JP2020204412A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

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篤 海老澤
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裕一郎 根岸
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Abstract

【課題】燃料制御弁のすべりによる動作バラツキが発生した場合でも、燃料制御弁を動作させる制御モータの不要な動作を低減し、制御モータの耐久性を向上させることのできる吸収式冷凍機を提供する。【解決手段】高温再生器5、低温再生器6、蒸発器1、凝縮器7および吸収器2を備え、これらを配管接続して吸収液および冷媒の循環経路をそれぞれ形成し、燃料制御弁64の実開度値と燃料制御弁開度演算値とを比較して、その差から燃料制御弁64の開度の感度幅を補正して、開度制御部91にフィードバックすることで、不感帯内で制御することができ、燃料制御弁64の制御モータ92の耐久性を向上できる。【選択図】図5

Description

本発明は、吸収式冷凍機に係り、特に、バーナ制御モータの開閉回数を制御することで、バーナ制御モータの早期の劣化防止を図ることを可能とした吸収式冷凍機に関する。
一般に、高温再生器、低温再生器、蒸発器、凝縮器および吸収器を備え、これらを配管接続して吸収液および冷媒の循環経路をそれぞれ形成した吸収式冷凍機が知られている。吸収式冷凍機は、例えば、オフィスビルのセントラル空調などに用いられている。
従来、この種の吸収式冷凍機は、高温再生器に供給する燃料流量を調節する燃料調節弁と、燃焼空気流量を調節する燃焼空気調節弁を駆動するモータを具備し、燃料調節弁及び燃焼空気調節弁とを駆動するモータにそれぞれ独立したステッピングモータを用いると共に、燃料調節弁及び燃焼空気調節弁のそれぞれに弁開度を検出するポテンシャルメータを設け、制御装置によりステッピングモータを駆動制御して燃料調節弁及び燃焼空気調節弁の開度を制御し、ステッピングモータで検出した燃料調節弁及び燃焼空気調節弁の開度を制御装置にフィードバックする構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−37593号公報
一般に、従来の技術においては、ステッピングモータのパルスずれや、トルク不足による位置ずれ等の場合、燃料調節弁の開閉を行うステッピングモータのステップ数から算出した弁開度と、弁開度を検出するポテンションメータの抵抗値から算出した弁開度との差が一定値以上であればズレが大きく、異常と判断している。
しかしながら、ポテンションメータの抵抗値から算出した開度との差からズレを判断する場合、弁の開閉回数を繰り返していくと、弁停止信号を受けた後も惰性で動作するすべり量が増加し、正常範囲内から異常範囲のズレとなる。異常範囲となった場合、正常範囲へ戻すため、燃料調節弁の動作を繰り返し、その結果弁の経年劣化を早める。
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、すべりが発生した場合であっても、燃料制御弁での開度差を平均化し、補正値を求めて開度演算値に補正値を加味した開度で制御を行うことで、演算開度と実開度との差を最小化し、制御モータの動作回数の低減を図り、制御モータの経年劣化を抑制することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明は、高温再生器、低温再生器、蒸発器、凝縮器および吸収器を備え、これらを配管接続して吸収液および冷媒の循環経路をそれぞれ形成してなる吸収式冷凍機において、前記高温再生器に供給する燃焼器の燃料流量を制御する燃料制御弁と、前記燃料制御弁を駆動する制御モータと、冷温水温度を検知する冷温水検知手段と、前記燃料制御弁の開度を検知する弁開度検知手段と、制御部とを備え、前記弁開度検知手段で前記燃料制御弁の現在の開度を検知した実開度値と、前記冷温水検知手段で検知した検知温度と冷温水設定温度との差から弁の開度を演算した燃料制御弁開度演算値とを有し、前記実開度値と前記燃料制御弁開度演算値とを比較して、得られたその差が、前記燃料制御弁の所定の許容感度幅範囲内に収まるように、前記燃料制御弁の感度幅補正値を決定し、前記感度幅補正値は前記燃料制御弁の次回運転時の感度幅として、前記制御部にフィードバックすることを特徴とする。
これによれば、燃料制御弁の現在値と目標値との差から、燃料制御弁の感度幅を補正し、燃料制御弁の動作バラツキを考慮した感度幅に補正することで、不要な制御モータの動作回数を低減することができる。
本発明によれば、燃料制御弁の現在値と目標値との差から、制御弁の感度幅を補正するので、制御モータの不要な動作回数を低減でき、制御モータの耐久性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る吸収式冷凍機の概略構成図 本実施形態の制御構成を示すブロック図 本実施の形態の経過時間に対する燃料制御弁開度を示す図 本実施の形態の燃料制御弁開度に対する感度幅補正値を示す図 本実施の形態の感度幅自動調整制御のフローチャートを示す図
第1の発明は、高温再生器、低温再生器、蒸発器、凝縮器および吸収器を備え、これらを配管接続して吸収液および冷媒の循環経路をそれぞれ形成してなる吸収式冷凍機において、前記高温再生器に供給する燃焼器の燃料流量を制御する燃料制御弁と、前記燃料制御弁を駆動する制御モータと、冷温水温度を検知する冷温水検知手段と、前記燃料制御弁の開度を検知する弁開度検知手段と、制御部とを備え、前記弁開度検知手段で前記燃料制御弁の現在の開度を検知した実開度値と、前記冷温水検知手段で検知した検知温度と冷温水設定温度との差から弁の開度を演算した燃料制御弁開度演算値とを有し、前記実開度値と前記燃料制御弁開度演算値とを比較して、得られたその差が、前記燃料制御弁の所定の許容感度幅範囲内に収まるように、前記燃料制御弁の感度幅補正値を決定し、前記感度幅補正値は前記燃料制御弁の次回運転時の感度幅として、前記制御部にフィードバックする構成とする。
これによれば、燃料制御弁の感度幅を補正することで、制御部から制御モータが停止信号を受けた後も、燃料制御弁が惰性で動作することで生じる弁の開度幅のズレを許容制御範囲内に制御することができ、燃料制御弁の不要な開閉動作を低減できるので、制御モータの耐久性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明の吸収式冷凍機において、前記燃料制御弁開度演算値は、所定時間の間に複数回取得し、複数回とも同一値であれば前記燃料制御弁の感度幅補正値を決定することにより、燃料制御弁の停止後の動作による開度幅のズレを許容範囲内に収めることができ、燃料制御弁の不要な開閉動作を低減できる。
第3の発明は、第1または第2の発明の吸収式冷凍機において、前記燃料制御弁の感度幅補正値は、弁の開方向と閉方向でそれぞれ個別に決定することにより、弁の開度差のズレによる燃料制御弁の不要な動作をさらに低減することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の吸収式冷凍機において、前記燃料制御弁の開度ごとに前記感度幅補正値をサンプリングして、前記燃料制御弁の感度幅を決定することにより、燃料制御弁の制御モータの早期劣化を抑制することができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の吸収式冷凍機において、制御部は前記燃料制御弁の開閉回数をカウントする開閉回数カウント部を備え、前記燃料制御弁の開閉が所定回数以上であると判断した場合、前記制御モータ交換指示の発報を行う発報部を備えたことにより、開閉回数が所定回数に到達した時に、発報することで、制御モータの交換を促し、信頼性を確保することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係る吸収式冷凍機の概略構成図である。吸収式冷凍機100は、冷媒に水を、吸収液に臭化リチウム(LiBr)水溶液を使用し、この吸収液を、ガス燃料で加熱する吸収冷温水機である。
吸収式冷凍機100は、図1に示すように、蒸発器1と、この蒸発器1に並設された吸収器2と、これら蒸発器1および吸収器2を収納した蒸発器吸収器胴3と、燃焼器としてガスバーナ4を備えた高温再生器5と、低温再生器6と、この低温再生器6に並設された凝縮器7と、これら低温再生器6および凝縮器7を収納した低温再生器凝縮器胴8とを備える。
また、吸収式冷凍機100は、低温熱交換器12と、高温熱交換器13と、冷媒ドレン熱回収器17と、稀吸収液ポンプ45と、濃吸収液ポンプ47と、冷媒ポンプ48とを備え、これらの各機器が吸収液管21,23,24,25および冷媒管31,32,34,35などを介して配管接続されて循環経路が構成されている。
蒸発器1には、蒸発器1内で冷媒と熱交換したブラインを、図示しない熱負荷(例えば、空気調和装置)に循環供給するための冷水管14が設けられており、この冷水管14の一部に形成された伝熱管14Aが蒸発器1内に配置されている。
吸収器2および凝縮器7には、吸収器2および凝縮器7に順次冷却水を流通させるための冷却水管15が設けられており、この冷却水管15の一部に形成された各伝熱管15A、15Bがそれぞれ吸収器2および凝縮器7内に配置されている。
吸収器2は、蒸発器1で蒸発した冷媒蒸気を吸収液に吸収させ、蒸発器吸収器胴3内の圧力を高真空状態に保つ機能を有する。この吸収器2の下部には、冷媒蒸気を吸収して稀釈された稀吸収液が溜る稀吸収液溜り2Aが形成され、この稀吸収液溜り2Aには、稀吸収液ポンプ45を有する稀吸収液管21の一端が接続されている。稀吸収液管21は、稀吸収液ポンプ45の下流側で分岐する分岐稀吸収液管21Aを備える。稀吸収液ポンプ45は、インバータ制御可能なポンプとされており、インバータ周波数を制御することにより、稀吸収液ポンプ45の駆動量を可変することができるように構成されている。
この分岐稀吸収液管21Aは冷媒ドレン熱回収器17を経由した後に、稀吸収液管21の低温熱交換器12の下流側で再び稀吸収液管21に合流する。この稀吸収液管21の他端は、高温熱交換器13を経由した後、高温再生器5内に形成された熱交換部5Aの上方に位置する気層部5Bに開口している。
稀吸収液管21は、低温熱交換器12の下流側で第2分岐管21Bに分岐され、第2分岐管21Bは低温再生器6内に開口している。
高温再生器5は、シェル60内にガスバーナ4を収容して構成され、このガスバーナ4の上方に当該ガスバーナ4の火炎を熱源として吸収液を加熱再生する熱交換部5Aが形成されている。この熱交換部5Aには、ガスバーナ4で燃焼された排気ガスが流通する排気経路40が接続され、この排気経路40には、排ガス熱交換器41が設けられている。また、ガスバーナ4には、燃料ガスが供給されるガス管61と、ブロワ62からの空気が供給される吸気管63とが接続され、これらガス管61および吸気管63には、燃料ガスおよび空気の量を制御する燃料制御弁64が設けられている。ガス管61には、ガス流量計65が設けられている。
熱交換部5Aの側方には、この熱交換部5Aで加熱再生された後に当該熱交換部5Aから流出した中間吸収液が溜る中間吸収液溜り5Cが形成されている。この中間吸収液溜り5Cの下端には第2中間吸収液管23の一端が接続され、この第2中間吸収液管23には高温熱交換器13が設けられている。この高温熱交換器13は、中間吸収液溜り5Cから流出した高温の中間吸収液の温熱で稀吸収液管21を流れる吸収液を加熱するものであり、高温再生器5におけるガスバーナ4の燃料消費量の低減を図っている。
第2中間吸収液管23の他端は、低温再生器6と吸収器2とを繋ぐ濃吸収液管25に接続されている。また、第2中間吸収液管23の高温熱交換器13上流側と吸収器2とは開閉弁V1が介在する吸収液管24により接続されている。
低温再生器6は、高温再生器5で分離された冷媒蒸気を熱源として、低温再生器6内に形成された吸収液溜り6Aに溜った吸収液を加熱再生するものであり、吸収液溜り6Aには、高温再生器5の上端部から低温再生器6の底部に延びる冷媒管31の一部に形成される伝熱管31Aが配置されている。この冷媒管31に冷媒蒸気を流通させることにより、伝熱管31Aを介して、冷媒蒸気の温熱が吸収液溜り6Aに溜った吸収液に伝達され、この吸収液が更に濃縮される。
低温再生器6の吸収液溜り6Aには、濃吸収液管25の一端が接続され、この濃吸収液管25の他端は、吸収器2の気層部2B上部に設けられる濃液散布器2Cに接続されている。濃吸収液管25には濃吸収液ポンプ47および低温熱交換器12が設けられている。この低温熱交換器12は、低温再生器6の吸収液溜り6Bから流出した濃吸収液の温熱で稀吸収液管21を流れる稀吸収液を加熱するものである。
また、濃吸収液管25には、濃吸収液ポンプ47および低温熱交換器12をバイパスするバイパス管27が設けられている。
濃吸収液ポンプ47の運転が停止した場合には、低温再生器6の吸収液溜り6Aに溜った吸収液は、濃吸収液管25およびバイパス管27を通じて吸収器2内に供給される。
前述のように、高温再生器5の気層部5Bと凝縮器7の底部に形成された冷媒液溜り7Aとは、冷媒管31により接続される。この冷媒管31は、低温再生器6の吸収液溜り6Aに配管された伝熱管31Aおよび冷媒ドレン熱回収器17を備えている。この冷媒管31の伝熱管31Aの上流側と吸収器2の気層部2Bとは開閉弁V2が介在する冷媒管32により接続されている。
また、凝縮器7の冷媒液溜り7Aには、この冷媒液溜り7Aから流出した冷媒が流れる冷媒管34の一端が接続され、この冷媒管34の他端は、下方に湾曲したUシール部34Aを介して蒸発器1の気層部1Aに接続されている。
蒸発器1の下方には、液化した冷媒が溜る冷媒液溜り1Bが形成され、この冷媒液溜り1Bと蒸発器1の気層部1Aの上部に配置される散布器1Cとは冷媒ポンプ48が介在するに冷媒管35により接続されている。
また、本実施の形態の吸収式冷凍機100は、抽気装置70を備えており、抽気装置70は、タンク71を備えている。タンク71の上部には、吸収器2の気層部2Bに連通する抽気管72が接続されている。タンク71の底部には、吸収器2の下方に連通する戻り管73が接続されている。さらに、タンク71の上部には、エジェクタポンプ74を介して稀吸収液管21に接続される吸収液管75が接続されている。
そして、エジェクタポンプ74を駆動することにより、吸収液管75を介して稀吸収液管21の稀吸収液をタンク71に取り込む。吸収液管75により流れ込んだ稀吸収液により、タンク71の内部が負圧となり、これにより、吸収器2の上部に貯留されている不凝縮ガスのみならず冷媒蒸気、気化した吸収液などが抽気管72を通ってタンク71の上方に導かれる。
タンク71に導かれたガスのうち、冷媒蒸気と気化した吸収液は、タンク71の下方に溜まっている吸収液に溶け込んで吸収されるが、不凝縮ガスは吸収液に溶け込むことができないので、タンク71の上方に溜められる。そして、タンク71の下方に溜まった吸収液は、戻り管73を通って吸収器2に戻される。
冷房運転時においては、冷水管14を介して図示しない熱負荷にブライン(例えば、冷水)が循環供給される。
この場合、吸収器2からの稀吸収液は、稀吸収液管21を介して稀吸収液ポンプ45により低温熱交換器12および高温熱交換器13または排ガス熱交換器41を経由して加熱され高温再生器5に送られる。
高温再生器5に送られた吸収液は、この高温再生器5でガスバーナ4による火炎および高温の燃焼ガスにより加熱されるため、この吸収液中の冷媒が蒸発分離する。高温再生器5で冷媒を蒸発分離して濃度が上昇した中間吸収液は、高温熱交換器13を経由して濃吸収液管25に送られ、低温再生器6を経由した吸収液と合流する。
一方、低温再生器6に送られた吸収液は、高温再生器5から冷媒管31を介して供給されて伝熱管31Aに流入する高温の冷媒蒸気により加熱され、さらに冷媒が分離して濃度が一段と高くなり、この濃吸収液が高温再生器5を経由した上記吸収液と合流し、濃吸収液ポンプ47により低温熱交換器12を経由して吸収器2に送られ、濃液散布器2Cから散布される。
低温再生器6で分離生成した冷媒は、凝縮器7に入って凝縮して冷媒液溜り7Aに溜る。そして、冷媒液溜り7Aに冷媒液が多く溜まると、この冷媒液は冷媒液溜り7Aから流出し、冷媒管34を経由して蒸発器1に入り、冷媒ポンプ48の運転により揚液されて散布器1Cから冷水管14の伝熱管14Aの上に散布される。
伝熱管14Aの上に散布された冷媒液は、伝熱管14Aの内部を通るブラインから気化熱を奪って蒸発するため、伝熱管14Aの内部を通るブラインは冷却され、こうして温度を下げたブラインが冷水管14から熱負荷に供給されて冷房などの冷却運転が行われる。
そして、蒸発器1で蒸発した冷媒は吸収器2に入り、低温再生器6より供給されて上方から散布される濃吸収液に吸収されて、吸収器2の稀吸収液溜り2Aに溜り、稀吸収液ポンプ45によって高温再生器5に搬送される循環を繰り返す。
次に、本実施形態の燃料制御弁開度について説明する。
図2は本実施形態の制御構成を示すブロック図である。図3は経過時間に対する燃料制御弁開度を示す図である。図4は燃料制御弁開度に対する感度幅補正値を示す図である。図5は感度幅自動調整制御のフローチャートを示す図である。
図2に示すように、本実施形態の吸収式冷凍機100の制御部90は、開度制御部91を備え、所定のデータ等を記憶するメモリ95、タイマ96を備え、また燃料制御弁64の弁の開閉回数をカウントする開閉回数カウント部97を備え、例えば燃料制御弁64の弁開閉回数が20万回達すると発報部98から燃料制御弁64を駆動する制御モータ92の交換を促す表示や音声が発報される。
開度制御部91からの開度信号が制御弁の開度を検知する弁開度検知手段93に入力され、制御モータ92を駆動し、制御モータ92に接続された燃料制御弁64の開閉制御を行うものである。
また燃料制御弁64の開度は冷温水温度検知手段94による検知温度と冷温水設定温度との差からフィードバック制御演算により、燃料制御弁開度演算値である演算開度(目標開度)が決定され、開度制御部91から出力された開度信号が弁開度検知手段93へ入力されて、上記のように、燃料制御弁64の弁の開閉制御を行うが、弁開度検知手段93からの停止信号を制御モータ92が受けた後も惰性で若干動作が継続する場合があり、実際に開放した弁の実開度は演算開度とはズレが生じるので、このズレを開度制御部91で補正する。
図3は、経過時間に対する燃料制御弁64の開度を示し、燃料制御弁64は、設定開度である目標値に対して現在値はズレを生じている。これは燃料制御弁64の動作時に開度制御部91から停止信号を受けてから、弁はすぐに停止せず惰性で動きやすくなっている。
特に制御モータ92が比例制御モータの場合、弁の開閉スピードを調整しながら動作させているのでバラツキが出やすくなっている。
また、燃料制御弁64の開方向と閉方向では目標値に対して実際の開度の現在値は図のように異なっている。具体的には、開方向では目標開度に対して現在値である実開度は目標値を超えて開方向に動作し、閉方向では目標開度に対して現在値である実開度は目標値に到達せず閉方向に動作するため、補正する感度幅は開方向と閉方向で個別に感度幅設定するように構成されている。
感度幅とは、燃料制御弁64の動作時に開度制御部91から停止信号を受けてから、惰性で動く燃焼制御弁の開度幅を表している。
図4は、燃料制御弁64の弁の開方向の開度に対する感度幅補正値を表した図であり、イニシャル時、感度幅0.3に設定された燃料制御弁64の場合、開度が35%と60%では不感帯と呼ばれる許容制御範囲内の上限値2.0を超えて、弁を開き停止している。
このため、燃料制御弁64の実開度が不感帯内に入るように、弁開度検知手段93は制御モータ92を再度駆動させて上限値内に入るように制御する運転を行う。
上記のように、感度幅を1.3に補正した場合、すべての開度で、燃料制御弁64の実開度は不感帯内に入り、制御モータ92を再駆動させる必要がなく、弁の開閉回数を抑制することができる。
次に、本実施形態による制御動作について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施形態において、制御部90は、冷房運転が開始された場合(ST0)、運転信号が燃焼器のガスバーナ4に入力され燃焼を開始し(ST1:YES)、冷温水温度検知手段94で検知した現在値とその設定温度の差からフィードバック制御により決定した燃料制御弁の開度演算値Aを決定する(ST2)。
続いて、燃料制御弁64に開度制御部91から所定時間、たとえば500msの間に5回開度確認信号が発せられて、ST2で決定した演算値Aと連続で同一値であれば(ST3:YES)、燃料制御弁64が開方向に開いているか否かを判断する(ST4)。
次に、燃料制御弁64の現在値(開度)と目標値(設定開度)との差から開方向の感度幅補正値Bを求め、ST3と同様に5回連続同一値であれば、サンプリングを行い(ST5)、開方向の感度補正値Bのサンプリングを100個取得する(ST6:YES)。
そして、制御部90は、補正値Bの100個分のサンプリングを取得したあと、その平均値を求めて開方向の感度幅補正値B´を求める(ST7)。
そして、燃料制御弁開度演算値Aと開方向感度幅補正値B´の差を算出して燃料制御弁開方向の開度演算値を求める(ST8)。
ST8で算出した燃料制御弁開方向開度演算値を開度制御部91へフィードバックし、バーナ燃焼時の燃料制御弁の感度幅として再設定され、100個のサンプリングデータが0にリセットされる(ST9)。
また、燃料制御弁64が閉方向へ動作している場合、ST4で閉方向の感度幅補正値Cを算出する動作に移行し、ST5と同様に、燃料制御弁64の現在値(開度)と目標値(設定開度)との差から閉方向の感度幅補正値Cを求め、ST3と同様に5回連続同一値であれば、サンプリングを行い(ST10)、閉方向の感度補正値Cのサンプリングを100個取得する(ST11:YES)。
そして、制御部90は、補正値Cの100個分のサンプリングを取得したあと、その平均値を求めて閉方向の感度幅補正値C´を算出する(ST12)。
そして、燃料制御弁開度演算値Aと閉方向感度幅補正値C´の差を算出して燃料制御弁閉方向の開度演算値を求める(ST13)。
ST13で算出した燃料制御弁閉方向開度演算値を開度制御部91へフィードバックし、バーナ燃焼時の燃料制御弁の感度幅として再設定され、100個のサンプリングデータが0にリセットされる(ST14)。
以上のように、本実施形態においては、高温再生器5に供給するガスバーナ4の燃料流量を制御する燃料制御弁64と、燃料制御弁64を駆動する制御モータ92と、冷温水温度を検知する冷温水検知手段94と、燃料制御弁64の開度を検知する弁開度検知手段93を設け、燃料制御弁の演算制御64による燃料制御弁開度演算値と弁開度検知手段93で検知した実開度との開度差から燃料制御弁64の感度幅補正値を算出し、算出された感度幅補正値を燃料制御弁64の感度幅として補正し、ガスバーナ4の燃焼運転にフィードバックするように構成している。
これによって、燃料制御弁開度指示値を補正することで、制御部90から制御モータ92が停止信号を受けた後にズレが生じた場合でも補正感度幅内で制御することができ、燃料制御弁64の不要な開閉回数を低減できるので、制御モータの耐久性を向上させることができる。
また、燃料制御弁開度演算値Aは、所定時間、たとえば500msの間に5回取得し、複数回とも同一値であれば前記燃料制御弁の感度幅補正を実行することにより、燃料制御弁の開度位置を確実に捉えることができる。
また、燃料制御弁64の感度幅補正は、弁の開方向と閉方向とで、それぞれ個別に感度幅を決定することで、弁の開度差のバラツキによる燃料制御弁の不要な動作を低減することができる。
また、ガスバーナ4の燃焼中に燃焼制御弁64の感度幅補正値をサンプリング回数毎に更新し、更新された感度幅補正値をフィードバックして次の燃料制御弁開度演算値とすることにより、常に燃料制御弁64の感度幅を弁の開度状態に基づいて補正し、燃料制御弁64の不要な動作を低減し、燃料制御弁64の制御モータ92の早期劣化を抑制することができる。
また、燃料制御弁64の開閉回数が20万回到達した時点で開閉カウント部97によって検知され、発報部98によって、燃料制御弁64の弁を駆動する制御モータ92の交換を促す表示や音声が発報され、制御モータ92の信頼性維持を図ることができる。
なお、本実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は前記実施の形態に限定されない。
また、高温再生器5にて吸収液を加熱する加熱手段として燃料ガスを燃焼させて加熱を行うガスバーナ4を備える構成について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、灯油やA重油を燃焼させるガスバーナを備える構成や、蒸気や排気ガスなどの温熱を用いて加熱する構成としてもよい。
1 蒸発器
2 吸収器
4 ガスバーナ
5 高温再生器
6 低温再生器
7 凝縮器
64 燃料制御弁
91 開度制御部
92 制御モータ
93 弁開度検知手段

Claims (5)

  1. 高温再生器、低温再生器、蒸発器、凝縮器および吸収器を備え、これらを配管接続して吸収液および冷媒の循環経路をそれぞれ形成してなる吸収式冷凍機において、前記高温再生器に供給する燃焼器の燃料流量を制御する燃料制御弁と、前記燃料制御弁を駆動する制御モータと、冷温水温度を検知する冷温水検知手段と、前記燃料制御弁の開度を検知する弁開度検知手段と、制御部とを備え、前記弁開度検知手段で前記燃料制御弁の現在の開度を検知した実開度値と、前記冷温水検知手段で検知した検知温度と冷温水設定温度との差から弁の開度を演算した燃料制御弁開度演算値とを有し、前記実開度値と前記燃料制御弁開度演算値とを比較して、得られたその差が、前記燃料制御弁の所定の許容感度幅範囲内に収まるように、前記燃料制御弁の感度幅補正値を決定し、前記感度幅補正値は前記燃料制御弁の次回運転時の感度幅として、前記制御部にフィードバックすることを特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 前記燃料制御弁開度演算値は、所定時間の間に複数回取得し、複数回とも同一値であれば前記燃料制御弁の感度幅補正値を決定することを特徴とする請求項1に記載の吸収式冷凍機。
  3. 前記燃料制御弁の感度幅補正値は、弁の開方向と閉方向でそれぞれ個別に決定することを特徴とする請求項1または2に記載の吸収式冷凍機。
  4. 前記燃料制御弁の開度ごとに前記感度幅補正値をサンプリングして、前記燃料制御弁の感度幅を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の吸収式冷凍機。
  5. 制御部は前記燃料制御弁の開閉回数をカウントする開閉回数カウント部を備え、前記燃料制御弁の開閉が所定回数以上であると判断した場合、前記制御モータの交換指示の発報を行う発報部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の吸収式冷凍機。
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