JP2011136703A - 注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の詰め替え作業中に内容物がこぼれたり飛散したりしにくく、且つ、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる注出容器を提供することを目的とする。
【解決手段】内容物を収容する容器本体2と、容器本体2の口部20に装着されていると共に内容物を注出するノズル34が立設された注出キャップ3と、注出キャップ3及び口部20のうちの何れか一方に脱着可能に被着されてノズル34を覆うオーバーキャップ4と、を備える注出容器1において、オーバーキャップ4の上部には、詰め替え容器の口部が差し込み可能な差込口50が形成されていると共に差込口50を開閉する蓋体6が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、注出容器に関する。
この種の注出容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、内容物を収容する容器本体と、その容器本体の口部に装着されていると共に容器本体内の内容物を注出するノズルを有する注出キャップと、を備えた構成が知られている。上記した注出キャップには、容器本体の口部の外周に装着された外筒部と、容器本体の口部の内側に配設された内筒部と、が備えられており、この内筒部の底部にノズルが立設されていると共に内容物を回収する回収口が形成されている。また、注出キャップには、計量キャップ等のオーバーキャップが脱着可能に被着(螺着)されており、このオーバーキャップによって上記したノズル及び内筒部が覆われている。
このような従来の注出容器において内容物を詰め替える際には、まず、オーバーキャップを注出キャップから取り外す。また、詰め替え用の内容物を収容した詰め替え容器の口部を開封する。その後、詰め替え容器の口部を上記した内筒部の内側に向けた状態で詰め替え容器を傾けて、詰め替え容器内の内容物を注出キャップ(内筒部)の内側に注ぎ入れる。これにより、内容物が内筒部の底部の回収口から注出容器の容器本体内に流入し、詰め替え容器内の内容物が注出容器内に詰め替えられる。そして、内容物の詰め替え完了後に、上記したオーバーキャップを注出キャップに螺着させ、内容物の詰め替え作業が完了する。
特開平11−236068号公報
しかしながら、上記した従来の注出容器では、詰め替え容器内の内容物を注出キャップの内側に注ぎ入れるときに、詰め替え容器の口部が十分に固定されてなく不安定であるため、詰め替え容器内の内容物が注ぎにくく、詰め替え作業中に内容物をこぼしやすいという問題がある。
また、内容物の詰め替えを行う際には、始めにオーバーキャップを取り外し、最後にオーバーキャップを取り付ける必要があるので、内容物の詰め替え作業が煩雑であるという問題がある。
さらに、注出キャップの内側に内容物を注入したときに液はねや泡立ち等によって内容物が注出キャップの外側に飛散するおそれがある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、内容物の詰め替え作業中に内容物がこぼれたり飛散したりしにくく、且つ、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる注出容器を提供することを目的としている。
本発明に係る注出容器は、内容物を収容する容器本体と、該容器本体の口部に装着されていると共に前記内容物を注出するノズルが立設された注出キャップと、該注出キャップ及び前記口部のうちの何れか一方に脱着可能に被着されて前記ノズルを覆うオーバーキャップと、を備える注出容器において、前記オーバーキャップの上部には、詰め替え容器の口部が差し込み可能な差込口が形成されていると共に該差込口を開閉する蓋体が設けられていることを特徴としている。
このような特徴により、詰め替え容器内に収容された内容物を注出容器の容器本体内に詰め替える際には、まず、蓋体を開けてオーバーキャップの差込口を開放させる。次に、詰め替え容器の口部を上記した差込口からオーバーキャップの内側に差し込んだ後、詰め替え容器内の内容物を詰め替え容器の口部から流出させ、詰め替え容器内の内容物を注出容器の容器本体内に詰め替える。このとき、詰め替え容器の口部が差込口からオーバーキャップの内側に差し込まれているので、詰め替え容器が安定する。
また、本発明に係る注出容器は、前記差込口から前記オーバーキャップ内に差し込まれた前記詰め替え容器の口部が挿入可能な前記ノズルの内側には、前記詰め替え容器の口部を閉塞するシール部を開封する刃が配設されていることが好ましい。
これにより、詰め替え容器の口部を上記した差込口からオーバーキャップの内側に差し込んだとき、ノズルの内側に詰め替え容器の口部が挿入される。その後、詰め替え容器を注出容器側に相対的に押し込むことで、ノズルの内側に配設された刃によって、詰め替え容器の口部を閉塞するシール部が開封され、詰め替え容器の口部が開口される。これにより、詰め替え容器内の内容物が詰め替え容器の口部からノズルの内側を通って注出容器の容器本体内に詰め替えられる。
また、本発明に係る注出容器は、前記オーバーキャップには、前記詰め替え容器の口部が前記差込口から前記オーバーキャップ内に差し込まれた状態において前記詰め替え容器の口部の外周に突設されたフランジ部を係止する係止部が設けられていることが好ましい。
これにより、詰め替え容器内の内容物が注出容器の容器本体内に詰め替えられているとき、フランジ部を介して詰め替え容器が係止部に支持されるので、詰め替え作業中の詰め替え容器の安定感が増す。
本発明に係る注出容器によれば、内容物の詰め替え作業時に詰め替え容器が安定するので、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができ、内容物の詰め替え作業中に内容物がこぼれにくい。
また、オーバーキャップを注出キャップに装着させたまま内容物の詰め替えを行うことができるので、オーバーキャップを脱着する手間がなく、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
さらに、詰め替え容器の口部をオーバーキャップの内側に差し込んだ状態で内容物の詰め替えを行うので、内容物を注入したときに液はねや泡立ち等が生じてもオーバーキャップによって内容物が外部に飛散するのを防止することができる。
本発明の実施の形態を説明するための注出容器の縦断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための注出容器と詰め替え容器との縦断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための注出容器と詰め替え容器との縦断面図である。
以下、本発明に係る注出容器の実施の形態について、図面に基いて説明する。
なお、本実施の形態では、容器本体2の口部20側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、図1に示す符号Oは、注出容器1の中心軸線を示しており、以下、この中心軸線を単に「軸線O」と記す。また、軸線Oに沿った方向を「軸方向」とし、軸線Oに直交する方向を「径方向」とし、軸線O回りの方向を「周方向」とする。
まず、図1に示す注出容器1の構成について説明する。
図1に示す注出容器1は、例えば柔軟剤や液体洗剤等の液体状の内容物を収容すると共にその内容物を注出する容器である。この注出容器1の概略構成としては、内容物を収容する容器本体2と、容器本体2の口部20に装着された注出キャップ3と、注出キャップ3に脱着可能に被着されたオーバーキャップ4と、を備えている。
容器本体2は、有底筒状のボトル容器であり、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂からなる。詳しく説明すると、容器本体2は、軸線Oに沿って延びる筒状の胴部21と、その胴部21の下端に連設された図示せぬ底部と、胴部21の上端に連設されていると共に上方に向かって漸次縮径された肩部22と、肩部22の上端に軸方向に沿って立設された略円筒形状の口部20と、を備えている。
注出キャップ3は、容器本体2内の内容物を注出するためのノズル34を有するキャップ体であり、容器本体2の口部20の外側に嵌着されている。詳しく説明すると、注出キャップ3の概略構成としては、平面視円環状の天壁部30と、天壁部30の外縁から垂下された外筒部31と、外筒部31の内側に配設された有底の内筒部32と、内筒部32の底部33から立設されて内筒部32の内側に配設されたノズル34と、天壁部30の内縁から立設された装着筒部35と、を備えている。
天壁部30は、軸線Oに対して垂直に配設されていると共に容器本体2の口部20の上方に配設されている。外筒部31は、容器本体2の口部20の外周に周設された円筒形状の筒部であり、口部20にアンダーカット嵌合されている。内筒部32は、下方に向かうに従い漸次縮径された有底の筒部であり、容器本体2の口部20の内側に配設され、上端部が装着筒部35の下端部の内周面に一体的に連結されている。この内筒部32の底部33は、中央部に開口が形成された平面視略円環状の壁部であり、径方向一方側(図1における左側)から径方向他方側(図1における右側)に向けて下向きに傾斜されている。この底部33のうちの最も低い部分には、内筒部32内の内容物を容器本体2内に回収するための回収口36が形成されている。装着筒部35は、オーバーキャップ4を装着させるための筒部であり、装着筒部35の外周面には、オーバーキャップ4を螺着させるための雄ねじ37が形成されている。
ノズル34は、上記した容器本体2内の内容物を注出するための円筒形状の筒部であり、内筒部32の底部33の内縁から軸方向に沿って立設されている。ノズル34の先端部は、装着筒部35の上端よりも上方に突出されており、また、径方向一方側(図1における左側)から径方向他方側(図1における右側)に向けて下向きに傾斜されている。また、ノズル34には、軸方向に沿って延在するスリット38が全長に亘って形成されている。このスリット38は、ノズル34の先端のうちの最も低い位置から上記した回収口36まで延設されている。
上記したノズル34の内側には、後述するシール部91を開封するための刃8が配設されている。この刃8の概略構成としては、図1、図3に示すように、ノズル34の内側に架設されたブリッジ部80と、ブリッジ部80の上面から立設された複数(図3では2つ)の突起部81、82と、を備えている。ブリッジ部80は、軸線Oに直交する方向に延在する板状部であり、両端がノズル34の内周面に一体的に連結されている。突起部81、82は、上端部が尖状に形成された円筒部である。図3に示すように、複数の突起部81、82は、それぞれ高さが異なり、ブリッジ部80の延在方向に沿って高さ順に並設されている。
オーバーキャップ4は、上記したノズル34を覆うカバーであると共に、例えば注出キャップ3から取り外して計量カップとして利用可能な計量キャップであり、オーバーキャップ4の内容積を示す図示せぬ目盛りが設けられている。詳しく説明すると、オーバーキャップ4には、軸線Oを中心軸線にして軸方向に沿って延設された筒状のキャップ本体5と、キャップ本体5の上端部に形成された差込口50を開閉する蓋体6と、が備えられている。
キャップ本体5は、上方に向かって段状に縮径された筒部であり、その概略構成としては、円筒形状の上筒部51と、上筒部51の下端から全周に亘って径方向外側に突出した平面視円環状の段差部52と、段差部52の外縁から垂下された円筒形状の下筒部53と、を備えている。
上筒部51の内径は上記したノズル34の外径よりも大きく、上筒部51の内側には上記したノズル34の上端部が収納されている。また、上筒部51の上端はノズル34の上端よりも上方に位置している。この上筒部51の上端開口部は、後述する詰め替え容器9の口部90が差し込み可能な差込口50となっている。また、上筒部51の上端部51aは、外周面が段状に縮径されており、この上端部51aに蓋体6が被着されている。また、上筒部51の上端面は、後述する詰め替え容器9のフランジ部92を係止する係止部56となっている。また、上筒部51の外周面には、後述する係合凹部63に係合可能な係合凸部57が設けられている。
段差部52は、軸線Oに対して垂直に配設された平板部であり、装着筒部35の上方に配設されている。この段差部52の下面には、装着筒部35の上端部の内側に嵌合されて装着筒部35の上端を液密にシールする円筒形状のシール筒部54が垂下されている。
下筒部53は、装着筒部35の外周に周設された円筒形状の筒部であり、この下筒部53の内周面には、装着筒部35の雄ねじ37に螺合される雌ねじ55が形成されている。また、下筒部53の外周面は、注出キャップ3の外筒部31の外周面と略面一に形成されている。
蓋体6は、オーバーキャップ4の天壁部を構成する部材であり、オーバーキャップ4の上部に形成された上記差込口50を開閉する開閉蓋である。詳しく説明すると、蓋体6は、軸線Oに対して垂直に配設された天壁部60と、天壁部60の外縁から垂下された周壁部61と、を備えている。
上記した天壁部60は、上筒部51の上端開口部(差込口50)を閉塞する平面視円形の平板部であり、上筒部51の上方に配設されている。この天壁部60の下面には、上筒部51の上端部の内側に嵌合されて上筒部51の上端を液密にシールするシール筒部62が垂下されている。また、天壁部60の上面には、図2に示すように蓋体6が全開したときに上記した係合凸部57に嵌合する係合凹部63が形成されている。
上記した周壁部61は、上筒部51の上端部51aの外周に周設され、上筒部51の上端部51aにアンダーカット嵌合されている。この周壁部61の外周面は、上筒部51の外周面と略面一に形成されている。また、周壁部61は、上記した係合凸部57の直上に配設されたヒンジ64を介してキャップ本体5の上筒部51に一体的に連結されており、蓋体6はヒンジ64回りに回転して開閉される。また、周壁部61のうち、ヒンジ64の径方向反対側の部分には、径方向外側に突出した摘み部65が設けられている。
次に、上記した注出容器1に詰め替えるための内容物を収容した詰め替え容器9の構成について説明する。
図2に示す詰め替え容器9は、上記した注出容器1に詰め替えるための内容物を収容する有底筒状のボトル容器であり、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂からなる。この詰め替え容器9の口部90は、詰め替え容器9の中心軸線(図2における軸線O)に沿って延在する円筒形状の筒部であり、口部90の先端(図2における下端)には、口部90を閉塞するシール部91が設置されている。このシール部91は、例えばアルミフィルムなどからなる破断容易な膜体であり、口部90の先端面に接着或いは溶着されている。このシール部91には、例えば円形等の図示せぬ弱化ラインが形成されている。また、口部90の基端部には、径方向外側に向けて突出したフランジ部92が全周に亘って設けられている。
次に、上記した構成からなる注出容器1の作用について説明する。
上記した詰め替え容器9内に収容された内容物を注出容器1の容器本体2内に詰め替える際には、まず、図2に示すように、蓋体6を開けてオーバーキャップ4の差込口50を開放させる。具体的に説明すると、蓋体6の摘み部65に指等を掛けて蓋体6をヒンジ64回りに回動させ、さらに、蓋体6の係合凹部63を上筒部51の係合凸部57に嵌合させる。これにより、上筒部51の上端の差込口50が開放されると共に、蓋体6が開いた状態で保持される。
次に、詰め替え容器9を倒立姿勢にした状態で、詰め替え容器9と注出容器1の口部90、20同士を突き合わせるようにして、詰め替え容器9の口部90を上記した差込口50からオーバーキャップ4の内側に差し込み、詰め替え容器9の口部90をオーバーキャップ4内のノズル34の内側に挿入する。なお、この時点では、詰め替え容器9の口部90の先端がシール部91によって閉塞されているので、詰め替え容器9内の内容物は流出しない。
続いて、図3に示すように、詰め替え容器9を注出容器1側に相対的に押し込む。すなわち、詰め替え容器9のフランジ部92がオーバーキャップ4の上筒部51の上端(係止部56)に当接するところまで、倒立姿勢の詰め替え容器9を注出容器1に対して相対的に下方に移動させる。これにより、ノズル34内に配設された刃8によって詰め替え容器9の口部90先端のシール部91が押圧され、シール部91が図示せぬ弱化ラインに沿って破断されて開封され、詰め替え容器9の口部90先端が開口する。このとき、刃8の複数の突起部81、82が高さ順に並設されているので、複数の突起部81、82は高い方から順にシール部91を押圧していき、シール部91の図示せぬ弱化ラインが片側から徐々に破断されてシール部91が口部90の内方側に捲られる。
シール部91が開封されると、詰め替え容器9内の内容物が口部90を通って口部90の先端からオーバーキャップ4内のノズル34の内側に流入し、ノズル34内を通って注出容器1の容器本体2の内側に流入し、詰め替え容器9内の内容物が注出容器1内に詰め替えられる。このとき、注出容器1の容器本体2内の空気が図示せぬ空気通路を通って外部に流出する。つまり、詰め替え容器9から供給される内容物が注出容器1の容器本体2内の空気と置換される。なお、上述した詰め替え容器9は、内容物の減少に伴い自然に減容したり、外力によって変形させたりすることが可能な容器を採用することが好ましい。また、詰め替え容器9として、積層剥離容器や二重容器のように、内層あるいは内容器のみが減容する容器などを採用することもできる。例えば、詰め替え容器9を押圧することで詰め替え容器9の胴部を塑性変形するように変形させる。これにより、詰め替え容器9の内容積が強制的に減容され、その詰め替え容器9内の内容物が積極的に押し出され、詰め替え時間が短縮される。
また、上述したように詰め替え容器9内の内容物が注出容器1内に詰め替えられている際、詰め替え容器9の口部90がオーバーキャップ4の差込口50からオーバーキャップ4の内側に差し込まれ、さらに、オーバーキャップ4内のノズル34の内側に挿入されているので、内容物の詰め替え作業中の詰め替え容器9の姿勢が安定している。また、上記した注出容器1では、上記した詰め替え容器9のフランジ部92が注出容器1のオーバーキャップ4の係止部56(上筒部51の上端)に支持されているので、内容物の詰め替え作業中の詰め替え容器9の姿勢が特に安定している。
上記した注出容器1によれば、詰め替え容器9の口部90がオーバーキャップ4の差込口50からオーバーキャップ4の内側に差し込まれることで詰め替え容器9が安定しているので、内容物の詰め替え時に内容物をこぼしにくく、詰め替え作業を容易に行うことができる。特に、詰め替え容器9の口部90がオーバーキャップ4内のノズル34の内側に挿入されていると共に、詰め替え容器9のフランジ部92がオーバーキャップ4の係止部56に係止されているので、詰め替え容器9が特に安定し、内容物の詰め替え時に特に内容物をこぼしにくく、詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、上記した注出容器1によれば、蓋体6を開けることでオーバーキャップ4を注出キャップ3に装着させたまま内容物の詰め替えを行うことができるので、オーバーキャップ4を脱着する手間がなく、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、上記した注出容器1によれば、詰め替え容器9の口部90をオーバーキャップ4の内側に差し込んだ状態で内容物の詰め替えを行うので、内容物を注入したときに液はねや泡立ち等が生じてもオーバーキャップ4によって内容物が外部に飛散するのを防止することができる。特に上記した注出容器1では、上記した詰め替え容器9のフランジ部92によって上筒部51の上端が閉塞されるので、このフランジ部92によって内容物の詰め替え時における内容物の飛散を防止することができる。
また、上記した注出容器1によれば、オーバーキャップ4の差込口50に詰め替え容器9の口部90を差し込んで、その口部90をノズル34内に挿入し、その後、詰め替え容器9を押し込むだけで、詰め替え容器9内の内容物が注出容器1内に詰め替えられるので、詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、詰め替え容器9の口部90がオーバーキャップ4の内側に差し込まれ、しかもノズル34内に挿入された状態で口部90のシール部91が開封されて口部90の先端が開口されるので、詰め替え容器9の口部90を差込口50に差し込む時に内容物をこぼすことがなく、また、詰め替え容器9のシール部91の開封作業時にも内容物をこぼしにくい。
また、詰め替え作業時に注出容器1を倒立姿勢にする必要がないので、注出容器1の容器本体2内の内容物が残留している場合であっても注出容器1の容器本体2内の内容物がこぼれることがない。つまり、注出容器1の内容物を使い切る前であっても内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、注出キャップ3のノズル34の内側に詰め替え容器9の口部90が挿入され、その口部90の先端から詰め替え容器9内の内容物が注出されて注出容器1の容器本体2内に詰め替えられるので、内容物の詰め替え時に内容物が注出容器1の容器本体2内に流れ込みやすい。つまり、内容物の詰め替え時に、ノズル34内に配置された詰め替え容器9の口部90の先端から内容物が注出され、その内容物がノズル34内を通って注出容器1の容器本体2内に流入するので、詰め替え容器9の口部90の先端から注出された内容物がノズル34などに衝突して乱流したり注出キャップ3の内筒部32内に溜まったりしにくい。したがって、短時間で内容物を詰め替えることができる。
以上、本発明に係る詰め替え容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば上記した実施の形態では、オーバーキャップ4の上筒部51の上端開口部が差込口50となっており、オーバーキャップ4のうちの天壁部が蓋体6となっているが、本発明は、オーバーキャップ4のうちの天壁部だけでなく周壁部(上筒部51)の上端部を含むオーバーキャップ4の上部が蓋体となっていてもよく、或いは、オーバーキャップ4の天壁部に差込口が形成され、オーバーキャップ4の天壁部の上に蓋体が配設された構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、蓋体6がヒンジ64を介してキャップ本体5に連結されたヒンジ蓋であるが、本発明における蓋体は、他の構成であってもよく、例えば、キャップ本体5の上端部に螺着されたねじ蓋であってもよく、或いは、上筒部51の上端部(差込口50)の内側に嵌合される栓状の蓋体であってもよい。
また、上記した実施の形態では、注出キャップ3が容器本体2の口部20の外側に装着され、オーバーキャップ4が注出キャップ3に被着されているが、本発明は、注出キャップ3が容器本体2の口部20の内側に装着され、オーバーキャップ4が容器本体2口部20に被着された構成などにすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、オーバーキャップ4(キャップ本体5)が多段状に形成されているが、本発明のオーバーキャップは、他の形状にすることも可能であり、例えば直筒状のオーバーキャップを使用することも可能である。
また、上記した実施の形態では、ノズル34の内側に架設された1枚のブリッジ部80に上記した複数の突起部81、82がそれぞれ突設されているが、本発明は、上記したブリッジ部80が各突起部81、82にそれぞれ対応するように分断されていてもよい。つまり、ノズル34の内周面に複数のベース部が突設され、それら複数のベース部の上面にそれぞれ突起部が突設されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、先端が尖形に形成された円筒形状の突起部81、82を有する刃8が備えられているが、本発明における刃は、他の形状にすることも可能であり、例えば、平板状の刃や平面視十字状の刃を使用することも可能であり、さらに、本発明における刃として、ノズル34の先端を使用することも可能である。
なお、上記した実施の形態では、詰め替え容器9の口部90を閉塞するシール部91として、口部90の先端開口部にフィルム状のシールが貼着されているが、詰め替え容器9の口部90を閉塞するシール部が他の構成であってもよく、例えば弱化部等を介して口部90に連結された閉塞板を口部90と一体に成形することも可能である。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 注出容器
2 容器本体
3 注出キャップ
4 オーバーキャップ
6 蓋体
8 刃
9 詰め替え容器
20 口部
34 ノズル
50 差込口
56 係止部
90 口部
91 シール部
92 フランジ部

Claims (3)

  1. 内容物を収容する容器本体と、該容器本体の口部に装着されていると共に前記内容物を注出するノズルが立設された注出キャップと、該注出キャップ及び前記口部のうちの何れか一方に脱着可能に被着されて前記ノズルを覆うオーバーキャップと、を備える注出容器において、
    前記オーバーキャップの上部には、詰め替え容器の口部が差し込み可能な差込口が形成されていると共に該差込口を開閉する蓋体が設けられていることを特徴とする注出容器。
  2. 請求項1に記載の注出容器において、
    前記差込口から前記オーバーキャップ内に差し込まれた前記詰め替え容器の口部が挿入可能な前記ノズルの内側には、前記詰め替え容器の口部を閉塞するシール部を開封する刃が配設されていることを特徴とする注出容器。
  3. 請求項1または2に記載の注出容器において、
    前記オーバーキャップには、前記詰め替え容器の口部が前記差込口から前記オーバーキャップ内に差し込まれた状態において前記詰め替え容器の口部の外周に突設されたフランジ部を係止する係止部が設けられていることを特徴とする注出容器。
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