JP2018172164A - 計量キャップ - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、従来の計量キャップでは、計量時に内容物が計量用目盛を容易に超えてしまい易いので、内容物の計量を再現性良く安定して行うことが難しい。特に、内容物が計量用目盛を超えてしまった場合には、計量のやり直しが必要とされる場合があり、この点においても計量時の操作性に改善の余地がある。
このとき、区画筒部に導入孔が形成されているので、第1設定容積を超える量の内容物が容器本体側から計量室内に注出されたとしても、第1設定容積を超えた分の内容物、すなわち内容物の余剰分を、導入孔を通じて計量室側から回収室側に導いて逃がすことができる。従って、計量室内に決まった量の内容物、すなわち第1設定容積に対応した量の内容物を溜めることができ、正確な計量を行うことができる。
また、容器本体側から計量室内にこれ以上内容物を注出したとしても、計量室内に溜まった内容物の量は変化せずに、導入孔を通じて回収室側に内容物が流れるだけであるので、使用者は例えば内容物の流れの変化を視認することで、計量が終了したことを容易に把握することができる。
なお、計量室内に溜まった内容物を例えば外部に注出した後、計量キャップを容器本体の口部に装着して元の状態に戻すことで、回収室内に溜まった内容物を、導入孔及び注出筒部の内側を通じて容器本体内に戻すことができる。
導入孔は、注出片とはキャップ軸を挟んで径方向の反対側に位置しているので、上述した内容物の注出時、導入孔は上方を向いた状態となる。従って、回収室内に溜まった内容物は、計量キャップの傾きに伴って区画筒部の底壁側に移動するが、上方を向いた導入孔に到達し難い。そのため、導入孔を通じて区画筒部の外側に内容物が流出してしまうことを抑制でき、区画筒部内に内容物を留まらせることができる。これにより、回収室内に溜まった内容物を混入させることなく、計量室内に溜まった内容物だけを外部に注出させることができ、より正確に計量された量の内容物を使用することができる。
これに対して、外キャップを回転操作して閉塞片を閉塞位置に位置させた場合には、導入孔の一部が閉塞片によって閉塞されるので、閉塞された分だけ計量室内に内容物を溜めることができ、計量室内に内容物をさらに大量に溜めることができる。そして、計量室内に、第2設定容積に対応した量の内容物が溜まった後、第2設定容積を超えた分の内容物(内容物の余剰分)を、閉塞片を乗り越えるように導入孔を通じて回収室側に逃がすことができる。これにより、第1設定容積よりも容積が大きい第2設定容積に対応した量の内容物を計量室内に溜めることができる。
以上のことから、外キャップを回転操作するだけの簡便な操作で、計量する内容物の量を変更することができ、より使い易い計量キャップとすることができる。
図1に示すように、本実施形態の計量キャップ1は、内容物W(図3参照)が収容される容器本体10の口部11に離脱可能に装着され、口部11を開閉する有頂筒状の計量筒部2と、計量筒部2に装着された有頂筒状の外キャップ3と、を備えている。
はじめに、容器本体10の口部11について説明する。
容器本体10の口部11は、容器本体10に形成された第1口部12と、第1口部12に装着された有底筒状の中栓部材14における第2口部13と、で構成されている。
内筒部22は、第1口部12の内径よりも外径が小さく形成され、第1口部12との間に若干の隙間をあけた状態で第1口部12の内側に配設されている。なお、内筒部22と第1口部12との間には、フランジ部21に一体に形成されたシール筒部27が配置されている。シール筒部27は、フランジ部21から下方に向けて延び、第1口部12における上端部の内側に密に嵌合している。
注出ノズル30は、底壁部23から上方に向けて突設され、その内側は容器本体10の内側に連通している。図示の例では、注出ノズル30は、その中心軸がキャップ軸Oに対して僅かに偏心した状態で形成されている。ただし、注出ノズル30は、その中心軸がキャップ軸Oと同軸或いはキャップ軸Oとほぼ一致するように形成されていても構わない。
次に、計量キャップ1について詳細に説明する。
計量筒部2は、容器本体10の口部11のうち、中栓部材14における第2口部13に対して離脱可能に装着されている。
なお、計量筒部2の材質は、特に限定されるものではないが、例えばポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂が好ましく、さらには透明或いは半透明な合成樹脂とすることが好ましい。
区画筒部41は、頂壁部40から下方に向けて延びた周壁41a、及び周壁41aの下端開口部を塞ぐ底壁41bを備え、注出ノズル30の内側に上方から挿入された状態でキャップ軸Oと同軸に配置されている。図示の例では、区画筒部41は、底壁41bが中栓部材14のフランジ部21よりも僅かに下方に位置するように、注出ノズル30内に挿入されている。
注出筒部42と区画筒部41の周壁41aと頂壁部40との間に画成された空間は、下方に向けて開口した環状の計量室45とされている。
なお、注出片46における下端部には、前方に向けて僅かに突出すると共に、前方に向かうにしたがって厚みが漸次薄くなる先鋭化したリップ部46aが形成されている。
ただし、連結壁部44の形状は、この場合に限定されるものではなく、例えば第1連結壁部44aの内周縁部が注出筒部42に対して連結するように構成されても構わない。
なお、ガイド筒部49は必須なものではなく、具備しなくても構わない。
第2キャップ周壁部52は、注出筒部42に対して上方への抜け止めがされた状態で、キャップ軸O回りに回転可能に連結されている。図示の例では、第2キャップ周壁部52は、注出筒部42に全周に亘って形成された環状突起42aに対してアンダーカット嵌合されることで、キャップ軸O回りに回転可能に連結されている。
具体的には、図1及び図2に示すように、導入孔54は区画筒部41の周壁41aのうち後方側に位置する部分にキャップ軸Oに沿って縦長に形成されている。図示の例では、導入孔54は周壁41aのうち第3連結壁部44cと同等の高さに位置する部分から、底壁41bに亘って縦長に形成され、下方に開口している。
貫通孔63は、閉塞筒部61のうち主に頂壁部40よりも上方に位置する部分に、その全長に亘って縦長のスリット状に形成されている。これにより、閉塞筒部61の内側は貫通孔63を通じて回収室53内に連通している。
これにより、図5に示すように、計量キャップ1を取り外したときに、第2設定容積V2に対応した量の内容物Wを計量室45内に溜めることが可能とされている。そして、この場合、導入孔54は第2設定容積V2を超える内容物Wの余剰分を回収室53側に逃がすことが可能とされている。
次に、上述のように構成された計量キャップ1を利用して内容物Wを計量する場合について説明する。
この場合には、計量キャップ1を容器本体10の口部11から取り外した後、図6に示すように外キャップ3が下向きとなるように計量キャップ1を上下反転させた状態で配置する。なお、図6に示す状態では閉塞片62が閉塞位置P1に位置している。
次いで、注出口31を下向きにした状態で容器本体10を傾け、注出口31を通じて容器本体10内の内容物Wを計量キャップ1内に注出する。これにより、内容物Wを計量室45内に徐々に溜めることができる。
そして、これ以降、第2設定容積V2を超えた分の内容物W、すなわち、内容物Wの余剰分については、閉塞片62を乗り越えるように導入孔54を通じて回収室53側に導いて逃がすことができる。
これにより、回収室53内に溜まった内容物Wを混入させることなく、計量室45内に溜まった内容物Wだけを外部に注出させることができ、より正確に計量された量の内容物Wを使用することができる。従って、使い易い計量キャップ1とすることができる。
この場合には、例えば計量キャップ1を取り外した後、外キャップ3をキャップ軸O回りに回転操作して、閉塞片62の位置を閉塞位置P1から開放位置P2に切り替える。これにより、図8に示すように、導入孔54を開放させることができるので、容器本体10側から計量キャップ1内に内容物Wを注出することで、第1設定容積V1を超えた分の内容物W(内容物Wの余剰分)を、導入孔54を通じて回収室53側に逃がしながら、計量室45内に第1設定容積V1に対応した量の内容物Wを溜めることができる。
この場合には、閉塞部材60を省略することができるうえ、計量筒部2に対して外キャップ3を回転不能に装着して構わない。さらには、導入孔54を縦長に形成する必要もなく、例えば側面視円形状或いは楕円状に導入孔54を形成しても構わない。
このように構成した場合であっても、導入孔54を通じて余分な内容物Wを回収室53側に逃がしながら計量室45に内容物Wを溜めることができるので、計量室45内に決まった量の内容物Wを溜めることができる。よって、上記実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
P1…閉塞位置
P2…開放位置
1…計量キャップ
2…計量筒部
3…外キャップ
10…容器本体
11…容器本体の口部
40…頂壁部
41…区画筒部
41a…区画筒部の周壁
41b…区画筒部の底壁
42…注出筒部
45…計量室
46…注出片
50…キャップ頂壁部
53…回収室
54…導入孔
62…閉塞片
Claims (4)
- 内容物が収容される容器本体の口部に離脱可能に装着される有頂筒状の計量筒部と、
前記計量筒部に装着されると共に、前記計量筒部の頂壁部よりもキャップ軸方向に沿う前記容器本体の外側に配置されたキャップ頂壁部を有する有頂筒状の外キャップと、を備え、
前記計量筒部は、
前記頂壁部から前記容器本体の内側に向けて延びると共に、その内側が前記キャップ頂壁部側に向けて開口した有底筒状の区画筒部と、
前記区画筒部を径方向外側から囲むと共に、前記頂壁部から前記区画筒部よりも前記容器本体の内側に向けて延び、前記区画筒部との間に前記容器本体の内側に向けて開口した環状の計量室を画成させる注出筒部と、を備え、
前記計量筒部と前記外キャップとの間には、前記区画筒部の内側に連通する回収室が画成され、
前記区画筒部には、前記計量室内と前記回収室内とを連通すると共に、前記計量室内の容積のうち、予め決められた第1設定容積を超える内容物の余剰分を前記計量室側から前記回収室側に導く導入孔が形成されている、計量キャップ。 - 請求項1に記載の計量キャップにおいて、
前記注出筒部の開口端部には、前記容器本体の内側に向けてさらに突出する注出片が形成され、
前記導入孔は、前記区画筒部のうち、前記注出片とはキャップ軸を挟んで径方向の反対側に位置する部分に形成されている、計量キャップ。 - 請求項1又は2に記載の計量キャップにおいて、
前記導入孔は、前記区画筒部における周壁にキャップ軸方向に沿って縦長に形成され、
前記キャップ頂壁部には、前記容器本体の内側に向けて延びると共に、前記導入孔の一部を前記区画筒部の内側から閉塞可能な閉塞片が形成され、
前記外キャップは、前記計量筒部に対してキャップ軸回りに相対回転可能に装着されると共に、回転に伴って前記閉塞片を、前記導入孔の一部を閉塞する閉塞位置と前記導入孔を開放する開放位置とに切り換え可能とされ、
前記導入孔は、前記閉塞片が前記閉塞位置に位置しているときに、前記計量室内の容積のうち、前記第1設定容積よりも容積が大きい第2設定容積を超える内容物の余剰分を前記計量室側から前記回収室側に導く、計量キャップ。 - 請求項3に記載の計量キャップにおいて、
前記導入孔は、前記周壁から前記区画筒部における底壁に亘って形成されている、計量キャップ。
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JPH09104456A (ja) * | 1995-10-12 | 1997-04-22 | Toppan Printing Co Ltd | 定量排出容器 |
JPH09295653A (ja) * | 1996-04-26 | 1997-11-18 | Tomoyuki Uehara | 計量部付きキャップ |
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WO2020250581A1 (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | ライオン株式会社 | キャップおよび容器 |
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