JP2020197778A - 情報処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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依理子 秀瀬
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豊隆 細越
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Abstract

【課題】生徒と講師との組み合わせを好適に決定することが可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置は、授業を受ける生徒の属性に関する生徒情報を取得し、授業を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報を取得する。そして、情報処理装置は、取得した生徒情報と、講師情報とに基づき、複数の講師から、授業の担当として適合する適合講師を決定する。【選択図】図6

Description

本開示は、生徒と講師との組み合わせに関する。
従来から、民間教育機関のサービス又は通信教育等の一環として遠隔授業を行うシステムが知られている。例えば、特許文献1には、受講者が電子ペンを用いて用紙に記入する都度、電子ペンが記入情報を生成して講師が使用する集約装置に送信し、集約装置が受信した記入情報に基づく各受講者の筆跡を、ディスプレイやスクリーンに並べて表示するシステムが開示されている。
特許第5099595号明細書
遠隔授業などにおいて生徒と講師との間で相性が悪い場合には、生徒のやる気が損なわれる場合がある。一方、相性が悪い講師を申告することで、次回以降の授業において相性が悪い講師を避けることも可能であるが、相性が悪い講師を事前には避けることができないため、効率的ではないという問題がある。
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、生徒と講師との組み合わせを好適に決定することが可能な情報処理装置を提供することを主な目的とする。
本開示の1つの観点では、情報処理装置は、生徒の属性に関する生徒情報を取得する第1取得手段と、前記生徒を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報を取得する第2取得手段と、前記生徒情報と、前記講師情報とに基づき、前記複数の講師から、前記生徒の担当として適合する適合講師を決定する決定手段と、を有する。この態様によれば、情報処理装置は、生徒の属性に関する生徒情報と、生徒を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報とに基づき、生徒を担当する候補となる複数の講師から、生徒に適合する講師を好適に決定することができる。
上記情報処理装置の一態様では、前記決定手段は、前記複数の講師の各々に対して前記生徒との適合度を算出し、当該適合度に基づき、前記適合講師を決定する。この態様により、情報処理装置は、生徒に適合する講師を好適に決定することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記生徒情報は、前記生徒の学校又は民間教育機関での取組みの結果に関する情報を含む。この態様により、情報処理装置は、生徒の学校又は民間教育機関での取組みの結果を考慮し、生徒に適合する講師を決定することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記講師情報は、前記講師の指導に関する属性を示す情報を少なくとも含む。この態様により、情報処理装置は、講師の指導に関する属性を考慮し、生徒に適合する講師を決定することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、情報処理装置は、前記適合講師による授業の実行後、当該適合講師の指導結果に関する情報に基づき、前記適合講師に対応する前記講師情報又は前記適合講師の決定に用いるパラメータ情報を更新する更新手段をさらに有する。この態様により、情報処理装置は、講師情報又は適合講師の決定に用いるパラメータ情報の少なくとも一方を好適に更新し、次回以降の講師の選定の精度を好適に向上させることができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記指導結果に関する情報は、前記授業を行った前記適合講師への前記生徒による評価を示す情報である。この態様により、情報処理装置は、授業を行った講師への生徒による評価を示す情報に基づき、上述の講師情報又はパラメータ情報の少なくとも一方を好適に更新し、次回以降の講師の選定の精度を向上させることができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、情報処理装置は、前記決定手段が決定した複数の前記適合講師の一覧を前記生徒が使用する端末に表示すると共に、前記一覧から前記生徒を担当する講師を選択する入力を受け付ける表示手段をさらに有する。この態様により、情報処理装置は、生徒に適合する講師として選定した適合講師から、生徒の好みに基づき担当講師を好適に決定することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、情報処理装置は、前記生徒が使用する端末と、前記適合講師が使用する端末との通信を制御する通信制御手段をさらに備え、前記通信制御手段は、前記生徒が使用する端末と、前記適合講師が使用する端末との間で授受が行われる個人情報又は音声データの少なくとも一方を、匿名性を有する情報に変換する。この態様により、情報処理装置は、生徒と講師との匿名性を好適に保ちつつ、遠隔での授業を実行させることができる。
本開示の他の観点では、情報処理装置が実行する制御方法であって、生徒の属性に関する生徒情報を取得する第1取得工程と、前記生徒を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報を取得する第2取得工程と、前記生徒情報と、前記講師情報とに基づき、前記複数の講師から、前記生徒の担当として適合する適合講師を決定する決定工程と、を有する。情報処理装置は、この制御方法を実行することで、生徒を担当する候補となる複数の講師から、生徒に適合する講師を好適に決定することができる。
本開示のさらに別の観点では、コンピュータが実行するプログラムであって、生徒の属性に関する生徒情報を取得する第1取得手段と、前記生徒を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報を取得する第2取得手段と、前記生徒情報と、前記講師情報とに基づき、前記複数の講師から、前記生徒の担当として適合する適合講師を決定する決定手段としてコンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の情報処理装置を実現することができる。
本開示によれば、情報処理装置は、生徒を担当する候補となる複数の講師から、生徒に適合する講師を好適に決定することができる。
実施形態に係る遠隔授業システムの構成を示す。 生徒端末、講師端末及び管理装置の各構成を示すブロック図である。 生徒情報のデータ構造の一例である。 講師情報のデータ構造の一例である。 講師の選定に関する処理の概要を示すフローチャートの一例である。 マッチング処理の手順を示すフローチャートの一例である。 接続開始画面の表示例である。 講師選択画面の表示例である。 変形例における遠隔授業実行後の生徒端末及び管理装置の処理手順を示すフローチャートの一例である。 評価画面の表示例である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態における遠隔授業システム100の構成を示す。遠隔授業システム100は、データ通信を用いた遠隔授業に関するシステムであり、生徒が使用する複数の生徒端末10(10A〜10C、…)と、生徒の指導を行う講師が使用する複数の講師端末20(20A〜20D、…)と、生徒端末10と講師端末20との通信接続の管理を行う管理装置30と、を有する。生徒端末10と、講師端末20と、管理装置30とは、通信網5又は通信網6を介してデータ通信を行う。なお、通信網5と通信網6とは同一の通信網であってもよい。
生徒端末10は、生徒が個別に使用する端末であり、1対1での生徒と講師との遠隔授業において用いられる。生徒端末10は、学校又は民間教育機関の生徒が学校内において使用する端末装置であってもよく、当該生徒が自宅において使用する端末装置であってもよい。
生徒端末10は、管理装置30に対し、遠隔授業を受けるための接続要求情報「D1」を送信する。接続要求情報D1には、例えば、生徒端末10を使用する生徒が遠隔授業を受ける科目に関する情報、遠隔授業に関する要望に関する情報などが含まれる。そして、生徒端末10は、接続要求情報D1の送信後、授業を担当する講師が使用する講師端末20と通信を確立し、遠隔授業のためのデータである遠隔授業用データ「D3」の授受を行う。遠隔授業用データD3には、リアルタイムに取得される画像及び音声などの種々の情報が含まれる。この場合、生徒端末10は、例えば、カメラ及び音声入力装置などを内蔵又はこれらと電気的に接続しており、遠隔授業中において、当該カメラが生成した画像データ及び音声入力装置が生成した音声データを、講師端末20に送信する。また、生徒端末10は、ディスプレイ及びスピーカなどを有し、講師端末20から送信される情報に画像データ及び音声データが含まれていた場合には、当該画像データをディスプレイに表示したり、音声データをスピーカにより出力したりする。
なお、図1では、一例として、生徒端末10Aは、接続要求情報D1を管理装置30に対して送信後、講師端末20Bと遠隔授業用データD3の授受を行っている。また、生徒端末10Bは、接続要求情報D1を管理装置30に対して送信後、講師端末20Dと遠隔授業による遠隔授業用データD3の授受を行っている。
講師端末20は、講師が個別に使用する端末であり、1対1での生徒と講師との遠隔授業において用いられる。講師端末20は、遠隔授業を行うための接続先を指定する接続指示情報「D2」を管理装置30から受信した場合に、接続指示情報D2により指定された接続先となる生徒端末10と通信の確立を行う。そして、その後、講師端末20は、通信を確立した生徒端末10と遠隔授業用データD3の授受を行う。講師端末20は、学校内において先生が使用する端末装置であってもよく、民間教育機関の講師が使用する端末装置であってもよい。以後においては、学校の先生、民間教育機関の講師、及びその他の指導者を、単に「講師」とも呼ぶ。また、好適には、講師端末20は、生徒端末10と同様、カメラ、音声入力装置、ディスプレイ、スピーカなどを有し、遠隔授業時において画像データや音声データの送信及び再生を行う。
なお、図1では、一例として、講師端末20Bは、管理装置30から接続指示情報D2を受信後、生徒端末10Aと通信を確立して遠隔授業用データD3の授受を行っている。また、講師端末20Dは、管理装置30から接続指示情報D2を受信後、生徒端末10Bと通信を確立して遠隔授業用データD3の授受を行っている。
管理装置30は、生徒端末10と講師端末20との接続を管理する。本実施形態では、管理装置30は、生徒端末10から接続要求情報D1を受信した場合に、接続要求情報D1の送信元の生徒端末10の生徒の担当に適した講師を選択する処理(「マッチング処理」とも呼ぶ。)を実行する。そして、管理装置30は、マッチング処理により選択した講師が使用する講師端末20に対し、接続要求情報D1の送信元の生徒端末10と接続開始を指示する接続指示情報D2を送信する。この場合、接続指示情報D2には、講師端末20が生徒端末10と通信を行うために必要な情報が含まれている。管理装置30は、「情報処理装置」の一例である。
遠隔授業システム100の構成は、図1に示す構成に限定されない。例えば、生徒端末10と講師端末20とは、管理装置30を介して遠隔授業用データD3の授受を行ってもよい。この場合、管理装置30は、接続指示情報D2を管理装置30に送信する代わりに、対象となる生徒端末10及び講師端末20と夫々接続を確立し、遠隔授業用データD3の中継処理を行う。
なお、図1では、生徒端末10及び講師端末20は、ノート型パソコンとして表示されているが、これに限定されず、デスクトップ型パソコンであってもよく、タブレット型端末(スマートフォンを含む)であってもよい。
[装置構成]
図2(A)は、生徒端末10の構成を示すブロック図である。図示のように、生徒端末10は、通信部11、記憶部12、入力部13、制御部14、及び出力部15を備える。これらの構成要素は、バス19により相互に接続されている。
通信部11は、制御部14の制御に基づき、講師端末20及び管理装置30等の外部装置と通信を行う。記憶部12は、RAM、ROMなどのメモリにより構成される。記憶部12には、制御部14により実行される様々な処理のプログラムが記憶される。また、記憶部12は、制御部14が様々な処理を実行する際の作業メモリとして機能する。なお、記憶部12は、生徒端末10に接続又は内蔵されたハードディスクなどの外部記憶装置であってもよく、フラッシュメモリなどの記憶媒体であってもよい。
入力部13は、生徒端末10に入力される情報を生成する。入力部13は、例えば、マウス、ボタン、タッチパネル、カメラ、マイクなどの音声入力装置等であってもよく、これらのデバイスに接続するためのインターフェースであってもよい。
出力部15は、制御部14の制御に基づき、所定の表示及び音出力を行う。出力部15は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、スピーカ、ヘッドホン等であってもよく、これらのデバイスに接続するためのインタ−フェースであってもよい。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサ(コンピュータ)により構成され、生徒端末10の各構成要素を制御する。制御部14は、記憶部12に記憶されるプログラムに基づき、所定の処理を行う。
図2(B)は、講師端末20の構成を示すブロック図である。図示のように、講師端末20は、通信部21、記憶部22、入力部23、制御部24、及び出力部25を備える。これらの構成要素は、バス29により相互に接続されている。
通信部21は、制御部24の制御に基づき、生徒端末10等の外部装置と通信を行う。記憶部22は、RAM、ROMなどのメモリにより構成される。記憶部22には、制御部24により実行される様々な処理のプログラムが記憶される。また、記憶部22は、制御部24が様々な処理を実行する際の作業メモリとしても機能する。
なお、記憶部22は、講師端末20に接続又は内蔵されたハードディスクなどの外部記憶装置であってもよく、フラッシュメモリなどの記憶媒体であってもよい。なお、記憶部22は、講師端末20とデータ通信を行うサーバ装置であってもよい。この場合、記憶部22は、複数のサーバ装置から構成されてもよい。
入力部23は、講師端末20に入力される情報を生成する。入力部23は、例えば、マウス、ボタン、タッチパネル、カメラ、マイクなどの音声入力装置等であってもよく、これらのデバイスに接続するためのインターフェースであってもよい。
出力部25は、制御部24の制御に基づき、所定の表示及び音出力を行う。出力部25は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、スピーカ、ヘッドホン等であってもよく、これらのデバイスに接続するためのインターフェースであってもよい。
制御部24は、CPU、GPUなどのプロセッサ(コンピュータ)により構成され、講師端末20の各構成要素を制御する。制御部24は、記憶部22に記憶されるプログラムに基づき、所定の処理を行う。
図2(C)は、管理装置30の構成を示すブロック図である。図示のように、管理装置30は、通信部31、記憶部32、及び制御部34を備える。これらの構成要素は、バス39により相互に接続されている。
通信部31は、制御部34の制御に基づき、生徒端末10及び講師端末20等の外部装置と通信を行う。記憶部32は、RAM、ROMなどのメモリにより構成される。記憶部32には、制御部34により実行される様々な処理のプログラムが記憶される。また、記憶部32は、制御部34が様々な処理を実行する際の作業メモリとしても機能する。
また、記憶部32は、生徒情報35と、講師情報36と、マッチング処理情報37と、を有する。生徒情報35は、遠隔授業を行う生徒に関する種々の属性を示した情報である。生徒情報35の詳細については、図3を参照して詳しく説明する。講師情報36は、遠隔授業を担当可能な講師に関する種々の属性を示した情報である。講師情報36の詳細については、図4を参照して詳しく説明する。
マッチング処理情報37は、マッチング処理に必要な情報を記憶する。例えば、マッチング処理情報37は、マッチング処理において用いられるアルゴリズムに必要なパラメータの情報(「パラメータ情報」とも呼ぶ。)を記憶する。この場合、マッチング処理において用いられるアルゴリズムは、例えば、学習モデルに基づくアルゴリズムであり、サポートベクターマシーンやニューラルネットワークなどの機械学習のアルゴリズムである。マッチング処理において用いられるアルゴリズムが畳み込みニューラルネットワークなどのニューラルネットワークである場合、パラメータ情報は、例えば、層構造、各層のニューロン構造、各層におけるフィルタ数及びフィルタサイズ、並びに各フィルタの各要素の重みなどの情報を含む。他の例では、マッチング処理情報37は、講師の各属性等と生徒の各属性等との相性を示すスコアを示すマップ情報を含んでもよい。上述のスコアは、後述するマッチング処理において授業を受ける生徒と候補となる各講師との適合度の算出に好適に用いられる。
なお、記憶部32は、管理装置30に接続又は内蔵されたハードディスクなどの外部記憶装置であってもよく、フラッシュメモリなどの記憶媒体であってもよい。なお、記憶部32は、管理装置30とデータ通信を行うサーバ装置であってもよい。この場合、記憶部32は、複数のサーバ装置から構成されてもよい。この場合、生徒情報35と、講師情報36と、マッチング処理情報37とは、複数のサーバ装置により分散して記憶されてもよい。
また、記憶部32は、生徒の遠隔授業に関する受講履歴に関する情報をさらに記憶してもよい。この場合、記憶部32は、制御部34の制御に基づき、遠隔授業が行われる毎に、遠隔授業を受けた生徒の生徒IDと遠隔授業を行った講師の講師IDとを少なくとも関連付けて記憶する。
制御部34は、CPU、GPUなどのプロセッサ(コンピュータ)により構成され、管理装置30の各構成要素を制御する。制御部34は、記憶部32に記憶されるプログラムに基づき、所定の処理を行う。制御部34は、「第1取得手段」、「第2取得手段」、「決定手段」、「表示手段」、「更新手段」、「通信制御手段」及びプログラムを実行する「コンピュータ」の一例である。
[データ構造]
図3は、生徒情報35のデータ構造の一例である。生徒情報35は、生徒毎の種々の属性を示す情報であって、図3の例では、主に、「生徒ID」、「氏名」、「性別」、「学年」、「学校での取組結果」、「民間教育機関での取組結果」、「希望講師属性」の各項目を有する。生徒情報35の各レコードは、生徒毎に設けられる。
「生徒ID」は、生徒毎に割り当てられる固有の識別番号を示す。「氏名」及び「性別」は、対象の生徒の氏名と性別をそれぞれ示す。「学年」は、対象の生徒が属する学年を示す。
「学校での取組結果」は、対象の生徒に関する学校での取組みに関する結果を示す。学校での取組結果の例は、学校内のテストの成績、授業に取り組む姿勢、課外活動に取り組む姿勢などを含む。図3の例では、「学校での取組結果」は、一例として、「総合成績」、「算数成績」、「授業態度」、「意欲」、「積極性」などの各サブ項目を有する。なお、図3では、一例として、各サブ項目に記録する内容を1(最低評価)から5(最高評価)までの5段階評価としている。
「総合成績」は、対象の生徒の学校内のテストにおける総合成績を示す。なお、以後において、「成績」は、直前のテスト(例えば中間テストや期末テスト)に対する成績であってもよく、現在の学期内での成績であってもよく、現在の学年における成績であってもよい。「算数成績」は、対象の生徒の学校内の算数のテストにおける成績を示す。「授業態度」は、対象の生徒の授業態度に対する評価を示す。「意欲」は、対象の生徒の意欲に対する評価を示す。「積極性」は、対象の生徒の積極性に対する評価を示す。
「民間教育機関での取組結果」は、対象の生徒に関する民間教育機関(所謂、塾等)での取組みに関する結果を示す。民間教育機関での取組結果の例は、民間教育機関内のテストの成績、授業に取り組む姿勢などを含む。図3の例では、「民間教育機関での取組結果」は、一例として、「機関ID」、「総合成績」、「算数成績」、「国語成績」などの各サブ項目を有する。なお、対象の生徒が複数の民間教育機関に所属している場合(例えば生徒ID「S3002」の生徒の場合)には、所属する民間教育機関毎に各サブ項目の内容が記録される。
「機関ID」は、対象の生徒が所属(参加)する民間教育機関の識別番号を示す。「総合成績」は、対象の生徒の対象の民間教育機関が実施するテストの総合成績を示す。「算数成績」及び「国語成績」は、対象の生徒の対象の民間教育機関が実施する算数及び国語のテストの成績をそれぞれ示す。
「希望講師属性」は、対象の生徒が希望する講師の属性を示す。図3の例では、「希望講師属性」は、「性別」、「年齢」、「指導スピード」、「指導履歴」の各サブ項目を有する。
「性別」は、対象の生徒が希望する講師の性別を示す。「年齢」は、対象の生徒が希望する講師の年齢を示す。「指導スピード」は、対象の生徒が希望する講師の指導スピードを示す。「指導歴」は、対象の生徒が希望する講師の指導歴(ここでは指導の通算期間)を示す。
このように、図3に示す生徒情報35は、各生徒の属性に関する「生徒ID」、「氏名」、「性別」、「学年」、「学校での取組結果」、「民間教育機関での取組結果」の各項目と、各生徒が希望する講師の属性に関する「希望講師属性」の項目とを含む。そして、「性別」、「学年」、「学校での取組結果」、「民間教育機関での取組結果」、及び「希望講師属性」の各項目に記録される情報は、マッチング処理に好適に用いられる。
なお、生徒情報35のデータ構造は、図3に示すデータ構造に限られない。例えば、生徒情報35は、図3に示す各項目に加えて、各生徒が使用する生徒端末10と通信を行うための通信アドレスの情報、及び、遠隔授業に用いられるアカウントやパスワードの情報などを含んでもよい。
図4は、講師情報36のデータ構造の一例である。図4に示す講師情報36は、講師毎の種々の属性を示す情報であって、主に、「講師ID」、「氏名」、「対応可否」、「性別」、「指導歴」、「担当教科」、「性格」、「指導スピード」、「得意生徒属性」、「苦手生徒属性」の各項目を有する。なお、「指導歴」、「担当教科」、「性格」、「指導スピード」、「得意生徒属性」、「苦手生徒属性」の各項目に記録される情報は、講師の指導に関する属性を示す情報の一例である。
「講師ID」は、遠隔授業を担当する候補となる講師毎に割り当てられる固有の識別番号を示す。「氏名」は、対象の講師の氏名を示す。
「対応可否」は、対象の講師の対応可否(即ち空きの有無)を示す。なお、対象の講師が現時点において授業を行うことができない場合には、「対応可否」に「不可」が登録され、対象の講師が現時点において授業を受け持つことが可能な場合には、「対応可否」に「可」が登録される。なお、対象の講師が現時点において授業を行うことができない場合には、例えば、他の生徒に対する授業その他の予定に従事中である場合、授業の準備ができていない場合、及び、授業時間よりも短い所定時間以内に従事する予定がある場合などが含まれる。
なお、管理装置30は、例えば、「対応可否」の項目を、講師端末20から送信される情報に基づき更新してもよい。この場合、管理装置30は、「対応可否」を変更する必要が生じた場合に、「対応可否」の変更に関する指示情報を、対象の講師が使用する講師端末20から受信する。そして、管理装置30は、この場合、当該指示情報の送信元の講師端末20の講師に対応する講師情報36の「対応可否」の内容を変更する。他の例では、管理装置30は、「対応可否」の項目を自動更新してもよい。この場合、管理装置30は、例えば、対象の講師が遠隔授業を開始したと判定した場合に、「対応可否」を「可」から「否」に変更し、対象の講師による遠隔授業が終了したと判定した場合に、「対応可否」を「否」から「可」に変更する。なお、管理装置30は、各講師のスケジュール情報を参照可能な場合には、当該スケジュール情報に基づき、各講師の「対応可否」に登録すべき内容を更新してもよい。
「性別」は、対象の講師の性別を示す。「指導歴」は、対象の講師の指導歴(ここでは指導の通算期間)を示す。「担当教科」は、対象の講師が担当する教科を示す。「性格」は、対象の講師の性格を示す。なお、「性格」には、例えば、予め用意された複数の性格の種類の中から対象の講師が最も該当する性格の種類が登録される。「指導スピード」は、対象の講師の指導スピード(授業の進め方の早さ)を示す。
「得意生徒属性」は、対象の講師が指導するにあたり得意とする生徒に関する属性を示す。図4の例では、「得意生徒属性」は、「成績」、「学年」、「性別」、「意欲」の各サブ項目を有する。「成績」は、対象の講師が指導するにあたり得意とする生徒の成績を示す。「学年」は、対象の講師が指導するにあたり得意とする生徒の学年を示す。「性別」は、対象の講師が指導するにあたり得意とする生徒の性別を示す。「意欲」は、対象の講師が指導するにあたり得意とする生徒の意欲のレベルを示す。
「苦手生徒属性」は、対象の講師が指導するにあたり苦手とする生徒に関する属性を示す。図4の例では、「苦手生徒属性」は、「成績」、「学年」、「性別」、「意欲」の各サブ項目を有する。「成績」は、対象の講師が指導するにあたり苦手とする生徒の成績を示す。「学年」は、対象の講師が指導するにあたり苦手とする生徒の学年を示す。「性別」は、対象の講師が指導するにあたり苦手とする生徒の性別を示す。「意欲」は、対象の講師が指導するにあたり苦手とする生徒の意欲のレベルを示す。
このように、図4に示す講師情報36は、各講師の属性に関する「講師ID」、「氏名」、「性別」、「指導歴」、「担当教科」、「性格」、「指導スピード」の各項目と、各講師が得意又は苦手な生徒に関する属性を示す「得意生徒属性」及び「苦手生徒属性」の各項目を有する。これらの各項目の情報は、マッチング処理において好適に使用される。また、講師情報36は、各講師の空き状況を示す「対応可否」の項目を有することから、管理装置30は、講師情報36を参照することで、授業を担当することができる講師を好適に識別することができる。
なお、講師情報36のデータ構造は、図4に示すデータ構造に限られない。例えば、講師情報36は、図4に示す各項目に加えて、各講師が使用する講師端末20と管理装置30が通信を行うための通信アドレスの情報などを含んでもよい。
[担当講師の選定]
次に、授業を担当する講師(「担当講師」とも呼ぶ。)の選定方法について具体的に説明する。
(1)処理概要
図5は、生徒端末10、講師端末20及び管理装置30が夫々実行する担当講師の選定処理の概要を示すフローチャートの一例である。
まず、生徒端末10は、遠隔授業の開始を指示する入力を検知した場合に接続要求情報D1を生成し、当該接続要求情報D1を管理装置30へ送信する(ステップS11)。また、この場合、生徒端末10は、例えば、特定の講師の指名の有無及び指名する講師の名前等に関する入力を受け付け、当該入力に関する情報を、接続要求情報D1にさらに含める。ステップS11に関する処理については、図7の接続開始画面の説明において具体的に述べる。
この場合、管理装置30は、生徒端末10から送信される接続要求情報D1を受信する(ステップS21)。そして、管理装置30は、マッチング処理の要求の有無を判定する(ステップS22)。例えば、管理装置30は、接続要求情報D1において特定の講師が遠隔授業の担当講師として指定されている場合には、マッチング処理の要求がないと判定する。一方、管理装置30は、特定の講師が遠隔授業の担当講師として指定されていない阿合には、マッチング処理の要求があると判定する。
そして、管理装置30は、マッチング処理の要求がある場合(ステップS22;Yes)、マッチング処理を実行する(ステップS23)。マッチング処理では、管理装置30は、対象の生徒に対する後述の適合度が所定順位以内となる講師を、授業の担当講師として適合する講師(「適合講師」とも呼ぶ。)として選定する。マッチング処理の詳細については、後述の「(2)マッチング処理」のセクションにおいて詳しく説明する。
そして、管理装置30は、マッチング処理により選定した適合講師に関する表示情報を、接続要求情報D1の送信元の生徒端末10に送信する(ステップS24)。この場合、例えば、管理装置30は、適合講師から遠隔授業を担当する講師を選択するための画面(「講師選択画面」とも呼ぶ。)の表示情報を、上述の適合講師の表示情報として生徒端末10に送信する。講師選択画面については、「(3)表示例」のセクションにおいて詳しく説明する。
一方、管理装置30は、マッチング処理の要求がないと判定した場合(ステップS22;No)、ステップS26へ処理を進める。この場合、管理装置30は、例えば、接続要求情報D1において指定された講師を担当講師として遠隔授業が行われると判定し、ステップS26以降の処理を実行する。
接続要求情報D1の送信後、生徒端末10は、管理装置30から適合講師の表示情報を受信する(ステップS12)。この場合、生徒端末10は、管理装置30から受信した適合講師の表示情報に基づき、各適合講師に関する情報の一覧表示を行うと共に、一覧表示された適合講師から担当講師の選択を受け付ける(ステップS13)。そして、生徒端末10は、担当講師を指定する入力を検知した場合、当該入力により指定された担当講師を示す情報である講師指定情報を、管理装置30に送信する(ステップS14)。
管理装置30は、ステップS24において生徒端末10に適合講師の表示情報の送信後、当該生徒端末10から講師指定情報を受信する(ステップS25)。この場合、管理装置30は、講師指定情報により指定された講師が使用する講師端末20に対し、接続指示情報D2を送信する(ステップS26)。この場合、講師指定情報により指定された講師が使用する講師端末20は、管理装置30から接続指示情報D2を受信する(ステップS31)。この場合、講師端末20は、接続要求情報D1の送信元の生徒端末10と通信を確立し、遠隔授業用データD3の送受信を当該生徒端末10と行う(ステップS32)。
なお、講師端末20は、ステップS32での生徒端末10との通信の確立及び遠隔授業用データD3の送受信を、管理装置30を介して実行してもよく、管理装置30を介さずに実行してもよい。後者の場合、例えば、接続指示情報D2には、生徒端末10と通信を確立するための生徒端末10の通信アドレス情報等が含まれており、講師端末20は、当該接続指示情報D2を参照することで、生徒端末10との通信の確立を行う。
ステップS32において、生徒端末10と管理装置30との通信の確立及び遠隔授業用データD3の送受信を管理装置30が仲介する場合(即ち生徒端末10と管理装置30との通信制御を行う場合)、管理装置30は、匿名性を保護するための処理を行うとよい。具体的には、管理装置30は、生徒端末10と管理装置30との間で授受が行われる個人情報又は音声データの少なくとも一方を、匿名性を有する情報に変換する。例えば、管理装置30は、生徒端末10と管理装置30との通信を確立する際に、生徒端末10に表示させる担当講師の氏名などの個人の識別性が高い一部の個人情報を、アルファベットや記号などを用いた匿名性がある情報に変換する。同様に、管理装置30は、生徒端末10と管理装置30との通信を確立する際に、講師端末20に表示させる生徒の氏名などの個人の識別性が高い一部の個人情報を、アルファベットや記号などを用いた匿名性がある情報に変換する。また、管理装置30は、遠隔授業用データD3の中継を行う場合には、遠隔授業用データD3に含まれる音声データを、公知の音声変換技術に基づき、匿名性がある(即ち声質が異なる)音声データに変換する。このようにすることで、管理装置30は、生徒と講師との匿名性を好適に保ちつつ、遠隔授業を実行させることができる。
(2)マッチング処理
次に、管理装置30が実行するマッチング処理の詳細について説明する。概略的には、管理装置30は、生徒端末10から接続要求情報D1を受信した場合に、生徒情報35と、講師情報36とを参照し、対象の生徒と各講師とのマッチングの度合い(「適合度Dm」とも呼ぶ。)を算出する。そして、管理装置30は、適合度Dmが最も高い上位所定数の講師を、適合講師として選定する。
図6は、図5のステップS23において管理装置30が実行するマッチング処理の手順を示すフローチャートの一例である。
まず、管理装置30は、接続要求情報D1の受信後、接続要求情報D1の送信元の生徒端末10を使用する生徒に対する生徒情報35を、記憶部32から取得する(ステップS41)。また、管理装置30は、授業を担当することが可能な講師に対応する講師情報36を、記憶部32から取得する(ステップS42)。例えば、管理装置30は、講師情報36の「対応可否」(図4参照)の項目を参照し、「対応可否」が「可」となる講師の講師情報36を取得する。また、接続要求情報D1において授業を行う教科が指定されていた場合には、管理装置30は、講師情報36の「担当教科」の項目を参照し、指定された教科の授業を行うことが可能な講師の講師情報36を取得する。
次に、管理装置30は、ステップS41で取得した生徒情報35と、ステップS42で取得した講師情報36とに基づき、対応可能な講師毎の適合度Dmを算出する(ステップS43)。そして、管理装置30は、適合度Dmが上位所定順位内となる講師を、適合講師として選定する(ステップS44)。
ここで、ステップS43における適合度Dmの算出方法の具体例について説明する。
例えば、マッチング処理情報37は、講師の各属性等と生徒の各属性等との相性を示すスコアを示すマップ情報を含み、管理装置30は、上述のマップ情報を参照し、講師毎に上述のスコアを加算することで適合度Dmを算出する。例えば、生徒の性別と講師の性別とが生徒と講師の相性の良し悪しに関連する場合、上述のマップ情報には、生徒情報35の「性別」と講師情報36の「性別」とが同一の場合のスコアと、異なる場合のスコアとがそれぞれ記録される。他の例では、生徒の授業態度と講師の性格とが生徒と講師の相性の良し悪しに関連する場合、上述のマップ情報には、生徒情報35の「学校での取組結果」に含まれる「授業態度」の各評価値と講師情報36の「性格」に記録される性格の種別との組み合わせごとのスコアが記録される。
また、マップ情報には、生徒情報35の「希望講師属性」に記録された属性と一致する属性を有する講師の適合度Dmに対し、加算すべきスコアの情報が含まれてもよい。この場合、管理装置30は、希望講師属性と一致する属性の個数に応じて、当該属性を有する講師の適合度Dmに対し、マップ情報に記憶されたスコアを加算する。同様に、マップ情報には、講師情報36の「得意生徒属性」に記録された属性と一致する属性を対象の生徒が有する場合に、対象の講師の適合度Dmに加算すべきスコアの情報が含まれてもよい。また、マップ情報には、講師情報36の「苦手生徒属性」に記録された属性と一致する属性を対象の生徒が有する場合に、対象の講師の適合度Dmに対して減算すべきスコアの情報が含まれてもよい。
そして、管理装置30は、講師毎に算出した適合度Dmが上位所定順位内となる講師を、適合講師として選定する。これにより、管理装置30は、遠隔授業を受ける生徒と相性が良いと推定される講師を好適に適合講師として選定し、対象の生徒に提示することができる。
なお、管理装置30は、ニューラルネットワークなどの学習モデルを用いて適合講師を決定してもよい。この場合、例えば、管理装置30は、マッチング処理情報37に記憶された学習済みのパラメータを上述の学習モデルに適用し、ステップS41で取得した生徒情報35と、ステップS42で取得した講師情報36とを学習モデルに入力することで、適合講師を決定する。
(3)表示例
図7は、図5のステップS11の接続要求情報D1の送信に関連する接続開始画面の表示例である。生徒端末10は、例えば、管理装置30とのログイン処理等を経た後、所定のURLにアクセスすることで、図7に示す接続開始画面の表示情報を管理装置30から受信する。
図7では、生徒端末10は、管理装置30から受信する表示情報に基づき、接続開始画面上に、教科選択欄41と、講師希望選択欄42と、開始ボタン43とを表示している。
教科選択欄41は、遠隔授業により受ける教科を指定する選択欄である。ここでは、一例として、教科選択欄41は、プルダウンメニュー形式の選択欄となっている。講師希望選択欄42は、講師を直接指名するか、コンピュータ(即ち管理装置30)による講師の自動選定を行うかを指定する欄である。ここでは、一例として、講師希望選択欄42は、「講師を直接指名」又は「コンピュータによる選定」の2択のラジオボタンとなっている。また、講師希望選択欄42には、「講師を直接指名」を選択した場合に講師を指定するための入力欄420が設けられている。
そして、生徒端末10は、開始ボタン43が選択されたことを検知した場合、教科選択欄41において指定された教科、及び、講師希望選択欄42における選択内容並びに入力欄420への入力内容に関する情報を含む接続要求情報D1を生成する。そして、生徒端末10は、生成した接続要求情報D1を管理装置30に送信する。
図8は、図5のステップS13において生徒端末10が表示する画面である講師選択画面の表示例である。管理装置30は、マッチング処理の実行後、決定した適合講師に対応する講師情報36に基づき講師選択画面の表示情報を生成し、生徒端末10は、管理装置30から上述の表示情報を受信することで、図8の講師選択画面を表示する。
生徒端末10は、講師選択画面上に、適合講師一覧表46と、講師選択ボタン47(47A〜47C)と、戻るボタン48とを表示している。
ここで、管理装置30は、適合講師一覧表46において、マッチング処理により決定された3人の適合講師を、適合度Dmが高い順に並べて表示している。ここでは、適合講師一覧表46上に、「氏名」、「性別」、「指導歴」、「指導スピード」、「受講回数」、「適合度」の各項目を表示している。
「氏名」及び「性別」は、講師情報36に記録された適合講師の氏名及び性別をそれぞれ示す。「指導歴」は、講師情報36に記録された適合講師の指導歴(指導の通算期間)を示す。「指導スピード」は、講師情報36に記録された適合講師の指導スピードを示す。「受講回数」は、対象の生徒(ここではAAさん)が適合講師の授業を受けた回数(受講回数)を示す。「適合度」は、適合講師に対して管理装置30がマッチング処理において算出した適合度Dmを示す。なお、管理装置30は、上述の「受講回数」を、例えば、記憶部22が記憶する遠隔授業に関する受講履歴に関する情報に基づき算出する。
なお、好適には、管理装置30は、「氏名」に表示させる適合講師の氏名を、講師情報36に記録された適合講師の氏名から匿名に変更して表示するとよい。これにより、管理装置30は、適合講師の個人情報を好適に保護することができる。
また、講師選択ボタン47(47A〜47C)は、適合講師一覧表46に表示された適合講師毎に設けられている。そして、生徒端末10は、いずれかの講師選択ボタン47が選択されたことを検知した場合、選択された講師選択ボタン47に対応する適合講師が遠隔授業の担当講師として選択されたとみなし、当該担当講師を指定した講師指定情報を、管理装置30に送信する(図5のステップS14参照)。
また、生徒端末10は、戻るボタン48が選択されたことを検知した場合、図7に示す接続開始画面へ画面を遷移させ、受講する教科等の選択を再び受け付ける。
このように、講師選択画面では、生徒端末10は、適合講師の属性の一覧を適合講師一覧表46に表示すると共に、任意の適合講師の選択を講師選択ボタン47により受け付ける。これにより、生徒端末10は、遠隔授業を受ける生徒の好みについても好適に考慮して遠隔授業を行う講師を決定することができる。
[変形例]
次に、本実施形態に好適な変形例について説明する。以下に示す変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
管理装置30は、遠隔授業による指導結果に関する情報(「指導結果情報」とも呼ぶ。)を生成し、当該指導結果情報に基づき講師情報36又はマッチング処理情報37の少なくとも一方を更新してもよい。これにより、管理装置30は、遠隔授業による指導結果を好適に反映したマッチング処理を実現する。
図9は、変形例1において遠隔授業実行後の生徒が使用する生徒端末10と管理装置30とが実行するフローチャートの一例である。図9の例では、一例として、遠隔授業を実行した生徒が使用する生徒端末10は、当該生徒が受けた遠隔授業に関する種々の評価の入力を受け付け、受け付けた入力情報を指導結果情報として管理装置30に供給する。
まず、管理装置30は、遠隔授業が終了した生徒が使用する生徒端末10に対し、指導結果情報を要求する情報(「指導結果要求情報」とも呼ぶ。)を送信する(ステップS61)。この場合、例えば、管理装置30は、指導結果要求情報として、遠隔授業を行った講師に対する種々の評価を入力する画面(「評価画面」とも呼ぶ。)の表示情報を、生徒端末10に送信する。
生徒端末10は、管理装置30から指導結果要求情報を受信する(ステップS51)。そして、生徒端末10は、管理装置30から受信した指導結果要求情報に基づき、評価画面を表示し、遠隔授業を行った講師に関する種々の評価の入力を受け付ける(ステップS52)。評価画面の表示例については、図10を参照して後述する。そして、生徒端末10は、ステップS52で受け付けた、講師に関する種々の評価に関する入力情報を、指導結果情報として管理装置30に送信する(ステップS53)。
その後、管理装置30は、上述の生徒端末10から、指導結果情報を受信する(ステップS62)。そして、管理装置30は、ステップS62で受信した指導結果要求情報に基づき、講師情報36又はマッチング処理情報37の少なくともいずれかの更新を行う(ステップS63)。
ここで、ステップS63の処理について補足説明する。例えば、管理装置30は、遠隔授業の満足度が低い旨の評価が指導結果情報に含まれていた場合には、マッチング処理情報37に記憶された重み付けのパラメータなどのパラメータ情報を所定の規則に基づき変更する。この場合、管理装置30は、例えば、勾配降下法や誤差逆伝播法などの機械学習において用いられる任意の学習アルゴリズムを用いることで、上述のパラメータ情報の変更を行ってもよい。また、管理装置30は、遠隔授業を行った講師の学習スピード、性格等の講師の属性に関する評価が含まれていた場合には、当該評価に基づき、対象の講師の講師情報36を更新する。
図10は、図9のステップS52で生徒端末10が表示する評価画面の表示例である。生徒端末10は、管理装置30から受信する指導結果要求情報に基づき、評価画面上に、複数の項目に関する評価選択ボタン50〜52と、送信ボタン53とを表示している。
ここで、評価選択ボタン50は、遠隔授業に関する総合評価を5段階により指定するラジオボタンである。また、評価選択ボタン51は、講師の授業スピードを5段階により評価するラジオボタンである。また、評価選択ボタン52は、講師の授業の分かり易さを5段階により評価するラジオボタンである。また、生徒端末10は、上述した講師に関する評価以外の種々の評価を指定するための入力インターフェースを評価画面上に表示させてもよい。
そして、生徒端末10は、送信ボタン53が選択されたことを検知した場合、評価選択ボタン50〜52等において指定された項目を示す入力情報を、指導結果情報として管理装置30に送信する。その後、管理装置30は、生徒端末10から受信した指導結果情報に基づき、講師情報36又はマッチング処理情報37の少なくともいずれかの更新を行う。
このように、変形例1によれば、管理装置30は、遠隔授業を受けた生徒からの評価に基づく指導結果情報に基づき、講師情報36又はマッチング処理情報37の少なくともいずれかの更新を行い、次回以降のマッチング処理の精度を好適に高めることができる。
(変形例2)
図3に示す生徒情報35のデータ構造例において、生徒情報35が「希望講師属性」の項目を有する代わりに、管理装置30は、生徒端末10から受信する接続要求情報D1から、「希望講師属性」の項目に相当する情報を取得してもよい。
この場合、例えば、図7の接続開始画面において、管理装置30は、講師希望選択欄42の「コンピュータによる選定」が選択された場合に、生徒が希望する講師の種々の属性を指定する入力欄を設ける。そして、生徒端末10は、上述の入力欄により指定された講師の種々の属性に関する情報を、接続要求情報D1に含めて管理装置30に送信する。
このように、本変形例によっても、管理装置30は、希望する講師の属性に関する情報を好適に取得することができる。そして、管理装置30は、取得した希望講師属性の情報に基づき、マッチング処理を実行することができる。
5、6 通信網
10(10A〜10C) 生徒端末
20(20A〜20D) 講師端末
30 管理装置
35 生徒情報
36 講師情報
37 マッチング処理情報
100 遠隔授業システム

Claims (10)

  1. 生徒の属性に関する生徒情報を取得する第1取得手段と、
    前記生徒を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報を取得する第2取得手段と、
    前記生徒情報と、前記講師情報とに基づき、前記複数の講師から、前記生徒の担当として適合する適合講師を決定する決定手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記複数の講師の各々に対して前記生徒との適合度を算出し、当該適合度に基づき、前記適合講師を決定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生徒情報は、前記生徒の学校又は民間教育機関での取組みの結果に関する情報を含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記講師情報は、前記講師の指導に関する属性を示す情報を少なくとも含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記適合講師による授業の実行後、当該適合講師の指導結果に関する情報に基づき、前記適合講師に対応する前記講師情報又は前記適合講師の決定に用いるパラメータ情報の少なくとも一方を更新する更新手段をさらに有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記指導結果に関する情報は、前記授業を行った前記適合講師への前記生徒による評価を示す情報である、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記決定手段が決定した複数の前記適合講師の一覧を前記生徒が使用する端末に表示すると共に、前記一覧から前記生徒を担当する講師を選択する入力を受け付ける表示手段をさらに有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記生徒が使用する端末と、前記適合講師が使用する端末との通信を制御する通信制御手段をさらに備え、
    前記通信制御手段は、前記生徒が使用する端末と、前記適合講師が使用する端末との間で授受が行われる個人情報又は音声データの少なくとも一方を、匿名性を有する情報に変換する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置が実行する制御方法であって、
    生徒の属性に関する生徒情報を取得する第1取得工程と、
    前記生徒を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報を取得する第2取得工程と、
    前記生徒情報と、前記講師情報とに基づき、前記複数の講師から、前記生徒の担当として適合する適合講師を決定する決定工程と、
    を有する制御方法。
  10. 生徒の属性に関する生徒情報を取得する第1取得手段と、
    前記生徒を担当する候補となる複数の講師の属性に関する講師情報を取得する第2取得手段と、
    前記生徒情報と、前記講師情報とに基づき、前記複数の講師から、前記生徒の担当として適合する適合講師を決定する決定手段
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
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