JP2020192024A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型の吸収性物品であっても吸収の速さと液戻り量の少なさを満たし、トップシート表面での液流れが起きにくく、吸収性能に優れた吸収性物品を提供する。【解決手段】トップシートと吸収体との間に、複数の漏斗状の開孔を有する開孔フィルムとパルプ不織布が配置された吸収性物品であって、開孔フィルムは、厚み方向で一方の面の開孔径が小さく、他方の面の開孔径が大きい開孔が施され、開孔径の小さい側の開孔が吸収体側を向くように配置されている、吸収性物品を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
一般的に、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等の吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。近年は吸収性物品を着けていることが目立たない、また着用時に違和感がなく、着けている感がない製品が望まれている為、薄型の吸収体を用いた吸収性物品の態様が多く提案されている。
そのような吸収性物品として、例えば、特許文献1は、表面シート、裏面シート、及び該表面シートと該裏面シートとの間に配された液保持性の吸収体を備え、表面シートと吸収体との間にセカンドシートが配されている吸収性物品であって、吸収体が0.12g/cmより高い密度を有し、セカンドシートが1.5×10N以上の毛管力を有する吸収性物品が開示されている。
また、特許文献2は、親水性多孔体及び吸収性ポリマーを含んで構成される下部吸収層と、該下部吸収層上に積層され、不織布及び吸収性ポリマーを含んで構成される上部吸収層とを具備する吸収体及びそれを具備する吸収性物品が開示されている。
特開2016−067897号公報 特開2009−131349号公報
しかしながら、吸収性物品を上記の態様で薄型化、軽量化する場合、ある程度の吸収性能を犠牲にしなければならない。特に、吸収体面積の狭い失禁用製品や尿取りパッドにおいては十分な吸収性能が保たれない。
また、吸収の速さと液戻り量の少なさは、吸収性能の指標としてどちらも重要であるが、薄型の吸収性物品においては両者を高い次元で満たすことは難しい。
さらに、特に失禁用製品等の歩行や活動中にも使用される吸収性物品では、尿等の体液を吸収する際に、トップシート表面において液流れが起こりにくいことも重要である。
したがって、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、薄型の吸収性物品であっても吸収の速さと液戻り量の少なさを満たし、トップシート表面での液流れが起きにくく、吸収性能に優れた吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、トップシートと吸収体の間に開孔フィルムとパルプ不織布を備えることで上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を有し、前記トップシートと前記吸収体との間に、複数の漏斗状の開孔を有する開孔フィルムが配置された吸収性物品であって、前記開孔フィルムと前記吸収体との間に、パルプ不織布が配置され、前記開孔フィルムは、厚み方向で一方の面の開孔径が小さく、他方の面の開孔径が大きい開孔が施され、開孔径の小さい側の開孔が吸収体側を向くように配置されていることを特徴とする、吸収性物品である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、前記開孔フィルムは、開孔径が0.3mm以上1.5mm以下であり、開孔の数が50個/cm以上であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性物品であって、前記開孔フィルムは、前記開孔径が大きい一方の面の開孔径と、前記開孔径が小さい他方の面の開孔径の差が、0.03mm以上0.15mm以下であることを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記パルプ不織布は、無荷重での厚さが0.3mm以上1.5mm以下であって、無荷重での密度が10kg/m以上200kg/m以下であることを特徴とするものである。
したがって、本発明によれば、トップシートと吸収体の間に開孔フィルムとパルプ不織布を備えることで、薄型の吸収性物品であっても吸収の速さと液戻り量の少なさを満たし、トップシート表面での液流れが起きにくく、吸収性能に優れた吸収性物品を提供することができる。
本発明の吸収性物品の平面図である。 図1のX−Xの断面図である。 本発明の吸収性物品内に配置する開孔フィルムの拡大図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたもので、これらにより本発明を限定するものではない。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付する。
また、本明細書の説明において、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、図中、符号Yで示す方向である。また、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Xで示す方向である。さらに、肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品1としては、特に失禁用製品、尿取りパッドが例示されるが、これに限定されるものではなく、その他の吸収性物品であってもよい。
<吸収性物品>
図1は、本発明の実施形態に係る吸収性物品1をトップシート10側から見た平面図である。図1に示すように、吸収性物品1は、肌当接面側に配された液透過性のトップシート10と、トップシート10に対向して非肌当接面側に配置された液不透過性のバックシート20と、トップシート10とバックシート20との間に配置された吸収体30と、を有する。これにより、吸収体30は、トップシート10とバックシート20との間に挟まれた構造となっている。
吸収性物品1の、長手方向の寸法は100mm以上800mm以下、幅方向の寸法は50mm以上500mm以下であることが好ましい。吸収性物品1の寸法を上記の範囲に調整することにより、失禁用製品、尿取りパッド等に適した吸収性物品1を得ることができる。
また、吸収性物品1には、着用者の排泄した体液の横漏れを防止するため、吸収性物品1の長手方向に沿って、トップシート10上に、立体ギャザー用弾性部材を有する一対の立体ギャザーを備えていてもよい(図示しない)。吸収性物品1の幅方向における立体ギャザーの外端は、バックシート20に固定され、その内端はトップシート10に固着され、その中央はトップシート10に固定されない自由端となるように、立体ギャザーシートが配される。立体ギャザー用弾性部材を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザーが起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなる。立体ギャザー用弾性部材としては、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、ポリエチレンフィルム、又はそれらのシートを組み合わせて接合したシートなどが使用できる。強度及び加工性の点から、立体ギャザーの坪量は、10g/m以上200g/m以下であることが好ましい。
<トップシート>
トップシート10は、体液が吸収体30へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布など公知の親水性不織布等が使用できる。また、トップシート10には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート10には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
強度、加工性及び液戻り量の点から、トップシート10の坪量は、15g/m以上200g/m以下であることが好ましく、20g/m以上50g/m以下であることがより好ましい。トップシート10の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体30へと誘導するために必要とされる、吸収体30を覆う形状であればよい。
<バックシート>
バックシート20は、吸収体30が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、通気性又は非通気性の液不透過性のプラスチックフィルムが使用できる。
強度及び加工性の点から、バックシート20の坪量は、15g/m以上50g/m以下であることが好ましく、20g/m以上50g/m以下であることがより好ましい。バックシート20に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート20にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
<吸収体>
本発明の吸収性物品1において、吸収体30の長手方向の寸法は、100mm以上800mm以下であることが好ましく、150mm以上500mm以下であることがより好ましい。また、吸収体30の幅方向の寸法は、50mm以上500mm以下であることが好ましく、70mm以上300mm以下であることがより好ましい。
(吸収性繊維)
吸収体30は、基材としての吸収性繊維と、高吸収性ポリマーを含有する。
吸収性繊維は、一般に失禁用製品や尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュー、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N−BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体30に、基材としての吸収性繊維にフラッフパルプを用いた場合、吸収性繊維の坪量は、100g/m以上800g/m以下であることが好ましく、325g/m以上615g/m以下であることがより好ましい。これにより、肌触りを損なわずに、より多くの体液を吸収させることができる。
(高吸収性ポリマー)
吸収体30の高吸収性ポリマー(SAP)としては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、その中でも、重量当たりの吸収量の観点から、高吸収性樹脂が好ましい。
吸収体30に含有される高吸収性ポリマーの坪量は、50g/m以上500g/m以下であることが好ましく、100g/m以上450g/m以下であることがより好ましい。また、吸収体30の全重量に対する高吸収性ポリマーの重量%は、15%以上50%以下であることが好ましく、20%以上40%以下であることがより好ましい。高吸収性ポリマーの坪量及び重量%を上記の数値範囲内とすることで、吸収体30におけるゲルブロッキングを防止し、かつ、吸収体30において多量の体液を吸収させることができる。
なお、吸収体30において、吸収性繊維及び高吸収性ポリマーの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成した積層マットであることが好ましい。
<開孔フィルム>
図2は、図1の吸収性物品1のX−Xにおける断面図である。本発明においては、図2に示すように、トップシート10と吸収体30との間に、複数の漏斗状の開孔を有する開孔フィルム40が配されている。
開孔フィルム40は、体液が吸収体30へと移動するような液透過性、液拡散性を備えていることが好ましく、開孔フィルム40の形状としては特に制限はないが、強度、加工性の点から、開孔フィルム40の坪量は、10g/m以上100g/m以下であることが好ましく、15g/m以上60g/m以下であることがより好ましい。また、開孔フィルム40の開孔径は0.3mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1.2mm以下であることがより好ましい。さらに、液透過性の点から、開孔の数は50個/cm以上が好ましい。開孔フィルム40の坪量、開孔径及び開孔の数を上記の範囲とすることにより、液透過性及び液拡散性に優れ、液戻り防止性に優れた開孔フィルム40が得られる。なお、開孔フィルム40の材質は、例えば、ポリエチレンといった材料から形成される。
また、図3は本発明の吸収性物品1内に配置する開孔フィルム40の拡大図である。開孔フィルム40は、図3に示すように、厚み方向で一方の面の開孔径L1は小さく、他方の面の開孔径L2が大きいという開孔が施されている。本発明の開孔フィルム40は、漏斗の開孔径の小さい方、すなわち開孔径L1の側の開孔が吸収体30側を向くように配置されている。これにより、下部の吸収体30への浸透に加え、横方向(前後左右)への拡散にも優れる吸収性物品1を得ることができる。また、開孔径L1の側の開孔が吸収体30を向くように配置されることにより、開孔フィルム40を通過して吸収体30に吸収された体液が、トップシート10側へ液戻りしにくくなる効果も得られる。なお、液拡散性の点から、開孔径が大きい一方の面の開孔径L2と、開孔径が小さい他方の面の開孔径L1の差が、0.03mm以上0.15mm以下であることが好ましい。
<パルプ不織布>
また、本発明においては、図2に示すように、開孔フィルム40と吸収体30との間にパルプ不織布50が配されている。上述の開孔フィルム40の効果により、吸収性物品1の吸収速度及び液戻り量はある程度は改善されるが、パルプ不織布50を開孔フィルム40の下に配置することで、吸収性物品1の吸収速度と液戻り量が更に改善され、また、開孔フィルム40の問題点である液流れも改善されることになる。
パルプ不織布50の基材は、木材パルプ繊維を主原料に使用したエアレイド不織布、スパンレース不織布等が使用できる。パルプ不織布50の坪量は、20g/m以上200g/m以下であることが好ましく、30g/m以上150g/m以下であることがより好ましい。また、パルプ不織布50の無荷重での厚さは0.3mm以上1.5mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1.2mm以下であることがより好ましい。パルプ不織布50の無荷重での密度は、10kg/m以上200kg/m以下であることが好ましく、15kg/m以上150kg/m以下であることがより好ましい。
<キャリアシート>
SAP粒子の漏洩防止や吸収体30の形状の安定化の目的から、図2に示すように、パルプ不織布50と吸収体30との間及び吸収体30とバックシート20との間に、キャリアシート60をそれぞれ配置してもよい。キャリアシート60の基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュー、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシート60の各々の基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
(吸収性物品の作成)
吸収体としては、基材であるフラッフパルプ20gの中に、SAP6gを混合して形成したものを使用し、トップシートとして、エアスルー不織布(坪量20g/m)を用い、バックシートとして、通気性ポリエチレンフィルム(坪量32g/m)を用い、キャリアシートとしてティシューを用いた。また、開孔フィルムとして目付が20g/mのポリエチレンフィルムを用い、パルプ不織布として目付が50g/mであり、無荷重での厚さが1.0mmであって、無荷重での密度が50kg/mであるエアレイド不織布を用いた。開孔フィルムは、開孔径が0.8mm、開孔の数が50個/cm、開孔径が大きい一方の面の開孔径と、開孔径が小さい他方の面の開孔径の差が0.1mmであり、開孔径の小さい側を吸収体側として配置した。吸収性物品の寸法は、長手方向が450mm、幅160mmとし、吸収体、開孔フィルム及び不織布の寸法は、いずれも長手方向が400mm、幅120mmとし、非肌当接面側から、バックシート、キャリアシート、吸収体、キャリアシート、パルプ不織布、開孔フィルム、トップシートの順に積層し、これを実施例1のサンプルとした。
比較例1において、パルプ不織布を入れない以外は、実施例と同様にして吸収性物品を作成し、比較例1のサンプルとした。また、開孔フィルム及びパルプ不織布を入れない以外は、実施例と同様にして吸収性物品を作成し、比較例2のサンプルとした。
(吸収速度)
外径80mm、内径30mm、重量2kgの治具を用いて、サンプルが荷重下150mlの生理食塩水を吸収する時間を測定した。結果を表1に示す。
(液戻り量)
サンプルに生理食塩水300mlを注水し、10分後に、35gf/cmの荷重条件で55mm径のろ紙に1分間で液戻りし吸収された水分量を測定した。結果を表1に示す。
(液流れの長さ)
長手方向に45度傾斜した状態で、サンプルに生理食塩水150mlを注水し、注水点から傾斜下側にトップシート表面を液体が流れて到達した長さを測定した。結果を表1に示す。
表1の結果から、開孔フィルムがある比較例1では、開孔フィルムがない比較例2に比べ、液戻り量は大幅に低減し、吸収速度も多少速くなった。一方、液流れ長さに関しては、開孔フィルムは疎水性のポリエチレンフィルムであるために、尿が開孔フィルム側からバックシート側に垂直方向に吸収される液体分が少なくなり、逆に、開孔フィルム表面を水平方向に伝って流れる液体分が多くなり、結果として、液流れ長さが長くなってしまった。
それに対し、開孔フィルムと吸収体の間にパルプ不織布がある実施例1では、開孔フィルムがクッション材となるパルプ不織布に直接接触しているため、開孔フィルムが吸収体を包むキャリアシートと接している比較例1よりも、吸収速度が更に速まり、液戻り量も大幅に低減した(すなわち、サンプルの吸収量も向上した)。この吸収速度の向上により、液流れでは、水平方向への伝播よりも、垂直方向への吸収が促進される為、液流れ長さは開孔フィルムがない比較例2と同等になった。
よって、本発明によれば、薄型の吸収性物品であっても吸収の速さと液戻り量の少なさを満たし、トップシート表面での液流れが起きにくく、吸収性能に優れた吸収性物品を提供することができる。
1 吸収性物品
10 トップシート
20 バックシート
30 吸収体
40 開孔フィルム
50 パルプ不織布
60 キャリアシート

Claims (4)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収体と、を有し、
    前記トップシートと前記吸収体との間に、複数の漏斗状の開孔を有する開孔フィルムが配置された吸収性物品であって、
    前記開孔フィルムと前記吸収体との間に、パルプ不織布が配置され、
    前記開孔フィルムは、厚み方向で一方の面の開孔径が小さく、他方の面の開孔径が大きい開孔が施され、開孔径の小さい側の開孔が吸収体側を向くように配置されていることを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記開孔フィルムは、開孔径が0.3mm以上1.5mm以下であり、開孔の数が50個/cm以上であることを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記開孔フィルムは、前記開孔径が大きい一方の面の開孔径と、前記開孔径が小さい他方の面の開孔径の差が、0.03mm以上0.15mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記パルプ不織布は、無荷重での厚さが0.3mm以上1.5mm以下であって、無荷重での密度が10kg/m以上200kg/m以下であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56169801A (en) * 1980-05-12 1981-12-26 Procter & Gamble Disposable absorbative article having embossed film interposed between absorbing core and top sheet
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