JP2022025534A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性、体液の漏れ防止に優れ、良好な着用感を有する吸収性物品の提供。【解決手段】液透過性のトップシート10と、吸収体20と、セカンドシート40と、サードシート50と、親水性シート60と、液不透過性のバックシート30と、密度20g/cm3以上40g/cm3以下の嵩高不織布であるセカンドシート40と、軟質ポリウレタンフォームを含むサードシート50と、セカンドシート40とサードシート50との間で、サードシート50の肌側面にある第1ホットメルト接着剤層80と、サードシート50と親水性シート60との間で、サードシート50の非肌側面にある第2の第2ホットメルト接着剤層91と、を備え、第1ホットメルト接着剤層80の接着面積率は10%以上50%以下であり、第2ホットメルト接着剤層91間には、幅方向中央部を長手方向に延びる、幅15mm以上90mm以下である未接着領域90が存在する吸収性物品1。【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
一般的に、軽失禁パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等の吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、両シートの間に配置された吸収体と、で構成されている。これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収され、バックシートにより外部へ漏れないようになっている。吸収体がこのような機能を有することから、吸収体には、体液吸収の前後を問わず、身体に適切に密着するフィット性が求められる。また、吸収性物品には、体液の吸収性の向上、着用者の着用感の向上、漏れ防止等を図るために、様々な提案がなされている。
例えば、ポリウレタン連続気泡体を吸収性物品の所定の部位に使用することによって、ウェットバックや吸収速度等の吸収性能を向上させる技術がある。ポリウレタン連続気泡体を使用した吸収性物品として、例えば、特許文献1には、液透過性のトップシートと、トップシートの非肌側に配置されるセカンドシートと、吸収体と、液不透過性のバックシートとを備え、セカンドシートが、見掛け密度100kg/m以上200kg/m以下のポリウレタン連続気泡体からなる吸収性物品が開示されている。
特開2017-164356号公報
着用者の肌近くに配置されるセカンドシートとしてポリウレタン連続多孔質体を設けた特許文献1の吸収性物品は、ウェットバック等の液戻りの防止や吸収速度の維持にはある程度の効果を有している。しかしながら、セカンドシートとしてのポリウレタン連続多孔質体の使用は、吸収性物品の着用感やフィット性等の向上には効果があるものとはいえず、着用者にストレスや違和感を与える可能性がある。
したがって、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、フィット性、及び体液の漏れ防止に優れ、良好な着用感を有する吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、軟質ポリウレタンフォームをサードシートとして、嵩高いセカンドシートと吸収体との間に配置し、ホットメルト接着剤での接着面積率及び接着領域を適切な範囲に設定することで、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は、以下の吸収性物品を提供する。
(1)液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートの非肌側に配置されたセカンドシートと、前記セカンドシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品であって、
前記セカンドシートは、密度20g/cm以上40g/cm以下の嵩高な不織布であり、
前記セカンドシートの非肌側に配置された、軟質ポリウレタンフォームを含むサードシートと、
前記吸収体と前記サードシートとの間に配置された、前記吸収体を被覆する親水性シートと、
前記サードシートの肌側面に設けられ、前記セカンドシートと前記サードシートとの間に介在する第1ホットメルト接着剤層と、
前記サードシートの非肌側面に設けられ、前記サードシートと前記親水性シートとの間に介在する第2ホットメルト接着剤層と、をさらに備え
前記第1ホットメルト接着剤層は、前記サードシートの肌側面の接着面積率が10%以上50%以下であり、
前記第2ホットメルト接着剤層は、前記サードシート及び前記親水性シートの幅方向中央部を長手方向に延びる、幅15mm以上90mm以下の未接着領域が存在することを特徴とする、吸収性物品。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、前記セカンドシートが、エアスルー不織布であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性物品であって、前記親水性シートがパルプを含むことを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記トップシートが、エアスルー不織布であることを特徴とするものである。
(5)本発明の第5の態様は、(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記吸収体が、フラッフパルプと高吸収性ポリマーとを含有し、前記吸収体全体の重量に対する前記高吸収性ポリマーの重量の比率が、40重量%以上であることを特徴とするものである。
(6)本発明の第6の態様は、(1)から(5)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記サードシートの坪量が70g/m以上300g/m以下であることを特徴とするものである。
(7)本発明の第7の態様は、(1)から(6)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記サードシートの圧縮剛性LCが0.5以上0.9以下であることを特徴とするものである。
(8)本発明の第8の態様は、(1)から(7)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記サードシートの圧縮回復性RCが15%以上60%以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、フィット性、及び体液の漏れ防止に優れ、良好な着用感を有する吸収性物品が提供される。
本発明の第1実施形態に係る吸収性物品の構成を示す模式平面図である。 図1に示すX-X切断線における幅方向模式断面図である。 本発明の第2実施形態及び第3実施形態に係る吸収性物品の構成を示す模式平面図である。(a)は第2実施形態を示し、(b)は第3実施形態を示す。
本明細書では、各実施形態における同じ要素には同じ符号を付して説明を省略する。吸収性物品1の着用時とは、体液吸収の前後を問わず、吸収性物品1を身体に装着した状態をいう。吸収性物品1において、長手方向とは吸収性物品1を着用したときに着用者の前後にわたる、図中符号Yで示す方向であり、幅方向とは長手方向に対して直交する、図中符号Xで示す方向であり、厚み方向とは吸収性物品1の各構成部材を積層する、図中符号Zで示す方向である。肌側面とは、吸収性物品1を着用したときに着用者の肌側に配される面であり、非肌側面とは、吸収性物品1を着用したときに着用者の衣服側に配される面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。
<吸収性物品(第1実施形態)>
以下、添付図面を参照して、本実施形態の吸収性物品1について説明する。図1及び図2は、第1実施形態に係る吸収性物品1を示す。これらの図面は吸収性物品1中の各構成部材の形状や寸法、大小関係等を規定するものではない。
本実施形態の吸収性物品1は、ベビー用又は成人用を問わず種々の吸収性物品として使用でき、例えば、軽失禁パッド、尿吸収パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等が挙げられる。これらの中でも軽失禁パッド、尿吸収パッド等としての使用が好ましい。アウターとしての各種紙おむつと、インナーとしての吸収性物品1とを組み合わせてもよい。吸収性物品1の、長手方向の寸法(以下単に「長さ」ともいう)、及び幅方向の寸法(以下単に「幅」ともいう)はいずれも特に限定されないが、例えば、100mm以上800mm以下の範囲、及び50mm以上500mm以下の範囲である。吸収性物品1の寸法を前記の範囲に調整することで、種々の用途の吸収性物品を容易に得ることができる。
吸収性物品1は、図1及び図2に示すように、吸収性物品1を着用したときに着用者の最も肌側に位置する液透過性のトップシート10と、トップシート10に対向して配置され、吸収性物品1を着用したときに着用者の最も非肌側に位置する液不透過性のバックシート30と、トップシート10の非肌側に配置されるセカンドシート40と、セカンドシート40の非肌側に配置されるサードシート50と、サードシート50の非肌側に配置される親水性シート60と、親水性シート60とバックシート30との間に配置された吸収体20と、トップシート10の肌側面に設けられた一対の立体ギャザー70と、を備える。親水性シート60は吸収体20を被覆し、吸収体20はトップシート10を透過してきた尿等の体液を吸収及び保持する。吸収性物品1の用途やタイプに応じて、レッグギャザー、ウエストギャザー、サイドフラップ等を適宜設けることができる。
本実施形態によれば、トップシート10と吸収体20との間に、嵩高な不織布であるセカンドシート40と、全方位に伸縮する軟質ポリウレタンフォームシートを含むサードシート50と、吸収体20の肌側面を被覆する親水性シート60と、をトップシート10側から吸収体20側に向けてこの順に配置し、必要に応じて、ホットメルト接着剤からなる第1の接着剤層80(図2)を所定の面積で設けるか及び/又はホットメルト接着剤からなる第2接着剤層91を所定の位置に配する(図2)ことで、柔らかさ及びフィット性が向上して良好な着用感を有するとともに、体液の漏れや逆戻りが十分に防止され、繰返し吸収速度や体液吸収量等の吸収性能に優れた、吸収性物品1が提供される。
以下、シート状の各構成部材について、トップシート10、吸収体20、バックシート30、セカンドシート40、サードシート50、親水性シート60、第1ホットメルト接着剤層80、第2ホットメルト接着剤層91、及び立体ギャザー70の順でさらに詳しく説明する。なお、これらの構成部材は、シート状以外の立体構造を有していてもよい。
(トップシート)
トップシート10は、体液が吸収体20へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、該基材としては、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、これらを積層した複合シート等が挙げられる。これらの中でも、例えば、体液拡散性や液戻り量、肌ざわりの観点から、エアスルー不織布が好ましい。また、トップシート10には、液透過性を向上させる観点から、表面に公知の方法に従ってエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。また、肌への刺激を低減させる観点から、トップシート10には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等の1種又は2種以上を含有させてもよい。
強度、加工性及び液戻り量の観点から、トップシート10の坪量は、18g/m以上40g/m以下の範囲である。トップシート10の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体20へと誘導するために必要とされる、吸収体20の一部又は全部を覆う形状であればよい。
(セカンドシート)
セカンドシート40は、トップシート10の非肌側、より詳しくはトップシート10とサードシート50との間に配置される。セカンドシート40を配置することで、クッション性が増し、フィット性と着用感が向上するとともに、吸収性物品1の体液拡散性が向上する。
セカンドシート40の基材は、体液の透過速度がトップシート10より速く、体液をサードシート50へ素早く拡散する、密度20g/cm以上40g/cm以下の嵩高な不織布である。該不織布としてはエアスルー不織布が好ましい。セカンドシート40の厚さは例えば0.1mm以上4mm以下の範囲であり、その坪量は例えば20g/m以上60g/m以下の範囲、又は22g/m以上37g/m以下の範囲である。厚さが0.1mm未満、又は、坪量が20g/m未満もしくは60g/mより大きいと、サードシート50の肌側面全体に体液が十分に拡散しないとともに、着用感が低下する傾向がある。また、セカンドシート40の形状は、特に制限はないが、好ましい実施形態では、体液がサードシート50に拡散するように、サードシート50の表面を完全に覆うことができる形状である。
(サードシート)
サードシート50は、セカンドシート40の非肌側、より詳しくはセカンドシート40と親水性シート60との間に配置される。サードシート50には、軟質ポリウレタンフォームを含むシートが用いられる。軟質ポリウレタンフォームは連続気泡体でも独立気泡体でもよいが、軟質ポリウレタンフォームの全方位への柔軟性等を発揮させ、着用者の股間部へのフィット性等を向上させる観点から、連続気泡体が好ましい。なお、連続気泡体であることは、軟質ポリウレタンフォームを切断し、切断面を顕微鏡観察することにより容易に確認できる。軟質ポリウレタンフォームを含むシートとしては、軟質ポリウレタンフォームからなるシート、軟質ポリウレタンフォームからなる粒子、繊維等を他の合成樹脂中に分散させて成形したシート、繊維から構成される布(不織布、編物、織物等)に軟質ポリウレタンフォームからなる粒子や繊維を混在させたシート等が挙げられる。これらの中でも、軟質ポリウレタンフォームからなるシートが好ましく、連続気泡体である軟質ポリウレタンフォームからなるシートがより好ましい。
軟質ポリウレタンフォームの見掛け密度は、例えば0.01g/cm以上0.3g/cmの範囲である。また、軟質ポリウレタンフォームの発泡倍率は、例えば、10倍以上60倍以下である。見掛け密度及び/又は発泡倍率を前記範囲内にすると、全方位に伸縮可能な材料となり易い。発泡倍率が10倍未満及び/又は見掛け密度が0.3g/cmを超えると、伸縮性が不十分になり、着用者の股間部にフィットし難くなる傾向がある。発泡倍率が60倍を超えるか及び/又は見掛け密度が0.01g/cm未満では、軟質ポリウレタンフォームの強度が低下しやすくなる傾向がある。
軟質ポリウレタンフォームは、その骨格表面が親水性であることが好ましい。骨格表面が親水性である軟質ポリウレタンフォームの具体例としては、例えば、骨格自体が親水性である軟質ポリウレタンフォーム(前者)、骨格表面に親水性基を導入した軟質ポリウレタンフォーム(後者)等が挙げられる。前者は、例えば、原料化合物のポリオール成分としてポリアルキレンオキシドポリオールを含有するものを用いることにより得ることができる。後者は、軟質ポリウレタンフォームに公知の方法に従って界面活性剤やエチレンオキシド化合物等を反応させることにより得ることができる。
軟質ポリウレタンフォームの骨格表面が親水性であるか否かは、次の方法により判断することができる。まず、軟質ポリウレタンフォーム(幅10mm以上、長さ10mm以上)を撓みがないように静置する。そして、軟質ポリウレタンフォーム上にイオン交換水の水滴(0.05mL)を10滴たらし、軟質ポリウレタンフォームに吸収されるまでの時間を測定する。この時間が5秒以内である場合、又は8滴以上の水滴が吸収された場合を親水性であると判断する。
軟質ポリウレタンフォームは、公知の製造方法に従って、例えば、ポリオール、ポリイソシアネート等の原料化合物、発泡剤、整泡剤、触媒等の添加剤等を混合し、得られた混合物を加熱して発泡させることにより得ることができる。また、原料化合物を加熱下に反応させつつ、気体系の発泡剤を注入してもよい。また、発泡とシート成形とを同時に行ってもよい。原料化合物の種類、添加剤の種類と添加量、発泡時の加熱温度、発泡時間、発泡時の加圧力といった反応条件を適宜選択することにより、軟質ポリウレタンフォームの発泡倍率、見掛け密度、圧縮剛性LC、圧縮回復性RCといった各特性を調整できる。
サードシート50は、軟質ポリウレタンフォームの坪量が例えば70g/m以上300g/m以下の範囲、又は80g/m以上200g/m以下の範囲である。また、サードシート50の厚みは例えば0.5mm以上3.0mm以下の範囲、又は1.0mm以上2.5mm以下の範囲である。0.5mm未満ではサードシート50が破断し易くなる傾向があり、3.0mmを超えると、サードシート50が嵩高になり、また、硬くなる傾向があり、吸収性物品1の着用感を低下させるおそれがある。本明細書において、サードシート50に限定されず、各シートの厚みはハイトゲージ(株式会社ミツトヨ製)を用いて、無荷重条件下で測定する。
(圧縮剛性LC)
サードシート50の圧縮剛性LCは、例えば、0.5以上0.9以下の範囲、又は0.55以上0.85以下の範囲である。LCが0.5未満では、着用するときによれやすくなる傾向がある。LCが0.9を超えると、かたくなり、着用するときにごわつきやすくなる傾向がある。圧縮剛性LCは、数値が1に近いほど、圧縮かたいことを示す。圧縮剛性LCは圧縮試験機KES-G5(商品名、カトーテック(株)製)を用い、試料(ここではサードシート50)を平滑な金属平面上に置き、速度0.2mm/秒の一定速度で2cmの圧縮子を試料表面に垂直に押し込むことで測定される。
(圧縮回復性RC)
サードシート50の圧縮回復性RCは、例えば、15%以上60%以下の範囲、又は20%以上55%以下の範囲である。RCが15%未満では、着用するときにフィット性が低下し、肌と製品の間に隙間が生じ、体液が漏れやすくなる傾向がある。RCが60%を超えると、着用快適性が損なわれる傾向がある。圧縮回復性RCは、数値が高いほど、圧縮回復性が高いことを示す。圧縮回復性RCは、圧縮試験機KES-G5(商品名、カトーテック(株)製)を用い、試料(ここではサードシート50)を平滑な金属平面上に置き、速度0.2mm/秒の一定速度で2cmの圧縮子を試料表面に垂直に押し込むことで測定される。
(親水性シート)
親水性シート60は、例えば、吸収体20の肌側表面を被覆する機能を有し、サードシート50の非肌側、より詳しくはサードシート50と吸収体20との間に配置される。親水性シート50としては、この分野で常用されるものを使用でき、例えば、ティシュペーパー、吸収紙等のパルプ含有基材、スパンボンド不織布、エアレイド不織布等の親水性不織布等が挙げられる。これらの中でも、例えば、入手性やコスト等の観点から、パルプ含有基材やエアレイド不織布が好ましく、パルプ含有基材がより好ましい。親水性シート60の坪量は、例えば、10g/m以上60g/m以下の範囲、又は13g/m以上50g/m以下の範囲である。
(第1ホットメルト接着剤層)
図2に示すように、吸収性物品1は、セカンドシート40とサードシート50とを、サードシート50の肌側面に設けられた第1ホットメルト接着剤層80により接着している。第1ホットメルト接着剤層80は、ホットメルト接着剤を種々の方法によりサードシート50の肌側面に所定のパターンで塗布することにより、形成される。
このとき、サードシート50の肌側面の面積に対する、第1ホットメルト接着剤層80の接着面積の比率である接着面積率は10%以上50%以下の範囲、又は20%以上40%以下の範囲である。接着面積率を10%以上50%以下とすることにより、セカンドシート40とサードシート50との接着面積率が適正な面積となり、吸収性物品1の表面の体液の伝い漏れを抑制し、結果として横漏れや背漏れを防止することができる。接着面積率が10%未満では、セカンドシート40とサードシート50との間に隙間が生じ、セカンドシート40又はサードシート50の表面を体液が伝い流れしやすくなり、結果として横漏れや背漏れの原因となり、体液が吸収性物品1の端部に到達して下着等を汚すおそれがある。また、接着面積率が50%を超えると、液透過性が低下し、体液が吸収体20まで素早く到達せず、体液が吸収性物品1の表面を伝い流れしやすくなるおそれがある。
(第2ホットメルト接着剤層)
図3は、図2に示す未接着領域90及び第2ホットメルト接着剤層91の平面視形状を示すものである。便宜上、図3(a)に示すものを第2実施形態の吸収性物品2、及び図3(b)に示すものを第3実施形態の吸収性物品3とする。なお、吸収性物品2及び吸収性物品3の長手中心線X-Xによる幅方向断面図は同じ構造になる。図3では、吸収性物品2及び吸収性物品3の内部に存在する未接着領域90、及び第2ホットメルト接着剤層91を、説明の都合上実線で示している。吸収性物品2及び吸収性物品3は、未接着領域90、及びその幅方向両外側に配置された第2ホットメルト接着剤層91を有する以外は、吸収性物品1と同じ構成及び同じ変形例を有している。第2ホットメルト接着剤層91は、ホットメルト接着剤を種々の方法によりサードシート50の非肌側面に所定のパターンで塗布することにより、形成される。
図3に示すように、吸収性物品2、及び吸収性物品3では、サードシート50と親水性シート60とを、サードシート50の非肌側面の幅方向両端部付近に長手方向に延びるように設けられた一対の第2ホットメルト接着剤層91により接着している。これらの実施形態では、サードシート50と親水性シート60との間には、これらの幅方向中央部を長手方向に延びる帯状の未接着領域90が存在する。吸収性物品2では、未接着領域90は、吸収性物品2の長手方向一端から他端まで延びるように設けられている。吸収性物品3では、未接着領域90は、吸収性物品3の長手方向の一途中部から他途中部まで延びるように設けられている。本実施形態の未接着領域90の平面視形状は図3では矩形であるが、これに限定されず、例えば、略楕円形、略菱形、4角を丸めた角丸四角形、長円形等の形状でもよい。
ここで、幅方向中央部とは、サードシート50と親水性シート60とを製品仕様に積層したときの、厚み方向に重なり合う領域の幅方向中央部でもよいが、厳密には図3に示すように、吸収性物品2、3の長手中心線X-Xを中心とした長手方向の最長長さLOと、吸収性物品2、3の幅方向中心線Y-Yを中心とした幅方向の最長幅WOで囲まれる領域の幅方向中央部である。最長長さLO及び幅方向の最長幅WOは、サードシート50及び/又は親水性シート60の長手方向の寸法、幅方向の寸法やこれらの平面視形状を適宜選択して決定される。
この未接着領域90において、幅方向の最長幅WOの寸法は、例えば、15mm以上の範囲、15mm以上90mm以下の範囲、又は25mm以上70mm以下の範囲である。また、長手方向の最長長さLOの寸法は、例えば、70mm以上の範囲、又は90mm以上250mm以下の範囲である。WOが15mm以上90mm以下の未接着領域90が存在し、サードシート50と親水性シート60とを、吸収性物品2、3の中央部で接着しないことにより、サードシート50と親水性シート60との間に隙間が生じて、結果として体液拡散性が向上し、吸収性物品2、3の内部で体液が吸収体20の全体に素早く濡れ広がる。幅方向の最長幅WOが15mm未満では、サードシート50と親水性シート60との間に生じる隙間が小さくなり、結果として体液拡散性が低下し、吸収体20全体への濡れ広がりが遅くなるおそれがある。また、幅方向の最長幅WOが90mmを超えると、吸収体20のよれの発生やサードシート50又は、親水性シート60の表面を液体が伝い流れの原因となり、結果として着用快適性の低下や横漏れや背漏れのおそれがある。
未接着領域90以外の領域は、第2ホットメルト接着剤層91になる。サードシート50の非肌側面の面積に対する、第2ホットメルト接着剤層91の合計の接着面積の比率である接着面積率は例えば50%以下の範囲である。
第1ホットメルト接着剤層80、及び第2ホットメルト接着剤層91に用いられるホットメルト接着剤としては、融点が100℃以上180℃以下のものを特に限定なく使用でき、例えば、スチレン-ブタジエン-スチレン系共重合体、スチレン-イソプレン-スチレン系共重合体等の合成ゴム系ホットメルト接着剤、エチレン-酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系ホットメルト接着剤等が挙げられる。ホットメルト接着剤の塗布方法としては、例えば、ノズルから溶融状態のホットメルト接着剤を非接触式で塗布するカーテンコート法やスパイラル法、接触式で塗布するスロット法等、公知の方法が利用できる。
(吸収体)
本実施形態の吸収体20は、その長手方向の最長長さの寸法LO(図1)が、例えば、100mm以上800mm以下の範囲、150mm以上500mm以下の範囲、又は270mm以上500mm以下の範囲である。吸収体20の幅方向の最長幅の寸法WO(図1)は、例えば、50mm以上500mm以下の範囲、60mm以上400mm以下の範囲、又は70mm以上105mm以下の範囲である。また、吸収体20の平面視形状が砂時計型である場合は、長手方向寸法が180mm以上480mm以下の範囲、着用者の腹部及び背部にそれぞれ当接する腹側部及び背側部の幅方向寸法がともに60mm以上160mm以下の範囲であり、着用者の股間部に当接する股部の幅方向寸法が50mm以上140mm以下の範囲である。吸収体20の全面又は一部にエンボス加工を施してもよい。吸収体20の平面視形状としては、例えば、砂時計型、Iの字状、長方形、4角が丸まった角丸四角形、長円等が挙げられる。
(吸収性繊維)
吸収体20は、吸収基材として、吸収性繊維と、高吸収性ポリマー(以下「SAP」ともいう)と、を含有する。
吸収性繊維としては、生理用ナプキン、紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品製品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュー、吸収紙、親水性不織布等が挙げられる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N-BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等の綿状の解繊物が挙げられる。吸収体20に、吸収基材である吸収性繊維としてフラッフパルプを用いた場合、体液吸収量や肌触り等の観点から、吸収性繊維の坪量は、例えば、100g/m以上800g/m以下の範囲、又は325g/m以上615g/m以下の範囲である。
(高吸収性ポリマー)
高吸収性ポリマーとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、例えば、ポリアクリル酸塩、ポリアスパラギン酸塩、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン-無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等が挙げられる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、好ましくはポリアクリル酸塩であり、より好ましくはポリアクリル酸ナトリウムである。
吸収体20に含有されるSAPの坪量は、ゲルブロッキングを防止し、かつ、吸収体20により多量の体液を吸収させる観点から、例えば、240g/m以上450g/m以下の範囲、又は245g/m以上445g/m以下の範囲である。また、吸収体20において、フラッフパルプの重量に対する、高吸収性ポリマーの重量の比率である、[高吸収性ポリマーの重量/(高吸収性ポリマーの重量+フラッフパルプの重量)]×100(%)は、例えば、40重量%以上の範囲、40重量%以上100重量%以下の範囲、又は50重量%以上90%以下の範囲である。
また、粉体としての流動性が悪い微粉末の高吸収性ポリマーの使用を避けることにより、吸収に関する基本性能を高め、かつ、吸収体20が硬くなることにより発生するごつごつとした触感を低減する観点から、高吸収性ポリマーとしては中位粒子径を有する粒子状の高吸収性ポリマー12を用いることが好ましい。該中位粒子径は、例えば、50μm以上600μm以下の範囲又は100μm以上500μm以下の範囲である。
吸収体20において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成したものでもよく、吸収性繊維間にSAP粒子を固着したSAPシートでもよい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体20の形状の安定化の目的から、吸収体20の下に、キャリアシートを設けてもよい。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュー、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、複数のキャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
(バックシート)
バックシート30は、吸収体20が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、該基材としては、例えば、樹脂フィルム、、樹脂フィルムと不織布との積層体である複合シート等が挙げられる。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布積層体、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体等の複合不織布、これらの2種以上の複合材料等が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム、ポリエチレンとポリプロピレンとの複合フィルム等が挙げられる。
バックシート30の坪量は、強度及び加工性の観点から、例えば、15g/m以上60g/m以下の範囲である。また、装着時の蒸れを防止するため、バックシート30には、通気性を持たせることが好ましい。バックシート30への通気性の付与方法としては、例えば、基材の樹脂フィルムに公知の方法に従ってフィラーを配合する方法、バックシート30にエンボス加工を施す方法等が挙げられる。フィラーとしては炭酸カルシウム等が挙げられる。
(立体ギャザー)
図1及び図2に示すように、一対の立体ギャザー70は、例えば、着用者の排泄した体液の横漏れを防止する機能を有し、トップシート10の肌側面の幅方向両端付近を長手方向に延びるように設けられている。立体ギャザー70を構成するシート部材の幅方向一端はバックシート30の肌側面の幅方向両端付近に固定され、幅方向途中部はトップシート10の肌側面の幅方向両端付近に固定され、幅方向他端はトップシート10に固定されない自由端70aになる。自由端70a付近に長手方向に沿って弾性伸縮部材を配設することで、自由端70aが起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能になる。なお、吸収性物品1、2、3は、立体ギャザー70を含まない実施形態を包含する。
立体ギャザー70を構成するシート部材の幅方向一端の固定位置は本実施形態に限定されず、例えば、バックシート30の非肌側面の幅方向両端付近、その内部にセカンドシート40、サードシート50、親水性シート60、及び吸収体20を収納したトップシート10とバックシート30との部分接合体又は完全接合体の幅方向両端付近、トップシート10の肌側面の幅方向両端付近等でもよい。
立体ギャザー70を構成するシート部材には、疎水性繊維にて形成された撥水性又は液不透過性の不織布、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体である複合不織布等を使用できる。弾性伸縮部材としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用できる。立体ギャザー70の坪量は、例えば、13g/m以上20g/m以下の範囲である。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下、本発明について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
(吸収性物品の作製)
吸収体として、吸収基材であるフラッフパルプ7gと、SAPの6gとを混合物を所定の形状に成形したものを用い、トップシートとして、エアスルー不織布(坪量25g/m)を用い、液不透過性のバックシートとして、通気性ポリエチレンシート(坪量32g/m)を用い、セカンドシートとしてエアスルー不織布(坪量30g/m、密度30g/cm)を用い、立体ギャザーとして、スパンボンド不織布/メルトブローン不織布/スパンボンド不織布積層体である複合不織布(坪量15g/m)、親水性シートとしてティシュー(坪量16g/m)を用い、キャリアシートとしてスパンボンド不織布(坪量15g/m)を用いた。
また、サードシートとして軟質ポリウレタンフォームシート(坪量40g/m、連続気泡体、発泡倍率12倍、圧縮剛性LC:0.8、圧縮回復性RC:50%)を配置した。その際、セカンドシートとサードシートとの間に接着面積率30%でホットメルト接着剤層を形成し、セカンドシートとサードシートとを接着した。また、サードシートとティシューとの間に、図3(a)に示すように、幅方向中央部を長手方向一途中部から他途中部に延びる、幅78mmの未接着領域を設け、その幅方向両側にホットメルト接着剤層を設け、サードシートとティシューとを接着した。こうして、実施例1の吸収性物品を作製した。得られた吸収性物品の寸法は、長手方向が273mm、幅105mmであり、吸収体の寸法は、長手方向が220mm、幅71mmであった。
(比較例1)サードシートを配置しない以外は、実施例1と同様にして比較例1の吸収性物品を作製し、(比較例2)セカンドシートを配置しない以外は、実施例1と同様にして比較例2の吸収性物品を作製し、(比較例3)セカンドシートとサードシートとの間を接着面積率80%で接着した以外は、実施例1と同様にして比較例3の吸収性物品を作製し、(比較例4)サードシートとティシューとの間を、ホットメルト接着剤で接着する際に、幅方向中央部に、幅12mmの未接着領域を設けた以外は、実施例1と同様にして比較例4の吸収性物品を作製した。
実施例1及び比較例1~4で得られた各吸収性物品について、次の評価試験を実施した。結果を表1に示す。
(吸収性物品表面の肌触り)
8名のパネラーが、吸収性物品の表面の肌触り感を評価した。吸収性物品の表面を触り、「表面が柔らかく感じた」評価者が6人以上8人以下のときを「○」、「表面が柔らかく感じた」評価者が3人以上5人以下のときを「△」、「表面が柔らかく感じた」評価者が1人もしくは2人のとき、又は「表面が柔らかく感じた」評価者が1人もいないときを「×」とした。
(吸収性物品の漏れやすさ)
8名のパネラーが、吸収性物品の漏れにくさを評価した。吸収性物品1枚を実際に使用し、「横漏れや背漏れが生じなかった」評価者が6人以上8人以下のときを「○」、「横漏れや背漏れが生じなかった」評価者が3人以上5人以下のときを「△」、「横漏れや背漏れが生じなかった」評価者が1人もしくは2人のとき、又は「横漏れや背漏れが生じなかった」評価者が1人もいないときを「×」とした。
(吸収速度3回法)
底面積16.8cmの円柱の中央に内径19mmの穴が開いており、重さを755.6gとした測定冶具を、吸収性物品の長手方向、かつ幅方向の中央部の上に置き、上部の穴から生理食塩水それぞれ40mlを投下し、生理食塩水が吸収性物品に接触した時点から治具中央円内の円周に液体が完全に吸い込まれるところを終点として時間を計測した。
(液戻り量)
トップシートを上に向けた状態で、生理食塩水120mlを吸収体の中心部に向かって注水し、10分間放置した後、生理食塩水の吸収部位に、あらかじめ重量を測定したろ紙(ADVANTEC社製 No.2 ろ紙、直径55mm)を置き、その上に35kgf/cmの錘を乗せ、30秒経過後、ろ紙の重量を測り、ろ紙の重量差を液戻り量とした。
Figure 2022025534000002
表1から、本実施形態の所定の構成を有することで、肌触りがよく、漏れが防止され、吸収速度が速く、液戻り量が少なく、各種特性を高水準でバランス良く併せ持つ吸収性物品が得られることがわかる。
1、2、3 吸収性物品
10 トップシート
20 吸収体
30 バックシート
40 セカンドシート
50 サードシート
60 親水性シート
70 立体ギャザー
70a 自由端
80 第1ホットメルト接着剤層
90 未接着領域
91 第2ホットメルト接着剤層

Claims (8)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートの非肌側に配置されたセカンドシートと、前記セカンドシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品であって、
    前記セカンドシートは、密度20g/cm以上40g/cm以下の嵩高な不織布であり、
    前記セカンドシートの非肌側に配置された、軟質ポリウレタンフォームを含むサードシートと、
    前記吸収体と前記サードシートとの間に配置された、前記吸収体を被覆する親水性シートと、
    前記サードシートの肌側面に設けられ、前記セカンドシートと前記サードシートとの間に介在する第1ホットメルト接着剤層と、
    前記サードシートの非肌側面に設けられ、前記サードシートと前記親水性シートとの間に介在する第2ホットメルト接着剤層と、をさらに備え
    前記第1ホットメルト接着剤層は、前記サードシートの肌側面の接着面積率が10%以上50%以下であり、
    前記第2ホットメルト接着剤層は、前記サードシート及び前記親水性シートの幅方向中央部を長手方向に延びる、幅15mm以上90mm以下の未接着領域が存在することを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記セカンドシートが、エアスルー不織布であることを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記親水性シートがパルプを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記トップシートが、エアスルー不織布であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体が、フラッフパルプと高吸収性ポリマーとを含有し、前記吸収体全体の重量に対する前記高吸収性ポリマーの重量の比率が、40重量%以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記サードシートの坪量が70g/m以上300g/m以下であることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記サードシートの圧縮剛性LCが0.5以上0.9以下であることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記サードシートの圧縮回復性RCが15%以上60%以下であることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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