JP2020502125A5 - - Google Patents

Claims (19)

1. 潰瘍性大腸炎の治療において使用される摂取可能なデバイスであって、
   治療的に有効な量のインテグリン阻害剤を含む製薬製剤を含有するリザーバを含む摂取可能なハウジングと、
   製薬製剤がリザーバ中に保持される閉状態と、該製薬製剤を該リザーバから摂取可能なデバイスの外部に放出させる開状態とを有する放出機構と、
   放出機構の閉状態から開状態への転換を制御するアクチュエータと、
   対象者の胃腸（ＧＩ）管と相互作用して発光し、光反射率を供給するように構成される光源と、
   該光反射率を検出してＧＩ管を検出するように構成される、検出器と、
   該検出器と該アクチュエータとに連結されたプロセッサであって、該摂取可能なデバイスが検出された光反射率に基づいて盲腸内にあると位置付けられ、ここで該盲腸は１または複数の疾病部位の近位にあると事前決定されている場合に、該放出機構を閉状態から開状態に転換させるようにアクチュエータをトリガさせるプロセッサと
   を含む、摂取可能なデバイス。
2. 摂取可能なデバイスが対象者の盲腸内にあると位置付けられる場合に、インテグリン阻害剤を含む製薬製剤が該摂取可能なデバイスから放出される、請求項１に記載のデバイス。
3. １または複数の疾病部位が結腸内にある、請求項１または２に記載のデバイス。
4. インテグリン阻害剤が、ベドリズマブ、ナタリズマブおよびエトロリズマブ；あるいはその後発同等品；少なくとも９０％の配列相同性を有するその改良品；グリコシル化パターンが異なるその改良品；または少なくとも９０％の配列相同性を有し、かつグリコシル化パターンが異なるその改良品からなる群より選択される、請求項１〜３のいずれか一項に記載のデバイス。
5. インテグリン阻害剤が、ＡＪＭ３００；その後発同等品である、請求項１〜３のいずれか一項に記載のデバイス。
6. 摂取可能なデバイスの場所が、対象者の盲腸中にあることを少なくとも７０％までの精度において決定するようにプロセッサによって実行可能な命令を保存する、１つ以上の機械可読ハードウェア格納デバイスをさらに含む、請求項１〜５のいずれか一項に記載のデバイス。
7. 摂取可能なデバイスの場所が、対象者の盲腸中にあると少なくとも８５％までの精度で決定される、請求項１〜６のいずれか一項に記載のデバイス。
8. 検出された反射率が、インテグリン阻害剤を含む製薬製剤の摂取可能なデバイスからの放出を、自律的にトリガする、請求項１〜７のいずれか一項に記載のデバイス。
9. 検出された反射率が少なくとも２種の異なる波長の光を含む、請求項１〜８のいずれか一項に記載のデバイス。
10. 盲腸中にある摂取可能なデバイスの場所を決定することが、該摂取可能なデバイスの回腸から盲腸への移動を検出することを含む、請求項１〜９のいずれか一項に記載のデバイス。
11. 摂取可能なデバイスの回腸から盲腸への移動を検出することが、反射赤色光の反射緑色光に対する割合の変化を検出することを含む、請求項１０に記載のデバイス。
12. 摂取可能なデバイスの回腸から盲腸への移動を検出することが、反射緑色光の反射青色光に対する割合の変化を検出することをさらに含む、請求項１１に記載のデバイス。
13. 摂取可能なデバイスがハウジング内に位置付けられたガス生成セルを含み、ここで該ガス生成セルはガスの生成能を有し；該摂取可能なデバイスが、該ガス生成セルがガスを生成する時に、該ガスが放出機構にインテグリン阻害剤をリザーバ中に保持する閉状態から開状態に強いる内圧を生じさせ、それによってインテグリン阻害剤をリザーバから該デバイスの外部に放出させるように構成される、請求項１〜１２のいずれか一項に記載のデバイス。
14. リザーバが摂取可能なデバイスと摩擦嵌めされるように構成される、請求項１３に記載のデバイス。
15. リザーバが摂取可能なデバイスのハウジングに取り付くように構成される、請求項１３に記載のデバイス。
16. ハウジング内に配置されるか、またはハウジングに取り付けられる、安全デバイスを含む摂取可能なデバイスであって、ここで該安全デバイスは、ハウジング内の内圧が閾レベルを超えた時に該内圧を逃すように構成される、請求項１３に記載のデバイス。
17. インテグリン阻害剤を含む製薬製剤がボーラスとして盲腸に放出される、請求項２〜１６のいずれか一項に記載のデバイス。
18. 摂取可能なデバイスを経口投与した後の、対象者のインテグリン阻害剤の血漿中レベルが、等量のインテグリン阻害剤を全身投与した後の実質的に同じ時点で対象者のインテグリン阻害剤の血漿中レベルよりも低い、請求項１〜１７のいずれか一項に記載のデバイス。
19. インテグリン阻害剤の摂取可能なデバイスからの放出が、所定の場所付近での、または付近におけるｐＨ、酵素活性または細菌活性に依存しない、請求項２〜１８のいずれか一項に記載のデバイス。