JP2020203467A - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 開口の配置に制約がある場合においても、支持部材の液室内に気泡が滞留することを抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。【解決手段】 液体吐出ヘッド1は、記録素子基板2と、液室32を有する支持部材3と、流路9を有する流路部材10と、を備える。液室32の長手方向において、最も端部に近い位置に開口32が設けられる液室よりも、液室の中心に近い位置に開口32が設けられる液室の開口32と接続される流路9の断面積は、端部に近い位置に設けられる開口32と接続される流路9の断面積よりも大きい。【選択図】 図8

Description

本発明は、液体吐出ヘッドに関する。
液体を吐出する記録素子基板を支持する支持部材の液室内に気泡が滞留すると、例えば、液体の吐出動作により生じる液室から記録素子基板に向かう液体の流れに乗って気泡が記録素子基板内に詰まることがあり、これにより記録品位が低下する場合がある。そこで、特許文献1においては、吸引回復時等における支持部材の液室内での気泡滞留を軽減することができる構成が記載されている。これは、支持部材の液室の開口を、液室の長手方向の端部に寄せて配置するものである。
特開2012−66568号公報
しかし、記録素子基板の小型化に伴う吐出口列の配列間隔の狭小化などにより、開口の配置に制約がある場合においては、すべての開口を支持部材の液室の端部に配置することができず、気泡が液室内に滞留する場合がある。そこで、本発明は、開口の配置に制約がある場合においても、支持部材の液室内に気泡が滞留することを抑制することができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
上記課題は、以下の本発明によって解決される。即ち本発明は、液体を吐出する吐出口列を複数有する記録素子基板と、前記記録素子基板を支持し、前記複数の吐出口列に前記液体を供給する複数の液室であって開口を備える液室を有する支持部材と、前記支持部材の前記記録素子基板が支持される側の反対側で前記液室の開口と接続される流路であって、前記液室の開口から鉛直方向の上方向に向かって延びる流路を有する流路部材と、を備える液体吐出ヘッドにおいて、前記液室の長手方向において、前記複数の液室のうちの一部の液室の開口は、該液室の端部に設けられており、前記液室の長手方向において、前記複数の液室のうちの、前記一部の液室以外の液室の開口は、該液室の、前記端部に設けられる前記開口よりも中心に近い位置に設けられており、前記中心に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積は、前記端部に設けられる開口と接続される前記流路の断面積よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、開口の配置に制約がある場合においても、支持部材の液室内の気泡の滞留を抑制することができる。
本実施形態の液体吐出ヘッドを示す斜視図。 本実施形態の液体吐出ヘッドの分解斜視図。 記録素子基板、支持部材および流路の配置を示す概略図。 図3(b)のA−A断面およびB−B断面を示す断面図。 図3(b)のC−C断面およびD−D断面を示す断面図。 図3(b)のC−C断面およびD−D断面を示す断面図。 第2の実施形態の吐出口列を示す概略図。 第3の実施形態の記録素子基板、液室および流路の配置を示す概略図。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
(液体吐出ヘッド)
本実施形態に係る液体吐出ヘッドについて、図1および図2を参照しながら説明する。図1(a)、(b)は、本実施形態における液体吐出ヘッド1を示した斜視図である。図2は、液体吐出ヘッドのうち、液体の供給に関連する部品の分解斜視図である。液体吐出ヘッド1は、いわゆるシリアルスキャン方式の液体吐出装置のキャリッジに搭載される。なお、液体吐出ヘッド1は、いわゆるフルライン方式の液体吐出装置に配備される構成であってもよい。
液体吐出ヘッド1は、2つの記録素子基板2aおよび2b、支持部材3、筐体4、電気配線基板5および電気接続基板6を備えている。筐体4は、本体部材41と流路部材10とから構成されており、流路部材10は、シール部材7と流路構成部材42とから構成されている。液体は、筐体4のジョイント部43に接続された不図示の液体収容部から、筐体4の水平流路44(図3(b))および鉛直流路45(図3(b))を通って支持部材3の液室32(図4)に供給され、記録素子基板2に供給される。不図示の液体吐出装置が、電気接続基板6および電気配線基板5を介して記録素子基板2aおよび2bに設けられたヒータ等のエネルギー発生素子を駆動することにより、吐出口から液体が吐出される。支持部材は、例えば酸化アルミニウムや樹脂で形成される。また、支持部材3と流路構成部材42との接続はシール部材7によるものでなくともよく、接着剤による接続や、溶着等によって支持部材3と流路構成部材42とを直接接合してもよい。
本体部材41の流路構成部414と、流路構成部材42の流路構成部424(図4)とを合わせることにより、水平流路44(図3(b))が形成される。そして、流路構成部材42とシール部材7とを合わせることにより、支持部材3の液室32(図4)に液体を供給する流路であって、液室の開口31(図4)から鉛直方向の上方向に向かって延びる流路9(図4)が形成される。詳しくは後述するが、流路9は、鉛直流路45とシール開口71とから構成される。また、液室の開口から鉛直方向の上方向に向かって延びるとは、流路9の開口31側の端部と、流路9の開口31と反対側の端部とを結ぶ線が、鉛直方向に対して±20度の範囲にあることを意味する。したがって、流路9は、流路9の軸が液室32の開口31(図4)の垂線に対して多少傾いている流路であってもよい。また、流路9の断面積が一様でなく場所によって異なっている流路であってもよい。詳しくは後述するが、液室内の気泡が鉛直方向の上方向に移動するときに上方向に移動してきた気泡を保持できるように、開口31から鉛直方向の上方向に向かって延在する流路であればよい。また、鉛直方向は、液体吐出ヘッドの使用時(液体吐出装置に装着時)の姿勢における方向である。
(鉛直流路の配置)
流路9の一部である鉛直流路45の配置について、図3を参照しながら説明する。図3(a)は、記録素子基板2および支持部材3を模式的に表した図である。図3(b)は、水平流路44および鉛直流路45の記録素子基板2a近傍における配置を示す概略図である。図3に示すように、記録素子基板2aは、複数の吐出口列21a〜21eを有し、吐出口列21aと21e、21bと21dは、それぞれ共通の水平流路44と接続されている。水平流路44を流れてきた液体は、水平流路44と接続されている鉛直流路45を通って、支持部材3の液室32に供給される。図3において、吐出口列21aと21eとには同じ液体(インクA)が供給され、吐出口列21bと21dとには吐出口列21aと21eとに供給される液体とは異なる液体(インクB)が供給される。そして、吐出口列21cにはまた別の液体(インクC)が供給される。即ち、吐出口列の配置は、インクA、インクB、インクC、インクB、インクA、というように、対称となっている。
吐出口列21(液室32)の長手方向(Y方向)において、液室32の開口31(図4)が液室の端部に近い位置に配されているため、それに合わせて吐出口列21a、b、d、eと接続する鉛直流路45は、吐出口列21の端部に近い位置に配置されている。即ち、詳しくは後述するが、液室の配列方向(X方向)において両端に位置する液室は、中央付近に位置する液室よりも、液室の端部に近い位置に開口31(図4)が設けられている。ここで、液室の端部とは、液室の長手方向における中心から最も遠い位置の液室の部分をいう。一方、吐出口列21cと接続する鉛直流路45は、吐出口列21(液室32)の長手方向(Y方向)において、液室32の開口31(図4)が液室の中心に近い位置に配されているため、それに合わせて吐出口列21cの中心に近い位置に配置されている。ここで、液室の中心とは、液室の長手方向における中心のことをいう。
なお、液室32の開口31(図4)が液室の中心に近い位置に配されている液室は、液室の配列方向(X方向)において、中央付近に位置している液室であるとして図3に図示したが、本発明はこれに限られない。即ち、液室の配列方向において、複数の液室の中で端に位置する液室の開口が液室の中心に近い位置に設けられている構成であってもよい。
支持部材3の液室32内に滞留する気泡を除去するためには、吐出口列21cと接続される鉛直流路45も他の吐出口列の鉛直流路45と同様に、吐出口列21cの端部寄りに配置することが好ましい。しかしながら、記録素子基板の小型化等によりすべての鉛直流路45を吐出口列21の端部に近い位置に配置することが困難であるため、少なくとも1つの鉛直流路45を他の吐出口列21よりも中心側に配置する。
(液体の流路の経路)
ジョイント部43から記録素子基板2までの液体の流路について、図4を参照しながら詳しく説明する。図4(a)は図3(b)のA−A断面、図4(b)は図3(b)のB−B断面を示す模式図である。なお、説明のため、図4における断面図は対象としている流路のみ図示しており、また水平流路44は一部簡略化して図示している。ジョイント部43から供給された液体は水平流路44を通って鉛直流路45に達する。鉛直流路45はシール部材7に設けられたシール開口71と接続されており、シール開口71は支持部材3の開口31と連通している。流路9を通過した液体は、開口31、液室32を流れ、記録素子基板2の共通液室22に供給される。そして、液体は共通液室22から記録素子基板2の個別の流路(不図示)に供給され、エネルギー発生素子の駆動に応じて吐出口23(図3)から吐出される。支持部材3の液室32は、開口31から記録素子基板2に向かって、Y方向の幅が徐々に大きくなるように、傾斜面を有した形状となっている。
(液室と開口および流路との関係)
本発明の特徴部分である支持部材3の液室32と、開口31及び流路9との関係について、図4ないし図6を参照しながら説明する。図5(a)は図3(b)のC−C断面、図5(b)は図3(b)のD−D断面を示す模式図である。図6(a)は、本実施形態の変形例であって、図5に示す開口31の面積よりも大きい面積の開口を示した際の、図3(b)のC−C断面である。図6(b)は、本実施形態の変形例であって、図5に示す開口31の面積よりも大きい面積の開口を示した際の、図3(b)のD−D断面を示す模式図である。なお、説明のため、図5および図6における水平流路44は一部簡略化して図示している。
本発明においては、図4に示すように、複数の液室のうち、一部の液室(吐出口列21a、21b、21d、21eに対応する液室)の開口は、Y方向において、液室の端部に近い位置に設けられている。そして、図5および図6に示すように、図4で示した液室とは別の液室(吐出口列21cに対応する液室)の開口は、Y方向において、上述した一部の液室における開口よりも液室の中心に近い位置に設けられている。
開口31を液室の端部に近い位置に設けることにより、開口が設けられている側の端部とは反対側の端部に向かう流れがより天井部(傾斜面)に沿うようになるため、液室の天井部(傾斜面)近傍に発生する液体の逆流を抑制することができる。これにより、端部に近い位置に開口31がある液室32内における気泡の滞留は抑制される。しかしながら、中心に近い位置に開口が設けられる液室は、液室の天井部近傍で液体が逆流してしまい、天井部近傍で気泡が滞留しやすい。そこで、本発明は、そのような液室においても気泡の滞留を抑制するため、中心に近い位置に設けられる開口31と接続される流路9の断面積を、端部に近い位置に設けられる開口と接続される流路9の断面積よりも大きくする。ここで、断面積とは、流路9の延伸方向(Z方向)に垂直な面における断面積であって、無作為に選定した3箇所の断面積の平均値のことである。
液室内に生じた気泡は、時間の経過とともに、徐々に鉛直方向の上方向(負のZ方向)に移動する。このとき、液室の上方向のスペース(開口またはその開口と接続される流路9の体積)が小さい場合には、液室内の一部の気泡しか上方向に移動できず、残りの気泡は上方向のスペースに収まりきらずに液室内に留まってしまう。そこで、流路9の断面積を大きくすることで流路9の体積が大きくなり、液室の上方向に十分なスペース(図5(a)に示すP部)を確保することができるようになる。そして、液室の上方向に十分なスペースがあることにより、液室内に生じたより多くの気泡を液室の外部で保持することができるようになり、液室内の気泡の滞留を抑制することができる。
また、流路9の断面積を大きくすることにより、流路9を流れる液体の流速を低下させることができるため、P部に保持された気泡が液体の流れに乗って液室32内に戻ることを抑制することができる。 さらに、図6に示すように、流路9に加え、開口31の断面積も大きくすることにより、記録時における開口を流れる液体の流速を低下させることができる。開口を流れる液体の流速を低下させることにより、液体の流れに乗って気泡が液室32内に戻ることをさらに抑制することができる。これにより、液室内の気泡の滞留をより抑制することが可能となるため、開口の断面積も大きくすることがより好ましい。
気泡の滞留を抑制するためには、中心に近い位置に設けられる開口31と接続される流路9の断面積は、端部に近い位置に設けられる開口と接続される流路9の断面積の1.2倍以上であることが好ましい。さらには、より気泡の滞留を抑制するためには断面積がより大きいことが好ましいため、1.5倍以上であることがより好ましく、2.0倍以上であることがさらに好ましい。しかしながら、断面積を大きくしすぎてしまうと、流路9が隣の液室と干渉してしまい、流路を支持部材の適切な位置に配置できない場合等がある。そのため、中心に近い位置に設けられる開口31に接続される流路9の断面積は、端部に近い位置に設けられる開口と接続される流路9の断面積の5.0倍以下であることが好ましい。
すべての吐出口列21に対応する液室について、吐出口列21cに対応する液室と同様に、開口31および流路9の断面積を大きくすることで、気泡の滞留の影響を低減することも可能である。しかしながら、実際には配置上の制約によってすべての液室の断面積を大きくすることが困難である場合が多い。本発明の構成は、限られたスペースの中で気泡の滞留を抑制する液体吐出ヘッドを実現する手段として有効である。
なお、図4ないし図6において、液室の形状が三角形である液室を示したが、これは、液室32内の気泡を流路9により移動させるためには、開口から記録素子基板に向かって液室の幅が大きくなるような斜面を液室が有していることがより好ましいからである。即ち、斜面を有する液室の一例として、三角形の液室を示した。液室の形状が三角形であることにより、気泡の鉛直方向の上方向への移動を妨げる壁の影響が軽減される。
(第2の実施形態)
本発明における第2の実施形態について、図7を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の箇所については同様の符号を付し、説明は省略する。図7は、本実施形態における、水平流路44および鉛直流路45の記録素子基板2a近傍における配置を示す概略図である。本実施形態の特徴部は、図7に示すように、吐出口列21cと21bとの配置間隔および吐出口列21cと21dとの配置間隔を、他の吐出口列の配置間隔よりも大きくすることである。各吐出口列21の配置間隔に合わせて、対応する支持部材の液室の配置間隔も変化させている。即ち、X方向において中央に位置する吐出口列21cに対応する液室とその隣の液室との配置間隔を、両端に位置する吐出口列21aまたは21eに対応する液室とその隣の液室の配置間隔よりも大きくさせている。ここで、各液室のX方向の幅は液室の配置間隔に合わせて大きくするのではなく、第1の実施形態の各液室のX方向の幅と同じままである。
液室32の中心付近にある流路9の断面積を大きくすると、液室どうしの配置間隔によっては、流路9が隣の液室にも干渉してしまい、流路を支持部材の適切な位置に配置できない場合がある。そのため、本実施形態においては、流路9のサイズに合わせて液室の配置間隔を調整することにより、液室32内の気泡の滞留を抑制しつつ、液体の混在等も抑制することで、記録品位が低下することを抑制することができる。
(第3の実施形態)
本発明における第3の実施形態について、図8を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の箇所については同様の符号を付し、説明は省略する。図8(a)は、本実施形態における、水平流路44および鉛直流路45の記録素子基板2a近傍における配置を示す概略図である。図8(b)は、図8(a)におけるE−E断面を示す概略図であり、図8(c)はその変形例を示す概略図である。なお、説明のため、図8における水平流路44は一部簡略化して図示している。本実施形態の特徴部は、図8に示すように、1つの流路91が、吐出口列21cおよび21dに対応する2つの液室32c、32dと接続していることである。ここで、1つの流路91と接続される2つの液室32c、32dには同一の液体が供給されるため、2つの液室32c、32dと接続される流路91を共通化させることができる。
液室32内の気泡の滞留をより抑制するためには、流路91の断面積をより大きくすることが有効である。しかしながら、流路91の断面積をより大きくしようとすると、隣り合う液室どうしの配置間隔によっては流路91が隣の液室と干渉してしまうこと等により、流路91の断面積をより大きくすることが困難な場合がある。そのような場合においても、2つの液室と接続されうる2つ流路91を共通化して1つにすることにより、流路91の断面積をより大きくすることが可能となり、気泡の滞留をより抑制することができるようになる。
なお、上記の各実施形態においては、液室32のY方向における幅が、開口31から記録素子基板2に向かって徐々に大きくなるような三角形の液室を図示したが、本発明の液室の形状はこれに限られない。即ち、図3(b)示すC−C断面で液室を見たときに、液室の形状が長方形になっていてもよい。液室が長方形の場合でも、開口31と接続される流路9の断面積を大きくすることにより、液室32内の気泡の滞留を抑制することができる。
1 液体吐出ヘッド
2 記録素子基板
3 支持部材
21 吐出口列
31 開口
32 液室
4 筐体
9 流路
10 流路部材

Claims (11)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口列を有する記録素子基板と、
    前記記録素子基板を支持し、前記複数の吐出口列に前記液体を供給する複数の液室であって開口を備える液室を有する支持部材と、
    前記支持部材の前記記録素子基板が支持される側の反対側で前記液室の開口と接続される流路であって、前記液室の開口から鉛直方向の上方向に向かって延びる流路を有する流路部材と、
    を備える液体吐出ヘッドにおいて、
    前記液室の長手方向において、前記複数の液室のうち最も端部に近い位置に前記開口が設けられる液室よりも、液室の中心に近い位置に前記開口が設けられる液室の前記開口と接続される前記流路の断面積は、前記最も端部に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積よりも大きいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記中心に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積は、前記最も端部に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積の1.2倍以上である請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記中心に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積は、前記最も端部に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積の1.5倍以上である請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記中心に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積は、前記最も端部に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積の2.0倍以上である請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記中心に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積は、前記最も端部に近い位置に設けられる開口と接続される前記流路の断面積の5.0倍以下である請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記中心に近い位置に設けられる開口の断面積は、前記端部に近い位置に設けられる開口の断面積よりも大きい請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記液室の前記長手方向における幅は、前記開口から前記記録素子基板に向かって徐々に大きくなる請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記中心に近い位置に設けられる液室は、前記複数の液室の配列方向において、中央に位置する液室である請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記一部の液室以外の液室と該液室の隣の液室との配置間隔は、前記一部の液室と該液室の隣の液室との配置間隔よりも大きい請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 隣り合う2つの液室に接続される1つの前記開口または1つの前記流路を有する請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記流路部材は、前記液室の前記開口と接続されるシール部材と、前記シール部材と接続される流路構成部材と、を有する請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
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