JP2020196501A - 抜栓キャップ - Google Patents

抜栓キャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2020196501A
JP2020196501A JP2019103392A JP2019103392A JP2020196501A JP 2020196501 A JP2020196501 A JP 2020196501A JP 2019103392 A JP2019103392 A JP 2019103392A JP 2019103392 A JP2019103392 A JP 2019103392A JP 2020196501 A JP2020196501 A JP 2020196501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overcap
cap
plug
mark
inner plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019103392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7278872B2 (ja
Inventor
山本 学
Manabu Yamamoto
学 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2019103392A priority Critical patent/JP7278872B2/ja
Publication of JP2020196501A publication Critical patent/JP2020196501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7278872B2 publication Critical patent/JP7278872B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】 簡単な構成により、キャップの開栓状態を視覚的に判別できる抜栓キャップを創出することを課題とする。【解決手段】 内容物を注出する注出口10a、注出口10aを介して注出される内容物を案内する注出筒10及び注出口10aを封止すると共に切断可能に設けられた栓体15を有して構成される中栓Bと、中栓Bに螺合して着脱自在に装着されたオーバーキャップCと、を有し、中栓B及びオーバーキャップCに、オーバーキャップCの螺脱操作に応じて栓体15を切断して注出口10aを形成して開栓状態に設定する切断機構を備える抜栓キャップであって、中栓Bには開栓状態を示すマーク3cが設けられ、オーバーキャップCにはマーク3cと重なる位置に配置された窓部Sが形成されており、オーバーキャップCを螺脱方向に回転させたときに、マーク3cが窓部Sを介して現出する構成とする。【選択図】 図7

Description

本発明は、キャップの開栓状態を視覚的に認識できるようにした抜栓キャップに関する。
プルリングを引き上げて除去壁部を引き千切って開栓する構成に代わりに、ねじキャップの通常の開封操作によって簡単に開栓することのできる抜栓キャップが広く用いられている。このような抜栓キャップにおいては、キャップの回転動作に合わせて音が発生する構成を備えることにより、キャップの開閉状態を、キャップの開閉操作したときに生じる音によって使用者に認識させる技術が採用されている(例えば特許文献1)。
特開2018−172156号公報
しかし、上記特許文献1に記載された発明では、例えば閑静な環境下で使用する場合には有効であるものの、騒音環境下で使用する場合や聴覚障害者等においてはキャップを開閉操作したときに生じる音によって開閉状態を確実に判別することは困難である、という問題がある。
また特許文献1に記載された発明は、開閉操作時にのみ音が発生する構成であることから、一度開栓した後にキャップを戻して再度閉栓状態とした場合にあっては、過去に開栓されたことがあるかを容易に判別することができない、という問題もある。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、簡単な構成により、過去に開栓状態に設定されたことを視覚的に判別できるようにした抜栓キャップを創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる手段は、
内容物を注出する注出口、注出口を介して注出される内容物を案内する注出筒及び注出口を封止すると共に切断可能に設けられた栓体を有して構成される中栓と、中栓に螺合して着脱自在に装着されたオーバーキャップと、を有し、中栓及びオーバーキャップに、オーバーキャップの螺脱操作に応じて栓体を切断して注出口を形成して開栓状態に設定する切断機構を備える抜栓キャップであって、
中栓には開栓状態を示すマークが設けられ、オーバーキャップにはマークと重なる位置に配置された窓部が形成されており、オーバーキャップを螺脱方向に回転させたときに、マークが窓部を介して現出することを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、オ―バーキャップを容器本体に取り付けた直後のセット初期状態からオーバーキャップを回転させると、窓部に例えば「OPEN」の文字から成るマークが現れるため、抜栓キャップの栓体部分における開栓状態を視覚的を通じて容易に判別することができる。
また本発明の他の手段は、上記主たる手段に、上面にマークを表示した起立片が中栓に連結され、起立片の上面と対向するオーバーキャップの頂壁に窓部が形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、オーバーキャップの頂壁に形成されている窓部を通じて視認されるマークにより、抜栓キャップの開栓状態を判別することができる。
また本発明の他の手段は、上記主たる手段に、外周面にマークを表示した起立片が中栓に連結され、起立片の外周面と対向するオーバーキャップの外周壁に窓部が形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、オーバーキャップの側面である外壁部に形成されている窓部を通じてマークを視認することにより、抜栓キャップの栓体部分の開栓状態を判別することができる。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、起立片は、中栓に対して薄肉連結部を介して破断可能に連結された状態で、オーバーキャップの、外周壁と頂壁に垂下設されたネジ筒部との間に形成される移動空間内に配置されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、オーバーキャップを回転させると、薄肉連結部が破断して起立片を中栓から分離させることができると共に、分離後の起立片は移動空間内を周方向に移動してオーバーキャップと一緒に回転移動することが可能とし得る。
また本発明の他の手段は、上記手段に、ネジ筒部の外周面に、少なくとも起立片を螺脱方向に押圧する押圧突起と、起立片が螺脱方向に乗り越え可能に形成されると共に反対方向である螺着方向への乗り越えを規制する逆回転防止突起と、が設けられている、との手段を加えたものである。
上記手段では、分離後の起立片を、押圧突起と逆回転防止突起との間に保持することが可能となり、起立片に表示されているマークとオーバーキャップ側に形成されている窓部とが重なる状態を維持することができるため、常に窓部を介してマークを視認することができるようになる。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、マークが、文字、図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合のいずれかにより形成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、特徴のあるマークを採用することで、抜栓キャップの栓体部分における開栓状態を容易に判別することができるようになる。
本発明では、オーバーキャップを回して開蓋すると、オーバーキャップに形成されている窓部内に開栓状態を示すマークが表示されるため、視覚を通じて開栓状態にあると判別することができる。
また窓部とマークとに位置関係は、開栓状態に設定された後はその位置関係を維持することが可能となるため、再度閉栓状態に戻しても過去に開栓状態に設定されたことのある抜栓キャップであると判別することができる。
このため、不用意な開栓や不正な開栓を防止することができる。
本発明の抜栓キャップの第1実施例を示し、(a)は抜栓キャップを容器本体に装着した状態を正面方向から示す部分断面図、(b)は(a)中に示すI部の部分拡大図である。 (a)は図1(a)のII−II線における断面図、(b)は中栓の縦断面図である。 図2(a)中に示すIII部の部分拡大図である。 (a)は中栓の正面図、(b)は(a)のIV−IV線における矢視方向断面図である。 (a)はオーバーキャップの縦断面図、(b)は(a)のV−V線における矢視方向断面図である。 (a)は開蓋前の状態を示すオーバーキャップの平面図、(b)は開蓋前の状態を示す、図1(a)のVI−VI線における矢視方向断面図である。 (a)は開蓋後の状態を示すオーバーキャップの平面図、(b)は開蓋後の状態を示す、図1(a)のVI−VI線における矢視方向断面図である。 本発明の抜栓キャップの第2実施例を示し、(a)は抜栓キャップの側面図、(b)は(a)の縦断面図である。 開封前の抜栓キャップを示し、(a)は抜栓キャップの横断面図、(b)は抜栓キャップを(a)のIX矢視方向から示す正面図である。 開封後の抜栓キャップを示し、(a)は抜栓キャップの横断面図、(b)は抜栓キャップを(a)のX矢視方向から示す正面図である。 切断機構の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
尚、以下の説明において、軸方向とは図1(a)に示すキャップ軸Oに沿う方向を、周方向とはキャップ軸Oを周回する方向を、螺脱方向とは周方向のうちオーバーキャップが開蓋する方向(以下の実施例では、半時計回り方向)を、螺着方向とは周方向のうちオーバーキャップが閉蓋する方向(以下の実施例では、時計回り方向)を夫々意味する。
図1は本発明の抜栓キャップの第1実施例を示し、(a)は抜栓キャップを容器本体に装着した状態を正面方向から示す部分断面図、(b)は(a)中に示すI部の部分拡大図、図2(a)は図1(a)のII−II線における断面図、図2(b)は中栓の縦断面図、図3は図2(a)中に示すIII部の部分拡大図、図4(a)は中栓の正面図、図4(b)は(a)のIV−IV線における矢視方向断面図、図5(a)はオーバーキャップの縦断面図、図5(b)は(a)のV−V線における断面図、図6(a)は開蓋前の状態を示すオーバーキャップの平面図、図6(b)は開蓋前の状態を示す、図1(a)のVI−VI線における矢視方向断面図である。図7(a)は開蓋後の状態を示すオーバーキャップの平面図、図7(b)は開蓋後の状態を示す、図1(a)のVI−VI線における矢視方向断面図である。尚、図6(b)及び図7(b)においては、ネジ筒部44よりも内側の構成については省略して示している。
図1(a)において、Aは容器本体、Bは容器本体の口部に装着される中栓、Cは中栓を覆うオーバーキャップであり、本発明の抜栓キャップは中栓BとオーバーキャップCとを有し、合成樹脂材料を使用したインジェクション成形により形成されている。
図2に示すように、容器本体Aに設けられた口部1の外周面には、口部1に装着される中栓Bの抜け止めを行う係合凹部2が周設されている。
図2及び図3に示すように、中栓Bは有頂筒状の部材であり、外周側の外筒5と、内周側の内筒6と、外筒5及び内筒6の上端にリング状に架設された上壁7と、上壁7の内周端から立設されたネジ壁部8と、ネジ壁部8の上端に天壁9を介して起立設された注出筒10とを有して構成されている。外筒5と内筒6との間には環状溝から成る嵌合凹部4が周設されており、この嵌合凹部4には口部1が嵌入可能となっている。尚、嵌合凹部4を形成する外筒5の下端内周面には、容器本体Aの口部1の外周面に形成された係合凹部2に係合して中栓Bの抜けを防止する係合凸部27が周設されている。
また上壁7の外周端で且つ周方向の少なくとも一ヵ所の位置は、平面視円弧状に形成されてキャップ軸O方向に沿って延びる起立片3が薄肉連結部3aを介して破断可能な状態で一体に連結されている。起立片3の一方(螺脱方向)の端部には切欠き形成されて成る係止凹部3bが形成され、起立片3の上面にはマーク3cが表示されている。マーク3cは、例えば「OPEN」又は「開封済」などの文字、あるいは図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合等のいずれかであり、例えば印刷又は刻設などの手段により形成されている。
尚、図2(b)に破線で示すように、起立片3は、成形金型の構成上、略水平姿勢の状態で成形されるが、同図中に実線で示すように、上壁7との薄肉連結部3aにおいて鉛直方向に略90度折り曲げて起立姿勢とした状態で使用される。
図1(b)に示すように、注出筒10は、円筒状の基部11と、基部11の上端に向かって拡径して外側に湾曲形成されたリップ部12とを有して構成され、基部11の下端には容器本体A内に収容されている内容物を注出させる注出口10aを備える。注出筒10の基部11の内縁部には、注出口10aを形成する薄肉弱化部14が周設されており、この薄肉弱化部14の内側には栓体15が連結されている。
栓体15は頂部が閉鎖された有頂筒状から成る中空の部材であり、栓体15の下端には薄肉弱化部14から連続するリング状の底壁17を具備して注出口10aを閉鎖している。
底壁17は、栓体15の下端を拡径筒状に形成して成る拡径部20と、栓体15と拡径部20との境目の段差部分に径方向外側向かって周突設された第1係着突部21と、拡径部20の下端にリング状に連設されたフランジ部22とを有して形成されており、フランジ部22の外周端と注出筒10の基部11の内周端との間がリング状に形成された薄肉弱化部14を介して一体に連結されている。
図2又は図3に示すように、栓体15の外周面には縦長状の凹溝から成り、切断機構の一部を構成する切断凹部18が、周方向6箇所の位置に等間隔で形成されている。6箇所の切断凹部18のうち、互いに軸対称となる2箇所の位置に配置された一組の切断凹部18は、他の4箇所の位置に配置された切断凹部18よりも幅広寸法で形成されている。
尚、本実施例では、切断凹部18を周方向6箇所の位置に設けた場合を示して説明するが、切断凹部18の個数は6箇所に限らず、栓体15の形状や大きさに合わせて適宜変更することができる。
ネジ壁部8は、注出筒10が起立設された天壁9の外周縁に円筒状に垂下設され、その外周面には雄ネジ23は螺刻されている。また天壁9の周縁部には、外周側を陥没させた段差部25が形成されており、この段差部25上で且つ周方向180度異なる2箇所の位置には凸リブからなる音出し突起26が形成されている。
図2(a)(b)又は図4(a)に示すように、中栓Bの上壁7上の2箇所の位置には、略90度の範囲に渡ってスロープ状に形成されて成るストッパー28が設けられている。ストッパー28の螺脱方向の端部には略垂直な第1当接面28aが形成され、この第1当接面28aから逆方向となる螺着方向の端部までの間に第1傾斜面28bが形成されている。
図2(b)又は図4(a)に示すように、外筒5には、周方向に渡って外周面から径方向に凹設されて成る切欠き凹部29が形成され、切欠き凹部29の下端には中栓Bを容器本体Aから分離して分別廃棄をするための分別機構30が設けられている。
分別機構30は、外筒5の下部外周面の所定円弧範囲に渡って軸方向に貫通形成されて成るスリット31を介して周設された帯状の封緘リング32と、この封緘リング32の一方の端部近傍に設けられた肉薄状の切断部33とを有して形成されている。この構成では、切断部33を切断させて、封緘リング32の一端を外筒5から切り離すと、封緘リング32が外方向に展開することから、容器本体Aの口部1の外周面に形成された係合凹部2と中栓B側の係合凸部27との係合を解除することができる。そして、係合凹部2と中栓B側の係合凸部27との係合を解除すると、嵌合凹部4内から口部1が容易に離脱できるようになることから、中栓Bを容器本体Aから分離させて分別廃棄することが可能である。
図5(a)(b)に示すように、オーバーキャップCは、円板状の頂壁40と、頂壁40の外周縁に垂下設された外周壁41を有して構成され、頂壁40と外周壁41との連結部分には傾斜面42が周設されている。外周壁41の表面には滑り止め用のローレット41aが刻設されている。また傾斜面42には、所定円弧範囲に渡って軸方向に略円弧扇形状に貫通形成されて成る窓部Sが形成されている。
また頂壁40の内面には、その中央側に切断筒部43が、外周側にネジ筒部44が夫々同心円状に一体に垂下設され、切断筒部43とネジ筒部44との間には、音出し部材45が周方向に180度の間隔を有する2箇所の位置に形成されている。
切断筒部43は、閉蓋時に、注出筒10内に挿入されてその内壁に密着して密封する密封筒50と、密封筒50の内周面に縦長状の凸リブから成り、栓体15の外周面に形成された切断凹部18に対して係合可能に構成された切断凸部51が、周方向6箇所の位置に等間隔で形成されている。切断凸部51は、切断凹部18と共に切断機構を構成し、6箇所の切断凸部51のうち、キャップ軸Oに対し互いに軸対称となる2箇所の位置に配置された一組の切断凸部51は、他の4箇所の位置に配置された切断凸部51よりも幅広寸法で形成されている。この幅広寸法で形成された一組の切断凸部51は、栓体15側に幅広寸法で形成された一組の切断凹部18と共に、周方向における位置決めを行うものである。
尚、本実施例では、切断凸部51が、栓体15に形成された切断凹部18と同数で且つ周方向の計6箇所に設けているが、これらは同数であれば6箇所に限られるものではなく、例えば軸対称となる2箇所の位置に設ける構成であってもよい。
また図1(b)に示すように、切断筒部43の下端内周には、栓体15に周突設された第1係着突部21を乗り越えて、拡径部20の外周面に嵌合する第2係着突部48が周設されている。
図5(a)に示すように、ネジ筒部44は、内周に中栓Bのネジ壁部8に形成されている雄ネジ23に螺合可能な雌ネジ55が刻設されている。またネジ筒部44の下端面には、中栓Bの上壁7に形成されているストッパー28に係合可能なクサビ状凹部56が周方向の2箇所に形成されている。クサビ状凹部56の、螺脱方向の端部には第2当接面56aが略垂直に形成され、この第2当接面56aから逆方向となる螺着方向の端部までの間に第2傾斜面56bが形成されている。
そして、装着時にネジ筒部44の下端面が中栓Bの上壁7に当接すると共に、第2傾斜面56bが第1傾斜面28bに当接すると、オーバーキャップCの締め込みが完了する。
尚、本実施例では、ストッパー28及びクサビ状凹部56は周方向2箇所の位置に形成した場合を示して説明したが、これらは2箇所に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更することが可能である。
図5(a)(b)に示すように、音出し部材45は、頂壁40の下面に形成された基部45aと、基部45aの内径側に垂下設された細板状の振動片45bを有して逆L字形状に形成され、振動片45bは板厚方向に弾性変形可能に構成されている。音出し部材45は、オーバーキャップCの締め込み終了直前に、振動片45bの先端が中栓Bの段差部25上に設けられた音出し突起26に当接し、振動片45bを湾曲変形させながら締め込みが進み、締め込み終了と同時に振動片45bが音出し突起26を乗り越えて復元しようとして振動し、この際に例えば「カチッ」という音が発生するように構成されている。
尚、本実施例では、音出し部材45及び音出し部材45が、同心円上180度の2箇所の位置に夫々配置した構成を示して説明したが、同心円上であればその他1ヵ所又は3箇所以上の位置に配置する構成としても良い。
図5(b)に示すように、外周壁41とネジ筒部44とが径方向に対向する部分には、円筒状に形成されて成る移動空間Pが設けられており、中栓Bに設けられた起立片3はこの移動空間P内に挿入され、周方向に移動可能に配置される。
ネジ筒部44の外周面には、縦長状の凸リブからなる押圧突起44a、逆回転防止突起44b及び保持突起44cが周方向に所定の中心角θ(図6参照)を有して移動空間P内に突設されている。押圧突起44aは窓部Sの螺着(時計回り方向)の端部近傍の位置に形成され、逆回転防止突起44bは窓部Sの螺着方向(半時計回り方向)の端部近傍の位置に形成されている。
逆回転防止突起44bの上端は、螺着方向の端部は垂直に切立っており、この螺脱方向の端部から螺着方向の端部に向かって傾斜するテーパ面を有して形成されており、移動空間P内に挿入された起立片3の下端に当接可能な位置に配置されている。
このため、オーバーキャップCを螺脱方向に回転させると、起立片3の下端を逆回転防止突起44bの上端が摺動しながら螺脱方向に乗り越えて起立片3に形成されている係止凹部3bに至ることが可能となっている。他方、一度乗り越えた後にオーバーキャップCを螺着方向に回転させた場合には、逆回転防止突起44bの螺着方向の切立った端部が起立片3の係止凹部3bに当接するため、起立片3は逆回転防止突起44bを螺脱方向に乗り越えることが規制されている。これにより、起立片3の下端を螺脱方向に乗り越えた逆回転防止突起44bを、オーバーキャップC内の押圧突起44aと逆回転防止突起44bとの間に保持することが可能となっている。
尚、組み立て直後のセット初期状態においては、起立片3は周方向において逆回転防止突起44bと保持突起44cとの間に配置される。
また図5(b)、図6及び図7では、逆回転防止突起44bの平面視形状として矩形状の場合を示しているが、螺合方向の端部をテーパ状に形成し、螺着方向の端部を垂直壁状など種々の形状を採用してもよい。
また図5(a)(b)に示すように、外周壁41の内周面で且つ窓部S直下となる位置には、円弧状の凸リブから成る支持凸部44dが突設されている。
次に、抜栓キャップの容器本体Aへの組み付けについて説明する。
抜栓キャップを容器本体Aの口部1に装着するには、オーバーキャップCを中栓Bに打栓して中栓BにオーバーキャップCを組み付けて一体化した後、さらに口部1に中栓Bの嵌合凹部4を打栓して取り付ける。
オーバーキャップCを中栓Bに打栓する際には、図2(a)又は図3に示すように、オーバーキャップC側の切断筒部43に形成されている幅広寸法から成る一組の切断凸部51と、同じく中栓B側の栓体15に形成されている幅広寸法から成る一組の切断凹部18との周方向の位置決めした状態で行う。すると、他の4箇所の位置に設けられた切断凹部18と同じく他の4箇所の位置に設けられた切断凸部51同士についても同様に周方向に位置決めされることから、全ての切断凸部51を全ての切断凹部18内に嵌入させることができる。
またこの際には、垂直に折り曲げて起立姿勢に設定した起立片3が、移動空間P内の逆回転防止突起44bと保持突起44cとの間に挿入される。
このような状態に設定した上で打栓を行って、オーバーキャップCを中栓Bに押し込むと、図1(a)に示すように、オーバーキャップC側のネジ筒部44に形成されている雌ネジ55が、中栓B側のネジ壁部8に形成されている雄ネジ23を摺接しながら下方に乗り越え、オーバーキャップC側のネジ筒部44を中栓B側のネジ壁部8に嵌合させることができる。これにより、抜栓キャップをオーバーキャップCが中栓Bに一体的に組み付くセット初期状態に設定することができる。
この際、図1(b)に示すように、オーバーキャップC側の切断筒部43の第2係着突部48が、中栓B側の栓体15に形成されている第1係着突部21を下方に乗り越えるため、切断筒部43を拡径部20に嵌合させることができる。
尚、この際には、ネジ筒部44の下端に形成されているクサビ状凹部56が、中栓Bの上壁7に形成されているストッパー28に当接し、雄ネジ23と雌ネジ55とは螺合が完了した状態に設定される。尚、本実施例では、雄ネジ23と雌ネジ55とが螺合する際の回転角度を少なくするため、雄ねじ23及び雌ねじ55を多条ネジで形成している。
オーバーキャップCが中栓Bに組み付いたセット初期状態にある抜栓キャップは、嵌合凹部4を内容物が充填された容器本体Aの口部1上の載せた状態で打栓することにより取り付けられる。
次に、抜栓キャップの使用について説明する。
オ―バーキャップCを容器本体Aに取り付けた直後のセット初期状態にある抜栓キャップは、図6(a)(b)に示すように、オーバーキャップC側に設けられた窓部Sと起立片3の上面に表示されたマーク3cとは周方向に位置ずれた位置にあり、窓部Sを通じて内部のマーク3cを視認することができない状態に設定されている。
抜栓キャップの栓体15を開栓するには、まず外周壁41のローレット41aを把持した状態で、図6(a)(b)のセット初期状態からオーバーキャップCを螺脱方向(半時計回り方向)に回転させる。
すると、逆回転防止突起44bの上端が起立片3の下端を摺動しながら螺脱方向に乗り越えて起立片3に形成されている係止凹部3bに入り込んで係合し、図7(a)(b)に示すように、起立片3を押圧突起44aと逆回転防止突起44bとの間に保持(ロック)する。
同時に、窓部Sが螺脱方向に回転移動し、起立片3の上面と重なる状態に設定される。このため、窓部Sを介して起立片3の上面に表示されているマーク3cを、視覚を通じて認識することができるようになる。本実施例では、窓部Sを介して「OPEN」の文字を認識することができるため、使用者は抜栓キャップは開栓状態にあると容易に認識することがきる。
さらにオーバーキャップCを回転させると、切断筒部43を構成する密封筒50の内周面に形成されている切断凸部51を介して、これに嵌合している栓体15の外周面に形成された切断凹部18に回転力が伝達するため、栓体15を一緒に回転させることができる。この回転により、オーバーキャップCは、雄ネジ23と雌ネジ55とのネジ送り作用によって上方に移動するが、切断筒部43の第2係着突部48が栓体15の拡径部20の外周面に嵌合しているので、オーバーキャップCの回転に伴って栓体15を上方に引き上げる。
オーバーキャップCの回転が進むと、栓体15に加わる回転力と引き上げ力との相互作用により、栓体15は薄肉弱化部14に沿って切断されるため、注出筒10の下端内側に注出口10aを形成することができる。さらにオーバーキャップCの回転を進めると、薄肉弱化部14に沿って注出筒10の基部11の内周端と栓体15のフランジ部22の外周端との間を完全に分離させることができる。分離した栓体15は、底壁17の第1係着突部21と係合する切断筒部43の第2係着突部48に係着された状態で引き上げられるため、栓体15をオーバーキャップCの切断筒部43内に移行させた状態で取り除くことができる。
また同時に、オーバーキャップC側の押圧突起44aが中栓B側の起立片3を螺脱方向に押圧するため、薄肉連結部3aが破断し、起立片3を上壁7の外周端から分離させることができる。分離後の起立片3は、押圧突起44aと逆回転防止突起44bとの間に保持(ロック)されることから、窓部Sとマーク3cとが重なる位置関係を維持することができる。このため、一度開栓状態に至った後に再び閉栓状態に戻しても、窓部Sを介してマーク3cを視認することが可能な状態が継続されることから、使用者は、過去に開栓状態に至ったことがある抜栓キャップであるか否かを視覚的を通じて容易に判別することができる。
尚、上壁7の外周端から分離した起立片3は、外周壁41の内周面に周突設されている支持凸部44dで支持されるため、分離後の起立片3が抜栓キャップの外部に落下することを防止することが可能となっている。
またオーバーキャップCの回転が進むと、オーバーキャップC側の振動片58の先端が、中栓B側の音出し突起26に当接し、さらに回転が進むと、振動片58が湾曲変形しながら音出し突起26を乗り越え、この際に振動片58が復元して振動することで音を発生させる。よって、使用者は視覚に加えて発生する音によっても抜栓キャップが開封状態に設定されたと判別することが可能となる。
そして、オーバーキャップCを螺脱させて取り除き、中栓Bを完全に露出させることにより、注出口10a及び注出筒10を介して内容物を注出させることがきる。
内容物を注出した後、再びオーバーキャップCを中栓Bに装着して螺合させると、オーバーキャップC側の切断筒部43を構成する密封筒50が注出筒10の内周に密着するため、容器内を再度密封状態に設定することができる。
次に、抜栓キャップの開栓状態を視覚的に判別する窓部及びマークの構成を変更した第2実施例について、図8乃至図10を用いて説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図8は本発明の抜栓キャップの第2実施例を示し、(a)は抜栓キャップの側面図、(b)は(a)の縦断面図、図9は開封前の抜栓キャップを示し、(a)は抜栓キャップの横断面図、(b)は抜栓キャップを(a)のIX矢視方向から示す正面図、図10は開封後の抜栓キャップを示し、(a)は抜栓キャップの横断面図、(b)は抜栓キャップを(a)のX矢視方向から示す正面図である。尚、図9(a)及び図10(a)においては、ネジ筒部44よりも内側の構成については省略して示している。
図8(a)(b)に示すように、第2実施例に示す抜栓キャップでは、オーバーキャップCの外周壁41上の軸対称となる2箇所の位置に窓部Sを夫々設けた点、及び起立片3を中栓Bの上壁7の外周端で且つ軸対称となる2箇所の位置に夫々形成し、各起立片3の外周面にマーク3cを施した点において、上記第1実施例と異なっている。
窓部Sは、外周壁41の一部を径方向に四角形状に貫通させて形成した構成であるが、窓部Sの形状は四角形状に限られるものではなく、円形や楕円形などその他の形状であっても良いことは勿論である。
またマーク3cは、オーバーキャップCの外周壁41の見分けがつく態様であればどのようなものでもよく、第2実施例ではマーク3cとしてオーバーキャップCの外周面とは異なる色彩で着色した構成を採用している。
マーク3cの他の例としては、上記同様、起立片3の外周面に「OPEN」、「開封済」などの文字を表示させてもよいし、他の図形又は記号を表示させてもよい。あるいは起立片3の外周面に、オーバーキャップCのローレット41aとは異なる模様のローレットを施した構成、あるいは文字、図形、記号又は色彩等を任意に結合させて成る構成などであってもよく、これらは例えば印刷又は刻設などの手段により形成することができる。
尚、本実施例では、窓部S及び起立片3を軸対称となる周方向2箇所の位置に形成した場合を示して説明するが、これらは2箇所に限定されるものではなく、少なくとも1箇所に設けた構成であれば良い。
オーバーキャップCを中栓Bに組み付けた直後のセット初期状態では、第1実施例同様に、垂直姿勢に折り曲げた起立片3は外周壁41とネジ筒部44との間に形成される移動空間P内の、逆回転防止突起44bと保持突起44cとの間に挿入されている。尚、このような構成は軸対称となる2箇所の位置において同様である。
図9(a)(b)に示すように、セット初期状態では、起立片3は窓部Sから起立片3を視認することのできない外壁部41の背後の隠れた位置にあり、窓部Sからはネジ筒部44の外周面のみが現出している。
次に、セット初期状態からオーバーキャップCを螺脱方向(反時計回り方向)に回転させると、図10(a)に示すように、逆回転防止突起44bの上端が起立片3の下端を摺動しながら螺脱方向に乗り越えて起立片3に形成されている係止凹部3bに入り込んで係合し、起立片3を押圧突起44aと逆回転防止突起44bとの間に保持(ロック)する。
同時に、図10(a)(b)に示すように、窓部Sが螺脱方向に回転移動し、起立片3の外周面と径方向において重なる状態に設定される。このため、窓部Sを介して起立片3の外周面に表示されているマーク3cを、視覚を通じて認識することができるようになる。第2実施例においては、窓部SからオーバーキャップCの外周面の色彩とは異なる色彩を視認することができるため、上記第1実施例同様に、使用者は一見して抜栓キャップが開栓状態にあると容易に認識することが可能である。
次に、切断機構の変形例について説明する。
図11は切断機構の変形例を示す平面図である。
尚、以下においては、第1、第2実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点である切断機構を中心に説明する。
図11に示す変形例では、切断機構が栓体15の外周面上の軸対称となる周方向2箇所の位置に突設された第1係合突起81と、オーバーキャップC側の密封筒50の内周面上の軸対称となる周方向2箇所の位置に形成された第2係合突起85とを有して構成されている。
第1係合突起81は、平面視略円弧状に形成され、螺着方向の端部に略径方向に沿って形成された第1係合面82と、その反対方向である螺脱方向の端部に傾斜状に形成された第1非係合面83とを有して形成されている。
他方、第2係合突起85は、螺脱方向の端部に略径方向に沿って形成された第2係合面86と、その反対方向である螺着方向の端部に傾斜状に形成された第2非係合面87とを有して構成される。
オーバーキャップCを容器本体Aに取り付けた直後のセット初期状態では、第2係合突起85の第2非係合面87が、第1係合突起81の第1非係合面83に当接する状態又は近接して対向する状態に設定されている。
この状態から、オーバーキャップCを螺脱方向(半時計回り方向)に回転させると、回転開始時は、第2係合突起85の第2係合面86は、螺脱方向下流側に位置する隣の第1係合突起81の第1係合面82から周方向に離れた位置にあるため、なめらかな回転が始まる。そして、オーバーキャップCが螺脱方向に回転し、第2係合突起85の第2係合面86が、第1係合突起81の第1係合面82に当接して係合することにより、オーバーキャップCの回転力が、第1係合突起81及び第2係合突起85から構成される破断機構を介して栓体15に加わることになる。
よって、上記第1実施例同様に、さらにオーバーキャップCを螺脱方向(半時計回り方向)に回転させることにより、栓体15が切断されて注出口10aを形成すること、切断された栓体15をオーバーキャップCの回転に伴って上方に引き上げること、窓部Sにマーク3cを現出させること等が可能となる。
尚、上記変形例では、切断機構を構成する第1係合突起81及び第2係合突起85を、共に周方向2箇所の位置に形成した場合を示して説明したが、第1係合突起81及び第2係合突起85の形成位置は2箇所に限定されるものではなく、第1係合突起81及び第2係合突起85の大きさ等に合わせて適宜変更可能である。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記実施例では、閉蓋終了後の回転を止めるために、中栓B及びオーバーキャップCにストッパー28及びクサビ状凹部56を設けた構成、及び音出し突部26と音出し部材45による音出し機構を有する構成を示して説明したが、使用者は、マーク3cによってオーバーキャップCの閉蓋状態に至ったことを知ることができるため、ストッパー28及びクサビ状凹部56を有しない構成とすることもできるし、あるいは音出し機構を有しない構成とすることもできる。
本発明は、オーバーキャップを回転させることで中栓側の栓体を切断して注出口を形成する抜栓キャップの分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
A : 容器本体
B : 中栓
C : オーバーキャップ
O : キャップ軸
P : 移動空間
S : 窓部
1 : 口部
2 : 係合凹部
3 : 起立片
3a : 薄肉連結部
3b : 係止凹部
3c : マーク
4 : 嵌合凹部
5 : 外筒
6 : 内筒
7 : 上壁
8 : ネジ壁部
9 : 天壁
10 : 注出筒
10a: 注出口
11 : 基部
12 : リップ部
14 : 薄肉弱化部
15 : 栓体
17 : 底壁
18 : 切断凹部
20 : 拡径部
21 : 第1係着突部
22 : フランジ部
23 : 雄ネジ
25 : 段差部
26 : 音出し突起
27 : 係合凸部
28 : ストッパー
28a: 第1当接面
28b: 第1傾斜面
29 : 切欠き凹部
30 : 分別機構
31 : スリット
32 : 封緘リング
33 : 切断部
40 : 頂壁
41 : 外周壁
41a: ローレット
42 : 傾斜面
43 : 切断筒部
44 : ネジ筒部
44a: 押圧突起
44b: 逆回転防止突起
44c: 保持突起
44d: 支持凸部
45 : 音出し部材
45a: 基部
45b: 振動片
48 : 第2係着突部
50 : 密封筒
51 : 切断凸部
55 : 雌ネジ
56 : クサビ状凹部
56a: 第2当接面
56b: 第2傾斜面
58 : 振動片
81 : 第1係合突起
82 : 第1係合面
83 : 第1非係合面
85 : 第2係合突起
86 : 第2係合面
87 : 第2非係合面

Claims (6)

  1. 内容物を注出する注出口(10a)、該注出口(10a)を介して注出される内容物を案内する注出筒(10)及び前記注出口(10a)を封止すると共に切断可能に設けられた栓体(15)を有して構成される中栓(B)と、
    該中栓(B)に螺合して着脱自在に装着されたオーバーキャップ(C)と、を有し、
    前記中栓(B)及び前記オーバーキャップ(C)に、前記オーバーキャップ(C)の螺脱操作に応じて前記栓体(15)を切断して前記注出口(10a)を形成して開栓状態に設定する切断機構を備える抜栓キャップであって、
    前記中栓(B)には開栓状態を示すマーク(3c)が設けられ、前記オーバーキャップ(C)には前記マーク(3c)と重なる位置に配置された窓部(S)が形成されており、
    前記オーバーキャップ(C)を螺脱方向に回転させたときに、前記マーク(3c)が前記窓部(S)を介して現出することを特徴とする抜栓キャップ。
  2. 上面にマーク(3c)を表示した起立片(3)が中栓(B)に連結され、該起立片(3)の上面と対向するオーバーキャップ(C)の頂壁(40)に窓部(S)が形成されている請求項1記載の抜栓キャップ。
  3. 外周面にマーク(3c)を表示した起立片(3)が中栓(B)に連結され、該起立片(3)の外周面と対向するオーバーキャップ(C)の外周壁(41)に窓部(S)が形成されている請求項1記載の抜栓キャップ。
  4. 起立片(3)は、中栓(B)に対して薄肉連結部(3a)を介して破断可能に連結された状態で、オーバーキャップ(C)の、外周壁(41)と頂壁(40)に垂下設されたネジ筒部(44)との間に形成される移動空間(P)内に配置されている請求項1又は2記載の抜栓キャップ。
  5. ネジ筒部(44)の外周面に、少なくとも起立片(3)を螺脱方向に押圧する押圧突起(44a)と、前記起立片(3)が螺脱方向に乗り越え可能に形成されると共に反対方向である螺着方向への乗り越えを規制する逆回転防止突起(44b)と、が設けられている請求項4に記載の抜栓キャップ。
  6. マーク(3c)が、文字、図形、記号若しくは色彩又はこれらの結合のいずれかにより形成されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の抜栓キャップ。
JP2019103392A 2019-05-31 2019-05-31 抜栓キャップ Active JP7278872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103392A JP7278872B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 抜栓キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103392A JP7278872B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 抜栓キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020196501A true JP2020196501A (ja) 2020-12-10
JP7278872B2 JP7278872B2 (ja) 2023-05-22

Family

ID=73648420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019103392A Active JP7278872B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 抜栓キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7278872B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7482814B2 (ja) 2021-02-26 2024-05-14 株式会社吉野工業所 付け替え二重容器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4220247A (en) * 1979-04-04 1980-09-02 Kramer Steven G Closure members
JPS62168349U (ja) * 1986-04-15 1987-10-26
JP2018016378A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社吉野工業所 吐出容器
JP2018034822A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社吉野工業所 ねじユニット及びねじ容器
JP2018039568A (ja) * 2016-08-31 2018-03-15 株式会社吉野工業所 広口容器
JP2018203298A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 株式会社吉野工業所 安全キャップ付き容器
JP2019014514A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 三笠産業株式会社 キャップ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4220247A (en) * 1979-04-04 1980-09-02 Kramer Steven G Closure members
JPS62168349U (ja) * 1986-04-15 1987-10-26
JP2018016378A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社吉野工業所 吐出容器
JP2018034822A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社吉野工業所 ねじユニット及びねじ容器
JP2018039568A (ja) * 2016-08-31 2018-03-15 株式会社吉野工業所 広口容器
JP2018203298A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 株式会社吉野工業所 安全キャップ付き容器
JP2019014514A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 三笠産業株式会社 キャップ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7482814B2 (ja) 2021-02-26 2024-05-14 株式会社吉野工業所 付け替え二重容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7278872B2 (ja) 2023-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140138380A1 (en) Closure
JP6525568B2 (ja) キャップ
JP2020196501A (ja) 抜栓キャップ
JP6415163B2 (ja) 不正開封防止キャップ
JP6846960B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP7044623B2 (ja) 中栓付きヒンジキャップ
JPS6045158A (ja) 栓、特に子供に対する安全性を確保した栓
JP2018193088A (ja) キャップ
JP7451096B2 (ja) 抜栓キャップ
JPH08183547A (ja) 容器と合成樹脂製容器蓋との連結構造
JP6827682B2 (ja) ねじキャップ
JP2002370765A (ja) 合成樹脂製注出キャップ
JP4251280B2 (ja) 分別機能を備えたプラスチックキャップ
JP2005088945A (ja) ワンピース口栓
EP0056887B1 (en) Container closure cap
JPH11236065A (ja) 脱栓キャップ
JP7081986B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP2005096793A (ja) 不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造
JP2024018568A (ja) 注出キャップ
JP7470372B2 (ja) キャップ
JP2021187507A (ja) 分別キャップ
JP2008056298A (ja) キャップ付き容器
JP4667563B2 (ja) 合成樹脂製の分別回収キャップ
JP2602811Y2 (ja) キャップ
JP5154293B2 (ja) 注出栓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7278872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150