JP2020199857A - 幌装置、育児器具、およびペット用カート - Google Patents

幌装置、育児器具、およびペット用カート Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数を抑えかつ容易に装着可能な幌装置を提供する。【解決手段】幌装置は育児器具の本体に装着される幌アタッチメント30と、幌アタッチメント30に回動自在に設けられた幌回動部40とを備えている。幌アタッチメント30に第1幌骨21が取り付けられ、幌回動部40に第2幌骨22が取り付けられている。【選択図】図5A

Description

本発明は、育児器具又はペット用カートに用いられる幌装置、育児器具およびペット用カートに関する。
従来、乳母車やチャイルドシート等の育児器具や、ペット用カートには幌装置が設けられている。従来の幌装置は、通常、基部と、基部に揺動可能に取り付けられた複数の幌骨と、幌骨に装着された幌布と、を有している。幌骨は、略U字状に形成され、その両基端部をそれぞれ対応する側の基部に揺動可能に取り付けられている。この幌装置は、幌布の前端を把持して幌骨を基部に対して揺動させることにより、幌布を広げること及び幌布を畳むことができる。幌装置は、その広げられた状態において日差しや風雨を遮り、快適な環境を乳幼児に提供することができる。
特開2012−192755号公報
このような従来の幌装置は、通常育児器具やペット用カートのヘッドレストに基部を装着し、この基部に対して複数の幌骨が回動自在に取り付けられている。
一般に幌装置の基部は、ヘッドレストにねじ止めされた固定部Aと、この固定部Aに取り付けられた一対の位置決め部材B,Cとを有し、一方の位置決め部材Bは固定部Aに固着され、他方の位置決め部材Cは一方の位置決め部材Bに回動自在に設けられている。そして他方の位置決め部材Cが一方の位置決め部材Bに対して位置決め可能に回動する。また一方の位置決め部材Bに固定幌骨が取り付けられ、他方の位置決め部材Cに回動幌骨が取り付けられている。
このような幌装置は、その基部が少なくとも3つの部材を有し、またヘッドレストに対して基部を取り付ける作業が煩雑となっている。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、部品点数を削減できかつ容易に幌装置を取り付けることができる、幌装置、育児器具、およびペット用カートを提供することを目的とする。
本開示は、育児器具又はペット用カートに用いられ、育児器具の本体又はペット用カートの本体に装着される幌装置において、前記育児器具の本体又は前記ペット用カートの本体に装着される幌アタッチメントと、前記幌アタッチメントに回動自在に設けられた幌回動部とを備え、前記幌アタッチメントには第1幌骨が取り付けられ、幌回動部には第2幌骨が取り付けられ、前記第1幌骨と前記第2幌骨との間に幌布が装着される、幌装置である。
本開示は、前記育児器具の本体又は前記ペット用カートの本体に第1開口と第2開口が設けられ、前記幌アタッチメントに前記第1開口に挿着される第1取り付けピンと、前記第2開口に挿着される第2取り付けピンが設けられている、幌装置である。
本開示は、前記第1取り付けピンは、半径方向外方へ突出するとともに対向して設けられた一対の突起部を有し、前記第1開口は前記一対の突起部が挿入可能な一対の溝を有する、幌装置である。
本開示は、前記第2取り付けピンは、半径方向外方へ突出するとともに前記第1取り付けピンの前記一対の突起部より突出高さが小さく、かつ対向して設けられた一対の爪を有する、幌装置である。
本開示は、前記幌アタッチメントと前記幌回動部は、互いの間で位置決め構造を構成する、幌装置である。
本開示は、前記位置決め構造は、前記幌アタッチメントに設けられた第1歯車と、前記幌回動部に設けられ、前記第1歯車と係合する第2歯車とを有する、幌装置である。
本開示は、上記記載された幌装置を備えた、育児器具である。
本開示は、育児器具はチャイルドシートである、育児器具である。
本開示は、育児器具は乳母車である、育児器具である。
本開示は、育児器具は乳幼児用ベッドアンドチェアである、育児器具である。
本開示は、上記記載された幌装置を備えた、ペット用カートである。
本開示によれば、幌装置の部品点数を削減することができ、かつ幌装置を容易に取り付けることができる。
図1は本実施の形態によるチャイルドシートおよび幌装置を示す斜視図であって、閉状態の幌装置を示す図。 図2は幌装置の装着作用を示す斜視図。 図3は幌装置の装着作用を示す拡大図。 図4Aは幌アタッチメントと幌回動部を示す背面図。 図4Bは図4AのA−A線断面図。 図4Cは幌アタッチメントと幌回動部を示す側面図。 図4Dは図4CのB−B線断面図。 図5Aはヘッドレストの側部外面に取り付けられた幌アタッチメントと幌回動部を示す斜視図。 図5Bはヘッドレストの側部に取り付けられた幌アタッチメントと幌回動部を示すヘッドレストの側部外面を裏面側からみた斜視図。 図6はチャイルドシートおよび幌装置を示す斜視図であって、閉状態の幌装置を示す図。 図7は乳母車と幌装置を示す斜視図。 図8は乳幼児用ベッドアンドチェアと幌装置を示す斜視図。
<本実施の形態>
次に図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。
ここで図1乃至図6は本実施の形態を示す図である。図1乃至図6に示すように、本実施の形態による幌装置20は、育児器具、例えばチャイルドシート1に装着されている。ここで育児器具とはチャイルドシート以外に、乳母車、乳幼児用ベッドアンドチェア等の器具が挙げられ、典型的には子供(乳幼児、児童等の年少者)を育てる過程において子供を世話するために使用する器具である。本実施の形態において、育児器具としてチャイルドシート1を例にとって説明する。
すなわち図1に示すように、チャイルドシート1は、受台2と、受台2上にその姿勢が変化できるよう摺動可能に設けられたベース3と、ベース3上に回転自在に設けられた座席10とを備えている。このうち、座席10は座席フレーム10Aと、座席フレーム10A上に配置されたクッション材11とを有する。また座席フレーム10Aには、乳幼児の頭部を保護するヘッドレスト15が接続され、クッション材11はこのヘッドレスト15まで達している。
また座席10のうち座席フレーム10Aの側部にはチャイルドシート1を把持可能な把手17が設けられ、座席フレーム10Aは全体として座席カバー10aにより覆われている。
またクッション材11の前面には、乳児を保護する保護ベルト18が設けられている。
そして座席10のヘッドレスト15の側部外面15Aに、本実施の形態による幌装置20が装着されている。なお、座席10のヘッドレスト15は、全体として、ヘッドレストカバー15aにより覆われている。ここで、幌装置20が装着されるチャイルドシート1の座席10が育児器具の本体となる。
チャイルドシート1は、車両、例えば自動車の座席上に配置されて使用される。チャイルドシート1は、大人を対象として設計された座席やシートベルトを含む車両に、子供を安全に乗車させることを可能にする装置である。限られたスペースとなる車両内において、容易且つ円滑に開閉操作を実施し得る幌装置20は有用である。
なお、本明細書において、「前」、「後」、「上」および「下」の用語は、チャイルドシート1上の乳幼児を基準とした「前」、「後」、「上」および「下」を意味する。したがって、「前後方向」とは、図1における紙面の左下と右上とを結ぶ方向に相当する。そして、特に指示がない限り、「前」とは、乳幼児が向く側であり、図1における紙面の左下側が前後方向における前側となる。一方、「上下方向」とは前後方向に直交するとともにチャイルドシート1の接地面に直交する方向である。したがって、チャイルドシート1の接地面が水平面である場合、「上下方向」とは鉛直方向をさす。また、「幅方向」及び「横方向」とは、「前後方向」および「上下方向」のいずれにも直交する横方向である。
次に本実施の形態による幌装置20について図1および図4A乃至図6により説明する。
図1および図4A乃至図6に示すように、幌装置20はチャイルドシート1のヘッドレスト15の側部外面15Aに装着される幌アタッチメント30と、この幌アタッチメント30に回動自在に設けられた幌回動部40と、幌アタッチメント30に取り付けられた第1幌骨21と、幌回動部40に取り付けられた第2幌骨22と、これら第1幌骨21と第2幌骨22に装着された幌布25とを有している。
このうち第1幌骨21は幌アタッチメント30に取り付けられた固定幌骨21であり、第2幌骨22は幌回動部40に取り付けられた移動幌骨22である。
図1および図6に示すように、第2幌骨22が第1幌骨21に対して揺動することにより、幌装置20を開閉することができる。
ここで図1に示す状態では、第1幌骨21及び第2幌骨22は、互いに接近し且つ共に後方に位置している。すなわち、図1は、幌布25が畳まれる幌装置20の閉じた状態、とりわけ全閉状態を示している。図6に示す状態では、第1幌骨21及び第2幌骨22は、互いから離間している。すなわち、図6は、幌布25が広げられる幌装置20の開いた状態、とりわけ全開状態を示している。
以下、幌装置20の各構成要素について説明していく。まず、幌布25について説明する。幌布25は、日差しや風雨を遮ることができる柔軟な材料、例えば布を用いて形成され得る。ただし、幌布25には、種々の公知の材料を用いることができる。例えば、採光、通気、透視等を可能にする観点から、幌布25の一部分が、メッシュ材等により形成されていてもよい。
幌布25は、その後端部分において、第1幌骨21に取り付けられている。幌布25は、前端部分において、第2幌骨22に取り付けられている。このような幌布25の構成により、図1に示された幌装置20の全閉状態において、第1幌骨21と第2幌骨22とが互いに接近し幌布25を畳む。また図6に示された幌装置20の全開状態に第1幌骨21と第2幌骨22とが互いに離間し、幌布25が広げられる。
また、図6に示すように、幌装置20が開いた状態において幌布25が潰れてしまうことを防止するため、複数の補助芯材23を幌布25に縫い付けられる或いは幌布25に内蔵されるようにしてもよい。補助芯材23は、例えば、第1幌骨21及び第2幌骨22よりも柔軟性に富んだ樹脂等か形成され得る。補助芯材23は、幌アタッチメント30あるいは幌回動部40と接続されていない点において、第1幌骨21及び第2幌骨22と区別される。
なお、幌布25の大きさは、第1幌骨21に対する第2幌骨22の揺動可能範囲に応じて適宜設定される。好ましくは、幌装置20の全開状態において、幌布25が張った状態となる大きさに設定される。
次に、第1幌骨21及び第2幌骨22について説明する。図6に示すように、第1幌骨21及び第2幌骨22は、略U字状に形成されている。
なお第1幌骨21は、金属や樹脂等の略細板形状や線形状からなり、後述する幌アタッチメント30の接続部35に固定される。
また第1幌骨21と同様に、第2幌骨22は、金属や樹脂等の略細板形状や線形状からなり、後述する幌回動部40の接続部45に固定される。
次に幌装置20の幌アタッチメント30と幌回動部40について図4A乃至図5Bにより説明する。
このうち幌アタッチメント30は円形部30aと、この円形部30aに連設された細長部30bとを有し、円形部30aには上述した第1幌骨21が固定される接続部35が接続されている。
また幌アタッチメント30の円形部30aには後述するように、チャイルドシート1のヘッドレスト15の側部外面15Aに形成された第1開口51内に挿入される第1取り付けピン32が設けられている。
また第1取り付けピン32の外周には、半径方向外方へ突出する一対の突起部32aが形成されている。この一対の突起部32aは、第1取り付けピン32の外周に対向して設けられている。
また幌アタッチメント30の円形部30aには、外歯31aを有するリング状外歯車(第1歯車)31が形成され、この幌アタッチメント30の外歯車31は後述する幌回動部40の内歯41aを有する内歯車(第2歯車)41に係合する。
さらに幌アタッチメント30の細長部30bには、後述するチャイルドシート1のヘッドレスト15の側部外面15Aに形成された第2開口52内に挿入される第2取り付けピン33が設けられている。また第2取り付けピン33の外周には、半径方向外方へ突出する一対の爪33aが形成され、この一対の爪33aは第2取り付けピン33の外周に対向して設けられている。なお、第1取り付けピン32に設けられた一対の突起部32aの突出高さは、第2取り付けピン33に設けられた一対の爪33aの突出高さよりかなり大きくなっており、一対の爪33aは第2取り付けピン33から半径方向外方へわずかに突出することになる。
また幌回動部40は、幌アタッチメント30に回動可能に設けられている。具体的には幌回動部40はリング状の円形部40aを有し、この円形部40aには上述した第2幌骨22が固定される接続部45が接続されている。
また幌回動部40の円形部40aの内周面には、幌アタッチメント30の外歯31aを有する外歯車31と係合する内歯41aを有する内歯車(第2歯車)41が設けられている。さらに幌回動部40の円形部40aには、幌アタッチメント30の第1取り付けピン32内に挿入される挿入ピン46が設けられ、この挿入ピン46は幌アタッチメント30の第1取り付けピン32内に回動自在に挿入されている。
ところで、幌アタッチメント30および幌回動部40はいずれも合成樹脂製の材料からなり、幌アタッチメント30に対して幌回動部40を回動させた際、幌回動部40の内歯41aが順次幌アタッチメント30の外歯31aを順次乗り越える。
このことにより、幌回動部40の内歯41aが幌アタッチメント30の外歯31aを乗り越えて幌回動部40は幌アタッチメント30に対して回動可能となるとともに、幌回動部40の内歯41aが幌アタッチメント30の外歯31aに係合して、幌回動部40を幌アタッチメント30に対して所定の回転位置に位置決めすることができる。この場合、幌アタッチメント30の外歯車31と、幌回動部40の内歯車41とにより幌回動部40の位置決め機構が構成される。
ところで、チャイルドシート1のヘッドレスト15の側部外面15Aには、上述のように第1取り付けピン32が挿着される第1開口51と、第2取り付けピン33が挿着される第2開口52が各々設けられている。
具体的にはヘッドレスト15一対の側部外面15Aを有し、この側部外面15Aに第1開口51と第2開口52が各々設けられている(図2および図3、および図5A乃至図5B参照)。ここで図2、図3および図5Aはヘッドレスト15の側部外面15Aを外面側からみた図であり、図5Bはヘッドレスト15の側部外面15Aを裏面側からみた図である。
図2および図3、および図5A乃至図5Bに示すように、第1開口51はヘッドレスト15の側部外面15Aを貫通して延び、この第1開口51には第1取り付けピン32の一対の突起部32aが挿入自在の一対の溝51aが形成されている。一対の溝51aは第1取り付けピン32の一対の突起部32aに対応して、互いに180°ずつ離間して設けられている。
また第2開口52はヘッドレスト15の側部外面15Aを貫通して延び、第1開口51より上方に位置している。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図2および図3により、チャイルドシートの本体となるチャイルドシート1の座席10に幌装置20を装着する作用について述べる。
ここで図2はチャイルドシート1の座席10のうち、ヘッドレスト15の側部外面15Aに幌装置20を装着する作用を示す図であり、図3はヘッドレスト15の側部外面15Aの拡大図である。
図2および図3に示すように、ヘッドレスト15の側部外面15Aに形成された第1開口51と第2開口52は外方へ露出している。この状態で、幌装置20を予め閉じておき、幌装置20の幌アタッチメント30と、この幌アタッチメント30に回動自在に取り付けられた幌回動部40をヘッドレスト15の側部外面15Aへ接近させる。
次に幌アタッチメント30の第1取り付けピン32をヘッドレスト15の側部外面15Aに設けられた第1開口51内に挿入する。この場合、第1開口51の一対の溝51aは第1開口51の上下方向に設けられており、このため一対の第1取り付けピン32は一対の突起部32a,32aが上下方向に並ぶようにして第1開口51内に挿入され、第1取り付けピン32の一対の突起部32a,32aは第1開口51の一対の溝51a内を通過する。
このようにして幌アタッチメント30の第1取り付けピン32がヘッドレスト15の側部外面15Aの第1開口51内に挿入される。この場合、上述のように幌アタッチメント30の第1取り付けピン32内に、幌回動部40の挿入ピン46が予め回転自在に挿入されている。
次に幌アタッチメント30および幌回動部40を第1取り付けピン32を中心としてヘッドレスト15の側部外面15Aに対して90°回転させる。このとき第1取り付けピン32の一対の突起部32a,32aが水平方向に並ぶ。
次に幌アタッチメント30と幌回動部40をヘッドレスト15の側部外面15Aに向かって押し付ける。このとき、幌アタッチメント30の第2取り付けピン33が第2開口52内に挿入される。さらに幌アタッチメント30と幌回動部40をヘッドレスト15の側部外面15Aに向かって押し付けることにより、第2取り付けピン33の一対の爪33aが第2開口52内を通り、ヘッドレスト15の側部外面15Aの裏面に達する。
このように幌アタッチメント30の第1取り付けピン32の一対の突起部32a,32aを水平方向に配置することにより、この一対の突起部32a,32aは第1開口51の上下方向に並ぶ一対の溝51a,51aと90°ずれることになり、このため第1取り付けピン32がヘッドレスト15の側部外面15Aから抜け出ることはない。
同様に幌アタッチメント30の第2取り付けピン33の一対の爪33aが第2開口52内を通りヘッドレスト15の側部外面15Aの裏面に達するため、第2取り付けピン33がヘッドレスト15の側部外面15Aから抜け出ることはない。
このようにして幌装置20をヘッドレスト15の側部外面15Aに容易に装着することができる。
そして幌装置20を閉じる場合、第2幌骨22を第1幌骨21側へ揺動させ、第1幌骨21と第2幌骨22を互いに接近させて幌布25を畳む(図1参照)。
次に幌装置20を開く場合、第2幌骨22を第1幌骨21から引き離す方向へ揺動させる。
この場合、幌装置20の幌アタッチメント30に対して幌回動部40が回動し、幌アタッチメント30の外歯車31外周に沿って、幌回動部40の内歯車41が回動する。このとき幌回動部40の内歯41aが幌アタッチメント30の外歯31aと順次係合していく。
次に第2幌骨22が所望の回動位置にきたところで、第2幌骨22の揺動を停止させる。このことにより、幌回動部40の内歯41aが幌アタッチメント30の外歯31aに係合して、幌回動部40が幌アタッチメント30に対して所定の回転位置に位置決めされ、第2幌骨22が第1幌骨21から所望の距離だけ離間して、幌布25が拡げられ、幌装置20が開となる。
ここで図6は幌装置20が全開となった状態を示す図である。
以上のように本実施の形態によれば、幌装置20はヘッドレスト15の側部外面15Aに装着される幌アタッチメント30と、この幌アタッチメント30に回動自在に設けられた幌回動部40とを備え、幌アタッチメント30に第1幌骨21と取り付けるとともに、幌回動部40に第2幌骨22を取り付けることができる。
また幌アタッチメント30の外歯車31と、幌回動部40の内歯車41とによって、幌アタッチメント30に対する幌回動部40に位置決め構造を構成することができる。このことにより、幌アタッチメント30と、幌回動部40と、それぞれに取り付けられた第1幌骨21および第2幌骨22とから幌装置20を構成することが可能となり、きわめて少ない部品点数の幌装置20を得ることができる。
さらに、幌アタッチメント30に対して幌回動部40を回動させることにより、容易かつ簡単に幌装置20を開いたり、閉じたりすることができ、幌アタッチメント30の外歯車31と、幌回動部40の内歯車41とにより、第1幌骨21に対して第2幌骨22を容易に位置決めすることができる。
<変形例>
次に図7および図8により幌装置20を他の育児器具、例えば乳母車あるいは乳幼児用ベッドアンドチェア等の器具に装着する例を示す。例えば図7に示すように、育児器具は乳母車60からなっていてもよく、典型的には乳幼児が乗り込むスペースを有している。そして幌装置20は、日差しや風雨等を遮って、乳母車60上の子供に快適な環境を提供する。本実施の形態による幌装置20は、開閉可能に構成され、且つ、開閉操作を容易且つ円滑に行うことができる工夫がなされている。
図7には、育児器具をなす乳母車60の全体構成が示されている。図7に示すように、乳母車60は、育児器具の本体をなす乳母車本体61と、乳母車本体61に取り付けられたクッション座部75とを有している。また乳母車本体61は、一対のアームレスト62と、一対の前脚63、一対の後脚65、及び、U字状に形成されたハンドル67を有している。一対のアームレスト62は、幅方向に離間して配置され、一対の前脚63は、幅方向に離間して配置されている。各前脚63は、その上端部分において、アームレスト62の前方部分と揺動可能に接続している。各前脚63の下端には、前輪を回転可能に保持した前輪ユニット64が取り付けられている。一対の後脚65は、幅方向に離間して配置されている。各後脚65は、その上端部分において、アームレスト62の前方部分と揺動可能に接続している。各後脚65には、後輪を回転可能に保持した後輪ユニット66が設けられている。各アームレスト62の後端部分には、側部連結部材68が揺動可能に接続している。各側部連結部材68の下端部分には、ブラケット69が揺動可能に接続され、各ブラケット69は、後脚65に揺動可能に接続している。ハンドル67は、U字の両端部分を、対応する側に配置された側部連結部材68及びブラケット69と揺動可能に接続されている。
また乳母車本体61上にクッション座部75が設けられ、このクッション座部75の背部には側部外面15Aを有するヘッドレスト15が設けられている。
そして、図7に示す変形例において、ヘッドレスト15には、その側部外面15A側に、図1乃至図6に示す実施の形態で説明した幌装置20と同一構成をもつ幌装置20が取り付けられている。
すなわち、幌装置20は乳母車60のヘッドレスト15の側部外面15Aに装着される幌アタッチメント30と、この幌アタッチメント30に回動自在に設けられた幌回動部40と、幌アタッチメント30に取り付けられた第1幌骨21と、幌回動部40に取り付けられた第2幌骨22と、これら第1幌骨21と第2幌骨22に装着された幌布25とを有している。
このうち第1幌骨21は幌アタッチメント30に取り付けられた固定幌骨21であり、第2幌骨22は幌回動部40に取り付けられた移動幌骨22である(図1および図4A乃至図6参照)。
あるいはまた育児器具としてチャイルドシートあるいは乳母車を用いる代わりに、乳幼児用ベッドアンドチェア等の器具を用い、このベッドアンドチェアに幌装置20を装着してもよい。
すなわち図8に示すように、乳幼児用ベッドアンドチェアは育児器具の本体をなすベッドアンドチェア本体を有し、このベッドアンドチェア本体91にはヘッドレスト95が設けられている。そしてヘッドレスト95の側部外面95Aに、図1乃至図6に示す実施の形態で説明した幌装置20と同一構成をもつ幌装置20を取り付けてもよい。
すなわち、幌装置20は乳幼児用ベッドアンドチェア90のヘッドレスト95の側部外面95Aに装着される幌アタッチメント30と、この幌アタッチメント30に回動自在に設けられた幌回動部40と、幌アタッチメント30に取り付けられた第1幌骨21と、幌回動部40に取り付けられた第2幌骨22と、これら第1幌骨21と第2幌骨22に装着された幌布25とを有している。
このうち第1幌骨21は幌アタッチメント30に取り付けられた固定幌骨21であり、第2幌骨22は幌回動部40に取り付けられた移動幌骨22である(図1および図4A乃至図6参照)。
なお、上述した例では、ヘッドレスト95の側部外面95Aに幌装置20を取付けた例について説明したが、ベッドアンドチェア本体91の側部外面に幌装置20を取り付けるようにしても良い。
上記実施の形態および変形例において、チャイルドシート、乳母車、あるいは乳幼児用ベッドアンドチェア等の育児器具に本実施の形態の幌装置を装着した例を示したが、これに限らずペット用カートに本実施の形態による幌装置を装着してもよい。
この場合、ペット用カート本体に、図1乃至図6に示す実施の形態で説明した幌装置20と同一構造をもつ幌装置20が装着される。
1 チャイルドシート
2 受台
3 ベース
10 座席
10A 座席フレーム
11 クッション材
15 ヘッドレスト
15A 側部外面
18 保護ベルト
20 幌装置
21 第1幌骨
22 第2幌骨
25 幌布
30 幌アタッチメント
30a 円形部
30b 細長部
31 外歯車
31a 外歯
32 第1取り付けピン
32a 突起部
33 第2取り付けピン
33a 爪
35 接続部
40 幌回動部
40a 円形部
41 内歯車
41a 内歯
45 接続部
51 第1開口
51a 溝
52 第2開口
60 乳母車
90 ベッドアンドチェア

Claims (11)

  1. 育児器具又はペット用カートに用いられ、育児器具の本体又はペット用カートの本体に装着される幌装置において、
    前記育児器具の本体又は前記ペット用カートの本体に装着される幌アタッチメントと、
    前記幌アタッチメントに回動自在に設けられた幌回動部とを備え、
    前記幌アタッチメントには第1幌骨が取り付けられ、幌回動部には第2幌骨が取り付けられ、前記第1幌骨と前記第2幌骨との間に幌布が装着される、幌装置。
  2. 前記育児器具の本体又は前記ペット用カートの本体に第1開口と第2開口が設けられ、前記幌アタッチメントに前記第1開口に挿着される第1取り付けピンと、前記第2開口に挿着される第2取り付けピンが設けられている、請求項1記載の幌装置。
  3. 前記第1取り付けピンは、半径方向外方へ突出するとともに対向して設けられた一対の突起部を有し、前記第1開口は前記一対の突起部が挿入可能な一対の溝を有する、請求項2記載の幌装置。
  4. 前記第2取り付けピンは、半径方向外方へ突出するとともに前記第1取り付けピンの前記一対の突起部より突出高さが小さく、かつ対向して設けられた一対の爪を有する、請求項3記載の幌装置。
  5. 前記幌アタッチメントと前記幌回動部は、互いの間で位置決め構造を構成する、請求項1乃至4のいずれか記載の幌装置。
  6. 前記位置決め構造は、前記幌アタッチメントに設けられた第1歯車と、前記幌回動部に設けられ、前記第1歯車と係合する第2歯車とを有する、請求項5記載の幌装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載された幌装置を備えた、育児器具。
  8. 育児器具はチャイルドシートである、請求項7記載の育児器具。
  9. 育児器具は乳母車である、請求項7記載の育児器具。
  10. 育児器具は乳幼児用ベッドアンドチェアである、請求項7記載の育児器具。
  11. 請求項1乃至6のいずれかに記載された幌装置を備えた、ペット用カート。
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