JP2020197159A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

燃料噴射制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020197159A
JP2020197159A JP2019103013A JP2019103013A JP2020197159A JP 2020197159 A JP2020197159 A JP 2020197159A JP 2019103013 A JP2019103013 A JP 2019103013A JP 2019103013 A JP2019103013 A JP 2019103013A JP 2020197159 A JP2020197159 A JP 2020197159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fuel injection
internal combustion
combustion engine
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019103013A
Other languages
English (en)
Inventor
慶則 中山
Yoshinori Nakayama
慶則 中山
岡部 伸一
Shinichi Okabe
伸一 岡部
正顕 小川
Masaaki Ogawa
正顕 小川
義輝 矢澤
Yoshiteru Yazawa
義輝 矢澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Soken Inc filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019103013A priority Critical patent/JP2020197159A/ja
Publication of JP2020197159A publication Critical patent/JP2020197159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】デポジットの解消【解決手段】ここで提案される燃料噴射制御装置20aは、燃料に洗浄剤が含まれているか否かを判断する判断部20a1と、判断部20a1によって、燃料に洗浄剤が含まれていると判断された場合に燃料噴射制御を変更する制御変更部20a2とを有している。制御変更部20a2は、内燃機関1が予め定められた回転数以下であり、かつ、低トルクである場合に、燃料を所定量増量する処理を、予め定められた期間実行するように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料噴射制御装置に関する。
特開2003−83065号公報には、ピストン温度制御装置に関する提案が記載されている。ピストン冷却手段を備えた筒内噴射式内燃機関において、通常運転時のピストン冷却領域内で一時的に該ピストン冷却手段による冷却を停止することが開示されている。当該構成によれば、定常運転時のピストン冷却領域はピストン温度の上昇しやすい領域である。かかる領域で冷却が一時的に停止されることによって、燃焼に影響を及ぼすピストン表面のデポジットが焼き切られる、とされている。
特開2003−83065号公報
ところで、燃料に洗浄剤が添加される場合がある。当該洗浄剤が添加された場合に、効率良く洗浄剤を活用してデポジットを除去したいと、本発明者は考えた。
ここで提案される燃料噴射制御装置は、燃料に洗浄剤が含まれているか否かを判断する判断部と、判断部によって、燃料に洗浄剤が含まれていると判断された場合に燃料噴射制御を変更する制御変更部とを有している。制御変更部は、内燃機関が予め定められた回転数以下であり、かつ、低トルクである場合に、燃料を所定量増量する処理を、予め定められた期間実行するように構成されている。
かかる燃料噴射制御装置によれば、燃料に洗浄剤が含まれている場合に、効率良くピストン表面のデポジットを除去することができる。
図1は、内燃機関1の一例を示す模式図である。 図2は、燃料噴射制御装置20aの制御フローの一例を示すフローチャートである。
以下、ここで提案される燃料噴射制御装置の一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。本発明は、特に言及されない限りにおいて、ここで説明される実施形態に限定されない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、内燃機関1の一例を示す模式図である。なお、ここで提案される燃料噴射制御装置20aが適用される内燃機関1は、かかる形態に限定されない。内燃機関1は、適宜に「エンジン」とも称される。
図1に示されているように、内燃機関1は、シリンダヘッド4と、シリンダブロック5と、冷却水路6と、インジェクタ11と、スロットルバルブ12と、点火プラグ13と、可変吸気カムシャフト14と、可変排気カムシャフト15と、ピストンヘッド16と、吸気ポート17と、吸気バルブ18と、排気バルブ19と、ECU(エンジンコントロールユニット)20と、燃料タンク31と、燃料成分センサ32と、クランク角センサ41と、吸気カム角センサ42と、排気カム角センサ43と、アクセルセンサ44と、スロットルセンサ45と、エアフローメータ46とを備えている。ここで、ECU20は、内燃機関1を制御するための制御装置である。ECU20の一部は、ここで提案される燃料噴射制御装置20aとしての機能を奏するように構成されている。
シリンダブロック5は、ピストンヘッド16が上下動するシリンダ空間を有している。シリンダヘッド4は、シリンダ空間の上死点側の端部を覆うようにシリンダブロック5に組付けられている。シリンダヘッド4と、シリンダブロック5と、ピストンヘッド16とで囲まれた空間には、燃焼室30が形成されている。シリンダヘッド4には、燃焼室30に通じる吸気ポート17と排気ポート22とが形成されている。吸気ポート17には、可変吸気カムシャフト14を通じて開くタイミングが制御される吸気バルブ18が設けられている。排気ポート22には、排気ポート22を開閉する排気バルブ19が設けられている。シリンダヘッド4とシリンダブロック5には、冷却水路6が形成されている。冷却水路6には、図示は省略されているがラジエータから配管を通じて冷却水が供給される。
燃料タンク31には、内燃機関1で燃焼させる燃料が貯えられている。図示は省略するが、燃料タンク31には、インジェクタ11に通じる燃料供給管路が設けられている。インジェクタ11は、シリンダヘッド4に取り付けられている。インジェクタ11の噴射ノズル11a(燃料噴射ノズル)は、燃焼室30内で、ピストンヘッド16に向けられている。インジェクタ11は、インジェクタ11から供給される燃料供給量を調整するためのバルブ11bを有している。ECU20は、インジェクタ11のバルブ11bの開き具合を制御するように構成されている。
吸気ポート17と排気ポート22は、それぞれシリンダヘッド4に形成されており、内燃機関1の燃焼室30に通じている。吸気ポート17は、空気の取り込み口である。吸気ポート17には、可変吸気カムシャフト14で制御される吸気バルブ18が設けられている。吸気ポート17には、空気を取り込むための吸気管路34が接続されている。吸気管路34には、スロットルバルブ12が取り付けられている。スロットルバルブ12には、スロットルバルブ12の開度を調整するためのアクチュエータ12aが取り付けられている。排気ポート22は、内燃機関1で燃焼された燃焼ガスの排出口である。排気ポート22には、可変排気カムシャフト15で制御される吸気バルブ18が設けられている。排気ポート22には、燃焼ガスを排気するための排気管路36が接続されている。
クランク角センサ41は、ピストンロッドが取り付けられるクランクシャフト(図示省略)の回転角を検出するためのセンサである。
吸気カム角センサ42は、吸気カム角を検出するためのセンサである。吸気カム角は、この実施形態では、可変吸気カムシャフト14の回転角である。
排気カム角センサ43は、排気カム角を検出するためのセンサである。排気カム角は、この実施形態では、可変排気カムシャフト15の回転角である。
アクセルセンサ44は、アクセル38の操作量を検出するためのセンサである。
スロットルセンサ45は、スロットルバルブ12のシャフトの回転角を検出するためのセンサである。スロットルセンサ45は、スロットル開度センサとも称される。
これらのセンサは、それぞれシャフトに取り付けられたタイミングロータなどによって、回転角を検出するように取り付けられているとよい。センサの方式には、フォトトランジスターによる光学式や、電磁ピックアップによる電磁式などが採用されうる。
エアフローメータ46は、燃料室30への空気の流入量を計測するための装置である。エアフローメータ46は、エアフローセンサとも称される。これらのセンサ類は、それぞれ既存技術であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
この内燃機関1は、ピストンヘッド16の動作に対して、吸気バルブ18が開かれるタイミングや、排気バルブ19が開かれるタイミングが制御される。例えば、クランク角センサ41に基づいて、ピストンロッドが取り付けられたクランクシャフト(図示省略)の回転角が検出される。クランクシャフト(図示省略)の回転角に基づいて、ピストンヘッド16の動作が検出される。クランクシャフトの回転角に対して可変吸気カムシャフト14の回転角や可変排気カムシャフト15の回転角が制御されることによって、ピストンヘッド16の動作に対して吸気バルブ18が開かれるタイミングや、排気バルブ19が開かれるタイミングが制御される。吸気バルブ18が開かれるタイミングや、排気バルブ19が開かれるタイミングは、ECU20によって制御される。ECU20は、予め定められたプログラムに従って、ピストンヘッド16の動作に対して吸気バルブ18が開かれるタイミングや、排気バルブ19が開かれるタイミングを、早くしたり遅くしたりできるように構成されているとよい。
また、エアフローメータ46によって、吸気管路34に流れる空気量を検出する。また、スロットルセンサ45によって、スロットルバルブ12の開度を検出する。吸気管路34に流れる空気量とスロットルバルブ12の開度に基づいて、スロットルバルブ12の開度が制御され、吸気バルブ18が開かれたときに燃焼室30に送られる空気量が制御される。
また、ピストンヘッド16の動作に対して、インジェクタ11が制御され、ピストンヘッド16の動作に対して燃焼室30に燃料が吹き付けられるタイミングが制御される。また、ピストンヘッド16の動作に対して、イグニションコイル37に電流を印加し、点火プラグ13を着火させるタイミングが制御される。この制御によって、ピストンヘッド16の動作に対して燃焼室30の燃料を発火させるタイミングが制御される。
これらの制御は、ECU20に組み込まれたソフトウエアのプログラムによって具現化される。内燃機関1は、上述のように、インジェクタ11によって燃焼室30に燃料が直接噴射される、いわゆる燃料直噴式の内燃機関である。
内燃機関1は、吸気行程と、圧縮行程と、燃焼行程と、排気行程とを有している。吸気行程では、吸気バルブ18が開かれた状態でピストンヘッド16が上死点から下死点に動作する。この際、吸気ポート17から燃焼室30に空気が吸引される。圧縮行程では、ピストンヘッド16が下死点から上死点に動作し、吸引された空気が圧縮される。この実施形態では、内燃機関1は、圧縮行程または吸気行程において、燃焼室30に燃料が噴射される。燃焼行程では、圧縮行程の上死点において点火され、燃焼ガスの膨張力によってピストンヘッド16が下死点まで押し下げられる。排気行程では、排気バルブ19が開かれ、ピストンヘッド16が下死点から上死点へ移動する。この際、燃焼室30の燃焼ガスが排気ポート22へ排気される。
ここで、燃費を下げる観点においては、例えば、必要なトルクが得られる範囲において、できるだけ少ない燃料で内燃機関1が運転されるとよい。この際、噴射する燃料を少なくして効率良く燃焼させるとの観点において、圧縮行程の上死点付近で燃料が噴射されてもよい。また、発進時や加速時などは、空燃比において燃料の割合が多くされることもある。燃焼室30に吸引される空気量は、スロットルバルブ12の開度を調整することなどで調整される。噴射される燃料の量は、インジェクタ11を制御することによって調整される。また、デポジットの発生を抑えるとの観点で、吸気行程で燃料が噴射される場合もある。
ところで、かかる内燃機関1では、経年的な使用によってピストン頂面にデポジットが堆積する場合がある。デポジットは、燃料成分同士が重合し、高分子化することによって燃料に対して溶解しにくくなり、燃料から析出したものである。これに対して、デポジットを除去するための洗浄剤が燃料に添加される場合がある。洗浄剤には、デポジットを分解し、洗浄するための洗浄成分が含まれている。かかる洗浄剤は、例えば、燃料タンクに入れられ、燃料と混合される。ここでは、洗浄剤が燃料に添加された場合に、洗浄剤をより適切に働かせるとの観点において、内燃機関1の制御を工夫することが提案されている。
この実施形態では、燃料噴射制御装置20aは、ECU20に組み込まれている。換言すると、ECU20は、適宜に燃料噴射制御装置20aとして機能する。燃料噴射制御装置20aは、判断部20a1と制御変更部20a2とを有している。図2は、燃料噴射制御装置20aの制御フローの一例を示すフローチャートである。
判断部20a1は、燃料に洗浄剤が含まれているか否かを判断するように構成されている。この実施形態では、燃料タンク31に燃料成分センサ32が取り付けられている。燃料成分センサ32は、燃料成分を検知するためのセンサである。燃料成分センサ32は、燃料成分のうち、デポジットを分解し、洗浄するための洗浄剤に含まれうる予め定められた洗浄成分を検知するように構成されているとよい。例えば、洗浄剤としては、PEA(ポリエーテルアミン)やPIBA(ポリイソブテンアミン)などが燃料に添加されうる。燃料成分センサ32は、通常の燃料には含まれないが、洗浄剤に含まれうる成分が検知できるように構成されているとよい。この場合、判断部20a1は、燃料成分センサ32によって、予め定められた洗浄成分が検知された場合に、燃料に洗浄剤が含まれていると判断するように構成されているとよい。
判断部20a1は、かかる形態に限定されない。例えば、判断部20a1は、ユーザーの入力に基づいて、燃料に洗浄剤が含まれていると判断されるように構成されていてもよい。例えば、図示は省略するが、車載された操作パネルや操作ボタンによって、燃料に洗浄剤が投入された場合に、ユーザーによって所定の操作が行なわれるように構成されていてもよい。この場合、判断部20a1は、ユーザーによって当該操作が実行された場合に、燃料に洗浄剤が含まれていると判断されるように構成されていてもよい。例えば、ユーザーが燃料に洗浄剤を投入した際に、車載された操作パネルの操作画面に従って燃料に洗浄剤を投入されたことが入力されるように構成されているとよい。
この場合、例えば、燃料の給油口31a(図1参照)の操作に連動して、操作パネルに、ユーザーに洗浄剤を投入の有無を確認するボタンが表示され、洗浄剤が投入された場合に、予め定められた操作に誘導されるように構成されていてもよい。また、ユーザーの入力に基づいて、燃料に洗浄剤が含まれていると判断されるように、判断部20a1が構成されている場合には、燃料成分センサ32は無くてもよい。なお、ここで提案される燃料噴射制御は、一時的に燃料噴射の制御に変更が生じるだけである。このため、燃料に洗浄剤が投入されていない場合に、ユーザーによる誤入力があっても車両運用上の問題などは生じない。
燃料噴射制御装置20aは、図2に示されているように、判断部20a1の処理によって燃料剤が燃料タンクに投入されたか否かを判定する(S101)。燃料剤が燃料タンクに投入されたと判定されない場合(No)には、通常モード(S100)で制御される。燃料剤が燃料タンクに投入されたと判定された場合(Yes)には、燃料噴射制御を変更するための制御変更部20a2の処理が実行される。
制御変更部20a2は、内燃機関1が予め定められた回転数以下であり、かつ、求められるトルクが低トルクである場合に、燃料を所定量増量する処理を、予め定められた期間実行するように構成されている。
この実施形態では、図2に示されているように、内燃機関1が、予め定められた回転数以下であり、かつ、予め定められたトルク(または出力)以下であるか否かが判定される(S102)。かかる判定処理S102において、内燃機関1が、予め定められた回転数以下であり、かつ、予め定められたトルク(または出力)以下でない場合(No)には、通常モードの制御とする(S103)。そして、内燃機関1が、予め定められた回転数以下であり、かつ、予め定められたトルク(または出力)以下となるまで、かかる判定処理S102が繰り返される。内燃機関1が、予め定められた回転数以下であり、かつ、予め定められたトルク(または出力)以下である場合(Yes)には、洗浄モードに移行する(S104)。
洗浄モードでは、噴射される燃料が増量される。この実施形態では、内燃機関1には、例えば、適切な燃焼を維持するとの観点で空燃比に上限が設定されている。洗浄モードでは、例えば、かかる空燃比の上限値に対して100%以下75%以上で、予め定められた量の燃料が噴射されるように設定されているとよい。また、かかる空燃比の上限値以下で、デポジットの洗浄に適した量に設定されていてもよい。例えば、空燃比の上限値以下で、通常のアイドリング状態で噴射される燃料の量よりも、20%程度以上増量されるように構成されているとよい。
ここで、内燃機関1が、予め定められた回転数以下であり、かつ、予め定められたトルク(または出力)以下である場合とは、例えば、車両が停止しており、内燃機関1がアイドリング状態である場合や、それに近い運転状態でありうる。この場合、内燃機関1へ要求される出力レベルも小さい。また、ピストンヘッド16の動作が比較的遅い。このため、ピストンヘッド16に噴射した洗浄剤を液体の状態で付着させやすい。なお、このようなアイドリング状態、または、それに近い状態では、燃費低減などが考慮され、通常は、燃料噴射が少なくなるように噴射量が抑えられる。ここで提案される洗浄モードでは、洗浄剤を有効に働かせるとの観点において、当該状態において、燃料噴射量を増量するように構成されている点で通常の制御と異なる。本発明者の知見では、かかる洗浄モードの制御によって、デポジットが除去されやすくなる。
洗浄モードでは、例えば、点火される前において、増量された燃料が、燃焼室30に噴射され、液滴状態でピストンヘッド16の頂面に付着するように構成されているとよい。これにより、燃料に含まれる洗浄成分によって、ピストンヘッド16に堆積したデポジットが溶解し、あるいは、分解される。洗浄モードで燃料が噴射されるタイミングは、予め定められているとよい。洗浄モードでは、デポジット除去との観点において、燃料が噴射されるタイミングが定められるとよく、通常のアイドリング状態とは異なるタイミングで、燃焼室30に燃料が噴射されるように構成されていてもよい。例えば、通常、吸気行程で、燃料が噴射されるように制御されている内燃機関1において、洗浄モードでは、圧縮行程で燃料が噴射されるように制御されてもよい。反対に、通常、圧縮行程で、燃料が噴射されるように制御されている内燃機関1において、洗浄モードでは、吸気行程で燃料が噴射されるように制御されてもよい。例えば、圧縮行程の下死点から上死点への動作において、上死点側の1/2〜1/4の予め定められたタイミングで増量された燃料が噴射されるように構成されていてもよい。このように、洗浄モードでは、燃料は、圧縮行程で噴射されてもよいし、吸気行程において噴射されてもよい。また、例えば、インジェクタ11のノズル11aに、ピストンヘッド16が近づくタイミングとしてもよく、ピストンヘッド16の上死点付近に噴射タイミングを設定してもよい。
かかる洗浄モードは、予め定められた期間、継続されるとよい。例えば、車両は、停止時にアイドリング状態となるが、車両発進時には、要求されるトルクが高くなる。このため、アイドリング状態で洗浄モードに入った後、車両発進時には、一度、洗浄モードが停止されるように構成されているとよい。そして、予め定められた低回転、低トルクの状態になった時に、洗浄モードに復帰するように構成されているとよい。また、洗浄モードに入っている期間中に内燃機関1が停止され、イグニションスイッチがOFFとなった場合には、イグニションスイッチがONになった時に、洗浄モードに入るようにECU20の制御が復帰するとよい。
例えば、この実施形態では、図2に示されているように、洗浄モードに入ってからの時間Tが加算されるようにカウントされている。そして、洗浄モードに入ってからの時間Tが予め定められた時間T1よりも長いか否か(T>T1)が判定されている(S105)。そして、洗浄モードに入ってからの時間Tが、予め定められた時間T1よりも短い場合(No)には、予め定められた低回転、低トルクの状態になった時に、洗浄モードで制御されるように構成されている。また、洗浄モードに入ってからの時間Tが、予め定められた時間T1よりも短い場合(No)には、予め定められた低回転、低トルクの状態になった時に、洗浄モードで制御されるように構成されている。なお、時間で管理することに代えて、洗浄モードにおいて燃焼室30に燃料が噴射された回数をカウントし、予め定められた回数噴射されるまで洗浄モードが継続されるように構成されていてもよい。かかるカウントは、途中でイグニションスイッチがOFFになっても継続されるとよい。つまり、判定処理S101において、燃料剤が燃料タンクに投入されたと判定された場合には、所定の期間(時間あるいは噴射回数)が経過するまで、洗浄モードに入るように構成されているとよい。
次に、所定の期間経過した場合には、通常モード(S100)で、燃料噴射が制御されるように構成されているとよい。このように、ここで提案される燃料噴射制御装置20aによれば、燃料に洗浄剤が含まれている場合に、効率良くピストン表面のデポジットを除去することができる。
以上、ここで提案される燃料噴射制御装置について、種々説明した。特に言及されない限りにおいて、ここで挙げられた燃料噴射制御装置の実施形態などは、本発明を限定しない。
1 内燃機関(エンジン)
4 シリンダヘッド
5 シリンダブロック
6 冷却水路
11 インジェクタ
11a 噴射ノズル
11b バルブ
12 スロットルバルブ
12a アクチュエータ
13 点火プラグ
14 可変吸気カムシャフト
15 可変排気カムシャフト
16 ピストンヘッド
17 吸気ポート
18 吸気バルブ
19 排気バルブ
20 ECU
20a 燃料噴射制御装置
20a1 判断部
20a2 制御変更部
22 排気ポート
30 燃焼室
31 燃料タンク
32 燃料成分センサ
34 吸気管路
36 排気管路
37 イグニションコイル
38 アクセル
41 クランク角センサ
42 吸気カム角センサ
43 排気カム角センサ
44 アクセルセンサ
45 スロットルセンサ
46 エアフローメータ

Claims (1)

  1. 燃料に洗浄剤が含まれているか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって、燃料に洗浄剤が含まれていると判断された場合に燃料噴射制御を変更する制御変更部と
    を有し、
    前記制御変更部は、
    内燃機関が予め定められた回転数以下であり、かつ、低トルクである場合に、燃料を所定量増量する処理を、予め定められた期間実行するように構成された、
    燃料噴射制御装置。
JP2019103013A 2019-05-31 2019-05-31 燃料噴射制御装置 Pending JP2020197159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103013A JP2020197159A (ja) 2019-05-31 2019-05-31 燃料噴射制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103013A JP2020197159A (ja) 2019-05-31 2019-05-31 燃料噴射制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020197159A true JP2020197159A (ja) 2020-12-10

Family

ID=73648906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019103013A Pending JP2020197159A (ja) 2019-05-31 2019-05-31 燃料噴射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020197159A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4148233B2 (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP2005307916A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2002364409A (ja) 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置
CN108533412B (zh) 燃料喷射控制装置及燃料喷射控制方法
CN102713214B (zh) 内燃机的控制装置
JP2009185741A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP3856100B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
US6971364B2 (en) Fuel injection system for internal combustion engines with gasoline direct injection, which includes optional injection into the intake tube, and method for operating it
JP5035157B2 (ja) 内燃機関
JP2010203326A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5409538B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2016151248A (ja) 多気筒内燃機関の制御装置
JP2020197159A (ja) 燃料噴射制御装置
JP4434240B2 (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP2011106375A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御方法
JP2015117661A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP2017072076A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3811313B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2010255591A (ja) エンジン制御装置
JP2019108824A (ja) 燃料噴射制御装置
JP2011038407A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2000257476A (ja) 筒内噴射式内燃機関の制御装置
JP2024021123A (ja) エンジン装置
JP2009047073A (ja) 筒内直接燃料噴射式内燃機関及び内燃機関の制御装置
JP2021050670A (ja) エンジン装置