JP2020199928A - 車両のフロントエンド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】脆弱部を設けた場合であっても、ラジエータを保護すると共に、ラジエータの上下方向のレイアウトを向上させること。【解決手段】車両のフロントエンドの下部に配置され、車幅方向に沿って延びるロアメンバ24と、ロアメンバ24の両端から上下方向に沿って延びると共に開断面からなる左右一対のサイドメンバ20、20と、ラジエータ30を支持する支持ブラケット28とを備え、ロアメンバ24と各サイドメンバ20とが結合される第1結合部26と、第1結合部26よりも車両上方に位置し、各サイドメンバ20と支持ブラケット28とが結合される第2結合部34と、第1結合部26と第2結合部34との間に設けられる脆弱部36とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、自動車等の車両のフロントエンド構造に関する。
例えば、特許文献1には、フロントバルクヘッドの縦枠部を有し、この縦枠部の下部が閉断面で構成された車体前部構造が開示されている。縦枠部下部の下方には、接地荷重によって圧潰する脆弱部が設けられている。
特許第6236111号公報
ところで、車体の軽量化を図るために、縦枠部を開放断面とした場合、上下荷重に対して剛性が低下するため脆弱部によって横枠であるサイドステイが変形し、このサイドステイによって支持されるラジエータが損傷するおそれがある。
また、縦枠部の下方に脆弱部が設けられているため、ラジエータの上下方向の高さ寸法が制約され、ラジエータの大型化が困難となるおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、脆弱部を設けた場合であっても、ラジエータを保護すると共に、ラジエータの上下方向のレイアウトを向上させることが可能な車両のフロントエンド構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車両のフロントエンドの下部に配置され、車幅方向に沿って延びるロアメンバと、前記ロアメンバの両端から上下方向に沿って延びると共に、開断面からなる左右一対のサイドメンバと、前記ロアメンバに設けられ、冷却器を支持する支持ブラケットと、を備え、前記ロアメンバと前記各サイドメンバとが結合される第1結合部と、前記第1結合部よりも車両上方に位置し、前記各サイドメンバと前記支持ブラケットとが結合される第2結合部と、前記第1結合部と前記第2結合部との間に設けられる脆弱部と、を有することを特徴とする。
本発明では、脆弱部を設けた場合であっても、ラジエータを保護すると共に、ラジエータの上下方向のレイアウトを向上させることが可能な車両のフロントエンド構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係るフロントエンド構造が適用された車両の車体前部の概略斜視図である。 図1のサイドメンバとロアメンバとの連結部位を示す部分拡大斜視図である。 図2の連結部位を車幅方向外側から見た部分拡大斜視図である。 図2の連結部位を車幅方向内側から見た部分拡大斜視図である。 図1のV−V線に沿った縦断面図である。 (a)は、接地荷重入力前の状態を示す断面図、(b)は、接地荷重入力後の状態を示す断面図である。 (a)は、接地荷重入力前の状態を示す側面図、(b)は、接地荷重入力後の状態を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、なお、各図中において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、鉛直上下方向をそれぞれ示している。
本発明の実施形態に係るフロントエンド構造が適用された車両は、モノコックボディからなる車体を有する。この車体は、車両の車幅方向の中心を通って車両前後方向に沿って延在する図示しない中心線に対して、左右対称に配置されている。
図1に示されるように、車体前部10は、左右一対のフロントサイドフレーム12、12と、左右一対のアッパフレームと14、14、左右一対の連結部材16、16と、フロントバルクヘッド18とを備えて構成されている。
左右一対のフロントサイドフレーム12、12は、車幅方向に沿った左右両側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びている。なお、各フロントサイドフレーム12の車両前方端部は、フロントバルクヘッド18に連結されている。また、各フロントサイドフレーム12の車両後方端部は、それぞれ2つに分岐して図示しないクロスメンバにそれぞれ連結されている。
左右一対のアッパフレーム14、14は、左右一対のフロントサイドフレーム12、12の車幅方向外側にそれぞれ配置され、車両前後方向に沿って延びている。各アッパフレーム14の中間湾曲部は、車幅方向内側に延びる連結部材16を介してフロントバルクヘッド18の上側角部に連結されている。各アッパフレーム14の車両後方端部は、図示しない左右一対のフロントピラに連結されている。
フロントバルクヘッド18は、正面視して略矩形状を呈する枠体からなり、フロントエンドである車両前方端部に配置されている。図1に示されるように、このフロントバルクヘッド18は、左右一対のサイドメンバ(サイドステイ)20、20と、アッパメンバ(アッパバルクメンバ)22と、ロアメンバ(ロアバルクメンバ)24とから構成されている。左右一対のサイドメンバ20、20は、左右一対のフロントサイドフレーム12、12の前端部の近傍部位にそれぞれ鉛直上下方向に沿って略平行に配置されている。
アッパメンバ22、ロアメンバ24、及び、左右一対のサイドメンバ20、20は、それぞれ、軸直断面が略コ字状の開断面で構成されている(図5、図2参照)。また、アッパメンバ22は、左右一対のサイドメンバ20、20の上端部の間に車幅方向に沿って架け渡されている(図1参照)。
アッパメンバ22は、フロントエンドの上部に配置され、車幅方向に沿って延びている。図5に示されるように、アッパメンバ22は、車両前方に臨み車幅方向に沿って延びる前壁22aと、車両後方に臨み車幅方向に沿って延びる後壁22bと、前壁22aの上端と後壁22bの上端とを繋ぎ車幅方向に沿って延びる天井壁22cとから構成されている。
ロアメンバ24は、フロントエンドの下部に配置され、車幅方向に沿って延びている。図2及び図5に示されるように、ロアメンバ24は、車両前方に臨み車幅方向に沿って延びる前壁24aと、車両後方に臨み車幅方向に沿って延びる後壁24bと、前壁24aの下端と後壁24bの下端とを繋ぎ車幅方向に沿って延びる底壁24cとから構成されている。
また、ロアメンバ24は、左右一対のサイドメンバ20、20の下端部同士の間を車幅方向に沿って架け渡している(図1参照)。ロアメンバ24は、鉛直上下方向において、アッパメンバ22の略下方に位置している。さらに、ロアメンバ24は、各サイドメンバ20よりも車幅方向の両側にそれぞれ延出して、アッパメンバ22の下部に結合されている。さらにまた、地面と対向するロアメンバ24の下面には、何ら部品が設けられておらず平坦面で構成されている(図5参照)。
図5に示されるように、アッパメンバ22の開断面の開口23は、下を向いている。ロアメンバ24の開断面の開口25は、上を向いている。アッパメンバ22の略コ字状断面と、ロアメンバ24の略コ字状断面とは、上下方向で対峙している。各サイドメンバ20の上部側の一部及び下部側の一部は、アッパメンバ22及びロアメンバ24の略コ字状断面内に収容されている。
図1に示されるように、左右一対のサイドメンバ20、20は、フロントエンドに配置され、上下方向に沿って略平行に延びている。図2に示されるように、各サイドメンバ20は、車両上下方向且つ車両前後方向に延びる側壁20aと、車両前後方向の縁部が折り曲げられ、車両前方に臨む前壁20b及び車両後方に臨む後壁20cとから構成されている。
各サイドメンバ20の下部と、ロアメンバ24の車幅方向外側端部との連結部位で車幅方向外側には、サイドメンバ20とロアメンバ24とを結合する第1結合部26が設けられている。図2に示されるように、この第1結合部26は、各サイドメンバ20の前壁20bとロアメンバ24の前壁24aとが結合される前側結合部26aと、各サイドメンバの後壁20cとロアメンバ24の後壁24bとが結合される後側結合部26bとから構成されている。なお、第1結合部26は、図示しない溶接装置によってスポット溶接されているが、これに限定されるものはない。
図1、図4に示されるように、このサイドメンバ20とロアメンバ24との連結部位で、各サイドメンバ20の車幅方向内側には、左右一対の支持ブラケット28、28がそれぞれ設けられている。この左右一対の支持ブラケット28は、フロントエンドに配置されるラジエータ(冷却器)30(図1参照)を支持するものである。
図4に示されるように、第1結合部26よりも車両上方には、各サイドメンバ20と支持ブラケット28とを結合する第2結合部34が設けられている。第2結合部34に隣接する各サイドメンバ20の車幅方向外側には、図示しない衝突検知センサを支持するセンサ支持ブラケット32が配置されている(図2参照)。なお、図4では、第2結合部34を車幅方向内側から見た状態を実線で示し、図3では、第2結合部34を車幅方向外側から見た仮想線(二点鎖線)で示している。
図3に示されるように、車両上下方向に沿った第1結合部26と第2結合部34との間には、脆弱部36が設けられている。この脆弱部36は、第1結合部26(前側結合部26a、後側結合部26b)を囲繞する前壁20b及び後壁20cにビード形状がそれぞれ設けられている(図2、図3参照)。脆弱部36は、第1結合部26の上辺と、内側辺との一部を囲っている。換言すると、このビード形状からなる脆弱部36は、各サイドメンバ20の前壁20b及び後壁20cにそれぞれ設けられている。
第1結合部26(前側結合部26a)は、ロアメンバ24の前壁24aに設けられている。各サイドメンバ20は、第1結合部26よりも車両下方に配置される底壁24cにある第3結合部38によってロアメンバ24と結合されている。第1結合部26と第3結合部38との間には、接地荷重が入力された際、変形可能な左右一対の変形許容部40が設けられている。この変形許容部40は、第3結合部38から車両上方に向かって延びる補強部42よりも車両前方及び車両後方のそれぞれに配置されている(図3参照)。また、ロアメンバ24の底壁24cに接合される各サイドメンバ20の下端には、側壁20aと略直交し、かつ、車幅方向外側に向かって折曲されたフランジ部45が設けられている。
このフランジ部45の車両前後方向の中央部には、第3結合部38が設けられている。第3結合部38に隣接する車両前後方向には、斜め前方に向かって立ち上がる前側傾斜部47aと、斜め後方に向かって立ち上がる後側傾斜部47bと、前側傾斜部47aに連続し前側に向かって略水平方向に沿って延びる前側水平部49aと、後側傾斜部47bに連続し後側に向かって略水平方向に沿って延びる後側水平部49bとがそれぞれ設けられている。
変形許容部40は、車幅方向外側から側面視して略円弧状に切り欠かれた切欠部44によって構成されている。この切欠部44は、サイドメンバ20の前壁20bの下端部、及び、前壁20bに連続する側壁20aの下端角部の一部が切り欠かれて構成されている。
補強部42は、各サイドメンバ20の側壁20aに設けられている。この補強部42は、車幅方向外側に向かって膨出すると共に、第3結合部38から上方に向かって延びる直線状の突条部によって構成されている(図2参照)。各サイドメンバ20の下部で、補強部42の車両前方及び車両後方には、切欠部44によって構成された変形許容部40がそれぞれ設けられている。
図4に示されるように、支持ブラケット28は、上から下に向かって、第2結合部34と、支持部46と、脚部48、ロア結合部50とが連続して構成されている。この支持ブラケット28は、各サイドメンバ20からロアメンバ24に向かって立ち下がる断面階段状を呈している。第2結合部34は、支持ブラケット28の上部に位置し、上方に向かって延びる縦壁で構成されている。支持部46は、ラジエータ30を支持する支持面52を有し、この支持面52は、平坦面で構成されている。
脚部48は、支持部46に連続し、支持部46の車幅方向内側端部を下方に折り曲げて構成されている。この脚部48には、サイドメンバ20側に向かって窪む凹部からなり車両前後方向に離間して配置された一対の第2補強部54、54が設けられている(図4参照)。ロア結合部50は、ロアメンバ24の底壁24cに接合されている。ロア結合部50には、車両前後方向の中央部に、車両上方に向かって膨出する膨出部56が設けられている(図4参照)。
図2に示されるように、センサ支持ブラケット32は、車両上下方向に沿った縦断面が略ハット状を呈している。センサ支持ブラケット32は、各サイドメンバ20の車幅方向外側の側面に接合される上下一対のフランジ部32a、32aと、各フランジ部32aに連続し車幅方向外側に向かって略水平に延びる上部壁32b及び下部壁32cと、上部壁と32b下部壁32cとを繋ぐ縦壁32dとから構成されている。
本実施形態に係るフロントエンド構造が適用された車体前部10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
図6(a)は、接地荷重入力前の状態を示す断面図、図6(b)は、接地荷重入力後の状態を示す断面図、図7(a)は、接地荷重入力前の状態を示す側面図、図7(b)は、接地荷重入力後の状態を示す側面図である。
本実施形態では、第1結合部26によって、ロアメンバ24と各サイドメンバ20とが結合されている。また、第1結合部26よりも車両上方に位置する第2結合部34によって、各サイドメンバ20と支持ブラケット28とが結合されている。脆弱部36は、第1結合部26と第2結合部34との間に設けられている。換言すると、車両上下方向において、上から下に向かって、順に、第2結合部34、脆弱部36、第1結合部26という配置になっている。
本実施形態では、例えば、フロントバルクヘッド18の下方側から接地荷重Fが入力された際、第2結合部34よりも車両下方に位置する脆弱部36が、接地荷重が伝達された第1結合部26に押圧されて変形し、接地荷重が脆弱部36によって吸収される(図6(a)と図6(b)、図7(a)と図7(b)とを比較参照)。このため、第2結合部34は、所定の位置から移動することがなく(図6(a)と図6(b)の一点鎖線参照)、ラジエータ30(冷却器)の損傷を回避して好適に保護することができる。
また、本実施形態において、ロアメンバ24の下面には、何ら部品が設けられておらず平坦面で構成されている。このため、ラジエータ30の上下方向の寸法が何ら制約されることがなく、上下方向のレイアウトを向上させると共に、ラジエータ30の大型化に寄与することができる。さらに、本実施形態では、フロントバルクヘッド18を構成する、少なくとも各サイドメンバ20を開断面構造とすることで、車体重量の軽量化を達成することができる。
また、本実施形態では、各サイドメンバ20が、第1結合部26よりも車両下方に配置される底壁24cにある第3結合部38によってロアメンバ24と結合されている。第1結合部26と第3結合部38との間には、接地荷重が入力された際、変形可能な変形許容部40が設けられている。
本実施形態では、変形許容部40を設けることで、接地荷重が入力された初期段階において変形許容部40が潰れて接地荷重を吸収することができる(図6(a)と図6(b)、図7(a)と図7(b)とを比較参照)。これにより、本実施形態では、ラジエータ30の損傷を回避して好適に保護することができる。
さらに、本実施形態では、変形許容部40が、第3結合部38から車両上方に向かって延びる補強部42よりも車両前方に配置されている。
本実施形態では、各サイドメンバ20を断面略コ字状の開断面で構成した場合であっても、各サイドメンバ20の側壁20aに設けられた補強部42によってその剛性・強度を向上させ、ラジエータ30の十分な支持強度を得ることができる。また、接地荷重が入力された初期段階において変形許容部40が潰れて接地荷重を吸収することができる。この結果、本実施形態では、変形許容部49と脆弱部36との共働作用によって、接地荷重を円滑に吸収することができる。
さらにまた、本実施形態では、各サイドメンバ20が、車両上下方向に延びる側壁20aと、車両前後方向の縁部を折り曲げられて形成された前壁20b及び後壁20cとから構成されている。また、第1結合部26は、サイドメンバ20の前壁20bに配置されている。脆弱部36は、第1結合部26を囲繞する前壁20bのビード形状となっている。
本実施形態では、脆弱部36が、各サイドメンバ20の前壁20bにおいて、第1結合部26を囲繞するビード形状で構成されている。このため、接地荷重の入力により第1結合部26が車両上方に移動した場合であっても、接地荷重が脆弱部36で吸収される。これにより、脆弱部36よりも車両上方に位置する第2結合部34は、移動が回避されて所定位置に保持されている。
さらにまた、本実施形態において、ビード形状は、各サイドメンバ20の前壁20b及び後壁20cにそれぞれ設けられている。これにより、本実施形態では、単一のサイドメンバ20を左右一対のサイドメンバ20、20でそれぞれ共用することができる。この結果、単一の金型で左右一対のサイドメンバ20、20をそれぞれ製造することができる。
さらにまた、本実施形態において、支持ブラケット28は、ラジエータ30を支持する支持面52が平坦面であり、その脚部48に第2補強部54が設けられている。
本実施形態では、支持ブラケット28の脚部48に第2補強部54を設けることで、ラジエータ30の支持剛性・支持強度を向上させることができる。また、ラジエータ30の支持面52を平坦面とすることで、接地荷重が入力された後期段階で第1結合部26が車両上方に移動して撓み変形する場合であっても、ラジエータ30の上方への移動を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、第2結合部34に隣接する各サイドメンバ20に、図示しない衝突検知センサを支持するセンサ支持ブラケット32が配置されている。本実施形態では、サイドメンバ20に付設されたセンサ支持ブラケット32によって第2結合部34の剛性・強度が補強されるため、脆弱部36がより一層変形し易くなる利点がある。
さらにまた、本実施形態では、フロントエンドに配置されたフロントバルクヘッド18が、正面視して、矩形状を呈する枠体によって構成されている。この枠体は、上部のアッパメンバ22と、下部のロアメンバ24と、左右一対のサイドメンバ20、20とから構成されている。これらのアッパメンバ22、ロアメンバ24、及び、各サイドメンバ20は、それら全ての軸直断面が略コ字状を呈している。アッパメンバ22の略コ字状断面と、ロアメンバ24の略コ字状断面とは、車両上下方向で対峙している。各サイドメンバ20の一部は、アッパメンバ22及びロアメンバ24の略コ字状断面内に収容されている。
これにより、本実施形態では、枠体を構成するサイドメンバ20を含む全てのメンバの軸直断面が略コ字状の開断面とすることで、車体重量のより一層の軽量化を達成することができると共に、ラジエータ30の支持剛性・支持強度を向上させることができる。
10 車体前部
18 フロントバルクヘッド
20 サイドメンバ
20a (サイドメンバの)側壁
20b (サイドメンバの)前壁
20c (サイドメンバの)後壁
22 アッパメンバ
24 ロアメンバ
26 第1結合部
26a 前側結合部
26b 後側結合部
28 支持ブラケット
30 ラジエータ(冷却器)
32 センサ支持ブラケット
34 第2結合部
36 脆弱部
38 第3結合部
40 変形許容部
42 補強部
48 脚部
52 支持面
54 第2補強部

Claims (8)

  1. 車両のフロントエンドの下部に配置され、車幅方向に沿って延びるロアメンバと、
    前記ロアメンバの両端から上下方向に沿って延びると共に、開断面からなる左右一対のサイドメンバと、
    前記ロアメンバに設けられ、冷却器を支持する支持ブラケットと、
    を備え、
    前記ロアメンバと前記各サイドメンバとが結合される第1結合部と、
    前記第1結合部よりも車両上方に位置し、前記各サイドメンバと前記支持ブラケットとが結合される第2結合部と、
    前記第1結合部と前記第2結合部との間に設けられる脆弱部と、
    を有することを特徴とする車両のフロントエンド構造。
  2. 請求項1記載の車両のフロントエンド構造において、
    前記ロアメンバは、底壁と、前記底壁の前縁から立ち上がる前壁とを有し、
    前記第1結合部は、前記ロアメンバの前記前壁に配置され、
    前記各サイドメンバは、前記第1結合部よりも車両下方に配置される前記底壁にある第3結合部によって前記ロアメンバと結合され、
    前記第1結合部と前記第3結合部との間には、接地荷重が入力された際、変形可能な変形許容部が設けられていることを特徴とする車両のフロントエンド構造。
  3. 請求項2記載の車両のフロントエンド構造において、
    前記サイドメンバは、上下方向に沿って延びる補強部を有し、
    前記変形許容部は、前記第3結合部から車両上方に向かって延びる前記補強部よりも車両前方に配置されていることを特徴とする車両のフロントエンド構造。
  4. 請求項1記載の車両のフロントエンド構造において、
    前記各サイドメンバは、車両上下方向且つ車両前後方向に延びる側壁と、車両前後方向の縁部を折り曲げられた前壁及び後壁とから構成され、
    前記第1結合部は、少なくとも、前記サイドメンバの前記前壁に設けられ、
    前記脆弱部は、前記第1結合部を囲繞する前記前壁のビード形状であることを特徴とする車両のフロントエンド構造。
  5. 請求項4記載の車両のフロントエンド構造において、
    前記第1結合部は、前記サイドメンバの前記前壁及び後壁にそれぞれ設けられ、
    前記ビード形状は、前記各サイドメンバの前記前壁及び前記後壁にそれぞれ設けられていることを特徴とする車両のフロントエンド構造。
  6. 請求項1記載の車両のフロントエンド構造において、
    前記支持ブラケットは、支持面と、脚部とを有し、
    前記支持面は、前記冷却器を支持する平坦面からなり、
    前記脚部は、第2補強部を有することを特徴とする車両のフロントエンド構造。
  7. 請求項1記載の車両のフロントエンド構造において、
    前記各サイドメンバは、前記第2結合部に隣接する部位に、センサ支持ブラケットを備えることを特徴とする車両のフロントエンド構造。
  8. 請求項1記載のフロントエンド構造において、
    正面視して、矩形状を呈する枠体を備え、
    前記枠体は、上部のアッパメンバと、前記ロアメンバと、前記左右のサイドメンバとから構成され、
    前記アッパメンバ、前記ロアメンバ、及び、前記各サイドメンバは、それぞれ軸直断面が略コ字状を呈し、
    前記アッパメンバの略コ字状断面と、前記ロアメンバの略コ字状断面とを上下方向で対峙させ、
    前記各サイドメンバの一部は、前記アッパメンバ及び前記ロアメンバの前記略コ字状断面内に収容されていることを特徴とする車両のフロントエンド構造。
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