JP2020200095A - キャップおよび容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物に内容物を供給するために傾けた際にも、舌状部の脇部から内容物が漏出することを抑制できるキャップを提供する。【解決手段】軸線C方向に延びる計量筒部41と、計量筒部の軸線方向の先端に軸線を中心とする周方向の一部に設けられ、軸線方向に突出する舌状部60とを有する。計量筒部は、計量筒部で計量される内容物の最大量が規定される。舌状部は、周方向の所定位置を中心に設けられた突端部61と、突端部の周方向両側に設けられ、突端部と計量筒部の先端面とをつなぐつなぎ部62とを有する。周方向の所定位置で突端部の内面における軸線C方向先端を通る接線を含み、計量筒部の内面との間で最大量となる容積を形成する仮想平面VPを設定したときに、つなぎ部の端面62Aは、仮想平面に対して仮想平面の法線方向で計量筒部の開口部側に離間している。【選択図】図4

Description

本発明は、キャップおよび容器に関するものである。
一般に、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状の内容物を収容する容器では、ノズルを有しボトル(容器本体)の口部に装着されるノズルキャップと、ノズルから注出される内容物を計量する計量筒部を有し、容器に着脱自在に装着される計量キャップとを有するものがある(例えば、特許文献1)。
上記の容器においては、計量キャップを容器から外して容器本体を傾け(傾注し)、ノズルの注ぎ口から内容物を計量筒部に注入して計量し、対象物に内容液を直接塗布、滴下するために計量筒部の先端を舌状に突出させる構成が開示されている。
特許第3946922号公報
しかしながら、上述したようなキャップでは、舌状部の形状や大きさによっては、対象物に内容液を塗布、滴下するために傾けた際に、内容物が舌状部の先端に到達する前に、舌状部の脇部から流出して、対象物以外の場所に液だれが生じる可能性がある。この問題は、内容物が液体でなく粒体や粉体においても生じる可能性がある。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、対象物に内容物を供給するために傾けた際にも、舌状部の脇部から内容物が漏出することを抑制できるキャップおよび容器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、軸線方向に延びる計量筒部と、前記計量筒部の前記軸線方向の先端に前記軸線を中心とする周方向の一部に設けられ、前記軸線方向に突出する舌状部と、を有し、前記計量筒部は、当該計量筒部で計量される内容物の最大量が規定され、前記舌状部は、前記周方向の所定位置を中心に設けられた突端部と、前記突端部の周方向両側に設けられ、前記突端部と前記計量筒部の先端面とをつなぐつなぎ部とを有し、前記周方向の所定位置で前記突端部の内面における前記軸線方向先端を通る接線を含み、前記計量筒部の内面との間で前記最大量となる容積を形成する仮想平面を設定したときに、前記つなぎ部の端面は、前記仮想平面に対して前記仮想平面の法線方向で前記計量筒部の開口部側に離間しているキャップが提供される。
また、上記本発明の一態様に係るキャップにおいて、前記計量筒部は、当該計量筒部で計量される内容物の最大量が規定される指標を少なくとも表示する表示部を有することを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係るキャップにおいて、前記軸線方向は鉛直方向であり、前記計量筒部で計量される内容物の最大量は、前記計量筒部の前記舌状部を除いた最大容量で規定されることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係るキャップにおいて、前記つなぎ部の端面と前記仮想平面との距離は、2mm以下であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係るキャップにおいて、前記計量筒部は、内部における前記周方向の前記所定位置に、前記軸線方向に延び前記軸線と直交する断面がV字状に形成された溝部と、前記周方向で前記溝部とは異なる位置に形成され、前記軸線と直交する断面が前記軸線を中心とする円弧状の円筒状部とを有し、前記軸線と直交する断面において、前記溝部は、前記円筒状部に外接する外接円内に配置されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様に従えば、第1の態様のキャップと、前記キャップが同軸で直接的又は間接的に着脱可能に装着され、内容物を収納する容器本体と、を備えることを特徴とする容器が提供される。
本発明では、対象物に内容物を供給するために傾けた際にも、舌状部の脇部からの内容物の漏出を抑制することが可能になる。
第1実施形態に係る計量キャップ付き容器1の正立状態の頂部の縦断面図である。 蓋部44が下側に配置された計量キャップ4の外観斜視図である。 蓋部44を下側に配置した状態で計量キャップ4を上側から見た平面図である。 位置Aおよび中心軸Cを含む平面での計量キャップ4の断面図である。 第2実施形態に係る計量キャップ4の外観斜視図である。 第3実施形態に係る計量キャップ4の外観斜視図である。 蓋部44を下側に配置した状態で第3実施形態に係る計量キャップ4を上側から見た平面図である。 比較例1の計量キャップの断面図である。
以下、本発明のキャップおよび容器の実施の形態を、図1乃至図8を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る計量キャップ付き容器(容器)1の正立状態の頂部の縦断面図である。計量キャップ付き容器1は、内容物を収納する容器本体2と、容器本体2における頂部に位置する口部3の外側(外周側)に同軸で直接的に着脱可能に装着される計量キャップ(キャップ)4と、口部3に装着される中栓6とを備えている。
容器本体2は、例えば、ポリエチレン等のオレフィン系合成樹脂を用いたブロー成形により一体形成されている。容器本体2は、内容物として、例えば、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収容するための収容空間2aを有している。容器本体2の口部3は、上下方向に延びる中心軸(軸線)Cを中心とする円筒状に形成されている。口部3は、収容空間2aを上方に向けて開放している。口部3の外周には、中心軸C周りに雄ねじ部3aが形成されている。
以下の説明では、中心軸Cに沿った方向を中心軸方向、中心軸Cに直交する方向を径方向、中心軸Cを中心とする軸周り方向を周方向と適宜称する。また、中心軸方向における口部3の開放側を上方、口部3のボトル内方側を下方と適宜称して説明する。
中栓6は、例えば、ポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成形により形成されている。中栓6は、中心軸Cに沿って延び口部3の内周面3bと嵌合する筒状部31、筒状部31の上方側の端部から径方向外側に張り出し口部3の上端に上方から係合する環状のフランジ部32、筒状部31の底部に設けられた底壁部33、及び底壁部33から上方に突出するノズル34を備えている。
ノズル34は、底壁部33から上方に延びている。ノズル34は、U字状の断面形状を有する樋状に形成されている。断面U字状をなすノズル34の内部は、底壁部33に形成された連通部36によって、容器本体2の収容空間2aと連通している。
計量キャップ4は、例えば、ポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成形により形成されている。計量キャップ4は、計量筒部41、フランジ部43、螺着部42および舌状部60を有している。
計量筒部41は、筒状部31の内部に入り込みノズル34の周囲を取り囲む位置に配置され上端に蓋部44を有する有蓋円筒状に形成されている。フランジ部43は、計量筒部41の中心軸C方向の中途から径方向外側に突出する。螺着部42は、フランジ部43の径方向外側の端縁から下方に延びる円筒状に形成されている。計量筒部41の蓋部44は、中心軸Cと直交しており、計量筒部41の開口部を上方に向けた状態で安定して載置することが可能である。計量筒部41及び螺着部42は、中心軸Cを中心とする同軸に配置されている。
螺着部42は、計量筒部41の径方向外側に間隔をあけて配置されている。螺着部42の内周面には、口部3の雄ねじ部3aと螺合する雌ねじ部42aが形成されている。計量キャップ4は、螺着部42の雌ねじ部42aが口部3の雄ねじ部3aと螺合して容器本体2に装着されたときに、フランジ部43の下方側が中栓6のフランジ部32を介して口部3の上端部を押圧することで、口部3の開口部を閉塞する。
図2は、蓋部44が下側に配置された計量キャップ4の外観斜視図である。
計量キャップ4は、透明または半透明に構成されており、計量キャップ4の蓋部44を下側に配置した状態で計量筒部41内に注入した洗剤等の内容物と、計量筒部41の外周面(周面)41aに配置され内容物の計量に関する情報を表示する計量表示部(表示部)50との相対位置を外方から視認可能である。
計量表示部50は、内容物の計量筒部41への注入量が、例えば標準量(あるいは最小量)の10ccであることを示す計量表示部50Aと、内容物の計量筒部41への注入量が最大量である20ccであることを示す計量表示部50Bとを有している。計量表示部50Aは、内容物の注入量が標準量(あるいは最小量)であるときの液位を示す線部51を指標として有する。計量表示部50Bは、内容物の注入量が最大量であるときの液位を示す線部54を指標として有する。
上記の計量表示部50A、50Bは、例えば、インクジェット方式による印字、計量キャップ4を射出成形する際に用いられる金型に形成した文字、記号、線部等の転写等により形成することができる。
舌状部60は、計量キャップ4の蓋部44を下側に配置した状態における計量筒部41の上側(開口部側)の端面(先端面)56に中心軸C方向に突出して設けられている。舌状部60は、計量筒部41の上側の端面56における周方向の一部に設けられている。舌状部60は、突端部61およびつなぎ部62とを有している。
図3は、計量キャップ4の蓋部44を下側に配置した状態で計量キャップ4を上側から見た平面図である。
図3に示すように、突端部61は、周方向において位置(所定位置)Aを中心に設けられている。突端部61は、中心軸C方向に突出する高さが一定に形成されている。つなぎ部62は、突端部61の周方向端部と端面56とをつなぐ。つなぎ部62は、突端部61を挟んだ周方向の両側に設けられている。突端部61およびつなぎ部62の内側の面(中心軸Cに臨む面)は、計量筒部41の内周面41bと面一である。
図4は、位置Aおよび中心軸Cを含む平面での計量キャップ4の断面図である。
図4に示すように、つなぎ部62の上方に臨む端面62Aは、仮想平面VPに対して仮想平面VPの法線方向で計量筒部41の開口部側に離間している。仮想平面VPと端面62Aとの距離Wとしては、0mmを超え(例えば、0.3mm)、2.0mm以下である。仮想平面VPと端面62Aとが平行ではなく、距離が一定ではない場合には、仮想平面VPと端面62Aとの最小距離が0mmを超え(例えば、0.3mm)、仮想平面VPと端面62Aとの最大距離が2.0mm以下である。
仮想平面VPは、図3および図4に示すように、周方向の位置Aで突端部61の内面における中心軸C方向先端を通る接線Lを含み、計量筒部41の内面との間で上述した内容物の最大量(ここでは20cc)となる容積の空間Bを形成する平面で設定される。
上記構成の計量キャップ4および計量キャップ付き容器1においては、まず口部3の雄ねじ部3aと螺着部42の雌ねじ部42aの螺合を解除する方向に計量キャップ4を周方向に回転させ、計量キャップ4を容器本体2から離脱させる。
次に、計量筒部41の開口部を上方に向けた状態で、容器本体2を傾けて容器本体2に収容された内容物を中栓6のノズル34を介して計量筒部41の内部に注入して計量する。ここでは、規定された最大量の内容物が計量筒部41に注入されたものとして説明する。
規定される最大量の内容物が計量筒部41に注入された計量キャップ4を、位置Aが下側となる状態で傾ける。計量キャップ4を傾けて、内容物の表面が周方向の位置Aで突端部61の内面における中心軸C方向先端に達したときに、内容物の表面は図4に示した仮想平面VPと面一、且つ、水平となる。従って、内容物は、空間Bに収容されることになる。
つなぎ部62の端面62Aは、計量キャップ4を傾けて、内容物の表面が周方向の位置Aで突端部61の内面における中心軸C方向先端に達したときの内容物の表面と面一の仮想平面VPに対して、仮想平面VPの法線方向(すなわち鉛直方向)で上方に離間しているため、内容物が突端部61の内面における中心軸C方向先端に到達する前に端面62Aから漏出することを抑制できる。
なお、計量筒部41に注入された内容物が、規定された最大量よりも少ない場合、内容物の液面VP2は、図4に示すように、端面62Aからの距離が仮想平面VPよりも大きくなり、内容物が突端部61の内面における中心軸C方向先端に到達する前に端面62Aから漏出することを一層抑制できる。
以上のように、本実施形態の計量キャップ4では、規定された最大量の内容物を対象物に供給する場合でも、内容物が突端部61の内面における中心軸C方向先端に到達する前に端面62Aから漏出することを抑制することができる。
また、本実施形態の計量キャップ4では、仮想平面VPと端面62Aとの距離Wを2mm以下とすることにより、突端部61およびつなぎ部62を含めた舌状部60の周方向の長さと、突端部61の周方向の長さとの差が大きくなることを抑制できる。そのため、舌状部60を介した内容物の供給幅を、視認性に優れた突端部61の幅に近づけることができ、対象物における所望の箇所にピンポイントで内容物を供給することができる。特に、内容物が液状体である場合には、液状体の表面張力によって内容物の供給幅をさらに突端部61の幅に近づけることができ、内容物を供給する位置の精度をさらに高めることができる。
[第2実施形態]
続いて、計量キャップ4の第2実施形態について、図5を参照して説明する。
これらの図において、図1乃至図4に示す第1実施形態の計量キャップ4の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
上記第1実施形態では、計量キャップ4における内容物の最大量は計量表示部50Bの表示で規定されていたが、第2実施形態では計量筒部41の舌状部60を除いた最大容量(容積、摺り切り)で規定される場合について説明する。
図5は、第2実施形態に係る計量キャップ4の外観斜視図である。
図5に示す計量キャップ4は、内容物の最大量が計量筒部41の舌状部60を除いた最大容量で規定される。内容物の最大量が計量筒部41の舌状部60を除いた最大容量で規定されることを示すために、計量表示部50Bとして、計量筒部41における中心軸C方向の上端を指し示す矢印が表示されている。尚、計量筒部41で計量される内容物の最大量が、計量筒部41の舌状部60を除いた最大容量で規定される場合、すなわち、計量筒部41における中心軸C方向の上端により規定される場合には、計量表示部50Bの表示は省略してもよい。
本実施形態におけるつなぎ部62の端面62Aは、計量筒部41の舌状部60を除いた最大容量で規定される最大量となる容積の空間を、計量筒部41の内面との間で形成する上述の接線Lを含む仮想平面VPに対して、仮想平面VPの法線方向で計量筒部41の開口部側に離間して設けられている。本実施形態においても、仮想平面VPと端面62Aとの距離としては、最小距離が0mmを超え、仮想平面VPと端面62Aとの最大距離が2.0mm以下である。
上記構成の計量キャップ4および計量キャップ付き容器1においては、計量筒部41の開口部を上方に向けた状態で、容器本体2を傾けて容器本体2に収容された内容物を中栓6のノズル34を介して計量筒部41の内部に注入して計量する。このとき、内容物は、例えば、表面が計量筒部41の上方側の端面56と面一とすることにより、内容物は、計量キャップ4に規定される最大量として計量される。
規定される最大量の内容物が計量筒部41に注入された計量キャップ4を、位置Aが下側となる状態で傾ける。計量キャップ4を傾けて、内容物の表面が周方向の位置Aで突端部61の内面における中心軸C方向先端に達したときに、内容物の表面は仮想平面VPと面一、且つ、水平となる。
つなぎ部62の端面62Aは、計量キャップ4を傾けて、内容物の表面が周方向の位置Aで突端部61の内面における中心軸C方向先端に達したときの内容物の表面と面一の仮想平面VPに対して、仮想平面VPの法線方向(すなわち鉛直方向)で上方に離間しているため、上記第1実施形態と同様に、内容物が突端部61の内面における中心軸C方向先端に到達する前に端面62Aから漏出することを抑制できる。このように、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。
[第3実施形態]
続いて、計量キャップ4の第3実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。
これらの図において、図1乃至図4に示す第1実施形態の計量キャップ4の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。また、図6及び図7においては、計量表示部50の図示を省略している。
図6は、第3実施形態に係る計量キャップ4の外観斜視図である。図7は、計量キャップ4の蓋部44を下側に配置した状態で第3実施形態に係る計量キャップ4を上側から見た平面図である。
図6および図7に示すように、計量キャップ4の計量筒部41は、周方向の位置Aに中心軸C方向と直交する断面がV字状に形成された交差壁部71と、周方向で交差壁部71とは異なる位置に形成され断面が中心軸Cを中心とする円弧状に形成された円筒状部72とを有している。交差壁部71および円筒状部72は、中心軸C方向に延びて形成されている。
交差壁部71は、周方向の位置Aにおいて交差している。交差壁部71は、周方向の位置Aにおいて、中心軸Cに臨む内側に溝部70を有している。溝部70は、図7に示すように、円筒状部72に外接する外接円内に配置されている。従って、溝部70が中栓6と干渉することを防止できる。
本実施形態の突端部61は、周方向の位置Aにおいて、溝部70が中心軸C方向で最も上側に突出した頂点である。本実施形態のつなぎ部62は、突端部61と計量筒部41の端面56とをつなぐ。つなぎ部62が端面56と交差する周方向の位置は、交差壁部71と円筒状部72とが交差する周方向の位置である。交差壁部71の内面と、突端部61およびつなぎ部62(舌状部60)の内面とは面一である。
つなぎ部62の上方に臨む端面62Aは、仮想平面VPに対して仮想平面VPの法線方向で計量筒部41の開口部側に離間している。本実施形態の仮想平面VPは、例えば、計量表示部で規定される内容物の最大量、あるいは計量筒部41の舌状部60を除いた最大容量で規定される内容物の最大量となる容積の空間を、計量筒部41の内面との間で形成する上述の接線Lを含む平面である。
本実施形態の計量キャップ4においては、上記第1実施形態および第2実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、規定される最大量の内容物が計量筒部41に注入された計量キャップ4を、位置Aが下側となる状態で傾けた際に、内容物の表面が周方向の位置Aで突端部61の内面における中心軸C方向先端に達したときの幅を小さくできる。そのため、本実施形態の計量キャップ4においては、よりピンポイントで対象物に内容物を供給(塗布、滴下)することが可能になる。
[実施例]
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1〜3、比較例1〜2)
第1実施形態で説明した計量キャップにおいて、仮想平面からつなぎ部の端面までの距離が[表1]に示す仕様となる実施例1〜3、比較例1〜2のサンプルを作製した。仮想平面からつなぎ部の端面までの距離については、仮想平面に対して開口側に位置する場合を正の値、仮想平面に対して蓋部44側に位置する場合を負の値とした。実施例1〜3、比較例2については、仮想平面とつなぎ部の端面との距離を一定とした。比較例1については、図8に示すように、つなぎ部の端面の下端部が仮想平面よりも蓋部44側に位置するサンプルである。比較例1のように、仮想平面とつなぎ部の端面とが平行ではなく距離が一定ではない場合は、仮想平面からつなぎ部の端面までの最大距離を距離として記載した。
[評価項目]
規定される最大量の内容物を計量筒部に計量した計量キャップを傾けた際の「つなぎ部端面での液だれ有無」、「塗布特性」について評価した。「つなぎ部端面での液だれ有無」の評価については、液だれが「無」のときを「○」とし、液だれが「有」のときを「×」とした。「塗布特性」の評価については、良好な吐出幅で塗布できる場合を「○」とし、吐出幅が広く塗布しにくい場合を「△」とし、液だれが生じて塗布しにくい場合を「×」とした。
Figure 2020200095
[表1]に示されるように、仮想平面からつなぎ部の端面までの開口側への距離が0mmを超え、2.0mm以下である実施例1〜3の計量キャップのサンプルでは、つなぎ部からの液だれが生じなかった。また、仮想平面からつなぎ部の端面までの開口側への距離が0mmを超え、2.0mm以下である実施例1〜3の計量キャップのサンプルでは、良好な吐出幅で塗布することができた。
一方、つなぎ部の端面の下端部が仮想平面よりも蓋部44側に位置する比較例1の計量キャップのサンプルでは、つなぎ部からの液だれが生じ、この液だれにより内容物の塗布がしにくい結果であった。
液だれの評価が良好な結果になるためには、つなぎ部の端面がその全域にわたって仮想平面に対して開口側(プラス側)に存在することが必要になる。これは、つなぎ部端面の下端部(端面56との交差部)に限らず、突端部61から端面56に至るまでの、つなぎ部62の上方に臨む端面62Aの全てが仮想平面に対してプラス側に存在することが必要であることを意味する。そのため、比較例1のように、一部分でも仮想平面に対して蓋部44側(マイナス側)に存在する部分があると、その部分から液だれを生じてしまうことから良好な液だれ評価が得られなかった。また、仮想平面からつなぎ部の端面までの開口側への距離が2.0mmを超えた比較例2の計量キャップのサンプルでは、吐出幅が広く塗布しにくい結果であった。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、計量筒部41が円筒状である構成を例示したが、この構成に限定されず、例えば、角筒状であってもよい。
また、上記実施形態では、容器本体2の口部3に中栓6が装着される構成を例示したが、容器本体2に中栓6が装着されない計量キャップ付き容器1であってもよい。また、口部3に装着された中栓6に雄ねじ部が設けられ、計量キャップ4の雌ねじ部が中栓6の雄ねじ部に螺合することにより、計量キャップ4が容器本体2に間接的に装着される構成であっても本発明を適用可能である。
1…計量キャップ付き容器、 2…容器本体、 4…計量キャップ(キャップ)、 41…計量筒部、 50…計量表示部(表示部)、 54…線部(指標)、 56…端面(先端面)、 60…舌状部、 61…突端部、 62…つなぎ部、 70…溝部、 72…円筒状部、 A…位置(所定位置)、 C…中心軸(軸線)、 L…接線

Claims (6)

  1. 軸線方向に延びる計量筒部と、
    前記計量筒部の前記軸線方向の先端に前記軸線を中心とする周方向の一部に設けられ、前記軸線方向に突出する舌状部と、
    を有し、
    前記計量筒部は、当該計量筒部で計量される内容物の最大量が規定され、
    前記舌状部は、前記周方向の所定位置を中心に設けられた突端部と、
    前記突端部の周方向両側に設けられ、前記突端部と前記計量筒部の先端面とをつなぐつなぎ部とを有し、
    前記周方向の所定位置で前記突端部の内面における前記軸線方向先端を通る接線を含み、前記計量筒部の内面との間で前記最大量となる容積を形成する仮想平面を設定したときに、前記つなぎ部の端面は、前記仮想平面に対して前記仮想平面の法線方向で前記計量筒部の開口部側に離間していることを特徴とするキャップ。
  2. 前記計量筒部は、当該計量筒部で計量される内容物の最大量が規定される指標を少なくとも表示する表示部を有する、
    請求項1記載のキャップ。
  3. 前記軸線方向は鉛直方向であり、
    前記計量筒部で計量される内容物の最大量は、前記計量筒部の前記舌状部を除いた最大容量で規定される、
    請求項1記載のキャップ。
  4. 前記つなぎ部の端面と前記仮想平面との距離は、2mm以下である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のキャップ。
  5. 前記計量筒部は、内部における前記周方向の前記所定位置に、前記軸線方向に延び前記軸線と直交する断面がV字状に形成された溝部と、
    前記周方向で前記溝部とは異なる位置に形成され、前記軸線と直交する断面が前記軸線を中心とする円弧状の円筒状部とを有し、
    前記軸線と直交する断面において、前記溝部は、前記円筒状部に外接する外接円内に配置されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のキャップ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のキャップと、
    前記キャップが同軸で直接的又は間接的に着脱可能に装着され、内容物を収納する容器本体と、を備えることを特徴とする容器。
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