JP6907430B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等の吸収性物品で、特に比較的大型の紙おむつに関する。
一般的に、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等の吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。このような吸収性物品には、体液の吸収性の向上、着用者の装着感の向上、漏れ防止等を図るために、様々な工夫がなされている。
特許文献1には、吸液時や外力を受けたときにも凹溝の効果を維持し、吸収スピードを低下させないとともに、装着感の悪化を防止するために、圧搾によることなく凹溝状又はスリット状に形成した吸収体凹部を備え、透液性表面シートの表面側からのエンボスにより、吸収体凹部の内部に吸収体凹部に沿って、吸収体凹部の溝幅より小さなエンボス幅で付与されたエンボス部を設けた吸収性物品が開示されている。
特許文献2には、液体の拡散性が高くSAPによって効果的に尿を吸収することを目的に、上層吸収体に上側開口部を設け、下層吸収体に長手方向に延び上側開口部と少なくとも部分的に重なる下側開口部を設け、上層吸収体と下層吸収体の間に、複数の高吸水性ポリマー(SAP)を、少なくとも上側開口部と下側開口部とが重なる開口貫通部分の幅方向の左右両側に形成したSAP層を設けた吸収性物品が開示されている。
特開2015−47432号公報 特開2016−140559号公報
ここで、特許文献1及び特許文献2では、吸収体にスリットを設けることで、吸収体内での体液の拡散経路を向上させているが、吸収体が二層からなる場合、及び各吸収体にスリットを複数設ける場合、各吸収体における厚さ方向のスリットの配置や、各スリットの幅方向の間隔等を調整しないと、吸収速度等の吸収性能に問題が生じてしまう場合がある。一方で、吸収体にスリットを設けない場合にも、吸収性ポリマーが体液を吸収して膨潤すると、吸収体内で体液が拡散する経路が遮断されてしまうため、吸収速度が遅くなる場合があり、さらに拡散性にも問題が生じてしまう場合がある。
したがって、本発明は、吸収速度及び拡散性等の吸収性能に優れた吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、上層吸収体及び下層吸収体の二層からなる吸収体の少なくともクロッチ部に所定のスリット部を設け、吸収体のうち少なくとも上層吸収体に所定のエンボスパターンを設け、スリット部とエンボスパターンとを所定の数値範囲とすることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の実施形態は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品であって、前記吸収体は、腹側部、背中側部及び腹側部と背中側部の間のクロッチ部を有し、肌当接面側に位置する上層吸収体と、非肌当接面側に位置する下層吸収体の二層からなり、前記吸収体の少なくとも前記クロッチ部には、前記吸収体の長手方向に伸びる左右一対の線状のスリット部を前記吸収体の幅方向略中央部に二本設け、前記スリット部は、フラッフパルプ及び高吸収性ポリマーを含まず、前記上層吸収体の左右一対のスリット部と、前記上層吸収体と厚さ方向で対応する、前記下層吸収体の左右一対のスリット部とを、前記吸収体の厚さ方向で少なくとも一部が重なるように配置し、前記吸収体の少なくとも上層吸収体には、略六角形のハニカム状のエンボスパターンを設け、前記略六角形構造のハニカム状の前記エンボスパターンは、前記略六角形構造の周縁部が凹形状であり、前記略六角形構造の中央部が凸形状であり、前記エンボスパターンを構成する略六角形構造の幅方向の寸法に対する、前記吸収体の少なくとも前記上層吸収体に配置された左右一対の前記スリット部の幅方向の間隔の比率である、スリット間隔/エンボスパターン幅×100(%)が、70%以上150%以下である吸収性物品である。
(2)前記(1)に記載の吸収性物品において、前記上層吸収体において、高吸収性ポリマーの重量に対する、フラッフパルプの重量の比率である、フラッフパルプの重量/高吸収性ポリマーの重量×100(%)が、240%以上320%以下であり、同様に前記下層吸収体において、高吸収性ポリマーの重量に対する、フラッフパルプの重量の比率(%)が150%以上200%以下であってもよい。
(3)前記(1)又は(2)に記載の吸収性物品において、前記上層吸収体及び前記下層吸収体のそれぞれのスリット部は、長手方向の寸法が前記上層吸収体又は前記下層吸収体の長手方向の全長に対して20%以上50%以下であり、幅方向の寸法が前記上層吸収体又は前記下層吸収体の幅方向の最長幅に対して2%以上6%以下であり、前記上層吸収体及び前記下層吸収体のそれぞれのスリット部の幅方向の間隔であるスリット間隔は、前記上層吸収体又は前記下層吸収体の幅方向の最長幅に対して3%以上15%以下であってもよい。
(4)前記(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品において、前記下層吸収体のスリット部の幅方向のそれぞれの寸法が、前記上層吸収体のスリット部の幅方向のそれぞれの寸法より広くてもよい。
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性物品において、前記エンボスパターンを構成する略六角形構造は、幅方向の寸法が10mm以上40mm以下であり、長手方向の寸法が20mm以上45mm以下であってもよい。
)前記(1)から(5)のいずれかに記載の吸収性物品において、繰り返し吸収速度の7回の測定後における液拡散距離が、90%以上であってもよい。
本発明の吸収性物品は、上層吸収体及び下層吸収体の2層からなる吸収体の少なくともクロッチ部に、吸収体の長手方向に伸びる左右一対の線状のスリット部を吸収体の幅方向中央部に設け、上層吸収体の左右一対のスリット部と、上層吸収体と厚さ方向で対応する、下層吸収体の左右一対のスリット部とを、吸収体の厚さ方向で少なくとも一部が重なるように配置している。これにより、体液の吸収速度が良好な吸収性物品とすることができる。また、本発明の吸収性物品は、吸収体の少なくとも上層吸収体には、略六角形のハニカム状のエンボスパターンを設けている。これにより、吸収体における体液の拡散性が良好な吸収性物品とすることができる。さらに、本発明の吸収性物品は、エンボスパターンを構成する略六角形構造の幅方向の寸法に対する、吸収体の少なくとも上層吸収体に配置された左右一対のスリット部の幅方向の間隔の比率である、スリット間隔/エンボスパターン幅×100(%)が、70%以上150%以下である。これにより、吸収速度と拡散性が良好であり、繰り返し吸収速度にも優れた吸収性物品とすることができる。
本発明の実施形態に係る吸収性物品をトップシート側から見た平面図である。 本発明の実施形態に係る吸収性物品において、上層吸収体のクロッチ部のスリット部とエンボスパターンの構造を説明するための構造説明図である。 図1及び図2のA−A線における吸収性物品の断面を例示するための略示断面図である。 本発明の実施形態に係る吸収性物品の吸収体におけるエンボスパターンの概略図である。 繰り返し吸収速度の評価のための試験装置を示す図面である。 繰り返し吸収速度の評価の結果を示すグラフである。
以下に本発明の実施形態について詳細に説明するが、これらは例示の目的で掲げたものでこれらにより本発明を限定するものではない。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付している。また、本明細書の説明において、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、図中、符号Yで示す方向である。また、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Xで示す方向である。さらに、肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品1としては、ベビー用又は成人用を問わず、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつが例示されるが、これに限定されるものではなく、その他の吸収性物品であってもよい。
[吸収性物品]
図1は、本発明の実施形態に係る吸収性物品1をトップシート20側から見た平面図である。図1に示すように、吸収性物品1は、肌当接面側に配された液透過性のトップシート20と、トップシート20に対向して非肌当接面側に配置された液不透過性のバックシートと、トップシート20とバックシートとの間に配置された吸収体30と、を備える。これにより、吸収体30は、トップシート20とバックシートの間に挟まれた構造となっている。なお、吸収体30に設けられたスリット部31とエンボスパターン32については、破線で示しているが、後述する所定の構成を備えている。
また、吸収性物品1には、使用者の排泄した体液の横漏れを防止するため、吸収性物品1の長手方向に沿って、トップシート20上に、立体ギャザー用弾性部材を有する一対の立体ギャザーを備えていてもよい(図示省略)。吸収性物品1の幅方向における立体ギャザーの外端は、バックシートに固定され、その内端はトップシート20に固着され、その中央はトップシート20に固定されない自由端となるように、立体ギャザーシートが配される。立体ギャザー用弾性部材を長手方向に沿って設けることで、立体ギャザーが起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなる。立体ギャザー用弾性部材としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状又は帯状の天然ゴム等が使用され、立体ギャザーシートとしては、疎水性繊維にて形成された撥水性又は不透液性の不織布、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布等が使用される。
<トップシート>
トップシート20は、体液が吸収体30へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシート20には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート20には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
強度、加工性及び液戻り量の点から、トップシート20の坪量は、18g/m以上40g/m以下であることが好ましい。トップシート20の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体30へと誘導するために必要とされる、吸収体30を覆う形状であればよい。
<バックシート>
バックシートは、吸収体30が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布とを積層した複合シートといった材料から形成される。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等が挙げられる。
強度及び加工性の点から、バックシートの坪量は、15g/m以上40g/m以下であることが好ましい。また、装着時の蒸れを防止するため、バックシートには、通気性を持たせることが好ましい。バックシートに通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシートにエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
<吸収体>
図1に示すように、本発明の吸収性物品1において、吸収体30は、腹側部と、クロッチ部と、背中側部とを有する。
(上層吸収体及び下層吸収体)
本発明の吸収性物品1は、肌当接面側に位置する上層吸収体301と、非肌当接面側に位置する下層吸収体302からの二層からなる。
図2に示すように、吸収体30の長手方向の寸法L0は、350mm以上1000mm以下であることが好ましく、400mm以上950mm以下であることがより好ましい。また、吸収体30の幅方向の最長幅の寸法W0は、100mm以上600mm以下であることが好ましく、140mm以上520mm以下であることがより好ましい。
また、上層吸収体301の長手方向の寸法は、350mm以上1000mm以下であることが好ましく、400mm以上950mm以下であることがより好ましい。下層吸収体302の長手方向の寸法は、350mm以上1000mm以下であることが好ましく、400mm以上950mm以下であることがより好ましい。なお、上層吸収体301と下層吸収体302の長手方向の寸法は同一であることが好ましい。
上層吸収体301の幅方向の寸法は、100mm以上600mm以下であることが好ましく、140mm以上520mm以下であることがより好ましい。下層吸収体302の幅方向の寸法は、80mm以上550mm以下であることが好ましく、90mm以上500mm以下であることがより好ましい。なお、上層吸収体の301の幅方向の寸法は、下層吸収体302の幅方向の寸法よりも大きいことが好ましい。
(吸収性繊維)
吸収体30は、基材としての吸収性繊維と、高吸収性ポリマー(SAP)と、を含有する。上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれの全体の坪量は、150g/m以上600g/m以下であることが好ましく、200g/m以上400g/m以下であることがより好ましい。
吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N−BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体30に、基材としての吸収性繊維にフラッフパルプを用いた場合、吸収繊維の坪量は、上層吸収体301の全体で、100g/m以上500g/m以下であることが好ましく、100g/m以上340g/m以下であることがより好ましく、下層吸収体302の全体で、100g/m以上550g/m以下であることが好ましく、200g/m以上400g/m以下であることがより好ましい。これにより、肌触りを損なわずに、より多くの体液を吸収させることができる。
(高吸収性ポリマー)
吸収体30の高吸収性ポリマーとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン−アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。
吸収体30に含有されるSAPの坪量は、上層吸収体301の全体で、50g/m以上500g/m以下であることが好ましく、80g/m以上400g/m以下であることがより好ましく、下層吸収体302の全体で、50g/m以上500g/m以下であることが好ましく、100g/m以上430g/m以下であることがより好ましい。上記の数値範囲内とすることで、吸収体30におけるゲルブロッキングを防止し、かつ、吸収体30において多量の体液を吸収させることができる。
また、上層吸収体301において、高吸収性ポリマーの重量に対する、フラッフパルプの重量の比率である、フラッフパルプの重量/高吸収性ポリマーの重量×100(%)が、240%以上320%以下であることが好ましく、270%以上290%以下であることがより好ましい。そして、同様に下層吸収体302において、高吸収性ポリマーの重量に対する、フラッフパルプの重量の比率(%)が150%以上200%以下であることが好ましく、170%以上195%以下であることがより好ましい。
吸収体30において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成したもの、又は吸収性繊維間にSAP粒子を固着したSAPシートであることが好ましい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体30の形状の安定化の目的から、吸収体30をキャリアシートに包んでもよい。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュ、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、キャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
(スリット部)
図1及び図2に示すように、本発明の吸収性物品1は、吸収体30の少なくともクロッチ部には、吸収体30の長手方向に伸びる左右一対の線状のスリット部31を吸収体30の幅方向略中央部に二本設けている。これにより、吸収体30内で体液が拡散する経路を確保することができ、吸収速度に優れた吸収性物品1とすることができる。なお、図1においては、トップシート20側から見た平面図において、平面上には表れない、吸収体30に設けられるスリット部31を破線で図示した。
スリット部31は、フラッフパルプ及び高吸収性ポリマーを含まず、吸収体30の厚さ方向において吸収体30を貫通している。
図3に示すとおり、本発明の吸収性物品1は、上層吸収体301の左右一対のスリット部311と、上層吸収体301と厚さ方向で対応する、下層吸収体302の左右一対のスリット部312とを、吸収体30の厚さ方向で少なくとも一部が重なるように配置している。また、下層吸収体302のスリット部312の幅方向のそれぞれの寸法が、上層吸収体301のスリット部311の幅方向のそれぞれの寸法より広いことが好ましい。これにより、吸収体30が体液を吸収しやすい構造となり、吸収速度に優れた吸収性物品1とすることができる。
上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれのスリット部31は、長手方向の寸法が上層吸収体301又は下層吸収体302の長手方向の全長に対して20%以上50%以下であることが好ましく、25%以上45%以下であることがより好ましい。
また、上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれのスリット部31は、幅方向の寸法が上層吸収体301又は下層吸収体302の幅方向の最長幅に対して2%以上6%以下であることが好ましく、3%以上5%以下であることがより好ましい。
また、上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれのスリット部31は、幅方向の間隔であるスリット間隔D1及びスリット間隔D2が、上層吸収体301又は下層吸収体302の幅方向の最長幅に対して3%以上15%以下であることが好ましく、5%以上13%以下であることがより好ましい。
上層吸収体301及び下層吸収体302のそれぞれのスリット部31を上記の数値範囲内とすることにより、吸収体30内で体液が拡散する経路を確保することができ、吸収速度に優れた吸収性物品1とすることができる。
上層吸収体301のそれぞれのスリット部311の長手方向の寸法L1は、70mm以上500mm以下であることが好ましく、100mm以上428mm以下であることがより好ましい。また、上層吸収体301のそれぞれのスリット部311の幅方向の寸法W1は、7mm以上60mm以下であることが好ましく、12mm以上48mm以下であることがより好ましい。また、上層吸収体301のそれぞれのスリット部311のスリット間隔D1は、10mm以上90mm以下であることが好ましく、15mm以上75mm以下であることがより好ましい。
下層吸収体302のそれぞれのスリット部312の長手方向の寸法は、20mm以上300mm以下であることが好ましく、35mm以上234mm以下であることがより好ましい。また、下層吸収体302のそれぞれのスリット部312の幅方向の寸法W2は、6mm以上82.5mm以下であることが好ましく、7mm以上65mm以下であることがより好ましい。また、下層吸収体302のそれぞれのスリット部312のスリット間隔D2は、15mm以上75mm以下であることが好ましく、20mm以上60mm以下であることがより好ましい。
(エンボスパターン)
図1から図4に示すように、本発明の吸収性物品1は、吸収体30の少なくとも上層吸収体301には、略六角形のハニカム状のエンボスパターン32を設けている。これにより、吸収体30における体液の拡散性が良好な吸収性物品1とすることができる。なお、図1においては、トップシート20側から見た平面図において、平面上には表れない、吸収体30に設けられる、略六角形のハニカム状のエンボスパターン32を破線で図示した。
なお、吸収体30の下層吸収体302にも略六角形のハニカム状のエンボスパターン32を設ける場合には、特に述べない限り、上層吸収体301と同様の態様で設けることが好ましい。
図2においては、吸収体30に設けられる、略六角形のハニカム状のエンボスパターン32を、スリット部31の長手方向の寸法部分のみ示したものである。図4に示すように、エンボスパターン32を構成する略六角形構造321は、幅方向の寸法W3が10mm以上40mm以下であることが好ましく、12mm以上30mm以下であることがより好ましい。また、エンボスパターン32を構成する略六角形構造321は、長手方向の寸法L3が20mm以上45mm以下であることが好ましく、30mm以上40mm以下であることがより好ましい。これにより、吸収体30における体液の拡散経路を確保することがき、吸収体30における体液の拡散性が良好な吸収性物品1とすることができる。
また、図3及び図4に示すように、略六角形構造321のハニカム状のエンボスパターン32は、略六角形構造321の周縁部322が凹形状であることが好ましく、略六角形構造321の中央部が凸形状であることが好ましい。これにより、凹形状部分において、吸収体30における体液の拡散経路を確保することができ、吸収体30における体液の拡散性が良好な吸収性物品1とすることができる。
略六角形構造321のハニカム状のエンボスパターン32における周縁部322の幅である、略六角形構造321同士の間隔は、7mm以上50mm以下であることが好ましく、10mm以上45mm以下であることがより好ましい。
図3及び図4に示すように、エンボスパターン32を構成する略六角形構造321の幅方向の寸法W3に対する、吸収体30の少なくとも上層吸収体301に配置された左右一対のスリット部311の幅方向の間隔D1の比率である、スリット間隔D1/エンボスパターン幅W3×100(%)が、70%以上150%以下であり、85%以上130%以下であることが好ましい。これにより、スリット部31による良好な吸収速度と、エンボスパターン32による良好な拡散性との相乗効果によって、吸収速度と拡散性が良好であり、繰り返し吸収速度にも優れた吸収性物品1とすることができる。
(削除)

[繰り返し吸収速度]
本発明の吸収性物品1は、繰り返し吸収速度の7回の合計が、200秒以下であることが好ましく、185秒以下であることがより好ましい。これにより、吸収体30における体液の吸収速度だけでなく、体液の繰り返しの吸収速度においても優れた吸収性物品1とすることができる。
本発明の吸収性物品1の繰り返し吸収速度は、以下のようにして測定する。
図5に示すように、吸収性物品1を、水平な平滑面に広げた状態で伸ばして固定し、吸収性物品1上に、中央部に注水用円筒部を有するアクリル板を、円筒部が吸収性物品1の吸収体30におけるクロッチ部と厚さ方向で重なるように載せる。当該アクリル板は、長さ140mm、幅100mmであり、注水用円筒部は内径36mm、外径40mmである。当該アクリル板に、重さ687gの錘を、注水用円筒部分を挟んでアクリル板の長さ方向に対称に2個置く。円筒部分より、1回あたり150mLの生理食塩水を注水し、液面が吸収性物品1へ吸収されるまでの時間を計測する(1回目)。そして、吸収が完了した時点より3分経過後に再度150mLの生理食塩水を注入し、同様に吸収するまでの時間を計測し(2回目)、さらに、3分経過後に再度150mLの生理食塩水を注入し、同様に吸収するまでの時間を計測する(3回目)。これを7回繰り返し、7回の合計の時間を繰り返し吸収速度とする。
[液拡散距離]
本発明の吸収性物品1は、繰り返し吸収速度の7回の測定後における液拡散距離が、90%以上であることが好ましく、94%以上であることがより好ましい。これにより、吸収体30における体液の拡散性に優れた吸収性物品1とすることができる。
本発明の吸収性物品1の液拡散距離は、以下のようにして測定する。
本発明の吸収性物品1の液拡散距離は、繰り返し吸収速度の7回の測定後において、吸収体30の全長に対して、生理食塩水が吸収体30に広がった長さ(拡散長)の比率であって、拡散長/吸収体全長×100(%)で表される。
[液戻り量]
本発明の吸収性物品1の液戻り量は、6.5g以下であることが好ましく、5.5g以下であることがより好ましい。これにより、体液を吸収した吸収体30が、吸収した体液を良好に保持し、液戻り量に優れた吸収性物品1とすることができる。
本発明の吸収性物品1の液戻り量は、以下のようにして測定する。
吸収性物品1を水平な平滑面に広げた状態で固定し、吸収性物品1の中央部に150mLの生理食塩水を注入し、10分経過後に150mLの生理食塩水の2回目の注入をする。同様の注入操作を7回繰り返した後、あらかじめ重量を測定したろ紙(ADVANTEC社製、No.2 ろ紙、直径55mm)を注入部の中心に置き、ろ紙の上に687gの錘を載せる(圧力:35gf/cm)。錘を載せてから1分経過後に、ろ紙の重量を測定し、試験前後のろ紙の重量差(g)を液戻り量とする。液戻り量の測定は、N=10サンプルについて行ったものの平均値とする。
[吸収性物品の製造方法]
吸収性物品1の製造方法は、周知の方法を採用することができ、例えば、(A)吸収性繊維を高吸収性ポリマーとともに積繊して吸収体マットを作成し、吸収体30を形成する工程、(B)集合ドラムにおいて、吸収体30の上部にトップシート20を、吸収体30の下部にバックシートを配置し、各構成部材を固定・一体化する工程、(C)吸収性物品1の半製品をカッター装置により製品寸法でカットし、個々の吸収性物品1を切り離す工程、を有する製造方法等を挙げることができる。そして、本発明において吸収性物品1の吸収体30を成形する際には、少なくとも上層吸収体301に所定のエンボスパターン32を付与し、上層吸収体301及び下層吸収体302のクロッチ部に所定のスリット部31を設ける工程を有していてもよい。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1>
(吸収性物品の作製)
パルプシートを粉砕して解繊したフラッフパルプ30gと高吸収性ポリマー10gをともに積繊した上層吸収体マットを準備した。上層吸収体マットには、エンボスパターンにおける略六角形構造の幅方向の寸法が27mm、長手方向の寸法が36mmである略六角形のハニカム状のエンボスパターンを設け、上層吸収体マットを長さ550mm、幅280mmにカットし上層吸収体とした。そして、上層吸収体のクロッチ部に、幅方向の寸法が15mm、長手方向の寸法が140mmの左右一対のスリット部を上層吸収体の長手方向に直線状に二本設けた。一方で、パルプシートを粉砕して解繊したフラッフパルプ16gと高吸収性ポリマー10gをともに積繊した下層吸収体マットを準備し、下層吸収体マットを長さ550mm、幅200mmにカットし下層吸収体とした。そして、下層吸収体のクロッチ部に、幅方向の寸法が15mm、長手方向の寸法が140mmの左右一対のスリット部を下層吸収体の長手方向に直線状に二本設けた。上層吸収体のスリット部と下層吸収体のスリット部とを厚さ方向で全体が重なるように配置して積層するとともに、トップシート及びバックシートとともに積層し、長さ630mm、幅320mmの吸収性物品を作製し、実施例1のサンプルとした。なお、トップシートには、エアスルー不織布(坪量18g/m)を用い、バックシートには、通気性ポリエチレンフィルム(坪量18g/m)を用いた。
得られた吸収性物品の繰り返し吸収速度、拡散距離及び液戻り量については、上述のとおりに測定し、以下に従って評価した。また、べたつき感を以下に従って評価した。
(繰り返し吸収速度)
上述の測定方法に従って得られた測定結果から、繰り返し吸収速度の7回の合計が、200秒以下であるときを「○」、201秒以上250秒以下であるときを「△」、251秒以上であるときを「×」とした。
(液拡散距離)
上述の測定方法に従って得られた測定結果から、液拡散距離が、90%以上であるときを「○」、80%以上89%以下であるときを「△」、79%以下であるときを「×」とした。
(液戻り量)
上述の測定方法に従って得られた測定結果から、液戻り量が、6.0g以下のときを「○」、6.1g以上8.0g以下のときを「△」、8.1g以上のときを「×」とした。なお、液戻り量が少ないほど吸収性能が優れた吸収性物品である。
(べたつき感)
8名のパネラーが、吸収性物品の装着時のべたつき感の官能評価をした。吸収性物品の装着後、チューブを用いて排尿口付近に、1回あたり150mLの生理食塩水を10分間隔で7回注入し、7回目の注入完了後1時間を過ごした後で、「べたつきがない」かの評価で、べたつき感の官能評価を行った。表2には、「べたつきがない」の評価が6人以上8人以下のときを「○」、「べたつきがない」の評価が3人以上5人以下のときを「△」、「べたつきがない」の評価が1人若しくは2人のとき又は「べたつきがない」の評価が一人もいないときを「×」とした。
作製した実施例1の吸収性物品の構成については、表1にまとめた。また、実施例1の吸収性物品の繰り返し吸収速度、液拡散距離、液戻り量及びべたつき感の測定結果・評価については、表2にまとめた。また、実施例1の吸収性物品の繰り返し吸収速度と、注水回数については、図6にまとめた。
<比較例1及び比較例2>
比較例1及び比較例2の吸収性物品の作製方法は、実施例1と同様に作製し、比較例1及び比較例2における各吸収性物品の吸収体の構成等は表1に示した。また、比較例1及び比較例2における各吸収性物品の繰り返し吸収速度、液拡散距離、液戻り量及びべたつき感の測定・評価は、実施例1と同様に行い、得られた測定結果・評価は表2に示した。また、比較例1及び比較例2における各吸収性物品の繰り返し吸収速度と、注水回数については、図6に示した。
Figure 0006907430
Figure 0006907430
実施例1に示すように、吸収体のクロッチ部に、吸収体の長手方向に伸びる左右一対の線状のスリット部を吸収体の幅方向略中央部に二本設けた吸収性物品において、エンボスパターンを構成する略六角形構造の幅方向の寸法に対する、上層吸収体に配置された左右一対のスリット部の幅方向の間隔の比率である、スリット間隔/エンボスパターン幅×100(%)が、70%以上150%以下であることによって、スリット部による良好な吸収速度と、エンボスパターンによる良好な拡散性との相乗効果によって、吸収速度と拡散性が良好であり、繰り返し吸収速度にも優れた、さらに、液戻り量やべたつき感にも優れた吸収性物品とすることができた。
一方で、スリット間隔/エンボスパターン幅×100(%)が、150%を超えた比較例1や70%未満である比較例2においては、スリット部による吸収速度と、エンボスパターンによる拡散性が両立できず、繰り返し吸収速度と拡散性が共に劣り、さらには液戻り量及びべたつき感にも劣る吸収性物品となった。
1 吸収性物品
20 トップシート
30 吸収体
301 上層吸収体
302 下層吸収体
31 スリット部
311 上層吸収体のスリット部
312 下層吸収体のスリット部
32 エンボスパターン
321 略六角形構造
322 周縁部

Claims (6)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品であって、
    前記吸収体は、腹側部、背中側部及び腹側部と背中側部の間のクロッチ部を有し、肌当接面側に位置する上層吸収体と、非肌当接面側に位置する下層吸収体の二層からなり、
    前記吸収体の少なくとも前記クロッチ部には、前記吸収体の長手方向に伸びる左右一対の線状のスリット部を前記吸収体の幅方向略中央部に二本設け、
    前記スリット部は、フラッフパルプ及び高吸収性ポリマーを含まず、
    前記上層吸収体の左右一対のスリット部と、前記上層吸収体と厚さ方向で対応する、前記下層吸収体の左右一対のスリット部とを、前記吸収体の厚さ方向で少なくとも一部が重なるように配置し、
    前記吸収体の少なくとも上層吸収体には、略六角形のハニカム状のエンボスパターンを設け、前記略六角形構造のハニカム状の前記エンボスパターンは、前記略六角形構造の周縁部が凹形状であり、前記略六角形構造の中央部が凸形状であり、
    前記エンボスパターンを構成する略六角形構造の幅方向の寸法に対する、前記吸収体の少なくとも前記上層吸収体に配置された左右一対の前記スリット部の幅方向の間隔の比率である、スリット間隔/エンボスパターン幅×100(%)が、70%以上150%以下である吸収性物品。
  2. 前記上層吸収体において、高吸収性ポリマーの重量に対する、フラッフパルプの重量の比率であるフラッフパルプの重量/高吸収性ポリマーの重量×100(%)が、240%以上320%以下であり、同様に前記下層吸収体において、高吸収性ポリマーの重量に対する、フラッフパルプの重量の比率(%)が150%以上200%以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記上層吸収体及び前記下層吸収体のそれぞれのスリット部は、長手方向の寸法が前記上層吸収体又は前記下層吸収体の長手方向の全長に対して20%以上50%以下であり、幅方向の寸法が前記上層吸収体又は前記下層吸収体の幅方向の最長幅に対して2%以上6%以下であり、
    前記上層吸収体及び前記下層吸収体のそれぞれのスリット部の幅方向の間隔であるスリット間隔は、前記上層吸収体又は前記下層吸収体の幅方向の最長幅に対して3%以上15%以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記下層吸収体のスリット部の幅方向のそれぞれの寸法が、前記上層吸収体のスリット部の幅方向のそれぞれの寸法より広い、請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記エンボスパターンを構成する略六角形構造は、幅方向の寸法が10mm以上40mm以下であり、長手方向の寸法が20mm以上45mm以下である請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 繰り返し吸収速度の7回の測定後における液拡散距離が、90%以上である、請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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