JP6258119B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、気密性のハウジングを備えた電子機器に係り、さらに詳しくは、ハウジング外に放熱するためのヒートシンクを備えた気密性のハウジングの改良に関する。
水、溶剤、油など液状物質が気化し、あるいは、ミストとして浮遊する雰囲気中で使用される電子機器は、これらの液状物質が、電気回路をショートさせるおそれがある。このため、このような環境下で使用される電子機器は、信頼性確保のために、気密性のハウジングが用いられる。このような気密性のハウジングを使用した場合、外気で冷却されるヒートシンクを設けて、ハウジング内で発生する熱を外部へ放出する必要がある。しかしながら、ヒートシンクを設けることによってハウジングの気密性が低下し、電子機器の信頼性が低下する場合があった(例えば、特許文献1)。
例えば、左右方向において放熱面を互いに対向させて一対のヒートシンクを配置し、当該ヒートシンクの上端面及び下端面を一対の回路基板にそれぞれ固定し、一対のヒートシンク及び一対の回路基板によって囲まれたダクトをハウジング内に形成し、当該ダクト内に外気を導入すれば、装置全体を小型化することができる。しかしながら、回路基板にヒートシンクを精度良く取り付け、回路基板及びヒートシンクの間に隙間が生じないように製造したとしても、その後のヒートサイクルによって、僅かな隙間が生じてしまうという問題があった。
回路基板は、ガラスエポキシなどの樹脂からなる一方、ヒートシンクは、アルミなどの金属からなり、両者の熱膨張率は大きく異なっている。しかも、ヒートシンクは、電子機器の動作中は高温になる一方、停止中は室温になるという激しい温度変化を繰り返している。このようなヒートサイクルにより、熱膨張率の異なるヒートシンクと回路基板の間に隙間が生じると考えられる。
この様にして回路基板とヒートシンクの間に僅かな隙間が生じた場合、毛細管現象により、当該隙間を通って外部の液状物質がハウジング内に侵入し、電気回路のショートが発生する。特に、ヒートシンクの近傍には、発熱量の多い電子部品が配置されている。このような電子部品は、高電圧が印加され、あるいは、大電流が流れる部品であることから、簡易的な絶縁対策を行ったとしても、外部から侵入した液状物質が付着すれば、ショートが生じてしまうという問題があった。
特開2007−123763号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、気密性のハウジングを備えた電子機器の信頼性を向上させることを目的とする。また、信頼性を向上させるとともに、小型化することを目的とする。さらに、信頼性を向上させるとともに、安価に提供することを目的とする。
特に、本発明は、回路基板と、当該回路基板に取り付けられたヒートシンクとを利用して気密性のハウジングを構成する電子機器を提供することを目的とする。
第1の本発明による電子機器は、前後方向に延び、両端が開放されたダクトがハウジング内に形成され、上記ダクトを除く上記ハウジング内に密閉空間が形成された電子機器において、フィンが形成された上記ダクト側の放熱面、その反対側の部品取付面、及び、上記放熱面及び上記部品取付面と交差し、前後方向に細長い形状からなる固定面を有するヒートシンクと、上記部品取付面に接触する電子部品と、上記ヒートシンク及び上記電子部品が取り付けられ、上記ヒートシンクとともに上記ダクトの少なくとも一部を構成する回路基板とを備え、上記回路基板上には、上記ヒートシンクが配置されるヒートシンク領域と、上記ヒートシンク領域に隣接し、上記電子部品が配置される部品配置領域とを有するとともに、凸状パターンからなるシールドパターンが形成され、上記シールドパターンは、上記ヒートシンク領域の短手方向の幅よりも十分に狭い幅を有し、上記ヒートシンク領域内において前後方向に延び、上記部品配置領域の両端よりも外側に達するように構成される。
ヒートシンク及び回路基板がダクトの一部を形成することにより、装置全体を小型化することができる。また、シールドパターンは、ヒートシンク領域の短手方向の幅よりも十分に狭い幅を有する凸状パターンからなるため、ヒートシンクの固定面は、シールドパターンと略線接触している状態で回路基板に取り付けられる。このため、回路基板及びヒートシンクの締結力をシールドパターンに集中させることができ、回路基板及びヒートシンクの隙間を介して、外部の液状物質が密閉空間内に侵入するのを抑制することができる。従って、装置の信頼性を向上させることができるとともに、比較的高価なシリコンゴムなどを用いて隙間をシールする場合に比べ、製造コストを低減することができる。さらに、シールドパターンが、ヒートシンク領域内において前後方向に延び、部品配置領域の両端よりも外側まで形成されることにより、外部の液状物質が密閉空間に侵入することがあったとしても、部品配置領域に向かって侵入するのを防止することができ、信頼性を更に向上させることができる。
第2の本発明による電子機器は、上記構成に加えて、上記回路基板上には、2以上の上記シールドパターンが形成されている。このような構成を採用することにより、ハウジングを構成する回路基板及びヒートシンクの隙間を介して、外部の液状物質がハウジングの密閉空間内に侵入するのを効果的に防止又は抑制することができる。
第3の本発明による電子機器は、上記構成に加えて、上記ヒートシンクが、上記回路基板を貫通する締結具により、上記回路基板に取り付けられ、上記締結具が、上記シールドパターンの間に配置されている。このような構成を採用することにより、2以上のシールドパターンに対し、第1回路基板及びヒートシンクの締結力を均等に集中させることができる。このため、ハウジングを構成する回路基板及びヒートシンクの隙間を介して、外部の液状物質がハウジングの密閉空間内に侵入するのを効果的に防止又は抑制することができる。
第4の本発明による電子機器は、上記構成に加えて、上記回路基板上には、3以上の上記シールドパターンが形成され、隣接するシールドパターンの間隔は、上記部品取付面に近づくほど狭くなる。このような構成により、隣接するシールドパターン間に滞留することができる液状物質の量が、部品取付面から離れるほど多くなるように構成することができる。このため、より外側のシールドパターン間において液状物質が溢れて、より内側のシールドパターン間に送り込まれるのを防止することができる。
第5の本発明による電子機器は、上記構成に加えて、上記シールドパターンが、前後方向における上記部品配置領域の両端よりも外側において、上記部品取付面と交差するように構成される。この様な構成を採用することにより、回路基板上において、シールドパターンよりも外側から侵入した液状物質が、シールドパターンを回り込んで、部品配置領域に到達するのを抑制することができる。
第6の本発明による電子機器は、上記構成に加えて、上記ダクトが、左右方向において互いに対向する一対の上記ヒートシンクと、上下方向において互いに対向する上記回路基板と天面とによって構成され、上記ヒートシンクは、上下方向において互いに反対側となる一対の固定面を有し、一方の固定面が、上記シールドパターンを挟んで上記回路基板と対向し、他方の上記固定面が、上記天面と対向するように構成される。
この様な構成を採用することにより、左右方向において互いに対向する一対のヒートシンクと、上下方向において互いに対向する回路基板及び天面とにより、ダクトを構成することができ、装置を小型化することができる。なお、天面は、回路基板であってもよいし、回路基板でなくてもよい。
第7の本発明による電子機器は、上記構成に加えて、上記ダクトが、左右方向において互いに対向する一対の上記ヒートシンクと、上下方向において互いに対向する一対の上記回路基板とによって構成され、上記ヒートシンクは、上下方向において互いに反対側となる一対の固定面を有し、一方の上記固定面は、上記シールドパターンを挟んで一方の上記回路基板と対向し、他方の上記固定面は、上記シールドパターンを挟んで他方の上記回路基板と対向するように構成される。
この様な構成を採用することにより、左右方向において互いに対向する一対のヒートシンクと、上下方向において互いに対向する一対の回路基板とにより、ダクトを構成することができ、装置を小型化することができる。
本発明によれば、気密性のハウジングを備えた電子機器の信頼性を向上させることができる。また、信頼性を向上させるとともに、安価に提供することができる。
特に、本発明によれば、回路基板と、当該回路基板に取り付けられたヒートシンクとを利用して気密性のハウジングを構成する電子機器を提供することができる。
本発明の実施の形態1による電子機器100の一構成例を示した外観斜視図である。 ハウジング1の一部を破断させて電子機器100の内部を示した斜視図である。 電子機器100を図1のA−A切断線により切断したときの断面図である。 電子機器100を図3のB−B切断線により切断したときの断面図である。 第1回路基板3Aの一構成例を示した図である。 第2回路基板3Bの一構成例を示した図である。 シールドパターン71A,72A,71B,72Bによる液体侵入防止の効果に関する説明図である。 本発明の実施の形態2による電子機器の一構成例を示した図である。 本発明の実施の形態3による電子機器の一構成例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。本明細書では、便宜上、鉛直方向、水平方向、前後方向、あるいは、上下左右の各方向を用いて説明するが、本発明による電子機器の使用時における姿勢を限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による電子機器100の一構成例を示した外観斜視図である。電子機器100は、湿潤環境下において使用される装置、例えば、めっき処理用電源装置であり、気密性のハウジング1と、冷却用のダクト2とを備えている。
ハウジング1は、電子機器100の筐体であり、外気の侵入を防止する気密性を有している。このため、電子機器100は、湿潤環境下で使用することができる。本明細書における湿潤環境とは、水、油、溶剤などの液状物質が気化した雰囲気や、ミスト状になって浮遊する雰囲気からなる環境をいう。このような湿潤環境下では、回路基板、電子部品などに液状物質が付着し、電気回路のショートが発生するおそれがある。このため、気密性のハウジング1を用いて、外気がハウジング1の内部に侵入するのを防止又は抑制することにより、電子機器100の信頼性が確保される。
ダクト2は、ハウジング1内で発生した熱をハウジング1外へ排出する電子機器100の冷却機構である。ダクト2は、ハウジング1内に形成された前後方向に延びる空間であり、両端に通気口20が形成され、当該空間内に外気を流通させることができる。つまり、ハウジング1内の空間は、外気が導入されるダクト2と、ダクト2を除く密閉空間とに区分され、密閉空間内には外気が侵入しないように構成されている。
ダクト2は、一対のヒートシンク41,42を備え、当該ヒートシンク41,42を介して、密閉空間内の熱が外部へ放出される。例えば、ハウジング1が直方体であれば、その対向する側面に通気口20がそれぞれ形成され、これらの通気口20を繋ぐ空間としてダクト2が形成される。このようなダクト2を設け、ダクト2内に外気を流通させることにより、効率的に排熱を行うことができる。
図2〜図4は、図1の電子機器100の内部構成の一例を示した図である。図2は、ハウジング1の一部を破断させて電子機器100の内部を示した斜視図である。図3は、電子機器100を図1のA−A切断線により切断したときの断面図である。図4は、電子機器100を図3のB−B切断線により切断したときの断面図である。
電子機器100は、直方体状のアウトラインフレーム10からなるハウジング1を備え、アウトラインフレーム10の前面及び背面には、一対の通気口20がそれぞれ形成されている。これらの通気口20には、格子状又は網状の通気口カバー(不図示)がそれぞれ取り付けられている。
ダクト2は、第1回路基板3A、第2回路基板3B、第1ヒートシンク41及び第2ヒートシンク42により構成され、ハウジング1内に形成されたダクトフレーム11に密着して固定されている。ダクト2の背面側には、冷却ファン12と通気口カバーが設けられ、前面側には通気口カバーが設けられ、冷却ファン12の作用により、通気口20を介して、ダクト2内を冷却用の外気が通過するように構成される。ダクト2の側面は、第1ヒートシンク41及び第2ヒートシンク42からなり、ダクト2の底面は第1回路基板3Aで構成され、天面は第2回路基板3Bで構成されている。
ダクト2と密閉空間とは、隙間なく区画されているため、外気は、通気口20を介してダクト2内を通過することができるが、密閉空間内には入り込まないようになっている。このため、密閉空間が外気に晒されることはなく、電子機器100を湿潤環境下で使用することができる。この様にして、回路基板3A,3B及びヒートシンク41,42をダクト2の一部として使用することにより、部品点数の削減及び装置全体の小型化を図ることができる。なお、アウトラインフレーム10及びダクトフレーム11は、金属製であることが望ましいが、樹脂製であってもよい。
アウトラインフレーム10は、ハウジングの外形に相当する構造部材であり、一対の通気口20が形成されている。例えば、互いに対向する側面に略矩形の通気口20がそれぞれ形成された直方体からなる。ダクトフレーム11は、ダクト2内の通気口20の近傍に配置された構造部材であり、第1ヒートシンク41及び第2ヒートシンク42をアウトラインフレーム10と連結する。アウトラインフレーム10及びダクトフレーム11は、金属製であることが望ましいが、樹脂製であってもよい。
ダクト2は、鉛直方向において互いに対向する一対の回路基板3A,3Bと、水平方向において互いに対向する一対のヒートシンク41,42とによって囲まれた断面を有する。一方、通気口20近傍の両端部では、一対の回路基板3A,3Bと、水平方向において対向する一対のダクトフレーム11とによって囲まれた断面を有する。ダクトフレーム11は、回路基板3A,3B及びヒートシンク41,42と密着することにより、密閉空間内に外気が侵入するのを防止する気密性を保つのに用いられている。
第1回路基板3Aは、ヒートシンク41,42の下方に水平方向に配置され、第2回路基板3Bは、ヒートシンク41,42の上方に水平方向に配置されている。第1回路基板3A及び第2回路基板3Bとして、例えば、略矩形の平板形状を有し、ガラスエポキシを主成分とするプリント基板が用いられる。また、前述のように、第1回路基板3A及び第2回路基板3Bは、その一部がハウジング1内のダクト2を構成する。つまり、第1回路基板3A及び第2回路基板3Bのうち、ダクトフレーム11及びヒートシンク41,42の内側の領域は、ダクト2の底面及び天面として用いられ、ダクト2の内側に相当する領域は外気に晒されている。このため、第1回路基板3A及び第2回路基板3Bのうち、ダクト2の内側の外気に晒される領域の表層部には回路パターンが形成されておらず、液状物質によるショートの発生を防止している。また、第1回路基板3A及び第2回路基板3Bのうち、ダクト2の外面を構成する領域と、ダクト2を構成していない領域とは、ハウジング1の密閉空間内に配置されている。
第1ヒートシンク41及び第2ヒートシンク42は、固定面としての上端面及び下端面を有し、下端面が第1回路基板3Aに取り付けられ、上端面が第2回路基板3Bに取り付けられている。ヒートシンク41,42と、回路基板3A,3Bとは、それぞれ螺子などの締結具51A,51B,52A,52Bを用いて固定される。ヒートシンク41,42は、いずれも外気の流通方向、つまり、図2における前後方向を長手方向とし、当該前後方向の端面410,420をダクト2内において露出させている。また、図2の左右方向において互いに対向するダクト2の内面を構成する放熱面413,423と、ダクト2の外面を構成する部品取付面414,424とを有する。
放熱面413,423は、ヒートシンク41,42のダクト2側の側面(内側面)であり、水平方向に張り出した多数の放熱フィンによって構成され、ダクト2の内壁を構成している。また、放熱面413,423は、ダクト2内において間隔をあけて対向するように配置されている。
部品取付面414,424は、ヒートシンク41,42の密閉空間側の側面(外側面)であり、ハウジング1の密閉空間内に配置されている。そして、電子部品6のパッケージの放熱面が部品取付面414,424に沿って接触するように、電子部品6が回路基板3A,3Bに実装されている。電子部品6は、クリップや螺子などを用いて部品取付面414,424に固定することができる。また、部品取付面414,424の前後方向の両端は、螺子などの締結具11nを用いて、ダクトフレーム11に密着して連結され、ダクト2内の外気が密閉空間内に入り込まないように構成されている。つまり、電子部品6は、ハウジング1の密閉空間内に取り付けられている。
冷却ファン12は、一方の通気口20から他方の通気口20へダクト2を貫通する気流を生成する手段である。冷却ファン12は、例えば、ダクト2内の一方の通気口20に設けられ、密閉空間内に外気が侵入しないようにダクト2に密着して配置されている。また、図示しないが、冷却ファン12とアウトラインフレーム10の背面との間には、通気口カバーが隙間なく取り付けられ、ダクト2の前面側とアウトラインフレーム10の前面との間には、通気口カバーが隙間なく取り付けられている。
図5は、第1回路基板3Aの一構成例を示した図であり、第1回路基板3Aを上方から平面視したときの様子が示されている。第1回路基板3Aには、第1ヒートシンク41が取り付けられるヒートシンク領域41Aと、第2ヒートシンク42が取り付けられるヒートシンク領域42Aと、1又は2以上の電子部品6を配置する部品配置領域6Aとが形成されている。
ヒートシンク領域41Aは、第1ヒートシンク41が配置される第1回路基板3A上の領域である。ヒートシンク領域41Aは、第1ヒートシンク41の下端面に対応する領域であり、第1ヒートシンク41を固定するための螺子穴が形成されている。例えば、図2の前後方向を長手方向、図2の左右方向を短手方向とする細長い矩形領域からなり、2以上の螺子穴が当該長手方向に配置されている。
ヒートシンク領域42Aは、第2ヒートシンク42が配置される第1回路基板3A上の領域である。ヒートシンク領域42Aは、第2ヒートシンク42の下端面に対応する領域であり、第2ヒートシンク42を固定するための螺子穴が形成されている。例えば、図2の前後方向を長手方向、図2の左右方向を短手方向とする細長い矩形領域からなり、2以上の螺子穴が当該長手方向に配置されている。
部品配置領域6Aは、1又は2以上の電子部品6が配置される第1回路基板3A上の領域であり、ヒートシンク領域41Aに隣接する。つまり、第1ヒートシンク41の部品取付面414と隣接する領域であり、例えば、部品取付面414に沿って延びる細長い領域として形成される。また、部品配置領域6A内には、電子部品6の電極端子を接続するための電極又はスルーホールが形成されている。図示したように、本実施の形態では、第1回路基板3Aには、第1ヒートシンク41に隣接する領域にのみ部品配置領域6Aが形成され、第1回路基板3Aの第2ヒートシンク42に隣接する領域には、回路が存在していない。ただし、必要に応じて第2ヒートシンク42に隣接する領域にも、回路を形成しても良い。
シールドパターン71A,72Aは、第1回路基板3Aの上面に形成された幅の狭い凸部であり、平面視すれば細長い形状を有する。このようなシールドパターン71A,72Aを設けることにより、外部の液状物質が、第1回路基板3Aと、ヒートシンク41,42との隙間を通って、密閉空間内に侵入するのを防止又は抑制することができる。また、密閉空間内に侵入した液状物質を部品配置領域6Aから遠ざけ、ショートの発生を防止することができる。
図6は、第2回路基板3Bの一構成例を示した図であり、第2回路基板3Bを下方から平面視したときの様子が示されている。第2回路基板3Bには、第2ヒートシンク42が取り付けられるヒートシンク領域42Bと、第1ヒートシンク41が取り付けられるヒートシンク領域41Bと、1又は2以上の電子部品6を配置する部品配置領域6Bとが形成されている。
ヒートシンク領域42Bは、第2ヒートシンク42が配置される第2回路基板3B上の領域である。つまり、ヒートシンク領域42Bは、第2ヒートシンク42の上端面に対応する領域であり、第2ヒートシンク42を固定するための螺子穴が形成されている。例えば、図2の前後方向を長手方向、図2の左右方向を短手方向とする細長い矩形領域からなり、2以上の螺子穴が当該長手方向に配置されている。
ヒートシンク領域41Bは、第1ヒートシンク41が配置される第2回路基板3B上の領域である。つまり、ヒートシンク領域41Bは、第1ヒートシンク41の上端面に対応する領域であり、第1ヒートシンク41を固定するための螺子穴が形成されている。例えば、図2の前後方向を長手方向、図2の左右方向を短手方向とする細長い矩形領域からなり、2以上の螺子穴が当該長手方向に配置されている。
部品配置領域6Bは、1又は2以上の電子部品6が配置される第2回路基板3B上の領域であり、ヒートシンク領域42Bに隣接する。つまり、第2ヒートシンク42の部品取付面424と隣接する領域であり、例えば、部品取付面424に沿って延びる細長い領域として形成される。また、部品配置領域6B内には、電子部品6の電極端子を接続するための電極又はスルーホールが形成されている。
シールドパターン71B,72Bは、第2回路基板3Bの下面に形成された幅の狭い凸部であり、平面視すれば細長い形状を有する。このようなシールドパターン71B,72Bを設けることにより、外部の液状物質が、第2回路基板3Bと、ヒートシンク41,42との隙間を通って、密閉空間内に侵入するのを防止又は抑制することができる。また、密閉空間内に侵入した液状物質を部品配置領域6Bから遠ざけ、ショートの発生を防止することができる。
図7は、シールドパターン71A,72A,71B,72Bによる液体侵入防止の効果に関する説明図である。シールドパターンは、回路基板上の他のパターンと同様に銅箔で形成された配線パターンであり、他の配線パターンとは電気的に分離され、電圧が印加されない配線パターンである。また、銅箔で形成されていることから、ガラス・エポキシ等からなる回路基板の基材と比較すれば、ヒートシンク41,42と熱膨張率が近い。なお、シールドパターンの厚みが充分で、ヒートシンク41,42との熱膨張率が近ければ、シールドパターン上に絶縁のためのレジスト膜を形成しても良い。
図7に示した通り、ヒートシンク41,42は、締結具51A,51B,52A,52Bにより、回路基板3A,3Bに固定される。このとき、ヒートシンク41,42の下端面及び上端面は、各シールドパターン71A,72A,71B,72Bと対向する。各シールドパターン71A,72A,71B,72Bは幅の狭い凸状であるため、ヒートシンク41,42の下端面と上端面は、シールドパターン71A,72A,71B,72Bと線接触に近い状況で対向することになる。このため、締結具51A,51B,52A,52Bによる締結力をシールドパターン71A,72A,71B,72Bに集中させることができ、ヒートサイクルが繰り返された場合であっても、シールドパターン71A,72A,71B,72Bと、ヒートシンク41,42との間に隙間が生じにくい。その結果、毛細管現象により、外部の液状物質が上記隙間を通って、密閉空間内に侵入するのを抑制することができる。以下では、各シールドパターン71A,72A,71B,72Bの効果について順に説明する。
(1)シールドパターン71A
図5に示した通り、シールドパターン71Aは、部品取付面414と対向する取付面対向部81と、取付面対向部81の両端を密閉空間内に引き込む引込部82と、引込部82を第1回路基板3Aの周縁部へつなげる終端部83とを有する。
取付面対向部81は、ヒートシンク領域41A内において、部品取付面414に沿って延びる細長い形状、例えば、直線形状からなる。取付面対向部81は、ヒートシンク領域41Aの短手方向よりも狭い幅を有し、ヒートシンク領域41Aの長手方向において部品配置領域6Aの両端よりも外側まで延びている。シールドパターン71Aの幅を狭くすることにより、第1回路基板3A及び第1ヒートシンク41の締結力をシールドパターン71Aに集中させることができる。また、ダクト2側から見て、部品配置領域6Aの全体をシールドパターン71Aで覆うことにより、ダクト2内の液状物質が部品配置領域6Aに向かって侵入するのを防止することができる。
引込部82は、取付面対向部81の両端から密閉空間内へ延びる細長い形状、例えば直線形状からなる。つまり、引込部82は、ヒートシンク領域41Aの短手方向に延び、ヒートシンク41の部品取付面414と交差する。取付面対向部81の両端をヒートシンク領域41A内において屈曲させ、密閉空間内へ引き込むことにより、部品配置領域6Aの両端の外側にもシールドパターン71Aを配置することができる。
取付面対向部81は、ヒートシンク領域4Aの端部に達していないため、外部の液状物質が、ヒートシンク領域41Aの両端を通って、密閉空間内に侵入する可能性がある。このため、引込部82を設けることにより、液状物質が、ヒートシンク領域41Aの長手方向から取付面対向部81を回り込むことによって部品配置領域6Aに到達するのを防止することができる。なお、密閉空間内に侵入した液状物質は、その表面張力により、第1回路基板3Aの表面に沿って移動するため、シールドパターン71Aは、密閉空間内においても、液状物質の障壁として機能する。
終端部83は、密閉空間内の引込部82をヒートシンク領域41Aの長手方向に屈曲させ、部品取付面414と略平行に延び、第1回路基板3Aの周縁部に到達する。ヒートシンク領域4Aの両端を通って密閉空間内に侵入した液状物質は、表面張力によって、第1回路基板3Aの表面を移動している限り、引込部82及び終端部83を越えることができない。このため、僅かな液状物質が密閉空間内に侵入したとしても、第1回路基板3A上におけるシールドパターン71Aよりも右側の領域に到達するのを防止している。
シールドパターン71Aよりも右側の領域内、つまり、ダクト2から見てシールドパターン71Aよりも遠い第1回路基板3A上の領域内には、図示しない回路素子や配線パターンが設けられている。このため、終端部83を設けて、シールドパターン71Aを第1回路基板3Aの周縁部まで到達させることにより、侵入した液状物質が、これらの回路素子や配線パターンに到達するのを防止することができる。少なくとも、終端部83が部品配置領域6Aを横切ることなく、第1回路基板3Aの周縁部に到達するように形成されていれば、密閉空間内に侵入した液状物質が部品配置領域6Aに到達するのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、第1ヒートシンク41からアウトラインフレーム10の右側面までの距離が長く、第1回路基板3Aは、第1ヒートシンク41よりも右側に広い面積を有しているため、密閉領域内に進入した液状物質が、第1回路基板3A上で広がらないように終端部83が設けられている。しかしながら、第1ヒートシンク41からアウトラインフレーム10の右側面までの距離が短ければ、終端部83を省略し、引込部82を第1回路基板3Aの右端まで延長するように構成することもできる。
(2)シールドパターン72A
図5に示した通り、シールドパターン72Aは、部品取付面424と対向する取付面対向部81と、取付面対向部81の両端を密閉空間内に引き込む引込部82とを有する。
取付面対向部81は、ヒートシンク領域42A内において、部品取付面424に沿って延びる細長い形状、例えば、直線形状からなる。取付面対向部81は、ヒートシンク領域42Aの短手方向よりも狭い幅を有し、ヒートシンク領域42Aの長手方向の両端付近まで延びているが、当該両端には到達しないように形成される。シールドパターン72Aの幅を狭くすることにより、第1回路基板3A及び第2ヒートシンク42の間の圧力をシールドパターン72Aに集中させることができる。
引込部82は、取付面対向部81の両端から第1回路基板3Aの左端部まで、密閉空間内へ延びる。つまり、引込部82は、ヒートシンク領域42Aの短手方向に延び、ヒートシンク42の部品取付面424と交差する。更に、引込部82は、第1回路基板3Aの周縁部まで延びる。このため、僅かな液状物質が、取付面対向部81の両端よりも外側を通って密閉空間内に侵入した場合であっても、シールドパターン72Aが障壁となり、第2ヒートシンク42からシールドパターン72Aよりも遠い第1回路基板3A上の領域に到達するのを防止できる。
なお、本実施の形態では、第2ヒートシンク2からアウトラインフレーム10の左側面までの距離が短く、第1回路基板3Aは、第1ヒートシンク42よりも左側に狭い面積しか有していないため、終端部83を設けることなく、引込部82が第1回路基板3Aの周縁部まで直線的に延びている。しかしながら、シールドパターン71Aと同様にして、ヒートシンク領域42Aの長手方向に延びる終端部83を形成すれば、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態の場合には、第1回路基板3A上における第2ヒートシンク42よりも左側の領域内、つまり、第2ヒートシンク42と、アウトラインフレーム10の左側面とにより挟まれた第1回路基板3A上の領域内には、回路素子や回路パターンが存在しない。このため、引込部82を備えることなく、一本の直線状の取付面対向部81のみでシールドパターン72Aを構成してもよい。
(3)シールドパターン71B,72B
シールドパターン71B,72Bは、シールドパターン71A,72Aと同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。また、第2回路基板3B上にシールドパターン71B,72Bを設けることにより、シールドパターン71A,72Aと同様の効果、すなわち、外部の液状物質が密閉空間内に侵入するのを抑制することができる。
なお、ダクト2内の液状物質は、重力の作用により下方へ移動することから、ダクト2から密閉空間への液状物質の侵入は、主として、下側に配置された第1回路基板3Aと、ヒートシンク41,42との隙間を介して発生すると考えられる。従って、上側に配置された第2回路基板3Bに形成されるシールドパターン71B,72Bは、引込部82及び終端部83を備えず、一本の直線状の取付面対向部81のみで構成されるものであってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、シールドパターン71A,72A,71B,72Bとして、同一のヒートシンク領域内に1本の取付面対向部81が形成される例について説明した。これに対し、本実施の形態では、同一のヒートシンク領域内に2本の取付面対向部811,812が形成される場合について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2による電子機器100の一構成例を示した図であり、図5と同様にして、第1回路基板3Aを上方から平面視したときの様子が示されている。第1回路基板3A上には、シールドパターン73,74が形成されている。シールドパターン73,74を図5のシールドパターン71A,72A(実施の形態1)と比較すれば、いずれも2本の取付面対向部811,812を有する点でのみ異なる。
シールドパターン73を構成する2本の取付面対向部811,812は、いずれもヒートシンク領域41A内において、ヒートシンク41の部品取付面414に沿って延びる細長い形状、例えば、直線形状を有する。このような構成を採用することにより、ダクト2側から見て、部品配置領域6Aの全体を2本の取付面対向部811,812で覆うことができる。このため、外部の液状物質は、2本の取付面対向部811,812を越えなければ、部品配置領域6Aに到達することができない。従って、部品配置領域6A内におけるショートの発生をより確実に防止することができる。
また、取付面対向部811,812の両端は、共通の引込部82に接続され、一対の取付面対向部811,812と一対の引込部82で囲まれた閉領域85が、ヒートシンク領域41A内に形成される。このため、外側の取付面対向部811を越えた液状物質が、上記閉領域85内にトラップされる。このため、内側の取付面対向部812の両側を回り込んで、ハウジング1内に侵入するのを抑制することができる。
また、締結具51Aが、取付面対向部811,812の間に配置されている。このため、取付面対向部811,812に対し、締結力を均等に分散することができるので、液状物質の侵入をより効果的に防止することができる。
なお、シールドパターン74についても全く同様であるため、重複する説明を省略する。また、図示しないが第2回路基板3Bのシールドパターンについても、同様の構成を採用することができる。
本実施の形態による電子機器100は、シールドパターン73として、2以上の取付面対向部811,812が第1回路基板3A上に形成される。このような構成を採用することにより、ハウジング1を構成する第1回路基板3A及びヒートシンク41の隙間から、ハウジング1内に液状物質が侵入するのを効果的に防止又は抑制することができる。
また、本実施の形態による電子機器100は、ヒートシンク41が、第1回路基板3Aを貫通する締結具51Aにより、回路基板3Aに取り付けられ、締結具51Aが、シールドパターン73を構成する取付面対向部811,812の間に配置されている。このような構成を採用することにより、2以上の取付面対向部811,812に対し、第1回路基板3A及びヒートシンク41の締結力を均等に集中させることができる。このため、ハウジング内のダクト2を構成する第1回路基板3A及びヒートシンク41の隙間から、ハウジング1内に液状物質が侵入するのを効果的に防止又は抑制することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、同一のヒートシンク領域内に2本の取付面対向部811,812が形成される例について説明した。これに対し、本実施の形態では、同一のヒートシンク領域内に3本の取付面対向部811〜813が形成される例について説明する。
図9は、本発明の実施の形態3による電子機器の一構成例を示した図であり、図8と同様にして、第1回路基板3Aを上方から平面視したときの様子が示されている。第1回路基板3A上には、シールドパターン75,76が形成されている。シールドパターン75,76を図8のシールドパターン73,74(実施の形態2)と比較すれば、3本の取付面対向部811〜813を有する点でのみ異なる。
シールドパターン75を構成する3本の取付面対向部811〜813は、いずれもヒートシンク領域41A内において、ヒートシンク41の部品取付面414に沿って延びる細長い形状、例えば、直線形状を有する。このような構成を採用することにより、外部の液状物質は、3本の取付面対向部811〜813を越えなければ、部品配置領域6Aに到達することができない。従って、液状物質が、ダクト2から部品配置領域6Aへ侵入するのをより確実に防止することができる。
また、3本の取付面対向部811〜813の両端は、共通の引込部82に接続され、ヒートシンク領域41A内には、2つの閉領域85,86が形成される。閉領域85は、取付面対向部811,812及び引込部82によって囲まれた領域であり、閉領域86は、取付面対向部812,813及び引込部82によって囲まれた領域である。このような構成により、外側の取付面対向部811を越えた液状物質は、閉領域85にトラップされる。従って、当該液状物質が、より内側の取付面対向部812,813の両側を回り込んで、ハウジング1内に侵入するのを抑制することができる。また、さらに取付面対向部812を越えた液状物質は、閉領域86にトラップされる。従って、当該液状物質が、より内側の取付面対向部813の両側を回り込んで、ハウジング1内に侵入するのを抑制することができる。
隣接する取付面対向部811〜813の間隔は、部品取付面に近づくほど狭くなっていることが望ましい。より外側の閉領域85の方が液状物質がより侵入しやすいため、より内側の閉領域86よりも広い面積を確保することにより、より多くの液状物質をより安全にトラップすることができる。
締結具51Aは、取付面対向部811〜813で挟まれたいずれかの閉領域85,86に配置されている。このため、取付面対向部811〜813に対し、締結力が均等に分散され、液状物質の侵入をより効果的に防止することができる。特に、締結具51Aが、最も外側の閉領域85に配置されることが望ましい。
なお、シールドパターン76についても全く同様であるため、重複する説明を省略する。また、図示しないが第2回路基板3Bのシールドパターンについても、同様の構成を採用することができる。
本実施の形態による電子機器100は、第1回路基板3A上に、シールドパターン75を構成する3以上の取付面対向部811〜813が形成され、隣接する取付面対向部811〜813の間隔は、部品取付面414に近づくほど狭くなる。このような構成により、隣接する取付面対向部811〜813間に滞留することができる液状物質の量が、部品取付面414から離れるほど多くなるように構成することができる。このため、より外側の取付面対向部811,812間において液状物質が溢れて、より内側の取付面対向部812,813間に送り込まれるのを防止することができる。
なお、上記実施の形態では、同一のヒートシンク領域内に1〜3本の取付面対向部811〜813が形成される場合について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。つまり、同一のヒートシンク領域内に4本以上の取付面対向部81を形成するものであってもよい。
また、上記実施の形態では、シールドパターン71A,71B,72A,72B,73〜76が、引込部82や終端部83を備える例について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。例えば、引込部82及び終端部83を有しない構成であってもよい。さらに、引込部82、終端部83を複数形成し、これらを適宜組み合わせることもできる。
また、上記実施の形態では、ダクト2が、一対のヒートシンク41,42と、一対の回路基板3A,3Bとによって構成される例について説明したが、本発明が適用される電子機器は、このような構成のみに限定されない。すなわち、ダクト2が、少なくとも一つのヒートシンク41と、当該ヒートシンク41が固定された少なくとも一つの回路基板3Aとによって構成される電子機器にも本発明を適用することができる。
例えば、第2回路基板3Bに代えて、ダクト2の天面を板金で構成し、当該板金をヒートシンク41,42に溶接するなどして固定した電子機器にも本発明を適用することができる。また、第2ヒートシンク42に代えて、ダクト2の左側面を板金で構成し、当該板金及び回路基板3A,3Bの隙間をシリコンゴムなどでシールした電子機器にも本発明を適用することができる。さらに、ダクト2の天面及び左側面をともに板金で構成した電子機器にも本発明を適用することができる。
1 ハウジング
10 アウトラインフレーム
11 ダクトフレーム
11n 締結具
12 冷却ファン
2 ダクト
20 通気口
3A,3B 回路基板
41,42 ヒートシンク
41A,41B,42A,42B ヒートシンク領域
410,420 端面
413,423 放熱面
414,424 部品取付面
51A,51B,52A,52B 締結具
6 電子部品
6A,6B 部品配置領域
71A,71B,72A,72B,73〜76 シールドパターン
81,811〜813 取付面対向部
82 引込部
83 終端部
85,86 閉領域
100 電子機器

Claims (7)

  1. 前後方向に延び、両端が開放されたダクトがハウジング内に形成され、上記ダクトを除く上記ハウジング内に密閉空間が形成された電子機器において、
    フィンが形成された上記ダクト側の放熱面、その反対側の部品取付面、及び、上記放熱面及び上記部品取付面と交差し、前後方向に細長い形状からなる固定面を有するヒートシンクと、
    上記部品取付面に接触する電子部品と、
    上記ヒートシンク及び上記電子部品が取り付けられ、上記ヒートシンクとともに上記ダクトの少なくとも一部を構成する回路基板とを備え、
    上記回路基板上には、上記ヒートシンクが配置されるヒートシンク領域と、上記ヒートシンク領域に隣接し、上記電子部品が配置される部品配置領域とを有するとともに、凸状パターンからなるシールドパターンが形成され、
    上記シールドパターンは、上記ヒートシンク領域の短手方向の幅よりも十分に狭い幅を有し、上記ヒートシンク領域内において前後方向に延び、上記部品配置領域の両端よりも外側に達することを特徴とする電子機器。
  2. 上記回路基板上には、2以上の上記シールドパターンが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記ヒートシンクは、上記回路基板を貫通する締結具により、上記回路基板に取り付けられ、
    上記締結具は、上記シールドパターン間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 上記回路基板上には、3以上の上記シールドパターンが形成され、
    隣接するシールドパターンの間隔は、上記部品取付面に近づくほど狭くなることを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 上記シールドパターンは、前後方向における上記部品配置領域の両端よりも外側において、上記部品取付面と交差することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 上記ダクトは、左右方向において互いに対向する一対の上記ヒートシンクと、上下方向において互いに対向する上記回路基板と天面とによって構成され、
    上記ヒートシンクは、上下方向において互いに反対側となる一対の固定面を有し、一方の固定面は、上記シールドパターンを挟んで上記回路基板と対向し、他方の上記固定面は、上記天面と対向することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 上記ダクトは、左右方向において互いに対向する一対の上記ヒートシンクと、上下方向において互いに対向する一対の上記回路基板とによって構成され、
    上記ヒートシンクは、上下方向において互いに反対側となる一対の固定面を有し、一方の上記固定面は、上記シールドパターンを挟んで一方の上記回路基板と対向し、他方の上記固定面は、上記シールドパターンを挟んで他方の上記回路基板と対向することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子機器。
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