JP2020202522A - ステレオカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子の温度上昇を抑制することができるステレオカメラを提供すること。【解決手段】左右一対のカメラモジュール5a,5bと、カメラモジュール5a,5bと回路基板8とを内部に収納する筐体1aとを備えたステレオカメラ201において、カメラモジュール5a,5bは、撮像素子2a,2bと、撮像素子2a,2bを搭載する撮像素子回路基板3a,3bと、撮像素子回路基板3a,3bに隣接し、カメラモジュール5a,5bを内包する筐体1aを貫通して内面が外気に接する穴が形成された撮像素子用放熱部10a,10bとを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ステレオカメラに関する。
近年、安全かつ快適なクルマ社会の実現を目指して、運転者支援システムの実車搭載が進んでいる。その中で、衝突前の停止動作を自動で行う衝突被害軽減制動装置や、先行車を自動追尾する車間自動制御装置や、車線逸脱抑制装置、標識認識など、運転者や搭乗者の安全性と利便性と快適性を追求したシステムの開発が進んでいる。このようなシステムとしては、例えば、車両や歩行者などを認識して対象物の距離計測を行う外界認識システムがある。
外界認識システムの一つであるステレオカメラでは、一対の画像情報の中から相互の画像に共通する特徴点を抽出し、その特徴点の位置が一対の画像間でずれている画素数(視差)を求める処理を集積回路で行い、距離を算出する。そのため、一対の画像間に本来の視差以外のずれがあると、距離測定結果に誤差が生じてしまう。ずれの要因として、太陽光や装置内部の発熱等による温度上昇があげられる。また、内部の構成部品の温度が上限温度を越えると、動作不良の発生や、構成部品の寿命が低下することが懸念される。特にステレオカメラの高性能化にともない、撮像素子は自身の発熱により撮像素子温度が上限温度を越えることが考えられる。
このようなステレオカメラの放熱に係る従来技術として、例えば、特許文献1には、撮像光学系と、前記撮像光学系を介して結像される被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子を少なくとも実装する第1の回路基板および電子部品を少なくとも実装する第2の回路基板を含む、少なくとも2つの回路基板と、前記撮像光学系が被写体に対して露出する開口を有し、前記撮像光学系、前記撮像素子、前記回路基板を保持する筐体と、前記回路基板のいずれかから、前記撮像光学系から離れる方向に向かって延在するように、前記筐体の内壁に一体的に成型されている第1の伝熱部材と、前記撮像素子および前記電子部品の両方から発生する熱を前記第1の伝熱部材に伝える第2の伝熱部材と、を備える撮像装置が開示されている。
特開2018−50311号公報
上記従来技術においては、ステレオカメラ内の回路基板に搭載される回路素子と、撮像素子回路基板に搭載される撮像素子は、熱伝導部材を介して筐体で放熱し、撮像素子の温度上昇の低減を図っている。しかしながら、放熱部である筐体が共通のため、主の発熱源である回路素子の熱によって、各撮像素子の放熱を阻害している。従来のように撮像素子の画素数等が小さい場合には、撮像素子の発熱量が小さく温度上昇も小さかったが、高画角化などのステレオカメラの高性能化にともなって撮像素子の画素数が増し、発熱量が大幅に増加することで撮像素子の温度上昇がより高くなることが考えられる。特にステレオカメラで重要なCMOS等の撮像素子は、動作保障の上限温度がほかの部品と比較して低いことが多く、撮像素子の温度上昇の抑制がより重要である。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、撮像素子の温度上昇を抑制することができるステレオカメラを提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、左右一対のカメラモジュールと、前記左右一対のカメラモジュールと回路基板とを内部に収納する筐体とを備えたステレオカメラにおいて、前記カメラモジュールは、撮像素子と、前記撮像素子を搭載する撮像素子回路基板と、前記撮像素子回路基板に隣接し、前記カメラモジュールを内包する前記筐体を貫通して内面が外気に接する穴が形成された撮像素子用放熱部とを有するものとする。
本発明によれば、撮像素子の温度上昇を抑制することができる。
第1の実施の形態に係るステレオカメラの外観を示す上方斜視図である。 図1における透視図である。 撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。 図1におけるA−A線断面図である。 第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。 図4におけるxz平面図である。 撮像素子用放熱部の穴形状における、z軸方向の第一距離に対する撮像素子の温度上昇低減効果を示す図である。 撮像素子用放熱部の穴形状における、x軸方向の第二距離に対する撮像素子の温度上昇低減効果を示す図である。 第2の実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。 第3の実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。 撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。 第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。 第4の実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。 撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。 第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。 第5の実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。 撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。 第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。 第6の実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。 撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。 第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。 第7の実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。 図17におけるB−B線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1〜図7を参照しつつ説明する。
図1及び図2Aは、本実施の形態に係るステレオカメラの外観を示す図であり、図1は上方斜視図、図2Aは図1における透視図である。また、図2Bは、撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。なお、本実施の形態においては、ステレオカメラ201の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図1及び図2A、図2Bに示すように、ステレオカメラ201は、第一撮像素子2aを搭載する第一撮像素子回路基板3aと、第二撮像素子2bを搭載する第二撮像素子回路基板3bと、第一撮像素子2aと第二撮像素子2bとの間に第一回路素子6と第二回路素子7を搭載する回路基板8と、第一撮像素子回路基板3a、第二撮像素子回路基板3b、および回路基板11を内部に収納する筐体1aとを備えている。第一撮像素子2aは、第一撮像素子回路基板3aと第一レンズ4aを備えた第一カメラモジュール5aを一組に筐体1aに取り付けられている。同様に第二撮像素子2bは、第二撮像素子回路基板3bと第二レンズ4bを備えた第二カメラモジュール5bを一組に筐体1aに取り付けられている。
筐体1aは、第一撮像素子2aの近傍に内部を貫通する穴9aがあいており、穴9aを構成し外気に放熱する個所を有する第一撮像素子用放熱部10aが設けられ、第二撮像素子2bの近傍に内部を貫通する穴9bがあいており、穴9bを構成し外気に放熱する個所を有する第二撮像素子用放熱部10bが設けられている。
クルマとステレオカメラ201の電気的な接続は、筐体1aの後面の図示していない開口部を介して、内部の電気コネクタに配線を接続することで行う。ステレオカメラ201は、左右一対のカメラモジュール5a,5bによりステレオカメラ201の前面側を撮像し、左右一対の画像から対象物の視差を求めて、対象物までの距離を求めることができる。したがって、ステレオカメラ201の高画角化や高精度化など高性能化にともない撮像素子2a,2bの画素数が増し発熱量(消費電力)も大幅に増加、またステレオカメラ201の小型化にともない表面積の減少によって、撮像素子2a,2bの温度上昇が大きくなる。撮像素子2a,2bの温度が高くなると、信号のノイズ成分大きくなり、測定精度の低下が生じる。第一回路素子6は、画像信号を処理するマイコンや信号処理素子、FPGA(Field Programmable Gate Array)などであり、筐体1aやカバー12などへの熱伝導を必要とするような発熱量が大きい回路素子を指している。また、第一回路素子6で用いる第二回路素子7a〜7cは、データの一時保管に用いるメモリなどを指しており、第一回路素子6は第二回路素子7より発熱量(消費電力)が大きい。筐体1aの上部には、放熱用の複数のフィン13が、第一撮像素子2aと第二撮像素子2b間に配置されている。
図3は、図1におけるA−A線断面図である。
図3には、第一撮像素子2aの放熱経路を示している。撮像素子用放熱部10aは筒状の形状で、撮像素子回路基板3aと熱伝導部材11aを介して撮像素子2aと熱的に接続されている。筐体1aの下面を覆うカバー12は、ねじなどを用いて筐体1aに取り付けた構造となっており、穴9aは、筐体1aとカバー12を貫通する穴となっている。ここでの穴9a,9bは、撮像素子用放熱部10a,10bを筒状に形成したことによりできる空間を指すものとする。
第一撮像素子2aは、第一撮像素子回路基板3aと第一熱伝導部材11aを介して熱的に第一撮像素子用放熱部10aと接続されている。筐体1aと接続された第一撮像素子用放熱部10aは、穴9aの貫通方向がステレオカメラの上下方向となるように配置することで、下から上への上昇気流14aが生じやすく、放熱効果が高い形状となっている。そのため、第一撮像素子用放熱部10aに伝わった熱は、第一撮像素子用放熱部10aの内壁から穴9aの外気によって放熱される。第二撮像素子2bの放熱経路も第一撮像素子2aの放熱経路と同様である。撮像素子用放熱部10a,10bは、筐体1aとカバー12と接続し筒状形状によってステレオカメラ201内部と外気を分けて、ステレオカメラ内部を密閉することができ、防塵性も確保できる。
また、撮像素子用放熱部10a,10bはアルミダイカストなどの成型部品や、板金の曲げ加工としてもよく、図1では板金が可能なロール状として安価な部品とすることも可能な形状としている。図2では、第一撮像素子用放熱部10aと第二撮像素子用放熱部10bが、第一撮像素子2aと第二撮像素子2b間の中点を通るxy平面に面対称となるような板金の曲げ加工としているが、第一撮像素子用放熱部10aと第二撮像素子用放熱部10bを共用化ができる同一方向の曲げ加工としてもよいものとする。第一撮像素子用放熱部10aと第二撮像素子用放熱部10bの共用化により安価な部品とすることが可能となる。
図4は、第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。
図4に示すように、第一撮像素子用放熱部10aはステレオカメラ201内部を貫通するように配置するため、第一撮像素子2aからの配線は、第一撮像素子回路基板3aを介してz軸方向から延長し回路基板8に接続する配線15a構造としている。ここで、図4のように配線15aの配置は、z軸方向負の方向だけではなく、z軸方向正方向から回路基板8に延長し回路基板に接続する配置でもよく、配線15a構造はフレキシブル基板などとしてもよい。第二撮像素子2bの配線15b構造も第一撮像素子2aの配線15a構造と同様である。このような構成とすることで、第一撮像素子2aの温度と第二撮像素子2bの温度を低減でき、測定精度が高く、信頼性の高いステレオカメラ201となる。
図5は、図4におけるxz平面図である。また、図6は、撮像素子用放熱部の穴形状における、z軸方向の第一距離に対する撮像素子の温度上昇低減効果を示す図であり、図7は、撮像素子用放熱部の穴形状における、x軸方向の第二距離に対する撮像素子の温度上昇低減効果を示す図である。
撮像素子用放熱部10a,10bの穴9a,9bの形状は撮像素子回路基板3a,3bに沿った面を含む矩形で構成されている。撮像素子用放熱部10a,10bの内部を貫通する穴9a,9bは、撮像素子回路基板3a,3bの撮像素子2a,2bが搭載されている面と反対側の面に配置し、撮像素子用放熱部10a,10bは、撮像素子回路基板3a,3bに沿ったz軸方向の第一距離16と、x軸方向の第二距離17とする矩形の穴9a,9b形状となっている。穴9a,9b形状の平面の一面は撮像素子回路基板3a,3bに近接して配置されているため、撮像素子用放熱部10a,10bと撮像素子回路基板3a,3bの向かい合う面積が大きくとれ、かつ撮像素子用放熱部10a,10bと撮像素子回路基板3a,3b間に配置する熱伝導部材11a,11bを介して、撮像素子用放熱部10a,10bと撮像素子回路基板3a,3b間の熱抵抗を小さくできる構造となっている。熱抵抗を小さくすることによって、撮像素子回路基板3a,3bの熱を効率的に撮像素子用放熱部10a,10bに伝え、放熱効率が向上できる。すなわち、撮像素子2a,2bの温度上昇を低減できる。また、熱抵抗を小さくする方法として、撮像素子回路基板3a,3b内に電気的なグランド層を増層したり、厚銅層(基板内の電気が導通する層の厚みを厚くした層)を設ける、あるいは金属補強板などを設け、撮像素子回路基板3a,3bの面内に熱を伝え、熱伝導部材11a,11bを介して、撮像素子用放熱部10a,10bに熱を伝える構造としてもよい。
図5において、第一距離16に対する撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果は、撮像素子2a,2bに一番近い放熱面を構成する第一距離16が長いほど撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が高く、穴9a,9bの空気が流れやすい距離以上(撮像素子2a,2bの幅の約1/2以上)になると、急激に撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が向上する。その後、撮像素子2a,2bの幅(z軸方向)を越え、撮像素子2a,2bの幅(z軸方向)の約3倍の距離までは、撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が増加する。撮像素子2a,2bの幅(z軸方向)の約3倍の距離より大きくなると、筐体1aの穴9a,9bが大きくなり、上昇気流14a,14bの流速が低下し、また筐体1aの表面積も減少するため、逆に撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が低下する。撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果として有効な第一距離16は、撮像素子の幅の約1/2から撮像素子の幅の約3倍である。
同様に、第二距離17に対する撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果は、第一距離16よりは効果が低いが、穴9a,9bの空気が流れやすい距離以上になると、急激に撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が向上する。その後、x軸方向にある一定の距離までは撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が増加する。ある一定の距離以上となると、筐体1aの穴9a,9bが大きくなり、上昇気流14a,14bの流速が低下し、また筐体1aの表面積も減少するため、逆に撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が低下する。ここで、第二距離17に対する、撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果は、撮像素子2a,2bに一番近い放熱面を構成する第一距離16と比較して第二距離17のほうが小さい。すなわち、撮像素子回路基板3a,3bに沿ったz軸方向の第一距離16は、x軸方向の第二距離17より、撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果が大きい。撮像素子用放熱部10a,10bの内部を貫通する穴9a,9bは、z軸方向の第一距離16を長辺とし、x軸方向の第二距離17を短辺とする長方形がよい。第一距離16の撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果と、第二距離17の撮像素子2a,2bの温度上昇低減効果の比は、約2:1((ΔT0―ΔT1):(ΔT0−ΔT2)≒2:1)なので、z軸方向の第一距離16を長辺とし、x軸方向の第二距離17を短辺とし、第二距離17は第一距離16の約半分する長方形の穴9a,9b形状がよい。
ここでは、撮像素子用放熱部10a,10bの内部を貫通する穴9a,9bを長方形としているが、撮像素子用放熱部10a,10bと撮像素子回路基板3a,3bの密着性がよい構造が望まれるため、穴9a,9b形状を撮像素子回路基板3a,3b側の接続面形状を平面とし、それ以外の方向は自由な形状をとれるものとする。例えば、撮像素子用放熱部の内部を貫通する穴形状を半円とし、穴形状の直径部(直線部)の平面を撮像素子回路基板3a,3bと平行に配置してもよい。
従来のように撮像素子の画素数等が小さい場合には、撮像素子の発熱量が小さく温度上昇も小さかったが、高画角化などのステレオカメラの高性能化にともなって撮像素子の画素数が増し、発熱量が大幅に増加することで撮像素子の温度上昇がより高くなることが考えられる。特にステレオカメラで重要なCMOS等の撮像素子は、動作保障の上限温度がほかの部品と比較して低いことが多く、撮像素子の温度上昇の抑制がより重要である。
このような課題に対して本実施の形態においては、撮像素子と、撮像素子を搭載する撮像素子回路基板と、撮像素子回路基板を内包する筐体と、筐体を貫通して内面が外気に接する穴が形成された撮像素子用放熱部とを有するように構成したので、撮像素子の温度上昇を抑制することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図8を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図8は、本実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。なお、本実施の形態においては、ステレオカメラ202の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図8において、第一の実施形態と同様に筐体1bは、第一撮像素子2aの近傍に内部を貫通する穴18aがあいており穴18aを構成し外気に放熱する個所を有する第一撮像素子用放熱部19aが設けられ、第二撮像素子2bの近傍に内部を貫通する穴18bがあいており穴18bを構成し外気に放熱する個所を有する第二撮像素子用放熱部19bが設けられている。撮像素子用放熱部19a,19bは筒状の形状で、撮像素子回路基板3a,3bと熱伝導部材11a,11bを介して撮像素子2a,2bと熱的に接続されている。
ここで、ステレオカメラ202の回路基板8の第一回路素子6が第二撮像素子2b側に寄った場合、第一回路素子6に近い側の第二撮像素子用放熱部19bが第一撮像素子用放熱部19aより大きい形状となっている。ステレオカメラ202の回路基板8の第一回路素子6が第二撮像素子2b側に寄ると、ステレオカメラ202の発熱分布中心が第二撮像素子2b側に寄り、第一撮像素子2aより第二撮像素子2bのほうが温度が上昇する。第一撮像素子2aと第二撮像素子2b間の温度に差が生じると、温度による第一撮像素子2aと第二撮像素子2bの信号のノイズ成分に差が生じ、外界認識に差となり測定距離などの精度が低下する要因となる。また、第一撮像素子2aの温度や第二撮像素子2bの温度が高くなると、信号のノイズ成分が大きくなり、測定精度の低下が生じる。
本実施の形態においては、第二撮像素子用放熱部19bを第一撮像素子用放熱部19aより大きくし、第二撮像素子2b側の放熱を向上させることによって、第一撮像素子2aと第二撮像素子2bの温度を同等にできる。
また、第一回路素子6が第一撮像素子2a側に寄った場合は、その逆に第一回路素子6に近い側の第一撮像素子用放熱部19aが第二撮像素子用放熱部19bより大きい形状とすれば、第一撮像素子2aと第二撮像素子2bの温度を同等にできる。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、第一撮像素子2aの温度と第二撮像素子2bの温度を同等とすることができるとともに、温度上昇を抑制することができ、測定精度が高く、信頼性の高いステレオカメラを提供することができる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態を図9A、図9B及び図10を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図9Aは、本実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図であり、図9Bは、撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。また、図10は、第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。なお、本実施の形態においては、ステレオカメラ203の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図9A、図9B及び図10において、筐体1cは、第一撮像素子2aの近傍に内部を貫通する穴20aが、z軸方向に第二撮像素子2bとは逆側に第一撮像素子2aから離れる方向にあいている。穴20aを構成し外気に放熱する個所を有する第一撮像素子用放熱部21aが設けられている。第一撮像素子用放熱部21aは筒状22aの部分と板状23aの部分で構成された形状となっており、筒状22aから伸びた板状22bの部分が、撮像素子2aが搭載されている面と反対側の面の撮像素子回路基板3aに沿って配置されている。第一撮像素子2aは、第一撮像素子回路基板3aと第一熱伝導部材11aを介して熱的に第一撮像素子用放熱部21aの板状23aの部分に接続されている。したがって第一撮像素子2aの放熱経路は、第一撮像素子2aから第一撮像素子回路基板3aを通って、第一熱伝導部材11aを介し第一撮像素子用放熱部21aの板状23aの部分に伝わり、第一撮像素子用放熱部21aの筒状22aの穴20aの内壁から穴20aの外気によって放熱される経路となっている。
同様に筐体1cは、第二撮像素子2bの近傍に内部を貫通する穴20bが、z軸方向に第一撮像素子2aとは逆側に第二撮像素子2bから離れる方向にあいている。穴20bを構成し外気に放熱する個所を有する第二撮像素子用放熱部21bが設けられている。
また、第一撮像素子用放熱部21aの形状とすることによって、第一撮像素子回路基板3aから回路基板8への配線24aを下面方向から配置することが可能となり、いいかえると配線24aの長さを短くすることにより配線24aで外部から受信するノイズを小さくでき、ノイズの少ない信号を処理することによって測定精度が高く、信頼性の高いステレオカメラ203となる。また、同様に配線24aから外部へ送信するノイズも少なくでき、ほかの機器に干渉しない信頼性の高いステレオカメラ203となる。第二撮像素子2bの配線24b構造も第一撮像素子2aの配線24a構造と同様である。
ここで、第一撮像素子用放熱部21aの貫通する穴20aの位置を、z軸方向に第二撮像素子2bと逆側に第一撮像素子2aから離れる方向に配置すると、第一回路素子6から離れた位置に第一撮像素子用放熱部21aの貫通する穴20aの位置が配置されるため、貫通する穴20a部の温度が低下、第一撮像素子2aの温度上昇を効果的に低減できる。一方、第一撮像素子用放熱部21aの貫通する穴20aの位置を、z軸方向に第二撮像素子2bに近づく方向に配置すると、第一回路素子6と第一撮像素子2a間に空気の通り道ができ、第一撮像素子2aの放熱と第一回路素子6の放熱を促進させ、第一撮像素子2aの温度上昇の低減と、第一回路素子6の温度上昇の低減ができる。第二撮像素子用放熱部21bも同様の効果がある。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第4の実施の形態>
本発明の第4の実施の形態を図11A、図11B及び図12を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図11Aは、本実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図であり、図11Bは撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。また、図12は、第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。なお、本実施の形態においては、ステレオカメラ204の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図9A、図9B及び図10において、筐体1dは、第一撮像素子2aの近傍に内部を貫通する第一穴25aがz軸方向に第二撮像素子2bとは逆側に第一撮像素子2aから離れる方向にあいており、第二穴25bはz軸方向に第二撮像素子2bに近づく方向にあいており、第一穴25aと第二穴25bを構成し外気に放熱する個所を有する第一撮像素子用放熱部26aが設けられている。撮像素子用放熱部26aは、貫通する2つの筒状の穴25a,25bつなぐ板状28aの部分が設けられ、2つの筒状の穴25a,25bと板状28aの部分で構成された形状となっており、板状28aの部分が第一撮像素子2aが搭載されている面と反対側の面の第一撮像素子回路基板3aに沿って配置されれている。同様に第二撮像素子2bにも第二撮像素子用放熱部26bが配置されている。
第一撮像素子2aは、第一撮像素子回路基板3aと第一熱伝導部材11aを介して第一撮像素子用放熱部26aの板状28aの部分と熱的に接続されている。したがって第一撮像素子2aの放熱経路は、第一撮像素子2aから第一撮像素子回路基板3aを通って、第一熱伝導部材11aを介し第一撮像素子用放熱部26aの板状28aの部分に伝わり、第一撮像素子用放熱部26aの2つの筒状の穴25a,25bの内壁から穴25a,25bの外気によって放熱される経路となっている。
ここで、第一撮像素子用放熱部26aの貫通する第一穴25aの位置は、第一穴25aをz軸方向に第二撮像素子2bとは逆側に第一撮像素子2aから離れる方向に配置すると、第一回路素子6から離れた位置となり、貫通する穴25a部の温度が低下、第一撮像素子2aの温度上昇を効果的に低減できる。一方、第二穴25bの位置をz軸方向に第二撮像素子2bに近づく方向に配置すると、第一回路素子6と第一撮像素子2a間に空気の通り道ができ、第一撮像素子2aの放熱と第一回路素子6の放熱を促進させ、第一撮像素子2aの温度上昇の低減と、第一回路素子6の温度上昇の低減ができる。また、第一穴25aと第二穴25bを設けることによって、筒状の穴25a,25bの内壁の表面積も増加でき放熱効率が向上し、第一撮像素子2aの温度と第二撮像素子2bの温度と第一回路素子6の温度も低減できる。
本実施の形態においては、第一撮像素子用放熱部26aの形状とすることによって、2つの貫通する穴25a,25bの間に第一撮像素子回路基板3aから回路基板8への配線29aを下面方向から配置することが可能となり、いいかえると配線29aの長さを短くすることにより配線29aで外部から受信するノイズを小さくでき、ノイズの少ない信号を処理することによって測定精度が高く、信頼性の高いステレオカメラ204となる。また、同様に配線29aから外部へ送信するノイズも少なくすることができ、ほかの機器に干渉しない信頼性の高いステレオカメラ204となる。第二撮像素子2bの配線29b構造も第一撮像素子2aの配線29a構造と同様である。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施の形態を図13A、図13B及び図14を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図13Aは、本実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図であり、図13Bは撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。また、図14は、第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。なお、本実施の形態においては、ステレオカメラ205の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図13A、図13B及び図14において、筐体1eは、第一撮像素子2aの近傍に内部を貫通する穴30aがあいており、穴30aを構成する第一撮像素子用放熱部31aが配置されている。第一撮像素子用放熱部31aの内部を貫通する穴30aは格子32aとなっており、第一撮像素子回路基板3aの第一撮像素子2aが搭載されている面と反対側の面に配置し、穴30a形状の平面の一面が第一撮像素子回路基板3aに近接して配置され、格子32aの向きはx軸方向に設ける。第一撮像素子2aの放熱経路は、第一撮像素子回路基板3aと第一熱伝導部材11aを介して第一撮像素子用放熱部31aに伝わり、第一撮像素子用放熱部31aの格子32aの内壁から穴の外気によって放熱する経路となっている。したがって、格子32aの数だけ放熱可能な表面積が増すため、第一撮像素子2aの放熱性が向上し、第一撮像素子2aの温度上昇低減に効果がある。ここで、第一撮像素子2aのz軸方向およびy軸方向の熱は、第一撮像素子用放熱部31aの第一撮像素子回路基板3aと接続する面で効率的に広げている。一方、第一撮像素子2aのx軸方向の熱は、第一撮像素子用放熱部31aの格子32aの向きをx軸方向とし、効率的にx軸方向に広げている。したがって、第一撮像素子用放熱部31aは、x軸方向,y軸方向,z軸方向に第一撮像素子2aの熱を広げ、放熱効率の高い構造となっている。同様に第二撮像素子2bにも第二撮像素子用放熱部31bが配置されている。ここでの撮像素子用放熱部31a,31bの格子32a,32bは、複数の筒形状の結合としてもよいものとする。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第6の実施の形態>
本発明の第6の実施の形態を図15A、図15B及び図16を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図15Aは、本実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図であり、図15Bは撮像素子用放熱部を抜き出して示す拡大図である。また、図16は、第一撮像素子用放熱部の近傍を透視して示す部分拡大図である。なお、本実施の形態においては、ステレオカメラ206の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図15A、図15B及び図16において、筐体1fは、第一撮像素子2aの近傍に内部を貫通する穴33aがあいており、穴33aを構成する第一撮像素子用放熱部34aが配置されている。第一撮像素子用放熱部34aの内部を貫通する穴33aは、一方の開口35aを筐体1fのz軸方向の近接する側面と、他方の開口35bを筐体1fのy軸正方向のステレオカメラ206の上面を結ぶ貫通する穴33aとなっている。第一撮像素子回路基板3aの第一撮像素子2aが搭載されている面と反対側の面に配置し、穴形状の平面の一面が第一撮像素子回路基板3aに近接して配置さている。ステレオカメラ206の中で回路基板8から遠い側面でステレオカメラ206の温度が低い開口35aから空気を取り入れ、上面の開口35bに向かって空気を流すことによって、第一撮像素子用放熱部34aの放熱性能を向上させ、第一撮像素子2aの温度上昇を低減できる。同様に第二撮像素子2bにも第二撮像素子用放熱部34bが配置されている。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第7の実施の形態>
本発明の第7の実施の形態を図17及び図18を参照しつつ説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明するものとし、本実施の形態で用いる図面において第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
図17は、本実施の形態に係るステレオカメラの外観を透視して示す上方斜視図である。また、図18は、図17におけるB−B線断面図である。なお、本実施の形態においては、ステレオカメラ207の前後方向(カメラモジュールの光軸方向)に前方向を正とするx軸、上下方向に上方向を正とするy軸、左右方向に右方向を正とするx軸、x軸とy軸とで規定される平面(zy平面)に垂直な方向に右方向を正とするz軸をそれぞれ規定した直行座標系を設定して説明する。
図15A、図15B及び図16において、筐体1gは第一撮像素子2aの近傍に内部を貫通する穴36aがあいており穴36aを構成し外気に放熱する個所を有する第一撮像素子用放熱部37aが設けられている。第一撮像素子用放熱部37aは筒状の形状で、第一撮像素子回路基板3aと第一熱伝導部材11aを介して第一撮像素子2aと熱的に接続されている。したがって第一撮像素子2aの放熱路は、第一撮像素子2aから第一撮像素子回路基板3aを通って、第一熱伝導部材11aを介し第一撮像素子用放熱部37aに伝わり第一撮像素子用放熱部37aの内壁から穴36aの外気によって放熱される経路となっている。その際、筐体1gと第一撮像素子用放熱部37aの間に樹脂など熱伝導率が低い第一接続部材38aが挟まれており、同様にカバー12と第一撮像素子用放熱部37aの間に樹脂など熱伝導率が低い第二接続部材39aが挟まれている。第一接続部材38aと第二接続部材39aによって筐体1gやカバー12からの熱の伝導を防ぎ、第一撮像素子用放熱部37aを主に第一撮像素子2aの放熱だけに使用することによって、第一撮像素子2aの温度上昇を低減するともに、回路基板8の発熱状態(ステレオカメラ207の動作状態)にかかわらず第一撮像素子2aの温度上昇を低い状態にすることができる。同様に第二撮像素子2bにも第二撮像素子用放熱部37bが配置され、筐体1gとカバー12と第二撮像素子用放熱部37b間に第一接続部材38bと第二接続部材39bが挟まれている。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。
1a〜1g…筐体、2a…第一撮像素子、2b…第二撮像素子、3a…第一撮像素子回路基板、3b…第二撮像素子回路基板、4a…第一レンズ、4b…第二レンズ、5a…第一カメラモジュール、5b…第二カメラモジュール、6…第一回路素子、7,7a,7b,7c…第二回路素子、8…回路基板、9a,9b…穴、10a…第一撮像素子用放熱部、10b…第二撮像素子用放熱部、11…回路基板、11a…第一熱伝導部材、11b…第二熱伝導部材、12…カバー、13…フィン、14a,14b…上昇気流、15a,15b…配線、16…第一距離、17…第二距離、18a,18b…穴、19a…第一撮像素子用放熱部、19b…第二撮像素子用放熱部、20a,20b…穴、21a…第一撮像素子用放熱部、21b…第二撮像素子用放熱部、24a,24b…配線、25a…第一穴、25b…第二穴、26a…第一撮像素子用放熱部、26b…第二撮像素子用放熱部、29a,29b…配線、30a…穴、31a…第一撮像素子用放熱部、31b…第二撮像素子用放熱部、32a,32b…格子、33a…穴、34a…第一撮像素子用放熱部、34b…第二撮像素子用放熱部、35a,35b…開口、36a…穴、37a…第一撮像素子用放熱部、37b…第二撮像素子用放熱部、38a,38b…第一接続部材、39a,39b…第二接続部材、201〜207…ステレオカメラ

Claims (11)

  1. 左右一対のカメラモジュールと、前記左右一対のカメラモジュールと回路基板とを内部に収納する筐体とを備えたステレオカメラにおいて、
    前記カメラモジュールは、
    撮像素子と、
    前記撮像素子を搭載する撮像素子回路基板と、
    前記撮像素子回路基板に隣接し、前記カメラモジュールを内包する前記筐体を貫通して内面が外気に接する穴が形成された撮像素子用放熱部と
    を有することを特徴とするステレオカメラ。
  2. 請求項1に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、前記撮像素子回路基板の前記撮像素子が搭載されている面と反対側の面に隣接して配置されることを特徴とするステレオカメラ。
  3. 請求項1又は2に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、前記撮像素子回路基板に沿った面を含む筒状の形状を有することを特徴とするステレオカメラ。
  4. 請求項3に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、穴の貫通方向に垂直な面での断面形状が、撮像素子間方向の長さが撮像素子の光軸方向長さより長い長方形となるように形成されたことを特徴とするステレオカメラ。
  5. 請求項4記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、穴の貫通方向に垂直な面での断面形状が、撮像素子間方向の長さが撮像素子の光軸方向長さより約2倍長い長方形となるように形成されたことを特徴とするステレオカメラ。
  6. 請求項3に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、筒状の形状のうちの一辺の延長部が前記撮像素子回路基板に沿った面となるように形成されたことを特徴とするステレオカメラ。
  7. 請求項3に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、筒状の形状を2か所有し、筒状の形状の接合部が前記撮像素子回路基板に沿った面となるように形成されたことを特徴とするステレオカメラ。
  8. 請求項3に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、前記撮像素子回路基板に垂直な格子をもつように形成されたことを特徴とするステレオカメラ。
  9. 請求項3に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、筒状の形状に形成された穴の一方の開口が、撮像素子間方向の側面に配置され、もう一方の開口が上面に配置されたことを特徴とするステレオカメラ。
  10. 請求項3に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、前記筐体と別体であり、接続部材を介して筐体とに取り付けられることを特徴とするステレオカメラ。
  11. 請求項1に記載のステレオカメラにおいて、
    前記撮像素子用放熱部は、前記撮像素子回路基板の前記撮像素子が搭載されている面と反対側の面に配置されるとともに、前記撮像素子回路基板に沿った面を含む筒状の形状に形成され、かつ、前記回路基板に搭載される回路素子に近い側が遠い側より大きくなるように形成されたことを特徴とするステレオカメラ。
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