JP2020195124A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の温度上昇を抑制することができる電子装置を提供する。【解決手段】アンテナ装置10は、車両100の天井であるルーフ板金11の表面には抑制部材として、低放射率を有する表面を有するニッケル板13または遮光部材80が設けられる。ニッケル板13の表面に太陽熱が照射されても、筐体33内への熱の影響を少なくすることができる。したがって太陽から車両100に照射される熱による電子部品31の温度上昇を抑制することができる。また電子部品31の量は、アルミカバー37および熱拡散シート34を含む伝熱部材40によってルーフ板金11に伝わるので、ルーフ板金11から放熱することができる。したがって電子部品31の発熱による温度上昇を抑制することができる。【選択図】図1

Description

この明細書における開示は、内部に電子部品を備え、日光が照射される環境に配置される電子装置に関する。
従来、車両の屋根などの車両の上部に備えられ、アンテナを収容する突起部を有するアンテナ装置が開示されている(たとえば特許文献1参照)。アンテナ装置が備える回路部は、性能を維持するために放熱できるようになっていることが好ましい。
特許文献1では、回路部を突起部の中に設け、さらに車両の上部のルーフ表面からも離間した位置に回路部を設けている。これによって回路部の熱を突起部内の空間に逃がすことができる。これによって回路部の温度上昇を抑制している。
特開2014−50031号公報
特許文献1に記載の構造では、太陽から突起部に照射される熱が突起部の内部に伝わり、突起部内の温度が上昇することになり、回路部が備える電子部品も温度上昇するという問題がある。
そこで、開示される目的は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、電子部品の温度上昇を抑制することができる電子装置を提供することを目的とする。
本開示は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
ここに開示された電子装置は、電子部品(31)が実装される回路基板(32)と、回路基板を収容する筐体(33)と、筐体の表面または表面から離間して設けられ、筐体に向けて照射される日光による電子部品の温度上昇を抑制する抑制部材と、を含む。
このような電子装置に従えば、筐体の表面には抑制部材が設けられる。抑制部材は、日光による電子部品の温度上昇を抑制するための部材である。したがって、電子装置を、抑制部材が筐体よりも日光が到来する側になる姿勢で使用することで、太陽から筐体に照射される熱による電子部品の温度上昇を、抑制部材により抑制することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態のアンテナ装置10の取付構造を示す断面図。 アンテナ装置10が取り付けられた車両100を示す斜視図。 第2実施形態のアンテナ装置10Aの取付構造を示す断面図。 第3実施形態の電子装置30Aを示す断面図。 第4実施形態のアンテナ装置10Bを示す断面図。 第4実施形態の他の例のアンテナ装置10Cを示す断面図。 第4実施形態の他の例の遮光部材80を示す斜視図。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態を、複数の形態を用いて説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に関して、図1および図2を用いて説明する。本実施形態の車載用アンテナ装置10は、外部の装置と通信するための送受信機である。車載用アンテナ装置10は、電子装置であって、たとえば自動運転に必要な電波による通信を行う。
本実施形態の車載用アンテナ装置10は、図2に示すように、車両100のルーフ板金11に取り付けられる。ルーフ板金11は、車両100の天井部分を構成する金属板である。車載用アンテナ装置10は、シャークフィン型のアンテナ装置10として知られている。以下、車載用アンテナ装置10を、単にアンテナ装置10と示す。
アンテナ装置10は、図1に示すように、アンテナ部20および装置本体30を含んで構成される。アンテナ部20は、車両100のルーフ板金11の上面に取り付けられる。装置本体30は、ルーフ板金11の下面側、すなわち車室内に設けられる。アンテナ部20と装置本体30とは、ルーフ板金11に形成された貫通孔11aを介して、コネクタ12によって電気的に接続される。貫通孔11aの周囲は、図示しない防水構造によってルーフ板金11にかかる雨水などが車室内に浸水することを禁止している。
アンテナ部20は、突起部21およびアンテナ部材22を有する。突起部21は、アンテナ部20の外殻を構成し、内部にアンテナ部材22を収容する。突起部21は、樹脂材料からなり、走行による空気抵抗を減ずる流線形状に形成され、たとえばシャークフィン状に形成されている。突起部21は、ルーフ板金11の表面とニッケル板13を介して設けられる。ニッケル板13に関しては、後述する。
アンテナ部材22は、絶縁性を有する板部材の表面に銅箔がパターニングされている。パターニングされた銅箔は、アンテナとして機能する。アンテナ部材22は、例えば5.9GHz帯を使用電波の周波数とする車々間通信用のアンテナを形成する。アンテナ部材22は、装置本体30に電気的に接続される。
装置本体30は、電子部品31、回路基板32、筐体33、熱拡散シート34および断熱部材35を含んで構成される。装置本体30の取付構造として、ルーフ板金11と車室内の天井を構成するライナー14との間の空間に装置本体30が設けられる。
筐体33は、直方体状であって、内部に電子部品31および回路基板32を収容する。筐体33は、樹脂ケース36とアルミカバー37によって構成される。樹脂ケース36は、樹脂材料からなり、中空の直方体状であって、6面のうち1面が開放されている。したがって樹脂ケース36は、いわゆるバスタブ形状である。
アルミカバー37は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなり、樹脂ケース36の開放部分を覆うように設けられる。アルミカバー37は、絞り加工によって成型されており、ビスやフックなどを用いた嵌合などで樹脂ケース36に対し固定されている。
筐体33は、アルミカバー37が上側、すなわちルーフ板金11側に位置するように配置される。筐体33は、熱拡散シート34を介してルーフ板金11の下面に設けられる。筐体33は、ルーフ板金11に対して高熱伝導率の接着剤による接着や高熱伝導グリスを介して固定されている。
熱拡散シート34は、熱導電率の優れる材料、たとえばグラファイトからなり、ルーフ板金11とアルミカバー37とを熱的に結合する。熱的に結合とは、ルーフ板金11とアルミカバー37とを断熱材や空気などの低熱伝導素材を介さずに、ルーフ板金11とアルミカバー37との間で伝熱しやい部材で機械的に結合していることである。熱拡散シート34は、アルミカバー37に伝熱された熱量をさらに車両100のルーフ板金11に伝熱するため、また、より熱を拡散するために設けられる。熱拡散シート34は、筐体33がルーフ板金11に投影する投影領域の少なくとも高温部位を覆うように設けられ、本実施形態では熱拡散シート34は投影領域の全て覆うように設けられる。装置本体30は、直方体状であるので、アルミカバー37が投影領域とほぼ同じになる。したがって熱拡散シート34は、アルミカバー37の全域を覆うように配置される。より好ましくは、熱拡散シート34は、期待放熱量から算出される面積を確保するためアルミカバー37よりも一般的に大きく形成される。熱拡散シート34は、ルーフ板金11やアルミカバー37の間の熱抵抗を極力低減するため、たとえば銅メッシュに粘着剤を含浸させた両面テープなどで実現される。また熱拡散シート34は、たとえば面方向への伝熱性に優れる材料として、カーボングラファイトを用いてもよい。また熱拡散シート34は、ルーフ板金11の曲率に合わせたアルミ絞り板金によって実現してもよい。
断熱部材35は、筐体33の外部に設けられ、筐体33と車室内とを断熱する。断熱部材35は、断熱シート38およびグラスウール部39と含んで構成される。断熱シート38は、断熱性に優れる材料からなり、シート状であって、筐体33および熱拡散シート34を覆うように設けられる。断熱シート38は、たとえば不織布基材の両面テープを、樹脂ケース36の下面側からルーフ板金11側に積層されており、ニッケル板13と略同一の大きさからそれ以上の大きさが選択される。断熱シート38は、少なくとも樹脂ケース36を除く熱拡散シート34の外形と同一以上とすることで放熱効率を向上させることが可能である。さらに好ましくは、断熱シート38は、図示するように樹脂ケース36を包含し空隙なく貼付することが好ましい。
グラスウール部39は、断熱性に優れる材料であるグラスウールからなり、断熱シート38とライナー14との間を埋めるように設けられる。グラスウール部39は、ライナー14とルーフ板金11との間で形成される空間を埋めることでルーフ板金11が受けた日射熱量が樹脂ケース36や熱拡散シート34に影響しないよう空気遮蔽を目的に配置しているおり、放射熱を遮断する目的で表裏にアルミシートを配すればより断熱効果が期待できる。たとえばグラスウール部39に換えて、グラスウール部39と他の空間とを仕切るリブ状の仕切りを用いてもよい。このような仕切によっても閉塞空間を形成してもグラスウール部39と同様の効果を奏することができる。
回路基板32は、いわゆるプリント基板であり、絶縁性を有する基材の表面および裏面に所定の配線パターンが形成されている。回路基板32は、筐体33内に図示しないビスなどの固定部材で固定されている。回路基板32の表面および裏面には、電子部品31の伝熱経路としての伝熱パターンが形成されている。伝熱パターンは、伝熱性に優れる材料、たとえば銅箔が用いられる。したがって伝熱パターンと配線パターンとは、同じ材料で構成される。また回路基板32には、図示しない複数のバイヤホールが形成されている。バイヤホールは、円筒部分が銅箔で形成され、伝熱性に優れる材料、たとえばはんだが充填されればさらに伝熱効果が期待できる。これによって表面の伝熱パターンと裏面の伝熱パターンとを熱的に結合している。また表面の配線パターンと裏面の配線パターンとを、所定の配線経路で電気的に結合している。
電子部品31は、種々の電子回路素子を含み、回路基板32の表面および裏面に複数実装されている。電子部品31は、通電すると発熱する発熱素子も含む。発熱素子は、たとえば複数のICにより構成されるモジュール構造の一部に1個から数個配置されている。複数の電子部品31は、回路基板32にはんだ固定され、配線パターンによって所定の関係で電気的に接続されている。
所定の電子部品31は、アンテナ部材22と電気的に接続され、アンテナ部材22を介して外部と無線通信を行う無線通信回路の少なくとも一部をなすものである。本実施形態では、電子部品31として、送信信号を増幅するパワーアンプを含んでいる。それ以外にも、電子部品31として、たとえば受信信号を増幅するローノイズアンプ、給電ラインを送信側及び受信側のいずれかに切り替えるスイッチ、送信側のバンドパスフィルタ、および受信側のバンドパスフィルタを含む構成としても良い。電子部品31は、車両100に搭載される車両用制御装置と有線によって電気的に接続されている。
回路基板32とアルミカバー37とは熱的に結合されている。回路基板32とアルミカバー37との接続部分には、たとえば伝熱部材40として伝熱シートまたは伝熱グリスが設けられている。また回路基板32の伝熱パターンとの接続部分が、アルミカバー37との接続部分となる。このように伝熱部材40で空気層が介在しないように配置されて、回路基板32とアルミカバー37との伝熱通路が形成されている。
電子部品31の発熱した熱は、回路基板32の基材、バイヤホールの円筒銅箔部および円筒部を介して、アルミカバー37に放熱される。アルミカバー37は、伝熱性に優れるので、アルミカバー37の熱が熱拡散シート34に伝わる。熱拡散シート34の熱は、ルーフ板金11に伝わり、ルーフ板金11から外部に放熱される。これによって電子部品31の発熱した熱が、外部に放熱されることになる。
次に、ニッケル板13に関して説明する。ニッケル板13は、ルーフ板金11の上側の表面に設けられる。ニッケル板13は、筐体33の表面から離間して設けられる。ルーフ板金11は車体デザインにより3次元的な曲率が異なるので、ニッケル板13はルーフ板金11に積層するように同様の形状を有する。ニッケル板13は、たとえば銅メッシュ両面テープでルーフ板金11に粘着固定される。ニッケル板13は、ルーフ板金11の表面であって装置本体30と対向する位置に設けられる。ニッケル板13は、本実施形態では一辺が500mmの正方形状に形成される。ニッケル板13の形状は、円板状であってもよく、他の形状であってもよい。
ニッケル板13は、筐体33に向けて照射される日光による電子部品31の温度上昇を抑制する抑制部材である。ニッケル板13は、低放射率の表面を有する材料であるニッケルからなる板状部材である。本実施形態では、板状部材は、低放射率を有する金属材料であるニッケルからなるが、ニッケルに限るものではなく、低放射率の金属材料であれば、たとえば金、銀、銅およびアルミニウム、クロム、ステンレスチールなどからなってもよく、これらを含む合金あってもよい。低放射率の材料とは、高反射率の材料と同義である。したがってニッケル板13は、赤外線を含む日光を反射する。また低放射率の材料とは、ルーフ板金11の表面よりも放射率が低い材料である。日光は、太陽光とも言う。
ニッケル板13は、装置本体30がルーフ板金11に投影する投影領域の少なくとも高温部位、好ましくは投影領域の全てを覆うように設けられる。装置本体30は、直方体状であるので、アルミカバー37が投影領域とほぼ同じかそれ以上になる。したがってニッケル板13は、アルミカバー37の少なくとも全域を覆うように配置される。このように装置本体30の取付構造は、装置本体30がニッケル板13に隠れるように配置される。
また熱拡散シート34は、ニッケル板13とルーフ板金11との接触領域よりは狭い領域に設けられる。換言すると、ニッケル板13は、熱拡散シート34をより大きく、熱拡散シート34を覆うように設けられる。これによってルーフ板金11が受ける日射熱量が熱拡散シート34に伝熱することを抑制することができる。ニッケル板13は、熱拡散シート34の外形に対し10mm以上大きく形成している。またニッケル板13は、断熱部材35よりは小さい範囲に設けられる。換言すると、断熱部材35は、ニッケル板13を覆うように配置される。
これらの本実施形態の大小関係をまとめると以下のようになる。まず、回路基板32よりアルミカバー37が大きく、熱拡散シート34は熱を拡散するためにアルミカバー37よりも大きい。さらに熱拡散シート34よりニッケル板13はルーフ板金11の熱を拡散したくないため一回り大きく、断熱部材35はニッケル板13とほぼ同一形状からそれ以上に構成される。
ニッケル板13を設けることで、図1に示すようにルーフ板金11に向けて太陽光が照射されて、たとえば日射量1kWで気温45℃の環境にても電子部品31の許容雰囲気温度である85℃以下を確保することができる。電子部品31は非作動時も許容雰囲気温度以下を確保する必要があるので、放熱するために駆動力を車載バッテリから得るファンなどは使用しないことが好ましい。本実施形態では、電力を消費せずとも放熱を促進することができる。また本件発明者の実験では、日射量1kWで気温45℃の環境の気象条件において電子部品31を10W程度の発熱させた場合に、電子部品31の温度が85℃以下であることを確認することができた。
したがって、高気温で炎天下に駐車された車両100において、ルーフ板金11の近くに配置された電子部品31は、ルーフ板金11を介し外気に自然対流放熱することで、電源など供給なく所定の温度以下を維持し、電子部品31の作動時を含め許容温度範囲を維持することができる。
以上説明したように本実施形態のアンテナ装置10は、車両100の天井であるルーフ板金11の表面には抑制部材としてニッケル板13が設けられる。ニッケル板13は、日光による電子部品31の温度上昇を抑制するための部材である。具体的には、ニッケル板13は、低放射率を有する表面を有するので、ニッケル板13の表面に太陽熱が照射されても、筐体33内への伝熱を少なくすることができる。換言すると、ルーフ板金11は、日光を反射することができる。したがって太陽から車両100に照射される熱による電子部品31の温度上昇を抑制することができる。また電子部品31の熱量は、伝熱部材40、アルミカバー37および熱拡散シート34によってルーフ板金11に伝わるので、ルーフ板金11から放熱することができる。したがって電子部品31の発熱による温度上昇を抑制することができる。
また本実施形態では、低放射率を有する材料は、金属材料のニッケルである。したがって板状部材を容易に実現することができる。
さらに本実施形態のニッケル板13は、装置本体30がルーフ板金11に投影する投影領域の全てを覆うように設けられる。これによってニッケル板13が装置本体30のいわゆる影となる領域を形成する位置にあるので、太陽から照射される熱が装置本体30に伝わることを抑制することができる。
また本実施形態では、ルーフ板金11の車室内側に設けられ、アルミカバー37とルーフ板金11とを熱的に結合し、アルミカバー37からの熱をルーフ板金11に拡散する熱拡散シート34が設けられる。そして熱拡散シート34は、筐体33がルーフ板金11に投影する投影領域を全て覆うように設けられる。このような熱拡散シート34によって、電子部品31の熱をアルミカバー37を介して熱拡散シート34に伝えることができる。そして熱拡散シート34は、アルミカバー37よりも広いので、より効率よく熱を拡散して、ルーフ板金11から放熱することができる。これによって電子部品31の温度上昇を抑制することができる。
さらに本実施形態の熱拡散シート34は、筐体33がルーフ板金11に投影する投影領域を全て覆い、かつニッケル板13とルーフ板金11との接触領域よりは狭い領域に設けられる。これによってニッケル板13が熱拡散シート34のいわゆる影となる領域を形成する位置にあるので、太陽から照射される熱が熱拡散シート34に伝わることを抑制することができる。したがって熱拡散シート34が太陽の熱を電子部品31に伝えることを抑制することができる。
本実施形態では、装置本体30をルーフ板金11とライナー14との間に配置している。これによってアンテナ部20と装置本体30との距離を近くすることができ、ハーネスおよび信号ケーブルなどの配線が容易となる。
また本実施形態では、アンテナ部材22は突起部21に収容される。これによってアンテナを車両100のルーフ板金11の上に配置できるので送受信性能を高くすることができる。また、アンテナ部材22と無線通信回路部を近づけることができるので、アンテナ部材22と無線通信回路部との間で信号が減衰してしまうことを抑制できる。
また車両用制御装置はインパネ内に配置されることが多いが、アンテナ装置10はインパネ内の設置スペースを使用していないので、インパネ内の設置スペースを他の装置に用いることができ、ルーフ板金11とライナー14との間の天井スペースを有効に活用することができる。通常、ルーフ板金11の近くは、太陽光によって高温環境になりやすいが、本実施形態ではニッケル板13を用いて太陽光による温度上昇を抑制しているので、電子部品31の設置スペースとして有効に活用することができる。また天井スペースに電動ファンなどを用いることなく電子部品31の温度上昇を抑制することができるので、設置コストが増加することを抑制することができる。またアンテナ装置10は、電動ファンなど冷却するための駆動部を必要としない構成であるので、本実施形態のアンテナ装置10を実現することによる騒音の発生を防ぐことができる。また天井スペースから放熱するための穴をルーフ板金11に形成することなく、本実施形態のアンテナ装置10を実現することができる。これによって意匠的および防水的にも考慮する必要なく本実施形態のアンテナ装置10を実現することができる。
本実施形態では、ニッケル板13によって板状部材が実現されているがニッケル板13のような金属材料に限るものではない。たとえば板状部材は、表面が金、銀、ニッケル、クロムなどでメッキされたものであってもよい。またたとえば板状部材は、表面が低放射率を有する塗料が塗布されて実現されてもよい。
また本実施形態では、ルーフ板金11の表面の一部に板状部材としてニッケル板13を配置しているが、このような構成に限るものではなく、ルーフ板金11の全面に板状部材を配置してもよい。ルーフ板金11の全面に板状部材を配置することによって、夏季炎天下放置時に車室内が高温となるのを低減でき、乗車時の不快を軽減できる別の効果を奏することができる。またルーフ板金11に換えて板状部材を配置してもよい。またルーフ板金11の表面にメッキまたは塗料を施し、メッキ層また塗装部分を板状部材としてもよい。
さらに本実施形態では、熱拡散シート34を用いているが、熱拡散シート34を用いることなく、アルミカバー37を直接ルーフ板金11に銅メッシュの両面テープで粘着させてもよい。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に関して、図3を用いて説明する。本実施形態のアンテナ装置10Aでは、ニッケル板13をルーフ板金11に形成された開口50にはめ込んで配置する点に特徴を有する。したがって本実施形態では、ルーフ板金11にニッケル板13を積層することなく、熱拡散シート34にニッケル板13を積層している。換言すると、本実施形態では、ニッケル板13を含むアンテナ装置10を1つユニットとして前もって構成し、構成したユニットをルーフ板金11の所定の位置にはめ込むことによって設置する。
図3に示すように、ルーフ板金11には開口50が形成されている。開口面積は、熱拡散シート34よりも大きく、さらには断熱シート38よりも大きい。前述の第1実施形態の同様に放熱必要面積に基づいて、たとえば直径100〜350mmの円形にルーフ板金11に開口50を形成し、ニッケル板13で開口50を塞ぐように配置する。
ニッケル板13とルーフ板金11との嵌合部分には、アタッチメント51が用いられる。アタッチメント51は、伝熱性が劣る材料、たとえば樹脂およびゴム、ウレタンなどの材料から構成され、スナップフィットなどで開口50に嵌合する。アタッチメント51は、車種毎に異なる曲率のルーフ板金11に対応した形状に形成され、ニッケル板13が嵌合し、防水のための接着性シール剤によって固定される。
ニッケル板13は、ルーフ板金11に沿うように湾曲させる必要がないので、平板状に形成される。したがってニッケル板13は、平板状の熱拡散シート34とも密に結合することができる。またアタッチメント51を樹脂など伝熱性が劣る材料で構成することによって、ルーフ板金11の熱が装置本体30に伝わることを抑制することができる。したがってニッケル板13を第1実施形態よりも小さくしても、同様の作用および効果を奏することができる。
ルーフ板金11は車体デザインにより3次元的な曲率が異なるので、ニッケル板13はルーフ板金11に積層するためには、ニッケル板13を車種毎の形状を合わせる必要がある。そうすると部品の共通化ができないので、製造コストが高くなるおそれがある。
しかし本実施形態では、ルーフ板金11に開口50を設けて、開口50にニッケル板13をはめ込む構成である。したがってニッケル板13の形状を共通化することができ、製造コストを低減することができる。
さらに本実施形態では、独立したユニット構造とすることでムーンルーフのように車体に対し嵌め込み接着だけで配置可能にできることから作業性に優れ、作業工程バラツキによる放熱性能バラツキを回避しうるなどの効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態に関して、図4を用いて説明する。本実施形態はアンテナ装置10ではなく、筐体33の内部に電子部品31と回路基板32とを備え、独立して用いる電子装置30Aである点に特徴を有する。
本実施形態の電子装置30Aは、図4に示すように、筐体33の表面の一面が低放射率を有する材料から構成されている。さらに低放射率を有する材料は、筐体33の表面に塗布されている塗料70である。したがって塗料70が板状部材としての機能を有する。
筐体33Aは、中空の直方体状である。電子部品31は、筐体33Aの内面と伝熱性に優れる伝熱部60によって接続されている。電子部品31と筐体33Aの内面とを熱的に結合する伝熱部60は、低放射率が有する材料が塗布されている面とは反対側の面と熱的に結合している。
このように本実施形態では、筐体33Aの表面に低放射率を有する材料が塗布されているので、太陽光による筐体33Aの内部の温度上昇を抑制することができる。また電子部品31は、伝熱部60によって筐体33Aの内面と熱的に結合しているので、電子部品31が発熱量を伝熱部60を介して筐体33Aに伝えることができる。これによって筐体33Aから電子部品31の発熱量を放熱することができる。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態に関して、図5〜図7を用いて説明する。本実施形態のアンテナ装置10Bは第1実施形態においてニッケル板13を用いず、遮光部材80を用いている点に特徴を有する。遮光部材80は、図5に示すように、断面がU字状であり、屋根のように突起部21を覆うようにルーフ板金11に配置される。したがって突起部21は、遮光部材80とルーフ板金11の表面との間に配置される。図5の紙面の鉛直方向は、車両100の前後方向であり、車両100が走行することによって遮光部材80とルーフ板金11との間には空気の流れが生じる。
遮光部材80は、図5に示すように、筐体33の表面から離間し、太陽光を遮ることによって生じる影の領域が筐体33の表面の少なくとも一部を覆うように配置される。筐体33は、ルーフ板金11の下側に配置されているので、遮光部材80によって直接的に筐体33の表面に影が形成される位置関係にはないが、遮光部材80がルーフ板金11に形成する影の領域の下側に位置するように筐体33が配置されている。換言すると、遮光部材80がルーフ板金11に投影する投影領域は、筐体33がルーフ板金11に投影する投影領域の少なくとも一部を覆うように配置されており、本実施形態では全てを覆うように配置されている。したがって遮光部材80は、ルーフ板金11の表面であって筐体33と対向する位置に設けられる。
熱拡散シート34は、遮光部材80がルーフ板金11に投影する投影領域よりは狭い領域に設けられる。換言すると、遮光部材80は、熱拡散シート34をより大きく、熱拡散シート34を覆うように設けられる。
また遮光部材80は、太陽からの直射日光を遮光する目的であるので、太陽の傾き角に対応するため、および直射日光を受けた高温のルーフ板金11の影響を低減するためにアルミカバー37の外形より100mm以上大きく形成することが好ましい。
遮光部材80とルーフ板金11との間隔は、突起部21を収容できるとともに、確実に日陰を作ることができるように設定される。間隔が大きすぎると、日陰のできる領域が少なくなり、間隔が狭すぎると突起部21を収容できないからである。
遮光部材80は、たとえば樹脂材料からなり、両面テープなどの接着剤またはボルトなどの固定部材によってルーフ板金11に固定される。遮光部材80は、遮光するための専用の部品に限るものではなく、遮光部材80の少なくとも一部が車両100の他の部材の外表面を形成する部品であってもよい。たとえば遮光部材80は、ハイマウントストップランプ、すなわち補助制動灯を内蔵する化粧部品を部分的に拡張して用いてもよい。
また遮光部材80は、車両100の走行による空気抵抗を低減する形状を有することが好ましい。空気抵抗を低減する形状としては、ルーフ板金11の鉛直方向および車両100の左右方向に延びる壁部材よりも空気抵抗が低い形状であり、たとえば流線型である。また空気抵抗を低減する形状は、たとえば車両100の後方に向かうにつれて、高さが高くなる傾斜面を有する形状である。さらに具体的には、遮光部材80は、空気抵抗を軽減するためのルーフエアスポイラの機能を有する形状が好ましい。またハイマウントストップランプを内蔵するルーフエアスポイラを部分的に拡張して遮光部材80として用いてもよい。
本実施形態によれば、遮光部材80によってルーフ板金11に直射日光が当たらないよう、すなわち日陰を作るように遮光部材80をルーフ板金11に配置している。これによって遮光部材80で影になる部分のルーフ板金11の温度を外気温度に近づけることができる。
これによって図5に示すようにルーフ板金11に向けて太陽光が照射されて、たとえば日射量1kWで気温45℃の環境にても、遮光部材80によって電子部品31の許容雰囲気温度である85℃以下を確保することができる。また本件発明者の実験では、日射量1kWで気温45℃の環境の気象条件において電子部品31を10W程度の発熱させた場合に、電子部品31の温度が85℃以下であることを確認することができた。
以上説明したように本実施形態のアンテナ装置10は、車両100の天井であるルーフ板金11の表面には抑制部材として遮光部材80が設けられる。遮光部材80は、日光による電子部品31の温度上昇を抑制するための部材である。具体的には、遮光部材80は、日光を遮ることによって生じる影の領域を筐体33の表面の少なくとも一部を覆うように設けられる。これによってルーフ板金11の表面に太陽熱が照射されても、遮光部材80によって日光が遮られるので、筐体33内への伝熱を少なくすることができる。したがって太陽から車両100に照射される熱による電子部品31の温度上昇を抑制することができる。また電子部品31の熱量は、アルミカバー37および熱拡散シート34を含む伝熱部材40によってルーフ板金11に伝わるので、日陰のルーフ板金11から自然対流で放熱することができる。したがって電子部品31の発熱による温度上昇を抑制することができる。
さらに本実施形態の遮光部材80は、装置本体30がルーフ板金11に投影する投影領域の全てを覆うように設けられる。これによって遮光部材80が装置本体30のいわゆる影となる領域を形成する位置にあるので、太陽から照射される熱が装置本体30に伝わることを抑制することができる。
また本実施形態の熱拡散シート34は、筐体33がルーフ板金11に投影する投影領域を全て覆い、かつ遮光部材80がルーフ板金11に投影する投影領域よりは狭い領域に設けられる。これによって遮光部材80が熱拡散シート34のいわゆる影となる領域を形成する位置にあるので、太陽から照射される熱が熱拡散シート34に伝わることを抑制することができる。したがって熱拡散シート34が太陽の熱を電子部品31に伝えることを抑制することができる。
また本実施形態では、遮光部材80は走行方向に空気が流れる形状であるが、このような形状に限るものではない。たとえば走行時の前方ルータの高熱空気の影響を低減するため遮光部材80の前方を閉塞してもよい。前方を閉塞する構成の場合、遮光部材80で囲まれた空間の空気が淀むことで遮熱効果が低下することを抑制するため、好ましくは頂部に空気逃がしの穴を形成する。これによって前方を閉塞した構成であっても、放熱効果を維持できる。また、ある程度の速度で走行時には積極的に空気を取込むことで換気する目的から、閉塞した前面部に部分的に穿孔することで高速走行時の放熱性を向上することも可能である。
また本実施形態ではニッケル板13は用いていないが、図6に示すアンテナ装置10Cのように、遮光部材80の表面にニッケル板13を設けてもよいが、突起部21の上部にニッケル板13を設けることによって、ニッケル板13が電波遮蔽とならないように図7に示すように、突起部21の上部にはニッケル板13を配置しないことが好ましい。また前述の第3実施形態と同様に、ニッケル板13に変えて低放射率を有する材料の塗料70を遮光部材80に塗布してもよい。
ニッケル板13を設けることによって、太陽の熱が電子部品31に伝わることがさらに抑制できるので、ルーフ板金11と遮光部材80との間隔を狭くすることができる。ルーフ板金11と遮光部材80との間隔を狭くすると、突起部21の高さが遮光部材80の間隔よりも大きくなる可能性がある。この場合は、図7に示すように、部分的に遮光部材80を湾曲させるか、または突起部21を遮光部材80から突出するように構成することが好ましい。
(その他の実施形態)
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は前述した実施形態に何ら制限されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本開示の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本開示の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、電子部品31は回路基板32の両面に配置されているが、このような構成に限るものではなく、回路基板32の上面、すなわちルーフ板金11側の表面にのみ配置してもよい。これによって回路基板32の下面に電子部品31を設ける構成に比べて、回路基板32での伝熱ロスを回避することができる。また回路基板32に両面を電気的に接続するための複数のバイヤホールが不要となるので、製造コストを低減することができる。
前述の第1実施形態では、アンテナ装置10は車両100に搭載されている、車両100に限るものではなく、航空機、船舶および電車など他の移動装置の天井に搭載されてもよい。また前述の第1実施形態では、電子装置はアンテナ装置10によって実現されているが、アンテナ装置10に限るものではなく、他の機能を有する電子装置であってもよい。たとえば、車両100の天井に配置される空気清浄機、そのスモークセンサ、ドライブレコーダ、および自動運転に必要な車載カメラなどであってもよい。
前述の第1実施形態では、板状部材として機能するニッケル板13は、筐体33と別体であったがこのような構成に限るものではなく、筐体33と板状部材を一体に構成してもよい。したがって、たとえば筐体33の表面を塗装することによって板状部材を実現してもよく、筐体33の表面にメッキすることによって板状部材を実現してもよい。
前述の第1実施形態では、電子部品31と筐体33と伝熱部材40によって熱的に結合しているが、伝熱部材40が電子部品31および筐体33の両方に直接接触する構成に限るものではなく、他の部材、たとえば回路基板32を介して間接的に熱的に結合する構成も含む。
前述の第4実施形態では、突起部21の内部にアンテナ部20を有するがこのような構成に限るものではない。たとえば突起部21を設けずに、ルーフ板金11の上面に平面上の平面アンテナを設置する構成であってもよい。このような構成であると、遮光部材80とルーフ板金11との間隔を狭くすることができる。
10…アンテナ装置(電子装置) 11…ルーフ板金(天井) 11a…貫通孔
12…コネクタ 13…ニッケル板(板状部材) 14…ライナー 20…アンテナ部
21…突起部 22…アンテナ部材 30…装置本体 31…電子部品
32…回路基板 33…筐体 34…熱拡散シート 35…断熱部材
36…樹脂ケース 37…アルミカバー 38…断熱シート
39…グラスウール部 40…伝熱部材 50…開口 51…アタッチメント
60…伝熱部 70…塗料 80…遮光部材 100…車両

Claims (19)

  1. 電子部品(31)が実装される回路基板(32)と、
    前記回路基板を収容する筐体(33)と、
    前記筐体の表面または表面から離間して設けられ、前記筐体に向けて照射される日光による前記電子部品の温度上昇を抑制する抑制部材と、を含む電子装置。
  2. 前記電子部品と前記筐体の内面とを熱的に結合する伝熱部材(40)をさらに含む請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記抑制部材は、低放射率の表面を有する板状部材(13)である請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記筐体は、車両(100)の天井(11)の車室内側に設けられ、
    前記板状部材は、前記天井の表面であって前記筐体と対向する位置に設けられる請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記筐体は、車両(100)の天井(11)の車室内側に設けられ、
    前記板状部材は、前記天井に形成された開口(50)にはめ込み可能であり、前記筐体と対向する位置に設けられる請求項3に記載の電子装置。
  6. 前記板状部材の前記筐体とは反対側の面に配置され、前記板状部材から突き出し、アンテナ部材(22)を収容する突起部(21)をさらに備え、
    前記電子部品は、前記アンテナ部材を介して外部と無線通信を行う無線通信回路である請求項4または5に記載の電子装置。
  7. 前記板状部材は、前記筐体が前記天井に投影する投影領域の全てを覆うように設けられる請求項4〜6のいずれか1つに記載の電子装置。
  8. 前記天井の前記車室内側に設けられ、前記電子部品と前記筐体の内面とを熱的に結合する伝熱部材(40)と前記天井とを熱的に結合し、前記伝熱部材からの熱を前記天井に拡散する熱拡散シート(34)をさらに含み、
    前記熱拡散シートは、前記筐体が前記天井に投影する投影領域を全て覆うように設けられる請求項4〜7のいずれか1つに記載の電子装置。
  9. 前記天井の前記車室内側に設けられ、前記電子部品と前記筐体の内面とを熱的に結合する伝熱部材(40)と前記天井とを熱的に結合し、前記伝熱部材からの熱を前記天井に拡散する熱拡散シート(34)をさらに含み、
    前記熱拡散シートは、前記筐体が前記天井に投影する投影領域を全て覆い、かつ前記板状部材と前記天井との接触領域よりは狭い領域に設けられる請求項4〜7のいずれか1つに記載の電子装置。
  10. 前記抑制部材は、前記筐体の表面から離間し、前記日光を遮ることによって生じる影の領域が前記筐体の表面の少なくとも一部を覆うための遮光部材(80)である請求項1または2に記載の電子装置。
  11. 前記筐体は、車両(100)の天井(11)の車室内側に設けられ、
    前記遮光部材は、前記天井の表面であって前記筐体と対向する位置に設けられる請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記車両の前記天井から上方に突き出して前記遮光部材と前記天井の表面との間に配置され、アンテナ部材(22)を収容する突起部(21)をさらに備え、
    前記電子部品は、前記アンテナ部材を介して外部と無線通信を行う無線通信回路である請求項11に記載の電子装置。
  13. 前記遮光部材は、前記筐体が前記天井に投影する投影領域の全てを覆うように設けられる請求項11または12に記載の電子装置。
  14. 前記天井の前記車室内側に設けられ、前記電子部品と前記筐体の内面とを熱的に結合する伝熱部材(40)と前記天井とを熱的に結合し、前記伝熱部材からの熱を前記天井に拡散する熱拡散シート(34)をさらに含み、
    前記熱拡散シートは、前記筐体が前記天井に投影する投影領域を全て覆い、かつ前記遮光部材が前記天井に投影する投影領域よりは狭い領域に設けられる請求項11〜13のいずれか1つに記載の電子装置。
  15. 前記遮光部材は、前記車両の走行による空気抵抗を低減する形状を有する請求項11〜14のいずれか1つに記載の電子装置。
  16. 前記遮光部材は、少なくとも一部が前記車両の他の部材の外表面を形成する請求項11〜15のいずれか1つに記載の電子装置。
  17. 前記抑制部材は、前記遮光部材と、前記遮光部材の表面に設けられる低放射率の表面を有する板状部材と含む請求項10〜16のいずれか1つに記載の電子装置。
  18. 前記板状部材は、金属材料からなる請求項3〜9、17のいずれか1つに記載の電子装置。
  19. 前記板状部材の表面は、低放射率を有する塗料が塗布されている請求項3〜9、17いずれか1つに記載の電子装置。
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