しく、
r2+r1=2r、t1+t2=2tであり、
yは、1〜10の範囲の整数であり、
xおよびzは、同一であっても、異なっていてもよく、0〜10の範囲の整数であり、
X−は、単一体または錯体の、有機または無機のアニオンであるが、
ただし、x+y+zの合計が1〜15であり、xが0の場合には、R23がR27を表し、かつzが0の場合には、R25がR29を表す。
− R22は、メチル基またはエチル基を表し、
− xおよびyは、1に等しく、
− zは、0または1に等しく、
− r、s、およびtは2に等しく、
− R23は、以下のものから選択され:
− 基
− 水素原子、
− R25は、以下のものから選択され:
− 基
− R24、R26およびR28が、同一であっても、異なっていてもよく、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC13〜C17の炭化水素ベースの基、好ましくは、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC13〜C17のアルキル基およびアルケニル基から選択される。
本発明の1つの実施形態においては、その本発明における組成物が、好ましくは0MPa1/2超かつ16MPa1/2より小のハンセン溶解度パラメーター(Hansen solubility parameter)δHを有する液体の有機化合物から選択される、1種または複数の液体の有機溶媒を含む。
δH=(Σ−zUh/V)1/2
式中、zUh(単位、J.mol−1)は、考慮対象の官能基の、水素結合に伴う溶解度パラメーターへの寄与を表し(数値は、p.183の表14にある)、このパラメーターzUhは、文献”The relation between surface tension and solubility parameter in liquids”(Bagda,E.,Farbe Lack,84,212,1978)にも記載があり;かつ、Vは、その分子容である。
・ アルコールエーテル、特にC5〜C30アルコールのC1〜C4エーテル、これらは、好ましくは、飽和で、直鎖状もしくは分岐状であって、任意選択により、1個または複数の、隣接していないエーテル官能基で中断されてもよい;
・ 1個または複数の、隣接していないエーテル官能基で中断されている、C1〜C4カルボン酸とC3〜C10モノアルコールまたはポリヒドロキシル化アルコールとの脂肪族エステル;
・ 芳香族エーテル、特にC1〜C6アルキルのC6〜C10芳香族エーテルであって、任意選択によりヒドロキシル基を有していてもよい;
・ C1〜C6アルキルの(C6〜C10)アリール(C1〜C6)アルキルエーテル、任意選択によりヒドロキシル基を有していてもよい;
・ アリール置換基を有するアルカノール、好ましくはそのアリール部が、C6〜C10アリール部、有利にはC6アリール部であり、そのアルカノールのアルキル部が、C1〜C4アルキル部であるものであって、このアルキル部が多分、ヘテロ原子、有利には酸素またはヒドロキシル基、好ましくはたとえばベンジルアルコールを用いて末端停止されたり、中断されたりしている;
・ ラクトン、好ましくは式(iii)のもの、およびそれらとの混合物:
本発明における組成物には、任意選択により、カチオン性、アニオン性、およびノニオン性の化学種、好ましくはカチオン性またはノニオン性の化学種から選択された、b)1種または複数の合成もしくは天然の直接染料を含んでいてもよい。
・ Het+は、好ましくは環内にカチオン性電荷を有する、カチオン性ヘテロアリール基、たとえばイミダゾリウム、インドリウムまたはピリジニウムを表すが、任意選択によりそれらは、好ましくは1個または複数の(C1〜C8)アルキル基たとえばメチルで置換されていてもよく;
・ Ar+は、環外にカチオン性電荷、好ましくはアンモニウム、特にはトリ(C1〜C8)アルキルアンモニウムたとえばトリメチルアンモニウムを有するアリール基、たとえばフェニルまたはナフチルを表し;
・ Arは、アリール基、特にはフェニルを表すが、それは、任意選択により、好ましくは、たとえば以下に記すような1個または複数の電子供与性基を用いて置換されていてもよい:i)任意選択により置換されていてもよい(C1〜C8)アルキル、ii)任意選択により置換されていてもよい(C1〜C8)アルコキシ、iii)(ジ)(C1〜C8)(アルキル)アミノ(任意選択により、そのアルキル基の上で、ヒドロキシル基を用いて置換されていてもよい)、iv)アリール(C1〜C8)アルキルアミノ、v)任意選択により置換されていてもよい、N−(C1〜C8)アルキル−N−アリール(C1〜C8)アルキルアミノ。または、1つの別の態様として、Arが、ジュロリジン基を表し;
・ Ar’は、任意選択により置換されていてもよい二価の(ヘテロ)アリーレン基、たとえばフェニレン、特にはpara−フェニレン、またはナフタレンを表しているが、それらは、任意選択により、好ましくは、1種または複数の基(C1〜C8)アルキル、ヒドロキシル、(C1〜C8)アルコキシを用いて置換されていてもよく;
・ Ar”は、任意選択により置換されていてもよい(ヘテロ)アリール基、たとえばフェニルまたはピラゾリルを表すが、それらは、任意選択により、好ましくは1種または複数の(C1〜C8)アルキル、ヒドロキシル、(ジ)(C1〜C8)(アルキル)アミノ、(C1〜C8)アルコキシまたはフェニル基を用いて置換されていてもよく:
・ RaおよびRbは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子または(C1〜C8)アルキル基を表すが、それは、任意選択により、好ましくはヒドロキシル基を用いて置換されていてもよく;
あるいは、1つの別の態様として、置換基Raが、Het+の置換基と、および/またはRbがArの置換基と、および/またはRaがRbとが、それらが有している原子を共有して、(ヘテロ)シクロアルキルを形成し;
特には、RaおよびRbが、水素原子または(C1〜C4)アルキル基を表しているが、それは、任意選択によりヒドロキシル基を用いて置換されていてもよく;
・ An−は、アニオン性対イオン、たとえばメシレートまたはハライドを表す。
− R1は、(C1〜C4)アルキル基、たとえばメチルを表し;
− R2およびR3は、同一であっても異なっていてもよいが、水素原子または(C1〜C4)アルキル基、たとえばメチルを表し;かつ
− R4は、水素原子または電子供与性基、たとえば、任意選択により置換されていてもよい(C1〜C8)アルキル基、任意選択により置換されていてもよい(C1〜C8)アルコキシ基、または任意選択によりアルキル基の上でヒドロキシル基を用いて置換されていてもよい(ジ)(C1〜C8)(アルキル)アミノ基を表すが、特にはR4は水素原子を表し;
− Zは、CH基または窒素原子、好ましくはCHを表し、
− An−は、アニオン性対イオン、たとえばメシレートまたはハライドを表す。
ケラチン繊維を淡色化するのに好適な、化粧料として許容される媒体は、支持体とも呼ばれるが、一般的には、水、または水と少なくとも1種の先に述べた有機溶媒との混合物、または有機溶媒の混合物を含み、水への溶解が十分ではない化合物を溶解させる。
本発明の有利な実施形態においては、その組成物に、1種または複数のカチオン性ポリマーを含む。
(1)アルキルジアリルアミンのシクロポリマーまたはジアルキルジアリルアンモニウムのシクロポリマー、たとえば、その鎖の主構成成分として、式(I)または(II)に相当する単位を含むホモポリマーまたはコポリマー:
− kおよびtは、0または1に等しいが、k+tの合計が1に等しく;
− R12は、水素原子またはメチル基を表し;
− R10およびR11は、互いに独立して、C1〜C6アルキル基、C1〜C5ヒドロキシアルキル基、C1〜C4アミドアルキル基を表すか;またはそれとは別で、R10およびR11が、それらが結合されている窒素原子を共有して、ヘテロサイクリック基たとえばピペリジルまたはモルホリニルを表していてもよく;R10およびR11が、互いに独立して、好ましくは、C1〜C4アルキル基を表し;
− Y−は、アニオンたとえば、ブロミド、クロリド、アセテート、ボレート、サイトレート、タータレート、ビスルフェート、ビサルファイト、スルフェート、またはホスフェートである。
− R13、R14、R15、およびR16は、同一であっても異なっていてもよいが、1〜20個の炭素原子を含む脂肪族、脂環族、または芳香脂肪族基、またはC1〜C12ヒドロキシアルキル脂肪族基を表すか、
そうでなければ、R13、R14、R15およびR16が、それらに結合されている窒素原子を用いて、共にまたは個別に、任意選択により第二の非窒素のヘテロ原子を含む複素環を形成してもよく;
そうでなければ、R13、R14、R15およびR16が、ニトリル、エステル、アシル、アミドを用いて置換された、直鎖状もしくは分岐状のC1〜C6アルキル基、または−CO−O−R17−Dもしくは−CO−NH−R17−D基(ここで、R17はアルキレンであり、Dは四級アンモニウム基である)を表し;
− A1およびB1は、2〜20個の炭素原子を含む、直鎖状もしくは分岐状で、飽和もしくは不飽和の二価のポリメチレン基を表すが、それらは、その主鎖の中で、1種または複数の芳香族環、または1個または複数の酸素もしくは硫黄原子、またはスルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、四級アンモニウム、ウレイド、アミドもしくはエステル基を含むか、それらに結合されているか、またはインターカーレーションされているかであってもよく、かつ
− X−は、鉱酸または有機酸から誘導されるアニオンを表すが;
A1、R13、およびR15は、それらが結合している2つの窒素原子を用いてピペラジン環を形成することができるということは理解されたい;
さらに、A1が、直鎖状もしくは分岐状で、飽和もしくは不飽和のアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基を表している場合には、B1もまた、基(CH2)n−CO−D−OC−(CH2)p−を表していてよいが、ここでnおよびpは、同一であっても異なっていてもよいが、2〜20の範囲の整数であり、かつDは、以下のものを表す:
a)式−O−Z−O−のグリコール残基、ここでZは、直鎖状もしくは分岐状の炭化水素ベースの基、または次式の1つに相当する基:−(CH2CH2O)x−CH2CH2−、および−[CH2CH(CH3)O]y−CH2CH(CH3)−(ここで、xおよびyは、1〜4の整数を表して、所定のユニークな重合度を表すか、または1〜4いずれかの数字が、平均重合度を表している);
b)ビス−二級ジアミン残基、たとえばピペラジン誘導体;
c)式−NH−Y−NH−のビス−一級ジアミン残基(ここでYは、直鎖状もしくは分岐状の炭化水素ベースの基、またはそうでなければ、二価の基−CH2−CH2−S−S−CH2−CH2−を表す);
d)式−NH−CO−NH−のウレイレン基。
本発明における組成物には、毛髪淡色化組成物において慣用される各種のアジュバントがさらに含まれていてよいが、そのようなものとしてはたとえば、以下のものが挙げられる:アニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性または双性のポリマーまたはそれらの混合物;鉱物質増粘剤、特に、クレーまたはタルクのような充填剤;有機増粘剤、特に、アニオン性、カチオン性、ノニオン性および両性のポリマー性結合増粘剤;抗酸化剤;浸透剤;金属イオン封鎖剤;芳香剤;分散剤;皮膜形成剤;セラミド;保存剤;乳白剤。
− トリメチルシロキシル基、これは、特に、ヘキサメチルジシラザンの存在下にヒュームドシリカを処理することにより得られる。そのように処理したシリカは、CTFA(6th Edition,1995)においては、Silica シリレートとして知られている。それらは、たとえば、DegussaからAerosil R812(登録商標)、そしてCabotからCab−O−Sil TS−530(登録商標)の品番で販売されている。
− ジメチルシリルオキシルまたはポリジメチルシロキサン基、これは、特に、ポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在下に、ヒュームドシリカを処理することにより得られる。そのように処理したシリカは、CTFA(6th Edition,1995)においては、Silica ジメチルシリレートとして知られている。それらは、たとえば、Degussa社からAerosil R972(登録商標)およびAerosil R974(登録商標)、そしてCabot社からCab−O−Sil TS−610(登録商標)およびCab−O−Sil TS−720(登録商標)の品番で販売されている。
(a)1種または複数の酸化剤(好ましくは過酸化水素および/または1種または複数の過酸化水素生成系から選択されるが、過酸化塩以外のもの)、
(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、
(c)1種または複数のポリリン誘導体(好ましくは、少なくとも1個の酸素原子および/または少なくとも1個の炭素原子を含む、少なくとも1種のリンカーLを介して共有結合により共に結合された少なくとも2個のリン原子を含む直鎖状もしくは環状の化合物から選択され、その組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上の合計含量で存在している)、
(d)1種または複数の過酸化塩、
(e)好ましくは、1種または複数の界面活性剤、
(f)好ましくは、1種または複数の脂肪性物質、好ましくは非シリコーン脂肪性物質、
(g)好ましくは、1種または複数の液体の有機溶媒、
前記組成物のpHは、好ましくは9以下、好ましくは6〜8.5の間である。
(a)1種または複数の酸化剤(好ましくは過酸化水素および/または1種または複数の過酸化水素生成系から選択されるが、過酸化塩以外のもの);
(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、
(c)1種または複数のポリリン誘導体(少なくとも1個の酸素原子および/または少なくとも1個の炭素原子を含む、少なくとも1種のリンカーLを介して共有結合により共に結合された少なくとも2個のリン原子を含む直鎖状もしくは環状の化合物から選択され、その組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上の合計含量で存在している)、
(d)1種または複数の過酸化塩、
(e)好ましくは、1種または複数の界面活性剤、
(f)好ましくは、1種または複数の脂肪性物質(その組成物の質量を基準にして、5質量%〜40質量%、好ましくは5質量%〜30質量%、さらにより好ましくは10%〜25%の範囲の含量)、および
(g)好ましくは、1種または複数の液体の有機溶媒、
前記組成物のpHは、好ましくは11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下である。
本発明における淡色化方法は、先に定義された、少なくとも成分(a)〜(d)、および任意選択により成分(e)および/または(f)および/または(g)を含む組成物を、ケラチン物質、好ましくは湿潤もしくは乾燥状態のケラチン繊維に適用することからなっている。その組成物は、一般的には1分間〜1時間、好ましくは5分間〜30分間、その場所に留めおく。
− 先に述べたような(a)1種または複数の酸化剤、および(d)1種または複数の過酸化塩を含む、組成物(A)、および
− 先に定義された(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、および先に定義された(c)1種または複数のポリリン誘導体を含む、組成物(B)、
組成物(A)+(B)を混合することによって得られる本発明における淡色化組成物の中で、ポリリン誘導体(c)の含量が、その組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上になるようにし、好ましくは、組成物(A)+(B)を混合することによって得られる本発明における組成物のpHが、好ましくは11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下になるようにする。
− 先に述べたような(c)1種または複数のポリリン誘導体、および先に述べたような(a)1種または複数の酸化剤、および(d)1種または複数の過酸化塩を含む、組成物(A)、および
− 先に定義された(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、ならびに先に定義された(c)1種または複数のポリリン誘導体を含む、組成物(B)、
組成物(A)+(B)の混合の結果得られる本発明における淡色化組成物の中におけるポリリン誘導体(c)の含量が、その組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上となるようにし、好ましくは、組成物(A)+(B)の混合の結果得られる本発明における組成物のpHが、好ましくは11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下となるようにする。
− 先に述べたような(a)1種または複数の酸化剤を含む、組成物(A)、
− (d)1種または複数の過酸化塩を含む、組成物(B)、および
− 先に定義された(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、ならびに先に定義された(c)1種または複数のポリリン誘導体を含む、組成物(C)、
好ましくは、組成物(A)+(B)+(C)の混合の結果得られる本発明における淡色化組成物の中におけるポリリン誘導体(c)の含量が、その組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上となるようにし、好ましくは、組成物(A)+(B)+(C)の混合の結果得られる本発明における組成物のpHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下となるようにする。
最後に、本発明は、多区画デバイスにも関するが、それに含まれるのは、少なくとも、先に述べたような組成物(A)を収納する第一の区画、および少なくとも、先に述べたような組成物(B)を収納する第二の区画であり、さらに任意選択により、先に述べたような組成物(C)を含む第三の区画であってもよく、それらの区画の組成物は、適用する直前に混合することが意図されている。
下記の淡色化組成物A、B、C、D、およびEを調製したが、その中では、それらの量は、重量パーセントで表されている。
淡色化組成物A〜Eを、色調深度3(TD3)の天然着色の毛髪に適用したが、「混合物/毛髪の房」の浴比はそれぞれ10/1(g/g)であった。40℃に温度設定したホットプレート上で、リーブオン時間(leave−on time)は、1時間である。その時間が完了したら、それらの毛髪の房を濯ぎ、次いで、フードの下、40℃で乾燥させる。
それらの毛髪の房の色を、Minolta CM3600D分光測色計を使用して、CIE L*a*b*系で、色調深度3を有する、淡色化していない着色毛髪に対して評価した。
次の淡色化組成物を、次の成分から、次の割合(グラムで示す)で調製した。
次の淡色化組成物を、次の成分から、次の割合(グラムで示す)で調製した。
混合物M1(本発明)=A1+Ox(本発明) 対 混合物M2(比較例)=B1+Ox(比較例)
使用時に、以下のものを共に混合する:
− 1質量部の、組成物A1またはB1
− 1部の、組成物Ox
Minolta CM2600d分光測色計(光源D65、角度10゜、正反射光を含む)を使用し、CIELab系で、その測定を行った。
この系においては、L*が明度(lightness)を表しており、L*の値が高いほど、その毛髪の房が淡色化されている。
Claims (30)
- ケラチン物質、好ましくはケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維たとえば毛髪を淡色化するための組成物であって、
(a)1種または複数の化学的酸化剤(過酸化水素および/または1種または複数の過酸化水素生成系から選択されるが、過酸化塩(d)以外のもの);
(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系;
(c)1種または複数のポリリン誘導体(好ましくは、少なくとも1個の酸素原子および/または少なくとも1個の炭素原子、好ましくは少なくとも1個の酸素原子を含む少なくとも1種のリンカーLを介して共有結合で共に結合された少なくとも2個のリン原子を含む直鎖状もしくは環状の化合物から選択され、前記の組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上の合計含量である);
(d)1種または複数の過酸化塩;
を含み、かつ
好ましくは、前記組成物のpHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下である、
組成物。 - 前記化学的酸化剤(a)が、過酸化水素および/または1種または複数の過酸化水素生成系、好ましくは過酸化水素から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
- 化学的酸化剤が、前記組成物の合計質量を基準にして、0.1質量%〜25質量%、好ましくは1質量%〜20質量%、より好ましくは2質量%〜15質量%を占めることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
- (d)前記過酸化塩がアンモニウム塩から選択されることはなく、好ましくは、アルカリ金属たとえばカリウムまたはナトリウムの過硫酸塩および過ホウ酸塩;マグネシウムペルオキシド;およびそれらの混合物、好ましくは過硫酸塩から、さらにより好ましくはアルカリ金属の過硫酸塩、好ましくは過硫酸ナトリウムおよび/または過硫酸カリウム、およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- 過酸化塩の含量が、前記組成物の質量を基準にして、0.01質量%〜50質量%、好ましくは0.05質量%〜20質量%、さらにより好ましくは0.1質量%〜10質量%を占めることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記重炭酸塩および/または前記重炭酸塩生成系が、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の重炭酸塩、およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記重炭酸塩および/または前記重炭酸塩生成系が、Na、K、Mg、Caの重炭酸塩およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記重炭酸塩および/または前記重炭酸塩生成系が、重炭酸ナトリウムまたは重炭酸カリウム、およびそれらの混合物、好ましくは重炭酸ナトリウムから選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記重炭酸塩が、前記淡色化組成物の合計質量を基準にして、0.01質量%〜20質量%、前記組成物の合計質量を基準にして、さらにより好ましくは、質量で0.1%〜15%、さらにより好ましくは0.5%〜10%を占めることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ポリリン誘導体が、少なくとも1個の酸素原子および/または少なくとも1個の炭素原子、好ましくは少なくとも1個の酸素原子を含む少なくとも1種のリンカーLを介して共有結合で共に結合された少なくとも2個のリン原子を含む直鎖状もしくは環状の化合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ポリリン誘導体が、少なくとも1個の酸素原子を含む少なくとも1種のリンカーLを介して共有結合で共に結合された、少なくとも2個のリン原子を含む直鎖状もしくは環状の化合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ポリリン誘導体が、基−P(R)(=O)−OH、基−P(R)(=O)−OM、基>P(=O)−OHおよび/または基>P(=O)−OMから選択される少なくとも2つの基を含み、ここで:
・ Mが、カチオン性対イオンを表し、好ましくはアルカリ金属およびアルカリ土類金属から選択され、
・ Rは、ヒドロキシル基、基−O−M(ここで、Mは、カチオン性対イオンを表し、好ましくはアルカリ金属およびアルカリ土類金属から選択される)、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、シクロアルキルオキシ、または(ヘテロ)アリールオキシ基を表し、かつ
・ >が、リン原子に結合され、環の一部を形成する2つの結合を表す
ことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。 - 前記ポリリン誘導体が、下記の式(I)、(II)および(III)のいずれか1つに属する化合物、またはそれらの混合物、およびさらには、それらの溶媒和物、たとえば水和物から選択されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物:
− nは、2〜10、好ましくは2〜6、さらにより好ましくは2〜3の範囲であり;
− mは、2〜10、好ましくは2〜6の範囲であり;
− Yは、少なくとも1個のリン原子を含み、かつ任意選択により1個または複数のリンではないヘテロ原子を含んでいてもよいアルキル鎖、または任意選択により1個または複数のヘテロ原子を含んでいてもよい環状の炭素ベースの基を表すが、前記炭化水素ベースの基が、1個または複数のリン原子を含む1個または複数の基で置換されており;
− MまたはM’は、水素原子、アルカリ金属、またはアルカリ土類金属を表し;
− 「----」は、MまたはM’がHの場合には単結合を表し、そうでない場合にはイオン結合を表す]。 - 前記ポリリン誘導体が、
− 以下のものから選択される無機のポリリン誘導体:
o ピロリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえば、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはピロリン酸ナトリウム十水和物;
o ヘキサメタリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえばヘキサメタリン酸ナトリウム;
o トリポリリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえばトリポリリン酸ナトリウム;
o トリメタリン酸塩、好ましくは塩の形態にあるもの、好ましくはアルカリ金属塩(水和されていても、あるいは水和されていなくてもよい)、たとえばトリメタリン酸ナトリウム;
o およびそれらの混合物;
− ならびに、好ましくは以下のものから選択される有機のポリリン誘導体:
o 有機ポリリン酸誘導体、たとえばポリリン酸および/またはそれらの塩、たとえばフィチン酸(別名:myo−イノシトールヘキサリン酸);
o 有機ポリホスホン酸誘導体、たとえばポリホスホン酸、たとえば、EDTMP、DETMP、ATMP、HEDP、DTPMP、およびそれらの混合物;
− ならびにそれらの混合物
から選択されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。 - 前記ポリリン誘導体が、
− 以下のものから選択される無機ポリリン酸塩誘導体:水和もしくは非水和のアルカリ金属のピロリン酸塩、たとえば、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム十水和物;およびポリリン酸塩、たとえば、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリメタリン酸ナトリウム;およびそれらの混合物;
− 以下のものから選択される有機のポリリン誘導体:ポリリン酸たとえば、フィチン酸(別名:myo−イノシトールヘキサリン酸)、ポリホスホン酸たとえば、EDTMP、DETMP、ATMP、HEDP、DTPMP、およびそれらの混合物;
− ならびにそれらの混合物、
好ましくは、無機ポリリン酸塩誘導体
から選択されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。 - 前記ポリリン誘導体が、無機ポリリン酸塩誘導体から、好ましくは水和もしくは非水和のアルカリ金属のピロリン酸塩から、好ましくはピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、およびピロリン酸ナトリウム十水和物、ならびにそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ポリリン誘導体が、それらを含む淡色化組成物の質量の、0.5質量%〜20質量%、好ましくは0.55質量%〜15質量%、さらにより好ましくは0.7質量%〜12質量%の範囲の合計含量で存在していることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ポリリン誘導体が、前記組成物の合計質量を基準にして、1質量%〜10質量%の範囲の合計含量で存在していることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ポリリン誘導体が、前記組成物の合計質量を基準にして、2質量%〜10質量%、好ましくは2.5質量%〜10質量%の範囲の合計含量で存在していることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物。
- 1種または複数の界面活性剤、好ましくはアニオン性および/またはノニオン性界面活性剤から、好ましくはノニオン性界面活性剤から選択される1種または複数の界面活性剤を含むことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載の組成物。
- 1種または複数の脂肪性物質、好ましくは非シリコーン脂肪性物質、好ましくは16個を超える炭素原子を有する炭化水素、C6〜C16アルカン、植物由来のオイルもしくはトリグリセリド、液状の合成トリグリセリド、脂肪族アルコール、トリグリセリド以外の脂肪酸および/または脂肪族アルコールのエステル、および非シリコーンワックス、またはそれらの混合物から選択され、好ましくは16個を超える炭素原子を有する炭化水素たとえば、液状石油ゼリー、流動パラフィンおよびポリデセン;液状の脂肪族アルコールたとえば、オクチルドデカノール、脂肪酸、脂肪酸および/または脂肪族アルコールの液状エステル、またはそれらの混合物から選択される非シリコーン脂肪性物質を含むことを特徴とする、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記脂肪性物質が、前記組成物の合計質量を基準にして、5質量%〜80質量%、より好ましくは10質量%〜80質量%、好ましくは15質量%〜75質量%、さらにより好ましくは20質量%〜70質量%、好ましくは25%〜70%、さらにより有利には25質量%〜60質量%の範囲の合計含量を占めることを特徴とする、請求項1〜21に記載の組成物。
- 好ましくは0MPa1/2超かつ16MPa1/2未満のハンセン溶解度パラメーターδHの値を有し、好ましくはアルコールエーテル、脂肪族エステル、脂肪族エーテル、芳香族エーテル、アリール置換基を有するアルカノール、ラクトン、およびそれらの混合物から選択され、好ましくはプロピレングリコール誘導体および芳香族アルコール、およびそれらの混合物から選択され、好ましくはベンジルアルコールおよび/またはプロピレングリコールn−ブチルエーテルであり、好ましくは前記組成物の合計質量を基準にして、0.1質量%〜35質量%、好ましくは0.1質量%〜20質量%、さらにより好ましくは0.5質量%〜10質量%の範囲の合計含量の、1種または複数の液体の有機溶媒を含むことを特徴とする、請求項1〜22のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記pHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下であり、好ましくはpHの範囲が、6〜11、好ましくは6〜10、好ましくは6〜9.7、好ましくは7〜8.5であることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか1項に記載の組成物。
- ケラチン物質、好ましくはケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維たとえば毛髪を淡色化するための方法であって、請求項1〜24のいずれか1項に定義された前記組成物が、前記ケラチン物質、好ましくはケラチン繊維に適用される、方法。
- 請求項1〜24のいずれか1項に定義された前記組成物が、少なくとも2種の組成物、特に、以下の2種の組成物:
− (a)過酸化水素および/または1種または複数の過酸化水素生成系から選択される、過酸化塩以外の、1種または複数の化学的酸化剤、および(d)1種または複数の過酸化塩を含む、組成物(A);および
− 1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、および請求項1〜24のいずれか1項に定義された(c)1種または複数のポリリン誘導体を含む、組成物(B)
を混合することにより誘導され、
組成物(A)+(B)を混合することによって得られる組成物のc)ポリリン誘導体(好ましくは無機物)の含量が、前記組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上となるようにし、好ましくは、組成物(A)+(B)を混合することによって得られる組成物のpHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下となるようにする
ことを特徴とする、請求項25に記載の淡色化方法。 - 請求項1〜24のいずれか1項に定義された前記組成物が、少なくとも2種の組成物、特に、以下の2種の組成物:
− 請求項1〜26のいずれか1項に定義された(c)1種または複数のポリリン誘導体、および(a)過酸化塩以外の1種または複数の酸化剤、および(d)1種または複数の過酸化塩を含む、組成物(A)、および
− 先に定義された(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、ならびに先に定義された(c)1種または複数のポリリン誘導体を含む、組成物(B)
を混合することにより誘導され、
組成物(A)+(B)の混合の結果得られる本発明における淡色化組成物の中におけるポリリン誘導体(C)の含量が、前記組成物の合計質量を基準にして、0.5質量%以上となるようにし、好ましくは、組成物(A)+(B)の混合の結果得られる本発明における組成物のpHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下となるようにする
ことを特徴とする、請求項26に記載の淡色化方法。 - 請求項1〜24のいずれか1項に定義された前記組成物が、少なくとも3種の組成物:
− 先に定義された(a)1種または複数の酸化剤を含む、組成物(A)、
− (d)1種または複数の過酸化塩を含む、組成物(B)、および
− 先に定義された(b)1種または複数の重炭酸塩および/または1種または複数の重炭酸塩生成系、および請求項1〜27のいずれか1項に定義された(c)1種または複数のポリリン誘導体を含む、組成物(C)
を混合することにより誘導され、
組成物(A)+(B)+(C)の混合の結果得られる本発明における淡色化組成物のポリリン誘導体の含量が、その組成物の合計質量を基準にして、好ましくは0.5質量%以上となるようにし、好ましくは、組成物(A)+(B)+(C)の混合の結果得られる本発明における組成物のpHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下となるようにする
ことを特徴とする、請求項25に記載の淡色化方法。 - 多区画デバイスであって、請求項26において定義された組成物(A)を含む少なくとも1つの第一の区画、および請求項26において定義された組成物(B)を含む少なくとも1つの第二の区画を含み、前記区画の前記組成物は、適用する前に混合されて、混合の後に配合物が得られることが意図されており、組成物(A)+(B)を混合することによって得られる組成物の、請求項1〜28のいずれか1項に定義されたc)ポリリン誘導体の含量が、(A)+(B)を混合することによって得られる前記組成物の質量を基準にして、0.5質量%以上となるようにし、好ましくは、(A)+(B)を混合することによって得られる前記配合物のpHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下となるようにする、多区画デバイス。
- 多区画デバイスであって、請求項27において定義された組成物(A)を含む少なくとも1つの第一の区画、および請求項27において定義された組成物(B)を含む少なくとも1つの第二の区画を含み、さらに任意選択により、請求項27において定義された組成物(C)を含む第三の区画を含んでいてもよく、前記区画の前記組成物は、適用する前に混合されて、混合の後に配合物が得られることが意図されており、組成物(A)+(B)+(C)を混合することによって得られる前記組成物の、請求項1〜29のいずれか1項に定義されたc)ポリリン誘導体の含量が、(A)+(B)+(C)を混合することによって得られる組成物の質量を基準にして、0.5質量%以上となるようにし、好ましくは、(A)+(B)+(C)を混合することによって得られる前記配合物のpHが、11以下、好ましくは10以下、好ましくは9.7以下となるようにする、多区画デバイス。
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